JP2014014563A - 展示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】規模の大きな展示装置とプランターのような小さな展示装置との中間に位置し、屋内外を問わず、多様に利用できる展示装置1の提供。
【解決手段】移動できる基体2とフレーム3及び複数本のワイヤー4を備え、フレーム3は左右の縦フレーム材6,7と上下の横フレーム材8,9を組み合わせてなり、フレーム3の基部が基体2に取付け部材5を用いて固定され、フレーム3の上横フレーム材8と下横フレーム材9間に複数のワイヤー4が張設される。この単体展示装置1の複数個を相互に結合して連結展示装置47とすることがある。
【選択図】図1

Description

この発明は、ワイヤーや線材あるいは細いロッドなどを利用した展示装置に関し、建物の壁や構築物から独立して展示が可能な、かつ、屋内外で多様に利用できる展示装置に関する。
展示装置を広く解釈すると、ポスターやオブジェなどを飾るコマーシャルボードの他に住環境に癒し効果を提供する植栽装置も含まれる。従来のコマーシャルボードは、壁に固定されているか建物から独立していても構築物に固定されて移動ができないため、展示内容は変えることができてもボード自体の提供形態に変化をつけることが難しい。また、植栽装置は大型のものは壁に固定されていたり、構築物の一つとして提供されていたりする。一方、従来のいわゆるプランターは、移動が可能であるが、基本的に長方形をした単なる容器であり、床面あるいは地面に近い低い位置に、直列、あるいはプランターの植栽面とほぼ等しい狭い長方形の領域に緑を展示する(観賞可能にする)だけである。
一方、生活環境の変化から、前記のような固定的な展示や小規模の展示の他にこれらの中間に位置するような比較的大きな面積を有する展示が可能で、かつ、移動可能であると共に、その形態に変化をつけやすい展示装置が要望されている。
例えば、レストランやホテルのロビーあるいは公共の建物や集合住宅のエントランスなどに“緑”、“自然”を配置する試みが行われているが、前記のように、従来のプランターではその効果が弱い。
特許文献1の陳列装置は、フレーム5の複数本を縦横に接続して陳列空間を構成するものであって、実施例の一つとして横フレーム5aから吊条39により展示板40を吊下ろし、重り41で安定保持させた構造を開示している。吊条39はおそらくワイヤーであり、また、この陳列装置はフレーム5をさまざまに組み合わせることで陳列装置としての形態を変化させやすい。
特開2002−112863号公報
しかし、特許文献1の陳列装置は、フレーム5が複数の縦軸線を横軸線と補強線とでトラスに組んだ構造であるなど、大規模展示会で展示ブースを構成する際に使用するような展示装置としては比較的規模の大きなものである。
本願の発明は、このような規模の大きな展示装置と前記プランターのような小さな展示装置との中間に位置し、移動させることが可能な程度の規模であって、屋内外を問わず多様に利用できる展示装置の提供を課題とする。
移動が可能な基体とフレーム及び複数本のワイヤーを備えた構造とする。“移動が可能な”とは、恒久的に固定されておらず、数人の人手でそのままあるいはキャスターなどの簡単な補助を利用して移動が可能な規模のとの意味である。取付け部材を用いて基体にフレームを固定する。そして、フレームにワイヤーの端部(基部)を取付け、ワイヤーに展示物を支持可能とした構造を基本とする。ワイヤーの他端(先端)は、フレームの上横フレーム材や天井あるいは壁面に固定される。また、このような構造の単体展示装置を複数連結して連結展示装置(後述)とすることがある。
前記のフレームは、左右の縦材と上下の横材を組み合わせたものとすることがあり、フレームの下部(基部)が基体に取付け部材を用いて固定される。そして、フレームの上横材と下横材間に複数のワイヤーを張設する。フレームとワイヤーによって、一定の面積を有して立上った展示面が提供される。
また、単体展示装置において、基体に対するフレームの固定位置を基体の前後方向で選択可能な構成としたり、基体に対して固定するフレームの数を前後方向で複数個としたり、フレームで構成する展示面の種類を、上横材と下横材間に複数のワイヤーが張設された展示面及びフレームと透明な展示用ボードが取付けられた展示面とし、これらを前後に組み合わせて配置したり、あるいは、基体に対して前後に配置され展示面を有するフレーム間を相互に結合して補強したり、閉じた空間に形成したりすることがある。
さらに、上記のような単体展示装置の複数をそれぞれのフレーム端部を相互に結合して連結展示装置とすることがある。連結の態様は、平面視において折れ線状に連結した線状の場合と1点を中心に連結した放射状とする場合がある。
取付け部材は、横金具、固定プレート、アングル受け金具及びこれらを相互に固定する係合ボルトとナット、アングル突っ張り金具及び突っ張り用のいもねじを有したものとする。
横金具は基体の前後方向に前後壁の内面にわたって固定される帯状の金具であり、前後の端部が同じ方向へ直角に屈曲されている。この屈曲部は横金具における前後の固定部となる。横金具はまた、前後の固定部間に数個の切欠きが形成されており、切欠きの位置が、フレームの基部を取り付ける位置となる。前記の固定プレートには横金具の前後固定部に向かって突出するボルトが先付けされている。
固定プレートは、基体の前後壁に固定する。そして、固定プレート間に横金具を帯状面が垂直となるように配置して固定部を固定プレートのボルトに固定することにより、横金具を基体に取り付ける。ついで、フレームの基部を横金具の決められた位置に配置して係合ボルトとナット及びアングル受け金具あるいはアングル突っ張り金具を用いて、基体にフレームを固定する。
屋内あるいは住環境に一定の面積を有して立上った展示面が提供され、展示効果、装飾効果が大きい。展示物が植栽の場合には、一定の面積を有して立上った緑の面が展示され装飾とともに癒し効果が大きい。また、屋外に設置されて展示とともに目隠しや日よけあるいはパーティションとして利用されることもある。
一部を透視して全体を示した斜視図(実施例1)。 図1のA−A線位置の横断面図。 基体の構造と分解して示す取付け部材の斜視図。 係合ボルトによる固定構造を示した断面図。 突っ張り金具とこれを固定するためのいもねじの斜視図。 縦フレーム材に下横フレーム材の端部を結合した際の断面による正面図。 単体展示装置の様々な利用形態を示した斜視図。 基体部分を透視して示す断面による正面図(実施例2)。 斜視図(実施例3)。 図1のB−B線を含む水平面による断面を示した平面図(実施例4)。 全体を示した斜視図(実施例5)。 側板の取付け構造を拡大して示す斜視図。 斜視図(実施例6)。 補強桟取付け構造の拡大図。 (イ)、(ロ)は、いずれも正面図(実施例7)。 (イ)は、連結金物における円盤の平面図、同(ロ)(ハ)は、連結展示装置を放射状に連結するときの取付け間隔を説明するための平面図。 (イ)は、線状に連結した連結展示装置の斜視図、同(ロ)は囲い込み状に連結した連結展示装置の斜視図。 その他の実施例の一部を示した(イ)は断面図、(ロ)は斜視図。
〔実施例1〕
図1は、本発明による展示装置1の基本的な構造に基づいたものであり、基体2とフレーム3、複数本のワイヤー4及び取付け部材5とからなる。
基体2はこの実施例において角形の有底容器状であり、移動が可能である。すなわち、床あるいは地面へ恒久的には固定されておらず、数人の人手によって移動が可能な規模である。基体2は、この実施例において樹脂の成形品であり、図3に示すように、肉厚d1=10mm(一部d2=15mm)で、高さH=600mm、前後方向D=300mm、長さW=900mmである。なお、基体2の素材は、樹脂以外に金属(鋼板あるいはステンレスのプレス成形品)、セラミック(瀬戸物やコンクリート製)、防腐処理木材などのこともある。
基体2の内部には、展示物のための種々な機器や植栽のための培養土あるいは潅水装置などが収納される。また、基体2の表面には設置される場所の雰囲気に応じた装飾がほどこされている。装飾のための手段は、塗装、装飾シートの貼着、エンボス加工などである。セラミックの場合は成形時に浮き彫りなどを付けることができ、木材の場合は木目を浮き出させて装飾模様とすることができる。
フレーム3は、左右の縦フレーム材6,7と上下の横フレーム材8,9を方形に組み付け、左右のフレーム材6,7を縦通しに、すなわち、左右のフレーム6,7で上横フレーム8をはさみ込む格好で組み付けてある。これらのフレーム材6〜9は、この実施例においていずれもアルミ合金の押出成形品であり(図2)、この実施例において、肉厚a=1.5mm、縦h=33mm、横t=30mmで、図2に断面を示すように、内部空間が隔壁10によって図2において左右の空間12,11に分割され、実施例ではこの図において、右側空間11が左側空間12よりも大きい。フレーム3は通常、空間の大きな側(右側空間11)をフレーム3が囲む領域の内側となるようにして組み付けられる(以下、空間の大きな側をフレーム材6〜9の内側、小さな側をフレーム材6〜9の外側と呼ぶ)。そして、フレーム材6〜9のそれぞれの内側面と外側面にそれぞれ幅8.5mmのスリット11a,12bが長手方向に連続して形成されている。
ワイヤー4はこの実施例において、φ3mmのステンレス製であり、複数本が上横フレーム材8と下横フレーム材9との間に張設されている。なお、ワイヤーにいま一本のナイロンをかぶせたワイヤーを螺旋条に絡めた、いわゆるスパイラルワイヤの場合は全体の外径がφ6mm程度となる。ワイヤー4の両端を取り付ける上下の張設具13,14は、これらフレーム材8,9の内側に形成された内側面のスリット11aを利用してフレーム3に固定される(なお、フレーム材8,9が断面に関して逆になっている場合はスリット12aを利用することになる)。
取付け部材5は横金具15(図3)、固定プレート16、アングル受け金具17及びアングル突っ張り金具18を有する。また、これらを相互に固定する係合ボルト19及びナット20と突っ張り用のいもねじ21が準備されている。
横金具15は帯状の金具であって、図3のように、基体2の前後方向に、基体2の前後壁22,23の内面にわたって固定される。帯状の横金具15は、前後の端部が同じ方向へ直角に屈曲されて前後の固定部24,25とされ、前後の固定部24,25間にフレーム3の基部(この実施例では左右の縦フレーム材6,7の下部)を取り付ける位置が決められている。この位置は、固定用の係合ボルト19を差し込む切欠き26として構成されている。
固定プレート16は、この実施例において矩形のFRP板に横金具15の固定部24,25に向かって突出する突出ボルト27が先付けされた構成である。この実施例において、固定プレート16は、基体2の完成後に前後の壁の左右端部(つまり、4箇所)に接着により固定されている。なお、固定プレート16は、合成樹脂の基体2が成形される際に、基体2の内側面であって、その前後壁22,23の両端部に(つまり、左右で4箇所に)それぞれモールド成形により固定される構造であっても良い。いずれにしても、固定プレート16が取付けられた箇所では基体2の壁厚が大きくなっている。
なお、係合ボルト19は、図4に示すように、ねじ28の内端に段差付の係合部29を一体に有し、ねじ部にスプリング30を介在させてワッシャー31が嵌め込まれ、その外側にナット20がねじ込まれる構造である。係合部29は縦に長く、幅は前記のフレーム材6〜9における内側面及び外側面のスリット11a、12aの幅よりもわずかに狭くされている。係合ボルト19はスリット11a、12aあるいは切欠き26から係合部29を差込み、90°回転させてナット20によって引き込むことにより、ワッシャー31との間に被固定物を挟みこむことにより固定する。スプリング30は、固定した後の緩み止めの機能、及び、係合ボルト19をスリットあるいは切欠きに沿って移動させ、適宜な位置で行う仮止めできる機能がある。
横金具15は、前後の固定プレート16間にその帯状面が垂直となるように配置し、前後の固定部24,25を固定プレート16の突出ボルト27にナット20で固定する。次いで、前記フレーム3の基部を横金具15のあらかじめ決めた位置(この実施例では最も後方)に配置して、その箇所の切欠き26を利用してフレーム3を基体2に係合ボルト19とナットによって固定する(図4)。なお、係合ボルト19は上下方向で2か所に使用され、固定された右縦フレーム材7が回転しないようにされている。左縦フレーム材6と左側の横金具15との取付けも右の場合に同様である。
なお、横金具15の切欠き26の配置は横金具15の上下端縁で異なる配置としてもよい。この場合、横金具15を上下反転して使用すると、左縦フレーム材6を配置する位置を数多く設定することができる。
フレーム3の下横フレーム材9は、左右の縦フレーム材6,7の間に両端をこれらのフレーム材6,7に突き当てた状態で配置され、アングル突っ張り金具18(図5、6)を用いて取付けられる。すなわち、アングル突っ張り金具18は断面凸形の中実な金属棒を凸側を内側にして直角に屈曲した垂直部32と水平部33が一体となった金物であり、垂直部32と水平部33にそれぞれ2個ずついもねじ21(すり割付とめねじ)をねじ込むためのねじ孔34が貫通して形成されている。凸部の突出高さはフレーム材(例えば、下横フレーム材9、ただし、この実施例ではどのフレーム材も同じ押出成形材からの切り出し)の肉厚1.5mmにほぼ等しく、凸部の幅はフレーム材内側面のスリット11aもしくはスリット12aの幅にほぼ等しくされている。
下横フレーム材9を右縦フレーム材7と連結するには、下横フレーム材9の両端部へアングル突っ張り金具18の水平部33を差し込んでおいてから垂直部32を右縦フレーム材7と左縦フレーム材6の下端から差し込んで移動させ、下横フレーム材9を所定の位置へ配置する(実施例では、基体2の後壁の上縁)。ついで、ねじ孔34にいもねじ21をねじ込む。いもねじ21は下部がねじ孔34を貫通して下端が右縦フレーム材7の隔壁10(図2)に衝突する。引き続いてねじ込むと、今度はアングル突っ張り金具18自体が持ち上げられ、アングル突っ張り金具18における段差による肩部が右縦フレーム材7の内側面の壁に内側から当接して突っ張るので、アングル突っ張り金具18が右縦フレーム材7に突っ張りにより固定される。同様にして、水平部33のいもねじ21をねじ込むことにより、水平部33と下横フレーム材9とが結合される。また、左縦フレーム材6といまひとつのアングル突っ張り金具18も同様にして固定され、下横フレーム材9が左右の縦フレーム材6,7間に取付けられる。
以上のように構成された実施例1の展示装置1(単体展示装置)は、複数のワイヤー4が装飾物となってそのままでもオブジェのような展示物となるが、基体2に植栽装置(培養土、灌水装置、あるいは培養土を納めたポットなど)を納め、これらによって生長したつる性植物をワイヤー4のそれぞれに絡ませると、一定の面積を有して立上った緑の面が展示される。したがって、図7のように、この緑の単体展示装置1をロビーやホールに配置すると広い空間の装飾になるとともに緑を目にすることによる癒し効果が大きい。
その際、フレーム3を構成するフレーム材6〜9の中空を利用してその内側空間に高輝度の直線型LEDとその配線を配置し、ワイヤー4に絡む植栽を四周から照明すると緑が映え、装飾及び癒し効果がより効果的となる。
植栽ではなく、ワイヤー4に液晶ディスプレイなどを吊るしてインフォメーションや映像によるムードつくりの展示装置とすることもできる。いずれにしても、植栽、ディスプレイあるいはインフォメーションボードの背景は複数本のワイヤー4であって背後をある程度、透視できるので、ボードのようなべったりと不透明な重苦しや遮断された感じが生じない。
なお、最近のガーデニングによると、ポット栽培が可能なつる性植物は多年生のものも増え、また、面状に登攀しやすく、かつ、面状に栽培したつる性植物は遮蔽性に優れることがわかってきた。そして、つる性植物特有の艶のある緑色とか、きれいな花、芳香のある花など、癒し効果にも優れ、現代の生活環境に必要な要素を備えたものであることもわかってきた。しかし、つる性の植物は自立が難しいので、これを栽培するときは支柱を立ててこれにからませるのであるが、プランターは埴土の深さや固さを一定以上にできないので支柱を確実に立設することが難しい。その上、複数の支柱の高さを揃えるなど全体に整った状態で直立させ、かつ、その状態を維持することは難しく、やがて支柱が傾いたり高さが乱れてしまい、見た目に見苦しいものとなる。結局、つる性植物が備えている前記の特徴が十分に活かされていないのであるが、実施例1はこの特徴を生かすことができる。
〔実施例2〕
図8は、第2の実施例を示し、実施例1とは基体2に取り付けるフレーム3が下横フレーム材9と上横フレーム材8とだけで構成されている点が異なる。この場合のフレーム3は、2本のフレーム材8,9であるが、本願ではこれも含めてフレームと称する。この実施例の下横フレーム材9は、左右の両端面を基体の前後壁22,23の内面に突き当てて、基体2に固定した横金具15の中央部にアングル受け金具17と係合ボルト19、ナット20を用いて固定されている。アングル受け金具17は、垂直部35と水平部36を備えたL字金物であり、図3のように、垂直部35、水平部36の端部から内側へ長い切り込み37が形成されている。アングル受け金具17の垂直部35を横金具15に重ねて係合ボルト19、ナット20で固定し(2か所)、アングル受け金具17の水平部36を下横フレーム材9の外側面(下面側)に重ね、係合ボルト19の係合部29を切り込み37から下横フレーム材9のスリット12aに差込み、ナット20をねじ込んで両者を固定する(2か所)。このようにして、下横フレーム材9の両端を基体2に固定する。上横フレーム材8は天井(ハッチング部分)に固定する。
この下横フレーム9には、複数のワイヤー4のそれぞれの基部(一端)を取付けて先端(他端)は、上横フレーム材8に張設具13で取付け、この上横フレーム材8を天井や壁に固定する。なお、ワイヤー4の先端は、建物の天井や壁などへ直接に取付けても良い。したがって、上横フレーム材8と左右の縦フレーム材6,7は存在しない。
実施例2は、このような単体展示装置1を植栽に用いた例であり、基体2の内部にはつる性植物を植える培養土38が基体2の上面近くから深さ約400mmくらいに充填されている。培養土38は下部のかさ上げ材または、排水材39の上方に充填されている。なお、培養土の深さは植生の成長に関係するものであり、深さH=600mmの基体2では、上面から深さ300mmまでから同550mmくらいのものが準備される。なお、簡単な構造のものでは基体2の上部から内寸に納まる樹脂製プランターを嵌め込み、ここに培養土を入れることがある。
なお、培養土への灌水は基体2の外部に置いた電動ポンプからドロッピングパイプを通じて植生の株元へ行うようにしてもよく、ジョーロで行うこともある。
他の灌水装置として培養土中に埋め込み、そこから土中に水が拡散していく吸水部材に、水の拡散に伴い吸水部材中に生じる負圧を利用して水を補給する、モーターのような可動部材を有しない気圧方式のものであってもよい。
〔実施例3〕
また、実施例2の構造では、ワイヤー4の先端を建物の天井や壁などに取り付けるので、図9のように、ワイヤー4の張設方向をさまざまなものとすることができ、変化に富んだ展示装置となる。
〔実施例4〕
図10は第4の実施例であり、2つのフレーム3を横金具15へ近接して平行に取付け、それぞれにワイヤー4を張設したものである。表裏に展示物を展示することができる。植栽の場合には、立ち上がった緑の面における緑の密度を上げることができる。
〔実施例5〕
図11A,Bは、第5の実施例であり、基体2にフレーム3を2個取り付けている点で実施例3に類似するが、実施例5では、前方のフレーム3aに透明なアクリル板の側板40が取り付けられ、後方のフレーム3bに複数のワイヤー4が張設されている。前方のフレーム3aを構成するフレーム材6〜9の内部には高輝度のLEDを直線状に配置した光源装置が配置され、アクリル板40の縁端面からアクリル面を照明する。この時、アクリル面に光を乱反射する凹凸面で文字や図柄を描いておくと、縁端面からの光が文字や図柄の位置で乱反射されて、目的とする図柄や文字をほのかに浮かびあがらせることができる。後面の植栽による緑と組み合わせて独自のムードを醸す単体展示装置1となる。
本願発明の場合、基体2に立設するフレーム3は前後方向で複数個を利用することができ、また、これらのフレーム3は同じものを複数であってもよく、ワイヤー4を張設したものとアクリル板を配置したものなどのように、異なるものの組み合わせであっても良い。アクリル板40のように透明板を取付けそれぞれに縁端面から光が供給されて図柄が浮かびあがるものでは、このようなフレーム3を複数重ねることで、正面から見た場合に奥行きのある独特な雰囲気を作り出す単体展示装置1となる。
なお、前後方向で立設する複数個のフレーム3は、基体2に対して下部だけの支持なので上方が不安定になる場合がある。このときは、図11Bのように、前後のフレーム3a,3bの縦フレーム6,6間にアクリルの側板41を係合ボルト19、ナット20で取り付け安定させる。アクリル側板41は、左右の縦フレーム6,6間に取り付けるが、上下方向に間隔を置いて複数枚を階段状に配置してもよい。
〔実施例6〕
図12は、第6の実施例であり、実施例5(図11)のように、フレーム3を2個、基体2へ立設した構造において、2個のフレーム3の上端をその左右において連結フレーム材42を、アングル受け金具17と結合平板金物43及び係合ボルト19、ナット20を用いて前後に結合し(図12B)、基体2のフレーム構造を箱形にしたものである(図12A)。フレーム3は箱形の枠構造により頑丈なものとなり、不安定にがたついたり、揺れたりすることがない。また、前後のフレーム3,3間を閉じた空間とすることも考えられる。
〔実施例7〕
図13は実施例7としてフレーム3の外形やワイヤー4の張設態様に変化をつけて単体展示装置が持つ雰囲気を異ならせたものである。
図14(イ)は連結金物44を示し、複数の取付け孔45を所定間隔に設けた鋼板製の円盤46と結合平板金物43とで構成される。円盤46の取付け孔45は、90°間隔(図14(ロ))と120°間隔(図14(ハ))となるように配置されている。
連結金物44は、図15(イ)(ロ)に示すように、実施例1〜5のような単体展示装置1を複数連結して連結展示装置47とするためのものである。
複数の単体展示装置1のそれぞれにおけるフレーム3の端部を順次相互に前記の連結金物44を用いて結合することにより、線状に連結した連結展示装置47(図15(イ))を構成することができる。なお、線状とは言っても直線では連結展示装置47は倒れやすくなるので、単体展示装置1は90°又は120°の角度を持って折れ線状に結合される。
また、複数の展示装置1のそれぞれにおけるフレーム3の端部を1点に集中させて結合することにより放射状に連結した連結展示装置46(図15(ロ))を構成することができる。この実施例では、90°間隔で円状か、120°間隔で円状の配置とすることができる。2基の単体展示装置1を90°か120°あるいは30°の間隔で連結することもある。
以上実施例について説明した。本願の発明はこれら実施例以外の態様にも構成することができる。例えば、ブロック状に成形した培養体に植物を植栽し、このブロックを多数展示装置1のワイヤー間に取付けて、フレーム3の全体として面状に植物を植えつけた展示物とすることもできる。
縦フレーム材6,7と横フレーム材8,9との結合部には角金物のような角部を覆う補助部材やキャップを取付けると展示装置1としての見栄えが改善される。また、フレーム材の鋭い切断面により怪我をする危険を排除できる。
フレーム材は、図16(イ)のように、隔壁10を備え、隔壁10に対して対向位置にあたる個所にスリット11a,12aを形成した、基本的に断面円形の押し出し形材であっても良い。また、このような丸パイプの場合はベンダーを用いて角を丸く折り曲げ横フレームと縦フレームを構成することがある(図16(ロ))。
実施例はワイヤーで説明したが、線条やスパイラルワイヤあるいは細いロッドなどでも同様に構成することができる。
1 展示装置
2 基体
3 フレーム
4 ワイヤー
5 取付け部材
6 左縦フレーム材
7 右縦フレーム材
8 上横フレーム材
9 下横フレーム材
10 隔壁
11 右側の空間
11a 内側面のスリット
12 左側の空間
12a 外側面のスリット
13 上張設具
14 下張設具
15 横金具
16 固定プレート
17 アングル受け金具
18 アングル突っ張り金具
19 係合ボルト
20 ナット
21 いもねじ
22 前壁
23 後壁
24 前固定部
25 後固定部
26 切欠き
27 突出ボルト
28 ねじ
29 係合部
30 スプリング
31 ワッシャー
32 垂直部
33 水平部
34 ねじ孔
35 垂直部
36 水平部
37 切り込み
38 培養土
39 排水材
40 アクリル板
41 側板
42 連結フレーム材
43 結合平板金物
44 連結金物
45 取付け孔
46 円盤
47 連結展示装置

Claims (9)

  1. 移動が可能な基体とフレーム及び複数本のワイヤーを備え、基体にフレームを取付け部材を用いて固定し、フレームにそれぞれのワイヤーの端部を取付けてワイヤーに展示物を支持可能としてあることを特徴とした単体展示装置。
  2. フレームは左右の縦材と上下の横材を組み合わせてなり、フレームの基部が基体に取付け部材を用いて固定されるとともに、フレームの上横材と下横材間に複数のワイヤーが張設されていることを特徴とした請求項1に記載の単体展示装置。
  3. 基体に対するフレームの固定位置を基体の前後方向で選択可能としてあることを特徴とした請求項1又は2に記載の単体展示装置。
  4. 基体に対して固定するフレームを前後方向で複数個としてあることを特徴とした請求項1又は2に記載の単体展示装置。
  5. 移動が可能な基体とフレーム及び複数本のワイヤーを備え、基体にフレームを取付け部材を用いて固定し、フレームは左右の縦材と上下の横材を組み合わせてなり、フレームの基部が基体に取付け部材を用いて固定されるとともに、上横材と下横材間に複数のワイヤーが張設されているフレームと透明なボードが取付けられているフレームとを前後に組み合わせて配置してあることを特徴とした単体展示装置。
  6. 移動が可能な基体とフレーム及び複数本のワイヤーを備え、基体に複数のフレームを取付け部材を用いて固定し、フレームは左右の縦材と上下の横材を組み合わせてなり、フレームの基部が基体に取付け部材を用いて固定されるとともに、基体に対して前後に配置されたフレーム間が連結フレーム材で相互に結合されていることを特徴とした単体展示装置。
  7. 請求項1〜6に記載の単体展示装置のいずれかあるいは組み合わせの複数をそれぞれのフレーム端部を相互に結合することにより、線状に連結してあることを特徴とした展示装置。
  8. 請求項1〜6に記載の単体展示装置のいずれかあるいは組み合わせの複数をそれぞれの端部を1箇所で相互に結合することにより、放射状に連結してあることを特徴とした展示装置。
  9. 取付け部材は横金具、固定プレート、アングル受け金具及びこれらを相互に固定するボルト、ナットとアングル突っ張り金具及び突っ張り用のとめねじを有し、横金具は基体の前後方向に基体の前後壁内面にわたって固定される帯状の金具で、前後の端部が同じ方向へ直角に屈曲されて前後の固定部とされ、前後の固定部間にフレームの基部を取り付ける位置が決められており、固定プレートは横金具の前記前後固定部に向かって突出するボルトが先付けされており、基体の前後壁にそれぞれ前記固定プレートを固定し、これらの固定プレート間に横金具を帯状面が垂直となるように配置して前後固定部を固定プレートのボルトに固定することにより取り付け、フレームの基部を横金具の決められた位置に配置してボルトナット及びアングル受け金具あるいはアングル突っ張り金具を用いて相互に固定することを特徴とした請求項1〜8のいずれか一つに記載の展示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112890544A (zh) * 2021-01-26 2021-06-04 北京优森美驰会展服务有限公司 一种发布会活动用展示柜

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