JP2014014239A - 充電装置、充電方法、および作業機械 - Google Patents

充電装置、充電方法、および作業機械 Download PDF

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淳二 津村
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高志 伊君
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健 竹内
Hiroshi Kuroda
浩史 黒田
Itaru Naya
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Abstract

【課題】従来の充電装置では、バッテリを保管するための最適な充電率を考慮することなく、充電制御が行われているという課題が残っている。
【解決手段】充電開始時から充電を開始し、最適充電率に達した時点で充電を一旦停止させる。この充電制御を第1の充電制御と呼ぶ。第1の充電制御が終了した後は、バッテリ10の劣化抑制に最適な最適充電率となっているので、次の充電が開始するまでこのまま保管を継続する。その後、再び充電を開始し、最大充電率まで充電制御を行う。この充電制御を第2の充電制御と呼ぶ。第2の充電制御が終了した後に、バッテリ10と充電装置100を切り離して、バッテリ10を使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリを充電するための充電装置、充電方法、および作業機械に関するものである。
従来から知られている一般的な充電装置では、充電を連続的に行うこととしているが、充電完了後から次の使用開始時までの保管期間が長い場合には、自己放電を招来するばかりなく、高い充電率で保管されることに起因したバッテリ劣化が問題となっていた。
このような問題を解決するために、特許文献1に記載の電気自動車用蓄電池充電制御装置では、充電開始指示キーによって充電指示されたときにおける電気自動車用蓄電池の放電量と充電器に供給されている電源電圧値と予め定められた充電電流値とに基づいて必要充電期間を演算し、演算された必要充電期間と乗車予定時刻設定キーによって設定された乗車予定時刻とに基づいて乗車予定時刻に充電が終了するように充電開始時刻を充電開始時刻演算回路によって演算し、演算された充電開始時刻から前記充電電流値によって充電を開始させている。
特開平8−214412号公報
特許文献1に記載の充電制御によれば、乗車予定時刻に充電が終了するよう充電開始の時刻を制御しているので、充電完了後の放置に起因した自己放電を防止することは可能となるが、その充電開始の時刻に至るまでの保管中には蓄電池の充電率が適切な値となっていないので、依然として蓄電池の劣化抑制に対する対策がなされていないという課題が残っている。
より具体的に述べると、リチウムイオン電池などでは、充電率が高い状態で保管すると、充電率が低い状態で保管する場合よりも電池の劣化が進展してしまうことが知られている。同様に、充電率が低すぎる状態で保管した場合にも、劣化の進展がみられる。劣化を抑制する観点から、リチウムイオン電池については、50パーセント付近の充電率で保管するのが適切である。
このように、従来の充電装置では、バッテリを保管するための最適な充電率を考慮することなく、充電制御が行われているという課題が残っている。
請求項1に記載の発明は、バッテリの最大充電率を設定する最大充電率設定手段と、前記バッテリを保管するのに適した最適充電率を設定する最適充電率設定手段と、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電するために要する所要時間を記憶しておく記憶手段と、前記バッテリの次回使用開始日時を設定する次回使用開始日時設定手段と、前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より低いときには、前記バッテリを前記初期充電率から前記最適充電率まで充電させる第1の充電制御手段と、前記第1の充電制御手段により前記バッテリが前記最適充電率に達した後は、前記次回使用日時設定手段により設定された前記次回使用開始日時から、前記記憶手段に記憶されている前記所要時間を差し引くことにより得られる日時に至るまで、前記バッテリの充電を停止させる充電停止制御手段と、前記充電停止制御手段による充電の停止期間が満了した後に、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電させる第2の充電制御手段とを備えた充電装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の充電装置において、前記次回使用開始日時における作業内容に応じて、前記最大充電率設定手段により設定する最大充電率を可変設定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の充電装置において、前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より高いときには、前記第1の充電制御手段による充電制御に替えて、前記最適充電率に達するまで前記バッテリを放電させる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の充電装置を搭載した作業機械である。
請求項5に記載の発明は、バッテリの最大充電率を設定する最大充電率設定工程と、前記バッテリを保管するのに適した最適充電率を設定する最適充電率設定工程と、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電するために要する所要時間を記憶しておく記憶工程と、前記バッテリの次回使用開始日時を設定する次回使用開始日時設定工程と、前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より低いときには、前記バッテリを前記初期充電率から前記最適充電率まで充電させる第1の充電制御工程と、前記第1の充電制御工程により前記バッテリが前記最適充電率に達した後は、前記次回使用日時設定工程により設定された前記次回使用開始日時から、前記記憶工程より記憶されている前記所要時間を差し引くことにより得られる日時に至るまで、前記バッテリの充電を停止させる充電停止制御工程と、前記充電停止制御工程による充電の停止期間が満了した後に、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電させる第2の充電制御工程と備えた充電方法である。
本発明に係る充電装置、充電方法、および作業機械によれば、バッテリ保管中の充電率を最適な値に維持する構成としているので、従来に比べて、バッテリの劣化を格段に抑制できるばかりでなく、使用開始までの放置期間に起因して生じる自己放電を防止することができる。
本発明を適用した充電装置を用いて、油圧ショベルの内蔵バッテリを充電する構成を摸式的に示した図である。 図1に示した充電装置の詳細な構成を示すブロック図である。 実施の形態1における充電制御を示す線図である。 実施の形態1における制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態2における充電制御を示す説明図である。 実施の形態2における充電制御を示す線図である。 実施の形態2における制御手順を示すフローチャートである。 その他の変形例を説明するための線図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明を適用した充電装置を用いて、油圧ショベルの内蔵バッテリを充電する構成を摸式的に示した図である。本発明を適用した充電装置を用いて、油圧ショベルの内蔵バッテリを充電する一実施の形態を摸式的に示した全体構成図である。本図において、作業機械の一つである油圧ショベル200は、内蔵バッテリ10を電力源とするインバータ15と、インバータ15からの出力により駆動される油圧ポンプ駆動用電動モータ20と、油圧ポンプ駆動用電動モータ20により回転駆動される油圧ポンプ30と、油圧制御弁40を備えている。そして、油圧制御弁40から送出される圧油により、ブームシリンダ31、アームシリンダ32、バケットシリンダ33、旋回用油圧モータ36、走行用油圧モータ34および35が駆動される。なお、旋回用油圧モータ36、走行用油圧モータ34および35の替わりに、電動モータを用いることも可能である。
内蔵バッテリ10として、本実施の形態ではリチウムイオン電池を用いている。内蔵バッテリ10を充電する際には、切替スイッチ50をA端子側に切り替えることにより、内蔵バッテリ10と充電装置100とを接続する。この切替スイッチ50の切り替え動作は、切替回路52からの制御により行われる。切替回路52には、充電装置100から出力される切替制御信号110が入力されており、この切替制御信号110に応答して切替スイッチ50の切り替え動作が行われる。なお、手動により切替スイッチ50を作動させることも可能である。
充電装置100と油圧ショベル200とを電気的に結合するプラグ150は、手動により着脱自在な形態としてある。また、プラグ150の着脱に応じて、切替制御信号110を油圧ショベル200に供給するためのコネクタ160も同時に着脱がなされる。充電装置100の詳細な構成は、図2に示してある。
図2において、充電制御装置100は、内蔵バッテリ10の充電完了時における充電率(以下、最大充電率という)を設定する最大充電率設定部121を備えている。最大充電率の設定は、図示しないキーボードを介して手動入力するほか、記録媒体あるいは無線通信を介して入力することも可能である。ひとたび最大充電率が設定されると、その値は油圧ショベルの機種名と共に、EEPROM(書き換え可能なROM)135に記憶される。
本実施の形態では、後に説明するように、内蔵バッテリ10が最大充電率に達した直後から油圧ショベル200を使用するので、最大充電率=100%に設定しておく。但し、油圧ショベルなどの作業機械では、当日の作業日程が予め決められているのが通常であるので、予測される全仕事量に応じて最大充電率を可変設定することも可能である。換言すると、作業工程表に記載された作業内容に対応した最大充電率設定テーブル(EEPROM135内に記憶する)を予め用意しておき、そのテーブルから読み出した最大充電率を遠隔操作あるいは手動操作により入力してもよい。
最適充電率設定部122では、内蔵バッテリ10の劣化を抑制するのに適した保管用の充電率(以下、最適充電率という)を設定する。本実施の形態では、内蔵バッテリ10としてリチウムイオン電池を用いているので、例えば最適充電率=50%を設定する。先に述べた最大充電率と同様、ひとたび最適充電率が設定されると、その値は油圧ショベルの機種名と共に、EEPROM135に記憶される。
充電開始指示部123は、内蔵バッテリ10の充電を開始させるためのボタンスイッチ(図示せず)を備えている。次回使用開始日時設定部124は、油圧ショベル200が次回に使用される時刻(以下、次回使用開始日時という)を入力するための入力スイッチ(図示せず)を備えている。なお、充電開始指示部123および次回使用開始日時設定部124は、手動による操作のほか、無線通信による遠隔操作を行うことも可能である。
充電率認識部125は、内蔵バッテリ10の充電率を連続的にモニタする。すなわち、内蔵バッテリ10を充電装置100に接続した際には、バッテリ電圧−充電率変換テーブル(EEPROM135内に記憶してある)に基づいて充電率を認識する。その後、充電が開始されたときには、内蔵バッテリ10に供給される電流および電圧(バッテリ電圧・電流モニタ132により検出する)に基づいてリアルタイムに充電率を認識する。
表示器126は、上述した最大充電率,最適充電率,次回使用開始日時、および、充電率認識部125で認識されている充電率などを表示する。また、通信アンテナ127を介して遠隔地と通信するための通信ユニット128を備えているので、上述した最大充電率,最適充電率,次回使用開始日時を遠隔地にある作業事務所(図示せず)から入力することも可能である。
制御ユニット130は、バッテリ電圧・電流モニタ132、プログラムメモリ133、
ランダムアクセスメモリ(RAM)134、最大充電率設定テーブル,バッテリ電圧−充電率変換テーブルおよびバッテリ電圧−充電率変換テーブル(後に図4において説明する)などを格納するためのEEPROM135、現在の日時を参照するための時計136、CPU137を備えている。プログラムメモリ133に記憶されているプログラムは、後にフローチャートを参照して説明する制御手順を実行させるための制御プログラムである。なお、図2には充電装置100の制御系のみを示してあり、公知の充電電流供給系については省略してある。
図3の(A)および(B)は、実施の形態1における充電制御の態様を示す線図である。本図において、縦軸は内蔵バッテリ10の充電率(SOC:State Of Charge)を示している。この充電率(SOC)は、
充電率(SOC)=残容量(Ah)÷満充電容量(Ah)
により定義されている。
図3(A),(B)の縦軸に示してあるSOC_FLは既述の最大充電率を、SOC_GDは既述の最適充電率を意味している。SOC_STおよびSOC_STは、充電開始時における充電率を示している。図3(A),(B)の横軸は、日時を示している。
まず、図3(A)の充電制御について説明する。充電開始時DT0における充電率SOC_STが最適充電率SOC_GDより少ない場合には、充電開始時DT0から充電を開始し、最適充電率SOC_GDに達した日時DT1(a)で充電を一旦停止させる。この充電開始時DT0から日時DT1(a)に至る充電制御、すなわち、最適充電率SOC_GDに達するまでの充電制御を“第1の充電制御”と呼ぶ。
“第1の充電制御”が終了した後には、バッテリの劣化抑制に有効な最適充電率SOC_GDとなっているので、この状態のまま保管を継続する。そしてDT2となった日時から再び充電を開始し、最大充電率SOC_FLに至るまで充電制御を行う。この充電制御を“第2の充電制御”と呼ぶ。“第2の充電制御”が終了する時刻は、次回使用開始日時であるDT3となる。すなわち、次回使用開始日時DT3が設定されると、“第2の充電制御”に要する時間TC2はバッテリの特性に応じて予め算出することができるので、次回使用開始日時DT3から時間TC2を差し引くことによって得られる日時DT2を、“第2の充電制御”における開始日時とする。この時間TC2は、同一の内蔵バッテリであるかぎり同じ値となるので(但し、経年変化による変動は除く)、EEPROM135に記憶させておく。また、満充電容量の経年変化(劣化)を認識できる機能が車体あるいは充電装置に備わっている場合は、変動後の満充電容量あるいは経過時間をEEPROM135に記憶させることができる。
“第2の充電制御”が完了すると、その旨が表示器126(図2参照)に表示される。その表示後、直ちにプラグ150(図1参照)を油圧ショベル200から取り外すと同時に、切替制御信号110により切替スイッチ50をB端子側に切り替える。“第2の充電制御”が完了した後には、直ちに油圧ショベル200を運転するので、バッテリの自己放電による充電率低下を問題とする必要はない。なお、“第1の充電制御”および“第2の充電制御”における所要期間は、充電電流・電圧の大きさを適宜制御することにより所望の期間とすることができる。
次に、図3(B)の充電制御について説明する。充電開始時DT0における充電率SOC_STが最適充電率SOC_GDより大きい場合には、充電開始時DT0から放電を開始し、最適充電率SOC_GDに達した日時DT1(b)で放電を一旦停止させる。この充電開始時DT0から日時DT1(b)における放電制御、すなわち、最適充電率SOC_GDに達するまでの放電制御を“第1の放電制御”と呼ぶ。このように、図3(B)の充電制御では、上記“第1の充電制御”の替わりに、“第1の放電制御”を行う。
“第1の放電制御”が終了した後には、バッテリの劣化抑制に有効な最適充電率SOC_GDとなっているので、この状態のまま保管を継続する。そしてDT2となった日時から再び充電を開始し、最大充電率SOC_FLに至るまで充電制御を行う。この充電制御は、図3(A)の場合と同じであるので、“第2の充電制御”と呼ぶ。“第2の充電制御”が終了する時刻は、次回使用開始日時であるDT3となる。すなわち、次回使用開始日時DT3が設定されると、“第2の充電制御”に要する期間TC2はバッテリの特性に応じて予め算出することができるので、次回使用開始日時DT3から期間TC2を差し引くことによって得られる日時DT2を、“第2の充電制御”における開始日時とする。“第2の充電制御”が完了すると、その旨が表示器126(図2参照)に表示される。その表示後、直ちにプラグ150(図1参照)を油圧ショベル200から取り外すと同時に、切替制御信号110により切替スイッチ50をB端子側に切り替える。“第2の充電制御”が完了した後には、直ちに油圧ショベル200を運転するので、バッテリの自己放電による充電率低下を問題とする必要はない。なお、“第1の放電制御”および“第2の充電制御”における所要期間は、放電電流および充電電流・電圧の大きさを適宜制御することにより所望の期間とすることができる。
図4および図5は、実施の形態1における制御手順を示すフローチャートである。この制御手順は、プラグ150が油圧ショベル200に接続されたときにスタートする。ステップS1では、充電開始の指示を待つ。充電開始指示部123により充電開始の指示がなされると(ステップS1:YES)、ステップS2において、次回使用開始日時が設定済みであるか否かを判定する。次回使用開始日時設定部124により次回使用開始日時が設定されていない場合には(ステップS2:NO)、ステップS3において、次回使用開始日時が設定が設定されていない旨のアラームを表示器136に表示させる。
ステップS4では、現在の充電率(SOC_ST)、すなわちプラグ150を油圧ショベル200に接続したときの充電率を認識する。この充電率認識は、既述の通り、バッテリ電圧−充電率変換テーブル(EEPROM135内に記憶してある)に基づいて行う。ステップS5では、現在の充電率(SOC_ST)が最適充電率(SOC_GD)より小さいか否かを判定する。現在の充電率(SOC_ST)が最適充電率(SOC_GD)より小さいと判定された場合には(ステップS5:YES)、ステップS6において“第1の充電制御”を開始させる。この“第1の充電制御”は、図3(A)において説明した通りである。内蔵バッテリ10の充電率が最適充電率(SOC_GD)に達した時点で(ステップS7:YES)、ステップS10Aに移り、“第1の充電制御”を終了させる。
他方、ステップS5において、現在の充電率(SOC_ST)が最適充電率(SOC_GD)より大きいと判定された場合には(ステップS5:NO)、ステップS8→ステップS9→ステップS10Bにおいて、既述の“第1の放電制御”を行わせる。この“第1の放電制御”は、図3(B)において説明した通りである。なお、現在の充電率(SOC_ST)が最適充電率(SOC_GD)と完全に等しい場合には(現実には、ほとんど起こり得ないので、フローチャートには記載していない)、ステップS5の判定がNOとなるので、ステップS8,ステップS9およびS10Bを実行させることなく、ステップS11に移る。
ステップS11では、“第2の充電制御”に要する所要時間(図3のTC2)をEEPROM135から読み出す。ステップS12では、次回使用開始日時DT3から上記所要時間TC2を差し引くことにより、“第2の充電制御”を開始させるための日時DT2を算出する。ステップS13において、“第2の充電制御”を開始させるための日時DT2に至るまで待機する。この待機時間中は、内蔵バッテリ10の劣化を抑制する最適充電率となっている。ステップS13において、“第2の充電制御”を開始させるための日時DT2に達したと判定された場合には(ステップS13:YES)、ステップS14→ステップS15→ステップS16において、既述の“第2の充電制御”を行う。ステップS17では、充電が完了した旨を表示器126に表示させる。
−実施の形態1による作用・効果−
本実施の形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)内蔵バッテリ10の最大充電率を設定する最大充電率設定部121と、内蔵バッテリ10を保管するのに適した最適充電率を設定する最適充電率設定部122と、内蔵バッテリ10を最適充電率から最大充電率まで充電するために要する所要時間(図3のTC2)を記憶しておくEEPROM135と、内蔵バッテリ10の次回使用開始日時を設定する次回使用開始日時設定部124とを備え、内蔵バッテリ10の充電開始時における初期充電率が最適充電率より低いときには内蔵バッテリ10を初期充電率から最適充電率まで充電させる第1の充電制御(図3(A)のDT0からDT1(a)まで)を行わせ、内蔵バッテリが最適充電率に達した後は次回使用開始日時(図3のDT3)から上記所要時間(図3のTC2)を差し引くことにより得られる日時(図3のDT2)に至るまで内蔵バッテリ10の充電を停止させて保管状態とし、その後に最適充電率から最大充電率まで充電させる第2の充電制御を行わせるので、保管中におけるバッテリの劣化を抑制することができる。しかも、第2の充電制御が完了した後に、直ちに、内蔵バッテリを使用することができるので、自己放電による充電率の低下は問題とならない。
(2)作業機械のように次回の総仕事量が予め決められている場合には、次回使用開始日時における作業内容に応じて最大充電率を可変設定することにより、必要以上の充電を回避することができる。
(3)内蔵バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より高いときには、最適充電率に達するまで前記バッテリを放電させることにより(図3の(B))、保管中の充電率を最適な値に設定することができる。
(4)建設機械のような作業機械は、一般に、次回の作業工程が予め決められているので、第1の充電制御期間,保管期間,第2の充電制御期間を適宜設定することにより、内蔵バッテリの劣化を抑制し、且つ作業開始前の自己放電をなくすことができる。
<実施の形態2>
以下に述べる実施の形態2においても、図1および図2に示した構成を用いる。この実施の形態2は、充電開始から次回使用開始日時に至る時間が短い場合に有効である。まず、プラグ150を油圧ショベル200に接続した際の初期充電率を充電率認識部125により認識し、その初期充電率から最大充電率まで連続して充電をした場合に要する所要時間を算出する。この演算は、充電時の電流・電圧、および充電終了の条件が予め決まっているときに可能である。
例えば、内蔵バッテリ10としてリチウムイオン電池を用いる場合、一般的に定電流定電圧充電法が用いられる。すなわち、まず始めに定電流充電を行って電池電圧を所定電圧に到達させ、その後、定電圧充電(電池電圧を所定電圧に維持する)により電流値を下げつつ充電を続ける方法が知られている。そして、充電の終了時刻として、充電開始からの総時間とする他、電流値が所定値まで下がった時とすることにより、上記の所要時間を算出することができる。
上記の初期充電率から最大充電率まで連続して充電をした場合に要する所要時間を、図6では、“単純充電の所要時間”TXと呼んでいる。充電開始時刻DT0に“単純充電の所要時間”TXを加えた充電終了時刻が、図6のP点となるような場合(すなわち、“単純充電の所要時間”がT1である場合)には、ケースAに示すように計算上の充電終了時刻が次回使用開始日時DT3を越してしまうことになる。そこで図7に示すように、次回使用開始日時DT3に最大充電率SOC_FLが得られるよう、充電電流を増加させて破線Bで示す充電制御を行う。
他方、充電開始時刻DT0に単純充電の所要時間TXを加えた充電終了時刻が、図6のQ点となるような場合には、ケースBに示すように、“単純充電の所要時間”がT2となる場合であるので、実施の形態1で述べた通りの充電制御を行う。すなわち、最適充電率SOC_GDにて保管が可能なように、その保管期間の前後に“第1の充電制御”または“第1の放電制御”と、“第2の充電制御”とを行う。
図8は、実施の形態2における制御手順を示すフローチャートである。実施の形態1と同じく、この制御手順は、プラグ150が油圧ショベル200に接続されたときにスタートする。ステップS21では、充電開始の指示を待つ。充電開始指示部123により充電開始の指示がなされると(ステップS21:YES)、ステップS22において、単純充電の所要時間TXを算出する。ステップS23では、充電開始時刻DT0に単純充電の所要時間TXを加えた時刻が、図6のP点となるような場合(すなわち、TX=T1のとき)か、あるいは図6のQ点となるような場合(すなわち、TX=T2のとき)かを判定する。その結果、図6のP点となるような場合(すなわち、TX=T1のとき)であると判定されたときには、ステップS24において、図7の破線Bで示す充電を行う。他方、図6のQ点となるような場合(すなわち、TX=T1のとき)であると判定されたときには、ステップS25において、実施の形態1と同様の充電制御を行う。ステップS26では、充電が完了した旨を表示器126に表示させる。
−実施の形態2による作用・効果−
本実施の形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)充電開始時刻DT0に単純充電の所要時間TXを加えた時刻が、図6のP点となるような場合(すなわち、TX=T1のとき)には次回使用開始日時DT3を越してしまうので、次回使用開始日時DT3に最大充電率SOC_FLが得られるよう充電電流を増加させて充電制御を行う(図7の破線B)ことにより、充電開始から次回使用開始日時に至る時間が短い場合にも有効に対処することができる。
(2)レンタカーのように、急な飛び込み予約が入るなど予定が組みにくい場合にも、有効である。
<その他の変形例>
(1)図9に示すように“第1の充電制御”および“第2の充電制御”における充電電流を制御することにより、第1の充電制御期間および第2の充電制御期間を変化させることができる。その結果として、最適充電率SOC_GDで保管する期間を自由に制御することが可能となる。
(2)これまで説明してきた実施の形態1,2では、図1および図2に示すように油圧ショベルなどの作業機械と充電装置とは別体としたが、作業機械に充電装置を搭載することも可能である。この場合には、作業機械の運転席側に各種設定スイッチおよび表示器を備えるのが好適である。
(3)所謂バッテリショベル,電気自動車,レンタル機器などに搭載されているバッテリに適用することにより、保管中のバッテリ劣化を抑制することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上述した実施の形態および変形例に限定されるものではない。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
10 内蔵バッテリ
15 インバータ
20 ポンプ駆動用電動モータ
30 油圧ポンプ
50 切替スイッチ
100 充電装置
110 切替制御信号
121 最大充電率設定部
122 最適充電率設定部
123 充電開始指示部
124 次回使用開始日時設定部
125 充電率認識部
126 表示器
128 通信ユニット
130 制御ユニット
150 プラグ
200 油圧ショベル

Claims (5)

  1. バッテリの最大充電率を設定する最大充電率設定手段と、
    前記バッテリを保管するのに適した最適充電率を設定する最適充電率設定手段と、
    前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電するために要する所要時間を記憶しておく記憶手段と、
    前記バッテリの次回使用開始日時を設定する次回使用開始日時設定手段と、
    前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より低いときには、前記バッテリを前記初期充電率から前記最適充電率まで充電させる第1の充電制御手段と、
    前記第1の充電制御手段により前記バッテリが前記最適充電率に達した後は、前記次回使用日時設定手段により設定された前記次回使用開始日時から、前記記憶手段に記憶されている前記所要時間を差し引くことにより得られる日時に至るまで、前記バッテリの充電を停止させる充電停止制御手段と、
    前記充電停止制御手段による充電の停止期間が満了した後に、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電させる第2の充電制御手段と、
    を備えたことを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置において、
    前記次回使用開始日時における作業内容に応じて、前記最大充電率設定手段により設定する最大充電率を可変設定することを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の充電装置において、
    前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より高いときには、前記第1の充電制御手段による充電制御に替えて、前記最適充電率に達するまで前記バッテリを放電させることを特徴とする充電装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の充電装置を搭載したことを特徴とする作業機械。
  5. バッテリの最大充電率を設定する最大充電率設定工程と、
    前記バッテリを保管するのに適した最適充電率を設定する最適充電率設定工程と、
    前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電するために要する所要時間を記憶しておく記憶工程と、
    前記バッテリの次回使用開始日時を設定する次回使用開始日時設定工程と、
    前記バッテリの充電開始時における初期充電率が前記最適充電率より低いときには、前記バッテリを前記初期充電率から前記最適充電率まで充電させる第1の充電制御工程と、
    前記第1の充電制御工程により前記バッテリが前記最適充電率に達した後は、前記次回使用日時設定工程により設定された前記次回使用開始日時から、前記記憶工程より記憶されている前記所要時間を差し引くことにより得られる日時に至るまで、前記バッテリの充電を停止させる充電停止制御工程と、
    前記充電停止制御工程による充電の停止期間が満了した後に、前記バッテリを前記最適充電率から前記最大充電率まで充電させる第2の充電制御工程と、
    を備えたことを特徴とする充電方法。
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