JP2014014234A - 回転電機のステータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルダの内周にステータコアが嵌め込まれた際に発生するバリが、ステータの外部に到達することを防止すると共に、ホルダの剛性を高めることが可能な回転電機のステータを提供する。
【解決手段】回転電機のステータ1は、複数の鋼板を積層して構成された分割コア3と、分割コア3を周方向に連結して構成されたステータコア5と、ステータコア5がその内周面7aに嵌めこまれるホルダ7と、を備える。さらに、ステータ1は、ホルダ7とは別体に構成されてホルダ7の内周面7aに固定された環状部材13を有し、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとが互いに当接する。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機のステータに関する。
図7に示すように、特許文献1には、筒状に形成されたステータホルダ108aの内周面に複数の分割ステータ104aを圧入して、周方向に沿って環状に配置したステータが開示されている。このステータにおいては、ステータホルダ108aの捻り強度を向上させるために、ステータホルダ108aの端部が内周方向に屈曲する断面R形状の曲がり部を備えている。
図8に示すように、特許文献2には、軸芯周りに回転するロータと同心に配置されるステータ220であって、内周部に複数のティース部を有し円筒状に形成されるコア部材230と、軸芯方向に沿って圧入されるコア部材230を包持しつつ、ケース270に固定されるコアホルダ250と、ティース部の夫々を覆うように装着され、その外周にコイル243が巻回される絶縁部材240と、絶縁部材240の夫々の外周面のうち、コア部材230の圧入側端面200Fに近接する部位と当接し、コア部材230の全周に亘って設けられるリング状の被覆部材260と、を備えるものが開示されている。そして、コアホルダ250の屈曲部251cと被覆部材260の外周面とを当接させて、コアホルダ250とコア部材230の圧入側端面200Fと被覆部材260とにより環状密閉空間200Pを形成することによって、コア部材230をコアホルダ250に圧入する際にコア部材230の外周側の端部とコアホルダ250の内周面とが擦れあって生じる削り屑200Sを、空間200P内部に閉じ込めることを図っている。
特開2008−193806号公報 特開2009−142031号公報
このように、特許文献1及び2の発明では、ホルダの端部が内周方向に屈曲させられている点で共通している。しかし、この屈曲させられた部分は、ホルダと一体部材であるため、材料・形状・厚み・幅などの設定に自由度が少なく、剛性を増加させる効果が限られてしまう。さらに、この屈曲させられた部分は、寸法精度が低いため、ステータコアをステータホルダに圧入する際に生じる削り屑が、ステータの外部に到達してしまう虞がある。
本発明は前述した課題に鑑みてなされたものであり、ホルダの内周面にステータコアが嵌め込まれた際に発生するバリが、ステータの外部に到達することを防止すると共に、ホルダの剛性を高めることが可能な回転電機のステータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、
複数の鋼板を積層して構成された分割コア(例えば、後述の実施形態における分割コア3)と、
前記分割コアを周方向に連結して構成されたステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア5)と、
前記ステータコアがその内周面(例えば、後述の実施形態における内周面7a)に嵌めこまれるホルダ(例えば、後述の実施形態におけるホルダ7)と、
を備えた回転電機のステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ1)において、
前記ステータは、前記ホルダとは別体に構成されて前記ホルダの内周面に固定された環状部材(例えば、後述の実施形態における環状部材13)を有し、
前記ステータコアの軸方向一方側端面(例えば、後述の実施形態における軸方向一方側端面5a)と前記環状部材の軸方向他方側端面(例えば、後述の実施形態における軸方向他方側端面13a)とが互いに当接する
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、
前記環状部材の前記軸方向他方側端面の一部には、軸方向一方側に凹んだ凹部(例えば、後述の実施形態における凹部13c)が形成される
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載された発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記ステータコアには絶縁部材(例えば、後述の実施形態における絶縁部材9)を介してコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル11)が巻回されており、
前記環状部材の軸方向一方側端面(例えば、後述の実施形態における軸方向一方側端面13b)は、前記絶縁部材あるいは前記コイルの軸方向一方側端部よりも、軸方向他方側に位置する
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記ステータコアには絶縁部材(例えば、後述の実施形態における絶縁部材9)を介してコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル11)が巻回されており、
前記環状部材は、
前記絶縁部材あるいは前記コイルの軸方向一方側端部よりも軸方向一方側に突出するように形成された環状部(例えば、後述の実施形態における環状部14)と、
前記環状部から、内周側に突出した凸部(例えば、後述の実施形態における凸部15)と、
から構成される
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ホルダの内周面にステータコアが嵌め込まれた際に、両者の接触によりバリが発生してしまった場合であっても、ステータコアの軸方向一方側端面と環状部材の軸方向他方側端面とが互いに当接していることにより、発生したバリを、ステータコアの軸方向一方側端面と環状部材の軸方向他方側端面との間に封じ込めることが出来、ステータの外部にバリが到達することを抑制出来る。
また、環状部材がホルダと一体に固定されているため、ホルダの剛性を高めることが出来る。したがって、回転電機の運転時において、ステータとロータとの間の磁気的吸引・反発に起因するステータの円環モード(0次)の振動を抑制することが出来る。
また、環状部材はホルダと別部材であるため、環状部材の材質や、軸方向の幅あるいは径方向の厚み等を適宜設定することが出来、周辺部材に干渉することを防ぎつつ、適切な形状に設定することで、効果的に剛性を高めてステータの振動を抑制出来る。なお、例えば、従来の特許文献1又は2のように、ホルダを断面L字状に折り曲げることによりホルダの剛性を高める場合には、L字状に折り曲げられた部分の厚みはホルダの厚みと同じであり、剛性の増加は制限されてしまう。
また、環状部材はホルダと別部材であるため、精度よくその寸法形状を調整することが可能であり、環状部材の軸方向他方側端面とステータコアの軸方向一方側端面とを確実に当接させることが可能となる。なお、例えば、従来の特許文献1のように、ホルダを断面L字状に折り曲げて成形する場合、当該曲がり部の寸法精度が低いので、曲がり部とステータコアの軸方向端面とを当接させ難い。
また、例えばオイル等で回転電機の冷却又は潤滑を行う場合においても、ステータコアとホルダと両者の接触により発生したバリは、ステータコアの軸方向一方側端面と環状部材の軸方向他方側端面との間で保持されるため、当該バリがオイル中へ流入してコンタミとなってしまうことを抑制出来る。
請求項2に記載の発明によれば、環状部材の軸方向他方側端面の一部には、軸方向一方側に凹んだ凹部が形成されるので、ステータコアとホルダとの接触時に発生したバリを凹部内に収容することが出来る。したがって、バリが比較的多い場合においても、ステータコアの軸方向一方側端面と、環状部材の軸方向他方側端面と、で封止された空間内にバリを封じ込めることが出来、ステータの外部にバリが出ていってしまうことを抑制出来る。
請求項3に記載の発明によれば、環状部材の軸方向一方側端面が絶縁部材あるいはコイルの軸方向一方側端部よりも軸方向他方側(軸方向においてステータコア側)に位置する範囲において、環状部材の軸方向の幅あるいは径方向の厚みを適宜設定することにより、ホルダは所望の剛性を得ることが出来る。したがって、ステータの振動をより効果的に抑制出来る。
この際、環状部材の軸方向一方側端面は絶縁部材あるいはコイルの軸方向一方側端面よりも軸方向他方側に位置しているため、環状部材がコイルあるいは絶縁部材の軸方向一方側端部よりも軸方向一方側にはみ出してしまうことを抑制出来、ステータのサイズが軸方向において大きくなってしまうことを抑制出来る。
請求項4に記載の発明によれば、環状部材が環状部と凸部とからなる断面L字型に形成されるので、環状部材の剛性が高まり、ホルダの剛性をさらに向上させることが出来る。したがって、回転電機の運転時において、ステータとロータとの間の磁気的吸引・反発に起因するステータの円環モード(0次)の振動をさらに効果的に抑制することが出来る。
また、ステータの軸方向一方側端に環状部材の凸部が配置されることとなるため、例えば製造時において絶縁部材やコイルの巻線の絶縁被覆を傷つけないようにしつつ凸部を下側に向けた状態でステータを置くことが可能となり、ステータの組立て、あるいはステータの他部材への組付けが容易になる。
本発明の実施形態に係るステータの平面図である。 図1のII−II線断面図である。 ホルダにステータコアを圧入する様子を示す断面図である。 ステータコアの圧入が完了した様子を示す拡大断面図である。 変形例に係る環状部材を示す断面図である。 他の変形例に係る環状部材を示す断面図である。 従来技術においてステータホルダにステータコアを圧入する様子を示す断面図である。 他の従来技術においてコア部材のコアホルダへの圧入が完了した様子を示す断面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る回転電機のステータ1は、複数の鋼板を軸方向に積層して構成された分割コア3と、分割コア3を周方向に連結して構成されたステータコア5と、ステータコア5がその内周面7aに嵌め込まれる略円環形状のホルダ7と、を備え、全体として略円環形状に形成されている。また、ステータ1の内周側には不図示のロータが配置され、これらステ−タ1及びロータによって回転電機が構成される。
それぞれの分割コア3はボビン状の絶縁部材9によって覆われており、絶縁部材9は、ホルダ7よりも軸方向外側に延びる外周側鍔部9aと、外周側鍔部9aよりも軸方向幅が短い内周側鍔部9bと、これら外周側及び内周側鍔部9a、9bの間に形成されるコイル収容部9cと、を有する。コイル収容部9cの軸方向外側には、内周側から外周側に向かうに従って巻回数が多くなるようにコイル11が巻回される。コイル11は、内周側においては内周側鍔部9bの軸方向外側端部よりも軸方向内側に収まるように、外周側においては外周側鍔部9aの軸方向外側端部よりも軸方向内側に収まるように、巻回数が調整されている。そして、周方向に隣接する分割コア3及び絶縁部材9の周方向端面同士が嵌め合わされることによって、相互に周方向に固定一体化され、ステータコア5を構成する。
ホルダ7は、軸方向一方側(図2中、右側)に延びる薄肉の円環部7bと、円環部7bの軸方向他方側端部(図2中、左側端部)から外周側に延びるフランジ部7cと、を有しており、フランジ部7cに設けられた複数のボルト孔7dにボルトを挿通することによってハウジング(不図示)に固定される。
また、ホルダ7の内周面7aの軸方向一方側には、当該ホルダ7とは別体に構成された略円環形状の環状部材13が固定される。環状部材13の軸方向一方側端面13bは、絶縁部材9の軸方向一方側端部、すなわち外周側鍔部9aの軸方向一方側端面9dよりも、軸方向他方側に位置し、且つホルダ7の円環部7bよりも僅かに軸方向一方側に位置するように形成される。
なお、環状部材13の形状は、軸方向一方側端面13bが絶縁部材9の軸方向一方側端部よりも軸方向他方側に位置する限りにおいて、自由に設定することが可能であり、例えば軸方向の幅や径方向の厚みを大きくすることによって、ホルダ7の剛性を高めることが可能である。また、環状部材13の材質は、ホルダ7の材質と同様のものが用いられ、例えば、鉄や鋼が用いられる。また、環状部材13は、略直方体形状(バー形状)の部材を円環形状に変形させることによって形成してもよい。また、環状部材13をホルダ7の内周面7aに固定する方法は、圧入や、溶接、焼き嵌め、ホルダ7の内周面7a及び環状部材の外周面にネジ山を形成することによる螺合等、環状部材13とホルダ7とが一体固定される限り特に限定されない。
図3に示すように、ホルダ7とステータコア5との組立は、軸方向一方側(図3中、右側)を重力方向と一致させた上で、複数の分割コア3を環状に組合せて仮止めされたステータコア5を、軸方向他方側から軸方向一方側(図3における矢印方向)に向かって、ホルダ7の内周面7aに圧入することによって行われる。このとき、ホルダ7の内周面7aとステータコア5の外周面5bとが擦れ合って、バリ(削り屑)Aが発生することがある。このバリAは、ステータコア5の軸方向一方側端面5aに付着するか、重力方向(軸方向一方側)に落下して環状部材13の軸方向他方側端面13aに付着する。
図4に示すように、ステータコア5の圧入は、当該ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとが互いに当接するまで行われ、ステータコア5は環状部材13によって軸方向に位置決めされる。したがって、発生したバリAは、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとの間に封じ込められ、ステータ1外部への流出が防止される。ここで、バリAの封じ込めを確実に行うために、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとの間の面圧は0より大きくなるように設定される。
以上、説明したように、本実施形態のステータ1によれば、ホルダ7の内周面7aにステータコア5が嵌め込まれた際に、両者の接触によりバリAが発生してしまった場合であっても、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとが互いに当接していることにより、発生したバリAを、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとの間に封じ込めることが出来、ステータ1の外部にバリAが到達することを抑制出来る。
また、環状部材13がホルダ7と一体に固定されているため、ホルダ7の剛性を高めることが出来る。したがって、回転電機の運転時において、ステータ1とロータとの間の磁気的吸引・反発に起因するステータ1の円環モード(0次)の振動を抑制することが出来る。
また、環状部材13はホルダ7と別部材であるため、環状部材13の材質や、軸方向の幅あるいは径方向の厚み等を適宜設定することが出来、周辺部材に干渉することを防ぎつつ、適切な形状に設定することで、効果的に剛性を高めてステータ1の振動を抑制出来る。なお、例えば、従来の特許文献1又は2のように、ホルダ7を断面L字状に折り曲げることによりホルダの剛性を高める場合には、L字状に折り曲げられた部分の厚みはホルダ7の厚みと同じであり、剛性の増加は制限されてしまう。
また、環状部材13はホルダ7と別部材であるため、精度よくその寸法形状を調整することが可能であり、環状部材13の軸方向他方側端面13aとステータコア5の軸方向一方側端面5aとを確実に当接させることが可能となる。なお、例えば、従来の特許文献1のように、ホルダ7を断面L字状に折り曲げて成形する場合、当該曲がり部の寸法精度が低いので、曲がり部とステータコアの軸方向端面とを当接させ難い。
また、例えばオイル等で回転電機の冷却又は潤滑を行う場合においても、ステータコア5とホルダ7と両者の接触により発生したバリAは、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと環状部材13の軸方向他方側端面13aとの間で保持されるため、当該バリAがオイル中へ流入してコンタミとなってしまうことを抑制出来る。
また、環状部材13の軸方向一方側端面13bが絶縁部材9の軸方向一方側端部(外周側鍔部9aの軸方向一方側端面9d)よりも軸方向他方側(軸方向においてステータコア側)に位置する範囲において、環状部材13の軸方向の幅あるいは径方向の厚みを適宜設定することにより、ホルダ7は所望の剛性を得ることが出来る。したがって、ステータ1の振動をより効果的に抑制出来る。
この際、環状部材13の軸方向一方側端面13bは絶縁部材9の軸方向一方側端面よりも軸方向他方側に位置しているため、環状部材13が絶縁部材9の軸方向一方側端部よりも軸方向一方側にはみ出してしまうことを抑制出来、ステータ1のサイズが軸方向において大きくなってしまうことを抑制出来る。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、図5に示すように、環状部材13の軸方向他方側端面13aの一部、より具体的に軸方向他方側端面13aの外周側に、軸方向一方側に凹んだ凹部13cを形成してもよい。このように構成した場合、ステータコア5とホルダ7との接触時に発生したバリAを凹部13c内に収容することが出来る。したがって、バリAが比較的多い場合においても、ステータコア5の軸方向一方側端面5aと、環状部材13の軸方向他方側端面13aと、ホルダ7の内周面7aと、で封止された空間内にバリAを封じ込めることが出来、ステータ1の外部にバリAが出ていってしまうことを抑制出来る。
また、図6に示すように、環状部材13は、絶縁部材9の軸方向一方側端部(外周側鍔部9aの軸方向一方側端面9d)よりも軸方向一方側に突出するように形成された環状部14と、環状部14から内周側に突出してコイル11と径方向にオーバーラップする凸部15と、から構成されてもよい。このように環状部材13を断面L字形状に形成することによって、環状部材13の剛性を高め、ホルダ7の剛性をさらに高めることが可能である。したがって、回転電機の運転時において、ステータ1とロータとの間の磁気的吸引・反発に起因するステータ1の円環モード(0次)の振動をさらに効果的に抑制することが出来る。また、ステータ1の軸方向一方側端に環状部材13の凸部15が配置されることとなるため、例えば製造時において絶縁部材9やコイル11の巻線の絶縁被覆を傷つけないようにしつつ凸部15を下側に向けた状態でステータ1を置くことが可能となり、ステータ1の組立て、あるいはステータ1の他部材への組付けが容易になる。
なお、コイル11は、絶縁部材9よりも軸方向内側に位置するように巻回する構成に限られず、絶縁部材9よりも軸方向外側に位置するような巻き方でも構わない。この場合、上述の実施形態の環状部材13は(図4参照)、軸方向一方側端面13bがコイル11の軸方向一方側端部よりも軸方向他方側に位置するように設定され、上述の図6で示した変形例に係る環状部材13は、コイル11の軸方向一方側端部よりも軸方向一方側に突出する環状部14と、環状部14から内周側に突出する凸部15と、から形成される。
1 ステータ
3 分割コア
5 ステータコア
5a 軸方向一方側端面
5b 外周面
7 ホルダ
7a 内周面
7b 円環部
7c フランジ部
7d ボルト孔
9 絶縁部材
9a 外周側鍔部
9b 内周側鍔部
9c コイル収容部
9d 軸方向一方側端面
11 コイル
13 環状部材
13a 軸方向他方側端面
13b 軸方向一方側端面
13c 凹部
14 環状部
15 凸部
A バリ

Claims (4)

  1. 複数の鋼板を積層して構成された分割コアと、
    前記分割コアを周方向に連結して構成されたステータコアと、
    前記ステータコアがその内周面に嵌めこまれるホルダと、
    を備えた回転電機のステータにおいて、
    前記ステータは、前記ホルダとは別体に構成されて前記ホルダの内周面に固定された環状部材を有し、
    前記ステータコアの軸方向一方側端面と前記環状部材の軸方向他方側端面とが互いに当接する
    ことを特徴とする回転電機のステータ。
  2. 前記環状部材の前記軸方向他方側端面の一部には、軸方向一方側に凹んだ凹部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機のステータ。
  3. 前記ステータコアには絶縁部材を介してコイルが巻回されており、
    前記環状部材の軸方向一方側端面は、前記絶縁部材あるいは前記コイルの軸方向一方側端部よりも、軸方向他方側に位置する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のステータ。
  4. 前記ステータコアには絶縁部材を介してコイルが巻回されており、
    前記環状部材は、
    前記絶縁部材あるいは前記コイルの軸方向一方側端部よりも軸方向一方側に突出するように形成された環状部と、
    前記環状部から、内周側に突出した凸部と、
    から構成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のステータ。
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