JP2014014060A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Yasuyuki Tanaka
庸之 田中
Shinichi Morikida
真一 森木田
Junpei Obara
準平 小原
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Tsutomu Abe
勉 阿部
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Abstract

【課題】内部に防水エリアを有する携帯端末装置において、通気孔に外部から細い棒が差し込まれて内部部品が損傷すること、或いは、防水性が低下することを防止する。
【解決手段】この携帯端末装置は、内部部品と、内部に防水エリアを形成して防水エリアに内部部品を収容する筐体と、筐体に設けられて防水エリアに通じる第1通気孔と、防水性を有する通気フィルターと、筐体の外側に配置される外面部材と、を具備し、通気フィルターは、第1通気孔を塞ぐように固定され、外面部材は、外部から第1通気孔へ通じる通気経路を確保した状態で、第1通気孔を覆って固定される構成を採る。
【選択図】図5

Description

本発明は、内部に防水エリアを有する携帯端末装置に関する。
筐体内を完全に密閉状態にすると、気圧の変化によって比較的大きな内圧が生じるという不都合が生じる。そのため、筐体内を防水又は防塵する場合でも、筐体内に通じる空気孔が必要となる。
従来の防水型の携帯端末装置は、筐体に通気孔を設けるとともに、空気を通し且つ水を通さない通気フィルター(ベントフィルターとも呼ばれる)で通気孔を塞ぐように構成されている。
また、本願発明に関連する従来技術として、特許文献1には、ケース音孔とマイクロホンとの間に防塵メッシュシートを設けた構成が開示されている。
特開2008−199225号公報
通気孔を有する筐体では、通気孔から針金などの細い棒が差し込まれた場合に、内部の部品に損傷を与えてしまうといった課題が生じる。
また、防水型の携帯端末装置では、通気孔に細い棒が差し込まれた場合に、通気フィルターが破損して防水性が低下するといった課題が生じる。
本発明の目的は、内部に防水エリアを有する携帯端末装置において、通気孔に外部から細い棒が差し込まれて内部部品が損傷すること、或いは、防水性が低下することを防止できる携帯端末装置を提供することである。
本発明の一態様に係る携帯端末装置は、内部部品と、内部に防水エリアを形成して前記防水エリアに前記内部部品を収容する筐体と、前記筐体に設けられて前記防水エリアに通じる第1通気孔と、防水性を有する通気フィルターと、前記筐体の外側に配置される外面部材と、を具備し、前記通気フィルターは、前記第1通気孔を塞ぐように固定され、前記外面部材は、外部から前記第1通気孔へ通じる通気経路を確保した状態で、前記第1通気孔を覆って固定される構成を採る。
本発明によれば、外面部材が第1通気孔を覆うので、第1通気孔に細い棒が差し込まれることを防止できる。よって、細い棒が差し込まれて内部部品が損傷すること、又は防水性が低下することを防止できる。
実施の形態1の携帯端末装置を示す斜視図 実施の形態1の携帯端末装置の表示部側の構成を示す分解斜視図 実施の形態1の携帯端末装置における通気孔の周辺を示す断面図 実施の形態2の携帯端末装置を示す正面図 実施の形態3の携帯端末装置を示す背面図 実施の形態3の携帯端末装置の分離斜視図 実施の形態4の携帯端末装置を示す背面図 実施の形態4の携帯端末装置の通気構造を示す分解斜視図 実施の形態4の携帯端末装置における通気孔の周辺を示す断面図 実施の形態5の携帯端末装置の通気構造を示す分解斜視図 実施の形態5の携帯端末装置の通気孔の周辺を示す断面図 実施の形態6の携帯端末装置の通気孔の周辺を示す断面図 実施の形態7の携帯端末装置における第1筐体の表示部側の構成を示す平面図 実施の形態7の携帯端末装置の通気孔の周辺の構成を示す背面図 実施の形態7の携帯端末装置の静電気誘導部の構成の第1変形例を示す断面図 実施の形態7の携帯端末装置の静電気誘導部の構成の第2変形例を示す断面図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の携帯端末装置を示す斜視図、図2は、携帯端末装置の表示部側の構成を示す分解斜視図である。
実施の形態1の携帯端末装置は、図1に示すように、第1構成部30と、ヒンジ31を介して第1構成部30に回動可能に連結された第2構成部10とを有する。
第1構成部30には、キーパッド32、図示しないマイク、スピーカー、アンテナ、通信用の信号処理回路、および、制御回路等が搭載されている。
図2に示すように、第2構成部10は、枠部12Aおよび背面プレート12Bを有する第1筐体12と、外部パネル(外面部材に相当)11aと、表示部11bと、図示略の電子部品が搭載される保持プレート14と、ベントフィルター13等を備えている。電子部品としては、音声出力用のレシーバなどが含まれる。
表示部11bは、例えば液晶モジュールからなり、外部パネル11aによって前面側が覆われて保護されている。なお、外部パネル11aと表示部11bとが接着等されてモジュール化されていてもよい。
外部パネル11aには、通気孔11cと、レシーバ用の音孔11dとが設けられている。通気孔11cと音孔11dとは、表示部11bを避けた装置の端側に形成されている。
第1筐体12の枠部12Aには、前面側に外部パネル11aの周縁部を支える台座面12aが形成され、背面側に背面プレート12Bにより塞がれる開口が形成されている。
台座面12aには、外部パネル11aの周縁部が全周に渡って防水固定(例えば両面接着テープを介した接着)されている。また、枠部12Aの背面開口には、背面プレート12Bが全周に渡って防水固定(例えば両面接着テープを介した接着)されている。これらの固定によって、第1筐体12の内部は防水エリアとなる。
台座面12aの一部には、ベントフィルター13が固定される凹部12bと、凹部12b内に一端が面するように形成された通気孔12cとが形成されている。
凹部12bは、ベントフィルター13がほぼ突出しない深さを有する。通気孔12cは第1筐体12の収容空間に通じている。
ベントフィルター13は、空気を通し、水を遮断するシート状のフィルターである。
なお、台座面12aの一部には、レシーバに通じる音孔12dが形成され、音孔12dはレシーバの音孔と連結されている。音孔12dおよびレシーバの音孔は、第1筐体の収容空間と隔離されており、音孔には外部から水が浸入可能であるが、音孔から第1筐体の収容空間へ水は浸入しない。
図3は、通気孔の周辺を示す断面図である。
図3に示すように、外部パネル11aの通気孔11cと、台座面12aの通気孔12cとは、平面で見たときに(外部パネル11aの垂直方向に見たときに)互いに重なりが生じないように、位置がずらされて形成されている。また、これら2つの通気孔11c,12cは、針など直線状の細い棒を通気孔11cから斜めに差し込んでも、この棒が内側の通気孔12cに届かないように位置をずらして形成されている。
外部パネル11aと台座面12aとは、その間に接着部材(例えば両面接着テープ)df1が介在するため、接着部材df1の厚みだけ離れている。接着部材df1は、凹部12bの部分を避けて、凹部12bの全周に渡って外部パネル11aと台座面12aとを接着している。これにより、凹部12bの上方には隙間v1が生じている。
ベントフィルター13は、接着部材df2により凹部12bの内底面に接着されている。接着部材df2は、通気孔12cの部分を避けて通気孔12cの全周囲に渡ってベントフィルター13と凹部12bの内底面とを接着している。
以上のように、実施の形態1の携帯端末装置によれば、外部パネル11aの通気孔11cと、第1筐体12の通気孔12cとは、空気の出し入れが可能なように隙間v1を介して互いに通じた構造となる(図3参照)。また、通気孔12cがベントフィルター13により塞がれているので、通気孔11c,12cを介して内部の防水エリアへ水は浸入しない。
また、第1筐体12の通気孔12cは、通気経路が確保された状態で、外部パネル11aにより上方が覆われているので、第1筐体12の通気孔12cから内部部品の収容空間に細い棒が差し込まれてしまうことを防止できる。よって、細い棒が差し込まれて内部部品14a〜14cが損傷すること、或いは、ベントフィルター13が損傷して収容空間の防水性が低下することが防止される。
また、内側の通気孔12cに棒が差し込まれることが防止されるため、通気孔11c、12cの径を比較的に大きくして、内部部品の収容空間の十分な通気を容易に確保することができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2の携帯端末装置を示す正面図である。
実施の形態2の携帯端末装置40は、所謂スマートフォンと呼ばれる携帯端末であり、前面側が開口された筐体42と、筐体42の前面開口を塞ぐように筐体42の前面に防水固定された外部パネル(外面部材に相当)41aと、前面下側の操作部45とを備えている。外部パネル41aの内側には、液晶モジュールなどの表示部41bおよびタッチセンサーなどが設けられている。外部パネル41aと表示部41bおよびタッチセンサーとは分離されていても、ユニット化されて表示ユニット41を構成していてもよい。
筐体42および外部パネル41aの固定構造および通気構造は、実施の形態1の第1筐体12および外部パネル11aの固定構造および通気構造と、ほぼ同様である。
すなわち、筐体42の内部空間は防水エリアとされ、筐体42の前面には外部パネル41aを支える台座面が形成されている。外部パネル41aには通気孔41cが形成され、この通気孔41cと位置をずらして台座面にも通気孔42cが形成されている。そして、これらが接着部材分の隙間を介して通じており、台座面の通気孔42cをベントフィルター49が塞いでいる。
以上のように、実施の形態2の携帯端末装置40によれば、前面に表示部が配置される携帯端末において、内部の防水エリアの通気を確保しつつ、台座面の通気孔42cを介して内部部品の収容空間へ細い棒が差し込まれてしまうことを防止できる。従って、実施の形態2の携帯端末装置40においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3の携帯端末装置を示す背面図、図6は、実施の形態3の携帯端末装置の分離斜視図である。
実施の形態3の携帯端末装置50は、所謂スマートフォンと呼ばれる携帯端末であり、図6に示すように、筐体55と、外装カバー(外面部材に相当)51と、内部部品60と、表示部および外部パネルを有する表示モジュール65とを備えている。内部部品60には、カメラモジュールおよび集積回路等が搭載された回路基板62、電池パック61、ならびに、アンテナ等が含まれる。
筐体55は、前面側(図6の下側)が開口された箱型をしており、背面側にカメラモジュールのレンズ窓52と、電池蓋54とが設けられている。レンズ窓52は透明板により封止され、電池蓋54はパッキンを介して筐体55のフレームに嵌合されている。
筐体55は、内部に内部部品60を収容するとともに、前面に表示モジュール65(または表示モジュール65のフレーム)の周縁部が接着固定される。この固定により、内部の収容空間が防水エリアとなる。
表示モジュール65は、実施の形態2の外部パネル41aおよび表示部41bとほぼ同様の構成である。
外装カバー51は、装飾用に筐体55のレンズ窓52の周囲を覆うように係合される。外装カバー51は、例えば係止爪と係止溝との係合により筐体55に固定される。
[通気構造]
筐体55には、内部の収容空間に通じる通気孔57が形成されている。通気孔57は、外装カバー51により覆われる箇所に形成されている。通気孔57は、ベントフィルター59により塞がれている。ベントフィルター59は、筐体55の外面に通気孔57の全周に渡って接着されている。これにより、通気孔57へ水が浸入することが防止される。
外装カバー51には、筐体55の通気孔57と位置をずらして通気孔58が形成されている。
2つの通気孔57、58は、外装カバー51の外面に垂直な方向から見たときに、互いに重なりが生じないように、位置がずらされている。また、これら2つの通気孔57、58は、針など直線状の細い棒を通気孔58から斜めに差し込んでも、この棒が内側の通気孔57に届かない程度に位置がずらされている。
外装カバー51と筐体55との間には、少なくとも通気孔57の周辺において隙間が形成されている。よって、この隙間を介して、2つの通気孔57、58が通じている。
以上のように、実施の形態3の携帯端末装置50によれば、一部に外装カバー51が設けられる携帯端末において、内部の防水エリアの通気を確保しつつ、通気孔57を介して内部部品の収容空間へ細い棒が差し込まれてしまうことを防止できる。従って、実施の形態3の携帯端末装置50においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図7は、実施の形態4の携帯端末装置を示す背面図、図8は、実施の形態4の携帯端末装置の通気構造を示す分解斜視図である。
実施の形態4の携帯端末装置は、通気構造を除いて、実施の形態2、3の携帯端末装置とほぼ同様の構成である。
実施の形態4の携帯端末装置では、電池蓋(外面部材に相当)74と、筐体75の台座面75aとに、通気孔77、78がそれぞれ形成されている。
電池蓋74の内面側には、パッキン74aが設けられている。
一方、筐体75の電池パック61の収容部の周囲には、パッキン74aが嵌る嵌合溝75dが全周に渡って形成されている。また、筐体75の電池パック61の収容部の周囲一部には、電池蓋74の内面と対向する台座面75aが形成されている。
そして、電池蓋74の周縁部が台座面75aに対向および近接され、且つ、パッキン74aが嵌合溝75dに密接することで、電池蓋74が筐体75に対して防水固定される。電池蓋74と筐体75との係止は、例えば係止爪と係止溝との係合によって行われる。
[通気構造]
図9は、実施の形態4の携帯端末装置における通気孔の周辺を示す断面図である。図9(A)はその第1例、図9(B)はその第2例を示す。
台座面75aには、ベントフィルター79が固定される凹部75bが形成されている。
筐体75の通気孔77は、凹部75bに形成され、内部の収容空間に通じている。
電池蓋74の通気孔78は、筐体75の通気孔77と位置をずらして形成されている。
2つの通気孔77、78は、電池蓋74の外面に垂直な方向から見たときに、互いに重なりが生じないように、位置がずらされている。また、これら2つの通気孔77、78は、針など直線状の細い棒が通気孔78から斜めに差し込まれても、この棒が内側の通気孔77に届かない程度にずらされている。
ベントフィルター79は、接着部材df2によって凹部75bの内底面に通気孔77の全周に渡って接着固定されている。
図9(A)に示すように、電池蓋74の内面には、通気孔77、78の周囲において、筐体75の台座面75aに押し当てられるパッキン74bが設けられている。パッキン74bは、通気孔77、78の周囲全周に渡って設けられている。
なお、パッキン74bは、その一部がベントシート79と重なるように配置されてもよい。
このような構成により、電池蓋74が筐体75に嵌合した状態において、パッキン74a、74bによって、電池パック61および内部部品80、81a〜81cの収容空間は防水エリアとなる。また、この構成により、電池蓋74の通気孔78、隙間v1、および、筐体75の通気孔77を介して、筐体75の収容空間へ通気が可能になっている。
なお、電池蓋74の通気孔77の周辺は、次のように構成されてもよい。
すなわち、図9(B)に示すように、凹部75bは、ベントフィルター79が台座面75aより少し突出する深さに形成する。
さらに、電池蓋74は、内面側に通気溝v2が形成された構成とする。通気溝v2は、通気孔78の位置から台座面75aの通気孔77の位置まで形成されている。
さらに、電池蓋74が筐体75に嵌合した状態において、電池蓋74の内面は、通気孔78および通気溝v2の全周に渡ってベントフィルター79に押し付けられる構成とする。
このような構成により、電池蓋74が筐体75に嵌合した状態において、電池パック61および内部部品80、81a〜81cの収容空間は防水エリアとなる。また、これらの構成により、電池蓋74の通気孔78および通気溝v2と、筐体75の通気孔77とを介して、筐体75の収容空間へ通気可能となる。
以上のように、実施の形態4の携帯端末装置70によれば、電池蓋74を有する携帯端末において、内部の防水エリアの通気を確保しつつ、通気孔77を介して内部部品の収容空間へ細い棒が差し込まれてしまうことを防止できる。従って、実施の形態4の携帯端末装置70においても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
図10は、実施の形態5の携帯端末装置の通気構造を示す分解斜視図、図11は、実施の形態5の携帯端末装置の通気孔の周辺を示す断面図である。
実施の形態5の携帯端末装置70Aは、通気構造を除いて、実施の形態4の携帯端末装置70とほぼ同様の構成である。
この実施の形態5の携帯端末装置70Aは、筐体75Aの通気孔77Aと、電池蓋(外面部材に相当)74Aおよび筐体75Aの隙間v3,v4とを介して、内部部品80、81a〜81cの収容空間の通気を行っている。
筐体75Aの通気孔77Aは、電池蓋74Aのパッキン74aより外側の位置、すなわち、防水エリア外に形成されている。通気孔77Aは、電池蓋74Aの台座面75aの凹部75hに設けられ、凹部75hにはベントフィルター79が固定されている。
電池蓋74Aが筐体75Aに嵌合された状態で、通気孔77Aは電池蓋74Aに覆われて外部から見えない状態となる。
一方、電池蓋74Aと筐体75Aとの間には、パッキン74aより外側において、外部と通じる隙間v3、v4が確保されている。
これらの構成により、電池蓋74Aが筐体75Aに嵌合した状態において、内部部品80、81a〜81cの収容空間は防水エリアとなる。また、これらの構成により、電池蓋74Aと筐体75Aとの隙間v3、v4と、筐体75Aの通気孔77Aとを介して、筐体75Aの収容空間へ通気可能になっている。
以上のように、実施の形態5の携帯端末装置70Aによれば、電池蓋74Aを有する携帯端末において、内部の防水エリアの通気を確保しつつ、通気孔77Aを介して内部部品の収容空間へ細い棒が差し込まれてしまうことを防止できる。従って、実施の形態5の携帯端末装置70Aにおいても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
図12は、実施の形態6の携帯端末装置の通気孔の周辺を示す断面図である。
実施の形態6の通気構造では、主にベントフィルター96の固定範囲を、実施の形態1〜4と異ならせている。
実施の形態6の携帯端末装置は、内部の防水エリアに内部部品93、93a〜93cを収容する筐体92と、筐体92の外側に配置される外面部材91とを有している。
外面部材91としては、表示部の外部パネル、外装カバー、キーパッド、電池蓋など、様々な部品を適用することができる。
筐体92には、防水エリアに通じる通気孔92aが形成されている。
外面部材91には、通気孔92aと位置がずらされて通気孔91aが形成されている。
2つの通気孔92a、91aは、外側の通気孔91aから斜めに直線状の細い棒を差し込んで内側の通気孔92aに届かない程度にずらされている。
筐体92の通気孔92aはベントフィルター96でふさがれている。
さらに、実施の形態6においては、ベントフィルター96が外側の通気孔91aから見えない範囲に固定されている。
このような構成により、筐体92の収容空間は防水エリアとすることができ、且つ、通気孔91a、92aと隙間v1を介して筐体92の収容空間へ通気することができる。
さらに、実施の形態6によれば、ベントフィルター96が外側の通気孔91aから見えない位置に固定されているため、外側の通気孔91aから細い棒が差し込まれても、細い棒がベントフィルター96まで届かない。よって、細い棒が差し込まれることでベントフィルター96に力が加わってベントフィルター96が損傷することがない。よって、実施の形態6によれば、ベントフィルター96が損傷して収容空間の防水性が低下することをより確実に防止することができる。
(実施の形態7)
図13は、実施の形態7の携帯端末装置における第1筐体の表示部側の構成を示す平面図、図14は、通気孔の周辺の構成を示す背面図、図15は、静電気誘導部の構成の第1変形例を示す断面図、図16は、静電気誘導部の構成の第2変形例を示す断面図である。
実施の形態7の携帯端末装置は、通気孔12cの周囲を除いて、図1及び図2の携帯端末装置とほぼ同様の構成である。
第1筐体12には、第1筐体12の厚み方向に貫通する貫通孔である通気孔12cが形成されている。第1筐体12には、導電板101が取り付けられている。導電板101は、第1筐体12と一体成型されることにより、第1筐体12と一体に設けられている。通気孔12cは、外部と内部部品14a〜14cを収容した第1筐体12の内部とを連通している。第1筐体12には、通気孔12cと内部部品14a〜14cとの沿面距離を長くするためのリブ103が設けられている(図14参照)。
導電板101は、第1筐体12の内面において通気孔12cに対して内部部品14a〜14cよりも近づいた位置に露出する静電気誘導部102を有している。導電板101は、表示部11bを補強するために、表示部11bの背面側に設けられている。導電板101の通気孔12c側には、折り曲げ部101aが形成されている。導電板101のヒンジ側には、一体成型の際に第1筐体12に埋設される折り曲げ部101bが形成されている。折り曲げ部101a及び折り曲げ部101bは、プレス加工により金属板を打ち抜いた後に折り曲げることにより形成されている。
静電気誘導部102は、折り曲げ部101aの両端において、折り曲げ部101aから通気孔12c側に突出する一方の突出部101cに設けられている。
上記構成を有する携帯端末装置では、通気孔12cに対して内部部品14a〜14cよりも近づいた位置に静電気誘導部102を露出させているので、通気孔12cから静電気が進入した場合に、進入した静電気を静電気誘導部102に誘導することができる。なお、ベントフィルター13により通気孔12cは覆われているが、静電気は、ベントフィルター13を通過して第1筐体12の内部に侵入することができる。
以上のように、実施の形態7の携帯端末装置によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、通気孔12cから進入した静電気を静電気誘導部102に誘導することにより、静電気により内部部品が破壊されることを防ぐことができる。
また、実施の形態7の携帯端末装置によれば、通気孔12cと内部部品14a〜14cとの沿面距離を長くするためのリブ103を設けたので、静電気により内部部品が破壊されることを確実に防ぐことができる。
また、実施の形態7の携帯端末装置によれば、表示部11bを補強する導電板を用いて静電気誘導部102を形成することにより、静電気誘導部としての新たな部品を不要にすることができ、製造コストを低減することができる。また、新たな部品を配置するために従来必要であったスペースを利用して、沿面距離を長くするためのリブを形成することができ、静電気に対してより安全な構成にすることができる。
[静電気誘導部の構成の第1変形例]
図15に示すように、静電気誘導部102aは、通気孔12c内部に導電板101の一部を露出させて設けることができる。図15に示す静電気誘導部102aは、導電板101に折り曲げ部101aを設けない場合、または折り曲げ部101aを設ける場合であっても、通気孔12cと上下に重なる位置に突出部101cを設けることが可能な場合に、形成することができる。
これにより、第1筐体12の内面に静電気誘導部102を設ける場合に比べて、通気孔12cから進入する静電気を静電気誘導部102aに確実に誘導することができる。
[静電気誘導部の構成の第2変形例]
図16に示すように、静電気誘導部102bは、通気孔12cに対して内面側に導電板101の一部を露出させて設けることができる。図16に示す静電気誘導部102bは、導電板101に折り曲げ部101aを設けない場合、または折り曲げ部101aを設ける場合であっても、通気孔12cと上下に重なる位置に突出部101cを設けることが可能な場合に、形成することができる。
これにより、第1筐体12の内面に静電気誘導部102を設ける場合に比べて、通気孔12cから進入する静電気を静電気誘導部102bに確実に誘導することができる。
なお、実施の形態7の携帯端末装置において、通気孔12cから進入する静電気を静電気誘導部102に誘導したが、マイク若しくはスピーカー等の音声を外部に出力するための音孔から進入する静電気を静電気誘導部102に誘導してもよい。
また、実施の形態7の携帯端末装置において、筐体に形成された通気孔12cから進入する静電気を静電気誘導部102に誘導したが、外部パネル11aに形成された音孔等の貫通孔から筐体内部に進入する静電気を静電気誘導部102に誘導してもよい。
また、実施の形態7の携帯端末装置において、第1筐体12の内面において静電気誘導部102が露出するようにしたが、内部部品14a〜14cを収容した第1筐体12の内部に外部パネル11aが露出する場合には、外部パネル11aの内面において静電気誘導部102が露出するようにしてもよい。
また、実施の形態7の携帯端末装置において、第1筐体12にリブ103を設けたが、内部部品14a〜14cを収容した第1筐体12の内部に外部パネル11aが露出する場合には、外部パネル11aにリブ103を設けてもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、外面部材として、表示部の外部パネル、外装カバー、電池蓋を適用した構成を例にとって説明したが、その他、キーパッドなどを適用することもできる。また、表示部は、タッチセンサーを設けたタッチパネルであってもよい。また、上記実施の形態では、ベントフィルターを筐体と外面部材との間に配置した構成を例にとって説明したが、ベントフィルターは、筐体の内側に配置して筐体の通気孔をふさぐ構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、筐体の通気孔と外面部材の通気孔とが、装置外面に垂直な方向から見て重なりが生じない構成を例にとって説明した。しかしながら、両方の通気孔が少し重なっている構成を採用してもよい。この場合でも、筐体の通気孔に差し込むことのできる棒の径は、両方の通気孔が完全に重なっている場合より細くなるため、一定の効果が得られる。
本発明は、携帯電話機などの携帯端末装置に利用できる。
10 第2構成部
11a、41a 外部パネル
11b、41b 表示部
11c、12c、41c、42c、57、58、77、77A、78、91a、92a 通気孔
12 第1筐体
13、49、59、79、96 ベントフィルター
12a、75a 台座面
12b、75b、75h 凹部
12A 枠部
12B 背面プレート
42、55、75、75A、92 筐体
51 外装カバー
54、74、74A 電池蓋
74a、74b パッキン
91 外面部材
df1、df2 接着部材
v1、v3、v4 隙間
v2 通気溝

Claims (8)

  1. 内部部品と、
    内部に防水エリアを形成して前記防水エリアに前記内部部品を収容する筐体と、
    前記筐体に設けられて前記防水エリアに通じる第1通気孔と、
    防水性を有する通気フィルターと、
    前記筐体の外側に配置される外面部材と、
    を具備し、
    前記通気フィルターは、前記第1通気孔を塞ぐように固定され、
    前記外面部材は、外部から前記第1通気孔へ通じる通気経路を確保した状態で、前記第1通気孔を覆って固定される、
    携帯端末装置。
  2. 前記外面部材には、前記第1通気孔と重ならない箇所に第2通気孔が形成され、
    前記通気経路は、前記第2通気孔、および、前記外面部材と前記筐体との隙間から構成される、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 前記外面部材は、前記第2通気孔を有する表示部の外部パネルであり、
    前記筐体には、前記第1通気孔を有し且つ前記外部パネルの周縁部に対向する台座面が形成され、
    前記外部パネルは、前記台座面との間に前記通気フィルターを挟んで前記筐体に防水固定される、
    請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記外面部材は、電池収容部を覆う電池蓋であり、
    前記筐体には、前記電池蓋により塞がれる開口と、前記第1通気孔を有し且つ前記電池蓋の周縁部に対向する台座面とが形成され、
    前記電池蓋は、前記台座面との間に前記通気フィルターを挟んで前記筐体に防水固定される、
    請求項2記載の携帯端末装置。
  5. 前記外面部材は、電池収容部を覆う電池蓋であり、
    前記電池蓋は、パッキンを介して前記筐体に防水固定され、
    前記筐体には、前記電池蓋の前記パッキンより外側の部位と重なる箇所に前記第1通気孔が設けられている、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  6. 前記外面部材または前記筐体に形成され、外部と前記内部部品を収容した前記筐体の内部とを連通する貫通孔と、
    前記筐体と一体に設けられ、前記外面部材の内面若しくは前記筐体の内面において前記貫通孔に対して前記内部部品よりも近づいた位置に露出する導電板と、
    をさらに有する、
    請求項1記載の携帯端末装置。
  7. 前記外面部材若しくは前記筐体は、
    前記貫通孔と前記内部部品との沿面距離を長くするためのリブを有する、
    請求項6記載の携帯端末装置。
  8. 前記貫通孔は、
    前記第1通気孔である、
    請求項6記載の携帯端末装置。
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