JP2014012535A - 充填装置、排気機構、排気方法、及び充填済み容器製造方法 - Google Patents

充填装置、排気機構、排気方法、及び充填済み容器製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の真空度を短時間で得られる充填装置を提供する。
【解決手段】充填装置1は、材料Mが収納された第1容器10と、第1開口部21と第2開口部22とを具備した第2容器20と、第1容器1と第2容器20の第1開口部21とを気密性を確保し接続する接続部30と、複数具備された第2容器20の1つである特定第2容器24の第2開口部22に取り付けられ、特定第2容器24からの排気を許容しつつ、その吸気を規制する規制部40と、特定第2容器24を除く第2容器20の第1開口部21を封止する封止部50と、規制部40を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部を排気する排気部60と、接続部30を介して、第1容器10から第2容器20に材料Mを移送する移送部70とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の容器に材料を充填する充填装置、及び該充填装置を用いた材料充填済み容器の製造方法に関する。又、本発明は、排気機構、及び排気方法に関する。
容器を自転させながら公転させることによって、その容器に収納された材料を攪拌脱泡する装置(自転・公転方式の攪拌脱泡装置)が知られている(特許文献1参照)。この装置は、はんだペーストや液晶パネルのシーラント剤などの電子部品材料の製造等に利用される。
ところで、電子部品材料は、通常、シリンジ容器(バレル容器も含む。以下同様。)と呼ばれる容器に充填され、ディスペンサによって精密に塗布・吐出される。しかしながら、上記装置では、効率等の観点から、一般に、一括して材料の処理を行う。従って、この一括して処理した材料は、別途、複数のシリンジ等の容器に充填しなければならない。
このような状況を鑑みてか、特許文献2、及び特許文献3には、遠心力を利用してシリンジ等の容器に材料を充填する充填装置が開示されている。これらの充填装置は、材料への気泡の混入を防ぐため、排気機構が備えられている。
特開2000-271465号公報 特開2002-80005号公報 特開2003-201000号公報
しかしながら、特許文献2、及び特許文献3では、充填作業を行うチェンバー全体を真空とするように排気機構が構成されている。そのため、これらの充填装置では、所望の真空度を得るために、長時間の待ち時間が生じるという問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みなされたものであって、所望の真空度を短時間で得られる充填装置を提供することを目的とする。又、本発明は、前記充填装置に適用される排気機構、及び排気方法を提供することを目的とする。更に、本発明は、前記充填装置を用いた充填済み容器の製造方法に関する。
本発明の一つの実施態様は、
材料が収納された第1容器と、
第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、
前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、
複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部に取り付けられ、前記特定第2容器からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制する規制部と、
前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止する封止部と、
前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気部と、
前記接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、
を備える充填装置を提供する。
本充填装置では、規制部を介して、第1容器、及び第2容器の内部のみを排気部により排気できるので、不要な部分まで排気する必要がなく、第1容器、及び第2容器の内部を短時間で所望の真空度に到達させることができる。更に、本充填装置は、排気部の排気容量を小さくできることも相俟って、小型化、ローコスト化を図ることができる。
この充填装置において、
前記規制部と前記排気部とは着脱自在とされてもよい。
この充填装置において、
前記第1容器には、排気口部が設けられて、
前記規制部は、前記特定第2容器の前記第2開口部に代わり、前記第1容器の前記排気口部に取り付けられ、前記第1容器からの排気を許容しつつ、該第1容器の吸気を規制し、
前記封止部は、前記特定第2容器の前記第2開口部も封止してもよい。
この充填装置において、
前記接続部には、排気口部が設けられて、
前記規制部は、前記特定第2容器の前記第2開口部に代わり、前記接続部の前記排気口部に取り付けられ、前記接続部を介した排気を許容しつつ、該接続部を介した吸気を規制し、
前記封止部は、前記特定第2容器の前記第2開口部も封止してもよい。
本発明の別の実施態様は、
材料が収納された第1容器と、第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、該接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、を具備した充填装置に適用される排気機構であって、
複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部に取り付けられ、前記特定第2容器からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制する規制部と、
前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止する封止部と、
前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気部と、
を備える排気機構を提供する。
本排気機構は、充填装置に適用することで、規制部を介して、第1容器、及び第2容器の内部のみを排気部により排気できるので、不要な部分まで排気する必要がなく、第1容器、及び第2容器の内部を短時間で所望の真空度に到達させることができる。更に、本排気機構は、排気部の排気容量を小さくできることも相俟って、小型化、ローコスト化を図ることができる。
本発明の別の実施態様は、
材料が収納された第1容器と、第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、該接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、を具備した充填装置における排気方法であって、
規制部により、複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制すると共に、封止部により、前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止し、
排気部により、前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気方法を提供する。
本排気方法は、規制部を介して、第1容器、及び第2容器の内部のみを排気するので、不要な部分まで排気する必要がなく、第1容器、及び第2容器の内部を短時間で所望の真空度に到達させることができる。
本発明の別の実施態様は、
前記充填装置を用いて、前記材料が充填された前記第2容器を製造する充填済み容器製造方法を提供する。
本充填済み容器製造方法では、上記の充填装置を利用することで、効率よく材料充填済みの第2容器(シリンジ容器)を製造することができる。
本発明によれば、所望の真空度を短時間で得られる充填装置を提供できる。又、本発明によれば、前記充填装置に適用される排気機構、及び排気方法を提供できる。更に、本発明によれば、前記充填装置を用いた充填済み容器の製造方法を提供できる。
第1の実施の形態に係る充填装置の概略図。 接続部の拡大平面図。 第1の実施の形態に係る充填装置の動作を説明する説明図。 変形例に係る充填装置の概略図。 変形例に係る充填装置の概略図。 第2の実施の形態に係る充填装置の概略図。 第2の実施の形態に係る充填装置の動作を説明する説明図。
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。すなわち、以下の実施の形態で説明するすべての構成が本発明にとって必須であるとは限らない。又、本発明は、以下の内容を自由に組み合わせたもの、又、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更を加えたものを含む。
1.第1の実施の形態
(1)充填装置1の構成
充填装置1は、図1に示すように、材料Mが収納される第1容器10と、第1開口部21及び第2開口部22を具備した第2容器20と、第1容器10と第2容器20の第1開口部21とを気密性を確保し接続する接続部30と、複数具備されている第2容器20の内の1つである特定第2容器24の第2開口部22に取り付けられて、該特定第2容器24からの排気を許容しつつ、その吸気を規制する規制部40とを備える。又、充填装置1は、特定第2容器24を除く第2容器20の第2開口部22を封止する封止部50と、規制部40を介して、第1容器10、及び第2容器20(特定第2容器24を含む。以下、特に記載しない限り、第2容器20との記載には、特定第2容器24を含むものとする。)の内部を排気する排気部60と、第1容器10から第2容器20へ材料Mを移送する移送部70を備える。更に、充填装置1は、第1容器10を固定する固定部80、及び第1容器10や移送部70を支持する支持部90を備える。
第1容器10は、図1に示すように、一端に開口部12を、他端に底部14を有した有底円筒状に形成されて、材料Mを収納可能に構成される。第1容器10は、樹脂、金属等の材質により構成される。又、第1容器10には、外周部から突出する凸部16が形成されている。第1容器10は、凸部16が固定部80と係合することで、底部14を支持部90に当接させた状態にて固定部80に固定される。尚、第1容器10は、固定部80に固定されることで、その中心を通る仮想の直線である中心線が、接続部30の中心を通り、その回転の中心である仮想の直線である回転軸線L1と重なる。
第2容器20は、図1に示すように、複数備えられて、一端に第1開口部21、他端に第2開口部22を具備しており、シリンジ容器等である。個々の第2容器20は、第1開口部21が接続部30の貫通穴33に挿入されて気密性を確保し保持される。尚、本実施の形態においては、第1開口部21と第2開口部22とを比較して、小径な方を第1開口部21としたが、大径な方を第1開口部21とすることも想定され得る。
接続部30は、図1に示すように、押圧部材31と、シール部材37とを備える。接続部30は、回転軸線L1を中心として回転可能に構成されて、第1容器10の開口部12より挿入され、底部14(支持部90)に向かって移動可能である。
押圧部材31は、図1、及び図2に示すように、円筒状に構成されて、第1容器10内の材料Mを押圧するための押圧面32と、押圧面32とその反対側の面との間を貫通して、気密性を確保し第2容器20の第1開口部21を保持するための貫通穴33とを備える。又、押圧部材31は、その外周面に形成されて、シール部材37を取り付けるための円環状の溝34と、押圧面32の反対面に開口し、当該押圧部材31の中心に形成されて、移送部70のシャフト71を取り付けるための穴35とを備える。
貫通穴33は、図2に示すように複数具備される第2容器20と同数設けられて、回転軸線L1を中心とした仮想円の円周上に等間隔に配置される。又貫通穴33は、図1に示すように、押圧面32に向かって拡径するように形成される。尚、貫通穴33の配置、及び形状は、上記以外の構成とすることも想定され得る。
シール部材37は、円環状の弾性部材、例えばU字パッキンやV字パッキン、Oリング等により構成される。シール部材37は、図1に示すように、押圧部材31の溝34に挿入されて、該押圧部材31の外周を囲むように取り付けられている。これにより、シール部材37は、接続部30が第1容器10内に挿入されて、該第1容器10の開口部12と底部14との間で移動する際の、第1容器10と接続部30との間の気密性を維持する。
規制部40は、図1に示すように、特定第2容器24の第2開口部22に取り付けられて、該第2開口部22からの排気部60による排気を許容しつつ、当該第2開口部22からの吸気を規制する。規制部40は、例えば、逆止弁により構成することができる。
封止部50は、図1に示すように、第2容器20の内、特定第2容器24を除くものの第2開口部22に取り付けられる。この封止部50は、第2容器20の第2開口部22に取り付けることで、該第2開口部22からの吸気、及び排気を規制する。
排気部60は、図1に示すように、真空ポンプ62と、該真空ポンプ62と規制部40とを繋ぐ配管部64と、該配管部64内のガス圧を計測する圧力計66とを備える。この排気部60は、真空ポンプ62を作動させることにより、規制部40を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部(接続部30の貫通穴33の内部を含む。以下同様。)を排気する。
配管部64は、規制部40と着脱自在に構成される。圧力計66は、真空ポンプ62による第1容器10、及び第2容器20の内部の排気中において、配管部64、規制部40を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部が連通することにより、第1容器10、及び第2容器20の内部のガス圧を計測することができる。
移送部70は、接続部30の穴35に一端が取り付けられるシャフト71と、回転軸線L1を中心にシャフト71を回転させつつ、該シャフト71に固定された接続部30を支持部90に対し進退自在に駆動させる駆動部72と、該駆動部72を支持する支持基板73と、該支持基板73と固定部80とを支持部90に対し支持する支柱74とを備える。
駆動部72は、図示しない作業者が手動により回転軸線L1を中心に回転可能なハンドル部75と、該ハンドル部75の回転方向に応じて、シャフト71に固定された接続部30を支持部90に向かって移動させ、又は支持部90から離れる方向に移動させる駆動機構76とを備える。尚、駆動機構76は、公知のボールねじ機構等を利用して構成することができる。
(2)材料M
材料Mは、流体として挙動するものであれば高粘性のものであってもよく、その組成や用途は特に限定されるものではない。例えば、はんだペーストや液晶パネルのシーラント剤であってよい。
(3)材料M充填済み第2容器20の製造方法
充填装置1を用いた材料M充填済みの第2容器20の製造方法は、まず、材料Mを収納した第1容器10を、固定部80に、底部14が支持部90に当接した状態にて固定する。又、第2容器20の第1開口部21を、貫通穴33を利用して気密性を確保し、接続部30に取り付ける。尚、特定第2容器24を除く第2容器20の第2開口部22には、封止部50を取り付け、特定第2容器24の第2開口部22には、規制部40を取り付ける。
続いて、穴35を利用してシャフト71に取り付けられた接続部30を、第1容器10の開口部12よりその内部に挿入する。これにより、第1容器10、及び第2容器20の内部は、貫通穴33を介して気密性が確保された状態にて連通する。
続いて、排気部60の配管部64を規制部40に接続し、真空ポンプ62を作動させて、規制部40、及び配管部64を介して第1容器10、及び第2容器20の内部を排気する。そして、圧力計66の示すガス圧が所望の値になった後、即ち、第1容器10、及び第2容器20が所望の真空度に到達した後、配管部64と規制部40との接続を解除する。
続いて、移送部70のハンドル部75を所定方向に回転させて、回転軸線L1を中心にシャフト71と共に接続部30を回転させつつ、支持部90、即ち、第1容器10の底部14に向かって移動させる。この際、接続部30のシール部材37の作用により、第1容器10、及び第2容器20の内部の気密性は確保され続ける。
接続部30の底部14への移動により、図3に示すように、材料Mが、接続部30の貫通穴33を介して、第2容器20の内部へ移送される。所望量の材料Mが第2容器20の内部へ移送された後、ハンドル部75の回転を停止し、第2容器20を接続部30から取り外す。以上で、材料M充填済み第2容器20の製造が完了する。
(4)作用効果
以下、本実施の形態における充填装置1が奏する作用効果について説明する。
充填装置1は、第1容器10に収納された材料Mを複数の第2容器20に移送するものであり、排気部60を用いて第1容器10、及び第2容器20の内部を所望の真空度に到達させて、第1容器10に収納された材料Mを複数の第2容器20に移送することができる。
ここで、充填装置1では、第1容器10と第2容器20の第1開口部21とを、接続部30を介して気密性を確保し接続している。又、充填装置1では、特定第2容器24を除く第2容器20の第2開口部22を封止部50で封止すると共に、特定第2容器24の第2開口部22に、該第2開口部22からの排気を許容しつつ、当該第2開口部22からの吸気を規制する規制部40を取り付けている。以上により、充填装置1では、規制部40、及び排気部60の配管部64を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部のみを真空ポンプ62により排気できるので、不要な部分まで排気する必要がなく、第1容器10、及び第2容器20の内部を短時間で所望の真空度に到達させることができる。更に、充填装置1では、真空ポンプ62の排気容量も小さくできることも相俟って、小型化、ローコスト化を図ることができる。
又、充填装置1では、上記のように規制部40が特定第2容器24の内部への吸気を規制するので、第1容器10、及び第2容器20の内部が所望の真空度に到達した後に、規制部40と配管部64との接続を解除でき、又、真空ポンプ62を停止することもできる。これらのことは、充填装置1の操作の容易化、及び省電力化に寄与する。
(5)変形例
充填装置1は、移送部70の駆動機構76による接続部30の支持部90に対する進退を、図示しない駆動源(モータ)を利用して行うように構成してもよい。
又、充填装置1は、圧力計66を封止部50のうちの何れかに取り付けるように構成してもよい。この場合において、圧力計66は、真空ポンプ62による第1容器10、及び第2容器20の内部の排気中において、第1容器10、及び第2容器20の内部のガス圧を計測できるように、封止部50に取り付けられる。
又、充填装置1は、図4に示すように、第1容器10の側面部に、その外部と内部との間で貫通した排気口部18を設けるように構成してもよい。この場合において、規制部40は、排気口部18に取り付けられて、該排気口部18からの排気部60による排気を許容しつつ、該排気口部18からの吸気を規制する。尚、特定第2容器24の第2開口部22には、封止部50が取り付けられる。このように構成された充填装置1であっても、規制部40、及び排気部60の配管部64を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部のみを真空ポンプ62により排気できる。
又、充填装置1は、図5に示すように、接続部30に、押圧面32と、該押圧面32の反対面との間で貫通した排気口部38を設けるように構成してもよい。この場合において、規制部40は、排気口部38に取り付けられて、該排気口部38(接続部30)を介した第1容器10からの排気を許容しつつ、当該排気口部38を介した第1容器10の吸気を規制する。尚、特定第2容器24の第2開口部22には、封止部50が取り付けられる。このように構成された充填装置1であっても、規制部40、及び排気部60の配管部64を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部のみを真空ポンプ62により排気できる。
2.第2の実施の形態
(1)充填装置101の構成
充填装置101は、図6に示すように、材料Mが収納される第1容器110と、第2容器20と、第1容器110と第2容器20の第1開口部21とを気密性を確保し接続する接続部120と、第1容器110に取り付けられる規制部40とを備える。又、充填装置101は、第2容器20の第2開口部22を封止する封止部50と、規制部40を介して、第1容器110、及び第2容器20の内部を排気する排気部60と、第1容器110から第2容器20へ材料Mを移送する移送部130と、第1容器110の底部を外嵌して固定する固定部140とを備える。尚、充填装置101における充填装置1と共通の構成要素については、同一符号を付し、以下において説明を省略する。
第1容器110は、図6に示すように、有底形状であって、一端に開口部112を有し、材料Mを収納可能に構成される。この第1容器110は、樹脂、金属等の材質により構成され、当該第1容器110の内部の気密性を維持できるように蓋113が開口部112に取り付けられる。又、第1容器110は、その内部から外部へと貫通して、接続部120を取り付けるための貫通穴116が、側面部114に形成されている。尚、第1容器110は、固定部140に固定されることで、その中心を通る仮想の直線である中心線が、移送部130の回転軸134を通り、その回転中心となる仮想の直線である回転軸線L2と重なる。又、蓋113には、回転軸線L2と重なる位置に、第1容器110の内部から外部へと貫通した排気口部117が設けられる。この排気口部117には、規制部40が取り付けられる。
接続部120は、図6に示すように、その中心を通る仮想の直線である中心線に沿った貫通穴122を有し、一端が第1容器110の貫通穴116に挿入されると共に、他端が第2容器20の第1開口部21を外嵌することで、第1容器10の内部と第2容器20の内部とを気密性を確保し連通させる。
移送部130は、図6に示すように、駆動源(モータ)132と、該駆動源132に回転力を付与されて、回転軸線L2を中心に回転する回転軸134とを備える。回転軸134は、一端を固定部140に接続されており、駆動源132から回転力を付与されることで、回転軸線L2を中心として固定部140と共に、第1容器110を回転させる。
(3)材料M充填済み第2容器20の製造方法
充填装置101を用いた材料M充填済みの第2容器20の製造方法は、まず材料Mを収納して蓋113が取り付けられた第1容器110を、その底部を固定部140に外嵌させることで、当該固定部140に固定する。又、接続部120の一端を第1容器110の貫通穴116に挿入すると共に、第2開口部22に封止部50が取り付けられている第2容器20の第1開口部21を接続部120の他端により外嵌することで、第1容器10の内部と第2容器20の内部とを気密性を確保し連通させる。
続いて、排気部60の配管部64を、第1容器110の蓋113の排気口部117に取り付けられた規制部40に接続し、真空ポンプ62を作動させて、規制部40、及び配管部64を介して、第1容器110、及び第2容器20の内部(接続部120の貫通穴122を含む。以下同様。)を排気する。そして、圧力計66の示すガス圧が所望の値になった後、即ち、第1容器110、及び第2容器20が所望の真空度に到達した後、配管部64と規制部40との接続を解除する。尚、規制部40、又は、配管部64に図示しないロータリージョイントを設けて、配管部64と規制部40との接続を解除せず、以降の作業を行うことも想定され得る。
続いて、移送部130の駆動源132を駆動させて、回転軸線L2を中心に、第1容器110、及び第2容器20を回転させる。この際、第1容器110、及び第2容器20の内部の気密性は確保され続ける。
回転軸線L2を中心に第1容器110、及び第2容器20を回転させることにより、図7に示すように、材料Mに遠心力が作用して、該材料Mが、接続部120の貫通穴122を介して、第2容器20の内部へ移送される。所望量の材料Mが第2容器20の内部へ移送された後、駆動源132の駆動を停止し、第2容器20を接続部120から取り外す。以上で、材料M充填済み第2容器20の製造が完了する。
(3)作用効果
充填装置101では、接続部120を介して、第1容器110、及び第2容器20の内部のみを真空ポンプ62により排気できるので、充填装置1と同様に、不要な部分まで排気する必要がなく、第1容器110、及び第2容器20の内部を短時間で所望の真空度に到達させることができる。そのため、充填装置101は、充填装置1と同様の効果を発揮する。
(4)変形例
充填装置101は、接続部120を使用せず、第1容器110の貫通穴116を接続部として使用してもよい。この場合においては、第2容器20の第1開口部21を、貫通穴116に挿入することで、第1容器10の内部と第2容器20の内部とを気密性を確保し連通させる。
又、充填装置101は、排気口部117にかえて、接続部120に、その外部と貫通穴122との間で貫通した図示しない排気口部を設けるように構成してもよい。この場合において、規制部40は、前記排気口部に取り付けられる。更に、充填装置101は、排気口部117にかえて、第2容器20の内の1つである特定第2容器24の第2開口部22に、封止部50にかわり規制部40を取り付けるように構成してもよい。このように構成された充填装置101であっても、規制部40、及び排気部60の配管部64を介して、第1容器10、及び第2容器20の内部のみを真空ポンプ62により排気できる。
1…充填装置、 10…第1容器、 12…開口部、 14…底部、 16…凸部、 18…排気口部、 20…第2容器、 21…第1開口部、 22…第2開口部、 24…特定第2容器、 30…接続部、 31…押圧部材、 32…押圧面、 33…貫通穴、 34…溝、 35…穴、 37…シール部材、 38…排気口部、 40…規制部、 50…封止部、 60…排気部、 62…真空ポンプ、 64…配管部、 66…圧力計、 70…移送部、 71…シャフト、 72…駆動部、 73…支持基板、 74…支柱、 75…ハンドル部、 76…駆動機構、 80…固定部、 90…支持部、 101…充填装置、 110…第1容器、 112…開口部、 113…蓋、 114…側面部、 116…貫通穴、 117…排気口部、 120…接続部、 122…貫通穴、 130…移送部、 132…駆動源、 134…回転軸、 140…固定部、 L1…回転軸線、 L2…回転軸線、 M…材料

Claims (7)

  1. 材料が収納された第1容器と、
    第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、
    前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、
    複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部に取り付けられ、前記特定第2容器からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制する規制部と、
    前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止する封止部と、
    前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気部と、
    前記接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、
    を備える充填装置。
  2. 前記規制部と前記排気部とは着脱自在とされる請求項1記載の充填装置。
  3. 前記第1容器には、排気口部が設けられて、
    前記規制部は、前記特定第2容器の前記第2開口部に代わり、前記第1容器の前記排気口部に取り付けられ、前記第1容器からの排気を許容しつつ、該第1容器の吸気を規制し、
    前記封止部は、前記特定第2容器の前記第2開口部も封止する請求項1又は請求項2記載の充填装置。
  4. 前記接続部には、排気口部が設けられて、
    前記規制部は、前記特定第2容器の前記第2開口部に代わり、前記接続部の前記排気口部に取り付けられ、前記接続部を介した排気を許容しつつ、該接続部を介した吸気を規制し、
    前記封止部は、前記特定第2容器の前記第2開口部も封止する請求項1又は請求項2記載の充填装置。
  5. 材料が収納された第1容器と、第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、該接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、を具備した充填装置に適用される排気機構であって、
    複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部に取り付けられ、前記特定第2容器からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制する規制部と、
    前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止する封止部と、
    前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気部と、
    を備える排気機構。
  6. 材料が収納された第1容器と、第1開口部と第2開口部とを具備した第2容器と、前記第1容器と前記第2容器の前記第1開口部とを気密性を確保し接続する接続部と、該接続部を介して、前記第1容器から前記第2容器に前記材料を移送する移送部と、を具備した充填装置における排気方法であって、
    規制部により、複数具備された前記第2容器の1つである特定第2容器の前記第2開口部からの排気を許容しつつ、該特定第2容器の吸気を規制すると共に、封止部により、前記特定第2容器を除く前記第2容器の前記第2開口部を封止し、
    排気部により、前記規制部を介して、前記第1容器、及び前記第2容器の内部を排気する排気方法。
  7. 請求項1〜4の何れかに記載の充填装置を用いて、前記材料が充填された前記第2容器を製造する充填済み容器製造方法。

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