JP2014011899A - ステータ、およびモータ - Google Patents

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達也 竹村
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Abstract

【課題】配線基板の形状を変更することにより、コストの低減を図ることのできるステータ、および該ステータを備えたモータを提供すること。
【解決手段】ステータ4において、絶縁部材8には配線基板3(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)が重ねて配置されている。配線基板3は、180°未満の円弧角をもって延在する円弧状基板(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)が用いられており、かかる構成の円弧状基板であれば、大型基板からの抜き位置を工夫すれば、円環状の基板に比して、大型基板からの取り数を増やすことができる。それ故、配線基板3のコストを低減することができるので、ステータ4およびモータ1のコストを低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、突極に対して絶縁部材を介してコイル線が巻回されたステータ、および該ステータを備えたモータに関するものである。
モータ等に用いるステータは、突極に対して絶縁部材を介してコイル線が巻回された構造を有しており、絶縁部材に対して軸線方向の一方側には配線基板が重ねて配置されている(特許文献1参照)。かかる配線基板としては、ステータの形状に対応する円環状の基板が1枚用いられている。
特開2008−301637号公報
しかしながら、モータに対してはコストの低減が求められているが、ステータコアや絶縁部材のコストを低減しようにも、特性の確保等の観点から、ステータコアや絶縁部材の低コスト化は困難である。一方、配線基板は、円環状であるため、大型基板からの取り数は、配線基板の直径によって決まってしまう。それ故、配線基板が円環状のままでは、配線基板の低コスト化が困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、配線基板の形状を変更することにより、コストの低減を図ることのできるステータ、および該ステータを備えたモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、周方向に複数の突極を備えたステータコアと、前記突極を覆う胴部を備えた絶縁部材と、前記胴部を介して前記突極の周りに巻回された複数相のコイル線と、前記絶縁部材に対して軸線方向の一方側に重ねて配置され、前記コイル線の端部が接続された配線基板と、を有するステータであって、前記配線基板は、180°未満の円弧角をもって延在する第1円弧状基板と、前記第1円弧状基板に対して周方向で隣り合う位置で180°未満の円弧角をもって延在する第2円弧状基板と、を含んでいることを特徴とする。
本発明では、配線基板として、180°未満の円弧角をもって延在する円弧状基板(第1円弧状基板および第2円弧状基板)が用いられており、かかる構成の円弧状基板であれば、大型基板からの抜き位置を工夫すれば、円環状の基板に比して、大型基板からの取り数を増やすことができる。それ故、配線基板のコストを低減することができるので、ステータおよびモータのコストを低減することができる。
本発明において、前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板はいずれも片面基板であることが好ましい。配線基板として、複数枚の円弧状基板を用いれば、基板毎にパターンを形成する面を変えることができる。それ故、円弧状基板として片面基板を用いれば、コストを低減することができるとともに、円弧状基板として片面基板を用いた場合でも、コイル線等の接続に支障がない。
本発明においては、前記第1円弧状基板には、各相の前記コイル線に接続するコモン用パターンが形成され、前記第2円弧状基板には、前記コイル線に対して相毎に独立した電位を印加する動力線接続用パターンが形成されていることが好ましい。このように設定すれば、円弧状基板の周方向の寸法を短くすることができる。
本発明において、前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板は、同一の外形形状を有していることが好ましい。かかる構成によれば、大型基板から円弧状基板を効率よく抜くことができる。
本発明において、前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板は各々、一方面に各相の前記コイル線に対して接続可能なコモン用パターンが形成され、他方面に前記コイル線に対して相毎に独立した電位を印加可能な動力線接続用パターンが形成された共用の円弧状基板からなり、2枚の前記共用の円弧状基板が表裏反転して前記絶縁部材に重ねられ、前記2枚の共用の円弧状基板のうちの一方が前記第1円弧状基板として用いられ、他方が前記第2円弧状基板として用いられていることが好ましい。かかる構成によれば、第1円弧状基板および第2円弧状基板として同一構成の円弧状基板を用いることができるので、準備しておく部品点数を削減することができる。
この場合、前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板には、前記コイル線を通す切り欠きまたは貫通孔からなるコイル線支持部が形成され、前記第1円弧状基板と前記第2円弧状基板とにおいて、前記コイル線支持部位置が線対称であることが好ましい。かかる構成によれば、第1円弧状基板および第2円弧状基板を配置した際、コイル線支持部とコイル線の位置関係によって、第1円弧状基板および第2円弧状基板を適切な位置に配置したか否かを判別することができる。それ故、第1円弧状基板および第2円弧状基板が、例えば同一形状や類似形状であっても、第1円弧状基板および第2円弧状基板が入れ替わって配置されることを防止することができる。
本発明において、相数をnとし、1相当たりの極数をmとしたとき、
前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板の各々の角度範囲θは、以下の条件
(360/(n×m))×(m−1)<θ<(360/(n×m))×m
を満たしていることが好ましい。かかる構成によれば、第1円弧状基板および第2円弧状基板を必要最小限度のサイズにでき、大型基板からの取り数を増やすことができるとともに、各相のコイル線を容易に第1円弧状基板および第2円弧状基板に接続することができる。
本発明は、本発明に係るステータを備えたモータであり、この場合、モータは、前記突極の端部に径方向で対向するロータを有している。
本発明では、配線基板として、180°未満の円弧角をもって延在する円弧状基板(第1円弧状基板および第2円弧状基板)が用いられており、かかる構成の円弧状基板であれば、大型基板からの抜き位置を工夫すれば、円環状の基板に比して、大型基板からの取り数を増やすことができる。それ故、配線基板のコストを低減することができるので、ステータおよびモータのコストを低減することができる。
本発明を適用したモータの縦断面図である。 本発明を適用したモータのステータの説明図である。 本発明を適用したモータのステータの底面図である。 本発明を適用したモータのステータにおける配線基板の固定構造を示す説明図である。 本発明を適用したモータのステータに用いた絶縁部材の説明図である。 本発明を適用したステータおよびモータの製造工程において、コイル線を巻回する方法を模式的に示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、モータ軸線方向Lのうち、モータ軸が大きく突出している側を出力側L1とし、その反対側を反出力側L2として説明する。また、周方向については矢印Rで示し、その一方側をR1とし、他方側をR2として説明する。また、以下の説明では、本発明をインナーロータ型のモータに適用した場合を中心に説明する。
(モータの全体構成)
図1は、本発明を適用したモータの縦断面図である。図1に示すモータ1は、3相のインナーロータ型DCブラシレスモータであり、モータ軸線方向Lの出力側L1が開放端になっている有底円筒状のモータケース2と、モータケース2の内側に焼き嵌め等の方法で固定された円筒状のステータ4と、ステータ4の内側に設けられたロータ7とを有していている。モータケース2は、円筒状のケース部材21と、ケース部材21の反出力側L2の端部に溶接等の方法で固定された端板22とからなる。ロータ7は、モータ軸線方向Lに延びた回転軸70と、回転軸70の外周面に固定されたロータマグネット75(永久磁石)とを備えている。回転軸70は、出力側L1の第1軸受76、および反出力側L2の第2軸受77によって回転可能に支持されている。第1軸受76は、モータケース2に保持されたフランジ状の軸受ホルダ20に保持され、第2軸受77は、端板22に形成された円筒部221に保持されている。本形態において、軸受ホルダ20はモータケース2の開放端を塞ぐ蓋部材として用いられている。
ステータ4は、複数の分割コア50が周方向Rに環状に配列されたステータコア5と、複数の分割コア50のモータ軸線方向Lの各々の両端に被さる絶縁部材8、9と、絶縁部材8、9の溝状のコイル巻回部80、90を介してステータコア5の突極51に巻回された3相分(u相、v相およびw相)のコイル線6とを備えている。また、ステータ4は、コイル線6に給電を行うにあたって、ステータコア5の反出力側端部に重なる絶縁部材8に反出力側L2で重なる配線基板3が用いられている。本形態において、コイル線6は、銅線の表面に絶縁層が被覆された構造を有している。
本形態では、ステータコア5が複数の分割コア50からなるため、絶縁部材8、9は、複数の分割コア50の各々に装着される。ここで、周方向Rで隣り合う分割コア50に装着された絶縁部材8、9同士が各々、分割された個別の部材になっていてもよいし、周方向で隣り合う分割コア50に装着された絶縁部材8、9同士が、肉薄の可撓部で繋がった構造であってもよい。
(ステータ4の構成)
図2は、本発明を適用したモータのステータの説明図であり、図2(a)、(b)、(c)、(d)は、ステータを反出力側L2からみた斜視図、ステータをステータコア側と配線基板とに分解した分解斜視図、ステータコア側から分割コアの1つを外した状態等の分解斜視図、および分割コア1つ分に配置された絶縁部材の分解斜視図である。図3は、本発明を適用したモータのステータの底面図であり、図3(a)、(b)は、ステータの底面部、およびステータをステータコア側と配線基板とに分解した底面図である。図4は、本発明を適用したモータのステータにおける配線基板の固定構造を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は、配線基板をステータコア側に固定した状態の底面図、配線基板をステータコア側から外した状態の底面図、および配線基板を保持する絶縁部材等の説明図である。
図2に示すように、分割コア50は、複数枚の磁性板をモータ軸線方向Lに積層した積層コアからなり、半径方向に突出する突極51と、突極51の外周側端部から周方向の両側に延びた外周側円弧部53と、内周側端部から周方向の両側に延びた内周側円弧部52とを備えている。かかる分割コア50は、複数が周方向に配列される結果、周方向で隣接する外周側円弧部53の側端部同士が連結され、外周側円弧部53は、ステータ4の環状コア部530を構成する。このため、ステータコア5は、環状コア部530から半径方向内側に突出する複数の突極51が等角度間隔で配列された構造を有しており、突極51の先端部(内周側円弧部52)と、図1に示すロータマグネット75とは隙間を介して対向することになる。
本形態において、ステータコア5は、1相当たり3極に形成されているため、計9個の分割コア50によって形成されている。このため、分割コア50は40°間隔に配列されている。
(配線基板3の構成)
図2、図3および図4に示すように、本形態のモータ1において、配線基板3は、180°未満の円弧角をもって延在する第1円弧状基板31と、第1円弧状基板31に対して周方向で隣り合う位置で180°未満の円弧角をもって延在する第2円弧状基板32とからなる。かかる第1円弧状基板31および第2円弧状基板32はいずれも、片面基板である。また、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の各々の角度範囲θはいずれも、約100°であり、以下の条件
(360/(n×m))×(m−1)<θ<(360/(n×m))×m
n=相数
m=1相当たりの極数
を満たしている。すなわち、本形態では、n=3およびm=3であるため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の各々の角度範囲θは、以下の条件
80°<θ<120°
を満たしている。
図3および図4に示すように、第1円弧状基板31には、各相のコイル線6に接続するコモン用パターン310が形成され、第2円弧状基板32には、コイル線6に対して相毎に独立した電位を印加する動力線接続用パターン320u、320v、320wが形成されている。本形態では、3つの動力線接続用パターン320u、320v、320wは、互いに近接した位置から引き出されている。
第1円弧状基板31および第2円弧状基板32は、同一の外形形状を有しており、第1円弧状基板31と第2円弧状基板32とは線対称に配置されている。より具体的には、第1円弧状基板31の内周縁311には、周方向Rの他方側R2周りの方向に向かって、第1切り欠き311a、第2切り欠き311b、および第3切り欠き311cがこの順に等角度間隔に形成されており、かかる第1切り欠き311a、第2切り欠き311b、および第3切り欠き311cはいずれも、径方向の内側で開放状態にある。本形態において、第1切り欠き311a、第2切り欠き311b、および第3切り欠き311cは40°間隔に形成されている。
ここで、第3切り欠き311cは、周方向の縁に形成されているのに対して、第1切り欠き311aおよび第2切り欠き311bは、周方向の途中位置に形成されており、第1切り欠き311aおよび第2切り欠き311bの各々の周方向の寸法は、第3切り欠き311cの周方向の寸法より大である。本形態において、第1切り欠き311aおよび第2切り欠き311bの各々の周方向の寸法は、第3切り欠き311cの周方向の寸法の約2倍である。かかる第1切り欠き311a、第2切り欠き311b、および第3切り欠き311cは、後述する絶縁部材8の凸部841が嵌る係合部として形成されている。
第1円弧状基板31の外周縁312には、周方向Rの他方側R2周りの方向に向かって、第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cがこの順に等角度間隔に形成されており、かかる第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cはいずれも、径方向の外側で開放状態にある。本形態において、第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cは40°間隔に形成されている。
また、第2円弧状基板32の内周縁321には、周方向Rの一方側R1周りの方向に向かって、第1切り欠き321a、第2切り欠き321b、および第3切り欠き321cがこの順に等角度間隔に形成されており、かかる第1切り欠き321a、第2切り欠き321b、および第3切り欠き321cはいずれも、径方向の内側で開放状態にある。本形態において、第1切り欠き321a、第2切り欠き321b、および第3切り欠き321cは40°間隔に形成されている。かかる第1切り欠き321a、第2切り欠き321b、および第3切り欠き321cは、後述する絶縁部材8の凸部841が嵌る係合部として形成されている。
ここで、第3切り欠き321cは、周方向の縁に形成されているのに対して、第1切り欠き321aおよび第2切り欠き321bは、周方向の途中位置に形成されており、第1切り欠き321aおよび第2切り欠き321bの各々の周方向の寸法は、第3切り欠き321cの周方向の寸法より大である。本形態において、第1切り欠き321aおよび第2切り欠き321bの各々の周方向の寸法は、第3切り欠き321cの周方向の寸法の約2倍である。
第2円弧状基板32の外周縁322には、周方向Rの一方側R1周りの方向に向かって、第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cがこの順に等角度間隔に形成されており、かかる第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cはいずれも、径方向の外側で開放状態にある。本形態において、第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cは40°間隔に形成されている。
本形態においては、図3(a)に示すように、第1円弧状基板31の外周縁312に形成された第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cは各々、コイル線6の巻き始め(コイル線6u1、6v1、6w1)を通すコイル線支持部として形成されており、各相のコイル線6u1、6v1、6w1は各々、第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cによって周方向で位置決めされた状態でコモン用パターン310に接続されている。
これに対して、第2円弧状基板32の外周縁322に形成された第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cは各々、コイル線6の巻き終わり(コイル線6u2、6v2、6w2)を通すコイル線支持部として形成されており、各相のコイル線6u2、6v2、6w2は各々、第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cによって周方向で位置決めされた状態で動力線接続用パターン320u、320v、320wに接続されている。また、動力線接続用パターン320u、320v、320wには、動力線60u、60v、60wが接続されている。本形態では、コイル線6u2、6v2の間から3本の動力線60u、60v、60wが引き出されている。
また、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の内周縁311、321に形成された第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cは各々、以下に説明するように、絶縁部材8の凸部841が嵌る係合部として利用され、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の位置決めに用いられている。
(絶縁部材9の構成)
図5は、本発明を適用したモータのステータに用いた絶縁部材の説明図であり、図5(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、絶縁部材の底面図、絶縁部材を周方向Rの一方側R1からみた側面図、絶縁部材を径方向の外側からみた正面図、絶縁部材を周方向Rの一方側R1からみた斜視図、および絶縁部材を周方向Rの他方側R2からみた斜視図である。図1に示す反出力側L2の絶縁部材8と出力側L1の絶縁部材9とは同一構成のものが用いられており、本形態では、反出力側L2の絶縁部材8によって、配線基板3の固定やコイル線6の端部と配線基板3との接続が行われている。そこで、反出力側L2の絶縁部材8を中心に構成等の説明を行う。本形態において、絶縁部材8は樹脂成型品である。
図5に示すように、絶縁部材8は、突極51のモータ軸線方向Lの外側端面(反出力側L2の端面および側面を覆う板状の胴部82と、内周側円弧部52を覆う板状の内周側板状部81と、外周側円弧部53(環状コア部530)を覆う外周側板状部83とを備えている。本形態において、胴部82の側面にはコイル線6を巻回したときのコイル線6の位置を規定する複数の溝820が形成されている。
絶縁部材8は、内周側板状部81に対してモータ軸線方向Lの反出力側L2には、胴部82の内周側端部(一方側端部)に繋がる第1鍔部84(壁部/内周側鍔部)を備えている一方、外周側板状部83に対してモータ軸線方向Lの反出力側L2には、胴部82の外周側端部(他方側端部)に繋がる第2鍔部85(隔壁/外周側鍔部)を備えている。このため、第1鍔部84は、胴部82を挟んで第2鍔部85(隔壁)に対向している。このように構成した胴部82、第1鍔部84および第2鍔部85によって、コイル巻回部80が形成されている。また、第2鍔部85に対して胴部82とは反対側(外周側)には、コイル線6の渡り線部分60(図3(a)参照)が周方向に引き回される引き回し部86が形成されており、第2鍔部85は、胴部82(コイル巻回部80)と引き回し部86とを仕切る隔壁として構成されている。また、絶縁部材8は、引き回し部86に対して第2鍔部85(隔壁)とは反対側に対向壁87を備えている。ここで、第2鍔部85には、周方向Rの他方側R2に引き回し部86から胴部82(コイル巻回部80)の側にコイル線6を通す切り欠き851が形成され、周方向Rの一方側R1には、胴部82(コイル巻回部80)の側から引き回し部86にコイル線6を通す切り欠き852が形成されている。本形態において、切り欠き851は、胴部82の表面で開口する程、モータ軸線L方向の出力側L1に向けて深い位置まで切り欠かれており、切り欠き852は、モータ軸線L方向の出力側L1に向けて浅い位置まで切り欠かれている。
このように構成した絶縁部材8において、第1鍔部84のモータ軸線L方向の反出力側L2の端面では、第1鍔部84の周方向の両側に、モータ軸線L方向の反出力側L2に向けて突出した円柱状の凸部841が形成されている。かかる凸部841は、胴部82に対して周方向Rの両側に形成されており、胴部82に対して径方向で重なる位置には形成されていない。本形態において、凸部841の外径(直径)は、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の内周縁311、321に形成された第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cの周方向の寸法(深さ寸法)以下である。また、第1鍔部84は、径方向の内側に位置する内周面が円弧状に湾曲した面になっているのに対して、第2鍔部85に対向する外面は周方向に直線的に延在する平坦面になっている。このため、第1鍔部84は、周方向の両側が周方向の内側より径方向の厚さが大の肉厚部分849になっており(図5(a)参照)、かかる肉厚部分849の反出力側L2の端面に凸部841が形成されている。このため、凸部841を外径(直径)が大きくて強度が大の円柱状に形成することができる。
また、絶縁部材8において、第2鍔部85の外周面(引き回し部86側の壁面)には、周方向Rの略中央部分に、径方向の内側(胴部82が位置する側)に向けて凹む凹部850が形成されており、かかる凹部850は、胴部82に対して径方向で重なる位置に形成されている。ここで、凹部850の周方向Rの他方側R2には切り欠き851が形成され、凹部850の周方向Rの一方側R1には切り欠き856が形成されている。本形態において、凹部850の深さ寸法(径方向の寸法)は、コイル線6や、後述する動力線60u、60v、60wの太さより大である。
また、対向壁87には、凹部850径方向外側で重なる位置に対向壁87を径方向で貫通する切り欠き870が形成されている。本形態において、切り欠き870の周方向の寸法は、凹部850の周方向の寸法より小である。なお、対向壁87において、切り欠き870に周方向Rの他方側で隣り合う位置には、対向壁87を介して外側と引き回し部86との間でコイル線6を通す切り欠き877が形成されている。
(ステータ4およびモータ1の製造方法、および細部の構成)
図6は、本発明を適用したステータ4およびモータ1の製造工程において、コイル線6を巻回する方法を模式的に示す説明図であり、図6(a)、(b)は、コイル線6を巻回する際の平面的な様子を示す説明図、およびコイル線6を巻回した様子を径方向外側からみた様子を示す説明図である。
以下、本発明を適用したステータ4およびモータ1の製造方法を説明しながら細部の構成を説明する。
本形態のステータ4およびモータ1を製造するには、図6(a)、(b)に巻回工程において、複数の分割コア50の各々に絶縁部材8、9を装着した後、複数の分割コア50を直線的に配列させる。次に、複数の分割コア50のうち、u相に対応する分割コア50および絶縁部材8、9にコイル線6(u相のコイル線6u)を巻回し、v相に対応する分割コア50および絶縁部材8、9にコイル線6(v相のコイル線6v)を巻回し、w相に対応する分割コア50および絶縁部材8、9にコイル線6(w相のコイル線6w)を巻回する。
その際、コイル線6は、他の相の分割コア50および絶縁部材8、9を跨ぐようにして、対応する相の分割コア50および絶縁部材8、9まで引き回す。また、他の相の分割コア50および絶縁部材8、9を跨ぐコイル線6は、図5(a)に実線で示すように、渡り線部分60として、絶縁部材8の引き回し部86を通す。
次に、分割コア50を円となるように配列させる。その際、渡り線部分60には弛みが発生し、かかる弛み部分が、図1に示すモータケース2にステータ4を収容した際にモータケース2と接すると、耐電圧が低下する。特に、ステータ4をモータケース2に焼嵌めにより固定する場合、その熱によって、コイル線6の絶縁層が損傷し、短絡する虞もある。
そこで、本形態では、渡り線処理工程において、図5(a)に示すように、対向壁87に形成した切り欠き870から治具Sを差し込み、渡り線部分60を第2鍔部85に形成した凹部850に押し込む。その際、第2鍔部85において凹部850の縁に相当する部分が、渡り線部分60を確実に屈曲させるので、渡り線部分60の一部60aは、凹部850内に確実に入り込む。それ故、渡り線部分60は、適度な緊張状態となるため、モータケース2にステータ4を収容した際において、渡り線部分60とモータケース2とが離間した状態とすることができる。ここで、凹部850の周方向の幅寸法は、切り欠き870の周方向の幅寸法より大であり、切り欠き870の周方向の開口幅は、凹部850の周方向の開口幅より狭い。従って、図5(a)に示すように、治具Sで渡り線部分60を凹部850内に押し当てた場合、凹部850の周方向の中央部分に位置する渡り線部分60は凹部850内に入り込むが、周方法の両側では、渡り線部分60がなだらかに湾曲して外側に引き出されるので、渡り線部分60が傷つきにくい。すなわち、凹部870の周方向の全体に渡り線部分60を押し込むと、凹部870の径方向外側に位置する角部分に渡り線部分60が強く当たって傷つくことがあるが、本形態によれば、かかる事態の発生を回避することができる。
次に、絶縁部材8のモータ軸線方向Lの反出力側に配線基板3(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)を重ねる。その際、図2(a)、図3(a)、および図4(a)に示すように、絶縁部材8の第1鍔部84に形成した凸部841は、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の内周縁311、321に形成された第1切り欠き311a、321a、第2切り欠き311b、321b、および第3切り欠き311c、321cに嵌る。その際、第3切り欠き311c、321cには1本の凸部841が嵌るのに対して、第1切り欠き311a、321a、および第2切り欠き311b、321bには、周方向Rで隣り合う2つの第2鍔部84の各々に形成された2つの凸部841が嵌ることになる。ここで、第1切り欠き311a、321a、第2切り欠き311b、321b、および第3切り欠き311c、321cは径方向内側に開放状態にあるため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を径方向で位置をずらし、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を適正な位置に配置する。本形態において、凸部841の外径(直径)は、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の内周縁311、321に形成された第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cの周方向の寸法(深さ寸法)以下である。このため、凸部841は、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cの内側に完全に入り込んだ状態となる。
このようにして、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を適正な位置に配置した後、図5(c)に点線で示すように、凸部841の先端部を加熱溶融させた後、押し潰して拡径させ、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32に対する抜け止め部841aを構成する。なお、凸部841において第1円弧状基板31および第2円弧状基板32から突出している部分に対して、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32に跨るように接着剤を塗布した後、硬化させ、接着剤によって抜け止め部を構成してもよい。また、凸部841の先端部を加熱溶融させた後、押し潰して抜け止め部841aを構成した後、抜け止め部841aと第1円弧状基板31および第2円弧状基板32とに跨るように接着剤を塗布した後、硬化させてもよい。
次に、図3(a)を参照して説明したように、第1円弧状基板31では、各相のコイル線6u1、6v1、6w1を各々、第1切り欠き312a、第2切り欠き312b、および第3切り欠き312cによって周方向で位置決めした状態でコモン用パターン310にハンダにより接続する。また、第2円弧状基板32では、各相のコイル線6u2、6v2、6w2を各々、第1切り欠き322a、第2切り欠き322b、および第3切り欠き322cによって周方向で位置決めした状態で動力線接続用パターン320u、320v、320wにハンダにより接続する。また、第2円弧状基板32では、動力線接続用パターン320u、320v、320wには、動力線60u、60v、60wをハンダにより接続する。
しかる後に、ステータ4をモータケース2に収容する。なお、本形態では、絶縁部材8に配線基板3を重ねる前に、渡り線部分60の一部60aを第2鍔部85の凹部850に押し込んだが、絶縁部材8に配線基板3を固定した後、渡り線部分60の一部60aを第2鍔部85の凹部850に押し込んでもよい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のステータ4およびモータ1では、絶縁部材8には、コイル線6が巻回される胴部82に径方向で隣り合う位置に引き回し部86が設けられており、かかる引き回し部86においてはコイル線6の渡り線部分60が周方向に引き回される。ここで、胴部82と引き回し部86とを仕切る第2鍔部85(隔壁)の引き回し部86側の壁面には、胴部82が位置する側に向けて凹む凹部850が形成されており、渡り線部分60を引き回し部86に通した後、渡り線部分60の一部60aを凹部850内に向けて曲げてある。このため、渡り線部分60は、適正な緊張状態にあるので、渡り線部分60が不用意に動かない。それ故、渡り線部分60とモータケース2等とを適正に離間させておくことができるので、短絡等の不具合が発生しにくい。
また、絶縁部材8は、引き回し部86に対して第2鍔部85とは反対側に対向壁87を備え、対向壁87には、凹部850に径方向で重なる位置に切り欠き870が形成されている。このため、渡り線部分60を引き回し部86に通した後、対向壁87の切り欠き870から治具Sを通して渡り線部分60の一部60aを凹部850内に向けて曲げることができる。また、配線基板3(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)を取り付けた後でも、切り欠き870を介して凹部850内の状態を確認したり、確認結果に基づいて、治具Sで渡り線部分60の一部を凹部840内に向けて再度折り曲げる等の処理を行うことができる。
また、凹部850は、胴部82に対して径方向で重なる位置に設けられている。このため、隔壁85の厚さを薄くすることができるので、第2鍔部85(隔壁)にヒケ等が発生しにくい。従って、第2鍔部85(隔壁)の胴部82側の面にヒケに起因する凹凸が発生しにくいので、凹凸によって巻線量が少なくなるという事態を回避することができる。
また、絶縁部材8には配線基板3(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)が重ねて配置されており、絶縁部材8の第1鍔部84に形成された凸部841が、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の内周縁311、321に形成された係合部(第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、321b、および第3切り欠き312c、321c)に嵌る。このため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を容易に位置決めすることができる。また、コイル線6等から配線基板3を変位させようとする力が加わっても、配線基板3は、絶縁部材8上の所定位置に位置決めされた状態にある。それ故、ステータ4やモータ1の組み立てに多大な手間がかからない。
また、凸部841に径方向内側に向かう力がかかった際、その根元部分に応力が集中しやすいが、本形態において、凸部841は円柱状であり、根元部分が円柱状である。このため、凸部841が四角柱である場合に比して、力が分散されるので、凸部841が折れ難い。また、凸部841は、第1鍔部84(壁部)において周方向で隣り合う個所より径方向の厚さが大の肉厚部分849の反出力側L2の端面に形成されている。このため、凸部841を外径(直径)が大きな円柱状に形成することができる。それ故、凸部841が折れ難い。
また、第1切り欠き312a、321a、第2切り欠き312b、321b、および第3切り欠き312c、321cは径方向内側に開放状態にあるため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を径方向で位置をずらし、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を適正な位置に配置することができる。
また、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を適正な位置に配置した後、凸部841の先端部を加熱溶融させた後、押し潰して、抜け止め部841aを構成しているので、簡単な構成で、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の抜けを防止することができる。
また、本形態では、配線基板3として、180°未満の円弧角をもって延在する円弧状基板(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)が用いられており、かかる構成の円弧状基板であれば、大型基板からの抜き位置を工夫すれば、円環状の基板に比して、大型基板からの取り数を増やすことができる。それ故、配線基板3のコストを低減することができるので、ステータ4およびモータ1のコストを低減することができる。
特に本形態のモータ1において、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の各々の角度範囲θはいずれも、約100°であり、以下の条件
(360/(n×m))×(m−1)<θ<(360/(n×m))×m
n=相数
m=1相当たりの極数
を満たしている。すなわち、本形態では、n=3およびm=3であるため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の各々の角度範囲θは、以下の条件
80°<θ<120°
を満たしている。かかる構成によれば、第1円弧状基板31および第2円弧状基板31を必要最小限度のサイズにでき、大型基板からの取り数を増やすことができるとともに、各相のコイル線6を容易に第1円弧状基板31および第2円弧状基板32に接続することができる。すなわち、各相のコイル線6を第1円弧状基板31および第2円弧状基板32に接続するには、少なくとも、(1相当たりの極数m−1)に相当する角度範囲以上の円弧角の第1円弧状基板31および第2円弧状基板32が必要であるが、1相当たりの極数mに相当する角度範囲の円弧角の第1円弧状基板31および第2円弧状基板32であれば、各相のコイル線6を第1円弧状基板31および第2円弧状基板32に接続するのに十分である。
また、配線基板3として、複数枚の円弧状基板(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)を用いれば、基板毎にパターンを形成する面を変えることができる。それ故、円弧状基板(第1円弧状基板31および第2円弧状基板32)として片面基板を用いることができるので、コストをさらに低減することができるとともに、円弧状基板として片面基板を用いた場合でも、コイル線6等の接続に支障がない。
また、第1円弧状基板31には、各相のコイル線6に接続するコモン用パターン310が形成され、第2円弧状基板32には、コイル線6に対して相毎に独立した電位を印加する動力線接続用パターン320u、320v、320wが形成されている。すなわち、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32には、コイル線6の巻始め部分、および巻終わり部分に対応した位置に配置されている。このため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32の周方向Rの寸法を短くすることができる。それ故、型基板からの取り数を増やすことができるので、配線基板3のコストを低減することができる。しかも、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32は、同一の外形形状を有しているため、大型基板から効率よく抜くことができる。
また、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32には、コイル線6を通す第1切り欠き312a、322a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cがコイル線支持部として形成されているが、線対称である。このため、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を配置した際、第1切り欠き312a、322a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322c(コイル線支持部)とコイル線6の位置関係によって、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を適切な位置に配置したか否かを判別することができる。それ故、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32が同一形状あるいは類似形状であっても、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32が入れ替わって配置されることを防止することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、凸部841が嵌る係合部として第1切り欠き311a、321a、第2切り欠き311b、321b、および第3切り欠き311c、321cを形成したが、凸部841が嵌る係合部として貫通孔を形成してもよい。
上記実施の形態では、コイル線6を支持するコイル線支持部として、第1切り欠き312a、322a、第2切り欠き312b、322b、および第3切り欠き312c、322cを形成したが、コイル線6を支持するコイル線支持部として貫通孔を形成してもよい。
上記実施の形態では、第1円弧状基板31の一方面にコモン用パターン310が形成され、第2円弧状基板32の一方面に動力線接続用パターン320u、320v、320wが形成されていたが、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32として、一方面にコモン用パターン310が形成され、他方面に動力線接続用パターン320u、320v、320wが形成された共用の円弧状基板を用いてもよい。かかる構成によれば、2枚の共用の円弧状基板を各々、表裏反転させて用い、2枚の共用の円弧状基板のうち、一方面を反出力側L2に向けた円弧状基板を第1円弧状基板31として用い、他方面を反出力側L2に向けた円弧状基板を第2円弧状基板32として用いてもよい。かかる構成によれば、第1円弧状基板31および第2円弧状基板32を異なる構成の基板として準備する必要がないので、部品コストの低減を図ることができる。
1 モータ
3 配線基板
4 ステータ
6 コイル線
8 絶縁部材
31 第1円弧状基板
32 第2円弧状基板
60 渡り線部分
60a 渡り線部分
82 胴部
84 第1鍔部(壁部)
85 第2鍔部(隔壁)
86 引き回し部
87 対向壁
870 対向壁の切り欠き
311a〜311c、321a〜321c 切り欠き(係合部)
312a〜312c、322a〜322c 切り欠き(コイル線支持部)
310 コモン用パターン
320u、320v、320w 動力線接続用パターン
841 第1鍔部の凸部
849 第1鍔部の肉厚部分
850 第2鍔部の凹部

Claims (8)

  1. 周方向に複数の突極を備えたステータコアと、前記突極を覆う胴部を備えた絶縁部材と、前記胴部を介して前記突極の周りに巻回された複数相のコイル線と、前記絶縁部材に対して軸線方向の一方側に重ねて配置され、前記コイル線の端部が接続された配線基板と、を有するステータであって、
    前記配線基板は、180°未満の円弧角をもって延在する第1円弧状基板と、前記第1円弧状基板に対して周方向で隣り合う位置で180°未満の円弧角をもって延在する第2円弧状基板と、を含んでいることを特徴とするステータ。
  2. 前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板はいずれも片面基板であることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記第1円弧状基板には、各相の前記コイル線に対して接続するコモン用パターンが形成され、
    前記第2円弧状基板には、前記コイル線に対して相毎に独立した電位を印加する動力線接続用パターンが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステータ。
  4. 前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板は、同一の外形形状を有していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のステータ。
  5. 前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板は各々、一方面に各相の前記コイル線に対して接続可能なコモン用パターンが形成され、他方面に前記コイル線に対して相毎に独立した電位を印加可能な動力線接続用パターンが形成された共用の円弧状基板からなり、
    2枚の前記共用の円弧状基板が表裏反転して前記絶縁部材に重ねられ、
    前記2枚の共用の円弧状基板のうちの一方が前記第1円弧状基板として用いられ、他方が前記第2円弧状基板として用いられていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  6. 前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板には、前記コイル線を通す切り欠きまたは貫通孔からなるコイル線支持部が形成され、
    前記第1円弧状基板と前記第2円弧状基板とにおいて、前記コイル線支持部の位置が線対称であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のステータ。
  7. 相数をnとし、1相当たりの極数をmとしたとき、
    前記第1円弧状基板および前記第2円弧状基板の各々の角度範囲θは、以下の条件
    (360/(n×m))×(m−1)<θ<(360/(n×m))×m
    を満たしていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のステータ。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に規定するステータを備えたモータであって、
    前記突極の端部に径方向で対向するロータを有していることを特徴とするモータ。
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