JP2014011561A - 同期信号配信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の装置に対し、遠方まで安定した位相でマイクロ波信号を伝送する。
【解決手段】光ファイバは複数に分割された伝送用光ファイバ5から成り、変調光を生成し、出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償した上で、当該伝送用光ファイバ5に出力する第1の位相同期回路2と、第1の位相同期回路2の後段に配置され、入力元の伝送用光ファイバ5からの変調光に対し、出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償した上で、当該出力先の伝送用光ファイバ5に出力する複数の第2の位相同期回路3とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、マイクロ波信号で変調した変調光を光ファイバを介して遠方に伝送する装置において、温度変化などによる光ファイバへの擾乱によらず、光路長の変動を補償する同期信号配信装置に関するものである。
一般に、光ファイバ中を光波が伝搬する場合、光ファイバ周囲に温度変化や光ファイバに対する振動があると、光ファイバの伸び縮みなどが生じるため光路長が変動する。したがって、マイクロ波信号を光波に重畳して光ファイバを介して伝送させるRoF(Radio On Fiber)伝送においても、光ファイバの光路長の変動により、光ファイバ伝送後に復調されたマイクロ波信号に位相変動や遅延時間の変動が生じる。
このため、復調されたマイクロ波信号の位相安定性を高めるためには、伝送路である光ファイバの光路長の変動を補償する必要がある。
そして、上記課題を解決するための従来の光路長安定化装置として、擾乱による光路長変動をモニタし、変動方向と逆方向に光路長を制御することで補正を行うものがある(例えば非特許文献1の図1参照)。
この非特許文献1に開示された従来の光路長変動補償方式では、まず、レーザ(ECLD)から出力されたレーザ光が、第1の光カプラ(10dB coupler)により2分岐される。そして、分岐された一方のレーザ光が、第1の光サーキュレータ、光ファイバ(delay line)の長さを可変する光ファイバストレッチャ(fiber stretcher)、伝送路である上記光ファイバ、第2の光サーキュレータ(optical circulator)を順番に介して伝送される。そして、上記第2の光サーキュレータから出力されたレーザ光は第2の光カプラ(3dB coupler)で分岐される。この分岐された一方のレーザ光は基準光として出力され、他方のレーザ光は音響光学光変調器(AOM)を経て上記第2の光サーキュレータに戻され、第2の光サーキュレータにより上記光ファイバを往復する。
この往復したレーザ光は、上記AOMにより角周波数がシフトされている。往復したレーザ光は、上記第1の光サーキュレータで光路が切り替えられ、第3の光カプラ(3dB coupler)において、上記第1の光カプラにより分岐された他方のレーザ光と合波される。
そして、上記第3の光カプラから出力された合波光は、光/電気変換器(PD)により電気信号に変換される。ここで、変換された電気信号の角周波数は、上記AOMにより角周波数シフトされたマイクロ波信号の角周波数となる。上記光ファイバの光路長が温度変化などにより変動した場合、光/電気変換された電気信号のビート信号は光路長の変動に応じて位相が変動する。
そして、基準信号源(synth.55MHz)からの基準信号と上記PDからのビート信号との位相を位相検波器(PSD又はDPFD)で比較し、ビート信号の位相を所望の位相と一致させるための例えば電圧などの制御信号を出力する。この制御信号は、ループフィルタを介して上記光ファイバストレッチャに入力され、制御信号に応じた量だけ光信号の位相がシフトされる。
ここで、上記PDからのビート信号により得られる制御信号が、上記光ファイバストレッチャに入力されるという動作が繰り返されることにより、帰還回路が構成される。そして、この帰還回路により、擾乱による光路長の変動を補償する制御を行う。
したがって、上記第2の光カプラで分岐された一方のレーザ光も高い位相安定性が得られている。
Musha、et.al.著、"Robust and precise length correction of 25−km fiber for distribution of local oscillator"、2005 Digest of the LE/OS Summer Topical Meeting、TuB4.4、p.123、2005.、(Figure 1)
上述したように、非特許文献1に開示されるような従来の光路長安定化装置では、送信先で反射し往復したモニタ光と、送信元の基準光との間で位相差を検出し、その位相変動を補償していた。そのため、配信先が遠方になるに従い、モニタ光と基準光との遅延時間差が大きくなる。このため、位相同期回路のループ帯域が制限されるため、早い光路長変動(位相変動)に対応できなくなる。
また、配信先が遠方になるに従い、光路長の変動量も大きくなり易い。そのため、非特許文献1のように光移相器で光路長を補正する場合、光路長の変動範囲が光移相器の制御範囲(可変範囲)を超えやすくなる。
また、従来の装置では、モニタ光の反射位相と基準光とのビート信号との位相差をモニタし、マイクロ波信号源の位相と比較していた。そのため、光ファイバ伝送路の往復長(往復する伝搬時間)オーダのコヒーレント長のレーザが必要となる。光ファイバ伝送路の長さがkm以上のオーダになると、レーザ光の線幅はkHz以下である必要があり、さらに数10km,100kmオーダになると、Hzオーダの線幅のレーザ光源が必要となる。しかしながら、線幅が非常に狭いレーザは通常、大型・複雑で非常に高価なものとなる。
このように、非特許文献1に開示される従来の装置では、特に、配信先が遠方になるに従い、上述したような課題が生じる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、従来の装置に対し、遠方まで安定した位相でマイクロ波信号を伝送可能な同期信号配信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る同期信号配信装置は、光ファイバは複数に分割された分割光ファイバから成り、変調光を生成し、出力先の分割光ファイバの光路長の変動を補償した上で、当該分割光ファイバに出力する第1の位相同期回路と、第1の位相同期回路の後段に配置され、入力元の分割光ファイバからの変調光に対し、出力先の分割光ファイバの光路長の変動を補償した上で、当該出力先の分割光ファイバに出力する複数の第2の位相同期回路とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、従来の装置に対し、遠方まで安定した位相でマイクロ波信号を伝送可能となる。
この発明の実施の形態1に係る同期信号配信装置を適用した光ファイバマイクロ波信号伝送装置の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における第1の位相同期回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における第2の位相同期回路の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるマイクロ波出力手段の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2における第2の位相同期回路の構成を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一または相当する部分については、同一符号を付して説明する。また、各図中、光ファイバを実線で示し、電線を破線で示す。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る同期信号配信装置を適用した光ファイバマイクロ波信号伝送装置(以下、略してRoF(Radio over Fiber)装置と表記する)の全体構成を示すブロック図である。
RoF装置は、送信側に入力されたマイクロ波信号で変調した変調光を、光ファイバを介して遠方にある受信側に伝送し、出力するものである。なお、本発明の上記光ファイバは、複数に分割された伝送用光ファイバ(分割光ファイバ)5から成る。
このRoF装置は、図1に示すように、マイクロ波信号源1、第1の位相同期回路(♯1)2、複数の第2の位相同期回路(♯2〜♯n)3およびマイクロ波出力手段4から構成されている。なお、隣接する各位相同期回路2,3およびマイクロ波出力手段4間はそれぞれ伝送用光ファイバ(♯1〜♯n)5により接続されている。
マイクロ波信号源1は、基準となるマイクロ波信号を発生するものである。なお、本発明に係るRoF装置では、このマイクロ波信号を安定に遠方まで配信することを目的としている。このマイクロ波信号源1により発生されたマイクロ波信号は第1の位相同期回路2に出力される。
第1の位相同期回路2は、マイクロ波信号源1からのマイクロ波信号を用いて変調光を生成するとともに、出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償するものである。この第1の位相同期回路2により生成され、光路長の変動が補償された変調光は、当該出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3に出力される。なお、第1の位相同期回路2は、当該次段の第2の位相同期回路3から反射された一部の変調光を用いて自機でのマイクロ波信号と当該第2の位相同期回路3でのマイクロ波信号との位相同期を図ることで、当該出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償する。
第2の位相同期回路3は、入力元の伝送用光ファイバ5を介した前段の第1の位相同期回路2または第2の位相同期回路3からの変調光に対し、出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償するものである。この第2の位相同期回路3により光路長の変動が補償された変調光は、当該出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3またはマイクロ波出力手段4に出力される。なお、第2の位相同期回路3は、当該次段の第2の位相同期回路3またはマイクロ波出力手段4から反射された一部の変調光を用いて、自機でのマイクロ波信号と当該第2の位相同期回路3またはマイクロ波出力手段4でのマイクロ波信号との位相同期を図ることで、当該出力先の伝送用光ファイバ5の光路長の変動を補償する。
マイクロ波出力手段4は、入力元の伝送用光ファイバ5を介した前段の第2の位相同期回路3からの変調光をマイクロ波信号に復調して、外部に出力するものである。
次に、第1の位相同期回路2の構成について、図2を参照しながら説明する。
第1の位相同期回路2は、図2に示すように、電気/光(E/O)変換手段21、光サーキュレータ22、光遅延制御手段23、光/電気(O/E)変換手段24および位相比較手段25から構成されている。
E/O変換手段21は、マイクロ波信号源1からのマイクロ波信号を用いて変調光を生成するものである。このE/O変換手段21により生成された変調光は光サーキュレータ22に出力される。
光サーキュレータ22は、入力された変調光に応じて出力先を選択的に切替えるものである。ここで、光サーキュレータ22は、E/O変換手段21からの変調光を光遅延制御手段23に出力し、光遅延制御手段23からの変調光をO/E変換手段24に出力する。
光遅延制御手段23は、光サーキュレータ22からの変調光に対する遅延を制御し、出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3に出力するものである。なお、光遅延制御手段23は、位相比較手段25からの駆動信号に応じてその遅延量を調整する。また、光遅延制御手段23は、当該出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3から反射された一部の変調光が入力された場合には、当該変調光を光サーキュレータ22に出力する。
O/E変換手段24は、光サーキュレータ22からの変調光をマイクロ波信号に復調するものである。このO/E変換手段24により復調されたマイクロ波信号は位相比較手段25に出力される。
位相比較手段25は、マイクロ波信号源1からのマイクロ波信号とO/E変換手段24からのマイクロ波信号との位相差を比較し、その位相差が一定(例えば、位相差=0度)となるように光遅延制御手段23に対する駆動信号を生成するものである。この位相比較手段25により生成された駆動信号は光遅延制御手段23に出力される。
次に、第2の位相同期回路3の構成について、図3を参照しながら説明する。
第2の位相同期回路3は、図3に示すように、部分光反射手段31、第1の光/電気(O/E)変換手段32、電気/光(E/O)変換手段33、光サーキュレータ34、光遅延制御手段(第2の光遅延制御手段)35、第2の光/電気(O/E)変換手段36および位相比較手段(第2の位相比較手段)37から構成される。
部分光反射手段31は、入力元の伝送光ファイバ5を介した前段の第1の位相同期回路2または第2の位相同期回路3からの変調光の一部を反射し、残りを透過するものである。この部分光反射手段31により反射された変調光は入力元の伝送光ファイバ5を介して前段の第1の位相同期回路2または第2の位相同期回路3に出力され、透過した変調光は自機の第1のO/E変換手段32に出力される。
第1のO/E変換手段32は、部分光反射手段31からの変調光をマイクロ波信号に復調するものである。この第1のO/E変換手段32により復調されたマイクロ波信号はE/O変換手段33および位相比較手段37に出力される。
E/O変換手段33は、第1のO/E変換手段32からのマイクロ波信号を用いて変調光を生成するものである。このE/O変換手段33により生成された変調光は光サーキュレータ34に出力される。
光サーキュレータ34は、入力された変調光に応じて出力先を選択的に切替えるものである。ここで、光サーキュレータ34は、E/O変換手段33からの変調光を光遅延制御手段35に出力し、光遅延制御手段35からの変調光を第2のO/E変換手段36に出力する。
光遅延制御手段35は、光サーキュレータ34からの変調光に対する遅延を制御し、出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3またはマイクロ波出力手段4に出力するものである。なお、光遅延制御手段35は、位相比較手段37からの駆動信号に応じてその遅延量を調整する。また、光遅延制御手段35は、当該出力先の伝送用光ファイバ5を介して次段の第2の位相同期回路3またはマイクロ波出力手段4から反射された一部の変調光が入力された場合には、当該変調光を光サーキュレータ34に出力する。
第2のO/E変換手段36は、光サーキュレータ34からの変調光をマイクロ波信号に復調するものである。この第2のO/E変換手段36により復調されたマイクロ波信号は位相比較手段37に出力される。
位相比較手段37は、第1のO/E変換手段32からのマイクロ波信号と第2のO/E変換手段36からのマイクロ波信号との位相差を比較し、その位相差が一定(例えば、位相差=0度)となるように光遅延制御手段35に対する駆動信号を生成するものである。この位相比較手段37により生成された駆動信号は光遅延制御手段35に出力される。
次に、マイクロ波出力手段4の構成について、図4を参照しながら説明する。
マイクロ波出力手段4は、図4に示すように、部分光反射手段41および光/電気(O/E)変換手段42から構成されている。
部分光反射手段41は、入力元の伝送光ファイバ5を介した前段の第2の位相同期回路3からの変調光の一部を反射し、残りを透過するものである。この部分光反射手段41により反射された変調光は入力元の伝送光ファイバ5を介して前段の第2の位相同期回路3に出力され、透過した変調光は自機のO/E変換手段42に出力される。
O/E変換手段42は、部分光反射手段41からの変調光をマイクロ波信号に復調するものである。このO/E変換手段42により復調されたマイクロ波信号は外部に出力される。
次に、この実施の形態1に係るRoF装置の動作について、図1〜4を参照しながら説明する。
このRoF装置の動作では、まず、第1の位相同期回路(♯1)2において、マイクロ波信号源1からのマイクロ波信号を入力として、E/O変換手段21により、当該マイクロ波信号で変調した光波(変調光)を出力する。なお、変調手段としては、レーザダイオード(LD)の印加電流を直接制御する直接変調方式であっても構わないし、レーザからCW光を出力させ、その出力CW光を外部に設けた光変調器(例えば、LiNbO3用いたMach−Zehnder型強度変調器)により変調する外部変調方式であっても構わない。
そして、マイクロ波信号で変調された変調光は、光サーキュレータ22および光遅延制御手段23を介して第1の位相同期回路(♯1)2から出力される。
その後、第1の位相同期回路(♯1)2から出力された変調光は、伝送用光ファイバ(♯1)5を介して遠方まで伝送され、第2の位相同期回路(♯2)3に入力される。
次いで、第2の位相同期回路(♯2)3において、第1の位相同期回路(♯1)2からの変調光の一部を部分光反射手段31により反射させ、残りを第1のO/E変換手段32によりマイクロ波信号に復調させる。
この部分光反射手段31で反射された反射光は、入力元の伝送用光ファイバ(♯1)5を介して第1の位相同期回路(♯1)2の光遅延制御手段23に戻り、光サーキュレータ22を介してO/E変換手段24によりマイクロ波信号に復調される。
次いで、第1の位相同期回路(♯1)2のO/E変換手段24で復調されたマイクロ波信号とマイクロ波信号源1からのマイクロ波信号との位相差を位相比較手段25により比較し、その位相差が一定(例えば、位相差=0度)となるように、光遅延制御手段23への駆動信号を制御する。
このように、第1の位相同期回路(♯1)2から第2の位相同期回路(♯2)3の部分光反射手段31間には、位相同期回路(PLL回路)が構築されている。そのため、伝送用光ファイバ(♯1)5の光路長が温度変動などにより変動しても、第2の位相同期回路(♯2)3の部分光反射手段31を透過し第1のO/E変換手段32により復調されたマイクロ波信号の位相を、マイクロ波信号源1の出力信号の位相と同期させることができる。
同様に、第2の位相同期回路(♯3)3にて復調されたマイクロ波信号も、第2の位相同期回路(♯2)3にて復調されたマイクロ波信号と同期をとることができる。そして、以上のような位相同期を繰り返し、最終的に、マイクロ波出力手段4に入力され部分光反射手段41を透過した変調光は、O/E変換手段42によりマイクロ波信号に復調される。
そして、マイクロ波出力手段4により復調されたマイクロ波信号は、前段の位相同期回路(♯1〜♯n)2,3により位相同期されているため、マイクロ波信号源1の出力信号の位相と同期させることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、マイクロ波信号で変調した光波を光ファイバに重畳して遠方に配信する場合において、光ファイバを複数に分割し、分割した各伝送用光ファイバ5間で位相同期回路2,3により位相同期をとりながら伝送する構成としたので、遠方まで高位相安定な状態でマイクロ波信号を伝送可能な装置を提供できる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2における第2の位相同期回路3の構成を示すブロック図である。図5に示す実施の形態2における第2の位相同期回路3は、図3に示す実施の形態1における第2の位相同期回路3から第1のO/E変換手段32およびE/O変換手段33を削除し、第3の光/電気(O/E)変換手段38を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
なお、部分光反射手段31は、透過した変調光を光サーキュレータ34および第3のO/E変換手段38に出力する。
第3のO/E変換手段38は、部分光反射手段30からの変調光をマイクロ波信号に復調するものである。この第3のO/E変換手段38により復調されたマイクロ波信号は位相比較手段37に出力される。
また、位相比較手段37は、第2のO/E変換手段36からのマイクロ波信号と第3のE/O変換手段37からのマイクロ波信号との位相差を比較し、その位相差が一定(例えば、位相差=0度)となるように光遅延制御手段35に対する駆動信号を生成する。
次に、この実施の形態2に係るRoF装置の動作について、図1,2,4,5を参照しながら説明する。
まず、第2の位相同期回路(♯2)3に入力された変調光のうちの一部は部分光反射手段31により反射され、第1の位相同期回路(♯1)2において、第1の位相同期回路(♯1)2および第2の位相同期回路(♯2)3間の伝送用光ファイバ(♯1)5の位相変動が補償される。
次に、第2の位相同期回路(♯2)3の部分光反射手段31を透過した変調光は2分岐され、一方は光サーキュレータ34および光遅延制御手段35を通過して出力先の伝送用光ファイバ(♯2)5を介して次段の第2の位相同期回路(♯3)3に出力される。そして、第2の位相同期回路(♯3)3では、第2の位相同期回路(♯2)3と同様に、入力された変調光の一部を部分光反射手段31により反射させ、入力元の伝送用光ファイバ(♯2)5を介して第2の位相同期回路(♯2)3に戻す。
その後、第2の位相同期回路(♯2)3に戻った変調光は、光遅延制御手段35および光サーキュレータ34を介して、第2のO/E変換手段36によりマイクロ波信号に復調される。
一方、第2の位相同期回路(♯2)3の部分光反射手段31を透過し2分岐された他方の変調光は、第3のO/E変換手段38によりマイクロ波信号に復調される。ここで、第2の位相同期回路(♯2)3の第3のO/E変換手段38により復調されたマイクロ波信号は、マイクロ波信号源1の出力信号と同期している。
そして、第2のO/E変換手段36からのマイクロ波信号と、第3のO/E変換手段38からのマイクロ波信号は、位相比較手段37に入力され、それらの位相差に応じた駆動信号が出力される。そして、この駆動信号を元に光遅延制御手段35は遅延量を調整し、位相比較手段37で比較された位相差が一定となるように制御される。
以上の構成により、第2の位相同期回路(♯2)3でのマイクロ波信号と、次段の第2の位相同期回路(♯3)3でのマイクロ波信号との位相を同期させることができる。また、第2の位相同期回路(♯2)3でのマイクロ波信号は、マイクロ波信号源1の出力信号とも位相同期されていることから、第2の位相同期回路(♯3)3でのマイクロ波信号はマイクロ波信号源1の出力信号とも位相同期されることになる。
以上のように、この実施の形態2によれば、各第2の位相同期回路3において、変調光を電気信号に変換せずに次段の第2の位相同期回路3へ伝送するように構成したので、実施の形態1における効果に加えて、光/電気変換時、電気/光変換時に伴う付加雑音が重畳されることなく、伝送することが可能である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 マイクロ波信号源、2 第1の位相同期回路、3 第2の位相同期回路、4 マイクロ波出力手段、5 伝送用光ファイバ(分割光ファイバ)、21 電気/光変換手段、22 光サーキュレータ、23 光遅延制御手段、24 光/電気変換手段、25 位相比較手段、31 部分光反射手段、32 第1の光/電気変換手段、33 電気/光変換手段、34 光サーキュレータ、35 光遅延制御手段(第2の光遅延制御手段)、36 第2の光/電気変換手段、37 位相比較手段(第2の位相比較手段)、38 第3の光/電気変換手段、41 部分光反射手段、42 光/電気変換手段。

Claims (3)

  1. 所定のマイクロ波信号で変調した変調光を光ファイバを介して伝送する同期信号配信装置において、
    前記光ファイバは複数に分割された分割光ファイバから成り、
    前記変調光を生成し、出力先の前記分割光ファイバの光路長の変動を補償した上で、当該分割光ファイバに出力する第1の位相同期回路と、
    前記第1の位相同期回路の後段に配置され、入力元の前記分割光ファイバからの変調光に対し、出力先の前記分割光ファイバの光路長の変動を補償した上で、当該出力先の分割光ファイバに出力する複数の第2の位相同期回路と
    を備えたことを特徴とする同期信号配信装置。
  2. 前記第1の位相同期回路は、
    前記所定のマイクロ波信号を用いて前記変調光を生成する電気/光変換手段と、
    前記電気/光変換手段により生成された変調光の遅延を制御して、前記出力先の分割光ファイバに出力する光遅延制御手段と、
    前記出力先の分割光ファイバからの変調光をマイクロ波信号に復調する光/電気変換手段と、
    前記所定のマイクロ波信号および前記光/電気変換手段により復調されたマイクロ波信号の位相差に基づいて、前記光遅延制御手段の遅延量を制御する位相比較手段とを備え、
    前記第2の位相同期回路は、
    前記入力元の分割光ファイバからの変調光のうち、一部を反射し、残りを透過する部分光反射手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の同期信号配信装置。
  3. 前記第2の位相同期回路は、
    前記部分光反射手段を透過した変調光の遅延を制御して、前記出力先の分割光ファイバに出力する第2の光遅延制御手段と、
    前記出力先の分割光ファイバからの変調光をマイクロ波信号に復調する第2の光/電気変換手段と、
    前記部分光反射手段を透過した変調光をマイクロ波信号に復調する第3の光/電気変換手段と、
    前記第2の光/電気変換手段により復調されたマイクロ波信号および前記第3の光/電気変換手段により復調されたマイクロ波信号の位相差に基づいて、前記第2の光遅延制御手段の遅延量を制御する第2の位相比較手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の同期信号配信装置。
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