JP2014007866A - 充電装置及びその充電方法 - Google Patents

充電装置及びその充電方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014007866A
JP2014007866A JP2012142232A JP2012142232A JP2014007866A JP 2014007866 A JP2014007866 A JP 2014007866A JP 2012142232 A JP2012142232 A JP 2012142232A JP 2012142232 A JP2012142232 A JP 2012142232A JP 2014007866 A JP2014007866 A JP 2014007866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
charged
power transmission
transmission coil
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012142232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5886149B2 (ja
Inventor
Tsuneyasu Inukai
常泰 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012142232A priority Critical patent/JP5886149B2/ja
Publication of JP2014007866A publication Critical patent/JP2014007866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5886149B2 publication Critical patent/JP5886149B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】載置されたパック電池等に対する充電の失敗を防ぎ得る充電装置を提供すること、及びこのような充電装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】充電装置は、被充電機器を充電中に、充電台に新たに被充電機器が載置されたことを検出すると、充電中の被充電機器の充電位置にある送電コイルを、新たに載置された載置位置に移動して、新たに載置された被充電機器が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行い、適切な充電が可能な状態で載置されていないと判定された場合にその旨を報知する。
【選択図】図8

Description

本発明は、二次電池を備えた被充電機器の充電技術に関し、特に充電装置による充電に係る技術に関する。
無接点充電に対応したパック電池及び携帯端末などの内蔵二次電池(以下、「パック電池等」という。)を、電磁誘導によって充電する技術が知られている。特許文献1に開示の無接点充電装置では、平面状の充電台にパック電池等が置かれると、パック電池等の位置を充電台に備えられた複数の固定コイルを用いて大雑把に検出(以下、「粗検出」ともいう。)する。この後、送電コイルを粗検出した位置まで移動し、粗検出した位置の近傍で充電効率が最も良くなるように送電コイルの位置を調整し、充電に適した位置に載置されていると判断した場合には充電を行い、充電不適正又は不能と判断した場合には充電は行わず、警告音等により警告する。
特開2010−183706号公報
特許文献1の無接点充電装置で1台のパック電池等を適正に充電中に、もう1台パック電池等が載置されることがあると、新たに載置された2台目のパック電池等に対しては、充電中のパック電池の充電完了後に送電コイルの位置を調整し、適切に載置されている場合には充電を行い、そうでなければ警告する。
このため、2台目のパック電池が適切な位置に載置されていない場合、ユーザーは、1台目のパック電池等の充電が完了後、2台目のパック電池の充電処理が開始されるときに無接点充電装置の近傍にいなければ、警告に気づかない。その結果、2台目のパック電池等に対しての充電に失敗するおそれがある。
本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、パック電池等の被充電機器を充電中にユーザーが新たに載置した別のパック電池等の被充電機器に対する充電の失敗を防ぎ得る充電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る充電装置は、送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置であって、前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出部と、前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出部と、前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出部が前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出部に、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御部と、前記制御部が否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知部とを備えることを特徴とする。
上記構成を備える本発明に係る充電装置によれば、載置された被充電機器に対する充電の失敗を防ぎ得る。
(a)無接点充電装置1の概略斜視図(b)同概略平面図 無接点充電装置1の主要部の機能ブロック図 固定コイル16の配置例を示す図 第1の位置検出部15による載置位置検出の一例を示す図 実施の形態1における充電管理テーブル100のデータ構成例及び内容例を示す図 確認エリアテーブル200のデータ構成例及び内容例を示す図 確認エリアテーブル200で示される確認エリアの概念図 無接点充電装置1の載置位置検知における処理のフローチャート 無接点充電装置1の充電における処理のフローチャート 無接点充電装置1bの載置位置検知における処理のフローチャート
以下、本発明に係る無接点充電装置の一実施形態について説明する。
<実施の形態1>
<1−1.概要>
図1に、本実施の形態に係る無接点充電装置1の概略図を示す。図1(a)は、無接点充電装置の斜視図、図1(b)は同上面図である。図1(a)、図1(b)は、本実施の形態に係る無接点充電装置1の透視図であり、図1(a)はさらに、筐体の一部を排除した図である。本実施の形態に係る無接点充電装置1では、実際には筐体で覆われているとして良い。
無接点充電装置1は、図1(a)に示すように、平面状の充電台30上に載置されたパック電池2を電磁誘導によって充電する。なお、充電台30には、複数のパック電池を載置可能だが、充電は1台ずつしか行うことができない。
パック電池2は、無接点充電装置1の送電コイル13に電磁結合される受電コイル21と、この受電コイル21に誘導される電力で充電される二次電池(不図示)とを内蔵する。
無接点充電装置1は、充電台30にパック電池2が載置されると、送電コイル13を第1の位置検出部14で検出したパック電池2のおおよその載置位置(以下、「概略位置」という。)まで移動した後、概略位置の近傍で受電コイル21に対して最も効率よく充電できる位置になるように送電コイル13の位置の微調整をすべく送電コイル13を移動させて充電を行う。
パック電池2の充電中に、充電台30上に新たな別のパック電池2bが載置されると、無接点充電装置1は、パック電池2の充電を中断し、送電コイル13をパック電池2bに近づけ、最も効率よく充電できる位置に移動させて、パック電池2bが適切な充電が可能な位置に載置されているかを検査する。
検査した結果、適切な充電が可能な位置に載置されていると判断した場合には、その載置位置をパック電池2bの充電位置として記憶しておき、パック電池2の充電位置に送電コイル13を移動させて、パック電池2の充電を再開する。一方、適切な充電が可能な位置に載置されていないと判断した場合には、適切な充電ができないものとして、載置位置の変更をユーザーに促すために警告音等で報知する。ここで、適切な充電が可能な位置とは、パック電池2bへの充電が通常の時間内で終了する場合の位置をいい、適切な充電ができない場合とは、パック電池2bへの充電が全くできない場合のみならず、充電は可能であるが、適切な位置にパック電池2が載置されている場合に比べて一定割合以上の時間がかかる場合などをいう。
報知後、送電コイル13をパック電池2の充電位置に移動させ、パック電池2の充電を再開する。更に、パック電池2の充電が完了すると、既に記憶しておいたパック電池2bの充電位置に、送電コイル13を移動させてパック電池2bの充電を開始する。
<1−2.構成>
図2は、無接点充電装置1の機能構成のブロック図である。
無接点充電装置1は、制御部11、充電部12、送電コイル13、送電コイル移動部14、第1の位置検出部15、固定コイル16、第2の位置検出部17、報知部18、記憶部19及び電源部20を備える。
また、無接点充電装置1は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及び不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)を含む構成であり、後述する制御部11、送電コイル移動部14、第1の位置検出部15及び第2の位置検出部17の各機能は、ROMに記憶されている制御プログラムをCPUが実行することにより実現される。
制御部11は、パック電池の充電の制御、送電コイルを概略位置に移動させる制御、パック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定、及び警告を報知するか否かの制御の機能を備える。
充電部12は、充電台30に載置されたパック電池の充電制御を行う機能を備える。充電部12は、電源部20から供給される電力を、送電コイル13を用いてパック電池の受電コイル21に供給しパック電池2に内蔵された二次電池の充電を行う。パック電池2からの満充電信号を送電コイル13が検知すると充電を終了し、制御部11に充電完了を通知する。充電完了の通知を受けた制御部11は、充電待機中のパック電池がある場合には、充電待機中のパック電池の充電位置に、送電コイル13を移動させる指示を送電コイル14に行い、移動完了後に、充電部12に充電を開始させる指示を行う。
送電コイル13は、充電台30と平行な面で渦巻き状に巻かれたコイルであり、パック電池2の受電コイル21に電磁誘導で電力を供給する。なお、送電コイル13の外径とパック電池2の受電コイル21の外径とは、ほぼ等しい大きさである。
送電コイル移動部14は、サーボモーター32a、32bを制御して、制御部11が指定する位置に送電コイル13を移動させる。図1で示すようにサーボモーター32a、32bにはサーボモーターの回転軸にそれぞれネジ棒33a、33bが連結されており、サーボモーター32aによりネジ棒33aを回転させると、ネジ棒32aにねじ込んでいるナット31aがネジ棒32aに沿って移動する。同様にサーボモーター32bによりネジ棒33bを回転させると、ネジ棒32bにねじ込んでいるナット31bがネジ棒32bに沿って移動する。すなわち、サーボモーター32aで充電台30のX軸方向に、サーボモーター32bでY軸方向に送電コイル13を移動させる。送電コイル13は、ナット31a及びナット31bに連結しており、ナット31a、31bがそれぞれネジ棒33a、33bに沿って移動することにより、充電台30のX軸方向、Y軸方向に移動する。
第1の位置検出部15は、所定の時間間隔(例えば1秒毎)で固定コイル16にパルス信号を入力し、固定コイル16はこのパルス信号を出力する。パルス信号が入力された固定コイル16は、パルス信号で受電コイル21を励起する。励起された受電コイル21は、流れる電流のエネルギーでエコー信号を送電コイル13に出力する。したがって、受電コイル21の近くにある送電コイル13には、パルス信号が入力された後、所定の時間(例えば、数μsec〜数百μsec)遅れて、受電コイル21からのエコー信号が誘導される。第1の位置検出部15は、このエコー信号に基づいて受電コイル21の概略位置を判別する。第1の位置検出部15で検出した概略位置は、制御部11に送られ、制御部11は、この概略位置に送電コイル13を移動させるように送電コイル移動部14に指示を行う。
固定コイル16は、図3に示すように、X軸方向の位置を検出するための位置検出コイルCX1〜CX5及びY軸方向の位置を検出するための位置検出コイルCY1〜CY4から構成される。各々の位置検出コイルCX1〜CX5は、Y軸方向に細長いループ状であって、所定の間隔で充電台30の内面に固定されている。同様に位置検出コイルCY1〜CY4はX軸方向に細長いループ状であって所定の間隔で充電台30の内面に固定されている。
図4は、位置検出コイルCX1〜CX5、CY1〜CY4で検知できるパック電池の載置位置の一例を示した図である。充電台30における載置位置検出可能範囲は、充電台30の左上角の座標値を(0,0)として、右方向にX軸を、下方向にY軸を取り、右下角を(550,450)とした座標値で表すが、概略位置は、この座標の範囲に対してある一定の大きさのブロックに分割したエリア単位で表す。
図4に分割したエリアの一例を示す。図4の例では、充電台30における載置位置検出可能範囲をX軸方向に11、Y軸方向に9のエリアに分割している。第1の位置検出部15は、載置されたパック電池の受電コイル21の中心がこのエリアのうちどのエリアにあるかを判定する。なお、各エリアは、X軸、Y軸をそれぞれ分割した位置の番号i,jを用いてエリアB(i,j)と表す。これにより、例えば、図4の斜線で示したエリアは、エリアB(6,4)と表される。図4では、便宜上、位置検出コイルCX1〜CX5、CY1〜CY4を、破線で示す。
例えば、図4で示す位置にパック電池2が載置されたとすると、第1の位置検出部15は、X軸方向においては、位置検出コイルCX4から出力されたパルス信号に励起されて受電コイル21から送電コイル13に出力されるエコー信号を検知する。一方、Y軸方向においては、位置検出コイルCY3、CY4から出力されたパルス信号に励起されて受電コイル21から送電コイル13に出力されるエコー信号を検知する。この場合、パック電池2の受電コイル21の概略位置は、エリアB(8,7)と判断する。なお、第1の位置検出部15は、予め定めた閾値以上の強さのエコー信号である場合にエコー信号を検知したと判断する。
第2の位置検出部17は、制御部11の指示で送電コイル移動部14が送電コイル13を移動させた概略位置の周辺において、載置されたパック電池の充電効率が最もよくなる位置を検出する機能を備える。電源20から一定の電流値で送電コイル13に電力を供給した場合には、送電コイル13の両端の電圧は、送電コイル13と受電コイル21の相対的な位置によって変化する。具体的には、送電コイル13と受電コイル21の軸中心が揃った位置、すなわち、最も効率よく電力を供給できる位置で最も低くなり、相対位置のずれが大きくなるにしたがって電圧は高くなる。従って、第2の位置検出部17は、送電コイル移動部14のサーボモーター32aを制御して、送電コイル13をX軸方向に移動させ送電コイル13の電圧の値が最も低くなる位置で停止させる。また、サーボモーター32bを制御して、送電コイル13をY軸方向に移動させ送電コイル13の電圧の値が最も低くなる位置で停止させる。以上のようにして、送電コイル13を受電コイル21に対して最も効率よく電力を供給する位置に移動させることができる。送電コイル13の停止位置の座標値は、制御部11に送られ、制御部11は、この位置における電圧値に基づいてパック電池2が適切な充電が可能か否かを判断する。
報知部18は、例えばスピーカであり、充電台30に載置されたパック電池2が適切な充電が可能な状態で載置されない場合に制御部11の指示に従い、警告音や音声等を発してユーザーに報知する機能を備える。
記憶部19は、不揮発性メモリ等の記憶媒体により実現され、図5で示す充電管理テーブル100及び図6で示す確認エリアテーブル200を記憶する。
充電管理テーブル100は、充電台30に載置されたパック電池の充電位置や、充電中、充電待機中、充電完了又は充電中断中であるかを示す情報を管理する。制御部11は、パック電池が充電台30に載置されると、この充電管理テーブル100に載置されたパック電池についての情報を追加し、充電台30からパック電池が除去された場合には、充電管理テーブル100から除去されたパック電池の情報を削除する。以下、充電管理テーブル100に追加されたパック電池ごとの情報をエントリという。
確認エリアテーブル200は、パック電池を充電中に、新たにパック電池が載置された場合に適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行うために送電コイル13を移動させて確認すべきか否かを判断するために用いられるテーブルである。この確認エリアテーブル200で示されるエリア内に載置されていると判断した場合に、送電コイル13を移動させて適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う。確認エリアテーブル200で示されるエリアは、無接点充電装置1の設計段階で予め定められたエリアである。
ここで、充電管理テーブル100及び確認エリアテーブル200について説明する。
まず、充電管理テーブル100は、図5で示すように、項目として充電位置101と充電フラグ102とを有する。充電位置101は、パック電池2の充電位置を示す項目でありX−Y座標系の座標値で表す。充電フラグ102は、充電位置101で示される位置に載置されたパック電池の充電に係る状態を示すための項目である。充電フラグ102の値が「2」は充電完了を意味し、同じく「1」は充電中、「0」は充電待機中を意味する。また、充電フラグ102の値が「3」のときは、充電を一時中断していることを意味する。
次に、確認エリアテーブル200は、図6に示すように、項目として、エリアID201、頂点座標A202、頂点座標B203、頂点座標C204、及び頂点座標D205を有する。
エリアID201は、異なる確認エリアを示す識別情報のための項目であり、頂点座標A202、頂点座標B203、頂点座標C204、及び頂点座標D205の項目は、対応するエリアIDが示す確認エリアの頂点の座標値を示すための項目である。なお、頂点座標A202、頂点座標B203、頂点座標C204、及び頂点座標D205が示す各座標値は、図7に示すように、充電台30の左上角の座標値を(0,0)として、右方向にX軸を、下方向にY軸を取った座標系における座標値である。なお、載置位置検出可能範囲AのX軸方向の座標値の最大値は550、Y軸方向の座標値の最大値は450とする。図7のエリアA1〜A4のエリアIDの値は、図6のエリアID201の値の「1」〜「4」にそれぞれ対応する。すなわち、エリアA1は、座標値(0,0)−(80,450)を対角とする矩形で表される領域であり、エリアA2、A3、A4はそれぞれ、座標値(80,0)−(470,80)、(470,0)−(550,450)、(80,370)−(470,450)を対角とする矩形で表される領域である。
図7においてパック電池2aのように載置された場合には、パック電池2aの受電コイルの位置はエリアA1〜A4のどのエリアにも該当しないので、他のパック電池の充電中には、制御部11は、送電コイル13を移動させて確認することはしない。一方、パック電池2bのように載置された場合には、パック電池2bの受電コイルの位置はエリアA1内なので、他のパック電池の充電中であっても、送電コイル13をパック電池2bの受電コイルの位置まで移動させ、適切な充電が可能な位置に載置されているか否かを判断する。
電源部20は、通常は商用電源に接続され、商用電源から供給される交流電流を直流電流に変換し、無接点充電装置1を駆動するための電力とパック電池の充電のための電力とを供給する。
<1−3.動作>
次に、上記構成を備える無接点充電装置1の動作について説明する。
図8にパック電池が充電台に載置された場合の、載置位置検知処理のフローチャートを示す。以下の説明では、先に載置されたパック電池をパック電池2とし、後に載置されたパック電池をパック電池2bとする。
無接点充電装置1の第1の位置検出部は、固定コイル16に一定の時間間隔(例えば1秒毎)でパルス信号を送出させる。充電台30に、パック電池2が載置されると、固定コイルからのパルス信号によってパック電池2の受電コイルに励起されて受電コイルから送電コイルにエコー信号が出力される。エコー信号は、パルス信号から所定の時間(例えば、数μsec〜数百μsec)遅れて出力される。このエコー信号を検知したことにより充電台30にパック電池2が載置されたか否かを判断する(ステップS01)。
次に、第1の位置検出部15は、パック電池2の載置位置が図6で定義されている確認エリア内であるか否かを判断する(ステップS02)。第1の位置検出部15では、パック電池2の載置された概略位置として、図4を用いて既に説明したように載置位置検出可能範囲Aを格子状に分割したエリアのどのエリアにあるかを判別する。第1の位置検出部15は、例えば、図4で示すパック電池2の場合には概略位置はエリアB(8,7)と判断する。そして、このエリアB(8,7)のエリアの中心座標値が図6のエリアIDが1〜4のエリアに対応する頂点座標A〜Dを結ぶ線分で表される矩形の範囲内であるか否かを判断する。図4のように載置位置検出可能範囲AをX軸方向に11エリア、Y軸方向に9エリアに分割した場合には、エリアB(8,7)のエリアの中心座標は(375、325)である。この場合は、図6のエリアIDが1〜4で定義されるどのエリア内にも属さないので、確認エリア内に載置されていないと判断する。一方、検出された概略位置が例えばエリアB(1,4)であったとすると、エリアB(1,4)の中心座標は(25,175)であるので、確認エリアの1つであるエリアA1(エリアIDが「1」)内に載置されたと判断する。なお、図6のようにエリアをX軸方向に11、Y軸方向に9分割した場合には、エリアB(i,j)の中心座標を(xc,yc)とすると、xc=(2×i−1)/2×550/11、yc=(2×j−1)/2×450/9、(i=1〜11、j=1〜9:i、jは整数)で計算できる。
ステップS02でYESの場合は、他のパック電池の充電中か否かを判断する(ステップS03)。具体的には、制御部11が充電管理テーブル100を参照して、充電フラグ102が「1」のパック電池がある場合には、充電中であると判断し、充電フラグ102の値が「1」のパック電池がなければ、充電中ではないと判断する。
他のパック電池が充電中でなければ(ステップS03:NO)、ステップS05に進み、充電中であれば(ステップS03:YES)、充電部12は、電源部20から送電コイル13への電力供給を停止し、パック電池の充電を中断し、制御部11は、充電を中断したパック電池2に対応する充電フラグを、充電中を示す「1」から充電中断を示す「3」に書き換える(ステップS04)。
次に、制御部11は、送電コイル移動部14に指示し、第1の位置検出部15で検出したパック電池2bの概略位置に送電コイル13を移動させる(ステップS05)。
制御部11は、電源部からの電力を送電コイル13に供給する指示を行い、第2の位置検出部17は、概略位置の周辺で送電コイル13を移動させながら、電圧の変化を計測する。そして、X軸方向及びY軸方向それぞれの移動方向において電圧の値が低くなる方向に送電コイルを移動させ、最も電圧値の低くなる位置で停止させる(ステップS06)。
次に制御部11は、送電コイル13が停止した位置における電圧値の値に基づいて、パック電池2bが効率よく充電できる位置に載置されているか否かを判断する(ステップS07)。電圧値が予め定めた一定値(例えば、予め測定した送電コイル13と受電コイル21の中心軸が揃っている場合の送電コイル13の電圧値に、この電圧値と受電コイル21の影響がない場合の送電コイル13の電圧値との差の一定割合(例えば5%)の電圧値を足した値)以上である場合は、制御部11は、効率よく充電できる位置に載置されていないとして充電不可と判断する。
制御部11は、送電コイル13で充電不可と判断した場合(ステップS07:NO)には、報知部18を制御して警告音によりユーザーに適切な充電が可能な位置に載置されていないことを報知し(ステップS08)、ステップS10に進む。
一方、送電コイル13での充電が可能と判断した場合(ステップS07:YES)は、送電コイル13の停止位置の座標を充電管理テーブル100の充電位置101に追加して、対応する充電フラグ102の値を「0」にする(ステップS09)。
次に、制御部11は、充電を中断して送電コイル13を移動させたかどうかを確認する(ステップS10)。具体的には充電管理テーブルを参照し、充電フラグ102の値が充電中断を示す「3」のパック電池があるかを調べる。充電フラグ102の値が「3」のパック電池があれば、充電を中断して送電コイル13を移動させたと判断する。
充電を中断して送電コイル13を移動させた場合(ステップS10:YES)、制御部11は、充電管理テーブル100の充電フラグ102の値が「3」に対応する充電位置101の座標値を参照し、送電コイル移動部14にその座標値を送り、送電コイル移動部14は、送電コイル13を座標値で示される位置に移動させる(ステップS11)。
充電部12は、送電コイル13の移動が完了するとその位置にあるパック電池2の充電を再開し(ステップS12)、ステップS01に戻る。なお、充電管理テーブル100の充電位置101で示される座標位置に移動後、最も充電効率が良い位置になるように位置を移動させてから充電を再開してもよい。位置を移動させた場合は、充電管理テーブルの充電位置101の値を新たな座標位置に更新する。
図9に充電台30に載置されている複数のパック電池の充電処理のフローチャートを示す。
制御部11は、充電管理テーブル100を参照して、載置されているパック電池があるか否かを調べる(ステップS21)。制御部11は、充電管理テーブル100にエントリが1つもなければ、充電台30に適切な充電が可能なパック電池が1つも載置されていないと判断し、充電台30にパック電池が載置されるまで無接点充電装置1を充電待機状態にする。そうでなければ、制御部11は、充電中のパック電池があるか否かを判断する(ステップS22)。具体的には、充電管理テーブル100の充電フラグ102を参照し、充電フラグ102の値が充電中を示す「1」のパック電池があるか否かを調べる。充電フラグ102の値が「1」のパック電池がある場合には、制御部11は、充電中のパック電池2があると判断する。
充電中のパック電池2があると判断した場合(ステップS22:YES)はステップS28に進み、充電中のパック電池2がないと判断した場合(ステップS22:NO)には、制御部11は、次に充電待機中のパック電池2bがあるか否かを調べる(ステップS23)。具体的には、充電中のパック電池2があるか否かを判断するときと同様に、充電フラグ102を参照し、充電フラグ102の値が充電待機中を示す「0」のパック電池があるか否かを調べる。充電フラグ102の値が「0」のパック電池がある場合には、制御部11は、充電待機中のパック電池2bがあると判断する。
充電待機中のパック電池2bがあると判断した場合(ステップS23:YES)、制御部11は、充電フラグ102の値が「0」に対応する充電位置101の座標値を読出し(ステップS24)、送電コイル移動部14にその座標値を送り、送電コイル移動部14は、送電コイル13を座標値で示される位置に移動させる(ステップS25)。なお、充電フラグ102の値が「0」のパック電池2bが複数ある場合には、先に載置されたパック電池2b、すなわち、充電管理テーブル100に登録された順にパック電池の充電位置101を読み出す。
送電コイル13の移動が完了したら、充電部12は、送電コイル13が移動した位置にあるパック電池2bの充電を開始する(ステップS26)。パック電池2bの充電を開始すると制御部11は、充電管理テーブル100の充電中のパック電池2bの充電位置に対応する充電フラグ102の値を充電待機中を示す「0」から充電中を示す「1」に書き換える(ステップS27)。
充電部12は、充電が完了したか否かを判断する(ステップS28)。パック電池2bは、充電が完了すると受電コイル21に満充電信号を出力し、この満充電信号を受電コイル21から送電コイル13に伝送する。例えば、パック電池2bは、電力を供給するときの交流電力と異なる周波数の交流信号を受電コイル21に出力し、充電部12は、この交流信号を送電コイル13で受信すると充電が完了したと判断する。
充電が完了したと判断(ステップS29:YES)したら、制御部11は、充電が完了したパック電池2bの充電位置101に対応する充電フラグ102の値を充電中を示す「1」から充電完了を示す「2」に書き換え(ステップS29)、ステップS21からの処理を繰り返す。
ステップS23で充電管理テーブル100に充電待機中のパック電池2bが1つも無ければ(ステップS23:NO)、制御部11は、充電処理を終了し、新たにパック電池2bが載置されるまで無接点充電装置1を充電待機状態にする。
<1−4.まとめ>
無接点充電装置1は、パック電池の充電中において、更に他のパック電池が充電台に載置されると、充電中のパック電池の充電を中断し、送電コイルを新たに載置されたパック電池の載置位置まで移動させて、適切な充電が可能であるか否かを検査するので、適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを判定できる。この判定は載置直後に速やかに行われ、載置位置が適切でない場合には、ユーザーに警告するので、ユーザーは、適切な充電が可能な状態になるように載置位置を修正することができ、充電の失敗を未然に防ぐことができる。
<実施の形態2>
<2−1.概要>
実施の形態2では、充電待機中のパック電池が1個以上載置されている状態で、新たにパック電池が載置された場合に、充電待機中のパック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているかを再度検査する機能を備えた無接点充電装置1bについて説明する。
ユーザーは、新たにパック電池を充電台30に載置しようとするときに、既に載置されている充電待機中のパック電池の載置位置を移動して新たに載置しようとするパック電池の載置ためのスペースを確保する必要が生じる場合がある。このような場合、ユーザーによって新たに載置しようとするパック電池のために先に載置されているパック電池の載置位置が動かされる。
また、既に載置されているパック電池を動かす意図はなくても、新たにパック電池を載置する際に既に載置されているパック電池に触れて、載置位置が変動することもある。このため、実施の形態2の無接点充電装置1bでは、新たにパック電池が載置された際には、新たに載置されたパック電池について送電コイル13を用いて適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを判断するだけでなく、既に載置されている状態のパック電池についても、再度適切な充電が可能な状態で載置されているかの検査を行う。
なお、実施の形態1で示したものと変更のない点についての説明は省略し、変更ある点を重点的に説明する。
<2−2.構成>
本実施の形態の無接点充電装置1bは、実施の形態1の無接点充電装置1の構成をすべて含む。実施の形態1の無接点充電装置1と同じ構成のものは説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。なお、本実施の形態で用いる無接点充電装置1bの各構成の符号は、説明の都合上、実施の形態1と同じ符号を用いる。
本実施の形態において、実施の形態1と異なる点は、制御部11が、送電コイル13を用いて新たに載置されたパック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているかを判断する機能に加えて、既に載置されているパック電池についても適切な充電が可能な状態で載置されているかを改めて判断する機能を備える点である。
制御部11は、第1の位置検出部15が充電台30に新たにパック電池が載置されたことを検知すると、新たに載置されたパック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを判定し、更に充電待機中のパック電池があれば、既に充電管理テーブル100に記憶されている充電待機中のパック電池の充電位置に送電コイル13を移動させるように指示し、これらパック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを判定する。
制御部11以外の構成については、実施の形態1の無接点充電装置1と同じなのでここでは説明を省略する。
<2−3.動作>
次に、上記構成を備える無接点充電装置1bの動作について説明する。
図10に、無接点充電装置1bにおける載置位置検知処理のフローチャートを示す。以下の説明では、充電中のパック電池をパック電池2、充電待機中のパック電池をパック電池2b、新たに載置されるパック電池をパック電池Nとする。
充電台30にパック電池Nが載置されたか否かを判断して送電コイル13を移動させる前までの処理、すなわちステップS31〜ステップS33までの処理は、基本的に図8のステップS01〜S04までの処理と同じであるのでここでは説明を省略する。ただし、本実施の形態では、新たに載置されたパック電池Nの載置位置が確認エリア内であるか否かの判断(ステップS02に相当する処理)は行わない。
パック電池Nが充電台30に載置されたことを第1の位置検出部15で検知すると、制御部11は、まず、新たに載置されたパック電池Nについて、ステップS35〜S39の処理を行い、次に充電管理テーブル100を参照してエントリを先頭から順次読出し、充電フラグ102の値が「0」であるパック電池2bについて、ステップS35〜S39の処理を行い適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを確認する。ステップS35〜S39の処理については後述する。そして、制御部11は、充電テーブル100から参照するエントリがある場合には再確認をしていない充電待機中のパック電池があると判断する(ステップS34:YES)。
ステップS35でYESの場合、制御部11は、読み出した充電管理テーブル100の充電フラグ102の値が充電待機中を示す「0」に対応する充電位置101の座標値を、送電コイル移動部14に送り、送電コイル移動部14は、座標値で示される位置に送電コイル13を移動する(ステップS35)。
制御部11は、電源部からの電力を送電コイル13に供給する指示を行い、第2の位置検出部17は、充電位置の周辺で送電コイル13を移動させながら、電圧の変化を計測する。そして、X軸方向及びY軸方向それぞれの移動方向において電圧の値が低くなる方向に送電コイルを移動させ、最も電圧値の低くなる位置で停止させる(ステップS36)。
次に、制御部11は、送電コイル13が停止した位置における電圧値の値に基づいて、パック電池2bが最も効率よく充電できる位置に載置されているか否かを判断する(ステップS37)。
送電コイル13で充電が可能な状態でないと判断した場合(ステップS37:NO)には、制御部11は、報知部18を制御して警告音によりユーザーに適切な充電が可能な状態で載置されていないことを報知し(ステップS39)、ステップS34に進む。
一方、送電コイル13での充電が可能な状態と判断した場合(ステップS37:YES)は、送電コイル13の停止位置の座標を充電管理テーブル100の充電位置101の座標値に書き換える(ステップS38)。制御部11は、ステップS38の処理が完了するとステップS34に進む。
このように、ステップS38又はステップS39の処理が完了すると、充電管理テーブル100から順次読み出すエントリが無くなるまでステップS34からの処理を繰り返す。
制御部11は、未確認の充電待機中のパック電池2bがなくなると(ステップS34:NO)、充電を中断して送電コイル13を移動させたかどうかを確認する(ステップS40)。
充電を中断して送電コイル13を移動させた場合(ステップS40:YES)、制御部11は、充電管理テーブル100の充電フラグ102の値が充電中断を示す「3」に対応する充電位置101の座標値を参照し、送電コイル移動部14にその座標値を送り、送電コイル移動部14は、送電コイル13を座標値で示される位置に移動させる(ステップS41)。
充電部12は、送電コイル13の移動が完了するとその位置にあるパック電池2の充電フラグを「3」から充電中を示す「1」に書き換え、充電を再開し(ステップS42)、ステップS31に戻る。なお、充電管理テーブル100の充電位置101で示される座標位置に移動後、最も充電効率が良い位置になるように位置を調整してから充電を再開してもよい。位置の移動を行った場合は、充電対象のパック電池に対応する充電位置101の値を新たな座標位置に更新する。
<2−4.まとめ>
本実施の形態の無接点充電装置1bは、新たにパック電池が載置されたことを検知すると、既に載置され充電待機中のパック電池についても、適切な充電が可能な状態で載置された状態であるか否かを再度確認し、充電が可能な状態で載置されていない場合に、ユーザーに警告することができるので、ユーザーは充電台30に載置した充電待機中のパック電池についても適切な充電が可能な状態になるように載置位置を修正することができ、充電の失敗を未然に防ぐことができる。
<変形例>
以上、本発明に係る無接点充電装置の実施の形態を説明したが、例示した無接点充電装置を以下のように変形することも可能であり、本発明が上述の実施の形態で示した通りの無接点充電装置に限らないことは勿論である。
(1)実施の形態1では、充電中に新たに載置されたパック電池が適切な充電が可能な状態で載置されているかの判断のために、送電コイルを移動させて確認すべきか否かを、載置位置に基づいて判断するための確認エリアを予め定めて、このエリアに載置されたと判断した場合に送電コイル13を移動して確認するとしたが、確認エリアを予め定めなくてもよい。適切な充電が可能な範囲から受電コイル21が外れている可能性がある場合に確認すればよい。例えば、予めエリアを定義しなくても、最も外側の固定コイル(例えば、図3で示す固定コイルCX1、CX5、CY1、CY4)にエコー信号が検知される場合に確認するとしてもよい。また、第1の位置検出部15で検出する概略位置が、最も外側のエリア(エリアB(1,1)〜エリアB(11,1)、エリアB(11,2)〜エリアB(11,9)、エリアB(1,2)〜エリアB(1,9)、エリアB(2,9)〜エリアB(11,10)である場合に、送電コイル13を移動して確認してもよい。これにより、概略位置と確認エリアの比較をすることなく、送電コイル13を移動して確認すべきか否かの判断をすることができる。
また、上述のように適切な充電が可能な範囲から受電コイル21が外れている可能性がある場合にのみ、送電コイルを移動させて確認することに限らない。パック電池の載置を検知したら確認エリアに関係なく送電コイル13を移動して確認するようにしてもよい。
これにより、例えば、送電コイルが問題なく接近することができるエリアに載置された場合でも、送電コイル13を用いて充電が可能な状態で載置されているか否かを確認するので、例えば、パック電池の受電コイルが送電コイルの面が平行にならないように置かれた場合や、裏表を間違えて置かれたことなどにより、充電できない場合も検知することができる。
(2)実施の形態では、受電コイル21を内蔵したパック電池の充電の例で説明したが、被充電機器はパック電池に限らない。送電コイルから供給した電力を受電コイルで受けて充電する被充電機器であればよい。例えば、充電池が受電コイルを備えるのではなく携帯機器に受電コイルが内蔵されており、この受電コイルによって携帯機器に内蔵又は装着する二次電池の充電を行う携帯機器でもよい。
(3)実施の形態2では、充電台30における載置の状態が変化した例として、新たなパック電池が充電台30に載置された例で説明したが充電台30における載置の状態の変化は新たなパック電池の載置に限られない。充電台30における載置の状態の変化として、パック電池の載置位置が移動したことやパック電池が取り除かれた場合であってもよい。
載置位置が移動したか否かは、制御部11が、第1の位置検出部15で検出した概略位置のエリアに変化があるか否かで判断する。例えば、記憶部19に概略位置の各エリアに対応するフラグを格納する領域を設け、パック電池を載置されたときに検出される概略位置のエリアに対応するフラグの値を「1」にする。検出されていないエリアに対応するフラグの値は「0」とする。例えばエリアB(4,6)の位置に載置されたと検知した場合にはエリアB(4,6)に対応するフラグの値を「1」にする。その後、パック電池の位置に変化がありエリアB(4,5)のエリアに移動したとすると、第1の位置検出部15は、エリアB(4,6)のエリアにはパック電池の載置を検出しないので、このエリアに対応するフラグの値を「1」から「0」に書き換える。一方、エリアB(4,5)のエリアにはパック電池の載置を検出するのでこのエリアに対応するフラグの値を「0」から「1」に書き換える。制御部11は、定期的(例えば1秒毎)にこのフラグの変化を検査することによって載置位置の変化を検知する。フラグが「0」から「1」に変化したエリアは、新たな載置があったと判断し、「1」から「0」に変化したエリアは、パック電池がそのエリアから取りのぞかれたと判断する。また、同じ検知タイミングにおいて、フラグが「0」から「1」に変化したエリアと「1」から「0」に変化したエリアとがある場合には、パック電池の載置位置が移動したと判断する。
これにより、載置位置が移動したことを検知した場合に、充電待機状態で載置されているパック電池に対して、送電コイルを用いて充電が可能な状態で載置されているか否かを改めて確認することができる。
(4)実施の形態では、充電待機中のパック電池が複数載置されている場合、先に載置されたパック電池から充電を行うとしたがこれに限らない。次に充電するパック電池の選択方法はどのような方法であってもよい。例えば、載置位置が充電台30の左上角に近いもの(座標値(0,0)からの距離が近いもの)順に選んでもよいし、実施の形態とは逆に、新しく載置された順に選んでもよい。
(5)実施の形態では、最も効率の良い充電位置に送電コイルを移動させる制御に、送電コイルの電圧値に基づいたが、これに限らない。最も効率よく充電できる位置を検知できる情報に基づいて、送電コイルの移動を制御すればよい。例えば、送電コイルから供給される電力によって被充電機器の受電コイルに流れる電流の値は、送電コイルと受電コイルの相対位置の変化に伴って変化する。この電流の値は、送電コイルと受電コイルの軸中心が揃った位置で最も大きくなり、軸中心が離れるほど小さくなる。被充電機器がこの電流値を示す情報を定期的に無接点充電装置1に送信し、無接点充電装置1にこの情報を受信する手段を設けることによって、受電コイルの電流の値の変化によって制御してもよい。
なお、無接点充電装置と被充電機器との情報の送受信には、BLUETOOTH(登録商標)などの無線技術が利用できる。
また、実施の形態において、最も効率の良く充電できる充電位置に送電コイルを移動させる制御を行ったが、送電コイルの充電位置は、予め定めた効率以上の効率で充電できる充電への移動であってもよい。これにより、適切な充電が可能と判断される載置位置の許容範囲を広げることができる。
更に、実施の形態では、電流値の最も小さくなる位置まで送電コイルを移動して、その位置を充電位置としたが、充電位置はこの位置に限らない。適切な充電が可能な位置であればよい。例えば、送電コイルを移動しながら定期的に電流値を測定し、予め定めた閾値以下になった位置を充電位置としてもよい。
(6)実施の形態では、パック電池からの満充電信号に基づいて充電完了を判断したが、充電完了の判断は、満充電信号に基づくことに限らない。充電完了の判断ができる情報であればよい。例えば、定期的に充電された容量に係る情報をパック電池から受信し、予め定められた所定容量となったときに充電完了と判断してもよい。この充電された容量に係る情報は、満充電信号と同様の方法でパック電池から送信し、送電コイルで受信してもよいし、BLUETOOTHなどの無線技術を用いて送受信してもよい。また、満充電信号についてもBLUETOOTHなどの無線技術を用いて送受信してもよい。
(7)実施の形態では、パック電池が適切な充電が可能な状態で載置されていないと判断した場合に音による報知としたが、報知の方法は音に限らない。ユーザーが認識できる方法であればよい。例えば無接点充電装置1のユーザーが視認できる位置にLED(Light Emitting Diode)のインジケータを備え、LEDを点滅させる等の方法で報知してもよい。また、これらを組み合わせて報知してもよい。
(8)実施の形態では、無接点充電装置の制御部11、送電コイル移動部14、第1の位置検出部15及び第2の位置検出部17が行う各制御機能をコンピュータのプログラムが行うとしたが、これらが行う制御の全部又は1部をその機能を実行する1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよいし、その他どのような形態で実現してもよい。
(9)実施の形態において説明した無接点充電装置の制御部11、送電コイル移動部14、第1の位置検出部15及び第2の位置検出部17が行う各制御機能をCPUに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、無接点充電装置におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施の形態で示した無接点充電装置の各機能が実現される。
(10)上述の各実施の形態及び各変形例を、部分的に組み合せてもよい。
<補足>
以下、更に本発明の一実施形態に係る無接点充電装置の構成及びその変形例と各効果について説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る充電装置は、送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置であって、前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出部と、前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出部と、前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出部が前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出部に、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御部と、前記制御部が否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知部とを備える
。この充電装置は、充電台に載置された被充電機器を充電中に、新たな被充電機器が載置されると、送電コイルを新たな被充電機器の載置位置に移動して適切な充電が可能か否かを確認する。そして、充電が可能な状態で載置されていない場合に、その旨を報知する。
従って、これによりユーザーは、パック電池等を充電中に、新たに別のパック電池等を充電台に載置した際に、適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを知ることができ、新たに載置したパック電池等の充電の失敗を防ぐことができる。
(2)また、前記第2の位置検出部は、前記送電コイルと前記第2の被充電機器の受電コイルとの相対位置の変化に伴う前記送電コイルの電圧値の変化に基づいて前記充電位置候補を検出し、前記制御部は、前記第2の位置検出部で検出した前記第2の被充電機器の充電位置候補における前記送電コイルの電圧値に基づいて前記判定を行う、としてもよい。
この充電装置によると、第1の位置検出部で検出した概略位置に送電コイルを移動し、送電コイルの電圧値の変化に基づいて、充電に適した位置に送電コイルを移動する。
従って、送電コイルの電圧変化に基づいて送電コイルの位置を制御することができる。
(3)また、前記第2の位置検出部は、前記送電コイルの移動に伴って変化する前記送電コイルの電圧値が小さくなる方向に、前記送電コイルを移動させ、前記送電コイルの電圧値が最小となる位置を充電位置候補として検出し、前記制御部は、当該充電位置候補における前記送電コイルの電圧値が、予め定められた一定値以上の場合に、否定的に前記判定を行う、としてもよい。
この充電装置によると、送電コイルの電圧値が最小になるように送電コイルを移動させる。このときの送電コイルの電圧値が予め定めた一定値以上の場合には、被充電機器が適切な充電が可能な状態で載置されていないと判断する。
従って、適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを送電コイルの電圧値に基づいて判定をすることができる。
(4)また、前記制御部は、前記判定が完了した後、前記第1の被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動させ、前記第1の被充電機器の充電を行う、としてもよい。
この充電装置によると、新たに載置した被充電機器が送電コイルを用いて適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを判定が終了すると、送電コイルを移動する前に充電していた被充電機器の充電を行う。
従って、新たに載置された被充電機器の載置状態を確認するために、充電を中断して送電コイルを移動した場合であっても、載置状態の確認後は、被充電機器の充電を継続することができる。
(5)また、前記第1の位置検出部は、前記充電台内に配置された複数の位置検出コイルを含み、前記位置検出コイルからのパルス信号によって前記充電台に載置された被充電機器の受電コイルに励起されて受電コイルから送電コイルに出力されるエコー信号に基づいて、当該被充電機器の載置位置を検出する、としてもよい。
この充電装置によると、充電台に配置した位置検出用のコイルを用いて被充電機器の載置位置を検出することができる。
従って、送電コイルを被充電機器の載置位置に移動することができるので確認の処理時間を短縮できる。
(6)また、前記制御部は、前記第1の位置検出部によって検出された前記第2の被充電機器の載置位置が、前記充電台の周辺部の予め定められた範囲である場合に限って、前記判定を行う、としてもよい。
この充電装置によると、被充電機器が充電台の周辺部に載置された場合に限って新たに載置された被充電機器が適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを送電コイルを移動させて判断する。つまり、充電台の中央付近など、送電コイルを受電コイルに対して充電に適した位置に移動できる場合には、送電コイルを移動させることによっての判断を行わない。
従って、充電中の被充電機器の充電を中断して送電コイルを移動させて確認する処理の実行を少なくすることができるため、効率よく充電が行える。
(7)また、前記第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出部が前記充電台への第3の被充電機器の載置を検出した際に、前記制御部は、前記第2の被充電機器について、改めて前記判定を行い、前記報知部は、前記制御部が否定的に判定した場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う、としてもよい。
この充電装置によると、新たに被充電機器が載置された場合に、既に載置され、充電待機中の被充電機器の載置位置を再確認する。
従って、新たに被充電機器が載置した際に、既に載置されている被充電機器に触れて位置が移動したような場合でも、新たに載置された被充電機器と同様に充電台に載置された状態の被充電機器についても、適切な充電が可能な状態で載置されている状態が維持されているか否かを判断することができ、適切な充電が可能な状態でないと判断した場合には、ユーザーに報知することができる。
(8)また、前記第2の被充電機器が前記充電台に載置された状態で充電待機中に、前記第1の位置検出部が前記第2の被充電機器の載置位置が変化したことを検出した場合には、前記制御部は、前記第2の被充電機器について、改めて前記判定を行い、前記報知部は、前記制御部が否定的に判定した場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う、としてもよい。
この充電装置によると、充電台に載置された充電待機中の被充電機器の載置位置が変化したことを検知すると、その被充電機器が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを、送電コイルを用いて改めて判断する。
従って、新たに載置した被充電機器だけでなく、充電待機中の被充電機器の載置位置が変化した場合でも、被充電機器が適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを判断することができ、適切な充電が可能な状態でないと判断した場合には、ユーザーに報知することができる。
(9)また、複数の被充電機器が前記充電台に載置された状態で充電待機中に、前記第1の位置検出部が前記複数の被充電機器の少なくとも1つの載置位置が変化したことを検出した場合には、前記制御部は、前記複数の被充電機器それぞれについて、改めて前記判定を行い、前記報知部は、前記制御部が前記複数の被充電機器のうち少なくとも1つについて否定的に判定した場合に、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていない被充電機器があることの報知を行う、としてもよい。
この充電装置によると、充電待機中の被充電機器のどれか1つの載置位置が変化したことを検知すると、他の充電待機中の被充電機器についても適切な充電が可能な状態で載置されているか否かを、送電コイルを用いて改めて判断する。
従って、充電台に載置されている充電待機中の被充電機器それぞれについて、適切な充電が可能な状態で載置されている状態であるかを判断することができ、1つでも適切な充電が可能な状態でないと判断した場合には、ユーザーに報知することができる。
(10)本発明の一実施形態に係る充電装置の制御方法は、送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置の制御方法であって、前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出ステップと、前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出ステップと、前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出ステップが前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出ステップに、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御ステップと、前記制御ステップが否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知ステップとを備える。
この充電装置の制御方法によると、充電台に載置された被充電機器を充電中に、新たな被充電機器が載置されると、送電コイルを新たな被充電機器の載置位置に移動して適切な充電が可能か否かを確認する。
従って、新たに載置した被充電機器が載置された際に、適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを、載置直後に送電コイルを用いて判断することができ、適切な充電が可能な状態で載置されていないと判断した場合には、ユーザーにその旨を告知することができる。これにより、ユーザーは適切な充電が可能な状態で載置したか否かを知ることができる。
(11)本発明の一実施形態に係る充電装置の制御プログラムは、送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置の制御プログラムであって、前記充電装置に、前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出ステップと、前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出ステップと、前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出ステップが前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出ステップに、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御ステップと、前記制御ステップが否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知ステップとを、実行させる。
この充電装置の制御プログラムによると、充電台に載置された被充電機器を充電中に、新たな被充電機器が載置されると、送電コイルを新たな被充電機器の載置位置に移動して適切な充電が可能か否かを確認する。
従って、新たに載置した被充電機器が載置された際に、適切な充電が可能な状態で載置されたか否かを、載置直後に送電コイルを用いて判断することができ、適切な充電が可能な状態で載置されていないと判断した場合には、ユーザーにその旨を告知することができる。これにより、ユーザーは適切な充電が可能な状態で載置したか否かを知ることができる。
本発明の一形態に係る充電装置は、充電台に載置された複数の被充電機器を、送電コイルを移動して順に充電する場合に有用である。
1 無接点充電装置
2、2b パック電池
11 制御部
12 充電部
13 送電コイル
14 送電コイル移動部
15 第1の位置検出部
16 固定コイル
17 第2の位置検出部
18 報知部
19 記憶部
20 電源部
21 受電コイル
30 充電台
31a、31b ナット
32a、32b サーボモーター
33a、33b ネジ棒

Claims (11)

  1. 送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置であって、
    前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出部と、
    前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出部と、
    前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出部が前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出部に、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御部と、
    前記制御部が否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知部とを備える
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 前記第2の位置検出部は、前記送電コイルと前記第2の被充電機器の受電コイルとの相対位置の変化に伴う前記送電コイルの電圧値の変化に基づいて前記充電位置候補を検出し、
    前記制御部は、前記第2の位置検出部で検出した前記第2の被充電機器の充電位置候補における前記送電コイルの電圧値に基づいて前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記第2の位置検出部は、前記送電コイルの移動に伴って変化する前記送電コイルの電圧値が小さくなる方向に、前記送電コイルを移動させ、前記送電コイルの電圧値が最小となる位置を充電位置候補として検出し、
    前記制御部は、当該充電位置候補における前記送電コイルの電圧値が、予め定められた一定値以上の場合に、否定的に前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記制御部は、前記判定が完了した後、前記第1の被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動させ、前記第1の被充電機器の充電を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
  5. 前記第1の位置検出部は、前記充電台内に配置された複数の位置検出コイルを含み、前記位置検出コイルからのパルス信号によって前記充電台に載置された被充電機器の受電コイルに励起されて受電コイルから送電コイルに出力されるエコー信号に基づいて、当該被充電機器の載置位置を検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の充電装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の位置検出部によって検出された前記第2の被充電機器の載置位置が、前記充電台の周辺部の予め定められた範囲である場合に限って、前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の充電装置。
  7. 前記第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出部が前記充電台への第3の被充電機器の載置を検出した際に、前記制御部は、前記第2の被充電機器について、改めて前記判定を行い、
    前記報知部は、前記制御部が否定的に判定した場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  8. 前記第2の被充電機器が前記充電台に載置された状態で充電待機中に、前記第1の位置検出部が前記第2の被充電機器の載置位置が変化したことを検出した場合には、前記制御部は、前記第2の被充電機器について、改めて前記判定を行い、
    前記報知部は、前記制御部が否定的に判定した場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の充電装置。
  9. 複数の被充電機器が前記充電台に載置された状態で充電待機中に、前記第1の位置検出部が前記複数の被充電機器の少なくとも1つの載置位置が変化したことを検出した場合には、前記制御部は、前記複数の被充電機器それぞれについて、改めて前記判定を行い、
    前記報知部は、前記制御部が前記複数の被充電機器のうち少なくとも1つについて否定的に判定した場合に、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていない被充電機器があることの報知を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の充電装置。
  10. 送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置の制御方法であって、
    前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出ステップと、
    前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出ステップと、
    前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出ステップが前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出ステップに、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御ステップと、
    前記制御ステップが否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知ステップとを備える
    ことを特徴とする充電装置の制御方法。
  11. 送電コイルと被充電機器を載置するための充電台とを備え、前記充電台に載置された被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動し、前記被充電機器に内蔵された受電コイルへ前記送電コイルから電力を供給して被充電機器を充電する充電装置の制御プログラムであって、
    前記充電装置に、
    前記充電台への被充電機器の載置を検出する第1の位置検出ステップと、
    前記被充電機器の載置位置に前記送電コイルを移動して、前記被充電機器を充電するための充電位置候補を検出する第2の位置検出ステップと、
    前記充電台に載置された第1の被充電機器の充電中において、前記第1の位置検出ステップが前記充電台への第2の被充電機器の載置を検出したときに、前記第1の被充電機器の充電中の位置にある前記送電コイルを、前記第2の被充電機器の載置位置に移動させることで前記第2の位置検出ステップに、前記第2の被充電機器の充電位置候補を検出させ、当該充電位置候補において、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されているか否かの判定を行う制御ステップと、
    前記制御ステップが否定的に前記判定を行った場合に、前記第2の被充電機器が、前記送電コイルを用いた適切な充電が可能な状態で載置されていないことの報知を行う報知ステップとを、実行させる
    ことを特徴とする充電装置の制御プログラム。
JP2012142232A 2012-06-25 2012-06-25 充電装置及びその充電方法 Expired - Fee Related JP5886149B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142232A JP5886149B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 充電装置及びその充電方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142232A JP5886149B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 充電装置及びその充電方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014007866A true JP2014007866A (ja) 2014-01-16
JP5886149B2 JP5886149B2 (ja) 2016-03-16

Family

ID=50105151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012142232A Expired - Fee Related JP5886149B2 (ja) 2012-06-25 2012-06-25 充電装置及びその充電方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5886149B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231008A (ja) * 2014-08-25 2014-12-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019009975A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 金寶電子工業股▲ふん▼有限公司 ワイヤレス充電システム及びワイヤレス充電方法
WO2023234369A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 充電装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189087A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Fujifilm Corp 無接点充電装置
JP2010288442A (ja) * 2009-05-13 2010-12-24 Canon Inc 給電装置、その制御方法及び給電システム
JP2011055669A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Nec Casio Mobile Communications Ltd 充電装置及び端末装置並びにプログラム
JP2012039682A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Sanyo Electric Co Ltd 電池内蔵機器の無接点充電方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189087A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Fujifilm Corp 無接点充電装置
JP2010288442A (ja) * 2009-05-13 2010-12-24 Canon Inc 給電装置、その制御方法及び給電システム
JP2011055669A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Nec Casio Mobile Communications Ltd 充電装置及び端末装置並びにプログラム
JP2012039682A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Sanyo Electric Co Ltd 電池内蔵機器の無接点充電方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231008A (ja) * 2014-08-25 2014-12-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019009975A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 金寶電子工業股▲ふん▼有限公司 ワイヤレス充電システム及びワイヤレス充電方法
WO2023234369A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 充電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5886149B2 (ja) 2016-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5691011B2 (ja) 無線電力充電システム
JP5059720B2 (ja) 無接点充電方法、無接点電力送信装置、及び無接点電力受信装置
US8614561B2 (en) Charging apparatus
CN115039346B (zh) 多线圈无线充电装置中的数字ping封锁
JP2021515513A (ja) フリーポジション充電パッド
JP5597022B2 (ja) 給電装置、及び制御方法
JP2009136133A (ja) マルチ無接点充電システム及び制御方法
US9041346B2 (en) Charging apparatus and method for controlling charging apparatus
US10483783B2 (en) System and method for identifying a wirelessly charging battery
KR20090056545A (ko) 멀티무접점충전시스템 및 제어방법
JP2009201328A (ja) 充電装置及び充電システム
US10530192B2 (en) Non-contact power transmission apparatus and non-contact power supply device
US9083198B2 (en) System and method for wirelessly charging a rechargeable battery
JP2008312294A (ja) 充電器、被充電器、充電システム及び方法
KR100928439B1 (ko) 평면나선형 코어구조의 파워트랜스피씨비코어가 구비된 무접점전력충전스테이션
JP5886149B2 (ja) 充電装置及びその充電方法
US11404864B2 (en) Wireless power receiving device and control method thereof
KR102624101B1 (ko) 무선 전력 전송을 위한 방법 및 그 전자 장치
CN108988498B (zh) 非接触电力接收装置及非接触电力接收方法
KR100971714B1 (ko) 평면나선형 코어구조의 파워트랜스피씨비코어가 복층형으로구비된 멀티무접점충전스테이션
JP2019004691A (ja) 送電装置及び非接触給電システム
CA2791519C (en) System and method for wirelessly charging a rechargeable battery
JP2014090606A (ja) 集合充電装置
WO2013168518A1 (ja) 非接触電力伝送システム、異物検出方法、送電装置及び受電装置
WO2017131068A1 (ja) 給電装置、及び受給電装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5886149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees