JP2014007712A - 遠隔制御システム、遠隔制御装置、遠隔制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通常時、機器管理装置12は、被制御装置53の機種型番などの属性に応じた記述形式のコマンドを、インターネット網8を経由して送信する。インターネット網8が使用できない時、機器管理装置12は、被制御装置53の属性に応じた記述形式のコマンドを出力し、IP−TE13は、出力されたコマンドを属性に依存しない記述形式であり、かつ、属性に応じた記述形式のコマンドよりもデータ量を圧縮した圧縮コマンドに変換する。狭帯域無線端末55は、狭帯域無線通信網9を経由して受信した圧縮コマンドをTE54に出力し、TE54は、圧縮コマンドを被制御装置53の属性に応じた記述形式のコマンドに変換し、被制御装置53宛に出力する。
【選択図】図1
Description
一方、制御装置からの制御コマンドに対し、被制御機器からの応答が遅い場合でも、制御装置側でタイムアウトと判断させない遠隔制御システムがある(例えば、特許文献1参照。)
遠隔制御装置1は、データベース装置11(記憶部)、機器管理装置12、IP(Internet Protocol)端末機器13、及び狭帯域無線アクセスポイント14(制御側通信部)を備えて構成される。ホーム内システム5は、回線終端装置51、ホームネットワーク管理装置52、被制御装置53、端末機器54(変換装置)、及び狭帯域無線端末55を備えて構成される。以下、IP端末機器13を、「IP−TE13」(IP−TE:Internet Protocol-Terminal Equipment)と記載し、端末機器54を「TE54」(TE:Terminal Equipment)と記載する。
TE54は、ホームネットワーク管理装置52から受信したコマンドセットデータを記憶する。さらに、TE54は、狭帯域無線アクセスポイント14が狭帯域無線通信網9を経由して送信した圧縮コマンドを狭帯域無線端末55から受信し、コマンドセットデータが示す変換ルールに従って、受信した圧縮コマンドを個別コマンドに変換する。TE54は、個別コマンドをTCP/IPのパケットに設定して被制御装置53に出力する。また、TE54は、TCP/IPのパケットにより被制御装置53から受信した個別コマンドを変換ルールに従って圧縮コマンドに変換し、狭帯域無線端末55に出力する。
コマンドセット送信部125は、ホームネットワーク管理装置52から通知された被制御装置属性データに含まれる属性に応じたコマンドセットデータをデータベース装置11から読み出し、ホームネットワーク管理装置52宛に送信する。また、コマンドセット送信部125は、通知された被制御装置属性データをデータベース装置11に書き込む。
例えば、無線アクセスポイントに実行させる機能が「チャネル設定」の圧縮コマンドは、8ビット(2バイト)長のコマンド番号と、各4ビット(1バイト)長の設定先無線デバイス、param1、param2、及びparam3のパラメータとからなる。設定先無線デバイスパラメータは、無線アクセスポイントが具備する無線チップを特定する番号を示す。また、param1は設定周波数、param2は設定チャネル番号、param3は設定帯域を示す。
機器管理装置12とIP−TE13間、及び、TE54と被制御装置53間では、レイヤ1、レイヤ2として、イーサネット(登録商標)の物理層(PHY)、及びMAC(Medium Access Control)層が用いられる。そして、レイヤ3以上のプロトコルとして、ネットワーク層であるIP、トランスポート層であるTCP、アプリケーション層であるtelnetやHTTPが用いられる。このtelnetやHTTPは、TCP/IPのペイロードであり、このペイロードに個別コマンドが設定される。
狭帯域無線端末55は、レイヤ2のWMACの上の圧縮されたペイロードをTE54に出力し、TE54は、圧縮されたペイロードに設定されている圧縮コマンドを個別コマンドに変換する。TE54は、TCP/IPのパケットを生成すると、変換した個別コマンドをTCP/IPのペイロードに設定し、被制御装置53宛に送信する。
つまり、被制御装置53は、個別コマンドをTCP/IPのペイロードに設定したパケットを送信する。TE54は、受信したパケットのTCP/IPのペイロードに設定されている個別コマンドを取得し、圧縮コマンドに変換して圧縮されたペイロードを生成する。TE54は、圧縮されたペイロードを狭帯域無線端末55に出力する。狭帯域無線端末55は、WMACのペイロードに、TE54から受信した圧縮コマンドを設定し、送信する。
狭帯域無線アクセスポイント14は、WMACの上の圧縮されたペイロードを取得する。狭帯域無線アクセスポイント14は、TCP/IPのパケットを生成すると、圧縮されたペイロード、すなわち、圧縮コマンドをTCP/IPのペイロードに設定してIP−TE13に出力する。IP−TE13は、受信したパケットのTCP/IPのペイロードから圧縮コマンドを取得して個別コマンドに変換し、TCP/IPのペイロードに設定して機器管理装置12に出力する。
なお、機器管理装置12の処理部124、IP−TE13の処理部134、ホームネットワーク管理装置52の処理部524、TE54の処理部544はそれぞれ、インタフェース部121、インタフェース部131、インタフェース部521、インタフェース部541を介して他の装置とのデータを送受信するが、以下では省略して記載する。
被制御装置53の電源が投入されると(ステップS105)、被制御装置53は、UPnP(Universal Plug and Play)のプロトコルにより、ホームネットワーク7に接続されたことを通知するSSDP NOTIFYを送信する(ステップS110)。ホームネットワーク管理装置52の通知部525は、機能を問い合わせるためのM−SERACHを送信し(ステップS115)、M−SERACHを受信した被制御装置53は、問い合わせに応答するために200OKを返送する(ステップS120)。ホームネットワーク管理装置52の通知部525は、200OKを受信すると、機能の詳細を読み出すためのHTTP GETを200OKの送信元である被制御装置53に送信する(ステップS125)。被制御装置53は、自装置の機能や属性の情報を含んだDevice Descriptionを返送する(ステップS130)。
災害等により回線終端装置51に接続されているWAN回線がダウンするなどしてインターネット網8が使用できない状態になると(ステップS305)、ユーザは被制御装置リストの読み出し指示をオペレータ端末3に入力する。機器管理装置12の被制御装置リスト読出部126は、オペレータ端末3から被制御装置リストの読み出し指示を受信すると、データベース装置11に記憶されている被制御装置属性データを読み出す(ステップS310)。出力指示部127は、読み出された被制御装置属性データに登録されている被制御装置53の一覧をオペレータ端末3に送信し、表示させる。オペレータ端末3は、表示されている中からユーザが制御対象として指定した被制御装置53を特定する情報を機器管理装置12に送信する。
ユーザがオペレータ端末3に、制御対象の被制御装置53を特定する情報と、この被制御装置53に実行させる機能を入力すると、オペレータ端末3は、その機能に対応するパラメータを入力するためのGUI(グラフィック・ユーザ・インタフェース)を表示する。ユーザが、各パラメータの値を入力し、機能実行指示を入力すると、オペレータ端末3は、被制御装置53を特定する情報と、実行させる機能、及び選択されたパラメータとを設定した実行指示を機器管理装置12に送信する。
ここでは、機能「チャネル設定」のコマンドが選択され、GUIにより、パラメータとして周波数「2.4GHz」、チャネル番号「4」、帯域「40MHz」が入力されたとする。
IP−TE13の変換部135は、機器管理装置12から個別コマンドC1またはC2を受信すると、個別コマンドC1またはC2の記述から機能が「チャネル設定」であると判断する。
上記のように、IP−TE13において個別コマンドを圧縮コマンドに変換して狭帯域無線通信網9を経由して送信し、TE54は、個別コマンドを圧縮コマンドに変換して被制御装置53に出力する。
また、コマンドセットデータは、予めTE54の記憶部543に記憶されていてもよい。
3 オペレータ端末
7 ホームネットワーク
8 インターネット網
9 狭帯域無線通信網
11 データベース装置(記憶部)
12 機器管理装置
13 IP−TE
14 狭帯域無線アクセスポイント(通信部)
51 回線終端装置
52 ホームネットワーク管理装置
53 被制御装置
54 TE(変換装置)
55 狭帯域無線端末
121、131、521、541 インタフェース部
122、132、522、542 制御部
123、133、523、543 記憶部
124、134、524、544 処理部
125 コマンドセット送信部
126 被制御装置リスト読出部
127 出力指示部
128 コマンド出力部
135 変換部(制御側変換部)
525 通知部
526 コマンドセット設定部
545 コマンドセット受信部
546 確認応答部
547 変換部(被制御側変換部)
5411 第1通信部
5412 第2通信部
Claims (8)
- 遠隔制御装置と、被制御装置に接続される変換装置とを有する遠隔制御システムであって、
前記遠隔制御装置は、
前記被制御装置の属性に応じた記述形式のコマンドを出力するコマンド出力部と、
前記コマンド出力部により出力された前記コマンドを、前記属性に依存しない記述形式であり、かつ、前記コマンドよりもデータ量を圧縮した圧縮コマンドに変換する制御側変換部と、
前記制御側変換部が変換して得た前記圧縮コマンドを前記変換装置宛に送信する制御側通信部とを備え、
前記変換装置は、
前記遠隔制御装置から送信された前記圧縮コマンドを受信する第1通信部と、
前記第1通信部が受信した前記圧縮コマンドを前記属性に応じた記述形式の前記コマンドに変換する被制御側変換部と、
前記被制御側変換部が変換して得た前記コマンドを前記被制御装置に出力する第2通信部とを備える、
ことを特徴とする遠隔制御システム。 - 前記変換装置及び前記遠隔制御装置と接続される管理装置をさらに備え、
前記遠隔制御装置は、
属性毎に前記被制御装置が使用し得るコマンド、ならびに、当該コマンドと前記圧縮コマンドの間の変換ルールを示すコマンドセットデータを記憶する記憶部と、
前記管理装置から前記被制御装置の属性を受信し、受信した前記属性に対応して前記記憶部から読み出した前記コマンドセットデータを返送するコマンドセット送信部をさらに備え、
前記管理装置は、
前記被制御装置の属性を前記遠隔制御装置に通知する通知部と、
前記通知部が通知した前記属性に対応したコマンドセットデータを前記遠隔制御装置から受信し、前記変換装置へ出力するコマンドセット受信部とを備え、
前記制御側変換部は、前記コマンドセットデータが示す前記変換ルールに基づいて前記コマンドを前記圧縮コマンドに変換し、
前記被制御側変換部は、前記コマンドセットデータが示す前記変換ルールに基づいて前記圧縮コマンドを前記コマンドに変換する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。 - 前記通知部は、前記変換装置の識別情報を前記遠隔制御装置にさらに通知し、
前記制御側通信部は、前記圧縮コマンドを前記管理装置から通知された前記識別情報により特定される前記変換装置宛に送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の遠隔制御システム。 - 前記コマンド出力部は、前記コマンドをレイヤ3以上のプロトコルのペイロードに設定して出力し、
前記制御側通信部は、前記制御側変換部が変換して得た前記圧縮コマンドを前記ネットワークが使用するレイヤ2のプロトコルのペイロードに設定して前記変換装置宛に送信し、
前記第2通信部は、前記被制御側変換部が変換して得た前記コマンドを前記レイヤ3以上のプロトコルのペイロードに設定して前記被制御装置に出力する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遠隔制御システム。 - 前記第2通信部は、前記被制御装置から前記属性に応じた記述形式のコマンドを受信し、
前記被制御側変換部は、前記第2通信部が受信した前記コマンドを対応する圧縮コマンドに変換し、
前記第1通信部は、前記被制御側変換部が変換して得た前記圧縮コマンドを前記遠隔制御装置に送信し、
前記制御側通信部は、前記変換装置から送信された前記圧縮コマンドを受信し、
前記制御側変換部は、前記制御側通信部が受信した前記圧縮コマンドを前記属性に応じた記述形式の前記コマンドに変換する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遠隔制御システム。 - 遠隔制御装置と、被制御装置に接続される変換装置とを有する遠隔制御システムにおける前記遠隔制御装置であって、
前記被制御装置の属性に応じた記述形式のコマンドを出力するコマンド出力部と、
前記コマンド出力部により出力された前記コマンドを、前記属性に依存しない記述形式であり、かつ、前記コマンドよりもデータ量を圧縮した圧縮コマンドに変換する制御側変換部と、
前記制御側変換部が変換して得た前記圧縮コマンドを前記変換装置宛に送信する制御側通信部と、
を備えることを特徴とする遠隔制御装置。 - 遠隔制御装置と、被制御装置に接続される変換装置とを有する遠隔制御システムが実行する遠隔制御方法であって、
前記遠隔制御装置において、
コマンド出力部が、前記被制御装置の属性に応じた記述形式のコマンドを出力するコマンド出力ステップと、
制御側変換部が、前記コマンド出力ステップにより出力された前記コマンドを、前記属性に依存しない記述形式であり、かつ、前記コマンドよりもデータ量を圧縮した圧縮コマンドに変換する制御側変換ステップと、
制御側通信部が、前記制御側変換ステップにより変換して得た前記圧縮コマンドを前記変換装置宛に送信する圧縮コマンド送信ステップと、
前記変換装置において、
第1通信部が、前記遠隔制御装置から送信された前記圧縮コマンドを受信する圧縮コマンド受信ステップと、
被制御側変換部が、前記圧縮コマンド受信ステップにより受信した前記圧縮コマンドを前記属性に応じた記述形式の前記コマンドに変換する被制御側変換ステップと、
第2通信部が、前記被制御側変換ステップにより変換して得た前記コマンドを前記被制御装置に出力する変換コマンド出力ステップと、
を有することを特徴とする遠隔制御方法。 - 遠隔制御装置と、被制御装置に接続される変換装置とを有する遠隔制御システムにおける前記遠隔制御装置として用いられるコンピュータを、
前記被制御装置の属性に応じた記述形式のコマンドを出力するコマンド出力部、
前記コマンド出力部により出力された前記コマンドを、前記属性に依存しない記述形式であり、かつ、前記コマンドよりもデータ量を圧縮した圧縮コマンドに変換する制御側変換部、
前記制御側変換部が変換して得た前記圧縮コマンドを前記変換装置宛に送信する制御側通信部、
として機能させるプログラム。
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