JP2014007467A - 通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカード - Google Patents

通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカード Download PDF

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Abstract

【課題】 通信容量の増大に伴い、装置のスイッチ容量の拡大が必要であり、スイッチデバイスの大容量化に伴うコスト、デバイスサイズ、信頼性に対する課題を解決すること。
【解決手段】 スイッチカードの状態に従いテーブルを選択するスイッチカード状態別テーブル111と、信号の優先度毎に転送先のスイッチカードを決定する優先度別宛先テーブル112を保持する。主信号の優先度を判別し、スイッチカードの状態情報に基づき、スイッチカード状態別テーブル111からテーブルの識別情報を選択し、選択されたテーブルを優先度別宛先テーブル112から抽出することで、優先度毎に装置内を転送するスイッチカードの宛先を変更し、スイッチカードに対し特定の優先度の信号を転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカードに係り、特に、優先制御を備えた通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカードに関するものである。
通信装置において、運用中における装置故障等に対する伝送品質を維持する背景技術として、特開2003−273902号公報(特許文献1)に示される1:1冗長方式がある。1:1冗長方式では、現用系が故障した際、予備系に切り替えることで通信を継続可能とする技術である。また、特開2003−32285号公報(特許文献2)には、現用系と同じ切替部を複数搭載することで、回路規模を抑えたN+1の冗長方式の技術について記載されており、1台の回線処理部の故障が発生しても残りの回線処理部の回路で通信を継続して行える技術について記載されている。
一般的に、通信装置の主な冗長方式は上記の1:1あるいはN+1が主流であり、スイッチカードを搭載した通信装置においても同様に、スイッチカードに1:1あるいはN+1構成の冗長が取られ、1:1あるいはN+1どちらの冗長構成であっても、スイッチカード1台に異常が発生した場合、残りの正常なスイッチカードでデータを転送可能な構成となっている。
さらに高品質な伝送を提供する目的で、特許文献1に記載される無瞬断切り替え方式技術も開発されている。
特開2003−273902号公報 特開2003−32285号公報
通信装置においては、背景技術で述べた通り、障害対策の為に、一般的には1:1あるいはN+1の冗長構成が組まれるため、1:1冗長方式では運用系の2倍の容量を備える必要があり、N+1冗長方式においても(N+1)/N倍の容量を備える必要がある。従ってスイッチカードの予備系を含めた装置の伝送容量は非常に大きくなり、その分システムコストが高くなるという課題がある。
さらに近年インターネットや光電話、ならびにスマートフォンの市場拡大により、通信容量が飛躍的に増加しており、それに伴いテラビットクラス等の大容量スイッチ機能を備えた伝送装置の開発が行われている。
装置内のスイッチ容量を大容量化する1つの手段として、大容量化したスイッチデバイスを搭載する手段がある。スイッチデバイス単体の容量を大容量化する方法として、例えば、スイッチデバイスのI/Oインタフェース数を増やす、またはスイッチデバイスのI/Oインタフェース速度を高速化するという、2種類が挙げられる。各スイッチデバイスメーカは、このような方法により、大容量スイッチデバイスの開発を行っている。
しかしスイッチデバイスの大容量化に対し、I/Oインタフェース数を増やすデバイスの場合、I/O部の回路が増えることでデバイスが大型化し、その結果大型な装置となってしまうという課題がある。
また、I/Oインタフェース速度を高速化するデバイスの場合も同様、高速信号を処理する回路が必要となる為、回路規模が大きくなり、デバイスが大型化するという課題がある。さらに、この事に加え、伝送する電気信号速度が上がる為、装置内伝送路、特に基板に低損失特性が求められ、非常に高価な低損失材や、装置内伝送の光伝送化など、装置内伝送品質を確保する為のコストが高くなるという課題がある。
また、デバイスの大型化を抑制する為に微細化プロセスも導入されているが、微細化プロセスに伴う製造リスク、ソフトエラー発生率の増加等の課題も発生することが想定される。
装置内のスイッチ機能を大容量化するもう1つの手段として、複数のスイッチデバイスを1枚のスイッチカード上に搭載する手段がある。このような手段ではスイッチカードとしてI/Oインタフェース数を増やすことで大容量化を実現している。
しかし1枚のカードにスイッチデバイスを複数搭載するため、スイッチカードが大型化してしまい、さらにスイッチデバイスに加え電源や制御デバイスの増大により故障率の増加が発生する場合や、伝送品質の向上に対する課題が発生する場合が想定される。
上述のようなスイッチ機能大容量化方式に共通した課題として、スイッチカードの消費電力の増加と、大容量スイッチデバイスの専用LSIの開発が必要となる為、スイッチデバイスコストが高くなり、必然的にスイッチカードのコストの増加に繋がることが想定される。
この結果、通信容量の増大に伴い、スイッチカードの予備系を含めた保守運用において、高消費電力、高コストなシステムとなるという課題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、スイッチカードのスイッチ容量を削減した通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカードを提供することを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
通信装置であって、
複数のインタフェースカードと、
前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
を備え、

前記インタフェースカードは、
選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求める優先度別宛先判定部と、
前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する接続切替部と、
を有する、通信装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
通信装置におけるスイッチカード冗長化方法であって、
前記通信装置は、
複数のインタフェースカードと、
前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
を備え、

前記インタフェースカードは、
選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
を有し、
前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求め、
前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する、
スイッチカード冗長化方法が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
通信装置におけるインタフェースカードであって、
前記通信装置は、
複数のインタフェースカードと、
前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
を備え、

前記インタフェースカードは、
選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求める優先度別宛先判定部と、
前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する接続切替部と、
を有する、インタフェースカードが提供される。
本発明によると、スイッチカードのスイッチ容量を削減した通信装置、スイッチカード冗長化方法、インタフェースカードを提供することができる。
インタフェースカード構成を示す図である。 複数のインタフェースカード及び複数のスイッチカードが搭載された通信装置の構成を示す図である。 スイッチカード構成を示す図である。 ネットワーク構成を示す図である。 スイッチカード2枚構成で優先度2種類のデータを転送する構成を示す図である。 スイッチカード2枚構成で優先度2種類のデータを転送する構成における優先度別宛先判定部の構成を示す図である。 スイッチカード2枚構成で優先度2種類のデータを転送する動作シーケンスを示す図である。 スイッチカード4枚構成時における切替方式のスイッチカード状態別テーブルを示す説明図の例である。 スイッチカード4枚構成時における切替方式の優先度別宛先テーブルを示す説明図の例である。 スイッチカード4枚構成時における縮退方式のスイッチカード状態別テーブルを示す説明図の例である。 スイッチカード4枚構成時における縮退方式の優先度別宛先テーブルを示す説明図の例である。 スイッチカード4枚構成中1枚異常時における装置内動作シーケンスを示す図である。 スイッチカード復旧時に主信号切り戻しを行わない方式を示す図である。
以下では、本実施の形態の通信装置について説明する。尚、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
1.概要
IPネットワーク等で伝送される信号に対しては、伝送品質の向上を目的にQoS(Quality of Service)制御が行われており、ユーザデータ毎に優先度が付与される。ベストエフォート型のネットワークにおいては、優先度付けされたユーザデータが通信装置を通過する際、通信装置の伝送容量を超過しない様にQoS制御が行われ、伝送容量を超える場合には低優先データを廃棄し、高優先データを保証している。
背景技術で述べた通り、スイッチカードの冗長構成はスイッチカードに1枚異常が発生しても、正常時と同等なデータ容量を転送可能な構成となっている。
本実施の形態では、ユーザデータの優先度毎に通信装置内を転送するスイッチカードを区別し、スイッチカードに異常が発生した場合は、低優先データが転送されているスイッチカードを予備系とみなし、スイッチカードの異常で低優先データを廃棄するQoS制御を行う事で、スイッチカードの容量を削減でき、ベストエフォートの通信を実現する。
例えば高優先データ100Gbit/s、中優先データ100Gbit/s、低優先データ100Gbit/sのユーザデータが入力された場合、従来の1:1構成においては、スイッチカードに300Gbit/sの容量が要求される。またスイッチカードの容量を削減する為に、例えば従来の2+1構成とした場合においては、1枚異常が発生してもデータ転送可能な様、スイッチカードに要求される容量は150Gbit/sとなる。
本実施の形態においては、従来の2+1構成と同じスイッチカード3枚構成で、優先度の異なるデータを、それぞれ異なるスイッチカードを転送させることで、スイッチカードに要求される容量は100Gbit/sとなる。
本実施の形態では、例えば高優先データが転送されているスイッチカードに異常が発生した場合は、低優先データを廃棄し、高優先データをそれまで低優先データが転送されていたスイッチカードへと転送先を切り替えることで、高優先データと中優先データを確実に転送し、ベストエフォートを実現する。
本実施の形態では、ユーザデータをネットワーク側と、スイッチカードを介し転送する通信装置において、ユーザ側とのデータを送受信するユーザ側インタフェースカードと、ネットワーク側とのデータを送受信するネットワーク側インタフェースカード共にデータの優先度を識別する機能を具備し、さらに優先度毎に装置内を転送するスイッチカードの宛先を決定する機能を有した優先度宛先判定部を具備する。
優先度別宛先判定部では、優先度毎に転送するスイッチカードを選択するテーブルを有し、前記テーブルに従い転送するスイッチカードを決定する。
データの優先度情報として、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching−Transport Profile)ラベルの場合、MPLS−TPラベルヘッダのTC(Traffic Class)値が該当し、Ethernet(登録商標)の場合は、VLAN(Virtual LAN)タグのCoS(Class of Service)値が該当する為、これらの値を識別し、転送するスイッチカードを選択する。また、同一装置での転送であれば、専用IDラベルを付与し、その専用IDラベルに従うテーブルであっても良い。
本実施の形態により正常時は主信号をすべて転送することが可能であるが、スイッチカードに異常が発生した際には、異常の発生したスイッチカードの特定優先度のデータは転送できなくなってしまう場合がある。しかし複数のスイッチカードの中のどのスイッチカードが故障した場合でも、低優先データから廃棄し、高優先データは必ず転送する様に、優先度別宛先判定部でスイッチカードの宛先を変更することで、ベストエフォートの転送を実現する。
またスイッチカード容量を、従来構成よりも小容量だが、低優先を全て廃棄しない容量とすることで、低優先データが全て廃棄されることを防止できる。さらにスイッチカードに対し予備系を加える構成とすることで、従来同様の全データ転送可能な冗長構成も実現可能となる。
2.第1の実施の形態
2−1.システム及び装置
図1に、本実施の形態によるインタフェースカードの構成図を示す。
図1のインタフェースカード101は、装置外部のネットワーク上を伝送する主信号データを送受信する。インタフェースカード101は、光信号と電気信号の変換を行う複数の光信号送受信部102を有し、各々の光信号送受信部102は、送信部と受信部を内部に備え、ネットワーク間と主信号データの送受信を行う。ここでは光送受信部としているが、電気信号の送受信部であってもよい。インタフェースカード101は、ネットワーク上の主信号データの宛先変更や状態監視など様々な処理を行う主信号処理部103を備える。さらに装置内の任意のインタフェースカードから他のインタフェースカードへと主信号データを転送する為、接続切替部104及びバックプレーンインタフェースコネクタ(BPインタフェースコネクタ)105を具備する。また、インタフェースカード101は、インタフェースカード内の各部の制御や外部との制御情報をやり取りする制御部106を備える。インタフェースカード内の各部間の主信号データの転送は主信号伝送路117、118、119にて行われ、制御部と各部間の制御情報のやり取りは制御用伝送路120、121、122、123にて行われる。
主信号処理部103には、装置が収容する主信号データのモニタや監視を行う収容信号処理部107、主信号データの伝送品質向上させる為のエラー訂正機能を備えたFEC(Forward error correction)処理部108、転送形式がEthernet(登録商標)の場合VLANタグ、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching−Transport Profile)の場合はMPLS−TPラベルなどを解析し、さらにSDH信号にはMPLS−TPラベルを付与、削除する等、異なるフレーム形式でも主信号データの転送を可能とするラベル処理部109を具備する。
本実施の形態では、主信号処理部103に、フレーム形式から優先度を判別し、装置内にデータを送出する宛先を選択する優先度別宛先判定部110、及び、優先度別宛先判定部110に従うスイッチカードへデータを転送させ、出力すべきインタフェースカードの宛先を識別可能な内部ID114を付与、または削除を行う内部ID処理部113を具備する。これにより、優先度毎に転送するスイッチカードを分割する機能を実現する。
主信号データの優先度を判定するに当たり、Ethernet(登録商標)の場合はVLANタグのCoS(Class of Service)値、MPLS−TPの場合はMPLS−TPフレームのTC(Traffic Class)値が優先度に該当する為、優先度別宛先判定部110でこれらの値を識別する。
また、スイッチカードの状態により優先度付けされた主信号データを転送する宛先を切り替える必要がある為、スイッチカード状態別テーブル111にはスイッチカードの状態に応じた優先度別宛先テーブル112を選択する為のテーブルを保持し、制御部106から送られるスイッチカード状態情報124を優先度別宛先判定部110のセレクタにトリガとして与えることで、選択すべき優先度別宛先テーブル112を決定する。優先度別宛先テーブル112においては、スイッチカードの状態毎の優先度別の宛先を示したテーブルを保持し、セレクタにより選択されたテーブルを抽出し、優先度付けされた主信号データの転送先が決定される。
ここで、スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112は、スイッチカードの搭載数、または優先度の数によって変更する必要がある為、スイッチカードの搭載数と優先度の数の組合せの全て又は複数のテーブルを制御部106で保持し、保守者からの運用設定指示、または通信装置の最大実装数と接続される信号の優先度数から自動決定することで、スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112へとテーブル情報を与える。
内部ID処理部113は、優先度付けされた主信号データが、優先度毎にどのスイッチカードに転送されるかを示す転送スイッチカード情報115、及び、どのインタフェースカードに出力されるかを判別する宛先インタフェースカード情報116が格納された内部ID114を付与し、接続切替部104は内部ID114から転送スイッチ情報115を識別し、優先度毎に異なるスイッチカードへの転送を実現する。なお、宛先インタフェースカード情報116は、例えば、主信号データの宛先アドレス、宛先ポート、宛先装置識別情報等の宛先を表す情報、又は、このような宛先を表す情報に基づき生成される情報とすることができる。
図2に、本実施の形態による通信装置の構成図を示す。
通信装置201は、様々な通信装置間で主信号データの転送が可能な複数のインタフェースカード101と、通信装置201内における任意のインタフェースカード間で主信号データの転送する宛先を変更することができる複数のスイッチカード202と、装置内の全てのインタフェースカード101及びスイッチカード202の制御を行う制御カード203が搭載され、各BPインタフェースコネクタ105、203、及び205にて装置内BP206に接続される。
ここでは、制御カード203は1枚搭載構成としているが、冗長構成としてもよい。
装置内BP206は、各インタフェースカード101と各スイッチカード202間の主信号転送を可能とする主信号BP伝送路207を具備し、さらに制御カード204と各インタフェースカード101及び各スイッチカード202間の制御信号をやり取りする制御信号BP伝送路208を具備する。この制御信号の中には、スイッチカード及びインタフェースカードが搭載されたという事を認識させる信号や、各カードが故障した際に、制御カードへ通知する為の信号などが含まれており、制御カード204が通信装置201に搭載されているカード構成や状態を認識することができる。本実施の形態に寄与するスイッチカードの状態情報は、スイッチカード202から発出され、制御信号BP伝送路208を伝達し、制御カード204を経由し、各インタフェースカード101へ伝達される。
また制御信号BP伝送路208は、各インタフェースカード101と各スイッチカード202を接続し、スイッチカード202から直接スイッチカード状態情報を各インタフェースカード101へと発出してもよい。
通信装置201には、通信装置201全体の制御、監視可能な外部端末209が接続され、外部端末制御信号伝送路210を介し、保守、監視が行われる。
ここで、スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112の全て又は複数の組合せ情報は、制御カード204、または外部端末209で保持し、インタフェースカード101へ情報を与える方式も可能とする。
図3に、本実施の形態によるスイッチカードの構成図を示す。
スイッチカード202は、大容量接続切替部301及びスイッチカード制御部302を具備する。大容量接続切替部301は、各インタフェースカード101から転送された主信号データを、内部ID114の宛先インタフェースカード情報116に応じたインタフェースカード101へスイッチングする。主信号データはBPインタフェースコネクタ203及びスイッチカード内主信号伝送路303を介し伝送される。また、スイッチカード制御部302は、スイッチカード内制御信号伝送路204及び205を介しスイッチカード202全体の監視、制御を行い、故障等の異常が発生した場合、スイッチカード制御部302が検知し、スイッチカード内制御信号伝送路205及びBPインタフェースコネクタ203を介し、制御カード204へ異常情報を発出する。
図4に、本実施の形態によるネットワーク構成図を示す。
通信装置201は、搭載されるインタフェースカード101の主信号処理部103で様々なフレーム形式を処理できる為、ユーザ信号の直接収容や、ルータ401及びSDH装置402などのレイヤの異なるフレーム形式の通信装置とも接続可能である。また、各各装置間はネットワーク伝送路403で接続され、リニア、リング、メッシュネットワーク全てに適用可能である。
図5に一例として、高優先データAと低優先データBが混在した主信号を、スイッチカード2枚構成の通信装置において、1つのインタフェースカード101−1の光送受信部102−1−1から、他のインタフェースカード101−Mの光送受信部102−M−1へと、データを転送する構成について示す。ここで、2枚のスイッチカードを区別する為、スイッチカード202−1をSW1、スイッチカード202−2をSW2と記載し、スイッチカードは正常状態とする。
また図6には、一例としてスイッチカード2枚構成における優先度別宛先判定部に格納される各テーブル情報を示す。図6に示す優先度別宛先判定部110は、一例として、スイッチカード2枚構成、データの優先度が2種類であるテーブルが格納される。このスイッチ構成と優先度の種類は保守者より外部端末209から設定されてもよく、外部端末209、または制御カード204がスイッチカード構成と優先度のあらゆる組合せ条件に応じたテーブル情報をデータベースとして保有し、装置構成及び信号解析結果から自動的に判定してもよい。自動的に判定する場合には、スイッチカード構成及び優先度の2つの情報が必要となる。スイッチカード構成については、通信装置201に搭載された制御カード204が、通信装置201に搭載されるスイッチカード202、及びインタフェースカード101の枚数を装置構成として認識している。また優先度については、主信号処理部103の収容信号処理部107にて主信号の優先度情報を識別している。この優先度情報を、各インタフェースカード101が制御カード204へ制御信号に含み送信する。スイッチカード状態別テーブル111及び/又は優先度別宛先テーブル112のデータベースが外部端末209に保持されている場合は、制御カード204が外部端末209へアクセスすることで該当する構成のスイッチカード状態別テーブル111及び/又は優先度別宛先テーブル112のテーブル情報を取得することで、自動設定を実現する。一方、制御カード204がスイッチカード状態別テーブル111及び/又は優先度別宛先テーブル112のデータベースを保持している場合は、制御カード204が該当する構成のスイッチカード状態別テーブル111及び/又は優先度別宛先テーブル112のテーブル情報を選択し、制御カード204からインタフェースカード101へとテーブル情報を送信し、インタフェースカード101の主信号処理部103は、スイッチカード状態別テーブル111及び/又は優先度別宛先テーブル112を優先宛先判定部110に保存することで、自動設定を実現する。
優先度別宛先判定部110のスイッチカード状態別テーブル111では、SW1とSW2の状態組合せのテーブルが保持され、スイッチカードの状態により、それぞれテーブルNoを割り当てたテーブルが格納される。優先度別宛先テーブル112では、スイッチカードの状態毎に、正常テーブル601、1枚異常テーブル602、2枚異常テーブル603の中に、スイッチカードの状態に応じた各テーブルが存在し、データ優先度と転送先スイッチカードが決められたテーブルが格納される。この各テーブルのテーブルNoはスイッチカード状態別テーブル111のテーブルNoと一致する。正常テーブル601においては、高優先データAはSW1へ、低優先データはSW2へと転送されるテーブルが、1枚異常テーブル602においては高優先データを転送するテーブルが、2枚異常テーブル603においては、スイッチカードが無い為、データを廃棄するテーブルが格納される。なお、TC値は、MPLS−TPでの優先度情報を表す。
ここで、異常が発生したスイッチカード202に対しての出力を停止するために、主信号データを廃棄する必要があるが、主信号処理部103で優先度を識別し、低優先データを廃棄する方式もあり、内部ID114の転送スイッチカード情報115に宛先無しの特定の符号を与え、接続切替部104で廃棄を実施する方式でもよい。
制御部106から送信されるスイッチカード状態情報124をトリガとし、スイッチカード状態別テーブル111から該当するテーブルNoが選択される。選択されたテーブルNoを優先度別宛先テーブル112で抽出し、優先度毎の転送先スイッチカードが決定される。
図5の場合、高優先データA及び高優先データBが混在した信号は光送受信部102−1−1へと入力され、電気信号へと変換される。変換された電気信号は主信号処理部103−1へと送信され、主信号処理部103−1で主信号データのモニタや監視、FEC処理等を行い、優先度が識別される。優先度別宛先判定部110−1では、スイッチカードが正常状態の為、Table01が選択され、内部ID処理部113−1で、高優先データAには転送先スイッチカード情報115としてSW1が含まれた内部ID114−Aが、低優先データBには転送先スイッチカード情報としてSW2が含まれた内部ID114−Bが付与される。また、内部ID114の宛先インタフェースカード情報116にはインタフェースカード101−Mが含まれる。
内部IDの付与されたデータ信号は、接続切替部104−1へ送信され、内部ID114の転送先スイッチカード情報115を識別し、それぞれ対応したスイッチカード202へと転送する。転送されたスイッチカード202では、内部ID114の宛先インタフェースカード情報116を識別し、インタフェースカード101−Mへとデータを転送する。
スイッチカードから転送されたデータは接続切替部104−Mから主信号処理部103−Mへと送信され、主信号処理部103−Mで内部ID114が取り除かれ、高優先データAと低優先データBが混在した電気信号が光送受信部102−M−1へと送信され、光送受信部102−M−1にて光信号に変換され、出力される。
2−2.動作
(1)異常発生の順番を意識しない場合
図7に、図5及び図6で示した構成における装置内動作シーケンスについて示す。ここでは、優先度別宛先判定部110に格納されるテーブル情報は保守者から設定する場合のシーケンスを示すものとする。
スイッチカード202−1及び202−2が実装されると、スイッチカードはスイッチカードの正常性を示すSW状態情報701を制御カード204へ常時発行する。スイッチカードが正常な場合は「Active」を、異常時には「Fail」を示す信号がスイッチカードから制御カードへ送信され、制御カード204は全てのスイッチカード202の状態を把握する。保守者が外部端末209にてパス設定やスイッチカード構成、優先度種類の情報を含めた設定を行うと、制御カード204が装置内の各インタフェースカードへ動作を指示する為に、まずパス設定情報や優先度別宛先判定部110のテーブル情報(スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112)などを含めた装置内制御信号702が制御カード702に送信される。次に制御カード204はパスが張られるインタフェースカード101の制御部106へ、SW状態情報や主信号の送受信を指示するポート設定情報、及び優先度別宛先判定部110のテーブル情報(スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112)など対象インタフェースカードに必要な情報を含めたインタフェースカード制御情報703を送信する。インタフェースカード101−1の制御部106−1はインタフェースカード制御情報703の中からテーブル情報704を主信号処理部103−1へ送信し、優先度別宛先判定部110−1のテーブル(スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112)が格納される。主信号処理部103−1はテーブル(スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112)が正しく格納された事を示すテーブル格納結果705を制御部106−1へ送信し、制御部106−1はテーブルが正常に格納されたことを判断する。制御部106−1は、インタフェースカード制御情報703の中から全てのスイッチカードの状態を示すスイッチカード状態情報124を主信号処理部103−1の優先度別宛先判定部110−1(セレクタ等)へ送信する。優先度別宛先判定部110−1は、スイッチカード状態別テーブル111−1により、このスイッチカード状態情報124をトリガに各スイッチカードの「Active」、「Fail」の状態に応じた選択テーブルを決定し、優先度別宛先判定部112−1が優先度別宛先テーブル112内の決定された選択テーブルを抽出し、データ優先度毎の転送スイッチカードが決定される。主信号処理部103−1は、テーブル抽出結果706を制御部106−1へ送信し、制御部106−1がスイッチカードの転送先が決定された事を認識すると、光信号送受信部102−1−1へパス開通指示を送信する。光信号送受信部102−1−1は装置外からの光信号を電気信号へと変換し、主信号データが主信号処理部103−1へと送られる。
さらに主信号処理部103−1の内部ID処理部113で、優先度毎に主信号データへ異なる内部IDが付与され、接続切替部104−1へと送信され、内部ID114の転送スイッチカード情報115に従い、例えば、高優先データAはSW1へ、低優先データBはSW2へと転送される。
主信号が転送された各スイッチカード202は、大容量接続切替部301において、内部ID114の宛先インタフェースカード情報116に従い主信号データをインタフェースカード101−Mへと送信する。
インタフェースカード101−Mでは、主信号データを受信した接続切替部104−Mは、主信号データを主信号処理部103−Mへと送信し、内部ID処理部113にて内部IDが取り除かれ、収容信号のエラー確認や優先度確認等の収容信号確認を実施し、光送受信部102−Mへと送信し、光送受信部102−Mにて光信号に変換され、装置外へと出力される。
また、主信号データが正常に転送されているかを示す状態を通知する収容信号確認結果709が制御部106−Mへと送信される。各インタフェースカード101−Mの制御部106−Mは設定が正常に終了し、パスが開通したことを通知する為、パス開通の正常性を示すインタフェースカード情報708−Mを制御カード204へ送信する。全てのインタフェースカード101、スイッチカード202の状態や設定内容を示す装置内情報710が外部端末209に発行されることで、保守者は正常にパス設定ができたことを認識する。
図8に一例として、スイッチカード4枚構成時における切替方式のスイッチカード状態別テーブルを示す。ここでの切替方式とは、複数のスイッチカード202に異常が発生した際、異常発生順序は意識しない宛先変更方式を意味する。スイッチカード状態別テーブル111では、スイッチカード4枚構成時において、対象となるスイッチカードを識別するため、それぞれのスイッチカード202をSW1、SW2、SW3、SW4と区別し記載する。各スイッチカード202の状態としては、正常時、1枚異常時、2枚異常時、3枚異常時、4枚全て異常時のパターンが存在し、異常順序は意識しない為、各異常状態の組合せ分だけのテーブルが存在し、スイッチカード状態別テーブル111はスイッチカード202の状態に応じ、選択されるテーブルが結び付けられたテーブルを保持する。従って、正常時は1つのテーブル、1枚異常時は4つのテーブル、2枚異常時は6つのテーブル、3枚異常時は4つのテーブル、4枚異常時は1つのテーブルとなる。
図9にスイッチカード4枚構成時における切替方式の優先度別宛先テーブルを示す。優先度別宛先テーブル112は、正常テーブル901、1枚異常テーブル902、切替方式2枚異常テーブル903、3枚異常テーブル904、4枚異常テーブル905を保持する。
優先度別宛先テーブル112では、1例として主信号の優先度が4段階存在し、高い方から低い方へ優先度A、B、C、Dと呼び、MPLS−TPでの優先度情報であるTC値がそれぞれ「001」、「010」、「011」、「100」であった場合、主信号の各優先度に対し、転送先となるスイッチカードが結び付けられたテーブルを保持する。
スイッチカード状態別テーブル111と、制御部106から送られるスイッチカード情報から優先度別宛先判定部110のセレクタにより決定されたテーブルを、優先度別宛先テーブルから抽出し、優先度別のスイッチカード転送先が決定される。
(2)異常発生の順番を意識する場合
ただし上述の切替方式においては、スイッチカードの異常が発生した順番は意識していない。その為、スイッチカードの異常が発生した順番によっては、スイッチカードの宛先変更に伴い、不要な主信号の切替が発生してしまう場合が考えられる。例えば、SW2で異常が発生した場合、優先度別宛先テーブル112は1枚異常テーブル902からTable03が抽出される。さらにこの状態からSW1で異常が発生した場合、切替方式2枚異常テーブル903からTable06が抽出される。この1枚異常から2枚異常へ移行する際、優先度Bの主信号データはSW4のまま転送を続け、優先度CのSW3のみの切替を行えば、優先度Bの転送に影響を与える事は無いが、本切替方式では優先度Bまで切替を実施する方式である為、不要な瞬断が発生する場合がある。
このような切替方式で課題となる不要な切替を改善する方法について、以下に説明する。
図10に、スイッチカード4枚構成時における縮退方式のスイッチカード状態別テーブルを、及び、図11に、スイッチカード4枚構成時における縮退方式の優先度別宛先テーブルをそれぞれ示す。ここでの縮退方式とは、複数のスイッチカード202に異常が発生した際、異常発生順序を意識する宛先変更方式を意味し、図10の「Fail #1」、「Fail #2」は異常が発生した順番を意味する。縮退方式のスイッチカード状態別テーブル及び優先度別宛先テーブルは、基本的に図8及び図9の切替方式とテーブル構成は同様であるが、異常順序を意識する為、スイッチカード4枚構成において、2枚異常時のテーブルに違いがある。例えば、図11に示す縮退方式2枚異常テーブル1101では、Table09等が追加される。
上述の例の切替方式と同じ状態を想定した場合、SW2で異常が発生すると切替方式と同様、優先度別宛先テーブル112は1枚異常テーブルからTable03が抽出される。その後、SW1の異常で縮退方式2枚異常テーブル1101からTable09が抽出される。Table09においては、優先度Bの主信号データはSW4のまま転送を続けることが可能なテーブルとなっている為、不要な切替を防ぐことができる。
また、3枚のスイッチカードで異常が発生した場合は、転送できるスイッチカードは1枚に限定され、4枚のスイッチカードで異常が発生した場合は転送できるスイッチカードが無くなる為、異常順序を意識する必要は無い。
図12にスイッチカード4枚構成中1枚異常時における装置内動作シーケンスを示す。ここで、主信号データは1つのインタフェースカード101−1の光信号送受信部102から他のインタフェースカード101−Mの光信号送受信部102に4枚のスイッチカード202を介し転送する場合について示す。複数の光信号送受信部102間はどれが接続されてもよいため、光送受信部101−2−x及び101−M−x間を接続すると仮定する。ここで、xは1〜Nの任意の整数とし、複数選択してもよい。
正常時においては、インタフェースカード101−1は、光送受信部102−1−xから主信号処理部103−1へと主信号が送られる。
スイッチカード4枚構成の中で、SW1に異常が発生した場合、SW1は、SW1が「Fail」であることを示すSW1障害警報1201が装置内BPを介し、制御カード204へと送出される。制御カード204は、SW1の異常を保守者に知らせる為、SW1が異常であることを示す装置内障害警報1202を外部端末209へと通知し、保守者は装置内のSW1の異常を検出することができる。ここで、装置内障害警報1202は装置内のインタフェースカード101、制御カード204、スイッチカード202の異常が発生する毎に発行され、スイッチカードの異常についてはその度に本シーケンスが動作する。
一方、制御カード204は、インタフェースカード101−1へと、SW1に異常が発生したことを示すインタフェースカード制御信号702を発出する。ここからは図7で示した動作シーケンスと基本的に同じであるが、パスが開通した状態である為、図7のパス開通指示705は発行されない。
インタフェースカード101−1の制御部106−1が、インタフェースカード制御信号703を受け、SW1の異常を識別し、主信号の宛先を変更させる為、主信号処理部103−1の優先度別宛先判定部のセレクタへSW1が異常及びSW2が正常を示すスイッチカード状態情報124を送信する。このスイッチカード状態情報124をトリガとし、スイッチカード状態別テーブル111からTable02が選択され、優先度別宛先判定部112で選択されたTable02を抽出し、優先度別のスイッチカード202の宛先が決定される。このテーブル情報(Table02)を基に、内部ID処理部113で、優先度AはSW4へ、優先度BはSW2へ、優先度CはSW3へ送信される様、転送スイッチカード情報115が格納された内部ID114が付与され、接続切替部104−1へと内部ID114の付与された主信号が送信される。接続切替部104−1はこの内部ID114の転送スイッチカード情報115に従い、各優先度の主信号データを転送先のスイッチカード202へと転送する。なお、この例では、優先度Dは廃棄される。
また、優先度毎のスイッチカード202の宛先が変更されたことを通知する為、主信号処理部103−1からテーブル抽出結果706が制御部106−1へ送信され、制御カード204へスイッチカードの宛先が変更されたことを示すインタフェースカード情報708−1として送信される。
図7同様、内部ID114の付与された主信号を受信した各スイッチカードは、内部ID114の宛先インタフェースカード情報116情報に従い、主信号を宛先であるインタフェースカード101−Mへスイッチングし、送信する。
各スイッチカード202から送信された内部ID114の付与された主信号は、接続切替部104−Mを介し、主信号処理部103−Mへと到達する。主信号処理部113−Mで内部ID114を取り除き、さらに収容信号のエラー確認や優先度確認等の収容信号確認を実施し、主信号データが光送受信部102−M−xへと送信される。主信号処理部103−Mで実施した主信号の正常性情報を示す収容信号確認結果709を制御部106−Mに送信し、低優先パス以外が正常に開通している事を示すインタフェースカード情報708−Mとして制御カード204へ通知される。制御カード204に集約された情報を保守者へ通知する為、カード状態情報やパス状態情報等を含めた装置内情報710が外部端末209に送信される。
以上のように、本実施の形態では、スイッチカードの異常が発生した順番に応じて、スイッチカードの宛先変更に伴い、不要な主信号の切替が発生することを防ぐことができる。
3.他の実施の形態
3−1.スイッチカードの交換
異常時は上述のシーケンスで動作するが、保守等で任意のスイッチカードを交換したい場合は、次のように、外部端末209から交換したいスイッチカードを指定することで実行することができる。例えば、外部端末から制御カードを介し各インタフェースカードへ低優先データを停止する様に指示し、交換対象のスイッチカードに異常が発生した際の優先度別宛先テーブル112内のいずれかのテーブルを選択し、各優先度のデータを予め切替える。その後、切替えが終了してから交換対象のスイッチカードを停止する様に動作させる。
以上のように、本実施の形態では、高優先データを廃棄することなく転送スイッチカードを切替え、スイッチカードの交換が可能となる。
また、他のスイッチカード異常発生、または複数のスイッチカードで異常が発生した場合も同様のシーケンスとなる。
3−2.スイッチカード復旧時の切り戻しを行わない例
図13にスイッチカード復旧時に主信号切り戻しを行わない方式を示す。
図8、図9、図10、図11に記載の、スイッチカード異常発生時での主信号の優先度毎の優先度別宛先切替テーブルは、異常から復旧した際、異常テーブルから正常時テーブルに戻す事になり、運用中の主信号データを切り替える、つまり切り戻し処理が発生する。切り戻し処理自体は、異常時に対し主信号の通っていないスイッチカードが増える事になる為、高優先データから順に転送スイッチカードの切替処理を実施すれば、データ廃棄は行われない。しかし運用中の主信号データを不要に切り替える処理が発生する場合がある為、ここでは切り戻しを行わない方式について示す。
優先度別宛先判定部110に、さらに、スイッチカード状態テーブル1301及び対象スイッチカード変換テーブル1302を具備する。スイッチカード状態テーブル1301は、主信号データの優先度に応じた、宛先スイッチカードの初期値、異常発生前の値、異常発生後の値を示すテーブルを保持する。対象スイッチカード変換テーブル1302は、主信号データの各優先度毎の異常発生前と復旧後(変換(復旧)値)のスイッチカードの宛先を示すテーブル保持する。
SW1に異常が発生した場合、図12に示すシーケンスにて優先度別宛先判定部110は動作する。その際、優先度別宛先判定部110は、スイッチカード状態テーブル1301に、優先度別宛先テーブル112のテーブル情報を基に、異常発生後の状態を上書きする。その後、優先度別宛先判定部110は、対象スイッチカード変換テーブル1302に、スイッチカード状態テーブル1301の異常発生後のスイッチカードの宛先を示すデータと、異常が発生しているスイッチカードが復旧した際に、復旧したスイッチカードを、遮断している低優先データに割り振る様なスイッチカードの宛先を示すデータと、によりテーブルを更新する。異常が発生したスイッチカードが復旧すると、優先度別宛先判定部110は、対象スイッチカード変換テーブル1302に、スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112のSW番号を、異常発生前のSW番号から、復旧後である変換(復旧)値のSW番号へと変換するように指示を出し、スイッチカード状態別テーブル111及び優先度別宛先テーブル112のSW番号は上記指示に従う変換後のSW番号へとテーブルを上書きする。
以上のように、本実施の形態によると、上書きされた優先度別宛先テーブル112はスイッチカード状態テーブル1301の異常発生前のSW番号を上書きし、スイッチカードの異常が発生する毎にこの変換を行うことで、切り戻し処理を行わず本実施の形態を実現できる。
4.実施の形態の効果
本実施の形態によると、IPネットワークにおいて優先度付けされたデータを識別し、優先度毎に装置内を転送するスイッチカードを区別することで、スイッチカードのスイッチ容量を削減できる。また、本実施の形態によると、スイッチカードに異常が発生しても、優先度毎に転送するスイッチカードの宛先を変更し、高優先データの転送を保証できる。
さらに、本実施の形態によると、スイッチカードのスイッチング容量を減少できる為、スイッチデバイスの大容量化が必要な構成においては、スイッチデバイスのI/O数の削減、I/O速度の低減が可能となる。これにより、スイッチデバイスにかかる開発コストならびにスイッチカードの予備系を含めたシステムコスト低減、回路規模増大に伴うサイズ拡大の抑制が可能となり、要求される容量によっては微細化プロセスを実施せず実現可能となる。また、本実施の形態によると、I/O速度が低減できることにより、装置内の伝送路に対する品質保証のコストも低減可能となる。
本実施の形態によると、スイッチデバイスを複数搭載する構成においては、スイッチデバイスの搭載数を低減でき、サイズ縮小や故障率低減が可能となる。
さらに、本実施の形態によると、どちらの構成においても、スイッチ容量が減る事で内部回路が削減され、スイッチカードが低消費電力駆動となり、装置として低消費電力化が実現できる。
5.付記
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101 インタフェースカード
102 光信号送受信部
103 主信号処理部
104 インタフェースカード接続切替部
105 インタフェースカードBPインタフェースコネクタ
106 インタフェースカード制御部
107 収容信号処理部
108 FEC処理部
109 ラベル処理部
110 優先度別宛先判定部
111 SW(スイッチカード)状態別テーブル
112 優先度別宛先テーブル
113 内部ID処理部
114 内部ID
115 転送スイッチカード情報
116 宛先インタフェースカード情報
117,118,119 インタフェースカード内主信号伝送路
120,121,122,123 インタフェースカード内制御信号伝送路
124 スイッチカード状態情報
201 通信装置
202 スイッチカード
203 スイッチカードBPインタフェースコネクタ
204 制御カード
205 制御カードBPインタフェースコネクタ
206 装置内BP
207 主信号BP伝送路
208 制御信号BP伝送路
209 外部端末
210 外部端末制御信号伝送路
301 大容量接続切替部
302 スイッチカード制御部
303 スイッチカード内主信号伝送路
304,305 スイッチカード内制御信号伝送路
401−a〜401−c ルータ
402−a,402−b SDH装置
403 ネットワーク伝送路
601 スイッチカード2枚構成時の正常時優先度宛先テーブル
602 スイッチカード2枚構成時の1枚異常時優先度宛先テーブル
603 スイッチカード2枚構成時の2枚異常時優先度宛先テーブル
701 SW(スイッチカード)状態情報
702 装置内制御信号
703 インタフェースカード制御信号
704 テーブル情報
705 テーブル決定結果
706 テーブル抽出結果
707 パス開通指示
708 インタフェースカード情報
709 収容信号確認結果
710 装置内情報
901 スイッチカード4枚構成時の正常時優先度別宛先テーブル
902 スイッチカード4枚構成時の1枚異常時優先度別宛先テーブル
903 スイッチカード4枚構成時の2枚異常時切替方式優先度別宛先テーブル
904 スイッチカード4枚構成時の3枚異常時優先度別宛先テーブル
905 スイッチカード4枚構成時の4枚異常時優先度別宛先テーブル
1101 スイッチカード4枚構成時の2枚異常時縮退方式優先度別宛先テーブル
1201 SW1(スイッチカード1)障害警報
1202 装置内障害警報
1301 スイッチカード4枚構成時のスイッチカード状態テーブル
1302 スイッチカード4枚構成時の対象SW(スイッチカード)変換テーブル

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    複数のインタフェースカードと、
    前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
    前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
    を備え、

    前記インタフェースカードは、
    選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
    各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
    前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求める優先度別宛先判定部と、
    前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する接続切替部と、
    を有する、通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記入力信号に転送先スイッチカード情報を含む内部IDを付与して前記接続切替部に出力するための内部ID処理部を
    さらに備え、
    前記接続切替部は、前記内部IDを参照して、前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記内部IDは、さらに、宛先となるインタフェースカードの識別情報である宛先インタフェースカード情報を含み、
    前記内部ID処理部は、前記入力信号の宛先に従い、前記宛先インタフェースカード情報を、内部IDに設定し、
    前記スイッチカードは、前記内部IDを参照し、前記宛先インタフェースカード情報に該当するインタフェースカードに前記入力信号を転送することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記インタフェースカードは、前記スイッチカードから入力信号を転送されると、前記入力信号から内部IDを削除して宛先の端末へ前記入力信号を出力することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記スイッチカード状態別テーブルは、スイッチカードの異常発生順にかかわらず、スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合せに対する選択テーブル識別子を記憶し、
    前記優先度別宛先テーブルは、前記スイッチカード状態別テーブルで定められる選択テーブル識別子に応じた複数の選択テーブルを含む
    ことを特徴とする通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置であって、
    前記優先度別宛先判定部は、
    前記スイッチカード状態別テーブルを参照し、スイッチカードの異常発生順を識別せず、スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合せに対する選択テーブル識別子を求め、
    前記優先度別宛先テーブルを参照し、該選択テーブル識別子に従い、いずれかの前記選択テーブルを抽出することを特徴とする通信装置。
  7. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記スイッチカード状態別テーブルは、スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合せ、及び、スイッチカードの異常発生順番に対して、選択テーブル識別子を記憶し、
    前記優先度別宛先テーブルは、前記スイッチカード状態別テーブルで定められる選択テーブル識別子に応じた複数の選択テーブルを含む
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 請求項7に記載の通信装置であって、
    前記優先度別宛先判定部は、
    スイッチカード正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合せ及びスイッチカードの異常発生順番を識別し、スイッチカードの複数異常が発生した際、前記スイッチカード状態別テーブルを参照し、異常発生順番に応じた選択テーブル識別子を求め、
    前記優先度別宛先テーブルを参照し、該選択テーブル識別子に従い、いずれかの前記選択テーブルを抽出することを特徴とする通信装置。
  9. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記スイッチカードは、障害が発生すると、前記制御カードに障害情報を送り、
    前記制御カードは、前記複数のインタフェースカードに、障害が発生した前記スイッチカードのスイッチカード状態情報を送り、
    前記優先度別宛先判定部は、前記スイッチカード状態情報に基づき、いずれかの前記選択テーブルを選択する
    ことを特徴とする通信装置。
  10. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記優先度別宛先判定部は、
    異常発生後の優先度毎の転送先スイッチカード情報に加え、異常が発生したスイッチカードが復旧した時に、遮断又は廃棄されていた低優先度のデータに前記復旧したスイッチカードを割り振るように、新たな優先度毎の転送先スイッチカード情報を設定することにより、前記優先度別宛先テーブルを書き換え、異常が発生したスイッチカードが復旧した時に前記新たな優先度毎の転送先スイッチカード情報を用いることを特徴とする通信装置。
  11. 請求項1に記載の通信装置であって、
    外部端末をさらに備え、
    前記外部端末により、前記スイッチカード状態別テーブル及び/又は前記優先度別宛先テーブルの設定情報を前記制御カードに送り、
    前記制御カードは、前記設定情報を前記インタフェースカードに送り、
    前記インタフェースカードは、前記スイッチカード状態別テーブル及び/又は前記優先度別宛先テーブルを前記設定情報により書き換える
    ことを特徴とする通信装置。
  12. 請求項1に記載の通信装置であって、
    外部端末をさらに備え、
    前記外部端末により、交換すべきスイッチカードを指定し、該交換すべきスイッチカードに障害が発生したときに使用される選択テーブルを指定し、各優先度のデータを切替え後、該交換すべきスイッチカードを停止することを特徴とする通信装置。
  13. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記インタフェースカードは、
    外部との信号に対し光・電気信号変換を行う複数の信号送受信部と、
    前記入力信号に対しフレーム形式識別、FEC処理、ラベル処理のいずれか又は複数の処理を行う主信号処理と、
    バックプレーンへと信号を送受信するコネクタと、
    各部の制御を行う制御部
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  14. 通信装置におけるスイッチカード冗長化方法であって、
    前記通信装置は、
    複数のインタフェースカードと、
    前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
    前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
    を備え、

    前記インタフェースカードは、
    選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
    各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
    を有し、
    前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求め、
    前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する、
    スイッチカード冗長化方法。
  15. 通信装置におけるインタフェースカードであって、
    前記通信装置は、
    複数のインタフェースカードと、
    前記複数のインタフェースカードとバックプレーンを介し信号の送受信を行う複数のスイッチカードと、
    前記複数のスイッチカードの状態を監視し、各前記インタフェースカードに前記複数のスイッチカードの異常又は正常を表すスイッチカード状態情報を含む情報を送信し、前記複数のインタフェースカード及び前記複数のスイッチカードを制御する制御カードと、
    を備え、

    前記インタフェースカードは、
    選択テーブル識別子に対して、入力信号の優先度毎に、転送先のスイッチカードの識別情報である転送先スイッチカード情報を定めた選択テーブルを複数含む優先度別宛先テーブルと、
    各スイッチカードの正常又は異常についてのスイッチカード状態情報の組合わせに従い選択テーブル識別子を定めたスイッチカード状態別テーブルと、
    前記スイッチカード状態情報に従い、前記スイッチカード状態別テーブルから選択テーブル識別子を選択し、該選択テーブル識別子に従い前記優先度別宛先テーブルから選択テーブルを抽出し、抽出された選択テーブルを参照し、前記入力信号の優先度に基づき転送先スイッチカード情報を求める優先度別宛先判定部と、
    前記転送先スイッチカード情報に該当するスイッチカードに前記入力信号を転送する接続切替部と、
    を有する、インタフェースカード。
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