JP2014007302A - 界面パッシベーション構造の製造方法および太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラサイティックシャンティング現象の発生を抑制し、良好な特性を実現する界面パッシベーション構造の製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン基板101上に堆積したケミカルSiO膜102aおよびSiNx膜102bのアニール処理を、600℃より高く900℃以下の範囲内の温度で行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、界面パッシベーション技術に関し、より具体的には、界面パッシベーション構造の製造方法、並びに、太陽電池の製造方法に関するものである。
光電変換素子の一種である太陽電池は、受光によって発生した+電荷の正孔が集まるp型半導体層と、−電荷の電子が集まるn型半導体層とのpn接合を基本構成としている。具体的には、p型シリコン基板の受光面側にn型不純物拡散層を形成することによって上記pn接合を形成し、さらに、p型シリコン基板の受光面側とその裏面側とに、それぞれ電極を設けている。
裏面パッシベーション型太陽電池は、太陽電池の光電変換効率の向上を目指して開発が進められている技術である。具体的には、裏面パッシベーション型太陽電池は、太陽電池の裏面をパッシベーション膜で覆うことにより、p型シリコン基板とパッシベーション膜との界面に本来的に存在し再結合の原因となる未結合手を終端する。すなわち、裏面パッシベーション型太陽電池は、太陽電池の裏面における再結合中心の密度自体を低減させ、キャリアの再結合を減らそうとする思想に基づいている。
SiNxはシリコン表面に対する上記パッシベーション膜として優れた特質を備えている。
第一に、SiNxは500℃以下の低温でプラズマCVD(化学気相堆積;Chemical Vapor Deposition)等の手段により堆積できる。したがって、パッシベーション膜としての堆積のし易さの点で、SiNxは熱SiO(熱酸化によって得られたSiO)より有利である。なぜなら、熱SiOは、シリコンが半導体材料として使われて以来、標準的なパッシベーション膜であり続けてきたとはいえ、その形成に1000℃以上の高温が必要だからである。
第二に、SiNxは、p型シリコン基板とパッシベーション膜との界面(Si界面)に大きな固定電荷を出現させることができる。主としてp型シリコン基板内で発生し、上記Si界面に拡散してきた正孔と電子のうち、正孔は、固定電荷によってSi界面から排斥される一方、電子は引き寄せられる。
この結果、Si界面における正孔と電子との再結合確率が低減されるので、低い界面再結合速度を実現することができる。このように、固定電荷によって低い界面再結合速度を実現する効果は、フィールドパッシベーション効果と呼ばれる。
一方、低い界面再結合速度を実現する他のやり方に、ケミカルパッシベーションがある。熱SiOはSiNxに比べて、密度が一桁低い固定電荷しか有していないので、フィールドパッシベーション効果は弱い。それを補うために、SiOとSiとの界面に存在するダングリングボンド(未結合手)を極限まで減らし、結果として低い界面再結合速度を得ている。このように、ダングリングボンドの低減によって低い界面再結合速度を実現する効果は、ケミカルパッシベーション効果と呼ばれている。
以下では、フィールドパッシベーション効果により界面再結合速度を低くする性能を、パッシベーション膜のフィールドパッシベーション性能と呼び、ケミカルパッシベーション効果により界面再結合速度を低くする性能を、パッシベーション膜のケミカルパッシベーション性能と呼ぶ。
以上説明したように、SiNx膜の界面再結合速度の低さには、フィールドパッシベーション性能の寄与が大きい。しかし、ケミカルパッシベーション性能も無関係ではない。すなわち、SiNx膜においても、ケミカルパッシベーション性能が高ければ、それだけ高いパッシベーション性能を得ることができる。
そこで、SiNxを用いたパッシベーション膜において、ケミカルパッシベーション性能を改善する試みがなされている。本改善を実現する一つの手法は、異なった性質の膜を積層することである。
本願明細書の末部に記載した補足に述べるように、本願発明者は、性質の異なるSiNxを複層構造とした絶縁膜によって、単層構造の絶縁膜が、そのパッシベーション性能において有する欠点を補うことが出来ることを見出している。
下掲の特許文献1〜5には、総じて、化学的に堆積されたSiOの上にSiNx等の別の絶縁膜を堆積することにより、リーク電流性能の高い絶縁膜を得ることが開示されている。
特開2005−311302号公報(2005年11月4日公開) 特開2005−311303号公報(2005年11月4日公開) 特開2006−013530号公報(2006年1月12日公開) 特開2010−251787号公報(2010年11月4日公開) 特開2005−311352号公報(2005年11月4日公開)
しかしながら、上掲の特許文献1〜5には複層構造は示されているものの、電気的特性の改善は、パッシベーション性能向上ではなく、リーク電流を減らすという視点のみからしか言及されていない。さらに、絶縁膜を堆積した後のアニールにより、その性能がどう変化するか、また、どのような条件でアニールを行ったなら、最も効果的な性能改善が得られるかについて、何も述べられていない。
一見すると、ケミカルパッシベーション性能とフィールドパッシベーション性能との両方を改善できるならば、これが最良であると考えがちである。しかし、フィールドパッシベーション性能の改善には界面固定電荷の増大が伴う。界面固定電荷が非常に高い膜をデバイスに用いた場合、確かにパッシベーション特性のみは向上するものの、それとは別の道筋で、高い界面固定電荷がデバイス特性に悪影響を及ぼす場合がある。太陽電池におけるパラサイティックシャンティング現象がそれである。
したがって、フィールドパッシベーション特性の変化を抑制しつつ、ケミカルパッシベーション性能のみを向上させることができる界面パッシベーション構造の製造方法を考察することが、重要な技術的課題であることを本願発明者は見出した。
本発明の主たる目的は、上記の課題に鑑みて、SiNxを用いた界面パッシベーション構造に関し、パッシベーション性能の高い界面パッシベーション構造の製造方法を提供することにある。
本発明に係る界面パッシベーション構造の製造方法は、
(1)p型シリコンを材料とする基板と、
(2)上記基板上に接して形成されたSiO膜と、
(3)上記SiO膜に接して形成されたSiNx膜とを少なくとも備えた界面パッシベーション構造の製造方法であって、
(4)酸化性溶液に上記基板を浸潤することにより上記SiO膜を形成する酸化膜形成ステップと、
(5)上記SiNx膜を上記SiO膜上に接して形成したのちに、600℃以上900℃以下の範囲内の温度で上記SiO膜および上記SiNx膜のアニール処理を行うアニール処理ステップと、を含むことを特徴とする。
本願発明者は、化学的に堆積されたSiO膜の上にSiNx膜を堆積しパッシベーション性能を向上させる方法を鋭意探究した結果、SiNx膜堆積後に行うアニールが、パッシベーション性能を向上させるための鍵であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
上記の製造方法によれば、化学的に堆積されたSiO膜の上にSiNx膜を堆積したのちに行うアニールの温度範囲を、600℃より高く900℃以下に設定した。
その結果、ケミカルパッシベーション性能を示す界面状態密度Ditが小さくなる、すなわち基板とSiO膜との界面におけるキャリア再結合中心が少なくなるので、ケミカルパッシベーション性能を高めることができる(第1の効果)。
また、基板とSiO膜との界面における界面固定電荷密度Qfが、パラサイティックシャンティング現象の発生を抑制できる程度に小さくなる(第2の効果)。
従って、上記第1および第2の効果が得られるため、界面パッシベーション構造および太陽電池のパッシベーション性能が向上する。
本発明に係る界面パッシベーション構造の製造方法において、アニール処理を行う温度は、800℃以上900℃以下の範囲内の温度であることが好ましい。
これにより、アニール処理を600℃より高く800℃以下の温度範囲で行うよりも、フィールドパッシベーション特性の変化を抑制しつつ、ケミカルパッシベーション性能のみを一層向上させることができる。したがって、製造された界面パッシベーション構造のパッシベーション性能がさらに向上する。
本発明に係る界面パッシベーション構造の製造方法において、上記酸化性溶液は、過酸化水素溶液であることが好ましい。
なお、上記いずれかの界面パッシベーション構造の製造方法によって形成された界面パッシベーション構造を含んでいる太陽電池も本発明の範疇に含まれる。
以上のように、本発明に係る界面パッシベーション構造の製造方法は、酸化性溶液に上記基板を浸潤することにより上記SiO膜を形成する酸化膜形成ステップと、上記SiNx膜を上記SiO膜上に接して形成したのちに、600℃以上900℃以下の範囲内の温度で上記SiO膜および上記SiNx膜のアニール処理を行うアニール処理ステップと、を含む構成である。
これにより、パッシベーション性能の高い界面パッシベーション構造の製造方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る界面パッシベーション構造の構成を示す模式図である。 上記界面パッシベーション構造を有するサンプルの測定結果を示すグラフであり、(a)はQfの測定結果を示し、(b)はDitの測定結果を示している。 本発明の一実施形態に係る太陽電池の製造プロセスを示す工程図である。 上記太陽電池の引き続く製造プロセスを示す工程図である。 上記太陽電池の特性として、短絡電流および開放電圧の測定結果を示す図である。 上記太陽電池の特性として、AM1.5条件における分光感度特性の測定結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
本実施形態では、SiOとSiNxの積層膜に対し、適切な条件でアニールを施すことによって、当該積層膜のパッシベーション性能が改善されることを示す。この改善の効果は、フィールドパッシベーションの特性を変化させることなく、ケミカルパッシベーション性能が向上することによってもたらされる。
当該積層膜のパッシベーション性能を示す指標として、界面準位密度(界面状態密度)Ditおよび界面固定電荷密度Qfがある。
Ditは、ケミカルパッシベーション性能を端的に示す数値である。この値が低いほど、p型シリコン基板とパッシベーション膜との界面におけるキャリア再結合中心が少ないので、ケミカルパッシベーション性能が高い。
一方、Qfは、フィールドパッシベーションに関係する数値である。この値が高いほど界面固定電荷が多く存在するため、フィールドパッシベーション性能が高い。ただし、前述のように、界面固定電荷の増大は、デバイス性能に対しパッシベーションとは異なる道筋で悪影響を及ぼす可能性を持っている点を考慮することが重要である。
以下、本発明の一実施形態について、具体的に説明する。
(界面パッシベーション構造の構成)
本実施形態に係る界面パッシベーション構造10の概念的な構成を図1に示す。
界面パッシベーション構造10は、例えば、pn接合を有した光電変換素子の1形態である裏面パッシベーション型太陽電池に適用することができる。
界面パッシベーション構造10は、シリコン基板101と、積層パッシベーション膜102とを備えている。
積層パッシベーション膜102は、シリコン基板101上に化学的処理によって積層されたケミカルSiO膜102aと、該ケミカルSiO膜102a上に積層されたSiNx膜102bとの2層からなる構成である。
積層パッシベーション膜102の表面には、例えばアルミニウムを材料として表面電極103が形成されている。
(実験による本発明の効果の実証)
本発明による効果を実証するため、界面パッシベーション構造10と同等の構造を有するサンプルを作製し、その性能を調べた。
以下に、サンプルの作製方法およびその性能の測定について述べる。
(実験サンプル作製方法)
以下の第一〜第四の製造工程によって、サンプル(A)を形成した。以下、図1を参照しつつ、サンプル(A)の製造工程を説明する。
第一に、洗浄処理ステップと酸化膜形成ステップとを同時に行った。洗浄処理ステップでは、シリコン基板101を、RCA社が開発したRCA法によって洗浄した。この洗浄と同時に、酸化性溶液としての過酸化水素溶液にシリコン基板101を浸潤する化学処理によって、シリコン基板101の表面にケミカルSiO膜102aを形成した(酸化膜形成ステップ)。
シリコン基板101には、2Ωcmのp型FZ単結晶シリコン(p−Si)ウェハーを用いた。FZ単結晶とは、Floating Zone法を用いて作製された単結晶のことである。
第二に、ケミカルSiO膜102aの上にSiNxを100nm堆積することでSiNx膜102bを形成した。SiNx膜102bの堆積は、汎用の平行平板型プラズマCVD(化学気相堆積;Chemical Vapor Deposition)によって行った。その堆積条件は、ガス流量:SiH/NH/N=8/16/100SCCM、圧力:100Pa、RFパワー:0.086W/cm、シリコン基板101温度300℃、である。
なお、SCCM(standard cubic centimeter per minute)は、流量の単位であり、1気圧および一定温度の条件下で規格化された1分間あたりのガス体積(cm)を表している。
以上のように、シリコン基板101上に、ケミカルSiO膜102aおよびSiNx膜102bをこの順で積層し、上記積層パッシベーション膜102を形成した。
第三に、シリコン基板101および積層パッシベーション膜102のアニールを行った(アニール処理ステップ)。アニールは太陽電池の電極焼成用の炉を用いて行った。このとき、アニール温度を500℃、600℃、700℃、810℃、および900℃として、それぞれの温度条件においてサンプルを作製した。加熱時間は、いずれのアニール温度についても12秒に固定した。また、アニールを行わない比較用のサンプル(Aa)も作製した。
第四に、SiNx膜102b上に、アルミニウムを材料とする直径1mmの表面電極103を蒸着した。このとき、表面電極103の蒸着には、蒸着源を溶解するための電子が、シリコン基板101と積層パッシベーション膜102との界面を劣化させる心配のない抵抗加熱蒸着装置を用いた。
(実験サンプルの性能評価)
アニール温度を500℃、600℃、700℃、810℃、および900℃として作製したサンプル(A)、および、アニールを行わないサンプル(Aa)のそれぞれについて、CV(Capacitance,Voltage)測定装置を用いて、界面準位密度Ditおよび界面固定電荷密度Qfの測定を行った。
具体的には、シリコン基板101と表面電極103との間に−20〜0Vの電圧を印可した状態で、高周波および低周波における静電容量を測定し、それらの差からDitおよびQfを求めた。
また、サンプル(A)および(Aa)のDitおよびQfの測定結果と比較するために、サンプル(B)および(Bb)を作製して、それらについてもQfおよびDitを測定した。
サンプル(B)では、前述のサンプル(A)の製造方法の第1工程において、堆積したケミカルSiO膜をフッ化水素酸(HF)によって除去した。これにより、シリコン基板表面がケミカルSiOに覆われることなく水素終端される。水素終端されたシリコン基板表面に、サンプル(A)と同様の工程によってSiNx膜を堆積し、サンプル(B)を作製した。サンプル(Bb)は、アニールを行わないサンプルである。
サンプル(B)では、サンプル(A)と同様、アニール温度を500℃、600℃、700℃、810℃、900℃と変えて、各温度条件におけるサンプル(B)を作製した。
図2の(a)、図2の(b)は、それぞれ、作製したサンプル(A)および(B)のアニール温度に対するDit、Qfの変化を示す図である。また、アニールを行わずに作製したサンプル(Aa)および(Bb)のDitおよびQfも、同図内に「アニール無」の測定結果として示した。
図2の(a)に示すように、アニール無及び、アニール有の両状態において、サンプル(A)(ケミカルSiO有)のDitは、サンプル(B)(ケミカルSiO無)のそれに比べて小さい。サンプル(A)(ケミカルSiO有)のDit測定結果を見ると、アニール温度を600℃より高くした場合、アニールを行わなかったサンプル(Aa)に比べてDitは1桁以上低減しているが、サンプル(B)(ケミカルSiO無)のDitは、アニール温度を600℃より高くした場合、アニールを行わなかったサンプル(Bb)に比べて1/1.5程度に減少するにすぎない。このように、サンプル(A)(ケミカルSiO有)のDitは、特に、温度を600℃より高くしたアニールを行った場合において、サンプル(B)に対して減少の度合いが大きく、優位となる。
図2の(b)に示すように、サンプル(Aa)のQfは、4E+12cm−2(=4×1012)以上の大きな値を示している。そして、サンプル(A)においては、Qfはアニール温度に大きく依存して変化している。特に、サンプル(A)は、アニール温度を600℃より高くするとQfが急激に低下し、アニール温度が810℃で2E+12cm−2程度になり、サンプル(B)のQfとほぼ同程度になる。
一方、サンプル(B)のQfは、アニール温度に対する依存性をほとんど持っていない。
以上の実験結果から、次のことが結論される。
第一に、ケミカルパッシベーション性能の高さを示すDitは、シリコン基板とSiNx膜の間にケミカルSiOを挿入した複層パッシベーション構造の場合(すなわちサンプル(A、Aa))の方が良好な値を示す。
第二に、フィールドパッシベーション性能の高さを示すQfは、ケミカルSiO膜を挿入した場合(サンプル(A))、アニール温度に対して大きな依存性を持っており、アニール温度が高温になるほどQfが減少する。一方で、ケミカルSiOを挿入しない場合(サンプル(B))には、アニール温度依存性はほとんど見られない。特に、アニール温度が600℃を超えると、サンプル(A)のQfは大きく減少し、810℃では、サンプル(A)のQfがサンプル(B)のQfにほぼ等しくなることが分かる。
従って、図2の(a)に示す測定結果から、サンプル(A)の複層パッシベーション構造は、アニール温度を600℃より高く900℃以下の範囲であれば、ケミカルパッシベーション性能を示す界面状態密度Ditが小さくなる。すなわち、シリコン基板101と積層パッシベーション膜102との界面におけるキャリア再結合中心が少なくなるので、積層パッシベーション膜102のケミカルパッシベーション性能を高めることができる(第1の効果)。
また、図2の(b)に示す測定結果から、シリコン基板101と積層パッシベーション膜102との界面における界面固定電荷密度Qfが、パラサイティックシャンティング現象の発生を抑制できる程度に小さくなる(第2の効果)。
従って、上記第1および第2の効果が得られるため、界面パッシベーション構造10および太陽電池のパッシベーション性能が向上する。
また、望ましくは800℃以上900℃以下の範囲に設定することによって、サンプル(B)と比較して、フィールドパッシベーションの状態(Qf値)に大きな変化がないまま、ケミカルパッシベーションの性能のみを一層改善(Dit値の減少)できることが分かる。
従って、アニール温度を600℃より高く900℃以下の範囲、望ましくは800℃以上900℃以下の範囲に設定することによって、パラサイティックシャンティング現象によってデバイス特性に悪影響が及ぼされることを抑制しながら、パッシベーション性能を向上させることができる。
(太陽電池)
(太陽電池の製造プロセス)
次に、本発明に係る太陽電池100について、その製造プロセス(ステップS1〜S9)を、図3、図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S5(界面パッシベーション構造形成ステップ)までの説明は、図3を用いる。ステップS6〜S9までの説明は、図4を用いる。
以下の第一から第九に至る説明は、本実施形態に係る太陽電池100(図4参照)の製造プロセスの一例を示すものである。
第一に、p型多結晶シリコン基板20(縦横10cm×10cm、厚さ200μm、抵抗率1Ωcmのp型多結晶シリコン(p−Si))を、前記RCA洗浄法で洗浄した。続いて、NaOH水溶液とイソプロピルアルコールとの混合液を用いて、液温約90℃でテクスチャエッチングを行った。これにより、図3にステップ1(以下S1のように略記する)として示すように、シリコン基板20の表面(受光面、光入射面)に高さ数μmの微小ピラミッド21を形成した。
シリコン基板20は、例えば多結晶シリコン基板にホウ素、アルミニウムまたはガリウムなどの3価元素を微量に加えることによって得られる。また、単結晶シリコンを用いたp型シリコン基板も、本発明の適用対象である。
なお、上記テクスチャエッチングには、反応性イオンエッチング法を用いてもよい。
上記テクスチャエッチングによって、シリコン基板20の表面に微細凹凸構造が形成される。これにより、シリコン基板20表面の光の反射を抑えることができるので、太陽電池100の光利用効率を上げることができる。
第二に、図3にS2として示すように、POClを含む高温気体中にシリコン基板20を置くことでリンを熱拡散させ、厚さ1.0μm、不純物濃度1.2×1020cm−3のn型シリコン層22、23を表面側及び裏面側に形成した。熱拡散時のシリコン基板20の温度および拡散炉の温度は850℃とし、拡散時間は10分に設定した。
なお、シリコン基板20の表面にリンを拡散させる方法として、例えば、POClを用いた上記の気相拡散法以外に、Pを用いた塗布拡散法、Pイオンを直接拡散させるイオン打ち込み法等がある。
第三に、図3にS3として示すように、プラズマCVD法によって、シリコン基板20の表面側に、不活性化膜の機能を兼ねる反射防止膜24としてSiNx膜を80nm堆積した。
ここで、パッシベーション効果を奏する不活性化膜の機能を兼ねる反射防止膜24としては、例えば、SiNx膜のほかに、酸化アルミニウム膜、酸化シリコン膜または酸化チタン膜などを用いることができる。シリコン基板20として多結晶シリコン基板を用いる場合には、変換効率を向上させる観点から、反射防止膜24として、水素を含むSiN膜を用いることが好ましい。
また、反射防止膜24を形成する方法として、上記プラズマCVD法のほかに、触媒CVD法、常圧熱CVD法、減圧熱CVD法または光CVD法などのCVD法や、真空蒸着法またはスパッタリング法などのPVD(物理気相堆積;Physical Vapor Deposition)法を用いることができる。なお、反射防止膜24としてSiNx膜を用いる場合には、膜厚を制御しやすい観点からプラズマCVD法を用いることが好ましい。
第四に、図3にS4として示すように、表面、すなわち受光面に保護テープを貼り、硝酸:フッ酸=3:1の溶液に約4分間浸漬した。これにより、表面に存在するn型シリコン層23は残る一方、裏面に存在するn型シリコン層22は除去されて、p型シリコン面が露出する。
第五に、S5として示すように、保護テープをはがした後、シリコン基板20をRCA法で洗浄すると同時に、酸化性溶液、例えば過酸化水素溶液にシリコン基板20を浸潤する化学処理によって、ケミカルSiO膜25aを堆積した。さらに、続けてプラズマCVDによってSiNx膜25bを堆積した(酸化膜形成ステップ)。これにより、ケミカルSiO膜25aとSiNx膜25bで構成される積層パッシベーション膜25が形成された。
このとき、SiNx膜25bの形成は、汎用の平行平板型プラズマCVDによって行った。SiNx膜25bの堆積条件は以下のとおりである。ガス流量:SiH/NH/N=25/50/300SCCM、圧力:100Pa、RFパワー:0.086W/cm,基板温度450℃、膜厚100nm。
第六に、図4にS6として示すように、フォトリソグラフィー等の方法を用いて、積層パッシベーション膜25に、裏面電極形成部4に対応する孔を開けた。
第七に、S7として示すように、裏面全面にアルミニウム膜26を2μm蒸着した。なお、アルミニウム膜26の形成法として、コスト重視の観点では、アルミニウムとガラスフリットとを主成分とするペースト材料を用いて印刷する方法が好ましい。また、その他のアルミニウム膜形成法として、真空蒸着法のほかに、スパッタ法を用いることもできる。
第八に、S8として示すように、アニールを行った(アニール処理ステップ)。このアニールによって、アルミニウム膜26からシリコン基板20へ、アルミニウム26膜中のアルミニウムがp型不純物として拡散し、アルミニウム合金部6が形成されると同時に、SiNx膜25bのアニールが行われる。アニールには太陽電池の電極焼成用の炉を用いた。アニール温度は810℃に固定し、加熱時間は12秒とした。
第九に、図4にS9として示すように、表面側、すなわち受光面側に、導電性ペーストを用いて主面電極27を印刷し、アニールした。このときに発生するファイヤースルー現象により、主面電極27は反射防止膜24を貫通し、n型シリコン層23に到達する。この結果、主面電極27から電気的な出力を取り出すことができる。
主面電極27を構成する材料は特に限定されず、例えば太陽電池の分野で従来から用いられているアルミニウム、銀、チタン、パラジウムまたは金などの材料を用いることができる。中でも、ファイヤースルー現象が生じる材料として、銀が最も好ましい。また、主面電極27の形成方法も特に限定されず、例えばスクリーン印刷法または真空蒸着法などを用いることができる。ただし、量産性の向上および製造コストの低減の観点からはスクリーン印刷法を用いることが好ましい。
なお、本実施形態では、ケミカルSiO膜25aの形成に用いる酸化性溶液として、過酸化水素溶液を用いた例で述べたが、これに代えて、硝酸水溶液、過塩素酸、硫酸、オゾン溶解水、塩酸と過酸化水素水との混合溶液、硫酸と過酸化水素水との混合溶液、アンモニア水と過酸化水素水との混合溶液、硫酸と硝酸との混合溶液および王水の群から選ばれた少なくとも1つの水溶液を用いることもでき、さらに酸化力のある沸騰水を用いることもできる。
(太陽電池の構成)
以上のプロセスによって完成した太陽電池100の構成を説明する。
p型シリコンを材料とするシリコン基板20の表面(太陽電池100の光入射側)には、高さ数μmの微小ピラミッド21が形成されている。
反射防止膜24が、ピラミッド21の形成されたシリコン基板20の表面を被覆するように形成されている。反射防止膜24は、太陽電池に入射した光の反射を抑制するとともに、太陽電池100の表面側のパッシベーション膜としての機能も有している。そして、反射防止膜24とシリコン基板20との間には、n型シリコン層23が形成されている。
シリコン基板20を被覆する反射防止膜24の一部領域は除去されて、当該領域に主面電極27が設けられている。
シリコン基板20の裏面においては、積層パッシベーション膜25が、シリコン基板20の裏面を被覆する裏面パッシベーション膜として形成されており、その一部にシリコン基板20を露出させる開口部が設けられている。該開口部を裏面電極形成部4と呼ぶ。積層パッシベーション膜25は、シリコン基板20上に積層されたケミカルSiO膜25a、SiNx膜25bで構成された積層膜である。
積層パッシベーション膜25(および裏面電極形成部4)の上には、アルミニウム膜26が形成されている。アルミニウム膜26とシリコン基板20とが接触する部位、すなわち裏面電極形成部4には、p+層としてのアルミニウム合金部6が形成されている。
これにより、p+層としてのアルミニウム合金部6と、積層パッシベーション膜25に含まれる正電荷によりn化したシリコン基板20との接触部位が、太陽電池100の裏面側に形成されている。
太陽電池100は、積層パッシベーション膜25により裏面パッシベーション特性に優れ、かつ正孔密度の高い良好なp+層(アルミニウム合金部6)が生成されているので、光電変換効率が高い。
(太陽電池の性能評価)
次に、完成した太陽電池100(アニール温度810℃)の性能評価を行った。短絡電流密度Jscおよび開放電圧の測定を行い、測定結果を本発明の参考に係る下記の太陽電池900と比較した結果を、図5に示す。また、AM1.5条件における太陽電池100および太陽電池900の分光感度特性を比較した結果を、図6に示す。
なお、AM(エア・マス)1.5条件とは、大気圏に入射する太陽光の入射角が90度(真上)の場合を基準として、大気圏の光通過量が1.5倍となる入射角41.8度の入射条件を表わす。
上記太陽電池900は、前述の太陽電池の製造プロセスのステップS5において、ケミカルSiO膜を除去するほかは、太陽電池100と同様の製造プロセスで製造したものである。太陽電池900は、ケミカルSiO膜を除去することで、前述したようにシリコン基板表面がケミカルSiOに覆われることなく水素終端されている。太陽電池900の製造プロセスにおけるアニール温度は、太陽電池100と同じく810℃とした。
太陽電池900は、太陽電池100とアニール温度が同じであるため、アニールによるシリコン基板の品質に対する影響の大きさが同じである。また、図2の(b)に示したように、810℃のアニールでは、ケミカルSiO膜の有り無しによるQfの差はわずかである。したがって、太陽電池100と900とではフィールドパッシベーション性能がほぼ同じである。言い換えると、太陽電池100および900は、Qfの増加が招くパラサイティックシャンティングによる悪影響の度合いが同じである。
図5に示した表から、太陽電池100は、太陽電池900と比較して、短絡電流Jscが1%程度増加していることが分かる。太陽電池100および太陽電池900の開放電圧Vocはほぼ変わらない(0.1%未満の差)ため、太陽電池100の変換効率は太陽電池900と比べ1%程度増加する。
ここで、長波長領域における太陽電池の分光感度は、太陽電池の界面パッシベーション構造の特性を反映することが知られている。
図6に、AM1.5条件における分光感度特性を表す測定結果を示す。同図は、横軸が波長(WAVELENGTH)、縦軸が内部量子効率(Internal Quantum Efficiency)を示すグラフである。グラフには、太陽電池100の測定結果(本発明例)を白丸で示し、太陽電池900(参考例)の測定結果を黒丸で示している。このグラフから、太陽電池100は、太陽電池900と比べて長波長領域(特に900nm以上の波長領域)で光電流の発生量が多く、この領域で分光感度が高くなっていることが判る。
すなわち、太陽電池100は、ケミカルパッシベーション性能が向上し、太陽電池裏面における界面再結合特性が向上した結果、変換効率が向上している。
本発明に係る界面パッシベーション構造によれば、ケミカルパッシベーション性能の向上により、パッシベーション性能が改善される。そして特筆すべきは、この改善によってフィールドパッシベーション性能が変化しないということである。
本発明に係る界面パッシベーション構造によれば、ケミカルSiO膜とSiNx膜の積層膜である積層パッシベーション膜に対し適切な条件でアニールを施すことにより、シリコン基板と積層パッシベーション膜との界面におけるパッシベーション性能を改善することができる。
〔補足;積層パッシベーション構造による特性改善の仮説〕
本願発明者は、パッシベーション膜を、異なった性質を有する2層のSiNx膜(高Qf膜および低Qf膜)の積層パッシベーション膜とすることによりパッシベーション性能が向上することを見出している。メカニズムの仮説は以下のとおりである。
水素が含まれているパッシベーション膜を熱に暴露することにより、上記水素はパッシベーション膜の内部から脱離し、その一部はp型半導体層との界面に到達する。界面に到達した上記水素は、そこに存在する未結合手を終端し、キャリアトラップを減少させることによってDitを低減させる。
ここで、高Qf膜では、高温にならないと水素の脱離は起こらないが、低Qf膜においては、水素の脱離は低温で起こる。
従って、パッシベーション膜が低Qf膜のみの1層の構成であれば、(750℃程度などの)高温で膜をアニールしたとき、膜中の水素は既に脱離して無くなっているので、パッシベーション膜とp型半導体層の界面にも同様に水素は多く存在しない。この結果、未結合手が増加した状態になるので、界面準位密度Ditの増加を招く。
一方、高Qf膜および低Qf膜の積層パッシベーション膜では、低Qf膜に高Qf膜を積層することで、高温アニールを行っても、高Qf膜から水素を十分に供給することができる。
すなわち、上記積層パッシベーション膜では、膜質の異なる2層のパッシベーション膜(高Qf膜、低Qf膜)を含んで構成されていることによって、高温アニール時に、p型半導体層の界面で不足する水素を、低Qf膜からの供給が不可能となっても、高温アニールに強い高Qf膜から供給することによって、補うことができる。これにより、高温アニールを行っても、積層パッシベーション膜の界面固定電荷密度Qfを低く抑えつつ界面準位密度Ditを低く抑えることができる。
従って、上記積層パッシベーション膜では、界面固定電荷密度Qfおよび界面準位密度Ditを低く抑えることができるので、これを適用した太陽電池の特性を向上させることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上記実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる他の実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、太陽電池に好適に利用することができる。
10 界面パッシベーション構造
100 太陽電池
20、101 シリコン基板(基板)
25a、102a ケミカルSiO膜(SiO膜)
25b、102b SiNx膜
S5 酸化膜形成ステップ
S8 アニール処理ステップ

Claims (4)

  1. p型シリコンを材料とする基板と、
    上記基板上に接して形成されたSiO膜と、
    上記SiO膜に接して形成されたSiNx膜とを少なくとも備えた界面パッシベーション構造の製造方法であって、
    酸化性溶液に上記基板を浸潤することにより上記SiO膜を形成する酸化膜形成ステップと、
    上記SiNx膜を上記SiO膜上に接して形成したのちに、600℃より高く900℃以下の範囲内の温度で上記SiO膜および上記SiNx膜のアニール処理を行うアニール処理ステップと、を含む
    ことを特徴とする界面パッシベーション構造の製造方法。
  2. 上記アニール処理ステップでアニール処理を行う温度は、800℃以上900℃以下の範囲内の温度であることを特徴とする請求項1記載の界面パッシベーション構造の製造方法。
  3. 上記酸化性溶液は、過酸化水素溶液であることを特徴とする請求項1または2記載の界面パッシベーション構造の製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の界面パッシベーション構造の製造方法によって形成された界面パッシベーション構造を含んでいることを特徴とする太陽電池。
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CN111725350A (zh) * 2019-03-19 2020-09-29 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种提升太阳电池中多晶硅钝化接触结构钝化性能的方法

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CN111725350B (zh) * 2019-03-19 2024-03-08 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种提升太阳电池中多晶硅钝化接触结构钝化性能的方法

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