JP2014006574A - 計算機装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のサーバラックの全体としての連続的な転倒を抑制する。
【解決手段】ラック群SORは、サーバラックSVRと、心柱PLRとを備えている。上記サーバラックSVRは、計算機器を収納するユニットUNTが複数積み重ねられ、個々のユニットUNT同士が弾性作用を有する連結器具CNT1により連結される。上記心柱PLRは、サーバラックSVRを支持する。個々のユニットUNTは、個々のユニットUNT同士の間で相対的に移動可能に連結される。
【選択図】図2
【解決手段】ラック群SORは、サーバラックSVRと、心柱PLRとを備えている。上記サーバラックSVRは、計算機器を収納するユニットUNTが複数積み重ねられ、個々のユニットUNT同士が弾性作用を有する連結器具CNT1により連結される。上記心柱PLRは、サーバラックSVRを支持する。個々のユニットUNTは、個々のユニットUNT同士の間で相対的に移動可能に連結される。
【選択図】図2
Description
本発明は計算機装置に関し、特に、サーバラックを有する計算機装置に関するものである。
たとえば特開2004−28297号公報(特許文献1)においては、床面Fに固定された架台に設置された支柱パイプが複数の筺体を固定する耐震フレームが開示されている。またたとえば特開2009−206350号公報(特許文献2)においては互い違いに設置された金属板を利用して、水平方向に複数並ぶ電子機器収納用ラックをより迅速かつ正確に連結できる連結構造が開示されている。
上記の各公報に開示される構造はいずれも複数の筺体またはラックが水平方向に固定されているが、この場合設置場所の占有面積が大きくなる。収納効率を向上するため、たとえば計算機器を収納するユニットが複数積み重ねられたサーバラックは長身の剛構造フレームとすることが一般的である。
また上記の各公報においてはいずれも各筺体またはラック同士を強固に固定して剛性を強化することを試みているが、長身の重量物である剛構造のサーバラックは、剛構造により各筺体またはラック同士の間の拘束力が強いため、各筺体またはラック間に加わる応力を吸収、分散することが困難である。このため上記の各公報の構造は、剛構造であるが故に、地震の揺れにより却って転倒しやすくなる可能性がある。
さらに複数のサーバラックを横一列に(一方向に沿って、一直線状に)並ぶように配置すれば、これらに対して一方向に集中する力が加われば、これらの複数のサーバラックが連続的にすべて転倒する可能性もある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態の計算機装置は、サーバラックと、心柱とを備えている。上記サーバラックは、計算機器を収納するユニットが複数積み重ねられ、個々のユニット同士が弾性作用を有する連結器具により連結される。上記心柱は、サーバラックを支持する。個々のユニットは、個々のユニット同士の間で相対的に移動可能に連結される。
一実施の形態によれば、個々のユニット同士が相対的に移動可能に連結されるため、地震などの揺れの際には応力が柔軟に分散する。このためサーバラックに大きな応力が集中して転倒する可能性を低減することができる。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、一実施の形態のサーバラックSVRは、ユニットUNTを複数備えている。ユニットUNTはたとえば計算機のサーバに用いられるCPU(Central Processing Unit)やメモリなどを搭載する計算機器CPRを収納する筺体であり、一般公知の材質により形成されている。複数のユニットUNTは積み重ねられるように配置されており、個々のユニットUNT同士はユニット連結器具CNT1(連結器具)により互いに連結されている。図1においては一例として6つのユニットUNTが積み重ねられ互いに連結されている。
(実施の形態1)
図1を参照して、一実施の形態のサーバラックSVRは、ユニットUNTを複数備えている。ユニットUNTはたとえば計算機のサーバに用いられるCPU(Central Processing Unit)やメモリなどを搭載する計算機器CPRを収納する筺体であり、一般公知の材質により形成されている。複数のユニットUNTは積み重ねられるように配置されており、個々のユニットUNT同士はユニット連結器具CNT1(連結器具)により互いに連結されている。図1においては一例として6つのユニットUNTが積み重ねられ互いに連結されている。
ユニット連結器具CNT1は弾性作用を有する伸縮可能な材質により形成されることが好ましく、たとえば弾性ゴムやいわゆる免震台(ベアリング支承およびオイルダンパー)により形成されることが好ましい。ユニット連結器具CNT1は弾性作用を有することにより、地震の加速度を低減させるいわゆる免震作用を有することが好ましい。
図2および図3を参照して、一実施の形態のラック群SOR(計算機装置)は、心柱PLRと、図1に示す複数のサーバラックSVRとを有している。心柱PLRは高さ方向に延びる柱状の構造体であり、後述するラック連結器具CNT2によりサーバラックSVRを支持するためのものである。心柱PLRの周囲を取り囲むように複数のサーバラックSVRが配置されている。図3においては一例として4つのサーバラックSVRが心柱PLRの周囲を取り囲むように配置されている。
心柱PLRとサーバラックSVRとはラック連結器具CNT2(固定器具)により互いに連結(固定)されている。ラック連結器具CNT2としては一般公知のワイヤや、柱同士を連結する梁などの長尺形状の部材を用いることが好ましい。
ラック連結器具CNT2は心柱PLRとサーバラックSVR、特にサーバラックSVRを構成する個々のユニットUNTとを連結することが好ましい。ラック連結器具CNT2は長尺形状を有し、これがラック群SORの中央の心柱PLRからその周囲のサーバラックSVRに向けて放射状に延在する。言い換えれば複数のサーバラックSVRは一方向に(一直線に並ぶように)配置されずに、心柱PLRに対して平面視における放射状に相当する複数の方向(たとえば図3においては4方向)に配置されている。
図4を参照して、心柱PLRには(たとえば心柱PLRの上方には)、冷却装置CLR(排熱機構)が配置されている。図4のように心柱PLRの周囲を複数のサーバラックSVRが取り囲む構成においては、計算機器CPRの稼動中に発生する熱が心柱PLRの近傍に集中し、ラック群SORの機能に影響を及ぼす可能性がある。そこで冷却装置CLRによりこの熱を冷却する(サーバラックSVRからの熱を排熱する)ことを可能としている。
図5を参照して、一例としてたとえば空冷方式を用いた冷却装置CLRを採用することができる。具体的には、図4のラック群SORの中央部に延在する心柱PLRの外周(側面)には送風ファンFA(送風機構)が取り付けられている。送風ファンFAは心柱PLRの外周において複数(たとえば複数積み重ねられたユニットUNTの真横ごとに)配置されることが好ましい。さらに送風ファンFAは心柱PLRの上底面にも取り付けられることがより好ましい。あるいはここでいう心柱PLRの「外周」とは、心柱PLRの側面および上底面の双方を含むものと考えてもよい。
これらの送風ファンFAが稼働することにより、周囲のサーバラックSVR(計算機器CPR)から心柱PLRへの熱が、心柱PLR内の図示されない管に送り込まれ、その管を通って心柱PLRの上方から排気される。以上により心柱PLRが冷却される。また心柱PLRの上方の冷却装置CLRによっても上記の排気された熱が冷却される。
また心柱PLRの底面の送風ファンFAが外部から図中の矢印が示す方向に冷気を吸気し、その冷気が心柱PLR内の図示されない管を上方へ移動しながら心柱PLRを冷却し、心柱PLRの上面の送風ファンFAから図中の矢印が示す方向に排気される。このような構成を有することにより、より高効率に心柱PLRの熱を排熱することができる。
次に図6〜図7を参照しながら、地震による横揺れを受けた際のサーバラックSVRの挙動について説明する。
図6においては平時(地震等が起こっていない平常時)における1つのサーバラックSVRとその背部に配置される心柱PLRとがまとめて図示されている。図7を参照して、図6の構成が地震の横揺れにより図中の矢印に示す方向の力を受けると、ユニット連結器具CNT1が弾性を有するために、個々のユニットUNTが揺れにより受ける力の方向に応じてそれぞれ異なる方向に移動することができる。すなわち個々のユニットUNTは、個々のユニットUNT同士の間で相対的に移動可能となるように、弾性を有するユニット連結器具CNT1により連結されている。このようにユニット連結器具CNT1が弾性を有するために、個々のユニットUNTが力を受けた方向に柔軟に動くため、サーバラックSVR全体としては個々の構成要素が柔軟に移動可能ないわゆる柔構造を有している。
ここで一実施の形態の作用効果について説明する。
個々のサーバラックSVRが柔構造を有してランダムな方向に動き、互いに反対方向に動く(力を受ける)ユニットUNT同士が互いに力を打ち消しあう。このため、サーバラックSVR全体が受ける力の大きさが小さくなる。これは言い換えれば、サーバラックSVRの有する柔構造により、サーバラックSVR全体が受ける力が分散、減衰されることになる。このようにサーバラックSVR全体が受ける力が分散、減衰される(いわゆる制振作用)ため、地震による強い揺れが起こっても、サーバラックSVR(ラック群SOR)の転倒を抑制することができる。
個々のサーバラックSVRが柔構造を有してランダムな方向に動き、互いに反対方向に動く(力を受ける)ユニットUNT同士が互いに力を打ち消しあう。このため、サーバラックSVR全体が受ける力の大きさが小さくなる。これは言い換えれば、サーバラックSVRの有する柔構造により、サーバラックSVR全体が受ける力が分散、減衰されることになる。このようにサーバラックSVR全体が受ける力が分散、減衰される(いわゆる制振作用)ため、地震による強い揺れが起こっても、サーバラックSVR(ラック群SOR)の転倒を抑制することができる。
さらに各サーバラックSVRは、たとえば長尺形状のラック連結器具CNT2により心柱PLRと固定されている。この固定により、各サーバラックSVRの心柱PLRに対する動きが拘束されるため、サーバラックSVRの転倒が抑制される。しかしラック連結器具CNT2による心柱PLRとの固定は、図7の個々のユニットUNTの横方向の柔軟な動きを許容する程度の固定であり、心柱PLRに対してサーバラックSVR(ユニットUNT)が全く動かなくなるような強固な固定ではない。このためこの固定により図7の個々のユニットUNTの横方向の柔軟な動きは妨げられない。したがって柔軟さを確保しつつラック群SOR全体としての強度をさらに高め、かつラック群SOR(サーバラックSVR)全体としての転倒防止効果をさらに高めることができる。
上記のように個々のユニットUNTの横方向の柔軟な動きを妨げない程度に、心柱PLRに対してサーバラックSVRを固定するために、具体的には、ラック連結器具CNT2が心柱PLRの外周に沿って移動可能となるように(たとえばラック連結器具CNT2が心柱PLRの外周に設けられたレールに沿って移動可能に固定されるなどの手段により)固定されることが好ましい。
また、たとえば上記の各公報のように水平方向に関する一方向に沿って複数(一直線状に)並んだ構造は、地震などの揺れにより当該構造に加わる応力が1か所に集中する傾向がある。この場合、たとえ各筺体またはラック同士を強固に固定して剛性を強化しても、1か所に集中する応力に起因した転倒により、あるいは一直線状に並んだ対象物のうち1つが転倒することに伴い連続的に他の対象物が転倒することにより、転倒の被害が避けられない可能性がある。
それに対して一実施の形態においては複数のサーバラックSVRが心柱PLRを取り囲むように(一直線状ではなく、心柱PLRに対して放射状に近い位置関係となるように)配置される。すなわち、心柱PLRを介在させて各々のサーバラックSVRが互いに接触しない態様で配置される。このため、複数のサーバラックSVRを一直線状に配置した場合に起こりうる連続転倒の可能性を低減することができる。
さらに、一実施の形態のように心柱PLRを取り囲むように複数のサーバラックSVRが配置された構成においては、駆動時に心柱PLRにサーバラックSVRからの排熱が集中したとしても、心柱PLRが冷却装置CLR(送風ファンFA)などの排熱機構により冷却されるため、心柱PLRの過熱による不具合を抑制することができる。
(実施の形態2)
図8および図9を参照して、本実施の形態のように、サーバラックSVRからの熱を排熱する排熱機構として、たとえば水冷方式を用いた冷却装置CLRが採用されてもよい。具体的には、図4のラック群SORの中央部に延在する心柱PLRには冷却水を循環させるパイプPPE1、PPE2(冷却水循環機構)が取り付けられている。給水用パイプPPE1は心柱PLRへの冷却水の供給用のパイプであり、排水用パイプPPE2は心柱PLRからの冷却水の排水用のパイプである。
図8および図9を参照して、本実施の形態のように、サーバラックSVRからの熱を排熱する排熱機構として、たとえば水冷方式を用いた冷却装置CLRが採用されてもよい。具体的には、図4のラック群SORの中央部に延在する心柱PLRには冷却水を循環させるパイプPPE1、PPE2(冷却水循環機構)が取り付けられている。給水用パイプPPE1は心柱PLRへの冷却水の供給用のパイプであり、排水用パイプPPE2は心柱PLRからの冷却水の排水用のパイプである。
給水用パイプPPE1は心柱PLRの内部を鉛直方向に延在し、かつ心柱PLRの外周に巻回されている。この心柱PLRの外周に巻回された給水用パイプPPE1は、この周囲の各サーバラックSVRからの排熱(図中「サーバ排熱」と書かれた矢印の方向に伝播)を吸収して心柱PLRを冷却する。この過程で給水用パイプPPE1内の冷却水の温度が上昇するので、これを心柱PLRの内部を鉛直方向に延在する排水用パイプPPE2を流通させることにより心柱PLRの外部(上方)の冷却装置CLRへ導く。そして冷却装置CLRにより冷却された冷却水は、図中の矢印の方向に流通した後、再び給水用パイプPPE1を通って排熱を吸収する。冷却水の循環により、以上の各処理が繰り返される。
なお冷却装置CLRとしては、自身が放熱機能を有するラジエータが用いられてもよいが、ラック群SORが設置される建屋の外に設置される冷却装置をラック群SORの冷却装置として利用してもよい。あるいは冷却装置CLRとして、排水用パイプPPE2を通る高温の水を熱水を利用する他の装置へ供給するための配管が採用されてもよい。
以上のように水冷方式を用いれば、実施の形態1の空冷方式に比べてより効率的にサーバラックSVRからの排熱を吸収することができる。このため、心柱PLRの周囲を取り囲むように複数のサーバラックSVRが配置されるラック群SORにおいて、心柱PLRに集中する排熱(サーバ排熱)による昇温をより効率的に抑制することができる。また空冷方式に比べてより安定した形での熱エネルギの回収効果が期待できるため、たとえば回収した排熱を発電などに二次利用することもできる。
(実施の形態3)
図10を参照して、本実施の形態においては、計算機室内に複数(たとえば図10においては4つ)のラック群SORが互いに間隔をあけて配置されている。それぞれのラック群SORは実施の形態1のラック群SORと同様であり、具体的には心柱PLRと、これの周囲を取り囲むように配置された複数のサーバラックSVRとを有しており、サーバラックSVRは複数積み重ねられたユニットがユニット連結器具CNT1により連結されている。
図10を参照して、本実施の形態においては、計算機室内に複数(たとえば図10においては4つ)のラック群SORが互いに間隔をあけて配置されている。それぞれのラック群SORは実施の形態1のラック群SORと同様であり、具体的には心柱PLRと、これの周囲を取り囲むように配置された複数のサーバラックSVRとを有しており、サーバラックSVRは複数積み重ねられたユニットがユニット連結器具CNT1により連結されている。
計算機室内にはサーバラックSVRから離れたところに、ラック群SOR(特にユニットUNT内の計算機器CPR)を冷却する空調機器としての冷却装置CLRが設置されており、この冷却装置CLRには、冷却装置CLRと各サーバラックSVRの心柱PLRとを連結するダクトDCTが接続されている。
冷却装置CLRからダクトDCT内を通って、各心柱PLRに向けて図中の矢印に示すように流れる空調機器CLRからの冷媒(大気、冷却水、あるいはフロンガスなど)が供給され、各心柱PLRから回収された冷媒は図中の矢印に示すように再び冷却装置CLRに帰還する。このように冷媒が循環することにより、心柱PLRが効率的に冷却される。
比較例として図11を参照して、たとえば複数のサーバラックSVRが設置された計算機室内に空調機器としての冷却装置CLRが設置されており、この冷却装置CLRが図中の矢印に示す方向に流れる冷媒を計算機室内の全域に供給することにより計算機室内の全域を冷房する場合を考える。この場合は冷房する領域が広いためその効率が低下する。
しかし本実施の形態においては計算機室内の全域ではなく各心柱PLR(の近傍)のみを局所的に冷却することができる。このため、心柱PLRに集中するサーバラックSVRの排熱をより効率的に冷却することができ、空調に要するエネルギを省力化することができる。さらに本実施の形態においては、冷気の回り込みによるいわゆる熱だまりの発生を抑制することができる。
(実施の形態4)
図12(A)を参照して、本実施の形態においては、実施の形態1のサーバラックSVRの側面に補助器具SPTが取り付けられている。この補助器具SPTは、サーバラックSVRの各ユニットUNTを側面から支持するために設置されている。
図12(A)を参照して、本実施の形態においては、実施の形態1のサーバラックSVRの側面に補助器具SPTが取り付けられている。この補助器具SPTは、サーバラックSVRの各ユニットUNTを側面から支持するために設置されている。
各ユニットUNT同士を連結するユニット連結器具CNT1が弾性作用を有し、サーバラックSVRが柔構造となっているが、平時においてはわずかな衝撃による各ユニットUNTの柔軟な動きを抑制し、強固に固定されていることがより好ましい。このことにより、各ユニットUNT内に収納される計算機器CPRをより安定した状態で保守することができる。
そこで補助器具SPTにより、平時において各サーバラックSVRが側面から固定保持される。補助器具SPTは各ユニットUNTを補強支持するものであり、これにより平時において不必要に各ユニットUNTが振動することを抑制することができる。
図12(B)は、地震の発生時など強い揺れを感じることにより、図12(A)の補助器具SPTが自動的にサーバラックSVRから脱着した状態を示している。補助器具SPT(または各サーバラックSVR)にはセンサSSRが取り付けられている。センサSSRは地震によって発生した加速度を検知する加速度センサである。このセンサSSRが地震による加速度を検知すれば信号を出力し、補助器具SPTがその信号を入力する。この信号の入力により補助器具SPTが脱着するよう制御される。
あるいは、たとえば公共機関が提供する緊急地震速報などの予兆信号を補助器具SPTが入力信号として受信することにより補助器具SPTのサーバラックSVRからの脱着を行なうか否かを自動制御する機構であってもよい。
以上より本実施の形態においては、地震の発生時に上記のようにサーバラックSVRから補助器具SPTが脱着されることにより、地震の発生時にはユニット連結器具CNT1による柔構造としての応力の分散、減衰などを可能とし、かつ平時にはサーバラックSVRに取り付けられた補助器具SPTによるサーバラックSVRの強固な固定を確保することができる。このように補助器具SPTがサーバラックSVRの側面に対して着脱可能であることが、本実施の形態の優れた作用効果を奏する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
CLR 冷却装置、CNT1 ユニット連結器具、CNT2 ラック連結器具、CPR 計算機器、DCT ダクト、FA 送風ファン、PLR 心柱、PPE1 給水用パイプ、PPE2 排水用パイプ、SOR ラック群、SPT 補助器具、SSR センサ、SVR サーバラック、UNT ユニット。
Claims (6)
- 計算機器を収納するユニットが複数積み重ねられ、個々の前記ユニット同士が弾性作用を有する連結器具により連結されるサーバラックと、
前記サーバラックを支持するための心柱とを備え、
個々の前記ユニットは、個々の前記ユニット同士の間で相対的に移動可能に連結される、計算機装置。 - 複数の前記サーバラックが前記心柱を取り囲むように配置され、
前記サーバラックと前記心柱とは固定器具により固定される、請求項1に記載の計算機装置。 - 前記心柱には前記サーバラックからの熱を排熱する排熱機構を含み、
前記排熱機構は前記心柱の外周に取り付けられた送風機構である、請求項1に記載の計算機装置。 - 前記心柱には前記サーバラックからの熱を排熱する排熱機構を含み、
前記排熱機構は前記心柱の内部を延在しかつ前記心柱の外周に巻回される冷却水循環機構である、請求項1に記載の計算機装置。 - 前記計算機装置を冷却する空調機器と、
前記空調機器と前記心柱とを連結するダクトとをさらに備える、請求項1に記載の計算機装置。 - 前記サーバラックの側面を支持する補助器具をさらに備え、
前記補助器具は、前記サーバラックの側面に対して着脱可能である、請求項1に記載の計算機装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012139885A JP2014006574A (ja) | 2012-06-21 | 2012-06-21 | 計算機装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012139885A JP2014006574A (ja) | 2012-06-21 | 2012-06-21 | 計算機装置 |
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JP2014006574A true JP2014006574A (ja) | 2014-01-16 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10609837B2 (en) | 2014-09-23 | 2020-03-31 | Storone Ltd. | Data storage system |
WO2023167189A1 (ja) * | 2022-03-01 | 2023-09-07 | 株式会社大林組 | 配置支援方法、配置支援システム及びデータセンタ |
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2012
- 2012-06-21 JP JP2012139885A patent/JP2014006574A/ja active Pending
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