JP2014006332A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒータ制御リレー等を用いず、ユーザにカセットヒータのスイッチをオン/オフすべきことを適切に指示する。
【解決手段】カセット16内の記録紙を加熱するカセットヒータ2と、カセットヒータ2のオン/オフ状態を検知する電流計3と、カセットヒータ2への電流の供給をユーザがオン/オフするカセットヒータスイッチ5と、情報を表示するための表示部12と、湿度を検知する湿度センサ11とを有し、電流計3の検知した電流値と、湿度センサ11の検知した湿度に基づいて、カセットヒータスイッチ5のオン/オフをユーザに指示する情報を表示部12に表示するよう制御する。
【選択図】図2
【解決手段】カセット16内の記録紙を加熱するカセットヒータ2と、カセットヒータ2のオン/オフ状態を検知する電流計3と、カセットヒータ2への電流の供給をユーザがオン/オフするカセットヒータスイッチ5と、情報を表示するための表示部12と、湿度を検知する湿度センサ11とを有し、電流計3の検知した電流値と、湿度センサ11の検知した湿度に基づいて、カセットヒータスイッチ5のオン/オフをユーザに指示する情報を表示部12に表示するよう制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、収納された記録紙を加熱する機能を有する画像形成装置に関する。
一般的なプリンタ、複写機等の画像形成装置は記録紙を収納するカセットを有するが、湿度が高い設置環境ではカセットの中の記録紙が水分を多く含んでしまう場合がある。このような状態で記録紙にトナー像を転写し、定着器にて加熱した際に、記録紙に含まれた水分が蒸発して水蒸気が発生し、トナー像の定着が十分に行われないことがある。そのため、カセット内の記録紙を加熱するカセットヒータを設置して、カセット内の記録紙の水分を除去することが従来から行われている。そして、このカセットヒータはユーザが操作可能なスイッチによりオン/オフされる。しかし、低湿度の環境下においては、記録紙の水分が少なくカセットヒータによる加熱が不要であるのに、ユーザはカセットヒータをオンのままにして気が付かない場合もあり、無駄な電力を消費することとなる。
そこで、例えば特許文献1には、記録紙を加熱するためのカセットヒータを制御する機能を有する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置においては、ヒータ制御リレーによってカセットヒータへの電流の供給が制御されており、更にヒータ制御リレーはトランジスタによって制御される。そして、トランジスタの制御は、カセット内の記録紙の残量を検知する残量検知センサと、カセット内の記録紙の有無を検知する用紙検知センサ、更に画像形成装置内の湿度を検知する湿度センサの検知結果に基づいて行われる。この画像形成装置は、カセット内の記録紙の残量が多い程、また装置内の湿度が高い程カセットヒータが多くの熱を発生するよう自動的に制御される。
しかし、特許文献1の画像形成装置では、検知センサの検知結果に基づいて、ヒータ制御リレーを用いて自動的にカセットヒータのオン/オフ制御を行っているので、各種センサ、ヒータ制御リレー等が必要でありコスト上昇の要因になる。一方、ヒータ制御リレーの自動制御を行わない、すなわちユーザ自身がカセットヒータのオン/オフスイッチを切替える構成では、例えば記録紙がカセットに無い状態、または画像形成装置内の湿度の低い状態においても、カセットヒータがオンされる場合がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたものであり、ヒータ制御リレー等を用いず、ユーザにカセットヒータのスイッチをオン/オフすべきことを適切に指示することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(1)記録紙を収納するカセットと、前記カセットに収納された記録紙を加熱するカセットヒータと、前記カセットヒータのオン/オフ状態を検知するカセットヒータ検知手段と、前記カセットヒータへの電流の供給をユーザがオン/オフするための第1の切換手段と、ユーザに所定の情報を表示するための表示手段と、装置内の湿度を検知するための湿度検知手段と、前記カセットヒータ検知手段の検知結果と、前記湿度検知手段により検知された湿度に基づいて、前記第1の切換手段のオン/オフをユーザに指示する情報を前記表示手段に表示するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、ヒータ制御リレー等を用いず、ユーザにカセットヒータのスイッチをオン/オフすべきことを適切に指示することができる。
本発明を実施するための形態を、以下に説明する。
[実施形態]
<画像形成装置の構成>
図1は本実施形態に係る画像形成装置であるプリンタの概略構成断面図である。プリンタ1の内部には、まずイエロー用の感光ドラム901y、マゼンタ用の感光ドラム901m、シアン用の感光ドラム901c、ブラック用の感光ドラム901bkが図のように配置されている。なお、y,m,c,bkはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色に係るものであることを示し、以降省略する場合がある。まず、イエローのトナー像の形成について述べる。
<画像形成装置の構成>
図1は本実施形態に係る画像形成装置であるプリンタの概略構成断面図である。プリンタ1の内部には、まずイエロー用の感光ドラム901y、マゼンタ用の感光ドラム901m、シアン用の感光ドラム901c、ブラック用の感光ドラム901bkが図のように配置されている。なお、y,m,c,bkはそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色に係るものであることを示し、以降省略する場合がある。まず、イエローのトナー像の形成について述べる。
イエローの感光ドラム901yは駆動モータ(不図示)により反時計回りに回転駆動され、一次帯電ローラ902yが、感光ドラム901yの表面をマイナスに帯電する。均一に帯電した感光ドラム901yの表面は、レーザーユニット903yから照射されるレーザー光により露光され、イエローの静電潜像が形成される。次に現像シリンダ904yが感光ドラム901yの表面を通過することで、感光ドラム901y上の静電潜像がイエローのトナー像となる。
次に、イエローのトナー像が形成された感光ドラム901yの表面は中間転写ベルト906と接する。中間転写ベルト906に対して感光ドラム901yの反対側には一次転写ローラ905yが設置されている。そして、この一次転写ローラ905yには、プラスの電圧が加えられ、感光ドラム901yの表面に形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト906の表面に転写される。イエロー以外のマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像も、同様に中間転写ベルト906に順次転写される。
このようにして、中間転写ベルト906には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナーで形成されたフルカラーのトナー像が形成される。そして、中間転写ベルト906が2次転写内ローラ907と2次転写外ローラ908を通過する。その際、中間転写ベルト906と2次転写外ローラ908の間に記録紙17−2が挟まれて搬送される。2次転写外ローラ908には、プラスの電圧が加えられていて、マイナスに帯電したトナー像が、記録紙17−2の表面上に転写される。記録紙17−2はカセット16から給紙されて、矢印912−1、912−2、912−3、912−4と搬送されたものである。2次転写内ローラ907と2次転写外ローラ908を通過した記録紙17−2表面のトナー像は未定着トナー像であり、記録紙17−2から容易に剥がれる状態となっている。この状態の記録紙17−2が定着ヒータ7を有する定着器911に搬送されて加熱され、圧力を加えられることで定着される。そして、矢印912−5、912−6、912−7、912−8、912−9と搬送されて記録紙17−3のように排出され積載される。
また、カセット16の下にカセットヒータ2が配置されており、外部電源(商用電源)から電源プラグ4を介して電力が供給される。カセット16の内部に記録紙17−1が収納されており、カセットヒータ2が発熱するとカセット16内の記録紙17−1は加熱されて水分が気化し記録紙17−1の水分量が減少する。なお、カセット16に収納された記録紙17−1を給紙する給紙機構(不図示)を駆動するために多くのソレノイドが使用されている。ソレノイドは、プリンタ1において他にも多く使用されている。
<制御ブロック図>
図2は、プリンタ1のヒータ関連の制御ブロック図である。外部電源14は、プリンタ1へ交流電圧を供給し、電圧がAC100Vで周波数が50Hzである。電源プラグ4により外部電源14とプリンタ1が接続される。カセットヒータ2は、外部電源14からの電力で発熱する。電流計3は外部電源14からプリンタ1に流れる電流値を検知する。カセットヒータスイッチ5(第1の切換手段)は外部電源14からカセットヒータ2への電流の流れをオン/オフし、メインスイッチ6(第2の切換手段)はカセットヒータ2を除くプリンタ1の負荷への電流の流れをオン/オフする。カセットヒータスイッチ5とメインスイッチ6は、共にユーザによってオン/オフされる。
図2は、プリンタ1のヒータ関連の制御ブロック図である。外部電源14は、プリンタ1へ交流電圧を供給し、電圧がAC100Vで周波数が50Hzである。電源プラグ4により外部電源14とプリンタ1が接続される。カセットヒータ2は、外部電源14からの電力で発熱する。電流計3は外部電源14からプリンタ1に流れる電流値を検知する。カセットヒータスイッチ5(第1の切換手段)は外部電源14からカセットヒータ2への電流の流れをオン/オフし、メインスイッチ6(第2の切換手段)はカセットヒータ2を除くプリンタ1の負荷への電流の流れをオン/オフする。カセットヒータスイッチ5とメインスイッチ6は、共にユーザによってオン/オフされる。
定着ヒータ7は、上述したように未定着のトナー像が形成された記録紙17−1を加熱する。トライアック8は制御部10が出力する定着ヒータ駆動信号により定着ヒータ7をオン/オフ制御する。DC電源9(電圧変換手段)は、外部電源14からの交流電圧を3.3V、24Vの2種類の直流電圧に変換する。電流計3は、外部電源14からプリンタ1に入力される電流を測定する。本実施形態では、電流計3はカセットヒータ2と定着ヒータ7とDC電源9に流れる電流の合計を検知する。制御部10は、表示部12、モータ及びソレノイド13(定着ヒータ以外の所定の負荷)、トライアック8を制御し、また、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等の外部装置19に電流値データを出力する。なお、モータ及びソレノイド13のモータには、感光ドラム901を回転駆動させるための駆動モータや記録紙を搬送するための搬送モータなどがあり、ソレノイドには、上述した給紙機構を駆動するためのソレノイドなどがある。電流計3が出力する電流値信号は制御部10に入力される。また、DC電源9の出力する3.3Vの電源出力を使って制御部10が動作する。よって、メインスイッチ6がオフされると制御部10も停止する。
湿度センサ11(湿度検知手段)は、装置内空気の湿度を検知し、その検知結果は制御部10に入力される。表示部12は、制御部10から出力される信号に基づいて文字や図形など多様な情報をユーザに表示する。モータ及びソレノイド13は、DC電源9の出力する24Vの直流電圧により駆動し、制御部10により制御される。その他のセンサ群15は、プリンタ内部に設置されている。PC等の外部装置19は、制御部10から入力された電流値データを使って複数のプリンタやその他装置の電力管理などを行う。
<ヒータ制御のフローチャート>
図3はプリンタ1のヒータ制御を示すフローチャートであり、制御部10により実行される。電源がオン(図中でONと表示、以下同様)、すなわちメインスイッチ6がオンされると制御部10は、ステップ(以下、Sとする)101で、カセットヒータ判定処理を行う。なお、カセットヒータ判定とは、カセットヒータ2をオン状態にする、またはオフ状態にするようユーザに報知するか否かの判定をいう。この処理の詳細は図4のフローチャートで別途詳細に説明する。そして、制御部10は、S102でネットワークからの印刷要求や、図示しない操作部のキー入力によるプリント要求などの外部入力処理を行う。次に、制御部10は、S103で、プリント要求があるか否かの判断を行う。制御部10は、S103でプリント要求があると判断した場合には、S104で記録紙上のトナー像を定着するためトライアック8を介して定着ヒータ7をオンする。その後、制御部10は、S105で画像形成のさまざまな動作が適切に行われるようにモータ及びソレノイド13をオンし、画像形成動作を行わせる。制御部10は、S108で電流値データを外部装置19に出力した後、再びS101の処理に戻る。制御部10は、S103でプリント要求がないと判断した場合には、S106で定着ヒータ7をオフ(図中でOFFと表示、以下同様)し、その後S107でモータ及びソレノイド13もオフし、S108の処理に進む。
図3はプリンタ1のヒータ制御を示すフローチャートであり、制御部10により実行される。電源がオン(図中でONと表示、以下同様)、すなわちメインスイッチ6がオンされると制御部10は、ステップ(以下、Sとする)101で、カセットヒータ判定処理を行う。なお、カセットヒータ判定とは、カセットヒータ2をオン状態にする、またはオフ状態にするようユーザに報知するか否かの判定をいう。この処理の詳細は図4のフローチャートで別途詳細に説明する。そして、制御部10は、S102でネットワークからの印刷要求や、図示しない操作部のキー入力によるプリント要求などの外部入力処理を行う。次に、制御部10は、S103で、プリント要求があるか否かの判断を行う。制御部10は、S103でプリント要求があると判断した場合には、S104で記録紙上のトナー像を定着するためトライアック8を介して定着ヒータ7をオンする。その後、制御部10は、S105で画像形成のさまざまな動作が適切に行われるようにモータ及びソレノイド13をオンし、画像形成動作を行わせる。制御部10は、S108で電流値データを外部装置19に出力した後、再びS101の処理に戻る。制御部10は、S103でプリント要求がないと判断した場合には、S106で定着ヒータ7をオフ(図中でOFFと表示、以下同様)し、その後S107でモータ及びソレノイド13もオフし、S108の処理に進む。
<カセット判定処理のフローチャート>
図4は図3のS101の処理であるカセットヒータ判定の詳細なフローチャートである。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであるか否かを判断する。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフでないと判断した場合は、メインスイッチ6がオンされた後でプリント動作が行われる前の状態か、次のプリント動作までの待機状態であるとして、カセットヒータ判定を終了する。制御部10がカセットヒータ判定を終了する理由は、定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオンの状態では、電流計3に流れる電流が大きく、カセットヒータ2のオン/オフ状態を判定できないためである。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであると判断した場合は、カセットヒータ2がオンしているかオフしているかを判断するため、S202で電流計3の電流値が所定値(閾値)より大きいか否かを判断する。即ち、電流計3はカセットヒータ検知手段として機能する。なお、所定値(閾値)は、製品出荷前に実機での測定によって決定される。例えば、カセットヒータ2が設置されていない場合の電流計3の電流値が0.05Aと測定され、カセットヒータ2が1つ設置され、カセットヒータ2が通電されている場合の電流値が0.15Aであった場合、所定値は例えば0.1Aと決定される。この場合の電流値は、定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであるため、カセットヒータ2と制御部10にのみ流れる電流の電流値である。制御部10は、カセットヒータ2の電流を検知しやすい定着ヒータ等がオフの状態において、既存の電流計3を用いてカセットヒータ2の電流検知を行い、この検知結果をもとに以下のカセットヒータ2のオン/オフの指示をユーザに行う。なお、カセットヒータがオン状態かオフ状態かを判断するために、電流計3の電流値によらず他の方法(電圧検知、温度検知など)によって判断してもよい。
図4は図3のS101の処理であるカセットヒータ判定の詳細なフローチャートである。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであるか否かを判断する。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフでないと判断した場合は、メインスイッチ6がオンされた後でプリント動作が行われる前の状態か、次のプリント動作までの待機状態であるとして、カセットヒータ判定を終了する。制御部10がカセットヒータ判定を終了する理由は、定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオンの状態では、電流計3に流れる電流が大きく、カセットヒータ2のオン/オフ状態を判定できないためである。制御部10は、S201で定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであると判断した場合は、カセットヒータ2がオンしているかオフしているかを判断するため、S202で電流計3の電流値が所定値(閾値)より大きいか否かを判断する。即ち、電流計3はカセットヒータ検知手段として機能する。なお、所定値(閾値)は、製品出荷前に実機での測定によって決定される。例えば、カセットヒータ2が設置されていない場合の電流計3の電流値が0.05Aと測定され、カセットヒータ2が1つ設置され、カセットヒータ2が通電されている場合の電流値が0.15Aであった場合、所定値は例えば0.1Aと決定される。この場合の電流値は、定着ヒータ7とモータ及びソレノイド13がオフであるため、カセットヒータ2と制御部10にのみ流れる電流の電流値である。制御部10は、カセットヒータ2の電流を検知しやすい定着ヒータ等がオフの状態において、既存の電流計3を用いてカセットヒータ2の電流検知を行い、この検知結果をもとに以下のカセットヒータ2のオン/オフの指示をユーザに行う。なお、カセットヒータがオン状態かオフ状態かを判断するために、電流計3の電流値によらず他の方法(電圧検知、温度検知など)によって判断してもよい。
制御部10は、S202で電流計3の電流値が所定値より大きいと判断した場合には、S203でカセットヒータ2がオンであると判断する。制御部10は、S202で電流計3の電流値が所定値より大きくない、すなわち所定値以下と判断した場合には、S207でカセットヒータ2がオフであると判断する。制御部10は、S203でカセットヒータ2がオンであると判断した後、S204で湿度センサ11により検知される湿度が所定値(第1の閾値)の30%より小さいか否かを判断する。なお、湿度の所定値の30%及び後述する70%は、製品出荷前に実機での測定によって決定される。例えば、試験の結果70%を超えた場合に定着性が良くないのであれば所定値(第2の閾値)を70%とする。そして、例えば数日経過しても湿度が70%に到達しない所定の湿度(第1の閾値)を30%とする。
制御部10は、S204で検知湿度が30%より小さいと判断した場合には、S205で表示部12にカセットヒータ2をオフするよう表示する。その理由は、記録紙に含まれる水分量が少ないのにカセットヒータ2がオンしており、電力を無駄に消費しているからである。制御部10は、S204で検知湿度が30%より大きいと判断した場合には、カセットヒータ2をオフする指示が表示されていれば、S206でカセットヒータ2をオフする指示の表示を消去し、表示されていなければ、その状態を維持する。その後、制御部10は、カセットヒータ判定の処理を終了する。
制御部10は、S207でカセットヒータ2がオフであると判断した場合には、S208で湿度センサ11により検知される湿度が所定値(第2の閾値)の70%より大きいか否かを判断する。制御部10は、S208で検知湿度が70%より大きいと判断した場合には、記録紙に含まれる水分量が多いのにカセットヒータ2がオフしており、トナー像の不十分な定着の原因になるので、S209で表示部12にカセットヒータ2をオンするよう表示する。制御部10は、S208で検知湿度が70%より大きくない、すなわち小さいと判断した場合には、S210でカセットヒータ2をオンする指示の表示を消去し、表示されていなければ、その状態を維持する。その後、カセットヒータ判定の処理を終了する。
ユーザは、表示部12に表示された情報を見てカセットヒータスイッチ5を操作してカセットヒータ2をオン/オフすることができる。ユーザが、カセットヒータスイッチ5を操作してオン/オフ状態を変化させるとその後のカセットヒータ判定(S101)で、操作前とはオン/オフ状態の検知が異なるため、S206またはS210の処理により表示部12の表示を消すことができる。
なお、ユーザが操作したカセットヒータスイッチ5の状態はメインスイッチ6がオフされた後も維持され、カセットヒータ2へ電流が流れる状態または流れない状態も維持される。季節による緩やかな湿度変動であればメインスイッチ6がオフされた後も湿度は大差ない可能性が高く、無駄にカセットヒータ2へ電流が流れることを抑制しかつ記録紙17−1の水分を少なく保つことができる。以上説明したように、例えば、カセットヒータ2に印加される電圧を検知する電圧計を設けることなく、別の目的で設置されている電流計3を使用して適切なカセットヒータ2の制御が可能となる。
本実施形態によれば、ヒータ制御リレー等を用いず、ユーザにカセットヒータのスイッチをオン/オフすべきことを適切に指示することができる。
2 カセットヒータ
5 カセットヒータスイッチ
10 制御部
11 湿度センサ
12 表示部
5 カセットヒータスイッチ
10 制御部
11 湿度センサ
12 表示部
Claims (7)
- 記録紙を収納するカセットと、前記カセットに収納された記録紙を加熱するカセットヒータと、
前記カセットヒータのオン/オフ状態を検知するカセットヒータ検知手段と、
前記カセットヒータへの電流の供給をユーザがオン/オフするための第1の切換手段と、ユーザに所定の情報を表示するための表示手段と、
装置内の湿度を検知するための湿度検知手段と、
前記カセットヒータ検知手段の検知結果と、前記湿度検知手段により検知された湿度に基づいて、前記第1の切換手段のオン/オフをユーザに指示する情報を前記表示手段に表示するよう制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記カセットヒータ検知手段が前記カセットヒータのオン状態を検知し、前記湿度検知手段が検知した湿度が第1の閾値より小さい場合に、前記第1の切換手段により前記カセットヒータをオフするように前記表示手段に表示し、
前記カセットヒータ検知手段が前記カセットヒータのオフ状態を検知し、前記湿度検知手段が検知した湿度が前記第1の閾値より大きい第2の閾値より大きい場合に、前記第1の切換手段により前記カセットヒータをオンするように前記表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 記録紙に形成されたトナー像を定着させるための定着ヒータと、前記定着ヒータ以外の所定の負荷を駆動する駆動手段とを有し、
前記カセットヒータ検知手段は、前記画像形成装置に流れる電流を検知する電流検知手段を有し、前記定着ヒータへの電流の供給と前記駆動手段の駆動を停止している状態で前記電流検知手段により検知される電流が所定の電流値より大きければ前記カセットヒータのオン状態を検知し、前記所定の電流値よりも大きくなければ前記カセットヒータのオフ状態を検知することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記定着ヒータへの電流の供給と前記駆動手段の駆動を停止している場合に、前記電流検知手段により検知された電流値が所定の電流値よりも大きく、かつ前記湿度検知手段により検知された湿度が第1の閾値よりも小さい場合には、前記表示手段に前記第1の切換手段をオフするよう表示させ、
前記電流検知手段により検知された電流値が前記所定の電流値より大きくなく、かつ前記湿度検知手段により検知された湿度が前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値よりも大きい場合には、前記表示手段に前記第1の切換手段をオンするよう表示させるよう制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 前記定着ヒータへの電流の供給を、ユーザがオン/オフするための第2の切換手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記所定の負荷は、モータ及びソレノイドであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記表示手段に前記第1の切換手段をオンまたはオフするよう表示させた後に、ユーザが前記第1の切換手段をオンまたはオフした場合には、
前記制御手段は、前記表示手段の表示を消去することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11131953B1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-09-28 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Paper feeding device and image forming apparatus with reduced power consumption |
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- 2012-06-22 JP JP2012140939A patent/JP2014006332A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11131953B1 (en) * | 2020-06-16 | 2021-09-28 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Paper feeding device and image forming apparatus with reduced power consumption |
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