JP2014006309A - 電子装置およびこれを用いた電子システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 録音された番組を先頭から再生することができない場合には、同一放送を配信している配信サイトから番組データを取得し、番組先頭からの再生を可能にする「電子装置およびこれを用いた電子システム」を提供する。
【解決手段】 ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置200は、ラジオ放送の番組データを録音するバッファメモリ230と、データ通信部220と、バッファメモリ230に録音された番組データを再生する再生部250と、再生対象とされた番組を先頭から再生することができるか否かを判定する判定手段と、先頭から再生することができないと判定された場合には、現在受信中のラジオ放送と同一の番組の番組データを配信している配信サイトを検索する検索手段と、検索された配信サイトからデータ通信部220を介して再生対象とされた番組の番組データを先頭から取得する取得手段と、録音された番組データまたは取得された番組データのいずれかを選択する出力切替部260とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ラジオ放送を受信し録音する機能を備えた電子装置およびこれを用いた電子システムに関する。
ディジタルラジオ放送等を受信する受信機の中には、録音再生機能を実装したものがある。こうしたものの多くは、数分、数秒単位の小容量のメモリ機能を有するものであり、ユーザーが少しの間、放送を聴き逃したとき、その放送の再生を可能にしている。小容量の録音再生機能の中で、現在視聴している放送を所定時間巻き戻すHD Radioのタイムシフト、あるいはSiriusXMのインスタントリプレイが代表的な例として挙げられる。一方、インターネットラジオ(IP Radio)が普及する中、SiriusXMなど放送波によるラジオ放送と同じ番組をほぼ同時にサイマル放送を行っている放送事業社もあり、インターネットラジオのプレイバック機能を持つ製品も出始めている(iOS版 SXM app/Lynxなど)。
一般に、小容量の録音再生機能には、FIFO(First in First out)のようなデータが順次上書きされるリングバッファメモリが利用されている。特許文献1の情報記録再生装置は、このようなリングバッファに放送番組を記録し、現在放送されている番組から時間を遡らせて番組の最初から視聴するタイムシフト再生を可能にしている。
また、通信ネットワーク網が拡充されたことに伴い、放送番組の録画配信にサーバーを利用するシステムが提案されている(特許文献2)。このシステムは、パソコン等のユーザー端末から通信ネットワークを介してサーバーに番組の録画予約を行い、サーバーが記録した放送番組データを通信ネットワークを介してユーザー端末に配信するものである。特許文献3の映像記録システムでは、放送されているすべての番組を保存する記録センターを活用することで、番組途中から録画の開始要求をしても、番組の最初から録画を可能にしている。
特開2006−41728号公報 特開2005−354323号公報 特開2003−324675号公報
しかしながら、上記したようにリングバッファのような小容量の揮発性メモリを用いてタイムシフト再生を行う受信機には、次のような課題がある。図1に示すように、ラジオ放送から楽曲A、楽曲B、楽曲Cが放送され、現在の時刻Tpにおいて楽曲Cを受信しているものとする。また、バッファメモリBMは、一定容量のデータをFIFO形式で蓄積し、すなわち、新しい音声データを蓄積するとともにそれに応じて古い音声データを消去するものであり、バッファメモリBMによってタイムシフト再生可能な最も古い音声データの時刻をTxとする。
タイムシフト再生の場合、バッファメモリBMのデータ蓄積がフル状態であれば、古いデータから消去され、図1の例では、時刻Txからのデータ再生が可能になる。このため、時刻Txよりも古いデータを再生することはできず、楽曲Aの先頭を聴き逃した場合には再生することができない。特に楽曲の再生の場合、楽曲Aが途中から再生されるので、ユーザーにとって快いものではない。途中からの再生であると、楽曲Aの良し悪しを判定することができない。さらに、仮に、楽曲Aを気に入ったとしても、楽曲Aの再生時間が非常に短いと、楽曲Aのタグ情報(識別情報)に含まれるアーティストや曲名を確認することが十分でなく、しかも、楽曲Aをネット上で購入するための登録(例えば、iTune Tagging)をする前に楽曲Aの再生が終了してしまうという不都合がある。
本発明は、従来のこのような課題を解決するものであって、録音された番組を先頭から再生することができない場合には、同一放送を配信している配信サイトから番組データを取得し、番組を先頭から再生することができる電子装置およびこれを用いた電子システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、ラジオ放送を受信する機能を備えたものであって、受信中のラジオ放送の番組データを一定期間録音可能な録音手段と、外部と通信可能な通信手段と、前記録音手段に録音された番組データを再生可能な再生手段と、前記録音手段に録音された番組データを再生するとき、再生対象とされた番組を先頭から再生することができるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により先頭から再生することができないと判定された場合には、現在受信中のラジオ放送と同一の番組の番組データを配信している配信サイトを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された配信サイトから、前記通信手段を介して前記再生対象とされた番組の番組データを先頭から取得する取得手段と、前記録音手段に録音された番組データまたは前記取得手段により取得された番組データのいずれかを選択する選択手段と、前記取得手段により番組データが取得された場合には、前記取得された番組データが出力されるように前記選択手段を制御する制御手段とを有する。
好ましくは前記判定手段は、ユーザーからの録音再生指示に応答して動作され、前記判定手段は、ユーザーにより指定された番組の識別情報と、当該指定された番組よりも以前に録音された番組の識別情報とを比較し、異なる識別情報が含まれている場合には番組を先頭から再生することが可能と判定し、異なる識別情報が含まれていない場合には、番組を先頭から再生することができないと判定する。好ましくは前記判定手段は、ユーザーによってラジオ放送のチャンネルが切り替えられた場合には、番組を先頭から再生することができないと判定する。好ましくは前記取得手段は、前記再生対象の番組データの先頭からの配信を前記配信サイトに要求する。好ましくは前記検索手段は、ラジオ放送の放送局と同一の番組データを配信している配信サイトに関する配信サイト情報を予め保持しており、前記検索手段は、前記配信サイト情報を参照して配信サイトを検索する。好ましくは前記検索手段は、ラジオ放送の放送局と同一の番組データを配信している配信サイトへのアクセスを可能にし、かつ当該配信サイトから所望の番組データの受信を可能にする少なくとも1つのアプリケーションソフトウエアを予め保持しており、前記検索手段は、前記少なくとも1つのアプリケーションソフトウエアを選択することにより配信サイトを検索する。
本発明に係る電子ステムは、上記特徴を備えた電子装置と、前記電子装置と前記通信手段を介して接続可能な配信サイトとを有し、前記配信サイトは、前記電子装置から提供される、再生対象とされた番組の識別情報に基づき記憶装置に記憶された番組を識別し、識別された番組データを先頭から電子装置に配信する。
本発明によれば、再生対象とされた番組を先頭から再生することができない場合には、外部の配信サイトから同一の番組データを取得し、番組を先頭から再生できるようにしたので、仮に番組が先頭から録音されていなくても、ユーザーは、番組を先頭から視聴することができ、番組の聞き逃しをなくすことができる。さらに、楽曲データの再生の場合には、楽曲を先頭から聞くことができるので、楽曲が気に入ったものか否かを判断するための時間を十分に得ることができる。そして、楽曲を気に入った場合には、Taggingなどの手法により楽曲を購入するための手続き期間を十分に確保することができる。
従来のタイムシフト再生の課題を説明する図である。 本発明の実施例に係る電子装置を用いた録音・再生を行う電子システムの概要を示す図である。 本発明の実施例に係る電子装置の構成を示す図である。 本実施例の録音再生プログラムの機能ブロック図である。 本実施例に係る電子装置を用いた録音再生動作を説明するフローである。 本発明の第1の実施例によるタイムシフト再生を説明する図である。 インターネットラジオのプレイバック機能を説明する図である。 本発明の第2の実施例によるタイムシフト再生を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。好ましい態様では、本発明の電子装置は、自動車等の移動体に搭載され、そこで利用される。また、電子装置は、ディジタルラジオ放送、衛星ラジオ放送、アナログラジオ放送などを受信し、受信したデータを録音する機能を備え、さらに無線通信または有線通信を利用して、インターネット等のネットワークとデータ通信する機能を備える。電子装置は、データ通信機能を利用して、種々のサーバーなどからデータを取得することが可能である。好ましい態様では、電子装置において受信しているラジオ放送と同一の番組をほぼリアルタイムで配信しているインターネットラジオから番組データを取得することで、ラジオ放送で受信した番組データを補間する。
図2は、本発明の実施例に係る電子装置を用いた番組データの録音、再生を行う電子システムの概要を示す。本実施例の電子システム100において、車両Mには、地上波ラジオ放送102や衛星ラジオ放送104(以下、総称してラジオ放送と称する)を受信する機能を備えた電子装置が搭載されている。この電子装置はさらに、ネットワーク110を介して種々のサーバー120−1〜120−nとデータ通信をする機能を備えている。電子装置は、ユーザーによって選択されたラジオ放送から受信された番組データを音声出力したり、サーバーから配信された番組データを音声出力する。
図3は、本実施例の電子装置の構成を示す図である。電子装置200は、それ単体が1つの物理的な電子装置を構成するものでもよいし、複数の電子装置が結合されたものであってもよい。例えば、電子装置200は、ラジオ放送を受信する受信機能やデータ通信機能を備えたナビゲーション装置であることができるし、あるいはそのような機能を備えたオーディオ・ビデオ装置であることもできる。さらに、電子装置200は、ナビゲーション装置に、データ通信機能を有する通信端末、例えば、携帯電話機、スマートフォン(多機能型電話機)を外部接続して構成されるものでもよい。
電子装置200は、上記したように、ラジオ放送を受信する放送受信部210と、外部のネットワーク等とデータ通信を可能にするデータ通信部220とを備えている。放送受信部210は、入力部310を介してユーザーによって選択された周波数の放送信号を受信するチューナーを含む。また、放送受信部210は、放送信号が多重化されている場合には、必要に応じて放送信号からオーディオ信号を抽出する。さらに放送受信部210は、A/D変換器を含み、受信した放送信号をディジタルオーディオデータとして出力する。データ通信部220は、WiFi、無線LAN、近距離無線通信などの通信手段により外部とのデータ通信を可能にする。
電子装置200は、放送受信部210で受信された番組データを音声出力しながら番組データを一定容量で蓄積するバッファメモリ230を含んでいる。バッファメモリ230は、例えば、FIFO形式でデータを蓄積する揮発性の半導体メモリから構成され、記憶容量がフルになると、先に蓄積されたデータから順に消去され、新しいデータがその上に順に蓄積される。バッファメモリ230は、現在の時刻から一定時間前のデータを記憶することで、録音機能の役割を果たす。読出し部232は、録音再生、すなわちタイムシフト再生を行うとき、バッファメモリ230に録音されたデータの読出しを行う。
データ選択部240は、放送受信部210で現在受信されている番組データまたはバッファメモリ230から読み出された番組データのいずれかを選択し、これを出力する。後述するように、ユーザーからタイムシフト再生の指示があったとき、バッファメモリ230から読み出された番組データが選択される。再生部250は、データ選択部240で選択されたディジタルデータの再生処理を行う。例えば、再生部250は、圧縮符号化されたディジタル信号を伸長、デコードし、誤り訂正などを行う。出力切替部260は、放送受信部210で受信されたディジタルオーディオ信号またはデータ通信部220で受信されたディジタルオーディオ信号のいずれかを選択し、これを出力する。音声出力部270は、選択されたディジタルオーディオ信号をD/A変換し、変換されたアナログオーディオ信号をスピーカから音声出力する。
データ通信部220は、種々のサーバーから種々のデータを取得することができる。データ抽出部280は、データ通信部220で受信されたディジタル信号から番組データを抽出し、抽出された番組データは、再生部290に出力される。再生部290は、受信した番組データを再生するために必要な処理、例えば、データの伸長、デコード、誤り訂正などを行う。再生部290で再生されたディジタルオーディオ信号は、出力切替部260へ入力される。
コントローラ300は、電子装置200の各部を制御する。例えば、コントローラ300は、ROM、RAMを含むマイクロコントローラから構成され、ROMに格納されたプログラムを実行することで各部を制御する。コントローラ300は、入力部310を介してユーザーの指示を受け取ることができ、当該指示に基づきタイムシフト再生などを実行する。また、コントローラ300は、メモリ320に記憶されたアプリケーションソフトウエアやデータなどを利用して各部を制御することができる。さらにコントローラ300は、表示部330にタイムシフト再生のためのユーザインターフェースとしてアイコン等を表示することができる。
次に、電子装置200のタイムシフト再生について説明する。好ましい態様では、タイムシフト再生は、録音再生プログラムによって制御される。第1の実施例では、ユーザーがラジオ放送を視聴しているときに、タイムシフト再生を指示すると、録音再生プログラムが起動され、コントローラ300による制御が実行される。
図4は、録音再生プログラムの機能ブロック図である。録音再生プログラム400は、タイムシフト再生起動部410、再生位置判定部420、先頭再生可否判定部430、サイマル放送検索部440、番組データ配信要求部450、番組データ取得部460、切替制御部470、およびタイムシフト再生部480を有する。
タイムシフト再生起動部410は、入力部310を介してユーザーからタイムシフト再生の指示が与えられると、当該指示に応答して録音生成プログラムの各部を起動させる。再生位置判定部420は、タイムシフト再生を開始する位置または時間を判定する。例えば、ユーザーの指示が現在時刻から遡った時刻を表すとき、再生位置判定部420は、バッファメモリ230の記憶容量などから、再生を開始するデータ位置を決定する。タイムシフト再生は、上記のような時間を指示する以外にも、例えば、現在視聴している番組の先頭に戻るような指示を与えることも可能である。あるいは、表示部330に表示された巻き戻しボタンのようなものとクリックすることで、予め決められた時間を巻き戻すような指示であってもよい。
再生位置判定部420はさらに、再生対象となる番組の識別情報を抽出する。ここでの番組とは、何らかの情報が有機的に連結されたものであって、好ましくは、番組を構成するデータの識別情報の一部もしくは全部が同じものである。例えば、1つの番組は、1つの楽曲であり、これ以外にも、ニュース、トークショー、ドラマが番組を構成するものであってもよい。
再生位置判定部420は、再生対象とされた番組の識別情報を先頭再生可否判定部430へ提供する。先頭再生可否判定部430は、再生位置判定部420の判定結果に基づき、番組の先頭からの再生が可能か否かを判定する。好ましい例では、先頭再生可否判定部430は、再生位置判定部420で判定された再生位置を基準とし、当該再生位置を含めてそれより以前に蓄積された番組の識別情報を抽出する。もし、再生対象とされた番組の識別情報と異なる識別情報が蓄積されていなければ、再生対象とされた番組の先頭が存在しないことに他ならず、他方、再生対象とされた番組の識別情報と異なる識別情報が蓄積されていれば、これより前に他の番組が存在するので番組の先頭からの再生が可能であると判定する。
サイマル放送検索部440は、先頭再生可否判定部430により番組の先頭からの再生ができないと判定された場合に、現在受信しているラジオ放送の番組と同一番組をほぼ同時に配信しているサイマル放送を検索する。好ましい例では、サイマル放送は、インターネットラジオの配信サイト(配信サーバー)であり、このような配信サイトは、現在の時刻から遡って数時間前までの番組データを大量に蓄積し、同時に蓄積された番組データを再生(プレイバック)する機能を備えている。例えば、米国の衛星ラジオ放送であるSiriusXMと同一の番組データがインターネットラジオによりリアルタイムで配信されており、その配信サイトを利用すれば、約5時間前の番組を再生することが可能になる。
サイマル放送検索部440による検索方法は、特に限定されるものではないが、ある例では、現在受信している放送局の番組名と同一の番組名がインターネット上に存在するか否かを検索する。また、番組名の検索に加えて、ラジオ放送から得られた番組の識別情報と、サイマル放送検索部440で検索された番組の識別情報とを比較することで、検索精度をより高めることができる。例えば、番組が楽曲であれば、楽曲の識別情報(タイトル名、アーティスト名)の一致、不一致を判定する。
さらに別の検索方法として、ラジオ放送と同一番組を配信するインターネットラジオ放送が判っている場合には、ラジオ放送局の周波数または番組名と、インターネットラジオ放送の配信サイトのURL情報との関係を表した情報をテーブル等に登録しておき、当該テーブルを参照することで容易にサイマル放送を検索することができる。また、この場合の別の態様として、インターネットラジオ放送の配信サイトへのアクセスを可能にしかつ配信サイトから所望の番組データを取得することを可能にするようなアプリケーションソフトウエアを登録しておき、該当するアプリケーションを選択、起動するようにしてもよい。
番組データ配信要求部450は、サイマル放送検索部440によりサイマル放送すなわち配信サイトが検索された場合には、当該配信サイトに対して、再生対象とされた番組と同一の番組データの配信を要求する。好ましくは、番組データ配信要求部450は、再生対象とされた番組の識別情報を送信することで、これと同一でありかつ先頭からの番組データの配信を要求する。
番組データ取得部460は、配信サイトから配信された番組データをデータ通信部220を介して取得させ、必要に応じて、番組データの抽出もしくは再生の処理を行わせる。切替制御部470は、配信サイトから取得したディジタルオーディオ信号が選択されるように出力切替部260を制御する。タイムシフト再生部480は、先頭再生可否判定部430により番組を先頭から再生可能であると判定されたとき、バッファメモリ230に録音された番組が再生されるように読出し部232およびデータ選択部240を制御する。
次に、本実施例の電子装置を用いたタイムシフト再生について、図5のフローを参照して説明する。ユーザーによって選択された、ラジオ放送の番組が受信され、当該受信された番組が音声出力部270から出力される(S101)。同時に、受信された番組のデータがバッファメモリ230に蓄積される。ユーザーは、番組の聞き逃しなどが生じた場合、録音再生すなわちタイムシフト再生を指示する(S102)。例えば、ユーザーは、現在時刻から遡った時間を指定したり、タイムシフト再生を指示する巻き戻しボタン等を選択する。入力方法は、カーソルをマウスで操作したり、キー入力したりいずれの態様であってもよい。タイムシフト再生が指示されると、録音再生プログラム400が起動される。
タイムシフト再生の指示に応答して、再生位置判定部420は、再生開始位置を判定し、その位置に該当する再生対象となる番組を特定し、再生対象とされた番組の識別情報(タグ情報)を抽出する。抽出された識別情報は、先頭再生可否判定部430に提供される。先頭再生可否判定部430は、受け取った識別情報に基づき、再生対象とされた番組を先頭から再生可能であるか否かを判定する(S103)。
図6に示すように、ユーザーによるタイムシフト再生の指定時刻がTaである場合、再生位置判定部420は、時刻Taに対応する番組、すなわち楽曲Bの識別情報を抽出する。例えば、楽曲データは、一定サイズの音声フレームの連続から構成され、各音声フレームはヘッダ部分とボディ部とを有し、ヘッダ部分には識別情報が含まれている。再生位置判定部420は、バッファメモリ230から読み出された音声フレームのヘッダ部分の識別情報を抽出する。そして、先頭再生可否判定部430は、楽曲Bを先頭から再生することができるか否かを判定する。好ましい判定方法では、バッファメモリ230に記憶された番組の識別情報の変化を監視する。バッファメモリ230には、楽曲Bよりも前に楽曲Aが蓄積されているため、楽曲Bの識別情報と異なる楽曲Aの識別情報が存在すれば、楽曲Bを先頭から再生可能であり、存在しなければ先頭から再生可能でないと判定する。先頭再生可否判定部430は、バッファメモリ230に蓄積される番組の識別情報の履歴を更新しながら保持しておき、その履歴を参照して楽曲Aの識別情報が存在するか否かをチェックするようにしてもよいし、あるいは、再生位置判定部420から識別情報を受け取ったときに、バッファメモリ230に蓄積されている番組の識別情報を検索し、楽曲Aの識別情報が存在するか否かをチェックするようにしてもよい。
他方、図6に示すように、ユーザーによるタイムシフト再生の指定時刻がTbである場合、再生位置判定部420は、時刻Tbに対応する楽曲Aの識別情報を抽出する。先頭再生可否判定部430は、楽曲Aよりも先行する番組には、楽曲Aの識別情報と異なる識別情報が存在しないので、楽曲Aを先頭から再生することはできないと判定する。
先頭再生可否判定部430によって番組を先頭から再生することが可能であると判定された場合には、タイムシフト再生部480は、読出し部232にバッファメモリ230から番組データを先頭から読み出させ、データ選択部240に録音された番組データを出力させ、当該番組データは再生部250で再生され、出力切替部260、音声出力部270を介して音声出力される(S120)。図6の指定時刻Taの場合、楽曲Bが先頭からタイムシフト再生される。
一方、先頭からの再生ができないと判定された場合には、サイマル放送検索部440は、再生位置判定部420および/または先頭再生可否判定部430から、再生対象とされた番組の識別情報を取得し(S104)、次に、受信しているラジオ放送と同一番組を放送しているサイマル放送を検索する(S105)。好ましい態様では、サイマル放送は、ラジオ放送と同一番組を配信しているインターネットラジオの配信サイト(サーバー)を検索する。検索方法は、上記したように、例えば、受信しているラジオ放送の放送局名と同一の名前をもつ配信サイトを検索し、当該配信サイトが現在配信している番組の識別情報と、現在受信しているラジオ放送の番組の識別情報が一致すれば、サイマル放送と判定することができる。この検索は、データ通信部220を介して所望のブラウザなどを実行することによって行うことができる。また、ラジオ放送とサイマル放送の関係にある配信サイトが事前に分かっている場合には、ラジオ放送の周波数と配信サイトのURL情報の関係を登録したテーブルから検索する。
サイマル放送である配信サイトが検索された場合には、番組データ配信要求部450は、配信サイトに対し、再生対象とされた番組の先頭からのデータ配信を要求する(S106)。この要求には、再生対象とされた番組の識別情報の送信も含まれる。例えば、図6において楽曲Aが再生対象の番組であれば、番組データ配信要求部450は、配信サイトに対し、楽曲Aの識別情報とともに楽曲Aの先頭からのデータ配信を要求する。この要求に応答して、配信サイトは、再生対象となる番組のデータを電子装置200に送信し、電子装置200は、番組データを先頭から受信する(S107)。
図7は、配信サイトによる番組データの配信動作を説明する図である。上記したように電子装置200は、配信サイト120に対し再生対象とされた番組の先頭からの配信を要求する。配信サイト120は、当該要求に応答して、再生対象とされた番組の識別情報に基づき同一の番組データを大容量記憶装置130から検索する(S201)。通常、サイマル放送を実行する配信サイト120は、現在時刻から遡って長期間の番組データを大容量記憶装置130に蓄積しており、蓄積された番組データは、プレイバック機能により再生することが可能である。配信サイト120は、プレイバック再生を行うことで(S202)、再生対象とされた番組と同一の番組データを先頭から電子装置200に配信する。図6の例では、配信サイトは、プレイバック再生により楽曲Aのデータを先頭から配信する。
配信サイトから配信された番組データは、データ通信部220で受け取られ(S107)、受け取られた番組データは、データ抽出部280、再生部290を介して出力切替部260へ入力される。そして、コントローラ300は、ラジオ放送からインターネットラジオ放送に出力が切り替わるように出力切替部260を制御し(S108)、音声出力部270から再生対象とされた番組が先頭から出力される(S109)。配信サイトからの番組データの受信が終了すると、コントローラ300は、インターネットラジオ放送からラジオ放送に出力を切り替える。
図6(B)に、楽曲Aのタイムシフト再生の例を示す。楽曲Aの先頭がDs、終了がDnとし、ユーザーから時刻Tbのタイムシフト再生を指示した場合、電子装置200では、楽曲Aを先頭Dsから再生することができない。このため、インターネットラジオ放送の配信サイトのプレイバック機能を利用して、楽曲Aのデータを先頭Dsからダウンロードし、これを電子装置200においてタイムシフト再生する。
このように本実施例によれば、ラジオ放送波の番組を視聴中、バッファメモリの記憶容量以上の巻き戻しをすることができない場合、同一番組の放送を行いかつそれ以上の記憶容量を持つインターネットラジオ放送に自動切換えを行い、ユーザーにそれ以上の巻き戻す機能を提供する。この機能により、例えば、番組データの先頭がバッファメモリに記憶されていない場合には、配信サイトから番組データを補間して番組を先頭からタイムシフト再生することができる。電子装置に搭載されたタイムシフトやインスタントリプレイの機能は、比較的容量の小さい揮発性のメモリを使用するため、バッファメモリの容量切れを起こす可能性が高いが、本実施例の電子装置により、ユーザーの聞き逃しやTaggingの実行逃しを防ぐことができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。バッファメモリ230は、現在受信している放送局の番組データを蓄積するが、チャンネルが変更されると、蓄積されたデータが初期化され空になり、変更された時点で新たに番組データの蓄積を開始する。チャンネルを変更した時点が番組の途中であれば、上記実施例と同様に、番組の先頭の聞き逃しが発生し、このときバッファメモリのデータは空であるので番組を先頭からタイムシフト再生することはできない。
図8は、ラジオ放送のチャンネルが切替えられた例を示している。当初、チャンネルCh100が選局されており、バッファメモリには、楽曲Aのデータが蓄積されている。時刻Tcにおいて、チャンネルCh200へ切替えられ、チャンネルCh200では、楽曲Dが放送されている。チャンネルが切替えられた時点で、バッファメモリは、楽曲Dのデータの蓄積を開始する。
第2の実施例では、先頭再生可否判定部430は、チャンネルの変更があった場合には、これに応答して番組を先頭から再生することができないと判定する。そして、サイマル放送検索部440は、チャンネルCh200とサイマル放送を行っているインターネットラジオの配信サイトを検索し、そこから番組データすなわち楽曲Dのデータを受信し、タイムシフト再生することを可能にする。但し、チャンネル切替時に、インターネットラジオ放送による配信データを受信するか否かは、ユーザーが設定するようにしてもよい。このように、ラジオ放送とインターネットラジオ放送との連携により、メモリバッファによるタイムシフト再生時に番組を先頭からシームレスに視聴することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
100:電子システム 110:ネットワーク
120:配信サーバー 200:電子装置
210:放送受信部 220:データ受信部
230:バッファメモリ 240:選択部
250:再生部 260:出力切替部
270:音声出力部 280:データ抽出部
290:再生部 300:コントローラ
310:入力部 320:メモリ
400:録音再生プログラム 410:タイムシフト再生起動部
420:再生位置判定部 430:先頭再生可否判定部
440:サイマル放送検索部 450:番組データ配信要求部
460:番組データ取得部 470:切替制御部
480:タイムシフト再生部

Claims (7)

  1. ラジオ放送を受信する機能を備えた電子装置であって、
    受信中のラジオ放送の番組データを一定期間録音可能な録音手段と、
    外部と通信可能な通信手段と、
    前記録音手段に録音された番組データを再生可能な再生手段と、
    前記録音手段に録音された番組データを再生するとき、再生対象とされた番組を先頭から再生することができるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により先頭から再生することができないと判定された場合には、現在受信中のラジオ放送と同一の番組の番組データを配信している配信サイトを検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された配信サイトから、前記通信手段を介して前記再生対象とされた番組の番組データを先頭から取得する取得手段と、
    前記録音手段に録音された番組データまたは前記取得手段により取得された番組データのいずれかを選択する選択手段と、
    前記取得手段により番組データが取得された場合には、前記取得された番組データが出力されるように前記選択手段を制御する制御手段と、
    を有する電子装置。
  2. 前記判定手段は、ユーザーからの録音再生指示に応答して動作され、前記判定手段は、ユーザーにより指定された番組の識別情報と、当該指定された番組よりも以前に録音された番組の識別情報とを比較し、異なる識別情報が含まれている場合には番組を先頭から再生することが可能と判定し、異なる識別情報が含まれていない場合には、番組を先頭から再生することができないと判定する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記判定手段は、ユーザーによってラジオ放送のチャンネルが切り替えられた場合には、番組を先頭から再生することができないと判定する、請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記取得手段は、前記再生対象の番組データの先頭からの配信を前記配信サイトに要求する、請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記検索手段は、ラジオ放送の放送局と同一の番組データを配信している配信サイトに関する配信サイト情報を予め保持しており、前記検索手段は、前記配信サイト情報を参照して配信サイトを検索する、請求項1に記載の電子装置。
  6. 前記検索手段は、ラジオ放送の放送局と同一の番組データを配信している配信サイトへのアクセスを可能にし、かつ当該配信サイトから所望の番組データの受信を可能にする少なくとも1つのアプリケーションソフトウエアを予め保持しており、前記検索手段は、前記少なくとも1つのアプリケーションソフトウエアを選択することにより配信サイトを検索する、請求項1に記載の電子装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1つに記載の電子装置と、
    前記電子装置と前記通信手段を介して接続可能な配信サイトとを有し、
    前記配信サイトは、前記電子装置から提供される、再生対象とされた番組の識別情報に基づき記憶装置に記憶された番組を識別し、識別された番組データを先頭から電子装置に配信する、電子システム。
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