JP2014006118A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】感度の高い電流センサを提供する。
【解決手段】本明細書が開示する電流センサ10は、バスバ5上に配置されるホール素子11と、バスバ5の外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみてホール素子11の配置範囲を通る環状領域(2本の二点鎖線で挟まれた範囲)内に、ホール素子11のおもて面11aを除いて設けられる粉粒モールド部12と、を備える。粉粒モールド部12は、ホール素子11のおもて面11aには設けられないため、バスバ5に電流が流れることにより生じる磁束は、粉粒モールド部12と環状領域内に配置されるホール素子11には通るが、ホール素子11のおもて面11aよりも外側には通らない。このため、おもて面11aを含めてホール素子11の周囲を粉粒モールド部12で覆う場合に比べて、ホール素子11の外側を通る磁束線が減るので、ホール素子11を通る磁束密度が増加して電流センサの感度が向上する。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、導体を流れる電流により生じる磁界を感磁素子で検出する電流センサに関する。
電流センサに関し、感磁素子を通る磁束密度を高め、センサ感度を向上させる技術として、例えば、特許文献1に開示されるものがある。この技術は、被検出電流が流れる導体の外周に磁性体コアをC字形状に配置すると共にコアギャップ(Cの字の両端の間の空隙)に磁電変換素子(感磁素子)を配置する。この構成では、導体の周囲に磁性体コアを略環状に配することから、電流センサの体格(サイズ)は磁性体コアの大きさに大きく依存する。磁束密度を高めるために磁性体コアを大きくすると電流センサの体格も大型になる。
一方、センサの体格を小さくする技術として、例えば、特許文献2に開示されるものがある。その技術では、上記のような略環状の磁性体コアに代えて、感磁素子の全体と、感磁素子が実装される基板の一部、及び、バスバー(被検出電流が流れる導体)を、高透磁率の樹脂材で覆う。樹脂材を通る磁界(磁束)は、感磁素子も通るので、樹脂材は磁性体コアの代わりになる。特許文献2によると、この技術は、C字型の磁性体コアと感磁素子の構成では、磁性体コアに対する感磁素子の位置決めに高い精度が要求されるので組み付け性が悪いという課題を解決することが目的である。しかしながら、剛体のコアに代えて硬化前は流動性のある樹脂を導体に密着させるので、センサ全体の体格も小さくなる。なお、以下では、高透磁率の樹脂材を「磁性樹脂」と称する。
特開2011−242276号公報 特開2011−185648号公報
特許文献2の技術は、感磁素子全体を磁性樹脂で覆う。このため、特許文献2の技術では、感磁素子の周囲を覆う磁性樹脂を通り感磁素子を通らない磁束が存在する。そのような磁束は、電流検出精度に寄与しない。本明細書が開示する技術は、感磁素子を通る磁束の密度を高め、特許文献2に開示された電流センサよりも感度のよい電流センサを実現する。
本明細書が開示する電流センサは、導体上に配置される感磁素子と、導体外周上の環状領域であって電流の流れる方向に直交する方向からみて感磁素子の配置範囲を通る環状領域内に、感磁素子の表面で導体に対して反対側の表面を除いて設けられる磁性樹脂と、を備える。以下、感磁素子の表面であって導体と対向する面を「裏面」と称し、導体に対して反対側の面を「おもて面」と称する。
磁性樹脂は、電流の流れる方向に直交する方向からみて感磁素子の配置範囲を含む環状領域内に設けられる一方で、感磁素子のおもて面には磁性樹脂が設けられない。それゆえ、導体に電流が流れることにより生じる磁束は、磁性樹脂と環状領域内に配置される感磁素子には通るが、感磁素子のおもて面よりも外側には通らない。このため、おもて面を含めて感磁素子の周囲を磁性樹脂で覆う場合に比べて、感磁素子の外側を通る磁束線が減り、感磁素子を通る磁束の密度が増加する。その結果、電流センサの感度が向上する。なお、磁性樹脂は、環状領域であって感磁素子を除く全域に設けられてもよいし、環状領域の一部に設けられてもよい。
上記の電流センサは、磁性樹脂が電流の流れる方向に直交する両側から感磁素子を挟んで設けられてもよい。感磁素子の両側に磁性樹脂が設けられるため、磁束線が効率的に集められて感磁素子を通る磁束密度がさらに増加する。なお、磁性樹脂を、感磁素子の両側に接するように設けると一層よい。
また、上記電流センサは、磁性樹脂が導体を挟んで感磁素子とは反対側で感磁素子と重なる範囲(即ち、感磁素子の裏面と対向する範囲)に設けられてもよい。感磁素子の裏面側の範囲に磁性樹脂が設けられ、磁束線が感磁素子を含む環状領域に集められて感磁素子を通る磁束密度がさらに増加する。
上記電流センサは、導体の表面に設けられた凹部及び/又は凸部に嵌合するものであるとよい。導体上に配置される感磁素子は、凹部や凸部によりその位置が正確に定まるため、位置ズレによる磁束密度の不均一や低下が抑制される。
磁性樹脂は、感磁素子の表面で導体に対して反対側の表面(おもて面)と、電流の流れる方向を向いている表面を除いて設けられているとよい。感磁素子のおもて面よりも外側だけでなく、感磁素子の側方を通る磁束線も減るので、感磁素子を通る磁束密度がさらに増加する。
本明細書が開示する技術の詳細、及び、さらなる改良は、発明の実施の形態で説明する。
(A)は第1実施例の電流センサの構成を示す断面図、(B)は(A)に示す1B方向矢視図である。 (A)は第1実施例の電流センサを通る磁束線の例を示す説明図、(B)は比較例を示す説明図である。 粉粒モールド部の他の構成例を示す説明図である。 (A)は第1実施例の電流センサの変形例の構成を示す断面図、(B)は(A)に示す4B方向矢視図である。 粉粒モールド部のさらに別の構成例を示す説明図である。 (A)は第2実施例の電流センサの構成を示す断面図、(B)は(A)に示す6B方向矢視図である。 第2実施例の電流センサによる磁束線の例を示す説明図である。 粉粒モールド部の他の構成例を示す説明図である。 (A)は第2実施例の電流センサの改変例の構成を示す断面図、(B)は(A)に示す9B方向矢視図である。 粉粒モールド部の他の構成例を示す説明図である。 第3実施例の電流センサの構成を示す断面図である。 第4実施例の電流センサの構成を示す断面図である。
図面を参照して実施例の電流センサを説明する。図1(A)に電流センサ10の構成を示す断面図、図1(B)は図1(A)に示す1B方向矢視図を示す。なお、図1(A)は、図1(B)に示す1A−1A線における断面である。また、符号12が示す領域のハッチングは、図を理解し易くするためのものであって、その領域(粉粒モールド部12)が、磁性体フィラーが分散した材料であることを示すものである。それゆえ、平面視である図1(B)においても、符号12の領域にはハッチングが付してある。以後の図でも同様である。
電流センサ10は、例えば、電気自動車のインバータ回路を流れる電流を検出するために使用される。電流センサ10は、主に、バスバ5、ホール素子11、粉粒モールド部12から構成されており、バスバ5を流れる電流によって生じる磁界の磁束線をホール素子11により検出する。なお、電流センサは、上記の構成部品のほかに、ホール素子11に電圧をかけたりホール素子11の出力を処理する回路を備えるが、回路は従来の電流センサのものでよいので、その図示は省略する。以降の図においても同様である。
バスバ5は、検出対象となる電流を流す導体で、例えば、断面形状が扁平矩形状をなす棒状の金属部材である。電流は、バスバ5の長手方向に流れる。図1(A)においては紙面に垂直な方向が電流の流れる方向であり、図1(B)では、図の上下方向が電流の流れる方向である。
バスバ5の一方の面5aには絶縁コーティング7が施されている。絶縁コーティング7により、バスバ5の一方の面5aに設けられる粉粒モールド部12とバスバ5との間の絶縁が確保される。また、バスバ5には、位置決め孔6が形成されている。この位置決め孔6は、例えば、ホール素子11の平面形状よりもわずかに大きく形成されており、バスバ5の一方の面5aの側に配置されるホール素子11の裏面側の一部が位置決め孔6に嵌合し、ホール素子11の配置位置が正確に定まる。これにより、ホール素子11の位置ズレによる磁束密度の不均一や低下が抑制される。位置決め孔6には絶縁接着剤8が充填され、一部が位置決め孔6に嵌合したホール素子11はその接着剤により固定される。
ホール素子11は、ホール効果を利用した感磁素子である。ホール素子11は磁気センサとも称される。ホール効果は、電流の流れに対して垂直に磁場がかかると電流と磁場の両方に直交する方向に起電力が現れる現象である。このため、図示されてはないが、ホール素子11には、外部から電流を流す2端子と、起電力を出力する2端子と、がそれぞれ設けられており、例えば、図略のプリント基板等に実装され、この起電力に基づいた演算処理が別途設けられた演算回路等により行われて、バスバ5を流れる電流値を出力する。ホール素子11が感磁素子の一例である。なお、感磁素子は、磁気を検出できる素子あれば、例えば、磁気抵抗素子でもよい。
例えば、図1(A)においては紙面垂直方向に紙面の裏側から表側に向けてバスバ5に電流が流れ、図1(B)においては紙面上方から下方に向けてバスバ5に電流が流れる場合には、電流の流れる方向に垂直(紙面右側から左側)に磁束がホール素子11を通過する。これとは逆方向、即ち、図1(A)においては紙面垂直方向に紙面の表側から裏側に向けてバスバ5に電流が流れ、図1(B)においては紙面下方から上方に向けてバスバ5に電流が流れる場合には、紙面左側から右側に磁束がホール素子11を通過する。
粉粒モールド部12は、例えば、樹脂材にFe−Si合金等からなる磁性体フィラーを混ぜ合わせて透磁率を高めた磁性樹脂であり、紫外線を照射することで硬化する。そのため、硬化前はペースト状で任意形状を形成できる。なお、磁性樹脂は、硬化剤を添加することにより硬化するものでもよい。粉粒モールド部12は、電流の流れる方向に直交するバスバ5の外周上であってホール素子11の配置範囲を通る環状領域内に設けられる。
即ち、本実施形態では、バスバ5に対してその長手方向に電流が流れるため、環状領域は、図1(B)に示す2本の二点鎖線に挟まれた範囲となる。なお、図1(B)に示す2本の二点鎖線は、本来は、ホール素子11及び粉粒モールド部12の外形線(実線)と重なる位置に存在するが、実線と重なると二点鎖線を表現できないため、便宜的に上下方向に僅かに位置をずらしていることに注意されたい。また、環状領域であるため、バスバ5の裏側、つまり他方の面5bにおいても一方の面5aと同様の範囲が環状領域となり、バスバ5の両側面についても同様の範囲が環状領域になる。なお、図1(B)は、電流が流れる方向に直交する方向から見た図に相当し、環状領域は、電流が流れる方向からみてホール素子11の配置範囲を通る領域に相当する。
粉粒モールド部12の透磁率は、空気の透磁率よりも高く、それゆえ、粉粒モールド部12の内部に磁束が集中し、磁束密度は外部よりも高くなる。バスバ5を流れる電流に起因する磁束は粉粒モールド部12により密度が高められ、高い磁束密度の磁束線をホール素子11に通過させることにより、電流検出精度が向上する。
第1実施例では、粉粒モールド部12は、電流の流れる方向に直交する両側からホール素子11を挟み込んで接するように設けられる。なお、本実施形態では、ホール素子11と粉粒モールド部12は、互いに接するように構成したが、接することなく両者の間に隙間があってもよい。また、粉粒モールド部12は、ホール素子11の、バスバ5に対して反対側のおもて面11aには、設けられない。そのような構成により、ホール素子11のおもて面11aよりも外側には磁束線が通らないことから、図2に示すように、ホール素子111のおもて面111aに粉粒モールド部112を設けた場合と違いが出る。
図2(A)は、第1実施例の電流センサ10による磁束線の例を示し、図2(B)は比較例を示す。図2(B)に示す比較例の電流センサ100は、バスバ105の表面に絶縁接着剤108により固定したホール素子111の全体(バスバ105に対向するホール素子111の裏面111bは除く)を粉粒モールド部112で覆う構成を有する。バスバ105と粉粒モールド部112との間には絶縁コーティングが介在する。
図2において符号FLが示す曲線が磁束線を表している。なお、磁束線FLは、粉粒モールド部12に集中して密度が高められた磁束線を示している。粉粒モールド部12の外側にも磁束線が存在するが、その密度は磁束線FLよりもはるかに小さくなる。
比較例の電流センサ100では、ホール素子111のおもて面111aにも粉粒モールド部112が存在することから、ホール素子111のおもて面111aの外側にも磁束線FLが通る。そのため、その分、ホール素子111を通る磁束線FLが減少する。これに対し、第1実施例の電流センサ10では、ホール素子11のおもて面11aには粉粒モールド部12が設けられないため、環状領域内に配置される粉粒モールド部12によって密度が高められた磁束線FLは、ホール素子11のおもて面11aよりも外側は通らない。このため、図2(B)に示す電流センサ100に比べ、ホール素子11を通る磁束線FLが増加する。その結果、ホール素子11を通る磁束密度が増えるため、電流センサ10の感度が向上する。
図1(B)に示すように、本実施例の電流センサ10では、ホール素子11のおもて面11aに加え、ホール素子11の電流の流れる方向を向いている側面11cにも粉粒モールド部12は設けられていない。これにより、ホール素子11のおもて面11aよりも外側だけでなく、ホール素子11の側面11cよりも外側を通る磁束線FLも減るので、ホール素子11を通る磁束密度がさらに増加して電流センサ10の感度が一層高まる。
なお、粉粒モールド部12は、ホール素子11のおもて面11a及び側面11cを除く範囲であれば、環状領域(図1(B)に示す2本の二点鎖線で挟まれた範囲)の外に設けてもよい。例えば、図3(A)に示すように、電流センサ10Aでは、ホール素子11から離れるに従ってハ字状に拡がる台形状をなすように粉粒モールド部12aを設ける。また、図3(B)に示す電流センサ10Bでは、ホール素子11から離れるに従って拡径する扇形状をなすように粉粒モールド部12bを設ける。これにより、本来ならば粉粒モールド部12の側方を通る磁束線が、粉粒モールド部12aや粉粒モールド部12bによってホール素子11に集められる(図3(A)、(B)の磁束線FL参照)。したがって、ホール素子11を通る磁束密度がさらに増加して、図1に示す電流センサ10よりも感度が高められた電流センサ10A、10Bを実現できる。
図3に示した粉粒モールド部12a又は12bを備える電流センサは、包括的には次の構成を備える。粉粒モールド部(磁性樹脂)は、電流の流れる方向に直交する両側から感磁素子を挟んで設けられるとともに、感磁素子から離れるほど電流の流れる方向の幅が拡がるように設けられている。さらに好ましくは、感磁素子の表面であって電流が流れる方向を向いている面には磁性樹脂が設けられていないとよい。
また、図4に示すように、粉粒モールド部22をバスバ5の幅とほぼ同等に帯状に設けてもよい。図4(A)に電流センサ20の構成を示す断面図、図4(B)は図4(A)に示す4B方向矢視図を示す。なお、図4(A)の断面図は、図4(B)に示す4A−4A線によるものである。電流センサ20では、環状領域において、バスバ5の一方の面5aで幅方向の全域に亘って粉粒モールド部22が存在するため、バスバ5の他方の面5bから一方の面5aへ磁束を粉粒モールド部22を介して効率的にホール素子11に集められる。
なお、この電流センサ20においても、粉粒モールド部22は、ホール素子11のおもて面11a及び側面11cを除く範囲であれば、環状領域(図1(B)に示す2本の二点鎖線で挟まれた範囲)外に設けてもよい。例えば、図5(A)に示すように、電流センサ20Aでは、ホール素子11からバスバ5の幅方向外側に向かって離れるに従いハ字状に拡がる台形状をなすように粉粒モールド部22aを設ける。また、図5(B)に示すように、電流センサ20Bでは、ホール素子11から離れるに従って拡径する扇形状をなすように粉粒モールド部22bを設ける。これにより、図3で示した電流センサ10A、10Bと同様に、本来ならば粉粒モールド部22の側方を通る磁束が、粉粒モールド部22aや粉粒モールド部22bによって、さらに効果的にホール素子11に集められる。したがって、ホール素子11を通る磁束密度がより一層増加するので、図4に示す電流センサ20よりも感度が高められた電流センサ20A、20Bを実現できる。
このように、第1実施例の電流センサ10、20は、バスバ5上に配置されるホール素子11と、バスバ5の外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみてホール素子11の配置範囲を通る環状領域(2本の二点鎖線で挟まれた範囲)内に、ホール素子11のおもて面11aを除いて設けられる粉粒モールド部12と、を備える。そして、粉粒モールド部12、22が電流の流れる方向に直交する両側からホール素子11を挟んで設けられる。これにより、粉粒モールド部12、22は、ホール素子11のおもて面11aには設けられないため、バスバ5に電流が流れることにより生じる磁束は、粉粒モールド部12と環状領域内に配置されるホール素子11には通っても、ホール素子11のおもて面11aよりも外側には通らない。またホール素子11の両側には粉粒モールド部12が設けられるため、磁束線が効率的に集められる。このため、おもて面11aを含めてホール素子11の周囲を粉粒モールド部12で覆う場合に比べて、ホール素子11の外側を通る磁束線が減るとともに、ホール素子11の両側の粉粒モールド部12、22によりホール素子11を通る磁束密度が増加するため、ホール素子11を通る磁束密度がさらに増加して電流センサの感度が向上する。
また、第1実施例の電流センサ10、20では、バスバ5には、ホール素子11の配置位置を決める位置決め孔6が形成されている。これにより、ホール素子11の位置ズレによる磁束密度の不均一や低下が抑制されるので、電流の検出精度も高まる。
次に、第2実施例の電流センサ30を説明する。図6(A)に電流センサ30の構成を示す断面図、図6(B)は、図6(A)に示す6B方向矢視図を示す。なお、図6(A)の断面図は、図6(B)に示す6A−6A線によるものである。
第2実施例の電流センサ30は、バスバ5の一方の面5aにホール素子11を設け、バスバ5の他方の面5bに粉粒モールド部32を設ける点が第1実施例の電流センサ10と異なる。このため、第1実施例の電流センサ10と実質的に同一の構成部分については同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
電流センサ30の粉粒モールド部32は、バスバ5を挟んでホール素子11とは反対側でホール素子11と重なる範囲(図6(B)に示す破線範囲であり、つまり、ホール素子11の裏面11bに対向する範囲)を中心に絶縁コーティング9を介して帯状に設けられる。なお、この図6(B)においても、2本の二点鎖線に挟まれた範囲が環状領域であり、本来は、粉粒モールド部32の外形線と重なる位置に存在するが、図示表現上、便宜的に上下方向に僅かに位置をずらしていることに注意されたい。また、環状領域であるため、バスバ5の一方の面5aにおいても他方の面5bと同様の範囲が環状領域となり、バスバ5の両側面についても同様の範囲が環状領域になることは、前述した通りである。
このように電流センサ30では、バスバ5の外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみたときにホール素子11の配置範囲を通る環状領域内のうち、バスバ5の他方の面5bにおいてホール素子11の裏側を中心に全域に粉粒モールド部32を設ける。これにより、図7に示すように、電流センサ30においても、前掲の図2(B)による比較例の電流センサ100と比較して、ホール素子11の近くに磁束線FLが集まるため、ホール素子11を通る磁束密度が増加して電流センサ30の感度が高まる。なお、図7には、第2実施例の電流センサ30による磁束線FLの例が図示されている。
第2実施例の電流センサ30では、粉粒モールド部32は、環状領域(図6(B)に示す2本の二点鎖線で挟まれた範囲)の一部を含んでいれば、その他に環状領域外を含んでいてもよい。例えば、図8(A)に示すように、電流センサ30Aでは、ホール素子11の重なる範囲(破線範囲)からバスバ5の幅方向外側に向かって離れるに従いハ字状に拡がる台形状をなすように粉粒モールド部32aを設ける。これにより、ホール素子11の重なる範囲、つまりホール素子11の裏側に磁束が集められ磁束密度が増加する。また、図8(B)に示すように、電流センサ30Bでは、ホール素子11の重なる範囲(破線範囲)よりも幅広の帯状に粉粒モールド部32を設ける。これによっても、ホール素子11の裏側を中心とした範囲にバスバ5の他方の面5bを通る磁束を集められて磁束密度が増加する。
また、このような電流センサ30Aの構成と電流センサ30Bの構成を組み合わせてもよい。即ち、図8(C)に示すように、ホール素子11の重なる範囲(破線範囲)よりも幅広の帯状でありながら、途中からハ字状に拡がる台形状をなすように粉粒モールド部32cを設ける。これにより、電流センサ30A及び電流センサ30Bの両者の特徴を備えた電流センサ30Cを実現できる。
さらに、図9に示すように、粉粒モールド部42をバスバ5の幅よりも狭い範囲に帯状に設けてもよい。図9(A)に電流センサ40の構成を示す断面図、図9(B)は図9(A)に示す9B方向矢視図を示す。なお、図9(A)の断面図は、図9(B)に示す9A−9A線によるものである。
電流センサ40では、環状領域において、バスバ5の他方の面5bの幅方向の全域には至らない範囲で粉粒モールド部42を設ける。これにより、粉粒モールド部42の使用量を抑えつつ、ホール素子11の重なる範囲に磁束線を集められる。また、粉粒モールド部42は、バスバ5の幅方向端部にかからないため、粉粒モールド部42が端部から剥がれるのを抑制する。
なお、図9に第2実施例の電流センサ40では、粉粒モールド部42は、環状領域(図9(B)に示す2本の二点鎖線で挟まれた範囲)の外の領域を含むように設けてもよい。例えば、図10(A)に示すように、電流センサ40Aでは、ホール素子11の重なる範囲(破線範囲)、つまりホール素子11の裏側を中心に破線範囲を拡大したような矩形状をなすように粉粒モールド部42aを設ける。また、図10(B)に示すように、電流センサ40Bでは、このような矩形状に代えて小判形状に粉粒モールド部42bを設ける。さらに、図10(C)に示すように、電流センサ40Cでは、ホール素子11の裏側を中心とした円形状をなすように粉粒モールド部42cを設ける。この他、ホール素子11の裏側を中心とした六角形等の多角形状、楕円形状や星型形状等であってもよい。これらのいずれによっても、ホール素子11の裏側を中心とした範囲に磁束が集められるので、ホール素子11の近くに磁束線FLが集まり、ホール素子11を通る磁束密度がさらに増加する。
このように、第2実施例の電流センサ30、40では、バスバ5上に配置されるホール素子11と、バスバ5の外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみたときにホール素子11の配置範囲を通る環状領域(2本の二点鎖線で挟まれた範囲)内に、ホール素子11のおもて面11aを除いて設けられる粉粒モールド部12と、を備える。そして、粉粒モールド部32、42がバスバ5を挟んでホール素子11の反対側でホール素子11と重なる範囲(図6(B)や図9(B)に示す破線範囲)、つまりホール素子11の裏側を中心に絶縁コーティング9を介して帯状に設けられる。これにより、ホール素子11の裏側に粉粒モールド部32、42が設けられるため、磁束線がホール素子11の近くに集められてホール素子11を通る磁束密度がさらに増加する。このため、おもて面11aを含めてホール素子11の周囲を粉粒モールド部12で覆う場合に比べて、ホール素子11の外側を通る磁束線が減るとともに、ホール素子11の近くに集められた磁束によりホール素子11を通る磁束密度が増加するため、ホール素子11を通る磁束密度がさらに増加して電流センサの感度が向上する。
続いて、第3実施例の電流センサ50、60、70、80を説明する。図11に、第3実施例の各電流センサ50〜80の構成を示す断面図を示す。第3実施例の電流センサ50〜80は、これまで説明してきた、電流センサ10(図1)、電流センサ20(図4)、電流センサ30(図6)及び電流センサ40(図9)を組み合わせた構成例のバリエーションである。
例えば、図11(A)に示す電流センサ50では、図1に示す電流センサ10と、図6に示す電流センサ30と、を組み合わせた構成である。また、図11(B)に示す電流センサ60では、図4に示す電流センサ20と、図6に示す電流センサ30と、を組み合わせた構成である。さらに、図11(C)に示す電流センサ70では、図1に示す電流センサ10と、図9に示す電流センサ40と、を組み合わせた構成である。また、図11(D)に示す電流センサ80では、図4に示す電流センサ20と、図9に示す電流センサ40と、を組み合わせた構成である。
これにより、いずれの構成においても、ホール素子11が配置された側のバスバ5の一方の面5aにおいては、バスバ5の外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみたときにホール素子11の配置範囲を通る環状領域内で電流の流れる方向に直交する両側からホール素子11を挟むように粉粒モールド部12が設けられ、ホール素子11が配置されていないバスバ5の他方の面5bにおいては、ホール素子11の裏側を中心に、同環状領域に帯状に粉粒モールド部12が設けられる。このため、環状領域のほぼ全域において、粉粒モールド部12が設けられることになるので、非常に効率よく磁束をホール素子11に集められ、ホール素子11を通る磁束密度が一層増加する。したがって、各電流センサ50〜80の感度がよりさらに高められる。
このように、第3実施例の電流センサ50、60、70、80では、バスバ5上に配置されるホール素子11と、電流の流れる方向に直交するバスバ5の外周上であってホール素子11の配置範囲を通る環状領域内に、ホール素子11のおもて面11aを除いて設けられる粉粒モールド部12と、を備える。そして、粉粒モールド部12、22が電流の流れる方向に直交する両側からホール素子11を挟んで設けられ、さらに粉粒モールド部32、42がバスバ5を挟んでホール素子11の反対側でホール素子11と重なる範囲(図6(B)や図9(B)に示す破線範囲)、つまりホール素子11の裏側を中心に絶縁コーティング9を介して帯状に設けられる。これにより、粉粒モールド部12は、ホール素子11のおもて面11aには設けられないため、バスバ5に電流が流れることにより生じる磁束は、粉粒モールド部12と環状領域内に配置されるホール素子11には通っても、ホール素子11のおもて面11aよりも外側には通らない。またホール素子11の両側には粉粒モールド部12が設けられるため、磁束線が効率的に集められる。さらに、ホール素子11の裏側に粉粒モールド部32が設けられるため、磁束線がホール素子11の近くに集められてホール素子11を通る磁束密度が一段と増加する。このため、おもて面11aを含めてホール素子11の周囲を粉粒モールド部12で覆う場合に比べて、ホール素子11の外側を通る磁束線が減るとともに、ホール素子11の両側の粉粒モールド部12によりホール素子11を通る磁束密度が一段と増加するため、ホール素子11を通る磁束密度がより一層増加して電流センサの感度がさらに向上する。
なお、上述した実施形態では、粉粒モールド部12を設ける環状領域として、バスバ5の一方の面5a及び他方の面5bを対象としたが、これら両面をつなぐ面でバスバ5の厚みによって形成される側面についても、粉粒モールド部12を形成してもよい。そのような構成を次の第4実施例で説明する。
図12は、電流センサ90の構成を示す断面図である。電流センサ90は、電流の流れる方向に直交する方向からみてホール素子11の配置範囲を通るバスバ5の外周上の環状領域であってホール素子11のおもて面を除く全領域に粉粒モールド部92を設けている。なお、絶縁コーティング7も、バスバ5と粉粒モールド部92を絶縁するように、上記の環状領域であってホール素子11の設置範囲を除く全領域に設けている。この構成によると、粉粒モールド部92に捉えられた磁束線が粉粒モールド部92から漏れる可能性が小さい。即ち、効率よく磁束線を集中させてホール素子11に通すことができる。
実施例技術に関する留意点を述べる。ホール素子11の配置位置を決める凹部の一例として、位置決め孔6をバスバ5に形成したが、例えば、ホール素子に凹部が形成されている場合には、その凹部に適合した凸部を、バスバ5の位置決め孔6を形成した位置に設ける。また、ホール素子の凹凸部に合わせてバスバ5に凸凹部を形成してもよい。ホール素子11の位置決め用の凹凸は、設けることが好ましいが、設けずともよい。
さらに、ホール素子11は、図略のプリント基板等に実装されるパッケージタイプ(基板実装タイプ)のものを例示して説明したが、感磁素子のチップをパッケージ化することなく、チップのままフィルム基板等に実装するベアチップICであっても、上述した実施形態の技術を適用可能である。
バスバ5が導体の一例に相当する。ホール素子11が感磁素子の一例に相当する。粉粒モールド部12が磁性樹脂の一例に相当する。
なお、[背景技術]の欄で述べた特許文献1(特開2011−242276号公報)に開示される「被検出電流の流れる導体の外周に磁性体コアをC字形状に配置すると共にコアギャップに磁電変換素子(感磁素子)を配置する」構成に比べると、上述した電流センサ10〜90のいずれについても、このような磁性体コアを必要としないため、体格が小型になる。また、粉粒モールド部12の磁性体フィラーとして、透磁率の高いものを選択することにより、このような磁性体コアよりも飽和磁束密度が高められるため、BHカーブの直線性も向上することが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
5:バスバ
6:位置決め孔
7、9:絶縁コーティング
8:絶縁接着剤
10、20、30、40、50、60、70、80、90:電流センサ
11:ホール素子
11a:おもて面
11b:裏面
12、22、32、42、92:粉粒モールド部

Claims (5)

  1. 導体を流れる電流により生じる磁界を感磁素子で検出する電流センサであって、
    導体上に配置される感磁素子と、
    導体外周上であって電流の流れる方向に直交する方向からみて感磁素子の配置範囲を通る環状領域内に、感磁素子の表面であって導体に対して反対側の表面を除いて設けられる磁性樹脂と、
    を備えることを特徴とする電流センサ。
  2. 磁性樹脂は、電流の流れる方向に直交する両側から感磁素子を挟んで設けられることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 磁性樹脂は、導体を挟んで感磁素子とは反対側で感磁素子と重なる範囲に設けられることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  4. 感磁素子は、導体表面に設けられた凹部及び/又は凸部に嵌合して位置決めされることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電流センサ。
  5. 磁性樹脂は、感磁素子の表面で導体に対して反対側の表面と電流の流れる方向を向いている表面を除いて設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電流センサ。
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