JP2014006115A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】電流路に流れる電流により発生する磁界を検出する高速応答性を向上させ信頼性の高い電流センサを提供する。
【解決手段】電流センサ1は、センサ本体2とセンサ本体2に固定されるシールド3とから構成され、センサ本体2に取り付けられる電流路4に流れる電流を検出する。シールド3は、第1シールド3Sと第2シールド3Tとを備えている。第1シールド3Sは、センサ本体2の側部に形成された嵌合穴25に嵌合する嵌合部31Sと、嵌合部31Sに対して略直角方向に延在する平坦部32Sと、を備えている、第1シールド3Sの平坦部32Sの端部33Sと、第2シールド3Tの嵌合部31Tとの端部33Tとは、対向してかつ離間してセンサ本体2に配置固定される。これにより、磁気検出素子が検出する磁界位相の遅れを解消している。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールドの構造に特徴のある電流センサに関する。
自動車の車載バッテリと車両電装品とを接続する電流路(例えば、バスバー等)に流れる電流を検出する電流センサは知られている(特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1の電流センサ100は、図6(a)及び図6(b)に示す通り、センサ本体200とセンサ本体200に固定されるシールド300とから構成され、センサ本体200とシールド300との間に電流路400を配置して、電流路400に流れる電流を検出している。電流は、センサ本体200に取り付けられた基板210に実装される磁気検出素子220により磁気強度を検出し、それに相当する電力を出力することにより測定される。シールド300は略「コ」字状を成し、電流路400の裏面を完全に包囲している(図6(b)参照)。この構成により、磁気歪み発生が無く信頼度の高い電流センサ100が実現できることが開示されている。尚、図6(b)は、特許文献1に開示されていないが、本発明の構成との相違を明確にするために作図したものである。
また、特許文献2の電流センサには、磁気検出素子が電流の流れに対して垂直な幅方向の中央位置から幅方向に所定距離だけ離れた位置に設けられている。これにより、磁気検出素子の周波数特性の帯域を広げて周波数特性を向上させることができる。また、幅方向の磁界を検出することにより、電流路を流れる電流を測定できることが開示されている。
特開2010−223868号公報 特許第4515855号公報
特許文献1に記載される電流センサ100においては、シールド300が、電流センサ100の取り付け部分において、電流路400を裏面から完全に覆っている。このため、電流路400に流れる電流により生じる渦電流が発生し、磁気検出素子220で検出する磁界の位相が電流の位相より遅れる欠点がある。特に高い周波数の大電流では、シールドの磁気飽和が予想され、磁気検出素子400が検出した磁束密度と電流間の線形関係が崩れ誤差許容内の測定が困難となり、高速応答の信頼性に問題を生じていた。また、特許文献2に記載される電流センサにおいては、磁気検出素子を幅方向にずらしてはいるが、シールドを設けるのではなく、電流路に磁気検出素子を近接させて高い電流感度を得ているため、例えば、三相交流における隣接磁界や近接した電気部品等から発生する磁界の影響を受け易く、正確な電流値を測定し難いという問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電流路に流れる電流により発生する磁界を検出する高速応答性を向上させ信頼性の高い電流センサを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電流センサは、下記(1)を特徴としている。
(1) 電流が流れる電流路に設置される電流センサであって、
基板と、前記基板に実装される磁気検出素子と、を有するセンサ本体と、
第1シールドと第2シールドとによって対をなす一対のシールドと、
を備え、
前記第1シールドは、平板状の嵌合部と、前記嵌合部に対して略直角方向に該嵌合部に延在された平板状の平坦部と、から成り、
前記第2シールドは、平板状の嵌合部から成り、
前記第1シールドの嵌合部と前記第2シールドの嵌合部は、前記センサ本体の両側にそれぞれ固定され、
前記第1シールドの平坦部の端部と前記第2シールドの嵌合部の端部は、離間して配置され、
前記磁気検出素子は、前記センサ本体の中央から離れた前記第2シールドよりに位置づけられ、
前記第1シールドの平坦部は、前記嵌合部に対して略直角方向に前記センサ本体の中央に向かって延在されていること。
上記(1)の電流センサによれば、磁気検出素子での磁界位相が遅延せず、高速応答性を向上させることがき、且つ、磁気干渉からの影響を極力防止して、隣接する電流路から漏れる磁束が、垂直方向のみ磁気検出素子に印加されるため磁界位相誤差が軽減され、且つ磁気飽和が軽減される電流センサを提供できる。
本発明によれば、磁気検出素子がシールドの中央位置よりも一方のシールドに寄った位置に配置されていることにより、磁気検出素子での磁界位相が遅延せず、応答性の向上を図り、特に高速応答性に優れた電流センサを提供できる。更に、シールドの形状をL字状としたことにより、磁気検出素子に向かう電磁ノイズによる影響を低減できる。更に、シールドを一対とし各端部を離間させたことにより、磁気飽和が軽減され、大電流であっても精度良く測定することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明に係る電流センサの一実施形態を示す分解斜視図である。 図2は、図1に係る電流センサのA−A断面図である。 図3は、図1に係る電流センサのB−B断面図である。 図4(a)は従来技術の構成と本発明の実施形態による90%―90%応答時間の比較グラフ、図4(b)は90%―90%応答時間を説明するためのグラフである。 図5は、電流値と磁束密度における性能を示すグラフである。 図6(a)及び図6(b)は、従来技術の電流センサを示し、図6(a)は分解斜視図、図6(b)は縦断面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図3に基づいて、本発明の一実施形態である電流センサを説明する。図1は電流センサの斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
電流センサ1は、センサ本体2とセンサ本体2に固定されるシールド3とから構成され、センサ本体2に取り付けられる電流路4に流れる電流を検出する。電流センサ1は、例えば、自動車の車載バッテリと車両電装品とを接続する電流路に取り付けられる。
センサ本体2は、絶縁性の合成樹脂等から成形された筺体に、回路等が実装される基板21が収容されている。基板21には、磁気検出素子22とが取り付けられている。磁気検出素子22は、電流路4で生じる磁界を測定する素子であり、例えば、磁場の中のキャリアが受けるローレンツ力による生じるホール効果を利用した半導体ホール素子やアモルファス磁性体による磁気インピーダンス効果を利用した磁気インピーダンス素子、等である。電流センサ1は、基板21に実装された増幅回路等を介して、磁気検出素子22で検出された磁界に比例した値の電圧値を出力する。
シールド3は、例えば、パーマロイやケイ素鋼板などの高透磁率の材料からなり、薄板で形成されている。また、シールド3は、左右一対であり、センサ本体2の両側にそれぞれ固定されている。電流路4をセンサ本体2の下部に取り付け、シールド3をセンサ本体2の上部から取り付ける。
シールド3は、第1シールド3Sと第2シールド3Tとを備えている。第1シールド3Sは、センサ本体2の側部に形成された嵌合穴25に嵌合する平板状の嵌合部31Sと、嵌合部31Sに対して略直角方向に延在される平坦部32Sと、を備えている。直角方向とは、センサ本体2の側方から中央にある中心線Xに向かう方向である。一方、第2シールド3Tは、平板状の嵌合部31Tを備えている。そして、第1シールド3Sの平坦部32Sの端部33Sと、第2シールド3Tの嵌合部31Tとの端部33Tとは、対向してかつ離間してセンサ本体2の上部に配置固定される。従って、両シールド3S、3Tは、電流路4を完全に包囲しておらず、開口部分(スリット)を備えていると言える。
磁気検出素子22は、センサ本体2の中心線Xより左側(図面上で)に位置づけられている。即ち、第2シールド3Tに近い位置にくるよう基板21に実装されている。換言すれば、センサ本体2の中心線X方向に長さLで突出する平坦部32Sの端部33Sに対して、離れる方向の第2シールド3Tよりに磁気検出素子22が配置されている。尚、第2シールド3Tの端部33Tに平坦部が一部形成されていても良い。
電流路4は、交流電流等が流れる平板上に形成されたバスバーや導体などであり、センサ本体2下部に取り付けられる。
本発明の電流センサ1によれば、センサ本体2の中心線Xより左側(図面上で)に位置づけられていることによって、磁気検出素子22での磁界位相が遅延せず、特に高速な応答性を実現することができる。また、L字状の第1シールド3Sが電流路4の片側に設けられていることによって、周辺からの磁気干渉を抑制した電流センサ1を提供できる。また、電流路4の断面における均一な電流密度分布が得られ磁気検出素子22の応答性が向上し、残留磁界が抑制されオフセット誤差を低減できる。更に、隣接する相の電流路4から漏れる磁束が、垂直方向のみ磁気検出素子22に印加されるため磁界位相誤差が軽減される。
図4(a)は、従来技術の構成と本発明の実施形態による、電流が100A/μSで変動する時の90%―90%応答時間(μs)の比較グラフである。90%―90%応答時間とは、図4(b)に示す通り、電流路4に流れる電流(入力電流)出力90%に対して、それに対応する磁界に比例した電圧値(出力電圧90%)が磁気検出素子22で測定される応答時間のことである。図4(a)に基づく実測結果では、従来技術の応答時間50μsから本発明の応答時間6μs(応答時間6μsは、実測に用いた磁気検出素子の理論値。)に改善(約90%改善)され、シールド3の構成による効果が明らかに現れており、電流の変動が速くなっても磁気検出素子22の応答性が向上し、特に高速応答性を確保できている。
図5は、電流値と磁束密度における性能を示すグラフである。
嵌合部31と嵌合穴25との嵌合により、シールド3がセンサ本体2に確実に固定される。その結果、平坦部32の突出量(長さL)と磁気検出素子22との相対的位置関係が極めて安定する。特に、長さLの違いによりオフセット誤差の相違があるため、一定の長さLを保つことは重要である。耐震性に優れた固定であるため、最適なオフセット誤差値を維持することが極めて容易となる。
図5のグラフでは、縦軸にシールド板内部の磁束密度(mT)を取り、横軸に電流(A)を取っている。このグラフから理解されると通り、電流(A)が大きくなると磁気飽和が発生しやすくなる(曲線参照)が、本発明では、従来と比して、高い周波数の大電流が流れても磁気飽和の発生を抑え、線形性が維持される区間(線形区間)を拡張することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1 電流センサ
2 センサ本体
3 シールド(3S 第1シールド、3T 第2シールド)
4 電流路
21 基板
22 磁気検出素子
31 嵌合部
32 平坦部
33 端部
L 長さ

Claims (1)

  1. 電流が流れる電流路に設置される電流センサであって、
    基板と、前記基板に実装される磁気検出素子と、を有するセンサ本体と、
    第1シールドと第2シールドとによって対をなす一対のシールドと、
    を備え、
    前記第1シールドは、平板状の嵌合部と、前記嵌合部に対して略直角方向に該嵌合部に延在された平板状の平坦部と、から成り、
    前記第2シールドは、平板状の嵌合部から成り、
    前記第1シールドの嵌合部と前記第2シールドの嵌合部は、前記センサ本体の両側にそれぞれ固定され、
    前記第1シールドの平坦部の端部と前記第2シールドの嵌合部の端部は、離間して配置され、
    前記磁気検出素子は、前記センサ本体の中央から離れた前記第2シールドよりに位置づけられ、
    前記第1シールドの平坦部は、前記嵌合部に対して略直角方向に前記センサ本体の中央に向かって延在されていることを特徴とする電流センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009150654A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Yazaki Corp 電流センサ
JP2009258048A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Yazaki Corp 電流センサ

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