JP2014004759A - 切断機 - Google Patents

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慎治 倉賀野
Akira Onose
章 小野瀬
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Abstract

【課題】ガイドバーをベースに固定させて切断を行う切断機における切断の位置精度を高める。
【解決手段】ガイドバー突き当て部25は、図1中の左側からガイドバー50に当接して図1中の右側に向かって付勢する。これによって、ガイドバー50の右側面は、ガイドバー50の右側にある中央ガイドバー支持部24又は端面側ガイドバー支持部21bに当接する。また、左側面(他側面)側では、端面側ガイドバー支持部21aにも当接する。このため、ガイドバー50のベース20に対する取り付け角度が固定される。この際、ガイドバー突き当て部25のガイドバー50の左側面側への突出量が調整可能とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転刃具がベースに固定され、ベースの下面を被切断試料に当接させて被切断試料を切断する切断機の構造に関する。
木材、例えば木板を切断するためには、携帯式の切断機が使用されている。こうした切断機においては、回転刃具(丸鋸刃)を回転させるモーター(駆動機構)がベースに固定され、回転刃具が部分的にベースの下面から突出する構成とされる。利用者は、被切断試料(例えば木板)にベースの下面を当接させ、切断機を移動させることによって、切断作業を行うことができる。
この際、利用者は被切断試料の上で切断機を面内方向で回転刃具に沿って移動させることによって、切断を行うことができる。この切断箇所を定めるために、被切断試料の側面に当接される案内面が用いられる。案内面は、回転刃具と平行に形成され、棒状のガイドバーの先端付近に固定される。ガイドバーは取り外し可能、かつベースの端部から案内面までの間隔が調整可能とされてベースに固定されるようになっている。案内面が設けられた側のベースの端部と回転刃具までの間隔は機械的に固定されている。このため、このベースの端部と案内板までの間隔を調整してから案内板を被切断試料の側面に当接させれば、被切断試料の側面と回転刃具までの距離を調整することができる。これによって、切断箇所を適正に調整して切断作業を行うことができる。
このように案内板が接続されたガイドバーが用いられる切断機の一例の構成を示す上面図が図12である。ここで、実際には回転刃具を回転させる駆動機構等もベースに固定されているが、その記載を省略している。回転刃具100は、ベース20の上面側から、ベース20に設けられたベース開口20aを貫通してベース20の下面側に突出するように設置され、この突出量が可変となるように駆動機構(図示せず)がベース20の上面側に設置される。この突出量は、被切断試料(図示せず)における切断深さに対応する。
また、ベース20の図12における下側の端面20b(図1における紙面と垂直方向に広がる面)は、この回転刃具100と平行となるように設定され、この平行度は、前記の突出量を変えた際にも維持される。このため、突出量(切断深さ)を調整した際にも、端面20bと被切断試料に対する位置関係を固定すれば、回転刃具100と被切断試料の位置関係(切断箇所)は固定される。
ベース20の上面には、案内板51が固定されたガイドバー50が固定される。案内板51の図1における紙面垂直方向に広がる表面である案内板第1主面51a(図1における上側の面:端面20bと対向する面)と案内板第2主面51bは平行とされる。これらの面は回転刃具100あるいは端面20bと略平行となるように設定される。また、ガイドバー50が延伸する方向は、図12における上下方向(回転刃具100等と垂直な方向)とされる。ガイドバー50と案内面51は例えば溶接で固定されている。一方、ガイドバー50は、ベース20に着脱できる構成とされる。この際、切断箇所を調整するために、案内板51の図12における上下方向の位置は調整可能とされる。すなわち、ガイドバー50は、ベース20の上面においてガイドバー50の長手方向における位置が調整可能な状態で固定される。
ベース20の上面には、ガイドバー50を支持するための構造が設けられる。図12の構成においては、ガイドバー50は端面20bに近い側(案内板51が存在する側)で、上側に突出する形態とされて形成された端面側ガイドバー支持部21a、21bの間を挿通する。また、図12中における端面20bから遠い側では、ガイドバー50の上面側を覆うガイドバー案内部22が設けられ、ガイドバー50は、ベース20の上面とガイドバー案内部22の間を挿通する構成とされる。ただし、ガイドバー50のベース20からの着脱を容易にするために、ガイドバー50と端面側ガイドバー支持部21a、21b、ガイドバー案内部22のそれぞれとの間には、遊びが設けられている。このため、ガイドバー50は、端面側ガイドバー支持部21a、21b、ガイドバー案内部22だけによっては固定されない。
このため、ガイドバー案内部22には、ガイドバー固定機構23が設けられている。図13は、図12の構成におけるG−G方向の断面図であり、ガイドバー固定機構23の断面構造が示されている。ガイドバー固定機構23は、下側に移動することによってその下面がガイドバー50の上面と当接するガイドバー固定具231、ガイドバー固定具231を鉛直方向にある回転軸の周りで回転させるガイドバー固定ノブ232、ガイドバー固定ノブ232とガイドバー案内部22の上面との間においてガイドバー固定具231を巻回するように設けられたガイドバー固定機構バネ233で構成される。ガイドバー固定具231は、ガイドバー案内部22を貫通するが、この際に、ガイドバー固定具231が回転することによってガイドバー固定具231が上下方向に移動するように、ガイドバー固定具231、ガイドバー案内部22にネジ加工が施されている。このため、利用者は、ガイドバー固定ノブ232を操作してガイドバー固定具231を回転させ、ガイドバー固定具231によってガイドバー50をベース20の上面に向かって付勢することができ、これによって、ガイドバー50をベース20に固定することができる。ガイドバー50をベース20から取り外す際には、ガイドバー固定具231を前記と逆方向に回転させればよい。
すなわち、これらの構成によってガイドバー50をベース20に取り付け、案内板51の位置を調整してガイドバー50を固定し、案内板51(案内板第1主面51a)を被切断試料に当接させれば、切断箇所を精密に制御して切断作業を行うことができる。
このような構成の切断機の利便性を更に高めるための具体的構成として、各種のものが知られている。例えば、特許文献1には、この際に、ベースの端面と案内板の間隔を測定することのできる定規が定規脚を用いて設置され、かつこの定規脚が作業者の切断作業における障害にならないような構成とされた切断機が記載されている。
特許文献2には、案内面が固定されたガイドバーの固定を特に容易とした切断機が記載されている。また、特許文献3には、案内面(ガイドバー)を2つ用いることによって、回転刃具による切断の精度を高めた切断機が記載されている。このように、案内面及びこれが固定されたガイドバーを用いることにより、切断の位置精度を高めることができる。
特開2002−370203号公報 特開2008−074032号公報 特開2002−46101号公報
上記の通り、ガイドバーの着脱を容易とするために、ガイドバー固定機構以外でガイドバーと接するベース側の箇所(端面側ガイドバー支持部21a、21b等)とガイドバーとの間には遊び(隙間)が設けられる。このため、特許文献1、2に記載の技術においては、ガイドバー50は図12における時計回りあるいは反時計回りの方向にわずかに回動し、ベース20に対するガイドバー50の取り付け角度はわずかに変動する。このため、ベースに対する案内面の取り付け角度の精度を高めることはできず、切断の位置精度を高めることは困難であった。
特許文献3に記載の技術においては、多くのガイドバーを用いることによってこの問題は低減されるが、多くのガイドバーを同時に用いることは、利用者にとっては作業上の負担となる。また、各ガイドバーにおいて前記の問題が発生するために、やはり切断の位置精度を高めることは困難であった。
すなわち、ガイドバーをベースに固定させて切断を行う切断機における切断の位置精度を高めることは困難であった。特に、利用者が簡単な作業を行うことのみによって、この精度を高めることは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の切断機は、回転刃具がベースの下面側から突出するように前記回転刃具を回転させる駆動部が前記ベースに設置された構成によって、前記ベースの下面にその上面が接するように設置された被切断試料を切断し、切断の際に前記被切断試料の側面に当接されることによって前記回転刃具が前記被切断試料を切断する位置を制限する案内面が接続され前記案内面と略垂直に延伸するガイドバーが、前記ベースの上面側に設置されて用いられる切断機であって、前記ベースは、その上面側において、前記ガイドバーが前記ベースに設置された際に、前記ガイドバーの一側面と当接して前記ガイドバーを支持するガイドバー支持部と、前記ガイドバーの延伸方向における前記ガイドバー支持部と異なる箇所において、前記ガイドバーの他側面に当接して前記ガイドバーを支持し、前記ガイドバーの他側面側への突出量が調整可能とされたガイドバー突き当て部と、を具備し、前記突出量の調整によって前記案内面の前記ベースに対する角度が調整可能とされたことを特徴とする。
本発明の切断機は、前記ガイドバー突き当て部において、前記ベースに対してネジで固定され、前記ネジの締め込み量によって外径が変動する円環状のアジャストリングが用いられたことを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ガイドバー突き当て部は、前記ガイドバー突き当て部における前記ガイドバーと当接する面の上側で前記突出量が大きく前記ガイドバーと当接する面の下側で前記突出量が小さくなるようなテーパー形状とされたことを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ベースは、その上面側において、前記ガイドバーが前記ベースに設置された際に、前記ガイドバーの延伸方向における前記ガイドバー支持部と前記ガイドバー突き当て部との間に、前記ガイドバーの一側面又は他側面と接する弾性支持部を具備することを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ベースは、その上面側において、前記ガイドバーが前記ベースに固定された際に、前記ガイドバーの上面に上側から接することによって前記ガイドバーを前記ベースに固定するガイドバー固定機構を具備することを特徴とする。
本発明の切断機において、前記ガイドバー固定機構において前記ガイドバーの上面と上側から接するガイドバー固定部材は、当該ガイドバー固定部材の前記ガイドバーの上面と接する側の面と前記ガイドバーの上面との間の間隔が、前記一側面側で小さく前記他側面側で大きくなるようなテーパー形状とされたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、ガイドバーをベースに固定させて切断を行う切断機における切断の位置精度を高めることができる。
本発明の実施の形態となる切断機の構成を示す上面図である。 本発明の実施の形態となる切断機におけるガイドバー突き当て部周辺の断面図である。 ガイドバー突き当て部の変形例が用いられた本発明の実施の形態となる切断機の構成を示す上面図である。 ガイドバー突き当て部の変形例の周辺の断面図(a)、側面図(b)である。 ガイドバー突き当て部の他の変形例の周辺の断面図である。 弾性支持部が用いられた本発明の実施の形態となる切断機の構成を示す上面図である。 本発明の実施の形態となる切断機における弾性支持部周辺の断面図である。 弾性支持部の上面図である。 弾性支持部の変形例が用いられた本発明の実施の形態となる切断機の構成を示す上面図である。 弾性支持部の変形例の周辺の断面図(a)、上面からの拡大図(b)である。 本発明の実施の形態となる切断機におけるガイドバー固定機構周辺の断面図である。 従来の切断機の一例の構成を示す上面図である。 従来の切断機の一例におけるガイドバー固定機構の周辺の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る切断機について説明する。図1は、この切断機10において用いられるベース20を上面側から見た構成図である。ここで、実際には回転刃具(丸鋸刃)を回転させる駆動機構(モーター等)もベース20の上面に固定されているが、ここでは回転刃具100のみが記載され、駆動機構の記載は省略されている。回転刃具100は紙面に垂直な方向に広がり、その回転軸は図1における回転刃具100の中央から上下方向に設けられる。これによる切断方向は、図1における左右方向となる。
回転刃具100とベース20の位置関係、案内板51が接続されたガイドバー50とベース20の位置関係、ガイドバー50をベース20に取り付けるために形成されている端面側ガイドバー支持部21a、21b、ガイドバー案内部22については、図12の構成と同様である。また、ガイドバー50を上方から付勢してベース20に固定するためのガイドバー固定機構23についても、同様に用いられている。
ただし、この切断機10においては、ガイドバー50のベース20に対する取り付け角度を精密に固定するための構造が用いられている。
ベース20の上面には、案内板51が固定されたガイドバー50が固定される。ベース20の上面には、ガイドバー50を図1中の左右方向で支持するためのガイドバー支持部が適宜設けられ、ガイドバー支持部間の間隙をガイドバー50が挿通する構成とされる。ガイドバー50の脱着を容易とするために、ガイドバー50が設置された際には、ガイドバー支持部とガイドバー50との間には、一定の余裕(遊び)が形成される設定とされる。
図1の構成においては、このガイドバー支持部として、端面20b側(案内板51側)において端面側ガイドバー支持部21a、21bが設けられ、端面20bと反対側にはガイドバー案内部22が設けられる。この点については、図12の構成と同様である。ただし、ここでは、図1におけるベース20の上下方向の中央付近に中央ガイドバー支持部24が設けられている。中央ガイドバー支持部24は、端面側ガイドバー支持部21a、21bと同様に、ベース20の上面から上側(図1においては紙面手前側)に向かって突出して形成されている。
(ガイドバー突き当て部)
また、図1における上側(端面20bと反対側)に、ガイドバー突き当て部25が設けられている。ガイドバー突き当て部25は、ガイドバー固定機構23の近傍に設けられておいる。図2は、図1におけるA−A断面図であり、ガイドバー突き当て部25とガイドバー固定機構23の断面構造が示されている。ここで用いられたガイドバー固定機構23は、図13に示されたものと同様である。
ガイドバー突き当て部25は、図1中の左側からガイドバー50に当接して図1中の右側に向かって付勢する。これによって、ガイドバー50の右側面(一側面)は、ガイドバー50の右側にある中央ガイドバー支持部24又は端面側ガイドバー支持部21bに当接する。また、左側面(他側面)側では、端面側ガイドバー支持部21aにも当接する。このため、ガイドバー50のベース20に対する取り付け角度が固定される。この際、ガイドバー突き当て部25のガイドバー50の左側面(他側面)側への突出量が調整可能とされる。この突出量の調整によって、ガイドバー50のベース20に対する取り付け角度の微調整も可能である。
図2に示されるように、ガイドバー突き当て部25は、円環が円周上の一部で途切れた形状のアジャストリング251と、この中心軸方向を貫通する皿ネジ252で構成され、アジャストリング251の側面(外周面)がガイドバー50の左側面と当接する。皿ネジ252の下部がベース20に対してネジ止めされることによって、アジャストリング251は固定される。この際、このネジの締め込み量が大きい場合(皿ネジ252の上部が図2中の下方に位置する場合)には、アジャストリング251の外径が広がるため、ガイドバー50の左側面への突出量が大きくなる。逆に、このネジの締め込み量が小さい場合には、この突出量は小さくなる。すなわち、この皿ネジ252の締め込み量によって、ガイドバー突き当て部25の突出量を調整することができる。
すなわち、このガイドバー突き当て部25によってガイドバー50はその一側面(右側面)側に向かって付勢され、一側面側のガイドバー支持部(中央ガイドバー支持部24又は端面側ガイドバー支持部21b)に当接する。また、他側面(左側面)側ではガイドバー突き当て部25の他に、端面側ガイドバー支持部21aに当接する。このため、ガイドバー50のベース20に対する取り付け角度が精密に固定される。
すなわち、上記の構成によって、ガイドバー50(案内面51)のベース20に対する取り付け角度を精密に制御し、かつその着脱を容易にすることができる。これによって、この切断機10を用いた切断作業において、切断箇所を精密に制御することが可能となる。
なお、ガイドバー突き当て部25の形態として、上記のようなアジャストリング251を用いた構成以外にも、各種の構成のものを用いることができる。図3は、アジャストリングを用いない構成のガイドバー突き当て部26が用いられた場合の構成を図1と同様に示す上面図である。また、図4(a)は、そのB−B方向の断面図、図4(b)はそのC方向から見た側面図である。
図4に示されるように、この場合に用いられるガイドバー突き当て部26においては、ガイドバー案内部22の左側側面に取り付けられた無頭ネジ261が用いられている。図4(a)に示されるように、無頭ネジ261は、図1におけるガイドバー案内部22の左側側面を貫通し、その右側端面がガイドバー50の左側側面に当接する。ガイドバー案内部22と無頭ネジ261とはネジで嵌合する構成とされ、ガイドバー案内部22の内面における無頭ネジ261の突出量は、このネジの締め込み量で調整が可能である。図4(b)に示されるように、無頭ネジ261の左側端面にはヘキサゴンレンチに嵌合する凹部が設けられており、ヘキサゴンレンチを用いてこの締め込み量を調整することが可能である。
また、アジャストリングを用いたガイドバー突き当て部25において、アジャストリングの形状を工夫することによって、図1中の右方向だけでなく、ベース20側に向かってもガイドバー50を付勢することができる。図5は、この構成のガイドバー突き当て部27におけるアジャストリング271がガイドバー50の左側面に接する箇所を拡大した断面図である。このアジャストリング271は、皿ネジ252でベース20に固定される点については図2の構成と同様である。ただし、このアジャストリング271の外周面は、上側でガイドバー50に向かう突出量が大きく、下側でこの突出量が小さくなるようなテーパー形状とされる。この外周面がガイドバー50の上側頂部と当接した状態で図5における左側から付勢された場合、ガイドバー50は、図5中の右側だけでなく下側(ベース20側)にも付勢される。これにより、このガイドバー突き当て部27を用いることによって、ガイドバー50がベース20に固定される機械的強度も高めることができる。
(弾性支持部)
図1の構成においては、ガイドバー50の延伸方向において、端面側ガイドバー支持部21a、21bとガイドバー突き当て部25との間に、ガイドバー50の右側面に当接する中央ガイドバー支持部24が設けられていた。この中央ガイドバー支持部を、上記のガイドバー突き当て部を用いた場合においてより適した形態とすることもできる。この場合、この中央ガイドバー支持部がガイドバー50と接するに箇所において弾性体を用い、中央ガイドバー支持部が弾性をもってガイドバー50を支持する構成とすることが好ましい。図6は、この構成の切断機の構成を示す図1に対応した上面図、図7は図6におけるD−D方向の断面図、図8は図7におけるE−E方向の断面図である。
図7、8に示されるように、この場合に用いられる弾性支持部(中央ガイドバー支持部)28においては、中央ガイドバー支持部本体281中において、円環状の弾性体リング282が、これを上下方向に貫通する弾性体固定ネジ283によってベース20に固定される。中央ガイドバー支持部本体281は、前記の中央ガイドバー支持部24と同様に、ベース20に形成されており、図8におけるその左側面から弾性体リング282の左側端部が突出する構成とされる。これによって、ガイドバー50は、弾性体リング282によって右側面を支持される。この構成により、ガイドバー50の取り付け角度の微調整をより円滑に行うことができる。
また、この構成においては、弾性体リング282は弾性体固定ネジ283の周りで回転することができるため、図6中で下側からガイドバー50をベース20に取り付ける作業を円滑に行うことができる。
すなわち、ガイドバー突き当て部と、この構成の中央ガイドバー支持部(弾性支持部)28を用いることによって、ガイドバーの着脱、及びその取り付け角度の微調整を更に円滑に行うことができる。
なお、この場合の弾性支持部の構成も任意である。例えば、上記の構成においては、弾性体リング282が回転する構成とされたが、ガイドバー50の着脱を円滑に行うことができる限りにおいて、弾性支持部を他の構成とすることもできる。図9は、この構成の切断機の構成を図7と同様に示す上面図、図10(a)はそのF−F方向の断面図、図10(b)は図9の点線で囲まれた箇所の拡大図(弾性体支持部を拡大した上面図)である。
この構成において用いられる弾性支持部(中央ガイドバー支持部)29においては、図10(b)に示されるように、楕円形の中央ガイドバー支持部本体291にその内面が当接するように、スリーブバネ292が設置される。これによって、スリーブバネ292はベース20に固定され、かつ弾性変形をすることができる。この場合においても、ガイドバー50が図10(b)におけるスリーブバネ292の左側最端部とのみ接した状態で長手方向に移動することができれば、ガイドバー50の着脱を円滑に行うことができる。中央ガイドバー支持部(弾性支持部)29が弾性をもってガイドバー50を支持することをできることも明らかである。
なお、上記の構成においては、弾性支持部(中央ガイドバー支持部)を、ガイドバー50におけるガイドバー突き当て部が設けられた側と反対側に設置したが、弾性支持部(中央ガイドバー支持部)を、ガイドバー50におけるガイドバー突き当て部が設けられた側に設置しても、同様の効果を奏することは明らかである。
(ガイドバー固定機構)
上記の切断機10においては、ガイドバー固定機構23としては、図13の構成のものを用いることができる。しかしながら、上記の構成のガイドバー突き当て部や中央ガイドバー支持部(弾性支持部)を用いた場合により適合したガイドバー固定機構を用いることができる。図11は、このガイドバー固定機構30の構成を示す断面図であり、これは図2に対応した断面図となっている。
このガイドバー固定機構30においては、図2(図13)において用いられたガイドバー固定機構23と同様のガイドバー固定具231、ガイドバー固定ノブ232、ガイドバー固定機構バネ233が用いられる。ただし、ガイドバー50の上面と直接接するのはガイドバー固定具231の下面ではなく、これらの間にはガイドバー固定部材301が挿入されている。ガイドバー固定部材301は、ガイドバー案内部22で覆われた内部を上下方向に移動できる構成とされ、その上面がガイドバー固定具231の下面に当接し、その下面がガイドバー50の上面に当接する。
ここで、ガイドバー固定部材301の下面とガイドバー50の上面との間の間隔が、ガイドバー50の右側面側(ガイドバー突き当て部のある側と反対側)では小さく、ガイドバー50の左側面側(ガイドバー突き当て部のある側)では大きくなるような形状とされる。すなわち、ガイドバー固定部材301は、その下面がこうした形状となるようなテーパー形状とされる。図5に示されたガイドバー突き当て部27では、アジャストリング271をテーパー形状とすることによって、ガイドバー50を下側に付勢した。これに対して、このガイドバー固定機構30においては、ガイドバー固定部材301をこうしたテーパー形状とすることによって、ガイドバー50を図11中左側(ガイドバー突き当て部のある側)に付勢する。このため、上記のガイドバー突き当て部を用いた場合においては、このガイドバー固定機構30は特に有効である。すなわち、これによって、ガイドバー50の取り付け角度を更に精密に維持することができる。
以上説明したように、上記のガイドバー突き当て部、弾性支持部、ガイドバー固定機構を組み合わせることによって、ガイドバーのベースにおける取り付け精度を高めることができる。これによって、案内面のベースの端面に対する平行度の精度を高めることができ、切断の精度を高めることができる。ただし、これらのうちでガイドバー突き当て部のみを設け、弾性支持部、ガイドバー固定機構を設けない場合でも、同様の効果を奏することは明らかである。ただし、弾性支持部を更に設けた方が、ガイドバー(案内面)の取り付け角度の微調整が更に容易となるために、より好ましい。また、上記のガイドバー固定機構は、このガイドバー突き当て部と組み合わせることによって特に有効である。
なお、ガイドバー突き当て部として、そのガイドバー側への突出量が調整可能であってかつベースの上に形成可能な形態であれば、上記の他の構成のものを使用することが可能である。弾性支持部についても、ガイドバーにおけるガイドバー支持部が設けられた側と反対側の側面を弾性をもって支持できる形態であれば、上記の他の構成のものを使用することが可能である。また、ガイドバー固定機構についても、ガイドバーを上方から付勢した際に、ガイドバー突き当て部のある側にも付勢されるような構成であれば、上記の他の構成のものを使用することが可能である。
その他、案内板が接続されたガイドバーがベースに固定されて用いられる限りにおいて、回転刃具を回転させる駆動機構の構成は任意である。
10 切断機
20 ベース
20a 開口部
20b 端面
21a、21b 端面側ガイドバー支持部
22 ガイドバー案内部
23、30 ガイドバー固定機構
24 中央ガイドバー支持部
25、26、27 ガイドバー突き当て部
28、29 弾性支持部(中央ガイドバー支持部)
50 ガイドバー
51 案内板
100 回転刃具
231 ガイドバー固定具(ガイドバー固定機構)
232 ガイドバー固定ノブ(ガイドバー固定機構)
233 ガイドバー固定機構バネ(ガイドバー固定機構)
251、271 アジャストリング(ガイドバー突き当て部)
252 皿ネジ(ガイドバー突き当て部)
261 無頭ネジ(ガイドバー突き当て部)
281、291 中央ガイドバー支持部本体(弾性支持部)
282 弾性体リング(弾性支持部)
283 弾性体固定ネジ(弾性支持部)
292 スリーブバネ(弾性支持部)
301 ガイドバー固定部材(ガイドバー固定機構)

Claims (6)

  1. 回転刃具がベースの下面側から突出するように前記回転刃具を回転させる駆動部が前記ベースに設置された構成によって、前記ベースの下面にその上面が接するように設置された被切断試料を切断し、切断の際に前記被切断試料の側面に当接されることによって前記回転刃具が前記被切断試料を切断する位置を制限する案内面が接続され前記案内面と略垂直に延伸するガイドバーが、前記ベースの上面側に設置されて用いられる切断機であって、
    前記ベースは、その上面側において、
    前記ガイドバーが前記ベースに設置された際に、前記ガイドバーの一側面と当接して前記ガイドバーを支持するガイドバー支持部と、
    前記ガイドバーの延伸方向における前記ガイドバー支持部と異なる箇所において、前記ガイドバーの他側面に当接して前記ガイドバーを支持し、前記ガイドバーの他側面側への突出量が調整可能とされたガイドバー突き当て部と、
    を具備し、
    前記突出量の調整によって前記案内面の前記ベースに対する角度が調整可能とされたことを特徴とする切断機。
  2. 前記ガイドバー突き当て部において、
    前記ベースに対してネジで固定され、前記ネジの締め込み量によって外径が変動する円環状のアジャストリングが用いられたことを特徴とする請求項1に記載の切断機。
  3. 前記ガイドバー突き当て部は、
    前記ガイドバー突き当て部における前記ガイドバーと当接する面の上側で前記突出量が大きく前記ガイドバーと当接する面の下側で前記突出量が小さくなるようなテーパー形状とされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の切断機。
  4. 前記ベースは、その上面側において、
    前記ガイドバーが前記ベースに設置された際に、前記ガイドバーの延伸方向における前記ガイドバー支持部と前記ガイドバー突き当て部との間に、前記ガイドバーの一側面又は他側面と接する弾性支持部を具備することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の切断機。
  5. 前記ベースは、その上面側において、
    前記ガイドバーが前記ベースに固定された際に、前記ガイドバーの上面に上側から接することによって前記ガイドバーを前記ベースに固定するガイドバー固定機構を具備することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の切断機。
  6. 前記ガイドバー固定機構において前記ガイドバーの上面と上側から接するガイドバー固定部材は、当該ガイドバー固定部材の前記ガイドバーの上面と接する側の面と前記ガイドバーの上面との間の間隔が、前記一側面側で小さく前記他側面側で大きくなるようなテーパー形状とされたことを特徴とする請求項5に記載の切断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016097520A (ja) * 2014-11-19 2016-05-30 リョービ株式会社 電動工具

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