JP2014004638A - 多関節型ロボット - Google Patents

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Yoshihisa Kanjo
喜久 閑上
Katsuyoshi Kido
克芳 木戸
Yoshinori Nakai
良典 中井
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Abstract

【課題】ケーブルの撓みを低減でき、固定位置への応力の影響を緩和でき、摩耗等のケーブルへの影響を大幅に低減することでき、しかも、作業効率の向上、コスト低減を図ることが可能な多関節型ロボットを提供する。
【解決手段】基台20と、一端側が、第1軸OX1を中心に水平方向に回転可能に基台20に取り付けられた第1アーム30と、一端側が、第1アーム30の他端側に対して第2軸OX2を中心に水平方向に回転可能に取り付けられた第2アーム40と、複数の内部ケーブルが一つに束ねられ外周部が弾性を有する被覆体に被覆されて一体化されたケーブル50と、を有し、ケーブル50は、中間部が所定形状に屈曲させた状態で、一端側が、基台20に対してケーブルクランプ22にて取り付けられて固定支持され、他端側が、第2アーム40に対してケーブルクランプ46にて取り付けられて固定支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水平方向に回転するアームと基台(ベース)との間に配線が架け渡される多関節型ロボットに関するものである。特に、ロボットにおけるモータを制御するために必要な駆動源に給電する動力線、エンコーダを制御するための信号用ケーブル、および信号用電流を供給するための配線が水平方向に回転するアームと基台(ベース)との間に架け渡される多関節型ロボットに関するものである。
従来の多くの水平多関節型ロボット(スカラロボット)においては、各軸のモータを駆動するための給電ケーブルや信号ケーブルの配線をケーブル保護等の観点からケーブルダクト等を用い、機体外へ配線される方法が採用されている(たとえば特許文献1、2参照)。
この場合、使用されるケーブルダクトの外径は、内部に配線される各種ケーブルの総断面積に対するダクト内部の占有率により選定される。
特開2009−233824号公報、図1 特開2010−221310号公報、図1
ところが、ケーブルダクトの外径は、実際に配線されるケーブルの総断面積よりも約2倍大きい断面積となる。
このため、たとえば水平多関節型ロボットにおける配線の屈曲部分の曲げ半径が大きくなり、ロボットの動作中にダクトの撓みによってロボット周辺の機器や設備に損傷を与えるおそれがある。
また、ロボットが動作することによりダクト内部でケーブルが動き、この動きに伴ってケーブル同士の擦れ合い等による摩耗によってケーブルが損傷を受けるおそれがある。
また、ケーブルをロボットに固定する場合、駆動系である第2アームにケーブルを結束バンド等で板金に固定する。
しかしこの場合、ロボットの動作によりケーブルが捻じれたりすることにより固定位置へ応力がかかり、結束バンドとケーブル同士の擦れ合いにより摩耗し、ケーブルが損傷するおそれがある。
従来の水平多関節型ロボットにおいては、ケーブルダクト等を用いて配線を行うため、部品点数やケーブルの種類が多くなり、部材購入費や製造作業の効率がわるく、コスト増を招く。
また、ロボットに対するケーブル配線が複雑であることから、ロボット組み立て工数やメンテナンスに時間を要し、作業効率がわるく改善が必要である。
本発明は、ケーブルの撓みを低減でき、固定位置への応力の影響を緩和でき、摩耗等のケーブルへの影響を大幅に低減することでき、しかも、作業効率の向上、コスト低減を図ることが可能な多関節型ロボットを提供することにある。
本発明の第1の観点の多関節型ロボットは、基台と、一端側が、第1軸を中心に水平方向に回転可能に前記基台に取り付けられた第1アームと、一端側が、前記第1アームの他端側に対して第2軸を中心に水平方向に回転可能に取り付けられた第2アームと、複数の内部ケーブルが一つに束ねられ外周部が弾性を有する被覆体に被覆されて一体化されたケーブルと、を有し、前記ケーブルは、中間部が所定形状に屈曲させた状態で、一端側が、前記基台に対して取り付けられて固定支持され、他端側が、前記第2アームに対して取り付けられて固定支持されている。
本発明によれば、ケーブルの撓みを低減でき、固定位置への応力の影響を緩和でき、摩耗等のケーブルへの影響を大幅に低減することでき、しかも、作業効率の向上、コスト低減を図ることができる。
本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの断面を簡略的に示す図である。 本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの外観の側面図である。 本実施形態に係る基台の構成例を示す図である。 本実施形態に係る第1アームの構成例を示す図である。 本実施形態に係る第2アームの構成例を示す図である。 本実施形態に係る第2アームの背面パネル部の一例を示す図である。 本実施形態に係る基台と第2アーム間を接続する第1ケーブルの構成例を示す簡略断面図である。 本実施形態に係る基台とコントローラを接続する第2ケーブルの構成例を示す簡略断面図である。 本実施形態に係る第1ケーブルの線心の識別の色分け、配列および構造を示す簡略断面図である。 本実施形態に係る第2ケーブルの線心の識別の色分け、配列および構造を示す簡略断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの断面を簡略的に示す図である。図3は、本発明の実施形態に係る水平多関節型ロボットの外観の側面図である。
本実施形態に係る水平多関節型ロボット10は、基台(ベース)20、第1アーム30、第2アーム40、基台20と第2アーム40間を接続する第1ケーブル50、および基台20と図示しないコントローラ間を接続する第2ケーブル60を含んで構成されている。
第1ケーブル50は、たとえば複数のモータ駆動線を1本に束ねた動力線内部ケーブル、複数のエンコーダ線を1本に束ねたエンコーダ線内部ケーブル、混在させた複数のエンコーダ線およびブレーキ線を1本に束ねたエンコーダおよびブレーキ線内部ケーブルと、複数のユーザ配線を1本に束ねたユーザ配線内部ケーブルを、同心円状に一体的に束ね、その外周を基本的に編組シールドと内燃ポリウレタンシースにて被覆した1本のケーブルとして構成される。
第1ケーブル50は、一端側が基台20の後端部にケーブルクランプを用いて固定され、他端側が第2アーム40の後端部にケーブルクランプを用いて固定される。
第1ケーブル50は、水平多関節型ロボット10の第1アーム30および第2アーム40が原点位置にあるときに、第1アーム30および第2アーム40に対してまっすぐになるように、基台20および第2アーム40の後端部に対してケーブルクランプで固定される。
ここで、原点位置とは、第1アーム30が第1軸OX1を中心に回転しておらず、第2アーム40が第2軸OX2を中心に回転しておらず、第1アーム30および第2アーム40の長手方向軸が図1〜図3に設定した直交座標系のX方向に平行で一直線になるような位置をいう。
第1ケーブル50は、基台20および第2アーム40に固定された状態で、鉛直方向に所定の高さをもって立ち上がって延びる第1および第2立ち上がり部51,52、この立ち上がり部51,52の鉛直端V1とV2間を、鉛直端V2側から逆J次形を形成するような形状の中間部53を有している。
換言すると、第1ケーブル50は、固定状態で中間部53が、鉛直端V2からななめ上後方に向けて弧を描いて頂部TP1を形成し、この頂部TPからななめ下後方に向けてなだらかな弧を描いて鉛直端V1に至るような形状を有する。
第1ケーブル50は、この固定状態で、頂部TP1が基台20での第1固定部FX1と第2アーム40での第2固定部FX2との間のうち第2固定部FX2側に近い位置に形成される。
このような形状の第1ケーブル50は、中間部53は、第2立ち上がり部52の鉛直端V2から急な勾配をもって頂部TP1に至り、頂部TP1から比較的緩やかな勾配をもって第1立ち上がり部51の鉛直端V1に至るように形成される。
この逆J次形状は、ほぼ固定され、第1アーム30および第2アーム40の第1軸OX1および第2軸OX2を中心に回転した場合であっても、ケーブル軸を中心に捻じれるような応力等の負荷を受けるが、形状が崩れることなくそのままの形状を保持する。
そして、第1ケーブル50を形成する複数の内部ケーブルも一定の状態に保持されることから、内部ケーブルの撓みが抑止(低減)され、摩耗等のケーブルへの影響が大幅に低減される。
第1ケーブル50に対する応力等の負荷は、実質的には、ケーブルクランプによる固定部分に加えて、端部がケーブルクランプで固定されている領域近傍の立ち上がり部51,52、特に第2アーム40側の立ち上がり部52に集中する。
ただし、後でも説明するように、第1ケーブル50の端部はゴムパッキンを挟んでケーブルクランプで基台20および第2アーム40に固定されていることから、立ち上がり部51,52にかかる負荷の影響が緩和され、ロボット10のスムースな動きを実現でき、またケーブルの延命化をも図ることが可能となっている。
この第1ケーブル50の具体的な構成例については後述する。
第2ケーブル60は、たとえばエンコーダ線内部ケーブル、ユーザ配線内部ケーブル、ブレーキ線内部ケーブルを、同心円状に配置して、基本的に、遮蔽テープ、編組シールドおよび内部PVCシースで被覆し、その周りに駆動線内部ケーブルを配置して、編組シールド、耐熱・耐油性PVCシースで被覆した1本のケーブルとして構成される。
第2ケーブル60は、一端側が基台20の背面側にケーブルクランプで固定され、他端側が図示しないコントローラに接続され固定される。
この第2ケーブル60の具体的な構成例については後述する。
以下、水平多関節型ロボット10の各部の具体的な構成について説明する。
[基台の構成例]
まず、基台20の構成例について説明する。
水平多関節型ロボット10において、基台20は、図1〜図3に示すように、中空箱型の直方体形状を有し、基準面となる床面等に設置され、上面部20aの前方側に、第1アーム30の後端側である基端部31が第1軸OX1を中心に正逆方向に回転可能(旋回可能)に連結されている。ここで、正逆方向とは、時計回り方向および反時計回り方向である。
本実施形態において、第1軸OX1は基本的に基台20内部に配置された第1軸モータ21の出力軸(回転軸)211により形成される。
基台20は、上面部20aの後方側に、第1ケーブル50の一端側がケーブルクランプ22により取り付けられ固定されている。
基台20は、背面部20bに、第2ケーブル60の一端側がケーブルクランプ23により取り付けられ固定されている。
基台20は、前面部30cに、バッテリボックス24が配置されている。
図4(A)および(B)は、本実施形態に係る基台の構成例を示す図であって、図4(A)は外観斜視図を、図4(B)は背面図をそれぞれ示している。
基台20は、上面部20aの前方側に第1軸OX1用の第1軸モータ21の出力軸を外部に露出させる開口部201が形成されている。
開口部201は、第1アーム30の底面側に配置された第1軸減速機32を取り付け可能となる径をもって形成され、周縁部には第1軸減速機32を連結し固定するための、たとえば孔付ボルト202が複数配置されている。
そして、第1軸モータ21は、その出力軸部が第1アーム30の底面30aの基端部31に固定されている第1軸減速機32がギア等を介して連結されている。
これにより、第1アーム30は、第1軸モータ21により正逆いずれかの方向に回転される第1軸OX1を中心に、基台20に対して水平方向、換言すれば、上記直交座標系のXY平面内において旋回(水平旋回)する。
基台20は、上面部20aにおいて、開口部201の後方側にストッパブロック25を介して第1ケーブル50の一端側を受け入れるための開口部202が形成されている。
この開口部202には螺着により締結可能なケーブルクランプ22が嵌め込まれている。
基台20は、背面部20bにおいて、やや底面側中央部に、第2ケーブル60の一端側を受け入れるための開口部203が形成されている。
この開口部203には螺着により締結可能なケーブルクランプ23が嵌め込まれている。
基台20は、図3に示すように、その内部に、第1ケーブル50の内部ケーブルを形成する各種配線が接続された複数の第1コネクタ26と第2ケーブル60の内部ケーブルを形成する各種配線が接続された複数の第2コネクタ27が配置されている。
そして、基台20の内部において、それぞれ対応する配線が接続された第1コネクタ26と第2コネクタ27が接続されている。
なお、図3においては、図面の簡単化のために第1コネクタ26および第2コネクタ27を一体的に示しているが、実際は配線種ごとにコネクタが配置され接続される。
この場合、第1ケーブル50および第2ケーブル60から被覆をはがされて取り出された各配線は結束バンド等により束ねて基台20の内部に収容される。
また、基台20の背面部20bには、エアチューブ用ワンタッチ継手28等が配置されている。
[第1アームの構成例]
次に、第1アーム30の構成例について説明する。
図5(A)〜(C)は、本実施形態に係る第1アームの構成例を示す図であって、図5(A)は上面図を、図5(B)は側面から見た断面図を、図5(C)は上面側から見た斜視図である。
第1アーム30は、扁平な中空の直方体形状を有する。
第1アーム30は、前述したように、底面(第1面)30aの後端側の基端部31に第1軸減速機32が固定されている。
第1アーム30は、この第1軸減速機32が基台20に配置された第1軸モータ21の正逆いずれかの方向に回転される出力軸部と連結される。
これにより、第1アーム30は、第1軸モータ21の正逆いずれかの方向に回転される第1軸OX1を中心に、基台20に対して水平方向、換言すれば、上記直交座標系のXY平面内において旋回(水平旋回)する。
第1アーム30は、上面(第2面)30bの先端側の支持軸部33に第2軸減速機34が固定されている。
第1アーム30は、この第2軸減速機34が第2アーム40の後端側の基端部411に配置された第2軸モータ41の正逆いずれかの方向に回転される第2軸OX2を形成する出力軸部と連結されている。
これにより、第2アーム40は、第2軸モータ41により第2軸OX2であるその出力軸を正逆回転させるときに、その軸から第2軸モータ41が受ける反力によって、第2軸OX2を中心にして第1アーム30に対して水平方向に旋回する。すなわち、第2アーム40が水平旋回される。
本例において、第1アーム30は中空の直方体形状を有しているが、この中空部には、図2に示すように、少なくともケーブル等は配線、配置されていない非配置領域として形成されている。
したがって、第1アーム30は、中空である必要がなく、剛性を有しており、底面側および上面側に減速機を固定可能であれば、たとえば板状のものであってもよい。
[第2アームの構成例]
次に、第2アーム40の構成例について説明する。
図6(A)および(B)は、本実施形態に係る第2アームの構成例を示す図であって、図6(A)は主要部の斜視図、図6(B)はアーム本体を底面側から見た斜視図である。
また、図7は、本実施形態に係る第2アームの背面パネル部の一例を示す図である。
第2アーム40は、上部全体が開口された断面が長円(楕円)形状を有するアーム本体410、アーム本体410の後端側に固定される背面パネル部420、およびアーム本体410の上部全体を基端部411から先端部412にかけて覆う着脱自在なカバー体430を有する。
アーム本体410は、高い剛性を有する金属等により形成される。
カバー体430は軽量な樹脂等により形成され、取り付け状態で、背面パネル部420の背面および上面部が露出するように形成されている。
アーム本体410は、底面部410aの基端部411には第2軸OX2用の第2軸モータ41の軸部を外部に露出させる開口部411aが形成されている。
開口部411aは、第1アーム30の先端部における支持軸部33の第2軸減速機34を取り付け可能となる径をもって形成されている。
そして、第2軸モータ41は、その出力軸部が第1アーム30の上面30bの支持軸部33に固定されている第2軸減速機34がギア等を介して連結される。
これにより、第2アーム40は、第2軸モータ41により第2軸OX2であるその出力軸を正逆回転させるときに、その軸から第2軸モータ41が受ける反力によって、第2軸OX2を中心にして第1アーム30に対して水平方向に旋回する。すなわち、第2アーム40が水平旋回される。
アーム本体410は、底面部410aの先端部412には、ボールねじスプラインシャフト部42が挿通され取り付けられる開口部412aが形成されている。
ボールねじスプラインシャフト部42は、上記直交座標系のZ方向(上下方向)の移動のための第3軸OX3および上記直交座標系のXY平面内において旋回(水平旋回)するための第4軸OX4としての機能を併せ持つ。
開口部412aを挿通するようにアーム本体410の先端部412に取り付け固定されるボールねじスプラインシャフト部42は、ボールねじスプラインシャフト421を主構成要素として有する。
ボールねじスプラインシャフト421は、円柱状の軸体であって、その周表面には図示しないボールねじ溝とスプライン溝とが所定間隔をおいて形成されている。
これに対応して、ボールねじスプラインシャフト421には、図1に示すように、ボールねじナット422およびボールスプラインナット423が取り付けられている。
本例では、図2に示すように、ボールねじナット422がZ方向の上部側に位置し、ボールスプラインナット423がZ方向の下部側、より具体的には開口部412aより下部側に取り付けられている。
すなわち、ボールねじスプラインシャフト421は、ボールねじ溝がボールねじナット422の中心に螺合されるように挿通され、スプライン溝がボールスプラインナット423の中心に嵌め合わされて挿通されている。
ボールねじスプラインシャフト421は、Z方向において、ボールねじナット422の取り付け領域と422の取り付け領域とボールスプラインナット423の取り付け領域との間に、第3軸用の第3軸プーリ424と第4軸用の第4軸プーリ425の中心に取り付けられている。
第2アーム40のアーム本体410には、基端部411の第2軸モータ41の取り付け領域と先端部412のボールねじスプラインシャフト部42の取り付け領域との間に、第3軸OX3用の第3軸モータ43および第4軸OX4用の第4軸モータ44が並列に取り付けられている。
ただし、本実施形態では、第4軸モータ44の出力軸にはギア等を介して第4軸減速機45が連結されている。
そして、第3軸モータ43の出力軸に嵌め合わされたプーリ431とボールねじスプラインシャフト部42の第3軸プーリ424に第3軸タイミングベルト432が架け渡されている。
同様に、第4軸モータ44に連結された第4軸減速機45の出力軸に嵌め合わされたプーリ451とボールねじスプラインシャフト部42の第4軸プーリ425に第4軸タイミングベルト452が架け渡されている。
これにより、ボールねじスプラインシャフト421は、第2アーム40に対して上下方向(Z方向)に移動可能に、かつ、回転可能に支持されている。
ボールねじスプラインシャフト421は、第2アーム40内に配置された昇降用の第3軸モータ43の正逆回転がボールねじナット422を正逆回転させることによって上下方向(Z方向)に昇降移動され、その昇降移動によりその下端部426を上下方向に昇降させる。
ボールねじスプラインシャフト421は、第2アーム40内に配置された回転用の第4軸モータ44の正逆回転がボールスプラインナット423を正逆回転させることによって自らの軸心OX42を中心にして正逆回転される。
なお、ボールねじスプラインシャフト421の下端部426には、ツール、たとえば被搬送物を把持するハンドや被加工物を加工するハンド等の取り付けが可能になっている。 そして、本水平多関節型ロボット10は、ボールねじスプラインシャフト421の下端部426に取り付けられた各ツールによって、部品を搬送したり、部品を加工したりすることが可能となっている。
背面パネル部420は、アーム本体410の基端部411の最後端部において、背面パネル4201がZ方向に屹立し、カバー体430を装着したときに、第2アーム40の後ろカバーとなるように取り付けられている。
背面パネル部420は、背面パネル4201その上端部がアーム本体410に取り付けられた第2軸モータ41と所定間隔をおいて対向するように略直角に屈曲され、第1ケーブル50の他端部を取り付け固定するためのケーブル取り付け部422が形成されている。
図7は、本実施形態に係る第2アームにおける背面パネル部の一例を示す図である。
背面パネル部420において、ケーブル取り付け部4202には、ほぼ中央部に第1ケーブル50の他端側を受け入れるための開口部4202aが形成されている。
この開口部4202aには螺着により締結可能なケーブルクランプ46が嵌め込まれている。
また、背面パネル部420の背面パネル4201には、ロボット制御信号を入力するためのコネクタ47やブレーキ解除スイッチ48等が配置されている。
ケーブル取り付け部4202は、その上面は第2軸OX2に対して直交するXY平面に相当し、この面に対してゴムパッキン等は介在させてケーブルクランプ46で第1ケーブル50の他端側が取り付け固定される。
このとき、図2に関連付けて説明したように、第1ケーブル50は、鉛直方向(Z方向)に立ち上って延びる第2の立ち上がり部52を形成して固定される。
この場合、本実施形態においては、ケーブル取り付け部4202に固定された第1ケーブル50の軸は、第2アーム40を旋回させる第2軸OX2と平行で、しかも軸同士が若干のずれはあるが、概略的にほぼ一致するような位置関係にある。
したがって、第1ケーブル50の他端側は、第2軸OX2の回転に伴う第2アーム40、第1アーム30の水平旋回動作に追従しやすく、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収しやすくなり、その結果ケーブルに損傷を与えることを抑制することができる。
なお、第2アーム40側においては、図示しないが、第1ケーブル50の内部ケーブルを形成する各種配線が接続された複数の第1コネクタと第2軸モータ41、第3軸モータ43、第4軸モータ44等に接続された配線用の第2コネクタが配置され、それぞれ対応する配線が接続された第1コネクタと第2コネクタが接続されている。
この場合、第1ケーブル50から被覆をはがされて取り出された各配線は結束バンド等により束ねて第2アーム40のアーム本体410に収容される。
[第1ケーブルの構成例]
次に、第1ケーブル50の具体的な構成例について説明する。
図8は、本実施形態に係る基台と第2アーム間を接続する第1ケーブルの構成例を示す簡略断面図である。
図8の第1ケーブル50は、1つの動力線用の第1内部ケーブルユニット(Aユニット)510、並びに複数、本例では3つの信号等の配線用の第2内部ケーブルユニット(Bユニット)520−1,520−2,520−3を、撚糸等の介在物530を介在させて同心円状に一つに束ね、この外周を基本的に編組シールド540と内燃ポリウレタンシース550にて被覆した1本のケーブルとして構成されている。
第1ケーブル50は、23mm程度の外径を有する。
第1内部ケーブルユニット510は、複数、図8の例では9本のモータ駆動線511を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物512を介在させ1本に束ねて形成されている。
各モータ駆動線511は、たとえば軟銅線により形成され、周囲が絶縁体で被覆され、その外径は2mm〜3mm程度となっている。モータ駆動線511の耐電圧は、たとえばAC2000V/分である。
第1内部ケーブルユニット510は、全体で8mm程度の外径を有する。
第2内部ケーブルユニット(B−1ユニット)520−1は、複数、図8の例では6本のエンコーダ線521−1を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物522−1を介在させて1本に束ね、押さテープ523−1を介して編組シールド524−1と内部ポリウレタンシース525−1にて被覆した1本の内部ケーブルとして構成されている。
本実施形態においては、エンコーダ線521−1は、ツイストペア線により形成されており、これにより、ノイズ低減効果を発現でき、ケーブルの外径の小径化を実現できる。
第2内部ケーブルユニット520−1は、全体で7.5mm〜8mm程度の外径を有する。
第2内部ケーブルユニット(B−2ユニット)520−2は、複数、図8の例では混在させた6本のエンコーダ線521−2およびブレーキ線526−2を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物522−2を介在させて1本に束ね、押さテープ523−2を介して編組シールド524−2と内部ポリウレタンシース525−2にて被覆した1本の内部ケーブルとして構成されている。
本実施形態においては、エンコーダ線521−2およびブレーキ線526−2は、ツイストペア線により形成されており、これにより、ノイズ低減効果を発現でき、ケーブルの外径の小径化を実現できる。
第2内部ケーブルユニット520−2は、全体で7.5mm〜8mm程度の外径を有する。
第2内部ケーブルユニット(B−3ユニット)520−3は、複数、図8の例では6本のユーザ配線527を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物522−3を介在させて1本に束ね、押さテープ523−3を介して編組シールド524−3と内部ポリウレタンシース525−3にて被覆した1本の内部ケーブルとして構成されている。
本実施形態においては、ユーザ配線527は、ツイストペア線により形成されており、これにより、ノイズ低減効果を発現でき、ケーブルの外径の小径化を実現できる。
第3内部ケーブルユニット520−3は、全体で7.5mm〜8mm程度の外径を有する。
なお、本実施形態において、エンコーダ線521、ブレーキ線526、ユーザ配線527は、たとえば銅合金線により形成される。
第1ケーブル50は、上述したように、上記構成を有する第1内部ケーブルユニット510、および第2内部ケーブルユニット520−1,520−2,520−3を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物530を介在させ、押えテープ560を用いて一つに束ね、これを編組シールド540と内燃ポリウレタンシース550にて被覆した1本のケーブルとして構成されている。
ここで、編組シールド540は、たとえば錫メッキ軟銅線により形成され、厚さは0.5mm程度である。
また、弾性、可撓性等を有する内燃ポリウレタンシース550は、その厚さは1.5mm程度である。
第1ケーブル50は、全体として23mm程度の外径を有する。
なお、本実施形態において適用する内燃ポリウレタンシース550は、耐シゴキ性を有し、反発性に優れて、捻じれやうねりが発生する用途に適している。
さらに、ポリウレタンシース550は、耐摩耗性、耐油性、耐熱性、耐衝撃性等の優れた特性を有する。
したがって、第1ケーブル50は、水平多関節型ロボット10は、ロボットが動作することによりケーブルに負荷がかかったとしても、ケーブルが損傷を受けるおそれは極めて少ない。
本実施形態に係る水平多関節型ロボット10は、以上の構造を有する第1ケーブル50を有することから、以下に示す利点を有する。
従来のロボットでは、複数のケーブルをケーブルダクト内に収納して配線していたが、本実施形態のロボット10では、複数の内部ケーブルを1本のケーブルとして構成して、ケーブルダクトを使用しないことから、使用部材の点数が少なくなり、部材費削減とハーネスの製造工数を低減させることができるので、コスト削減を図ることができる。
従来のロボットでは、ダクトの外径が40mmであったが、本実施形態では、第1ケーブル50を一体化したケーブルとした結果、外径を23mm程度とすることができた。
これにより、ケーブルの曲げ半径を従来よりも小さくすることができるため、使用ケーブル長と撓みを低減することができる。
ロボットを動作させると、ケーブルダクトの振れにより影響によりロボット周辺の機器や設備に損傷を与えることが懸念されていたが、撓みが低減することで、ケーブルの振れが小さくなることから、ロボット周辺の機器や設備をロボットの近くに配置することが可能となる。
従来のロボットでは、ケーブルダクト内にケーブルを配線させてロボットが動作することにより、ケーブルダクト内部の自由なスペースにてケーブル同士が擦れ合って摩耗したり、ダクトとケーブル同士が擦れ合うことにより摩耗することによって、ケーブルに損傷を与えるおそれがあったが、本実施形態では第1ケーブル50を一体化することでその懸念は払拭された。
また、従来のロボットでは、第2アームにケーブルを結束バンド等で板金に固定していたので、ロボットを動作させるとケーブルが捻じれたりすることにより、固定位置へ応力がかかりケーブルが損傷を受けるおそれがあった。
本実施形態よれば、ケーブルクランプを使用して第2アーム40にて第1ケーブル50を固定することで、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収することができる。このため、ケーブルへの損傷を与えることを抑制することができる。
また、ケーブルダクトを使用しないことから、一体化したケーブルにすることでベアリングやそれら固定用の板金や機械加工等の使用部品点数を削減することができる。
第2アーム40にて第1ケーブル50を固定することで、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収する機能に対しては、第1ケーブル50の基台20および第2アーム40への取り付け構造が大きく寄与する。
重複する部分もあるがその構造を以下に示す。
第1ケーブル50は、図2等に関連付けて説明したように、第1ケーブル50は、基台20および第2アーム40に固定された状態で、鉛直方向に所定の高さをもって立ち上がって延びる第1および第2立ち上がり部51,52、この立ち上がり部51,52の鉛直端V1とV2間を、鉛直端V2側から逆J次を形成するような形状の中間部53を有している。
換言すると、第1ケーブル50は、固定状態で中間部53が、鉛直端V2からななめ上後方に向けて弧を描いて頂部TP1を形成し、この頂部TPからななめ下後方に向けてなだらかな弧を描いて鉛直端V1に至るような形状を有する。
第1ケーブル50は、この固定状態で、頂部TP1が基台20での第1固定部と第2アームでの第2固定部との間のうち第2固定部側に近い位置に形成される。
このような形状の第1ケーブル50は、中間部53は、第2立ち上がり部52の鉛直端V2から急な勾配をもって頂部TP1に至り、頂部TP1から比較的緩やかな勾配をもって第1立ち上がり部51の鉛直端V1に至るように形成される。
この逆J次形状は、ほぼ固定され、第1アーム30および第2アーム40の第1軸OX1および第2軸OX2を中心に回転した場合であっても、ケーブル軸を中心に捻じれるような応力等の負荷を受けたとしても、形状が崩れることなくそのままの形状を保持することが可能である。
第1ケーブル50に対する応力等の負荷は、実質的には、ケーブルクランプ22,46による固定部分に加えて、端部がケーブルクランプで固定されている領域近傍の立ち上がり部51,52、特に第2アーム40側の立ち上がり部52に集中する。
ただし、上記構成を有する第1ケーブル50の端部はゴムパッキンを挟んでケーブルクランプで基台20および第2アーム40に固定された固定領域、さらに立ち上がり部51,52にてかかる負荷の影響が緩和され、ロボット10のスムースな動きを実現でき、またケーブルの延命化をも図ることが可能となっている。
第1ケーブル50は、その試作にあたっては、鉄心を挿入したり、最外皮となる弾力性や可撓性をもつ内燃ポリウレタンシース550を多重層にしたものを適用してみたが、ケーブル全体が硬くなりすぎて、上記逆J字形状をもたせて取り付け作業は容易ではなく、また、取り付けたとしても、ロボットのスムースな動きを得ることは困難であった。
このような試作の結果、第1ケーブル50は、図8に関連付けて説明した構成を採用するに至った。
実際、図8の構成の第1ケーブルを使用して、水平多関節型ロボット10を動作して、20万回のサイクル試験を行った。
その結果、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収することができ、ケーブルに損傷を与えることを抑制することができた。
この結果から、本実施形態の内燃ポリウレタンシース550を1.5mm程度の1層とし適度な弾性、可撓性を持たせた第1ケーブル50の構成および取り付け構造は、十分に実用に供することが可能であることがわかった。
[第2ケーブルの構成例]
次に、第2ケーブル60の具体的な構成例について説明する。
図9は、本実施形態に係る基台とコントローラを接続する第2ケーブルの構成例を示す簡略断面図である。
図9の第2ケーブル60は、中心部からエンコーダ線を含む第2内部ケーブル610−1、610−2、およびユーザ配線およびブレーキ線を混在させた第2内部ケーブル610−3の3層構造を、遮蔽テープ620、編組シールド630、および内部PVCシース640で被覆して第2内部ケーブルユニット610が構成され、その周りに駆動線を含む第1内部ケーブルユニット650を配置して、押さテープ660、編組シールド670、耐熱・耐油性PVCシース680で被覆した1本のケーブルとして構成される。
なお、第2ケーブル60においても、第1ケーブル50と同様に、エンコーダ線、ユーザ配線、ブレーキ線は、ツイストペア線により形成されており、これにより、ノイズ低減効果を発現でき、ケーブルの外径の小径化を実現できるように構成されている。
また、第2ケーブル60において、エンコーダ線、ユーザ配線、ブレーキ線、およびモータ動力線である駆動線は錫メッキ軟銅線により形成される。
エンコーダ線を含む第2内部ケーブル610−1は、複数、本例では2本のエンコーダ線611−1を、撚糸等の介在物612−1を介在させ、1本に束ねて第2ケーブル60の軸心部に配置されている。
エンコーダ線を含む第2内部ケーブル610−2は、エンコーダ線内部ケーブル610−1の周囲に複数、本例では6本のエンコーダ線611−2を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物612−2を介在させて束ねて構成されている。
ユーザ配線およびブレーキ線を含む第2内部ケーブル610−3は、エンコーダ線を含む第2内部ケーブル610−2の周囲に混在させた複数、本例では12本のユーザ配線613およびブレーキ線614を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物612−3を介在させて束ねて構成されている。
そして、ユーザ配線およびブレーキ線を含む第2内部ケーブル610−3の外周を遮蔽テープ620、編組シールド630、および内部PVCシース640で被覆して第2内部ケーブルユニット610が形成されている。
第2内部ケーブルユニット610において、各エンコーダ線、ユーザ配線、ブレーキ線は1.5mm程度の外径を有する。
遮蔽テープ620は、たとえばアルミニウム箔貼付付けプラスチックテープにより形成される。
編組シールド630は、たとえば錫メッキ軟銅線により形成され、その厚さは0.5mm程度である。
内部PVCシース640は、厚さは1mm程度である。
そして、第2内部ケーブルユニット610は18mm程度の外径を有する
動力線を含む第1内部ケーブルユニット650は、第2内部ケーブルユニット610の周囲に複数、本例では12本のモータ動力線651を同心円状に配列させて、撚糸等の介在物652を介在させて束ねて構成されている。
そして、第2ケーブル60は、駆動線を含む第1内部ケーブルユニット650を押さテープ660、編組シールド670、耐熱・耐油性PVCシース680で被覆した1本のケーブルとして構成される。
編組シールド670は、たとえば錫メッキ軟銅線により形成され、その厚さは0.5mm程度である。
耐熱・耐油性PVCシースで680は厚さが1.5mm〜2.0mm程度である。
第2ケーブル60は、全体として26.6mm〜27mm程度の外径を有する。
本実施形態に係る水平多関節型ロボット10は、以上の構造を有する第2ケーブル60を有することから、以下に示す利点を有する。
従来のロボットでは、動力線、エンコーダ線、ブレーキ線、ユーザ配線と4本のケーブルと4種類のコネクタにてコントローラとロボット間を接続していたが、本実施形態では第2ケーブル60を採用することにより、1本のケーブルにてコントローラとロボット間を一つのコネクタにて接続することができるようになる。
また、従来のロボットでは4種類のコネクタにて接続していたが、本実施形態のケーブル配線では、1種類のコネクタによる接続となることから、使用部材の点数が少なくなり、部材費削減とハーネスの製造工数を削減することができ、コスト低減を図ることができる。
以上、第1ケーブル50と第2ケーブル60の具体的な構成例について説明した。
ところで、複数の配線を含む複数の内部ケーブルを一体化して1本のケーブルとした場合、上述したように、第2アーム40内、および基台20内で対応する線同士を各コネクタを介して接続するときに、被覆材を取り除くと線の種類を的確に把握し難く、作業の習熟度等によって作業効率の低下を招く場合もある。
そこで、本実施形態においては、第1ケーブル50および第2ケーブル60を構成する各線心の識別が明確となるように、線心を被覆する絶縁体の色を適宜選定し適用している。
図10は、本実施形態に係る第1ケーブルの線心の識別の色分け、配列および構造を示す簡略断面図である。
図10(A)は内部ケーブルを含む第1ケーブルの概要を示し、図10(B)は第1内部ケーブルユニットの各動力線を識別するための絶縁体への色の適用例を示している。図10(C)は第2内部ケーブルユニットの各線心に便宜的に番号を付与した概略構成を示し、図10(D)は各第2内部ケーブルユニットの各線心の絶縁体への色の適用例を表として示している。
図10の例では、第1内部ケーブルユニット510をAユニットとして、第2内部ケーブルユニット520−1をB−1ユニットとして、第2内部ケーブルユニット520−2をB−2ユニットとして、第2内部ケーブルユニット520−3をB−3ユニットとしてそれぞれ示している。
Aユニット(第1内部ケーブルユニット510)の9本の線心の絶縁体には、一例として、黒色(BL)、白色(W)、赤色(R)、緑色(G)、黄色(Y)、茶色(BW)、青色(B)、橙色(OR)、および灰色(GR)がそれぞれ適用される。
Bユニットの6本の線心には、図10(C)に示すように、No.1〜6の番号が付与されている。
B−1ユニット(第2内部ケーブルユニット520−1)において、一例として、No.1の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色(Y)、他方に白色(W)が適用され、No.2の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色(R)、他方に青色(B)が適用される。No.3の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色(G)、他方に橙色(OR)が適用され、No.4の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に灰色(GR)、他方に黒色(BL)が適用される。No.5の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に空色(AZ)、他方に茶色(BW)が適用され、No.6の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色(P)、他方に桃色(PN)が適用される。
B−2ユニット(第2内部ケーブルユニット520−2)において、一例として、No.1の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色/黒色(Y/BL)、他方に白色/黒色(W/BL)が適用され、No.2の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色/黒色(R/BL)、他方に青色/黒色(B/BL)が適用される。No.3の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色/黒色(G/BL)、他方に橙色/黒色(OR/BK)が適用され、No.4の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に灰色/黒色(GR/BL)、他方に黒色/白色(BL/W)が適用される。No.5の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に空色/黒色(AZ/BL)、他方に茶色/黒色(BW/BL)が適用され、No.6の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色/黒色(P/BL)、他方に桃色/黒色(PN/BL)が適用される。
B−3ユニット(第2内部ケーブルユニット520−3)において、一例として、No.1の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色/赤色(Y/R)、他方に白色/赤色(W/R)が適用され、No.2の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色/白色(R/W)、他方に青色/赤色(B/R)が適用される。No.3の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色/赤色(G/R)、他方に橙色/赤色(OR/R)が適用され、No.4の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に灰色/赤色(GR/R)、他方に黒色/赤色(BL/R)が適用される。No.5の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に空色/赤色(AZ/R)、他方に茶色/赤色(BW/R)が適用され、No.6の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色/赤色(P/R)、他方に桃色/赤色(PN/R)が適用される。
また、図示しないが、第2アーム40内、および基台20内において第1ケーブル50の各線心が接続される(取り付けられる)コネクタも同様あるいは類似の色が適用され、あるいはコネクタ等に対応する色が適用されるシール等が貼付される。
図11は、本実施形態に係る第2ケーブルの線心の識別の色分け、配列および構造を示す簡略断面図である。
図11の例では、第2内部ケーブルユニット610において、第2内部ケーブル610−1の2本の線心のうち、一方の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に青色(B)、他方に白色(W)が適用され、他方の線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色(Y)、他方に白色(W)が適用される。
第2内部ケーブル610−2の6本の線心のうち、第1線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色(G)、他方に白色(W)が適用され、第2線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色(R)、他方に白色(W)が適用される。第3線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色(P)、他方に白色(W)が適用され、第4線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に青色(B)、他方に茶色(BW)が適用される。第5線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色(Y)、他方に茶色(BW)が適用され、第6線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色(G)、他方に茶色(BW)が適用される。
第2内部ケーブル610−3の12本の線心のうち、第1線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色(R)、他方に茶色(BW)が適用され、第2線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色(P)、他方に茶色(BW)が適用される。第3線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に青色(B)、他方に黒色(BL)が適用され、第4線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色(Y)、他方に黒色(BL)が適用される。第5線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色(G)、他方に黒色(BL)が適用され、第6線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色(R)、他方に黒色(BL)が適用される。第7線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫(P)、他方に黒色(BL)が適用され、第8線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に青色(B)、他方に灰色(GR)が適用される。第9線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に黄色(Y)、他方に灰色(GR)が適用され、第10線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に緑色(G)、他方に灰色(GR)が適用される。第11線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に赤色(R)、他方に灰色(GR)が適用され、第12線心の絶縁体にはツイストペア線の一方に紫色(P)、他方に灰色(GR)が適用される。
第1内部ケーブルユニット650の12本の線心の絶縁体には、一例として、黒色(BL)、白色(W)、赤色(R)、緑色(G)、黄色(Y)、茶色(BW)、青色(B)、橙色(OR)、灰色(GR)、紫色(P)、空色(AZ)、および桃色(PN)がそれぞれ適用される。
また、図示しないが、第2アーム40内、および基台20内において第2ケーブル60の各線心が接続される(取り付けられる)コネクタも同様あるいは類似の色が適用され、あるいはコネクタ等に対応する色が適用されるシール等が貼付される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
ケーブルを一本化することにより、ケーブルの曲げ半径を従来よりも小さくすることができるため、使用ケーブル長と撓みを低減することができる。
従来、ロボットを動作させると、ケーブルダクトの振れによる影響によりロボット周辺の機器や設備を損傷させることが懸念されていたが、撓みが低減することでケーブルの振れが小さくなることから、ロボット周辺の機器や設備をロボットの近くに懸念なく配置することが可能となる。
本実施形態によれば、ケーブルダクトを使用しないことから、ベアリングや機械加工等の使用部品点数を削減することが可能となり、部品購入費やハーネスの製造作業の効率を改善でき、ひいてはコストを削減することが可能となる。
また、従来、ロボットが動作するときにケーブルダクト内部に配線されたケーブル同士の擦れ合い等による摩耗やケーブルとダクトの擦れ合い等による摩耗によってケーブルが損傷を受けるおそれがあった。
これに対して、本実施形態においては、ケーブルダクトを使用しないことから、上記摩耗等の懸念が払拭され、ケーブルの寿命も向上し、ロボットの品質向上につながる。
従来のロボットでは、第2アームにハーネスを結束バンド等で板金に固定設置しており、固定位置でのケーブルが断線や損傷が確認される事例が多く、改善する必要があった。
これに対して、本実施形態によれば、一体化したケーブルを使用することで、ケーブルクランプを用いてケーブルの固定を行い、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収することができるため、固定位置においてハーネスが断線や損傷することを抑止することができる。
また、ハーネス固定用板金等が不要となったため、コスト削減を実現することが可能となる。
また、両端がケーブルクランプにてロボットに固定されているため、ケーブル配線を簡素化することが可能となり、ロボットの製造工数を削減でき、不具合やメンテナンスにおいてハーネス交換を容易に行うことが可能となる。
すなわち、本実施形態よれば、ケーブルクランプを使用して基台20および第2アーム40にて第1ケーブル50を固定することで、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収することができる。このため、ケーブルへの損傷を与えることを抑制することができる。
基台20および第2アーム40にて第1ケーブル50を固定することで、ケーブルの弾力とケーブルクランプの固定部全体にてロボットの動作における応力を吸収する機能に対しては、第1ケーブル50の基台20および第2アーム40への取り付け構造が大きく寄与する。
本実施形態においては、第1ケーブル50は、第1ケーブル50は、基台20および第2アーム40に固定された状態で、鉛直方向に所定の高さをもって立ち上がって延びる第1および第2立ち上がり部51,52、この立ち上がり部51,52の鉛直端V1とV2間を、鉛直端V2側から逆J次を形成するような円弧を形成するような形状の中間部53を有している。
この逆J次形状は、ほぼ固定され、第1アーム30および第2アーム40の第1軸OX1および第2軸OX2を中心に回転した場合であっても、ケーブル軸を中心に捻じれるような応力等の負荷を受けたとしても、形状が崩れることなくそのままの形状を保持することが可能である。
このような配線取り付け構造により、立ち上がり部等にかかる負荷の影響が緩和され、ロボットのスムースな動きを実現でき、またケーブルの延命化をも図ることが可能となっている。
10・・・水平多関節型ロボット、20・・・基台、21・・・第1軸モータ、22・・・ケーブルクランプ、30・・・第1アーム、32・・・第1軸減速機、34・・・第2軸減速機、40・・・第2アーム、41・・・第2軸モータ、42・・・ボールねじスプラインシャフト部、43・・・第3軸モータ、44・・・第4軸モータ、45・・・第4軸減速機、46・・・ケーブルクランプ、410・・・アーム本体、420・・・背面パネル部、4201・・・背面パネル、4202・・・ケーブル取り付け部、430・・・カバー体、50・・・第1ケーブル、510・・・第1内部ケーブルユニット、520−1〜520−3・・・第2内部ケーブルユニット、60・・・第2ケーブル、610・・・第2内部ケーブルユニット、610−1〜610−3・・・第2内部ケーブル、650・・・第1内部ケーブルユニット。

Claims (6)

  1. 基台と、
    一端側が、第1軸を中心に水平方向に回転可能に前記基台に取り付けられた第1アームと、
    一端側が、前記第1アームの他端側に対して第2軸を中心に水平方向に回転可能に取り付けられた第2アームと、
    複数の内部ケーブルが一つに束ねられ外周部が弾性を有する被覆体に被覆されて一体化されたケーブルと、
    を有し、
    前記ケーブルは、
    中間部が所定形状に屈曲させた状態で、
    一端側が、前記基台に対して取り付けられて固定支持され、
    他端側が、前記第2アームに対して取り付けられて固定支持されている
    多関節型ロボット。
  2. 前記ケーブルは、
    前記基台および前記第2アームへの取り付け領域のうち、少なくとも前記第2アームへの取り付け領域は、所定の高さをもって鉛直方向に立ち上る立ち上がり部を有し、当該立ち上がり部から前記基台への取り付け領域にかけて逆J字状をなすように取り付けられ固定されている
    多関節型ロボット。
  3. 前記基台は、基準面に設置され、
    前記ケーブルは、
    一端側が、前記基台の基準面に対向する上面部に取り付けられて固定支持され、
    他端側が、前記第2アームにおいて、前記第2軸を中心とする回転部より前記水平方向に直交する鉛直方向における上部に取り付けられて固定支持され、
    前記基台に固定された状態で、鉛直方向に所定の高さをもって立ち上がって延びる第1立ち上がり部、前記第2アームに固定された状態で、鉛直方向に所定の高さをもって立ち上がって延びる第2立ち上がり部、並びに、前記第1立ち上がり部の第1鉛直端および第2立ち上がり部の第2鉛直端間の中間部を有し、
    固定状態で前記中間部が、前記第2鉛直端からななめ上後方に向けて弧を描いて頂部を形成し、当該頂部からななめ下後方に向けてなだらかな弧を描いて前記第1鉛直端に至るような形状を有する
    請求項1または2記載の多関節型ロボット。
  4. 前記ケーブルは、
    複数の動力線を同心円状に配列させた第1内部ケーブルユニットと、
    複数の信号用の配線を同心円状に配列させて束ねた1または複数の第2内部ケーブルユニットと、を含み、
    前記第1内部ケーブルユニットと前記第2内部ケーブルユニットを一つに束ね、当該束ねられたケーブルユニットの外周部をシールド体と弾性を有するシースで被覆として1本のケーブルとして形成されている
    請求項1から3のいずれか一に記載の多関節型ロボット。
  5. 前記基台には、コントローラと接続するための第2ケーブルの一端側が取り付けられて固定され、
    前記第2ケーブルは、
    複数の動力線を同心円状に配列させた第1内部ケーブルユニットと、
    複数の信号用の配線を同心円状に配列させた1または複数の第2内部ケーブルを含む第2内部ケーブルユニットと、を有し、
    上記第2内部ケーブルユニットは、前記1または複数の前記第2内部ケーブルを中心部から1層または複数構造となるように配置させて、その外周部をシールド体および内部シーツで被覆し形成され、
    前記第1内部ケーブルユニットは、前記第2内部ケーブルユニットの外周部に配置され、
    当該第1内部ケーブルユニットの外周部をシールド体と弾性を有するシースで被覆として1本のケーブルとして形成されている
    請求項1から4のいずれか一に記載の多関節型ロボット。
  6. 前記基台は、
    出力軸が前記第1軸を中心に回転する第1軸モータが配置され、
    前記第2アームは、
    出力軸が前記第2軸を中心に回転する第2軸モータが配置され、
    前記第1アームは、
    一端側の底面部の軸部に前記第1軸モータの出力軸が連結され、
    他端側の上面部の軸部に前記第2軸モータの出力軸が連結され、
    一端側および他端側の軸部間は、少なくとも配線が配置されない非配置領域である
    請求項1から5のいずれか一に記載の多関節型ロボット。
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