JP2014003997A - 仕切り板取り付け装置 - Google Patents

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Hiroshi Hiraoka
博 平岡
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Abstract

【課題】
本発明は、棚板錠に設置される仕切り板取り付け装置に関し、簡単な構成で、書籍を保持する力が強く、左右移動は非常に円滑で、棚板、背板等に切り欠き部を設ける必要もなく、見栄え、操作性に優れた仕切り板取り付け装置を提供することを課題とするものである。
【解決手段】
仕切り板取り付け装置は、仕切り板と固定具と保護部材からなり、仕切り板は、仕切り板本体と、固定具装着用部材で構成され、保護部材は、固定具あるいは固定具装着用部材の固定具取付部に係脱自在に装着され、左右の弾性突出脚部間に挿入される弾性突出脚固定部を備え、弾性突出脚固定部が、弾性突出脚部の係脱動作を防止するように構成しているものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、書籍等を整頓するため、左右方向に移動自在に、本立て等に取り付けられる仕切り板の取り付け装置に関する。
本立てに取り付けられる仕切り板は、仕切り板同士、あるいは、仕切り板と本立ての側板間に書籍等を挟みこんで、棚板上に整然と立設させるために左右移動可能に取り付けられているが、移動するときは円滑に移動し、書籍等を挟み込んだきは容易に移動しないようにする必要がある。
そして、従来の仕切り板取り付け装置として代表的なものは、仕切り板の背面にフックを取り付け、このフックを棚板に取り付けるようにしたものである。
すなわち、フックは仕切り板本体の背面に固定される固定部と、固定部の下端から下方に延設されていて、仕切り板本体の背面下端から延びる垂下部と、垂下部の下端から前方に延び出ており、仕切り板の底面と協働して棚板を挟むための挟持部よりなるものである。
(例えば、特許文献1参照。)
上記構成によると、フックは、固定部と垂下部と挟持部が一体となった構成であるため、仕切り板本体を棚板に装着するときは、一旦、本立てから棚板をとり外した状態でフックが取り付けられた仕切り板本体を棚板に装着し、再度、仕切り板が装着された棚板を本立てに取り付けるか、あるいは、棚板の背面と本棚の背板の前面との間の間隙(垂下部が挿通する間隙)に連続して、棚板に挟持部と垂下部が挿通可能な切り欠き部を形成し、この切り欠き部からフックが取り付けられた仕切り板本体を装着しなければならなかった。
すなわち、前者の場合、特に、書籍等が棚板に載置されているときに、仕切り板を増設したり、あるいは、仕切り板を取り除いたりする場合、一旦、書籍等を棚板上から取り除かねばならず、作業が非常に煩雑であった。
又、後者の場合、棚板に切り欠き部が露出するので見栄えがよくないだけでなく、切り欠き部から棚板上の小物が落下することがある。また、仕切り板を装着するための切り欠き部から逆に仕切り板が外れることがあるため、通常、切り欠き部を棚板の左右両端に設けることが多いが、そのため、仕切り板を左右両端に寄せることができなくなり使い勝ってもよくなかった。
仕切り板の底部と挟持部で棚板を常に挟持する構成であるから、書籍等を挟み込んだときの挟持力も、棚板を左右に移動するときの挟持力も同じであるため、仕切り板の左右移動を円滑にすればするほど、書籍を支持する力が弱くなり、書籍を保持する力を強くすればするほど、仕切り板の左右移動を円滑に行うことができないという問題があった。
特許第4460547号公報
本願発明は、このような問題に鑑み、簡単な構成で、書籍を保持する力が強く、しかも、仕切り板自体の左右移動は非常に円滑で、棚板等に仕切り板取り付け用の切り欠きを設ける必要がなく、見栄え、操作性に優れた仕切り板取り付け装置を提供することを課題とするものである。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、
棚板に立設する仕切り板を、左右方向にスライド移動可能にする仕切り板取り付け装置において、仕切り板取り付け装置は、仕切り板と固定具と保護部材からなり、仕切り板は、仕切り板本体と、固定具装着用部材で構成され、固定具装着用部材は、仕切り板本体後部に連結される連結固定部と、本立ての左右の側板間に配設された棚板の後方に形成されたスライド案内溝に挿通し、連結固定部の下方に連設された案内挿通部と、案内挿通部の下方に連設され、スライド案内溝に挿通可能で、案内挿通部がスライド案内溝内に位置した状態で、棚板の下方に突出するとともに、左右方向に所定間隔を有して下方に突出し、先端に係合突起が形成された弾性突出脚部が設けられた固定具取付部とを備え、固定具は、棚板下方で固定具取付部に係脱自在に装着され、仕切り板の不測のスライド移動を防止するとともに、仕切り板の浮き上がりを防止する支持突部と、固定具取付部と係合する係合固定部とを備えた逆L字形に形成されたものであって、保護部材は、固定具あるいは固定具取付部に係脱自在に装着されるものであって、左右の弾性突出脚部間に挿入される弾性突出脚固定部を備え、弾性突出脚固定部が、弾性突出脚部の係脱動作を防止するものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段に加え、固定具取付部に固定具が装着された状態で、弾性突出脚部の先端が臨むように固定具の係合固定部の下部は開放され、保護部材は、固定具下部に臨む弾性突出脚部を隠蔽するカバー部を備えたものである。
第1手段として構成したところによると、仕切り板の案内挿通部がスライド案内溝に挿通した状態で、固定具取付部を棚板の下方に突出せしめ、この固定具取付部に固定具が係合する。支持突部を固定具に設けているので、仕切り板の浮き上がりを防止できる。
そして、仕切り板を固定具から取り外すと、支持突部が棚板下面に当接しなくなり、仕切り板(仕切り板本体に固定具装着用部材が取り付けられたもの)を、上方に取り外すことができる。
したがって、仕切り板を外すために棚板を取り外す必要がなく、また、仕切り板の取り付けも、再度仕切り板の固定具取付部を固定具に係合すればいいだけなので仕切り板を所望の書籍間に位置させることも適宜、容易に行うことができる。
また、仕切り板を固定具から取り外す時には、所定間隔を有して下方に突出した弾性突出脚部の先端を指でつまむだけの操作でいいので容易に行うことができる。
そして、固定具は、逆L字形で支持突部が前方に突き出しているため、支持突部の上面と棚板下面との当接部を大きくできるので、不測に仕切り板が移動することがなく、かつ、棚板下部の空間に無用な突起部がないので、棚板下部の空間を有効に利用できる。
さらに、保護部材の弾性突出脚固定部が、左右方向に所定間隔を有して下方に突出した弾性突出脚部の間に挿入され、弾性突出脚部と当接するので、弾性突出脚部が、弾性突出脚部から固定具が係脱するほどの弾性変形ができなくなるため、仕切り板が固定具から外れない。
したがって、仕切り板に荷重がかかった場合においても、仕切り板が固定具から外れることがない。
第2手段として構成したところによると、第1の手段の効果に加え、
保護部材は、固定具の下部に突出した弾性突出脚部の先端を隠蔽するので、見栄えがいいばかりでなく、不用意に弾性突出脚部の先端を操作し、仕切り板が固定具から外れるといったことがない。
本立てに仕切り板を取り付けた状態の正面図。 図1に対応する平面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB部拡大図。 図4から保護部材を取り外した状態を示す拡大図。 図4のC−C線断面図。 図5のD−D線断面図。 固定具装着用部材の正面図。 固定具装着用部材の縦断面図。 固定具の正面図。 固定具の縦断面図。 保護部材の正面図。 保護部材の右側面図。 保護部材の平面図。 図14のE−E線断面図。 第2実施例の本立てに仕切り板を取り付けた状態の要部拡大正面図。 第2実施例の縦断面正面図。
本発明は、仕切り板本体と、仕切り板本体後部に連結される連結固定部と、本立ての左右の側板間に配設された棚板の後方に形成されたスライド案内溝に挿通し、連結固定部の下方に連設された案内挿通部と、案内挿通部の下方に連設され、スライド案内溝に挿通可能で、案内挿通部がスライド案内溝内に位置した状態で、棚板の下方に突出する固定具取付部とが合成樹脂材により一体に形成される固定具装着用部材で構成される仕切り板と、棚板下方で固定具取付部に係脱自在で、仕切り板の不測のスライド移動を防止するとともに、仕切り板の浮き上がりを防止する支持突部を有し、固定具取付部と係合し、固定具取付部に係合した状態で弾性突出脚部の先端が下部に臨み、係脱操作を可能とする係合固定部とを備えた逆L字形の固定具と、固定具あるいは固定具取付部に係脱自在に装着され、固定具下部に臨む弾性突出脚部を隠蔽する保護部材とで構成される仕切り板取り付け装置であって、連結固定部は、仕切り板本体の背面と連結される垂直固定部と、仕切り板本体の下方後端部に形成された取付用切り欠き部に外嵌する略U字形の水平固定部を備え、
固定具取付部は、左右方向に所定間隔を有して下方に突出し、先端に係合突起が形成された弾性突出脚部を備え、固定具は、弾性突出脚部が上下方向に挿通可能で下端に係合部が形成された嵌合固定孔を有し、係合突起が係合部に係合して固定具取付部に固定具が取り付けられるものであって、保護部材は、固定具下部に臨む弾性突出脚部を隠蔽するとともに、固定具下部の表面と面一となるカバー部と、カバー部の裏面に形成され、弾性突出脚部の間に挿入し、弾性突出脚部の係脱動作を防止する弾性突出脚固定部を有したものである。
第1実施例を、添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号1は本立てを示し、符号2は仕切り板を示し、符号5は固定具を示し、符号6は保護部材を示している。
本立て1は左右に所定間隔を有して立設された左右の側板11、11と、左右の側板11、11の後端間に配設された背板12と、左右の側板11、11間の所定高さに配設された棚板13より構成され、棚板13の後面には所定奥行きの切り欠きを設け、背板12の前面間に、後記する仕切り板2が左右方向に移動するための所定幅のスライド案内溝14が形成されている。
実施例では、スライド案内溝14は、切り欠きと背板12で形成しているが、棚板13の後部の幅方向に、所定奥行きの上下に貫通する細溝を加工することで形成してもよい。
また、棚板13の配設位置をやや前方にずらして、棚板13の後端面と背板12の前面間に隙間を設けることで形成してもよい。この場合、棚板に切り欠きを設ける必要がないので安価に製作することができる。
仕切り板2は、略方形状の扁平板体からなる仕切り板本体21と、仕切り板本体21の後部の切り欠き部29に連結される固定具装着用部材3より構成されている。
仕切り板本体21は、後端面下部に連結用嵌合孔22と、連結用嵌合孔22の下方位置に連結金具挿入孔23が設けられ、連結金具挿入孔23の前端部分に、連結金具挿入孔23に直交する方向の被連結金具取付孔24が右側面側から形成され、連結金具挿入孔23の下方角部で、仕切り板本体21の下方後端部に所定奥行きの取付用切り欠き部25が形成されている。
尚、仕切り板2に切り欠き部29を設けず、仕切り板2の後端面に、直接、固定具装着用部材3を連結してもよい。
符号26、26は、仕切り板本体21の前部下面と、仕切り板本体21の上部後面に取り付けられ、それぞれ、棚板13の上面と背板12の前面に当接し、仕切り板2の移動時、棚板13の上面と、背板12の前面に傷つくのを防止すると共に、仕切り板2の立設時に仕切り板2が不測に滑らないようにするための、フェルト、あるいは、ゴム材等からなる不滑性保護部材を示している。
固定具装着部材3は、仕切り板本体21の後端面下部に連結される連結固定部31と、連結固定部31の下方に連設され、スライド案内溝14に挿通する案内挿通部32と、案内挿通部32の下方に連設され、スライド案内溝14に挿通可能な固定具取付部33より、合成樹脂材にて一体に形成されている。
連結固定部31は、仕切り板本体21の厚みよりやや幅狭で、仕切り板本体21の後端面と連結される垂直固定部311と、仕切り板本体21の取付用切り欠き部25に外嵌する略U字形の水平固定部312よりなるものである。
垂直固定部311を仕切り板本体21よりやや幅狭に構成することによって、仕切り板本体21を仕切り板本体21の前方側から見た時、垂直固定部311が仕切り板本体21の背面の陰に隠れ、垂直固定部311が視認しにくくなり、仕切り板本体21が一枚板で構成されているように見える美観に優れた効果がある。
実施例において、連結固定部31は、仕切り板本体21の厚みに対して2ミリメートル幅狭に形成されている。
また、水平固定部312が、仕切り板本体21の取付用切り欠き部25に外嵌するので、仕切り板2が仕切り板2の後端部を中心軸に、仕切り板2の前部が左右方向に振れた場合、仕切り板本体21と固定具装着部材3は、同じに左右方向に振れるため、前述の仕切り板本体21の後部の切り欠き部28と固定具装着用部材3との連結部に負荷がかかり過ぎることによって起きる破損を防止することができる。
そして、垂直固定部311の背面側には連結用凹部313が形成され、前面側には、前記仕切り板本体21の連結用嵌合孔22に嵌合する嵌合突起314と、連結金具挿入孔23に対応して連結用孔315が形成されている。
案内挿通部32は連結固定部より幅広で、仕切り板2が取り付けられた状態で、スライド案内溝14内を左右に移動可能となる、溝幅よりやや狭い厚みを有し、下端面321が棚板13の下面高さと同程度の大きさに形成されている。
符号320は、固定具装着部材3が合成樹脂材で成型されたとき、各部分の厚みをほぼ同じにして、冷却時にヒケを生じさせないために設けられた凹部を示している。
固定具取付部33は、連結固定部31の垂直固定部311とほぼ同幅で、案内挿通部32のほぼ半分程度の厚みで、案内挿通部32の前面側に位置して下方に突出する略方形状の基板331と、基板331の左右両端部より、所定の間隔を有して下方に突出し、基板331の左右両端部より外向きに突出する左右の係合突起333、333が先端(下端)に形成された左右の弾性突出脚部332、332より構成されている。
上記の如く構成された固定具装着部材3は、被連結金具27を被連結金具取付孔24に嵌入した状態の仕切り板本体12の取付用切り欠き部25に水平固定部312を外嵌し、連結用嵌合孔22に嵌合突起314を嵌入し、連結用孔315から連結金具挿入孔23に連結金具28を挿通させて被連結金具27と螺合することで、仕切り板本体21の後部に連結され、仕切り板2を構成する。
固定具5は 上端部前面から前方に突出し、連結固定部31の垂直固定部311よりやや幅広に形成された、支持突部51と、支持突部51の後端部の下方に連設され、基板331、左右の弾性突出脚部332、332が嵌入する、幅方向(左右方向)中央部に形成された嵌合固定孔53と、係合突起333、333が係合する、嵌合固定孔53の下端で幅方向の外側に形成された左右の係合部54、54を有する係合固定部55より側面視逆L字形に合成樹脂材より一体に形成されている。
また、嵌合固定孔53の両側面の下部には、外側に稜線状に突出する固定突部56が設けられている。
保護部材6は、薄板状を成す正面板611と、正面板61の両端部より後方に折り曲げられた側面板612、612と、正面板613の下端部より後方に折り曲げられた底面板63とで形成されるカバー部61と、前記側面板612の外側面に設けられた側面板612の上方に突出する係合片62、62と、正面板611の裏面に設けられ、仕切り板2の固定具取付部33の左右の弾性突出脚部332、332間に挿入される固定片631、631を有する弾性突出脚固定部63を備え、これらが、合成樹脂材より一体に形成されている。
尚、図12における符号64は、合成樹脂での成型時に表面部にひけを発生させないための凹部で、符号65は、固定具5に保護部材6が装着された時に、保護部材6が左右方向に動かないようにする補強である。
そして仕切り板2の取り付け方法は、
仕切り板2の、固定具取付部33、案内挿通部32を、棚板13の所望位置で、上方よりスライド案内溝14に挿通し、固定具取付部33を棚板13の下方に突出させる。次に、上記仕切り板2を左右の所望位置(本立て1の側板11間に書籍を挟み込んで整然と立設させる位置)まで移動させ、その状態を維持し、固定具取付部33の下方から固定具5を上方に移動させ、嵌合固定孔53に弾性突出脚部332、332を嵌入し、係合突起333、333を係合部54、54に係合させる。
この時、案内挿通部32の下端面321、321と固定具5の嵌合固定孔53の上端部付近の上端面531が当接するが、仕切り板2の下面と支持突部51の上面間の間隔が、棚板13の厚みよりやや広く形成されるように、案内挿通部32の下端面321、321の位置が設定されている。この状態で係合突起333、333の上面334、334は、係合部54、54に密接するように寸法設定されているので、仕切り板2の下面と支持突部51の上面間の間隔が広がることはない。
したがって、棚板13の下面と支持突部51の上面の間は、近接状態で非接触とすることができるので、仕切り板2の左右スライド移動をスムーズに行えるとともに、仕切り板2に書籍などの荷重がかかると、仕切り板2が荷重の受け面と反対側に若干傾き、仕切り板本体21の下面(不滑性保護部材26)と支持突部51の上面角部(仕切り板の傾き方向と反対側の左右いずれかの角部)とが、それぞれ、棚板13の上面と下面と当接し抵抗となるので、不測に仕切り板2が移動することがない。
尚、支持突部51の前方への突出量が大きいと棚板13の上面と下面と当接部が増し、抵抗が大きくなる。
また、棚板13の下面と支持突部51の上面の間は、間隔が小さいほど仕切り板2が荷重を受けたときの仕切り板2の傾きが抑えられ、間隔が大きいほど仕切り板2の左右スライド移動がスムーズに行えるので、前記間隔が1ミリメートル以下にするのが望ましい。
さらに、支持突部51の左右方向の幅を大きくすると、前述の仕切り板2の傾きが抑えられるので、実施例において、支持突部51の左右方向の幅は、案内挿通部32の幅よりもさらに幅広に形成されている。
支持突部51は、仕切り板2が上方に抜けるのを防止している。
尚、支持突部51の上面所望位置に、仕切り板本体21の不滑性保護部材26と同様に不滑性保護部材を設けること、あるいは、仕切り板本体21に不滑性保護部材26を設けないことは、棚板13の材質等によって適宜選択できるところである。
また、固定具5が、固定具取付部33に装着された状態で、係合突起333、333は、固定具5の係合固定部55の下方部から臨み、仕切り板2を固定具5から取り外す時に係合突起333、333が指で操作できるよう施されている。
次に、固定具5の下方から保護部材6を上方に移動させ、固定具5の固定突部56に保護部材6の係合孔621が係合するように保護部材6を嵌入させ、保護部6は、固定具6に装着される。そして、この時、固定片631、631は、仕切り板2の固定具取付部33の左右の弾性突出脚部332、332間に挿入した状態とされる。
保護部材6の正面板61と側面板62の表面は、固定具5の係合固定部55の表面と面一でかつ連続した面となるように施され、固定具5に保護部材6が装着された時の美観を損なわないようにされている。
係合片62、62の内側の間隔は、固定具5の幅よりわずかに幅広に設定され、固定具5に保護部材6が装着された時に、左右方向の位置決めができるようになっている。また、係合孔621は、固定具5の固定突部56と係合孔621が係合するように設定され、固定具5に保護部材6が装着された時に保護部材6が下方部に抜け落ちることや、前後方向にずれることを防止している。
固定片631、631の外側の間隔は、弾性突出脚部332、332内側の間隔よりわずかに狭くなるように設定されている。
これは、固定具5に保護部材6が装着された状態で、仕切り板2に書物や仕切り板2を左右方向に移動される時の荷重がかかった時に、固定具5の支持突部51の上面が、棚板13の下面に当接することによって、仕切り板2が倒れることを防止するが、この時、弾性突出脚部332、332には、弾性突出脚部332、332が弾性変形し、弾性突出脚部332、332の係合突起333、333が固定具5の係合部54、54から外れるような応力がかかっており、固定片63、63の外側面と弾性突出脚部332、332内側が当接するようにすることによって、係合突起333、333の上面334、334が固定具5の係合部54、54から外れないようにするためである。
したがって、弾性突出脚部332、332内側面と固定片63、63の外側面との間に、製造誤差の吸収や、取付性を向上させるためにクリアランスを設けても、弾性突出脚部332、332が弾性変形した時に、係合突起333、333の上面334、334が固定具5の係合部54、54から外れることがないクリアランスの設定であればなんら問題はない。
一方、仕切り板2を他の棚板、あるいは、他のスライド案内溝に移動させるときは、まず、保護部材6を下方に引っ張ると、係合片62、62が弾性変形し、係合孔621、621から固定突部56、56が外れ、保護部材6が外される。
次に、固定具取付部33の係合突起333、333を外側から指先で挟んで、左右の弾性突出脚部332、332が近づく方向に弾性変移させ、係合突起333、333と係合部54、54の係合状態を逸脱させ、固定具取付部33を固定具5から上方に引き出す。この状態で、仕切り板2は容易に棚板13の上方に抜き出すことも、左右に移動させることも容易となる。
そして、所望の位置に移動させた後、前述と同様にして固定具5と保護部材6を取り付ける。
尚、仕切り板2の、案内挿通部32の下面321、321と固定具5の嵌合固定孔53の上端部付近の上面531が当接した状態で、仕切り板2の下面と支持突部51の上面間の間隔が、棚板13の厚みと同一か、若干狭くなるように、案内挿通部32の下端面321、321の位置を設定してもよい。
この状態では、支持突部51の上面が棚板13の下面に密接し、同時に仕切り板本体21の下面(不滑性保護部材26)が棚板13の上面に密接するので、棚板13を挟持保持され、仕切り板2は不用意に移動しない。
第2実施例は、大部分が実施例1と同じ構成であるので相違点を図16、17に基づいて詳述する。
仕切り板2は、固定具取付部33、案内挿通部32を、棚板13の所望位置で、上方よりスライド案内溝14に挿通し、固定具取付部33を棚板13の下方に突出する。次に、上記仕切り板2を左右の所望位置(本立て1の側板11間に書籍を挟み込んで整然と立設させる位置)まで移動させ、その状態を維持し、固定具取付部33の下方から固定具5を上方に移動させ、嵌合固定孔53に弾性突出脚部332、332を嵌入し、係合突起333、333を係合部54、54に係合させるのは実施例1と同じである。
固定具取付部33の左右の弾性突出脚部332、332のそれぞれの内側面に稜線状に突出する第一係合突起335、335が設けられる。
保護部材6は、カバー部61の構成は、実施例1の保護部材6と同じであるが、カバー部61の側面部の係止片は省かれている。
そして、固定片631、631のそれぞれの外側面には、前記第一係合突起335、335と係合する稜線状に突出した第二係合突起631、631が設けられる。
実施例1と同様に固定具5が、固定具取付部33の下方から装着された状態で、固定具5の下方から保護部材6を上方に移動させると、第一係合突起335、335が弾性変形を伴いながら、第一係合突起335、335と第二係合突起631、631は係合し、保護部材6が固定具取付部33に装着される。
弾性突出脚部332、332内側面と固定片63、63の外側面との間には、弾性突出脚部332、332が弾性変形した時に、係合突起333、333の上面334、334が固定具5の係合部54、54から外れることがない程度のクリアランス70が設けられ、第一係合突起335、335と第二係合突起631、631の係合部の突起高さは、クリアランス70と同程度の高さに設定されているので、固定具5が固定具取付部33の弾性突出脚部332、332に装着された状態であっても、第一係合突起335、335の外側への弾性変形を許容しているので、保護部材6を固定具取付部33の弾性突出脚部332、332に装着することができる。
仕切り板2に書物や仕切り板2を左右方向に移動される時の荷重がかかった時に、弾性突出脚部332、332は、前記クリアランス70内でしか弾性変形できないので、弾係合突起333、333の上面334、334が固定具5の係合部54、54から外れないようになっている。
以上のように、本発明は、棚板上に設置され、書籍等を起立姿勢で整然と保持するとともに、書籍の増加、減少、位置の変更に対しても、取り付け、取り外し、左右への移動が容易な、仕切り板の取り付け装置に関するもので、家庭で使用する個人の本立てだけにかかわらず、図書館あるいは書店の書棚など広く利用することができる。
1 本立て
11、11 左右の側板
12 背板
13 棚板
14 スライド案内溝
2 仕切り板
21 仕切り板本体
25 取付用切り欠き部
3 固定具装着部材
31 連結固定部
311 垂直固定部
312 水平固定部
32 案内挿通部
33 固定具取付部
332、332 弾性突出脚部
333、333 係合突起
5 固定具
51 挟持用支持突部
53 嵌合固定孔
54、54 係合部
55 係合固定部
56、56 固定突部
6 保護部材
61 カバー部
62 係合片
621 係合孔
63 弾性突出脚固定部
631、631 固定片

Claims (2)

  1. 棚板に立設する仕切り板を、左右方向にスライド移動可能にする仕切り板取り付け装置において、仕切り板取り付け装置は、仕切り板と固定具と保護部材からなり、仕切り板は、仕切り板本体と、固定具装着用部材で構成され、固定具装着用部材は、仕切り板本体後部に連結される連結固定部と、本立ての左右の側板間に配設された棚板の後方に形成されたスライド案内溝に挿通し、連結固定部の下方に連設された案内挿通部と、案内挿通部の下方に連設され、スライド案内溝に挿通可能で、案内挿通部がスライド案内溝内に位置した状態で、棚板の下方に突出するとともに、左右方向に所定間隔を有して下方に突出し、先端に係合突起が形成された弾性突出脚部が設けられた固定具取付部とを備え、固定具は、棚板下方で固定具取付部に係脱自在に装着され、仕切り板の不測のスライド移動を防止するとともに、仕切り板の浮き上がりを防止する支持突部と、固定具取付部と係合する係合固定部とを備えた逆L字形に形成されたものであって、保護部材は、固定具あるいは固定具取付部に係脱自在に装着されるものであって、左右の弾性突出脚部間に挿入される弾性突出脚固定部を備え、弾性突出脚固定部が、弾性突出脚部の係脱動作を防止することを特徴とする仕切り板取り付け装置。
  2. 固定具取付部に固定具が装着された状態で、弾性突出脚部の先端が臨むように固定具の係合固定部の下部は開放され、保護部材は、固定具下部に臨む弾性突出脚部を隠蔽するカバー部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の仕切り板取り付け装置。
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