JP2014003418A - 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器 - Google Patents

携帯端末用スピーカ装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014003418A
JP2014003418A JP2012136578A JP2012136578A JP2014003418A JP 2014003418 A JP2014003418 A JP 2014003418A JP 2012136578 A JP2012136578 A JP 2012136578A JP 2012136578 A JP2012136578 A JP 2012136578A JP 2014003418 A JP2014003418 A JP 2014003418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
main body
unit
mobile terminal
portable terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012136578A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Onishi
康晴 大西
Yukio Murata
行雄 村田
Daisuke Sugii
大介 杉井
Motoyoshi Komoda
元喜 菰田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Casio Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority to JP2012136578A priority Critical patent/JP2014003418A/ja
Publication of JP2014003418A publication Critical patent/JP2014003418A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】携帯端末に対して着脱自在な携帯端末用スピーカ装置の音質を向上させる。
【解決手段】携帯端末用スピーカ装置100は、本体部110と、本体部110に固定されたスピーカ部120と、本体部110に形成された音孔111と、を有する。本体部110は、携帯端末130の第1面131と本体部110との間に空間140が形成されるように、携帯端末130に対して着脱自在に装着される。スピーカ部120は、本体部110が携帯端末130に装着された状態において空間140内に位置し、音波を出力する。音孔111は、スピーカ部120から出力される音波を空間140から外部へ放音する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末用スピーカ装置及び電子機器に関する。
近年、携帯電話機に代表されるように、音響機能(音楽再生機能、ハンズフリー通話機能など)を有する各種の小型の電子機器が開発されている。
さらに、携帯電話機等においては、そのデザイン性が高まるのに伴い、個々のユーザの趣向を反映させることが可能な着せ替え型の需要が高まってきている。そのような着せ替え用の部品の中には、音響機能を有するものもある。
携帯端末に対して着脱自在な携帯端末用スピーカ装置としては、例えば特許文献1乃至3に記載のものがある。
特開2008−85803号公報 特開2004−172654号公報 特開2000−307703号公報
近年、携帯電話機等の各種の電子機器の音響機能を担うスピーカ装置に対しては、高音質化への要求がある。
本発明の目的は、携帯端末に対して着脱自在な携帯端末用スピーカ装置の音質を向上させることにある。
本発明は、携帯端末の第1面と本体部との間に空間が形成されるように、前記携帯端末に対して着脱自在に装着される前記本体部と、
前記本体部に固定され、且つ、前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記空間内に位置し、音波を出力するスピーカ部と、
前記本体部に形成され、前記スピーカ部から出力される音波を前記空間から外部へ放音する音孔と、
を有する携帯端末用スピーカ装置を提供する。
また、本発明は、携帯端末と、
前記携帯端末に対して着脱自在に装着される携帯端末用スピーカ装置と、
を有し、
前記携帯端末用スピーカ装置は、
前記携帯端末の第1面と本体部との間に空間が形成されるように、前記携帯端末に対して着脱自在に装着される前記本体部と、
前記本体部に固定され、且つ、前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記空間内に位置し、音波を出力するスピーカ部と、
前記本体部に形成され、前記スピーカ部から出力される音波を前記空間から外部へ放音する音孔と、
を有する電子機器を提供する。
本発明によれば、携帯端末に対して着脱自在な携帯端末用スピーカ装置の音質を向上させることができる。
第1の実施形態に係る携帯端末用スピーカ装置の模式図である。 図1(b)のスピーカ部及びその近傍を示す模式的な拡大断面図である。 圧電素子の層構造を示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る電子機器の模式図である。 第2の実施形態に係る電子機器の模式的な断面図である。 変形例に係る携帯端末用スピーカ装置、及び変形例に係る電子機器が有するスピーカ装置を示す模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る携帯端末用スピーカ装置100の模式図である。このうち図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。なお、図1(a)は携帯端末130に対して携帯端末用スピーカ装置100を装着していない状態を示し、図1(b)は携帯端末用スピーカ装置100を携帯端末130に装着した状態を示す。
本実施形態に係る携帯端末用スピーカ装置100は、本体部110と、本体部110に固定されたスピーカ部120と、本体部110に形成された音孔111と、を有する。本体部110は、携帯端末130の第1面131と本体部110との間に空間140が形成されるように、携帯端末130に対して着脱自在に装着される。スピーカ部120は、本体部110が携帯端末130に装着された状態において空間140内に位置し、音波を出力する。音孔111は、スピーカ部120から出力される音波を空間140から外部へ放音する。以下、詳細に説明する。
本体部110は、例えば、直方体形状のケース状に形成されている。本体部110は、例えば、携帯端末130を内部に保持する保持部112と、保持部112と隣接して形成された音響空間形成部113と、を有する。
例えば、保持部112内に携帯端末130を挿入し、該保持部112に携帯端末130を保持させることによって、本体部110を携帯端末130に対して装着することができるようになっている。また、必要に応じて、保持部112から携帯端末130を引き抜くことによって、本体部110を携帯端末130から取り外すことができるようになっている。
携帯端末130に携帯端末用スピーカ装置100を装着した状態では、携帯端末130の第1面131と本体部110の音響空間形成部113との間に空間140が形成される。スピーカ部120から出力された音波が、空間140内において反響することによって、優れた音響性能を実現することができる。
第1面131は、例えば、携帯端末130が有する液晶表示装置132の表示画面132aとは反対側を向く面である。なお、携帯端末130が複数の液晶表示装置を有する場合、第1面131は、例えば、それらのうち最も表示面積が大きいメイン液晶表示装置の表示画面と反対側を向いている。
本体部110の音響空間形成部113は、例えば、第1面131と対向する対向面部113aと、第1面131の端部から対向面部113aに向けて起立する側面部113bと、を有する。側面部113bは、本体部110の4つの側面の各々の一部分(保持部112と対向面部113aとの間の部分)である。本体部110が側面部113bを有することにより、音響空間形成部113の容積を十分に確保することができる。
具体的には、例えば、携帯端末130は、扁平な直方体形状であることが挙げられる。この場合、保持部112は、携帯端末130を収容して保持することが可能な、扁平な直方体形状とすることができる。また、音響空間形成部113も、扁平な直方体形状とすることができる。したがって、この場合、音響空間形成部113は、4つの側面部113bを有し、これら側面部113bのうち、2つの側面部113bが互いに平行に対向しているとともに残りの2つの側面部113bに対して直交している。更に、当該残りの2つの側面部113bも互いに平行に対向している。
スピーカ部120は、例えば、対向面部113aに固定されている。そして、本体部110が携帯端末130に装着された状態において、スピーカ部120と第1面131とが離間するようになっている。これにより、空間140の容積を十分に確保することができる。
音孔111は、例えば、側面部113bに形成されている。したがって、音孔111は、本体部110において空間140に面した位置に形成されている。
図2は図1(b)のスピーカ部120及びその近傍を示す模式的な拡大断面図である。
スピーカ部120は、例えば、シート状の振動部材61と、シート状の弾性部材62と、圧電素子20と、支持部材64と、を備えている。
振動部材61は、例えば、樹脂フィルムにより構成されている。弾性部材62は、振動部材61の一方の面に取り付けられている。圧電素子20は、弾性部材62における振動部材61側とは反対側の面に取り付けられている。支持部材64は、振動部材61の縁を支持している。支持部材64は、直接又は間接に対向面部113aに固定されている。
弾性部材62は、圧電素子20から発生した振動によって振動し、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。圧電素子20も、自身が振動することによって、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。振動部材61も、圧電素子20から発生した振動によって振動し、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。
弾性部材62は、圧電素子20の基本共振周波数を調整する。機械振動子の基本共振周波数は、負荷重量と、コンプライアンスに依存する。コンプライアンスは振動子の機械剛性であるため、弾性部材62の剛性を制御することにより、圧電素子20の基本共振周波数を制御することができる。弾性部材62の厚みは5μm以上500μm以下であることが好ましい。弾性部材62は、剛性を示す指標である縦弾性係数が1GPa以上500GPa以下であることが好ましい。弾性部材62を構成する材料は、金属や樹脂など、脆性材料である圧電素子20に対して高い弾性率を持つ材料であれば特に限定されないが、加工性やコストの観点からリン青銅やステンレスなどが好ましい。
圧電素子20の平面形状は、例えば円形である。ただし圧電素子20の平面形状は円形に限定されない。圧電素子20は、弾性部材62に対向する面の全面が接着剤によって弾性部材62に固定されている。これにより、圧電素子20の片面の全面が弾性部材62によって拘束されている。
入力部50(図4(b))は、圧電素子20にパラメトリックスピーカ用の変調信号を入力することによって、圧電素子20より超音波を発振させる。変調信号の輸送波は、例えば、周波数が20kHz以上の超音波であり、具体的には、例えば100kHzの超音波である。入力部50は、所定の発振出力となるように圧電素子20を制御する。
図3は、圧電素子20の厚さ方向の層構造を示す断面図である。圧電素子20は、圧電体21、上面電極22及び下面電極23を有している。
圧電体21は厚さ方向に分極している。圧電体21を構成する材料は、圧電効果を有する材料であれば、無機材料及び有機材料のいずれであってもよい。ただし、圧電体21を構成する材料は、電気機械変換効率が高い材料、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO)であるのが好ましい。圧電体21の厚さは、例えば10μm以上1mm以下である。
上面電極22及び下面電極23を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗で汎用的な電極材料として使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、上面電極22及び下面電極23の厚さは特に限定されないが、その厚さが1μm以上50μm以下であるのが好ましい。
入力部50は、上面電極22及び下面電極23に対し、パラメトリックスピーカ用の変調信号を入力する。
パラメトリックスピーカは、複数の発振源それぞれからAM変調やDSB変調、SSB変調、FM変調をかけた超音波(輸送波)を空気中に放射し、超音波が空気中に伝播する際の非線形特性により、可聴音を出現させるものである。ここでの非線形とは、流れの慣性作用と粘性作用の比で示されるレイノルズ数が大きくなると、層流から乱流に推移することを示す。音波は流体内で微少にじょう乱しているため、音波は非線形で伝播している。特に超音波周波数帯では音波の非線形性が容易に観察できる。そして超音波を空気中に放射した場合、音波の非線形性に伴う高調波が顕著に発生する。また音波は、空気中において分子密度に濃淡が生じる疎密状態である。そして空気分子が圧縮するよりも復元するのに時間を要した場合、圧縮後に復元できない空気が、連続的に伝播する空気分子と衝突し、衝撃波が生じる。この衝撃波により可聴音が発生する。
ここで、図2に示す構成のうち、圧電素子20、弾性部材62及び振動部材61は、音波を発振する発振部30を構成する。そして、スピーカ部120は、発振部30と対向面部113aとの間に形成された後気室123を有している。スピーカ部120が後気室123を有することにより、良好な音響性能が得られる。
なお、図2の例では、支持部材64が筒状に形成され、該支持部材64の一端が対向面部113aに固定されている。
図4は第1の実施形態に係る電子機器150の模式図であり、このうち図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のA−A線に沿った断面図、図4(c)は図4(a)の矢印B方向から電子機器150を見た図である。図5は図4(b)のスピーカ部120及びその近傍を示す模式的な拡大断面図である。
図4に示すように、電子機器150は、携帯端末130と携帯端末用スピーカ装置100とを有している。
携帯端末130は、例えば、携帯電話機或いはその他の携帯端末である。携帯端末130は、例えば、液晶表示装置132を表側に有している。
携帯端末用スピーカ装置100の本体部110の保持部112には、矩形状などの形状の開口112aが形成されており、この開口112aを介して、電子機器150の外部より液晶表示装置132の表示画面132aを視認できるようになっている。
本体部110の内面において、保持部112と音響空間形成部113との境界部には、携帯端末130の裏面側の縁部を支持する支持突起112bが形成されている。
図4(c)に示すように、例えば、本体部110の1つの側面には、保持部112に携帯端末130を出し入れするための開口115が形成されている。
図4に示す携帯端末用スピーカ装置100は、以下の点で、図1に示すものとは異なる。
携帯端末用スピーカ装置100は、更に、後気室123と対向面部113aとの間に配置された吸音材160を有している。吸音材160は、例えば、シート状に形成されている。吸音材160は、例えば、ウレタン樹脂又は不織布等からなる。
また、図2では、筒状の支持部材64が対向面部113aに直接固定されている例を示したが、図4の例では直方体形状などのケース状の支持部材64の1つの面642が、対向面部113aに固定されている。
支持部材64において、携帯端末130の第1面131と対向する面641には、音孔641aが形成されている。
支持部材64の内部において、振動部材61と面642との間の領域が後気室123を構成している。
更に、図4の例では、支持部材64の内部において、振動部材61と面641との間の領域が、前気室124を構成している。すなわち、スピーカ部120は、音波を発振する発振部30と、本体部110が携帯端末130に装着された状態において第1面131と発振部30との間に位置する前気室124を有している。そして、本体部110が携帯端末130に装着された状態において前気室124と第1面131とが離間するようになっている。スピーカ部120が前気室124を有することにより、良好な音響性能が得られる。更に、前気室124と第1面131とが離間することにより、前気室124と第1面131との間に上記空間140が存在することにより、スピーカ部120から出力された音波が、空間140内において確実に反響し、優れた音響性能を実現することができる。なお、前気室124と上記の空間140とは、音孔641aを介して相互に連通している。
更に、電子機器150は、携帯端末130の外面に形成された第1端子171と、携帯端末用スピーカ装置100に形成された第2端子172と、を有している。携帯端末用スピーカ装置100が携帯端末130に装着された状態において、第1端子171と第2端子172とが接触し、第1端子171から第2端子172に対し、給電と制御信号の入力との少なくとも何れか一方がなされるようになっている。
例えば、圧電素子20に対して制御信号としてパラメトリックスピーカ用の変調信号を入力する入力部50は、携帯端末130内に設けられていることが挙げられる。この場合、例えば、入力部50と第1端子171とは、携帯端末130内に設けられた配線173を介して相互に電気的に接続されている。また、第2端子172と圧電素子20とは、本体部110の内面に沿って設けられた配線175を介して相互に電気的に接続されている。そして、配線173を介して入力部50から第1端子171に供給された変調信号は、配線175を介して第2端子172から圧電素子20へ入力される。
なお、入力部50は、携帯端末130側でなく携帯端末用スピーカ装置100側に設けられていても良い。この場合、例えば、携帯端末130内の二次電池(図示略)から第1端子171に供給された電力が、第2端子172から配線175を介して入力部50に供給されるようになっている。
ここで、携帯端末130は、スピーカ部120とは別のスピーカを有していることが一般的である。したがって、携帯端末130のスピーカとスピーカ部120とを同時に駆動することによって、携帯端末130のスピーカから出力される音波とスピーカ部120から出力される音波とを相互に干渉させることにより、音圧レベルを向上させることができる。特に、低周波数帯域での音圧レベルの向上に有効である。
以上のような第1の実施形態によれば、携帯端末用スピーカ装置100を必要に応じて携帯端末130に装着することによって、携帯端末130のデザイン性を向上させることができるとともに、携帯端末130に所望の音響性能を付加することができる。
ここで、携帯端末用スピーカ装置100の本体部110は、携帯端末130の第1面131と本体部110との間に空間140が形成されるように、携帯端末130に対して装着される。また、スピーカ部120は、本体部110が携帯端末130に装着された状態において空間140内に位置する。よって、スピーカ部120から出力された音波が、空間140内において反響することによって、優れた音響性能を実現することができる。
なお、スピーカ部120としては、一般的な携帯端末130に内蔵されるスピーカと比べて、高出力のものを容易に携帯端末用スピーカ装置100に搭載することができる。なぜなら、一般に実装面積が極めて狭い領域に限られる携帯端末130とは異なり、携帯端末用スピーカ装置100においては容易に広い実装スペースを確保できるからである。
また、本体部110は、第1面131と対向する対向面部113aと、第1面131の端部から対向面部113aに向けて起立する側面部113bとを有するので、空間140の容積を十分に確保することができる。
また、音孔111が側面部113bに形成されているので、音孔111から携帯端末用スピーカ装置100の外部に放音される音波を、電子機器150の正面側(表示画面132a(図4(b))側)でも容易に聞くことが可能となる。
また、スピーカ部120は、対向面部113aに固定され、且つ、本体部110が携帯端末130に装着された状態においてスピーカ部120と第1面131とが離間するので、空間140の容積を十分に確保することができる。
スピーカ部120は、発振部30と対向面部113aとの間に形成された後気室123と、を有するので、良好な音響性能が得られる。
また、携帯端末用スピーカ装置100は、後気室123と対向面部113aとの間に配置された吸音材160を有する。これにより、スピーカ部120の正面側(図1(b)、図4(b)の上側)からの音波とスピーカ部120の背面側からの音波との干渉を抑制することができる。よって、携帯端末用スピーカ装置100から放音される音波を高音質にすることができる。
更に、スピーカ部120は、本体部110が携帯端末130に装着された状態において第1面131と発振部30との間に位置する前気室124を有し、本体部110が携帯端末130に装着された状態において前気室124と第1面131とが離間する。前気室124の存在により良好な音響性能が得られるとともに、前気室124と第1面131との間に空間140が存在することによっても良好な音響性能が得られる。
〔第2の実施形態〕
図5は第2の実施形態に係る電子機器250の模式的な断面図である。この電子機器250は、携帯端末130と、第2の実施形態に係る携帯端末用スピーカ装置200と、を有している。
上記の第1の実施形態に係る携帯端末用スピーカ装置100は、スピーカ部120を1つのみ有しているのに対し、携帯端末用スピーカ装置200は、複数のスピーカ部120を有している。具体的には、携帯端末用スピーカ装置200は、例えば、2つのスピーカ部120を有している。
更に、携帯端末用スピーカ装置200は、隣り合うスピーカ部120の配置領域どうしを仕切る仕切り壁210を有している。仕切り壁210は、例えば、対向面部113aより第1面131側に向けて起立するように、対向面部113aに設けられている。
更に、本体部110には、複数のスピーカ部120の各々と対応する音孔111が形成されている。すなわち、一方のスピーカ部120が配置されている領域に面する側面部113bに音孔111が形成されているとともに、他方のスピーカ部120が配置されている領域に面する側面部113bにも音孔111が形成されている。各スピーカ部120から出力される音声は、それぞれ対応する音孔111から外部に放音される。
なお、図示は省略するが、本実施形態の場合、第1端子171、第2端子172、配線173及び配線175(図4(b)参照)が、各スピーカ部120毎にそれぞれ設けられている。そして、携帯端末130から各スピーカ部120に対して、給電と制御信号の入力との少なくとも何れか一方がなされるようになっている。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる他、携帯端末用スピーカ装置200が複数のスピーカ部120を有しているため、ステレオ再生などが可能となる。
<変形例>
図6は変形例に係る携帯端末用スピーカ装置、及び変形例に係る電子機器が有するスピーカ部320を示す模式的な断面図である。
上記の各実施形態では、携帯端末用スピーカ装置100、200及び電子機器150、250が圧電型のスピーカ部120を有する例を説明したが、圧電型のスピーカ部120の代わりに、図6に示すような動電型のスピーカ部320を有していても良い。このスピーカ部320は、例えば、フレーム321と、ヨーク322と、永久磁石323と、ボイスコイル324と、振動板325と、を有している。ヨーク322は、フレーム321内に保持されている。永久磁石323は、ヨーク322上に保持されている。ボイスコイル324は、永久磁石323の突起部323aに外挿されることによって、永久磁石323に保持されている。振動板325は、フレーム321の開口を閉塞するようにフレーム321に取り付けられている。
20 圧電素子
21 圧電体
22 上面電極
23 下面電極
30 発振部
50 入力部
61 振動部材
62 弾性部材
64 支持部材
641 面
641a 音孔
642 面
100 携帯端末用スピーカ装置
110 本体部
111 音孔
112 保持部
112a 開口
112b 支持突起
113 音響空間形成部
113a 対向面部
113b 側面部
115 開口
120 スピーカ部
123 後気室
124 前気室
130 携帯端末
131 第1面
132 液晶表示装置
132a 表示画面
140 空間
150 電子機器
160 吸音材
171 第1端子
172 第2端子
173 配線
175 配線
200 携帯端末用スピーカ装置
210 仕切り壁
250 電子機器
320 スピーカ部
321 フレーム
322 ヨーク
323 永久磁石
323a 突起部
324 ボイスコイル
325 振動板

Claims (10)

  1. 携帯端末の第1面と本体部との間に空間が形成されるように、前記携帯端末に対して着脱自在に装着される前記本体部と、
    前記本体部に固定され、且つ、前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記空間内に位置し、音波を出力するスピーカ部と、
    前記本体部に形成され、前記スピーカ部から出力される音波を前記空間から外部へ放音する音孔と、
    を有する携帯端末用スピーカ装置。
  2. 前記本体部は、
    前記第1面と対向する対向面部と、
    前記第1面の端部から前記対向面部に向けて起立する側面部と、
    を有する請求項1に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  3. 前記音孔が前記側面部に形成されている請求項2に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  4. 前記スピーカ部は、前記対向面部に固定され、且つ、前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記スピーカ部と前記第1面とが離間する請求項2又は3に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  5. 前記スピーカ部は、
    音波を発振する発振部と、
    前記発振部と前記対向面部との間に形成された後気室と、
    を有する請求項4に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  6. 前記後気室と前記対向面部との間に配置された吸音材を有する請求項5に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  7. 前記スピーカ部は、
    音波を発振する発振部と、
    前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記第1面と前記発振部との間に位置する前気室と、
    を有し、
    前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記前気室と前記第1面とが離間する請求項4乃至6の何れか一項に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  8. 複数の前記スピーカ部と、
    隣り合う前記スピーカ部の配置領域どうしを仕切る仕切り壁と、
    複数の前記スピーカ部の各々と対応する前記音孔と、
    を有する請求項1乃至7の何れか一項に記載の携帯端末用スピーカ装置。
  9. 携帯端末と、
    前記携帯端末に対して着脱自在に装着される携帯端末用スピーカ装置と、
    を有し、
    前記携帯端末用スピーカ装置は、
    前記携帯端末の第1面と本体部との間に空間が形成されるように、前記携帯端末に対して着脱自在に装着される前記本体部と、
    前記本体部に固定され、且つ、前記本体部が前記携帯端末に装着された状態において前記空間内に位置し、音波を出力するスピーカ部と、
    前記本体部に形成され、前記スピーカ部から出力される音波を前記空間から外部へ放音する音孔と、
    を有する電子機器。
  10. 前記携帯端末の外面に形成された第1端子と、
    前記携帯端末用スピーカ装置に形成された第2端子と、
    を有し、
    前記携帯端末用スピーカ装置が前記携帯端末に装着された状態において、前記第1端子と前記第2端子とが接触し、前記第1端子から前記第2端子に対し、給電と制御信号の入力との少なくとも何れか一方がなされる請求項9に記載の電子機器。
JP2012136578A 2012-06-18 2012-06-18 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器 Pending JP2014003418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012136578A JP2014003418A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012136578A JP2014003418A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014003418A true JP2014003418A (ja) 2014-01-09

Family

ID=50036211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012136578A Pending JP2014003418A (ja) 2012-06-18 2012-06-18 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014003418A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9386367B2 (en) Electronic apparatus with detachable speakers, a body unit and a control unit
US8907733B2 (en) Oscillator
CN104219607A (zh) 扬声器模组
JP7208389B2 (ja) モバイル端末
CN103096226A (zh) 压电扬声器
WO2013183098A1 (ja) スピーカ装置及び電子機器
JP2012142648A (ja) 電子機器
WO2012060042A1 (ja) 電子機器
KR101534629B1 (ko) 패널 가진형 스피커
JP2012034120A (ja) 携帯端末装置
WO2013121489A1 (ja) 電気音響変換器及び電子機器
JP2014003418A (ja) 携帯端末用スピーカ装置及び電子機器
JP2012216905A (ja) 表示装置及び電子機器
JP2018113638A (ja) 音響発生装置
JP5900986B2 (ja) 電子機器
JP5516180B2 (ja) 発振装置及び電子機器
JP2012034123A (ja) 携帯端末装置
JP5696434B2 (ja) 電子機器
JP2014007457A (ja) 電気音響変換器及び電子機器
JP5659598B2 (ja) 発振装置
JP2013243550A (ja) 電子機器
JP2012034121A (ja) 携帯端末装置
JP2012034125A (ja) 携帯端末装置
JP2012217011A (ja) 発振装置及び電子機器
JP2012217030A (ja) 電子機器、電子機器の出力制御方法、および発振装置