JP2014002546A - 電子情報端末および電子情報端末の表示方法 - Google Patents

電子情報端末および電子情報端末の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の意図を反映させ、希望されない表示の方向の切り替えを行わせない。
【解決手段】傾斜角が小さいときは、ユーザが情報端末10を水平に近い状態で利用している場合であり、僅かな手の支えの変化で表示領域11の傾斜が変わりやすい。長辺を上にして操作していたつもりが、僅かに傾いて短辺の方が上に来てしまうことは頻繁に起こる。このようなときにすぐさま表示方向を切り替えられるのは煩わしいので、このときにはすぐに表示方向を切り替えるよりも、ユーザに対して情報端末10の傾きを戻すための猶予時間を与えた方が良い。これは傾斜角が小さいときほど顕著になる傾向があるから、傾斜角が小さいときには残り時間を長く設定する。すなわち、前記傾斜角が小さいときに前記残り時間を長く設定し、前記傾斜角が大きいときに前記残り時間を短く設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯可能で表示画面を縦横に切り替えて表示可能な電子情報端末および電子情報端末の表示方法に関する。
携帯可能で表示画面を縦横に切り替えて表示可能なものとして、電子情報端末、例えば、タブレットあるいは携帯電話などが知られている。これらの電子情報端末では、もともと携帯可能であることと、画が矩形であることから縦長あるいは横長の画面での表示を有効活用できるように、一般的に、表示画面を縦横に切り替えることができるようになっている。従来、このような表示画面を縦長あるいは横長に切り替えて使用することを前提としたものとして、特許文献1〜4に示すものが開示されている。
特許文献1は、携帯端末装置、表示方向切り替え方法、および、表示方向切り替えプログラムを提供しており、携帯端末装置の画面表示方向変更に当たり、携帯端末装置を斜めに傾けた際に、感応領域としてあらかじめ定めた回転角度に達していなければ、静止画/動画コンテンツの表示方向を現在のままの状態に保持し、感応領域に達した場合に、はじめて、静止画/動画コンテンツの表示方向を該当する角度に回転させた状態に切り替えた後、アスペクト比を保持したまま、拡大/縮小するように制御する携帯端末装置の構成が開示されている。また、段落0021には、携帯端末装置100は、所持者に携帯されているという動揺が伴う環境下に通常置かれているため、携帯端末装置100の回転動作に直ちに感応して、あるいは、短時間の回転動作に感応して、コンテンツ表示方向の回転動作を行わないようにし、あらかじめ定めた一定時間以上に亘って、携帯端末装置100が回転している状態にあった場合に、はじめて、前述のようなコンテンツの回転処理を行うようにすることが開示されている。
特許文献2は、画像表示方法及びその装置を提供しており、画像を表示する表示手段と、機器の一部又は全部の位置を変化させた場合(例えば傾斜)、その位置の変化に関する情報を検出する変化検出手段(例えば加速度センサー)と、その変化検出手段により検出された位置の変化に関する情報に基づいて、前記表示手段により表示される画像を変化させる表示変更手段とを備えた画像表示装置の構成が開示されている。また、段落0035には、「処理のタイムスライスの間隔を傾きの変化量に比例するなどの可変な時間間隔を取っても構わない」旨が記載されている。
特許文献3は、自動天地表示制御システムと方法およびプログラムを提供しており、筐体の天地方向に対する傾きによる姿勢変化を検出する傾斜測定機5と、傾斜測定機からの入力情報を制御する傾斜測定機制御部6と、背面液晶表示のデータ表示を行う表示処理部7と、傾斜方向変更判断を決定付けるためのインターバル時間を作成する機能を有し、インターバル時間を設定・通知するタイマ制御部4と、を備えた自動天地表示制御システムが開示されている。
特許文献4は、表示装置を提供しており、傾きに応じて表示方向を変更する表示装置において、予め不揮発メモリー13の傾斜判定時間記憶領域131に記憶されている傾斜判定時間データを読み出し、傾斜判定時間の間継続して傾斜有りを検知した場合のみ、傾斜有りと判定して、チャタリングなどの弊害を除くようにする構成が開示されている(段落0044)。
特開2008−131616号公報 特開平9−69023号公報 特開2004−226715号公報 特開2000−311174号公報
一般的に電子情報端末は重力センサーなどを備えることで、電子情報端末の向きに応じて縦長表示と横長表示を自動的に切り替えて表示を行え、また、それが不都合な場合には自動切り替えを禁止できるようになっている。
しかし、基本的には自動的に切り替えることを望むものの、ある使い方をすることで頻繁に自動的に切り替わってしまうことがあった。より具体的には、電子情報端末を回転させる意図無く、操作の都合上や利用環境の都合上から、電子情報端末を回転させてしまった場合には、回転させる意図が無いのであるから、表示を切り替えて欲しくない。
上述した従来の技術では、このような希望を叶えることができなかった。
本発明は、使用者の意図を反映させて、希望されない表示の方向の切り替えを行わせないようにする電子情報端末および電子情報端末の表示方法を提供する。
本発明は、矩形の表示領域を有する表示パネルと、前記表示パネルにおける縦表示と横表示に対応した表示の切り替えを制御する表示制御部と、前記縦表示と横表示の切り替えの条件と切り替えの解除の条件とを検出するセンサーとを備え、前記表示制御部は、前記センサーの検出結果に基づいて縦表示と横表示とを切り替える条件が成立してから表示切り替えを実行するまでの残り時間を示す表示を行い、当該残り時間の間に表示の切り替えを解除する条件が成立すれば、表示の切り替えの実行を中止する構成としてある。
このように構成した場合、矩形の表示領域を有する表示パネルでは、本電子情報端末の持ち方、傾け方に応じて、センサーが縦表示と横表示の切り替えの条件と切り替えの解除の条件とを検出しており、表示制御部は、前記センサーの検出結果に基づいて縦表示と横表示とを切り替える。ただし、縦表示と横表示とを切り替える条件が成立したときに、表示制御部は、まず表示切り替えを実行するまでの残り時間を示す表示を行ない、当該残り時間の間に表示の切り替えを解除する条件が成立すれば、表示の切り替えの実行を中止する。そして、その間に表示の切り替えを解除する条件が成立しなかった場合にだけ切り替えを実施する。
本発明によれば、縦表示と横表示への切り替える条件が成立しても、所定の残り時間をの間はすぐには表示を切り替えないので、ユーザは残り時間が表示されたときに、表示を切り替えたいと思えばそのまま放置すればよいし、表示を切り替えたくないと思えば切り替わらないような姿勢に戻せばよい。残り時間の間に表示の切り替え条件が不成立になれば切り替えは中止される。すなわち、使用者の意図を反映させて、希望されない表示の方向の切り替えを行わせないようにできる。
そして、このような効果を奏することが可能な、電子情報端末および電子情報端末の表示方法を提供することができる。
電子情報端末の概略ブロック図である。 電子情報端末の斜視図である。 電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。 電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。 電子情報端末の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。 電子情報端末の角度変化を示すグラフである。 電子情報端末の角度変化を示すグラフである。 電子情報端末のしきい値を変更する手順を示すフローチャートである。 電子情報端末の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。 電子情報端末の表示方向の処理示すフローチャートである。 傾斜角と残り時間の関係を示すグラフである。 残り時間の表示の一例を示す図である。 残り時間の表示の一例を示す図である。
<実施例1>
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる電子情報端末をブロック図により示している。
同図において、電子情報端末としての情報端末10は、表示装置である表示パネル11と、水平面に対する表示パネル11の縦軸および横軸の角度を測定する加速度センサー12と、揮発性メモリー13と、中央処理装置14と、表示パネル11に重ねて装着されるタッチパネル15とを備えている。
中央処理装置14は、所定の時間毎に、加速度センサー12からデータを取得し、それを表示パネル11の縦軸の角度データ、および横軸の角度データに変換して、揮発性メモリー13に格納する。続いて、中央処理装置14は、揮発性メモリー13から前記角度データを読み込み、表示パネル11の画面表示方向を決定する処理を行なう。画面表示方向を決定したら、中央処理装置14は、画面の向きに応じて適切に表示画面データを生成し、表示画面データを表示パネル11に出力する。
表示パネル11は、液晶表示パネルの一種であり、矩形の表示エリアには縦横にドットマトリクス上に配置された多数の画素を備えている。表示エリアは短辺と長辺とを有しており、標準的には長辺を水平方向に配向した状態を横方向の表示(横長)と呼び、短辺を水平方向に配向した状態を縦方向の表示(縦長)と呼ぶ。表示パネル11での表示内容は中央処理装置14が決定しており、横方向の表示の場合も縦方向の表示の場合も、それに合わせた画像データを中央処理装置14が生成している。
中央処理装置14は図示しないROMやRAMに記憶された所定のプログラムを実行する。表示パネル11に表示させる画像データは、その時点で表示パネル11を横方向の表示とするか縦方向の表示とするかを決定した上で、中央処理装置14が横長あるいは縦長の画像データを生成して同表示パネル11に表示させている。従って、この中央処理装置14がソフトウェアと共同して表示制御部を構成することになる。
加速度センサー12は、三次元方向に応じた加速度を検出可能であり、DC成分を含めて検出して重力センサーの機能も備えている。三次元方向は、基本的には本情報端末10の縦横方向と厚み方向に対応するものであり、また、中央処理装置14は加速度の値を積分することで速度成分を得たり、重力センサーとして利用して情報端末10の傾斜方向を測定することが可能である。なお、加速度センサー12単独で傾斜角度を測定できるものではないので、中央処理装置14による演算処理をも含めて本発明ではそれぞれの角度センサーとして機能することになる。ただし、加速度センサー12は、水平面に対する表示パネル11の縦軸の角度を測定する手段や、水平面に対する表示パネル11の横軸の角度を測定する手段を構成している。
タッチパネル15は表示パネル11と実質的に一体化しており、表示パネル11の表示エリアでのタッチ位置をXY座標軸を基準とした位置データとして中央処理装置14に出力することができる。なお、タッチパネル15以外の操作子については図示を省略しているが、各種の押しボタン操作子やスライドスイッチなどを備えている。
なお、揮発性メモリー13は中央処理装置14の演算結果を一時的に記憶したり、加速度センサー12の出力データを一時的に記憶する用途などに使用される。
図2は、電子情報端末の斜視図である。本発明における、表示パネル11の縦軸[S10]および横軸[S11]の定義を同図に示している。
同図に示すように、表示パネルを横長として情報端末10を正面からみたとき、表示パネル11の縦方向を縦軸[S10]とし、表示パネル11の横方向を横軸[S11]とする。また、表示パネル11の上側の辺[S20]、下側の辺[S21]、左側の辺[S22]、右側の辺[S23]は、情報端末10を図2に示す横長にした場合における正面から見たときの状態に基づいて定義される。
図3は、電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。
本発明において、情報端末10の縦軸の角度[S30]の定義を同図に示す。
表示パネル11の縦軸の角度[S30]とは、表示パネル11の左側の辺[S22]または右側の辺[S23]が水平面と交差するとき角度であり、言い換えると上述した縦軸[S10]が水平面との間になす角度である。なお、縦軸の角度[S30]が0°〜180°の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき上側の辺[S20]が下側の辺[S21]よりも上側に位置する状態になっている。また、180゜〜360゜の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき下側の辺[S21]が上側の辺[S20]よりも上側に位置する状態になっている。
図4は、電子情報端末の角度の基準を示す概略図である。
本発明において、情報端末10の横軸の角度[S31]の定義を同図に示す。
表示パネル11の横軸の角度[S31]とは、表示パネル11の上側の辺[S20]または下側の辺[S21]が水平面と交差するときの角度であり、言い換えると上述した横軸[S11]が水平面との間になす角度である。そして、、横軸の角度[S31]が0°〜180°の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき左側の辺[S22]が右側の辺[S23]よりも上側に位置する状態になっている。また、180゜〜360゜の間で変化する間は、水平面を基準に考えたとき右側の辺[S23]が左側の辺[S22]よりも上側に位置する状態になっている。
本実施例では、上述したように縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]を定義しているが、これらは、表示パネル11における矩形の表示領域の回転角度情報を求めるためである。そして、実質的に回転角度情報に関連するのであれば、直接的であっても間接的であってもその手法に限定されるものではない。
ここで、本発明者が、本発明前に行っていた表示方向の決定手順について説明する。図9は同決定手順を示すフローチャートである。
中央処理装置14は、加速度センサー12の検出結果を入力し、所定の演算を経て縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]とを求める。この処理は、フローチャート上では省略しており、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]は別処理で求められているものとして説明する。
ステップS10では、中央処理装置14は、sin([S30])の絶対値とsin([S31])の絶対値とを算出し、前者が後者よりも大きいか判断する。YESと判定されるのは、横長の表示で水平面より起きている角度が、縦長の表示で水平面より起きている角度よりも大きいことを表し、基本的には横長の表示をすべきと判定する。逆に、NOと判定されるのは、縦長の表示で水平面より起きている角度が、横長の表示で水平面より起きている角度よりも大きいことを表すから、基本的には縦長の表示をすべきと判定する。
次に、ステップS11では、sin([S30])が0以上であるか判断する。YESであれば、縦軸の角度[S30]が0°〜180°の間であるので、上側の辺[S20]が下側の辺[S21]よりも上側に位置する状態になっており、ステップS12で上側の辺[S20]を画面上側に設定する。これで現状態における表示方向の決定処理が終了する。その後、中央処理装置14は、ステップS17にて、表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
かかる処理は、縦軸の角度と横軸の角度から、縦軸の角度と横軸の角度とを比較し、角度が大きい方の軸に直交する2辺のうち、水平面に対して高い側に位置する辺を画面上側と判断していることになり、以下においても同様である。
なお、本実施例では、表示パネル11が矩形であるので、表示方向としては90度単位が相応である。しかし、パネルの表示領域が矩形であっても筺体が特殊な形状をしているときには、他の角度を採用して表示方向の切り替えを行うようにしても良い。
一方、縦軸の角度[S30]が0未満であれば、180゜〜360゜の間であるので、下側の辺[S21]が上側の辺[S20]よりも上側に位置する状態になっており、ステップS13で下側の辺[S21]を画面上側に設定して表示方向の決定処理を終了する。その後、同様に、中央処理装置14は、ステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
ステップS10にてNOと判定されたときは、縦長の表示をすべきときであり、さらに、ステップS14ではsin([S31])が0以上であるか判断する。YESであれば、横軸の角度[S31]が0°〜180°の間であるので、水平面を基準に考えたとき左側の辺[S22]が右側の辺[S23]よりも上側に位置する状態になっており、ステップS15で左側の辺[S22]を画面上側に設定し、同様にステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
また、横軸の角度[S31]が0未満であれば、横軸の角度[S31]は180゜〜360゜の間であるから、ステップS16で右側の辺[S23]を画面上側に設定し、ステップS17にて、その表示方向に合わせた画面表示処理を行う。
以上の処理で言えるのは、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]のみから、画面上側となる方向を決定しているということである。このような方法だと、ユーザが情報端末10を水平に近い状態で保持している場合、ユーザが何気なく情報端末10の傾きを僅かに変えただけで、画面上側となる向きが変化して画面表示方向が切り替わってしまう。
図5は、電子情報端末の表示方向の決定手順を示すフローチャートである。
本発明では、表示パネル11の表示方向の決定にあたり、縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]だけでなく、ステップS20に示すように、所定時間当たりの同角度[S30]の変化量[S44]と、所定時間当たりの同角度[S31]の変化量[S46](図示せず)も使用する。なお、所定時間当たりの角度の変化量は、言い換えると回転角速度である。
まず、所定時間当たりの角度の変化量の計算方法を説明する。図6は、電子情報端末の角度変化を示すグラフである。
所定時間当たりの角度の変化量は、現在の時刻[S40]のときの角度[S41]と、現在から所定時間だけ過去の時刻[S42]のときの角度[S43]との差を計算し、その絶対値を所定時間当たりの縦軸の角度[S30]の変化量[S44]とする。また、同様にして横軸の角度[S31]の変化量[S46]とする。現在時刻は刻々と変化していくので、常にこのような差の絶対値を計算することで、所定時間当たりの角度の変化量とする。
このとき、加速度センサー12の入力のノイズを除去する目的で、角度[S41]のデータを、時刻[S40]から過去数回に遡って取得した角度データの平均値に置き換えてもよい。むろん、角度[S43]のデータについても同様である。
このようにすると、角度センサーからの検出結果を利用するときに、複数回の検出結果に基づいて計算するので、ノイズ要素を除去することができる。その演算手法は特に限定されるものではないが、もっとも容易なものとして角度センサーからの複数回の検出結果の平均化処理を経たものを利用することが考えられる。
図7は、電子情報端末の角度変化を示すグラフである。本発明における、表示パネル11の表示方向を変更するための判断基準を同図を利用して説明する。
ユーザが情報端末10を素早く動かしたとき、縦軸の角度[S30]や横軸角度[S31]は実線グラフ[S50]のように急峻に変化する。一方、ユーザが情報端末10をゆっくり動かしたとき、縦軸の角度[S30]や横軸の角度[S31]は破線グラフ[S51]のように緩慢に変化する。
このとき、現在の時刻[S52]から、現在から所定時間だけ過去の時刻[S53]までの間に変化する角度の変化量は、急峻な実線グラフ[S50]のときは絶対値[S54]となるが、緩慢な破線グラフ[S51]のときは絶対値[S55]として表される。上述したように、この絶対値[S54][S55]は、変化量[S44][S46]である。従って、変化量[S44][S46]に基づいて、ユーザが情報端末10をどれくらい素早く動かしたかを判断できる。
本発明では、縦軸の角度[S30]および横軸の角度[S31]の変化量[S44][S46]を、基準値となる所定の値[S56]と比較する。そして、前記縦軸の角度[S30]の変化量が所定の値[S56]未満であって、かつ前記横軸の角度[S31]の変化量が所定の値[S56]未満であるときには、ユーザがゆっくりと情報端末を動かしたことを表しているから、表示パネル11の表示方向を変更しないようにする。
この結果、実線グラフ[S50]の場合のように、ユーザが情報端末10を素早く動かしたときには表示パネル11の表示方向を変更するかどうかの判断と表示方向の変更処理を行い、破線グラフ[S51]の場合のように、ユーザが情報端末10をゆっくり動かしたときには、表示パネル11の表示方向は変更しないようにすることができる。
以上の制御を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。
中央処理装置14は、ステップS20において、次の判定を行う。すなわち、
前記縦軸の角度[S30]の変化量[S44]が所定の値[S56]未満、かつ …条件1
前記横軸の角度[S31]の変化量[S46]が所定の値[S56]未満、かつ …条件2
前記縦軸の角度[S30]と前記横軸の角度[S31]が共に所定の値未満 …条件3
であるか判定する。
ここで、条件1と条件2は上で説明したとおり、ユーザが情報端末10を動かす速さの程度に関するものである。条件3は、情報端末10の水平面に対する傾斜角が小さいことを示している。
水平面に対する傾斜角が小さいというのは、ユーザが意図的に概ね水平で使用したいと考えている状態である。そして、このようなときにこそ、意図しない表示方向の切り替えが起きやすかった。このため、ユーザが意図的に概ね水平で使用しているときには、意図しない表示方向の切り替えを起こさないように、ゆっくりの時は切り替えず、素早く動かしたときだけ、切り替えるようにしている。
上述した例では、条件1と条件2で同じしきい値[S56]を利用している。しかし、縦軸の角度[S30]の所定時間当たりの変化量[S44]と比較する所定の値は、横軸の角度[S31]の所定時間当たりの変化量[S46]と比較する所定の値と異ならせるようにしてもよい。表示端末10が矩形であるため、実際には横長から縦長の方向へ回転させる際と、その逆の縦長から横長の方向へ回転させる際とでは、速度が違いがちである。このことは重心位置を基準とした縦方向の長さと横方向の長さの際があるので、回転モーメントに違いが生じることからも明らかである。このため、縦軸の角度の変化量と横軸の角度の変化量とでは異なるしきい値を利用する意義がある。
この後、ユーザが素早く情報端末10を回転させて表示方向を切り替える場合の処理は、ステップS30以下の処理で行う。ステップS30以下の処理は、図9に示すものと実質的に同じである。対応関係が分かりやすいように、下一桁の番号を一致させている(S10→S30,S11→S31,S12→S32,S13→S33,S14→S34,S15→S35,S16→S36,S17→S37)。従って、詳細な説明は省略する。
<実施例2>
上述した実施例では、ステップS20にて回転角速度に基づく判断を行った後、ステップS30〜S36にて表示方向を具体的に決定している。しかし、ステップS30〜S36の処理を独立したモジュールで判定するようにしても良い。そして、画面表示処理S37を実行するときに同モジュールによる判定結果を利用する。このようにした場合、同モジュールは、表示方向を決定する決定部に相当する。そして、ステップS20による判定の結果、表示方向の切り替えを行わないときには、前記決定部の決定を採用しない制御を行えばよい。
<実施例3>
水平状態に近いか否かの判断として、条件3で、情報端末10の水平面に対する傾斜角が小さいか判断している。しかし、これ以外にも水平面に対する傾斜角を判断することは可能である。
すなわち、縦軸の角度[S30]または横軸の角度[S31]のどちらかの角度が大きい場合、言い換えると縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]の差の絶対値が大きい場合は、情報端末10の水平面に対する傾斜角が大きい、あるいは情報端末10が立っていると言える。この場合は、上述したように、縦軸の角度[S30]または横軸の角度[S31]の変化量を使用しなくても、ユーザの意図しない向きに情報端末10の画面が誤って表示されることは少ない。
この判断を、実施例2では、図5のステップS20よりも先んじて行ない、立っていると判断されたときには、ステップS20での判断をスキップし、ステップS30以下の処理へと進む。すなわち、角度センサーによる検出結果に基づき、前記傾斜角が所定のしきい値よりも大きく、情報端末10が立っているときには、回転角速度による判断を行わない。
本実施例によれば、通常どおり、情報端末10の角度に応じて、本発明の方法と従来どおりの表示変更方法とを切り替える制御を行うことで、よりユーザの使用スタイルに応じた最適な表示を自動的に行うことができる。
<実施例4>
上述した実施例では、ステップS20で、変化量[S44][S46]としきい値[S56]とを比較する際の同しきい値[S56]は一定のものであった。これは、縦軸と横軸とでしきい値を異ならせる場合であっても、一定のものであることには変わりない。
ユーザが表示方向の変更を意図しない状況として、情報端末10で実行しているアプリケーションに依存することがある。例えば、電子書籍を読んでいるときに情報端末が傾いたとしても、表示方向を変えたいのではなく、単に読む姿勢を変えたに過ぎないことの方が多い。
このため、本実施例では、ユーザの意図をより的確に反映させるべく、実行しているアプリケーションに対応したしきい値を利用する。
本実施例で利用するのは、実行中のアプリケーション名、実行中のアプリケーションの種類、実行中のアプリケーションのモジュールである。
アプリケーション名を利用する場合、個別のアプリケーション毎に最適なしきい値を対応させ、この対応関係を不揮発性メモリーの記憶領域に対応テーブルとして記憶させておく。不揮発性メモリーとしてROMでも良いが、書換可能で不揮発性の各種メモリーを利用すればよい。例えば、情報端末10の外付けメモリーなどを利用可能である。
前記中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーション名を取得する。
2:前記不揮発性メモリーの対応テーブルの中から取得したアプリケーション名を探す。
3:同アプリケーション名に対応するしきい値を読み出す。
4:同しきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、アプリケーション名毎に対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例1>
電子書籍リーダー1,Th1
ブラウザー1,Th2
ゲーム1,Th3
ここにおいて、Th1>Th2>Th3という関係がある。言い換えると、電子書籍リーダーでは、回転角速度のしきい値として最も大きいものを設定されるから、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対してゲーム1の場合は、回転角速度のしきい値として最も小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上は、個別のアプリケーションごとに対応するしきい値を利用する例である。
アプリケーション毎に個別に設定するほか、アプリケーションの種類によってしきい値を設定できるようにしても、概ねユーザの意図を反映できると言える。例えば、電子書籍リーダーを使っているときは、複数のリーダーアプリケーションがあるとしても、概ねユーザは表示方向が頻繁に切り替わるのは嫌うと考えられる。また、その他のアプリケーション例えばゲームや音楽プレイヤーなどでは積極的に変わって欲しいと考えていることも多い。従って、アプリケーションの種類ごとに対応するしきい値を記憶するのも有効である。
アプリケーションの種類を利用する場合、アプリケーション種類毎に最適なしきい値を対応させ、この対応関係を不揮発性メモリーの記憶領域に対応テーブルとして記憶させておく。
また、前記中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーションの種類を取得する。
2:前記不揮発性メモリーの対応テーブルの中から取得したアプリケーションの種類を探す。
3:同種類に対応するしきい値を読み出す。
4:同しきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、アプリケーションの種類毎に対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例2>
リーダー系,Th1
ブラウザー系,Th2
音楽系,Th3
この場合も、Th1>Th2>Th3という関係としてあり、これはリーダーでは、回転角速度のしきい値として最も大きいものを設定されるから、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対して音楽系の場合は、回転角速度のしきい値として最も小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上は、アプリケーションの種類ごとに対応するしきい値を利用する例である。
一方で、アプリケーションのある一部の操作状態の時には表示方向が頻繁に切り替わって欲しくないという状況も考えられる。例えば、アプリケーションの中でも設定画面ではたまたま姿勢の変化で情報端末10が傾いただけであるということも多い。このようなことを考慮して、アプリケーションの実行モジュールとしきい値とを対応させて対応テーブルに記憶しておく。
そして、中央処理装置14は、実行中のアプリケーションの実行モジュール名を取得し、対応するしきい値を読み出す。具体的には、前記中央処理装置14は、ステップS20の実行前に、以下のようにする。
1:実行中のアプリケーションの実行モジュール名を取得する。
2:前記不揮発性メモリーの対応テーブルの中から取得した実行モジュール名を探す。
3:同実行モジュール名に対応するしきい値を読み出す。
4:同しきい値をステップS20で比較対照する際のしきい値とする。
このようにすれば、実行モジュール名に対応するしきい値を利用できる。
対応テーブルの中身の具体例として、以下のようなものを利用できる。
<対応テーブル例3>
設定画面表示モジュール1,Th1
設定画面表示モジュール2,Th2
なお、この場合は見つからなかったときのデフォルト値としてTh3を設定することとする。この場合も、Th1>Th2>Th3という関係としてあり、設定画面表示モジュール1や設定画面表示モジュール2が実行中で、設定画面でのユーザの設定を待機している状態であれば、比較的大きめのしきい値が設定されることになる。この結果、設定画面では、比較的早めに回転させたとしても表示方向は切り替わらない。これに対して、デフォルト値が設定されるその他の画面では、しきい値として小さいものを設定されるから、かなりゆっくり回転させた場合にのみ表示方向を切り替えないように処理される。
以上が、アプリケーションの実行時のモジュールに対応するしきい値を利用する場合である。
このように、本実施例では、アプリケーション名、アプリケーションの種類、アプリケーションの実行モジュールなどから、実行中のアプリケーションに対応したしきい値を設定した上で、前記角度センサーによる検出結果に基づき、回転角速度が前記しきい値よりも小さいときには表示方向の切り替えを行わないようにしている。
<実施例4>
上述した実施例では、しきい値は、固定の値であった。これは、アプリケーション毎に変更されるものであっても、変更される値自体が予め設定されていた固定の値であることに変わりない。
しかし、ユーザに応じて、ゆっくりの感覚は相違する。特に、年齢の差でもその感覚は大いに異なる。一般的には高齢の人の方が操作速度は緩慢となりがちである。このことを考慮し、本実施例では、年齢の相違を含めた意味でユーザ毎にしきい値を変更可能としている。
図8は、電子情報端末のしきい値を変更する手順を示すフローチャートである。
しきい値の変更は、上述した実施例で示したステップS20〜S37の処理を経た後、ステップS40以下で実施している。
ステップS40では、ステップS20での条件1と条件2と同様であるがしきい値は以下に説明する値[S57]である。従って、
前記縦軸の角度[S30]の変化量[S44]が所定の値[S57]未満、かつ …条件4
前記横軸の角度[S31]の変化量[S46]が所定の値[S57]未満、かつ …条件5
である。なお、条件3を合わせて判断しても構わない。条件4と条件5は、ユーザが情報端末10を動かす速さの程度に関するものである。ただし、本実施例では、ステップS20〜S37の処理も含めて、しきい値は上述した実施例と異なり値[S57]である。なお、ステップS40では、変化量[S44][S46]の大きい方の値をαとして記憶しておく。
この初期設定値のしきい値[S57]は、できるだけ大きな値である。初期設定値が大きいことによりさほど遅い回転角速度でなくても、「遅い回転速度」と判定されて表示方向の切り替えを行わないように決定される。言い換えると遅い回転角速度でも表示方向を切り替えない値に設定しておくことで、検出した回転角速度がこのしきい値に基づいて表示方向の切り替えを行わないと判断されやすくしておく。
このように、最初はできるだけ表示方向の切り替えを行わないように決定した上で、ユーザに切り替えを行なうことを希望するか否かを問合せるのは、希望するというのであれば、そのときの回転速度では表示方向の切り替えを禁止させないようにしきい値を変更するべきだからである。従って、これを繰り返せば、ユーザが表示方向の切り替えを行わないようにすべきしきい値まで徐々に小さくしていくことができるようになる。
逆に、ユーザに切り替えを行なうことを希望しないというのであれば、そのときの回転速度では表示方向の切り替えを禁止させるようにしきい値を変更するべきであり、そのしきい値は誤ってはいないことになる。ただし、ユーザとしてはさらにゆっくりであっても表示方向の切り替えを禁止させたい余地を含んでいる。このため、しきい値を少し大きめに変更し、その次の判断の時に再度そのしきい値の是非を問うことで最適値に落ち着かせるようにする。以上の判断をステップS40以下で実現する。
ステップS40で、とりあえず条件4と条件5を満足していると判断されれば、ステップS41ではユーザ情報を取得する。しきい値の変更はユーザ毎の好みを反映させられるよう、操作しているユーザを特定する。一般にはログイン情報を利用すればよいが、ログイン情報がないのであれば、別途、ユーザを選択させる画面表示をしてユーザからの操作を促すようにしても良い。そして、取得したユーザ情報に対応するしきい値は上述した不揮発性メモリーに記憶すればよい。
その後、ステップS42では、表示パネル11で「画面表示方向を変更する/しない」という表示を行わせ、ユーザの意向を問合せる画面[S60]を表示させる。一般にはポップアップウィンドウと呼ばれる画面表示で構わない。YesかNoかの選択はタッチパネル15で操作しても良いし、別の操作子で操作しても構わない。この画面表示は、一定時間行なうか、あるいは次の通知処理の起動まで行い、ステップS43にて、ユーザが問合せ画面[S60]に応答するのを待機する。
ステップS44では、ユーザが「変更する」を選択したか、「変更しない」を選択したかを判断する。「変更する」ことを選択したのであれば、このときに使用されたしきい値[S57]は大きすぎたことになる。従って、新しいしきい値[S57]として(α−β)を設定する。このβの値は、最適なしきい値[S57]を段階的に探っていくための刻み幅となる正の値である。
逆に、「変更しない」ことを選択したのであれば、このときに使用されたしきい値[S57]を使った判断結果が適切ではあるが、さらにゆっくりでも同様の判断に導かれるように大きく設定してみることにする。このため、新しいしきい値[S57]として(α+β)を設定する。すなわち、大きくする場合も小さくする場合も同じ刻み幅のβの値を利用している。むろん、これに限られる必要はなく、大きくする場合と小さくする場合とで異なる刻み幅としても良いし、刻み幅自体を徐々に大きくしたり小さくしたりしていっても良い。また、この新たに設定するしきい値[S57]はユーザ毎に記憶することになる。
上述したようにユーザに対して「画面表示方向を変更する/しない」かを問合せているが、この結果に基づいてしきい値の変更をするわけであるため、実質的にはしきい値を変更するか否かの入力を取得していることになる。従って、ユーザインターフェイスの態様は適宜変更可能である。そして、しきい値を変更するか否かの入力に反映させて、所定の値を以前のしきい値に加算または加減して新たなしきい値としている。
ステップS45またはS46で新たなしきい値を設定した上で、その新しいしきい値を使用してステップS20〜S37の判定を行わせる。もし、しきい値[S57]を小さく設定したのであれば、ステップS20〜S37で表示方向を切り替えることは禁止されず、表示方向は変更されるはずである。逆に、しきい値[S57]を大きく設定したのであれば、ステップS20〜S37で表示方向を切り替えることは禁止され、表示方向は変更されないはずである。なお、表示方向の変更の処理を実施したら、ステップS47で上述した変更の問い合わせ画面[S60]の表示を消去する。
以降、これを繰り返して最適なしきい値[S57]を設定していく。しかし、毎回、このような選択をしなければいけないのは煩わしい。従って、初回の起動時から所定の間だけ上述した入力を取得することとする。この処理は図8に示すフローチャートには反映させていない。しかし、ステップS40の前に、初回起動時からの経過時間を取得してこの判断を行うようにすればよい。そして、初回の起動時から所定の間だけ経過していなければ、上述したステップS40〜S47を実施するし、所定の間を経過済みであれば、ステップS40〜S47を実施しない。
また、情報端末10の設定画面でこのようなしきい値[S57]の変更を行わないという設定を選べるようにしても良い。また、このような機器の設定画面の中で独立してしきい値の変更をできるようにしてもよい。すなわち、しきい値の変更を、前記表示方向の切り替えと独立して行うのである。むろん、このように設定画面の中で独立に実施できるようにすることと、初回起動時から一定の期間は自動的に問合せ画面[S60]を表示させるのとを併存させることも可能である。
<実施例5>
上述した実施例では、表示変更を変更する条件が成立した時点で、その表示方向に合わせた画面表示処理を行なっている。しかし、本実施例では、表示変更を変更する条件が成立した時点で、すぐにその表示方向に合わせた画面表示処理を行なうのではなく、所定時間だけ待機する。以下、図10のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
S50〜S56の処理は、図5及び図9に示すフローチャートにおける下一桁が一致する処理と一致している。従って、各時点での縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]から、画面上側となる方向を決定する。上述した実施例では、これに加えて変化量などを考慮しているが、画面上側となる方向を決定する処理については、一致している。
ただし、本実施例では、ステップS501,S502の処理が付加されている。ステップS501は、ステップS50にて、sin([S30])の絶対値がsin([S31])の絶対値よりも大きい場合に実施され、そのときの傾斜角aglとして、傾斜の大きい縦軸の側のsin([S30])の絶対値を設定する。一方、ステップS502は、ステップS50にて、sin([S31])の絶対値がsin([S30])の絶対値よりも大きい場合に実施され、そのときの傾斜角aglとして、傾斜の大きい横軸の側のsin([S31])の絶対値を設定する。
すなわち、情報端末10の傾斜角を表すものとして、縦軸の角度と横軸の角度のいずれか大きい方を設定することになる。
ステップS52,S53,S55,S56のいずれかによって画面上側となる方向を決定するが、この時点では決定するのみで、すぐには画面表示処理を実施しない。そして、ステップS60では、傾斜角aglとして設定されている値に基づいて、図11に示す関係となるように残り時間を設定する。
図11は、傾斜角aglと残り時間との関係を示す図である。傾斜角aglが大きいほど残り時間は短くなっている。図中、実線は反比例の関係を示している。破線と一点鎖線は反比例ではないものの、傾斜角aglが大きいほど残り時間は短くなっている例であり、傾斜角が大きいときと小さいときとで、残り時間の変化の度合いが異なるようにしている。また、二点鎖線に示すように、傾斜角がある値よりも大きいか否かにより、設定される残り時間が二種類しかない場合であっても傾斜角aglが大きいほど残り時間は短くなっていると言える。
傾斜角が大きくなるのは、情報端末10の表示パネル11が水平面と垂直に近い状態である。このときに、表示方向を切り替える条件が成立するのは、ユーザが意図的にした可能性が大きい。意図しなければ表示パネル11の矩形領域を回転させるようなことはないからである。そして、意図している以上は、表示の切り替えをすぐに行なった方が良いので、残り時間を短く設定する。
これに対して、傾斜角が小さいときは、ユーザが情報端末10を水平に近い状態で利用している場合であり、このような場合には僅かな手の支えの変化で表示領域11の傾斜が変わりやすい。長辺を上にして操作していたつもりが、僅かに傾いて短辺の方が上に来てしまうことは頻繁に起こる。このようなときにすぐさま表示方向を切り替えられるのは煩わしい。従って、このときにはすぐに表示方向を切り替えるよりも、ユーザに対して情報端末10の傾きを戻すための猶予時間を与えた方が良いと言える。これは傾斜角が小さいときほど顕著になる傾向があるから、傾斜角が小さいときには残り時間を長く設定する。
すなわち、前記傾斜角が小さいときに前記残り時間を長く設定し、前記傾斜角が大きいときに前記残り時間を短く設定している。
残り時間を設定後、ステップS61では残り時間中であるか否かを判断する。残り時間は設定された直後から減少するので、以下の処理を繰り返しながらステップS61で残り時間が残っているか否かも繰り返し判断される。
残り時間がある場合は待機中と判断され、ステップS62にて画面方向変更通知を更新する。本実施例での画面方向変更通知は、図12以下に示すように、ユーザに対して表示パネル11の表示領域の一部で表示する通知である。図12に示すものは、円グラフのように、残り時間を100%としたときに、その全体に対して、これまでの経過時間を円グラフで表示するものである。
すなわち、前記残り時間をアナログ的に表示するものであり、円グラフでの表示は、円と当該円内で中心を回転軸心とする回転針で前記残り時間を表示していることになる。むろん、残り時間の表示方法はこれに限られない。
図13に示すものは、前記残り時間を一定方向に伸張するバーで表示する。図11に示すように、本実施例では最長3秒間の残り時間が設定されるが、図13のバーでの表示は「3秒」との表示の側から「0秒」との表示の側に向けて、色を異ならせた帯状の矩形領域が伸びていく。これを一定方向に伸張するバーと称している。
一般的に、アナログ表示は継続的な変化を体感しやすいと言われるため、採用する効果が大きい。しかし、表示領域を小さくしたいという希望もあるので、数値での表示も有用である。100%から0%までのカウントダウンでも構わないが、二桁以上での表示よりも、9から0までのような一桁でのカウントダウン表示の方が視認性がよいといえる。
また、色の変化を利用しても良い。例えば、青、黄、赤は、それぞれ、直感的に、余裕あり、余裕が少なく危ない、余裕無しといったメッセージを伝えられる。従って、表示パネル11の表示領域のごく一部に円形の表示領域を儲け、円内を青から黄色、そして最後には赤へ変化させていけばよい。この際、青、黄、赤と段階的にわけても良いが、グラデーションのように徐々に色を変化させていっても良い。
この他、同様の円形の表示領域で点滅表示をさせ、点滅の間隔を徐々に短くしていくことで残り時間の消耗を表示することも可能である。
なお、いずれの場合も、最初に設定される残り時間自体に長短があるので、変化の速度は最初に設定される残り時間の長さに依存することはいうまでもない。
ステップS62で画面方向変更通知を更新したあと、ステップS63〜S65では、ユーザの反応に対応するための処理を行う。ユーザは残り時間が表示されたときに、その残り時間が経過したときには画面の表示方向が切り替わることを理解する。このとき、意図的に情報端末10の向きを変えていたのであれば、表示方向が切り替わるのを待てばよい。しかし、意図的に向きを変えたのでない場合も多く、この場合、残り時間はユーザのために傾斜を戻すための待機時間となる。そして、残り時間の間にユーザが情報端末10の傾斜を元に戻したのであれば、表示方向を切り替えることなく、ステップS66にて処理を終了させる。これにより、ユーザは、自分の何気ない持ち方の変化によって表示変更が切り替わってしまう煩わしさから解放されることになる。
具体的には、ステップS63にて、その時点での縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]を取得し、ステップS64では上述したステップS50〜S56のようにして表示方向を再計算する。そして、ステップS65では、表示方向が戻ったかを判断する。戻っていれば、上述したようにステップS66に進み、表示方向を変更せずに処理を終了する。
言い換えると、ステップS65で、「表示方向が戻ったかを判断」した結果、戻っていないという判断は、「縦表示と横表示の切り替えの条件」が成立しているという判断に相当し、戻っているという判断は、「縦表示と横表示の切り替えの解除の条件」が成立しているという判断に相当する。
そして、ステップS61に戻れば、「センサーの検出結果に基づいて縦表示と横表示とを切り替える条件が成立してから表示切り替えを実行するまでの残り時間を示す表示を行」なうのであり、ステップS66に進めば、表示方向を変更せずに処理を終了するという。表示の切り替えの実行を中止する処理に相当する。
このように、ステップS65で「表示方向が戻ったかを判断する」と判断している処理は、「切り替えの解除の条件」を検出することに他ならない。従って、ステップS65の実施させるソフトウェアおよびハードウェアが一体的となって、縦表示と横表示の切り替えの条件と切り替えの解除の条件とを検出するセンサーを構成しているといえる。また、この判断を利用し、戻っていれば、表示方向を切り替えることなくステップS66にて処理を終了させる処理は、「残り時間の間に表示の切り替えを解除する条件が成立すれば、表示の切り替えの実行を中止する」という表示制御部の処理を実現していることになる。
しかし、その時点での縦軸の角度[S30]と横軸の角度[S31]に基づいて表示方向を再計算しても、表示方向が戻っていない場合は、ステップS61に戻り、残り時間がまだあるか、言い換えるとユーザに対して与えられた傾斜を戻すための残り時間がまだあるかを判断することになる。以下、これを残り時間中は繰り返し、ユーザが情報端末10の傾斜を戻さなければ、ステップS67に進み、ステップS52,S53,S55,S56で決定した辺が画面上側となるように表示方向を変更して終了する。

なお、残り時間中は表示方向が戻っていない場合はステップS61に戻るものの、残り時間を経過した時点でユーザが情報端末10の傾斜を戻していなければ、ステップS67に進み、ステップS52,S53,S55,S56で決定した辺が画面上側となるように表示方向を変更して終了する処理は、表示制御部における、本来の機能としての、表示パネルにおける縦表示と横表示に対応した表示の切り替えを制御する機能に相当している。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…情報端末、11…表示パネル、12…加速度センサー、13…揮発性メモリー、14…中央処理装置、15…タッチパネル。

Claims (9)

  1. 矩形の表示領域を有する表示パネルと、
    前記表示パネルにおける縦表示と横表示に対応した表示の切り替えを制御する表示制御部と、
    前記縦表示と横表示の切り替えの条件と切り替えの解除の条件とを検出するセンサーとを備え、
    前記表示制御部は、前記センサーの検出結果に基づいて縦表示と横表示とを切り替える条件が成立してから表示切り替えを実行するまでの残り時間を示す表示を行い、当該残り時間の間に表示の切り替えを解除する条件が成立すれば、表示の切り替えの実行を中止することを特徴とする電子情報端末。
  2. 前記センサーは、前記表示領域の回転角度情報と、前記表示領域における平面の水平面に対する傾斜角とを検出する角度センサーであり、
    前記表示制御部は、前記角度センサーが検出した前記回転角度に基づいて縦表示と横表示とを切り替える条件を判定するとともに、前記傾斜角に基づいて前記残り時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の電子情報端末。
  3. 前記表示制御部は、前記傾斜角が小さいときに前記残り時間を長く設定し、前記傾斜角が大きいときに前記残り時間を短く設定することを特徴とする請求項2に記載の電子情報端末。
  4. 前記角度センサーは、
    水平面に対する前記表示パネルの縦軸の角度を測定する手段と、
    水平面に対する前記表示パネルの横軸の角度を測定する手段と、
    前記縦軸の角度のデータと、前記横軸の角度のデータを一時的に記憶する手段とを備え、
    前記表示制御部は、
    前記縦軸の角度と、前記横軸の角度から、前記表示パネルの画面表示方向を決定する決定部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子情報端末。
  5. 前記傾斜角は、前記縦軸の角度と前記横軸の角度のいずれか大きい方であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子情報端末。
  6. 前記表示制御部は、前記残り時間をアナログ的に表示することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電子情報端末。
  7. 前記表示制御部は、円と当該円内で中心を回転軸心とする回転針で前記残り時間を表示することを特徴とする請求項6に記載の電子情報端末。
  8. 前記表示制御部は、前記残り時間を一定方向に伸張するバーで表示することを特徴とする請求項6に記載の電子情報端末。
  9. 矩形の表示領域を有する表示パネルと、前記表示パネルにおける縦表示と横表示に対応した表示の切り替えを制御する表示制御部と、前記縦表示と横表示の切り替えの条件と切り替えの解除の条件とを検出するセンサーとを備える電子情報端末の表示方法であって、
    前記表示制御部による制御のもとで、前記センサーの検出結果に基づいて縦表示と横表示とを切り替える条件が成立してから表示切り替えを実行するまでの残り時間を示す表示を行い、当該残り時間の間に表示の切り替えを解除する条件が成立すれば、表示の切り替えの実行を中止することを特徴とする電子情報端末の表示方法。
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