JP2014002342A - セミフィニッシュレンズおよびセミフィニッシュレンズの設計方法 - Google Patents

セミフィニッシュレンズおよびセミフィニッシュレンズの設計方法 Download PDF

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俊英 篠原
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唯之 加賀
Ayumi Ito
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【課題】物体側の面がトーリック面の眼鏡レンズを加工するのに適したセミフィニッシュレンズを提供する。
【解決手段】物体側の面と眼球側の面とを有するセミフィニッシュレンズであって、物体側の面の垂直方向の面屈折力と物体側の面の水平方向の面屈折力とが異なり、かつ、眼球側の面の垂直方向の面屈折力と眼球側の面の水平方向の面屈折力とが異なるセミフィニッシュレンズを提供する。物体側の面はトーリック面またはアトーリック面であってもよく、眼球側の面はトーリック面またはアトーリック面であってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡レンズなどのレンズを製造する際に用いられるセミフィニッシュレンズおよびセミフィニッシュレンズの設計方法に関する。
特許文献1には、環境に対する影響が小さいメガネレンズの製造方法を提供することが記載されている。このメガネレンズの製造方法では、セミフィニッシュトレンズ製造工程において、セミフィニッシュトレンズのカバー範囲AをS度数およびC度数に応じて細分化して製造する。そして、メガネレンズの製造工程において、顧客からの受注データに基づいたメガネレンズのS度数およびC度数をカバー範囲A内に有するセミフィニッシュトレンズを選択し、このセミフィニッシュトレンズを加工する。これにより、セミフィニッシュトレンズの加工量が減少し、切削屑や研磨屑の発生量も減少し、環境に対する影響も小さくすることができることが記載されている。
特許文献2には、通常の眼鏡レンズ用の径のセミフィニッシュトレンズブランクでラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズの玉型形状を確保することができるセミフィニッシュトレンズブランク及びその製造方法並びにそれを使用した眼鏡レンズを提供することが記載されている。球面の光学凸面を有する第1成形型と球面の光学凹面を有する第2成形型とを、これらの幾何中心を一致させ、かつ成形しようとするセミフィニッシュトレンズブランクが幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するように光学凸面と光学凹面とを対向配置して成形することにより、両面が球面で構成されて幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するセミフィニッシュトレンズブランクを製造することが記載されている。
特開2007−240553号公報 特開2008−158494号公報
物体側の面(凸面)がトーリック形状をした眼鏡レンズが提供され始めている。トーリック形状の一例は、水平方向のカーブ(面屈折力)が垂直方向のカーブ(面屈折力)と比べ、深い(大きい)ものである。凸面がトーリック形状をした眼鏡レンズを製造する際には、凸面がトーリック形状、凹面(切削される面)が球面のセミフィニッシュレンズが使用されている。しかしながら、本願の発明者らの検討の結果、このようなセミフィニッシュレンズを使用すると、切削されて眼鏡レンズとして使用されない領域が存在することが明らかとなってきた。
本発明の目的は、眼鏡レンズを製造する際の製造時間および製造コストを抑制できるセミフィニッシュレンズおよびセミフィニッシュレンズの設計方法を提供することである。
本発明の一態様は、物体側の面と眼球側の面とを有するセミフィニッシュレンズであって、物体側の面の垂直方向の面屈折力と前記物体側の面の水平方向の面屈折力とが異なり、かつ、眼球側の面の垂直方向の面屈折力と前記眼球側の面の水平方向の面屈折力とが異なる、セミフィニッシュレンズである。物体側の面(凸面)の面屈折力が大きいと、眼球側の面(凹面)側の面屈折力も大きくなる傾向がある。したがって、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる物体側の面を備えたセミフィニッシュレンズにおいて、眼球側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なるレンズとすることにより、セミフィニッシュレンズから眼鏡レンズなどのフィニッシュレンズ(以下「眼鏡レンズ」と言う)を製造する際に、フィニッシュレンズとして使用されずに切削される領域を縮減でき、製造時間および製造コストを抑制できる。なお、物体側の面の垂直方向の面屈折力と物体側の面水平方向の面屈折力とが異なるとは、少なくとも物体側の面の垂直方向の経線上の任意の点における屈折力と物体側の面の水平方向の経線上の任意の点における屈折力とが異なることを意味する。眼球側の面についても同様である。
このセミフィニッシュレンズにおいて、物体側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力との大小関係が、眼球側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力の大小関係と一致することが望ましい。物体側の面の垂直方向の面屈折力に対して水平方向の面屈折力が大きい場合は、眼球側の垂直方向の面屈折力に対して水平方向の面屈折力が大きくなることが多い。垂直方向と水平方向とが逆の場合も同様である。したがって、物体側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力との大小関係とが一致するように、セミフィニッシュレンズの眼球側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力との大小関係を設定することによりフィニッシュレンズとして使用されずに切削される領域を縮減できる。
垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる物体側の面の典型的なものはトーリック面またはアトーリック面を含む面であり、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる眼球側の面の典型的なものはトーリック面またはアトーリック面を含む面である。
本発明の他の態様の1つは、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる物体側の面を有するセミフィニッシュレンズの製造方法であって、セミフィニッシュレンズから加工が予定されている眼鏡仕様の範囲内における、垂直方向の最大床高さおよび水平方向の最大床高さをそれぞれ求め、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる眼球側の面を設計することを含む、方法である。垂直方向の最大床高さおよび水平方向の最大床高さに基づいて眼球側の面を設計することにより、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる眼球側の面を備え、眼鏡レンズに加工する際の削り代が必要十分であるセミフィニッシュレンズを製造できる。
セミフィニッシュレンズの概要を示す断面図。 トーリック面を備えた眼鏡レンズを示す図。 S度数およびC度数の範囲を示す図。 最大値が得られる条件を示す図。 実施例1の最大値を示す図。 比較例1の最大値を示す図。 比較例1のセミフィニッシュレンズの値と実施例1のセミフィニッシュレンズの値を比較した図。 図8(a)は比較例のセミフィニッシュレンズを示し、図8(b)は実施例のセミフィニッシュレンズを示す図。 S度数およびC度数の範囲を示す図。 最大値が得られる条件を示す図。 実施例2の最大値を示す図。 比較例2のセミフィニッシュレンズの値と実施例2のセミフィニッシュレンズの値を比較した図。 S度数およびC度数の範囲を示す図。 最大値が得られる条件を示す図。 実施例3の最大値を示す図。 比較例3のセミフィニッシュレンズの値と実施例3のセミフィニッシュレンズの値を比較した図。 S度数およびC度数の範囲を示す図。 最大値が得られる条件を示す図。 実施例4の最大値を示す図。 比較例4のセミフィニッシュレンズの値と実施例4のセミフィニッシュレンズの値を比較した図。 セミフィニッシュレンズの設計および製造方法を示すフローチャート。
図1にセミフィニッシュレンズの概略構成を示している。セミフィニッシュレンズ1は、所定のレンズ玉型が取れる(眼鏡フレームの形状に合った形状に眼鏡レンズが加工できる)大きさのレンズ径(外径)R、中心厚Tc、コバ厚Teを有するレンズである、セミフィニッシュレンズは、一般に、平面視(光軸の方向から見た場合)において円形または略楕円形状に形成される。コバ厚Teの代わりに、セミフィニッシュレンズ1の凸面(物体側の面)2の形状とコバ厚Teとにより決まる床高さHで形状を規定してもよい。床高さHと中心厚Tcから凹面(眼球側の面)3の高さ(凹面高さ)CHが得られる。このセミフィニッシュレンズ1においては、枠入れされたときに目の正面に来るべきレンズ上の点であるフィッティングポイント(FP)がレンズの幾何学中心(レンズの中心点(GC)、以下レンズ中心GCとも言う)に来るようにレイアウトされている。
従来品も含めたセミフィニッシュレンズ1の一般的な設計手順は以下の通りである。
1.凸面(物体側の面)2の形状を決定する。
2.完成品レンズの設計を決定する。
3.各セミフィニッシュレンズの製作範囲を決める。製作範囲には眼鏡処方と外径αとで決まる複数の製作条件MCが含まれる。眼鏡処方には、たとえば、度数(累進屈折力レンズでは遠用度数、S度数(Sph))、乱視度数(C度数(Cyl))、乱視の角度(乱視軸(Ax))、加入度(Add)、プリズム度数(Prism)などが含まれる。
4.製作範囲内におけるレンズ設計を行い、それぞれの製作条件MCで必要とする中心厚Tcおよびコバ厚Te(床高さH)を求め、求められた中心厚Tcおよびコバ厚Te(床高さH)の中で最大の中心厚(最大中心厚)Tcmおよび最大コバ厚Tem(最大床高さHm)を求める。
5.凸面2の形状、最大中心厚Tcm、最大床高さHm(最大コバ厚Tem)と、加工時における取代を加味して凹面カーブの大きさを求める。これによりセミフィニッシュレンズ1の凹面3の形状が決まるので、セミフィニッシュレンズ1を事前に製造しておくことができる。
近年、眼鏡レンズにおいて物体側の面がトーリック形状を含み、眼球側の面も物体側の面のトーリック形状による面屈折力をキャンセルするようなトーリック形状を含むレンズの提供が開始されている。物体側の面のトーリック形状の一例は、レンズの物体側の面の水平方向のカーブ(水平方向の面屈折力、水平方向のベースカーブ)BChが垂直方向のカーブ(垂直方向の面屈折力、垂直方向のベースカーブ)BCvと比べて深い(曲率が大きい、曲率半径が小さい)カーブになるものである。このようなトーリック面を水平トーリック面と称することにする。水平トーリック面の要素を含む物体側の面では、レンズ中心GCにおいて、水平方向の面屈折力OPHcが垂直方向の面屈折力OPVcよりも大きい。
物体側の面が水平トーリック面の要素を含むレンズの眼球側の面は、物体側の面の水平トーリック面の要素による面屈折力をキャンセルする面屈折力を有する。したがって、眼球側の面も水平トーリック面の要素を含み、物体側の面のベースカーブが深いほど、眼球側の面の凹面カーブも深くなる傾向がある。また、眼球側の面の水平方向のカーブ(水平方向の面屈折力、水平方向の凹面カーブ)CChが垂直方向のカーブ(垂直方向の面屈折力、垂直方向の凹面カーブ)CCvよりも深い(曲率が大きい、曲率半径が小さい)カーブとなる。
眼球側の面のカーブが深いと床高さHも高くなる。したがって、凸面2がレンズの物体側の面と同じ水平トーリック面要素を含むセミフィニッシュレンズ1においては、水平方向の床高さHが最も高くなる。このため、水平トーリック面の要素を含むレンズを製造するためのセミフィニッシュレンズ1においては、水平方向の凹面カーブCChから求めたカーブを基準とし凹面3の設計を行えば、所定のレンズ玉型が取れる大きさのものが得られ、セミフィニッシュレンズ1として十分な大きさ(サイズ)のレンズが得られることが分かる。最大床高さHmを満足するようなセミフィニッシュレンズ1を提供することは凸面2が球面のレンズのセミフィニッシュレンズを製造する際に採用されている方法である。
以下においては、凸面2が水平トーリック面の要素を含むセミフィニッシュレンズ1を、水平方向の最大床高さHhmを基準として設計および製造した例を比較例とする。一方、凸面2が水平トーリック面の要素を含むセミフィニッシュレンズ1を、水平方向の最大床高さHhmと垂直方向の最大床高さHvmとを別々に評価して設計および製造した例を実施例とする。
本願の発明者らは、凸面2が水平トーリック面の要素を含むセミフィニッシュレンズ1からレンズを製造する際に、従来と同様に最大床高さHmのみに着目して製造したセミフィニッシュレンズ1を利用したのでは、レンズとして利用される可能性がない領域があることを見出した。すなわち、最大床高さHmのみに着目して製造したセミフィニッシュレンズ1では、セミフィニッシュレンズ1の製作範囲内に含まれる全ての製作条件MCで切削されてしまう無駄な領域ができていることが判明した。以下においては、無駄な領域の存在および、水平方向の最大床高さHhmと垂直方向の最大床高さHvmとを別々に評価してセミフィニッシュレンズ1を設計および製造することにより、上記無駄な領域を削減できることを確認する。
図2に、レンズ全体として屈折力のないプラノレンズ10(セミフィニッシュレンズ)を例にし、垂直方向と水平方向のカーブの違いを示す。物体側の面12の凸面カーブBCにおいて、垂直方向のカーブBCvよりも、水平方向のカーブBChが深くなっている。したがって、床高さHは、垂直方向Hvよりも水平方向Hhの方が高くなる。眼球側の面13の水平方向の凹面カーブCChの曲率半径R1と、垂直方向の凹面カーブCCvの曲率半径R2とを比較した場合、水平方向の凹面カーブCChの曲率半径R1の方が小さくなる。このようなレンズ10を加工するためのセミフィニッシュレンズ1を製造する際に、床高さHが最大になる水平方向にのみ着目する比較例に対し、垂直方向にも着目する実施例の方が、加工時にいっそう無駄の少ないセミフィニッシュレンズ1を提供できる。
ケース1(実施例1、比較例1)
このケースでは、凸面2が水平トーリック面の要素を含む単焦点レンズ用のセミフィニッシュレンズ1を比較例および実施例の条件で設計および製造した。製作範囲内の製作条件MCは以下の通りである。
基材の屈折率: 1.67
凸面形状: トーリック面要素(水平トーリック面 2.0D)
OPHc(at GC): 5.0D
OPVc(at GC): 3.0D
S度数(Sph): 図3に示す範囲
C度数(Cyl): 図3に示す範囲
乱視の角度(Ax): 0〜179度
プリズム度数(Prism): 0.0D
外径: 80mm
取り代: 1.0mm
なお、面屈折力はディオプタ(D)で示す。以下においても同様である。
この範囲内の各製作条件MCでレンズを設計し、セミフィニッシュレンズ1の製造に必要な条件を得た。図4に、各製作条件の中で、セミフィニッシュレンズ1のレンズ厚みに関する最大値が得られた条件1−1〜1−3を示し、図5に実施例1のセミフィニッシュレンズ1を設計するためのレンズ厚みに関する最大値を示し、図6に比較例1のセミフィニッシュレンズを設計するためのレンズ厚みに関する最大値を示す。
0度および180度で示す水平方向の最大床高さHhmは14.59mmであるが、90度および270度で示す垂直方向の最大床高さHvmは11.60mmであることが分かる。
図7に、比較例1で設計製造したセミフィニッシュレンズの各値と、実施例1で設計製造したセミフィニッシュレンズ1の各値と、それらの差分とを示す。
なお、凹面3の水平方向および垂直方向の凹面カーブ(バックカーブ)CChおよびCCvは次のように求められる。まず、最大床高さHhmおよびHvmと中心厚Tcより、図1に示すように凹面高さCHを求め、それぞれの凹面カーブCChおよびCCvの曲率Cを以下の式(1)により求める。その後、曲率Cをカーブ値(ディオプタ(D))に変換する。なお、凹面高さCHおよび曲率Cは凹面のみを対象とし、プラスの値とする。
C=2CH/(CH+R) ・・・(1)
図8(a)に比較例1で設計および製造されたセミフィニッシュレンズ9を示し、図8(b)に実施例1で設計および製造されたセミフィニッシュレンズ1を示している。図8(a)および図8(b)では、セミフィニッシュレンズの垂直方向の断面図と水平方向の断面図とを重ねて示している。比較例1では、水平方向および垂直方向の最大床高さHmを使用してセミフィニッシュレンズ9を設計および製造するため、凹面3は面屈折力が8.6Dの球面になる。これに対し、実施例1では、水平方向の最大床高さHhmおよび垂直方向の最大床高さHvmを個別に評価して凹面3を設計および製造する。このため、凹面3は水平方向の面屈折力SIPhが8.6D、垂直方向の面屈折力SIPvが6.5Dのトーリック面(水平トーリック面)となる。
この凹面3がトーリック面となったセミフィニッシュレンズ1は、図5に示したように、セミフィニッシュレンズ1の製作範囲内のすべての製作条件MCを満足するものである。したがって、凹面3をトーリック面にすることにより、セミフィニッシュレンズの体積を14%(5.9cm)も削減できる。このため、セミフィニッシュレンズ1の製造に要するコストを低減できる。また、セミフィニッシュレンズ1からレンズ10を加工する際に切削などにより削られる量を削減でき、加工の手間と時間とを削減できる。
このように、凸面2がトーリック面のセミフィニッシュレンズ1においては、凹面3もトーリック面であることが有効であることがわかった。ケース1のセミフィニッシュレンズ1は、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcが5.0D、垂直方向の面屈折力OPVcが3.0Dであり、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcが8.6D、垂直方向の面屈折力SIPVcが6.5Dである。したがって、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcと垂直方向の面屈折力OPVcとの大小関係は、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcと垂直方向の面屈折力SIPVcとの大小関係と同じであるが、面屈折力の値および差は同一にはならなかった。
ケース2(実施例2、比較例2)
このケースでは、凸面2が水平トーリック面の要素を含む累進屈折力レンズ(内面累進レンズ)用のセミフィニッシュレンズ1を比較例および実施例の条件で設計および製造した。製作範囲内の製作条件MCは以下の通りである。
基材の屈折率: 1.67
凸面形状: トーリック面要素(水平トーリック面 2.0D)
ただし、水平方向は非球面(アトーリック、詳細は以下に述べる)
OPHc(at GC): 5.0D
OPVc(at GC): 3.0D
S度数(Sph): 図9(a)に示す範囲
C度数(Cyl): 図9(a)に示す範囲
乱視の角度(Ax): 0〜179度
加入度(Add): 図9(b)に示す範囲
プリズム度数(Prism): 0.0D
外径: 80mm
取り代: 1.0mm
凸面2はアトーリック面の要素を含む。具体的には、垂直方向の面屈折力OPV(3.0D)は一定であり、凸面2の垂直方向(90度−270度)に沿って水平方向(左右方向、0度−180度)にレンズ中心GCから左右それぞれ5mmの水平方向の面屈折力OPHは一定(5.0D)であり、左右30mmをターゲットとして面屈折力OPHが2.5Dになるように凸面2を形成している。
この範囲内の各製作条件MCでレンズを設計しセミフィニッシュレンズ1の製造に必要な条件を得た。図10に、各製作条件の中で、セミフィニッシュレンズ1のレンズ厚みに関する最大値が得られた条件2−1〜2−4を示し、図11に実施例2のセミフィニッシュレンズ1を設計するためのレンズ厚みに関する最大値を示す。比較例2のセミフィニッシュレンズ9は、図11の0度、90度、180度および270度の床高さの中の最大床高さHmを用いて設計する。
このケース2においても、0度および180度で示す水平方向の最大床高さHhmは16.12mmであるが、90度および270度で示す垂直方向の最大床高さHvmは12.48mmであることが分かった。したがって、凹面3が非球面のセミフィニッシュレンズ1は効果的であることが分かる。
図12に、比較例2で設計製造したセミフィニッシュレンズ9の各値と、実施例2で設計製造したセミフィニッシュレンズ1の各値と、それらの差分とを示す。比較例2では、水平方向および垂直方向の最大床高さHmを使用してセミフィニッシュレンズ9を設計および製造するため、凹面3は面屈折力が7.6Dの球面になる。これに対し、実施例2では、水平方向の最大床高さHhmおよび垂直方向の最大床高さHvmを個別に評価して凹面3を設計および製造する。このため、凹面3は水平方向の面屈折力SIPhが7.6D、垂直方向の面屈折力SIPvが5.0Dのトーリック面(水平トーリック面)となる。
この凹面3がトーリック面となったセミフィニッシュレンズ1は、図9(a)および(b)に示した、セミフィニッシュレンズ1の製作範囲内のすべての製作条件MCを満足するものである。したがって、凹面3をトーリック面にすることにより、セミフィニッシュレンズの体積を10.9%(5.6cm)も削減できる。このため、経済的なセミフィニッシュレンズ1を製造でき、セミフィニッシュレンズ1からレンズ10を加工する時間およびコストも削減できる。
このように、凸面2がアトーリック面のセミフィニッシュレンズ1においては、凹面3がトーリック面であることが有効であることがわかった。ケース2のセミフィニッシュレンズ1は、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcが5.0D、垂直方向の面屈折力OPVcが3.0Dであり、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcが7.6D、垂直方向の面屈折力SIPVcが5.0Dである。したがって、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcと垂直方向の面屈折力OPVcとの大小関係は、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcと垂直方向の面屈折力SIPVcとの大小関係と同じであるが、面屈折力の値および差は同一にはならなかった。
ケース3(実施例3、比較例3)
このケースでは、凸面2が水平トーリック面の要素を含む累進屈折力レンズ(外面逆累進レンズ)用のセミフィニッシュレンズ1を比較例および実施例の条件で設計および製造した。製作範囲内の製作条件MCは以下の通りである。
基材の屈折率: 1.67
凸面形状: トーリック面要素を含む
ただし、水平方向は非球面(アトーリック、詳細は以下に述べる)
遠用部 OPHc(at GC): 5.0D
OPVc(at GC): 4.0D (トーリック面要素 1.0D)
近用部 OPH: 5.0D
OPV: 3.0D (トーリック面要素 2.0D)
S度数(Sph): 図13(a)に示す範囲
C度数(Cyl): 図13(a)に示す範囲
乱視の角度(Ax): 0〜179度
加入度(Add): 図13(b)に示す範囲
プリズム度数(Prism): 0.0D
外径: 80mm
取り代: 1.0mm
凸面2はアトーリック面の要素を含む。具体的には、垂直方向の面屈折力OPVは遠用部および近用部で一定であり、凸面2の垂直方向(90度−270度)に沿って水平方向(左右方向、0度−180度)にレンズ中心GCから左右それぞれ5mmの水平方向の面屈折力OPHは一定(5.0D)であり、左右30mmをターゲットとして面屈折力OPHが3.5Dになるように凸面2を形成している。
この範囲内の各製作条件MCでレンズを設計しセミフィニッシュレンズ1の製造に必要な条件を得た。図14に、各製作条件の中で、セミフィニッシュレンズ1のレンズ厚みに関する最大値が得られた条件3−1〜3−4を示し、図15に実施例3のセミフィニッシュレンズ1を設計するためのレンズ厚みに関する最大値を示す。比較例3のセミフィニッシュレンズ9は、図15の0度、90度、180度および270度の床高さの中の最大床高さHmを用いて設計する。
このケース3においても、0度および180度で示す水平方向の最大床高さHhmは19.71mmであるが、90度および270度で示す垂直方向の最大床高さHvmは17.00mmであることが分かった。したがって、凹面3が非球面のセミフィニッシュレンズ1は効果的であることが分かる。
図16に、比較例3で設計製造したセミフィニッシュレンズ9の各値と、実施例3で設計製造したセミフィニッシュレンズ1の各値と、それらの差分とを示す。比較例3では、水平方向および垂直方向の最大床高さHmを使用してセミフィニッシュレンズ9を設計および製造するため、凹面3は面屈折力が10.1Dの球面になる。これに対し、実施例3では、水平方向の最大床高さHhmおよび垂直方向の最大床高さHvmを個別に評価して凹面3を設計および製造する。このため、凹面3は水平方向の面屈折力SIPhが10.1D、垂直方向の面屈折力SIPvが8.4Dのトーリック面(水平トーリック面)となる。
この凹面3がトーリック面となったセミフィニッシュレンズ1は、図13(a)および(b)に示した、セミフィニッシュレンズ1の製作範囲内のすべての製作条件MCを満足するものである。したがって、凹面3をトーリック面にすることにより、セミフィニッシュレンズの体積を12.0%(7.1cm)も削減できる。このため、経済的なセミフィニッシュレンズ1を製造でき、セミフィニッシュレンズ1からレンズ10を加工する時間およびコストも削減できる。
このように、凸面2がアトーリック面で逆累進のセミフィニッシュレンズ1においても、凹面3がトーリック面であることが有効であることがわかった。ケース3のセミフィニッシュレンズ1は、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcが5.0D、垂直方向の面屈折力OPVcが4.0Dであり、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcが10.1D、垂直方向の面屈折力SIPVcが8.4Dである。したがって、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcと垂直方向の面屈折力OPVcとの大小関係は、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcと垂直方向の面屈折力SIPVcとの大小関係と同じであるが、面屈折力の値および差は同一にはならなかった。
ケース4(実施例4、比較例4)
このケースでは、凸面2が水平トーリック面の要素を含む累進屈折力レンズ(外面累進レンズ)用のセミフィニッシュレンズ1を比較例および実施例の条件で設計および製造した。製作範囲内の製作条件MCは以下の通りである。
基材の屈折率: 1.67
凸面形状: トーリック面要素を含む
ただし、水平方向は非球面(アトーリック、詳細は以下に述べる)
遠用部 OPHc(at GC): 4.0D
OPVc(at GC): 2.0D (トーリック面要素 2.0D)
近用部 OPH: 4.0D
OPV: 3.0D (トーリック面要素 1.0D)
S度数(Sph): 図17(a)に示す範囲
C度数(Cyl): 図17(a)に示す範囲
乱視の角度(Ax): 0〜179度
加入度(Add): 図17(b)に示す範囲
プリズム度数(Prism): 0.0D
外径: 70mm
取り代: 1.0mm
凸面2はアトーリック面の要素を含む。具体的には、垂直方向の面屈折力OPVは遠用部および近用部で一定であり、凸面2の垂直方向(90度−270度)に沿って水平方向(左右方向、0度−180度)にレンズ中心GCから左右それぞれ8mmの水平方向の面屈折力OPHは一定(4.0D)であり、左右40mmをターゲットとして面屈折力OPHが0.01Dになるように凸面2を形成している。
この範囲内の各製作条件MCでレンズを設計しセミフィニッシュレンズ1の製造に必要な条件を得た。図18に、各製作条件の中で、セミフィニッシュレンズ1のレンズ厚みに関する最大値が得られた条件4−1〜4−4を示し、図19に実施例4のセミフィニッシュレンズ1を設計するためのレンズ厚みに関する最大値を示す。比較例4のセミフィニッシュレンズ9は、図19の0度、90度、180度および270度の床高さの中の最大床高さHmを用いて設計する。
このケース4においても、0度および180度で示す水平方向の最大床高さHhmは14.41mmであるが、90度および270度で示す垂直方向の最大床高さHvmは11.72mmであることが分かった。したがって、凹面3が非球面のセミフィニッシュレンズ1は効果的であることが分かる。
図20に、比較例4で設計製造したセミフィニッシュレンズ9の各値と、実施例4で設計製造したセミフィニッシュレンズ1の各値と、それらの差分とを示す。比較例4では、水平方向および垂直方向の最大床高さHmを使用してセミフィニッシュレンズ9を設計および製造するため、凹面3は面屈折力が8.1Dの球面になる。これに対し、実施例4では、水平方向の最大床高さHhmおよび垂直方向の最大床高さHvmを個別に評価して凹面3を設計および製造する。このため、凹面3は水平方向の面屈折力SIPhが8.1D、垂直方向の面屈折力SIPvが5.5Dのトーリック面(水平トーリック面)となる。
この凹面3がトーリック面となったセミフィニッシュレンズ1は、図17(a)および(b)に示した、セミフィニッシュレンズ1の製作範囲内のすべての製作条件MCを満足するものである。したがって、凹面3をトーリック面にすることにより、セミフィニッシュレンズの体積を8.2%(3.2cm)も削減できる。このため、経済的なセミフィニッシュレンズ1を製造でき、セミフィニッシュレンズ1からレンズ10を加工する時間およびコストも削減できる。
このように、凸面2がアトーリック面で逆累進のセミフィニッシュレンズ1においても、凹面3がトーリック面であることが有効であることがわかった。ケース4のセミフィニッシュレンズ1は、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcが4.0D、垂直方向の面屈折力OPVcが2.0Dであり、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcが8.1D、垂直方向の面屈折力SIPVcが5.5Dである。したがって、凸面2のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力OPHcと垂直方向の面屈折力OPVcとの大小関係は、凹面3のレンズ中心GCの水平方向の面屈折力SIPHcと垂直方向の面屈折力SIPVcとの大小関係と同じであるが、面屈折力の値および差は同一にはならなかった。
図21に、セミフィニッシュレンズ1を設計および製造する工程をフローチャートにより示している。まず、ステップ51において、凸面(物体側の面)2の形状を決定する。次に、ステップ52において、単焦点、累進(内面累進、逆累進、外面累進)などの完成品レンズの設計を決定する。ステップ53において、各セミフィニッシュレンズの製作範囲を決める。ステップ54において、製作範囲内におけるレンズ設計を行い、それぞれの製作条件MCで必要とする中心厚Tcおよびコバ厚Te(床高さH)を求め、求められた中心厚Tcおよびコバ厚Te(床高さH)の中で最大の中心厚(最大中心厚)Tcmおよび最大コバ厚Tem(最大床高さHm)を求める。
ステップ55において、凸面2の形状、最大中心厚Tcm、最大床高さHm(最大コバ厚Tem)と、加工時における取代を加味して凹面(眼球側の面)3のカーブの大きさを求める。この際、本例においては、垂直方向の最大床高さHvm、および水平方向の最大床高さHhmをそれぞれ求め、中心点(レンズ中心)GCにおける垂直方向の面屈折力SIVPcと水平方向の面屈折力SIHPcとが異なる凹面3を設計する。セミフィニッシュレンズ1の設計、例えばステップ51からステップ55は、コンピューターで制御可能な設計プログラムによって行うことができる。
ステップ56において、上記により設計されたセミフィニッシュレンズ1をモールドなどの適当な方法により製造し、ストックする。このことにより、所望の眼鏡レンズを迅速に加工し市場に供給できる。
なお、上記では、凸面に、水平方向の面屈折力が垂直方向の面屈折力よりも大きい、水平トーリック面を含むケースを説明したが、凸面に、垂直方向の面屈折力が水平方向の面屈折力よりも大きい、垂直トーリック面を含むケースにおいても同様である。この場合、凹面のレンズ中心GCにおける垂直方向の面屈折力は水平方向の面屈折力と異なり、垂直方向の面屈折力の方が水平方向の面屈折力よりも大きくなる。
1、9 セミフィニッシュレンズ

Claims (5)

  1. 物体側の面と眼球側の面とを有するセミフィニッシュレンズであって、
    物体側の面の垂直方向の面屈折力と前記物体側の面の水平方向の面屈折力とが異なり、かつ、
    眼球側の面の垂直方向の面屈折力と前記眼球側の面の水平方向の面屈折力とが異なる、セミフィニッシュレンズ。
  2. 請求項1において、
    前記物体側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力との大小関係が、前記眼球側の面の垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力の大小関係と一致する、セミフィニッシュレンズ。
  3. 請求項1または2において、
    前記物体側の面はトーリック面またはアトーリック面を含み、
    前記眼球側の面はトーリック面またはアトーリック面を含む、セミフィニッシュレンズ。
  4. 垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる物体側の面を有するセミフィニッシュレンズの設計方法であって、
    前記セミフィニッシュレンズから加工が予定されている眼鏡仕様の範囲内における、垂直方向の最大床高さおよび水平方向の最大床高さに基づいて、垂直方向の面屈折力と水平方向の面屈折力とが異なる眼球側の面を設計することを含む、
    セミフィニッシュレンズの設計方法。
  5. 請求項4において、
    前記眼球側の面を設計することは、トーリック面またはアトーリック面を形成することを含む、セミフィニッシュレンズの設計方法。
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