JP2014002231A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザー好みの撮影設定をカメラに再現させるために用いる撮影履歴情報の増加を適切に抑えること。
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体7に記録する記録手段2と、記憶媒体7に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段2と、新たな設定内容が記憶媒体7に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かを判定する判定手段2と、判定手段2により相違が判定された設定内容を、記憶媒体7に更新記録するように記録手段2を制御する制御手段2と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体7に記録する記録手段2と、記憶媒体7に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段2と、新たな設定内容が記憶媒体7に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かを判定する判定手段2と、判定手段2により相違が判定された設定内容を、記憶媒体7に更新記録するように記録手段2を制御する制御手段2と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラに関する。
ユーザー好みの撮影設定をカメラに再現(再生)させる技術が知られている(特許文献1参照)。ユーザーがある撮影設定で撮影を行うと、その撮影設定内容が撮影履歴情報としてカメラに記録され、この撮影履歴情報に従って生成された番号順に撮影設定内容がカメラの液晶画面に表示される。ユーザーが液晶画面で任意の番号を選ぶことにより、カメラがその番号に対応する撮影設定を再現する。
従来技術では、ユーザーが新たな撮影設定で撮影を行うたびにカメラに記録される撮影履歴情報が増えてしまい、ユーザーにとって必ずしも使いやすいものとはいえなかった。
(1)請求項1に記載の発明によるデジタルカメラは、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体に記録する記録手段と、記憶媒体に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段と、新たな設定内容が記憶媒体に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かを判定する判定手段と、判定手段により相違が判定された設定内容を、記憶媒体に更新記録するように記録手段を制御する制御手段と、を備える。
(2)請求項6に記載の発明によるデジタルカメラは、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体に記録する記録手段と、記憶媒体に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段と、新たな設定内容を外部機器へ送信する送信手段と、送信した設定内容が外部機器に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かの情報を受信する受信手段と、外部機器から相違する旨の情報を受信した場合に、新たな設定内容を撮影履歴情報として外部機器に更新記録させる指示を送信手段から送信させ、かつ、新たな設定内容を記憶媒体に更新記録するように記録手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2)請求項6に記載の発明によるデジタルカメラは、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体に記録する記録手段と、記憶媒体に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段と、新たな設定内容を外部機器へ送信する送信手段と、送信した設定内容が外部機器に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かの情報を受信する受信手段と、外部機器から相違する旨の情報を受信した場合に、新たな設定内容を撮影履歴情報として外部機器に更新記録させる指示を送信手段から送信させ、かつ、新たな設定内容を記憶媒体に更新記録するように記録手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によるデジタルカメラでは、カメラに記録される撮影履歴情報の増加を適切に抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態によるデジタルカメラ1の構成を例示するブロック図である。本実施形態は、ユーザー好みの撮影設定をデジタルカメラ1に再現させるために用いる撮影履歴情報を無制限に増やさない点に特徴を有する。つまり、ユーザーが保存を希望する撮影設定のみ、撮影履歴情報に保存させる。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態によるデジタルカメラ1の構成を例示するブロック図である。本実施形態は、ユーザー好みの撮影設定をデジタルカメラ1に再現させるために用いる撮影履歴情報を無制限に増やさない点に特徴を有する。つまり、ユーザーが保存を希望する撮影設定のみ、撮影履歴情報に保存させる。
図1において、操作部材3は、シャッターボタン(不図示)の半押し操作に伴ってオンする半押しスイッチ、シャッターボタンの全押し操作に伴ってオンする全押しスイッチ、モードダイヤル、および各操作スイッチなどを含み、各部材の操作に伴う操作信号をCPU2へ送出する。表示装置5は、液晶モニタなどによって構成され、画像や操作メニュー画面を表示する。表示制御部4は、CPU2からの指示に応じて液晶モニタ5に対する表示制御を行う。
測光センサー6は、被写体光の一部を受光して被写体の明るさに応じた光電変換信号を出力する。フラッシュメモリ7は不揮発性メモリであり、CPU2が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要なデータなどを格納する。フラッシュメモリ7が格納するプログラムやデータの内容は、CPU2からの指示によって追加、変更が可能に構成されている。CPU2は、例えばRAM8を作業領域として制御プログラムを実行し、カメラ各部に対する種々の制御を行う。
RAM8は、デジタルデータを一時的に記憶する場合にも使用される。本実施形態では、画像処理回路18による画像処理前、画像処理中、画像処理後の画像データなどを、一時的に記憶させる。気圧センサー9は、気圧を検出し、検出信号をCPU2へ送出する。温度センサー10は、温度を検出し、検出信号をCPU2へ送出する。レンズCPU11は、図示しない撮影レンズを構成するフォーカシングレンズを光軸方向に進退移動させたり、図示しない絞りの開口径を制御したりする。レンズの移動量や絞りの制御量は、CPU2からレンズCPU11へ指示される。
焦点検出センサー12は、撮影レンズによる焦点調節状態を示す検出信号をCPU2へ送出する。CPU2は、焦点検出信号に基づいてフォーカシングレンズの移動方向および移動量を決定し、レンズCPU11へ送出する。これにより、自動焦点調節(AF)処理を行う。
カレンダ制御部13は、クロック信号に基づいて日時を示すデータを生成し、CPU2へ送出する。駆動回路15は、撮像素子16で必要なタイミング信号を生成して撮像素子16へ供給する。撮像素子16は、上記撮影レンズによって結像された被写体像を光電変換する。光電変換後のアナログ撮像信号は、A/D変換回路17においてデジタル画像信号に変換される。
画像処理回路18は、デジタル画像信号に対して所定の画像処理を行い、保存用や表示用の画像データを生成する。画像処理回路18はさらに、画像データを格納する所定形式の画像ファイル(例えば Exifファイル)を生成する。画像処理回路18は、CPU2からの指示に基づいて画像ファイルをメモリカードなどの二次記録媒体19に記録したり、二次記録媒体19に記録されている画像ファイルを読み出したりする。
GPSモジュール21は、GPS衛星からの電波を受信し、電波にのせられている情報を用いて測位データ(緯度、経度、高度)を算出する。CPU2は、マイクロフォン22で集音された音声信号を増幅し、増幅後の信号を内蔵するA/D変換回路によってデジタル音声データに変換する。デジタル音声データは、画像ファイルと関連づけて二次記録媒体19に記録される。
CPU2は、デジタル音声データに基づく音声再生信号を送出し、音声をスピーカ23から再生させる。個人認証制御部25は、例えばユーザーが自己の「顔」を撮影した画像に基づいて個人認証を行うことにより、デジタルカメラ1を使用するユーザーがメインユーザーかゲストユーザーかを判定する。CPU2は、メインユーザーとゲストユーザーとの間で、後述する処理を異ならせる。
無線通信制御部25は、CPU2からの指示に応じて、無線通信機26を介して外部機器(例えばサーバー30)との間で通信を行う。具体的には、無線通信機26が無線LANのアクセス端末31と無線接続することによってネットワーク32にアクセスし、ネットワーク32上のサーバー30と通信を行う。
RFタグ27は、非接触ICチップを使った記憶媒体とアンテナを埋め込んだタグによって構成される。RFタグ27にはデジタルカメラ1の個体情報(例えば機種名およびシリアル番号)などが書き込まれている。充電電池28は、CPU2を含むカメラ内各部へ電力を供給する。
図2は、上述したデジタルカメラ1のCPU2が実行する撮影処理の流れを説明するフローチャートである。図2において、CPU2は、撮影指示が行われる(上記全押しスイッチからの操作信号が入力される)と、図2による処理を起動させる。ステップS51において、CPU2は、測光センサー6からの出力信号に基づいてAE(自動露出)制御処理を行ってステップS51へ進む。ステップS52において、CPU2は、AF処理を行ってステップS53へ進む。
ステップS53において、CPU2は、撮像素子16に撮像を行わせてステップS54へ進む。ステップS54において、CPU2は画像処理回路18へ指示を送り、画像ファイルを二次記録媒体19へ保存させてステップS55へ進む。ステップS55において、CPU2は、上記撮像時の撮影設定内容を抽出してステップS57Aへ進む。
撮影設定内容は、例えば、撮影日時、撮影場所(測位データ)、露出演算モードの種別(プログラムオートや絞り優先オートなど)、ISO感度値、露出時間、シャッタ速度、絞り値、明るさ、露光補正量、被写体距離、焦点距離、開放F値、測光方式の種別(平均測光や中央重点測光など)、フィルタ処理の種別、輪郭強調の強さ、強制的にフラッシュ発光させるか否か、ホワイトバランス設定、AFエリアの設定、を含む。この他にも、個人認証データ(メインユーザーかゲストユーザーか)などを含む。なお、ステップS55の抽出処理では、二次記録媒体19から読み出さなくても、RAM8に残されている撮影設定内容を用いてもよい。
ステップS57Aにおいて、CPU2は、シャッターボタンが半押しされているか否かを判定する。CPU2は、上記半押しスイッチから半押し操作信号が入力されていない場合にステップS57Aを否定判定してステップS57Bへ進む。CPU2は、上記半押しスイッチから半押し操作信号が入力されている場合には、ステップS57Aを肯定判定してステップS57Eへ進む。
ステップS57Eにおいて、CPU2は、シャッターボタンが全押しされているか否かを判定する。CPU2は、上記全押しスイッチから全押し操作信号が入力されていない場合にステップS57Eを否定判定してステップS57Aへ戻る。CPU2は、上記全押しスイッチから全押し操作信号が入力された場合には、ステップS57Eを肯定判定してステップS51へ戻る。ステップS57Aおよび57Eの処理により、シャッターボタンが操作されている場合には、ステップS57B以降の処理へ進まずに撮影動作を優先する。
ステップS57Bにおいて、CPU2は、フラッシュメモリ7に格納している過去の撮影履歴情報を参照してステップS57Cへ進む。ステップS57Cにおいて、CPU2は撮影条件の分析を行う。撮影条件の分析処理の詳細について、図3に例示するフローチャートを参照して説明する。
図3のステップS31において、CPU2は、ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容を撮影履歴情報と比較し、ステップS32へ進む。ステップS32において、CPU2は、次の3項目のうち少なくとも1つに該当する場合に、ステップS32を肯定判定して図3および図2の処理を終了する。終了する場合は、撮影設定を撮影履歴情報として登録しない。
1.ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容の「撮影日時」が、撮影履歴情報に記録されている最新の「撮影日時」からあらかじめ設定した所定時間以上経過している場合。
2.ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容の「撮影場所(測位データ)」が、撮影履歴情報に記録されている「撮影場所」からあらかじめ設定した所定距離以上離れている場合。
3.ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容の「個人認証データ」が撮影履歴情報に記録されている所有者(メインユーザー)の「個人認証データ」と相違し、メインユーザー以外の人物がゲストユーザーとして使用している場合。
2.ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容の「撮影場所(測位データ)」が、撮影履歴情報に記録されている「撮影場所」からあらかじめ設定した所定距離以上離れている場合。
3.ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容の「個人認証データ」が撮影履歴情報に記録されている所有者(メインユーザー)の「個人認証データ」と相違し、メインユーザー以外の人物がゲストユーザーとして使用している場合。
CPU2は、上記3項目のいずれにも該当しない場合には、ステップS32を否定判定して図3の処理を終了し、図2のステップS57Dへ進む。図2のステップS57Dにおいて、CPU2は、ステップS55(図2)で抽出した撮影設定内容が、撮影履歴情報に記録されていない新しい撮影設定(撮影条件)であるか否かを判定する。CPU2は、新たな撮影設定(撮影条件)である場合に、ステップS57Dを肯定判定してステップS58へ進む。CPU2は、新たな撮影設定(撮影条件)でない場合には、ステップS57Dを否定判定して図2の処理を終了する。
ステップS58において、CPU2は液晶モニタ5に、例えば「○○撮影に最適な撮影設定として登録しますか?」というメッセージを表示させてステップS59へ進む。「○○」には、例えば図示しないモードダイヤルによって設定されているシーンモードの名称を含める。具体的には、「夜景」、「ポートレート」、「記念写真」、「風景」、「セルフポートレート」などである。通常、メインユーザーがモードダイヤルを操作して「夜景」モードにすると、CPU2は、プログラムに基づいて「夜景」モード用の標準撮影設定を行う。
メインユーザーが、標準撮影設定のまま撮影を行った場合は新たな撮影設定(撮影条件)には該当しない。これに対し、メインユーザーが、標準撮影設定の一部(設定項目が複数項目ある場合の一部の項目)を変更した上で撮影を行った場合であって、当該撮影に用いた撮影設定が撮影履歴情報に記録されていない新たな撮影設定である場合に、CPU2は、当該新たな撮影設定(撮影条件)を登録するか否かの指示を待つ。
ステップS59において、CPU2は、登録指示が行われたか否かを判定する。CPU2は、操作部材3を構成する「OK」ボタン(不図示)が操作されるとステップS59を肯定判定してステップS60へ進む。CPU2は、操作部材3を構成する「OK」ボタン(不図示)が操作されない場合は、ステップS59を否定判定して図2の処理を終了する。終了する場合は、新たな撮影設定(撮影条件)であっても撮影履歴情報として登録しない。
ステップS60において、CPU2は、新たな撮影設定(撮影条件)をフラッシュメモリ7に上書き登録し、図2による処理を終了する。登録した撮影設定(撮影条件)は、例えば操作部材3を構成する「カスタム」ボタン(不図示)が操作された場合に再現させる。具体的には、上記モードダイヤルが「夜景」モードに切替えられている状態で「カスタム」ボタンが操作されると、CPU2は、フラッシュメモリ7に登録されている夜景撮影用の撮影設定(設定項目が複数項目ある場合には全ての項目)を一度に再現する。このような登録は、「夜景」モード以外にも、「ポートレート」、「記念写真」、「風景」、「セルフポートレート」のシーンモードごとに登録できる。
以上説明した第一の実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1は、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報としてフラッシュメモリ7に記録するCPU2と、フラッシュメモリ7に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現するCPU2と、新たな設定内容がフラッシュメモリ7に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かを判定するCPU2と、相違が判定された設定内容を、フラッシュメモリ7に更新記録するように制御するCPU2と、を備えるようにした。これにより、ユーザー好みの撮影設定をデジタルカメラ1に再現させるために用いる撮影履歴情報の増加を適切に抑えることができる。
(1)デジタルカメラ1は、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報としてフラッシュメモリ7に記録するCPU2と、フラッシュメモリ7に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現するCPU2と、新たな設定内容がフラッシュメモリ7に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かを判定するCPU2と、相違が判定された設定内容を、フラッシュメモリ7に更新記録するように制御するCPU2と、を備えるようにした。これにより、ユーザー好みの撮影設定をデジタルカメラ1に再現させるために用いる撮影履歴情報の増加を適切に抑えることができる。
(2)上記(1)のデジタルカメラにおいて、撮影履歴情報は、撮影日時情報、撮影位置情報、およびユーザー認証情報を含み、CPU2は、新たな撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果が撮影履歴情報との間でそれぞれ所定の条件を満たす場合に、撮影日時情報、撮影位置情報、およびユーザー認証情報以外の情報について、撮影履歴情報と新たな撮影で用いた設定内容との間で相違するか否かの判定を行うようにした。デジタルカメラ1が長く使用されていない場合(例えば、新たな撮影の日時が撮影履歴情報における直近の「撮影日時」から1ヶ月経過している)、または、デジタルカメラ1が外国で使用されている場合(例えば、新たな撮影場所(測位データ)が撮影履歴情報に記録されている「撮影場所」から1000km以上離れている)、あるいは、デジタルカメラ1が貸与されている場合(新たな撮影を行うユーザーの「個人認証データ」が撮影履歴情報に記録されているメインユーザーの「個人認証データ」と相違している)には、新たな設定内容を撮影履歴情報と相違判定するまでもなく、撮影履歴情報として使用しないことにした。具体的には、新たな設定内容が一時的なものである可能性が高い場合には撮影履歴情報として使用しないので、撮影履歴情報の増加を抑えることができる。
(3)上記(1)または(2)のデジタルカメラ1において、更新記録を開始させるための操作部材3(「OK」ボタン)をさらに備え、CPU2は、上記相違の判定後、操作部材3が操作されると、更新記録を開始するように制御したので、ユーザーが意図しない撮影設定を撮影履歴情報として記録することを防止できる。
(4)上記(1)〜(3)のデジタルカメラ1において、CPU2に設定内容を再現させるための操作部材3(「カスタム」ボタン)をさらに備え、CPU2は、操作部材3が操作されると撮影履歴情報に基づく複数の項目を一度に再現するようにした。撮影履歴情報を表示装置5に表示させなくても「カスタム」ボタン操作で再現するので、ユーザーにとって使い勝手がよい。
(5)上記(1)〜(4)のデジタルカメラ1において、CPU2は、設定されている撮影シーンモードごとに撮影履歴情報をフラッシュメモリ7に記録し、CPU2は、設定されている撮影シーンモードに対応する撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現し、CPU2は、新たな設定内容が設定されている撮影シーンモードに対応する撮影履歴情報と相違するか否かを判定し、CPU2は、相違判定された設定内容を、設定されている撮影シーンモードに対応する撮影履歴情報として更新記録するように制御するので、撮影シーンモードごとに、異なる撮影履歴情報を記録できる。
<第二の実施形態>
第二の実施形態では、CPU2が外部機器(例えばサーバー30)との間で通信を行ってサーバー30と共働しながら、ユーザーが保存を希望する撮影設定のみを保存するように制御を行う。
第二の実施形態では、CPU2が外部機器(例えばサーバー30)との間で通信を行ってサーバー30と共働しながら、ユーザーが保存を希望する撮影設定のみを保存するように制御を行う。
<デジタルカメラ1側の処理>
図4は、第二の実施形態によるデジタルカメラ1のCPU2が実行する撮影処理の流れを説明するフローチャートである。第一の実施形態のフローチャート(図2)と比べて、ステップS55をステップS55Bに置き換えた点、ステップS56を追加した点、ステップS57B、S57C、S57Dをそれぞれ削除した点、ステップS61およびS62を追加した点が異なるので、これらの相違点を中心に説明する。
図4は、第二の実施形態によるデジタルカメラ1のCPU2が実行する撮影処理の流れを説明するフローチャートである。第一の実施形態のフローチャート(図2)と比べて、ステップS55をステップS55Bに置き換えた点、ステップS56を追加した点、ステップS57B、S57C、S57Dをそれぞれ削除した点、ステップS61およびS62を追加した点が異なるので、これらの相違点を中心に説明する。
図4において、CPU2は、撮影指示が行われる(全押しスイッチからの操作信号が入力される)と、図4による処理を起動させる。撮影した画像ファイルを保存後のステップS55Bにおいて、CPU2は、無線通信制御部25へ指示を送り、ステップS53の撮像時の撮影設定内容を外部機器(サーバー30)へ送信させてステップS56へ進む。
ステップS56において、CPU2は、ステップS55Bで送信した撮影設定内容が、撮影履歴情報に記録されていない新たな撮影設定である旨を外部機器(サーバー30)から受信したか否かを判定する。CPU2は、新たな撮影設定である旨が無線通信制御部25を介して伝えられた場合にステップS56を肯定判定してステップS57Aへ進む。CPU2は、新たな撮影設定である旨が無線通信制御部25を介して伝えられない場合には、ステップS56を否定判定して図4の処理を終了する。
ステップS60の次に進むステップS61において、CPU2は、無線通信制御部25へ指示を送り、ステップS53の撮像時の撮影設定内容を登録する旨を外部機器(サーバー30)へ送信させて図4による処理を終了する。
ステップS59を否定判定して進むステップS62において、CPU2は、無線通信制御部25へ指示を送り、ステップS53の撮像時の撮影設定内容を登録しない旨を外部機器(サーバー30)へ送信させて図4による処理を終了する。
<サーバー30側の処理>
図5は、第二の実施形態においてサーバー30が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。サーバー30は、デジタルカメラ1との間で通信を行いながら、図5による処理を繰り返し行う。なお、本説明では、サーバー30と1台のデジタルカメラ1との間の通信を例に説明するが、サーバー30は複数のデジタルカメラ1との間で同様の処理を行うように構成されている。
図5は、第二の実施形態においてサーバー30が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。サーバー30は、デジタルカメラ1との間で通信を行いながら、図5による処理を繰り返し行う。なお、本説明では、サーバー30と1台のデジタルカメラ1との間の通信を例に説明するが、サーバー30は複数のデジタルカメラ1との間で同様の処理を行うように構成されている。
図5のステップS11において、サーバー30は、カメラから撮影条件を受信したか否かを判定する。サーバー30は、デジタルカメラ1がステップS55B(図4)で送信した撮影設定内容を受信した場合にステップS11を肯定判定してステップS12へ進み、受信しない場合には当該判定処理を繰り返す。
ステップS12において、サーバー30は、同一カメラの情報があるか否かを判定する。サーバー30は、撮影設定内容を受信したデジタルカメラ1と同一のカメラの情報が図示しないデータベースに存在する場合に、ステップS12を肯定判定してステップS13へ進む。サーバー30は、撮影設定内容を受信したデジタルカメラ1と同一のカメラの情報がデータベースに存在しない場合には、ステップS12を否定判定してステップS19へ進む。
ステップS13において、サーバー30は、図示しないデータベースに格納している過去のデジタルカメラ1による撮影履歴情報を参照してステップS14へ進む。ステップS14において、サーバー30は撮影条件の分析を行う。撮影条件の分析処理は、図3に例示したフローチャートと同様に行う。サーバー30は、ステップS32(図3)を否定判定した場合はデジタルカメラ1との間で行う処理を終了する。サーバー30は、ステップS32(図3)を肯定判定した場合は図5のステップS15へ進み、デジタルカメラ1との間で行う処理をさらに継続する。
図5のステップS15において、サーバー30は、ステップS11で受信した撮影設定内容が、撮影履歴情報に記録されていない新しい撮影設定(撮影条件)であるか否かを判定する。サーバー30は、新たな撮影設定である場合に、ステップS15を肯定判定してステップS16へ進む。サーバー30は、新たな撮影設定でない場合には、ステップS15を否定判定して図5の処理を終了する。
ステップS16において、サーバー30は、新たな撮影設定(撮影条件)である旨をデジタルカメラ1へ送信してステップS17へ進む。ステップS17において、サーバー30は、カメラから登録する旨を受信したか否かを判定する。サーバー30は、デジタルカメラ1がステップS61(図4)で送信した内容を受信した場合にステップS17を肯定判定してステップS18へ進み、受信しない場合にはステップS17を否定判定してステップS22へ進む。
ステップS18において、サーバー30は、新たな撮影設定(撮影条件)を図示しないデータベースに追加(デジタルカメラ1についての撮影履歴情報として更新する)して図5による処理を終了する。ステップS22において、サーバー30は、ステップS11で受信した撮影設定内容(撮影条件)をデータベースに追加せずに廃棄して図5による処理を終了する。
上記ステップS12を否定判定する場合は、同一カメラの情報が存在しないので、撮影条件の分析を行うことなしに、登録するか否かについてデジタルカメラ1からの指示を待つ。このためにサーバー30は、ステップS19において、新たな条件である旨をデジタルカメラ1へ送信してステップS20へ進む。ステップS20において、サーバー30は、カメラから登録する旨を受信したか否かを判定する。サーバー30は、デジタルカメラ1がステップS61(図4)で送信した内容を受信した場合にステップS20を肯定判定してステップS21へ進み、受信しない場合にはステップS20を否定判定してステップS22へ進む。
ステップS21において、サーバー30は、新たな撮影設定(撮影条件)を図示しないデータベースに追加(デジタルカメラ1についての撮影履歴情報として更新する)して図5による処理を終了する。
第二の実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。すなわち、デジタルカメラ1は、撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報としてフラッシュメモリ7に記録するCPU2と、フラッシュメモリ7に記録されている撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現するCPU2と、新たな設定内容をサーバー30へ送信する無線通信機26と、送信した設定内容がサーバー30に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かの情報を受信する無線通信機26と、サーバー30から相違する旨の情報を受信した場合に、新たな設定内容を撮影履歴情報としてサーバー30に更新記録させる指示を無線通信機26から送信させ、かつ、新たな設定内容をフラッシュメモリ7に更新記録するように制御するCPU2と、を備えるようにした。これにより、サーバー30およびデジタルカメラ1において、ユーザー好みの撮影設定をデジタルカメラ1に再現させるために用いる撮影履歴情報の増加を適切に抑えることができる。
(変形例1)
上述した図3のステップS31−S32において、CPU2は、新たな撮影設定内容を撮影履歴情報と比較し、撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果のうち少なくとも1つが撮影履歴情報との間で所定の条件を満たす場合には、新たな撮影設定を撮影履歴情報として登録しないようにした。この代わりに、撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果のうちいずれか2つが所定の条件を満たす場合、あるいは3つの全てが所定の条件を満たす場合に、新たな撮影設定を撮影履歴情報として登録しないようにしてもよい。
上述した図3のステップS31−S32において、CPU2は、新たな撮影設定内容を撮影履歴情報と比較し、撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果のうち少なくとも1つが撮影履歴情報との間で所定の条件を満たす場合には、新たな撮影設定を撮影履歴情報として登録しないようにした。この代わりに、撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果のうちいずれか2つが所定の条件を満たす場合、あるいは3つの全てが所定の条件を満たす場合に、新たな撮影設定を撮影履歴情報として登録しないようにしてもよい。
(変形例2)
上記撮影位置に関して撮影履歴情報と比較するデータに測位データを用いたが、測位データに加えて温度データや湿度データを用いてもよい。
上記撮影位置に関して撮影履歴情報と比較するデータに測位データを用いたが、測位データに加えて温度データや湿度データを用いてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…デジタルカメラ
2…CPU
3…操作部材
9…気圧センサー
10…温度センサー
13…カレンダ制御部
16…撮像素子
18…画像処理回路
21…GPSモジュール
24…個人認証制御部
25…無線通信制御部
30…サーバー
2…CPU
3…操作部材
9…気圧センサー
10…温度センサー
13…カレンダ制御部
16…撮像素子
18…画像処理回路
21…GPSモジュール
24…個人認証制御部
25…無線通信制御部
30…サーバー
Claims (6)
- 撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体に記録する記録手段と、
前記記憶媒体に記録されている前記撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段と、
新たな設定内容が前記記憶媒体に記録されている前記撮影履歴情報と相違するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記相違が判定された設定内容を、前記記憶媒体に更新記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記撮影履歴情報は、撮影日時情報、撮影位置情報、およびユーザー認証情報を含み、
前記判定手段は、前記新たな撮影の日時、撮影位置、およびユーザー認証結果が前記撮影履歴情報との間でそれぞれ所定の条件を満たす場合に、前記撮影日時情報、前記撮影位置情報、および前記ユーザー認証情報以外の情報について、前記撮影履歴情報と前記新たな撮影で用いた設定内容との間で相違するか否かの前記判定を行うことを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1または2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記更新記録を開始させるための第1操作部材をさらに備え、
前記制御手段は、前記判定手段による相違の判定後、前記第1操作部材が操作されると前記更新記録を開始するように前記記録手段を制御することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記設定再現手段に前記設定内容を再現させるための第2操作部材をさらに備え、
前記設定再現手段は、前記第2操作部材が操作されると前記撮影履歴情報に基づく複数の項目を一度に再現することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のデジタルカメラにおいて、
前記記録手段は、設定されている撮影シーンモードごとに前記撮影履歴情報を記憶媒体に記録し、
前記設定再現手段は、前記設定されている撮影シーンモードに対応する前記撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現し、
前記判定手段は、新たな設定内容が前記設定されている撮影シーンモードに対応する前記撮影履歴情報と相違するか否かを判定し、
前記制御手段は、前記判定手段により相違判定された設定内容を、前記設定されている撮影シーンモードに対応する前記撮影履歴情報として更新記録するように前記記録手段を制御することを特徴とするデジタルカメラ。 - 撮影時の操作による設定内容を撮影履歴情報として記憶媒体に記録する記録手段と、
前記記憶媒体に記録されている前記撮影履歴情報に基づいて設定内容を再現する設定再現手段と、
新たな設定内容を外部機器へ送信する送信手段と、
前記送信した設定内容が前記外部機器に記録されている撮影履歴情報と相違するか否かの情報を受信する受信手段と、
前記外部機器から前記相違する旨の情報を受信した場合に、前記新たな設定内容を前記撮影履歴情報として前記外部機器に更新記録させる指示を前記送信手段から送信させ、かつ、前記新たな設定内容を前記記憶媒体に更新記録するように前記記録手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012136575A JP2014002231A (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | デジタルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012136575A JP2014002231A (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | デジタルカメラ |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=50035465
Family Applications (1)
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JP2012136575A Pending JP2014002231A (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | デジタルカメラ |
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JP (1) | JP2014002231A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170083875A (ko) * | 2016-01-11 | 2017-07-19 | 한화테크윈 주식회사 | 촬영 조건이 갱신되는 감시 시스템 |
DE102023131437A1 (de) | 2022-11-14 | 2024-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Bildgebungseinrichtung, Steuerverfahren einer Bildgebungseinrichtung und Programm |
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2012
- 2012-06-18 JP JP2012136575A patent/JP2014002231A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170083875A (ko) * | 2016-01-11 | 2017-07-19 | 한화테크윈 주식회사 | 촬영 조건이 갱신되는 감시 시스템 |
KR102450364B1 (ko) | 2016-01-11 | 2022-10-04 | 한화테크윈 주식회사 | 촬영 조건이 갱신되는 감시 시스템 |
DE102023131437A1 (de) | 2022-11-14 | 2024-05-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Bildgebungseinrichtung, Steuerverfahren einer Bildgebungseinrichtung und Programm |
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