JP2014001793A - 油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】戻油の流量をより適切に調整可能な油圧ショベルを提供すること。
【解決手段】本発明の実施例に係る油圧ショベルは、メインポンプ14と、メインポンプ14にコントロールバルブ17を介して接続されるアームシリンダ8と、アームシリンダ8とタンクとの間に配置される流量調整弁35と、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rの圧力とボトム側圧力室8Bの圧力とに基づいて決まるアームシリンダ8の力行制動状態に応じて流量調整弁35を制御する流量バランス部40と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は油圧ショベルに関する。
従来、バケットを自重方向に動作させる際に、バケットシリンダにおける体積が増大する側の圧力室の圧力が所定値以上であれば、メータアウト制御弁の開口面積を最大にする建設機械が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この建設機械は、バケットを自重方向に動作させる際に、バケットシリンダにおける体積が増大する側の圧力室の圧力が所定値未満であれば、メータアウト制御弁の開口面積を絞るようにする。
この構成により、特許文献1の建設機械は、バケットを自由落下させる際にバケットの動作速度が大きくなり過ぎるのを防止しながらも、バケットを自重方向に積極駆動させる際に余分な圧力損失が発生するのを抑制する。
特開2010−14244号公報
バケットシリンダは、バケットを自重方向に動かす場合であっても、力行制動状態(力行状態にあるか制動状態にあるか)が変化する。
しかしながら、特許文献1に記載の建設機械は、バケットシリンダにおける体積が増大する側の圧力室の圧力のみに基づいてメータアウト制御弁の開口面積を制御する。すなわち、バケットシリンダが力行状態にあるか制動状態にあるかにかかわらずメータアウト制御弁の開口面積を制御する。そのため、特許文献1に記載の建設機械は、バケットシリンダが力行状態にあるにもかかわらずメータアウト制御弁の開口面積を小さくし、メータアウト制御弁を流れる作動油(戻油)の流量を過度に制限してしまう。その結果、余分な圧力損失の発生を十分に抑制できない。
本発明は上述の課題に鑑みなされたものであり、戻油の流量をより適切に調整可能な油圧ショベルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の実施例に係る油圧ショベルは、油圧ポンプと、前記油圧ポンプにコントロールバルブを介して接続される油圧シリンダと、前記油圧シリンダとタンクとの間に配置される流量調整弁と、前記油圧シリンダのロッド側圧力室の圧力とボトム側圧力室の圧力とに基づいて決まる前記油圧シリンダの力行制動状態に応じて前記流量調整弁を制御する流量バランス部と、を備える。
上述の手段により、本発明は、戻油の流量をより適切に調整可能な油圧ショベルを提供することができる。
本発明の実施例に係る油圧ショベルの側面図である。 図1の油圧ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 アーム閉じ動作の際のアームシリンダの状態を示す模式図(その1)である。 アーム閉じ動作の際のアームシリンダの状態を示す模式図(その2)である。 流量バランス部を含む油圧回路の要部構成例を示す概略図(その1)である。 バランス用油圧シリンダのストローク量と流量調整弁の開口面積との関係の一例を示す図である。 流量バランス部を含む油圧回路の要部構成例を示す概略図(その2)である。 本発明の実施例に係るハイブリッド式ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 図8のハイブリッド式ショベルの蓄電系の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施例に係る油圧ショベルを示す側面図である。
油圧ショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、油圧シリンダであるブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は、図1の油圧ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11の出力軸には、油圧ポンプとしてのメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続されている。
コントロールバルブ17は、油圧ショベルにおける油圧系の制御を行う装置である。下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、旋回油圧モータ21B等の油圧アクチュエータは、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続されている。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
操作装置26は、レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cを含む。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29にそれぞれ接続されている。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。
コントローラ30は、油圧ショベルの駆動制御を行う主制御部としてのコントローラである。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUが実行することにより実現される装置である。
流量調整弁35は、油圧シリンダからタンクに排出される作動油の流量を調整する弁である。本実施例では、流量調整弁35は、コントロールバルブ17とタンクとの間に配置される。また、流量調整弁35は、流量バランス部40に接続され、流量バランス部40の動きに応じて可変絞りの開口面積を変化させ、その可変絞りを通る流量を調整する。
流量バランス部40は、油圧シリンダからタンクに排出される作動油の流量を油圧シリンダの力行制動状態に見合う流量にバランスさせる機能要素である。本実施例では、流量バランス部40は、アームシリンダ8の力行制動状態に応じて流量調整弁35の可変絞りの開口面積を制御する。具体的には、流量バランス部40は、アーム5の操作の際に操作装置26が油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に出力するパイロット圧を取得する。また、アームシリンダ8のボトム側圧力室の圧力と、アームシリンダ8のロッド側圧力室の圧力とを取得する。そして、流量バランス部40は、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向と、アームシリンダ8内のピストンの進行方向とが同じである場合、すなわちアームシリンダ8が力行状態にある場合に、流量調整弁35における可変絞りの開口面積を大きくする。一方、流量バランス部40は、推力Fcの方向とピストンの進行方向とが正反対である場合、すなわちアームシリンダ8が制動状態にある場合に、流量調整弁35における可変絞りの開口面積を小さくする。
なお、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向は、ボトム側圧力室の圧力がピストンに及ぼす推力Fc1と、ロッド側圧力室の圧力がピストンに及ぼす推力Fc2との大小関係に基づいて決まる。具体的には、推力Fc1は、ボトム側圧力室の圧力と、ボトム側圧力室に接するピストンの受圧面積との積として算出される。また、推力Fc2は、ロッド側圧力室の圧力と、ロッド側圧力室に接するピストンの受圧面積との積として算出される。そして、推力Fc1が推力Fc2より大きい場合、推力Fcの方向は、ピストンの進行方向と同じ方向となり、推力Fc1が推力Fc2より小さい場合、推力Fcの方向は、ピストンの進行方向とは逆の方向となる。なお、流量バランス部40の詳細については後述する。
次に、図3を参照しながら、アーム5の閉じ動作の際のアームシリンダ8の状態について説明する。なお、図3は、アーム5の閉じ動作の際のアームシリンダ8の状態を示す模式図である。
具体的には、図3(A)は、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向とアームシリンダ8におけるピストンの進行方向TDとが同じ場合、すなわち、アームシリンダ8が力行状態にある場合を示す。また、図3(B)は、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向とアームシリンダ8におけるピストンの進行方向TDとが逆の場合、すなわち、アームシリンダ8が制動状態にある場合を示す。なお、本実施例では、図3(A)は、アーム5の自重持ち上げの状態を示し、図3(B)は、アーム5の自重落下の状態を示す。
図3(A)及び図3(B)に示すように、アーム5は、連結ピンCP1のところでブーム4に対して枢動可能に取り付けられ、且つ、連結ピンCP2のところでアームシリンダ8のロッドの先端に枢動可能に取り付けられる。
また、アーム5は、重心GCを有し、重心GCには鉛直下向きの重力Fgが作用する。重力Fgは、重心GCを通って連結ピンCP1と直交する線分に垂直な成分Fg1を有する。そのため、アーム5は、成分Fg1が小さくなる方向に連結ピンCP1の回りを枢動しようとする。
したがって、図3(A)に示すようにアームシリンダ8が力行状態にある場合、アーム5は、矢印AR1で示すアーム操作方向とは反対の矢印AR2で示す方向に枢動しよう(開こう)とする。一方、図3(B)に示すようにアームシリンダ8が制動状態にある場合には、アーム5は、矢印AR3で示すアーム操作方向と同じ、矢印AR4で示す方向に枢動しよう(閉じよう)とする。
また、図3(A)及び図3(B)に示すように、アームシリンダ8は、ボトム側圧力室8B及びロッド側圧力室8Rを有する。そして、アームシリンダ8は、メインポンプ14が吐出する作動油をボトム側圧力室8Bに受け入れ、ロッド側圧力室8Rの作動油をタンクに排出する。
また、アームシリンダ8は、アーム5の閉じ動作の場合には、図3(A)の力行状態及び図3(B)の制動状態の何れにおいても、矢印TDで示す方向にピストンを進行(摺動)させる必要がある。
図3(A)に示す力行状態の場合、アームシリンダ8は、連結ピンCP1の回りに矢印AR2で示す方向にアーム5を枢動させよう(開こう)とする力Fg1に由来する力Fdを、連結ピンCP2のところで受ける。図3(A)では、力Fdは、矢印TDで示すピストンの進行方向とは逆向きの力、すなわち、アームシリンダ8のロッドを押し込んでアームシリンダ8を収縮させる力である。
そのため、アームシリンダ8は、矢印TDで示す方向にピストンを進行させるために、力Fdよりも大きな逆向きの推力Fcを発生させる必要がある。具体的には、アームシリンダ8のボトム側圧力室8Bの圧力がピストンに及ぼす推力Fc1を、ロッド側圧力室8Rの圧力がピストンに及ぼす推力Fc2よりも大きくする必要がある。なお、図3(A)の斜線ハッチングは、推力Fc1が推力Fc2より大きい状態を表す。この場合、ロッド側圧力室8Rの作動油をタンクに排出する際に生じる圧力損失(抵抗)が低いほど、ボトム側圧力室8Bの圧力を低くすることができ、ひいてはボトム側圧力室8Bの圧力がピストンに及ぼす推力Fc1を小さくすることができる。
一方、図3(B)に示す制動状態の場合、アームシリンダ8は、連結ピンCP1の回りに矢印AR4で示す方向にアーム5を枢動させよう(閉じよう)とする力Fg1に由来する力Fdを、連結ピンCP2のところで受ける。図3(B)では、力Fdは、矢印TDで示すピストンの進行方向と同じ向きの力、すなわち、アームシリンダ8のロッドを引っ張ってアームシリンダ8を伸長させる力である。
そのため、アームシリンダ8は、矢印TDで示す方向に適切な速度でピストンを進行させるために、力Fdよりも小さな逆向きの推力Fcを発生させる必要がある。アーム5の枢動(閉じ)速度が過度に大きくなるのを防止するため、すなわち、制動トルク(減速力)を発生させるためである。具体的には、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rの圧力がピストンに及ぼす推力Fc2を、ボトム側圧力室8Bの圧力がピストンに及ぼす推力Fc1よりも大きくする必要がある。なお、図3(B)の斜線ハッチングは、推力Fc2が推力Fc1より大きい状態を示す。
次に、図4を参照しながら、アーム5の閉じ動作が等速で行われる場合の力の釣り合いについて説明する。なお、図4は、アーム5の閉じ動作の際のアームシリンダ8の状態を示す模式図である。図4において、メインポンプ14は、コントロールバルブ17を通じてアームシリンダ8のボトム側圧力室8Bに作動油を供給する。また、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rにある作動油は、コントロールバルブ17のメータアウト絞りTVを通ってタンクに排出される。なお、図4において、質量Mは、アームシリンダ8の負荷を模式的に表す。
具体的には、図4(A)は、アームシリンダ8が力行状態にある場合を示し、図4(B)は、アームシリンダ8が制動状態にある場合を示す。なお、図4(A)は、アーム5の自重持ち上げの状態を示し、図3(A)の状態に対応する。また、図4(A)のバネSPは、アームシリンダ8を収縮させる力Fdの発生源を模式的に表す。なお、図4(A)では、アームシリンダ8を収縮させる力Fdの発生源はアーム5の自重であるが、掘削反力、押し付け反力等の接触抵抗の場合もある。また、図4(B)は、アーム5の自重落下の状態を示し、図3(B)の状態に対応する。
図4(A)に示すように、アームシリンダ8が力行状態にある場合、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向は、矢印TDで示すピストンの進行方向に等しく、アームシリンダ8を収縮させる力Fdの方向とは逆の方向になる。また、アーム5を等速で動かす際、力Fdの大きさを−10[N]とすると、アームシリンダ8は、+10[N]の大きさの推力Fcを発生させる必要がある。なお、力の向きを表す符号は、矢印TDで示すピストンの進行方向に等しい向きを「+」とする。
また、推力Fcは、ボトム側圧力室8Bの作動油がピストンに及ぼす推力Fc1と、ロッド側圧力室8Rの作動油がピストンに及ぼす推力Fc2との合力として表される。具体的には、推力Fc1は、ボトム側圧力室8Bの作動油の圧力Prc1に受圧面積A1を乗じた値として算出される。同様に、推力Fc2は、ロッド側圧力室8Rの作動油の圧力Prc2に受圧面積A2を乗じた値として算出される。
例えば、図4(A)に示すように、+10[N]の推力Fcを得ようとする場合、推力Fc2が−2[N]であれば、推力Fc1は+12[N]である必要がある。また、推力Fc2が−5[N]であれば、推力Fc1は+15[N]である必要がある。なお、推力Fc2は、ロッド側圧力室8Rの作動油の圧力Prc2が小さい程、すなわち、コントロールバルブ17におけるメータアウト絞りTVの開口面積が大きい程小さくなる。
したがって、力行状態のときに推力Fc1の大きさを小さくして省エネを図るためには、メータアウト絞りTVの開口面積を大きくすればよい。
一方、図4(B)に示すように、アームシリンダ8が制動状態にある場合、アームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向は、矢印TDで示すピストンの進行方向とは逆の方向になる。また、アームシリンダ8を伸長させる力Fdの方向とも逆の方向になる。また、アーム5を等速で動かす際、力Fdの大きさを+10[N]とすると、アームシリンダ8は、−10[N]の大きさの推力Fcを発生させる必要がある。
例えば、図4(B)に示すように、−10[N]の推力Fcを得ようとする場合、推力Fc1を+2[N]に維持しようとすれば、推力Fc2は−12[N]である必要がある。なお、ボトム側圧力室8Bの圧力は負圧とならないように制御される必要がある。キャビテーションの発生を防止するためである。すなわち、推力Fc1は、0[N]より大きい正値に維持される必要があり、推力Fc2の大きさ(絶対値)はアームシリンダ8を伸長させる逆向きの力Fdの大きさ(絶対値)より大きい必要がある。
したがって、制動状態のときにキャビテーションの発生を防止するためには、メータアウト絞りTVの開口面積を小さくすればよい。
流量バランス部40は、上述のような、メータアウト絞りTVの開口面積に関する相反する要求を満たすための機能要素である。具体的には、流量バランス部40は、アームシリンダ8が力行状態にある場合にメータアウト絞りTVの開口面積を大きくし、制動状態にある場合にその開口面積を小さくする。
ここで、図5を参照しながら、流量バランス部40の詳細について説明する。なお、図5は、流量バランス部40を含む油圧回路の要部構成例を示す概略図である。
図5の流量バランス部40は、アーム5の閉じ動作の際に機能する構成であり、主に、切換弁41、切換弁42、バランス用油圧シリンダ43を含む。
切換弁41は、3ポート2位置の切換弁であり、管路C10に接続される第1ポートと、管路C11に接続される第2ポートと、タンクに接続される第3ポートとを有する。管路C10は、コントロールバルブ17とアームシリンダ8のボトム側圧力室8Bとの間の管路C1に接続される。管路C11は、バランス用油圧シリンダ43のボトム側圧力室43Bに接続される。
また、切換弁41は、管路C10と管路C11とを連通させる第1位置と、管路C10と管路C11との間を遮断して管路C11とタンクとを連通させる第2位置とを有する。切換弁41は、油圧ライン27を通じて、アーム5の閉じ動作に対応するパイロット圧を受けると、その弁位置を第2位置から第1位置に切り換える。パイロット圧を受けるまではその弁位置を第2位置のまま維持する。なお、図5は、切換弁41が第2位置にある状態を示す。
切換弁42は、3ポート2位置の切換弁であり、管路C20に接続される第1ポートと、管路C21に接続される第2ポートと、タンクに接続される第3ポートとを有する。管路C20は、コントロールバルブ17とアームシリンダ8のロッド側圧力室8Rとの間の管路C2に接続される。管路C21は、バランス用油圧シリンダ43のロッド側圧力室43Rに接続される。
また、切換弁42は、管路C20と管路C21とを連通させる第1位置と、管路C20と管路C21との間を遮断して管路C21とタンクとを連通させる第2位置とを有する。切換弁42は、油圧ライン27を通じて、アーム5の閉じ動作に対応するパイロット圧を受けると、その弁位置を第2位置から第1位置に切り換える。パイロット圧を受けるまではその弁位置を第2位置のまま維持する。なお、図5は、切換弁42が第2位置にある状態を示す。
バランス用油圧シリンダ43は、流量調整弁35の可変絞りの開口面積を調整するためのアクチュエータである。本実施例では、バランス用油圧シリンダ43のボトム側圧力室43Bの受圧面積に対するロッド側圧力室43Rの受圧面積の比は、アームシリンダ8のボトム側圧力室8Bの受圧面積に対するロッド側圧力室8Rの受圧面積の比に等しい。
また、本実施例では、流量調整弁35がコントロールバルブ17とタンクとの間に配置されるため、管路C2を通ってタンクに流れる作動油の流量を制限するコントロールバルブ17内のメータアウト絞りTVが省略されている。
バランス用油圧シリンダ43は、ボトム側圧力室43Bの圧力がロッド側圧力室43Rの圧力よりも高い場合、バランス用油圧シリンダ43内のピストンを図の左方向に摺動させ、流量調整弁35の可変絞りの開口面積を大きくする。
一方、バランス用油圧シリンダ43は、ロッド側圧力室43Rの圧力がボトム側圧力室43Bの圧力よりも高い場合、ピストンを図の右方向に摺動させ、流量調整弁35の可変絞りの開口面積を小さくする。
流量バランス部40は、アーム5の閉じ動作に対応するパイロット圧を受けると、切換弁41により管路C10と管路C11とを連通させ、且つ、切換弁42により管路C20と管路C21とを連通させる。すなわち、アームシリンダ8のボトム側圧力室8Bとバランス用油圧シリンダ43のボトム側圧力室43Bとを連通させ、且つ、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rとバランス用油圧シリンダ43のロッド側圧力室43Rとを連通させる。
このとき、アームシリンダ8が力行状態であれば、バランス用油圧シリンダ43のボトム側圧力室43Bの圧力がロッド側圧力室43Rの圧力よりも大きくなる。その結果、流量バランス部40は、ピストンを図の左方向に摺動させて流量調整弁35の可変絞りの開口面積を大きくし、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rの作動油をタンクに排出する際の圧力損失を小さくする。
一方、アームシリンダ8が制動状態であれば、バランス用油圧シリンダ43のロッド側圧力室43Rの圧力がボトム側圧力室43Bの圧力よりも大きくなる。その結果、流量バランス部40は、ピストンを図の右方向に摺動させて流量調整弁35の可変絞りの開口面積を小さくし、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rの作動油が所定値以上の流量でタンクに排出されるのを防止する。
図6は、バランス用油圧シリンダ43のストローク量と流量調整弁35の可変絞りの開口面積との関係の一例を示す図である。
図6に示すように、ロッド側圧力室43Rの圧力がボトム側圧力室43Bの圧力よりも大きくなると、ストローク量は小さくなり、開口面積は所定の制動時開口面積となるように制御される。すなわち、アームシリンダ8が制動状態になると、流量調整弁35の可変絞りの開口面積は、流量バランス部40によって受動的に所定の制動時開口面積まで低下させられる。
一方、ボトム側圧力室43Bの圧力がロッド側圧力室43Rの圧力よりも大きくなると、ストローク量は大きくなり、開口面積は所定の力行時開口面積となるように制御される。すなわち、アームシリンダ8が力行状態になると、流量調整弁35の可変絞りの開口面積は、流量バランス部40によって受動的に所定の力行時開口面積まで増大させられる。
また、アームシリンダ8の制動状態と力行状態との切り換わりの際には、流量調整弁35の可変絞りの開口面積は、ストローク量の変化に応じて制動時開口面積と力行時開口面積との間を滑らかに推移するように制御される。流量調整弁35の可変絞りの開口面積が急激に変化してアーム5の動きが不安定になるのを防止するためである。
以上の構成により、流量バランス部40は、圧力センサ等によりアームシリンダ8内の圧力を検出せずとも、アームシリンダ8の力行制動状態(力行状態にあるか制動状態にあるか)に応じて流量調整弁35の可変絞りの開口面積を適切に制御できる。
また、流量バランス部40は、アームシリンダ8の力行制動状態に応じて機械的に且つ受動的に流量調整弁35の可変絞りの開口面積を制御する。そのため、アーム5の閉じ動作においてアーム5を自重落下させた後そのまま自重持ち上げを実行する場合であっても、アーム5の動きを不安定にすることなく、流量調整弁35の可変絞りの開口面積を適切に制御することができる。すなわち、アームシリンダ8の状態が制動状態と力行状態との間で切り換わる場合であっても、流量調整弁35の可変絞りの開口面積を迅速且つ確実に適切な開口面積に設定することができる。
なお、図5の流量バランス部40は、アーム5の閉じ動作の際に機能する構成である。しかし、図5の流量バランス部40は、例えば、バランス用油圧シリンダ43のストローク量と流量調整弁35の可変絞りの開口面積との関係を図6とは逆の関係とすることで、アーム5の開き動作の際に機能する構成となり得る。具体的には、ストローク量が小さくなるにつれて開口面積が大きくなる関係とすることで、アーム5の開き動作の際に機能する構成となる。また、ストローク量と開口面積との関係を切換可能とすることで、流量バランス部40をアーム5の閉じ動作及び開き動作の双方に対応可能な構成としてもよい。
次に、図7を参照しながら、流量バランス部の別の構成例40Aについて説明する。なお、図7は、流量バランス部40Aを含む油圧回路の要部構成例を示す概略図である。
流量バランス部40Aは、アーム5の閉じ動作及び開き動作の何れでも機能する構成であり、主に、圧力センサ45、圧力センサ46、制御装置47を含む。
圧力センサ45は、アームシリンダ8のボトム側圧力室8Bの圧力を検出するための圧力センサである。本実施例では、圧力センサ45は、管路C1に取り付けられるが、ボトム側圧力室8Bに直接取り付けられてもよい。
同様に、圧力センサ46は、アームシリンダ8のロッド側圧力室8Rの圧力を検出するための圧力センサである。本実施例では、圧力センサ46は、管路C2に取り付けられるが、ロッド側圧力室8Rに直接取り付けられてもよい。
圧力センサ45、46は、所定のサンプリング周期で圧力を検出し、検出値を制御装置47に対して出力する。
制御装置47は、圧力センサ29、45、46の出力に基づいて、流量調整弁35Aに対する制御信号を生成する装置である。制御装置47は、例えば、CPU及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムをCPUが実行することにより実現される装置である。なお、制御装置47は、コントローラ30に統合されていてもよく、コントローラ30とは独立して存在するものであってもよい。
流量調整弁35Aは、アームシリンダ8からコントロールバルブ17を通ってタンクに排出される作動油の流量を調整する弁である。本実施例では、流量調整弁35Aは、コントロールバルブ17とタンクとの間に配置される。また、流量調整弁35Aは、所定の力行時開口面積を持つ絞りを有する第1位置と、所定の制動時開口面積を持つ絞りを有する第2位置とを備える切換弁である。なお、図7は、流量調整弁35Aが第2位置にある状態を示す。
流量調整弁35Aは、流量バランス部40Aの制御装置47に接続され、制御装置47が出力する制御信号に応じて弁位置を切り換える。
具体的には、制御装置47は、圧力センサ45及び圧力センサ46の出力に基づいてアームシリンダ8が発生させる推力Fcの方向を特定する。より具体的には、制御装置47は、ボトム側圧力室8Bの圧力がピストンに及ぼす推力Fc1と、ロッド側圧力室8Rの圧力がピストンに及ぼす推力Fc2との大小関係に基づいて推力Fcの方向を特定する。なお、推力Fc1は、圧力センサ45が検出するボトム側圧力室8Bの圧力と、ボトム側圧力室8Bに接するピストンの所定の受圧面積との積として算出される。また、推力Fc2は、圧力センサ46が検出するロッド側圧力室8Rの圧力と、ロッド側圧力室8Rに接するピストンの所定の受圧面積との積として算出される。そして、制御装置47は、推力Fc1が推力Fc2より大きい場合、推力Fcの方向が推力Fc1の方向、すなわち、アームシリンダ8を伸長させる方向であると特定する。また、制御装置47は、推力Fc2が推力Fc1より大きい場合、推力Fcの方向が推力Fc2の方向、すなわち、アームシリンダ8を収縮させる方向であると特定する。
また、制御装置47は、圧力センサ29の出力に基づいてアームシリンダ8のピストンの進行方向を特定する。具体的には、アーム5の動作に対応するパイロット圧に基づいてピストンの進行方向を特定する。
そして、制御装置47は、推力Fcの方向とピストンの進行方向とが同じであると判定した場合、開口面積を力行時開口面積に切り換えるための制御信号を流量調整弁35Aに対して出力する。すなわち、制御装置47は、アームシリンダ8が力行状態にあると判定した場合、流量調整弁35Aの弁位置を第1位置に切り換えるための制御信号を流量調整弁35Aに対して出力する。
一方、制御装置47は、推力Fcの方向とピストンの進行方向とが正反対であると判定した場合、開口面積を制動時開口面積に切り換えるための制御信号を流量調整弁35Aに対して出力する。すなわち、制御装置47は、アームシリンダ8が制動状態にあると判定した場合、流量調整弁35Aの弁位置を第2位置に切り換えるための制御信号を流量調整弁35Aに対して出力する。
以上の構成により、流量バランス部40Aは、アームシリンダ8の力行制動状態(力行状態にあるか制動状態にあるか)に応じて流量調整弁35Aの開口面積を適切に制御することができる。また、流量バランス部40Aは、アーム5の開き動作及び閉じ動作の何れにも対応することができる。
また、流量バランス部40Aは、アームシリンダ8が力行状態にあるか制動状態にあるかの判定結果に応じて流量調整弁35Aの開口面積を制御する。そのため、アーム5の閉じ動作においてアーム5を自重落下させた後そのまま自重持ち上げを実行する場合であっても、アーム5の動きを不安定にすることなく、流量調整弁35Aの開口面積を適切に制御することができる。すなわち、アームシリンダ8の状態が制動状態と力行状態との間で切り換わる場合であっても、流量調整弁35Aの開口面積を迅速且つ確実に適切な開口面積に設定することができる。
次に、図8を参照しながら、本発明の実施例に係るハイブリッド式ショベルについて説明する。なお、図8は、ハイブリッド式ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。図8において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細実線でそれぞれ示されている。また、図8の駆動系は、電動発電機12、変速機13、インバータ18、及び蓄電系120を備える点、旋回油圧モータ21Bの代わりに、インバータ20、旋回用電動機21、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回減速機24で構成される負荷駆動系を備える点で図2の駆動系と相違する。但し、その他の点において図2の駆動系と共通する。そのため、共通点の説明を省略しながら相違点を詳細に説明する。
図8において、機械式駆動部としてのエンジン11と、発電も行うアシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてのメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。
電動発電機12には、インバータ18を介して、蓄電器としてのキャパシタを含む蓄電系(蓄電装置)120が接続されている。
蓄電系120は、インバータ18とインバータ20との間に配置されている。これにより、電動発電機12及び旋回用電動機21の少なくとも一方が力行運転を行っている際には、蓄電系120は力行運転に必要な電力を供給するとともに、少なくとも一方が発電運転を行っている際には、蓄電系120は発電運転によって発生した電力を電気エネルギとして蓄積する。
図9は蓄電系120の構成例を示すブロック図である。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ19と昇降圧コンバータ100とDCバス110とを含む。第2の蓄電器としてのDCバス110は、第1の蓄電器としてのキャパシタ19と電動発電機12と旋回用電動機21との間での電力の授受を制御する。キャパシタ19には、キャパシタ電圧値を検出するためのキャパシタ電圧検出部112と、キャパシタ電流値を検出するためのキャパシタ電流検出部113が設けられている。キャパシタ電圧検出部112及びキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電圧値及びキャパシタ電流値は、コントローラ30に供給される。また、上述では、蓄電器の例としてキャパシタ19を示したが、キャパシタ19の代わりにリチウムイオン電池等の充電可能な二次電池、リチウムイオンキャパシタ、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源を蓄電器として用いてもよい。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12及び旋回用電動機21の運転状態に応じて、DCバス電圧値が一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り換える制御を行う。DCバス110は、インバータ18、20と昇降圧コンバータ100との間に配設されており、キャパシタ19、電動発電機12、旋回用電動機21の間での電力の授受を行う。
図8に戻り、インバータ20は、旋回用電動機21と蓄電系120との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21に対して運転制御を行う。これにより、インバータ20は、旋回用電動機21が力行運転をしている際には、必要な電力を蓄電系120から旋回用電動機21に供給する。また、旋回用電動機21が発電運転をしている際には、旋回用電動機21により発電された電力を蓄電系120のキャパシタ19に蓄電する。
旋回用電動機21は、力行運転及び発電運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。力行運転の際には、旋回用電動機21の回転駆動力が減速機24にて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。また、発電運転の際には、上部旋回体3の慣性回転は、減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21に伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21は、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号によりインバータ20によって交流駆動される電動機である。旋回用電動機21は、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。これにより、より大きな誘導起電力を発生させることができるので、回生時に旋回用電動機21にて発電される電力を増大させることができる。
なお、蓄電系120のキャパシタ19の充放電制御は、キャパシタ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は発電運転)、旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
レゾルバ22は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転位置及び回転角度を検出するセンサである。具体的には、レゾルバ22は、旋回用電動機21の回転前の回転軸21Aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21Aの回転角度及び回転方向を検出する。旋回用電動機21の回転軸21Aの回転角度及び回転方向を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
メカニカルブレーキ23は、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動機21の回転軸21Aを機械的に停止させる。このメカニカルブレーキ23は、電磁式スイッチにより制動/解除が切り替えられる。この切り替えは、コントローラ30によって行われる。
旋回変速機24は、旋回用電動機21の回転軸21Aの回転を減速して旋回機構2に機械的に伝達する変速機である。これにより、力行運転の際には、旋回用電動機21の回転力を増力させ、より大きな回転力を上部旋回体3へ伝達することができる。これとは逆に、回生運転の際には、上部旋回体3で発生した回転を増速して旋回用電動機21に機械的に伝達することができる。
旋回機構2は、旋回用電動機21のメカニカルブレーキ23が解除された状態で旋回可能となり、これにより、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
コントローラ30は、電動発電機12の運転制御(電動アシスト運転又は発電運転の切り換え)を行うとともに、昇降圧制御部としての昇降圧コンバータ100を駆動制御することによるキャパシタ19の充放電制御を行う。コントローラ30は、キャパシタ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(電動アシスト運転又は発電運転)、及び旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づいて、昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切り換え制御を行い、これによりキャパシタ19の充放電制御を行う。また、コントローラ30は、キャパシタに充電する量(充電電流又は充電電力)の制御も行う。
この昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切り換え制御は、DCバス電圧検出部111によって検出されるDCバス電圧値、キャパシタ電圧検出部112によって検出されるキャパシタ電圧値、及びキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電流値に基づいて行われる。
アシストモータである電動発電機12が発電した電力は、インバータ18を介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。また、旋回用電動機21が回生運転して生成した回生電力は、インバータ20を介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。
本発明は、以上のような構成を有するハイブリッド式ショベルにも適用可能である。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、流量調整弁35、35Aは、コントロールバルブ17とタンクとの間に配置される。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。流量調整弁35、35Aは、例えば、アームシリンダ8とコントロールバルブ17との間に配置されてもよく、コントロールバルブ17の内部に組み込まれてもよい。
また、上述の実施例では、流量バランス部40、40Aは、アームシリンダ8から流出する作動油の流量を調整するために、流量調整弁35、35Aの開口面積を制御する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、流量バランス部40、40A、及び、流量調整弁35、35Aは、力行状態と制動状態とが切り換わるブームシリンダ7、バケットシリンダ9等の他の油圧シリンダから流出する作動油の流量を調整するためのものであってもよい。
1・・・下部走行体 1A、1B・・・走行用油圧モータ 2・・・旋回機構 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 8B・・・ボトム側圧力室 8R・・・ロッド側圧力室 9・・・バケットシリンダ 10・・・キャビン 11・・・エンジン 12・・・電動発電機 13・・・変速機 14・・・メインポンプ 15・・・パイロットポンプ 16・・・高圧油圧ライン 17・・・コントロールバルブ 18・・・インバータ 19・・・キャパシタ 20・・・インバータ 21・・・旋回用電動機 21A・・・回転軸 21B・・・旋回油圧モータ 22・・・レゾルバ 23・・・メカニカルブレーキ 24・・・旋回変速機 25・・・パイロットライン 26・・・操作装置 26A、26B・・・レバー 26C・・・ペダル 27、28・・・油圧ライン 29・・・圧力センサ 30・・・コントローラ 35、35A・・・流量調整弁 40、40A・・・流量バランス部 41、42・・・切換弁 43・・・バランス用油圧シリンダ 43B・・・ボトム側圧力室 43R・・・ロッド側圧力室45、46・・・圧力センサ 47・・・制御装置 100・・・昇降圧コンバータ 110・・・DCバス 111・・・DCバス電圧検出部 112・・・キャパシタ電圧検出部 113・・・キャパシタ電流検出部 120・・・蓄電系

Claims (5)

  1. 油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプにコントロールバルブを介して接続される油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダとタンクとの間に配置される流量調整弁と、
    前記油圧シリンダのロッド側圧力室の圧力とボトム側圧力室の圧力とに基づいて決まる前記油圧シリンダの力行制動状態に応じて前記流量調整弁を制御する流量バランス部と、
    を備える油圧ショベル。
  2. 前記流量調整弁は、前記油圧シリンダの力行状態及び制動状態のそれぞれに対して設定される開口面積を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧ショベル。
  3. 前記流量バランス部は、バランス用油圧シリンダを含み、
    前記バランス用油圧シリンダのボトム側圧力室の受圧面積に対するロッド側圧力室の受圧面積の比は、前記油圧シリンダのボトム側圧力室の受圧面積に対するロッド側圧力室の受圧面積の比に等しい、
    請求項1又は2に記載の油圧ショベル。
  4. 前記油圧シリンダに対応する操作装置の出力に応じて前記バランス用油圧シリンダと前記油圧シリンダとの間の連通及び遮断を切り換える切換弁を備える、
    請求項3に記載の油圧ショベル。
  5. 前記流量調整弁は、前記コントロールバルブと前記タンクとの間に配置される、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の油圧ショベル。
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