JP2014001726A - コーティングを施したベーンを備えたクローズド羽根車 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーティングを施したベーンを備えたクローズド羽根車を提供する。
【解決手段】クローズド羽根車は、基部内部表面を有する基部カバーと、第2のカバーとを有する。入口遠位端と出口遠位端とを有するベーンが基部内部表面上にある。ベーンは、低圧側表面および高圧側表面を有する。それらは、低圧中点または高圧中点をそれぞれ有する。硬質コーティングが、低圧側表面および高圧側表面に施されている。硬質コーティングは、それら各々の中点に最小低圧コーティング厚さおよび最小高圧コーティング厚さを有する。最小低圧コーティング厚さならびに最小高圧コーティング厚さは、それぞれ、出口遠位端における最大出口コーティング厚さ)の、または入口遠位端における最大入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。
【選択図】図2

Description

本発明は、コーティングを施したベーンを含むクローズド羽根車に関する。特に、本発明は、コーティングを施したベーンのコーティングスキームがクローズド羽根車の有効寿命を増加する、コーティングを施したベーンを備えたクローズド羽根車に関する。コーティングスキームは、クローズド羽根車の機械的な性能特性に負の影響を及ぼすことなく、コーティングを施したベーンの耐侵食性および耐腐食性を向上することによってこれを実施する。
特定の環境では、ポンプ、流量制御デバイス、ならびに流体およびスラリーを移動または運搬するために使用される他の物品は侵食性および腐食性流体およびスラリーの影響にさらされる。例示的なそのような物品の1つはクローズド羽根車である。クローズド羽根車は、一般に、流体を移動または運搬するのに有用なポンプまたは他の物品の構成要素である。多くの例では、侵食および/または腐食による流体および/またはスラリーの影響によってクローズド羽根車の性能、ゆえに、クローズド羽根車を構成要素とする物品(例えばポンプ)の性能が低下する。
侵食および/または腐食に起因する問題は、流体およびスラリーの運搬および/または移動に有用な多くの種類の物品に共通している。種々の用途の状況においてこの侵食および/または腐食の問題に対処するために、侵食および/または腐食された構成要素に幾分の保護を提供するため、例えば、窒化(例えば固溶窒化)などの拡散処理が使用されている。例えば、Bernsに付与された(特許文献1)では、高速ポンプギヤおよび羽根車の状況におけるステンレス鋼の固溶窒化について開示している。固溶窒化などのプロセスによりある程度の向上が認められる一方で、用途によっては、その有効寿命を向上させるために、クローズド羽根車などの構成要素を処理するための方法を提供することが依然必要とされている。
構成要素の寿命を向上させるため、クラッド法が使用されている。このようなプロセスにおいては、可撓性のある炭化タングステン−コバルト層が限界面上に配置され、それに付着される。Bretonらに付与された(特許文献2)は例示的なクラッド法を示す。可撓性のある炭化タングステン−コバルトクラッドは501Park East Blvd.,New Albany,Indiana 47150に所在のConformaCladから入手可能である。この可撓性のあるクラッドは、ドラフトタービンブレード((非特許文献1)を参照)のフライアッシュ侵食から保護するため、ならびに押出機のバレルの摩耗から保護するため((非特許文献2)を参照)使用されうる。
クラッド法は耐侵食性および耐腐食性に関して許容可能な結果を提供するが、クラッド法に付随する制約がある。第1に、プロセスの性質のため、クラッドは、特に、届きづらい領域には塗布できない。この理由は、そこに到達することができず、可撓性のあるクラッド層が塗布されないからである。第2に、構成要素(複数可)の寸法公差が厳密な場合、クラッド法は、通常、使用に適さない。クローズド羽根車の寸法的に厳密かつ届きづらい構造特徴のため、クラッド法の使用は、クローズド羽根車、特にクローズド羽根車のベーンへの適用に限定されている。したがって、クラッド法は用途によっては適切かもしれないが、特に、保護を要する領域に届きづらく、および/または厳密な寸法公差を要する場合には、その有効寿命を向上させるため、クローズド羽根車などの構成要素を処理するための方法を提供する必要が依然ある。
クローズド羽根車という状況では、ベーンだけでなく他の構成要素の幾何学的形状および物理的特性もクローズド羽根車の性能に影響するおそれがある。クローズド羽根車の性質においては、ベーンへのコーティングの密着性が優れているという条件が課される。ベーンにおけるコーティングの密着性が乏しいとクローズド羽根車の有効寿命の減少につながる。したがって、クローズド羽根車(および特にクローズド羽根車のベーン)に、優れた密着性を有するコーティングを提供すると有利である。コーティングスキームがベーンの基体の表面に冶金学的に結合されることが特に望ましい。
クローズド羽根車の性質は、また、コーティングの厚さの制御が非常に精密であることを課す。コーティング厚さの意図しない変化は、動作性能の低下、ならびにクローズド羽根車の有効寿命の減少につながるおそれのある寸法公差の損失を生じる可能性がある。さらに、コーティング厚さの意図しない変化はクローズド羽根車の動作性能に有害となる重量不均衡を引き起こすおそれがあり、これがクローズド羽根車の有効寿命を減少させる可能性がある。これら意図しないコーティング厚さの変化は、部品の複雑な幾何学的形状によって流束の不規則性が増幅されることから、現在のところ、構成要素全体において厚さを一定値に制御することに焦点が当てられていることに起因する。クローズド羽根車(および特にクローズド羽根車のベーン)に、コーティングの厚さにおいて意図しない変化を有しないコーティングを提供すると大きな利点となろう。
これまでは、コーティング密着性およびコーティング厚さの制御に対する要求により、クローズド羽根車のベーンのコーティングスキームは単一コーティング層に限定されていた。しかし、単一コーティング層を塗布するのに使用されるコーティング法の中には大きな欠点を有するものがある。高熱により、実際にクローズド羽根車のベーンを含む構成要素の幾何学的形状が歪むため、溶射法(例えば、Rangaswamyらに付与された(特許文献3)を参照)などのプロセスでは最適なコーティングスキームが塗布されない。同様の理由で、高熱によりクローズド羽根車のベーンを含む構成要素の幾何学的形状が歪むため、プラズマ粉体肉盛溶接(plasma transfer arc)法(例えば、Solomonらに付与された(特許文献4))では最適なコーティングスキームが塗布されない。したがって、コーティング法により構成要素の幾何学的形状が歪まないように、クローズド羽根車などの構成要素(および特にクローズド羽根車のベーン)を処理する(例えばコーティングする)ための方法を提供することが望ましい。
堆積温度が高くなるほどクローズド羽根車のベーンを含む構成要素の幾何学的形状が歪むため、典型的な化学気相成長法(CVD)は適切でない。CVD法において現在用いられているような高い堆積温度を使用する必要なくクローズド羽根車などの構成要素を処理するための方法を提供することが望ましい。
加えて、CVD法およびPVD法では最適なコーティングスキームは提供されない。その理由は、それらがコーティングスキームの厚さの規模に限定されるためである。従来のPVD法は、通常、約10マイクロメートルのコーティング厚さ限界を有する。従来のCVD法は、通常、少なくとも約800℃の堆積温度に加えて、約25マイクロメートル〜約30マイクロメートルのコーティング厚さ限界を有する。クローズド羽根車のベーンのコーティングの厚さは少なくとも約35マイクロメートルとすべきである。したがって、少なくとも約35マイクロメートルなどの十分な厚さを示すコーティングをクローズド羽根車(および特にクローズド羽根車のベーン)に施すことが非常に望ましかろう。
羽根車の不測の故障モードはベーンの入口領域および出口領域における摩耗の加速によるバランスの早期喪失である。シンプルな速度プロファイルは、速度が高くなれば出口の摩耗が大きくなることを示唆しているが、詳細な検証では、流体の方向の変化により入口領域が局所的な摩耗の加速を引き起こすことを示している。したがって、耐摩耗性コーティング層のプロファイルは、ベーンの他の位置に比べて、この入口領域および出口領域に追加の材料を有する必要がある。
コーティングスキームをクローズド羽根車のような物品に塗布するため、特に、コーティングをクローズド羽根車のベーンに塗布するために使用される従来の技法には欠点があることは明らかになっている。これら欠点に対する解決策を提供することが非常に有益であろう。
米国特許第5,503,687号明細書 米国特許第3,743,556号明細書 米国特許第5,385,789号明細書 米国特許第5,705,786号明細書
ConformaClad brochure entitled "Tennessee Valley Authority" Robert Colvin,"Wear−resistant cladding helps compounder overcome problems",Modern Plastics Worldwide February 2007
一形態においては、本発明は、基部内部表面と、第2のカバーと、基部内部表面にあるベーンとを有する基部カバーを含むクローズド羽根車である。ベーンは略円弧形状であり、入口遠位端と出口遠位端とを有する。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の低圧長さと、低圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある低圧中点とを有する低圧側表面を有する。硬質低圧コーティングが低圧側表面に施され、硬質低圧コーティングは、低圧中点に最小低圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大低圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大低圧入口コーティング厚さを有する。最小低圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大低圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大低圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の高圧長さと、高圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある高圧中点とを有する高圧側表面を有する。硬質高圧コーティングが高圧側表面に施され、硬質高圧コーティングは、高圧中点に最小高圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大高圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大高圧入口コーティング厚さを有する。最小高圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大高圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大高圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。
そのさらに別の形態では、本発明は、ベーン基体と硬質コーティングとを含むコーティングを施した羽根車ベーンである。ベーンは略円弧形状であり、入口遠位端と出口遠位端とを有する。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の低圧長さと、低圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある低圧中点とを有する低圧側表面を有する。硬質低圧コーティングが低圧側表面に施され、硬質低圧コーティングは、低圧中点に最小低圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大低圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大低圧入口コーティング厚さを有する。最小低圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大低圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大低圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の高圧長さと、高圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある高圧中点とを有する高圧側表面を有する。硬質高圧コーティングが高圧側表面に施され、硬質高圧コーティングは、高圧中点に最小高圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大高圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大高圧入口コーティング厚さを有する。最小高圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大高圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大高圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。
そのさらに別の形態においては、本発明は、入口と出口とを有するポンプハウジングを含むポンプである。ポンプハウジング内にクローズド羽根車がある。クローズド羽根車は、基部内部表面と第2のカバーとを有する基部カバーを含む。ベーンが基部内部表面上にある。ベーンは略円弧形状であり、入口遠位端と出口遠位端とを有する。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の低圧長さと、低圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある低圧中点とを有する低圧側表面を有する。硬質低圧コーティングが低圧側表面に施され、硬質低圧コーティングは、低圧中点に最小低圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大低圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大低圧入口コーティング厚さを有する。最小低圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大低圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大低圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。ベーンは、入口遠位端と出口遠位端との間の高圧長さと、高圧長さの、入口遠位端と出口遠位端との間のほぼ中間にある高圧中点とを有する高圧側表面を有する。硬質高圧コーティングが高圧側表面に施され、硬質高圧コーティングは、高圧中点に最小高圧コーティング厚さ、出口遠位端に最大高圧出口コーティング厚さ、および入口遠位端に最大高圧入口コーティング厚さを有する。最小高圧コーティング厚さは、出口遠位端における最大高圧出口コーティング厚さ、または入口遠位端における最大高圧入口コーティング厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である。
本発明クローズド羽根車の特定の実施形態を使用するポンプの等角図である。 図1のクローズド羽根車の構成要素の分解図である。 コーティングスキーム、ならびに低圧側表面上にコーティング層があり、高圧側表面上にコーティング層があるベーンの基体を示す、図1のクローズド羽根車のベーンのうちの1つの特定の実施形態の頂面図である。 図3の丸3A内に示されるクローズド羽根車のベーンの一部の拡大図である。 コーティングスキーム、ならびに低圧側表面上にコーティング層があり、高圧側表面上にコーティング層があるベーンの基体を示す、図1のクローズド羽根車で使用するのに適したベーンのうちの1つの別の特定の実施形態の頂面図である。 図4の丸4A内に示されるクローズド羽根車のベーンの一部の拡大図である。
図面、特に図1を参照すると、入口24と出口26とを有するポンプハウジング22を含むポンプ20が示される。ポンプ20は、さらに、ポンプハウジング22内にクローズド羽根車40を含む。クローズド羽根車40の駆動を容易にするため、軸28がクローズド羽根車40に作動的に連結されている。軸28に作動的に連結しており、それによって軸28を回転させる動力源32が示される。
図2を参照すると、クローズド羽根車40は、基部内部表面44と基部外部表面46とを有する基部カバー42を含む。クローズド羽根車40は、さらに、第2の内部表面54と第2の外部表面56とを有する第2のカバー52を有する。第2のカバー52は中心孔58を含む。クローズド羽根車40は、さらに、基部内部表面44上に、複数の、コーティングを施した羽根車ベーン60を含む。図2に示されるように、第2のカバー52は基部カバー42の上に配置され、それにより、基部内部表面44から突出したハブ59が中心孔58を通過する。この図では、止め輪78により第2のカバー52を基部カバー42に固定する。
図3および図3Aを参照すると、コーティングを施した羽根車ベーン60のコーティングスキームが示される。コーティングを施した羽根車ベーン60は、ベーン基体61と、ベーン基体61上の硬質コーティング100、101とを含む。ベーン基体61は、以下の材料、鋳造、ロッドまたは薄板からの機械加工、または粉末冶金技術によって作製された鋼、ステンレス鋼または超合金のいずれか1つとされうる。材料の特定の種類は、例えば、CA6NMなどのステンレス鋼もしくは300系または400系ステンレス鋼とされうる。基体は、4140または4340等のような鋼材であってもよい。さらに、ベーン基体61は、Inconel(登録商標)[連邦商標登録(Federal Trademark Registration)第308,200号で示されるHuntington Alloys Corporation,Huntington,West Virginia 25705の登録商標]であっても、Hastelloy(登録商標)[連邦商標登録(Federal Trademark Registration)第269,898号によって示されるHaynes International Inc.,Kokomo,Indiana 46904の登録商標]材であっても、類似のニッケルベースの合金であってもよい。
硬質コーティング100、101の組成およびコーティング構造は、クローズド羽根車が組み込まれる特定の用途によって変えることができる。例えば、コーティングスキームは複数層を含むことができる。層は、金属、セラミックまたは複合材の1つとすることができる。例示的な金属材料は、チタン、クロム、ニッケル、ジルコニウム、タングステンまたはハフニウムである。例示的なセラミック層は、窒化チタン、炭窒化チタン、チタン窒化アルミニウム、炭窒化チタンアルミニウムシリコンおよび炭化タングステンである。例示的な複合材層は、タングステン−炭化タングステン、炭窒化チタンシリコン(ナノ複合材構造)、炭窒化シリコン、炭化タングステン−コバルト、炭化タングステン−ニッケルおよびニッケル−ダイヤモンドを含む。
一選択肢として、硬質コーティング100、101は、タングステン−炭化タングステンまたは炭窒化チタンシリコンのナノ複合材の単一層とすることができる。
別の選択肢として、硬質コーティング100、101は、チタン、ニッケル、クロムまたはシリコンの結合層を含んでもよい。
ベーン60は略円弧形状であり、入口遠位端62と出口遠位端64とを有する。ベーン60は、低圧側表面66と、低圧側表面66の反対側の高圧側表面68とを有する。低圧側表面66は、入口遠位端62と出口遠位端64との間に画定される低圧長さ(円弧状の線72を参照)を有する。入口遠位端62と出口遠位端64との間の中間(すなわち低圧長さ72に沿ってほぼ中程)に、低圧側表面66の低圧中点74がある。高圧側表面68は、入口遠位端62と出口遠位端64との間に画定される高圧長さ(円弧状の線120を参照)を有する。入口遠位端62と出口遠位端64との間の中間(すなわち高圧長さ120に沿ってほぼ中程)に、高圧側表面68の高圧中点122がある。
硬質コーティング100は低圧側表面66上に施されており、硬質コーティング101は高圧側表面68上に施されている。硬質コーティング100、101は、硬質コーティング100、101の位置によって変化する厚さを有する。より具体的には、低圧側表面66上の硬質コーティング100は低圧コーティングプロファイルを有し、高圧側表面68上の硬質コーティング101は高圧コーティングプロファイルを有する。以下の説明から明らかになるように、図3および図3Aの特定の実施形態では、低圧コーティングプロファイルは全般的に高圧コーティングプロファイルに一致してもよい。さらに具体的には、低圧側表面66上のコーティング100と高圧側表面68上のコーティング101は、実質的に同じコーティング厚さおよび実質的に同じコーティングプロファイルを有してもよい。多くの環境においては、ベーンの遠位端(すなわち、入口遠位端および出口遠位端)では、低圧中点または高圧中点の近傍に比べて腐食性摩耗が大きくなる。したがって、低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルのうちいずれか1つまたは両方のコーティングプロファイルが、遠位端の近傍においてコーティングの厚さの増加を示し、クローズド羽根車の有効寿命を増加するという性能利点を提供する。このようなことは、図3および図3Aの実施形態の低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルにあてはまる。
低圧コーティングプロファイルを参照すると、低圧側表面66上の硬質コーティング100は低圧中点74において最小厚さ102(図3Aを参照)を有する。硬質コーティング100は出口遠位端64において最大出口コーティング厚さ104を有する。硬質コーティング100は入口遠位端62において最大入口コーティング厚さ106を有する。通常、低圧側表面66上の硬質コーティングの厚さは、入口遠位端62と低圧中点74との間において、ならびに出口遠位端64と低圧中点74との間において滑らかに変化する。最小厚さ102は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ106の約0.085〜約0.8倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106と最大出口コーティング厚さ104は等しいまたはほぼ等しい。
上記0.085〜0.8倍の範囲に対する一選択肢として、最小厚さ102は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ106の約0.15〜約0.60倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106と最大出口コーティング厚さ104は等しいまたはほぼ等しい。別の選択肢として、最小厚さ102は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ106の約0.40〜約0.55倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106と最大出口コーティング厚さ104は等しいまたはほぼ等しい。さらに別の選択肢として、最小厚さ102は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ106の約0.30〜約0.40倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106と最大出口コーティング厚さ104は等しいまたはほぼ等しい。
さらに低圧コーティングプロファイルを参照すると、用途によっては、コーティング厚さの変化の性質、すなわち低圧コーティングプロファイルがクローズド羽根車の有効寿命に影響する場合がある。一選択肢として、低圧側表面66上の硬質コーティングの厚さは、入口遠位端62と低圧中点74との間において滑らかに変化し、入口遠位端におけるコーティング厚さは約60マイクロメートルに等しく、中点におけるコーティング厚さは約20マイクロメートルの厚さを示す。したがって、中点におけるコーティング厚さは入口遠位端および出口遠位端におけるコーティング厚さの約0.33倍に等しい。
高圧コーティングプロファイルを参照すると、高圧側表面68上の硬質コーティング101は高圧中点122において最小厚さ124を有する。硬質コーティング101は出口遠位端64において最大出口コーティング厚さ126を有する。硬質コーティング101は入口遠位端62において最大入口コーティング厚さ128を有する。通常、低圧側表面68上の硬質コーティング101の厚さは、入口遠位端62と高圧中点122との間において、ならびに出口遠位端64と高圧中点122との間において滑らかに変化する。最小厚さ124は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ126の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ128の約0.085〜約0.8倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ128と最大出口コーティング厚さ126は等しいまたはほぼ等しい。
上記0.085〜0.8倍の範囲に対する一選択肢として、最小厚さ124は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ126の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ128の約0.15〜約0.60倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ128と最大出口コーティング厚さ126は等しいまたはほぼ等しい。別の選択肢として、最小厚さ124は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ126の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ128の約0.40〜約0.55倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ128と最大出口コーティング厚さ126は等しいまたはほぼ等しい。さらに別の選択肢として、最小厚さ122は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104の、および入口遠位端62における最大入口コーティング厚さ128の約0.30〜約0.40倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ128と最大出口コーティング厚さ126は等しいまたはほぼ等しい。
さらに高圧コーティングプロファイルを参照すると、用途によっては、コーティング厚さの変化の性質、すなわち高圧コーティングプロファイルがクローズド羽根車の有効寿命に影響する場合がある。一選択肢として、単独または以下の選択肢とのいずれかにおいて、高圧側表面68上の硬質コーティング101の厚さは、入口遠位端62と低圧中点122との間において滑らかに変化し、入口遠位端におけるコーティング厚さは約60マイクロメートルに等しく、中点におけるコーティング厚さは約20マイクロメートルの厚さを呈する。したがって、中点におけるコーティング厚さは入口遠位端および出口遠位端におけるコーティング厚さの約0.33倍に等しい。
一般に、低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルのそれぞれを参照すると、低圧側表面および高圧側表面のそれぞれにおけるコーティングスキームの厚さは約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である。入口遠位端および出口遠位端の近傍のコーティングスキームの厚さは約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である。ベーンの中点の近傍のコーティングスキームの厚さは、約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲である。低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルに関して、多くの環境においては、ベーンの遠位端(すなわち入口遠位端および出口遠位端)では、低圧中点または高圧中点の近傍に比べて腐食性摩耗が大きくなる。したがって、遠位端の近傍におけるコーティングの厚さの増加はクローズド羽根車の有効寿命を増加するという性能利点を提供する。したがって、入口遠位端におけるコーティングの最大入口厚さおよび出口遠位端におけるコーティングの最大出口厚さは、低圧中点または高圧中点におけるコーティングの厚さよりも大きいと考えられる。
さらに、コーティングスキームが、視認可能な傷または剥離がない、もしくは基体表面が露出していない表面を有する場合は利点となる。コーティングスキームの外観が均一な色を有する場合も有利である。
図4および図4Aを参照すると、60’で示されるクローズド羽根車のコーティングを施したベーンの別の特定の実施形態が示される。ベーン60’は略円弧形状であり、入口遠位端62’と出口遠位端64’とを有する。ベーン60’は低圧側表面66’と、低圧側表面66’の反対側の高圧側表面68’とを有する。低圧側表面66’は、入口遠位端62’と出口遠位端64’との間に画定される低圧長さ(円弧状の線72’を参照)を有する。入口遠位端62’と出口遠位端64’との間の中間(すなわち低圧長さ72’に沿ってほぼ中程)に、低圧側表面66’の低圧中点74’がある。高圧側表面68’は、入口遠位端62’と出口遠位端64’との間に画定される高圧長さ(円弧状の線140を参照)を有する。入口遠位端62’と出口遠位端64’との間の中間(すなわち高圧長さ140に沿って中程)に、高圧側表面68’の高圧中点142がある。
硬質コーティング100’は低圧側表面66’上に施されており、硬質コーティング101’は高圧側表面68’上に施されている。硬質コーティング100’、101’は、硬質コーティング100’の位置によって変化する厚さを有する。さらに具体的には、低圧側表面66’上の硬質コーティング100’は低圧コーティングプロファイルを有し、高圧側表面68’上の硬質コーティング101’は高圧コーティングプロファイルを有する。以下の説明から明らかになるように、低圧コーティングプロファイルのコーティング厚さの減少の程度が高圧コーティングプロファイルの減少の程度よりも小さいこと以外は、低圧コーティングプロファイルは高圧コーティングプロファイルとの全般的な一致を示す。
低圧コーティングプロファイルを参照すると、低圧側表面66’上の硬質コーティング100’は、低圧中点74’において最小厚さ102’(図4Aを参照)を有する。硬質コーティング100’は、出口遠位端64’において最大出口コーティング厚さ104’を有する。硬質コーティング100’は、入口遠位端62’において最大入口コーティング厚さ106’を有する。通常、低圧側表面66’上の硬質コーティングの厚さは、入口遠位端62’と低圧中点74’との間において、ならびに出口遠位端64’と低圧中点74’との間において滑らかに変化する。最小厚さ102’は、出口遠位端64における最大出口コーティング厚さ104’の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ106’の約0.085〜約0.8倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106’と最大出口コーティング厚さ104’は等しいまたはほぼ等しい。
上記0.085〜0.8倍の範囲に対する一選択肢として、最小厚さ102’は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ104’の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ106’の約0.15〜約0.60倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106’と最大出口コーティング厚さ104’は等しいまたはほぼ等しい。別の選択肢として、最小厚さ102’は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ104’の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ106’の約0.40〜約0.55倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106’と最大出口コーティング厚さ104’は等しいまたはほぼ等しい。さらに別の選択肢として、最小厚さ102’は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ104’の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ106’の約0.30〜約0.40倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ106’と最大出口コーティング厚さ104’は等しいまたはほぼ等しい。
さらに低圧コーティングプロファイルを参照すると、用途によっては、コーティング厚さの変化の性質、すなわち低圧コーティングプロファイルがクローズド羽根車の有効寿命に影響する場合がある。一選択肢として、低圧側表面66’上の硬質コーティングの厚さは、入口遠位端62’と低圧中点74’との間において滑らかに変化し、入口遠位端におけるコーティング厚さは約60マイクロメートルに等しく、中点におけるコーティング厚さは約20マイクロメートルの厚さを呈する。したがって、中点におけるコーティング厚さは入口遠位端および出口遠位端におけるコーティング厚さの約0.33倍に等しい。
高圧コーティングプロファイルを参照すると、高圧側表面68’上の硬質コーティング101’は、高圧中点142において最小厚さ144(図4Aを参照)を有する。硬質コーティング101’は出口遠位端64’において最大出口コーティング厚さ146を有する。硬質コーティング101’は入口遠位端62’において最大入口コーティング厚さ148を有する。通常、低圧側表面68’上の硬質コーティング101’の厚さは、入口遠位端62’と高圧中点142との間において、ならびに出口遠位端64’と高圧中点142との間において滑らかに変化する。最小厚さ144は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ146の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ148の約0.085〜約0.8倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ148と最大出口コーティング厚さ146は等しいまたはほぼ等しい。
上記0.085〜0.8倍の範囲に対する一選択肢として、最小厚さ144は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ146の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ148の約0.15〜約0.60倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ148と最大出口コーティング厚さ146は等しいまたはほぼ等しい。別の選択肢として、最小厚さ144は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ146の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ148の約0.40〜約0.55倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ148と最大出口コーティング厚さ146は等しいまたはほぼ等しい。さらに別の選択肢として、最小厚さ144は、出口遠位端64’における最大出口コーティング厚さ146の、および入口遠位端62’における最大入口コーティング厚さ148の約0.30〜約0.40倍の範囲である。最大入口コーティング厚さ148と最大出口コーティング厚さ146は等しいまたはほぼ等しい。
さらに高圧コーティングプロファイルを参照すると、用途によっては、コーティング厚さの変化の性質、すなわち高圧コーティングプロファイルはクローズド羽根車の有効寿命に影響する可能性がある。一選択肢として、単独または以下の選択肢とのいずれかにおいて、高圧側表面68’上の硬質コーティング101’の厚さは、入口遠位端62’と高圧中点142との間において滑らかに変化し、入口遠位端におけるコーティング厚さは約60マイクロメートルに等しく、中点におけるコーティング厚さは約20マイクロメートルの厚さを呈する。中点におけるコーティング厚さは、入口遠位端および出口遠位端におけるコーティング厚さの約0.33倍に等しい。
図4および図4Aの特定の実施形態の記載は、低圧コーティングプロファイルのコーティング厚さの減少の程度が高圧コーティングプロファイルの減少の程度よりも小さいこと以外は、低圧コーティングプロファイルは高圧コーティングプロファイルとの全般的な一致を示していることを示す。コーティング厚さの定量的範囲に関しては、以下の関係が考えられる。最小低圧厚さは、出口遠位端における最大低圧出口厚さまたは入口遠位端における最大低圧入口厚さのいずれか1つの約0.30〜約0.60倍の範囲とされうる。最小高圧厚さは、出口遠位端における最大高圧出口厚さまたは入口遠位端における最大高圧入口厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.20倍の範囲とされうる。別の選択肢として、最小低圧厚さは、出口遠位端における最大低圧出口厚さまたは入口遠位端における最大低圧入口厚さのいずれか1つの約0.50倍に等しくされうる。最小高圧厚さは、出口遠位端における最大高圧出口厚さまたは入口遠位端における最大高圧入口厚さのいずれか1つの約0.14倍に等しくされうる。
一般に、低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルのそれぞれを参照すると、低圧側表面および高圧側表面のそれぞれにおけるコーティングスキームの厚さは約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である。入口遠位端および出口遠位端の近傍のコーティングスキームの厚さは約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である。ベーンの中点の近傍のコーティングスキームの厚さは、約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲である。低圧コーティングプロファイルおよび高圧コーティングプロファイルに関して、多くの環境においては、ベーンの遠位端(すなわち、入口遠位端および出口遠位端)では、低圧中点または高圧中点の近傍に比べて腐食性摩耗が大きくなる。したがって、遠位端の近傍におけるコーティングの厚さの増加は、クローズド羽根車の有効寿命を増加するという性能利点を提供する。したがって、入口遠位端におけるコーティングの最大入口厚さおよび出口遠位端におけるコーティングの最大出口厚さは低圧中点または高圧中点におけるコーティングの厚さよりも大きいと考えられる。
さらに、コーティングスキームが、視認可能な傷または剥離がない、もしくは基体表面が露出していない表面を有する場合は利点となる。コーティングスキームの外観が均一な色を有する場合も有利である。
上記実施形態から理解されうるように、低圧コーティングプロファイルと高圧コーティングプロファイルは実質的に同じとすることができ、同じ厚さを有する。さらに、低圧コーティングプロファイルと高圧コーティングプロファイルは実質的に同じとすることができるが、最大コーティング厚さと最小コーティング厚さとの間の変化の程度は異なりうることは理解される。図4および図4Aの実施形態の場合、低圧側表面66’上のコーティング100’のコーティング厚さは高圧側表面68’上のコーティング101’の厚さよりも変化が小さい。他の例では、低圧側表面66’上のコーティング100’のコーティング厚さは、高圧側表面68’上のコーティング101’の厚さよりも大きく変化しうると理解すべきである。
コーティングスキームの他の有利な物理的特性は以下の通りである。70Kg超のロックウェル押し込み密着強さ(Rockwell indentation adhesion strength)を使用した密着性、約0.05超の硬さ(GPa)/弾性係数(GPa)の比率で測定した靭性、基体の弾性的に変形される領域に視認可能な剥離がないほどの弾性、ASTM G65−04(2010)[“Standard Test Method for Measuring Abrasion Using the Dry Sand/Rubber Wheel Apparatus”]試験を使用した耐摩耗性(耐摩耗性はコーティングを施していない基体の耐摩耗性の5倍超である)、酸、硫化物およびブライン溶液などに耐性のある耐腐食性、ASTM G76−07[“Standard Test Method for Conducting Erosion Tests by Solid Particle Impingement Using Gas Jets”]試験を使用した耐侵食性(20°の入射角などの低い衝突角度において、耐侵食性はコーティングを施していない基体の耐侵食性の少なくとも1.5〜2倍)、コーティングが約1100HV超の硬さを有していなければならないほどの硬さ、およびベーン基体の硬さはコーティングの塗布により4HRC超低下してはならない。
1つの適切な技術はプラズマ強化マグネトロンスパッタリング(PEMS)法である。PEMS法は、Weiらに付与された、耐侵食性コーティング(EROSION RESISTANT COATINGS)という名称の米国特許出願公開第2009/0214787A1号明細書に示され、かつ記載されている。さらに、PEMS法については、Weiらによる論文、「Deposition of thick nitrides and carbonitrides for sand erosion protection」,Surface & Coatings Technology,201(2006),pp.4453−4459に示され、かつ記載されている。
別の適切なプロセスは、Holzlらに付与された、A15構造を含むタングステン合金およびこれを作製する方法(TUNGSTEN ALLOYS CONTAINING A15 STRUCTURE AND METHOD FOR MAKING SAME)という名称の米国特許第4,427,445号明細書に示されている。
コーティングスキームを塗布するために使用されるプロセスは約600℃以下の温度で動作する。代替として、コーティングスキームを塗布するために使用されるプロセスは、約550℃以下の温度で動作する。
本発明の特定の実施形態を以下に説明する。
実施例1では、コーティングされた物品は、約8インチ(20センチメートル)の有効径を有し、一連の5つのベーンを有する鋳造ステンレス鋼製のクローズド羽根車を含む。各ベーンは約6.2インチ(16センチメートル)の有効アーク長を有する。このクローズド羽根車は、低温CVD法を使用し、炭化タングステンおよびタングステンを含む、硬質だが靱性のあるコーティングでコーティングされた。低温CVD法には、数マイクロメートルのニッケル金属を鉄ベースの基体に塗布するステップと、この部分を真空中において約500〜520℃に加熱するステップと、加熱した気体反応生成物をこの部分上に流すステップと、その後、不活性雰囲気中で室温まで冷却するステップと、の基本ステップを含む。
実施例1では、生じたコーティングは、ベーンの入口遠位端から測定した、各ベーンに沿った類似の距離において均一なコーティング厚さを有した。ベーンの高圧側に沿ったコーティング厚さの変化は、端部の近傍において約60マイクロメートルの最大コーティング厚さ、中点の近傍において約20マイクロメートルの最小コーティング厚さを示した。
実施例2では、コーティングされた物品は、約8インチ(20センチメートル)の有効径を有し、かつ一連の5つのベーンを有する鋳造ステンレス鋼製のクローズド羽根車を含む。各ベーンは約6.2インチ(16センチメートル)の有効アーク長を有する。このクローズド羽根車は、上述と同じ低温CVD法を使用するが別個のバッチにおいて、硬質だが靱性のあるコーティングでコーティングされた。
実施例2では、生じたコーティングは、ベーンの入口遠位端から測定した、各ベーンに沿った類似の距離において均一なコーティング厚さを有していた。ベーンの高圧側に沿った厚さの変化は、中点の近傍において、入口端部および出口端部と比較して約14パーセント(14%)の最小コーティング厚さを示した。このベーンの低圧側において、中点におけるコーティング厚さは入口端部および出口端部と比較して50パーセント(50%)変化した。
上の記載では、最小コーティング厚さは、ベーンの低圧側であるか高圧側であるかに関わらず、最大入口厚さのコーティング厚さおよび最大出口厚さのコーティング厚さと比較して示されている。これら最大厚さは等しいまたはほぼ等しい。場合によっては、最小コーティング厚さは、これら最大コーティング厚さのいずれか1つに対して画定されうることを理解すべきである。したがって、ある範囲において、最小低圧厚さは、出口遠位端における最大低圧出口厚さまたは入口遠位端における最大低圧入口厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲であり、かつ最小高圧厚さは、出口遠位端における最大高圧出口厚さまたは入口遠位端における最大高圧入口厚さのいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲であると考えられる。
本発明が、クローズド羽根車の機械的性能に不利に影響することなくクローズド羽根車のコーティングを施したベーンの耐侵食性および耐腐食性を向上させるコーティングスキームを提供することは明らかである。
さらに、本発明は、その有効寿命を向上させるためにクローズド羽根車などの構成要素を処理するための方法を提供することは明らかである。本発明は、特に、保護を要する領域に届きづらい場合、および/または厳密な寸法公差を要する場合、その有効寿命を向上させるためにクローズド羽根車などの構成要素を処理するための方法を提供することは明らかである。
本発明が、クローズド羽根車(特にクローズド羽根車のベーン)に優れた密着性を有するコーティングを提供することは明らかである。本発明が、クローズド羽根車(特にクローズド羽根車のベーン)にコーティングを提供することは明らかである。コーティングスキームはベーンの基体の表面に冶金学的に結合される。本発明が、クローズド羽根車(特にクローズド羽根車のベーン)に、コーティングの厚さにおいて意図しない変化を有しないコーティングを提供することは明らかである。
さらに、本発明は、コーティングの塗布に高熱を要しないため、クローズド羽根車のベーンを含む構成要素の幾何学的形状を歪ませないコーティングがクローズド羽根車(特にクローズド羽根車のベーン)に提供されることは明らかである。本発明は、典型的なCVDおよびPVD法に現在使用されているような高い堆積温度を使用する必要なくクローズド羽根車などの構成要素を処理するための手法を提供することは明らかである。
本発明は、コーティングを、見通し法(line−of−sight techniques)によってコーティングすることができない、届きづらい領域に塗布することができるように、クローズド羽根車(および特にそのベーン)などの構成要素を処理するための方法を提供することは明らかである。
本発明が、クローズド羽根車(および特にクローズド羽根車のベーン)に、少なくとも約35マイクロメートルなどの十分な厚さを呈するコーティングを提供することは明らかである。
本明細書中に示される特許および他の文書は参照により本明細書に組み込まれる。本発明の他の実施形態は、当業者には、明細書の考察または本明細書中に開示される本発明の実施から明らかとなろう。明細書および実施例は単に例証的なものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。本発明の実際の範囲および精神は以下の特許請求の範囲によって示される。
20 ポンプ
22 ポンプハウジング
24 入口
26 出口
28 軸
32 動力源
40 クローズド羽根車
42 基部カバー
44 基部内部表面
46 基部外部表面
52 第2のカバー
54 第2の内部表面
56 第2の外部表面
58 中心孔
59 ハブ
60 コーティングを施した羽根車ベーン
60’ コーティングを施した羽根車ベーン
61 ベーン基体
61’ ベーン基体
62 入口遠位端
62’ 入口遠位端
64 出口遠位端
64’ 出口遠位端
66 低圧側表面
66’ 低圧側表面
68 高圧側表面
68’ 高圧側表面
72 低圧長さ
72’ 低圧長さ
74 低圧中点
74’ 低圧中点
100 硬質低圧コーティング
100’ 硬質低圧コーティング
101 硬質高圧コーティング
101’ 硬質高圧コーティング
102 最小低圧コーティング厚さ
102’ 最小低圧コーティング厚さ
104 最大低圧出口コーティング厚さ
104’ 最大低圧出口コーティング厚さ
106 最大低圧入口コーティング厚さ
106’ 最大低圧入口コーティング厚さ
120 高圧長さ
122 高圧中点
124 最小高圧コーティング厚さ
126 最大高圧出口コーティング厚さ
128 最大高圧入口コーティング厚さ
140 高圧長さ
142 高圧中点
144 最小高圧コーティング厚さ
146 最大高圧出口コーティング厚さ
148 最大高圧入口コーティング厚さ

Claims (24)

  1. 基部内部表面(44)を有する基部カバー(42)と、
    第2のカバー(52)と、
    前記基部内部表面(44)上のベーン(61,61’)であって、前記ベーン(61,61’)が略円弧形状であり、かつ入口遠位端(62,62’)と出口遠位端(64,64’)とを含む、ベーン(61,61’)と
    を含み、
    前記ベーン(61,61’)が低圧側表面(66,66’)を有し、前記低圧側表面(66,66’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に低圧長さ(72,72’)を有し、前記低圧長さ(72,72’)の低圧中点(74,74’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記低圧側表面(66,66’)上に硬質低圧コーティング(100,100’)があり、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記低圧中点(74,74’)において最小低圧コーティング厚さ(102,102’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記入口遠位端(62,62’)において最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)を有し、
    前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲であり、
    前記ベーン(61,61’)が高圧側表面(68,68’)を有し、前記高圧側表面(68,68’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に高圧長さ(120,140)を有し、前記高圧長さ(120,140)の高圧中点(122,142)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記高圧側表面(68,68’)上に硬質高圧コーティング(101,101’)があり、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記高圧中点(122,142)において最小高圧コーティング厚さ(124,144)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が、前記入口遠位端(62,62’)において最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)を有し、
    前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である、
    クローズド羽根車(40)。
  2. 前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)にほぼ等しく、前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)にほぼ等しい、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  3. 前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)に等しく、前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)に等しい、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  4. 前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)を超え、前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)を超える、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  5. 前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)よりも薄く、前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)よりも薄い、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  6. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.15〜約0.60倍の範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.15〜約0.60倍の範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  7. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.40〜約0.55倍の範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.40〜約0.55倍の範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  8. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.30〜約0.40倍の範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.30〜約0.40倍の範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  9. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.30〜約0.60倍の範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.085〜約0.20倍の範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  10. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.50倍に等しく、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.14倍に等しい、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  11. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.33倍に等しく、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.33倍に等しい、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  12. 前記基部カバー(42)が基部外部表面(46)をさらに含み、前記第2のカバー(52)が第2の内部表面(54)と第2の外部表面(56)とを有する、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  13. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,126)が約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  14. 前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である、請求項1に記載のクローズド羽根車(40)。
  15. ベーン基体(61,61’)および硬質コーティング(100,100’,101,101’)を含むコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)であって、
    前記ベーン(61,61’)が略円弧形状であり、かつ入口遠位端(62,62’)と出口遠位端(64,64’)とを含み、
    前記ベーン(61,61’)が低圧側表面(66,66’)を有し、前記低圧側表面(66,66’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に低圧長さ(72,72’)を有し、前記低圧長さ(72,72’)の低圧中点(74,74’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記低圧側表面(66,66’)上に硬質低圧コーティング(100,100’)があり、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記低圧中点(74,74’)において最小低圧コーティング厚さ(102,102’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記入口遠位端(62,62’)において最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)を有し、
    前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲であり、
    前記ベーン(61,61’)が高圧側表面(68,68’)を有し、前記高圧側表面(68,68’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に高圧長さ(120,140)を有し、前記高圧長さ(120,140)の高圧中点(122,142)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記高圧側表面(68,68’)上に硬質高圧コーティング(101,101’)があり、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記高圧中点(122,142)において最小高圧コーティング厚さ(124,144)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が、前記入口遠位端(62,62’)において最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)を有し、
    前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である、
    コーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  16. 前記最大低圧コーティング出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)にほぼ等しく、前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)にほぼ等しい、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  17. 前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)に等しく、前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)に等しい、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  18. 前記最大低圧コーティング入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)を超え、前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)を超える、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  19. 前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)未満であり、前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)未満である、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  20. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.40〜約0.55倍の範囲であり、前記最小高圧厚さ(124,144)が前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.40〜約0.55倍の範囲である、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  21. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.30〜約0.60倍の範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.085〜約0.20倍の範囲である、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  22. 前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲であり、前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が約35マイクロメートル〜約100マイクロメートルの範囲である、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  23. 前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲であり、前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)が約35マイクロメートル〜約135マイクロメートルの範囲である、請求項15に記載のコーティングを施した羽根車ベーン(60,60’)。
  24. 入口(24)と出口(26)とを有するポンプハウジング(22)と、
    前記ポンプハウジング(22)内のクローズド羽根車(40)と、
    を含む、ポンプ(20)であって、
    前記クローズド羽根車(40)が、
    基部内部表面(44)を有する基部カバー(42)と、
    第2のカバー(52)と、
    前記基部内部表面(44)上のベーン(61,61’)であって、前記ベーン(61,61’)が略円弧形状であり、かつ入口遠位端(62,62’)と出口遠位端(64,64’)とを含む、ベーン(61,61’)と、
    を含み、
    前記ベーン(61,61’)が低圧側表面(66,66’)を有し、前記低圧側表面(66,66’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に低圧長さ(72,72’)を有し、前記低圧長さ(72,72’)の低圧中点(74,74’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記低圧側表面(66,66’)上に硬質低圧コーティング(100,100’)があり、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記低圧中点(74,74’)において最小低圧コーティング厚さ(102,102’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)を有し、前記硬質低圧コーティング(100,100’)が前記入口遠位端(62,62’)において最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)を有し、
    前記最小低圧コーティング厚さ(102,102’)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大低圧出口コーティング厚さ(104,104’)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大低圧入口コーティング厚さ(106,106’)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲であり、
    前記ベーン(61,61’)が高圧側表面(68,68’)を有し、前記高圧側表面(68,68’)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間に高圧長さ(120,140)を有し、前記高圧長さ(120,140)の高圧中点(122,142)が前記入口遠位端(62,62’)と前記出口遠位端(64,64’)との間のほぼ中間であり、
    前記高圧側表面(68,68’)上に硬質高圧コーティング(101,101’)があり、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記高圧中点(122,142)において最小高圧コーティング厚さ(124,144)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が前記出口遠位端(64,64’)において最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)を有し、前記硬質高圧コーティング(101,101’)が、前記入口遠位端(62,62’)において最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)を有し、
    前記最小高圧コーティング厚さ(124,144)が、前記出口遠位端(64,64’)における前記最大高圧出口コーティング厚さ(126,146)または前記入口遠位端(62,62’)における前記最大高圧入口コーティング厚さ(128,148)のいずれか1つの約0.085〜約0.8倍の範囲である、
    ポンプ(20)。
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