JP2014001560A - 作業用補助台およびその設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュール等に機械的な影響を与えることなく、太陽電池モジュール等をそのまま利用して、作業を容易に、安全に、効率よく行うことが可能な作業用補助台およびその設置方法を提供する。
【解決手段】作業用補助台12は、太陽電池モジュール1上に配置され作業者が乗れる天面部13と、天面部13の両側より垂下した側部14と、側部14の下端部に配置され枠体8に載置される載置部15と、側部14の下端部に配置され太陽電池モジュール1の枠体8間の隙間3に挿入される係合部16とを備えている。係合部16は固定具4の押さえ部9に係止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池モジュールに対する作業の足場となる作業用補助台および作業用補助台の設置方法に関する。
太陽電池モジュールは、太陽光を電力に変換する機能を有し、太陽光を受光するため一般に屋外に設置される。したがって、太陽電池モジュールは、昼夜間の温度変化、風雨、塵埃や飛来物、積雪等により種々の影響を受ける。その結果、太陽電池モジュールの受光面の透明性が損なわれて発電出力を低下したり、太陽電池モジュールの損傷や故障が発生したり、太陽電池モジュールの交換を必要とすることがある。つまり、太陽電池モジュールに対して、清掃、修理および交換等の各種の作業が必要となる。
太陽電池モジュールに対する作業を施す場合、作業者の手が届きにくい場所での作業では、作業者のための足場を確保する必要がある。従来は太陽電池モジュールに対し、以下のような足場を設けていた。
第1の従来例(例えば、特許文献1参照。)は、屋根に複数の棒状構造材を並設し、棒状構造材間に太陽電池モジュールを取付け、はしご状の仮設足場を太陽電池モジュール上に配置している。
第2の従来例(例えば、特許文献2参照。)は、屋根の斜面に太陽電池パネルを敷き詰め、棟および軒先に足場となる棚状部を形成し、はしご状の保守作業用足場を太陽電池パネルに跨がって棚状部間に架橋している。
特開平11−62142号 特開2001−182263号
しかし、第1の従来例は、作業を安全かつ簡便に行うための仮設足場を取り付ける穴、あるいは突起が棒状構造材または太陽電池モジュールに設けられており、太陽電池モジュールの設置作業とは無関係な作業および構造物が必要になり、また仮設足場を設置するときにその両端を穴や突起に固定する作業が必要である。
第2の従来例は、保守作業の作業効率を向上するために歩行可能な棚状部を設け、棚状部にはしご状の保守作業用足場を設置するため、太陽電池モジュールの設置とは無関係な構造物を必要とし、設置スペースが必要となる。
このように、第1の従来例および第2の従来例は、足場を設ける場合に、太陽電池モジュールおよびその設置構造に影響を与え、また、はしご状の足場では太陽電池モジュールに対する作業が施しにくく、不安定な姿勢となるため、安全性が低く効率性も低い。
本発明は、上記に従来の技術の課題に鑑み、太陽電池モジュール等に対する機械的な影響を与えることなく、太陽電池モジュール等をそのまま利用して、作業を容易に、安全に、効率よく行うことが可能な作業用補助台、また、作業用補助台の設置方法を提供する。
本発明に係る作業用補助台は、モジュール本体および前記モジュール本体の対向する少なくとも2辺に配置された枠体を備える太陽電池モジュールに対する作業に使用される作業用補助台であって、前記太陽電池モジュールに対向して配置され作業者が乗れる天面部と、前記天面部の両側で前記天面部から垂下した側部と、前記側部の下端に配置され前記枠体に載置される載置部と、前記側部の下端に配置され前記枠体の側面に係合する係合部とを備えたこと、を特徴とする。
本発明に係る作業用補助台によれば、太陽電池モジュールの係合部を枠体の側面に係合し、枠体に載置部を載置することで、太陽電池モジュールに対してモジュール本体から離れた位置に天面部を配置することができる。このため、太陽電池モジュール等に機械的な影響を与えることなく、太陽電池モジュール等をそのまま利用して、各種の作業を天面部上で容易に、安全に、効率よく行うことが可能である。
上記構成において、前記太陽電池モジュールは、少なくとも行方向に複数並置されてあり、かつ、互いに隣接する2つの前記太陽電池モジュールのそれぞれに、互いに隣接する2つの前記枠体を有しており、前記載置部は、互いに隣接する前記2つの枠体のいずれか片方または両方に対向する形状とされ、前記係合部は、前記2つの枠体で形成される隙間に挿入される形状とされていること、を特徴とする。
上記構成によれば、多数の太陽電池モジュールがアレイ状に配置された太陽光発電システムにおいて、それぞれの太陽電池モジュールに対してモジュール本体から離れた位置に天面部を配置することができる。とくに載置部が、互いに隣接する前記2つの枠体の両方に対向する形状の場合、枠体に加わる作業者および作業用補助台による荷重を分散できる。
上記構成において、前記載置部は、前記枠体の長手方向に沿わせて形成されていることを特徴とする。このため、枠体に加わる作業者および作業用補助台の荷重を広い面積で受けることができる。
上記構成において、前記太陽電池モジュールが前記枠体の長手方向に傾斜姿勢であるとき、前記載置部は、前記枠体に載置された状態で前記天面部が水平となるように傾斜していることを特徴とする。このため、太陽電池モジュールが傾斜していても天面部を水平または水平に近づけることができるので作業が安全かつ容易になる。
上記構成において、前記側部は把持部を有することを特徴とする。このため、把持部を持って作業用補助台を太陽電池モジュール上に設置したり外すことが容易に行える。
上記構成において、前記天面部は、線状部材がメッシュ状に配置された平面部材で形成されていることを特徴とする。このため、作業用補助台を軽量にでき、枠体への荷重を軽減できるとともに作業用補助台の運搬を容易にできる。
上記構成において、前記側部のそれぞれは、相対向する内側板および外側板により形成され、前記係合部は前記内側板および外側板の間に挟持されていることを特徴とする。このため、側部および係合部を板材の組み合わせにより容易に結合することができる。
上記構成において、前記太陽電池モジュールが前記枠体を介して固定具により固定されており、前記載置部または前記係合部は前記固定具に係止される形状であることを特徴とする。このため、載置部が枠体上に沿って移動しても載置部または係合部が固定具に係止するので、太陽電池モジュールの傾斜が大きい場合でも作業用補助台が滑り落ちることなく、作業を施すことができる。
上記構成において、前記載置部は前記枠体に対する滑り止めを備えることを特徴とする。このため、太陽電池モジュールが多少傾斜していても載置部が枠体上を滑りにくくなり、作業の安全性が高まる。
本発明に係る作業用補助台の設置方法は、上記構成の作業用補助台を太陽電池モジュールに設置する設置方法であって、前記係合部を前記枠体の側面に係合させて前記載置部を前記枠体に載置する載置工程を含むことを特徴とする。
したがって、本発明に係る作業用補助台の設置方法によれば、作業用補助台を太陽電池モジュールに設置する作業がきわめて容易に行える。また作業用補助台による上記作用効果がある。
上記構成において、前記載置工程は、前記太陽電池モジュールが少なくとも行方向に複数並置されている場合に、1つおきの太陽電池モジュールのそれぞれに前記作業用補助台を設置するものであり、前記載置工程の後、隣り合う前記作業用補助台間に足場用板を橋渡しする工程を含むことを特徴とする。
このため、多数の太陽電池モジュールがアレイ状に配置された太陽光発電システムにおいて、1行に並んだ多数の太陽電池モジュール上を作業用補助台および足場用板に乗って移動することができ、多数の太陽電池モジュールに対し連続的に作業を施すことができ、作業に集中しやすく効率がよい。全太陽電池モジュールに作業用補助台を設置する場合と比較して足場設置作業が容易になる。
上記構成において、太陽電池モジュールに太陽光を遮光するカバーを被せる工程を含むことを特徴とする。カバーにより太陽電池モジュールの出力端子に電圧が現れなくなるため、作業者が不用意に出力端子に触れて感電するのを防止することができる。
本発明の作業用補助台によれば、太陽電池モジュールの枠体を利用して、太陽電池モジュール上に設置されるため、太陽電池モジュールおよびその設置構造に対し機械的な影響を与えることなく、太陽電池モジュールおよび設置構造をそのまま利用して、各種の作業を容易に、安全に、効率よく行うことが可能である。
本発明の作業用補助台の設置方法によれば、上記の効果とともに、作業用補助台を太陽電池モジュールに設置する作業がきわめて容易に行える。
本発明の実施の形態の作業用補助台が使用される太陽電池モジュールを、アレイ状に多数配置した太陽光発電システムの、一部を省略した概略平面図である。 図1の太陽光発電システムの一部拡大平面図である。 作業用補助台が太陽電池モジュール上に設置された状態の斜視図である。 (A)は図2のA−A線拡大断面図、(B)は作業用補助台の設置状態の拡大部分断面図である。 (A)は作業用補助台の正面図、(B)はその側面図、(C)は背面図である。 (A)は作業用補助台の一部破断拡大平面図、(B)はその一部破断底面図である。 多数の太陽電池モジュールの1つおきに作業用補助台を設置し、作業用補助台間に足場用板を架渡した状態の概略正面図である。 (A)は足場用板の平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 足場用板の底面図である。
本発明の実施の形態に係る作業用補助台、作業用補助台の設置方法について、図1から図9までを参照して説明する。なお、本発明に係る作業用補助台は、太陽電池モジュールを集合した太陽光発電システムに対して主に適用される。
図1は太陽光発電システムの一部省略概略平面図である。
図1に示した太陽光発電システムは、多数の太陽電池モジュール1をアレイ状に、例えば2行に配置している。アレイ状に配置された太陽電池モジュール1に対して、メンテナンスなどの各種の作業時に、作業用補助台12(図3参照)が使用される。太陽光発電システムにおける太陽電池モジュール1の1行(行方向R)のモジュール数には制限はないが、たとえば10〜50程度である。また行数(列方向L)も制限がなく1行および3行以上が可能である。太陽電池モジュール1は太陽光を受けやすくするため傾斜させる事例が多いが、図1はシステム全体が列方向Lにおいて傾斜している。
図2は図1に記載した太陽光発電システムの一部拡大平面図である。
太陽電池モジュール1は、モジュール本体2およびモジュール本体2の辺に配置された枠体8を備える。モジュール本体2は太陽光を受光して電力に変換する。枠体8はモジュール本体2の辺を被覆して保護し、例えば全周に設けられている。枠体8の下面7b(図4参照)は架台5に支持されている。
また行方向Rに互いに隣接する2つの太陽電池モジュール1のそれぞれにおいて、互いに隣接する2つの枠体8間に隙間3が形成されている。隙間3を通して、太陽電池モジュール1を固定具4により架台5に固定している。固定具4は各太陽電池モジュール1の両側のコーナ寄りの4箇所に設けられて隣接する2つの太陽電池モジュール1を同時に固定している。各固定具4は押さえ部9と連結部11とを有する。押さえ部9は隣接する2つの枠体8の上面7aに跨がって枠体8を架台5に押さえるものであり、例えば平板形に形成されている。連結部11は押さえ部9を架台5に連結する、例えばボルトである。
図3は作業の際に、本発明に係る作業用補助台12を1つの太陽電池モジュール1に対して設置した状態の斜視図である。
作業用補助台12は天面部13と側部14を有する。天面部13は太陽電池モジュール1に対向して配置され作業者が乗ることができる。側部14は、天面部13の両側より垂下しており、下端部に載置部15と係合部16を配置している。載置部15は、枠体8の上面7aに載置されて天面部13を支持し、側部14の下端部により形成され、隣接する2つの枠体8に載置される。
また太陽電池モジュール1が列方向Lに傾斜しているため、載置部15が枠体8の上面7aに載置された状態で天面部13が水平となるように、載置部15は、天面部13に対して傾斜している。係合部16は、枠体8の側面に係合し、隙間3に挿入される形状になっている。すなわち、係合部16は載置部15よりも下方に突出し、載置部15が枠体8の上面7aに載置された状態で隙間3に挿入されて枠体8の側面に係合し、また、押さえ部9に係止する。
太陽電池モジュール1が傾斜して配置されている状態で、作業用補助台12の重量により作業用補助台12が枠体8の上面7a上を滑った場合、係合部16が押さえ部9に係止して作業用補助台12を停止するので安全性を確保できる。また側部14には把持部17が形成され、把持部17は作業者の手を挿入することができる手の幅以上の長さを持つ長孔により形成されている。
図4の分図(A)は図2の矢印A−A線での断面図であり、固定具4による太陽電池モジュール1の固定構造を示している。
上記したように、太陽電池モジュール1の枠体8の下面7bが架台5の横桟5aに支持され、2つの太陽電池モジュール1の枠体8の上面7aに固定具4の押さえ部9が隙間3をまたがって押さえられる。そしてボルトを用いた連結部11を押さえ部9の貫通孔30および隙間3に通し、さらに横桟5aの貫通孔28に通しナット29に螺合している。連結部11により、押さえ部9とナット29の間で太陽電池モジュール1の枠体8を架台5に締め付け固定している。架台5は地面などに設置された基礎18に支持されている。
図4の分図(B)は作業用補助台12の支持構造を示す部分断面図である。
作業用補助台12は上記したように、天面部13の両側より側部14を垂下し、係合部16が隙間3に挿入され、載置部15が枠体8の上面7aに載置されている。この場合、側部14は、相対向する内側板14aおよび外側板14bにより形成されている。つまり、側部14は、内側板14aおよび外側板14bの間の上端部にスペーサ21、22を介在し、下端部に下端部より下方に突出するように係合部16を介在し、スペーサ21、22および係合部16を内側板14aおよび外側板14bの間に挟持している。
載置部15は、内側板14aおよび外側板14bの下端部により形成され、内側板14aおよび外側板14bの各載置部15が2つの太陽電池モジュール1の隣接する各枠体8の上面7aに載置されている。これにより、載置部15は隣接する2つの枠体8の両方に対向し載置される形状となっている。そして内側板14aおよび外側板14bの間の係合部16の載置部15よりも突出する部分が上記したように隙間3に挿入され、枠体8の側面7cに係合している。
図5および図6は作業用補助台12を示し、図5の分図(A)は作業用補助台12の正面図、図5の分図(B)は同側面図、図5の分図(C)は同背面図、図6の分図(A)は作業用補助台12の一部破断拡大平面図、図6の分図(B)は同一部破断拡大底面図である。
これらの図において、作業用補助台12は、天面部13、側部14および係合部16を木製合板により形成している。天面部13の下面両側寄りに桟材19を取付け、桟材19に側部14を取付けている。側部14の内側板14aおよび外側板14bは天面部13の縦方向(列方向L)の寸法と同じ長さを有し、内側板14aおよび外側板14bの下端面の全体を載置部15とし、これによって載置部15を枠体8の長手方向に沿わせた形状としている。
把持部17は内側板14aおよび外側板14bに形成されている。また側部14は、上記したように内側板14aおよび外側板14bの間にスペーサ21、22および係合部16を介在し、これらを挟持している。スペーサ21、22は天面部13側の前後方向(列方向L)の両端よりに位置し、係合部16は前後方向に内側板14aとほぼ同程度の長さを有し、内側板14aおよび外側板14bの下端に平行に、下端よりも下方に突出している。
したがって、係合部16は固定具4の押さえ部9に係止する形状となっている。側部14は載置部15が傾斜しているため、側部14の前端側の高さ寸法が短くなっている。このため天面部13の前端側の下面に横桟23を取付け、天面部13の前端側を補強している。
作業用補助台12は、次のようにして設置される(作業用補助台の設置方法)。つまり、先ず、載置工程として作業用補助台12を持ち上げ、次に、係合部16を隙間3に挿入して枠体8の側面7cに係合し、併せて載置部15を枠体8の上面7aに載置する。さらに係止工程として載置部15を枠体8の傾斜に沿って移動して、係合部16を固定具4の押さえ部9に係止する。
作業用補助台12の設置後、作業者が天面部13に乗り、天面部13を足場として太陽電池モジュール1に対する作業を施すことができる。これにより、作業者は太陽電池モジュール1の手前側からは手の届きにくい前端側の作業を施すことができる。作業としては太陽電池モジュール1の表面の掃除、太陽電池モジュール1を交換するための固定具4の着脱などがある。
なお、作業用補助台の設置方法を実施するとき、必要に応じてモジュール本体2に太陽光を遮光するためのカバー(図示せず)を被せる。これにより、太陽電池モジュール1に入射する太陽光を遮蔽し、作業者が太陽電池モジュール1の出力端子に触れても感電を回避できる。カバーは軽量であることはもちろんであるが、作業者が作業中に物を落とす場合を考慮して緩衝性を有するものが好ましく、例えばプラスチック段ボール板などを用いる。また作業中にカバーが飛ばないように、粘着テープなどの止め具(図示せず)で固定具4などに止める。
作業用補助台12は、作業用補助台12から、左右に隣接する太陽電池モジュール1の一部の作業も行え、さらに前方側に位置する異なる行(2行目)に属する太陽電池モジュール1の一部の作業も行える。さらには作業用補助台12から前方側の太陽電池モジュール1上に別の作業用補助台12を載せる作業を行うことも可能であり、作業者が作業用補助台12から別の作業用補助台12へ移動して、前方側の太陽電池モジュール1を作業することも可能である。
また、作業用補助台12は、行方向Rに並置された多数の太陽電池モジュール1の端に位置する太陽電池モジュール1にも使用することができる。この場合、作業用補助台12の両側部14のうち、太陽電池モジュール1のない側の側部14の載置部15は、作業用補助台12を載置しようとする太陽電池モジュール1の枠体8の上面7aのみに載置され、太陽電池モジュール1のある側の側部14の載置部15は上記のように太陽電池モジュール1の枠体8および隣接する太陽電池モジュール1の隣接する枠体8に載置される。
図7から図9は、作業用補助台の別の設置方法を説明する図である。図7は行方向Rに並置された多数の太陽電池モジュール1の1つおきに作業用補助台12を置き、作業用補助台12間に足場用板20を架渡した状態を模式的に示す模式図である。図8の分図(A)は足場用板20の平面図、図8の分図(B)は側面図、図8の分図(C)は正面図であり、図9は足場用板20の底面図である。
上記した作業用補助台12の設置方法にしたがって多数の太陽電池モジュール1の1つおきに作業用補助台12を設置する。そして、隣り合う作業用補助台12間に足場用板20を架渡す。足場用板20は作業者24が乗ることができる板面部25と、板面部25の裏面の前後の縁部に沿って取付けた桟材26と、桟材26よりも短くて板面部25の下面の中央寄りに取付けた桟材27とで構成している。
板面部25の左右両側(行方向R)を2つの作業用補助台12の天面部13に載せたとき、桟材26が各作業用補助台12の天面部13の前後端(列方向L)に係合して板面部25の前後方向(列方向L)の移動を規制し、桟材27の両端が各作業用補助台12の側縁に係合して天面部13の行方向Rの移動を規制する。
また桟材26、27は板面部25を補強する。なお、必要に応じてカバーを行方向Rの全ての太陽電池モジュール1上に被せる。このように、作業用補助台12を足場用板20により連結することで、作業用補助台12を行方向Rで横ならびに組み合わせて通路を形成することができ、1行に並んだ多数の太陽電池モジュール1上を作業者24が移動しながら各種の作業を施すことができる。
本発明の実施の形態に係る作業用補助台12によれば、作業用補助台12の側部14に設けた係合部16を枠体8の側面7cに係合し、枠体8に載置部15を載置することで、太陽電池モジュール1に対してモジュール本体2から離れた位置に天面部13を配置することができる。すなわち、多数の太陽電池モジュール1がアレイ状に配置された太陽光発電システムにおいて、係合部16を太陽電池モジュール1間の隙間3に挿入して載置部15を太陽電池モジュール1の枠体8の上面7aに載せることで、それぞれの太陽電池モジュール1に対してモジュール本体2から離れた位置に天面部13を配置することができる。
このように、作業用補助台12は太陽電池モジュール1の枠体8、隙間3、固定具4を利用して、太陽電池モジュール1上に設置されるため、太陽電池モジュール1およびその設置構造、すなわち太陽電池モジュール1に対する機械的な影響を与えることなく、太陽電池モジュール1等をそのまま利用して、各種の作業を天面部13上で容易に、安全に、かつ効率よく施すことが可能となる。とくに載置部15が、互いに隣接する2つの枠体8の両方に対向する形状の場合、載置部15は2つの隣接する枠体8の上面7aに載置されるため、枠体8に加わる作業者24および作業用補助台12による荷重を分散できるので、枠体8の変形を回避できる。
太陽電池モジュール1が傾斜している場合は、作業用補助台12を枠体8に沿って移動し、係合部16を固定具4の押さえ部9に係止すれば、作業用補助台12が枠体8上を不用意に滑降するのを防止できる。
また載置部15は枠体8の長手方向に沿わせて形成すると、枠体8に加わる作業者および作業用補助台12による荷重を広い面積で受けることができるので、枠体8の変形を回避できる。
載置部15は、傾斜した枠体8に載置された状態で天面部13が水平となるように傾斜しているため、太陽電池モジュール1が傾斜していても天面部13を水平または水平に近づけることができるので作業が安全かつ容易になる。
側部14は把持部17を有するため、把持部17を持って作業用補助台12を太陽電池モジュール1上に設置したり取り外すことが容易にできる。
側部14は、相対向する内側板14aおよび外側板14bにより形成され、係合部16は内側板14aおよび外側板14bの間に挟持されているため、側部14および係合部16を板材の組み合わせにより容易に結合することができる。
太陽電池モジュール1が枠体8を介して固定具4により固定され、係合部16は固定具4に係止される形状であるため、載置部15が枠体8上に沿って移動しても係合部16が固定具4に係止するので、太陽電池モジュール1の傾斜が大きい場合でも作業用補助台12が滑り落ちることなく、作業が行える。
本発明の実施の形態に係る作業用補助台の設置方法によれば、係合部16を枠体8の側面7cに係合させて載置部15を枠体8に載置する載置工程を含むため、作業用補助台12を太陽電池モジュール1に設置する作業がきわめて容易に行える。
また太陽電池モジュール1が少なくとも行方向R(1行)に複数並置されている場合に、載置工程において、1つおきの太陽電池モジュール1のそれぞれに作業用補助台12を設置し、載置工程の後、隣り合う作業用補助台12間に足場用板20を架渡す工程を含むため、1行に並んだ多数の太陽電池モジュール1上を作業用補助台12および足場用板20に乗って移動することができる。
つまり、多数の太陽電池モジュール1に対し連続的に作業を施すことができ、作業に集中しやすく効率がよい。また、1つの太陽電池モジュール1の作業が終わるごとに作業用補助台12を外してつぎの太陽電池モジュール1に作業用補助台12を載せる設置方法と比較して作業が容易になり、効率的になる。
さらに、太陽電池モジュール1に太陽光を遮光するカバーを被せる工程を含むため、カバーにより太陽電池モジュール1の出力端子に電圧が現れなくなるので、作業者が不用意に出力端子に触れて感電するのを防止することができる。
なお、本発明において、作業用補助台12は係合部16が枠体8の側面7cに係合するため、載置部15は1つの太陽電池モジュール1の両側の枠体8のみに対向し載置される形状としてもよい。また多数の太陽電池モジュール1が行方向Rに並置されている場合、作業用補助台12の係合部16は隙間3に挿入するが、載置部15は1つの太陽電池モジュール1の両側に隣接する2つの太陽電池モジュール1の、隣接する各枠体8のみに対向し載置される形状にしてもよい。
作業用補助台12は木製に限らず、プラスチックのほか、アルミニウムを含む軽量合金などの金属を用いることができる。プラスチックや金属の場合は天面部13、側部14、載置部15および係合部16の全体または一部を一体に形成してもよい。また作業用補助台12は持ち運び容易のために軽量であることが好ましい。
作業用補助台12の天面部13は、線状部材がメッシュ状に配置された平面部材で形成されてもよい。これにより、作業用補助台12を軽量にでき、枠体8への荷重を軽減できるとともに作業用補助台12の運搬を容易にできる。
側部14は板状に限らず、複数本の柱状体により形成し、その下端の載置部15に係合部16を設けたり、あるいは下端に横板状または横棒状の載置部15を連結し、載置部15に係合部16を設けてもよい。
把持部17は長孔に限らない。また把持部17はなくても、作業用補助台12の天面部13の下面を持つことが可能である。
載置部15は枠体8に対する滑り止めを設けてもよい。これにより、太陽電池モジュール1が傾斜していても載置部15が枠体8上を滑りにくくなり、作業の安全性が高まる。
係合部16は固定具4に係止されたが、載置部15が固定具4に係止する形状になってもよい。係合部16は載置部15に沿った長板であったが、1ないし数枚の短板でもよい。
枠体8は、モジュール本体2の全周辺に設けられる場合に限らず、対向する少なくとも2辺に設けられていればよい。
固定具4は押さえ部9で枠体8を押さえることなく、枠体8の下部を架台5に固定するなど枠体8を架台5に固定する具であればよい。また係合部16は必要に応じて固定具4に係止する形状にしてもよい。
足場用板20は作業用補助台12の天面部13に対して前後左右に移動しない手段として、桟材26、27を用いたが、他の手段でもよい。
なお、本発明は上記した実施の形態やその他の構成に限定されるものではなく、他に種々の変形例が考えられる。
1 太陽電池モジュール
2 モジュール本体
3 隙間
4 固定具
5 架台
5a 横桟
7a 上面
7b 下面
7c 側面
8 枠体
9 押さえ部
11 連結部
12 作業用補助台
13 天面部
14 側部
14a 内側板
14b 外側板
15 載置部
16 係合部
17 把持部
18 基礎
19 桟材
20 足場用板
21 スペーサ
22 スペーサ
23 横桟
24 作業者
25 板面部
26 桟材
27 桟材
28 貫通孔
29 ナット
30 貫通孔

Claims (12)

  1. モジュール本体および前記モジュール本体の対向する少なくとも2辺に配置された枠体を備える太陽電池モジュールに対する作業に使用される作業用補助台であって、
    前記太陽電池モジュールに対向して配置され作業者が乗れる天面部と、
    前記天面部の両側で前記天面部から垂下した側部と、
    前記側部の下端に配置され前記枠体に載置される載置部と、
    前記側部の下端に配置され前記枠体の側面に係合する係合部とを備えたこと、
    を特徴とする作業用補助台。
  2. 請求項1に記載の作業用補助台であって、
    前記太陽電池モジュールは、
    少なくとも行方向に複数並置されてあり、かつ、互いに隣接する2つの前記太陽電池モジュールのそれぞれに、互いに隣接する2つの前記枠体を有しており、
    前記載置部は、互いに隣接する前記2つの枠体のいずれか片方または両方に対向する形状とされ、
    前記係合部は、前記2つの枠体で形成される隙間に挿入される形状とされていること、
    を特徴とする作業用補助台。
  3. 請求項1または請求項2に記載の作業用補助台であって、
    前記載置部は、前記枠体の長手方向に沿わせて形成されていること
    を特徴とする作業用補助台。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記太陽電池モジュールが前記枠体の長手方向に傾斜姿勢であるとき、
    前記載置部は、前記枠体に載置された状態で前記天面部が水平となるように傾斜していること
    を特徴とする作業用補助台。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記側部は把持部を有すること
    を特徴とする作業用補助台。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記天面部は、線状部材がメッシュ状に配置された平面部材で形成されていること
    を特徴とする作業用補助台。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記側部のそれぞれは、相対向する内側板および外側板により形成され、
    前記係合部は前記内側板および外側板の間に挟持されていること
    を特徴とする作業用補助台。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記太陽電池モジュールが前記枠体を介して固定具により固定されており、
    前記載置部または前記係合部は前記固定具に係止される形状であること
    を特徴とする作業用補助台。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の作業用補助台であって、
    前記載置部は前記枠体に対する滑り止めを備えること
    を特徴とする作業用補助台。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の作業用補助台を、太陽電池モジュールに設置する設置方法であって、
    前記係合部を前記枠体の側面に係合させて前記載置部を前記枠体に載置する載置工程を含むこと
    を特徴とする作業用補助台の設置方法。
  11. 請求項10に記載の作業用補助台の設置方法であって、
    前記載置工程は、前記太陽電池モジュールが少なくとも行方向に複数並置されている場合に、1つおきの太陽電池モジュールのそれぞれに前記作業用補助台を設置するものであり、前記載置工程の後、隣り合う前記作業用補助台間に足場用板を架渡す工程を含むこと
    を特徴とする作業用補助台の設置方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載の作業用補助台の設置方法であって、
    太陽電池モジュールに太陽光を遮光するカバーを被せる工程を含むこと
    を特徴とする作業用補助台の設置方法。
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JP2015203232A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 積水化学工業株式会社 屋根用足場及びその設置構造
JP2016084637A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 積水化学工業株式会社 屋根用足場及びその設置構造
CN108999351A (zh) * 2018-09-30 2018-12-14 九州能源有限公司 一种用于彩钢瓦屋面光伏系统的运维踏板组件
CN108999351B (zh) * 2018-09-30 2024-07-02 九州能源有限公司 一种用于彩钢瓦屋面光伏系统的运维踏板组件

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