JP2014000060A - 鳥類飛来忌避装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】銅や銅系合金に発生する緑青の性質を取り入れた、今までにない新しい手段によって鳥を忌避する装置を提供する。
【解決手段】鳥類飛来忌避装置において、銅または銅系合金を成型して、所定長さの板状で、その断面形状がアーチ型の本体を構成し、その本体の長手方向の両側に鍔部を水平に延設して、この鍔部に所定間隔をおいて取り付け孔を設けてなり、その表面に緑青を定着するという手段を採用した。そして、上記本体のアーチ型が、ほぼ半円状であるという手段、アーチ型が、その横幅に対して高さを相対的に低くした扁平状であるという手段、アーチ型が、頂点近くが半円状で、その両側が延長した接線となる直線状であるという手段のいずれかを採用した。また、上記本体の形状を、アーチ型に代え、上縁を稜線としてこれを挟む長さの異なる斜面からなる形状とするという手段を採用した。
【選択図】図1

Description

この発明は、住宅、駅、工場や田畑などに鳩やカラスなどの鳥類が飛来、接近することを回避して、これら鳥類による営巣、糞便等の落下、食害、鳴き声などの各種の被害を防止するための鳥類飛来忌避装置に関するもので、特に銅や青銅などの銅系合金の表面に発生する緑青が有する作用効果を応用した忌避装置に関するものである。
近年、住宅、駅、工場等における鳥類の営巣や糞便の害が問題となっている。鳥の糞便は屋根やベランダを汚損するほか、各種の病原菌を媒介したり、乾燥した糞便の微粉末が飛散して呼吸器疾患の要因ともなっている。また、鳥類による作物の食害なども被害が大きい。そのため、鳥類の接近を回避し、種々の害を防止するため、各種の鳥類飛来忌避装置が提案されている。
このような鳥類を忌避するための装置としては、ネットを張るなどの物理的な方法の他、鳥が嫌う音や爆音によって鳥の聴覚を刺激するもの、反射光や造形物で鳥の視覚を刺激するもの、磁石や電磁波などにより鳥の体内の生物磁石を狂わせるものなど、多種多様のものが存在する。
その中で、ある研究者の発見に基づき、例えば、特許文献1(特開2004−218085号公報)にみられるように、ヒ素を含む銅合金によって鳥を忌避する方法が創案されている。これは、公園などに設置された銅像のうち、一部の銅像に鳩やカラスが近寄らず、糞などに汚されていないことに着目して行われた研究によるもので、通常の銅像には2〜3%程度のヒ素を含むのに対し、その銅像には10%ものヒ素が含まれることから、鳥がヒ素を嫌うのではないかという推論に基づいたものである。
そして、特許文献2(特開2006−204147号公報)に開示されているように、このヒ素合金化合物を利用し、建物などの構造物を構成する構造材を固定するボルト・ナットのボルトに螺合可能な金物も提案されている。
しかしながら、この忌避の現象は推論、経験に基づくものであって、その効果について十分な科学的根拠が説明されているわけではない。また、ヒ素を含む銅合金を、例えば人が触れるベランダなどに設置することは、ヒ素の有毒性を考えると好ましいものではなく、直ちに、ヒ素を含有した銅合金を忌避装置として採用することは困難である。
一方で、銅や、銅と錫の合金である青銅(ブロンズ)などの銅系合金においては、その表面が酸化されることによって緑青が生成されることが知られている。緑青は湿った条件下で酸素、二酸化炭素及び水分が銅と反応することにより生成する結晶性の錆であるが、この緑青に毒性がないことは旧厚生省の試験で明らかであり、むしろ現時点では栄養機能食品として認知され、人に必須の元素であることが認められているので安全性に問題はない。そして、この緑青は、銅系合金の着色に使用され、また、銅板の表面に被膜を作り内部の腐食を防いだり、抗菌作用があることも知られている。本発明では、緑青のかかる性質について着目し、発明を構成するものである。
特開2004−218085号公報 特開2006−204147号公報
上述した従来の各種の鳥を忌避するための装置のうち、鳥の聴覚を刺激するもの、及び、鳥の視覚を刺激するものについては、反復継続してその刺激を与えると、鳥の学習効果により刺激に慣れてしまい、永続的な忌避効果を必ずしも得ることができないという課題が指摘されている。また、電磁波等によるものについても、人間に対する影響や、電波障害などが懸念されている。さらに、上述したように、ヒ素を含む銅合金を使用することは、安全性の観点から、好ましくない。
そこで、本発明では、これら従来のように、鳥の聴覚や視覚を刺激したりする手段や、ネットなどの物理的手段によって鳥を忌避する手段に代えて、銅や銅系合金に発生する緑青の性質を取り入れた、今までにない新しい手段によって鳥を忌避する装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、鳥類飛来忌避装置において、銅または銅系合金を成型して、所定長さの板状で、その断面形状がアーチ型の本体を構成し、その本体の長手方向の両側に鍔部を水平に延設して、この鍔部に所定間隔をおいて取り付け孔を設けてなり、その表面に緑青を定着するという手段を採用した。
上記構成の鳥類飛来忌避装置は、その素材である銅または銅系合金が、鳥が忌避する銅イオンを発生し、さらに、表面に定着した緑青が臭気を発生して、鳥が近づかないようにする作用を奏するものである。
そして、上記本体のアーチ型が、ほぼ半円状であるという手段、アーチ型が、その横幅に対して高さを相対的に低くした扁平状であるという手段、アーチ型が、頂点近くが半円状で、その両側が延長した接線となる直線状であるという手段のいずれかを採用した。
また、上記本体の形状を、アーチ型に代え、上縁を稜線としてこれを挟む長さの異なる斜面からなる形状とするという手段を採用した。
このように、本体の断面形状をアーチ型、または、上縁を稜線としてこれを挟む長さの異なる斜面からなる形状にすることにより、鳥の足掛かりをなくし、鳥が留まり難くなるものである。
上記構成の鳥類飛来忌避装置によれば、素材として銅または銅系合金が有する抗菌作用に由来する銅イオンによって、鳥を忌避する。また、表面に定着した緑青によっても、鳥を忌避することができる。さらに、アーチ型等の形状を採用することで、鳥が留まり難いという効果があり、これらの相乗作用によって、鳥の飛来を確実に忌避することができるものである。なお、かかる形状をベランダの手すりなどに採用しても、設けていないときと同様に、布団等を干すことが可能であり、日常生活に影響を与えることはない。
また、表面に定着した緑青は、鉄錆と異なり、表面に被膜を作り内部の腐食を防ぐ効果を有しているため、本忌避装置は耐久性に優れ、半永久的に使用できるものである。
本発明に係る鳥類飛来忌避装置の実施形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は斜視図である。 本発明の他の実施形態を示すものである。 本発明のさらに他の実施形態を示すものである。
以下、本発明に係る鳥類飛来忌避装置の好ましい実施形態を添付した図面に従って説明する。図1に示す忌避装置において、1は、所定長さの板状で、その断面形状が上方に凸のほぼ半円形をしたアーチ型の本体、2、2は、その長手方向の両側に水平に延設した鍔部である。この鍔部2には所定間隔をおいて、取り付け孔2a・・・を設けている。大きさとしては、横幅が80mm、高さが18mm、長さが1000mm程度とする。そして、前記取り付け孔2aを利用して、建造物の屋根の尾根や梁、パラペット、ベランダの手すりなど、鳥が飛来しそうなところに適宜取り付ける。
また、上記形状の鳥類飛来忌避装置は、銅または銅と所定の金属からなる銅系合金を主材として鋳造成型したものであり、その表面には、全面に緑青を定着させている。なお、ここで緑青を定着させるとは、表面に錆として緑青を発生させること、及び、別途緑青を人工的に塗布することの両方を含む概念である。また、銅系合金としては、銅と錫の合金である青銅(ブロンズ)、銅と亜鉛の合金である黄銅、銅とニッケルの合金である白銅などがある。これらは、その添加物によって色や硬さなどの性質が異なるものであり、適宜選択できる。
かかる構成の本発明の鳥類飛来忌避装置は、銅または銅系合金を主材とし、その表面に緑青を定着させることにより、鳥類に対する忌避効果を生じさせたものである。即ち、従来から銅像やブロンズ像などには鳩やカラスが飛来しないことが経験的に知られている。また、銅葺きの屋根にも鳩やカラスは寄りつかない。つまり、鳩やカラス等が、銅または銅系合金を生理的に嫌う性質を有していると推察されるのである。
この現象の学術的な根拠は必ずしも明白ではないが、銅の有する抗菌作用、即ち、水などに溶け出したごくわずかな量の銅イオンが細菌類の働きを抑える効果に由来するものと考えることができる。なお、銅の抗菌作用自体は、既に科学的に立証されているものであり、細菌類の他、なめくじ、昆虫等に対しても効果があることが知られている。
また、銅系合金の表面に定着する緑青は、湿った条件下で酸素、二酸化炭素及び水分が銅と反応することにより生成する結晶性の錆であるが、微妙な臭いがある。これは緑青に含まれる固有のバクテリアが臭気を伴う化学物質を放出しているからであり、その人間が感じないレベルの独特の臭気を鳥が敏感に感知し、これを忌避するとも考えられている。
なお、緑青は、鉄錆と異なり表面に被膜を作り内部の腐食を防ぐ効果を有している。そのため、本忌避装置は耐久性に優れ、半永久的に使用できるものである。
さらに、本発明の鳥類飛来忌避装置は、その形状自体にも特徴を有する。即ち、その断面形状をアーチ型とすることによって、鳥の足爪の掛かり所をなくし、滑りやすい形状を採用している。これにより、屋根の尾根やベランダの手摺りなどに設置しておくと、鳥が飛来しても安定して留まることができず、結果的に寄りつかなくなるのである。但し、かかる形状をベランダの手すりなどに採用しても、設けていないときと同様に、布団等を干すことが可能であり、日常生活に影響を与えることはない。
従って、主材としての銅が発生する銅イオンの作用、及び、表面に定着する緑青の作用に加え、その形状による相乗効果によって、鳥の飛来を忌避することが可能となるものである。
次に、図2、図3は、上記と同様に銅または銅系合金を主材とした鳥類飛来忌避装置の他の実施形態を示すもので、その断面形状を変更した点に特徴がある。即ち、図2(A)、(B)は、基本的に前記実施形態と同じアーチ型であるが、その曲率を大きく変更したものである。(A)では、アーチ部分を、横幅80mmに対して、高さを12mm程度にしている。このような高さを相対的に低くした扁平で緩やかなアーチ型であっても、鳥にとっては留まりにくい形状である。また、(B)は、アーチ部分をより高く、鋭角的にしたものである。即ち頂点部分は半円状であるが、両側は、その延長した接線となるように直線状を呈している。このアーチ部分は、横幅70mmに対して、高さを25mm程度にしている。この形状も、鳥にとっては留まりにくい形状である。なお、長さが1000mm程度であり、長手方向の両側に鍔部を設けることは前記実施形態と同様である。
図2(C)は、アーチ型に代え、上縁を稜線としてこれを挟む長さの異なる斜面からなる形状を採用したものである。そして、一方の辺縁には長手方向に鍔部を設ける。このように上方に鋭角的な稜線を有する2つの斜面で構成したものも、鳥が留まるのが困難な形状である。
そして、これらの形状の忌避装置においても、表面に緑青を定着させておくことは前記実施形態と同様であり、相乗的な鳥の忌避効果が期待できるものとなっている。
図3は、さらに他の実施形態を示すもので、長方形の平板の一辺の一部を180度折り返したものである。大きさとしては、長さ300mm、幅200mm程度である。この形状の忌避装置は、例えばパラペットやベランダなどにワイヤーを敷設しておき、これに前記折り返し部分を引っ掛けてボルト・ナットで係着させて使用する。即ち、通常はワイヤーに引っ掛けて垂下した状態にしておき、使用時には、引っ掛け部分を中心に折り返して持ち上げ、パラペットやベランダの手すりなどに水平状態または少し傾くように設置する。表面に緑青を定着させておくことは前記実施形態と同様である。これにより、比較的広い平板上では引っ掛かりがなく滑るので、鳥が留まることが困難であると共に、前記緑青との相乗的な鳥の忌避効果が期待できるものである。
1 忌避装置の本体
2 鍔部
2a 取り付け孔

Claims (5)

  1. 銅または銅系合金を成型して、所定長さの板状で、その断面形状がアーチ型の本体を構成し、その本体の長手方向の両側に鍔部を水平に延設して、この鍔部に所定間隔をおいて取り付け孔を設けてなり、その表面に緑青を定着したことを特徴とした鳥類飛来忌避装置。
  2. 上記本体のアーチ型が、ほぼ半円状である請求項1記載の鳥類飛来忌避装置。
  3. 上記本体のアーチ型が、その横幅に対して高さを相対的に低くした扁平状である請求項1記載の鳥類飛来忌避装置。
  4. 上記本体のアーチ型が、頂点近くが半円状で、その両側が延長した接線となる直線状である請求項1記載の鳥類飛来忌避装置。
  5. 上記本体のアーチ型に代え、上縁を稜線としてこれを挟む長さの異なる斜面からなる形状とした請求項1記載の鳥類飛来忌避装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2517519A (en) * 2013-08-24 2015-02-25 David Cardwell No nest a fixable device to deter seagulls and large birds from nesting on chimney pots
CN105794766A (zh) * 2014-12-30 2016-07-27 武陟县电业总公司 专用防鸟挡板及其安装制作方法

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