JP2014000040A - 苗育成カバー - Google Patents

Abstract

【課題】 農作物の苗を外敵から守り、苗を大きく生育促進する苗育成カバーを提供する。
【解決手段】 本発明は、地面に苗を植えると同時に透明性の円筒状胴体カバー１を埋め込み、前記円筒状胴体カバー１の上部にトップカバー２を挿入し苗育成カバーを形成する。苗を苗育成カバーで囲い込むことで外敵の侵入防止となる。また苗育成カバーで保温状態を保てられ、トップカバーの散水穴が日中の日差しによって高温になるのを防ぎ、苗の生育が促進される。苗の生育過程でトップカバー２を取り外すことで大きく生育させることができる。円筒状胴体カバー１は、収穫まで埋め込ん状態にしていれば外敵による被害がなく、大きく生育して開花、収穫の楽しみが得られる。
【選択図】図１

Description

本発明は、農産物等の苗を害虫を代表とする外敵から守こと、育成することを目的とする苗育成カバーに関するものである。

従来より、農作物の苗を害虫を代表とする外敵から守り、育成するために地面に埋めた苗に苗帽子（特許文献１）等を被せていた。

特開２００６−２９６３６６号公報

従来、苗の外敵対策に苗帽子を使用していた。苗帽子の飛散防止方法は、鍔に串等を打ち込み固定していた。また、苗が大きく生育すると苗帽子、串を取り外す必要があった。地面に串を打ち込む作業と串を抜き取る作業は、大きな力仕事で身体に重い疲労感が残り、疲れやすくなる。

本発明は、このような状況を改善したもので、苗を植えると同時に地面に埋め込むようにした胴体カバーと苗の生育に合わせて取り外せるトップカバーで構成した苗育成カバーを提供することを目的とするものである。

本発明は、上記課題を解決する胴体カバー、トップカバーを単体で使用、および組み合せて使用することを特徴とした苗育成カバーを提供することを目的としている。

苗を外敵から守るために、円筒状で滑りやすい構造、胴体上部に向かってテ―パ状に拡開する構造、胴体上部の端部を鍔状に曲げ下ろす構造等から選択した胴体カバーと、苗の育成に必要な水分を補給する散水穴を数か所設けたトップカバーで構築したもの。

本発明の苗育成カバーは、大きな労力なく地面に埋め込むことができ、作業性のよい苗育成カバーを提供できる。

苗の育成に必要な保温効果と水分補給をできる苗育成カバーを提供できる。

苗育成カバーに使用する円筒状胴体カバー、およびトップカバーの斜視図である。 苗育成カバーに使用するテーパ状胴体カバー、および鍔付きテーパ状胴体カバーの斜視図である。

以下、本発明の実施形態を図１〜図２に基づいて説明する。

図１において、１は円筒状胴体カバーである。２はトップカバーである。図２において、３はテーパ状胴体カバーである。４は鍔付きテーパ状胴体カバーである。

上述の胴体カバー１、３，４とトップカバー２は、耐熱性、強度に優れ、リサイクル可能であるポリエステル系プラスチックを成型加工したものである。

胴体カバー１、３，４のいずれかを選択して胴体カバー上部にトップカバー２を挿入することで苗育成カバーを構築できる。

胴体カバー１、３，４の下部を特別な道具が必要なく楽に地面に埋め込むことにより外敵の侵入を防止する効果が得られる。トップカバー２を被せることで苗育成カバー内の保温と上部の散水穴が日中の日差しによって高温になるのを防止する効果で苗の育成が促進される。胴体カバー単体で外敵防止、苗を育成することも可能である。

１． 円筒状胴体カバー
２． トップカバー
３． テ―パ状胴体カバー
４． 鍔付きテ―パ状胴体カバー

Claims (5)

1. 透明性を有する胴体カバー,透明性を有するトップカバーを単体で使用、および組み合せて使用することを特徴とした苗育成カバー。
2. 農作物の苗を外敵から守るため、円筒状で囲い込み外周表面が滑りやすい構造の胴体カバーを有する請求項１記載の苗育成カバー。
3. 外敵が、外周から這いあがり侵入することを防止するため、胴体上端部に向かってテ―パ状に拡開する構造の胴体カバーを有する請求項１記載の苗育成カバー。
4. 外敵が、外周から這いあがり侵入することを防止するため、胴体上部の端部を鍔状に曲げ下ろす構造の胴体カバーを有する請求項１記載の苗育成カバー。
5. 苗の育成に必要な水分を補給する散水穴を数か所設けたトップカバーを有する請求項１記載の苗育成カバー。