JP2013545773A - 農業活性成分のための付着エンハンサーとしての疎水性修飾された多糖エーテル - Google Patents

農業活性成分のための付着エンハンサーとしての疎水性修飾された多糖エーテル Download PDF

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Abstract

疎水基が長鎖C10〜C18アルキルまたはアルケニル基を含み、低級アルキル基が1〜4個の炭素原子を有し、ヒドロキシアルキル基がヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテル、ならびに1つまたは複数の農業活性成分を含む組成物が提供される。本発明の組成物と植物を接触させるステップを含む、植物を処理するための方法も提供される。

Description

本発明は、水溶液中の農業活性成分のための付着エンハンサーとしてのある種の水溶性の疎水性修飾された直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテル誘導体の使用に関する。本発明はさらに、前記セルロースエーテル誘導体および少なくとも1つの農業活性成分を含む組成物、植物の処理のための前記組成物の使用、および本発明の組成物と植物を接触させることによる植物を処理するための方法に関する。
殺有害生物剤および植物成長調節剤などの農業活性成分は、従来、噴霧によって散布される。しかし、大部分が水からなる農業用化学物質噴霧液滴が、ろう様の植物の葉の表面上に付着するのに問題がある。このための1つのもっともらしい理由は、噴霧時の微粒化によって液滴に与えられた運動エネルギーが、葉の表面との衝突に際して、表面エネルギーに変換されることである。液滴は、表面上に広がるが、この大きい表面張力は好ましくなく、これは液滴が引き戻されることを意味する。この引き戻しは、非常に強力であるから、液滴の一部または液滴全部さえもが、葉の表面から脱離する。文献によれば、葉上に噴霧された溶液の90%もが、この現象によって失われる可能性がある。この問題を解決する2つの既知の方法、すなわち、表面に急速に行き渡り表面張力を低下させることができる界面活性剤を添加することによる、または液滴の凝集を調節するポリマーを添加することによる方法がある。しかし、界面活性剤の使用によって別の問題が起こる、すなわち漂流飛散の問題である。(1つまたは複数の)農業成分が植物に到達しないので、引き戻しに関する問題および漂流飛散に関する問題の両方とも、生物有効性を低下させる。ポリマーを使用することによって、漂流飛散に関する問題は回避できる。様々な目的のための殺有害生物組成物中のポリマーに関するいくつかの様々な発表がある。
WO98/56825は、いくつかの様々な産業における、沈降防止、会合性増粘において、ならびに泡、エマルジョン、および懸濁液の安定化において、例えば、殺有害生物剤を含む持効性適用において使用される、疎水性修飾された陰イオン性セルロースエーテルに関する。
US6,534,563B1は、水性植物保護製剤中に含まれる跳ね返り防止剤として、特定の伸張粘度およびフロー粘度(flow viscosity)を有する化合物の使用に関する。使用される化合物は、セルロースおよびそのカルボキシアルキル化またはヒドロキシアルキル化誘導体などのポリサッカライド誘導体(アルキル部分が1〜4個の炭素原子を含有する)を含む、5×105から5×106g/molの範囲の分子量を有する水溶性または水分散性の界面活性剤ポリマーから選択される。
WO92/09197は、疎水性修飾された非イオン性セルロースエーテルを含む、その全てが少なくとも7,000ダルトンの分子量を有するポリマーの群から選択されるポリマー安定剤を含む除草剤調製物に関する。
しかし、当技術分野において、農業活性成分を含み改善された付着特性を有する組成物の必要性が依然としてある。
本発明の1つの目的は、農業活性成分、一般的に、殺有害生物剤および/または植物成長調節剤のための付着エンハンサーとしての代替のポリマーを提供することである。
本発明の別の目的は、ポリマーおよび1つまたは複数の農業活性成分を含む組成物、好ましくは水性組成物を提供することである。
本発明者らは、多糖エーテルを疎水性修飾する疎水基が、好ましくはMS疎水性物質0.001〜0.02を有する、長鎖C10〜C18、好ましくはC12〜C16、最も好ましくはC12〜C14アルキルまたはアルケニル基を含み;低級アルキル基が、1〜4個の炭素原子、好ましくは1〜2個の炭素原子を有し、前記基が、好ましくはDSアルキル0.1〜2.5、より好ましくは0.2〜2.0、最も好ましくは0.3〜1.5を有し;ヒドロキシアルキル基が、好ましくはMSヒト゛ロキシアルキル0.2〜4.0を有するヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテルが、農業活性成分のための付着エンハンサーとして優れた特性を示すことを驚いたことに今や見出した。
上に述べた通り、多糖エーテルを疎水性修飾する疎水基が、好ましくはMS疎水性物質0.001〜0.02を有する、長鎖C10〜C18、好ましくはC12〜C16、最も好ましくはC12〜C14アルキルまたはアルケニル基を含み;低級アルキル基が、1〜4個の炭素原子、好ましくは1〜2個の炭素原子を有し、前記基が、好ましくはDSアルキル0.1〜2.5、より好ましくは0.2〜2.0、最も好ましくは0.3〜1.5を有し;ヒドロキシアルキル基が、好ましくはMSヒト゛ロキシアルキル0.2〜4.0を有するヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾されたアルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテルは、農業活性成分のための付着エンハンサーとして優れた特性を示す。
用語DSアルキル、MS疎水性物質、およびMSヒト゛ロキシアルキルは、それらの通常のコノテーションで使用され、無水グルコース単位あたりの様々な置換基の平均数を全体的に説明する。DS(置換度)は、反応させた無水グルコース単位上のヒドロキシルの位置の平均数であり、定義によって、0から最大3の間で変動することができる。MS(モル置換)は、無水グルコース単位の1モルあたり存在する試薬のモル数として定義される。この数は、定義によって、3を超えることができる。例えば、いったん、無水グルコース単位のヒドロキシル基が、1個の試薬分子、例えば酸化アルキレン分子と反応すると、新しく形成されたヒドロキシル基は、追加の酸化アルキレン分子とさらに反応することができる。次に、この過程を数回繰り返して、ポリオキシアルキレン鎖を形成することができる。
ヒドロキシアルキルおよびアルキル基の置換度、MSヒト゛ロキシアルキルおよびDSアルキルは、Stead, J.B.およびHindley, H.、(1969年)「A modified method for the analysis oxyethylene/oxypropylene copolymers by chemical fission and gas chromatography」Journal of Chromatography、42巻、470〜475ページにおいて述べられている手順に従って、氷酢酸中のHBrでのセルロースエーテルの分解後、ガスクロマトグラフィーにより決定できる。
より詳細には、上の定義によって理解される通り、直鎖状多糖エーテルは、無水グルコース単位上にエーテル置換基として上述の基を含有する。低級アルキル置換基は、メチル、エチル、プロピルもしくはブチル、またはそれらの組合せである。DSアルキルは、1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基のことであり、これらのアルキル基の疎水性に適合し、これは、DSが通常、メチルおよびエチルについてよりも、より疎水性の基であるプロピルおよびブチルについてのほうが低いことを意味する。DSメチルは、適切には0.3〜2.5、好ましくは0.5〜2.0、最も好ましくは0.7〜1.9である。DSエチルは、適切には0.1〜1.5、好ましくは0.3〜1.2、最も好ましくは0.5〜1.0である。
ヒドロキシアルキル置換基は、ヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルであり、場合によって直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテルはさらに、より少量のヒドロキシブチル置換基を含有してよい。置換基および置換度は、本発明の会合性直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテルが、水溶性になる様に選択される。
本明細書において、25℃で撹拌しながら水1リットルあたり生成物1g(0.1重量%)を添加した後、NaOHまたはHClを必要に応じて使用してpHを6〜7の値へ調整し、前記温度で16時間さらに撹拌した後、添加される生成物の少なくとも20、好ましくは少なくとも40、より好ましくは少なくとも60、さらにより好ましくは少なくとも80、最も好ましくは少なくとも90重量%が水中で溶解する場合、生成物は水溶性であると定義される。本発明の直鎖状多糖エーテルのMSヒト゛ロキシアルキルは、広い境界内で変動してよいが、通常0.2〜4.0、適切には1.0〜3.0、好ましくは1.5〜2.8の範囲内にある。MSヒト゛ロキシエチルも通常この一般的な範囲内にある。MSヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ルは、通常0.1〜2.0、適切には0.2〜1.7、好ましくは0.3〜1.5の範囲内にある。ヒドロキシブチル基が存在する場合、MSヒト゛ロキシフ゛チルは、通常<0.5である。
適切には、より長い疎水基は、好ましくはエトキシ化されたC10〜C18、好ましくはC12〜C16、最も好ましくはC12〜C14アルコールのグリシジルエーテルもしくはクロログリセリルエーテル;C10〜C18、好ましくはC12〜C16、最も好ましくはC12〜C14ハロゲン化アルキル;または、C12〜C20、好ましくはC14〜C18、最も好ましくはC14〜C16α−オレフィンエポキシドから得られる。生成物は、典型的には、MS疎水性物質0.001以上、好ましくは0.003以上、最も好ましくは0.005以上有する。MS疎水性物質は、好ましくは0.020以下、より好ましくは0.015以下、最も好ましくは0.010以下である。
本発明の直鎖状多糖エーテル、特にセルロースエーテルは、(例えば、「Cellulose ethers」、T.G. MajewiczおよびT.J. Podlas、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第5巻、445〜466ページ、オンライン投稿日:12月4日、2000年に記載されている)既知の方法ステップを使用することによって調製されてよい。例えば、アルカリセルロースおよび適切な反応物を、得られた中間体セルロースエーテルが水溶性である様な量で、低級アルキル基およびヒドロキシアルキル基を導入するために、アルカリ触媒の存在下で反応させることができる。次に、式
または式
(式中、R1は、10〜18、好ましくは12〜16、最も好ましくは12〜14個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルケニル基であり、zは、0〜10、好ましくは1〜5の間の数である)
を有するこの中間体セルロースエーテル生成物および疎水性反応物;またはXがハロゲン化物原子である式R1X(III)を有する反応物を、高温においてアルカリ触媒の存在下で反応させて、本発明によるセルロースエーテルを形成する。
別の実施形態において、疎水性反応物は、式
(式中、R1は、10〜18、好ましくは12〜16、最も好ましくは12〜14個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基である)
を有する。
疎水性試薬(I)および(II)が、最も好ましい。
方法の様々なステップの順序は、重要でなく、任意の順序であり得る。例えば、疎水性修飾のために使用される試薬を、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基(このアルキル基は一般的にDSアルキル0.1〜2.5を有する)を含む中間体ヒドロキシエチルセルロースエーテルに添加してよい。中間体セルロースエーテルは、酸化エチレン、場合によって酸化プロピレンおよび/または酸化ブチレンと一緒に、ならびに塩化メチル、エチル、プロピルまたはブチルなどのハロゲン化アルキルを、アルカリセルロースに添加することによって作られる。この経路に従う場合、出発物質として使用される中間体セルロースエーテルは、好ましくは、曇点100℃未満、最も好ましくは25℃〜85℃を有する。疎水性修飾のために使用される試薬、一般的に低級ハロゲン化アルキル、および酸化エチレンを、アルカリセルロースに添加し、続いて温度を段階的に上昇させる経路がより好ましい。上に記載の通り、例えば、セルロースエーテルを、式(I)のエポキシド、またはエピクロロヒドリン経路を介して脂肪族アルコールもしくはエトキシ化脂肪族アルコールから得られる式(II)のクロログリセリルエーテルと;式(III)の長鎖ハロゲン化アルキルから;または式(IV)のα−オレフィンエポキシドから反応させることによって、セルロースエーテルは疎水性修飾される。
本発明の疎水性修飾されたセルロース誘導体のための出発物質として使用されてよい、適切な水溶性非イオン性セルロース誘導体は、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、プロピルヒドロキシエチルセルロース、ブチルヒドロキシエチルセルロース、メチルエチルヒドロキシエチルセルロース、およびメチルヒドロキシエチルヒドロキシプロピルセルロースである。好ましいセルロースエーテルは、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルエチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、およびエチルヒドロキシエチルセルロースである。
長鎖アルキル化試薬の適切な例は、ドデカノール+2EO−グリシジルエーテル、テトラデカノール+4EO−グリシジルエーテル、臭化ドデシル、および臭化テトラデシルなどの10〜16個の炭素原子を有するアルキルもしくはアルケニル基を含有する、疎水性エポキシドまたはハロゲン化物である。疎水性アルキル化剤はまた、様々な鎖の長さを有する化合物の混合物であることができる。
本発明のセルロースエーテルは、構造式
[式中、Rセルは、無水グルコース単位(C6105)の残基であり、別々のR−基は、同一であってよくまたは異なってよく、それぞれのRは個別に、下に示される式(VI)の置換基を表し、nは、重合度(DP)を表し、一般的に、約500〜約10,000の値を有する整数である]
によって表されてよいポリマーである。
疎水性反応物(I)または(II)が、生成物の調製において使用された実施形態について、上の構造式(V)において、それぞれのRは個別に、一般式
(式中、pおよびqは独立して、2、3または4、好ましくは2であり、mは、0〜5の間の数であり、xは、0〜2の間の数であり、tは、0〜5の間の数であり、zは、0〜10の間の数であり、R1は、10〜18個の炭素原子、好ましくは12〜16個の炭素原子、最も好ましくは12〜14個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基であり、R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基または水素である)
の置換基によって表されてよい。しかし、全体としてセルロースエーテルは、pおよび/またはqが2または3であり、xが1〜2であり、mおよび/またはtが>0である置換基を常に含むべきである。
したがって、セルロースの1つの特定のヒドロキシル基は、試薬の1つまたはいくつかと反応してよい。例えば、ヒドロキシル基は、最初に、1つまたはいくつかの酸化エチレン分子と反応することができ、次に、式(I)の化合物とのさらなる反応、続いてC1〜C4ハロゲン化アルキルとの反応が存在し得る。別の可能性は、上に述べた反応物の1つのみ、またはそれらの2つの任意の組合せとの直接反応であり得る。C1〜C4ハロゲン化アルキルとの反応があった場合、その場合に反応するのに利用可能なヒドロキシル基がもはやないので、さらなる置換基は、その位置に付加できない。
上の式(V)に示されている通り、セルロースエーテルのそれぞれの無水グルコース単位は、置換されていてよい最大3つの位置を有し、置換基Rは、一般式(VI)によって表されてよい。同一のセルロース分子中のそれぞれの特定の無水グルコース単位のための置換基は、明らかに、互いに多少異なり、式(V)および(VI)は、それ自体で、ポリマーを十分に説明できない。DSアルキル、MS疎水性物質、およびMSヒト゛ロキシアルキルは、無水グルコース単位あたりの様々な置換基の平均数を全体的に説明するので、通常この目的のために使用される。
本発明の組成物は、少なくとも1つの農業活性成分、一般的に殺有害生物剤および/または植物成長調節剤を含む。農業活性成分は、一般的に有機の、より一般的に合成の化合物またはかかる化合物の混合物である。
本明細書中に使用されている通り、用語「殺有害生物剤」は、任意の有害生物を阻止、破壊、撃退または軽減する有機化合物のことである。本発明における使用が考えられる殺有害生物剤としては、殺菌剤、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤(miticide)、殺線虫剤、ダニ駆除剤(acaricide)、および殺軟体動物剤が挙げられる。
本明細書中に使用されている通り、用語「植物成長調節剤」は、有機化合物のことであり、これは、生理作用を通して、成長速度もしくは成熟速度を促進もしくは遅延させ、あるいは観賞用もしくは収穫用植物、またはそれらの産物の挙動を変化させる。本発明における使用が考えられる植物成長調節剤としては、アブシジン酸、オーキシン、サイトカイニン、およびジベレリンが挙げられる。
本発明における使用が考えられる好ましい殺有害生物剤としては、トリアゾール、ストロビルリン、アルキレンビス(ジチオカルバメート)化合物、ベンゾイミダゾール、フェノキシカルボン酸、安息香酸、スルホニル尿素、トリアジン、ピリジンカルボン酸、ネオニコチニド(neonicotinide)、アミジン、有機リン酸エステル、およびピレスロイド、ならびに前記酸化合物の塩およびエステルの類の殺有害生物剤および植物成長調節剤が挙げられる。
本発明における使用が考えられる殺菌剤の例としては、トリアゾール(例えば、テブコナゾール、テトラコナゾール、シプロコナゾール、エポキシコナゾール、ジフェンコナゾール(difenconazole)、プロピコナゾール、プロチオコナゾール)、ストロビルリン(例えば、トリフロキシストロビン、アゾキシストロビン、フルオキサストロビン、ピラクロストロビン)、アルキレンビス(ジチオカルバメート)化合物(例えば、マンコゼブ)、およびベンゾイミダゾール(例えば、カルベンダジム)の類の殺菌剤が挙げられる。
本発明における使用が考えられる除草剤の例としては、フェノキシカルボン酸(例えば、2,4−D酸、MCPA)、安息香酸(例えば、ジカンバ酸)、スルホニル尿素(例えば、メチルスルフロン−メチル、リムスルフロン)、トリアジン(例えば、アトラジンおよびシマジン)、トリアゾリノン(例えば、アミカルバゾン)、およびピリジンカルボン酸(例えば、トリクロピル)が挙げられる。
本発明における使用が考えられる殺虫剤の例としては、ネオニコチニド(例えば、チアメトキサム、クロチアニジン、チアクロプリド、ジノテフラン、アセタミプリド、ニテンピラム、イミダクロプリド)、アミジン(例えば、アミトラズ)、有機リン酸エステル(例えば、クロルピリホス)、およびピレスロイド(例えば、ペルメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン)が挙げられる。
上述の殺有害生物剤および植物成長調節剤のそれぞれの詳細な記載のために、ハンドブック、例えば「The e-Pesticide Manual v4.0」、BCPC Publications Ltd、Alton、Hampshire (ISBN 1 901396 42 8)を参照されたい。
疎水性修飾されたヒドロキシエチルアルキルセルロースエーテルおよび(1つまたは複数の)農業活性成分に加えて、本発明の組成物は、追加の構成成分を含有してよい。かかる追加の構成成分の非限定的例としては、例えば、油、共溶媒、および農業活性成分の生物有効性を上昇させるために従来から使用されている、界面活性剤などのその他のアジュバントが挙げられる。
本発明による組成物は、いわゆる「使用準備済み(ready-to-use)」組成物であってよく、この組成物において、多糖エーテルおよび農業活性成分は、それらの意図する最終使用濃度、すなわち、組成物が使用される濃度まで、水性媒体中に配合されている。
かかる使用準備済み組成物は、一般的に、少なくとも0.005、好ましくは少なくとも0.01、より好ましくは少なくとも0.02、さらにより好ましくは少なくとも0.03、最も好ましくは少なくとも0.04%(w/w)の本発明による多糖エーテル、および最大で0.5、好ましくは最大で0.4、より好ましくは最大で0.3、さらにより好ましくは最大で0.2、さらにより好ましくは最大で0.18、さらにより好ましくは最大で0.15、最も好ましくは最大で0.1%(w/w)の本発明による多糖エーテル;ならびに少なくとも0.005、好ましくは少なくとも0.01、より好ましくは少なくとも0.02、最も好ましくは少なくとも0.03%(w/w)の少なくとも1つの農業活性成分、および最大で2、好ましくは最大で1、より好ましくは最大で0.5、最も好ましくは最大で0.4%(w/w)の少なくとも1つの農業活性成分を含む。
本発明による組成物は、濃縮された組成物、「使用前」組成物であってよく、この組成物において、多糖エーテルおよび農業活性成分は、場合によって水と異なる溶媒中に、意図される最終使用より高い濃度で配合されている。かかる使用前組成物は、好ましくは、その最終使用の前に、水性媒体、一般的に水で希釈されるべきである。
多糖エーテルおよび農業活性成分はまた、別々にまたはキットとして一緒に販売される別々の物品として入手可能であってよく、これらを一緒に混合して本発明の水性最終使用製剤を形成することになる。
本発明はさらに、植物を本発明の組成物と接触させる、植物を処理するための方法を提供する。かかる方法を用いて植物と接触させる農業活性成分の所望の量は、農業活性成分の生物活性などのいくつかのパラメータに依るが、一般的に、農業活性成分がその所望の活性を発揮するのに十分な量に調整される。
本明細書中に使用されている通り、「植物」は、根、茎、葉、花および果実を含む植物の全ての部分を含む。
処理方法の一実施形態において、葉、花、果実および/または茎などの植物の任意の部分を、噴霧を用いて、本発明の製剤と接触させる。
さらなる態様において、本発明は、少なくとも1つの農業活性成分を含む水性組成物のための付着エンハンサーとして、本発明の組成物に関連して本明細書中に定義されている、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテルの使用に関する。
またさらなる態様において、本発明は、少なくとも1つの農業活性成分を含む水性組成物の植物上への付着を改善するための方法であって、改善が、組成物に、本発明の組成物に関連して本明細書中に定義されている、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテルを添加することを含む方法に関する。
実施例における情報を除いて、または別途指示がある場合、本明細書および特許請求の範囲において使用される、成分の量、反応条件等に言及する全ての数字または表現は、全ての場合において用語「約」によって修飾されていると理解されるべきである。さらに、数値の範囲が開示されている場合、それらは、提示された最小から最大の値の間のあらゆる値を含む連続的な範囲であることを意味する。Wt%および%w/wは、重量パーセントを意味する。
本発明は、ここに、以下の実施例に関連してさらに記載されるが、しかし、実施例は、その範囲を限定することを意図しない。別途述べられない限り、全ての部およびパーセンテージは、重量部および重量百分率のことである。示された全ての数字は、活性物質の量に関する。したがって、実施例において、化学物質10%w/wが明記されている場合、供給された生成物の使用される量は、生成物が希釈形態で供給される場合、増加することになる。
本発明は、以下の非限定的実施例によって、ここに例証される。
一般実験
表1において、調査されたポリマーについての構造データが、収集されている。
ポリマー試料のそれぞれの酸化エチレン(MSヒト゛ロキシエチル)、エチル(DSエチル)、カルボキシメチル(DSCM)、ブチルグリシジルエーテル(DSBGE)、および疎水性尾部(MS疎水性物質)の置換度は、グルコースの反復単位あたりの置換基の平均数として示される。「疎水性物質」欄中に示される略称は、非修飾の親EHEC(疎水性物質なし)、ノニルフェノール基(NP)およびC14基(C14)で修飾されたHM−EHEC、ならびにC14基(C14)で修飾されたカルボキシメチルセルロースのことである。疎水基の分子置換(MS)は、Landoll, L.M.、J Polym. Sci.、 Part A: Polymer Chem.、1982年、20巻、443〜455ページに記載されている方法によって決定された。
DP粘度は、溶液中の疎水性相互作用から独立しているので、疎水性修飾および非疎水性修飾の両方の様々なセルロースエーテルについてのDP(重合度)を比較するために使用できる(US6,362,238B2およびEP1694711B1を参照されたい)。DP粘度は、せん断応力0.5Paおよび温度20℃で、40mm、1°コーンおよびプレート測定システムを使用する、TA instruments AR−G2などの従来のレオメータを使用して測定できる。本明細書全体にわたって使用されるDP粘度は、20℃で、ジ(エチレングリコール)モノブチルエーテル20重量%および水80重量%からなる溶媒系中にポリマーを溶解させることによって決定される。次に、純水中で得られた粘度と比較して、ジ(エチレングリコール)モノブチルエーテル20重量%を含有する水溶液中で得られたより高い粘度を平衡させるために、得られた粘度を係数2.7で割る。
表2で示されている通り、下の実験中で付着エンハンサーとして評価された全ての生成物は、同じ程度の大きさ内のDP粘度を示し、したがって、匹敵する分子量を有する。Natrosol 330C Plusは、Aqualonから入手可能なヒドロキシエチルセルロースのセチルエーテル(HM−HEC)である。
付着エンハンサーとしてのポリマーの評価
上の表2に示されたポリマーを、以下の方法によって、付着エンハンサーとしてのそれらの性能について試験した。
シリンジを、平坦な表面の0.5m上に設置する。高さは、シリンジ中の位置エネルギーが表面での運動エネルギーに等しい(mgh=mv2/2)(式中、mは質量であり、vは速度であり、gは重力定数であり、hは高さである)という関係を通して液滴速度に対応する。空気抵抗がないと仮定して、v=(2gh)1/2は、高さ0.5mで速度3.1m/sを示す。液滴は、液滴100個の重さを計ること、および水の密度で寸法を計算することによって決定される平均直径2,800μmを有する。液滴が着地している平坦な表面を、疎水性の葉の表面を模倣するParafilm(Pechiney Plastic Packaging Company)の層で覆う。この表面の勾配は、変化してよい。勾配が急であればあるほど、液滴が表面に接着することがより難しくなる。勾配は、度で報告され、ここで0度は、水平な表面を意味し、90度は、垂直の表面を意味する。
液滴全部で5個を、5度ごとに表面と衝突させる;液滴の少なくとも3個が、即座に(すなわち、滑るまたは散乱することなく)接着する(付着する)場合、液体は、その角度で接着すると考えられる。液滴5個のうち3個が、表面に接着しなくなるまで、勾配を、5度ずつ上昇させる。
結果は、ポリマー濃度0.2%、0.1%、0.04%、および0.02%(w/w)についてそれぞれ表3〜6に提示される。表において、付着はDと表されており、流出はRと表されている。純水で(ポリマーが存在しない)、液滴5個のうち少なくとも3個が、角度15°で付着し、角度20°で流出する。
上の表3〜6において収集された実験結果から、非イオン性セルロースエーテルは、付着特性に関して、陰イオン性セルロースエーテルより良いことが明らかである。エチルおよびヒドロキシエチル置換基の両方を含有するセルロースエーテル誘導体(EHEC)が、ヒドロキシエチル置換基のみを含有するセルロースエーテル誘導体(HEC)より良い付着特性を有するとも結論付けられる。さらに、疎水性修飾されたEHECは、疎水基がアルキル基である場合、非疎水性修飾されたEHECより良い付着特性を有するが、疎水基がノニルフェノール基である場合、ほんのわずかにより良いと結論付けられる。
農業製剤の付着角度
HM(C14)−EHECを、濃度0.2%w/wまで脱イオン水中に懸濁し、その後、pH8を超えるまで、アンモニアを添加することによって増加させ、1時間、連続的に撹拌した。脱イオン水の別の試料を、農業活性成分で飽和させ、pHを7に調整し、さらなる農業活性成分を、飽和状態まで添加した。農業活性溶液を、固形物のために濾過し、溶液を、0.2%のHM(C14)−EHEC溶液と1:1の比で混合した。使用準備済み試料(0.1%w/wのHM(C14)−EHEC、有効成分の飽和レベル50%)を、上記の実施例1部分の記載に従って、付着角度について試験した。
結果を表7に載せる:
農業活性成分としてのメタコナゾールおよび2,4−D酸の両方について、本発明の組成物は、角度55℃で表面上に付着した。

Claims (19)

  1. 疎水基が長鎖C10〜C18アルキルまたはアルケニル基を含み、低級アルキル基が1〜4個の炭素原子を有し、ヒドロキシアルキル基がヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテル、
    および1つまたは複数の農業活性成分
    を含む組成物。
  2. 前記農業活性成分が、殺有害生物剤および植物成長調節剤からなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 殺菌剤、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、ダニ駆除剤、および殺軟体動物剤からなる群から選択される少なくとも1つの殺有害生物剤を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  4. トリアゾール、ストロビルリン、ベンゾイミダゾール、フェノキシカルボン酸、安息香酸、スルホニル尿素、ピリジンカルボン酸、ネオニコチニド、アミジン、およびピレスロイド、ならびに前記酸化合物の塩およびエステルからなる群から選択される少なくとも1つの殺有害生物剤を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  5. アブシジン酸、オーキシン、サイトカイニン、およびジベレリンからなる群から選択される少なくとも1つの植物成長調節剤を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 直鎖状多糖エーテルが、MS疎水性物質0.001〜0.02を有するセルロースエーテルである、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記疎水基が、長鎖C12〜C14アルキルまたはアルケニル基を含む、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 直鎖状多糖エーテルが、低級アルキル基についてDSアルキル0.1〜2.5を有する、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 直鎖状多糖エーテルが、MSヒト゛ロキシアルキル0.2〜4.0を有する、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 直鎖状多糖エーテルが、MSヒト゛ロキシエチル0.2〜4.0を有するセルロースエーテルである、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 直鎖状多糖エーテルが、MSヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル0.1〜2.0を有するセルロースエーテルである、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 直鎖状糖の置換基が、一般式
    (式中、pおよびqは、独立して2、3または4であり、mは、0〜5の間の数であり、xは、0〜2の間の数であり、tは、0〜5の間の数であり、zは、0〜10の間の数であり、R1は、10〜18個の炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基であり、R2は、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基または水素であるが、ただし、セルロースエーテル分子は全体として、pおよび/またはqが2または3であり、xが1〜2であり、mまたはtが>0である置換基を常に含む)
    を有する、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 1が、12〜14個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項12に記載の組成物。
  14. 水性組成物である、前記請求項のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 少なくとも0.005および最大で0.5%(w/w)の疎水性修飾された直鎖状多糖エーテル、ならびに少なくとも0.005および最大で2%(w/w)の少なくとも1つの農業活性成分を含む、前記請求項のいずれかに記載の水性組成物。
  16. 水溶液中の少なくとも1つの農業活性成分のための付着エンハンサーとしての、
    疎水基が長鎖C10〜C18アルキルまたはアルケニル基を含み、低級アルキル基が1〜4個の炭素原子を有し、ヒドロキシアルキル基がヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテルの使用。
  17. 請求項1から15に記載の組成物と植物を接触させるステップを含む、植物の処理のための方法。
  18. 前記組成物が、植物の葉上に噴霧される、請求項16に記載の方法。
  19. 少なくとも1つの農業活性成分を含む水性組成物の植物上への付着を改善するための方法であって、前記改善が、疎水基が長鎖C10〜C18アルキルまたはアルケニル基を含み、低級アルキル基が1〜4個の炭素原子を有し、ヒドロキシアルキル基がヒドロキシエチルおよび/またはヒドロキシプロピルである、非イオン性で水溶性の疎水性修飾された低級アルキルヒドロキシアルキル直鎖状多糖エーテルを前記組成物に添加することを含む方法。
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