JP2013545458A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 個体における報酬関連行動を妨害する方法に使用するための光応答性オプシンタンパク質をコードするポリヌクレオチドであって、光応答性オプシンタンパク質は個体の側坐核または線条体におけるコリン作動性介在ニューロンの細胞膜に発現され、当該タンパク質は光に応答性であり、介在ニューロンが光で照射された時に介在ニューロンの膜過分極を誘発することが可能であり、それによって、光による前記タンパク質の活性化が個体における少なくとも１つの報酬関連行動を妨害する、ポリヌクレオチド。
2. 個体における報酬関連行動が薬物嗜癖であり、個体が薬物を摂取することをもはや所望しなくなる、請求項１に記載のポリヌクレオチド。
3. 薬物嗜癖がコカイン嗜癖、オピオイド嗜癖、又はメタンフェタミン嗜癖である、請求項２に記載のポリヌクレオチド。
4. ポリヌクレオチドが、アデノ随伴ウイルスベクター、レトロウイルスベクター、アデノウイルスベクター、単純ヘルペスウイルス（ＨＳＶ）ベクター、およびレンチウイルスベクターから成る群より選択されるウイルスベクターであってもよいベクターである、請求項１〜３のいずれか１項に記載のポリヌクレオチド。
5. 光応答性オプシンタンパク質がＮｐＨＲ、ＢＲ、ＡＲ、およびＧｔＲ３から成る群より選択される、請求項１〜４のいずれか１項に記載のポリヌクレオチド。
6. 光応答性オプシンタンパク質が配列番号１〜４のいずれかに対して少なくとも９０％のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載のポリヌクレオチド。
7. 光応答性オプシンタンパク質が膜輸送シグナル及び／又は小胞体（ＥＲ）移行シグナルを含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載のポリヌクレオチド。
8. 膜輸送シグナルがアミノ酸配列ＫＳＲＩＴＳＥＧＥＹＩＰＬＤＱＩＤＩＮＶを含み、ＥＲ移行シグナルがアミノ酸配列ＦＣＹＥＮＥＶを含む、請求項７に記載のポリヌクレオチド。
9. ＮｐＨＲがＮｐＨＲ２．０、ＮｐＨＲ３．０、およびＮｐＨＲ３．１から成る群より選択される、請求項８に記載のポリヌクレオチド。
10. 物質依存症に対する治療の効果を査定するための方法であって、
    （ａ）非ヒト動物において物質依存性を誘発する工程であって、前記非ヒト動物は側坐核または線条体におけるコリン作動性介在ニューロンの細胞膜に発現された光応答性オプシンタンパク質を含み、当該タンパク質は光に応答性であり、介在ニューロンが光で照射された時に介在ニューロンの膜脱分極を誘発することが可能であり、前記タンパク質の照射が動物の少なくとも１つの報酬関連行動を誘発する工程、及び
    （ｂ）前記治療を適用することによって治療の効果を査定し、かつ、非ヒト動物の報酬関連行動を監視することによって前記治療の適用を査定する工程
    を含む方法。
11. 光応答性オプシンタンパク質がＣｈＲ２、ＳＦＯ、ＳＳＦＯ、およびＣ１Ｖ１から選択される、請求項１０に記載の方法。
12. 光応答性オプシンタンパク質が配列番号５〜１１のいずれかに対して少なくとも９０％のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項１０に記載の方法。
13. 物質依存症がオピオイド、メタンフェタミン、コカイン、ケタミン、又はＭＤＭＡへの依存である、請求項１０に記載の方法。
14. 非ヒト動物がマウスである、請求項１０に記載の方法。