JP2013544963A - 超硬合金 - Google Patents

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Abstract

本発明は、WCを含んでなる硬質相とバインダー相とを含んでなる油およびガス用途のための超硬合金であって、超硬合金組成がWCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる超硬合金、ならびにその製造方法に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、油およびガス用途で特に有用な超硬合金に関する。
チョークバルブは、比較的寿命が短いために、油およびガス製造システム中の重要な部品である。さらに、使用中性能(in-service performance)および信頼性の予測は、海中などでのアクセス可能性やコストのかかる製造中断時間のために重要である。
様々なpHの混合砂/油/ガス/水である可能性があり、さらにH2Sを含む「酸性」条件を特徴とする可能性がある高速(>200m/s)の流れにチョークバルブを曝してもよい。
炭化タングステンとコバルト金属バインダーは、その硬度、強度および耐摩耗性特性の固有の組み合わせのために、現在のところチョークバルブのために用いられる材料で大勢を占める。しかしながら、油およびガス流量制御のある状況下では、硬質金属バインダー材料には、主に酸性媒体に対する低い耐食性のために有害な特性がある。
特にガルバニー腐食の場合、極度の摩耗および腐食条件に付される油およびガス用途のための改善された特性を有する超硬合金を提供することが本発明の1つの目的である。
改善された耐用年数を有する油およびガス用途のための流量制御装置を提供することが、本発明のさらなる目的である。
上記目的は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる超硬合金組成物によって達成することができることが判明した。
油およびガス流量制御のある状況下では、特にガルバニー電位が見られる状態で、通常の硬質金属バインダー材料の有害な特性がある。
硬質金属の腐食プロセスは、多くの因子によってある程度制御され、これはガルバニーカップリングを含むこと、すなわち、異なる金属が腐食性溶液中に浸漬される場合、それぞれが腐食電位を発生させることが判明している。この事例は、硬質金属チョークと流量制御システム中でそれを支持する鋼鉄本体との間に存在する可能性がある。
本発明によると、そのような条件下での摩耗および腐食耐性は、WCを含んでなる硬質相とバインダー相とを含んでなり、超硬合金組成が、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる超硬合金について著しく改善される。
1つの実施形態において、超硬合金組成は、WCと、5〜7質量%のNi、1.5〜2.5質量%のCr、0.5〜1.5質量%のMo、0〜0.5質量%のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる。
1つの実施形態において、超硬合金組成は、WCと、5〜7質量%のNi、1.5〜2.5質量%のCr、0.5〜1.5質量%のMo、0質量%より多く0.5質量%未満のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる。
1つの実施形態において、超硬合金組成は、WCと、5〜7質量%のNi、1.5〜2.5質量%のCr、0.5〜1.5質量%のMo、0〜0.5質量%のNb、および0質量%より多く0.2質量%未満のCoとを含んでなる。
好適には、超硬合金組成中のWC含有量は、80〜95質量%、好ましくは85〜95質量%である。
超硬合金中のバインダー含有量が、5〜20質量%、好ましくは5〜15質量%である場合がさらに有利である。
1つの実施形態において、超硬合金組成はさらに、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、および0〜0.08質量%のMnを含んでなる。
1つの実施形態において、超硬合金組成はさらに、0質量%より多く0.2質量%未満のSi、0〜1質量%のFe、および0〜0.08質量%のMnを含んでなる。
1つの実施形態において、超硬合金組成はさらに、0〜0.2質量%のSi、0質量%より多く1質量%未満のFe、および0〜0.08質量%のMnを含んでなる。
1つの実施形態において、超硬合金組成はさらに、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、および0質量%より多く0.08質量%未満のMnを含んでなる。
1つの実施形態において、バインダー相中のCr/Niの質量比は0.1〜0.5である。
1つの実施形態において、焼結超硬合金中の本質的に全ての硬質相WC粒子は、線形切片法(linear intercept method)を用いて測定すると、1μm未満のサイズを有する。
1つの実施形態において、超硬合金組成物は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、0〜0.2質量%のCo、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、0〜0.08質量%のMnとを含んでなり、ここで任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
1つの実施形態において、超硬合金組成物は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0質量%より多く1質量%未満のNb、0〜0.2質量%のCo、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、0〜0.08質量%のMnとを含んでなり、ここで、任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
1つの実施形態において、超硬合金組成物は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、0質量%より多く0.2質量%未満のCo、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、0〜0.08質量%のMnとを含んでなり、ここで、任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
1つの実施形態において、超硬合金組成は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、0〜0.2質量%のCo、0質量%より多く0.2質量%未満のSi、0〜1質量%のFe、0〜0.08質量%のMnとを含んでなり、ここで、任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
1つの実施形態において、超硬合金組成物は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、0〜0.2質量%のCo、0〜0.2質量%のSi、0質量%より多く1質量%未満のFe、0〜0.08質量%のMnとを含んでなり、ここで、任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
1つの実施形態において、超硬合金組成物は、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、0〜0.2質量%のCo、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、0質量%より多く0.08質量%未満のMnとを含んでなり、ここで、任意の他の成分は2質量%以下、好適には1質量%以下である。
別の実施形態において、超硬合金組成物は、86〜93質量%のWC、5.8〜6.6質量%のNi、2.0〜2.5質量%のCr、0.7〜1.2質量%のMo、0.2〜0.6質量%のNb、0.02〜0.07質量%のSi、0.05〜0.15質量%のFe、および0.02〜0.07質量%のMnを含んでなる。
別の実施形態において、超硬合金組成物は、91〜95質量%のWC、3.3〜4.3質量%のNi、1.0〜1.5質量%のCr、0.3〜0.7質量%のMo、0.1〜0.4質量%のNb、0.02〜0.06質量%のSi、0.04〜0.09質量%のFe、および0.01〜0.04質量%のMnを含んでなる。
さらに別の実施形態において、超硬合金組成物は、86〜93質量%のWC、9.0〜10.0質量%のNi、0.6〜1.0質量%のCr、および0.8〜1.0質量%のMoを含んでなる。
別の実施形態において、超硬合金組成物は、91〜95質量%のWC、3.3〜4.3質量%のNi、4.5〜6.5質量%のCr、0.4〜0.9質量%のMoおよび0.09〜1.2質量%のSiを含んでなる。
本発明によると、原料として、WC粉末と1以上のさらなる粉末とを使用することによって、WCを含んでなる硬質相とバインダー相とを含んでなる前述の超硬合金を作製する方法も提供され、ここで、1以上のさらなる粉末の全体的な組成は、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0〜6質量%のNb、および0〜1質量%のCoである。
1つの実施形態において、1以上のさらなる粉末の全体的な組成は、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0質量%より多く6質量%未満のNb、および0〜1質量%のCoである。
1つの実施形態において、1以上のさらなる粉末の全体的な組成は、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0〜6質量%のNb、および0質量%より多く1質量%未満のCoである。
1つの実施形態において、少なくとも1つのさらなる粉末はプレアロイ金属ベースの粉末である。そのようなプレアロイ粉末の1つの例示的実施形態において、組成は、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0〜6質量%のNb、および0〜1質量%のCoを含んでなる。
別の実施形態において、少なくとも1つのさらなる粉末は、元素であるかまたはその一次炭素化合物中の元素である。すなわち、粉末は、1つだけの元素または一次炭素化合物、たとえばNi、Cr(Cr32)、Mo、Nb(NbC)またはCoから構成される。1つの例示的実施形態において、さらなる粉末のすべては、元素であるかまたは一次炭素化合物である。元素粉末中に少量の通常の不純物が存在してもよい。
さらなる粉末はさらに、Si、Fe、MnおよびCなどのさらなる元素を含んでもよい。これらのさらなる元素の1以上を添加する場合のさらなる粉末中の好適な量は、Si0〜0.6質量%;Fe0〜5質量%;Mn0〜0.6質量%;C0〜0.15質量%である。
1つの実施形態において、1以上のこれらのさらなる元素を添加する場合のさらなる粉末中の量は、0質量%より多く0.6質量%未満のSi;0〜5質量%のFe;0〜0.6質量%のMn;0〜0.15質量%のCである。
1つの実施形態において、1以上のこれらのさらなる元素を添加する場合のさらなる粉末中の量は、0〜0.6質量%のSi;0質量%より多く0.5質量%未満のFe;0〜0.6質量%のMn;0〜0.15質量%のCである。
1つの実施形態において、1以上のこれらのさらなる元素を添加する場合のさらなる粉末中の量は、0〜0.6質量%のSi;0〜5質量%のFe;0質量%より多く0.6質量%未満のMn;0〜0.15質量%のCである。
1つの実施形態において、1以上のこれらのさらなる元素を添加する場合のさらなる粉末中の量は、0〜0.6質量%のSi;0〜5質量%のFe;0〜0.6質量%のMn;0質量%より多く15質量%未満のCである。
本発明で使用される超硬合金は、好適には硬質構成成分を形成する粉末とバインダーを形成する粉末とを混合することによって調製される。粉末を、好適には合わせて湿式粉砕し、乾燥し、圧力をかけて所望の形状の物体にし、そして焼結する。焼結は、好適には1350〜1500℃の温度にて、好適には真空焼結を用いて実施する。場合によって、焼結は圧力下で、例えばアルゴン下、例えば40から120barにて仕上げシンターヒップステップとして部分的にまたは完全に実施して、高密度超硬合金を得ることができる。
1つの実施形態において、本質的に、バインダー添加はプレアロイ材料を用いてなされ、この場合、粉末粒子は約5μmのサイズを有し、つまり、好適には粒子サイズ範囲95%はレーザー回折技術によって測定して1〜10μmの粒子分布である。
1つの実施形態において、平均WC粉末粒子サイズは、FSSSによると0.6〜1.5μmであり、好適には約0.8μmである。
超硬合金グレードの耐摩耗性および適切な耐食性は、したがって、ガルバニー効果を最小限に抑え、そして優れた耐食性を与えるためのチョーク制御システムの鋼鉄製本体組成にぴったりあった「ステンレス」合金から製剤されたバインダーを用いることによって達成することができる。さらに、好適には1ミクロン未満の、好ましくは約0.8μmの粒子サイズを有するWCと、プレ合金バインダーとの組み合わせにより、コバルトと1ミクロン未満の0.8μm粒子サイズを有するWCとの類似したバインダー含有量の超硬合金(1500〜1700Hv30)と比較して、1800〜2100Hv30の驚くほど高い硬度を達成することができる。
本発明によると、本発明による超硬合金を含んでなる流量制御装置も提供される。例示的流量制御装置は、例えば、チョークおよび制御バルブ成分、例えば、針、シート、チョーク、ステム、密封装置、ライナーなどを含んでなる。
本発明はさらに、腐食性、摩耗性および浸食性環境における油およびガス用途のための本発明による超硬合金の使用に関する。
本発明はさらに、流量制御装置における本発明による超硬合金の使用に関する。
実施例1
本発明の組成の実施形態による超硬合金試験クーポンおよびバルブ本体を公知方法にしたがって製造し、下記表1にしたがって流量制御標準超硬合金(参照E〜G)について従来技術に対して試験した。
本発明による超硬合金試料を、硬質構成成分を形成する粉末とバインダーを形成する粉末とから調製した。粉末を、潤滑剤および抗凝集剤とともに均一な混合物が得られるまで湿式粉砕し、噴霧乾燥によって粒状にした。乾燥粉末に圧力をかけて、均一濃度「ウェットバッグ」加圧によって所望の形状の物体にし、素地に成形した後、焼結した。焼結は、1450℃にて約1時間、真空中で実施し、続いて高圧、50barアルゴンを焼結温度にて約30分間適用して、高密度構造を得た後、冷却する。
表1による質量%で表した組成を有する超硬合金グレードは、0.8μmのFSSS粒子サイズを有するWC粉末と、バインダーを形成する粉末とを混合し、粉砕することによって製造した。
Figure 2013544963
本発明の超硬合金の焼結構造は、線形切片法を用いて測定すると0.8μmの平均粒子サイズを有するWCを含んでなり、この材料は、選択された組成に応じて1600〜2000Hv30の硬度範囲を有する。
超硬合金グレード試験クーポンを、ASTM標準B611および61(酸性媒体を含む)にしたがって摩損および腐食試験した。
他の特性は、超硬合金の分野で用いられる標準、すなわち密度についてはISO3369:1975、硬度についてはISO3878:1983、そして耐摩耗性についてはASTMG65にしたがって測定されてきた。
耐食性は、塩化物溶液中の(Co、Ni、Fe)の腐食を測定するために特に適しているASTM61標準にしたがって特性化されている。
結果を以下の表2に示す。
Figure 2013544963
したがって、従来技術の参照E〜Gと比較すると、本発明は後述するような改善を示す。
耐食性は5倍超まで増大する。

Claims (15)

  1. WCを含んでなる硬質相とバインダー相とを含んでなる油およびガス用途のための超硬合金であって、超硬合金組成が、WCと、3〜11質量%のNi、0.5〜7質量%のCr、0.3〜1.5質量%のMo、0〜1質量%のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなることを特徴とする、超硬合金。
  2. 超硬合金組成が、WCと、5〜7質量%のNi、1.5〜2.5質量%のCr、0.5〜1.5質量%のMo、0質量%より多く0.5質量%未満のNb、および0〜0.2質量%のCoとを含んでなる、請求項1記載の超硬合金。
  3. 超硬合金組成が、WCと、5〜7質量%のNi、1.5〜2.5質量%のCr、0.5〜1.5質量%のMo、0〜0.5質量%のNb、および0質量%より多く0.2質量%未満のCoとを含んでなる、請求項1〜2のいずれかに記載の超硬合金。
  4. WC含有量が80〜95質量%であり、バインダー含有量が5〜20質量%である、請求項1〜3のいずれかに記載の超硬合金。
  5. 超硬合金組成がさらに、0質量%より多く0.2質量%未満のSi、0〜1質量%のFe、および0〜0.08質量%のMnを含んでなる、請求項1〜4のいずれかに記載の超硬合金。
  6. 超硬合金組成がさらに、0〜0.2質量%のSi、0質量%より多く1質量%未満のFe、および0〜0.08質量%のMnを含んでなる、請求項1〜5のいずれかに記載の超硬合金。
  7. 超硬合金組成がさらに、0〜0.2質量%のSi、0〜1質量%のFe、および0質量%以上0.08質量%未満のMnを含んでなる、請求項1〜6のいずれかに記載の超硬合金。
  8. バインダー相中のCr/Niの質量比が0.1〜0.5である、請求項1〜7のいずれかに記載の超硬合金。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の超硬合金を含んでなる流量制御装置。
  10. 腐食性、摩耗性および浸食性環境における油およびガス用途のための請求項1〜8のいずれかに記載の超硬合金の使用。
  11. 流量制御装置における請求項1〜8のいずれかに記載の超硬合金の使用。
  12. WCを含んでなる硬質相とバインダー相とを含んでなる請求項1〜8記載の超硬合金を作製する方法であって、原料として、WC粉末と、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0〜6質量%のNb、および0〜1質量%のCoを含んでなるさらなる1以上の粉末とを用いることによって特徴づけられる、方法。
  13. さらなる粉末が、55〜65質量%のNi、15〜25質量%のCr、5〜12質量%のMo、0質量%より多く6質量%未満のNb、および0〜1質量%のCoを含んでなる、請求項12記載の方法。
  14. 少なくとも1つのさらなる粉末がプレアロイ金属ベースの粉末を含んでなる、請求項12〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 少なくとも1つのさらなる粉末が元素粉末を含んでなる、請求項12〜14のいずれかに記載の方法。
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