JP2013541681A - 弁構成体 - Google Patents

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Abstract

ショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を、第1のストロークの間に第1のチャンバーから第2のチャンバーに、および第2のストロークの間に第2のチャンバーから第1のチャンバーに制御するための弁構成体。弁構成体は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとに連通する第1のアクチュエーターチャンバーを有する第1のアクチュエーターであって、前記第1のストロークの間に、第1のアクチュエーターチャンバーの中の第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている、第1のアクチュエーターと、第1の作動圧力を制御するように構成されたパイロット弁であって、第1のアクチュエーターチャンバーに流体連通するパイロットチャンバーを有する、パイロット弁と、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第1の制限構成体であって、第1のストロークの間に第1の流量制限面積によって制限される第1の流路を提供し、第2のストロークの間に第2の流量制限面積によって制限される第2の流路を提供するように構成されている、第1の制限構成体と、第1の弁部材を備える第1のサブ弁構成体であって、前記第1の弁部材は、第1のストロークの間に第1の端部位置にあり、第2のストロークの間に第2の端部位置にあり、前記第1の弁部材は、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに前記第1の流路を介して流れ、前記第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに前記第2の流路を介して流れるようになっている、第1のサブ弁構成体とを具備する。

Description

本発明は、ショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を、第1のストロークの間に第1のチャンバーから第2のチャンバーに、および第2のストロークの間に第2のチャンバーから第1のチャンバーに制御するための弁構成体に関する。
一般的に、パイロット弁を含むショックアブソーバーの技術分野において、圧力調整器、すなわち、弁構成体が、減衰媒体で満たされたショックアブソーバーのチャンバーの中のピストンの往復運動の間に、圧縮チャンバーと反発チャンバー(rebound chamber)との間の減衰流体の流れを制御するために使用されている。ピストンロッドを介して、ピストンは、ホイールまたはシャーシのいずれかに接続されており、一方、チャンバーは、ピストンが接続されていないホイールまたはシャーシのうちの1つに接続されている。圧縮ストロークの間、ピストンは、圧縮チャンバーに向かう方向に移動し、それによって、圧縮チャンバーの中の減衰媒体を加圧する。反発ストロークの間、ピストンは、反発チャンバーに向かって、すなわち、反対の方向に移動し、それによって、反発チャンバーの中の減衰流体を加圧する。ショックアブソーバーの機能にしたがって、加圧された減衰媒体は、加圧されたチャンバーからもう一方のチャンバーに、すなわち、圧縮チャンバーから反発チャンバーに移される必要があり、その逆も同様である。減衰媒体の流れは、ピストンひいてはショックアブソーバーの減衰効果を得るために制御される必要があり、すなわち、ホイールとシャーシとの間の相対運動を減衰させる必要がある。
ショックアブソーバーの中の減衰流体の流れの中の圧力の制御は、ピストンの移動の速度に起因して、パイロット弁によって生成された圧力に依存する。ショックアブソーバーの中の圧力調整器には、通常、シート部に対して作用するワッシャーまたはコーンなどのような可動調節部が設けられている。圧力制御は、ばね力、流体力、弁減衰、摩擦力、またはパイロット圧力による力のうちの1つまたは複数など、調整器の力と補足的な反力との間における可動調節部にかかる力の均衡によって実現される。ショックアブソーバーのピストンが調整器の力が反力よりも大きくなるような速度で移動する場合、可動調節部が開くことを強いられる。したがって、圧力調整器の調整面積に作用する圧力によって生成される流れの関数として定義されるストロークで、可動調節部が開くことを強いられる。
圧力調整器の簡単な形態(図1参照)では、平坦なワッシャー、コーンなどの形態の弁部材がシートに対して設置される。圧力調整器は、1つの直径d1’だけに依存する調整面積を有し、それは、減衰媒体の流れに起因する調整圧力を受ける面積として定義される。したがって、圧力調整器は、2つの容積部、すなわち、圧縮チャンバー容積部および反発チャンバー容積部を流体的に相互接続するチャネルの開口部を様々な程度に開閉する弁部材と、弁部材に作動力を弾性的に働かせるアクチュエーターとを含む。アクチュエーターは、自分自身が弾性的に力を働かせるエレメントであることが可能であり、または弾性力を働かせるエレメントがそれに対して弾性力を働かせる受動的なエレメントを構成することが可能である。調整器の力は、調整圧力p1と調整器面積との積として定義されることが可能である。流れは、ワッシャーを通過して移動し、ストロークs’および直径d1’によって定義されるカーテン面積As1’によって絞られる。したがって、この種類の圧力調整器は、ある調整器の力の値で開き、調整器の力が、この調整器の力の値であるか、もしくはこの調整器の力の値を超えている限り、開き続け、またはFrがFaよりも大きいときにそのストロークsを増加させるが、FaがFrを付勢しているときに、すなわち、Fa=Frのときに静止している。FrがFaよりも小さいときに、調整器は閉じ、そのストロークsを減少させる。閉じた位置において、s=0のときに、位置の変化のない状態で、Frは、Faよりも小さいことが可能である。したがって、圧力調整器は、ワッシャーを横切る所定の圧力差において突然開き、所定の圧力差は、調整器の力Frと、反力、すなわち作動力とによって決定され、作動力は、ばね力Fsと、パイロット力Fpと、他の流れおよび摩擦力Fqとのいずれかまたは全てによって生成される合計の反力Faとすることができる。
しかし、ショックアブソーバーの動作中の力学現象の間、調整器の力および合計の反力は、振動の方式で往復して相互作用することが可能であり、ひいては、それは、弁部材と、弁部材に作用するアクチュエーターとに影響を与えることとなる。これは、ショックアブソーバーの部品の望まれない振動または自励振動を引き起こす可能性があり、ひいては、それは、望まれない騒音を発生させる可能性があり、かつ/または車両の中に悪い快適性を引き起こすこととなる。これに加えて、弾性力を働かせるエレメントの固有の特性は、それらが、望まれない騒音および/または悪い快適性に寄与することとなる振動または自励振動をする可能性があるということである。したがって、そのような圧力調整器に伴う1つの問題は、そのような圧力調整器が、車両の中に望まれない騒音を発生させる可能性があるということである。
本発明の目的は、ショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を、第1のストロークの間に第1のチャンバーから第2のチャンバーに、および第2のストロークの間に第2のチャンバーから第1のチャンバーに制御するための改善された弁構成体を提供することである。
この目的および他の目的は、独立請求項に定義された特徴を有する弁構成体を提供することによって実現される。好ましい実施形態は、従属請求項に定義されている。
本発明の第1の態様によれば、ショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を、第1のストロークの間に第1のチャンバーから第2のチャンバーに、および第2のストロークの間に第2のチャンバーから第1のチャンバーに制御するための弁構成体が提供される。弁構成体は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとに連通する第1のアクチュエーターチャンバーを有する第1のアクチュエーターであって、前記第1のストロークの間に、第1のアクチュエーターチャンバーの中の第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている、第1のアクチュエーターと、第1の作動圧力を制御するように構成されたパイロット弁であって、第1のアクチュエーターチャンバーに流体連通するパイロットチャンバーを有する、パイロット弁と、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第1の制限構成体であって、第1のストロークの間に第1の流量制限面積によって制限される第1の流路を提供し、第2のストロークの間に第2の流量制限面積によって制限される第2の流路を提供するように構成されている、第1の制限構成体と、第1の弁部材を備える第1のサブ弁構成体であって、前記第1の弁部材は、第1のストロークの間に第1の端部位置にあり、第2のストロークの間に第2の端部位置にあり、前記第1の弁部材は、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに前記第1の流路を介して流れ、前記第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに前記第2の流路を介して流れるようになっている、第1のサブ弁構成体とを具備する。
前記パイロット弁は、少なくとも1つの第1の作動圧力を制御するように構成されており、すなわち、パイロット弁は、2つのアクチュエーターを制御することが可能であるということが理解される。その場合、パイロット弁のパイロットチャンバーは、両方のアクチュエーターチャンバーに流体連通しているということがさらに理解される。さらには、また、パイロットチャンバーは、第1のチャンバーと第2のチャンバーとに連通しており、すなわち、第1のストロークの間にパイロットチャンバーは第2のチャンバーに流体連通しており、第2のストロークの間にパイロットチャンバーは第1のチャンバーに流体連通している。
第1のストロークの間、第1の弁部材は、第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーと第2のチャンバーとの間の流体連通を閉じ、すなわち、第1のアクチュエーターチャンバーは、前記第2のチャンバーに流体連通していない。しかし、理解されるように、第1のアクチュエーターチャンバーは、前記第1のチャンバーに流体連通している。その上、第1の弁部材は、第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーと第2のチャンバーとの間の流体連通を開け、すなわち、第1のアクチュエーターチャンバーは、前記第2のチャンバーに流体連通している。しかし、理解されるように、第1のアクチュエーターチャンバーは、前記第1のチャンバーに流体連通していない。
当業者によって考えられるように、ショックアブソーバーには、ショックアブソーバーチャンバーを第1のチャンバーと第2のチャンバーとに分割するピストンが設けられている。その上、ピストンは、ショックアブソーバーチャンバーの中を往復運動する。第1のストロークの間、ピストンは、第1のチャンバーに向かって移動し、その中の減衰媒体を加圧し、その後、減衰媒体は、弁構成体を介して第2のチャンバーに流れる。したがって、ピストンは、1つの方向に移動し、一方、減衰媒体は、反対方向に流れる。
したがって、本発明は、流量制限構成体と、第1の端部位置と第2の端部位置との間を移動可能な弁部材を有する弁構成体とを使用することによって、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れに対する異なる流量制限が得られることが可能であるという見識に基づいている。流量制限構成体には、異なる流量制限面積の少なくとも2つの流量制限が設けられている。相対的な位置に対して、異なる制限面積のこれらの異なる流量制限が構成され、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れに対する異なる流量制限を提供するために、異なる制限の少なくとも2つの流路が得られるようになっており、この流量制限は、ストローク、すなわち、第1のストロークまたは第2のストロークに依存している。換言すれば、異なる流量制限は、異なる目的を有する。第1のストロークの間、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れは、第1の制限効果を実現するために第1の流量制限によって制限される。その上、第2のストロークの間、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れは、第2の制限効果を実現するために第2の流量制限によって制限される。
上述のように、弁部材は、2つの端部位置間を移動可能であるように構成されている。したがって、弁部材は、制限構成体と協働するように構成され、第1または第2の端部位置のどちらの端部位置に弁部材が構成されているかに応じて、異なる流量制限を得る。換言すれば、弁部材が第1の端部位置にあるとき、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れは、所定の流量制限を有する第1の流路を通ることを強いられ、一方、弁部材が第2の端部位置にあるとき、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れは、第2の制限を有する第2の流路を通ることを強いられる。
ストロークに応じて、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れの流量制限を区別することが可能であるので、それによって、第1のストロークおよび第2のストロークの間に、流路の流量制限を異なる要求に適合させることが可能である。したがって、プランジャー構成体もしくは環状アクチュエーター、またはアクチュエーターの別のエレメントもしくは作動部材、あるいは弁部材などのアクチュエーターの任意の他の一部または部分が、振動力もしくは振動を発生させ得る、または減衰特性に悪影響を与える可能性がある任意のタイプの運動を発生させ得る任意の力を受けており、この振動力および/または任意の他のタイプの運動が、アクチュエーターチャンバーの中の減衰媒体の振動を発生させることとなる場合には、この運動は、例えば、第1のストロークの間に、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流路の制限を適用することによって軽減されることが可能である。それによって、流路には、アクチュエーターチャンバーの中の減衰媒体の任意の望まれない運動を効果的に軽減するのに適した第1の流量制限面積が設けられている。しかし、第2のストロークの間、減衰媒体は、例えば、第2のチャンバーからアクチュエーターチャンバーに進入し、パイロットチャンバーに続く。第2のストロークの間のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへのこの流れは、第2の流量制限面積を必要とする。したがって、本発明の1つの利点は、異なるストロークの間の少なくとも第1および第2の流量制限により構成されている、アクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの少なくとも第1および第2の流路を提供することである。
当業者によって理解されるように、アクチュエーターチャンバーの中の減衰媒体の任意の望まれない運動を軽減するのに必要とされる制限の程度は、アクチュエーター容積部によって、すなわち、アクチュエーターチャンバーに収容されている減衰媒体の体積によって、決定される。
その上、本明細書で使用されている「第1のストローク」および「第2のストローク」の用語によって、圧縮ストロークおよび反発ストロークのいずれか1つを示すことが意図されているということが留意されるべきである。したがって、第1のストロークは、圧縮ストロークおよび反発ストロークのうちの1つであることが可能である。同様に、第2のストロークは、圧縮ストロークまたは反発ストロークのうちの1つであることが可能である。しかし、当業者によって考えられるように、第1のストロークが圧縮ストロークである場合には、第2のストロークが反発ストロークであり、その逆も同様であり、すなわち、第1のストロークが、第1の方向のストロークであり、一方、第2のストロークが、第1の方向とは反対の第2の方向のストロークである。
本発明の実施形態によれば、第1の弁部材は、前記第1の制限構成体のチャネルまたはチャネル部分と協働するように構成されている。
本発明の実施形態によれば、第1の流路は、第1のアクチュエーターチャンバーとパイロット容積部との間の第1のチャネルおよび第2のチャネルであり、前記第2の流路は、第1のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の第2のチャネルであり、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、第1のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間で並列に配置されており、前記第1の弁部材は、第2の端部位置にあるときに、第1のチャネルを閉塞させるように構成されており、第1の端部位置にあるときに、第1のチャネルを閉塞解除するように構成されている。
本発明の別の実施形態によれば、第1の弁部材は、第1および第2の端部位置を画定する2つのチャネル開口部間を移動可能である。
本発明のさらなる別の実施形態によれば、第1の弁部材は、チャネル開口部またはチャネルを閉塞することが可能なボールまたは丸い形のエレメントである。
本発明のさらなる実施形態では、第1の流量制限面積は、第1のチャネル部分によって画定され、前記第2の流量制限面積は、第2のチャネル部分によって画定され、第1のチャネル部分および第2のチャネル部分は、第1のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間に直列に配置されており、前記第1の弁部材は、第1の端部位置にあるときに、第2のチャネル部分をバイパスするように構成されており、第2の端部位置にあるときに、減衰媒体の流れを第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーに第2のチャネル部分を介して通すことを強いるように構成されている。
本発明の実施形態によれば、第1の弁部材は、チャネル壁部分を形成する可撓性部分を備え、チャネル壁部分は、第1の端部位置と第2の端部位置との間を移動可能であり、それによって、流量制限面積を変化させる。
本発明の別の実施形態によれば、第1の弁部材は、シムまたはプレート形状のエレメントである。
本発明のさらなる別の実施形態では、第1のサブ弁構成体は、第1のシャトル弁であり、前記第1の弁部材は、その第1の端部位置において第1のシートに当接し、第2の端部位置において第2のシートに当接する。
本発明の実施形態では、前記第1の流量制限面積は、第2の流量制限面積よりも広い。
本発明の別の実施形態では、第1のアクチュエーターは、第1の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された2つ以上のプランジャーを備える。
既知の技術で使用されているリング形状のアクチュエーターは、とりわけ、ソフトシールが設定された場合において、高い摩擦によって特徴付けられている。ソフトシールが使用されない場合、機械加工された部品は、過大な漏れを避けるために極端な精度を有することが必要とされる。この高いレベルの機械加工精度は、非常に高価であり、また、摩擦およびスティックスリップに関する問題を引き起こす。場合によっては、既知の技術は、可撓性のシムエレメントまたは類似するものによって構築されたアクチュエーターを使用している。これらの種類のアクチュエーターは、摩擦およびスティックスリップに関する問題を解決することとなるが、一方、アクチュエーター力を確立する圧力面積が不確定であるということに関する非常に大きな問題を引き起こすこととなる。ひいては、これは、弁の出力圧力に大きな散乱を発生させるという不利益を有する。
第1の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された2つ以上のプランジャーを使用することの利点は、それぞれのプランジャーが、それぞれの孔部の中で完璧な条件を有することが可能であり、それによって、弁部材に傾斜能力を与えることとなるということである。その上、本設計は、既知の技術の設計のいくつかと比較して、低く制御された圧力散乱と、低い摩擦と、低いスティックスリップのレベルと、低い漏れ量とを有することとなる。プランジャーの数、それらの直径、傾斜能力を備えて組み合わせられたばね係数とプリロードとの数、および非対称性は、弁特性を完全な圧力範囲の中に適合させる多数の可能性を作り出すこととなり、少数の異なる弁タイプの中の顧客の要求をよりフレキシブルに満足させ、既知の技術のいくつかと比較してコストを低下させる。プランジャー、ポペット、またはスプールのためのガイド長さを可能な限り短く、直径と少なくとも等しく設定するということが共通のルールであり、それは、いくつかの既知の技術では、それらがスティックスリップにさらされるような場合には、非常に長いアクチュエーターを生じさせることとなり、それは、本設計のそれぞれのアクチュエーターが、単動式弁に対して6倍短く、複動式弁に対して12倍短いということを意味する。
本発明のさらなる別の実施形態によれば、第2のアクチュエーターは、第2の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された環状アクチュエーターを備える。
本発明のさらなる別の実施形態では、第1のアクチュエーターは、第1の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された環状のまたはリング形状のアクチュエーター本体を備える。リング形状のアクチュエーター本体は、例えばアクチュエーターハウジングによって、その内周部上をガイドされることが可能である。リング形状のアクチュエーター本体は、リング形状のアクチュエーター本体を介して主弁部材にばね反力を働かせるように適合された板ばねまたはシムスタックと一緒に使用されることが可能である。板ばねまたはシムスタックは、アクチュエーター本体の外周部の周りにシーリング機能を提供するように構成されることが可能である。それによって、比較的大きな遊びが、前記外周部の周りに使用されることが可能である。このようにして、比較的低い摩擦およびスティックスリップが実現されることが可能である。板ばねは、リング形状のアクチュエーターが常に主弁部材と接触することを可能にし得る。第1のアクチュエーターが2つ以上のプランジャーを備える実施形態とは異なり、リング形状のアクチュエーター本体を使用することは、力伝達リングが第1のアクチュエーターと主弁部材との間に存在するという必要性を省くことが可能である。
本発明のさらなる別の実施形態では、前記弁構成体は、第1のアクチュエーターと第1のシート部との間に置かれた第1の弁ディスクをさらに備え、第1の弁ディスクが、第1のチャンバーから第2のチャンバーへの減衰媒体の主流のために、シート部に対して開閉するように構成されている。
本発明のさらなる実施形態では、前記弁構成体は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとに連通する第2のアクチュエーターチャンバーを有する第2のアクチュエーターであって、前記第2のストロークの間、第2のアクチュエーターチャンバーの中の第2の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている、第2のアクチュエーターと、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第2の制限構成体であって、第1のストロークの間に第3の流量制限面積によって制限される第3の流路を提供するように構成され、第2のストロークの間に第4の流量制限面積によって制限される第4の流路を提供するように構成されている、第2の制限構成体と、第2の弁部材を備える第2のサブ弁構成体であって、前記第2の弁部材は、第2のストロークの間に第1の端部位置にあり、第1のストロークの間に第2の端部位置にあり、前記第2の弁部材は、前記第2の制限構成体と協働するように構成されており、第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第2の弁部材が第1の端部位置にあるとき、前記第3の流路を介して流れるようになっており、前記第2の弁部材が第2の端部位置にあるとき、前記第4の流路を介して流れるようになっている、第2のサブ弁構成体とをさらに具備し、前記パイロット弁は、第1の作動圧力と第2の作動圧力とを制御するように構成されており、前記パイロットチャンバーが、第1のアクチュエーターチャンバーと第2のアクチュエーターチャンバーとに流体連通している。
本発明の別の実施形態では、第2の弁部材は、前記第2の制限構成体のチャネルまたはチャネル部分と協働するように構成されている。
本発明の別の実施形態では、前記第3の流路は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の第1のチャネルであり、前記第4の流路は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の第2のチャネルであり、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、並列に配置されており、前記第2の弁部材は、第2の端部位置にあるときに、第1のチャネルを閉塞させるように構成されており、前記第2の弁部材は、第1の端部位置にあるときに、第1のチャネルを閉塞解除するように構成されている。換言すれば、第3の流路は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の第3のチャネルおよび第4のチャネルであり、前記第4の流路は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の第4のチャネルであり、前記第3のチャネルおよび第4のチャネルは、並列に配置されており、前記第2の弁部材は、第2の端部位置にあるときに、第3のチャネルを閉塞させるように構成されている。本発明のさらなる別の実施形態では、第2の弁部材は、第1および第2の端部位置を画定する2つのチャネル開口部間を移動可能である。
本発明のさらなる別の実施形態では、第2の弁部材は、チャネル開口部またはチャネルを閉塞することが可能なボールまたは丸い形のエレメントである。
本発明のさらなる実施形態では、第3の流量制限面積は、第1のチャネル部分によって画定され、前記第4の流量制限面積は、第2のチャネル部分によって画定され、第1のチャネル部分および第2のチャネル部分は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間で直列に配置されており、前記第2の弁部材は、第1の端部位置にあるときに、第2のチャネルをバイパスするように構成されており、第2の端部位置にあるときに、減衰媒体の流れを第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーに第2のチャネルを介して通すことを強いるように構成されている。換言すれば、第3の流量制限面積は、第3のチャネル部分によって画定され、前記第4の流量制限面積は、第4のチャネル部分によって画定され、第3のチャネル部分および第4のチャネル部分は、第2のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間で直列に配置されており、第2の弁部材は、第1の端部位置にあるときに、第4のチャネルをバイパスするように構成されており、第2の端部位置にあるときに、減衰媒体の流れを第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーに第4のチャネルを介して通すことを強いるように構成されている。
本発明の別の実施形態では、第1の弁部材は、チャネル壁部分を形成する可撓性部分を備え、チャネル壁部分は、第1の端部位置と第2の端部位置との間を移動可能であり、それによって、流量制限面積を変化させる。
本発明の別の実施形態では、第1の弁部材は、シムまたはプレート形状のエレメントである。
本発明のさらなる別の実施形態では、第2のサブ弁構成体は、第2のシャトル弁であり、前記第2の弁部材は、その第1の端部位置において第3のシートに当接し、第2の端部位置において第4のシートに当接する。
本発明の別の実施形態によれば、前記第3の流量制限面積は、第4の流量制限面積よりも広い。
本発明の実施形態では、第2のアクチュエーターは、第2の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された2つ以上のプランジャーを備える。
本発明のさらなる別の実施形態では、前記弁構成体は、第2のアクチュエーターと第2のシート部との間に置かれた第2の弁ディスクをさらに備え、第2の弁ディスクは、第2のチャンバーから第1のチャンバーへの減衰媒体の主流のために、シート部に対して開閉するように構成されている。
本発明の別の実施形態によれば、第2のアクチュエーターは、第2の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された環状アクチュエーターを備える。
本発明のさらなる別の実施形態では、第2のアクチュエーターは、第2の作動圧力に応答して減衰媒体の主流に作動するように構成された環状のまたはリング形状のアクチュエーター本体を備える。リング形状のアクチュエーター本体は、例えばアクチュエーターハウジングによって、その内周部上をガイドされることが可能である。リング形状のアクチュエーター本体は、リング形状のアクチュエーター本体を介して主弁部材にばね反力を働かせるように適合された板ばねまたはシムスタックと一緒に使用されることが可能である。板ばねまたはシムスタックは、アクチュエーター本体の外周部の周りにシーリング機能を提供するように構成されることが可能である。それによって、比較的大きな遊びが、前記外周部の周りに使用されることが可能である。このようにして、比較的低い摩擦およびスティックスリップが実現されることが可能である。板ばねは、リング形状のアクチュエーターが常に主弁部材と接触することを可能にし得る。第2のアクチュエーターが2つ以上のプランジャーを備える実施形態とは異なり、リング形状のアクチュエーター本体を使用することは、力伝達リングが第2のアクチュエーターと主弁部材との間に存在するという必要性を省くことが可能である。
本発明のさらなる実施形態では、第1のストロークは、ショックアブソーバーの圧縮ストロークおよび反発ストロークのうちの一方であり、第2のストロークは、圧縮ストロークおよび反発ストロークのうちのもう一方である。
本発明のさらなる実施形態では、前記2つ以上のプランジャーは、パイロット圧力(pp)に応答して、前記弁ディスクにアクチュエーター力を働かせるように構成されており、前記アクチュエーター力は、以下、
− プランジャーの直径サイズ、および
− プランジャーの数
のうちの少なくとも1つを変化させることによって変更可能であり、それによって、摩擦、スティックスリップ、および漏れ量が許容レベル内に保持されることが可能である。
本発明のさらなる実施形態では、前記2つ以上のプランジャーは、アクチュエーター力を発生させて前記弁ディスクを傾斜させるために、互いに対して、個別に移動可能であるように構成されており、弁ディスクの傾斜運動は、摩擦およびスティックスリップが低レベル内に保持され得るように実現されることが可能であるようになっている。
本発明のさらなる実施形態では、前記第1および/または第2のアクチュエーターが、ばねをさらに備え、ばねは、ばね力作用を提供するために異なるプリロードとばね係数とで構成されており、弁部材は、低いまたはゼロのパイロット圧力においても、選択可能な弁特性の自由度を増加させることとなる複数の異なる傾斜パターンを得るために、複数の方式で制御可能であるようになっている。
本発明のさらなる実施形態では、弁構成体には、ソレノイドを含むピストンロッドと、制御可能なパイロット圧力ppを有するパイロット弁と、ショックアブソーバーを第1のチャンバーと第2のチャンバーとに分割するピストンとが設けられている。弁構成体は、少なくとも1つのアクチュエーターによって作動させられる少なくとも1つのディスクまたはシム構成体をさらに備える。代替的に、弁構成体には、ピストンの両側に構成された2つのアクチュエーターが設けられることが可能である。
アクチュエーターは、複数のプランジャー(最小2個から最大13個まで)によって提供されており、それらは、弁中心の周りに円形に構成されており、プランジャーハウスの中をガイドされる。プランジャーは、パイロット圧力ppによって影響を受け、それぞれのプランジャーにかかる圧力による力が、追加のアクチュエーター力Fpを発生させるようになっており、追加のアクチュエーター力Fpは、選択されたプランジャー直径サイズ、プランジャーの数に応じて、広範囲にまたがることが可能である。それによって、摩擦と、スティックスリップと、漏れ量とは、低いレベル内に保持されることが可能である。
代替的に、プランジャーは、個別に移動することが可能であり、弁部材が、例えば傾斜運動で自由に移動することが可能であるようになっており、摩擦およびスティックスリップが低レベル内に保持されることが可能であるようになっている。別の代替例では、プランジャーには、異なるプリロードとばね係数とを有するばねが装備され、その影響を受けることが可能であり、それは、複数の異なる傾斜パターンを弁に与える複数の方式で、ばね力作用に弁部材を制御させ、傾斜パターンは、低いまたはゼロのパイロット圧力において、選択可能な弁特性の自由度を増加させることとなる。
本発明のさらなる詳細および態様は、添付の図面を参照して、以下の詳細の説明から明らかになるであろう。
簡単な圧力調整器の既知の変形形態の概略図。 本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略断面図。 本発明の代替的な実施形態の概略断面図。 本発明の代替的な実施形態の概略断面図。 本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 既知のデュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 既知のデュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図。 本発明の別の代替的な実施形態の概略断面図。 本発明の別の代替的な実施形態の概略断面図。 本発明のさらなる別の代替的な実施形態の概略断面図。 本発明のさらなる別の代替的な実施形態の概略断面図。
ここで、添付の図面に関連して、本発明が、さらに説明されることとなる。電子的に制御されたパイロット弁を備えた弁構成体が、説明および図示されることとなるが、本発明は、電子的に制御されないパイロット弁を備えた弁構成体にも適用可能であるということが留意されるべきである。その上、デュアルアクション弁構成体が、説明および図示されることとなるが、本発明は、圧縮ストロークおよび反発ストロークのうちの1つだけで作用するように構成された弁構成体にも適用可能であるということも留意されるべきである。
電子的に制御されるパイロット弁は、制御デバイスからの制御信号を介した処理能力を有する制御デバイスによって制御される。制御デバイスは、車両の速度、およびステアリングエレメントの角度などのような、車両パラメーターを考慮する。これらのパラメーターは、制御信号に影響を与え、ひいては、制御信号は、パイロット弁のパラメーターと、ショックアブソーバーの減衰特性とに影響を与える。
図2を参照すると、パイロット制御されたショックアブソーバーの中のデュアルアクション弁構成体が示されている。主ピストン2は、ショックアブソーバーの減衰シリンダーを、第2のチャンバーDC1 Pcと第1のチャンバーDC2 Prとに区切っている。この場合、第2のチャンバーDC1 Pcは、圧縮チャンバーであり、第1のチャンバーDC2 Prは、反発チャンバーである。主ピストン2は、ピストンロッドに固定されている。減衰シリンダーの管壁TWの中の主ピストン2の移動が、ピストン2と一体化されたショックアブソーバー弁、すなわち弁構成体を介して、それぞれの減衰チャンバーの間の減衰媒体の流れを作り出す。
図2に示されている実施形態では、ショックアブソーバー弁は、主ピストンの中に構成されている。しかし、ショックアブソーバー弁は、減衰チャンバーDC1 PcとDC2 Prとに相互に接続された分離空間の中に構成されることが可能であるということが理解される。減衰シリンダーの中に提供された液圧式減衰媒体が、ガス圧力Pgで加圧され、減衰媒体の中のキャビテーションのリスク、すなわち、高いキャビテーション圧力を低減する。
図2では、圧力調整器は、主ピストン2の両側に複数のシート部を有しており、シート部は、主ピストン2の一部分である。主ピストン2の両側には、第1の主弁部材3bおよび第2の主弁部材3aが設けられている。第1の主弁部材3bおよび第2の主弁部材3aが、弁機能を得るために、複数のシート部と協働するように構成されている。換言すれば、主弁部材3aおよび3bが、弁機能を得るためにシート部と相互作用する。
その上、ピストン2の両側に、複数のプランジャー13aおよび13bが構成されており、それが、主弁部材3aおよび3bに対して反力を働かせる。換言すれば、プランジャーまたはアクチュエーターが、主弁部材3aと3bとに作動力を働かせるように構成されている。プランジャーは、ばね14a、14bがその中に存在することを可能にするように中空である。換言すれば、プランジャーは、その中にばねが構成される区画を画定する内側表面を有している。また、ショックアブソーバー弁の複数の壁部分と一緒に、プランジャーの内側表面が、パイロット弁のパイロット容積部に流体連通する減衰媒体で満たされるように構成された作動容積部を画定している。
したがって、複数のプランジャーの内側表面は、第1の主弁部材3aと第2の主弁部材3bに作用するパイロット圧力による力Fp、すなわち作動力を受ける。プランジャーの内側表面に作用する作動容積部の中の加圧された減衰媒体に起因して、パイロット圧力による力が発生させられる。加圧された減衰媒体は、パイロット圧力に加圧される。上述のように、また、複数のプランジャー13a、13bのそれぞれが、少なくとも1つのばね14bの支持部も提供し、ばね14bが、プランジャー本体を介して、ばね反力Ffを、主弁部材3aと3bとに働かせる。したがって、複数のプランジャーの内側表面は、流体力、例えば変形したシム弁部材からの他のばね力、パイロット圧力による力Fpとばね力Ffとから構成される摩擦力と一緒に、パイロット圧力による力Fpとばね力Ffとから成る合計の反力Faを受けている。この合計の反力は、主弁部材3aと3bとに働き、後述のように作動するシート部を通る減衰媒体の流れによって生成される調整器の力Frに反作用することによって平衡が保たれている。
圧力調整器の動作範囲、すなわち、最高圧力と最低圧力との間の相違は、特定の用途に使用されることが可能なプランジャー13a、13bの直径と数とによって決定される。主弁部材に面するプランジャー13a、13bの一部の形状は、シート部に関連して主弁部材3の開移動がどのように起こるかということにとって重要である。
また、プランジャー13a、13bの数は、圧縮ストロークと反発ストロークとに応じて個別の作用特性を提供するために、シート部の圧縮側と反発側とにおいて異なることも可能である。換言すれば、用途に応じて、反発ストロークRの間の圧力レベルは、圧縮ストロークCの間のものよりも大きく、その逆もまた同様である。さらに、プランジャーは、用途に応じて、最高と最低の両方の圧力レベルと、対応する特性とを生成するように、非対称的に構成されている。その上、対称的に設置されたプランジャー13a、13bの内側のばね14a、14bは、プリロードとばね定数との観点から非対称的に構成されることも可能である。したがって、ばね14a、14bのそれぞれは、異なるプリロードとばね定数とを有することが可能である。また、プランジャーの数と、それらの直径は、圧力レベル/動作領域のサイズに適合するために使用されることが可能である。
シャトル弁への入口部を通過するときに弁の流れ方向の上流側に構成されたパイロットシステムへの流体の取り入れ口において、シャトル弁は、任意の重要な圧力降下を受けず、そのことは、プランジャーVip1またはVip2の内側の圧力、すなわち、アクチュエーターチャンバーの中の圧力と、プランジャーの外側の圧力、すなわち、チャンバーDC1 PcまたはDC2 Prの中の圧力とは、本質的に同じであるということを意味する。プランジャーは、非動作側において、任意の重要な減衰媒体力、すなわち、加圧された減衰媒体に起因して結果として生じる力を受けないので、ばね力は、プランジャーが、常に、そのそれぞれの主弁部材に接触することを確実にしており、それが、そのようなばねをその場所に含むことの1つの理由である。
その上、アクチュエーターリングを、参照される既知の技術にあるような形状にする代わりに、現在説明中のアクチュエーターは、低い漏れ量と摩擦とでスライドされることが可能であるように、プランジャーハウス56の中にぴったりと装着された2つ以上のプランジャー13によって構築されている。問題となっているプランジャーは、同じ直径を有することが好ましく、装着しているハウス(suiting house)の直径方向のピッチにおいて、均等に分配させられており、それぞれのプランジャーの追加された表面Apは、円形チャンバーVipの内側の流体と接している。パイロット圧力ppを面積Apと掛けることによって、パイロット圧力による力Fpが与えられており、パイロット圧力による力Fpは、追加された力Faの電流制御されている部分であり、調整器の力Frを付勢している。それぞれのプランジャーは、その分配させられた力で、ディスク形状の主弁部材3に直接作用するか、力伝達リング54’を介してシムパッケージ3’の上に間接的に作用している。プランジャーは、個別に移動することが可能であり、それは、ディスク/シムパッケージ/リング、すなわち、主弁部材が、摩擦力の増加を引き起こすことなく、シートに対してある角度を成して、または平行に移動することを許容する。これは、低いヒステリシスとスティックスリップとが維持されるので、利点である。選択可能な弁特性の自由度を増加させることとなる異なる傾斜パターンの運動を制御するために、プランジャーは、異なる直径を有すること、および/または不均等に分配されることを許容されることが可能である。それぞれのプランジャーの内側に、プランジャーを常に主弁部材3またはリング54に接触させているばね14が存在することが好ましく、主弁部材3がシムパッケージの場合には、ばね力が、ばねパッケージ自身の曲げからも構成される。シャトル弁への入口部を通過するときに弁の流れ方向の上流側に構成されたパイロットシステムへの流体の取り入れ口において、シャトル弁は、任意の重要な圧力降下を受けず、このことは、このチャンバーVipの中のプランジャーが、それらの円形の内側部と外側部の両方に同じ圧力を受けることを意味する。これが、プランジャーが、常に、そのそれぞれの主弁部材に接触することを確実にしており、それが、ばねに関する理由のうちの1つである。プランジャーによってショルダー部54’の上をガイドされることが好ましい力伝達リング54は、パイロット圧力による力をシムパッケージの上に分配するという目的を有している。何故なら、それは、本来的に、有害な変形を有することなく、それぞれのプランジャーからの力を弱めて処理するからである。プランジャーの内側のそれぞれのばねは、そのプランジャーを個別に押し付けているので、プリロードとばね係数との異なる組み合わせが可能であり、ひいては、それは、異なる傾斜パターンの機会を作り出すことが可能であり、それは、低いまたはゼロのパイロット圧力においても、選択可能な弁特性の自由度を増加させることとなる。
図2は、第1のストロークの間の第1のチャンバーDC2 Pr(このケースでは、反発チャンバー)から第2のチャンバーDC1 Pc(このケースでは圧縮チャンバー)への、および第2のストロークの間の第2のチャンバーから第1のチャンバーへのショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を制御するための弁構成体を示している。第1のアクチュエーターは、第1のチャンバーDC2 Prと第2のチャンバーDC1 Pcとに連通する第1のアクチュエーターチャンバーVip2を有している。前記第1のストロークの間、第1のアクチュエーターは、第1のアクチュエーターチャンバーVip2の中の第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている。パイロット弁が、第1の作動圧力を制御するように構成されており、パイロット弁は、第1のアクチュエーターチャンバーに流体連通するパイロットチャンバー21を有している。第1の制限構成体は、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するためのものとして示されており、前記第1の制限構成体は、第1のストロークの間に第1の流量制限面積によって制限される第1の流路を提供するように構成されている。したがって、第1の流路には、第1の流量制限面積が設けられている。さらに、第1の制限構成体は、第2のストロークの間に第2の流量制限面積によって制限される第2の流路を提供するように構成されている。したがって、第2の流路には、第2の流量制限面積が設けられている。
第1の制限構成体は、第1の弁部材(図示されていないが、第2の制限構成体、すなわち、上側制限構成体の中の第2の弁部材24’に対応する)を備える第1のサブ弁構成体をさらに備えており、前記第1の弁部材は、第1のストロークの間に第1の端部位置にある。したがって、アクチュエーターチャンバーは、第2のチャンバーDC1 Pcに流体連通していない。
第1の弁部材は、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、前記第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip2からパイロットチャンバー21への減衰媒体の流れが、前記第1の流路を介して流れるようになっている。第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに、すなわち、第1のストロークの間に、第1の弁部材が、第1のチャネル(図示されていないが、第2の制限構成体、すなわち、上側制限構成体の第3のチャネル(26’で示されている)に対応する)を閉塞解除することによって、第1の制限構成体と協働し、それによって、減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーVip2とパイロットチャンバーとの間で並列する第1のチャネルと第2のチャネル(図示されていないが、第2の制限構成体、すなわち、上側制限構成体の中の第4のチャネル(26で示されている)に対応する)とを介して、第1のアクチュエーターチャンバーVip2とパイロットチャンバー21との間を流れることを可能にする。したがって、第1の流路が、並列する第1のチャネルと第2のチャネルを備えるか、または並列する第1のチャネルと第2のチャネルによって形成されている。第1のチャネルの流量制限面積は、第2のチャネルの流量制限面積よりも実質的に大きいまたは広いので、第1のチャネルを通る流れが支配することとなり、すなわち、第2のチャネルを通る流れは、第1のチャネルを通る流れと比較して、無視できることとなる。したがって、第1の流量制限面積は、第1のチャネルの流量制限面積によって、近似されることが可能である。換言すれば、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第1の流路を介して流れる。その上、第1の弁部材は、それが第1の端部位置にあるときに、第2のチャンバーDC1 Pcと第1のアクチュエーターチャンバーVip2との間の流れ通路(図示されていないが、第2の制限構成体の中の30で示されている流れ通路に対応する)を閉塞させる。
さらに、第1の弁部材は、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、前記第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip2からパイロットチャンバー21への減衰媒体の流れが、前記第2の流路を介して流れるようになっている。第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに、すなわち、第2のストロークの間に、第1の弁部材が第1のチャネルを閉塞させ、それによって、減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーVip2とパイロットチャンバー21との間を、第2のチャネルだけを介して流れることを可能にする。第2のチャネルの流量制限面積は、第1のチャネルの流量制限面積よりも実質的に小さいので、第1の弁部材が第1の端部位置にあるときと比較して、流れがより強力に制限される。したがって、第2の流路が、第2のチャネルを備えるか、または第2のチャネルによって形成されている。したがって、第2の流量制限面積は、第2のチャネルの流量制限面積と等しい。その上、第1の弁部材は、それが第2の端部位置にあるときに、第2のチャンバーDC1 Pcと第1のアクチュエーターチャンバーVip2との間の流れ通路を閉塞解除する。
さらには、第2のアクチュエーターチャンバーを有する第2のアクチュエーター、上側アクチュエーターが、示されており、それは、前記第1のチャンバーDC2 Prと前記第2のチャンバーDC1 Pcとに連通することが可能である。その上、前記第2のストロークの間に、前記第2のアクチュエーターが、第2のアクチュエーターチャンバーの第2の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている。さらに、図2は、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第2の制限構成体を示しており、前記制限構成体は、第1のストロークの間に第3の流量制限面積によって制限される第3の流路を提供し、第2のストロークの間に第4の流量制限面積によって制限される第4の流路を提供するように構成されている。その上、第2のサブ弁構成体が、示されており、それは、第2の弁部材24’を備えており、前記第2の弁部材24’は、第1のストロークの間に第2の端部位置にある。第2の弁部材24’は、第2のストロークの間に第1の端部位置にある。第1のチャンバーDC2 Prの中の圧力に起因して、第2の弁部材24’が、その第1の端部位置になることを強いられる。反対に、第2のストロークの間、第2のチャンバーDC1 Pcの中の圧力に起因して、第2の弁部材24’が、その第2の端部位置になることを強いられる。図2では、弁部材は、ボール形状であり、すなわち、弁部材は、ボール本体である。第2の弁部材24’は、前記第2の制限構成体と協働するように構成されており、前記第2の弁部材が第1の端部位置にあるときに、第2のアクチュエーターチャンバーVip1からパイロットチャンバー21への減衰媒体の流れが、前記第3の流路を介して流れるようになっている。第2の弁部材24’は、第2の弁部材が第1の端部位置にあるときに、すなわち、第2のストロークの間に、チャネル26’を閉塞解除することによって、第2の制限構成体と協働し、それによって、減衰媒体の流れが、第2のアクチュエーターチャンバーVip1とパイロットチャンバー21との間を、並列する第3のチャネル26’と第4のチャネル26とを介して、流れることを可能にする。第3のチャネルの流量制限面積は、第4のチャネルの流量制限面積よりも実質的に大きいので、第3のチャネルを通る流れが支配することとなり、すなわち、第4のチャネルを通る流れは、第3のチャネルを通る流れと比較して、無視できることとなる。したがって、第3の流路は、並列する第3のチャネルと第4のチャネルを備えるか、または並列する第3のチャネルと第4のチャネルによって形成されている。したがって、第3の流量制限面積は、第3のチャネルの流量制限面積によって、近似されることが可能である。換言すれば、第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第3の流路を介して流れる。その上、第2の弁部材は、それが第1の端部位置にあるときに、第1のチャンバーDC2 Prと第2のアクチュエーターチャンバーVip1との間の流れ通路30を閉塞させる。
さらに、第2の弁部材24’は、前記第2の制限構成体と協働するように構成されており、前記第2の弁部材が第2の端部位置にあるときに、第2のアクチュエーターチャンバーVip1からパイロットチャンバー21への減衰媒体の流れが、前記第4の流路を介して流れるようになっている。図2では、第2の弁部材は、第2の端部位置にある。第2の弁部材は、第2の弁部材が第2の端部位置にあるときに、すなわち、第1のストロークの間に、第3のチャネル26’を閉塞解除することによって、第2の制限構成体と協働し、それによって、減衰媒体の流れが、第2のアクチュエーターチャンバーVip1とパイロットチャンバー21との間を、第4のチャネル26だけを介して流れることを可能にする。第4のチャネルの流量制限面積は、第3のチャネルの流量制限面積よりも実質的に小さいので、第2の弁部材が第1の端部位置にあるときと比較して、流れがより強力に制限される。したがって、第4の流路が、第4のチャネルを備えるか、または第4のチャネルによって形成されている。したがって、第4の流量制限面積は、第4のチャネルの流量制限面積と等しい。その上、第2の弁部材は、それが第2の端部位置にあるときに、第1のチャンバーDC2 Prと第2のアクチュエーターチャンバーVip1との間の流れ通路30を閉塞解除する。
図3aおよび図3bでは、本発明の代替的な実施形態の概略断面図が示されている。プランジャー13bが、プランジャーハウジング56の中に構成されている。プランジャーの中空部の内側に、ばね14bが構成されており、ばね14bは、ばね反力Ffをプランジャー本体を介して弁部材3b(図示せず)に働かせるように適合されている。プランジャーの中空部の内側表面は、プランジャーハウジング56の内側表面と一緒に、プランジャーチャンバーを画定している。プランジャーチャンバーは、もう一方のプランジャーチャンバーと一緒に、ピストンの両側において、アクチュエーターチャンバーの一部を形成する。したがって、第1のアクチュエーターのプランジャーチャンバーは、第1のアクチュエーターチャンバーの一部を形成し、第2のアクチュエーターのプランジャーチャンバーは、第2のアクチュエーターチャンバーの一部を形成する。第1のチャネル部分126’および第2のチャネル部分126は、直列に配置されており、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、最初に、第2のチャネル部分126を通って流れ、その後に、第1のチャネル部分126’を通って流れるようになっている。したがって、減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーから、第1のチャネル部分と第2のチャネル部分とを介して、パイロットチャンバーに流体連通しているパイロットチャンバー部分200に流れる。しかし、後述されることとなるように、第1のストロークの間に、第2のチャネル部分126が、バイパスされ、第2のチャネル部分を通過するときに、流れが制限されないように、すなわち、流れが、制限されることなく、第2のチャネルを通過するようになっている。第2のチャネル部分126は、第2のシート129の中に少なくとも1つの溝部、スロット、またはスリットを備えている。図3aに示されているように、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材は、第2のシート129に当接しておらず、第2のシートの中の溝部、スロット、またはスリットが、バイパスチャネル部分127に向かって開いており、すなわち、第1の弁部材によって取り囲まれていない。しかし、図3bに示されているように、第1の弁部材124’が第2の端部位置にあるときに、第1の弁部材が、第2のシートと当接しており、それによって、チャネル部分126の壁を形成し、すなわち、第1の弁部材が、第2のシート129の中の溝部、スロット、またはスリットを閉じるか、または取り囲み、それによって、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、それを通ることを強いられる。第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、バイパスチャネル部分127が、第2のシート129(溝部、スロット、またはスリットを含む)と第1の弁部材124’との間に形成され、または画定される。バイパスチャネル部分は、環状であり、すなわち、それは、第2のシート129の円周部の周りに形成され、または画定されるということが理解される。それによって、バイパスしている部分の流量制限面積は、第2のチャネル部分126のものよりも実質的に大きく、それによって、第2のチャネル部分をバイパスしている。また、バイパスしている部分の流量制限面積は、第1のチャネル部分126’のものよりも実質的に大きく、第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、第1のチャネル部分によって制限されるようになっているということも理解される。
図3aでは、第1の弁部材124’を備える第1のサブ弁構成体が示されており、第1の弁部材は、第1の端部位置にある。第1のストロークの間に、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材124’が、第1のサブ弁構成体のシート128に当接し、それによって、第2のチャンバーDC1 Pcに対して第1のアクチュエーターチャンバーを閉じる。したがって、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーは、第1のチャンバーに流体連通している。この場合、第1の弁部材124’が、第1のサブ弁構成体と協働し、第2のチャネル部分126と並列するバイパスチャネル部分127を提供しており、第1のチャネル部分の流量制限に少なくとも関連して流れを制限することなく、流れが、第1のアクチュエーターチャンバーから第1のチャネル部分に通過することが可能であるようになっている。したがって、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材124’が、第1の制限構成体の表面と一緒に、バイパスチャネル部分127を形成する。換言すれば、バイパスチャネル部分は、第2のチャネル部分の第2の流量制限面積よりも実質的に大きい流量制限面積を提供し、第2のチャネル部分を通る流れは、バイパスチャネル部分を通る流れと比較して、無視できるようになっている。それによって、第2のチャネル部分は、効果的にバイパスされ、すなわち、流れの全体的な制限は、第2の流量制限面積によって限定されない。その上、バイパスチャネル部分の流量制限面積は、第1のチャネル部分の第1の流量制限面積よりも広く、第1のアクチュエーターチャンバーVip 22からパイロットチャンバーへの流れの全体的な制限は、第1のチャネル部分によって制限されるようになっている。異なる表現をすれば、第2のチャネル部分126は、バイパスチャネル部分127と一緒に、可変的なチャネル部分を構成し、可変的なチャネル部分は、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、バイパスチャネル部分のものに対応する流量制限面積を有する。もう一方の場合には、第1の弁部材124’が第2の端部位置にあるときに、可変的なチャネルは、第1のチャネル部分の流量制限面積に関連して制限する第2の流量制限面積に等しい流量面積、すなわち断面積を有する。
第1のチャネル部分は、第1の流量制限面積を有し、第2のチャネル部分は、第2の流量制限面積を有する。したがって、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、流れの制限は、第1のチャネル部分の流量制限面積によって、すなわち、第1の流量制限面積によって決定されるので、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れは、第1の流量制限を有する第1の流路である。
図3bでは、第1の弁部材124’が、第2のストロークの間に、第2の端部位置にある。第1の弁部材124’が第2の端部位置にあるときに、第1の弁部材124’が、第1のサブ弁構成体の第2のシート129に当接し、第1のサブ弁構成体の第1のシート128から解放される。それによって、バイパスチャネル部分が閉じられ、第1のアクチュエーターチャンバーから第2のチャンバーDC1 Pcへの流れ通路が、第1の弁部材124’と第1のシート128との間で開けられる。したがって、第1の弁部材124’が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip2は、第2のチャンバーDC1 Pcに流体連通している。流れの制限は、第2のチャネル部分の流量制限面積によって、すなわち、第2の流量制限面積によって決定されるので、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れは、第2の流量制限を有する第2の流路である。
上述のように、第1の弁部材124’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材は、第2のチャネルをバイパスするように構成されている。したがって、流れは、第1のチャネル部分126’の第1の制限面積によって制限される。第1の弁部材124’が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーからの減衰媒体の流れは、第2のチャネル部分を通ることを強いられ、その後、第1のチャネル部分を介して、パイロットチャンバーに至る。
図3aおよび図3bに図示され、上述されているような対応する構成体は、図2に類似する他の流れ方向で使用されることが可能であるということが理解される。別の実施形態では、図3aおよび図3bに図示され、上述されているような構成体は、一方の流れ方向で、すなわち、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能であり、固定された制限構成体が、もう一方の流れ方向で、すなわち、第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能である。
図4a〜図4dでは、本発明の実施形態による、デュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図が示されている。図4aおよび図4bでは、流量制限面積126および126’は、図3a〜図3bに示されている実施形態にしたがって、直列に配置されている。図4c〜図4dでは、流量制限面積26および26’は、図2に示されている実施形態にしたがって、並列に配置されている。
図4e〜図4fでは、既知のデュアルアクションおよびパイロット制御されたショックアブソーバー弁の概略線図が示されている。
図5aおよび図5bでは、本発明の別の代替的な実施形態の概略断面図が示されている。(図2および図3a〜図3bに示されているように)第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するプランジャーを使用する代わりに、単一のリング形状のアクチュエーターが、それぞれの方向に主流に作動するように使用される。図5aおよび図5bでは、第1のリング形状のアクチュエーター213が示されている。リング形状のアクチュエーターが、アクチュエーターハウジング256の中に構成されている。板ばね214は、その外側円周部に沿って、アクチュエーターハウジング256に取り付けられており、第1のリング形状のアクチュエーター213を介して、ばね反力を主弁部材203に働かせるように適合されている。板ばね214は、リング形状のアクチュエーター213が、常に主弁部材203と接触することを可能にする。図2および図3に示されている実施形態とは異なり、アクチュエーターと主弁部材との間に、力伝達リングが使用されていないということに留意されたい。第1のリング形状のアクチュエーター213の底部表面は、アクチュエーターハウジング256の内側表面と一緒に、第1のアクチュエーターチャンバーVip 22を画定している。第1のチャネル部分226’および第2のチャネル部分226は、直列に配置されており、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、最初に、第2のチャネル部分226を通って、その後に、第1のチャネル部分226’を通って流れるようになっている。したがって、減衰媒体の流れは、第1のアクチュエーターチャンバーから第1のチャネル部分と第2のチャネル部分とを介して、パイロットチャンバーに流体連通しているパイロットチャンバー部分300に流れる。しかし、後述されることとなるように、第1のストロークの間に、第2のチャネル部分226は、バイパスされ、第2のチャネル部分を通過するときに、流れが制限されないように、すなわち、流れが、制限されることなく、第2のチャネルを通過するようになっている。第2のチャネル部分226は、第2のシート229の中に、少なくとも1つの溝部、スロット、またはスリットを備えている。図5aに示されているように、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材が、第2のシート229と当接しておらず、第2のシートの中の溝部、スロット、またはスリットが、バイパスチャネル部分227に向かって開いており、すなわち、第1の弁部材によって取り囲まれていない。しかし、図5bに示されているように、第1の弁部材224’が第2の端部位置にあるときに、第1の弁部材が、第2のシートと当接しており、それによって、チャネル部分226の壁を形成し、すなわち、第1の弁部材が、第2のシート229の中の溝部、スロット、またはスリットを閉じるか、または取り囲み、それによって、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、それを通ることを強いられる。第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、バイパスチャネル部分227が、第2のシート229(溝部、スロット、またはスリットを含む)と第1の弁部材224’との間に形成され、または画定される。バイパスチャネル部分は、環状であり、すなわち、それは、第2のシート229の円周部の周りに形成され、または画定されるということが理解される。それによって、バイパスしている部分の流量制限面積は、第2のチャネル部分226のものよりも実質的に大きく、それによって、第2のチャネル部分をバイパスしている。また、バイパスしている部分の流量制限面積は、第1のチャネル部分226’のものよりも実質的に大きく、第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れが、第1のチャネル部分によって制限されるようになっているということも理解される。
図5aでは、第1の弁部材224’を備える第1のサブ弁構成体が示されており、第1の弁部材は、第1の端部位置にある。第1のストロークの間に、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材224’が、第1のサブ弁構成体のシート228に当接し、それによって、第2のチャンバーDC1 Pcに対して第1のアクチュエーターチャンバーを閉じる。この場合、第1の弁部材224’が、第1のサブ弁構成体と協働し、第2のチャネル部分226と並列するバイパスチャネル部分227を提供しており、第1のチャネル部分の流量制限に少なくとも関連して流れを制限することなく、流れが、第1のアクチュエーターチャンバーから第1のチャネル部分に通過することが可能であるようになっている。したがって、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材224’が、第1の制限構成体の表面と一緒に、バイパスチャネル部分227を形成する。バイパスチャネル部分は、第2のチャネル部分の第2の流量制限面積よりも実質的に大きい流量制限面積を提供し、第2のチャネル部分を通る流れは、バイパスチャネル部分を通る流れと比較して、無視できるようになっている。それによって、第2のチャネル部分は、効果的にバイパスされ、すなわち、流れの全体的な制限は、第2の流量制限面積によって限定されない。その上、バイパスチャネル部分の流量制限面積は、第1のチャネル部分の第1の流量制限面積よりも広く、第1のアクチュエーターチャンバーVip 22からパイロットチャンバーへの流れの全体的な制限は、第1のチャネル部分によって制限されるようになっている。異なる表現をすれば、第2のチャネル部分226は、バイパスチャネル部分227と一緒に、可変的なチャネル部分を構成し、可変的なチャネル部分は、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、バイパスチャネル部分のものに対応する流量制限面積を有する。他の場合には、第1の弁部材224’が第2の端部位置にあるときに、可変的なチャネルは、第1のチャネル部分の流量制限面積に関連して制限する第2の流量制限面積に等しい流量面積、すなわち断面積を有する。第1のチャネル部分は、第1の流量制限面積を有し、第2のチャネル部分は、第2の流量制限面積を有する。したがって、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、流れの制限は、第1のチャネル部分の流量制限面積によって、すなわち、第1の流量制限面積によって決定されるので、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れは、第1の流量制限を有する第1の流路である。
図5bでは、第1の弁部材224’が、第2の端部位置にある。第1の弁部材224’が第2のストロークの間に第2の端部位置にあるときに、第1の弁部材224’が、第1のサブ弁構成体の第2のシート229に当接し、第1のサブ弁構成体の第1のシート228から解放される。それによって、バイパスチャネル部分が閉じられ、第1のアクチュエーターチャンバーから第2のチャンバーDC1 Pcへの流れ通路が、第1の弁部材224’と第1のシート228との間で開けられる。したがって、第1の弁部材224’が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip 22は、第2のチャンバーDC1 Pcに流体連通している。流れの制限は、第2のチャネル部分の流量制限面積によって、すなわち、第2の流量制限面積によって決定されるので、第1のアクチュエーターチャンバーとパイロットチャンバーとの間の減衰媒体の流れは、第2の流量制限を有する第2の流路である。
上述のように、第1の弁部材224’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材は、第2のチャネル部分226をバイパスするように構成されている。したがって、流れは、第1のチャネル部分226’の第1の制限面積によって制限される。第1の弁部材224’が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーからの減衰媒体の流れは、第2のチャネル部分226を通ることを強いられ、その後、第1のチャネル部分226’を介して、パイロットチャンバーに至る。
図5aおよび図5bに図示され、上述されているような対応する構成体は、図2に類似する他の流れ方向で使用されることが可能であるということが理解される。別の実施形態では、図5aおよび図5bに図示され、上述されているような構成体は、一方の流れ方向で、すなわち、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能であり、固定された制限構成体が、もう一方の流れ方向で、すなわち、第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能である。
図6aおよび図6bでは、本発明のさらなる別の代替的な実施形態の概略断面図が示されている。(図2および図3a〜図3bに示されているように)第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するプランジャーを使用する代わりに、単一のリング形状のアクチュエーターが、それぞれの方向に主流に作動するように使用される。図6aおよび図6bでは、第1のリング形状のアクチュエーター313が示されている。リング形状のアクチュエーターが、アクチュエーターハウジング356の中に構成されている。板ばね314は、その外側円周部に沿って、アクチュエーターハウジング356に取り付けられており、第1のリング形状のアクチュエーター313を介して、ばね反力を主弁部材303に働かせるように適合されている。板ばね314は、リング形状のアクチュエーター313が、常に主弁部材303と接触することを可能にする。図2および図3に示されている実施形態とは異なり、アクチュエーターと主弁部材との間に、力伝達リングが使用されていないということに留意されたい。第1のリング形状のアクチュエーター313の底部表面は、アクチュエーターハウジング356の内側表面と一緒に、第1のアクチュエーターチャンバーVip32を画定している。第1の制限構成体は、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するためのものとして示されており、第1の制限構成体は、第1のストロークの間に第1の流量制限面積によって制限される第1の流路を提供するように構成されている。したがって、第1の流路には、第1の流量制限面積が設けられている。さらに、第1の制限構成体は、第2のストロークの間に第2の流量制限面積によって制限される第2の流路を提供するように構成されている。したがって、第2の流路には、第2の流量制限面積が設けられている。第1の制限構成体は、第1の弁部材324’を備える第1のサブ弁構成体をさらに備えており、第1の弁部材は、第1のストロークの間に第1の端部位置にある。第1の弁部材324’は、第1の制限構成体と協働するように構成されており、第1の弁部材324’が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip32からパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、第1の流路を介して流れるようになっている。さらに、第1の弁部材が、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、前記第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip32からパイロットチャンバー21への減衰媒体の流れが、前記第2の流路を介して流れるようになっている。減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーから、第1または第2の流路を介して、パイロットチャンバーに流体連通しているパイロットチャンバー部分400に流れる。
図6aでは、第1の弁部材324’を備える第1のサブ弁構成体が示されており、第1の弁部材は、第1の端部位置にある。第1のストロークの間に、第1の弁部材324’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材324’が、第1のサブ弁構成体のシートに当接し、それによって、第2のチャンバーDC1 Pcに対して第1のアクチュエーターチャンバーを閉じる。この場合、第1の弁部材は、第1の弁部材が第1の端部位置にあるときに、すなわち、第1のストロークの間に、第1のチャネル326’を閉塞解除することによって、第1の制限構成体と協働し、それによって、減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーVip32とパイロットチャンバーとの間を、並列する第1のチャネル326’と第2のチャネル326とを介して、流れることを可能にする。第1の流量制限面積は、第2の流量制限面積よりも実質的に大きいので、第1のチャネルを通る流れが支配することとなり、すなわち、第2のチャネルを通る流れは、第1のチャネルを通る流れと比較して、無視できることとなる。したがって、第1の流路は、並列する第1のチャネルと第2のチャネルを備えるか、または並列する第1のチャネルと第2のチャネルによって形成されている。したがって、第1の流量制限面積は、第1のチャネルの流量制限面積によって、近似されることが可能である。換言すれば、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの減衰媒体の流れが、前記第1の流路を介して流れる。その上、第1の弁部材は、それが第1の端部位置にあるときに、第2のチャンバーDC1 Pcと第1のアクチュエーターチャンバーVip32との間の流れ通路330を閉塞させる。したがって、第1の弁部材324’が第1の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip32は、第2のチャンバーDC1 Pcに流体連通していない。
図6bでは、第1の弁部材324’が、第2の端部位置にある。第1の弁部材が第2の端部位置にあるときに、すなわち、第2のストロークの間に、第1の弁部材が、第1のチャネル326’を閉塞させ、それによって、減衰媒体の流れが、第1のアクチュエーターチャンバーVip2とパイロットチャンバーとの間を、第2のチャネル326だけを介して流れることを可能にする。第2のチャネルの流量制限面積は、第1のチャネルの流量制限面積よりも実質的に小さいので、第1の弁部材が第1の端部位置にあるときと比較して、流れがより強力に制限される。したがって、第2の流路が、第2のチャネルを備えるか、または第2のチャネルによって形成されている。したがって、第2の流量制限面積は、第2のチャネルの流量制限面積と等しい。その上、第1の弁部材は、それが第2の端部位置にあるときに、第2のチャンバーDC1 Pcと第1のアクチュエーターチャンバーVip32との間の流れ通路330を閉塞解除する。したがって、第1の弁部材324’が第2の端部位置にあるときに、第1のアクチュエーターチャンバーVip32は、第2のチャンバーDC1 Pcに流体連通している。
上述のように、第1の弁部材324’が第1の端部位置にあるときに、第1の弁部材は、第1のチャネル326’を閉塞解除するように構成されている。したがって、流れが、第1のチャネル326’の流量制限面積によって、ほぼ制限されている。第1の弁部材324’が第2の端部位置にあるときに、第1の弁部材は、第1のチャネル326’を閉塞解除するように構成されている。それによって、第1のアクチュエーターチャンバーからの減衰媒体の流れは、第2のチャネル326を通ることを強いられ、パイロットチャンバーに至る。したがって、流れは、第2のチャネル326の制限面積によって制限される。
図6aおよび図6bに図示され、上述されているような対応する構成体は、図2に類似する他の流れ方向で使用されることが可能であるということが理解される。別の実施形態では、図3aおよび図3bに図示され、上述されているような構成体は、一方の流れ方向で、すなわち、第1のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能であり、固定された制限構成体が、もう一方の流れ方向で、すなわち、第2のアクチュエーターチャンバーからパイロットチャンバーへの流れを制限するために、使用されることが可能である。
本発明の例示の実施形態が示され説明されてきたが、当業者には、本明細書で説明されているような本発明の多くの変形および修正、または変更がなされることが可能であるということが明らかであろう。したがって、本発明の上述の説明および添付の図面は、その非限定的な例として認識されるべきであり、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に定義されているということが理解されるべきである。

Claims (31)

  1. ショックアブソーバーの中の減衰媒体の主流を、第1のストロークの間に、第1のチャンバー(DC2 Pr)から第2のチャンバー(DC1 Pc)に、および第2のストロークの間に、前記第2のチャンバーから前記第1のチャンバーに制御するための弁構成体であって、
    前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとに連通する第1のアクチュエーターチャンバー(Vip2)を有する第1のアクチュエーターであって、前記第1のストロークの間に、前記第1のアクチュエーターチャンバーの中の第1の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている、第1のアクチュエーターと、
    前記第1の作動圧力を制御するように構成されたパイロット弁であって、前記第1のアクチュエーターチャンバーに流体連通するパイロットチャンバー(21)を有する、パイロット弁と、
    前記第1のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第1の制限構成体であって、第1のストロークの間に、第1の流量制限面積によって制限される第1の流路を提供し、前記第2のストロークの間に、第2の流量制限面積によって制限される第2の流路を提供するように構成されている、第1の制限構成体と、
    第1の弁部材(124’、224’、324’)を備える第1のサブ弁構成体であって、前記第1の弁部材は、前記第1のストロークの間に第1の端部位置にあり、前記第2のストロークの間に第2の端部位置にあり、前記第1の弁部材は、前記第1の制限構成体と協働するように構成されており、前記第1のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーへの減衰媒体の前記流れが、前記第1の弁部材が前記第1の端部位置にあるときに前記第1の流路を介して流れ、前記第1の弁部材が前記第2の端部位置にあるときに前記第2の流路を介して流れるようになっている、第1のサブ弁構成体と
    を具備する、弁構成体。
  2. 前記第1の弁部材が、前記第1の制限構成体のチャネルまたはチャネル部分と協働するように構成されている、請求項1に記載の弁構成体。
  3. 前記第1の流路は、前記第1のアクチュエーターチャンバーとパイロット容積部との間の第1のチャネル(26’、326’)および第2のチャネル(26、326)であり、
    前記第2の流路は、前記第1のアクチュエーターチャンバーと前記パイロットチャンバーとの間の前記第2のチャネル(26、326)であり、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルは、並列に配置されており、
    前記第1の弁部材は、前記第2の端部位置にあるときに、前記第1のチャネル(26’、326’)を閉塞させるように構成されている、請求項1または2に記載の弁構成体。
  4. 前記第1の弁部材は、前記第1および第2の端部位置を画定する2つのチャネル開口部間を移動可能である、請求項1から3までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  5. 前記第1の弁部材は、前記チャネル開口部または前記チャネルを閉塞することが可能なボールまたは丸い形のエレメントである、請求項2から4までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  6. 前記第1の流量制限面積は、第1のチャネル部分(126’、226’)によって画定され、前記第2の流量制限面積は、第2のチャネル部分(126、226)によって画定され、前記第1のチャネル部分および第2のチャネル部分は、前記第1のアクチュエーターチャンバーと前記パイロットチャンバーとの間に直列に配置されており、
    前記第1の弁部材は、前記第1の端部位置にあるときに、前記第2のチャネル部分(126、226)をバイパスするように構成されており、前記第2の端部位置にあるときに、減衰媒体の前記流れを前記第1のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーに前記第2のチャネル部分を介して通すことを強いるように構成されている、請求項1または2に記載の弁構成体。
  7. 前記第1の弁部材は、チャネル壁部分を形成する可撓性部分を備え、前記チャネル壁部分は、前記第1の端部位置と前記第2の端部位置との間を移動可能であり、それによって、流量制限面積を変化させる、請求項6に記載の弁構成体。
  8. 前記第1の弁部材は、シムまたはプレート形状のエレメントである、請求項6または7に記載の弁構成体。
  9. 前記第1のサブ弁構成体は、第1のシャトル弁であり、前記第1の弁部材は、その第1の端部位置において第1のシートに当接し、第2の端部位置において第2のシートに当接する、請求項1から8までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  10. 前記第1の流量制限面積は、前記第2の流量制限面積よりも広い、請求項1から9までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  11. 前記第1のアクチュエーターは、前記第1の作動圧力に応答して減衰媒体の前記主流に作動するように構成された2つ以上のプランジャーを備える、請求項1から10までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  12. 前記第2のアクチュエーターは、前記第2の作動圧力に応答して減衰媒体の前記主流に作動するように構成された環状アクチュエーターを備える、請求項1から10までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  13. 前記弁構成体は、前記第1のアクチュエーターと第1のシート部との間に置かれた第1の弁ディスク(3b)または第1の主弁部材(3b)をさらに備え、前記第1の弁ディスク(3b)または前記第1の主弁部材(3b)は、前記第1のチャンバーから前記第2のチャンバーへの減衰媒体の前記主流のために、前記シート部に対して開閉するように構成されている、請求項1から12までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  14. 前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとに連通する第2のアクチュエーターチャンバーを有する第2のアクチュエーターであって、前記第2のストロークの間、前記第2のアクチュエーターチャンバーの中の第2の作動圧力に応答して、減衰媒体の前記主流に作動するように構成されている、第2のアクチュエーターと、
    前記第2のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーへの減衰媒体の流れを制限するための第2の制限構成体であって、第1のストロークの間に第3の流量制限面積によって制限される第3の流路を提供するように構成され、前記第2のストロークの間に第4の流量制限面積によって制限される第4の流路を提供するように構成されている、第2の制限構成体と、
    第2の弁部材(24’)を備える第2のサブ弁構成体であって、前記第2の弁部材は、前記第2のストロークの間に第1の端部位置にあり、前記第1のストロークの間に第2の端部位置にあり、前記第2の弁部材は、前記第2の制限構成体と協働するように構成されており、前記第2のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーへの減衰媒体の前記流れが、前記第2の弁部材が前記第1の端部位置にあるときに、前記第3の流路を介して流れるようになっており、前記第2の弁部材が前記第2の端部位置にあるときに、前記第4の流路を介して流れるようになっている、第2のサブ弁構成体と
    をさらに具備し、
    前記パイロット弁は、前記第1の作動圧力と前記第2の作動圧力とを制御するように構成されており、前記パイロットチャンバーが、前記第1のアクチュエーターチャンバーと前記第2のアクチュエーターチャンバーとに流体連通している、
    請求項1から13までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  15. 前記第2の弁部材は、前記第2の制限構成体のチャネルまたはチャネル部分と協働するように構成されている、請求項14に記載の弁構成体。
  16. 前記第3の流路は、前記第2のアクチュエーターチャンバーと前記パイロットチャンバーとの間の第3のチャネルおよび第4のチャネルであり、前記第4の流路は、前記第2のアクチュエーターチャンバーと前記パイロットチャンバーとの間の第4のチャネルであり、前記第3のチャネルおよび前記第4のチャネルは、並列に配置されており、
    前記第2の弁部材は、前記第2の端部位置にあるときに、前記第3のチャネルを閉塞させるように構成されている、
    請求項14または15に記載の弁構成体。
  17. 前記第2の弁部材は、前記第1および第2の端部位置を画定する2つのチャネル開口部間を移動可能である、請求項14から16までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  18. 前記第2の弁部材は、前記チャネル開口部または前記チャネルを閉塞することが可能なボールまたは丸い形のエレメントである、請求項15から17までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  19. 前記第3の流量制限面積は、第3のチャネル部分によって画定され、前記第4の流量制限面積は、第4のチャネル部分によって画定され、前記第3のチャネル部分および第4のチャネル部分は、前記第2のアクチュエーターチャンバーと前記パイロットチャンバーとの間で直列に配置されており、
    前記第2の弁部材は、前記第1の端部位置にあるときに、前記第4のチャネルをバイパスするように構成されており、前記第2の端部位置にあるときに、減衰媒体の前記流れを前記第2のアクチュエーターチャンバーから前記パイロットチャンバーに前記第4のチャネルを介して通すことを強いるように構成されている、請求項14または15に記載の弁構成体。
  20. 前記第1の弁部材は、チャネル壁部分を形成する可撓性部分を備え、前記チャネル壁部分は、前記第1の端部位置と前記第2の端部位置との間を移動可能であり、それによって、流量制限面積を変化させる、請求項19に記載の弁構成体。
  21. 前記第1の弁部材は、シムまたはプレート形状のエレメントである、請求項19または20に記載の弁構成体。
  22. 前記第2のサブ弁構成体は、第2のシャトル弁であり、前記第2の弁部材は、その第1の端部位置において第3のシートに当接し、第2の端部位置において第4のシートに当接する、請求項14から21までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  23. 前記第3の流量制限面積は、前記第4の流量制限面積よりも広い、請求項14から22までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  24. 前記第2のアクチュエーターは、前記第2の作動圧力に応答して減衰媒体の前記主流に作動するように構成された2つ以上のプランジャーを備える、請求項14から23までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  25. 前記第2のアクチュエーターは、前記第2の作動圧力に応答して減衰媒体の前記主流に作動するように構成された環状アクチュエーターを備える、請求項14から23までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  26. 前記第2のアクチュエーターと第2のシート部との間に置かれた第2の弁ディスク(3a)または第2の主弁部材(3a)をさらに備え、前記第2の弁ディスク(3a)または前記第2の主弁部材(3a)は、前記第2のチャンバーから前記第1のチャンバーへの減衰媒体の前記主流のために、前記シート部に対して開閉するように構成されている、請求項14から25までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  27. 好ましくは2から13個の間の前記2つ以上のプランジャーは、弁中心の周りに円形に構成されており、前記プランジャーは、プランジャーハウス(56)の中をガイドされる、請求項11、13から24まで、または26のいずれか一項に記載の弁構成体。
  28. 前記2つ以上のプランジャーは、パイロット圧力(pp)に応答して、前記弁ディスクにアクチュエーター力を働かせるように構成されており、前記アクチュエーター力は、以下、
    前記プランジャーの直径サイズ、および
    前記プランジャーの数
    のうちの少なくとも1つを変化させることによって変更可能であり、それによって、摩擦、スティックスリップ、および漏れ量が許容レベル内に保持されることが可能である、請求項11、13から24まで、または26もしくは27のいずれか一項に記載の弁構成体。
  29. 前記2つ以上のプランジャーは、アクチュエーター力を発生させて前記弁ディスクを傾斜させるために、互いに対して、個別に移動可能であるように構成されており、前記弁ディスクの傾斜運動は、摩擦およびスティックスリップが低レベル内に保持され得るように実現されることが可能であるようになっている、請求項11、13から24まで、または26から28までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  30. 前記第1および/または第2のアクチュエーターが、ばねをさらに備え、前記ばねは、ばね力作用を提供するために異なるプリロードとばね係数とで構成されており、前記弁部材は、低いまたはゼロのパイロット圧力においても、選択可能な弁特性の自由度を増加させることとなる複数の異なる傾斜パターンを得るために、複数の方式で制御可能であるようになっている、請求項11、13から24まで、または26から29までのいずれか一項に記載の弁構成体。
  31. 前記第1のストロークは、前記ショックアブソーバーの圧縮ストロークおよび反発ストロークのうちの一方であり、前記第2のストロークは、前記圧縮ストロークおよび前記反発ストロークのうちのもう一方である、請求項1から30までのいずれか一項に記載の弁構成体。
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