JP6618996B2 - 弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、概して弁装置の分野に関する。特に、本発明は、緩衝装置における減衰媒体の流れを制御するための弁装置に関する。
概して、電気的に制御される緩衝装置の技術分野内では、緩衝装置の減衰媒体で満たされた室におけるピストンの往復運動の間、圧縮室と反発室との間の減衰媒体の流れを制御するために弁装置が使用される。ピストンは、ピストンロッドを介して、車輪またはシャーシのいずれかに連結されるのに対し、室は、ピストンが連結されない車輪またはシャーシの一方に連結される。圧縮行程の間、ピストンは圧縮室に向かう方向に軸方向で移動し、それによって、圧縮室における減衰媒体を加圧する。反発行程の間、ピストンは軸方向に反発室に向かって、つまり反対の方向に移動し、それによって反発室内の減衰媒体を加圧する。緩衝装置の機能に従うと、加圧された減衰媒体は、加圧室からもう一方の室へ、つまり圧縮室から反発室へ、または反発室から圧縮室へ移送される必要がある。減衰媒体の流れは、ピストンの減衰効果、延いては緩衝装置の減衰効果を得るために、つまり、車輪とシャーシとの間の相対運動を減衰するために、制御される必要がある。
緩衝装置における減衰媒体の流れの圧力の制御は、弁装置によって作り出される圧力に依存し得る。緩衝装置における圧力調整器には、座部に対して作用するワッシャ、コーン、またはシムなど、軸方向に移動可能または屈折可能な弁部材が設けられ得る。圧力制御は、例えば、一方の方向において弁部材に作用する圧力および/または流れ力と、反対方向において弁部材に作用するバネ力、摩擦力、またはパイロット圧力による力のうちの1つまたは複数などの反作動力または反対の力との間の平衡といった、力の平衡または釣り合いによって達成される。圧力および/または流れ力が反対の力または反作用力より大きくなるように緩衝装置のピストンがある速度で移動するとき、移動可能な弁部材は座部から強制的に離され、それによって流れ通路を開く。したがって、移動可能な弁部材は、圧力調整器の調整領域に作用する圧力によって生成される流れの関数として定められる行程において強制的に開けられる。
一部の最先端の弁装置は、流れを調整するためのスライド可能に配置された制御弁部材を使用している。このようなスライド可能に配置された制御弁部材の調整された流れは、主流、または、圧縮室と反発室との間で主流と平行な流れを許容するためのバイパス流れのいずれかであり得る。
この種類の弁部材は、しばしば、圧力釣り合い弁および/またはバネ構成弁によって圧力が逃され、付勢されるが、その問題は、軸方向位置を調節するために利用可能な力が通常小さく、これが、その利用可能な力を、弁部材に作用する力に対して敏感にさせてしまうことである。したがって、このような弁装置は、動作の間に攪乱を非常に受けやすい。
そのため、動作の信頼性が高い緩衝装置のための弁装置が必要である。
本発明の目的は、より信頼性の高い動作を有する改善された弁装置を提供し、より信頼できる弁装置をもたらすことである。
上記の目的および他の目的は、緩衝装置に適した弁装置であって、第1および第2のポートを有する弁ハウジングと、前記弁ハウジング内に配置され、径方向孔を有する主弁部材と、前記第1および第2のポートの間において第1の減衰流体の流れを制限するために、それ自体に作用する作動力に応答して、前記主弁部材に対して軸方向に移動可能である制御弁部材とを備え、前記制御弁部材が、互いに流体連結され、前記主弁部材の径方向孔を介して前記第1および第2のポートの間で前記減衰流体の前記第1の流れを許容する、互いから軸方向距離にある少なくとも第1の径方向孔および第2の径方向孔を備える、弁装置によって達成される。加えて、主弁部材は、前記第1および第2のポートの間を流れる加圧された減衰流体を、制御弁部材の実質的に全周の周りに広げるために、減衰流体を保持するための外部容積を形成する主弁部材の内周に沿って、前記径方向孔の径方向内側端に、第1の凹所を備える。最後に、減衰媒体の第1の流れは、前記第1の径方向孔のオリフィスを小さくするときに流れを制限するために、前記外部容積の縁に対する前記第1の径方向孔の軸方向位置を通じて制御される。
本発明は、分散されている加圧された減衰流体からの径方向の力と、スライド可能な弁部材に作用する流体の流れの速度によって発生させられる軸方向の力とが、スライド可能な弁部材の軸方向の位置にともに影響を与える径方向の摩擦力と軸方向の攪乱する力との両方を発生させるという発明者の理解に基づいている。そのため、加圧された減衰流体がスライド可能な弁部材の全体周囲の周りで作用し、スライド可能な弁部材における流れ力の衝撃が、増大された流れの速度によって作り出される圧力の局所的な低下によって影響され得るスライド可能な弁部材における軸方向の表面を除去することで最小化され、それが、攪乱する軸方向の力を大幅に低減し、それによって、信頼性のある動作でより信頼できる弁装置を達成する弁装置を、発明者は発明した。
それによって、先行技術よりも信頼性の高い動作を有する改善された弁装置が提供され、より信頼できる弁装置をもたらす。詳細には、このような弁装置における加圧された減衰流体は制御弁部材の全体周囲の周りで作用し、制御弁部材における流れ力の衝撃が、増大された流れの速度によって作り出される圧力の局所的な低下によって影響され得るスライド可能な弁部材における軸方向の表面を除去することで最小化され、それが、攪乱する軸方向の力を大幅に低減し、そのため、信頼性のある動作でより信頼できる弁装置を達成する。加圧された流体が制御弁部材の全体周囲を包囲するように加圧された流体を保持するための容積を有することは、弁を釣り合わせることによってこの効果を可能にする。加えて、主弁部材において凹所を用いることで外部容積を可能にすることで、凹所に対する制御弁部材の軸方向の位置を調整することを通じて制限を達成することが可能である。それによって、制御弁部材における第1の径方向孔のオリフィス面積が外部容積の縁と重なるとき、減衰流体は減衰効果を制御するために制限される。外部容積の軸方向外側である第1の径方向孔のオリフィス面積がより大きくなると、より多くの減衰流体が制限される。第1の径方向孔が制御弁部材に含まれ、外部容積の縁が主弁部材の一部である設計は、小さい攪乱する力をもたらす。したがって、制御弁部材に作用する力による先行技術における問題は、上記による弁装置で克服され得る。
本出願では、「流れを制限する」という表現は、圧力および/または流れ自体を調整することと解釈されるべきである。調整するとは、例えば、圧力および/または流れを制限するまたは絞ることによって制御することと等価に理解すべきである。加えて、「XとYとの間の境界面」における凹所について書くときには、凹所が、例えば、材料をXもしくはYから取り除くことによって、または、材料を2つの各々から取り除くことの組み合わせによって、作り出され得ることを意味する。加えて、フェールセーフ流れは、作動力が所定の力未満であるときに主流体流れを迂回する減衰媒体の流れとして定められる。さらに、作動力が少なくとも軸方向において提供されることが理解されるべきである。加えて、下記の詳細な説明は、どのポートが第1のポートであり、どれが第2のポートであるかについて矛盾はないが、発明の概念に関しては、流れがどちらの方向であるか、つまり、第1のポートから第2のポートへのみであるか、第2のポートから第1のポートへのみであるか、または両方向であるかは、重要ではない。例えば、第1の径方向孔が制御弁部材に含まれることと、外部容積の縁が主弁部材の一部であることとの特徴は、両方の方向において小さい攪乱する力をもたらす。したがって、流れについて語るとき、この文書の文脈において、「第1および第2のポートの間」という表現は、流れの方向を示していない。流れのいずれかの方向として、または、両方の方向としてさえ、理解されるべきである。最後に、「孔」または「径方向孔」という表現は、いかなる種類の穴、液体配管、貫通孔、または同様のものとして理解されるべきである。少なくとも、孔は、減衰媒体の通り抜ける流れを許容するべきである。加えて、「径方向」は、孔の延伸が少なくとも径方向成分を有することを意味する。これは、孔が厳密な径方向の延伸を有する必要があることを必ずしも意味しているとは限らない。また、本出願の文脈では、「径方向孔を備える」と書くとき、1つまたは複数の径方向孔を備えるとして理解されるべきである。つまり、1つの径方向孔は、いくつかの径方向孔を排除しない。
一実施形態によれば、主弁部材は、前記弁ハウジングにおいて軸方向に移動可能に配置され、前記第1および第2のポートの間での主減衰流体流れを制限するために、前記弁ハウジングの主弁座と相互作用するように配置される。それによって、主流れは、主弁部材と主弁座との間の開口の大きさを制御することで制御される。
さらに別の実施形態によれば、第1の減衰流体の流れはバイパス流れである。それによって、制御弁部材における径方向孔を通る第1の減衰流体の流れはバイパス流れとすることができ、主流れは、主弁部材と主弁座との間を流れ得る。したがって、より細かく調整された流れが、制御弁部材の軸方向位置を用いて制御され得る。また、バイパス流れは、主流れの能動的制御の間に、つまり、主弁部材と弁座との間の通路において制御される開口があるとき、バイパス流れとなり得ることは、理解されるべきである。バイパス流れは、前記通路を通る減衰媒体の実質的にあらゆる流れを防止するために主弁部材が主弁座に接触して閉じるフェールセーフ流れを含んでもよく、第1および第2のポートの間の唯一の減衰媒体の流れは、フェールセーフ流れを通るものになる。先に説明したように、この種類の流れは、構成要素の不具合または電力の喪失の間に望ましい。
別の実施形態によれば、弁装置は、前記第1および/または第2のポートと流体連通しているパイロット室をさらに備え、パイロット圧が前記パイロット室における液圧によって定められる。それによって、主弁部材および制御弁部材のいずれか一方または両方は、パイロット室におけるパイロット圧に応答して制御され得る。
さらに別の実施形態によれば、弁部材は、前記主弁部材に作用する前記パイロット圧に応答して前記第1および第2のポートの間の主減衰流体流れを制限するために、前記弁ハウジングの主弁座と相互作用する。それによって、パイロット圧に応答して制御される弁装置を有する緩衝装置が提供され得る。圧力調整される弁装置は、厳密のオリフィス制御される弁よりも優れている減衰特性を得ることになる。オリフィス制御される弁では、圧力は、流れの関数として指数関数的に高まることになるが、圧力調整される弁部材は、圧力に対するより線形の関係で流れを調整できる。これは、例えば車両のための緩衝装置において弁装置を実装するとき、大きな利点である。
別の実施形態によれば、第2の軸方向孔は、前記減衰媒体のフェールセーフ流れを制御するためのフェールセーフ孔である。それによって、第2の軸方向孔の合計オリフィス面積は、弁装置における構成要素のいずれかが不具合となる場合、または、電力が喪失される場合、減衰媒体の適切なフェールセーフ流れを許容するような大きさおよび配置とされ得る。孔の数を変えることで、または、より正確には、第2の軸方向孔の合計オリフィス面積を変えることで、制限は、弁装置が実装される用途について適切なフェールセーフ流れを許容するために設定され得る。
さらに別の実施形態によれば、弁装置は、前記第1および第2のポートの間を流れる加圧された減衰流体を、制御弁部材の実質的に全周の周りに広げるために、前記第1の凹所から前記第1のポートに向かって軸方向に変位され、減衰流体を保持するための内部容積を形成する主弁部材の内周に沿って延伸する、前記主弁部材と前記制御弁部材との間の境界面において、第2の凹所をさらに備える。それによって、第2の軸方向孔は、主弁部材に対する制御弁部材の軸方向位置の所定の範囲を通じて、完全に開いたオリフィス面積を第2の容積に向かって呈することができる。したがって、第2の容積は、主弁部材に対する制御弁部材の特定の軸方向位置を必要とすることなく、第2の軸方向孔と主弁部材の径方向孔との間の減衰媒体の流れについての流れの収容能力を提供する。加えて、これは、流れの方向に関係なく、つまり、第1ポートから第2のポートであるか、または、第2のポートから第1のポートであるかに関係なく、達成される。
別の実施形態によれば、第1の径方向孔の合計オリフィス面積は、前記制御弁部材の第2の径方向孔の合計オリフィス面積と少なくとも同じであるかまたはそれより大きい。それによって、第1の径方向孔の合計オリフィス面積は、フェールセーフ動作の間、絞りを構成しないことになる。一実施形態では、前記制御弁部材における第1の径方向孔の合計オリフィス面積と第2の径方向孔の合計オリフィス面積との間の比は、約2:1である。一部の実施形態では、制御弁部材における各々第1および第2の径方向孔のオリフィス面積は大体同じであり、合計オリフィス面積は孔の数によって構成され、例えば、すべて同じオリフィス面積で、2つの第1の径方向孔および1つの第2の径方向孔、4つの第1の径方向孔および2つの第2の径方向孔、または、6つの第1の径方向孔および3つの第2の径方向孔があり得る。
さらに別の実施形態によれば、制御弁は、前記第1および第2の径方向孔の間で軸方向に配置される第3のセットの径方向孔をさらに備え、前記制御弁部材が軸方向フェールセーフ位置にあるとき、減衰流体が、第1のポートに向けては第2の径方向孔のオリフィス面積によって制限され、第2のポートに向けては第1および第3の径方向孔の合計オリフィス面積によって制限されるようになる。それによって、第3の径方向孔は、第1の径方向孔の合計オリフィス面積がフェールセーフモードにおける流れに対して制約を構成しないように、収容孔として機能することになるが、これは、第1の径方向孔のオリフィス面積が、収容孔として作用する第3の径方向孔のオリフィス面積によって補足されるためである。したがって、フェールセーフモードにおける絞りは、第2の径方向孔のオリフィス面積によって専ら制御される。
別の実施形態によれば、制御弁は、前記第1および第2の径方向孔の間で軸方向に配置される第3の径方向孔のセットをさらに備え、前記制御弁部材が軸方向能動的調整位置にあるとき、減衰流体が、第2のポートに向けては第1の径方向孔のオリフィスによって制限され、第1のポートに向けては第2および第3の径方向孔の合計オリフィスによって制限されるようになる。それによって、第3の径方向孔は、第2の径方向孔の合計オリフィス面積が調整された動作におけるバイパス流れに対する制約を構成しないように、収容孔として機能することになるが、これは、第2の径方向孔のオリフィス面積が、収容孔として作用する第3の径方向孔のオリフィス面積によって補足されるためである。したがって、調整された動作の間のバイパス流れの絞りは、第1の径方向孔のオリフィス面積によって専ら制御される。
さらに別の実施形態によれば、第3の径方向孔の合計オリフィス面積は、前記第1の径方向孔または前記第2の径方向孔の合計オリフィス面積より大きい。それによって、第3の径方向孔は、第1または第2(どの動作モードかに依存する)の径方向孔だけがバイパス流れを制限するように、収容孔として機能することになる。別の言い方をすれば、調整された動作の間、第1の径方向孔だけがバイパス流れを制限することになり、フェールセーフ動作の間、第2の径方向孔だけがバイパス(フェールセーフ)流れを制限することになる。
一実施形態では、制御弁は、少なくとも3つの第3の径方向孔を備える。一実施形態では、制御弁は、2つから8つの間の孔を備える。それによって、減衰流れは、制御弁部材の周囲を貫くいくつかの孔を通じて容易に流れることができる。
なおも別の実施形態によれば、前記制御弁部材が軸方向停止部に接触して保持されるとき、制御弁部材は、主弁部材を前記主弁座に接触させて保持し、それによって前記第1および第2のポートの間で主流れを維持する密閉圧力をパイロット室において高めるために、パイロット室を閉じる。
制御弁部材の軸方向の移動を制限する軸方向停止部を有することで、制御弁部材は、正確な精度なしでフェールセーフ位置にさせられ得る。それによって、制御弁部材は、付勢部材の自由長さが正確に構成されるという要件がそれほど厳格ではない状態で、フェールセーフ動作の間に軸方向停止部に接触して保持され得る。したがって、付勢部材の自由長さは、例えば、経年劣化によって、または、取り付けもしくは生産における違いによってのいずれかで、時間と共に変わってしまうが、同じ効果が達成され得る。加えて、高められた圧力は、主弁部材を閉位置において保持でき、結果として唯一の流れは第2の径方向孔を通るフェールセーフ流れになり、したがって、弁装置は、前記室同士の間の液流体の実質的に制限のない流れを回避し、結果として実質的に減衰力のないことを回避するために、主流れが閉じられることを確保する。
別の実施形態によれば、パイロット室における密閉圧力は、制御弁部材を前記軸方向停止部に接触させてさらに保持する。それによって、制御弁部材も密閉圧力によって停止部に接触して保持され、信頼できる弁装置を可能にする。一実施形態では、制御弁部材は、パイロット座部における両側で異なる領域を用い、パイロット段を通る圧力を解放することで、保持される。
さらに別の実施形態によれば、前記制御弁部材に作用する作動力は、ソレノイドによって発生される。それによって、制御弁部材は、電流に応答して主弁部材に対して軸方向に移動可能であり得る。例えば、作動力は、ソレノイドが電流に応答して力を発揮する磁気部材を有し得る作動ロッドによって伝達され得る。
別の実施形態によれば、弁装置は、前記制御弁部材内で軸方向に移動可能であるパイロット弁部材をさらに備え、前記パイロット弁部材は、前記パイロット室から出るパイロット流体流れを制限するために、前記制御弁部材のパイロット弁座と相互作用するように配置される。それによって、パイロット圧は、制御弁部材に対するパイロット弁部材の軸方向位置を調節し、減衰流体のより多くの流れまたはより少ない流れを許容するために、パイロット弁部材とパイロット弁座との間の開口の調節をもたらすことで、制御され得る。
さらに別の実施形態によれば、第1の径方向孔は、減衰流体を保持するための内部容積を作り出す、前記制御弁部材と前記パイロット弁部材との間の境界面における凹所を用いて、前記第2の径方向孔と流体連結される。内部容積は、第1の径方向孔から第2の径方向孔への流れが前記容積を通じて許容されるように、制御弁部材および/またはパイロット弁部材において凹所を作り出すことで達成され得る。一実施形態では、第3の径方向孔は内部容積にも流体連結される。それによって、径方向孔を通じたすべての流れは、内部容積を介して流れる。
別の実施形態によれば、前記主弁部材の外部容積は、前記第1のポートから前記第2のポートへと流れる加圧された減衰流体を、実質的に制御弁部材の全周の周りにさらに広げる。
本発明のさらなる特徴および本発明による利点は、添付の請求項および以下の記載を検討するとき、明らかとなろう。当業者は、本発明の異なる特徴が、本発明の範囲から逸脱することなく、以下に記載されているもの以外の実施形態を作り出すために組み合わされ得ることを理解する。
本発明のさらなる詳細および態様は、添付図面を参照しつつ、以下の詳細な記載から明らかとなろう。
弁装置の実施形態の分解図。 第1のポートから第2のポートへの調整された主流れと、制御弁部材を通るバイパス流れとを許容するために、主弁部材が部分的に開いた位置にあるときの実施形態の断面図。 主弁部材が第1のポートから第2のポートへの主流れを阻止するために閉位置にあり、減衰媒体のフェールセーフ流れを許容するために、制御弁がフェールセーフ軸方向位置にある、実施形態の断面図。 図3aに示したフェールセーフ流れの拡大図。 制御弁部材を通る流れが第1のポートから第2のポートへの主流れでもあるときの実施形態の断面図。 第1のポートから第2のポートへの調整された主流れと、制御弁部材を通るバイパス流れとを許容するために、弁組立体が一方向弁組立体であり、主弁部材が部分的に開いた位置にあるときの実施形態の断面図。
次いで、本発明が、以後において、本発明の現在好ましいとされている実施形態が示されている添付の図面を参照して、より完全に説明される。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化でき、ここに記載されている実施形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、徹底した完全性のために提供され、本発明の範囲を当業者に十分に伝える。同様の符号は、初めから終わりまで同様の要素を指す。
以下において、図2〜図4に示した実施形態における弁装置は、第1および第2のポートの間で、両方の方向における流体の流れを制限するように構成されている。しかしながら、その概念は、図5に示しているような一方向の流れの弁装置において等しく適用可能である。加えて、図における実施形態は、パイロット弁部材6を伴う弁装置のみを示しているが、本発明は、パイロット圧が制御弁部材または他の弁部材を用いて調整されるパイロット弁部材6のない弁装置についても、等しく関連している。加えて、「第1の流れ20」は、バイパス流れ(フェールセーフ流れを含む)の場合であるか主流れの場合であるかに係わらず、制御弁部材を通る流れとして理解されるべきである。加えて、「第2の流れ10」は、主弁部材4と、弁ハウジング2の主座部9との間の減衰媒体のあらゆる流れを指す。
図1は、弁装置の断面分解図を示している。弁装置1は、弁ハウジング2(上方部および下方部を伴う)と、主弁部材4と、制御弁部材5と、パイロット弁部材6とを備える。図は、一方向弁62、63および付勢手段14など、弁装置の実施形態のいくつかの詳細部をさらに示している。しかしながら、これらの詳細部は図2〜図5に関連してさらに説明され、それらのそれぞれの機能もそこで記載される。代わりに、図1は、主に各々の構成要素の形態を明確にするために本出願に含まれており、それによって本出願の読解および理解を容易にしている。
図2は、弁装置の第1の実施形態の断面図を示している。弁装置1は、弁ハウジング2と、パイロット室3と、主弁部材4と、制御弁部材5と、パイロット弁部材6とを備える。先に説明したように、パイロット弁部材は本発明の概念にとって必要とは限らない。弁ハウジング2は第1および第2のポート7、8を備える。図示した実施形態では、第1および第2のポートは、それぞれ液流体の入口および出口のための入口ポートおよび出口ポートとして作用する。図2における主弁部材4は、弁ハウジング2において軸方向に移動可能に配置されており、主弁部材4の上方面47に作用するパイロット圧Ppに応答して第1のポート7と第2のポート8との間の主流体流れ10を制限するために(または、圧力を調整するために)、弁ハウジングの主弁座9と相互作用するように配置される。この実施形態では、主弁部材4は、主弁部材の上方面47に作用する主螺旋バネ部材12によって、閉位置に向かうように、主弁座9に向かって弾性的に装着されている。他の実施形態では、主弁部材は、他の種類の弁部材によって弾性的に装着され得るか、または、所望の弾性的な装着を達成するために、それ自体が柔軟性および/または弾性的であり得る。図4に関連してさらに説明されるように、主弁部材4は、主流体流れを制限するために(または、圧力を調整するために)主弁座9と相互作用するように、弁ハウジング2に対して軸方向に移動可能に配置される必要はない。代わりに、バイパス流れ20の流路が実際は主流れでもあることは、十分に可能である。つまり、減衰媒体の主流れは、主弁部材に関連する制御弁部材5の相対的な軸方向位置を調節することで制御されてもよい。
さらに、制御弁部材5は、付勢手段14によって、前記主弁部材に対して、軸方向停止部11に向かって弾性的に装着されている。図示した実施形態では、付勢手段は、バネ基部材17を間に置いて直列に配置される第1のフェールセーフバネ15部材と付勢バネ16部材とを備える。フェールセーフバネ15部材のバネ剛性は、図示しているように、バネ基部材17が、通常の動作の間に、つまり、作動力が受けられるときに動作できないように、付勢バネ部材16の剛性より小さくてもよい。バネ基部材17は、通常の動作の間に主弁部材4の座部に接触して位置でき、(図3に示しているように)フェールセーフ動作の間に主弁部材から解放され得る。そのため、フェールセーフ動作の間、フェールセーフバネ部材15および付勢バネ部材は、制御弁部材を軸方向停止部に接触するフェールセーフ位置にさせるために、直列で一体に作用する。他の実施形態では(図示せず)、付勢手段14は、パイロット弁部材または制御弁部材に作用する単一のバネを備えることができる。軸方向停止部は、制御弁部材が軸方向停止部を越えて軸方向に移動するのを防止する基本的には任意の方法で形成され得る。図示しているような軸方向停止部は、主弁ハウジング2の実質的に平坦な面が制御弁部材の実質的に平坦な上面と相互作用するように形成されている。それによって、接触領域が比較的大きくなるため、それぞれの面における摩耗が制限される。
パイロット室3は、主弁部材の上方面47と弁ハウジング2の内壁との間に形成される空間によって画定される。パイロット室3は、主弁部材4における第1の軸方向貫通孔32を介して第1のポート7と流体連通しており、主弁部材4における第2の軸方向貫通孔33を介して第2のポート8と流体連通している。図示した実施形態では、軸方向において柔軟もしくは屈折可能であるか、または剛体で移動可能である円板または板形状の一方向弁部材34が、軸方向貫通孔32および33を覆うために主弁部材の一部として空洞49に配置されており、それによって、1つの共通のパイロット入口孔39を介して、第1のポートからパイロット室3への方向のみにおいて、第1の軸方向貫通孔32を通じた液流体の流れを許容するための一方向弁と、1つの共通のパイロット入口孔39を介して、第2のポートからパイロット室3への方向のみにおいて、第2の軸方向貫通孔33を通じた液流体の流れを許容するための一方向弁とを形成する。他の実施形態では、一方向弁は、例えば、ボール弁型といった他の種類のものであってもよい。主弁部材4の上方面47に作用するパイロット圧Ppは、パイロット室3における液圧によって画定される。
制御弁部材5は、実質的に円筒形であり、主弁部材内で同軸に配置され、主弁部材内に部分的に配置され、上方面47の上方に延伸してパイロット室3の中に入る。制御弁部材5は、制御弁部材に作用する作動力に応答して、主弁部材4に対して軸方向においてさらに移動可能である。この実施形態では、作動力は作動ロッド35によって受けられる。例えば、作動ロッドは、ソレノイドが電流に応答して力を発揮する軸方向に移動可能な磁気部材であり得る。
加えて、主弁部材は、制御弁部材5と主弁部材4との間に外部容積43を呈する。先の概要において論じたように、外部容積43は、加圧された減衰流体が制御弁部材5の外装面の周りに作用することを可能にし、制御弁部材5における流れ力の影響が最小にされ、これは、攪乱となる軸方向の力を大幅に低減し、そのため、信頼性のある動作でより信頼できる弁装置1を達成する。
さらに図2では、主弁部材4の持ち上げ領域21に作用する第1のポート7における液圧は、主弁部材に作用する主螺旋バネ部材12およびパイロット圧Ppの反対の力に打ち勝つのに十分な大きさである。持ち上げ領域21は主弁部材の底面40も含み得る。
さらに、主弁部材4は、第1のポートと第2のポートとの間の調整された主流体10流れ(いずれかの方向または両方の方向)と、制御弁部材5を通るバイパス流れ20とを許容するために、図2において、部分的に開いた位置にある。これらの2つの流れは、弁装置の能動的な制御動作の間に存在する。流れの制御は、制御弁部材5への作動ロッド35を介した作動力を発揮するソレノイドを用いることで実行され、それによって、2つのポート7、8の間で減衰媒体の流れを調整する。より具体的には、制御弁部材5は、第1の径方向孔51および第2の径方向孔52のセットを備える。第1および第2の径方向孔は、各々からある軸方向距離において配置される。加えて、第1および第2の径方向孔は、内部容積54によって互いと流体連結され、主弁部材における径方向孔41を介して、第1および第2のポート7、8の間で減衰流体の第1の流れ20を許容するために、主弁部材の中で凹所42、45に流体連結される。図2では、この流れはバイパス流れであるが、図4に示しているように主流れであってもよく、その場合、主弁部材は弁ハウジング2に接触して保持される(または、さらには弁ハウジング2もしくはその一部に搭載される)。
第1の径方向孔51は貫通孔であり、主弁部材4の第1の凹所42より小さいオリフィス面積を有する穴であってもよい。それによって、制御弁部材5は、第1の径方向孔51のオリフィスの一部だけが主弁部材の径方向孔41に向かって開くように、軸方向に変位されてもよい。それによって、制限(または、圧力の調整)が、第1の径方向孔51に接触している外部容積43の縁44との間で達成され得る。
主弁部材における第1の凹所42は、第1および第2のポート7、8の間を流れる加圧された減衰流体を、制御弁部材5の実質的に全体の外装面の周りに広げるために、減衰流体を保持するための外部容積43を形成する主弁部材の内周に沿って、径方向孔41の径方向内側端に配置されている。
加えて、図に示されている制御弁部材は、第3のセットの径方向孔53を備える。これらの径方向孔53は、第1および第2の径方向孔51、52の間に軸方向に配置されている。径方向孔53は、制御弁部材5が軸方向の能動的調整位置にあるとき、(図2、図4、図5に示しているように)減衰流体が、第2のポート8に向けては第1の径方向孔51のオリフィスによって制限され、第1のポート7に向けては第2および第3の径方向孔52、53の合計オリフィスによって制限されるように、収容孔として機能する。これは、第1の径方向孔51の完全に開いたオリフィスからゼロまでの範囲であるバイパス流れ20を制限することを可能にする。弁装置1は、第3の「収容」径方向孔なしで十分に機能し得るが、第2の「フェールセーフ」の径方向孔の合計オリフィスがバイパス流れの上方の収容能力レベルを限定し、それは最適ではない。
それに対応して、図3aおよび図3bに示しているように、制御弁部材5が軸方向フェールセーフ位置にあるとき、減衰流体は、第1のポート7に向けては第2の径方向の「フェールセーフ」の孔52のオリフィス面積によって制限され、第2のポート8に向けては第1および第3の径方向孔51、53の合計オリフィス面積によって制限される。
前述したように、減衰媒体の第1の流れ20は(図2にあるようなバイパス流れの場合であるか、図4にあるような主流れの場合であるかに係わらず)、前記第1の径方向孔51の開いたオリフィスを小さくするときに流れを制限するために、外部容積43の縁44に対する前記第1の径方向孔51の軸方向位置を通じて制御される。
第1、第2、および第3の径方向孔の合計オリフィスの間の関係は、異なる用途において変わってもよい。しかし、概して、第3の径方向孔53の合計オリフィスが最も大きく、第1の径方向孔51の合計オリフィスが続き、第2の径方向孔52の合計オリフィスが最も小さい。それによって、「収容孔」が最も大きい合計オリフィス面積を有し、「フェールセーフ」孔が最も小さい合計オリフィス面積を有し、「バイパス流れ」の合計オリフィス面積はそれらの間のどこかである。
図3aおよび図3bでは、主弁部材4は、第1および第2のポート7、8と制御弁5との間で主流れ10を阻止するために閉位置にあり、制御弁5はフェールセーフ軸方向位置にあり、その位置で、前述のバイパス流れは減衰媒体のフェールセーフ流れ20である。この動作モードの間、第2の径方向孔52(または、孔)は、フェールセーフ流れ20を制御するためのフェールセーフ孔として機能する。図示した例では、1つだけの第2の径方向孔52が視認可能である。しかしながら、制御弁部材5の外装面に沿って散らされたいくつかの「フェールセーフ孔」があってもよい。
先に論じたように、弁装置1は、作動力(ロッド35からの)が図示されているように受けられない場合に、つまり、例えば、作動システムに電気的または機械的な不具合がある場合に、この動作モードを許容するように設計される。作動力が受けられないため、付勢バネ部材14(図においては、付勢バネ16と一体のフェールセーフバネ15)は、パイロット弁部材6を押し、それによって制御弁部材5を図示しているフェールセーフ位置へと上向きに押し、そのフェールセーフ位置において、パイロット制限から第2のポート8への流路は閉じられ、バイパス制限、または、より具体的にはフェールセーフ制限は、バイパス流体の流れ20において所定の制限を達成するために開いている。開けることは、図3bにおいてより明確に図示しているように、第2の径方向孔52によって、より正確には、第2の径方向孔の合計オリフィス面積によって構成される。このモードでは、第3の径方向孔53は収容孔として機能する。加えて、図において示しているように、弁ハウジング2は、制御弁部材5が付勢方向において軸方向停止部を越えて軸方向に移動するのを防止するように大きさが決定され、適合されている軸方向停止部11を備える。この設計は、付勢バネ部材14が制御弁部材を接触して保持できる軸方向移動のための幾何学的停止部があるため、制御弁部材5のフェールセーフ位置を非常に信頼性のあるものとする。フェールセーフ位置では、制御弁部材5は軸方向停止部11に接触して保持され、それによって制御弁部材5は主弁部材4を主弁座9に接触させて保持し、それによって前記第1および第2のポート7、8の間で主流れ10を閉じたままにする密閉圧力をパイロット室3において高めるために、パイロット室3を閉じる。結果として、液流体はパイロット室から出て行くのが防止され、パイロット室3における液流体の圧力は、主弁部材4が主弁座9から解放または持ち上げられるのを防止することになる。したがって、フェールセーフ位置では、第1および第2のポートの間の全体の流れは、第2の径方向孔の合計オリフィス面積によって定められるバイパス流体流れ20における所定の制限だけによって決定される。したがって、主弁部材に対する制御弁部材の軸方向位置は実際の制限を構成せず、代わりに、制限は、第2の径方向孔52の合計オリフィス面積によって決定される。
図4は、第1の流れ20が減衰媒体の主流れであるときの弁装置1の実施形態の断面図を示している。この実施形態では、作動装置の力が、第1の流れ20を制限するために制御弁部材5に作用している。加えて、主弁部材4および弁ハウジング2は、第1のポート7と第2のポート8との間で第1の流れ20以外のあらゆる流れを防止するために、接触位置に保持される。主弁部材4と弁ハウジングとは、同じ材料の部品によって形成されるか、一緒に留め付けられるか、または、十分に強い付勢手段12によって単に一緒に保持されるかのいずれかであり得る。
すべての図示した実施形態において、パイロット弁部材6は、形が実質的に円筒形であり、主弁部材4に対して、および、制御弁部材5に対して、制御弁部材内で軸方向に移動可能である。パイロット弁部材の上方端は、パイロット室から第2のポート8へと出るパイロット流体流れ30を制限するために、制御弁部材の環状のパイロット弁座23と相互作用するように配置される上方部48を備える。パイロット弁部材6は、この実施形態ではバネ部材である付勢手段14によって、前記主弁部材に対してパイロット弁座に向かって弾性的に装着される。パイロット弁座23は制御弁部材5の一部であるため、パイロット弁部材への弾性的な装着における初期荷重は、作動力に応答して、制御弁部材5の軸方向の移動によって調節可能である。
加えて、図4における図示した実施形態は、前記パイロット弁座23と前記パイロット弁部材6との間に配置された中間パイロット弁部材24を備える。中間パイロット弁部材24は、前記パイロット弁座23から離れる方向で前記パイロット弁部材に向かって弾性的に装着される。中間パイロット弁部材24には、パイロット弁部材6の貫通孔61を介して、中間パイロット弁部材24を通じたパイロット室と減衰容積との間での液流体の流れを制限するために、オリフィスまたは貫通孔がさらに設けられる。オリフィスまたは貫通孔は、主弁部材と制御弁部材との間の相対移動が水力学的に減衰されるように、減衰容積とパイロット室との間での流体の流れを制限するために配置される減衰流体制限部を形成するための効果的な流れ領域を有する。
それによって、パイロット圧Ppは、第1のポート7からパイロット室3へと入ってくる流体流れと、パイロット室から第2のポート8へと(または、流れの方向によっては反対に)出て行くパイロット流体流れとの間の釣り合いによって決定でき、出て行くパイロット流体流れは、パイロット制限によって決定される。パイロット圧Ppは、パイロット弁を開けるように作用することになる下向きの方向とされた圧力の力を発揮するために、パイロット弁部材の上方端に作用することになる。パイロット制限の効果的な流れ領域は、パイロット弁座に対するパイロット弁部材の行程によって決定される。この行程は、圧力の力と、付勢バネ部材14(および、存在するときには中間パイロット弁部材24)からの反作用バネ力との間の釣り合いによって決定される。したがって、パイロット制限は圧力調整式のものである。前述のように、付勢バネ部材の初期荷重は、作動力に応答して調節可能である。
加えて図4には、制御弁部材5の下方端と、主弁部材4のカップ形の下方端の内面、つまり、主弁部材4の底面40のすぐ上方との間に形成される空間が減衰容積64を画定することが、さらに図示されている。パイロット弁部材6は、パイロット弁部材6を通じた減衰容積64とパイロット室3との間の流体連通のために軸方向に延伸する貫通孔61を有する。軸方向の貫通孔61によって、パイロット弁部材および制御弁部材の両方の軸方向の端面に必然的に同じ圧力が作用する結果ともなり、それによって、制御弁部材にわたる圧力差から生じる力に打ち勝つための作動力の必要性がなくなる。
加えて、図2〜図4に示したすべての実施形態では、弁装置は、ボール弁式の2つの一方向弁62、63を備える。一方向弁は、シム弁などの任意の種類の一方向弁のものであり得る。一方向弁62、63は、パイロット室3から第1のポート7または第2のポート8へと一方向のみで流体流れを許容するために、パイロット流路に配置される。2つの一方向弁62、63は、液圧が最も低いポートへとパイロット流体流れが流れることを確保する方向性の弁装置を一体に形成している。それによって、弁装置は二方向弁装置で使用され得る。一方向弁のうちの第1の一方のボールはパイロット制限にわたる圧力差によって閉位置に保持され、他方の一方向弁のボールはパイロット流体流れによって開位置に移動されることが理解される。したがって、2つの一方向弁は、互いから独立して作動するが、所望の方向性の弁の機能を達成するために、同じ圧力および圧力差に応答する。
しかしながら、本発明の概念は、図5に示されている一方向弁装置に等しく適用可能であり、図5は、第1のポート7から第2のポート8への調整された主流れ10と、制御弁部材5を通るバイパス流れ20とを許容するために、弁組立体が一方向弁組立体であり、主弁部材が部分的に開いた位置にあるときの実施形態の断面図を示している。図5における弁装置は、図2における弁装置の動作と比較され得る能動的な制御動作にある。主流体流れ10に対する制限は、パイロット室から第2のポートへのパイロット流体流れ30における制限を調節することでパイロット圧を調節することによって、調節可能である。この調節は、制御弁部材5に作用する作動力を調節することで達成される。したがって、主流体流れ10の制限は圧力調整式のものである。
本発明の例示の実施形態が図示および記載されてきたが、本明細書に記載される本発明のいくつかの変更および変形または代替が行われ得ることは、当業者には明らかである。したがって、本発明の前述の記載および添付の図面は、本発明の非限定的な例として解釈されるものであり、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲において定められていることが、理解されるべきである。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 緩衝装置のための弁装置(1)であって、
第1および第2のポート(7、8)を備える弁ハウジング(2)と、
前記弁ハウジング内に配置され、径方向孔(41)を有する主弁部材(4)と、
前記第1および第2のポート(7、8)の間において第1の減衰流体の流れ(20)を制限するために、それ自体に作用する作動力に応答して、前記主弁部材(4)に対して軸方向に移動可能である制御弁部材(5)と
を備え、
前記制御弁部材(5)が、互いに流体連結され、前記主弁部材の径方向孔(41)を介して前記第1および第2のポート(7、8)の間で前記減衰流体の前記第1の流れ(20)を許容する、互いから軸方向距離にある少なくとも第1の径方向孔(51)および第2の径方向孔(52)を備え、
前記主弁部材(4)が、前記第1および第2のポート(7、8)の間を流れる加圧された減衰流体を、前記制御弁部材(5)の実質的に全周の周りに広げるために、減衰流体を保持するための外部容積(43)を形成する前記主弁部材の内周に沿って、前記径方向孔(41)の径方向内側端に、第1の凹所(42)を備え、
減衰媒体の前記第1の流れ(20)が、前記第1の径方向孔(51)のオリフィスを小さくするときに前記流れを制限するために、前記外部容積(43)の縁(44)に対する前記第1の径方向孔(51)の軸方向位置を通じて制御される、弁装置(1)。
[2] 前記主弁部材(4)が、前記弁ハウジング(2)内に軸方向に移動可能に配置され、前記第1および第2のポート(7、8)の間での主減衰流体流れ(10)を制限するために、前記弁ハウジングの主弁座(9)と相互作用するように配置される、[1]に記載の弁装置(1)。
[3] 前記第1の減衰流体の流れがバイパス流れ(20)である、[2]に記載の弁装置(1)。
[4] 前記弁装置が、前記第1および/または第2のポート(7、8)と流体連通しているパイロット室(3)をさらに備え、パイロット圧(Pp)が前記パイロット室における液圧によって定められる、[1]から[3]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[5] 前記主弁部材(4)が、前記主弁部材(4)に作用する前記パイロット圧に応答して前記第1および第2のポート(7、8)の間の主減衰流体流れ(10)を制限するために、前記弁ハウジングの主弁座(9)と相互作用する、[4]に記載の弁装置(1)。
[6] 前記第2の径方向孔(52)が、前記減衰媒体のフェールセーフ流れ(20)を制御するためのフェールセーフ孔である、[1]から[5]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[7] 前記第1および第2のポート(7、8)の間を流れる加圧された減衰流体を、前記制御弁部材(5)の実質的に全周の周りに広げるために、前記第1の凹所(42)から前記第1のポート(7)に向かって軸方向に変位され、減衰流体を保持するための内部容積(45)を形成する前記主弁部材の内周に沿って延伸する、前記主弁部材(4)と前記制御弁部材(5)との間の境界面に第2の凹所(46)をさらに備える、[1]から[6]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[8] 前記第1の径方向孔(51)の合計オリフィス面積が、前記制御弁部材(5)の前記第2の径方向孔(52)の合計オリフィス面積と少なくとも同じであるかまたはそれより大きい、[1]から[7]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[9] 前記制御弁部材(5)が、前記第1および第2の径方向孔(51、52)の間に軸方向に配置された第3のセットの径方向孔(53)をさらに備え、前記制御弁部材が軸方向フェールセーフ位置にあるとき、前記減衰流体が、前記第1のポート(7)に向けては前記第2の径方向孔(52)のオリフィス面積によって制限され、前記第2のポート(8)に向けては前記第1および第3の径方向孔(51、53)の合計オリフィス面積によって制限される、[1]から[8]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[10] 前記制御弁部材が、前記第1および第2の径方向孔(51、52)の間に軸方向に配置された第3の径方向孔(53)のセットをさらに備え、前記制御弁部材が軸方向能動的調整位置にあるとき、前記減衰流体が、前記第2のポート(8)に向けては前記第1の径方向孔(51)のオリフィスによって制限され、前記第1のポート(7)に向けては前記第2および第3の径方向孔(52、53)の合計オリフィスによって制限される、[1]から[9]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[11] 前記第3の径方向孔(53)の合計オリフィス面積が、前記第1の径方向孔(51)または前記第2の径方向孔(52)の合計オリフィス面積より大きい、[9]または[10]に記載の弁装置(1)。
[12] 前記制御弁部材(5)が軸方向停止部(11)に接触して保持されるとき、前記制御弁部材(5)は、前記主弁部材(4)を前記主弁座(9)に接触させて保持することによって前記第1および第2のポート(7、8)の間で前記主流れ(10)を阻止する密閉圧力を前記パイロット室(3)内で高めるために、前記パイロット室(3)を閉じる、[1]から[11]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[13] 前記パイロット室(3)内の前記密閉圧力がさらに、前記制御弁部材(5)を前記軸方向停止部(11)に接触させて保持する、[12]に記載の弁装置(1)。
[14] 前記制御弁部材(5)内で軸方向に移動可能であるパイロット弁部材(6)をさらに備え、前記パイロット弁部材が、前記パイロット室から出るパイロット流体流れを制限するために、前記制御弁部材のパイロット弁座(23)と相互作用するように配置される、[1]から[13]のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
[15] 前記第1の径方向孔(51)が、減衰流体を保持するための内部容積(54)を作り出す、前記制御弁部材(5)と前記パイロット弁部材(6)との間の境界面における凹所(55)を用いて、前記第2の径方向孔(52)と流体連結される、[14]に記載の弁装置(1)。

Claims (14)

  1. 緩衝装置のための弁装置(1)であって、
    第1および第2のポート(7、8)を備える弁ハウジング(2)と、
    前記弁ハウジング内に配置され、径方向孔(41)を有する主弁部材(4)と、
    前記第1および第2のポート(7、8)の間において第1の減衰流体の流れ(20)を制限するために、それ自体に作用する作動力に応答して、前記主弁部材(4)に対して軸方向に移動可能である制御弁部材(5)と
    を備え、
    前記制御弁部材(5)が、互いに流体連結され、前記主弁部材の径方向孔(41)を介して前記第1および第2のポート(7、8)の間で前記減衰流体の前記第1の流れ(20)を許容する、互いから軸方向距離にある少なくとも第1の径方向孔(51)および第2の径方向孔(52)を備え、
    前記主弁部材(4)が、前記第1および第2のポート(7、8)の間を流れる加圧された減衰流体を、前記制御弁部材(5)の実質的に全周の周りに広げるために、減衰流体を保持するための外部容積(43)を形成する前記主弁部材の内周に沿って、前記径方向孔(41)の径方向内側端に、第1の凹所(42)を備え、
    減衰媒体の前記第1の流れ(20)が、前記第1の径方向孔(51)のオリフィスを小さくするときに前記流れを制限するために、前記外部容積(43)の縁(44)に対する前記第1の径方向孔(51)の軸方向位置を通じて制御され
    前記主弁部材(4)が、前記弁ハウジング(2)内に軸方向に移動可能に配置され、前記第1および第2のポート(7、8)の間での主減衰流体流れ(10)を制限するために、前記弁ハウジングの主弁座(9)と相互作用するように配置される、弁装置(1)。
  2. 前記第1の減衰流体の流れがバイパス流れ(20)である、請求項に記載の弁装置(1)。
  3. 前記弁装置が、前記第1および/または第2のポート(7、8)と流体連通しているパイロット室(3)をさらに備え、パイロット圧(Pp)が前記パイロット室における液圧によって定められる、請求項1または2に記載の弁装置(1)。
  4. 前記主弁部材(4)が、前記主弁部材(4)に作用する前記パイロット圧に応答して前記第1および第2のポート(7、8)の間の主減衰流体流れ(10)を制限するために、前記弁ハウジングの主弁座(9)と相互作用する、請求項に記載の弁装置(1)。
  5. 前記第2の径方向孔(52)が、前記減衰媒体のフェールセーフ流れ(20)を制御するためのフェールセーフ孔である、請求項1からのいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  6. 前記第1および第2のポート(7、8)の間を流れる加圧された減衰流体を、前記制御弁部材(5)の実質的に全周の周りに広げるために、前記第1の凹所(42)から前記第1のポート(7)に向かって軸方向に変位され、減衰流体を保持するための内部容積(45)を形成する前記主弁部材の内周に沿って延伸する、前記主弁部材(4)と前記制御弁部材(5)との間の境界面に第2の凹所(46)をさらに備える、請求項1からのいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  7. 前記第1の径方向孔(51)の合計オリフィス面積が、前記制御弁部材(5)の前記第2の径方向孔(52)の合計オリフィス面積と少なくとも同じであるかまたはそれより大きい、請求項1からのいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  8. 前記制御弁部材(5)が、前記第1および第2の径方向孔(51、52)の間に軸方向に配置された第3のセットの径方向孔(53)をさらに備え、前記制御弁部材が軸方向フェールセーフ位置にあるとき、前記減衰流体が、前記第1のポート(7)に向けては前記第2の径方向孔(52)のオリフィス面積によって制限され、前記第2のポート(8)に向けては前記第1および第3の径方向孔(51、53)の合計オリフィス面積によって制限される、請求項1からのいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  9. 前記制御弁部材が、前記第1および第2の径方向孔(51、52)の間に軸方向に配置された第3の径方向孔(53)のセットをさらに備え、前記制御弁部材が軸方向能動的調整位置にあるとき、前記減衰流体が、前記第2のポート(8)に向けては前記第1の径方向孔(51)のオリフィスによって制限され、前記第1のポート(7)に向けては前記第2および第3の径方向孔(52、53)の合計オリフィスによって制限される、請求項1からのいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  10. 前記第3の径方向孔(53)の合計オリフィス面積が、前記第1の径方向孔(51)または前記第2の径方向孔(52)の合計オリフィス面積より大きい、請求項8または9に記載の弁装置(1)。
  11. 前記制御弁部材(5)が軸方向停止部(11)に接触して保持されるとき、前記制御弁部材(5)は、前記主弁部材(4)を前記主弁座(9)に接触させて保持することによって前記第1および第2のポート(7、8)の間で前記主流れ(10)を阻止する密閉圧力を前記パイロット室(3)内で高めるために、前記パイロット室(3)を閉じる、請求項3を引用する請求項4から10のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  12. 前記パイロット室(3)内の前記密閉圧力がさらに、前記制御弁部材(5)を前記軸方向停止部(11)に接触させて保持する、請求項11に記載の弁装置(1)。
  13. 前記制御弁部材(5)内で軸方向に移動可能であるパイロット弁部材(6)をさらに備え、前記パイロット弁部材が、前記パイロット室から出るパイロット流体流れを制限するために、前記制御弁部材のパイロット弁座(23)と相互作用するように配置される、請求項3を引用する請求項4から12のいずれか一項に記載の弁装置(1)。
  14. 前記第1の径方向孔(51)が、減衰流体を保持するための内部容積(54)を作り出す、前記制御弁部材(5)と前記パイロット弁部材(6)との間の境界面における凹所(55)を用いて、前記第2の径方向孔(52)と流体連結される、請求項13に記載の弁装置(1)。
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