JP2013541424A - 単位長さ当たりの質量の欠損に関して最適化されたレーザ切断方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ある出力を有するレーザビーム(111)を発生させるためのレーザソース(11)、及び切断レーザビーム(111)の通路のための端部ノズル(13)を有する切断ヘッド(12)、を有する切断システム(10)によって材料から部分(1)を切断するための最適化されたレーザ切断方法に関し、方法は、切断出力Pdを、Pd=Max(Popt;λe)のように決定するステップを有することを特徴とし、Maxは最大値の数学演算子であり、Poptは切断システム(10)のレーザビーム(111)の最適な出力であって、部分(1)が切り取られるとき、部分の単位長さ当たりの質量の欠損を最小にするために、切断されることになる部分(1)、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステム(10)パラメータに応じて決定され、λは部分(1)の厚さのmm当りの部分を切り取るために必要なkWの数を表す主係数であり、eは部分のmmの厚さである。

Description

本発明は、
− 一定の出力を有するレーザビームを作り出すためのレーザソース、及び
− 切断レーザビームの通路のための端部ノズルを有する切断ヘッド、
を有する、切断システムを用いて材料から一部を切断するための最適化されたレーザ切断方法に関する。
材料、特に金属を切断するためのレーザの応用は知られている。切断は、レーザビームを受ける材料の蒸発及び溶融によって生じる。
レーザ切断システムは、従来通りに、内部チャンバ及び切断されることになる材料に向かって放出される前にチャンバを満たす加圧下のガスの入口を有する、ヘッドを有する。
ガスは、レーザビームによって溶解されるとともに蒸発される材料を排除することを可能にする。
一部が酸化される溶融材料は、切断の外側で再び凝固する。以下の:
− 切り出す材料の表面に付着するスラグ、言い換えると、切断溝からの溶融物及び酸化還元によって形成されたそれの化合物の放出並びに切断された材料の溶融中の不純物の蓄積によって構成された固体粒子;
− 沈降スラグ、言い換えると、切り出す材料の表面に付着せず重力によって落下するスラグ;
− エアロゾル、言い換えると、切断からの材料及び切断された材料の溶融中の酸化還元によって形成された化合物の構成の一部の放射及び蒸発によって形成されるが、周囲のガス環境において浮遊状態に留まる、言い換えると、無視できる落下速度を有する、固体粒子、
は区別され得る。
切断材料と関連している付着スラグは、切り取られた材料と一緒に収集される。
他方、沈降スラグの分散は、それらの収集を困難にする。
レーザ切断が核施設を解体するために使用される場合、沈降スラグが放射線を浴びた又は汚染された、したがって放射性である、材料を含むので、沈降スラグはさらに好ましくないことが容易に理解されるであろう。
残留物、特に沈降スラグの発生を制限することを可能にする最適化されたレーザ切断方法は現時点で存在しない。
本発明はこれらの欠点の少なくとも1つを克服することを提案する。
この目的を達成するために、本発明によれば、切断システムによって材料から一部を切り取るための最適化されたレーザ切断方法が提案され、方法は、
− ある出力を有するレーザビームを作り出すためのレーザソース、及び
− 切断レーザビームの通路のための端部ノズルを有する切断ヘッド、を有し、
方法は、切断出力Pdを
Pd=Max(Popt;λe)
のように決定するステップを有することを特徴とし、
ここでMaxは最大値の数学演算子であり、
Poptは、切断システムのレーザビームの最適な出力であって、部分の切断中の単位長さ当たりの質量の欠損を最小にするために、
切り取られることになる部分に応じて、及び/又は
切断パラメータ及び/又は
システムのタイプ、
に応じて決定され、
λは部分の厚さのmm当りの部分を切り取るために必要なkWの数を表す主係数であり、
eは部分のmmの厚さである。
本発明は有利には、単独で又は任意の技術的に可能な組合せで用いられる、以下の特徴によって完成される:
− 切断出力Pdは、
Pd=Max(Λ;λe)の形であり、
ここで、 Λは所定の定数、
λは部分の厚さのmm当りの部分を切り取るために必要なkWの数を表す主係数であり、
eは部分のmmの厚さであり、
− 約1μmの波長を有するレーザビームの発生ためのイットリウムアルミニウムガーネットYAGタイプのレーザソースを有する切断システムのために、出力Pdは、
Pd=Max(4.75;0.1・e)の形であり、
− 方法は、切り取られることになる部分に応じて、及び/又は切断パラメータ、及び/又はシステムのタイプに応じてレーザビームの出力の式を決定する初期ステップを有し、この初期ステップによれば:
− システムは、ビームの出力、及び/又は切り取られることになる部分、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステムのタイプを変化させながら、部分の複数の試験切断を実行し;
− センサは、部分の各試験切断の間に、質量の欠損の複数の対応する測定を実行し、
− コンピュータは、
ビームの出力、及び/又は切り取られることになる部分、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステムのタイプに従って、部分の各試験切断の間に、単位長さあたりの質量の欠損を表し;
レーザビームの出力に対して、単位長さあたりの質量の欠損の式の偏導関数を求め、及び切り取られることになる部分、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステムのタイプに従って前述の偏導関数をキャンセルすることを可能にする式を決定する(S4)。
本発明は多くの利点を有する。
それは、実際、切り取られる材料とともに切断残留物の排出を容易にするために、沈降スラグの代わりに、付着スラグの形成を支援することを可能にする。
周囲環境への沈降スラグの分散は減少する。
実際、単位長さ当たりの質量の欠損Mは、切断後の、g/mで表される、切り取られる長さの単位当たりの、部分の質量の欠損として定められる。Mは、長さLの切断前Miと切断後Mfの重量の差によって得られる:
Figure 2013541424

は、金属の沈降スラグへの及びエアロゾルへの変化による材料の損失の両方を考慮するが、付着スラグの酸化による重量の増加も考慮する。
しかし、単位長さ当たりの質量の欠損を最小化することによって、付着スラグの比率が沈降スラグに比べて増加することが理解される。
特に沈降スラグの減少は、レーザ切断が核施設の解体のために使用される場合に有利である。したがって、廃棄物の収集は容易になる。
他方、切断は常に実行される。
本発明の他の特性、目的及び利点は、以下の記載から明らかになるであろう。この記載は、単なる実例であって限定するものではなく、添付の図面を参照して読まれるべきである。
図1は、既に説明された切断システムを示す。 図2は、本発明による方法の主要なサブステップを示す。 図3は、3mm及び6mmのノズル直径(H=30mm)に対する、レーザビームの出力に応じた単位長さ当たりの質量の欠損への部分の厚さの効果を示す。
全ての図面において、同様の構成要素は、同一の参照符号を有する。
図1は、
− ある厚さeの部分1を切り取るための、ある出力を有するレーザビーム111を発生させるためのレーザソース11、及び
− 切断レーザビーム111の通路のための端部ノズル13を有する切断ヘッド12、
を主に有する、切断システム10を示す。
部分1は平らに表されるが、例えば湾曲状等、任意の外形も有し得る。
ビーム111は、典型的には、切り取られることになる部分の、特にステンレス鋼の厚さの、cm(10mm)当たり1kWの出力を有さなければならない。
ノズル13の直径はDBと呼ばれる。それは、概して3mm又は6mmであるが、他の値も当然可能である。
ソース11は2つの光ファイバによってヘッドに接続される。作業現場又は解体セルの外側に置かれた第1のものは、作業現場の内側に置かれた第2のものと違って、汚染されることはない。両方のファイバは、光結合器16を用いて接続される。各ファイバは、それぞれの端部に、ソースから、結合器から及び光学ヘッドからの取外しを可能にするコネクタを備える。ヘッド12及び第2のファイバの交換はしたがって、特にヘッド12又はファイバが核施設を解体するために使用され、したがって汚染を通じて放射性になる可能性が高い場合、容易にされる。
ファイバ18は任意の長さであり得るが、一般的にソース11から結合器16まで100m(例えば400μmの直径に対して)、及び結合器16からヘッド12まで20m(例えば600μmの直径に対して)の長さである。
ビーム111の切断位置は、優先的に、切り取られることになる部分1に対して直角、例えば水平である。ノズル13の端部と部分1との間の距離Hは、異なる値であり得るが、ビーム111の出力及び部分の厚さeに応じて、一般的に、5と30mmとの間である。
ヘッド12は、アクチュエータ17(典型的には5軸ロボット又はリモートマニピュレータ)を用いて、切断を実行するように5軸(3つの並進及び2つの回転)に沿って動かされ得る。
ヘッド12の運動は、切断中、一定の標準的な切断速度Vで行われる。与えられたビーム111の出力に対して、ある厚さeの部分1を切断するために、一定の時間が必要であり、ヘッド12が部分1に対してあまりに速く動く場合、切断は全厚さeに渡って正しく実行されないことが理解される。制限切断速度Vは、それより上では部分1を切り取ることができない速度を示す。
制限速度Vは、安全マージンを確保するために及び部分の切断を保証するために、解体現場で実際には決して到達されない。
したがって、切断ヘッド12の制限速度係数と呼ばれ、標準的な速度と部分1の制限切断速度との間の比として、係数k、すなわち:
k=V/V
が定められる。
kは一般的に、作業現場によって0.5又は0.7の値を取るが、所望の安全マージンにしたがって1より下の任意の値を有し得る。
従来の方法では、ヘッド12は、内部チャンバ123及び、加圧されたガス121のための及びチャンバ123を満たすための、概して側面にある、入口122を有する。ノズル123はまた、ビーム111を囲む加圧されたガス121を放出させる。ガス121は、ビーム111によって溶かされ且つ蒸発された材料を部分1から排除することを可能にする。ガス121は一般的に空気である。ガス流路流速は約400L/minである。
チャンバ123は、ビーム111のためのコリメーティングレンズ124及びビーム111のための集束レンズ125を有する。コリメーティングレンズ124の焦点距離は例えば80mmであり得るとともに、集束レンズ125の焦点距離は例えば253mmであり得る。
ビーム111による部分1の切断中、単位長さ当たり質量の欠損Mを作り出す残留物、特にエアロゾル20及び沈降スラグ21が作られる。
本発明の一般的な原理
本発明は、切断システム10のレーザビーム111の最適な出力Poptを決定することによって、部分1の切断中に質量の欠損Mを最小化することを可能にする。
この目的を達成するために、切断システム10のレーザビーム111の最適な出力Poptは、部分1の切断中に、単位長さ当たりの質量の欠損を最小化するために、
− 切り取られることになる部分1、及び/又は
− 切断パラメータ、及び/又は
− システム10のタイプ、
に応じて、式で表される。
単位長さ当たりの質量の欠損の最小化は主に付着スラグの生成を最大化する。
部分1は例えば、部分の厚さの値eによって前述の式で表されるが、例えば、部分が含む材料及び/又は合金のタイプ(例えば、304L又は316Lタイプのステンレス鋼)等、部分を代表する他のパラメータによっても表され得る。
前述の式の切断パラメータは、例えば、
− ノズル13と部分1との間の距離H、又は
− 係数k、或いは又、例えば、
− ビームの衝突直径、
である。
システムのタイプは、例えば、ガス121の流速に関連がある、直径DBによって前述の式に表されるが、他のパラメータ、例えば、
− ガスの流速、
− ガスの性質、
− 部分1の表面での切断圧力、又は
− 光ファイバのタイプ、
等もまた、考慮され得る。
切断圧力は、ガス121の運動エネルギに関連するとともに、ガス121の流速、ノズル13の直径DB及び幾何形状、並びに距離Hから生じる。
最小切断圧力が、切断を確実にするために必要とされる。したがって、部分上の2と4mmとの間であるレーザビームの衝突直径に対して、0.08barの圧力が10mmのステンレス鋼を切り取るために必要である。実際、0.25barが、80mmに満たない部分の厚さに対して十分なロバスト性を確保する値である。0.8barの圧力は、100mmまでのステンレス鋼部分が切り取られることを可能にする。
より高い切断圧力は、同じ出力に対してより高い制限速度を提供することによって、切断の生産性を明らかに向上させる(0.8barの圧力が従って20と80mmとの間に構成される厚さに対して0.25barの衝突圧力で得られる切断制限速度を2倍にすることを可能にする)が、切断端部の内側を形成する溶融材料及びスラグの排出を助けることによって沈降スラグの利益に対する付着スラグの比率を減少させる。
したがって、0.25の値が80mmより下の厚さに対して推奨され、増大された生産性が必要とされる場合、0.8barの値が80から100mm又は20から80mmの厚さに対して推奨される。
出力を決定する一般的な原理
出力Poptを決定することを可能にするために、切り取られることになる材料、及び/又は切断パラメータ、及び/又はシステム10のタイプに従って、出力の式を決定する初期ステップを経ることが必要であることが理解される。
図2の概略的な方法で表された決定の初期ステップによれば、システム10は、ステップS1の間、ビーム111の出力、及び/又は切り取られることになる部分1、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステム10のタイプを変更しながら、部分1の複数の試験切断を実行する。
S1の間、システム10はしたがって、例えば、
− ビーム111の異なる出力値、及び/又は
− 部分1の厚さeの異なる値、及び/又は
− kの異なる値、及び/又は
− Hの異なる値、及び/又は
− DBの異なる値、
を用いて切断を行う。
ステップS2の間、センサ14は、部分1の各試験切断中の質量の欠損Mの複数の対応する測定を実行する。
ステップS2の間に使用されるセンサ14は特に、切断の前後の部分1の重さを量ることを可能にするはかりを有する。
全てのコンベンショナルメモリ及び処理手段を有し、センサ14に接続された、当業者に知られているコンピュータ15は、ビーム111の出力に応じたMの変化を一般的な方法で表す、図3の曲線を描くことを可能にする。
発明者は、図3の曲線が、単位長さ当たりの質量の欠損が、本記載においてPoptと呼ばれる、ある出力に対して最小であることを示しているように見えることに注目していた。
ステップS3及びS4は、したがって、センサ14の測定に応じてPoptを決定することを可能にする。
この目的を達成するために、S3の間、コンピュータ15は、ビーム111の出力、及び/又は切り取られることになる部分1、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステム10のタイプにしたがって、部分1の各試験切断の間にMを表す。
考慮されるパラメータが、出力P、厚さe、係数k、距離H及びノズル直径DBである場合、以下のタイプの式:
=f(P、e、k、H、DB) (E1)
が、コンピュータ15を使って、得られる。
式E1を求めるために、コンピュータ15はしたがって、例えば、線形、対数の、平方の、又はその他、複数の回帰を使用して、センサ14から生じた測定値にしたがって数学的モデルの構築を実行し、式が測定値に最も近いモデルを与え続けさせる。言い換えると、モデルは、測定値とモデルによって与えられた値との間の既知の数学的な相関係数R、例えば:
>0.9
を与える。
図3の曲線は、出力に応じたMが最小値を有するので、コンピュータ15は、ステップS4の間、レーザビームの出力に対してMの式(E1)の偏導関数をキャンセルすることによって、この最小値を見つける。偏導関数のキャンセルがPの最適値に対応することはその時知られている。
コンピュータ15はしたがって初めに:
Figure 2013541424

を実行する。
コンピュータ15はまた次に、ステップS4の間、切り取られることになる部分1、及び/又は切断パラメータ及び/又はシステム10のタイプにしたがって偏導関数をキャンセルすることを可能にする式を決定する。コンピュータ15はしたがって、単位長さ当たりの質量の欠損を最小にするPの式を見つけるために:
Figure 2013541424

を実行する。
決定の例
ステップS1の間、システム10は、ノズル13の直径DB及び切断ヘッド12の制限速度係数kを使って、厚さeの部分1の複数の試験切断を実行する。
使用されるシステム10は、約1μmの波長を有するレーザビーム111を発生することができる、例えばディスクを持つ、イットリウムアルミニウムガーネットYAGタイプのレーザ源11を有する。
切断の間、レーザビーム111の出力Pは、切断を効果的にするために部分の厚さの各cm(10mm)に対して約1kWを有する必要があるという事実を考慮して、1から8kWまで可変である(3kW、5kW及び8kWの出力が例えば使用される)。
ガス121の流速は、複数の切断の間、一定且つ400L/minと等しく維持される。
切り取られることになる部分1は、解体されることになる核施設の構成部品を代表する、厚さeを持つ316Lステンレス鋼(AFNOR標準参照:X2 Cr Ni Mo 18−10 1.4404)で作られた部分である。試験切断中、厚さeは例えば10mmから80mmに変化する。
試験切断中、直径DBは3mm又は6mmの値を取る。
0.1;0.25;0.5及び0.7の値がkのために取られる。
情報として、ステンレス鋼部分−H30mm−流速400L/minに対する、制限速度(mm/min)Vの値が以下の表1及び2に複写される。
Figure 2013541424
Figure 2013541424
表3はこの後、部分1の単位長さ当たりの質量の欠損に関するセンサ14の測定値を複写する(最終列)。
Figure 2013541424
ステップS2の間、コンピュータ15は、ステップS1の切断のためのセンサ14から生じるテーブル3の測定値にしたがって、図3の曲線を作図する。
図3では、黒い曲線は、切り取られることになる部分の厚さのcm(10mm)当たり1kWの出力の制約を考慮するために、曲線の有効領域の上限を示す。
ステップS3の間、コンピュータ15は、システム10のビーム111の出力P、切り取られることになる部分1の厚さe、距離H、係数k及びノズル直径DBに応じて、部分1の各試験切断の間の質量の欠損を表す。
コンピュータ15は、最良のモデルを与えるためにステップS2の測定値から線形回帰を使用する。我々の例では、式(E1)は、表3の測定値から以下:
=237−93.2(DB−4.40)+46.6(P−6.20)+11.9(e−24.7)−5.26(DB−4.40)(e−24.7)+16.0(P−6.20) (E1)
のように表される。
表3の測定値に対する(E1)の相関係数は、
=0.9724
である。

(E1)の式の偏導関数に対応する式(E2)は、したがって、
Figure 2013541424

である。
コンピュータ15は次に、切り取られることになる部分1、切断パラメータ及びシステム10のタイプにしたがって、この偏導関数をキャンセルすることを可能にする式を決定する。
Figure 2013541424
とすることによって、コンピュータ15はしたがって、
Popt=151.8/32=4.75 (E3)
のように、定数Λを見つける。
したがって、ステップS5でにおいて、切断出力Pdは、好ましくは、Poptと等しくなるように決定され、これは、部分1が切断されている間の単位長さ当たりの質量の欠損を最小化する一方、出力が少なくとも切断出力に等しいことを保証する(切断のために、切断出力は部分の厚さの各cmに対して約1kWを有することが必要であることが思い出される)。
最小出力Pmin=λeはしたがって、部分1の厚さのmm毎の部分を切断するために必要とされるkWの数を表すλ(我々の例では0.1)、及びmmの部分の厚さeを使って、定められ得る。
反対に、Poptが、
Popt>Pmin
のような場合、PoptはPdと見なされる。

Claims (4)

  1. ある出力を有するレーザビームを発生させるためのレーザソース、及び
    切断レーザビームの通路のための端部ノズルを有する切断ヘッド、を有する切断システムによって材料から部分を切り取るための最適化されたレーザ切断方法であって、
    前記方法は、切断出力Pdを、
    Pd=Max(Popt;λe)
    のように決定するステップを有することを特徴とし、
    Maxは最大値の数学演算子であり、
    Poptは、前記切断システムの前記レーザビームの最適な出力であって、前記部分の切断中に前記部分の単位長さ当たりの質量の欠損を最小にするために、
    切り取られることになる前記部分、及び/又は
    切断パラメータ及び/又は
    前記システムのタイプ、
    に応じて決定され、
    λは、前記部分の厚さのmm当りの前記部分を切り取るために必要なkWの数を表す主係数であり、
    eは前記部分のmmの厚さである、
    方法。
  2. 前記切断出力Pdは、
    Pd=Max(Λ;λe)
    の形であり、
    Λは所定の定数、
    λは、前記部分の厚さのmm当りの前記部分を切り取るために必要なkWの数を表す主係数であり、
    eは前記部分のmmの厚さである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 約1μmの波長を有するレーザビームの生成ためのイットリウムアルミニウムガーネットYAGタイプのレーザソースを有する切断システムに関して、前記出力Pdは、
    Pd=Max(4.75;0.1e)
    の形である、
    請求項2に記載の方法。
  4. 切り取られることになる前記部分に応じて、及び/又は前記切断パラメータ、及び/又は前記システムのタイプに応じて前記レーザビームの前記出力の式を決定する初期ステップを有し、前記初期ステップによれば:
    − 前記システムは、前記ビームの前記出力、及び/又は切り取られることになる前記部分、及び/又は前記切断パラメータ及び/又は前記システムのタイプを変化させながら、前記部分の複数の試験切断を実行し;
    − センサは、前記部分の各前記試験切断の間に前記質量の欠損の複数の対応する測定を実行し、
    − コンピュータは、
    前記ビームの前記出力、及び/又は切り取られることになる前記部分、及び/又は前記切断パラメータ及び/又は前記システムのタイプに従って、前記部分の各前記試験切断の間に単位長さ当たりの前記質量の欠損を表し;
    前記レーザビームの前記出力に対して、単位長さ当たりの前記質量の欠損の前記式の偏導関数を求め、及び切り取られることになる前記部分、及び/又は前記切断パラメータ及び/又は前記システムのタイプに従って前記偏導関数をキャンセルすることを可能にする式を決定する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
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