JP2013541269A - リソース分割 - Google Patents

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Abstract

支配的な干渉シナリオにおける通信は、セル間干渉調整(ICIC)を実行することによってサポートされうる。ICICのある態様によれば、強い干渉元のノードBの近傍に位置するサービス提供ノードBにリソースを割り当てるために、リソース調整/分割が実行されうる。干渉元のノードBは、割り当てられた/保護されたリソースでの送信を回避しうるが、サービス提供ノードBに割り当てられていない(すなわち、保護されていない)リソースにおける、干渉元のノードBからの送信は、サービス提供ノードBのセル特有基準信号(CRS)トーンにおける顕著な干渉をもたらしうる。したがって、割り当てられていない/保護されていないリソースのCRSトーンが使用されている場合、サービス提供ノードBのさまざまな動作へのパフォーマンス低下が生じうる。したがって、本開示のある態様は、ヘテロジニアスなネットワーク(HetNet)におけるCRS処理を実行するためにリソース分割情報(RPI)を利用する際の、UE受信機のための技術を提供する。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、全体が参照によって本明細書に明確に組み込まれている2010年9月3日出願の米国仮出願61/380,079号に対する優先権を主張する。
本開示のある実施形態は、一般に、無線通信に関し、更に詳しくは、リソース分割情報を利用する基準信号処理技術に関する。
無線通信ネットワークは、例えば音声、ビデオ、パケット・データ、メッセージング、ブロードキャスト等のようなさまざまな通信サービスを提供するために広く開発された。これら無線ネットワークは、利用可能なネットワーク・リソースを共有することにより、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。このような多元接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングル・キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークを含む。
無線通信ネットワークは、多くのユーザ機器(UE)のための通信をサポートしうる多くの基地局を含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによって基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを称する。
基地局は、ダウンリンクでUEへデータおよび制御情報を送信し、および/または、アップリンクでUEからデータおよび制御情報を受信しうる。ダウンリンクにおいては、基地局からの送信が、近隣の基地局からの送信による干渉を観察しうる。アップリンクにおいては、UEからの送信が、近隣の基地局と通信する他のUEからの送信への干渉をもたらしうる。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクとの両方のパフォーマンスを低下させうる。
本開示の態様では、無線通信のための方法が提供される。この方法は一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI:resource partitioning information)をユーザ機器(UE)において取得することと、サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、この識別されたサブフレームの基準信号(RS)を利用することと、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得する手段と、サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別する手段と、UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、この識別されたサブフレームのRSを利用する手段と、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は、一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得し、サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別し、UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、この識別されたサブフレームのRSを利用するように構成される。
本開示の態様では、無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品が提供される。このコンピュータ・プログラム製品は、一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得することと、サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、この識別されたサブフレームのRSを利用することと、のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。
本開示の態様では、無線通信のための方法が提供される。この方法は一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得することと、所与のサブフレームにおいて、サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する1または複数の非サービス提供ノードBを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、この干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントすることと、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得する手段と、所与のサブフレームにおいて、サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する1または複数の非サービス提供ノードBを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別する手段と、UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、この干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントする手段と、を含む。
本開示の態様では、無線通信のための装置が提供される。この装置は、一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを含む。この少なくとも1つのプロセッサは一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得し、所与のサブフレームにおいて、サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する1または複数の非サービス提供ノードBを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別し、UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、この干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントする、ように構成される。
本開示の態様では、無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品が提供される。このコンピュータ・プログラム製品は、一般に、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIをUEにおいて取得することと、所与のサブフレームにおいて、サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する1または複数の非サービス提供ノードBを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、この干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントすることと、のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を含む。
図1は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークの例を概念的に例示するブロック図である。 図2は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークにおいて、ユーザ機器デバイス(UE)と通信しているノードBの例を概念的に例示するブロック図である。 図3は、本開示のある態様にしたがう無線通信ネットワークにおけるフレーム構造の例を概念的に例示するブロック図である。 図4は、本開示のある態様にしたがって、通常のサイクリック・プレフィクスを用いたダウンリンクのための2つの典型的なサブフレーム・フォーマットを例示する。 図5は、本開示のある態様にしたがう典型的な支配的干渉シナリオを図示する。 図6は、本開示のある態様にしたがう、ヘテロジニアスなネットワークにおけるサブフレームの協調的な分割の例を例示する。 図7は、本開示のある態様にしたがって、ヘテロジニアスなネットワーク(HetNet)におけるセル特有基準信号(CRS)処理を実行するために、リソース分割情報(RPI)を利用することが可能な、サービス提供ノードBおよびUEを備えたシステムの例を例示する。 図8は、本開示のある態様にしたがって、サービス提供ノードBと1または複数の非サービス提供ノードBとの間でほとんどまたはまったく干渉がないサブフレームを用いてCRS処理を実行するための動作の例を例示する。 図9は、本開示のある態様にしたがって、分割を認識した(partitioning-aware)干渉推定を実行するための動作の例を例示する。
支配的な干渉シナリオにおける通信は、セル間干渉調整(ICIC)を実行することによってサポートされうる。ICICのある態様によれば、強い干渉元のノードBの近傍に位置するサービス提供ノードBへリソースを割り当てるために、リソース調整/分割が実行されうる。干渉元のノードBは、割当/保護リソースにおける送信を回避しうる。しかしながら、サービス提供ノードBに割り当てられていない(すなわち、保護されていない)リソースでの干渉元のノードBからの送信が、サービス提供ノードBのセル特有基準信号(CRS)トーンに、顕著な干渉をもたらしうる。したがって、割り当てられてない/保護されていないリソースのCRSトーンが使用されている場合、サービス提供ノードBのさまざまな動作へのパフォーマンス低下が生じうる。したがって、本開示のある態様は、ヘテロジニアスなネットワーク(HetNet)におけるCRS処理を実行するためにリソース分割情報(RPI)を利用する際の、UE受信機のための技術を提供する。
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のネットワークのようなさまざまな無線通信ネットワークのために使用されうる。用語「ネットワーク」および「システム」は、しばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAのその他の変形を含んでいる。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のようなラジオ技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、例えば、イボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のようなラジオ技術を実現する。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、周波数分割デュプレクス(FDD)と時分割デュプレクス(TDD)との両方において、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と命名された団体からの文書に記載されている。本明細書で記載された技術は、他の無線ネットワークおよびラジオ技術と同様に、前述された無線ネットワークおよびラジオ技術のために使用されうる。明確化のために、これら技術のある態様は、以下において、LTEに関して記載されており、LTE用語が以下の説明の多くで使用される。
図1は、リソース分割情報を用いて基準信号処理を実行するために記載された手順が実行されうる無線通信ネットワーク100を示す。このネットワーク100は、LTEネットワークまたはその他いくつかの無線ネットワークでありうる。無線ネットワーク100は、多くのイボルブド・ノードB(eNB)110およびその他のネットワーク・エンティティを含みうる。eNBは、UEと通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセス・ポイント等とも称されうる。おのおののeNBは、特定の地理的エリアのために通信有効通信範囲を提供する。3GPPでは、用語「セル」は、この用語が使用されるコンテキストに依存して、この有効通信範囲エリアにサービス提供しているeNBおよび/またはeNBサブシステムからなる有効通信範囲エリアを称しうる。
eNBは、マクロ・セル、ピコ・セル、フェムト・セル、および/または、その他のタイプのセルのために、通信有効通信範囲を提供しうる。マクロ・セルは、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。ピコ・セルは、比較的小さな地理的エリアをカバーし、サービス加入を持つUEによる無制限のアクセスを許可しうる。フェムト・セルは、比較的小さな地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし、フェムト・セルとの関連を持つUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)におけるUE)によって制限されたアクセスを許可しうる。マクロ・セルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコ・セルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。フェムト・セルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と称されうる。図1に示す例では、eNB110aは、マクロ・セル120aのためのマクロeNBであり、eNB110bは、ピコ・セル120bのためのピコeNBであり、eNB110cは、フェムト・セル120cのためのフェムトeNBでありうる。eNBは、1または複数(例えば3つ)のセルをサポートしうる。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書において置換可能に使用されうる。
無線ネットワーク100はさらに、中継局をも含みうる。中継局は、データの伝送を上流局(例えば、eNBまたはUE)から受信し、データの伝送を下流局(例えば、UEまたはeNB)へ送信するエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでもありうる。図1に示される例において、中継局110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロeNB110aおよびUE120dと通信しうる。中継局はまた、中継eNB、中継基地局、リレー等とも称されうる。
無線ネットワーク100はまた、例えば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継eNB等のような異なるタイプのeNBを含むヘテロジニアスなネットワークでありうる。これら異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベル、異なる有効通信範囲エリア、および、無線ネットワーク100内の干渉に対する異なるインパクトを有しうる。例えば、マクロeNBは、高い送信電力レベル(例えば、5乃至40ワット)を有する一方、ピコeNB、フェムトeNB、および中継eNBは、低い送信電力レベル(例えば、0.1乃至2ワット)を有しうる。
ネットワーク・コントローラ130は、eNBのセットに接続しており、これらeNBに対して調整および制御を提供しうる。ネットワーク・コントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信しうる。eNBはまた、例えば、ダイレクトに、または、無線または有線のバックホールを介して非ダイレクトに、互いに通信しうる。
ある態様によれば、以下により詳しく記載されるように、eNBは、セル間干渉調整(ICIC)を実行しうる。ICICは、強い干渉元のeNBの近傍に配置されたeNBにリソースを割り当てるリソース調整/区分を達成するための、eNB間でのネゴシエーションを含みうる。干渉元のeNBは、恐らくはセル特有基準信号(CRS)を除き、割り当てられた/保護されたリソースにおける送信を回避しうる。その後、UEは、干渉元のeNBの存在下において、保護されたリソースでeNBと通信しうる。そして、(恐らくはCRSを除き、)干渉元のeNBからの干渉を観察しない。
無線ネットワーク100の全体にわたって、複数のUE120が分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、スマート・フォン、ネットブック、スマートブック等でありうる。
図2は、図1における基地局/eNBのうちの1つ、およびUEのうちの1つでありうる、基地局/eNB110とUE120との設計のブロック図を示す。基地局110は、T個のアンテナ234a乃至234tを備え、UE120は、R個のアンテナ252a乃至252rを備えうる。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
基地局110では、送信プロセッサ220が、1または複数のUEのためのデータを、データ・ソース212から受け取り、UEから受信したCQIに基づいて、各UEのための1または複数の変調および符号化スキーム(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCS(単数または複数)に基づいて、各UEのためのデータを処理(例えば、符号化および変調)し、すべてのUEのためのデータ・シンボルを提供しうる。送信プロセッサ220はまた、(例えば、SRPI等のための)システム情報および制御情報(例えば、CQI要求、許可、上位レイヤ・シグナリング等)を処理し、オーバヘッド・シンボルおよび制御シンボルを提供しうる。プロセッサ220はまた、基準信号(例えば、CRS)および同期信号(例えば、PSSおよびSSS)のための基準シンボルを生成しうる。送信(TX)複数入力複数出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能であれば、データ・シンボル、制御シンボル、オーバヘッド・シンボル、および/または、基準シンボルに空間処理(例えば、プリコーディング)を実行し、T個の出力シンボル・ストリームをT個の変調器(MOD)232a乃至232tに提供しうる。おのおのの変調器232は、(例えば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボル・ストリームを処理して、出力サンプル・ストリームを得る。おのおのの変調器232はさらに、出力サンプル・ストリームを処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し、ダウンリンク信号を取得する。変調器232a乃至232tからのT個のダウンリンク信号は、T個のアンテナ234a乃至234tによってそれぞれ送信されうる。
UE120では、アンテナ252a乃至252rが、基地局110および/またはその他の基地局からダウンリンク信号を受信し、受信した信号を、復調器(DEMOD)254a乃至254rへそれぞれ提供しうる。おのおのの復調器254は、受信されたそれぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。おのおのの復調器254はさらに、(例えば、OFDM等のため)これら入力サンプルを処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器256は、R個すべての復調器254a乃至254rから受信したシンボルを取得し、適用可能である場合、これら受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(例えば、復調および復号)し、復号されたデータをUE120のためにデータ・シンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280へ提供しうる。以下に記載されるように、チャネル・プロセッサ284は、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI等を決定しうる。
アップリンクでは、UE120において、送信プロセッサ264が、データ・ソース262からデータを、コントローラ/プロセッサ280から(例えば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI等を備えるレポートのための)制御情報を受け取り、これらを処理しうる。プロセッサ264はさらに、1または複数の基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能であれば、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに、(例えば、SC−FDM、OFDM等のために)変調器254a乃至254rによって処理され、基地局110へ送信される。基地局110では、UE120およびその他のUEからのアップリンク信号が、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合にはMIMO検出器236によって検出され、さらに、受信プロセッサ238によって処理されて、UE120へ送信された復号されたデータおよび制御情報が取得される。プロセッサ238は、復号されたデータをデータ・シンク239へ提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240へ提供しうる。
コントローラ/プロセッサ240,280は、基地局110およびUE120それぞれにおける動作を指示しうる。基地局110におけるプロセッサ240および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記載されたように、さまざまなランダム・アクセス手順のためにUEを設定するための動作を実行または指示し、このような手順の間、1または複数の属性を識別しうる。例えば、UE120におけるプロセッサ280および/またはその他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明されたさまざまなランダム・アクセス手順のための動作の実行または指示を行いうる。メモリ242,282は、基地局110およびUE120それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納しうる。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクでのデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
図3は、LTEにおけるFDDのための典型的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクのおのおののための送信タイムラインは、ラジオ・フレームの単位に分割されうる。おのおののラジオ・フレームは、(例えば10ミリ秒(ms)のような)予め定められた持続時間を有し、0乃至9のインデクスを付された10個のサブフレームへ分割されうる。おのおののサブフレームは、2つのスロットを含みうる。したがって、おのおののラジオ・フレームは、0乃至19のインデクスを付された20のスロットを含みうる。おのおののスロットは、例えば、(図2に示すように)通常のサイクリック・プレフィクスの場合、7つのシンボル期間、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合、6つのシンボル期間のように、L個のシンボル期間を含みうる。おのおののサブフレームでは、2L個のシンボル期間が、0乃至2L−1のインデクスを割り当てられうる。
LTEでは、eNBはまた、eNBによってサポートされるおのおののセルのためのシステム帯域幅の中央の1.08MHzで、ダウンリンクで一次同期信号(PSS)および二次同期信号(SSS)を送信しうる。図3に示すように、PSSおよびSSSは、通常のサイクリック・プレフィクスを持つ各ラジオ・フレームのサブフレーム0およびサブフレーム5において、シンボル期間6およびシンボル期間5でそれぞれ送信されうる。PSSおよびSSSは、UEによって、セル探索および獲得のために使用されうる。eNBは、eNBによってサポートされているおのおののセルについて、システム帯域幅で、セル特有基準信号(CRS)を送信しうる。CRSは、おのおののサブフレームのあるシンボル期間で送信されうる。そして、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または、その他の機能を実行するために、UEによって使用されうる。eNBはまた、あるラジオ・フレームのスロット1におけるシンボル期間0乃至3で、物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、いくつかのシステム情報を伝送しうる。eNBは、例えばシステム情報ブロック(SIB)のようなその他のシステム情報を、あるサブフレームで、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で送信しうる。eNBは、サブフレームの最初のB個のシンボル期間において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)で制御情報/データを送信しうる。ここで、Bは各サブフレームについて設定可能でありうる。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間において、PDSCHで、トラフィック・データおよび/またはその他のデータを送信しうる。
図4は、通常のサイクリック・プレフィクスを用いたダウンリンクのための典型的なサブフレーム・フォーマット410,420を示す。ダウンリンクのために利用可能な時間周波数リソースは、リソース・ブロックに分割されうる。おのおののリソース・ブロックは、1つのスロット内に12のサブキャリアをカバーし、多くのリソース要素を含みうる。おのおののリソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーしうる。そして、実数値または複素数値である1つの変調シンボルを送信するために使用されうる。
サブフレーム・フォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信されうる。基準信号は、送信機および受信機に演繹的に知られている信号であり、パイロットと称されうる。CRSは、例えば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに特有の基準信号である。図4では、ラベルRを付された所与のリソース要素について、アンテナaから、このリソース要素で変調シンボルが送信され、他のアンテナからは、このリソース要素で、変調シンボルは送信されない。サブフレーム・フォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBのために使用されうる。CRSは、シンボル期間0,4,7,11において、アンテナ0,1から送信され、シンボル期間1,8において、アンテナ2,3から送信されうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、セルIDに基づいて決定されうる、等間隔で配置されたサブキャリアでCRSが送信されうる。異なるeNBは、これらのセルIDに依存して、同じキャリアまたは別のサブキャリアで、CRSを送信しうる。サブフレーム・フォーマット410,420の両方について、CRSのために使用されていないリソース要素は、データ(例えば、トラフィック・データ、制御データ、および/または、その他のデータ)を送信するために使用されうる。
LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、公的に利用可能な「イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調」(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)と題された3GPP TS 36.211に記載されている。
LTEでは、FDDについて、ダウンリンクおよびアップリンクのおのおののために、インタレース構造が使用されうる。例えば、0乃至Q−1のインデクスを持つQ個のインタレースが定義される。ここで、Qは、4,6,8,10またはその他いくつかの値に等しい。おのおののインタレースは、Q個のフレームによって間隔を置かれているサブフレームを含みうる。特に、インタレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Q等を含みうる。ここでq∈{0,・・・,Q−1}である。
無線ネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信のために、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートしうる。HARQの場合、パケットが受信機(例えば、UE)によって正確に復号されるか、または、その他の終了条件に到達するまで、送信機(例えば、eNB)は、パケットの1または複数の伝送を送りうる。同期HARQの場合、パケットのすべての送信が、単一のインタレースのサブフレームで送信されうる。非同期HARQの場合、パケットの送信はそれぞれ、任意のサブフレームで送られうる。
UEは、複数のeNBの有効通信範囲内に位置しうる。これらのeNBのうちの1つが、UEにサービス提供するために選択されうる。サービス提供eNBは、例えば受信信号強度、受信信号品質、経路喪失等のようなさまざまな基準に基づいて選択されうる。受信信号品質は、信号対雑音および干渉比(SINR)、または基準信号受信品質(RSRQ)、またはその他のメトリックによって定量化されうる。UEは、1または複数の干渉元のeNBから高い干渉を観察しうる支配的な干渉シナリオで動作しうる。
図5は、典型的な支配的干渉シナリオを示す。図5に図示される例では、UE Tは、サービス提供しているeNB Yと通信し、強い/支配的な干渉元のeNB Zからの高い干渉を観察しうる。
支配的な干渉シナリオは、制限された関連付けによって生じうる。例えば、図5では、eNB Yは、マクロeNBであり、eNB Zは、フェムトeNBでありうる。UE T は、フェムトeNB Zの近くに位置しており、eNB Zについて、高い受信電力を有しうる。しかしながら、UE Tは、制限された関連付けによって、フェムトeNB Zへアクセスすることができず、低い受信電力のマクロeNB Yに接続しうる。UE Tは、その後、ダウンリンクで、フェムトeNB Zからの高い干渉を観察し、アップリンクで、フェムトeNB Zへの高い干渉を引き起こしうる。
支配的な干渉シナリオはまた、範囲拡張によっても生じうる。これは、経路喪失が低く、かつ、UEによって検出されたすべてのeNBの中でも恐らくはSINRが低いeNBにUEが接続するシナリオである。例えば、図5では、eNB Yは、ピコeNBであり、干渉元のeNB Zは、マクロeNBでありうる。UE Tは、マクロeNB ZよりもピコeNB Yの近くに配置され、ピコeNB Yに関し低い経路喪失しか有さない。しかしながら、UE Tは、マクロeNB Zと比較してピコeNB Yの送信電力レベルが低いことによって、ピコeNB Yについて、マクロeNB Zよりも低い受信電力しか有さない。それにも関わらず、UE Tは、低い経路喪失によって、ピコeNB Yに接続することが望ましいことがありうる。この結果、UE Tにとって、所与のデータ・レートの場合、無線ネットワークへの干渉が低くなりうる。
一般に、UEは、任意の数のeNBの有効通信範囲内に位置しうる。1つのeNBが、UEにサービス提供するために選択され、残りのeNBは、干渉元のeNBでありうる。UEは、このように、任意の数の干渉元のeNBを有しうる。明瞭さのために、説明の多くは、サービス提供している1つのeNB Yと、干渉元の1つのeNB Zとを備えた図5に示されるシナリオを仮定する。
支配的な干渉シナリオにおける通信は、セル間干渉調整(ICIC)を実行することによってサポートされうる。ICICのある態様によれば、強い干渉元のeNBの近傍に位置するeNBへリソースを割り当てるために、リソース調整/分割が実行されうる。干渉元のeNBは、恐らくはCRSを除いて、割り当てられた/保護されたリソースにおける送信を回避しうる。その後、UEは、干渉元のeNBの存在下において、保護されたリソースでeNBと通信しうる。そして、(恐らくはCRSを除き、)干渉元のeNBからの干渉を観察しない。
一般に、時間リソースおよび/または周波数リソースは、リソース分割によってeNBに割り当てられうる。ある態様によれば、システム帯域幅は、多くのサブ帯域に分割されうる。そして、1または複数のサブ帯域が、eNBへ割り当てられうる。別の設計では、サブフレームのセットが、eNBに割り当てられうる。また別の設計では、リソース・ブロックのセットが、eNBに割り当てられうる。明瞭さのために、以下の説明の多くは、1または複数のインタレースがeNBへ割り当てられうる時分割多重(TDM)リソース分割設計を仮定する。割り当てられたインタレース(単数または複数)のサブフレームは、強い干渉元のeNBから、低減された干渉を観察するか、または、まったく干渉を観察しない。
図6は、図5における支配的な干渉シナリオにおける通信をサポートするためのTDMリソース分割の例を示す。図6に示される例において、eNB Yは、インタレース0を割り当てられうる。eNB Zは、例えば、バックホールを介したeNB間のネゴシエーションによって、準静的または静的な方式で、インタレース7を割り当てられうる。eNB Yは、インタレース0のサブフレームでデータを送信しうる。そして、インタレース7のサブフレームでデータを送信することを回避しうる。反対に、eNB Zは、インタレース7のサブフレームでデータを送信しうる。そして、インタレース0のサブフレームでデータを送信することを回避しうる。残りのインタレース1乃至6のサブフレームは、eNB Yおよび/またはeNB Zに適応的/動的に割り当てられうる。
表1は、1つの設計にしたがう異なるタイプのサブフレームをリストする。eNB Yの観点から、eNB Yに割り当てられたインタレースは、干渉元のeNBからの干渉がほとんどまたはまったくない、eNB Yによって使用されうる「保護」サブフレーム(Uサブフレーム)を含みうる。別のeNB Zに割り当てられたインタレースは、eNB Yによってデータ送信のために使用することができない、「禁止された」サブフレーム。(Nサブフレーム)を含みうる。どのeNBにも割り当てられていないインタレースは、異なるeNBによって使用されうる「共通」サブフレーム(Cサブフレーム)を含みうる。適応的に割り当てられたサブフレームは、「A」プレフィクスを用いて示され、保護サブフレーム(AUサブフレーム)、または禁止サブフレーム(ANサブフレーム)、または共通サブフレーム(ACサブフレーム)でありうる。また、別のタイプのサブフレームは、別の名前でも称されうる。例えば、保護サブフレームは、予約サブフレーム、割当サブフレーム等と称されうる。
Figure 2013541269
ある態様によれば、eNBは、固定されたリソース分割情報(SRPI:static resource partitioning information)をUEへ送信しうる。ある態様によれば、SRPIは、Q個のインタレースのために、Q個のフィールドを備えうる。各インタレースのフィールドは、eNBに割り当てられ、Uサブフレームを含むインタレースを示すために「U」に設定されうるか、または、別のeNBに割り当てられ、Nサブフレームを含むインタレースを示すために「N」に設定されうるか、または、任意のeNBに適応的に割り当てられ、Xサブフレームを含むインタレースを示すために「X」に設定されうる。UEは、eNBからSRPIを受信し、SRPIに基づいて、eNBに関するUサブフレームおよびNサブフレームを識別しうる。SRPIにおいて「X」としてマークされている各インタレースについて、UEは、このインタレースにおけるXサブフレームがAUサブフレームになるか、ANサブフレームになるか、またはACサブフレームになるかを知らない場合がありうる。UEは、SRPIによるリソース分割の固定された部分しか知らないのに対し、eNBは、リソース分割の固定された部分と適応部分との両方を知りうる。図6に示される例では、eNB YのSRPIは、インタレース0について「U」を含み、インタレース7について「N」を含み、残りのおのおののインタレースについて「X」を含みうる。eNB ZのSRPIは、インタレース7について「U」を含み、インタレース0について「N」を含み、残りのおのおののインタレースについて「X」を含みうる。
UEは、サービス提供eNBからのCRSに基づいて、サービス提供eNBの受信信号品質を推定しうる。UEは、受信信号品質に基づいてCQIを決定し、このCQIを、サービス提供eNBへレポートしうる。サービス提供eNBは、リンク適応ためにこのCQIを用い、UEへのデータ送信のための変調および符号化スキーム(MCS)を選択する。異なるタイプのサブフレームは、異なる量の干渉を有しうるので、非常に異なるCQIを有しうる。特に、保護サブフレーム(例えば、UサブフレームおよびAUサブフレーム)は、良好なCQIによって特徴付けられうる。なぜなら、支配的な干渉元のeNBは、これらサブフレームでは送信しないからである。対照的に、1または複数の支配的な干渉元のeNBが送信しうる(例えば、Nサブフレーム、ANサブフレーム、およびACサブフレームのような)その他のサブフレームの場合、CQIは、格段に悪化しうる。CQIの観点から、AUサブフレームは、Uサブフレームと等価でありうる(ともに、保護されている)。そして、ANサブフレームは、Nサブフレームと等価でありうる(ともに、禁止されている)。ACサブフレームは、完全に異なるCQIによって特徴付けられうる。良好なリンク適応パフォーマンスを達成するために、サービス提供eNBは、トラフィック・データをUEへ送信する各サブフレームについて、比較的正確なCQIを有していなければならない。
(リソース分割情報を利用するUE受信機基準信号処理)
前述したように、支配的な干渉シナリオにおける通信は、セル間干渉調整(ICIC)を実行することによってサポートされうる。ICICのある態様によれば、強い干渉元のノードBの近傍に位置するノードBへリソースを割り当てるために、リソース調整/分割が実行されうる。干渉元のノードBは、恐らくはCRSを除き、(例えば、図6に例示するようなTDS分割によって)割り当てられた/保護されたリソースでの送信を回避しうる。その後、UEは、干渉元のノードBの存在下において、保護されたリソースでノードBと通信しうる。そして、(恐らくはCRSを除き、)干渉元のノードBからの干渉を観察しない。
TDM分割のある場合であっても、CRSは、後方互換性を維持するために、ノードBによって常に送信されうる(例えば、ほとんどブランクなサブフレームで送信されうる)。例えば、リソースは、干渉元のノードBに割り当てられうるが、サービス提供ノードBは、干渉元のノードBに割り当てられたリソース(例えば、ほとんどブランクなサブフレーム)を用いてCRS(または、他の送信)を送信しうる。したがって、サービス提供ノードBが、干渉元のノードBに割り当てられたリソースでCRSを用いている場合、干渉元のノードBからの送信は、顕著なパフォーマンス低下をもたらしうる。例えば、サービス提供ノードBのCRSが、強い干渉下にある場合、サービス提供ノードBは、信頼できるチャネル推定を提供できないことがありうる。したがって、本開示のある態様は、ヘテロジニアスなネットワーク(HetNet)においてCRS処理を実行するために、リソース分割情報(RPI)を利用する際の、UE受信機のための技術を提供する。
図7は、本開示のある態様にしたがって、HetNetにおいてCRS処理を実行するためにRPIを利用することが可能な、サービス提供ノードB710とユーザ機器(UE)720とを備えたシステム700の例を例示する。例示されるように、サービス提供ノードB710は、(例えば、サービス提供ノードB710と非サービス提供ノードBとの間の、バックホールを介したネゴシエーションによって)RPIを生成するためのRPI生成モジュール714を含みうる。RPIは、送信機モジュール712を介してUE720に送信されうる。
UE720は、受信機モジュール726を介してRPIを受信しうる。UE720は、サービス提供ノードB710からRSを受信している間、非サービス提供ノードBのうちの1または複数からの送信をも受信する。これは、干渉をもたらしうる。UE720は、RPIに基づいて、CRS処理のためにどのサブフレームを使用するのかを決定しうる。例示されるように、UE720は、サービス提供ノードB710から、使用可能なRSを処理するためのRS処理モジュール724を含みうる。使用可能なRSは、CRS処理に使用されるためにサブフレームで送信される。そして、UEは、この使用可能なRSを用いて、測定を実行しうる。例示されていないが、UE720は、非サービス提供ノードBのうちの1または複数からの、使用可能なRSを用いて、測定を実行しうる。UE720は、送信機モジュール722を介してフィードバックを送信しうる。そして、サービス提供ノードB710は、受信機モジュール716を介してフィードバックを受信しうる。
図8は、本開示のある態様にしたがって、サービス提供ノードBと1または複数の非サービス提供ノードBとの間でほとんどまたはまったく干渉がないサブフレームを用いてCRS処理を実行するための動作800の例を例示する。この動作800は、例えば、UEによって実行されうる。802では、UEは、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって、保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIを取得しうる。
804では、UEは、本明細書においてさらに後述されるように、サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間でほとんどまたはまったく干渉がない1または複数のサブフレームを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別しうる。
806では、UEは、UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、この識別されたサブフレームのRSを利用しうる。
いくつかの実施形態の場合、UEは、トラッキング・ループ(例えば、時間トラッキング・ループおよび周波数トラッキング・ループ)および測定のために、サブフレームのサブセットを使用しうる。これら測定の例は、ラジオ・リンク・モニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)を備える。サブフレームのサブセットは、「クリーンな」サブフレームのみを備える。例えば、804において、識別されたサブフレームは、サービス提供ノードBとの通信のために使用可能なサブフレーム(例えば、Uサブフレーム)であるとRPIが指定した1または複数のサブフレームを備えうる。非サービス提供ノードBのCRS処理を実行するために、非サービス提供ノードBに割り当てられた使用可能なサブフレームのRSが使用されうる。
別の例として、識別されたサブフレームは、使用可能なサブフレームに加えて、良好なRS品質を有するとしてUEが識別する1または複数のサブフレームを備えうる。いくつかの実施形態の場合、UEは、非サービス提供ノードBからの送信がサブフレームにおいてサービス提供ノードB RSと干渉するか否かに基づいて、1または複数のサブフレームを、良好なRS品質を有するものとして識別しうる。例えば、非サービス提供ノードBのうちの少なくとも1つが、サブフレームでデータを送信し、データが、サービス提供ノードBのRSトーンと衝突し、非サービス提供ノードBが、サービス提供ノードBよりも強いRS強度を有する場合、非サービス提供ノードBからの送信が、サブフレームにおいてサービス提供ノードBと干渉しうる。
いくつかの実施形態の場合、UEは、各セルの受信CRS強度を測定しうる。これによって、UEは、サービス提供セルよりもどのセルが強く、どのセルが弱いのかを判定できるようになりうる。UEは、各セルのチャネル・インパルス応答(CIR)を導出しうる。UEは、より弱いセルのCIRを高い信頼性で推定するために、CRS干渉除去(IC)を使用しうる。いくつかの実施形態の場合、(セル「A」として示される)各セルのトラッキング・ループおよび測定のために、UEは、サブフレームでCRSから導出されたCIRを使用しうる。ここで、サブフレームのセル「A」のSRPIは、「U」である。
その他の実施形態の場合、UEは、サブフレームでCRSから導出されたCIRを使用しうる。ここでは、セル「A」のCRSに強い干渉はない。セル「A」のCRSにおける強い干渉は、セル「A」と衝突しないCRSトーン位置を有するセル「B」を備えうる。言い換えれば、セル「B」からの制御/データ送信がある場合、セル「A」のCRSに干渉が存在しうる。さらに、セル「B」がサブフレームにおいて潜在的にアクティブである場合(例えば、SRPIがUまたはXの何れかである場合)、制御/データ送信が、セル「B」から送信されうる。さらなる例として、セル「A」のCRSにおける強い干渉は、セル「A」よりも強いCRS強度を有するセル「B」を備えうる(すなわち、制御/データ送信が、強い干渉を引き起こしうる)。
いくつかの実施形態の場合、UE受信機は、分割を認識した(partitioning-aware)干渉推定を実行しうる。SIB1/ページング送信は、時分割多重(TDM)分割に従わない場合があり、例えば周波数分割多重(FDM)分割のような他の方法を必要としうる。SIB1/ページングがFDMで送信される場合、FDMを利用するために、SIB1/ページングのための特別なチャネル推定が必要とされうる。制御領域におけるように、特別なチャネル推定は、RSシンボル0を使用しないことがあり、干渉元のノードBからのPDCCH送信による強い干渉下にありうる。この特別なチャネル推定は、強い干渉下においてリソース・ブロック(RB)を用いることを回避するために、FDMの知識(RB割当)を利用しうる。いくつかの実施形態の場合、UEは、RPI(例えば、SRPI)およびその他の情報に基づいて、どのチャネル推定アルゴリズムを使用するのかを決定しうる。例えば、UEがサブフレームでSIB1/ページングを復号することを意図しており(これは、クロス・サブフレームPDCCHを受信することによって示されうる)、このサブフレームのサービス提供セルのRPIがNまたはXであり、サービス提供セルのCRSに強い干渉がある場合、UEは、SIB1/ページングのために、特別なチャネル推定アルゴリズムを使用しうる。そうではない場合、UEは、通常のチャネル推定アルゴリズムを使用しうる。
各ラジオ・フレームのサブフレーム0における通常のサイクリック・プレフィクス(CP)の場合におけるOFDMシンボル7(拡張されたCPにおけるシンボル6および9)におけるCRSは、図3に例示されるように、近隣の物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信からの強い干渉を観察しうる。いくつかの実施形態の場合、UEは、PBCHによって強い干渉を受けているCRSトーンを使用することを回避しうる。例えば、セル「A」のチャネル推定のために、UEは、近隣セル(例えば、セル「B」)のPBCHによって強く干渉を受けたCRSトーンを用いることを回避しうる。いくつかの実施形態の場合、セル「B」のPBCHからセル「A」のCRSへの強い干渉は、セル「A」と衝突しないCRSトーン位置を有するセル「B」を備えうる。言い換えれば、セル「B」からのPBCH送信は、セル「A」のCRSにおける干渉を引き起こしうる。その他の実施形態の場合、セル「B」は、PBCH送信が強い干渉を引き起こしうるセル「A」よりも強いCRS強度を有しうる。
図8に戻って示すように、UEは、(サービス提供ノードBと非サービス提供ノードBとの間にほとんどまたはまったく干渉がない、)識別されたサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、保護されていない他の領域から保護されている1または複数の領域(例えば、リソース・ブロックおよびシンボル)を識別しうる。いくつかの実施形態の場合、806では、UEは、UEにおいてなされる1または複数の測定において、他の領域ではなく、保護された領域のRSを利用しうる。保護された領域のRSを利用することは、保護された領域外のRSシンボルを用いないチャネル推定を実行することを備えうる。保護されていない他の領域は、非サービス提供ノードBからの物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信およびシステム情報ブロック(SIB)送信を備えうる。これら送信は、前述したように、リソース分割に従わない場合がありうる。
いくつかの実施形態の場合、UE受信機は、アクティブな干渉元を、およびこれらのみを、干渉推定に考慮することによって、分割を認識した(partitioning-aware)干渉推定を実行しうる。
図9は、本開示のある態様にしたがう分割を認識した(partitioning-aware)干渉推定を実行するための動作900の例を例示する。この動作900は、例えば、UEによって実行されうる。902では、UEは、サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって、保護されている1または複数のサブフレームを識別するRPIを取得しうる。
904では、UEは、所与のサブフレームにおいて、サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する1または複数の非サービス提供ノードBを、RPIに少なくとも部分的に基づいて識別しうる。
906では、UEは、UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、この干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントしうる。ここで、干渉を推定することは、生の干渉を推定するために、RS干渉除去(IC)を実行することと、IC後のRSトーンを用いることとを備えうる。RSトーンが除去され、RSトーンがサービス提供ノードBのRSトーンと衝突する、干渉に寄与すると判定された各非サービス提供ノードBについて、UEは、非サービス提供ノードBからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に加えうる。
生の干渉推定値は、CRSに基づきうるか、または、例えばデータ・トーンまたはUE−RSのようなその他の信号に基づきうる。IC後のCRSトーンは、生の干渉を推定するために使用されうる。これは、衝突していないCRS位置を持つセルからの干渉のみならず、バックグランド干渉をも取得しうる。衝突しているCRS位置を有する干渉元のセルのおのおのについて、干渉元のセルが潜在的にアクティブである場合、UEは、セルからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に明示的に追加しうる。干渉元のセルは、このセルのRPIがUまたはXである場合、アクティブであると考慮されうる。さらに、干渉元のセルがアクティブであるか否かは、SRPIとその他の情報(例えば、負荷インジケータ)との組み合わせに基づきうる。
分割を認識した(partitioning-aware)干渉推定を判定するための設計の例は、
y=h+h+h+h+n である。
ここで、n:バックグランド干渉および雑音、
:サービス提供セル・チャネルおよび信号、
(i>0):干渉元iチャネルおよび信号、
干渉元1:データをアクティブに送信し、サービス提供セルと衝突しているRS、
干渉元2:非アクティブ(x=0)であって、サービス提供セルと衝突しているRS、
干渉元3:アクティブであるか、またはアクティブではなく、サービス提供セルと衝突していないRS。
干渉元1,2,3のCRS干渉除去後、サービス提供セルCRSトーンは、h+nを、干渉と見なしうる。したがって、アクティブである場合、干渉元3(h)が取得されるが、干渉元1(h)および干渉元2(h)は、生の干渉推定値に取り込まれないことがありうる。サービス提供セルは、干渉元1および干渉元3からの干渉を認識するが、干渉元1は取得されておらず、干渉元1のNt add−backが必要とされうる。干渉元2は、データ送信において非アクティブであるので、干渉元2のNt add−backは不要でありうる。したがって、最終的な干渉推定値は、Rnn+h*となりうる。ここで、Rnnは、バックグランド干渉および雑音(n)と、干渉元3(h)からの干渉とを取り込んだ生の干渉推定値でありうる。
当業者であれば、情報および信号は、さまざまな異なる技術および技法のうちの何れかを用いて表されうることを理解するであろう。例えば、前述された説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
当業者であればさらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、これらの機能の観点から一般的に記載された。これら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途のおのおのに応じて変化する方式で、前述した機能を実現しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または前述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサは、マイクロ・プロセッサでありうるが、代替例では、このプロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、またはステート・マシンでありうる。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成であるコンピューティング・デバイスの組み合わせとして実現されうる。
本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、またはこの2つの組合せで実施することができる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、また記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。ASICは、ユーザ端末内に存在しうる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在しうる。
1または複数の典型的な設計では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能な媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく、一例として、このようなコンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、命令群またはデータ構造の形式で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは、汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能な媒体として適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルー・レイ・ディスク(disc)を含む。これらdiscは、レーザを用いてデータを光学的に再生する。それに対して、diskは、通常、データを磁気的に再生する。前述した組み合わせもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれるべきである。
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。本開示に対するさまざまな変形は、当業者に容易に明らかであって、本明細書で定義された一般原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されることは意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当するとされている。

Claims (68)

  1. 無線通信のための方法であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得することと、
    前記サービス提供ノードBと前記非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、
    前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームの基準信号(RS)を利用することと、
    を備える方法。
  2. 前記識別されたサブフレームは、前記サービス提供ノードBとの通信のために使用可能なサブフレームとして前記RPIが指定した1または複数のサブフレームを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記識別されたサブフレームは、前記使用可能なサブフレームに加えて、良好なRS品質を有するとして前記UEが識別した1または複数のサブフレームを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記UEは、前記非サービス提供ノードBからの送信がサブフレームにおいてサービス提供ノードBのRSと干渉するか否かに基づいて、前記1または複数のサブフレームを、良好なRS品質を有するものとして識別する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記非サービス提供ノードBのうちの少なくとも1つが、前記サブフレームでデータを送信し、前記データが、前記サービス提供ノードBのRSトーンと衝突し、前記非サービス提供ノードBが、前記サービス提供ノードBよりも強いRS強度を有する場合、前記非サービス提供ノードBからの送信が、前記サブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのRSと干渉する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記識別されたサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、保護されていない別の領域から、保護されている1または複数の領域を識別すること、をさらに備える請求項1に記載の方法。
  7. 前記1または複数の領域は、リソース・ブロックおよびシンボルを備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記利用することは、前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別の領域ではなく、前記保護されている領域のRSを利用することを備える、請求項6に記載の方法。
  9. 前記保護されている領域のRSを利用することは、トラッキング・ループと測定とを備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記保護されている領域のRSを利用することは、前記保護されている領域外のRSシンボルを使用しないチャネル推定を実行することを備える、請求項8に記載の方法。
  11. 前記保護されていない別の領域は、前記非サービス提供ノードBからの物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信およびシステム情報ブロック(SIB)送信を備え、これら送信は、リソース分割に従わない、請求項6に記載の方法。
  12. 前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームのRSを利用することは、トラッキング・ループと測定とを備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記トラッキング・ループは、時間トラッキング・ループと周波数トラッキング・ループとを備える、請求項12に記載の方法。
  14. これら測定は、ラジオ・リンク・モニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)を備える、請求項12に記載の方法。
  15. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得する手段と、
    前記サービス提供ノードBと前記非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別する手段と、
    前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームの基準信号(RS)を利用する手段と、
    を備える装置。
  16. 前記識別されたサブフレームは、前記サービス提供ノードBとの通信のために使用可能なサブフレームとして前記RPIが指定した1または複数のサブフレームを備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記識別されたサブフレームは、前記使用可能なサブフレームに加えて、良好なRS品質を有するとして前記UEが識別した1または複数のサブフレームを備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記UEは、前記非サービス提供ノードBからの送信がサブフレームにおいてサービス提供ノードBのRSと干渉するか否かに基づいて、前記1または複数のサブフレームを、良好なRS品質を有するものとして識別する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記非サービス提供ノードBのうちの少なくとも1つが、前記サブフレームでデータを送信し、前記データが、前記サービス提供ノードBのRSトーンと衝突し、前記非サービス提供ノードBが、前記サービス提供ノードBよりも強いRS強度を有する場合、前記非サービス提供ノードBからの送信が、前記サブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのRSと干渉する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記識別されたサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、保護されていない別の領域から、保護されている1または複数の領域を識別する手段、をさらに備える請求項15に記載の装置。
  21. 前記1または複数の領域は、リソース・ブロックおよびシンボルを備える、請求項20に記載の装置。
  22. 前記利用する手段は、前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別の領域ではなく、前記保護されている領域のRSを利用する手段を備える、請求項20に記載の装置。
  23. 前記保護されている領域のRSを利用する手段は、トラッキング・ループと測定とのための手段を備える、請求項22に記載の装置。
  24. 前記保護されている領域のRSを利用する手段は、前記保護されている領域外のRSシンボルを使用しないチャネル推定を実行する手段を備える、請求項22に記載の装置。
  25. 前記保護されていない別の領域は、前記非サービス提供ノードBからの物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信およびシステム情報ブロック(SIB)送信を備え、これら送信は、リソース分割に従わない、請求項20に記載の装置。
  26. 前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームのRSを利用する手段は、トラッキング・ループと測定とのための手段を備える、請求項15に記載の装置。
  27. 前記トラッキング・ループは、時間トラッキング・ループと周波数トラッキング・ループとを備える、請求項26に記載の装置。
  28. これら測定は、ラジオ・リンク・モニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)を備える、請求項26に記載の装置。
  29. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得し、
    前記サービス提供ノードBと前記非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別し、
    前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームの基準信号(RS)を利用する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
    を備える装置。
  30. 前記識別されたサブフレームは、前記サービス提供ノードBとの通信のために使用可能なサブフレームとして前記RPIが指定した1または複数のサブフレームを備える、請求項29に記載の装置。
  31. 前記識別されたサブフレームは、前記使用可能なサブフレームに加えて、良好なRS品質を有するとして前記UEが識別した1または複数のサブフレームを備える、請求項30に記載の装置。
  32. 前記UEは、前記非サービス提供ノードBからの送信がサブフレームにおいてサービス提供ノードBのRSと干渉するか否かに基づいて、前記1または複数のサブフレームを、良好なRS品質を有するものとして識別する、請求項31に記載の装置。
  33. 前記非サービス提供ノードBのうちの少なくとも1つが、前記サブフレームでデータを送信し、前記データが、前記サービス提供ノードBのRSトーンと衝突し、前記非サービス提供ノードBが、前記サービス提供ノードBよりも強いRS強度を有する場合、前記非サービス提供ノードBからの送信が、前記サブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのRSと干渉する、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記識別されたサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、保護されていない別の領域から、保護されている1または複数の領域を識別するように構成された、請求項29に記載の装置。
  35. 前記1または複数の領域は、リソース・ブロックおよびシンボルを備える、請求項34に記載の装置。
  36. 前記利用するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別の領域ではなく、前記保護されている領域のRSを利用することを備える、請求項34に記載の装置。
  37. 前記保護されている領域のRSを利用するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、トラッキング・ループと測定とを備える、ように構成された、請求項36に記載の装置。
  38. 前記保護されている領域のRSを利用するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、前記保護されている領域外のRSシンボルを使用しないチャネル推定を実行することを備える、請求項36に記載の装置。
  39. 前記保護されていない別の領域は、前記非サービス提供ノードBからの物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信およびシステム情報ブロック(SIB)送信を備え、これら送信は、リソース分割に従わない、請求項34に記載の装置。
  40. 前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームのRSを利用するように構成された少なくとも1つのプロセッサは、トラッキング・ループと測定とを備える、請求項29に記載の装置。
  41. 前記トラッキング・ループは、時間トラッキング・ループと周波数トラッキング・ループとを備える、請求項40に記載の装置。
  42. これら測定は、ラジオ・リンク・モニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)を備える、請求項40に記載の装置。
  43. 無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得することと、
    前記サービス提供ノードBと前記非サービス提供ノードBとの間で、干渉がほとんどまたはまったくない1または複数のサブフレームを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、
    前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームの基準信号(RS)を利用することと、
    のためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、
    コンピュータ・プログラム製品。
  44. 前記識別されたサブフレームは、前記サービス提供ノードBとの通信のために使用可能なサブフレームとして前記RPIが指定した1または複数のサブフレームを備える、請求項43に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  45. 前記識別されたサブフレームは、前記使用可能なサブフレームに加えて、良好なRS品質を有するとして前記UEが識別した1または複数のサブフレームを備える、請求項44に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  46. 前記UEは、前記非サービス提供ノードBからの送信がサブフレームにおいてサービス提供ノードBのRSと干渉するか否かに基づいて、前記1または複数のサブフレームを、良好なRS品質を有するものとして識別する、請求項45に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  47. 前記非サービス提供ノードBのうちの少なくとも1つが、前記サブフレームでデータを送信し、前記データが、前記サービス提供ノードBのRSトーンと衝突し、前記非サービス提供ノードBが、前記サービス提供ノードBよりも強いRS強度を有する場合、前記非サービス提供ノードBからの送信が、前記サブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのRSと干渉する、請求項46に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  48. 前記識別されたサブフレームのうちの少なくとも1つにおいて、保護されていない別の領域から、保護されている1または複数の領域を識別すること、のためのコードをさらに備える請求項43に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  49. 前記1または複数の領域は、リソース・ブロックおよびシンボルを備える、請求項48に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  50. 前記利用するためのコードは、前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別の領域ではなく、前記保護されている領域のRSを利用するためのコードを備える、請求項48に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  51. 前記保護されている領域のRSを利用するためのコードは、トラッキング・ループと測定とのためのコードを備える、請求項50に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  52. 前記保護されている領域のRSを利用するためのコードは、前記保護されている領域外のRSシンボルを使用しないチャネル推定を実行するためのコードを備える、請求項50に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  53. 前記保護されていない別の領域は、前記非サービス提供ノードBからの物理ブロードキャスト・チャネル(PBCH)送信およびシステム情報ブロック(SIB)送信を備え、これら送信は、リソース分割に従わない、請求項48に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  54. 前記UEにおいてなされる1または複数の測定において、前記別のサブフレームではなく、前記識別されたサブフレームのRSを利用するためのコードは、トラッキング・ループと測定とのためのコードを備える、請求項43に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  55. 前記トラッキング・ループは、時間トラッキング・ループと周波数トラッキング・ループとを備える、請求項54に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  56. これら測定は、ラジオ・リンク・モニタリング(RLM)、基準信号受信電力(RSRP)、および基準信号受信品質(RSRQ)を備える、請求項54に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  57. 無線通信のための方法であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得することと、
    所与のサブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する前記1または複数の非サービス提供ノードBを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、
    前記UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、前記干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントすることと、
    を備える方法。
  58. 前記カウントすることは、生の干渉を推定するために、基準信号(RS)干渉除去(IC)を実行することと、IC後のRSトーンを用いることとを備える、請求項57に記載の方法。
  59. RSトーンが除去され、RSトーンがサービス提供ノードBのRSトーンと衝突する、干渉に寄与すると判定された各非サービス提供ノードBについて、前記非サービス提供ノードBからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に加えること、をさらに備える請求項58に記載の方法。
  60. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得する手段と、
    所与のサブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する前記1または複数の非サービス提供ノードBを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別する手段と、
    前記UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、前記干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントする手段と、
    を備える装置。
  61. 前記カウントする手段は、生の干渉を推定するために、基準信号(RS)干渉除去(IC)を実行し、IC後のRSトーンを用いる手段を備える、請求項60に記載の装置。
  62. RSトーンが除去され、RSトーンがサービス提供ノードBのRSトーンと衝突する、干渉に寄与すると判定された各非サービス提供ノードBについて、前記非サービス提供ノードBからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に加える手段、をさらに備える請求項61に記載の装置。
  63. 無線通信のための装置であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得し、
    所与のサブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する前記1または複数の非サービス提供ノードBを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別し、
    前記UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、前記干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントする、
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと、
    を備える装置。
  64. 前記カウントするように構成された少なくとも1つのプロセッサは、生の干渉を推定するために、基準信号(RS)干渉除去(IC)を実行することと、IC後のRSトーンを用いることとを備える、請求項63に記載の装置。
  65. 前記少なくとも1つのプロセッサは、RSトーンが除去され、RSトーンがサービス提供ノードBのRSトーンと衝突する、干渉に寄与すると判定された各非サービス提供ノードBについて、前記非サービス提供ノードBからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に加えるように構成された、請求項64に記載の装置。
  66. 無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、
    サービス提供ノードBと、1または複数の非サービス提供ノードBとの間のリソースの協調的な分割によって保護されている1または複数のサブフレームを識別するリソース分割情報(RPI)をユーザ機器(UE)において取得することと、
    所与のサブフレームにおいて、前記サービス提供ノードBのデータにおける干渉に寄与する前記1または複数の非サービス提供ノードBを、前記RPIに少なくとも部分的に基づいて識別することと、
    前記UEにおける干渉を推定するために、別の非サービス提供ノードBではなく、前記干渉に寄与する非サービス提供ノードBをカウントすることと、
    ためのコードを有するコンピュータ読取可能な媒体を備える、
    コンピュータ・プログラム製品。
  67. 前記カウントするためのコードは、生の干渉を推定するために、基準信号(RS)干渉除去(IC)を実行することと、IC後のRSトーンを用いることとのためのコードを備える、請求項66に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  68. RSトーンが除去され、RSトーンがサービス提供ノードBのRSトーンと衝突する、干渉に寄与すると判定された各非サービス提供ノードBについて、前記非サービス提供ノードBからの受信信号の共分散推定値を、生の干渉推定値に加えるためのコードをさらに備える、請求項67に記載のコンピュータ・プログラム製品。
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