JP2013540828A - 炭化水素処理装置のフレークの処理方法 - Google Patents

炭化水素処理装置のフレークの処理方法 Download PDF

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Abstract

炭化水素処理装置から、さらに詳細には炭化水素処理装置からのフレークの再生利用を改善する方法を開示する。
【選択図】無し

Description

本発明は、炭化水素処理装置からのフレークの再生利用を改善する方法に関し、詳細には、スラリー反応器、およびそこで得られるスラリーフレークに関する。
通常、スラリー反応器が従来の真空蒸留残留物(vacuum distillation residue、VR)、または真空粉砕残留物(vacuum visbroken residue、VVR)などの重残留物を処理するための炭化水素精製処理に使用される。
フレークがスラリー処理の最終残留物である。大概、それらは高い沸点の属を含む高重量残留物で構成され、その金属はほとんどが開始の原油に存在していたものである。また、該フレークが一般に金属カルコゲニド種で構成される使用済みスラリー触媒を含有し、通常、該金属がモリブデン、タングステンまたは鉄である。
典型的には、スラリープラントにおいて固体/液体の分離が最終真空残留物(いわゆるフレーク)に施される。この分離が濾過によって実行される。従来の濾過が困難であったのは、最終真空残留物が粘性の非常に高く、かつ粒子濃度が分離する液体濃度に近いからである。
これらの原因により、フレークがスラリー炭化水素処理における関心事である。フレークが熱処理でほとんどが燃焼される。
炭化水素の消費がスラリープラントにおいて重要である。炭化水素が欠乏すると、良好に変換されない残留物、および低品質生成物が残る。
最終真空残留物が生成される前に、固体/液体の分離が実施されることが有利であることは分かってきている。この点で、短い分離時間および高効率(レスプラグ化(less plugging)など)が実現される。濾過や完全遠心分離濾過などの様々な分離技術が用いられる。
本発明の第1の目的は、産業用の装置から発生する処理済み炭化水素原料を含有する固体に含まれる固体の分離の方法であり、最終の反応器に、最終の触媒、最終の炭化水素原料、および最終の炭化水素含有ガスを供給する工程と、
反応の後、最終の分留の前に、もたらさ最終の処理済み炭化水素原料に液体/固体の濾過を施す工程と、を有する。
好ましくは、反応の前および濾過の前に、最終の1つ前の炭化水素原料に、最終の1つ前の触媒および/または最終の触媒、ならびに最終の1つ前の炭化水素含有ガスを供給して、最終の炭化水素原料を得る。
前記最終の分留が真空分留、または、常圧分留およびそれに続く真空分留の組み合わせで良い。
好ましくは、もたらされた最終の処理済み炭化水素原料にフラッシュ分離を施して、液体/固体の濾過の前に、ガスの類を除去する。
好ましくは、産業用の装置がスラリープラントである。
好ましくは、濾過が前記最終の処理済み炭化水素原料に含有される残りの固体残留物から前記触媒を分離する。
好ましくは、濾過が異なる多孔性を有する少なくとも2つのフィルタを用いて実施されて、前記触媒を前記残りの固体残留物から分留する。
このような場合、触媒の分留の専用の濾過が、第2のフィルタから発生される廃液で逆流洗浄されて(back washed)良い。
回収された触媒が、産業用の装置で再生利用(recovery)されるか別の装置で再使用(reused)されて良い。
他の実施形態によれば、産業用の装置から発生する固体含有処理済み炭化水素原料に含まれる固体を分離が、触媒、炭化水素原料、および水素含有気体が供給された反応器を用いて実施され、反応後に、もたされた処理済み炭化水素原料を、濾過が触媒、液体および残留固体に分離することを特徴とする液体/固体の濾過で処理する。
好ましくは、濾過技術が、触媒または他の固体の一方の大きな粒子を分離するのに十分な多孔性を有する第1の濾過、および触媒または他の固定の何れか小さな粒子を分離するのに十分な多孔性を有する第2の濾過を用いる。
別の実施形態によれば、2つのフィルタが続いて配置されるか、または接続されない。たとえば、図1を参照し、第1のフィルタが第1の反応器40および第2の反応器50の間に配設されて、その結果、反応器40に使用された第1の触媒が除去され、液体が第1のフィルタを通過して反応器50のインレットに至り、そこで新たに第1の触媒および/または第2の触媒が追加され、第2のフィルタが反応器50の下流の何れかに配設されるが、このことは濾過および原料の変換の容易性に依存する。有利には、第1および/または第2のフィルタが遠心分離濾過である。
上述した本発明の実施形態がすべて組み合わせされて良い。
すでに説明したように、ほとんどの時間に、触媒、コークスおよび沈殿物を含む固体がフレークの状態で残留する。
IFPによる仏国特許第2594137号、およびChevronによる米国特許出願第20090159505号が、メンブレイン濾過について記述している。しかしながら、この技術は気体/液体の分離にさらに適合する。フレークは、メンブレインの孔を詰まらせる恐れのある粘性の高い液体である。
共にKobeによる加国特許第2536557号、および第2536557号が固体/液体の分離用の光溶媒および沈殿によりTI(Toluene Insoluble)を選択的に除去する固体/液体の分離について記述する。この方法がプラグ化に関しては十分であるものの、溶媒の添加(トルエン)が必要である。
スラリーフレークから回収可能な固体が沈殿物、コークス、破砕鉱石、新しいまたは使用済み触媒である。通常、これら固体が数マイクロメートルから約500マイクロメートルの範囲の粒子大きさを有している。これら固体がスラリーフレークの約100ppm(parts per million)〜3重量パーセントの間を占める。
処理されるスラリーがコークス添加を含んで良い。この場合、粒子は10〜100マイクロメートル、好ましくは300〜500マイクロメートルの範囲にある。通常、コークスが水素化変換触媒を調製しているときに添加される。コークスが、所望の触媒粒子大きさを得るのに役立つ。他の用途では、コークスが原料に含有される金属の抽出に用いられる(Canmetによる仏国第2499584号)。コークス密度が3パーセントまでに、好ましくは1〜2重量パーセントに設定される。
鉱石触媒の場合、粒子が10〜500マイクロメートル、好ましくは100〜200マイクロメートルの範囲にある。密度が1重量パーセントまでに設定される。
脂溶性または水溶性の触媒前駆体が利用される場合、スラリー内の最終固体活性触媒密度が1000ppmに、好ましくは100〜300ppmの間に設定される。粒子サイズが5〜1000マイクロメートルの範囲に及ぶ。好適な粒子サイズが5〜100マイクロメートルの間に設定される。
本発明の目的は、固体/液体の分離方法を提供する一方、スラリープラントにおいてプラグ化または溶媒の添加を避けることにある。
固体/液体の分離がフィルタ、メンブレインまたは遠心分離の濾過を用いて実施される。
フィルタが単純フィルタや、低固体密度の場合の逆流洗浄で良い。
逆流洗浄が、気体またはスラッシュオイル(FCC廃液、プロセスによって発生のフローなど)で実施される。
フィルタメッシュが固体の種類に基づいて調節される。
フィルタが、触媒および添加物の種類に基づいて、特別な多孔性に設計される。
たとえば、鉄ベース鉱石触媒前駆体の場合、フィルタが、反応後の水素化変換触媒を除去し、液体およびそれよりも小さな粒子が通過するために150マイクロメートルのメッシュ付きの第1のフィルタ、コークスおよび形成された沈殿物を除去するためにより小さなメッシュ(100マイクロメートル)付きの第2のフィルタ、に設計される。
次いで、第1のフィルタに残る水素化変換触媒が、第2のフィルタの出口に集まる沈殿しない廃液で逆流洗浄されて除去される。
平均で沈殿/コークスよりも小さな粒子サイズを有する水素化変換触媒の場合、たった1つのフィルタが沈殿物およびコークスを除去する。そうでない場合、水素化変換触媒粒子サイズが沈殿物またはコークスよりもかなり小さい場合(たとえば、触媒で20マイクロメートル、沈殿物およびコークスで100〜200マイクロメートルなど)、第1の100マイクロメートルのフィルタが沈殿物およびコークスを捕捉し、第2の20マイクロメートルのフィルタが触媒を捕捉する。
遠心分離濾過が、スラリープラントに入ったりそれによって生成される重油に特に良く適用される。
遠心分離器は、従来の遠心分離器や、スクロール遠心分離器、連続遠心分離器(succesive centrifuges)のステージである。
上述のプロセスの場合、固体と液体の間の重力差を大きくするために、溶媒を添加しない(特には原料の真空蒸留の前に濾過する場合)。廃液と固体濃度の間の差異が分離に十分であるのは(重力差異が大きいほど分離効率が高い)、平均固体濃度が1.1以上、廃液濃度が変換率および効率に依存し、0.94〜0.99である。
遠心分離技術の好適な一例に、商用遠心分離ディスクスタック(disk−stack)またはノズルディスクスタック遠心分離技術が含まれる。
フレークの再生(valorization)がガス化/部分酸化プロセス(patial oxidation process、POX)を用いて最適化ができる。
本発明の別の目的は、産業用の装置から発生する金属含有炭化水素原料を金属含有触媒を用いて再生する方法であり、使用済み金属含有触媒および/または金属含有残留炭化水素原料が、本発明による何れの分離方法を用いて収集して処理されて、一酸化炭化、水素、および金属含有残留物を生成される。
完全には、このような処理がか焼であり、部分酸化条件下で最も好ましく実施される。
有利には、産業用の装置がスラリープラントであり、好適には、金属含有炭化水素原料が産業用の装置の反応器から発生される。
ガス化/部分酸化プロセスによって、金属(原料に含有されている触媒、金属)が回収され、そして水素が生成される。
触媒金属回収に対する潜在の経費節減が見積もれる。たとえば、200ppmモリブデン基本の触媒濃度で運転する25000バレル/日(barrel/day)の装置において、水素化変換処理が一日当たり800kg/Moを必要とされる。
ガス化/部分酸化によって、原料に含有される残留ニッケルおよびバナジウムと一緒に触媒が回収される。
真空残留の金属濃度が、ニッケルに対して5〜150ppm、バナジウムに対して20〜400ppmの範囲である。明らかに、スラリー炭化水素処理において再生させる最も関心のある原料が、最も重い金属、したがって金属中で最も含有量の多い金属である。
ガス化/部分酸化によって合成ガスが生成され、有利には、水素が生成され、部分的に高水素消費水素化変換処理に供給される。炭化水素(スラリーフレーク)が水および酸素の存在する専用燃焼炉で、約1300℃で燃焼されて、水素および一酸化炭素が生成される。
有利なことに、本発明の再生の方法によって生成された水素が、金属含有炭化水素原料の水素化変換に、好ましくは、スラリー反応器の金属含有炭化水素原料の水素化変換に用いられる。
スラリー処理内の水素消費量が、原料に対して3〜4重量パーセントまでに達するが(固定ベッド水素トリートメントと組み合わせの場合はそれを越え)、それは処理済み原料および性能目標に依存する。
ガス化/POX装置が、スラリー炭化水素処理に専用化されるか、既存装置と共有化される(co−feeding)。
液体原料(たとえば、直留真空残油(straight run vacuum residues))で運転される商用のPOX装置が、原料と一緒に混合された(または原料に溶解された)固体を制御する。たとえば、VVR専用POX装置の煤煙が1.5重量パーセントまで混合抽出される(coprocessed)。
有利なことには、本発明の処理の方法で生成される金属含有残留物が回収されて、好ましくはそこに含有される金属を再生利用し、たとえば、新しい金属含有触媒が生成される。
1.3重量パーセントの煤煙を含有する50,677kg/hの原料フローのPOX装置が、約677kg/hの金属残留物を生成する。
金属含有触媒および金属含有炭化水素原料に含有される金属がアルミニウム、スズ、遷移金属、およびこれらの混合の中からそれぞれ独立して選択されて良い。
好ましくは、金属含有触媒に含有される金属がアルミニウム、鉄、モリブデン、タングステン、ニッケル、コバルト、およびこれらの混合の中から選択される。
好ましくは、金属含有炭化水素原料に含有される金属が、バナジウム、ニッケル、コバルト、鉄、およびこれらの混合の中から選択される。
フレークが高い粘度を有する。スラリー炭化水素処理の出口でのポンプ汲み出し性を改善するために、混合抽出する原料と一緒に混合されて、ガス化に送られても良い。純粋フレークで運転する専用POX装置の場合、後者が輸送用に溶媒(たとえばトルエン)で希釈されても良い。溶媒が次いでガス化前に蒸発で除去される。好適な実施形態によれば、フレークがスラリー原料の小量に希釈される。
使用済み触媒および/または金属含有炭化水素原料に含有される、好ましくはモリブデン、バナジウム、ニッケルの、金属の再生利用の方法がやはり実施され、該使用済み触媒および/または金属含有炭化水素原料が、(i)カーボン含有材料を除去するためのか焼、(ii)水での洗浄、(iii)酸性水および分離された第1の析出を得るために酸化硫黄との酸性化、(iv)アルカリ水および分離された第2の析出を得るための水酸ナトリウムとの酸性水アルカリ化、を連続して処理される。
好ましくは、か焼が一酸化炭素および水素を収集するために実施される。
有利なことには、クロロ硫酸鉄(FeCl(SO4))が工程(iii)および(iv)で添加される。
好ましくは、再生利用の方法がさらに工程(v)を処理され、アルカリ水がさらに酸と中和される。
五酸化バナジウム(V25)および鉄モリブデンニッケル合金が、工程(iii)および(iv)の第1および/または第2で析出された物を溶融鉄に投入して得られる。
この再生利用方法の実施形態を次に詳くし説明する。
ガス化反応器の出口で冷却された後、得られた生ガスが循環水で洗浄されて煤が除去される。煤処理ユニットで煤を分離し、それが廃液から回収される(共供給(co−feed)または溶媒)。
廃液ストリームには、すべての金属および重金属粒子の、バナジウム、ニッケル、硫黄、酸化物、および触媒金属などが含有される。
廃液は、2段階の反応沈殿分離の化学非金属化処理が施され、それぞれ、擬集添加物(flocculation additivies)が添加されて酸性およびアルカリイオン指数(pH)にある。適宜に触媒金属を含有する混合V/Niスラッジがスラッジバッファタンク内に回収される。スラッジが次いで濾過によって25〜35%の残留水分まで脱水されて、ケーキが得られる。このような廃液処理方法を、図5を参照して、以下に詳しく説明する。
高温冶金金属回収が選択された場合に、得られたケーキがさらに乾燥される。この場合、ケーキが溶融鉄に装填されて、鉄製造に価値のある鉄モリブデンニッケル除去合金を得て、上層を構成する五酸化コバナジウム(V25)が除去される。V25が標準冶金を用いて処理されて、精製方法および予期される生産仕様に応じてバナジウム鉄合金または純粋のバナジウムを得る。
湿式冶金および電気化学の方法がやはりケーキの金属要素の分離に使用される。Resources,Consevation and Recycling 53(2008),1−26において、M.MarafiおよびA.Stanislausの説明する方法、およびそこで引用された文献が、この目的に適する。そこに引用された前述の文献および参考書が本明細書に援用される。
モリブデンおよびニッケル、またはモリブデンおよびバナジウムがスラリー水素化変換用の硫化物として用いられて良い。原料に依存して、これらの組み合わせがたとえばスラリー処理内の脱硫化またはヒ素除去に関して有利である場合もある。この点につき、生のケーキを用いてニッケルおよびバナジウムの何れか1つを除去し、残留要素、すなわちモリブデンに調整する。
純粋の酸化モリブデン、酸化鉄、酸化タングステンがスラリー触媒の調製に用いられる。別には、他のモリブデン、鉄またはタングステンの資源が用いられ、原油などの液体炭化水素体の金属種の溶解性を向上させる。たとえば、ジシクロペンタジエニル鉄または二塩化ジシクロペンタジエニルモリブデンが細分散の硫化鉄または硫化モリブデンの調製に適している。
通常には、元素の硫黄や、硫化水素(H2S)、二硫化ジメチル(DMDS)、二硫化ジエチル(DEDS)などの何れの適当な硫化物、メチルメルカプタン、エチルメルカプタンなどのメルカプチドを用いて、溶解金属種が硫黄化される。
有利なことには、触媒がガス含有の硫化水素(H2S)を用いて調製されても良く、該ガスが、(i)燃料ガスや、(ii)硫黄回収ユニット(SRU)(たとえばクラウスユニット(Claus unit))に専用である硫化水素含有豊富なガス、などの精製ストリームから発生される。
何れの場合でも望ましいのは、有機およ水溶性の中の同種金属の硫黄化が、明確な粒度分布を有する細分割金属硫黄粒子となることである。撹拌、反応容器温度、および硫黄化反応、または金属種導入レートを変えることで、粒度分布が調節できる。
鉱石触媒(たとえば、MoS2、すなわちモリブデナイト)の場合、粒度分布が10〜500マイクロメートル、好ましくは100〜200マイクロメートルで形成される。スラリー反応器が動作しているとき、濃度が1重量パーセントまでである。
脂溶性または水溶性前駆体(たとえば、二塩化ジシクロペンタジエニルモリブデン、ジシクロペンタジエニル鉄)の場合、動作中のスラリー反応器に別々に用意された硫化モリブデン(MoS2)および硫化鉄(FeS)が、1000ppmまで、好ましくは100〜300ppmである。
生成されるPOXケーキ組成の例
例1
ウラル粉砕真空残留物(Ural visbroken vacuum residue)(212ppmのバナジウム、および71ppmのNi)、POXプラントのガス化後の平均ケーキ組成:25〜35重量%のバナジウム、8〜15重量%のニッケル、10〜22重量%の鉄、30〜55重量%の有機相と有機物(20〜35重量%の水)。
200ppmのモリブデンおよびガス化された上記のウラル粉砕残留物のスラリー水素化変換が、次の平均ケーキ組成に帰着する:21〜30重量%のモリブデン、23〜32重量%のバナジウム、7〜14重量%のニッケル、9〜20重量%の鉄、9〜32重量%の有機相と有機物(18〜32重量%の水)。
例2
ウラル粉砕真空残留物の、350ppmのモリブデン、50ppmのバナジウム、およびガス化されたスラリー水素化変換が、次の平均ケーキ組成に帰着する:25〜35重量%のモリブデン、15〜21重量%のバナジウム、5〜9重量%のニッケル、6〜13重量%の鉄、6〜21重量%の有機相と有機物(12〜21重量%の水)。
例3
ウラル粉砕真空残留物(20〜400ppmのバナジウム、および5〜150ppmのNi)の、200ppmのモリブデン、およびガス化されたスラリー水素化変換が、次の平均ケーキ組成になる:27〜38重量%のモリブデン、2〜43重量%のバナジウム、7〜27重量%のニッケル、7〜14重量%の鉄、7〜23重量%の有機相と有機物(13〜23重量%の水)。
スラリーユニットが種々の原料で稼働でき、すなわち、それは、常圧および真空残油、脱歴(deasphalting)から発生するピッチ、脱歴油、分解廃液(サーマルクラッキング)、シェール油、バイオマス熱分解排出、および熱水排出の処理、コール、および少なくとも理論上の遅延型コーカ(delaed coker)からのペットコーク(pet coke)である。
また、他の原料が、石油残留物、すなわち、タイヤ、ポリマー、アスファルトと一緒に共処理(coprocess)できる。
原料特性
シェール油が不純物を多く含む。代表的なシェール油が次の平均特性を有する。
Figure 2013540828
シミュレーションの蒸留方法
炭化水素が、ガスクロマトグラフィカラムに導入されて、それの沸点および固定相との親和性に基いて分離される。沸点が、校正曲線から差し引かれ、知られる炭化水素混合と同じ動作条件で得られる。
使用カラムが、Analytical Controlsの、Simidis HT 750であり、長さ5メートル、フィルム0.09マイクロメートル、内径0.53ミリメートル(ACの部品番号:24001.065)である。較正混合として次が使用されて良い。
1.Analytical ControlsのC5―C28混合(ACの部品番号:59.50.101A)
2.Analytical ControlsのC30―C120混合(ACの部品番号:59.50.100B)
IPが、初留点を意味し、すなわち、全クロマトグラム領域の0.5%の曲面領域に対応する温度である。
EPが、終留点を意味し、すなわち、全クロマトグラム領域の99.5%の曲面領域に対応する温度である。
シェール油がアルシン(AsH3)などの触媒毒であるいくつかの不純物を含有する。アルシンが炭化水素処理触媒(NiMo、CoMo)の最悪の触媒毒である。シェール油精製の別の処理がアルシンの存在によって阻害され、その触媒の機能を汚染する。水素処理の間、アルシンが触媒に退けられて(deposed)、ヒ化ニッケルとして補足される。好ましくは、触媒汚染がスラリー炭化水素性能または廃液品質に影響を与えないように、新しい触媒が連続して添加される。
Figure 2013540828
Figure 2013540828
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重原料、たとえば真空残留物が、その粘度を落とすために加熱され、水素リッチガス(好ましくは触媒活動を阻害する可能性のある汚染を除去された水素)、および分散された触媒と混合される。
次の手順によって、分散された触媒が、撹拌容器の中の触媒前駆体の活動によってスラリーパイロットユニット内に投入される。触媒前駆体が撹拌容器の中に投入され、最終的に、硫黄化触媒と一緒に溶剤および/または分散剤に一緒になる。混合が適宜にプログラムで制御できる動作条件下(温度、圧力、硫黄化触媒の濃度、滞留期間)で加熱されるが、それは硫黄化触媒および触媒前駆体に依存する。
スラリーユニットには2つのこのような撹拌容器が設けられ、触媒が1つの容器に投入される一方で、他の容器の内容物がパイロットに投入される。
原料、触媒、および水素が一緒に混合され、反応領域に送られる。この領域が少なくとも1つの、好ましくは2つ以上の反応器を含む。複数の反応器を用いることで、異なる反応条件および触媒を用いることができるようになるが、それは処理される原料、および予定の最終製品仕様で決定される。
廃液が、分離器、ストリッパ、フィルタ、および真空カラムを用いて分割される。
ユニットが残留の常圧または真空残留物を回収できる。
適用された動作条件が反応器で200バー(bar)および480℃までに達する。
従来のスラリープラントが米国特許第6,190,542号に基づいて設計される。
さて、改善されたスラリーパイロットプラントおよびその動作を添付の図1〜5を参照して説明するが、図が重原料にアップグレードするため、およびそこから発生する金属含有残留物を再生利用するための、限定のないユニットを示している。
スラリーパイロットの代表的な概略図であり、フレークと濾過された複合フレークとの分離、および濾過されたフロー回収を含む。 第1の位置で固体/液体の分離を有するスラリーパイロットの代表的な概略図である。 第2の位置で固体/液体の分離を有するスラリーパイロットの代表的な概略図である。 第3の位置で固体/液体の分離を有するスラリーパイロットの代表的な概略図である。 図1に図示されるように、スラリーから発生される金属含有残留物のガス化/部分酸化処理から発生される廃液の中に含有される金属を回収するための廃液処置ユニットを示す図である。
原料が3つの主セクションにしたがって処理され、該セクションが、添加剤および原料の調製10、20、反応40、50、ならびに分離55、60、70とされる。追加の固体液体分離80が任意に追加されて良い。セクションがそれぞれ下記の異なる部分で構成される。すなわち、1―添加剤および原料の調製が、前駆体添加剤、水素、触媒および原料の混合、および加熱を含む。2―反応が、直列の1つまたは複数の反応器(好ましくは3つまで)で、たとえば、硫黄、窒素、酸素、ならびに任意にアルシンおよびリンを除去する。3―分離が、分離器の常圧分離器D1/60、真空分離器D2/70、濾過80、熱交換30を含む。
1―添加剤および原料の調製
触媒添加剤がその特性(反応性、仕様、動作条件(温度、圧力など))によって異なる濃度で添加される。
炭素変換用の硫化金属添加剤が10〜100,000ppm、好ましくは100〜10,000ppm、より好ましくは200〜1,000ppmの間の濃度で添加される。
水素化変換用の金属触媒が遷移金属およびスズである。好適な金属がMo,Ni、Co、W、Cr、V、Fe、Snおよびこれらの組合せから選択される。
触媒前駆体が水溶性、油溶性、または微粒子化された固体として扱えるが、次に続く硫化条件に依存する。
硫化が硫化触媒15、25(DMDSなど)、硫化水素、また原料に含有の硫黄を用いて施される。
添加物の拡散を改善し、発泡を抑えるために、粉砕固体または他の添加剤(14、24)が添加されて良い(たとえば、粉砕コークス2重量%で300〜500マイクロメートルの粒状性、アルミニウム、チオシリケート(thiosillicates)、硫化炭素または炭化カルシウム、および米国特許第5,954,945号に記載のものなど他の何れの適切な添加剤)。
液体炭化水素(ストリーム11、21)(溶液、処理する原料、蒸留物など)が、添加剤の種類に依存する適切な濃度で、これら添加剤と混合されて良い。
水素または水素リッチガス、または水素およびH2Sの混合12、22が適当なフローで添加される。水素リッチガス部分22が原料と共に予熱器30の上流に注入されて、炉のケーキ化を制限する。残りのH2が第1の反応器セクション42、および可能なら第2の反応器セクション52の上流で添加される。
触媒添加剤の活性が専用容器10、20で実現される。
触媒添加剤活性化の条件が触媒添加剤の種類および処理する原料組成11、12によって異なり、該条件に温度(ステージを含む場合もある)、圧力、硫化触媒比率15、25、撹拌がある。
2つ(またはそれ以上)の容器10、20が、並列に配置されて、その結果、2つの異なる触媒添加剤が活性化される。このように、異なる触媒添加剤が、水素化変換に相乗効果を与える。反応条件が近似する範囲で(最適温度、(水素、他のガスの)圧力、適宜に反応時間)、2つの異なる触媒が同じ反応器40、50の中で添加されて良い。反応時間が触媒によって異なる場合、同じ反応器での濃度がそれに従って適用されて良い。現在のスキーム2において、容器20から発生される触媒添加剤が供給ライン26を介して予熱器30の上流で導入される。
動作条件が大幅に異なる場合、異なる触媒添加剤が別の反応器40、50で添加されるのが好ましい。別の反応器が補助の異なる触媒または反応条件が必要な場合を目的に追加される。
また、容器20から発生する触媒添加剤が供給ライン27を介して分離された反応器50の中に直接に添加されても良い。供給容器27が予熱器セクション(図に表示しない)を備えて良い。
2―反応器
添加剤混合原料31および原料32が混合され、予熱器30に送られる。好適なストリーム41が必要な水素42と混合される。
原料、および任意の追加の水素リッチガス42が加圧され水素処理反応セクションに入る。
水素処理が、スラリー相の水素処置(hydrotreatment、HT)反応器(HT1/40、HT2/50)で実行される。
水素処理ステージHT1/40が、好ましくは温度で360〜480℃、好ましくは400〜440℃に、圧力で50〜300bar、好ましくは100〜200barに保持される。
反応器が上方フローまたは下方フローで動作される。
廃液51が第2反応器50に送られる場合がある。必要な場合、廃液51が触媒添加剤27、および/または31(図2には表示せず)、および添加水素、または水素リッチガス、または水素およびH2S、52の混合、と共に送られて、HT1での水素消費を補うか水素床が増加される。水素処理ステージHT2/50が好ましくは温度で360〜480℃、好ましくは380〜440℃に、圧力で50〜300bar、好ましくは100〜200barに保持される。
反応器が上方フローまたは下方フローで動作される。
3―分離
このセクションは、液体廃液51または56が常圧分留、その後の真空分留へ送られることを特徴とする。
反応器の出口で、廃液51、または56が専用容器55でフラッシュ(flash)されて、ガス57が除去される。液体廃液61が集められて、常圧分留D1/60へ送られる。
ガス57が炭化水素、H2、H2Sを含有する。炭化水素除去後に、H2、H2S含有ストリームが回収される(ストリーム12〜15、および22〜25、処理消費用のH2、触媒前駆体活性用のH2S)。
常圧分留60が従来の蒸留カラムまたは薄膜蒸発技術を用いて実行される。
常圧分留塔頂物62、64が濃縮、回収され、従来の常圧蒸留として安定される。
常圧分留塔底物63が真空分留へ送られる。
任意に、常圧分留塔底物が、ストリーム75として反応器1および2の上流で回収され得る。
真空分留70が、従来の蒸留カラムを用いてまたは薄膜蒸発技術によって実行され得る。
真空分留塔頂物71、72が濃縮、回収され、従来の常圧蒸留として安定される。
真空分留塔底物73がパージ(purge)74、リサイクル75、または固体液体分離80などの追加処置へ送られ、固体83が残留する残留物84と分離される。
残留の真空塔底物73がパージされ(74)、または部分的に回収されて第1セクション40(ストリーム76)または第2セクション(ストリーム77)の水素化変換セクション(回収比率で0〜100%)に戻される。
第2セクション50の回収が、より緩和な動作条件または他の触媒が用いられると有利である。明らかに、残留の真空塔底物73が、すでに反応器の通過していて、水素化変換するのはさらに困難(限定)とされる。
分離オプション
第2(またはそれ以上)の反応器50が常圧分留60に続いて配置されても良い。この場合、反応器50にストリーム63が供給され、ストリーム56を供給する(70)。このように、常圧残留物63のみが第2の反応器HT2/50に流入する。この第2の反応器が異なる動作条件下(さらに緩和な温度、限定の触媒容器20)で処理され得る。
固体回収
回収73〜77への残留真空塔底物が固体(触媒、鉄、コークス、沈殿物)を含有する。これら固体が動作中のプラグ化、または材料劣化の原因となり得る。
これら固体が、触媒、添加物、または沈殿物/コークスを含有し、液体/固体分離を用いて除去され得る。
様々な分離が用いられ、それにはフィルタ、薄膜(membranes)、または遠心分離器などがある。
フィルタの大きさが、触媒13、23、および追加の添加剤14、24で決まる。
固体/液体の分離器の難しいのは、残留の真空残留物73(フレークと呼ばれる)が粘性のある、除去するのに固体に近い濃度を有する点である。
薄膜およびフィルタがプラグ化を受ける恐れがある。遠心分離器が2つの要素間の濃度差異を大きくして効率的に分離する。
液体のない分離(liquid out separeation)84が固体または少なくとも固体中の少ない方を除去するが、それは分離効率(たとえば、フィルタ多孔率)に依存する。
固体がストリーム83で回収される。これら固体が、金属回収の観点で、後で水素生成および金属回収用のPOXユニット、または他の何れの適当な処置ユニット(たとえば、炉)に送られる。
固体/液体の分離の課題が次によって管理される。
(1)真空残留物の回収であって、濾過することなく(図1に相当し、フロー83、84、および固体/液体の分離器80が制限されている)、部分的または完全なフロー74が排出されている状態で(図1に示す)、反応器40および/または50(図1)の入口における回収。
(2)遠心分離器技術の使用で、特には分離器位置に関係ない、遠心分離濾過。
(3)異なる多孔の2つのフィルタの使用で、触媒および残留物間を区別する。
(4)この固体/液体の分離器80(図2〜4)の適正位置の選択であって、
・真空分留の下流に配設、真空残留物濾過、フレークの生成(図2、固体/液体の分離位置1)
・常圧分留の上流に配設、フラッシュされた廃液、濾過が粘性のより少ない、濃度のより薄い液体留分(図3、固体/液体の分離位置2)
・真空分留の上流で、常圧残留物濾過(図4、固体/液体の分離位置3)。この場合、常圧および真空蒸留タワー間の高い圧力差から有益である。
図2〜4(同じ要素が同じ参照番号を用いて表される)
固体/液体の分離位置1(図2)が真空蒸留70の下流に位置する固体/液体の分離ユニット80を示す。フレーク83が、除去されるか(フロー74)回収される(フロー75)液体84から分離される。回収75が第1の水素化変換反応器40または第2の水素化変換反応器50の処理ラインに再入流して良い。
固体/液体の分離位置2(図3)が常圧蒸留60の上流に位置する固体/液体の分離ユニット80を示す。フレーク83が常圧蒸留60に流入する液体84から分離される。真空蒸留の底から発生する液体フロー73が除去されるか(フロー74)、回収される(フロー75)。上記のように、回収75が第1の水素化変換反応器40または第2の水素化変換反応器50で処置ラインに再流入して良い。
固体/液体の分離位置3(図4)が、常圧蒸留60および真空蒸留70間に配設される固体/液体の分離ユニット80を示す。フレーク83が真空蒸留70に流入する液体84から分離される。真空蒸留70の底から発生するフロー73が除去されるか(スロー74)、回収される(フロー75)。上記のように、回収75が第1の水素化変換反応器40または第2の水素化変換反応器50で処置ラインに再流入して良い。
ストリーム83で回収された固体が、有利には、POXユニットで処置され、水と酸素のある中で1300℃で焼かれて、一酸化炭素、水素、および金属含有残留物に生成される。
この金属含有残留物が集められて、か焼されて、炭素含有材料が除去される。生成ガスが循環水で洗浄されて煤が除去される。
次に、図5を参照しながら廃液処理方法について説明する。
廃水91が、水蒸気92の存在するガス除去用のストリップカラム90で処置される。ガスの除去された水101が次いで第1の撹拌反応器容器100に案内され、そこで40重量%のFeClSO4溶液、96重量%の硫酸溶液、必要によって23重量%の水酸化ナトリウム溶液、および高分子電解質溶液が添加される。
FeClSO4投入量が、80〜120m3/hの廃液に22〜27L/hが添加されるように規制される。硫酸投入量が主添加剤であり、pH値を満たす。pH値が4.5〜5.5の間に設定される。水酸化ナトリウム溶液が必要ならば添加されて、pH値を規制する。1立法メートルの廃液あたり、約300〜400ミリリットルの高分子電解質溶液が反応器容器100および浄化濃縮槽および分離器110の間に擬集添加剤として添加されて、固形物が形成される沈殿物の容積を改善する。擬集添加剤(高分子電解質)には、ポリマー、界面活性剤、およびシリカが含まれる。
浄化濃縮槽および分離器110(装置に、SEDIMAT(high duty clarifying thickener))によって、固形物の分離が成される。固形物が容器の底にゆっくり沈んで、スラッジに濃縮される。スラッジがスラッジバッファタンク、すなわち処理の脱水部の容器、に流入して、第1の沈殿物112を得る一方、残った浄化水(酸性水121)が反応器容器120へ流入する。
反応器容器120内に、擬集添加剤が添加され(0.5〜2L/h)、FeClSO4の添加が基本のpH値を約7.8〜8.5の間に規制する(FeClSO4の有利な点が酸化ナトリウムの添加を最小にする)。同様に、所与の高分子電解質が擬集を最適化する。ここで、高分子電解質が陽イオン擬集添加剤で、擬集および沈殿を改善し、このようにして金属が回収される。
反応器容器120から発生するアルカリ水131が第2の分離器130に導入され、そこで第2の沈殿物132が回収される。
分離された浄化水(アルカリ水131)が、中和容器140の中で、硫酸添加剤によってさらに中和され、精製に回収するための、またはさらなる浄化のための回収槽150に収集される。
分離器110および112から回収された擬集物112および132が濾過または任意の適当な手段で脱水されてケーキを得る。フィルタプレスがこの目的に適当な手段である。残留の蒸気が、フィルタプレスのフィルタクロスの品質に依存し、約20〜35重量%である。これらのケーキが、上述のように金属回収に、さらに処置される。

Claims (17)

  1. 産業用の装置から発生する、固体を含有する処理済み炭化水素原料に含有された固体を分離する方法において、
    最終の反応器に、最終の触媒、最終の炭化水素原料、および最終の炭化水素含有ガスを供給し、
    反応の後に、生成された最終の処理済み炭化水素原料に液体/固体の濾過を施したのち、最終の分留を施す
    ことを特徴とする固体を分離する方法。
  2. 前記反応の前および前記濾過の前に、最終の1つ前の触媒および/または前記最終の触媒、ならびに最終の1つ前の炭化水素含有ガスが供給された最終の1つ前の反応器で、最終の1つ前の炭化水素原料を最終の1つ前の処理を施して、前記最終の炭化水素原料を得ることを特徴とする請求項1に記載の固体を分離する方法。
  3. 前記最終の分留を、真空分留とすることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記最終の分留を、常圧分留およびそれに続く真空分留の組み合わせとすることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記液体/固体の濾過の前に、生成された前記最終の処理済み炭化水素原料にフラッシュ分離を施してガス相の種を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記産業用の装置が、スラリープラントとされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
  7. 前記濾過によって、前記最終の処理済み炭化水素原料に含有される残りの固体残留物から前記触媒を分離することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記濾過を異なる多孔性を有する少なくとも2つのフィルタを用いて実施することで、前記残りの固体残留物から前記触媒を分別することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記触媒が再生利用されることを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記触媒が再使用されることを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
  11. 前記濾過が、単純濾過、逆流洗浄濾過、および遠心分離濾過から選択されることを特徴とする請求項1〜10の何れか1つに記載の方法。
  12. 前記濾過が遠心分離濾過とされることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 産業用の装置から発生する金属含有炭化水素原料を金属含有触媒を用いて再生する再生方法であって、
    請求項1〜12の何れか1つに記載の分離する方法を用いて使用済み金属触媒および/または金属含有残留物炭化水素原料を収集し、そして、処理して一酸化炭素、水素、金属含有残留物を生成する
    ことを特徴とする再生方法。
  14. 前記金属含有炭化水素原料の水素化変換に、水素が用いられることを特徴とする請求項13に記載の再生方法。
  15. 前記金属含有残留物を回収して金属含有触媒を新たに生成することを特徴とする請求項13または14に記載の再生方法。
  16. 産業用の装置から発生する固体を含有する処理済み炭化水素原料に含まれる固体を分離する、反応器に触媒、炭化水素原料および水素含有気体を供給し、反応後に生成された前記処理済み炭化水素原料を液体/固体の濾過で処理する方法において、
    前記濾過によって、触媒、液体および残留固体に分離する
    ことを特徴とする固体の分離方法。
  17. 第1のフィルタが触媒または他方の固体の何れか大きな粒子を分離するのに十分な多孔性を有し、第2のフィルタが他方の固体または触媒の何れか小さな粒子を分離するのに十分な多孔性を有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
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