JP2013538964A - レーザ点火プラグに用いられる冷却装置 - Google Patents

レーザ点火プラグに用いられる冷却装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、レーザ点火プラグ(200)に用いられる冷却装置(100)に関する。冷却装置(100)は、該冷却装置(100)が、半径方向内側の第1の接触範囲(110)を有しており、該第1の接触範囲(110)が、半径方向内側の少なくとも1つの第1の接触表面(112)によってレーザ点火プラグ(200)のハウジング(202)との熱接触状態を作り出すために形成されており、冷却装置(100)が、半径方向外側の第2の接触範囲(120)を有しており、該第2の接触範囲(120)が、半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面(122)によってヒートシンク(300)、特にレーザ点火プラグ(200)を収容する点火プラグホールの内壁との熱接触状態を作り出すために形成されており、第1の接触範囲(110)と第2の接触範囲(120)との間の熱接触状態を作り出すために形成された接続手段(130)が設けられており、冷却装置(100)が、少なくとも部分的に弾性的に形成されており、これによって、少なくとも第1の接触表面(112)と第2の接触表面(122)との間でのほぼ半径方向(R)への相対運動が可能であることによって特徴づけられている。

Description

本発明は、特に内燃機関のレーザ点火プラグに用いられる冷却装置に関する。
さらに、本発明は、特に内燃機関のレーザ点火プラグに関する。
背景技術
欧州特許出願公開第1519038号明細書に基づき、レーザ点火プラグの冷却システムが公知である。この公知の冷却システムでは、冷却循環路内で循環する流体による強制冷却が実現される。この冷却原理には、極めて多大な製造技術的な手間も、組付け時の高い精度も必要となる。その上、公知の冷却システムには、比較的大きな組付けスペースが必要となる。
発明の開示
公知先行技術に相俟って、本発明の課題は、比較的少ない構造上の手間を必要とし、簡単に組み付けることができ、その上、少ない組付けスペースを伴った状況でも使用することができる、レーザ点火プラグに用いられる冷却装置を提供することである。
この課題を解決するために本発明に係る冷却装置によれば、該第1の接触範囲が、半径方向内側の少なくとも1つの第1の接触表面によってレーザ点火プラグのハウジングとの熱接触状態を作り出すために形成されており、冷却装置が、半径方向外側の第2の接触範囲を有しており、該第2の接触範囲が、半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面によってヒートシンク、特にレーザ点火プラグを収容する点火プラグホールの内壁との熱接触状態を作り出すために形成されており、第1の接触範囲と第2の接触範囲との間の熱接触状態を作り出すために形成された接続手段が設けられており、冷却装置が、少なくとも部分的に弾性的に形成されており、これによって、少なくとも第1の接触表面と第2の接触表面との間でのほぼ半径方向への相対運動が可能である。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、第1の接触範囲が、少なくとも部分的にほぼ中空円筒形のまたは円錐形の基本形状を有している。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、第2の接触範囲の半径方向外側の接触表面が、第1の接触範囲の半径方向内側の接触表面以上の大きさに形成されている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、第1の接触範囲と、第2の接触範囲と、接続手段とが、同種の、有利には高熱伝導性の材料、特に銅または銅合金から、有利には一体に形成されている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、第2の接触範囲の半径方向内側の表面が、半径方向に少なくとも部分的に作用するばね手段を有しており、該ばね手段が、第2の接触範囲をほぼ半径方向に第1の接触範囲に対して所定のばね力で押圧しかつ/または、冷却装置の組付け位置では、レーザ点火プラグのハウジングに対して所定のばね力で押圧するように形成されていると共に配置されている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、冷却装置が、少なくとも部分的にパッキン箱として形成されており、該パッキン箱のパッキンが、少なくとも部分的に第1の接触範囲および/または第2の接触範囲および/または接続手段を形成する弾性的な熱伝導性の材料から成っている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、冷却装置が、第1の接触範囲のほぼ軸方向に延びるスリットを有している。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面が、少なくとも部分的に、円柱の柱面にほぼ対応する表面形状を有している。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、半径方向外側の接触範囲が、一方の軸方向の端区分を有しており、該端区分は、その長手方向軸線がレーザ点火プラグの長手方向軸線に対して約2°〜約45°の間の角度を成すように、半径方向内側に向けられている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、半径方向外側の接触範囲が、複数のアーム状のかつ/またはU字形の構造部を有しており、該構造部の長手方向軸線が、少なくとも点火プラグホール内でのレーザ点火プラグを取り囲む組付け位置で、該レーザ点火プラグの長手方向軸線に対してほぼ平行に延びている。
本発明に係る冷却装置の有利な態様によれば、第1の接触範囲が、熱的に互いに分離されて配置された少なくとも2つの部分範囲を有しており、第2の接触範囲が、断熱性の結合片を介して互いに結合された少なくとも2つの部分範囲を有しており、第1の接触範囲の第1の部分範囲が、第2の接触範囲の第1の部分範囲に第1の接続手段を介して接続されており、第1の接触範囲の第2の部分範囲が、第2の接触範囲の第2の部分範囲に第2の接続手段を介して接続されている。
さらに、前述した課題を解決するために本発明に係るレーザ点火プラグによれば、該レーザ点火プラグが、本発明に係る少なくとも1つの冷却装置を備えており、該冷却装置が、レーザ点火プラグに解離可能にまたは解離不能に結合されている。
本発明に係るレーザ点火プラグの有利な態様によれば、レーザ点火プラグが、燃焼室に向けられた端範囲に、目標系、特にシリンダヘッド内に螺入するためのねじ山を有していて、燃焼室と反対の側の端範囲に、目標系に対してレーザ点火プラグを螺入・螺出するための連行異形部を有している。
本発明における原理によって、好ましくは、有利には高熱伝導性の材料から形成された接続手段による両接触範囲の間での効率のよい熱伝導が可能となる。また、両接触範囲を規定する材料も、有利には高熱伝導性である。
少なくとも半径方向に作用する弾性によって、有利には、特に効率のよい熱伝導接触状態を内側の接触表面および外側の接触表面の範囲に作り出すことが可能となり、これによって、レーザ点火プラグとヒートシンクとの間での熱伝導を損なう空隙の形成が大部分において回避される。
特に冷却装置の弾性によって、有利には、ほぼ半径方向に作用する押付け力が発生させられる。この押付け力によって、点火プラグホール内に配置されたレーザ点火プラグへの冷却装置の組付け位置において、接触範囲と、レーザ点火プラグおよびヒートシンクの、接触範囲に向かい合って位置する表面との間に良好な熱接触状態が作り出される。
「弾性」とは、本願において、少なくとも第1の接触表面と第2の接触表面との間でのほぼ半径方向への相対運動を可能にする特性を意味している。弾性は、冷却装置の構成に応じて、使用される材料(たとえば弾性的な熱伝導性のシリコーン)の相応の性質によって直接的に得ることができる。さらに、冷却装置の、前述した半径方向の力作用を可能にするあらゆる構成、特にばね機構を含む構成も、本発明の意味での「弾性的」と考えられる。この構成では、接触範囲がばね力を介して相応にほぼ半径方向に互いに押し離される。したがって、この構成では、「弾性」が、使用される材料の特性から主に規定されるのではなく、むしろ、構成によって得られるばね力作用を介して規定される。
有利な態様に従って、第1の接触範囲が、少なくとも部分的にほぼ中空円筒形の基本形状を有していると、半径方向内側の第1の接触表面の特に大きな表面積が得られる。この態様では、冷却装置が、レーザ点火プラグもしくはレーザ点火プラグのハウジングを組付け位置において同軸的に取り囲んでいる。これは、レーザ点火プラグのハウジングが円筒形に形成されている場合、円筒形に成形されたレーザ点火プラグハウジングの周壁面の、冷却装置の内側の接触表面により覆われた部分全体が、レーザ点火プラグからヒートシンクへの熱伝導のためにも有効であることを意味している。
類似して有利な大きな半径方向内側の接触表面積は、第1の接触範囲が、少なくとも部分的にほぼ(中空の)円錐形の基本形状を有していると得られる。これに相応して、レーザ点火プラグの、冷却装置と協働(相互作用)するハウジング区分も同じく円錐形に形成されていなければならない。円錐形の構成は、中空円筒形の構成に比べて、たとえばユニオンナットまたはばね機構を用いたレーザ点火プラグのハウジングに対する冷却装置の軸方向の緊締によって、半径方向内側の接触表面と、レーザ点火プラグハウジングの対応する表面範囲との密な面接触が可能になるという利点を有している。これによって、空隙形成のリスクが十分に減少させられる。
別の有利な態様では、第2の接触範囲の半径方向外側の接触表面が、第1の接触範囲の半径方向内側の接触表面以上の大きさに形成されていることが提案されている。これによって、場合により好ましくない熱伝達を第2の接触範囲とヒートシンクとの間で第1の接触範囲に比べて大きな面積により補償することができる。
特に有利には、第1の接触範囲と、第2の接触範囲と、接続手段とが、同種の材料、有利には高熱伝導性の材料、たとえば銅またはアルミニウムまたは銀またはこれらの金属の適切な合金から形成されている。また、このような材料から冷却装置もしくは冷却装置の構成要素を一体に形成することが有利である。択一的または補足的には、冷却装置が、両接触範囲を形成しかつ補足するかもしくは接続するためのヒートパイプ(「heatpipes」)を有していてもよい。
別の有利な態様では、第2の接触範囲の半径方向内側の表面が、半径方向に少なくとも部分的に作用するばね手段を有しており、このばね手段が、第2の接触範囲を第1の接触範囲に対して所定のばね力で押圧しかつ/または、冷却装置の組付け位置では、レーザ点火プラグのハウジングに対して所定のばね力で押圧するように形成されていると共に配置されていることが提案されている。これによって、冷却装置の本発明における弾性的な構成がさらにアシストされる。特にこの付加的なばね手段を設けることによって、有利には、本来の冷却装置(熱伝導性の接触範囲および接続手段)を形成するために高熱伝導性の材料、たとえば銅を使用することができるのに対して、付加的なばね手段には、要求されたばね特性に関して最適化された材料、たとえばばね鋼を使用することができる。この場合には、付加的なばね手段によって冷却装置の本発明における弾性に著しく影響が与えられるのと同時に、内側の接触範囲および外側の接触範囲と接続手段とを形成するための、熱伝導に最適化された材料が設けられている。この材料は、場合により、付加的なばね手段の材料ほど好ましくないばね特性を有している。
本発明に係る冷却装置の極めて有利な別の変化態様では、冷却装置が、少なくとも部分的にパッキン箱として形成されており、このパッキン箱のパッキンが、少なくとも部分的に第1の接触範囲および/または第2の接触範囲および/または接続手段を形成する弾性的な熱伝導性の材料から成っていることが提案されている。この場合には、パッキン箱の体積を規定するハウジングユニットの2つの端面を軸方向で緊締することによって、弾性的な熱伝導性の材料のはみ出しを自体公知の形式で発生させることができる。この材料は、軸方向での押圧の結果、レーザ点火プラグとヒートシンクとの、半径方向で向かい合って位置する表面範囲に接触させられる。
弾性的な熱伝導性の材料、たとえば熱伝導性のシリコーン、または金属編組、特に銅編組の使用の代わりに、自体高熱伝導性の材料、たとえば銅素線または銅編組と、弾性的な特性を有する付加的な材料とから成る材料混合物が使用されてもよい。
前述したパッキン箱の原理と、本発明により要求された弾性を提供する別の手段との組合せも可能である。この組合せでは、たとえば、本発明に係る冷却装置の軸方向の第1の区分がパッキン箱を有していて、本発明に係る冷却装置の軸方向の別の区分が、たとえば高熱伝導性の銅から成形された接触範囲もしくは接触表面を有している。
本発明の別の態様では、特に有利には、冷却装置が、スリットを備えていてよい。このスリットによって、内燃機関内に組み付けられたレーザ点火プラグへの冷却装置の追加的な組付けが可能となる。スリットは、有利には、レーザ点火プラグの長手方向に対して平行に延びていて、本発明に係る冷却装置を、レーザ点火プラグにレーザ光または制御信号を供給する1つまたはそれ以上のケーブルに嵌めることができる程度の幅に形成されている。次いで、冷却装置を軸方向の相対運動によってレーザ点火プラグに差し被せることができる。スリットを備えた中空円筒形の半径方向内側の接触範囲の使用時には、冷却装置の中空円筒体の内側半径が、有利には、レーザ点火プラグの対応するハウジング区分の外側半径よりもやや小さく選択され、これによって、半径方向内側の第1の接触表面の範囲での冷却装置の密な載着が達成される。
スリットは、円錐形にまたは別の形に形成された半径方向内側の第1の接触範囲の場合にも設けられていてよい。
半径方向外側の第2の接触範囲からヒートシンクへの特に良好な熱伝導を可能にするためには、半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面が、少なくとも部分的に、円柱の柱面にほぼ対応する表面形状を有している。このことは、内燃機関の範囲における組付け位置でレーザ点火プラグを収容する従来の(点火プラグ)ホールが、通常では円筒形の中空室を成しているので特に有利である。
本発明の更なる有利な態様に従って、半径方向外側の接触範囲が、一方の軸方向の端区分を有しており、この端区分は、その長手方向軸線がレーザ点火プラグの長手方向軸線に対して約2°〜約45°の間の角度を成すように、半径方向内側に向けられていることにより、特に簡単な組付け、特に点火プラグホール内への冷却装置の押込みが可能となる。これは、半径方向外側の接触範囲の、冷却装置が最初に点火プラグホール内に押し込まれる軸方向の端区分が、有利には少なくとも僅かに半径方向内側の方向に折り曲げられており、これによって、より簡単な導入が可能となることを意味している。さらに、組付けは、たとえば丸み付けまたはこれに類することによる軸方向の端範囲の端面への適宜な形状付与によってアシストすることができる。
本発明に係る冷却装置の製造技術的に特に有利な態様は、半径方向外側の接触範囲が、複数のアーム状のかつ/またはU字形の構造部によって形成されていることにより特徴づけられている。この場合には、本発明に係る冷却装置を方形の金属薄板、たとえば銅薄板から特に簡単に製造することができる。たとえば、まず、方形の銅薄板から打抜き加工によって櫛状の構造体が形成され、次いで、この櫛状の構造体の個々のアーム(もしくは歯)が、設定可能な長さ区分を備えて、出発平面に対して平行に配置された1つの平面に位置しているように、銅薄板の出発平面に対して曲げ加工されてよい。次いで、打抜き加工されていない範囲が円形状に曲げ加工されてよく、これによって、ほぼ回転対称的な配置態様が得られる。
択一的には、外側の接触範囲が、U字形に形成されたアームを有していてもよい。
ヒートシンクに接触させられるアーム状のもしくはU字形の構造部の表面範囲が、ヒートシンクに形状適合されていると特に有利である。
たとえば、アーム状の構造部の相応の表面が、レーザ点火プラグを収容する点火プラグホールの内側半径にほぼ合致する半径を有する円柱の柱面にほぼ対応していてよい。
更なる利点、特徴および詳細は、図面に関連して本発明の種々異なる実施の形態を説明した以下の説明から明らかである。明細書および特許請求の範囲で述べた特徴は、それぞれ自体単独でも、任意に組み合わせても本発明にとって重要である。
第1の実施の形態に係る冷却装置を備えた、内燃機関の点火プラグホール内のレーザ点火プラグの概略図である。 本発明に係る冷却装置の別の実施の形態の部分的な横断面図である。 本発明に係る冷却装置のさらに別の実施の形態の詳細図である。 本発明に係る冷却装置のさらに別の実施の形態の詳細図である。 本発明に係る冷却装置のさらに別の実施の形態の詳細図である。 本発明に係る冷却装置のさらに別の実施の形態の詳細図である。 冷却装置のさらに別の実施の形態の部分的な横断面図である。 冷却装置のさらに別の実施の形態の部分的な横断面図である。 図3aに示した実施の形態のアーム状の構造部の部分的な横断面図である。 冷却装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。 冷却装置のさらに別の実施の形態の斜視図である。 パッキン箱の原理に従って作業する本発明に係る冷却装置の実施の形態を示す図である。
図1には、内燃機関のシリンダヘッド範囲300aに設けられた点火プラグホール300内の組付け位置において、レーザ点火プラグ200の部分的な横断面図が概略的に示してある。なお、内燃機関は、たとえば、自動車の内燃機関であってもよいし、定置の大型ガス機関またはこれに類するものであってもよい。
内燃機関の運転の間には、まず、図1の左側に示した内燃機関の燃焼室400からレーザ点火プラグ200の燃焼室側の端範囲200aに、望ましくない入熱が自体公知の形式で生じる。さらに、レーザ点火プラグ200内への更なる入熱が、このレーザ点火プラグ200内に配置されたレーザ装置210によって生じる。内燃機関のシリンダヘッド300aは、自体公知の形式で1つまたはそれ以上の冷却通路を有している。この冷却通路を通って、内燃機関の運転中に冷却流体、特に冷却水が循環しており、これによって、シリンダヘッド300aが冷却される。レーザ点火プラグ200はシリンダヘッド300aに、たとえば螺合部220を介して結合されている。この螺合部220の範囲での比較的良好な熱伝達によって、レーザ点火プラグ200は、燃焼室400から到来した熱の少なくとも一部をシリンダヘッド300aに直接的に再び放出することができる。しかし、このことは、レーザ装置210の運転に基づきレーザ点火プラグ200内に取り込まれる熱量には適用されない。
レーザ装置210による入熱は、通常、燃焼室400による入熱よりも著しく僅かであるので、レーザ点火プラグ200内で燃焼室側の端範囲200aから図1において右方に、すなわち、レーザ点火プラグ200の、燃焼室と反対の側の端範囲200bに、望ましくない熱流れW1が生じる。
本発明によれば、レーザ点火プラグ200を効率よく冷却するために、冷却装置100が設けられている。
この冷却装置100は、半径方向内側の第1の接触範囲110を有している。この第1の接触範囲110は、半径方向内側の少なくとも1つの第1の接触表面112によってレーザ点火プラグ200のハウジング202との熱接触状態を作り出すために形成されている。
さらに、冷却装置100は、半径方向外側の第2の接触範囲120を有している。この第2の接触範囲120は、半径方向外側の少なくとも1つの第2の接触表面122によってヒートシンク、本実施の形態では、特に点火プラグホール300の内壁300bもしくはシリンダヘッド300aの内壁300bとの熱接触状態を作り出すために形成されている。
本発明によれば、冷却装置100は、さらに、接続手段130を有している。この接続手段130は、本実施の形態では、半径方向で第1の接触範囲110と第2の接触範囲120との間に配置されていて、第1の接触範囲110と第2の接触範囲120との間に熱接触状態を作り出すために形成されており、これによって、第1の接触範囲110から第2の接触範囲120への熱伝導が付与されている。
本発明によれば、冷却装置100が少なくとも部分的に弾性的に形成されており、これによって、少なくとも第1の接触表面112と第2の接触表面122との間での半径方向への相対運動が可能となる。このことは、半径方向に作用する相応の力に基づき、弾性変形時にレーザ点火プラグ200のハウジング202と点火プラグホール300の内側表面300bとの間に特に良好な熱接触状態を作り出す。すなわち、ハウジング202と内面300bとの間の間隔に対する適正な寸法設定、特に冷却装置100の幾何学形状への適合に際して、冷却装置100の弾性によって、半径方向に作用する力が付与されている。この力は、接触面112,122をその接触相手202,300bに押し付け、ひいては、良好な熱伝導のために働く。なぜならば、こうして、特に両面の間の空隙が十分に回避されるからである。
したがって、図1に相応の矢印W2,W3により記号で示した、レーザ点火プラグ200のハウジング202からシリンダヘッド300aもしくはシリンダヘッド300aの冷却通路への熱流れが生じる。
冷却装置100の弾性的な特性によって、有利には、冷却装置100の幾何学形状と、点火プラグホール300の幾何学形状と、レーザ点火プラグ200のハウジング202の幾何学形状との間の誤差補償も付与されている。
本発明における弾性を実現するためには、必ずしも冷却装置100全体もしくは冷却装置100を形成する材料が弾性的に形成されている必要はない。さらに、半径方向内側の第1の接触範囲110と半径方向外側の第2の接触範囲120との間に半径方向で位置する接続範囲もしくは接続手段130が弾性的に形成されていれば全く十分であり、これによって、第1の接触範囲110と第2の接触範囲120との間で、半径方向に作用する相応の反力が加えられる。必要となる半径方向の力負荷は、ばね手段、たとえば曲げられた金属ストリップ等を設けることによって得ることもできる。このばね手段は、同時に両構成要素110,120の間での熱伝達のために働く。
特に有利には、冷却装置100の外径R2(図2b参照)もしくは内径R1は、熱伝導をアシストする前述した接触メカニズムを促進するために、冷却装置100の組付け時にこの冷却装置100の僅かな半径方向の押圧が生じるように、レーザ点火プラグ200と点火プラグホール300との幾何学形状に対して調整されている。
図2aには、レーザ点火プラグ200の長手方向軸線Lの上側に示した図において、本発明に係る冷却装置100の別の実施の形態が示してある。この実施の形態では、半径方向内側の第1の接触範囲110が、ほぼ中空円筒形状を有していて、軸方向でレーザ点火プラグ200のハウジング202に被せられている。半径方向外側の第2の接触範囲120は、この実施の形態では、複数のアーム状の構造部によって実現されている。これらの構造部のうち、図2aの上側には、ただ1つの構造部しか示していない。アーム状の構造部は、長手方向軸線Lに対して平行に延びる最大の長さ区分で点火プラグホール300の内側表面300bに密に接触しており、これによって、点火プラグホール300との良好な熱接触状態が作り出されている。この実施の形態では、弾性もしくはばね力作用が、接続手段130の曲げられた区分によって実現される。
図2bには、冷却装置100aの1つの実施の形態のアーム状の構造部128が詳細に示してある。点火プラグホール300(図2a参照)内への冷却装置100aの挿入を容易にするためには、軸方向前方の範囲126が半径方向内向きに折り曲げられていてよく、場合により、丸み付けられていてもよい。有利には、この範囲126は、その長手方向軸線L1が、レーザ点火プラグ200への組付け位置において、このレーザ点火プラグ200の長手方向軸線Lに対して約2°〜約45°の角度αを成すように形成される。
図2cには、冷却装置100bの1つの別の実施の形態のアーム状の構造部128が詳細に示してある。図2cから明らかであるように、第2の接触範囲120の半径方向内側の表面124は、半径方向、すなわち、図2cにおいて鉛直方向に少なくとも部分的に作用するばね手段140を有していてよい。このばね手段140は、第2の接触範囲120を第1の接触範囲110に対して所定のばね力で押圧しかつ/または、冷却装置100の組付け位置では、レーザ点火プラグ200のハウジング202に対して所定のばね力で押圧するように形成されていると共に配置されている。この実施の形態では、板ばねとして形成されたばね手段140が、第2の接触範囲120の内側表面124とレーザ点火プラグ200の外側表面202aとに支持されている。
特に有利には、ばね手段140は、冷却装置100bの残りの構成要素110,120,130と異なる材料から形成されていてよく、これによって、各々の機能的な最適化が可能となる。たとえば、熱伝導性の構成要素110,120,130が高熱伝導性の材料、たとえば銅から、有利には一体に形成されていてよいのに対して、ばね手段140は、ばね作用に対して最適化された材料、たとえばばね鋼から形成されている。有利には、ばね手段140は板ばねとして形成されていてよい。
また、図2eに示したアーム状の構造部128の別の実施の形態の側面図を参照すると、ばね手段140と構成要素110,120,130との一体的な統合も可能である。
図2dには、冷却装置100cの1つの別の実施の形態が示してある。この実施の形態では、第1の接触範囲110が円錐形に形成されていて、たとえば相応の締付けナット(図示せず)によって軸方向でレーザ点火プラグ200の円錐形の外面に締着されてよい。
図3aには、図2aの上側半分に関連して前述した冷却装置100の実施の形態の部分的な横断面図が示してある。中空円筒形に形成されて半径方向内側に位置する第1の接触範囲110が、この実施の形態では、たとえば8つのアーム状の構造部128a,128b,…によって取り囲まれている。これらのアーム状の構造部128a,128b,…と接続手段130とは、有利には、第1の接触範囲110と一体に形成されている。アーム状の構造部128a,128b,…の第1の折り曲げられた範囲は、図3aによれば、内側の接触範囲110と外側の接触範囲120との間の接続手段130を成している。アーム状の構造部の残りの長さ区分は、図3aの図面内へ延びていて、少なくとも組付け位置において、レーザ点火プラグ200(図2a参照)の長手方向軸線Lに対してほぼ平行に配置された長手方向軸線を有している。図3aに破線で示した円形ラインKは、点火プラグホール300(図2a参照)の幾何学形状を表している。アーム状の構造部128a,128b,…と点火プラグホール300との間の最適化された面接触状態もしくは熱接触状態は、有利には、図3cに示したアーム状の構造部128a,128b,…の横断面構成によって作り出すことができる。すなわち、アーム状の構造部の半径方向外側の接触表面122もしくはアーム状の構造部により形成された第2の接触範囲120の半径方向外側の接触表面122が、点火プラグホールK(図3a参照)の曲率半径に適合された曲率半径を有している。
図3bには、本発明に係る冷却装置100の別の実施の形態が示してある。この実施の形態では、ほぼ同じく中空円筒形に形成された半径方向内側の第1の接触範囲110が、スリット150を有している。これによって、すでに組み付けられたレーザ点火プラグ200への冷却装置100の追加的な組付けが可能となる。なぜならば、レーザ点火プラグ200に通じる接続ケーブルをスリット150を通して簡単に案内することができるからである。したがって、特にスリット150は、レーザ点火プラグ200にポンプ光もしくは制御信号の形のエネルギを供給するケーブルの外径よりも大きいサイズに選択されなければならない。
図4には、図2aの上側半分に対応する冷却装置100の実施の形態が斜視図で示してある。この冷却装置100は、周方向に(分配されて)配置された複数のアーム状の構造部128a,128b,…を有している。
図5には、冷却装置の類似の実施の形態が示してある。ただし、この実施の形態では、アーム状の構造部128c,128d,…が曲げ返されている。これによって、ほぼU字形の構造部が得られる。
図4に示したアーム状の構造部128a,128b,…も、図5に示したU字形の構造部128c,128dも、そのばね作用もしくは弾性によって、やはり、本発明における原理に対して有利な半径方向の戻り力を発生させる。この戻り力によって、レーザ点火プラグ200もしくはヒートシンク、たとえば点火プラグホール300への各接触範囲110,120の最適な適合が可能となる。
図2aの下側半分には、本発明に係る冷却装置の別の実施の形態が示してある。この実施の形態では、主として、2つのアーム状の構造部が、レーザ点火プラグ200のハウジング202と点火プラグホール300の内壁300b(図1参照)との間に熱接触状態を作り出している。両方のアーム状の構造部は、断熱性の結合部材120cによって互いに結合されている。この結合部材120cは、レーザ点火プラグ200の、燃焼室に向けられた比較的高温の端部200aから、レーザ点火プラグ200の、燃焼室と反対の側の一般的により低温の端部202bへの自体所望されていない熱流れを阻止している。この実施の形態では、第1の接触範囲110が2つの部分範囲110a,110bによって形成されている。両部分範囲110a,110bは互いに空間的にかつ熱的に分離されて配置されている。両部分範囲110a,110bは第1および第2の接続手段130a,130bを介して、第2の接触範囲120の、それぞれ対応する部分範囲120a,120bに接続されている。レーザ点火プラグ200がシリンダヘッド内に組み付けられている場合に、区分110cに、半径方向で燃焼室に向けられた力が加えられると、冷却装置の軸方向の緊締が生じ、ひいては、やはり半径方向で構成要素110a,120a,110b,120bの間に有利なばね作用が生じる。力は、たとえばユニオンナットによって加えることができる。
図6には、本発明に係る冷却装置の別の実施の形態が示してある。この実施の形態では、冷却装置が、少なくとも部分的にスタッフィングボックス、つまり、パッキン箱として形成されている。
この実施の形態では、パッキン箱が第1のストッパ160と押付けナット162とによって形成されている。ストッパ160と押付けナット162との間には、パッキン箱のパッキン102を成す弾性的な熱伝導性の手段、たとえば銅編組または熱伝導性のシリコーンが位置している。押付けナット162が、レーザ点火プラグ200のハウジング202に設けられたねじ山164にねじ被せられ、したがって、軸方向でストッパ160に向かって運動させられると、パッキン箱のパッキン102を成す銅編組が半径方向で内外に押圧される。これによって、レーザ点火プラグ200のハウジング202と点火プラグホール300の内側表面300bとに対する相応の第1の接触範囲と第2の接触範囲とが規定される。
また、たとえば約20°の角度間隔を置いて、それぞれ1つのパッキン102を有する分割された複数の室を備えたパッキン箱を設けることも可能である。室同士の間に残された約20°の角度範囲は、有利には、レーザ点火プラグ200に相対回動不能に結合されたストッパに孔を設けるために使用することができ、これにより、レーザ点火プラグ200のねじりを特殊工具によってストッパの使用のもと行うことができる。この場合には、燃焼室に向けられた端範囲(図6の左側参照)にもはや連行異形部、つまり、力導入異形部208が不要となり、区分けされたパッキン箱もしくはパッキン箱のストッパ160が力導入異形部もしくは力導入機構として働くことができる。
本発明に係る冷却装置は、レーザ点火プラグ200もしくはレーザ点火プラグ200のハウジング202に解離可能にまたは解離不能に結合されていてよい。
さらに、レーザ点火プラグ200が、燃焼室に向けられた端範囲に、目標系、特にシリンダヘッド内に螺入するためのねじ山を有していて、燃焼室と反対の側の端範囲に、目標系に対してレーザ点火プラグ200を螺入・螺出するための力導入異形部を有していることが可能である。
1つのレーザ点火プラグ200に複数の冷却装置100を相前後して設けることも可能である。たとえば、第1の冷却装置がプラグ座の範囲に配置されていてよいのに対して、第2の冷却装置は、燃焼室と反対の側の範囲に配置されている。
また、レーザ点火プラグをシリンダヘッド内にねじ込む代わりに、レーザ点火プラグをシリンダヘッド内に差し込んで、(たとえば爪によって)緊締することも可能である。この実施の形態によって、有利には、シリンダヘッド内への組付け前に、レーザ点火プラグへの1つ(またはそれ以上)の冷却装置の組付けが可能となる。
図4および図5に示した冷却装置は、特に有利には、良ばね弾性的なかつ良熱伝導性の材料、たとえば銅または黄銅またはアルミニウム合金から打抜き曲げ加工部材として製造することができる。アーム128a,128b,128c,128d,…の曲げ加工部は、有利には、アーム128a,128b,128c,128d,…の半径方向外側の接触面122が、まず(点火プラグホール内への組付け前に)、点火プラグホールの内径に相当する直径よりもやや大きな直径を有しているように形成されていなければならない。これによって、点火プラグホール内への組付け時に、アームに、有利には半径方向で予荷重が加えられる。このことは、熱伝導をアシストする押付け力を発生させる。
冷却装置もしくはアームに対する有利な幾何学形状は、以下の点:つまり、
− 両接触範囲110,120の間の可能な限り短い区間、すなわち、可能な限り短い長さを備えた接続手段130とすること、
− 両構成要素122,300bの間の面接触が、場合により、両構成要素202,110の間の面接触ほど密ではないので、半径方向外側の第2の接触範囲120において、半径方向内側の第1の接触範囲110よりも大きな全接触面とすること、
− 組付け位置で接触面122が点火プラグホールの内面300bに可能な限り全面で接触しているようなアーム128a,128b,…の構成とすること、
− 軸方向で冷却装置100とレーザ点火プラグ200との間の相対運動を制限する、たとえばハウジング202に対するストッパ110c(図2a参照)を設けること、
− 冷却装置を、まだ組み付けられているレーザ点火プラグ200から取り外すために、特殊工具によってアームに背後から係合することができるように、互いに隣り合ったアームの角度間隔を選択すること:
を考慮している。
別の実施の形態では、冷却装置が、少なくとも半径方向で弾性的なハウジングと、このハウジング内に閉じ込められた、たとえばヒートパイプの原理に従う熱伝導媒体とを有している。
100,100a,100b,100c 冷却装置
102 パッキン
110 第1の接触範囲
110a,110b 部分範囲
110c ストッパ
112 第1の接触表面
120 第2の接触範囲
120a,120b 部分範囲
120c 結合部材
122 第2の接触表面
124 内側表面
126 範囲
128,128a,128b,128c,128d,… 構造部
130,130a,130b 接続手段
140 ばね手段
150 スリット
160 ストッパ
162 押付けナット
164 ねじ山
200 レーザ点火プラグ
200a 端範囲
200b 端範囲
202 ハウジング
202a 外側表面
202b 端部
208 力導入異形部
210 レーザ装置
220 螺合部
300,K 点火プラグホール
300a シリンダヘッド
300b 内壁
400 燃焼室
L 長手方向軸線
L1 長手方向軸線
R1 内径
R2 外径
W1,W2,W3 熱流れ
α 角度

Claims (13)

  1. レーザ点火プラグ(200)に用いられる冷却装置(100)において、該冷却装置(100)が、半径方向内側の第1の接触範囲(110)を有しており、該第1の接触範囲(110)が、半径方向内側の少なくとも1つの第1の接触表面(112)によってレーザ点火プラグ(200)のハウジング(202)との熱接触状態を作り出すために形成されており、冷却装置(100)が、半径方向外側の第2の接触範囲(120)を有しており、該第2の接触範囲(120)が、半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面(122)によってヒートシンク(300)、特にレーザ点火プラグ(200)を収容する点火プラグホールの内壁との熱接触状態を作り出すために形成されており、第1の接触範囲(110)と第2の接触範囲(120)との間の熱接触状態を作り出すために形成された接続手段(130)が設けられており、冷却装置(100)が、少なくとも部分的に弾性的に形成されており、これによって、少なくとも第1の接触表面(112)と第2の接触表面(122)との間でのほぼ半径方向(R)への相対運動が可能であることを特徴とする、レーザ点火プラグに用いられる冷却装置。
  2. 第1の接触範囲(110)が、少なくとも部分的にほぼ中空円筒形のまたは円錐形の基本形状を有している、請求項1記載の冷却装置。
  3. 第2の接触範囲(120)の半径方向外側の接触表面が、第1の接触範囲(110)の半径方向内側の接触表面以上の大きさに形成されている、請求項1または2記載の冷却装置。
  4. 第1の接触範囲(110)と、第2の接触範囲(120)と、接続手段(130)とが、同種の、有利には高熱伝導性の材料、特に銅または銅合金から、有利には一体に形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の冷却装置。
  5. 第2の接触範囲(120)の半径方向内側の表面(124)が、半径方向(R)に少なくとも部分的に作用するばね手段(140)を有しており、該ばね手段(140)が、第2の接触範囲(120)をほぼ半径方向(R)に第1の接触範囲(110)に対して所定のばね力で押圧しかつ/または、冷却装置(100)の組付け位置では、レーザ点火プラグ(200)のハウジング(202)に対して所定のばね力で押圧するように形成されていると共に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の冷却装置。
  6. 冷却装置(100)が、少なくとも部分的にパッキン箱として形成されており、該パッキン箱のパッキン(102)が、少なくとも部分的に第1の接触範囲(110)および/または第2の接触範囲(120)および/または接続手段(130)を形成する弾性的な熱伝導性の材料から成っている、請求項1から5までのいずれか1項記載の冷却装置。
  7. 冷却装置(100)が、第1の接触範囲(110)のほぼ軸方向に延びるスリット(150)を有している、請求項2から6までのいずれか1項記載の冷却装置。
  8. 半径方向外側の少なくとも1つの第1の接触表面(122)が、少なくとも部分的に、円柱の柱面にほぼ対応する表面形状を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の冷却装置。
  9. 半径方向外側の接触範囲(120)が、一方の軸方向の端区分(126)を有しており、該端区分(126)は、その長手方向軸線(L1)がレーザ点火プラグ(200)の長手方向軸線(L)に対して約2°〜約45°の間の角度(α)を成すように、半径方向内側に向けられている、請求項1から8までのいずれか1項記載の冷却装置。
  10. 半径方向外側の接触範囲(120)が、複数のアーム状のかつ/またはU字形の構造部(128,128a,128b,128c,128d)を有しており、該構造部の長手方向軸線が、少なくとも点火プラグホール(300)内でのレーザ点火プラグ(200)を取り囲む組付け位置で、該レーザ点火プラグ(200)の長手方向軸線(L)に対してほぼ平行に延びている、請求項1から9までのいずれか1項記載の冷却装置。
  11. 第1の接触範囲(110)が、熱的に互いに分離されて配置された少なくとも2つの部分範囲(110a,110b)を有しており、第2の接触範囲(120)が、断熱性の結合片(120c)を介して互いに結合された少なくとも2つの部分範囲(120a,120b)を有しており、第1の接触範囲(110)の第1の部分範囲(110a)が、第2の接触範囲(120)の第1の部分範囲(120a)に第1の接続手段(130a)を介して接続されており、第1の接触範囲(110)の第2の部分範囲(110b)が、第2の接触範囲(120)の第2の部分範囲(120b)に第2の接続手段(130b)を介して接続されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の冷却装置。
  12. レーザ点火プラグ(200)において、該レーザ点火プラグ(200)が、請求項1から11までのいずれか1項記載の少なくとも1つの冷却装置(100)を備えており、該冷却装置(100)が、レーザ点火プラグ(200)に解離可能にまたは解離不能に結合されていることを特徴とする、レーザ点火プラグ。
  13. レーザ点火プラグ(200)が、燃焼室に向けられた端範囲(200a)に、目標系、特にシリンダヘッド内に螺入するためのねじ山を有していて、燃焼室と反対の側の端範囲(200b)に、目標系に対してレーザ点火プラグ(200)を螺入・螺出するための連行異形部を有している、請求項12記載のレーザ点火プラグ。
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