JP2013538723A - 無線データ機能を備えたトランク設置型自動車ネットワークサーバ - Google Patents

Abstract

自動車サーバ構成は、車両のパッセンジャコンパートメントに配置される娯楽情報ヘッドユニットを有する。アンテナが車両と関係付けられる。少なくとも１つのオーディオスピーカが車両のパッセンジャコンパートメントと関係付けられる。ネットワークサーバがヘッドユニットとアンテナとの間に配置される。ネットワークサーバは、共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含む。アンプは、少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動する。プロセッサは、ヘッドユニット及びアンテナに接続される。

Description

本発明は、一般に、自動車娯楽情報システムに関する。特に、本発明は、インターネット接続を備えた自動車娯楽情報システムに関する。

最新の自動車娯楽情報システムは、エンドユーザに高度な機能及びアプリケーションを提供するために無線インターネット機能を要求する。一部の自動車システムは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を介してエンドユーザの携帯電話によってこうしたインターネット基盤のサービスを提供する。他のシステムは、ヘッドユニットに接続された組み込みモデム、又は別の無線接続モジュールを用いる。将来的に、全ての自動車システムの設計は、無線インターネット接続を有するであろう。

一実施形態では、本発明は、無線能力を備えたトランク設置型アンプ（ａｍｐｌｉｆｉｅｒ）を提供することで、自動車娯楽情報システムがインターネット接続を有することを可能にする。遠隔アンプ内のマイクロプロセッサ及び／又はＤＳＰ（ｄｉｇｉｔａｌ ｓｉｇｎａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）は、オーディオ処理を実行すると共に、インターネット接続に必要とされるＴＣＰ／ＩＰ（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌ ｐｒｏｔｏｃｏｌ／ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｐｒｏｔｏｃｏｌ）スタックを実行してもよい。高速双方向ネットワークが、パッセンジャコンパートメントにおいて遠隔アンプと娯楽情報ヘッドユニットとの間に設けられてもよい。高速双方向ネットワークは、データがインターネットに送信され且つインターネットから受信されることを可能にしてもよい。ヘッドユニットは、ユーザ入力に使用され得るヒューマンマシンインターフェースを提供してもよい。

遠隔アンプのマイクロプロセッサ又はＤＳＰは、無線通信受信機（例えば、ＷｉＭａｘ（Ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ Ｉｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙ ｆｏｒ Ｍｉｃｒｏｗａｖｅ Ａｃｃｅｓｓ）、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、ＷｉＦｉ、ＨＳＤＰＡ（Ｈｉｇｈ−Ｓｐｅｅｄ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｐａｃｋｅｔ Ａｃｃｅｓｓ）等）に処理能力を提供してもよい。また、遠隔アンプは、無線受信機に電力を提供してもよい。

本発明は、特定の一実施形態において、車両のパッセンジャコンパートメントに配置されるオーディオヘッドユニットを含む自動車サーバ構成を備える。アンテナが車両と関係付けられる。少なくとも１つのオーディオスピーカが車両のパッセンジャコンパートメントと関係付けられる。ネットワークサーバがヘッドユニットとアンテナとの間に配置される。ネットワークサーバは、共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含む。アンプは、少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動する。プロセッサは、ヘッドユニット及びアンテナに接続される。

本発明は、特定の一実施形態において、車両のパッセンジャコンパートメントに配置される娯楽情報ヘッドユニットを含む自動車サーバ構成を備える。アンテナが、車両の本体に取り付けられて、インターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信する。少なくとも１つのオーディオスピーカが、車両のパッセンジャコンパートメントと関係付けられる。ネットワークサーバが、車両のトランクに配置されると共に、共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含む。アンプは、少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動する。プロセッサは、高速自動車ネットワークを介してヘッドユニットに接続される。プロセッサは、アンテナに接続されると共に、インターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行する。プロセッサは、４００ＭＩＰＳ（ｍｉｌｌｉｏｎ ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎｓ ｐｅｒ ｓｅｃｏｎｄ）以上の動作速度を有する。

本発明は、更に別の特定の実施形態では、車両の中に娯楽情報を提供することを含む。娯楽情報ヘッドユニットが、車両のパッセンジャコンパートメントの中に設けられる。アンテナが、車両の本体に取り付けられる。アンテナは、インターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信するために使用される。少なくとも１つのオーディオスピーカが、車両のパッセンジャコンパートメントと関係付けられる。共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含むネットワークサーバが設けられる。ネットワークサーバは、車両のトランクに設置される。ネットワークサーバのアンプは、少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するために使用される。ネットワークサーバのプロセッサは、高速自動車ネットワークを介してヘッドユニットに接続される。ネットワークサーバのプロセッサは、アンテナに接続される。プロセッサは、インターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するために使用される。プロセッサは、４００ＭＩＰＳ以上の速度で動作する。

本発明の利点は、より好都合な場所で、及びより良好な性能で、無線アンテナ及び受信機に近接した接続を提供し得ることである。

本発明の別の利点は、より多数のオーディオチャネル（例えば、１２又はそれ以上）に対応し得ることである。外部オーディオアンプを設けることによって、ヘッドエンドユニットの近くでの過度の熱が回避され得る。そうでなければ、このような過度の熱は、多数のオーディオチャネルによって生ずることもある。その代わりに、アンプの熱は、熱の害が少ない離れた場所で処理され得る。

更に別の利点は、遠隔ネットワークサーバによって、より大きなディスプレイ用にフロントダッシュボードにより多くの空間が許容され、熱源が取り除かれ、自動車システムの配線を簡略化することが可能になることである。

本発明の上記の及び他の機能及び利点、並びにそれらを達成する方法は、添付の図面と共に本発明の一実施形態の以下の図面を参照することによって明らかになると共により良く理解されるであろう。

無線入力及び有線ネットワーク接続を備えた本発明の自動車サーバ構成の一実施形態のブロック図である。 無線入力及び有線ネットワーク接続を備えた本発明の自動車サーバ構成の別の実施形態のブロック図である。 図１及び２の配置の何れかの使用に適した本発明のネットワーク型自動車サーバの一実施形態のブロック図である。 本発明の自動車サーバ構成を含む車両の概略図である。 本発明の例示的な実施形態により車内で娯楽情報を提供する方法の流れ図である。

対応する参照文字は、複数の図面を通じて対応する部分を示す。本明細書に提示される例示は、一態様において、本発明の好ましい実施形態を示しており、このような例示は、発明の範囲を何らかの形で限定するものと解釈されるべきではない。

この節は、以下に記載され及び／又は請求項に記載される本発明の様々な態様に関する様々な技術的態様を読者に紹介することを意図している。この検討は、本発明の様々な態様の理解をより容易にする背景情報を読者に提供するのに役立つと考えられる。従って、こうした記載は、この観点から読まれるべきであり、先行技術の自認ではないことが理解されるべきである。

図１は、無線入力及び有線ネットワーク接続を備えた本発明の自動車サーバ構成１００の一実施形態である。構成１００は、前方ディスプレイ１１２、ネットワークサーバ１１４、（１つ又は複数の）アンテナ１１６、バッテリ１１８、スピーカ１２０、コントローラ・エリア・ネットワーク（ＣＡＮ）車両バス１２２、及び後方ディスプレイ１２４ａ−ｂを含む。前方ディスプレイ１１２は、車両のパッセンジャコンパートメント（例えば、ダッシュボード）に配置されるヘッドエンドユニット（図示せず）に含まれてもよい。ネットワークサーバ１１４は、車両のトランクに配置されてもよい。以下により詳細に検討されるように、ネットワークサーバ１１４は、スピーカ１２０を駆動させるアンプを含んでもよい。

ネットワークサーバ１１４は、高速自動車ネットワーク、例えば、ＭＯＳＴ（Ｍｅｄｉａ Ｏｒｉｅｎｔｅｄ Ｓｙｓｔｅｍｓ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ）、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ又はＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）等を介して、前方ディスプレイ１１２に及び後方ディスプレイ１２４ａ−ｂの一方又は双方に接続されてもよい。後方ディスプレイ１２４ａ−ｂは、同じ高速自動車ネットワークを介して互いに接続されてもよい。

図２は、無線入力及び有線ネットワーク接続を備えた本発明の自動車サーバ構成２００の別の実施形態である。構成２００は、前方ディスプレイ２１２、ネットワークサーバ２１４、（１つ又は複数の）アンテナ２１６、バッテリ２１８、スピーカ２２０、コントローラ・エリア・ネットワーク（ＣＡＮ）車両バス２２２、及び後方ディスプレイ２２４ａ−ｂを含む。前方ディスプレイ２１２は、車両のパッセンジャコンパートメント（例えば、ダッシュボード）に配置されるヘッドエンドユニット（図示せず）に含まれてもよい。ネットワークサーバ２１４は車両のトランクに配置されてもよいが、サーバ２１４は車内のどこにでも配置されることが可能である。以下により詳細に検討されるように、ネットワークサーバ２１４は、スピーカ２２０を駆動させるアンプを含んでもよい。

ネットワークサーバ２１４は、例えば、ＷｉＦｉ等の無線ネットワークを介して前方ディスプレイ２１２に及び後方ディスプレイ２２４ａ−ｂに接続されてもよい。後方ディスプレイ２２４ａ−ｂは、同じ無線ネットワークを介して互いに接続されてもよい。

遠隔アンプ（トランク設置アンプとしても知られている）は、通常、車内の複数のスピーカを増幅して駆動する単純な目的を果たす。図３に示されるように、ネットワーク型自動車サーバ３１４は、ｑｕａｄアンプＩＣ３２６を含んでもよい。

ネットワークサーバ３１４は、デジタル・シグナル・プロセッサ（ＤＳＰ）３２８を含んでもよく、これは、ラジオチューナ、ＣＤ、ＤＶＤ、衛星、又はｉＰＯＤオーディオソースから入るステレオ（又は複数チャネル）オーディオ信号を強調（ｅｎｈａｎｃｅ）するように複数の機能を実行するために用いられてもよい。また、ＤＳＰは、最適化されたサラウンド音響体験を生み出すように複数のスピーカを駆動するために用いられてもよい。ＤＳＰは、固定又はプログラム可能等化（ＥＱ；ｅｑｕａｌｉｚａｔｉｏｎ）、ミキシング、必要に応じた音量レベルの制限、及び歪が生じないようにするための圧縮を実行してもよい。

大部分の既存の遠隔アンプは、デジタルネットワークインターフェースの高費用のためヘッドユニットから遠隔アンプへの単方向オーディオ伝送経路にアナログ接続を用いる。しかしながら、ヘッドユニットから遠隔アンプへのデジタル経路は、デジタル接続が外部環境ノイズ又は歪みの影響を受けにくいので、より良好な性能をもたらし得る。このようなデジタル経路は、例えば、ＭＯＳＴ、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ、 Ｅｔｈｅｒｎｅｔ−ＡＶＢ （Ａｕｄｉｏ Ｖｉｄｅｏ Ｂｒｉｄｇｉｎｇ）又はＳ／ＰＤＩＦ（Ｓｏｎｙ／Ｐｈｉｌｉｐｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）デジタル接続を実装するネットワークアクセスノード３３０の形態であってもよい。ＤＳＰ３２８は、浮動小数点信号処理を可能にしてもよく、ＴＣＰ／ＩＰスタックを実行可能であってもよい。ＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するために、ＩＰ３２８は、４００ＭＩＰＳ（ｍｉｌｌｉｏｎ ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎｓ ｐｅｒ ｓｅｃｏｎｄ）以上のプロセッサ速度を有してもよい。

高レベルのマイクロプロセッサ性能及びヘッドユニットと遠隔アンプとの間の高速ネットワークのため、遠隔アンプは、ＷｉＦｉ、ＷｉＭＡＸ、ＬＴＥ、３Ｇ（ＨＳＤＰＡ）又は他の無線データ受信技術を含む無線受信機を含んでもよい。車両の前方ではなく車両のトランクに無線受信機を有することの利点は、受信機からトランク設置型アンテナへの配線が取り付け及びアクセスにより好都合であると共に、より短く低費用であり得るということである。本発明によれば、遠隔アンプは、無線受信機と共に自動車ネットワークサーバに組み込まれてもよい。「シンクライアント（ｔｈｉｎ ｃｌｉｅｎｔ）」前方ディスプレイ及び後方ディスプレイは、ユーザとのインターフェース及びユーザによる制御を提供する。

図３の実施形態では、ＤＳＰ３２８は、それぞれＷｉＦｉ送受信機３３２、ＷｉＭＡＸ送受信機３３４、及びＡＭ／ＦＭチューナ３３６を介して３つのアンテナ３１６に結合される。ＤＳＰ３２８は、それぞれ４ビットＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ）インターフェースを介して送受信機３３２、３３４と通信してもよい。ＤＳＰ３２８は、ＧＰＩＯ（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐｕｒｐｏｓｅ Ｉｎｐｕｔ／Ｏｕｔｐｕｔ）インターフェースと共にＩ２Ｓ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｉｎｔｅｒｃｈｉｐ Ｓｏｕｎｄ）電気シリアルバスインターフェース標準を介してＡＭ／ＦＭチューナ３３６と通信してもよい。また、ＤＳＰ３２８は、Ｉ２Ｓ電気シリアルバスインターフェース標準で動作するバスを介してｑｕａｄアンプＩＣ３２６と通信してもよい。

ＤＳＰ３２８は、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）仕様で動作するバスを介してｉＰＯＤ３３８又は他のＵＳＢ互換装置と通信してもよい。ＤＳＰ３２８は、１６又は３２ビットデータバスを介してＳＤＲＡＭ（ｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ ｄｙｎａｍｉｃ ｒａｎｄｏｍ ａｃｃｅｓｓ ｍｅｍｏｒｙ）３４０と通信してもよく、１６ビットデータバスを介してフラッシュメモリ３４２と通信してもよい。水晶発振器３４４は、ラジオ受信機に安定したクロック信号を提供し及び／又は周波数を安定させてもよい。

ＤＳＰ３２８は、ＭＬＢ（Ｍｉｄｄｌｅｗａｒｅ Ｌｏｇｉｃａｌ Ｂｕｓ）又はＲＭＩＩ（Ｒｅｄｕｃｅｄ Ｍｅｄｉａ Ｉｎｄｅｐｅｎｄｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）ＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を介してネットワークアクセスノード３３０と通信してもよい。そして、ネットワークアクセスノード３３０は、高速車両バスを介してヘッドユニット、前方ディスプレイ及び／又は後方ディスプレイに接続されてもよい。

図４は、本発明の自動車サーバ構成を含む車両の一実施形態である。構成４００は、例えば、ＭＯＳＴ（Ｍｅｄｉａ Ｏｒｉｅｎｔｅｄ Ｓｙｓｔｅｍｓ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ）、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ、又はＥｔｈｅｒｎｅｔ等の高速双方向自動車ネットワーク４１３を介してヘッドエンドユニット４１０と通信するネットワークサーバ４１４を含む。ヘッドエンドユニット４１０は、車両のパッセンジャコンパートメントに配置されてもよい。また、一実施形態では、ヘッドエンドユニット４１０は、車両のダッシュボードに設置される。

図４に示される実施形態では、ネットワークサーバ４１４は、車両のトランク４１９（破線によって示される）に配置される。また、アンテナ４１６は、車両の後端４２１において、ネットワークサーバ４１４の後方に配置される。

より一般的には、ネットワークサーバ４１４は、アンテナ４１６に相対的により接近して配置されてもよい（例えば、ネットワークサーバ４１４は、アンテナ４１６から４フィート以内に配置されてもよい）。その結果、ネットワークサーバ４１４とアンテナ４１６との配線接続は、高信号品質及び低費用という上記の全ての利点を有したまま、相対的に短くなる（例えば、４フィート前後）。一実施形態では、ネットワークサーバ４１４は、ヘッドエンドユニット４１０とアンテナ４１６との間に配置され、それによって必要な配線の合計長が最小化される。

複数のアンテナがある場合、ネットワークサーバは、各アンテナと、場合によってはヘッドユニットにネットワークサーバを接続するのに必要とされる合計の配線長を実質的に最小化する場所に配置されてもよい。より一般的には、ネットワークサーバは、ネットワークサーバ及び任意の２つのアンテナによって定義可能な最大円の中に配置されてもよく、ネットワークサーバ及び各アンテナは、このために同一水平面にあるように設計される。

たとえアンテナが車両の異なる場所に配置されていたとしても、ネットワークサーバは、ヘッドエンドユニットとアンテナとの間に配置されてもよく、またネットワークサーバは、ダッシュボードの外側に配置されてもよい。例えば、アンテナが車両の前端４４６に配置される場合、ネットワークサーバ４１４は、ヘッドエンドユニット４１０の前方において、ヘッドエンドユニット４１０とアンテナとの間に配置されてもよい。別の例として、アンテナが車両の屋根４４８の外側に配置される場合、ネットワークサーバ４１４は、屋根の内側のヘッドエンドユニット４１０の上方において、ヘッドエンドユニット４１０とアンテナとの間に配置されてもよい。

ネットワークサーバ４１４は、プロセッサがアンテナ４１６から受信するオーディオ信号を処理するためのプロセッサ（図示せず）を含む。一実施形態では、アンテナ４１６は、無線信号をインターネットから受信し及びインターネットに送信する。ネットワークサーバ４１４内のプロセッサは、ＴＣＰ／ＩＰスタックを実行してインターネットを介して双方向に通信することができるように、４００ＭＩＰＳ以上の速度で動作してもよい。

また、ネットワークサーバ４１４は、オーディオスピーカ４２０ａ−ｂを駆動するためのアンプ（図示せず）を含む。ネットワークサーバ４１４の全ての構成要素は、共通の筐体４５０の中に配置されてもよい。特に、ネットワークサーバ４１４のプロセッサ及びアンプは、同一の筐体４５０に配置されてもよい。

図５は、本発明の例示的な実施形態により車内で娯楽情報を提供する方法の工程流れ図である。この方法は、参照番号５００によって参照されてもよく、ブロック５０２で開始してもよい。ここでは、娯楽情報ヘッドユニットが車両のパッセンジャコンパートメント内に設けられている。例えば、図４に例示される実施形態では、娯楽情報ヘッドユニット４１０は、前部座席の乗員の腕の長さ以内で車両のダッシュボードに設けられる。しかしながら、ヘッドユニットは、パッセンジャコンパートメント内の他の場所に、例えば、前部座席の真後ろ、後部座席の乗員の腕の長さ以内に設置されることも可能である。 ブロック５０４において、アンテナが車両の本体に取り付けられる。一部の例示的な実施形態では、アンテナは、車両のフロントガラスに、又はアンテナの感度が良い車両の他の場所に配置される。しかしながら、図４の実施形態では、アンテナ４１６は、図示のように車両の後端に取り付けられている。

ブロック５０６において、アンテナは、インターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信するために使用される。一部の例示的な実施形態では、ヘッドユニット４１０は、インターネットを介してウェブサイトと情報を交換してもよい。従って、ヘッドユニット４１０は、アンテナ４１６によって無線で送信される信号を生成してもよい。ここで、信号は、インターネットと互換性のあるフォーマットである。同様に、インターネット基盤のソースからアンテナ４１６によって受信される信号は、インターネットと互換性があってもよい。また、ヘッドユニット４１０は、このような受信信号を処理することが可能であってもよい。例えば、ヘッドユニット４１０は、車両の現在地に対応する地図等のナビゲーション情報を提供するウェブサイトと通信してもよい。つまり、ヘッドユニット４１０は、ウェブサイトに車両の現在地を無線で送信してもよく、ウェブサイトは、無線信号の形態でアンテナ４１６によって受信される対応する地図を送信することによって応答してもよい。

ブロック５０８において、車両のパッセンジャコンパートメントと関連して少なくとも１つのオーディオスピーカが設けられる。図４に示されるように、車両は、オーディオスピーカ４２０ａ−ｂを含む。スピーカ４２０ａ−ｂの出力は、コンパートメント内の乗員がスピーカの出力を最良に聞くことができるように、パッセンジャコンパートメントに指向されてもよい。

ブロック５１０において、共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含むネットワークサーバが設けられる。図３の実施形態では、例えば、ネットワークサーバ３１４は、ＤＳＰ（ｄｉｇｉｔａｌ ｓｉｇｎａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）３２８及びｑｕａｄアンプＩＣ３２６を含む。プロセッサ及びアンプは、 筐体４５０（図４）等の同一の筐体に配置されてもよい。

ブロック５１２において、ネットワークサーバは、車両のトランクに設置される。図４の例示的な実施形態に示されるように、ネットワークサーバ４１４は、車両の後方トランク４１９に設置される。従って、ネットワークサーバ４１４は、ヘッドユニット４１０とアンテナ４１６との中間に配置されて、ネットワークサーバ４１４は、アンテナ４１６から約４フィート以内にある。ネットワークサーバ４１４とアンテナ４１６との間のこの相対的に短い配線によって、ネットワークサーバ４１４とアンテナ４１６との間で交換される信号は、送信中に最小限の減衰を被るに留まる可能性が高い。更に、相対的に高価であるヘッドユニット４１０への配線長が最小化されてもよい。

ブロック５１４において、ネットワークサーバのアンプは、少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するために使用される。つまり、ｑｕａｄアンプＩＣ３２６は、増幅されたオーディオ信号がスピーカで再生されるように、ヘッドユニットからのオーディオ信号を増幅して、スピーカ４２０ａ及び４２０ｂに増幅された信号を送信してもよい。更に、マイクロプロセッサ＋ＤＳＰ３２８は、スピーカに送信されるオーディオ信号を増幅するだけでなく強調してもよい。

ブロック５１６において、ネットワークサーバのプロセッサは、高速自動車ネットワークを介してヘッドユニットに接続される。図１の例示的な実施形態では、ネットワークサーバ１１４のＤＳＰ＋マイクロプロセッサは、ＭＯＳＴ、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ、又はＥｔｈｅｒｎｅｔ−ＡＶＢ等の高速自動車ネットワークを介してヘッドユニットの前方ディスプレイ１１２に接続される。

ブロック５１８において、ネットワークサーバのプロセッサは、アンテナに接続される。図４に示されるように、ネットワークサーバ４１４は、アンテナケーブル４５２を介してアンテナ４１６に接続されてもよい。図１及び２に示されるように、ネットワークサーバ１１４、２１４は、各アンテナケーブル１５２、２５２を介して各アンテナに接続されてもよい。更に図３に示されるように、マイクロプロセッサ＋ＤＳＰ３２８は、アンテナ３１６に接続される単一チップＷｉＭＡＸ送受信機を（ＳＤＩＯインターフェースを介して）、ＳＤＩＯインターフェースを介して制御される単一チップＷｉＭＡＸ送受信機を、及び／又はＩＳ２＋ＧＰＩＯを介して、ＡＭ／ＦＭチューナを制御する。

ブロック５２０において、プロセッサは、インターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するために使用される。ここでは、プロセッサは、４００ＭＩＰＳ以上の速度で動作している。例えば、マイクロプロセッサ＋ＤＳＰ３２８は、ＴＣＰ／ＩＰスタックを実行して、４００ＭＩＰＳ以上の速度で動作することが可能である。しかしながら、より一般的には、本発明の範囲内のプロセッサは、ＴＣＰ／ＩＰスタックを実行して、インターネットを介して通信するのに必要とされる程度にだけ所定の速度で動作することが可能であることを必要としてもよい。本発明の範囲内のプロセッサは、アンプに対してオーディオを向上させること、及び他の車載ウェブ基盤アプリケーションに対してインターネットを介して通信することの双方に必要とされる処理能力を有することが必要とされてもよい。

トランク設置型アンプは、ヘッドエンドユニットにインターネット接続を提供するように本明細書には記載されている。しかしながら、本発明の範囲内で、十分な処理能力及びヘッドエンドユニットへの高速ネットワーク（例えば、ＭＯＳＴ、Ｆｉｒｅｗｉｒｅ、Ｅｔｈｅｒｎｅｔ−ＡＶＢ）を備える任意の遠隔モジュールが無線受信機を持ち、無線インターネット接続でデータをヘッドエンドユニットに／から提供することができることが理解されるべきである。例えば、４００ＭＩＰＳ以上の速度を有するＣＰＵによって、応答性の良いインターネット接続のための十分な処理能力が提供されてもよい。

本発明は様々な修正及び代替形態を受け入れることが可能である一方で、特定の実施形態が例示として図面に示され、本明細書に詳細に記載されている。しかしながら、本発明は、開示された特定の形態に限定されることが意図されていないことが理解されるべきである。むしろ、本発明は、以下の添付の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲内において全ての修正、均等物及び代替を含むものである。

Claims (20)

1. 車両のパッセンジャコンパートメントに配置されるオーディオヘッドユニットと、
   前記車両と関係付けられるアンテナと、
   前記車両の前記パッセンジャコンパートメントと関係付けられる少なくとも１つのオーディオスピーカと、
   前記ヘッドユニットと前記アンテナとの間に配置され、共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含むネットワークサーバであって、前記アンプは前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するように構成され、前記プロセッサは前記ヘッドユニット及び前記アンテナに接続されるネットワークサーバと
   を備える、自動車サーバ構成。
2. 前記アンテナは、インターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信するように構成される、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
3. 前記プロセッサは、高速自動車ネットワークを介して前記ヘッドユニットに接続される、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
4. 前記プロセッサは、インターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するように構成される、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
5. 前記プロセッサは、４００ＭＩＰＳ（ｍｉｌｌｉｏｎ ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎｓ ｐｅｒ ｓｅｃｏｎｄ）以上の動作速度を有する、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
6. 前記アンテナは、前記車両の本体に取り付けられる、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
7. 前記プロセッサは、前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するために前記アンプによって使用されるオーディオ信号を強調するように構成される、請求項１に記載の自動車サーバ構成。
8. 車両のパッセンジャコンパートメントに配置される娯楽情報ヘッドユニットと、
   前記車両の本体に取り付けられて、インターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信するように構成されるアンテナと、
   前記車両の前記パッセンジャコンパートメントと関係付けられる少なくとも１つのオーディオスピーカと、
   前記車両のトランクに配置され、共通の筐体の中に配置されるアンプを含むネットワークサーバであって、前記アンプは前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するように構成され、前記プロセッサは高速自動車ネットワークを介して前記ヘッドユニットに接続され、前記プロセッサは前記アンテナに接続されてインターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するように構成され、前記プロセッサは４００ＭＩＰＳ以上の動作速度を有するネットワークサーバと
   を備える、自動車サーバ構成。
9. 前記プロセッサは、前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するために前記アンプによって使用されるオーディオ信号を強調するように構成される、請求項８に記載の自動車サーバ構成。
10. 前記ネットワークサーバは、前記ヘッドユニットと前記アンテナとの間に配置される、請求項８に記載の自動車サーバ構成。
11. 前記プロセッサは、ＷｉＦｉ送受信機又はＷｉＭＡＸ送受信機を介して前記アンテナに接続される、請求項８に記載の自動車サーバ構成。
12. ＳＤＩＯ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｉｎｐｕｔ Ｏｕｔｐｕｔ）が前記プロセッサと前記送受信機とを相互接続する、請求項１１に記載の自動車サーバ構成。
13. 前記プロセッサは、ＡＭ／ＦＭチューナを介して前記アンテナに接続される、請求項８に記載の自動車サーバ構成。
14. 車両の中に娯楽情報を提供する方法であって、
    前記車両のパッセンジャコンパートメントの中に娯楽情報ヘッドユニットを設けるステップと、
    前記車両の本体にアンテナを取り付けるステップと、
    前記アンテナを使用してインターネット互換フォーマットで信号を無線で送受信するステップと、
    前記車両の前記パッセンジャコンパートメントと関係付けられる少なくとも１つのオーディオスピーカを設けるステップと、
    共通の筐体の中に配置されるプロセッサ及びアンプを含むネットワークサーバを設けるステップと、
    前記車両のトランクに前記ネットワークサーバを設置するステップと、
    前記ネットワークサーバの前記アンプを使用して前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するステップと、
    前記ネットワークサーバの前記プロセッサを高速自動車ネットワークを介して前記ヘッドユニットに接続するステップと、
    前記ネットワークサーバの前記プロセッサを前記アンテナに接続するステップと、
    前記プロセッサを使用してインターネットを介して通信するためにＴＣＰ／ＩＰスタックを実行するステップであって、前記プロセッサは４００ＭＩＰＳ以上の速度で動作するステップと
    を含む方法。
15. オーディオ信号を使用して前記アンプによって前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するステップと、
    前記プロセッサを使用して前記少なくとも１つのオーディオスピーカを駆動するために前記アンプによって使用される前記オーディオ信号を強調するステップと
    を更に含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記プロセッサは、ＡＭ／ＦＭチューナを介して前記アンテナに接続される、請求項１４に記載の方法。
17. 前記ヘッドユニットと前記アンテナとの間に前記ネットワークサーバを設置するステップを更に備える、請求項１４に記載の方法。
18. 前記アンテナは、ナビゲーション情報のインターネット基盤ソースと無線で信号を交換するために使用される、請求項１４に記載の方法。
19. 前記ネットワークサーバは、前記アンテナから４フィート以内に設置される、請求項１４に記載の方法。
20. 前記プロセッサは、ＷｉＦｉ送受信機又はＷｉＭＡＸ送受信機を介して前記アンテナに接続される、請求項１４に記載の方法。

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