JP2013537631A - 電気メータの電流測定方法及びシステム - Google Patents

電気メータの電流測定方法及びシステム Download PDF

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Abstract

電気メータを流れる電流を測定する方法及びシステム。この電気メータは、メータ内のブスバーと直列に設けられた反応型センサを有している。反応型センサはインダクタを有し、インダクタンスの電圧が測定される。電気メータに設けられた制御装置は、検出された電圧に基づいてインダクタの電流及び値を計算する。50Hz又は60Hz等の既知の周波数でインダクタに基準電流を流すことによりインダクタの値が測定され、インダクタの電圧降下が測定される。インダクタの値が測定されると、この値が制御装置に記憶される。

Description

(発明の背景)
本開示は概略的には電気メータの電流測定ためのシステム及び方法に関する。より詳しくは、本開示は、反応型(reactive)センサを使用して電流を測定する電気メータのシステムと方法に関する。
電気メータの電流を測定するためにいくつかの方法が用いられているが、これらの方法は、ロゴスキー・コイル、電流変圧器又は分流器(resistive shunts)を用いるものである。これらの方法はいずれも電気メータを流れる電流量を測定するのに有用ではあるが、現在利用可能なこの3つの選択肢はそれぞれ、メータへのコストの追加をもたらすことになる。
現在、電気メータの製品において正確に電流を測定するのに最も低い費用で済むのは分流器の利用である。電気メータを流れる電流は分流器を通るように向けられ、分流器の電圧(voltage across the resistive shunt)が測定される。この方法は電流の測定には効果的だが、分流器は最終的に温度が上がり、分流器の抵抗は温度変化に伴って変化する。そこで、測定時間の間の抵抗の変化の影響を排除するために温度の補正が必要であり、これが電気メータのコストを上げ複雑さを増大させる。
そのうえ、100アンペア以上のハイパワーの電気メータでは、分流器は非常に多くの電力を浪費する可能性がある。電力の浪費を減らすために25マイクロオームの分流器を作ることができるが、このような小さい抵抗の電圧を測定することは難しく、このような装置のコストは非常に高価であり得る。本開示は、今現在使用されている電流検出システムのこれらの欠点の多くに対処するものである。
(発明の開示)
本開示は、電気メータを流れる電気量を測定する監視システムに関する。電気メータは、ユーティリティの電力供給装置から電気の供給を受け取る1本以上のブスバー(bus bars)を有し、電気メータからサービスを受けている住宅内の負荷に電気を供給している(directs)。
電気メータは、電気メータからサービスを受けている住宅によって使用される電気の量を監視する監視回路を有している。この監視回路は、単相又は三相の電力供給を監視することができる。
監視回路は、ブスバーの1本を流れている電流と直列に設けられたインダクタを有している。ブスバーを流れる電流はインダクタを流れてインダクタの電圧(voltage across the inductor)を発生させる。電気メータに設けられている電圧検出器はインダクタの電圧を監視し、電気メータ内に収容されている制御装置は検出された電圧に基いて電流を算出する。
電気メータのキャリブレーション(calibration)の間、既知の値及び位相を有する電流源を含んでいるキャリブレーション回路により、電流が電気メータを通過する。既知の電流の値が電気メータに供給されると、キャリブレーション回路によって、インダクタの電圧と電流源との関係に基づいてインダクタの値(value of the inductor)が測定される。
インダクタンスの値が測定されることに加えて、キャリブレーション回路はまた、検出された電圧と電流供給の間の位相差(phase shift)に基づいてインダクタに含まれる直列抵抗を測定する。その位相差に基づいて、キャリブレーション回路により直列抵抗の値が測定される。直列抵抗の値、位相差及び直列インダクタンスの値は、制御装置のメモリに記憶される。
キャリブレーションプロセスの完了後、電気メータを設置し、ブスバーそれぞれを流れる電流値を監視するために使用することができる。
本発明のさまざまな他の特徴、目的及び効果は、図面を参照してなされた以下の記載から明らかとなる。
図面は本開示の主題を示している。
本開示の三相の電子式電気メータの斜視図である。 加えられた電力の3相それぞれについてのブスバー電流検出ブレードのANSI規格構成を示す三相の電気メータの背面図である。 電流検出ブスバー及び測定回路基板の位置関係(positioning)を示す斜視図である。 電流及びブスバーの1本と直列に設けられているインダクタンスの測定電圧の概略図である。 ブスバーを流れる電流と直列インダクタンスの電圧との間の位相差を示す図である。 センサ電圧と負荷電流の関係を示すグラフである。 インダクタンスの関数として、インピーダンスに対する位相差を示すグラフである。 抵抗の関数として、インピーダンスに対する位相差を示すグラフである。 回路基板の一部として構成することができるインダクタの一型式を示す。 回路基板の一部として構成することができるインダクタの一型式を示す。 本開示による電気メータの構成要素のブロック図である。 インダクタを含んで構成されたブスバーの斜視図である。 図11の12−12線に沿った断面図である。 本開示の一部で使用できる別の型式の提案されたインダクタを示す斜視図である。
(発明の詳細な説明)
図1は、本開示に従って構成された三相の電子式電気メータ10を示している。電気メータ10は、ベース部材14に取り付けられたカバー部材12で構成されている密閉メータハウジングを有している。カバー部材12は、デジタルディスプレイ18を電気メータ10の外側から読むことができるようにほぼ透明な表側面16を有している。カバー部材12及びベース部材14は、ベース部材14及びカバー部材12で密閉メータハウジングを構成するように、従来からの方法で互いに連結されている。メータハウジングは、湿気及び他の周囲異物が三相の電気メータ10内に収容されている内部回路に入るのを防止している。
さて、図2には、ベース部材14の底面図が示されているが、ベース部材14は、ベース部材14の一部を構成するほぼ平らなベースプレート20を有している。ベースプレート20は、ベースプレート20の周りに等間隔で設けられた複数の支持脚22を有している。支持脚22は、住宅又は店舗(residential or commercial location)への電気の供給にインライン(in−line)で設けられた相手側ソケットに電気メータを取り付けるときに、電気メータを安定させるものである。支持脚22は、典型的にはプラスチック成形により形成されていて、ベース部材14の空いている部分(remaining portions)に一体的に形成されている。
図2でわかるように、電気メータの基部は、第1の一対の検出ブレード24a、24b、第2の一対の検出ブレード26a、26b及び第3の一対の検出ブレード28a、28bを有して構成されている。検出ブレード24乃至28は、典型的には電流検出ブレードとして構成され、図3に示されているように、3本の別々のブスバー30、32及び34の一部を形成している。図3に示されているように、ブスバー30、32及び34は支持片38及び検出フランジ39によってそれぞれ回路基板36に固定されている。回路基板36は前側面42と裏側支持面40を含んでいる。回路基板36の表側面42は、以下に詳しく説明するが、電気メータ10が使用されている施設が消費する電気の量を監視するために動作可能な測定回路を含んでいる。表側面42に取り付けられた測定回路は、以下に説明する、ブスバー30、32及び34の検出フランジ39を流れる電流の量を検出する電流検出装置を有している。この測定回路は、以下にさらに詳しく説明するように、裏側面40に沿った検出フランジ39に物理的に接触し、表側面に取り付けられた測定回路と電気的に接続されるように、回路基板36の厚みを通って延びる複数のコンタクトパッドを有している。
図10は、ユーティリティの電力供給源44と住宅46内のエネルギーを消費する多数の負荷との間にある電気メータ10の位置を概略的に示している。図10に示されているように、ユーティリティからの電力は、ブスバーのうちの1本30の検出ブレード24aで受け取られる。ブスバーのうちのブスバー30が1本だけ図10の実施の形態に示されているが、三相の電気メータでは、3本の別々のブスバー、すなわち三相電源のそれぞれの相に1本のブスバーが必要であることを理解されたい。図10は単純化されたもので、単相、したがって単一のブスバー30のみを示している。ブスバー30の2つ目の検出ブレード24bは、電流がユーティリティ44から住宅46にブスバー30を通って流れるように、住宅46に接続されている。
よく知られているように、メータ10は住宅46によって消費される電流量を検出するために設置されている。図に示されている実施の形態では、インダクタ48がブスバー30を流れる電流と直列に配置され、メータ10用の検出素子として機能している。インダクタ48の電圧は、電圧検出器50によってサンプリングされる。図示された実施の形態では、電圧検出器50はインダクタ48の電圧をサンプリングするために作動する24ビットのアナログ−デジタル変換器である。サンプリングされたインダクタ48の電圧は電気メータ10の制御装置52に伝えられる。制御装置52は、電気メータで現在使われているようなどんなタイプのプロセッサでもかまわない。制御装置52は、インダクタ48の測定された値を含めて、電気メータ10に関する電圧測定及び情報を記憶する内蔵メモリ54を含んでいる。インダクタ48の値は、最初のキャリブレーションプロセスで測定されるが、詳細は以下に詳しく説明される。
電圧検出器50で測定される電圧の値に基づいて、制御装置52はインダクタ48の値を利用してブスバー30を流れる電流量を計算する。ブスバー30を流れる電流量は、メモリ54に記憶され、最終的にディスプレイ18に表示される。
図10の具体例では、インダクタ48の電圧は下記の式に基づいて求められる。
L=ILL 式1
上記の方程式で、XL=2πfL、fは回線周波数、Lは直列インダクタンス、そして、Iは負荷電流である。インダクタの電圧と電流の関係は、図6でライン72によって示されている。図10で理解できるように、インダクタ48の直列インダクタンスと回線周波数がわかっていれば、電圧検出器50は単純な数学の方程式によって負荷電流を測定することができる。
例えば、インダクタ48が133nHのインダクタンスを有している場合、電圧検出器で測定されるインダクタの電圧は200アンペアで10mVである。インダクタ48の抵抗を考慮に入れない理論上の分析では、インダクタ48の電圧は90°電流より先行する。しかしながら、以下に詳しく説明するように、インダクタ48は、後述するように、電圧が電流に先行する量を変化させる小さい抵抗を含んでいる。
上記したように、電圧検出器50は24ビットのアナログ−デジタル変換器とすることができる。必要に応じて、電圧検出器50によるサンプリングに先だってインダクタ48の電圧信号を増幅するために増幅器を組み込むことができる。このような増幅は、起動電流等の住宅によって引き込まれる低い電流に対しては必要であろう。
図4は、住宅46の負荷とユーティリティの電圧源44の間に位置するブスバーの1本を流れる電流構成を概略図で示している。住宅46の負荷によって取り込まれた電流は電流計56で測定される。電流計56で測定された電流はインダクタ48を流れる。インダクタ48は、図4では直列インダクタンス58及び直列抵抗60で表されている。全てのインダクタは回路基板に形成された金属ワイヤ又は金属線(metallic traces)を含んでいるが、金属線にはわずかな抵抗があり、図4ではその抵抗を直列抵抗60として視覚的に表している。直列抵抗60なしでモデル化されたシステムでは、電流56は90°、インダクタ48の測定された電圧62から遅れる。図4では、インダクタ48の電圧は電圧メータ62によって示されている。
図5は、測定された負荷電流56を表す電流波形64(current trace)及びインダクタ48の測定された電圧62を表す電圧波形(voltage trace)66を示している。直列抵抗60を考慮に入れないモデルでは、図5の符号Aで示すように、電圧波形66は電流の波形64より90°進んでいる。図示されているように、電圧の波形66のトラフ68は、電流の波形64の対応するトラフ70より90°進んでいる。
前述したように、電圧は直列抵抗60が考慮されていない実施の形態では、90°電流より進んでいるが、実際には、直列抵抗60は電流モニタリング(current monitoring)に位相差効果(phase shifting effect)を有している。このように、図10に示されているインダクタ48を有している電気メータの最初のキャリブレーションの際には、キャリブレーションプロセスは、直列インダクタンス58の値と直列抵抗60の値の両方を測定しなくてはならない。
まず最初に、キャリブレーションプロセスの間、既知の電流源はブスバーそれぞれに適用される。既知の電流源は、既知の電流値(known current value)及び固定の周波数の両方を有している。一例では、テスト電流源は、最大200アンペアの値及び60Hzの周波数を有することができる。50Hzのテスト周波数もまた、使用できるであろう。
いったんテスト電流が電気メータに接続されると、テスト回路は電流をメータに流し、インダクタ48の電圧を測定する。前に説明したように、図6でライン72で示したが、インダクタ48の電圧は負荷電流に直接関連している。電圧及び電流が分かっているとき、キャリブレーション回路はそれから以下の方程式とともに式1を利用して直列インダクタンス58を計算するために用いられる。
R=ILL 式2
TOTAL=ZLL 式3
L=RL+jXL 式4
いったん直列インダクタンス58が計算されると、図10に示すように、直列インダクタンスはメータ10のメモリ54に記憶される。直列インピーダンス58+60は、式3を使った測定電圧62を測定電流56で割ることにより容易に計算することができる。誘導及び抵抗成分を引き出すことは、位相差を測定することによって行うことができ、この観点から、インピーダンスは純粋な抵抗R及び純粋なインダクタンスLに分けることができ、このようにして、式1からリアクタンス成分XLを計算することができる。
キャリブレーションプロセスの間、既知の電流値及び周波数を有する既知の電流源が電気メータに適用され、位相差はインダクタ56を流れる負荷電流とインダクタ48の電圧の間で測定される。図8に示されているように、直列抵抗60の値は、ライン74で示されているように、負荷電流とインダクタの電圧の間の位相差に基づいて測定することができる。例えば、負荷電流とインダクタの電圧との間の位相差がわかっていれば、インダクタインピーダンスの抵抗成分Z(R)を測定することができる。同様に、インピーダンスの誘導成分Z(XL)もまた、負荷電流とインダクタの電圧との間の位相差に基づいて測定することができる。周波数がわかっていて、直列インピーダンス48が前もって測定されているので、キャリブレーションプロセスは負荷電流とインダクタの電圧との間の位相差を測定し、結果として直列抵抗60及び直列インダクタンス58が計算される。
図7は、抵抗成分が一定に保たれているときの、位相差とインダクタインピーダンスZ(XL)との関係を表すライン76を示している。図7及び8のグラフは、このようにわかっているいくつかの初期値から、様々な直列抵抗60及び様々なインダクタンス58によって生じる位相差を示している。位相差、直列抵抗60の値及び直列インダクタンス58の値は、全て図10に示されている制御装置52のメモリ54に記憶されている。
図10を再び参照するが、ここでの直列インダクタ48は、多くの異なる方法で電気メータに組み込むことができる。図13に示されている一実施形態のように、インダクタ48は複数の巻き部分77を有するワイヤ75で形成することもできるであろう。この図示の形態では、ワイヤ75は、図13に示されている複数の巻き部分を形成するように曲げられている錫めっきされた銅の固体片である。巻き部分と巻き部分の間隔、ワイヤの径及び巻き部分77それぞれの径によって、ワイヤ75及び巻き部分77によって作られるインダクタンスをコントロールできる。
さて、図9a及び9bを参照すると、インダクタ48のさらに別の実施の形態が示されている。 図9a及び9bに示されている実施の形態では、インダクタ48は回路基板36のそれぞれの側に形成された第1のコイル78(図9a)及び第2のコイル80(図9b)として形成されている。コイル78及び80はそれぞれ、金属材料を回路基板36の裏側面40又は表側面42にプリントするプリントプロセスによって形成されている。一対の配線は、好ましくは銅材料で形成され、互いに結合されて一対のコイルを形成している。それぞれのコイルは開放コア82を囲んでいる。図9a及び9bでよく理解できるように、開放コア82は回路基板36の一部を除去することにより形成される。回路基板の任意の部分に形成できる一対のコイル78、80により、監視回路の構成要素を経済的かつ小型化できる。
さらにもう一つの別の実施の形態として、図10に示されているインダクタ48をブスバーの一部として形成することができ、インダクタの電圧を電圧検出器50によって測定することができる。図11はインダクタがブスバー30の一部として形成されている一実施の形態を示している。図11に示されている実施の形態では、ブスバー30は2枚の同一のプレート84a及び84bで形成されている。プレート84a、84bは互いに隣接して配置され結合されてブスバー30を形成している。プレート84a、84bそれぞれは、図3に示されたブスバーと同様の取り付け方法でブスバー30を回路基板の下側に取り付けるために用いられる一対の支持片86を有している。一対のプレート84a、84bは一体化され、一対の検出ブレード88を構成している。
さて、図12では、ブスバー30を構成するときに、一対のプレート84aと84bの間に介在させられた薄い誘電体(dielectric)スペーサ90が示されている。誘電体スペーサ90はブスバー30にインダクタンスを導入する。このインダクタンスは、一対のプレート84a及び84bの自己誘導と、ブスバー30の別々のプレートを流れる電流によって起きる相互誘導とで形成される。自己誘導及び相互誘導とを組合せることにより、ブスバー30は、結果的に約100nHのインダクタンスを有することとなる。しかしながら、誘電体スペーサ90及び/又はスペーサの厚みを形成するために用いる材料は、ブスバー30のインダクタンスを希望通りにするために変更することもできるであろう。
図11及び12に示されたブスバー30が電気メータで使用されるとき、電気メータは、前に説明した方法で、ブスバー30によって作られた直列インダクタンス58及びインダクタの直列抵抗60(図4)の両方を測定するために再度キャリブレーションされる。このキャリブレーションプロセスでいったんこれらの値が測定されると、これらの値は電気メータに記憶される。
さまざまな異なる種類のインダクタが説明されたが、図10に示されているインダクタ48は、現在の開示の範囲内で作動するかぎり任意の異なる種類の方法又はプロセスで形成することができる。

Claims (23)

  1. 少なくとも1本のブスバー(bus bar)を介してユーティリティソースに接続されている電気メータを流れる電気量の測定システムであって、
    ブスバーと直列に設けられたインダクタと、
    前記インダクタの電圧を検出するために設けられた電圧検出器と、
    前記電圧検出器に接続され、前記インダクタの値(value of the inductor)及び検出された電圧に基づいて前記電気メータを流れる電流を計算するために作動する制御装置と、を備えていることを特徴とする測定システム。
  2. 前記インダクタの値はあらかじめ決められていて、前記制御装置に記憶されている、ことを特徴とする請求項1の測定システム。
  3. 前記制御装置は、前記電気メータ内に設けられた回路基板に搭載され、前記インダクタは前記回路基板に形成されている、ことを特徴とする請求項1の測定システム。
  4. 前記インダクタは前記ブスバーに形成されている、ことを特徴とする請求項1の測定システム。
  5. 前記インダクタは複数の巻き部を有している、ことを特徴とする請求項3の測定システム。
  6. 前記インダクタは、電流測定に必要な自己インダクタンス及び誘導インダクタンスの組み合わせを有している、ことを特徴とする請求項1の測定システム。
  7. 前記電圧検出器はアナログ−デジタル変換器を有している、ことを特徴とする請求項1の測定システム。
  8. 電気メータを流れる電流の測定方法であって、
    前記電気メータに設けられたブスバー(bus bar)と直列にインダクタを設けるステップと、
    前記インダクタの前記電圧を検出するステップと、
    前記インダクタの値(value of the inductor)及び検出された電圧に基づいて前記電気メータを流れる電流を計算するステップと、を備えることを特徴とする測定方法。
  9. 前記電気メータに既知の基準電流を供給するステップと、
    前記インダクタの電圧を検出するステップと、
    前記既知の基準電流及び検出された電圧に基づいて前記インダクタの前記値を計算するステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項8の測定方法。
  10. 前記電気メータに供給される前記既知の基準電流は既知の周波数で供給され、前記インダクタの前記値は、前記既知の基準電流、前記既知の周波数及び検出された電圧に基づいて計算される、ことを特徴とする請求項9の測定方法。
  11. 前記インダクタの計算された値を前記電気メータの制御装置に記憶するステップと、
    前記インダクタの計算された値、前記既知の前記周波数及び検出された電圧に基づいて電流を計算するステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項10の測定方法。
  12. 前記電流は、前記電気メータ内の回路基板に搭載された制御装置で計算される、ことを特徴とする請求項8の測定方法。
  13. 前記インダクタは前記回路基板に形成されている、ことを特徴とする請求項12の測定方法。
  14. 前記インダクタは前記ブスバーに形成されている、ことを特徴とする請求項8の測定方法。
  15. 前記インダクタは前記ブスバー構造の一部である、ことを特徴とする請求項8の測定方法。
  16. 前記インダクタは100nHと200nHとの間である、ことを特徴とする請求項8の測定方法。
  17. 前記電流と検出された前記電圧との間の位相差を測定するステップと、
    この位相差を前記制御装置に記憶させるステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項11の測定方法。
  18. 電気メータであって、
    ユーティリティによって提供された所定の周波数の電源に電気メータを接続するための少なくとも1本のブスバー(bus bar)と、
    前記ブスバーと直列に設けられたインダクタと、
    前記インダクタの電圧を検出するために設けられた電圧検出器と、前記電圧検出器に接続され、前記インダクタの値(value of the inductor)、前記周波数及び検出された電圧に基づいて前記電気メータを流れる電流を計算するために作動する制御装置と、を備えていることを特徴とする電気メータ。
  19. 前記インダクタの値はあらかじめ定められて前記制御装置に記憶されている、ことを特徴とする請求項18のシステム。
  20. 前記制御装置は、前記電気メータ内に設けられた回路基板に搭載され、前記インダクタは前記回路基板に形成されている、ことを特徴とする請求項18のシステム。
  21. 前記インダクタは前記ブスバーに形成されている、ことを特徴とする請求項15のシステム。
  22. 前記インダクタは複数の巻き部を有している、ことを特徴とする請求項18のシステム。
  23. 前記電圧検出器はアナログ−デジタル変換器を有している、ことを特徴とする請求項18のシステム。
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