JP2013535365A5

JP2013535365A5 -

Info

Publication number: JP2013535365A5
Application number: JP2013524923A
Authority: JP
Filing date: 2011-08-16
Publication date: 2014-09-25

Description

試料を黄変インデックスに関して試験した。最上層（ｉ）は（−０．８）の初期黄変を示した。１２５℃で３６時間後、白色側は黄変インデックス１３を示した。本発明の実施態様の一部を以下の項目［１］−［２０］に記載する。
[１]
ソーラーモジュール用の多層状のバックシートであって、前記多層状のバックシートが、
絶縁層（層（ｉｉ））、
裏層（層（ｉｉｉ））、をこの順で含み、
各層の間に、１つ以上の副層が存在していてもよく、又はしていなくてもよく、
前記絶縁層（ｉｉ）及び前記裏層（ｉｉｉ）が、架橋ポリエテンホモポリマー又はコポリマーを主成分として含有し、前記ＰＥコポリマーが、
ａ）９９モル％超のエテン由来の繰り返し単位を含むＰＥコポリマー、及び
ｂ）少なくとも５０モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含むＰＥコポリマー、から選択される、ソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
[２]
前記裏層と反対側で前記絶縁層に隣接する最上層（層（ｉ））を含み、前記最上層が架橋ポリエテンホモポリマー又はコポリマーを主成分として含有し、前記ＰＥコポリマーが、
ａ）９９モル％超のエテン由来の繰り返し単位を含むＰＥコポリマー、及び
ｂ）少なくとも５０モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含むＰＥコポリマー、ら選択される、項目１に記載のソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
[３]
前記ＰＥコポリマーが、少なくとも６０モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含む、項目１に記載のソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
[４]
前記ＰＥコポリマーが、少なくとも８０モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含む、項目１に記載のソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
[５]
前記ＰＥコポリマーが、少なくとも９５モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含む、項目１に記載のソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
[６]
少なくとも前記層（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）、並びに好ましくは層（ｉ）も、互いに独立して、ＬＬＤＰＥ、ＬＤＰＥ、ＭＤＰＥ、ＨＤＰＥ、又はそれらの組み合わせから選択されるポリエテンを主成分として含有する、項目１に記載のバックシート。
[７]
少なくとも２０ｋＶの絶縁破壊電圧を有する、項目１〜６のいずれか一項に記載のバックシート。
[８]
少なくとも０．２５ｍｍ及び最大で０．７ｍｍの厚さを有する、項目１〜７のいずれか一項に記載のバックシート。
[９]
前記層（ｉｉ）が顔料を含有しない、項目１〜８のいずれか一項に記載のバックシート。
[１０]
前記層（ｉｉｉ）がカーボン粒子を含有する、項目１〜９のいずれか一項に記載のバックシート。
[１１]
１２１℃の温度及び１ｂａｒの圧力で１００時間蒸気に暴露された後、１％未満の絶縁破壊電圧の低下及び／又は２０％未満の破断点伸び及び引張り強度の低下を有する、項目１〜１０のいずれか一項に記載のバックシート。
[１２]
前記バックシートが、層（ｉ）と（ｉｉ）との間、層（ｉｉ）と（ｉｉｉ）との間、又は層（ｉ）と（ｉｉ）と（ｉｉｉ）との間に層を一切含まない、項目１〜１１のいずれか一項に記載のバックシート。
[１３]
前記層（ｉ）及び（ｉｉ）、若しくは（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）、又は（ｉ）、（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）が共押出される、項目１〜１２のいずれか一項に記載のバックシート。
[１４]
前記層（ｉｉ）若しくは（ｉｉｉ）、又は（ｉｉ）及び（ｉｉｉ）が、難燃剤、アンチドリップ剤、又はその両方を含有する、項目１〜１３のいずれか一項に記載のバックシート。
[１５]
前記層（ｉｉ）が前記層（ｉｉｉ）に直接結合されている、項目１〜１４のいずれか一項に記載のバックシート。
[１６]
１つ以上の太陽電池及び１つ以上の封入層を含み、かつ項目１〜１５のいずれか一項に記載のバックシートを更に含む、ソーラーモジュール。
[１７]
前記バックシートが封入体に積層される、項目１６に記載のソーラーモジュール。
[１８]
項目１〜１５のいずれか一項に記載のバックシートの製造方法であって、
層（ｉ）、（ｉｉ）、及び（ｉｉｉ）を作製するための組成物を提供することと、
前記組成物を多層状の物品へと共押出し、かつ前記共押出の前又は後に架橋することと、
を含む方法。
[１９]
項目１〜１５のいずれか一項に記載のバックシートをソーラーモジュールに真空積層することを含む、ソーラーモジュールの製造方法。
[２０]
項目１〜１５のいずれか一項に記載のバックシートの製造方法であって、積層によるか又は接着剤を用いて層を架橋し組み立てて、項目１〜１５に記載の多層製品を形成することを含み、前記架橋が、前記層の組み立ての前又は後に行われてもよい、方法。

Claims

ソーラーモジュール用の多層状のバックシートであって、前記多層状のバックシートが、
絶縁層（層（ｉｉ））、
裏層（層（ｉｉｉ））、をこの順で含み、
各層の間に、１つ以上の副層が存在していてもよく、又はしていなくてもよく、
前記絶縁層（ｉｉ）及び前記裏層（ｉｉｉ）が、架橋ポリエテンホモポリマー又はコポリマーを主成分として含有し、前記ＰＥコポリマーが、
ａ）９９モル％超のエテン由来の繰り返し単位を含むＰＥコポリマー、及び
ｂ）少なくとも５０モル％のエテン由来の繰り返し単位を含み、かつ、アルケン、好ましくはα−オレフィンから選択される１種以上のコモノマーを更に含むＰＥコポリマー、から選択される、ソーラーモジュール用の多層状のバックシート。
１つ以上の太陽電池及び１つ以上の封入層を含み、かつ請求項１に記載のバックシートを更に含む、ソーラーモジュール。
請求項１又は２のいずれかに記載のバックシートの製造方法であって、積層によるか又は接着剤を用いて層を架橋し組み立てて、請求項１又は２のいずれかに記載の多層製品を形成することを含み、前記架橋が、前記層の組み立ての前又は後に行われてもよい、方法。