JP2013534539A - アザインダゾール化合物 - Google Patents

アザインダゾール化合物 Download PDF

Info

Publication number
JP2013534539A
JP2013534539A JP2013519816A JP2013519816A JP2013534539A JP 2013534539 A JP2013534539 A JP 2013534539A JP 2013519816 A JP2013519816 A JP 2013519816A JP 2013519816 A JP2013519816 A JP 2013519816A JP 2013534539 A JP2013534539 A JP 2013534539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyrazolo
pyridine
methylpyridin
pyridin
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013519816A
Other languages
English (en)
Inventor
アッペンダー・ベラパルチ
デイビッド・ビー・フレネソン
マーク・ジー・ソールニアー
ジョエル・エフ・オースティン
オードリス・ホアン
ジェイムズ・アーロン・バログ
ドラトライ・エム・ビアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bristol Myers Squibb Co
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bristol Myers Squibb Co filed Critical Bristol Myers Squibb Co
Publication of JP2013534539A publication Critical patent/JP2013534539A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本願は、式(I):
【化1】
Figure 2013534539

[式中、WがCRまたはNであり;そして、R、R、RおよびRは明細書中に定義する]で示されるアザインドール化合物またはその医薬的に許容し得る塩を提供する。本願はまた、少なくとも1つのCYP17の関連疾患(例えば、癌)の処置における該化合の使用方法、および該化合物を含有する医薬組成物を提供する。

Description

関連出願
(関連出願の相互参照)
本願は、米国仮出願番号61/364,589(2010年7月15日出願)の利益を主張する。
本願発明は概して、CYP17インヒビターとして有用なアザインドール化合物に関する。本明細書中に、アザインドール化合物、該化合物を含有する組成物、およびそれらの使用方法を提供する。本願発明はさらに、該CYP17酵素に関連する病気(例えば、癌および他の増殖性疾患)の処置に有用な本願発明の化合物の少なくとも1つを含有する医薬組成物に関する。
前立腺癌は、米国人における癌関連死亡率の第2の主因である。2007年には、前立腺癌に関連する27,000死亡例を伴う、218,890の新しい症例が存在した。アンドロゲン(例えば、テストステロンおよびジヒドロテストステロン)はアンドロゲン受容体のレベルで、前立腺並びに前立腺癌の増殖を誘発することがよく知られている。進行性のホルモン感受性の前立腺癌についての標準的なケアは、血液循環からの生殖腺中で産生するアンドロゲンを除くための、黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬/拮抗薬を用いる外科的なまたは化学的な去勢を含む。しかしながら、約90%のアンドロゲンが精巣中で産生され、残りの10%は副腎の作用によって産生される。従って、去勢は、すべてのアンドロゲンの作用を軽減するわけではない。さらに一旦患者が去勢抵抗性の前立腺癌が進行すると、アンドロゲンはまた腫瘍のレベルで産生し、結果抗アンドロゲン剤を用いる処置がより困難となる。
チトクロームP450 CYP17は、ジヒドロエピアンドロステンジオンおよびアンドロステンジオンの両方(これらは、アンドロゲンおよびエストロゲンの両方の前駆体である)の生合成に関与する。従って、ヒトの身体中で産生するすべてのアンドロゲンおよびエストロゲンの産生は、CYP17によって介される。この酵素の遮断は、生殖腺の、副腎の、および腫瘍のアンドロゲンの産生を阻害し、そして前立腺癌およびエストロゲン受容体陽性乳癌の患者にとっての新しい処置オプションを与えることができる。
前立腺癌についての標的としてのCYP17の臨床的な概念実証は、抗菌剤ケトコナゾールおよびステロイド性CYP17インヒビターであるアビラテロン(abiraterone)を用いて達成され、これは前立腺癌のフェーズIII臨床治験に進んでいる。
CYP17酵素のインヒビターとして有用である化合物に対する要求が存在する。
出願人は、CYP17インヒビターとしての活性を有する強力な化合物を見出した。これらの化合物は、それらの薬らしさ(drugability)にとって重要な、所望する安定性、生物学的利用性、治療指標、および毒性値を有する医薬として有用であることを提供する。
本願発明は、アザインドール化合物(これは、CYP17酵素のインヒビターとして有用である)およびその塩およびプロドラッグを供することによって、前記要求を充足する。
本願発明はまた、医薬的に許容し得る担体;少なくとも1つの式(I)の化合物またはその塩若しくはプロドラッグを含有する医薬組成物をも提供する。
本願発明はまた、該CYP17酵素の活性に関連する疾患または障害を処置するための方法を提供し、該方法は、哺乳動物患者に式(I)の化合物またはその医薬的に供しうる塩もしくはプロドラッグを投与することを含む。
本願発明はまた、式(I)の化合物またはその塩もしくはプロドラッグを製造するための製法および中間体を提供する。
本願発明はまた、療法における使用のための、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩若しくはプロドラッグを提供する。
本願発明はまた、癌の治療のための医薬の製造における、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
式(I)の化合物および該化合物を含有する組成物はCYP17酵素のインヒビターであり、そして様々なCYP17酵素関連疾患を治療し、予防しまたは治癒する際に使用することができる。これらの化合物を含有する医薬組成物は、様々な治療領域における疾患または障害(例えば、癌)を治療し、予防し、またはその進行を遅らせるのに有用である。
本願発明のこれらおよび他の特徴は、開示が続く通り拡張形態で記載する。
本願発明は、下記の添付図面を参照することによって例示する。
図面1は、カニクイザルにおける実施例67の血中薬物動態学および血中テストステロンレベルを示す図面である。実施例67を、用量1mg/kgで、容量1mL/サルkgで80%PEG−400/水中で製剤化する。次いで、該製剤を、時間=0時間で経口投与し、血液標本を24時間の期間にわたって採集して、薬物曝露およびテストステロンレベルを追跡した。(◆)実施例67(nM):(■)テストステロン(ng/dL)
本願発明の第1態様は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
Figure 2013534539
式中、
WはCRまたはNであり;
は、H、ハロまたは0〜4個のRで置換されるC1−6アルキルであり;
は、
(i)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;
(ii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iii)0〜6個のRで置換されるアリール;
(iv)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または、
(v)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
であり;
は、
(i)、ハロ、−CN、−OR、−NRまたは−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;
(iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iv)0〜6個のRで置換されるアリール;
(v)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または、
(vi)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
であり;
は、
(i)H、ハロ、−CN、−OR、−NR、または−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;または、
(iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル
であり;
各Rは独立して、ハロ、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2フルオロアルコキシ、モルホリニル、および/または0〜5個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、ハロ、−OH、−CN、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、C1−2フルオロアルコキシ、−NH、−NH(CH)、−NH(CHCF)、−N(CH)、−N(CH)(CHCF)、−C(O)OH、−S(O)(C1−4アルキル)、−S(O)NR、アゼチジン、および/またはピロリジンであり;
各Rは独立して、ハロ、−CN、−OH、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、−NH(CH)、−NH(CHCF)、−N(CH)、−N(CH)(CHCF)、アゼチジン、および/またはピロリジンであるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
は、
(i)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;
(ii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iii)0〜6個のRで置換されるアリール;
(iv)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または
(v)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
から選ばれ;
各Rは独立して、
(i)H;
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;および/または、
(iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル
であり;そして、
各Rは独立して、Hおよび/またはC1−4アルキルであり、但し、
(i)RがHであり、WがCHであり、そしてRが−CHである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
ではなく;
(ii)RがHであり、WがNであり、そしてRがCFである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
ではなく;そして、
(iii)RがHであり、WがNであり、そしてRが−NHである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
ではない。
1実施態様は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
式中、
Wは、CRまたはNであり;
は、H、F、Cl、または−CHであり;
は、
(i)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;
(ii)0〜2個のRで置換されるC4−6シクロアルキル;
(iii)0〜6個のRで置換されるフェニルまたはナフタレニル;
(iv)0〜4個のRで置換される単環ヘテロ環;または、
(v)0〜4個のRで置換される5−〜6−員または9−〜10−員ヘテロアリール、
であり;
は、
(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NR、または−C(O)OR;
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;
(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iv)0〜5個のRで置換されるフェニル;
(v)0〜5個のRで置換される単環ヘテロ環;または
(vi)0〜3個のRで置換される単環ヘテロアリール、
であり;
は、
(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NRまたは−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;または
(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル、
であり;
各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NHおよび/または−S(O)NRであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
は、C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキルであり;
各Rは独立して、
(i)H;
(ii)C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキル;および/または
(iii)C3−6シクロアルキル、
であり;そして、
各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルであり;
但し、上記本願発明の第1態様の但し書き(i)、(ii)および(iii)を同様に除く。
この実施態様には、WがCRである化合物を含む。また、この実施態様には、WがCHである化合物を含む。さらに、この実施態様には、WがNである化合物を含む。
1実施態様は、WがCRである、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様の化合物は下記の式(II)の構造を有する。
Figure 2013534539
[式中、
、R、RおよびRは本明細書中の上記の本願発明の第1態様に定義する通りであり、但しRがHであり、RがHであり、そしてRが−CHである場合には、Rは下記の式:
Figure 2013534539
ではない。
この実施態様には、式中、
が、Hであり;
が、0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
が、Hであり;
が、
(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NHRまたは−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;
(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iv)0〜5個のRで置換されるフェニル;
(v)0〜5個のRで置換される単環ヘテロ環;または、
(vi)0〜3個のRで置換される単環ヘテロアリール
であり;
各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニル
であり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NRであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
は、C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキルであり;
各Rは独立して、
(i)H;
(ii)C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキル;および/または
(iii)C3−6シクロアルキル
であり;そして、
各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルである、
化合物を含む。
1実施態様は、式(III)(式中、WはNである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様の化合物は式(III):
Figure 2013534539
[式中、
、RおよびRは上記本発明の第1態様において定義する通りであり、但し、
(i)RがHであり、そしてRはCFである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
でなく;そして、
(ii)RがHであり、そしてRが−NHである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
でない]
の構造を有する。
この実施態様には、式中、
がHであり;
が0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
が、
(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NHRもしくは−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;
(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iv)0〜5個のRで置換されるフェニル;
(v)0〜5個のRで置換される単環ヘテロ環;または
(vi)0〜3個のRで置換される単環ヘテロアリール
であり;
各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NRであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
は、C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキルであり;
各Rは独立して、
(i)H;
(ii)C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキル;および/または
(iii)C3−6シクロアルキル、
であり;
各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルである、
化合物を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、H、F、Cl、または−CHであり;好ましくはRがH、FまたはClであり;そして、より好ましくはRがHである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
1実施態様は、式(I)
[式中、
は、
(i)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;
(ii)0〜2個のRで置換されるC4−6シクロアルキル;
(iii)0〜6個のRで置換されるフェニルもしくはナフタレニル;
(iv)0〜4個のRで置換される単環ヘテロ環;または
(v)0〜4個のRで置換される5−〜6−員もしくは9−〜10−員ヘテロアリール
であり;
各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキルC1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NRであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得る]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
この実施態様には、式中、
は、
(i)0〜3個のRで置換されるC1−4アルキル;
(ii)C4−6シクロアルキル;
(iii)0〜4個のRで置換されるフェニル;
(iv)0〜4個のRで置換されるテトラヒドロピランもしくはテトラヒドロチオフェニル;または
(v)オキサゾリル、チアゾリル、ピリジニル、もしくはベンゾチアゾリル(各々0〜2個のRで置換される)
であり;
各Rは独立して、−OH、シクロヘキシル、−CF、モルホリニル、および/または0〜2個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、−CF、C1−2アルコキシ、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、−CHもしくは−CFであるか、あるいは2個のRは同一原子と結合して=Oを形成し得る、
である化合物を含む。
この実施態様には、式中、Rが、(i)ブチルもしくはC4−6シクロアルキル;(ii)−OH、−CF、シクロヘキシルもしくはモルホリニルで置換されたC1−2アルキル;(iii)独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OHおよび/または−S(O)NHから選ばれる0〜4個の置換基で置換されるフェニル;(iv)独立して、F、Clおよび/または−OCHから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジル;(v)各々独立して、F、Cl、Br、−CH、−CFおよび/または−CNから選ばれる0〜2個の置換基で置換される、チアゾリル、オキサゾリル、もしくはピリジニル;(vi)ベンゾチアゾリル;または(vii)テトラヒドロピラニルもしくはテトラメチレンスルホニル、である化合物を含む。
1実施態様は、式(I):
[式中、
は、
(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NRもしくは−C(O)OR
(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;
(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
(iv)0〜5個のRで置換されるフェニル;
(v)0〜5個のRで置換される単環ヘテロ環;または、
(vi)0〜3個のRで置換される単環ヘテロアリール
であり;
各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NRであり;
各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
は、C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキルであり;
各Rは独立して、(i)H;(ii)C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキル;および/または(iii)C3−6シクロアルキルであり;そして、
各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルである、
化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを含む。
この実施態様には、式中、Rが、(i)H、Cl、−OCH、−OCHCF、−NHRもしくは−C(O)OCH;(ii)−CH、−CF、−CHClもしくは−CHCN;(iii)シクロプロピル;(iv)オキセタニル、アゼチジニルもしくはモルホリニル(各々0〜2個のRで置換される);または(v)トリアゾリルであり;そして、
は、H、−CHCFもしくはシクロプロピルである、化合物が含む。
この実施態様には、式中、Rが、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニルもしくはヒドロキシオキセタニルである、化合物も含む。
更に、この実施態様には、式中、Rが、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニルもしくはヒドロキシオキセタニルである、化合物も含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜4個のRで置換されるC1−4アルキルであり、但しRがHであり、WがCHであり、そしてRが−CHである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
ではない)
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。好ましくは、Rは0〜3個のRで置換されるC1−4アルキルであり、ここで、各Rは独立して、F、Br、−OH、、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;そして、各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NHおよび/または−S(O)NHである。この実施態様には、式中、Rが、ブチル;−OH、−CF、シクロヘキシルもしくはモルホリニルで置換されたC1−2アルキル;および、独立してF、Clおよび/または−OCHから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジル、である化合物を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜2個のRで置換されるC4−6シクロアルキルであり;ここで、各Rは独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;そして、各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NHである)
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、式中、Rが、無置換のシクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである化合物を含む。
1実施態様は、式(I)
[式中、Rは、0〜6個のRで置換されるフェニルまたはナフタレニルであり;そして、各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NHであり;但し、
(i)RがHであり、WがNであり、そしてRがCFである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
ではなく;および、
(ii)RがHであり、WがNであり、そしてRが−NHである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
ではない]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
好ましくは、Rはフェニルである。この実施態様には、式(I)(式中、Rが、0〜4個のRで置換されるフェニルであり;ここで、各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、−CF、C1−2アルコキシ、−OCF、−C(O)OHおよび/または−S(O)NHである)の化合物を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、RがH、F、Cl、または−CHである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、RがHまたはClである)を含む。化合物(式中、RがHである)をも含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜4個のRで置換される単環ヘテロ環であり;そして、各Rが独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得る)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様に、化合物(式中、Rが、0〜4個のRで置換されるテトラヒドロピランまたはテトラヒドロチオフェニルである)を含む。この実施態様に、化合物(式中、Rが、テトラヒドロピラニルまたはテトラメチレンスルホニルである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜4個のRで置換される5−〜6−員または9−〜10−員ヘテロアリールであり;そして、各Rが独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;但し、
(i)RがHであり、WがCHであり、そしてRが−CHである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
でなく;および、
(ii)RがHであり、WがNであり、そしてRが−NHである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
でない]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には,化合物(式中、Rが、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジニル、またはベンゾチアゾリルであり、各々は0〜2個のRで置換される)を含む。この実施態様には、式(I)の化合物(式中、Rが、チアゾリル、オキサゾリルまたはピリジニル(各々は独立してF、Cl、Br、−CH、−CF、および/または−CNから選ばれる0〜2個の置換基で置換される);またはベンゾチアゾリルである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、独立してF、Cl、Br、および/またはC1−2アルコキシから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジルであり;但し、RがHであり、そしてGが式:
Figure 2013534539
である場合には、Rが式:
Figure 2013534539
でない]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを含む。この実施態様には、化合物(式中、Rが、独立してF、Cl、および/または−OCHから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジルである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NRまたは−C(O)ORであり;各Rが独立して、H、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル;および/または、C3−6シクロアルキルであり;そして、RがHまたはC1−2アルキルである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様に、化合物(式中、Rが、H、Cl、−OCH、−OCHCF、−NHRまたは−C(O)OCHである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、Rが、H、Cl、−OCH、−OCHCF、−NH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)または−C(O)OCHである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキルであり;各Rが独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;そして、各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NHである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rが、−CH、−CF、−CHClまたは−CHCNである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキルであり;各Rが独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;そして、各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NHである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rが無置換のシクロプロピルである)を含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが、0〜5個のRで置換されるフェニルであり;そして、各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、および/または−S(O)NHである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rが、0〜4個のRで置換されるフェニルである)を含む。
1実施態様は、式(I)の化合物(式中、Rが0〜5個のRで置換される単環式ヘテロ環であり;そして、各Rが独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得る)またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rが、オキセタニル、アゼチジニルまたはモルホリニルであり;各々は0〜2個のRで置換され、ここで各Rは独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、−CH、もしくは−CFであり;あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得る)を含む。この実施態様には、Rがモリホリニル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニル、またはヒドロキシオキセタニルである、化合物をも含む。
1実施態様は、式(I)(式中、Rが0〜3個のRで置換される単環式ヘテロアリールである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。適当な単環式ヘテロアリールの例は、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、およびトリアゾリルを含む。この実施態様には、Rがトリアゾリルである化合物を含む。
1実施態様は、式(II)(式中、Rが、(i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NRもしくは−C(O)OR;(ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;または、(iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキルであり;ここで、Rは、C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキルであり;各Rは独立して、(i)H;(ii)C1−2アルキルもしくはC1−2フルオロアルキル;および/または、(iii)C3−6シクロアルキルであり;そして、各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルである)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、RがHである)を含む。
1実施態様は、式(III):
Figure 2013534539
[式中、
Wは、CHまたはNであり;各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;nは0、1、2、3または4であり;そして、Rは、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニルまたはヒドロキシオキセタニルであり;但し、以下の化合物:
Figure 2013534539
を除く。]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、−CH、−OCH、−CF、−OCF、および/または−S(O)NHである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、各Rは独立して、F、Cl、および/または−CFである)を含む。この実施態様の他の化合物は、化合物(式中、Rが、−CH、−CF、−NHまたは−OCHである)を含む。
1実施態様は、式(IV):
Figure 2013534539
[式中、
各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;nは0、1、2、3または4であり;そして、Rは、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、フルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニルまたはヒドロキシオキセタニルである]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、−CH、−OCH、−CF、−OCF、および/または−S(O)NHである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、各Rは独立して、F、Cl、および/または−CF)をも含む。この実施態様の他の化合物は、化合物(式中、Rが、−CH、−CF、−NHまたは−OCHである)を含む。
1実施態様は、式(V):
Figure 2013534539
[式中、
各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;nは0、1、2、3または4であり;そして、Rは、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニルまたはヒドロキシオキセタニルであり;但し、以下の化合物:
Figure 2013534539
を除く]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、−CH、−OCH、−CF、−OCF、および/または−S(O)NHである)を含む。この実施貸態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Clおよび/または−CFである)を含む。この実施態様の他の化合物は、化合物(式中、Rが、−CH、−CF、−NHまたは−OCHである)をも含む。
1実施態様は、式(VI):
Figure 2013534539
[式中、
WおよびRが上記本願発明の第1態様において定義する通りであり、但し、WがCHである場合には、Rは、式:
Figure 2013534539
ではない]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rが、独立してF、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHから選ばれる0〜4個の置換基で置換されるフェニル;または、独立してF、Clおよび/または−OCHから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジルである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、WがCHである)をも含む。更に、この実施態様は、化合物(式中、WがNである)を含む。
1実施態様は、式(VII):
Figure 2013534539
[式中、
WおよびRは上記本願発明の第1態様に定義する通りであり、但し、WがNである場合には、Rは式:
Figure 2013534539
ではない]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、Rは、独立してF、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHから選ばれる0〜4個の置換基で置換されるフェニル;または、独立してF、Cl、および/または−OCHから選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジルである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、WがCNである)をも含む。更に、この実施態様は、化合物(式中、WがNである)を含む。
1実施態様は、式(VIII):
Figure 2013534539
[式中、
WはCHまたはNであり;各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;そして、nは0、1、2、3または4である]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、−CH、−OCH、−CF、−OCF、および/または−S(O)NHである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、および/または−CFである)をも含む。更に、この実施態様は、化合物(式中、WがNである)を含む。
1実施態様は、式(IX):
Figure 2013534539
[式中、
WはCHまたはNであり;各Rは独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;そして、nは0、1、2、3または4であり;但し、以下の化合物:
Figure 2013534539
を除く]
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、−CH、−OCH、−CF、−OCF、および/または−S(O)NHである)を含む。この実施態様には、化合物(式中、各Rが独立して、F、Cl、および/または−CFである)をも含む。この実施態様には、化合物(式中、WがCHである)をも含む。更に、この実施態様は、化合物(式中、WがNである)を含む。
1実施態様は、式(X):
Figure 2013534539
(式中、RはF、Clまたは−CFである)
の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。この実施態様には、式(XI):
Figure 2013534539
の化合物を含む。この実施態様には、式(XII):
Figure 2013534539
の化合物をも含む。
1実施態様は、式(XIII):
Figure 2013534539
(式中、WはCHまたはNであり;そして、Rは式:
Figure 2013534539
である)
の化合物、またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
1実施態様は、式(XIV):
Figure 2013534539
(式中、WはCHまたはNであり;そして、Rは式:
Figure 2013534539
である)
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
1実施態様は、式(XV):
Figure 2013534539
(式中、WはCHまたはNであり;そして、Rは式:
Figure 2013534539
である)
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
1実施態様は、式(XV):
Figure 2013534539
(式中、WはCHまたはNであり;そして、Rは式:
Figure 2013534539
である)
の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供する。
1実施態様は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供し、ここで、該化合物は以下から選ばれる:
Figure 2013534539
1実施態様は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供し、ここで該化合物は以下から選ばれる:
3-(4-(4-メトキシピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (1); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (3); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (5); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メトキシピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (6); 3-(3-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン−4−イル)ピリジン-4-イル)オキセタン-3-オール (9); 4-(4-クロロピリジン3-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (10); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (11); メチル 3-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)イソニコチネート (12); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (13); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (14); 1-(2,5-ジクロロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (15); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (16); 1-(2,5-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (17); 1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (18); 1-(2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (19); 1-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (20); 1-tert-ブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (21); 3-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)安息香酸 (22); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (23); 1-(シクロヘキシルメチル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (24); 1-(3-クロロピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (25); 1-(3-クロロ-2-メチルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (26); 1-シクロヘキシル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (27); 1-イソブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (28); 1-(4-フルオロベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (29); 1-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (30); 4-(2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)エチル)モルホリン (31); 1-(5-クロロピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (32); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (33); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール (34); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (35); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (36); 1-シクロブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (37); 1-(6-フルオロピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (38); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (39); 2-メチル-5-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)オキサゾール-4-カルボニトリル (40); 1-(3-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (41); 1-(4-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (42); 1-(2-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (43); 1-(3-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (44); 1-ベンジル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (45); 1-(3-ブロモピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (46); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-o-トリル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (47); 1-(2-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (48); 4-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (49); 1-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (50); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (51); 1-(3,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (52); 1-(2-イソプロピルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (53); 1-(2-エトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (54); 1-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (55); 1-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (56); 1-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (57); 1-(5-クロロ-2-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (58); 1-(2-ブロモフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (59); 1-(3-ブロモフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (60); 4-(4-(ジクロロメチル)ピリジン-3-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (61); 3-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリジン-4-アミン (62): 2-(3-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリジン-4-イル)アセトニトリル (63); 4-(4-(アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (65); 3-(4-(4-アミノピリジン3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (79); 3-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (80); 1-(3-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (81); 1-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (82); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)エタノール (83); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (84); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-フェニル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (85); 1-(5-メチルピリジン-2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (86); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)チアゾール (87); および、4-メチル-2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)チアゾール (88)。
1実施態様は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを提供し、ここで該化合物は以下のものから選ばれる:
1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (2); 3-(4-(4-アミノピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (4); 4-(4-シクロプロピルピリミジン-5-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (7); 5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (8); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (64); 4-(4-(アゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (66); 5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (67); 1-(5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-イル)アゼチジン-3-オール (68); 5-(1-(2,3,5,6-テトラフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (69); 5-(1-(2,3,4-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (70); 5-(1-(3-ブロモピリジン2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (71); 5-(1-(ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (72); 5-(1-(3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (73); 5-(1-(2,6-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (74); 5-(1-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (75); 5-(1-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (76); 5-(1-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (77); 5-(1-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (78); N-シクロプロピル-5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (89); 5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル) ピリミジン-4-アミン (90); 4-(4-(2H-1,2,3-トリアゾール-2-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (91); 5-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (92); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (93); 5-(1-(2-メトキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (94); 5-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (95); 5-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (96); 5-(1-(2,5-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (97); 5-(1-(2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (98); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (99); 1-(3,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (100); 1-(2,5-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (101); 4-(4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (102); 4-(4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (103); 5-(1-(4-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (104); 4-(5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4−b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-イル)モルホリン (105); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b] ピリジン (106); 5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (107);および、N-シクロプロピル-5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (108)。
(定義)
本願発明の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読んだときに、当業者によってより容易に理解され得る。明確さの理由のため、別々の実施態様で上記及び下記に記載する本願発明の特徴はまた組み合わせて、単一の実施態様を形成し得ると認識されるべきである。逆に言えば、簡潔の理由のため、単一の実施態様で記載する本願発明の様々な特徴はまた組み合わせて、そのサブコンビネーションを形成し得る。例示または好適なものとして本明細書中に示す実施態様は、例示するものであって、限定するものではないと意図する。
本明細書中で特に断らなければ、単数形での引用はまたその複数形を含み得る。例えば、「a」および「an」は、1個または1個以上のいずれかを意味し得る。
特に示さない限り、不飽和の原子価を有するいずれかのヘテロ原子はその原子価を充足するのに十分な水素原子を有すると仮定する。
本明細書中に記載する定義は、引用によって本明細書中に取り込む、いかなる特許、特許出願、および/または特許公報中に記載される定義に優先する。
下記の例示は、本願発明を記載するのに使用される様々な用語の定義である。これらの定義は、それらが明細書全般で(具体的な例に限定されると断らない限り)個別にまたはより大きな基の部分として使用されるので、該用語に適用する。
明細書全般で、基およびその置換基は、安定な分子および化合物を供するのに当業者によって選択され得る。
当該分野で使用される慣習に従って、式:
Figure 2013534539
は、該核または骨格の構造への該分子または置換基の結合の位置である結合を示すのに、本明細書中での構造式中で使用される。
本明細書中で使用する用語「ハロ」および「ハロゲン」とは、F、Cl、Br、およびIを意味する。
本明細書中で使用する用語「アルキル」とは、例えば1〜12個の炭素原子、1〜6個の炭素原子、および1〜4個の炭素原子を含有する分枝および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。アルキル基の例は例えば以下のものを含むが、これらに限定されない、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル(例えば、n−プロピルおよびi−プロピル)、ブチル(例えば、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、およびt−ブチル)、およびペンチル(例えば、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル)、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2−エチルブチル、3−メチルペンチルおよび4−メチルペンチルを含む。数字を記号「C」後に下付きで表すとき、該下付きは具体的な基が含み得る原子の数をより具体的に定義する。例えば、「C−Cアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有する、直鎖および分枝のアルキル基を示す。
本明細書中で使用する用語「ハロアルキル」とは、1個以上の水素原子がハロゲン原子によって置き換えられ、その数は1個からそれ以外に親アルキル基中に存在し得る水素原子の総数にまで及び得る、アルキル基を意味する。ハロアルキル基の代表例は、クロロメチル(−CHCl)、トリフルオロメチル(−CF)および2,2,2−トリフルオロエチル(−CHCF)を含むが、これらに限定されない。数字を記号「C」の後に下付きで表すとき、該下付きは、具体的なハロアルキル基が含み得る炭素原子の数をより具体的に定義する。例えば、「C−Cハロアルキル」は、1〜4個の炭素原子を有する、直鎖および分枝のハロアルキル基を示す。
本明細書中で使用する用語「フルオロアルキル」とは、1個以上のフッ素原子で置換される、分枝および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むと意図する。例えば、「C1−4フルオロアルキル」は、1個以上のフッ素原子で置換される、C、C、CおよびCのアルキル基を含むと意図する。フルオロアルキル基の代表例は、CFおよび−CHCFを含むが、これらに限定されない。
本明細書中で使用する用語「クロロアルキル」とは、1個以上の塩素原子で置換される分枝および直鎖の両方の飽和脂肪族炭化水素基を含むと意図する。例えば、「C1−4クロロアルキル」は、1個以上の塩素原子で置換される、C、C、CおよびCアルキル基を含むと意図する。クロロアルキル基の代表例は、−CClおよび−CHCClを含むが、これらに限定されない。
用語「シアノ」とは、基:−CNを意味する。
用語「シアノアルキル」とは、1個以上のシアノ基で置換される、分枝および直鎖の両方の飽和アルキル基を含む。例えば、「シアノアルキル」とは、−CHCN、−CHCHCN、およびC1−4シアノアルキルを含む。「C1−4シアノアルキル」とは、1個以上のシアノ基で置換されるC、C、CおよびCアルキル基を含むと意図する。
本明細書中で使用する用語「シクロアルキル」とは、飽和環内炭素原子から1個の水素原子を除くことによって、非芳香族性の単環または多環炭化水素分子から誘導される基を意味する。シクロアルキル基の代表例は、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含むが、これらに限定されない。数字を記号「C」の後に下付きで表すとき、該下付きは、具体的なシクロアルキル基が含み得る炭素原子の数をより具体的に定義する。例えば、「C−Cシクロアルキル」とは、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキルを示す。
本明細書中で使用する用語「アルコキシ」とは、酸素原子で親分子部分と結合するアルキル基(例えば、メトキシ基(−OCH))を意味する。
「フルオロアルコキシ」および「−O(フルオロアルキル)」とは、酸素連結基(−O−)によって結合する、上で定義するフルオロアルキル基を意味する。例えば、「C1−4フルオロアルコキシ」とは、C、C、CおよびCのフルオロアルコキシ基を含むと意図する。
本明細書中に使用する用語「アリール」とは、芳香環を含有する分子から該芳香環と結合した1個の水素原子を除くことによって誘導される原子の基を意味する。アリール基の代表例は、フェニル、ナフチル、インダニル、インデニル、および1,2,3,4−テトラヒドロナフチレン−5−イルを含むが、これらに限定されない。
本明細書中で使用する用語「ベンジル」とは、水素原子の1個がフェニル基によって置き換えられるメチル基を意味する。
用語「ヘテロ原子」とは、酸素(O)、硫黄(S)および窒素(N)を意味する。
用語「ヘテロシクロ」または「ヘテロ環」は相互交換可能で使用し得て、そして少なくとも1つの環が少なくとも1つのヘテロ原子(O、SまたはN)を有し、該へテロ原子含有の環は、O、S、および/またはNから独立して選ばれる1〜3個のヘテロ原子を有することが好ましい、非芳香族性の3−〜7−員単環式基および6−〜11−員二環式基を意味する。ヘテロ原子を含有する該基の各環は、各環中のヘテロ原子の総数が4個以下であり、更に該環は少なくとも1個の炭素原子を含むという条件で、1若しくは2個の酸素若しくは硫黄原子、および/または1若しくは4個の窒素原子を含み得る。該窒素および硫黄原子は適宜、酸素化されていてもよく、そして該窒素原子は適宜4級化されていてもよい。該二環式基を完結する縮合環は、炭素原子のみを含んでいてもよく、そして飽和、部分的に飽和、または不飽和であってもよい。該へテロシクロ基は、いずれかの利用可能な窒素または炭素原子で結合し得る。該ヘテロシクロ環は無置換であってもよく、または原子価が許容する限り1個以上の置換基を含みんでもよい。
典型的な単環式へテロ環基は、オキセタニル、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、2−オキソピロロジニル、2−オキソアゼピニル、アゼピニル、4−ピペリドニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソラン、およびテトラヒドロ−1,1−ジオキソチエニルを含む。典型的な二環式ヘテロシクロ基はキヌクリジニルを含む。
用語「ヘテロアリール」とは、少なくとも1個の環中に少なくとも1個のへテロ原子(O、SまたはN)を有し、該へテロ原子含有の環はO、S、および/またはNから独立して選ばれる1、2または3個のヘテロ原子を有することが好ましい、置換および無置換の芳香族性の5−若しくは6−員単環式基および9−若しくは10−員二環式基を意味する。ヘテロ原子を含有する該ヘテロアリール基の各環は、各環中のヘテロ原子の総数が4個以下であり、そして各環が少なくとも1個の炭素原子を有するという条件で、1若しくは2個の酸素若しくは硫黄原子および/または1〜4個の窒素原子を含み得る。該二環式基を完結する縮合環は炭素原子のみを含んでいてもよく、そして飽和、部分的に飽和、または不飽和であってもよい。該窒素および硫黄原子は、適宜酸素化されていてもよく、そして該窒素原子は、適宜4級化されていてもよい。二環式または三環式であるヘテロアリール基は、少なくとも1個の完全な芳香族環を含まなければいけないが、他の単数もしくは複数の縮合環は芳香族性または非芳香族性であってよい。該ヘテロアリール基は、いずれかの環のいずれかの利用可能な窒素または炭素原子で結合してもよい。該ヘテロアリール環式は無置換であってもよく、または1個以上の置換基を含んでもよい。
典型的な単環式ヘテロアリール基は、ピロリル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、チアジゾリル、イソチアゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサジアゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、およびトリアゾリルを含む。
典型的な二環式ヘテロアリール基は、インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフラニル、クロモニル、クマリニル、ベンゾピラニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジル、ジヒドロイソインドリル、およびテトラヒドロキノリニルを含む。
語句「医薬的に許容し得る」を本明細書中で使用して、正常な医学的な判断の範囲内にあり、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応または他の問題若しくは合併症なしでヒトおよび動物の組織と接触して使用するのに適当であり、合理的な利益/危険の比率が釣り合った、化合物、物質、組成物、および/または剤形を意味する。
本明細書中で使用する「医薬的に許容し得る塩」とは、親化合物がその酸または塩基の塩を調製されることによって改変される、開示する化合物の誘導体を意味する。医薬的に許容し得る塩の例は、塩基性残基(例えば、アミン)の無機若しくは有機の酸の塩;および、酸性残基(例えば、カルボン酸)のアルカリ若しくは有機の塩基の塩を含むが、これらに限定されない。該医薬的に許容し得る塩は、例えば非毒性の無機または有機の酸から形成される、親化合物の通常の非毒性の塩または4級アンモニウム塩を含む。本願発明の医薬的に許容し得る塩は、塩基性または酸性の部分を含む親化合物から通常の化学的方法によって製造することができる。通常、該塩は、これらの化合物の遊離酸若しくは塩基を適当な塩基若しくは酸と、水若しくは有機溶媒、又はそれら2個の混合液中で(通常、非水性媒質(例えば、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、アセトニトリル)が好ましい)反応させることによって製造し得る。適当な塩のリストは、Remington's Pharmaceutical Sciences, 17版, Mack Publishing Company, Easton, PA, 1985, 頁1418(この開示は引用によって本明細書に取り込まれる)中に記載される。
式(I)の化合物の塩は、例えば式(I)の化合物を例えば等量の酸または塩基と、新たに形成される塩が例えば析出されるかまたは凍結乾燥によって単離されるのを許容する媒質中で反応させることによって形成することができる。式(I)の化合物が無機および/または有機の酸と形成することができる典型的な酸の塩は、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、硫酸水素塩、酒石酸水素塩、クエン酸水素塩(acid citrate)、クエン酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、ゲンチシン酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、グルタミン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、イソニコチン酸塩、マレイン酸塩、メシル酸塩、メタンスルホン酸塩、硝酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、サッカリン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、およびパモ酸塩[すなわち、1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸)]塩を含むが、これらに限定されない。該塩は、当業者に知られる方法に従って形成することができる。
式(I)の化合物が無機および/または有機の塩基と形成することができる典型的な塩基性塩は、アンモニウム塩;アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム、リチウムおよびカリウムの塩);アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウムおよびマグネシウムの塩);有機塩基(例えば、ベンザチン、ジシクロヘキシルアミン、2−アミノ−2−(ヒドロキシルメチル)プロパン−1,3−ジオール(トリスアミンまたはトリス)、ヒドラバミン(例えば、N,N−ビス(デヒドロアビエチル)エチレンジアミン)、N−メチル−D−グルカミン、N−メチル−D−グリカミド、およびt−ブチルアミン;アミノ酸(例えば、アルギニンおよびリジン)と形成する塩;および、塩基性窒素含有基を4級化するための剤(例えば、低級アルキルハライド(例えば、メチル、エチル、プロピル、およびブチルのクロリド、ブロミドおよびヨード)、ジアルキルスルフェート(例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチル、およびジアミルのスルフェート)、長鎖ハライド(例えば、デシル、ラウリル、ミリスチル、およびステアリルのクロリド、ブロミドおよびヨード)、およびアラルキルハライド(例えば、ベンジルおよびフェネチルのブロミド)を使用することによって形成される塩、を含むが、これらに限定されない。該塩は、当業者に知られる方法に従って形成することができる。
加えて、式(I)の化合物は好ましくは、それらの製造に続いて、単離および精製されて、99%以上の重量比の(「実質的に純粋な」)式(I)の化合物を含有する組成物を得て、次いでこのものを本明細書中に記載する通り使用しまたは製剤化される。式(I)の該「実質的に純粋な」化合物はまた、本願発明の一部として本明細書中にも包含する。
インビボで変換されて生物活性剤(すなわち、式(I)の化合物)を与えることができるいずれかの化合物は、本願発明の範囲および精神の範囲内にあるプロドラッグである。
本明細書中で使用する用語「プロドラッグ」は、式(I)の化合物の1個以上のアミノ基を、アルキル、アルコキシ、またはアリール置換のアシル化剤と、アミド、ウレア、カルバメートなどを得るのに当業者に知られる方法を用いて反応させることによって形成される、アミドおよびカルバメートを含む。
様々な形態のプロドラッグが当該分野でよく知られ、そして下記に記載されている:
a)The Practice of Medicinal Chemistry, Camille G. Wermuth et al., -Ch31, (Academic Press, 1996);
b)Design of Prodrugs, edited by H. Bundgaard, (Elsevier, 1985);
c)A Textbook of Drug Design and Development, P. Krogsgaard-Larson and H. Bundgaard, eds. Ch 5, pgs 113 - 191 (Harwood Academic Publishers, 1991);および、
d)Hydrolysis in Drug and Prodrug Metabolism, Bernard Testa and Joachim M. Mayer, (Wiley-VCH, 2003)。
加えて、式(i)の化合物は好ましくは、それらの製造に続いて、単離および精製、99%以上の重量比の「実質的に純粋な」)式(I)の化合物を含有する組成物を得て、次いでこのものを本明細書中に記載する通り使用しまたは製剤化される。式(I)の該「実質的に純粋な」化合物はまた、本願発明の一部として本明細書にも包含する。
「安定な化合物」および「安定な構造]とは、反応混合物から有用な程度の純度にまでの単離、および有効な治療薬への製剤化に生存するだけ十分に頑強である化合物を示すことを意図する。
「治療的に有効な量]とは、1個の本願発明の化合物の単独の量、あるいは複数の本願発明の化合物、またはCYP17酵素の拮抗薬として作用するのにもしくは癌を処置するのに有効な他の有効成分と組み合わせた本願発明の化合物の量を含むと意図する。
本明細書中で使用する、「処置する(ための)」または「処置」は、哺乳動物(特に、ヒト)における疾患状態の処置を包含し、そして(a)哺乳動物において該疾患状態が発症するのを予防すること(特に、該哺乳動物は該疾患状態に罹り易いが、しかし未だそれを有すると診断されていない);(b)該疾患状態を抑制すること、すなわちその進行を抑止すること;および/または、(c)該疾患状態を軽減すること、すなわち該疾患状態の退行を生じること、を含む。
本願発明の化合物は1個以上の更なる不斉炭素原子を含み得て、従って2個以上の立体異性体形態で存在する。本願発明は、該化合物の可能な個々の立体異性体、個々の互変異性体形態、あわせてそれらの混合物の全てを含む。ジアステレオマーの分離は、通常の技術によって、例えば本願発明の化合物の立体異性体混合物またはその適当な塩もしくは誘導体の分別結晶化、クロマトグラフィーまたはHPLCによって達成することができる。該化合物の個々のエナンチオマーはまた適宜、対応する光学的に純粋な中間体から、あるいは対応するラセミ体を適当なキラル担持体を用いる分割(例えば、HPLC)によって、または該対応するラセミ体と適当な光学的に活性な酸若しくは塩基と反応させることによって形成されるジアステレオマー塩の分別結晶によって、製造することができる。本願発明の化合物の全ての立体異性体は、混合物としてまたは純粋なもしくは実質的に純粋な形態としてのいずれかで包含される。
本願発明の化合物は、本願発明の化合物中に存在する原子の全ての同位体を含むと意図する。同位体は、同じ原子番号を有するが、異なる質量数を有する原子を含む。一般的な例として(これに限定するものではない)、水素の同位体はジュウテリウムおよびトリチウムを含む。炭素の同位体は13Cおよび14Cを含む。同位体標識化された本願発明の化合物は通常、当業者に知られる通常の技術によってまたは本明細書中に記載する製法と類似する製法によって、それ以外に使用される非標識化試薬の代わりに適当な同位体標識化の試薬を用いて、製造することができる。
本願発明には、式(i)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を1個以上の非毒性の医薬的に許容し得る担体および/または希釈物および/またはアジュバント(本明細書中では、「担体」物質と総称する)、所望するならば他の有効成分と一緒に含有する医薬組成物のクラスも含む。式(I)の化合物をいずれかの適当な経路によって、好ましくは該経路に適合する医薬組成物の形態で、および意図する処置に有効な用量で投与することができる。本願発明の化合物および組成物は、例えば経口、経粘膜、非経口(例えば、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、筋肉内、胸骨内、および注入技術)で、通常の医薬的に許容し得る担体、アジュバントおよびビヒクルを含有する用量単位製剤で投与することができる。例えば、該医薬的な担体は、マンニトールまたはラクトースおよび微結晶セルロースの混合物を含み得る。該混合物は、追加の成分(例えば、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム))および崩壊剤(例えば、クロスポビドン)を含み得る。該担体混合物を、ゼラチンカプセル中に充填するか、あるいは錠剤として圧縮し得る。
本願発明の医薬的に活性な化合物は、通常の医薬の方法に従って加工処理して、患者(例えば、ヒトおよび他の動物を含む)に投与するための薬剤を製造することができる。
経口投与の場合には、医薬組成物は、例えば錠剤、カプセル剤、懸濁剤、または液剤の形態であり得る。該医薬組成物は、特定量の有効成分を含有する用量単位の形態で製造することが好ましい。該用量単位の例は錠剤またはカプセル剤である。例えば、これらは有効成分の量を約0.5〜2000mg、好ましくは約0.5〜500mg、より好ましくは約0.5〜150mgを含み得る。ヒトまたは他のほ乳類にとっての適当な1日用量は、患者の条件および他の因子に応じて広く変えることができるが、再度通常の方法を用いて決定することができる。
投与する化合物の量、および本願発明の化合物および/または組成物を用いる疾患状態を処置するための投薬計画は、様々な因子(例えば、年齢、体重、性別、被験者の医学的な状態、疾患の種類、疾患の重症度、投与の経路および頻度、および使用する特定の化合物を含む)に依存する。従って、投薬計画は広く変えることができるが、標準的な方法を用いて規定通りに決定することができる。約0.01〜100mg/体重kg、好ましくは約0.05〜約50mg/体重kgの間、最も好ましくは約0.05〜約20mg/体重kgの1日用量が適当であり得る。1日用量を、1日1〜4回の用量で投与することができる。
治療学的な目的のために、本願発明の活性化合物は通常、示された経路の投与に適当な1個以上のアジュバントと組み合わせる。経口投与の場合には、該化合物はラクトース、スクロース、でんぷん粉末、アルカン酸のセルロースエステル、セルロースアルキルエステル、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、リン酸および硫酸のナトリウムおよびカルシウム塩、ゼラチン、アカシアガム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、および/またはポリビニルピロリドンと一緒に混ぜることができ、次いで便利な投与のために錠剤化したりまたはカプセル化し得る。該カプセル剤または錠剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース中に活性化合物の分散状態で供し得るので、徐放性製剤を含み得る。
式(I)の化合物を含有する乳剤の油層は、公知の様式で公知の成分から構成し得る。該層は単に乳化剤を含んでもよいが、脂肪もしくは油とまたは脂肪と油の両方との、少なくとも1つの乳化剤の混合物を含み得る。親水性乳化剤は、安定化剤として作用する脂溶性乳化剤と一緒に含むことが好ましい。また、油および脂肪の両方を含むことが好ましい。あわせて、安定化剤のあるなしでの乳化剤はいわゆる乳化用ワックスを作り上げ、そして油および脂肪と一緒になってワックスはいわゆる乳化用軟膏基剤を作り上げ、これはクリーム製剤の油性分散相を形成する。本願発明の製剤中で使用するのに適当な乳化剤および乳化安定化剤としては、ツゥイーン60、スパン80、セトステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、グリセリルモノステアリン酸、ラウリル硫酸ナトリウム、ジステアリン酸グリセリル単独もしくはワックスとの併用、または当該分野でよく知られる他の物質が挙げられる。
製剤化のための適当な油または脂肪の選択は、医薬的な乳剤において使用されるであろうほとんどの油中での活性化合物の溶解度は非常に低いので、所望の化粧品性質の達成に基づく。したがって、クリーム剤は好ましくは、チューブまたは他の容器からの漏れを避けるために、適当な稠度を有するネタベタせず、非染色性でおよび洗える製品であることが好ましい。直鎖または分枝の、単−または二塩基性のアルキルエステル(例えば、ジ−イソアジピン酸エステル、ステアリン酸イソセチル、ココナッツ脂肪酸のプロピレングリコールジエステル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル)または分枝エステルの混合物を使用し得る。これらは、必要とされる性質に基づいて、単独でまたは組み合わせて使用することができる。あるいは、高融点脂質(例えば、白色ワセリン)および/または液体パラフィンまたは他の鉱油を使用し得る。
非経口投与のための製剤は、水性または非水性の等張性滅菌注射用液剤または懸濁剤の形態であり得る。これらの液剤および懸濁剤は、経口投与のための製剤における使用について記載した担体もしくは希釈剤の1個以上を用いて、または他の適当な分散剤および懸濁化剤を用いることによって、滅菌粉末または顆粒から製造し得る。該化合物は、水、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エタノール、コーン油、綿実油、落花生油、ゴマ油、ベンジルアルコール、塩化ナトリウム、トラガカントガム、および/または様々な緩衝剤中に溶解し得る。他のアジュバントおよび投与様式は、医薬分野においてよくおよび広く知られる。有効成分をまた、適当な担体(例えば、生理食塩水、デキストロース、または水)との、あるいはシクロデキストリン(すなわち、カプチソール(Captisol)、共溶媒可溶解化剤(すなわち、プロピレングリコール)またはミセル可溶解化剤(すなわち、ツゥイーン80)との組成物として注射によって投与し得る。
該滅菌注射製剤はまた、非毒性の非経口的に許容し得る希釈剤または溶媒中での滅菌注射用液剤または懸濁剤(例えば、プロピレングリコール中の液剤)であり得る。該許容し得るビヒクルおよび使用し得る溶媒は、水、リンガー液、および等張性塩化ナトリウム溶液である。加えて、滅菌の不揮発性油は、溶媒または懸濁化媒質として通常使用される。この目的のために、いずれかのブランドの不揮発性油(例えば、合成モノ−またはジグリセリドを含む)を使用し得る。加えて、脂肪酸(例えば、オレイン酸)を注射剤の製造において使用する。
該医薬組成物は、通常の医薬的な操作(例えば、滅菌化)を行ったり、および/または通常のアジュバント(例えば、保存剤、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、および緩衝化剤)を含み得る。錠剤および丸剤はさらに、腸溶性コーティング剤を用いて製造し得る。該組成物はまた、アジュバント(例えば、湿潤剤、甘味剤、芳香剤、および香味剤)を含み得る。
本願発明の医薬組成物は、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩、および適宜、いずれかの医薬的に許容し得る担体、アジュバント、およびビヒクルから選ばれるいずれかの追加の剤を含む。本願発明の別の組成物は、本願明細書中に記載する式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩、および医薬的に許容し得る担体、アジュバントまたはビヒクルを含む。
本願発明の医薬組成物において使用し得る医薬的に許与し得る担体、アジュバント、およびビヒクルとしては、以下のものを含むが、これらに限定されない。例えば、イオン交換剤、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、自己乳化薬物送達システム(SEDDS)(例えば、d−アルファ−トコフェノールポリエチレングリコール1000コハク酸)、医薬剤型において使用される界面活性剤(例えば、ツゥイーン)または他の同様な高分子送達マトリックス、血清蛋白質(例えば、ヒト血清アルブミン)、緩衝物質(例えば、リン酸塩、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、飽和植物性脂肪酸の部分グリセリド混合物、水)、電解質(例えば、硫酸プロタミン)、リン酸水素ジナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイド状シリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、セルロースベース物質、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸、ワックス、ポリエチレン−ポリオキシプロピレン−共重合体、ポリエチレングルコールおよび羊毛脂。シクロデキストリン(例えば、アルファ−、ベータ−、および癌マ−シクロデキストリン)または化学的に修飾された誘導体(例えば、ヒドロキシアルキルシクロデキストリン(例えば、2−および3−ヒドロキシプロピル−シクロデキストリン))もしくは他の可溶化された誘導体をまた、本明細書中に記載する式の化合物の送達を増大するのに有利に使用し得る。
(有用性)
式(I)の化合物は、癌(例えば、アンドロゲン受容体シグナル伝達に依存する癌)の処置の有用である。これらの化合物は、CYP17酵素(これは、アンドロゲンおよびエストロゲンの生合成に関与する)の活性を阻害する。この酵素を遮断することにより、生殖腺の、副腎の、および腫瘍性のアンドロゲンの生成を阻害し、そしてアンドロゲン受容体およびエストロゲン受容体のシグナル伝達時に依存する癌(例えば、前立腺癌、およびエストロゲン受容体陽性乳癌)の患者のための新しい処置オプションを与える。従って、該処置は、患者に式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを投与することを含む。
1実施態様において、処置が必要な哺乳動物に式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを投与することを含む、癌を処置するための方法を提供する。この実施態様の方法を用いて、様々な癌(例えば、乳癌、卵巣癌および前立腺癌を含むが、これらに限定されない)を処置することができる。この実施態様の方法を用いて、前立腺癌または乳癌を処置することが好ましい。この実施態様の1方法において、式(I)の化合物は治療学的に有効な量で投与する。
1実施態様において、処置が必要な患者に式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを投与することを含む、癌がCYP17活性化に依存する、患者の癌を処置するための方法を提供する。この実施態様の1方法において、式(I)の化合物を前立腺癌を処置するのに投与する。この実施態様の別方法において、式(I)の化合物を乳癌を処置するのに投与する。治療学的に有効量の化合物(I)を投与することが好ましい。
投与する式(I)の化合物の量および特定の癌を処置するための投薬計画は、様々な因子(例えば、年齢、体重、性別、および被験者の医学的状態、疾患の種類、疾患の重篤度、投与の経路および頻度、および使用される具体的な化合物を含む)に依存する。従って、該投薬計画は広く変え得るが、標準的な方法を用いて通常通り決定し得る。約0.01〜500mg/体重kg、好ましくは約0.05〜約50mg/体重kg、最も好ましくは約0.05〜約20mg/体重kgの1日用量が適当である。該1日用量を1日1〜4回用量で投与し得る。
癌を処置する際に、化学療法剤および/または他の処置(例えば、放射線治療)の併用が有利であることが多い。第2(または第3)の薬剤は、第1の治療剤と同じかまたは異なる作用機構を有し得る。該2個以上の投与薬物は異なる様式でまたは細胞周期の異なる相で作用し、および/または該2個以上の薬物が重なり毒性または副作用を有するか、および/または該併用される薬物は各々患者によって顕在化する具体的な疾患状態を処置する際に実証された効力を有する、細胞毒性薬物併用療法を使用することが特に有用である。
したがって、式(I)の化合物は、癌または他の増殖性疾患の処置に有用な他の抗癌処置と併用して投与し得る。本願発明はさらに、癌の処置のための医薬を製造する際の式(I)の化合物の使用を含み、および/または、それは、本明細書に記載の式(I)の化合物を、該化合物は他の抗癌剤または細胞毒性剤および癌の処置のための処置と併用して使用されるとの説明書と共にパッケージすることを含む。本願発明はさらに、キット形態での式(I)の化合物および1個以上の追加の剤の組み合わせもの(例えば、それらは一緒にパッケージされたり、またはキットとして一緒に販売される別々のパッケージ中に入れられるか、あるいはそれらは一緒に製剤化されるようパッケージされる)を含む。
式(I)の化合物は、上記疾患状態に関連する副作用に対処する際にそれらの特定の有用性について選択される他の治療薬物と一緒に製剤化されたりまたは同時投与することができる。例えば、式(I)の化合物は、吐き気、過敏性、および胃の不快感を防止するための薬物(例えば、H1およびH2抗ヒスタミン薬)と一緒に製剤化し得る。
用語「抗癌処置」とは、例えば放射線療法および手術を含むが、これらに限定されない。
他の抗癌剤は、以下のいずれか1つ以上のものから選択し得る。アルキル化剤(例えば、ナイトロジェンマスタード、スルホン酸アルキル、ニトロソウレア、エチルアミン誘導体、およびトリアゼンを含む);抗血管新生剤(例えば、マトリックスメタロプロテイナーゼインヒビターを含む);代謝拮抗薬(例えば、アデノシンデアミナーゼインヒビター、葉酸拮抗薬、およびピリミジンアナログを含む);抗生物質もしくは抗体(例えば、モノクローナル抗体、CTLA−4抗体、アントラサイクリンを含む);アロマターゼインヒビター;細胞周期応答修飾薬;酵素;ファルネシル−蛋白質トランスフェラーゼインヒビター;ホルモン性および抗ホルモン性の薬物およびステロイド(例えば、合成アナログ、グルココルチコイド、エストロゲン/抗−エストロゲン[例えば、SERM]、アンドロゲン/抗−アンドロゲン、プロゲスチン、プロゲステロン受容体作動薬、および黄体形成ホルモン放出[LHRH]作動薬および拮抗薬);インスリン様増殖因子(IGF)/インスリン−様増殖因子受容体(IGFR)システム調節因子(例えば、IGFR1インヒビターを含む);インテグリン−シグナル伝達インヒビター;キナーゼインヒビター(例えば、マルチキナーゼインヒビターおよび/またはSrcキナーゼもしくはSrc/ablのインヒビター、サイクリン依存性キナーゼ[CDK]インヒビター、panHer、Her−1およびHer−2抗体、VEGFインヒビター(例えば、抗−VEGF抗体を含む)、EGFRインヒビター、分裂促進因子活性化蛋白質[MAP]インヒビター、MEKインヒビター、オーロラキナーゼインヒビター、PDGFインヒビター、および他のチロシンキナーゼインヒビターまたはセリン/トレオニンキナーゼインヒビター;微小管崩壊剤(例えば、エクテイナシジンまたはそれらのアナログおよび誘導体);微小管安定化剤(例えば、タキサン)および天然のエポチロンおよびそれらの合成および半合成アナログ;微小管結合不安定化剤(例えば、ビンカアルカロイド類を含む);トポイソメラーゼインヒビター;プレニル−蛋白質トランスフェラーゼインヒビター;白金配位性錯体;シグナル伝達インヒビター;および抗癌剤および細胞毒性剤として使用される他の剤(例えば、生物学的応答修飾剤、増殖因子、および免疫調節剤)。
式(I)の化合物と併用して使用する際の、上記他の治療剤は、例えば医師用卓上参考書(PDR)中に示された量でまたはそうでなければ当業者によって決定される通り使用し得る。
1実施態様において、処置が必要な哺乳動物に、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを投与し;グルココルチコイドおよび適宜1個以上の追加の抗癌剤を投与することを含む、癌を処置するための方法を提供する。適当なグルココルチコイドの例は、デキサメタゾンおよびプレドニゾロンを含むが、これらに限定されない。
1実施態様において、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩もしくはプロドラッグを処置の必要な哺乳類に投与し;鉱質コルチコイド受容体拮抗薬、および適宜1個以上の抗癌剤を投与することを含む、癌を処置するための方法を提供する。適当な鉱質コルチコイド受容体拮抗薬の例は、エプレレノンを含むが、これに限定されない。
別の実施態様において、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を用いて前立腺癌を処置する。
1実施態様において、患者は動物である。
別の実施態様において、患者は哺乳類(例えば、ヒトおよび家畜(例えば、イヌ、ネコおよびウマ)を含むが、これらに限定されない)である。
1実施態様において、本願発明は、治療における使用のために、式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩を提供する。
1実施態様において、癌(前立腺癌を含む)の処置のための医薬の製造における式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用を提供する。
1実施態様において、癌(乳癌を含む)の処置のための医薬の製造における式(I)の化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用を提供する。
(製造方法)
本願発明の化合物は、特に本明細書中に提示する記載に関連して、化学分野でよく知られる製法に類似する製法を含む合成経路によって製造することができる。例示の目的で、下記の一般的なスキーム1−11は、本願発明の化合物、並びに重要な中間体を製造するための一般的な方法を示す。個々の反応工程のより詳細な記載のため、下記の実施例項目を参照のこと。当業者は、他の合成経路を用いて本願発明の化合物を製造することができると認識する。具体的な出発物質および試薬をスキーム中に示したりまた下記に記載するが、他の出発物質および試薬を様々な本願発明の化合物を提供するのに容易に置換することができる。加えて、下記の方法によって製造される多数の化合物は更に、本願明細書の開示に照らして、当該分野の当業者にとってよく知られる通常の化学を用いて改変することができる。
スキーム1に示す通り、例えば、市販のハロゲン化ピリジンIIを、一般式IIIの様々なヒドラジンと縮合させて、一般式IVの中間体ヒドラゾンを生成することができる。該ヒドラゾンの環化は加熱によって促進することができて、一般式Vの4−ヨードインダゾールを得ることができる。該ヨウ化物Vをジボロン酸エステル(例えば、ビス−(ピナコラート)ジボロン)の存在下でPd(II)種(例えば、PdCl(dppf))、および無機塩基(例えば、酢酸カリウム)を用いて処理することにより、一般構造式VIのボロン酸エステルを得る。該ボロン酸エステルVIを、標準的なスズキカップリング条件下で一般構造式VIIのヘテロ芳香族ハライドとカップリングして、一般構造式(I)を得ることができる。
Figure 2013534539
別法として、該アルデヒドIIを、アルキルまたはアリールのリチウムまたはグリニャール試薬を用いて処理して、生成するベンジルアルコールを得て、このものを引き続いて、例えばデス−マーチン試薬ペルヨージナンによって酸化することができて、一般構造式VIIIのケトンを得ることができる(スキーム2)。該ケトンをアルキルまたはアリールのヒドラジンIIIを用いて処理することにより、中間体ヒドラゾンIXを得ることができ、このものを環化して一般構造式Xのインダゾールを得ることができる。該インダゾールXをスキーム1に示す通りに標準的なスズキ条件下でヘテロアリールはライドVIIとカップリングして、一般構造式(I)の化合物を得る。
Figure 2013534539
別法として、一般構造式VIIのハロゲン化ヘテロ芳香族類を、ジボロン酸(例えば、ビス−(ピナコラート)ジボロンの存在下でPd(II)種(例えば、PdCl(dppf))、および無機塩基(例えば、酢酸カリウム)を用いて処理して、一般構造式XIのボロン酸エステルを得ることができる(スキーム3)。次いで、該ボロン酸エステルを、標準的なスズキカップリング条件下で一般構造式XIIのアリールはライドまたはトリフレートとカップリングして、一般構造式(I)の化合物を得ることができる。
Figure 2013534539
スキーム4は、一般構造式XIIIの化合物を無機塩基(例えば、炭酸セシウム)および1級もしくは2級アルキルハライドを用いて処理することによる該インダゾールのN−1をアルキル化して一般構造式(I)の化合物を得る、別方法を示す。
Figure 2013534539
別法として、スキーム5に示す通り、一般式XIIIの化合物(これは、一般構造式IIの化合物およびヒドラジンから製造することができる)を、Cu(I)、アミン塩基(例えば、1,2−シクロヘキシルジアミン)および無機塩基(例えば、リン酸カリウム)の存在下で、アリールまたはヘテロアリールのブロミド、ヨードまたはクロリドを用いて処理して、一般構造式(I)のアナログを得ることができる。
Figure 2013534539
スキーム6に示す通り、構造式Vの化合物は、該インダゾールのC−3位で例えばNCSを用いて処理することによってハロゲン化して、一般構造式XIVの化合物を得ることができる。次いで、上記の通り、このものを変換して一般構造式(I)の化合物を得ることができる。
Figure 2013534539
4−置換ピリミジンの製造は、当該分野の当業者にとってよく知られる多数の方法によって行うことができる。スキーム7は、市販の4−クロロ−5−ヨードピリミジンから4−アミノおよび4−アルコキシピリミジンの製造のための1方法を示す。塩基(例えば、NaH)の存在下で目的のアルコールまたはアミンを用いて4−クロロ−5−ヨードピリミジンを処理することにより、一般構造式XVIおよびXVIIの個々の生成物を得る。次いで、これらのピリミジンを、上記の通り標準的なスズキ条件によって一般構造式(I)の化合物に変換することができる。
Figure 2013534539
4−アルキルおよび4−アリール置換ピリミジンを、当該分野の当業者によってよく知られる多数の方法によって製造することができる。スキーム8は、5−ブロモピリミジンをアルキルまたはアリールのリチウムまたはグリニャール試薬を用いて処理して、4−置換ジヒドロピリミジンを得ることができる1方法を示す。例えば、DDQによる続く酸化反応により、目的の4−置換ピリミジンXIXを得る。次いで、上記の通り続くスズキカップリング反応により、一般構造式(I)を得る。
Figure 2013534539
4−アルキル−3−ハロピリジンは購入するか、あるいは当業者によってよく知られるいくつかの方法によって製造することができる。スキーム9は、市販の3−ブロモピリジンXXIIを出発とする4−アルキル−3−ブロモピリジンを製造する1つの可能な方法を示す。強塩基(例えば、LDA)を用いる処理により、4−位でアニオンを発生させ、続いてアルデヒドまたはケトンを添加することにより、一般構造式XXIのカルビノールを得る。次いで、上記の通り標準的なスズキカップリングにより、該カルビノールを一般構造式(I)の化合物に変換することができる。別法として、該カルビノールXXIIIを、例えば当業者にとってよく知られる方法による、脱酸素化反応によって更に改変することができ、一般構造式(I)の適宜置換された化合物を得ることができる。
Figure 2013534539
加えて、該インダゾール核、N−連結アナログのC−4位のC−連結ヘテロ芳香族基をまた、スキームIIに示す方法によって調製することもできる。例えば、置換イミダゾールは、無機塩基およびプロリンの存在下でCu(I)を用いる処理によって一般構造式XIIのアリールハライドとカップリングして、一般構造式(I)の化合物を得ることができる。
本願発明を、さらに以下の実施例に定義する。
これらの実施例は例示の単に例示の様式によって示すものであると理解すべきである。上記説明およびこの例から、当業者は、本発明の本質的な性質を確認することができ、そして本願発明の精神および範囲から逸脱することなく、本願発明に対して様々な変化および改変を行って、本願発明を様々な用途および条件に適合させることができる。結果として、本願発明は、以下明細書中に記載する例示的な実施例によって限定されるものではなく、むしろ明細書に添付する特許請求の範囲によって画定される。
本明細書中に特に断らない限り、すべての温度は摂氏度(℃)である。
すべての反応は、簡素窒素の雰囲気下で連続的な磁気撹拌を用いて実施した。すべての蒸発および濃縮は、減圧下でロータリーエバポレーターを用いて実施した。市販の試薬は、さらに精製することなく受け取ったままで使用した。溶媒は市販の無水グレードであり、そしてさらに乾燥または精製することなく使用した。フラッシュクロマトグラフィーを、シリカゲル(EMerck Kieselgel 60, 0.040-0.060mm)を用いて行った。
略語
AcOH:酢酸
Ac2O:無水酢酸
aq.:水性または水溶液
CH2Cl2:ジクロロメタン
DDQ:2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン
DIEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:ジメチルアミノピリジン
DME:ジメチルエーテル
DMF:ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
Et:エチル
Et3N:トリエチルアミン
Et2O:ジエチルエーテル
EtOAc:酢酸エチル
EtOH:エタノール
Et3SiH:トリエチルシラン
g:グラム
h:時間
HCl:塩酸
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
iPr:イソプロピル
iPrOH:イソプロパノール
KOAc:酢酸カリウム
L:リットル
LC/MS:液体クロマトグラフィー/質量分析
LDA:リチウムジイソプロピルアミン
Me:メチル
MeOH:メタノール
mg:ミリグラム
min:分
mL:ミリリットル
mmol:ミリモル
mp:融点
mol:モル
MS:質量分析
NaOMe:メトキシナトリウム
NBS:N−ブロモスクシンイミド
n-BuLi:n−ブチルリチウム
NH4OAc:酢酸アンモニウム
NMP:N−メチルピロリドン
NMR:核磁気共鳴
OTf:トリフルオロメタンスルホネート
PdCl2(dppf)・CH2Cl2:ジクロロ[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(ii) ジクロロメタン付加物
Prep HPLC:プレパラティブ逆相HPLC
PMe3:トリメチルホスフィン
ret. T:HPLC保持時間(分)
RTまたはrt:室温
satまたはsat’d:飽和
TBSCl:tert-ブチルジメチルシリルクロリド
TFA:トリフルオロ酢酸
Tf2O:トリフルオロメチルスルホン酸無水物
THF:テトラヒドロフラン
TLC:薄層クロマトグラフィー
VCD:振動円二色性スペクトル
μL:マイクロリットル。
すべての最終生成物は、H NMR、HPLC、エレクトロスプレーイオン化(ESI MS)または大気圧イオン化(API MS)質量分析装置によって確認した。H NMRスペクトルは、500MHz JEOLまたは400MHz ブルカー装置のいずれかを用いて得た。13C NMRスペクトルは100または125MHzで記録した。磁場強度は、溶媒ピークに対する相対的な単位(百万分の一、ppm)で表し、そしてピーク多重度は以下の通り示す。s, 一重線; d, 二重線; dd, 二重線の二重線; dm, 多重線の二重線; t, 三重線; q, 四重線; br s, 幅広い一重線; m, 多重線.
LC/MS条件:
条件A:Waters X-Bridge 4.6 × 50 mm S10 カラム, 0%B-100%B, 流速4 mL/minおよび4分勾配時間;溶媒A: 10% MeOH/90% 水/0.1% TFA; 溶媒B: 10% 水0/90% MeOH/0.1% TFA, 波長 254 nM.
条件B:Phenomenex-Luna 2.0 × 50 mm 3μm カラム, 4分勾配時間、流速: 0.8mL/min; 溶媒A: 10% MeOH/90% 水/0.1% TFA; 溶媒B: 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA, 波長 254 nM.
条件C:Waters Acquity UPLC BEH C18, 2.1 × 50 mm, 1.7-μm 粒子; 移動相A: 5:95 アセトニトリル:水(10 mM 酢酸アンモニウムを有する); 移動相B: 90:10 アセトニトリル:水(10 mM 酢酸アンモニウムを有する); 温度: 50℃; 勾配: 3分間かけて0-100% B 次いで 100% Bで0.75分間保留; 流速: 1.11 mL/min.
条件D:LC-MS条件: カラム: Supelco Ascentis Express C18, 4.6 × 50 mm, 2.7-μm 粒子; 移動相A: 5:95 アセトニトリル:水(10 mM 酢酸アンモニウムを有する); 移動相B: 90:10 アセトニトリル:水(10 mM 酢酸アンモニウムを有する); 温度: 35℃; 勾配: 4分間かけて0-100% B, 次いで100% Bで1分間保留; 流速: 4 mL/min.
条件E:Phen-Luna C18 2.5um 2.0 × 30mm, 0%B-100%B, 流速 4 mL/minおよび3分勾配; 溶媒A: 10% MeOH/90% 水/0.1% TFA; 溶媒B: 10% 水/90% MeOH/0.1% TFA, 波長 254 nM.
条件F:Waters Acquity UPLC BEH C18, 2.1 × 50 mm, 1.7-μm 粒子; 移動相A: 5:95 アセトニトリル:水(0.05% TFAを有する); 移動相 B: 90:10 アセトニトリル:水(0.05% TFAを有する); 温度: 50℃; 勾配: 3分間かけて0-100% B, 次いで100% Bで0.75分間保留; 流速: 1.11 mL/min
プレパラティブHPLC条件
条件A:ShimadzuプレパラティブHPLCシステム(溶媒A (10%MeOH/90%水/0.1%TFA) および溶媒B (90%MeOH/10%水/0.1%TFA)の勾配を使用, 波長 254 nMで追跡, 流速 = 36 mL/min (特に断らない限り)
分析用HPLC条件
条件A:Waters X-Bridge C18, 3.0×150 mm 3.5 μM (高pH), 10%B-100%B, 流速1mL/minおよび勾配時間 30 min. 溶媒A: 95%水/5% MeOH/10mM 炭酸水素アンモニウム; 溶媒B: 95% MeOH/5% 水/10mM 炭酸水素アンモニウム, 波長 220/254 nM.
条件B:Waters X-Bridge フェニル, 3.0×150 mm 3.5 μM (高pH), 10%B-100%B, 流速 1mL/minおよび勾配時間 30 min. 溶媒A: 95%水/5% MeOH/10mM 炭酸水素アンモニウム; 溶媒B: 95% MeOH/5% 水/10mM炭酸水素アンモニウム, 波長 220/254 nM.
条件C:Waters Sunfire C18, 3.0×150 mm 3.5 μM (低pH), 10%B-100%B, 流速 1mL/min o および 勾配時間 30 min. 溶媒A: 5%ACN/95 %水/0.1%TFA;溶媒B: 95% ACN/5%水/0.1%TFA, 波長 220/254 nM.
条件D:Waters X-Bridge フェニル, 3.0×150 mm 3.5 μM (低pH), 10%B-100%B, 流速 1 mL/min および 勾配時間 30 min. 溶媒A: 5%ACN/95 %水/0.1%TFA; 溶媒 B: 95% ACN/5%水/0.1%TFA, 波長 220/254 nM。
実施例1
3−(4−(4−メトキシピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013534539
中間体1A:3−(4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013534539
45mLの耐圧ボトルに、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(1.05g、4.18mmol)、3−ヒドラジニルベンゼンスルホンアミド(800mg、4.27mmol)および無水NMP(15mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュして、密封して、185℃で6.5時間加熱した。該反応混合物を室温まで冷却して、そしてこのものをジエチルエーテルの速い撹拌溶液(430mL)にゆっくりと加えた。得られる固体物質をろ過し、そして該淡黄色EtOろ液を室温で18時間放置した。黄色結晶が析出して、そしてこのものを真空ろ過によって集めて、黄色固体の標題化合物の425mg(16.42%)(これは、プロトンNMRにより、「ドット」2NMP複合体である)を集めた。
LC/MS(条件B): ret. T = 3.2 min, (M+H)+ 400.83. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 7.56 (s, 2 H) 7.78-7.84 (m, 2 H) 7.89-7.92 (m, 1 H) 8.37-8.42 (m, 2 H) 8.57 (dt, J=4.81, 2.33 Hz, 1 H) 8.75 (s, 1 H). 黄色固体の第2および第3のクロップ(300mg、11.7%;246mg、9.4%)は、該物質の第1クロップと同一であった。
中間体1B:1−(3−スルファモイルフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
48mL耐圧ボトルに、3−(4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド、「ドット(dot)」、2 1−メチル−2−ピロリジノン複合体(60mg、0.100mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(94.7mg、0.373mmol)、酢酸カリウム(24.4mg、0.249mmol)および無水DMSO(容量:2mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンで十分にパージし、そしてPdCl(dppf)・CHCl(12.5mg、0.017mmol)で処理した。次いで、該反応混合物を84℃まで加熱して目的中間体を得た。
LC/MS(条件B): ret. T = 2.4min, (M+H)+ 318.98.
実施例1
中間体1B(31.8mg、0.1mmol)を含有する反応混合物に、3−ヨード−4−メトキシピリジン(125.5mg、0.534mmol)、炭酸ナトリウム(68.1mg、0.643mmol)およびEtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(23mg、0.020mmol)で処理した。該反応混合物をアルゴンで再びパージし、密封し、そして105℃の油浴中に2時間45分間置いた。該反応混合物を室温まで冷却し、次いでDMF(4mL)で希釈した。得られた溶液を、1回使用ウォーターズC−18セプ−パック ライトカートリッジ(Waters C-18 sep-pak light cartridge)(パート # WAT023501)に連結した0.45μMフリットを通してろ過し、次いでフェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム(12分間かけて20%溶媒B〜85%溶媒B、ret. T = 4.84 min)を用いるプレパラティブHPLC(条件A)によって精製して、白色固体の標題化合物(12mg、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 3.91-3.97 (m, 3 H), 4.04 (d, J=7.93 Hz, 2 H), 7.35 (d, J=3.36 Hz, 1 H), 7.49-7.58 (m, 1 H), 7.79-7.86 (m, 2 H), 8.40-8.47 (m, 1 H), 8.59-8.68 (m, 3 H), 8.78-8.85 (m, 2 H). LC/MS (条件B): ret. T = 2.0min, (M+H)+ 382.04. 分析用HPLC:(条件A): >97%, ret. T = 16.13 min,(条件B): >97%, ret. T = 18.28 min,(条件C): >98%, ret. T = 5.96 min, (条件D): >98%, ret. T = 6.61 min.
実施例2
1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体2A:1−(4−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥16×100mmケム−ガラス(Chem-Glass)反応チューブにN2下、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(600mg、2.390mmol)、(4−フルオロフェニル)ヒドラジン(332mg、2.63mmol)および無水NMP(3.2mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、室温で2時間撹拌し、次いで185℃油浴中に2時間置いた。次いで、該反応混合物を室温で16時間撹拌させた。該反応混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、そして該有機層を水(5×50mL)、食塩水(1×50mL)で抽出し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして乾固まで蒸発した。該残渣を、バイオタージシリカゲルクロマトグラフィー(90gトムソンシングルステップ(登録商標)カートリッジ、12カラム容量で100%ヘキサン〜100%ジクロロメタンの直線勾配を使用)によって精製して、オフホワイト色の標題化合物、中間体2A(480mg、59.2%)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.22-8.28 (3 H, m), 8.15 (1 H, s), 7.78 (1 H, d, J=4.88 Hz), 7.25-7.37 (2 H, m). LC/MS (条件A): 100%純度; ret. T = 2.9 min, (M+H)+ 339.97.
中間体2B:
Figure 2013534539
耐圧ボトルに、5−ブロモ−4−メチルピリジン(0.8g、4.62mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.409g、5.55mmol)、PdCl(dppf)−CHCl付加物(0.189g、0.231mmol)、酢酸カリウム(1.135g、11.56mmol)およびDMSO(8mL)を加えた。該反応混合物を窒素でフラッシュし、そして90℃まで終夜加熱した。該反抗混合物を室温まで冷却し、水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。該有機層をあわせて水及び食塩水で洗浄し、な2So4で乾燥し、そして濃縮して標題化合物を得た。
実施例2:
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15mg、0.013mmol)、中間体2A(32.3mg、0.095mmol)および炭酸ナトリウム(60mg、0.566mmmol)の混合物を含有するフラスコをアルゴンでフラッシュした。中間体1B(40mg、0.290mmol)を含有するバイアルに、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)を加え、そして得られた暗色溶液をArでフラッシュした。この溶液を、ガラスピペットで該Pd、塩基および中間体1Aを含有するフラスコに移した。該反応混合物をアルゴンで2−3分間フラッシュし、密封しそして105℃油浴中に3時間置いた。該反応混合物を乾固まで蒸発し、該残渣をDMSO/MeOH(8mL)の混合液中に溶解し、45μフリットを通してろ過し、そしてプレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、25%B〜100%Bを12分間かけて使用する)によって精製した。保持時間(ret. T)=10.61分。該生成物画分を、ウォーターズ オアシス MCX20cc(1g)LP抽出カートリッジ(追加のMeOH(30mL)およびアルドリッチ社製2.0M NH/MeOH(20mL)で溶出する)に適用し、続いて乾固まで蒸発させた。得られた残渣を、CHClおよびEtOAcの混合液中に溶解し、そして12gトムソンシングル(Thomson SINGLE)StEPシリカゲルカートリッジの頂部に適用した。100%CHCl〜100%EtOAcの直線勾配を12カラム容量で溶出し、続いて生成物含有の画分の蒸発をすることにより、黄褐色固体の標題化合物(5.7mg、19%)を得た。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.19 (1 H, s), 8.81 (1 H, s), 8.77 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.27-8.34 (2 H, m), 8.17-8.22 (1 H, m), 7.28-7.42 (3 H, m), 2.55 (3 H, s). LC/MS (条件B): ret. T = 3.45 min, (M+H)+ 306.06. 分析用HPLC: (条件A): >94%, ret. T = 20.62 min, (条件B): >96%, ret. T = 20.40 min, (条件C): >98%, ret. T = 16.43 min, (条件D): >99%, ret. T = 13.35 min.
実施例3
1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例3を、実施例2の一般的な製法に従って製造した。中間体2A(0.32mmol)、炭酸カリウム(140mg、1.01mmol)、4−メチルピリジン−5−イルボロン酸塩酸塩(78mg、0.45mmol)、NMP(1.0mL)、PdCl(dppf)・CHCl(45mg、0.056mmol)および脱酸素水(50μL)を100℃で4時間加熱して、オフホワイト色固体の標題化合物(37.5mg、63%)を得た。精製をプレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、12分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、ret. T = 9.3 min)によって行った。
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 2.36 (s, 3 H) 7.29-7.35 (m, 3 H) 7.54 (d, J=5.19 Hz, 1 H) 8.10 (s, 1 H) 8.26-8.32 (m, 2 H) 8.55 (s, 1 H) 8.57 (d, J=5.19 Hz, 1 H) 8.74 (d, J=4.58 Hz, 1 H). LC/MS (条件B): ret. T = 1.82 min, (M+H)+ 305.09. 分析用HPLC:(条件A): >99%, ret. T = 23.46 min, (条件B): >99%, ret. T = 23.49 min, (条件C): >98%, ret. T = 10.4 min, (条件D): >98%, ret. T = 10.6 min.
実施例4
3−(4−(4−アミノピリジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013534539
実施例4を、105℃で18時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体1B(32mg、0.101mmol)、4−アミノ−5−ブロモピリミジン(38.6mg、0.222mmol)、炭酸ナトリウム(41.8mg、0.394mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.0mL)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(18.6mg、0.016mmol)。該標題化合物を白色固体として単離した(4.3mg、11.6%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて5%溶媒B〜100%溶媒B、ret. T = 4.7 min)によっておこなった。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.75-8.87 (2 H, m), 8.62-8.71 (1 H, m), 8.52 (1 H, s), 8.42 (1 H, s), 8.28 (1 H, s), 7.79-7.84 (2 H, m), 7.57 (2 H, s), 7.47 (1 H, d, J=4.88 Hz), 6.97 (2 H, br. s.) LC/MS (条件B): ret. T = 1.6 min, (M+H)+ 367.97. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 11.81 min, (条件B): >99%, ret. T = 13.74 min, (条件C): >99%, ret. T = 3.87 min, (条件D): >99%, ret. T = 4.18 min.
実施例5
1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体5A:1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
16×100mm反応容器に、中間体2A(61.8mg、0.182mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(85.5mg、0.337mmol)、酢酸カリウム(77mg、0.785mmol)及びDMSO(1mL)を加えた。アルゴンを該反応混合物に5分間バブルした。次に、PdCl(dppf)・CHCl(10mg、0.012mmol)を加え、そして該反応混合物を84℃で18時間加熱した。該目的生成物をLC/MS(条件B)によって88.0%存在することを確認した。T=3.4分;(M+H)+ 258.04
実施例5:
実施例5を、該反応混合物を105℃で2.25時間加熱し、そして下記の物質を使用することを除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(38.0mg、0.148mmol)、3−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(76.5mg、0.339mmol)、炭酸ナトリウム(59.6mg、0.562mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.015mmol)。実施例5をオフホワイト色固体として単離した(28.4mg、52.2%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100 mm S10カラム、205%溶媒B〜100%溶媒Bを12分間かけて溶出する)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 9.00 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.84 (1 H, s), 8.72-8.78 (1 H, m), 8.26-8.35 (2 H, m), 8.04-8.08 (1 H, m), 7.98 (1 H, d, J=5.19 Hz), 7.29-7.37 (3 H, m). LC/MS (条件B): ret. T = 3.8 min, (M+H)+ 359.04. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 22.52 min, (条件B): >99%, ret. T = 24.94 min, (条件C): >99%, ret. T = 22.20 min, (条件D): >99%, ret. T = 17.63 min.
実施例6
1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メトキシピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例6を、反応混合物を105℃で2.25時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて、実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(38.0mg、0.148mmol)、3−ヨード−4−メトキシピリジン(86.2mg、0.367mmol)、炭酸ナトリウム(56.1mg、0.529mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.015mmol)。実施例6を、オフホワイト色固体として単離した(14.9mg、31.1%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて10%溶媒B〜95%溶媒B、ret. T = 8.6 min)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.75 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.64 (1 H, d, J=5.80 Hz), 8.59 (1 H, s), 8.27-8.36 (3 H, m), 7.42-7.51 (3 H, m), 7.35 (1 H, d, J=6.10 Hz), 3.93 (3 H, s). LC/MS (条件B): ret. T = 2.84 min, (M+H)+ 321.05. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 22.96 min, (条件B): >99%, ret. T = 23.17 min, (条件C): >99%, ret. T = 9.33 min, (条件D): >99%, ret. T = 9.91 min.
実施例7
4−(4−シクロプロピルピリミジン−5−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体7A:5−ブロモ−4−シクロプロピルピリミジン
Figure 2013534539
EtO(120mL)及びTHF(20mL)中の5−ブロモピリミジン(3g、18.87mmol)の溶液に、シクロプロピルマグネシウムブロミド(39.6mL、19.81mmol)を0℃で加えた。得られた白色懸濁液を水とrtで1時間撹拌し、続いてDDQ(4.28g、18.87mmol)/THF(10mL)を加えた。得られた黒色混合物を室温で終夜撹拌した。該反応混合物をEtOAcを用いて抽出した。該水層をEtOAcで抽出し、そして該有機層をあわせてNaOH(1N)および食塩水で洗浄した。該粗生成物を、バイオタージ(Biotage)(0−15%EtOAc/ヘキサン、1.2L)によって精製して、黄色固体の標題化合物(700mg、20%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.87 (1 H, s), 8.66 (1 H, s), 2.40-2.56 (1 H, m), 1.13-1.32 (4 H, m).
実施例7:
実施例7を、反応混合物を105℃で2.25時間加熱し、そして下記の物質を使用することを除いて、実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(38.0mg、0.148mmol)、中間体7A(55mg、0.276mmol)、炭酸カリウム(61.5mg、0.580mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.015mmol)。実施例7は黄褐色固体として単離した(21.2mg、29.5%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、10分間かけて30%溶媒B〜100%溶媒B、ret. T = 11.1 min.)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.05 (d, J=3.05 Hz, 2 H) 1.24 (s, 2 H) 1.89-1.97 (m, 1 H) 7.46 (d, J=8.55 Hz, 2 H) 7.53 (dd, J=9.31, 4.73 Hz, 1 H) 8.29-8.35 (m, 2 H) 8.35-8.43 (m, 1 H) 8.75-8.79 (m, 1 H) 8.79-8.86 (m, 1 H) 9.12-9.18 (m, 1 H). LC/MS (条件B): ret. T = 4.0 min, (M+H)+ 332.03. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 25.49 min, (条件B): >99%, ret. T = 25.41 min, (条件C): >99%, ret. T = 20.9 min, (条件D): >99%, ret. T = 16.45 min.
実施例8
5−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
実施例8を、該反応混合物を105℃で2.25時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(38.0mg、0.148mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(55.2mg、0.317mmol)、炭酸ナトリウム(59.2mg、0.559mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg、0.015mmol)。実施例8を、白色固体として単離した(15.2mg、33.0%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて10%溶媒B〜90%溶媒B、 ret. T = 7.4 min.)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.65-8.85 (1 H, m), 8.44-8.60 (1 H, m), 8.21-8.39 (4 H, m), 7.36-7.52 (3 H, m), 6.95 (2 H, br. s.). LC/MS (条件B): ret. T = 2.22 min, (M+H)+ 307.05. 分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 18.63 min, (条件B): >99%, ret. T = 19.30 min, (条件C): >99%, ret. T = 7.15 min, (条件D): >99%, ret. T = 7.56 min.
実施例9
3−(3−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリジン−4−イル)オキセタン−3−オール
Figure 2013534539
中間体9A:3−(3−ブロモピリジン−4−イル)オキセタン−3−オール
Figure 2013534539
乾燥THF(80mL)中の2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(2.50g、17.70mmol)の磁気撹拌溶液に、アルゴン下、−78℃でn−ブチルリチウム(ヘキサン中、2.50M;5.6mL、14.0mmol)を2分間かけてゆっくりと加えた。該反応混合物を−78℃で5分間撹拌し、次いで約0℃まで10分間かけて昇温させた。該反応混合物を−78℃まで冷却し、そしてニートの3−ブロモピリジン(1.335mL、13.61mmol)を10分間かけて滴下した。該反応混合物を−78℃で15分間撹拌し、次いでニートのオキセタン−3−オン(870mg、12.07mmol)を2〜3分間かけてゆっくりと処理した。次いで、該反応混合物を室温まで18時間かけてゆっくりと昇温させた。該反応混合物を真空下で濃縮し、次いでpH〜8−9に達するまで、酢酸エチル/飽和NHCl水溶液と炭酸水素ナトリウムの固体とを分配した。該水層を塩化ナトリウムで飽和とし、そして酢酸エチルで逆抽出した。該有機層をあわせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして乾固まで蒸発させて赤油状物を得た。該粗物質を、バイオタージシリカゲルクロマトグラフィー(80gトムソン シングル ステップ(Thompson Single Step)(登録商標)シリカゲルカートリッジ;100%CHCl〜100%酢酸エチルの直線勾配を12カラム容量で使用する)によって精製して、白色固体の標題化合物(860mg、31%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 8.75 (1 H, s), 8.58 (1 H, d, J= 5.0 Hz), 7.24 (1 H, d, J=5.0 Hz), 5.16 (2 H, m), 4.91 (2 H, m), 3.12 (1 H, br.s). LC/MS (条件B): ret. T = 1.1 min, (M+H)+ 229.89, 231.89.
実施例9
実施例9を、該反応混合物を110℃で4時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(122.9mg、0.478mmol)、中間体9A(160mg、0.695mmol)、炭酸ナトリウム(201mg、1.9mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(2.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(37mg、0.067mmol)。実施例9を、オフホワイト色固体として単離した(33.7mg、18.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて20%溶媒B〜100%溶媒B、ret. T = 8.88 min.)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 4.35 (brs, 2 H) 4.62 (brs, 2 H) 6.82 (s, 1 H) 7.46 (t, J=8.85 Hz, 2 H) 7.51-7.59 (m, 2 H) 8.31-8.37 (m, 3 H) 8.69 (s, 1 H) 8.73 (d, J=4.58 Hz, 1 H) 8.79 (d, J=5.19 Hz, 1 H). LC/MS (条件B): ret. T = 2.90 min, (M+H)+ 363.08. 分析用HPLC: (条件A): >93%, ret. T = 19.64 min, (条件B): >93%, ret. T = 20.26 min, (条件C): >99%, ret. T = 8.15 min, (条件D): >92%, ret. T = 7.66 min.
実施例10
4−(4−クロロピリジン−3−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例10を、該反応混合物を105℃で2時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(40mg、0.156mmol)、3−ブロモ−4−クロロピリジン(53.6mg、0.279mmol)、炭酸ナトリウム(61.3mg、0.578mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25,3mg、0.022mmol)。実施例10を、オフホワイト色固体として単離した(5.7mg、11%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて35%溶媒B〜100%溶媒B、ret. T = 11.8 min.)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.78-8.86 (2 H, m), 8.74 (1 H, d, J=5.19 Hz), 8.37 (1 H, s), 8.26-8.34 (2 H, m), 7.86 (1 H, d, J=5.19 Hz), 7.43-7.55 (3 H, m). LC/MS (条件B): ret. T = 3.8min, (M+H)+ 325.00, 326.98. 分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 24.69 min, (条件B): >98%, ret. T = 24.45 min, (条件C): >98%, ret. T = 18.88 min, (条件D): >98%, ret. T = 15.00 min.
実施例11
1−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例11(3.7mg、8%)をオフホワイト色固体として実施例10から単離し、プレパラティブHPLC(条件A)で精製した。保持時間=8.25分。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.13 (1 H, d, J=2.44 Hz), 8.75-8.83 (2 H, m), 8.70 (1 H, s), 8.27-8.41 (3 H, m), 7.62-7.72 (2 H, m), 7.47 (2 H, t, J=8.85 Hz). LC/MS (条件B): ret. T = 3.0 min, (M+H)+ 291.05. 分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 22.67 min, (条件B): >98%, ret. T = 22.54 min, (条件C): >98%, ret. T = 10.42 min, (条件D): >98%, ret. T = 9.66 min.
実施例12
メチル 3−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)イソニコチネート
Figure 2013534539
実施例12を、反応混合物をNMP(1.0mL)および水(50μL)の混合液中に105℃で1時間加熱し、そして下記の物質を使用する点を除いて実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体5A(49.4mg、0.192mmol)、3−ブロモピリジン−4−カルボン酸メチルエステル(0.035mL、0.268mmol)、炭酸カリウム(93mg、0.671mmol)およびPdCl(dppf)・CHCl(9mg、0.012mmol)。実施例12を、黄褐色固体として単離した(14.2mg、19.8%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて30%溶媒B〜100%溶媒B)によって行った。保持時間=10.7分。LC/MS (条件B): ret. T = 3.6min, (M+H)+ 349.14. 分析用HPLC: (条件A): >90%, ret. T = 22.18 min, (条件B): >95%, ret. T = 22.85 min, (条件C): >95%, ret. T = 17.14 min, (条件D): >95%, ret. T = 13.96 min.
実施例13
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体13A:1−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥16×100mmケム−ガラス反応チューブに、N下、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(5g、19.92mmol)、(2,4−ジフルオロフェニル)ヒドラジン(3.01g、20.92mmol)および無水NMP(35mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、室温で20分間撹拌し、次いで180℃油浴中に4時間置いた。次いで、該反応混合物を室温で72時間撹拌させた。該反応混合物をEtOAc(1200mL)で希釈し、そして該有機層を水(6×350mL)、食塩水(1×100mL)で抽出し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして乾固まで蒸発した。該残渣を、バイオタージシリカゲルクロマトグラフィー(300gトムソン シングル ステップ(Thompson Single Step)(登録商標)シリカカートリッジ、10カラム容量で100%ヘキサン〜100%ジクロロメタンの直線勾配を使用)によって精製して、淡黄色固体の中間体A(4.53g、44.6%)を得て、これは28%の未環化ヒドラゾン中間体、((E)−3−((2−(2,4−ジフルオロフェニル)ヒドラゾノ)メチル)−2−フルオロ−4−ヨードピリジンを含んでいた。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.21 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.14 (1 H, s), 7.59-7.71 (2 H, m), 7.10 (2 H, td, J=7.55, 3.81 Hz). LC/MS (条件A): T = 3.7 min, (M+H)+ 357.90.
実施例13
NMP(1.0mL)中の中間体13A(85mg、0.238mmol)の溶液に、4−メチルピリジン−3−ボロン酸(37,5mg、0.274mmol)および炭酸カリウム(109mg、0.785mmol)を加えた。該反応混合物を、アルゴンで10分間バブルすることによって脱気した。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(19.44mg、0.024mmol)で処理した。該反応混合物をアルゴンで再びフラッシュし、密封しそして105℃で4時間加熱した。実施例1に記載する通りの一般的なワークアップ法および精製法に従って、標題化合物(26.2mg、33.8%)をオフホワイト色固体として得た。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて15%溶媒B〜90%溶媒B)によって行った。保持時間=7.4分。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.68 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.50-8.61 (2 H, m), 8.19 (1 H, s), 7.70-7.82 (1 H, m), 7.55 (1 H, d, J=5.19 Hz), 7.29-7.40 (2 H, m), 7.19-7.28 (1 H, m), 2.38 (3 H, s). LC/MS (条件B): ret. T = 2.4min, (M+H)+ 323.07. 分析用HPLC: (条件A): >99, ret. T = 7.91min, (条件B): >99, ret. T = 8.12min, (条件C): >99%, ret. T = 6.96min, (条件D): >99, ret. T = 7.36min.
実施例14〜60
実施例14〜60を、以下の一般的な方法に従って製造した。4mLバイアルに、目的のヒドラジンHCl塩(0.25mmol)、ポリマー結合MPカルボネート樹脂(200mg、3.03mmol/g、アルゴナートテック(Argonaut Tech)社製(カタログ番号800269)および無水NMP(0.5mL)を加えた。 該バイアルを封し、そして振とう機上に室温で2時間置いた。得られた溶液を、ピペットによって該樹脂から除き、無水NMP(2×250μL)ですすぎ、そして2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(50mg、0.199mmol)を含有する16×100mm反応チューブに加えた。得られた溶液をアルゴンでフラッシュし、密封し、そしてヒドラジン置換パターンに応じて165℃で45分間か185℃で30分〜5時間かのいずれかで加熱した。加熱が完結した後に、該反応混合物を室温まで冷却し、4−メチルピリジン−3−イルボロン酸、1.00HCl(45−55mg、0.260−0.317mmol)、炭酸カリウム(85mg、0.615mmol)、水(50μL、2.78mmol)およびPdCl(dppf)・CHCl(15mg、0.018mmol)で処理し、アルゴンでフラッシュし、そして105℃まで4時間加熱した。該反応混合物をDMF(400μL)で希釈し、1回使用ウォーターズC−18セプ−パック ライトカートリッジに結合した0.45μMフリット(パート番号WAT023501)またはストラトスフェア(StratoSpheres)(登録商標)SPE PL−チオールMP SPE樹脂カートリッジ(500mg/6mLチューブ、1.5mmol、名目上(nominal)、パート番号PL3582−CM89FL、バッチ番号SPEMP THIOL 004)のいずれかでろ過し、総容量が1.8mLまでDMFで希釈した。該化合物を、ダイオネックスAPS−3000逆相プレパラティブHPLCシステム(ウォーターズX−ブリッジ19×150mmS10 C18カラム、30%溶媒B/70%溶媒A〜100%溶媒Bの勾配を29分間かけて流速20mL/分で使用し、220nMの波長で追跡する)上で精製した。溶媒A:5%MeOH/95%水/20mM NHOAcおよび溶媒B:95%MeOH/5%水/20mM NHOAc。
Figure 2013534539
Figure 2013534539
Figure 2013534539
Figure 2013534539
Figure 2013534539
Figure 2013534539
*化合物20〜66についてのLC/MS保持時間は、ウォーターズ分析用LC/MSシステム(スペルコ アセンティス エクスプレス(Supelco Ascentis Express) 4.6×50mm S2.7 C18カラム、10分間かけて100%溶媒A〜100%溶媒Bの直線勾配、流速2mL/分を使用、220nMの波長で追跡、溶媒A:5%MeOH/95%水/20mM NHOAcおよび溶媒B:95%ACN/5%水/10mM NHOAc、および溶媒B:95%ACN/5%水/10mM NHOAc。
実施例61
4−(4−(ジクロロメチル)ピリジン−3−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
アセトニトリル(2.0mL)中の実施例13の化合物(11.5mg、0.036mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(5.24mg、0.039mmol)を加えた。該反応混合物を窒素でフラッシュし、そして80℃で6時間加熱した。更なるN−クロロスクシンイミド(10.4mg、0.0789mmol)を加え、そして該反応混合物を90℃で7時間加熱した。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて45%溶媒B〜100%溶媒B)によって行って(保持時間=9.7分)、明黄褐色固体の標題化合物(3.5mg、24.7%)を得た。LC/MS (条件B): ret. T = 3.76min, (M+H)+ 390.98, 392.95, 394.95. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 22.70 min, (条件B): >99%, ret. T = 23.14 min, (条件C): >99%, ret. T = 18.76 min, (条件D): >99%, ret. T = 15.98 min.
実施例62
3−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体62A:4−アミノピリジン−5−イルボロン酸
Figure 2013534539
バイアルに、5−ブロモピリミジン−4−アミン(0.200g、1.149mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.438g、1.724mmol)および酢酸カリウム(0,338g、3.45mmol)を加えた。該バイアルをゴムセプタムで封し、次いで排気し、Nで充填し直した。ジオキサン(0.120ml)をセプタムを通してシリンジで加えた。該反応混合物をNでスパージし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(0.042g、0.057mmol)を加えた。次いで、該セプタムをテフロンスクリューバルブで置き代え、そして該バイアルを封した。該反応混合物を105℃で金属パイプブロック(metal pie block)中で加熱した。18時間後に、反応混合物を室温まで冷却させた。該反応混合物を使い捨てフリット漏斗を通してろ過し、そしてろ過ケーキをEtOAcで洗浄した。該ろ液を濃縮して褐色固体を得た。MS (ESI): m/z = 140.0 [M+H]+ HPLCピーク ret. T = 0.24分は、生成物であった(HPLC条件:カラム:ルナ C18 4.6×30mm、3μ A:10:90 H0 ACN:ACN NHOAc/B:10:90 HO:ACN NHOAc;2分間で0%から95%B;4mL/分で流速)
実施例62:
実施例62を、反応混合物を10℃で1.5時間加熱することを除いて実施例2の一般的な製法に従って、下記物質を使用して製造した:中間体13A(40mg、0.11mmol)、炭酸ナトリウム(41.6mg、0.392mmol)、中間体62A(61.8mg、0.448mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(12.9mg、0.011mmol)。実施例62を、オフホワイト色固体として単離した(11.5mg、31.4%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア30×100mm S10カラム、10%溶媒B〜90%溶媒Bを12分間かけて使用する)によって行った。保持時間=6.86分。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.58-8.70 (1 H, m), 8.24-8.30 (1 H, m), 8.20 (1 H, br. s.), 8.12 (1 H, d, J=5.80 Hz), 7.69-7.80 (1 H, m), 7.37-7.46 (1 H, m), 7.28-7.36 (1 H, m), 7.19-7.27 (1 H, m), 6.81-6.90 (1 H, m). LC/MS (条件B): ret. T = 2.36 min, (M+H)+ 324.02. 分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 17.77 min, (条件B): >98%, ret. T = 16.68 min, (条件C): >98%, ret. T = 6.26 min, (条件D): >98%, ret. T = 6.76 min.
実施例63
2−(3−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリジン−4−イル)アセトニトリル
Figure 2013534539
中間体63A:1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
中間体63Aを、反応混合物を85℃で75分間加熱することを除いて中間体5Aに記載する一般的な製法に従って、下記の物質を用いて製造した:中間体13A(100mg、0.280mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(133.1mg、0.524mmol)、酢酸カリウム(115.0mg、1.172mmol)およびDMSO(1.5mL)。目的生成物を、LC/MS(条件B)によって、76%(保持時間=2.9分;(M+H) 276.00)で存在することを確認した。
実施例63:
実施例63を、115℃で3時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を用いて製造した:中間体63A(77.0mg、0.280mmol)、2−(3−ブロモピリジン−4−イル)アセトニトリル(55.2mg、0.280mmol)、炭酸ナトリウム(248.6mg、2.34mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(47.1mg、0.041mmol)。実施例63を暗黄褐色固体として単離した(23.6mg、23.9%)。精製を、プレパラティブHPLC(フェノメネックス ルナ アキシア30×100mm S10カラム使用、12分間かけて15%溶媒B〜100%溶媒B)によって行った。保持時間=8.3分。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.81 (1 H, d, J=5.19 Hz), 8.69-8.76 (2 H, m), 8.37 (1 H, s), 7.78-7.88 (1 H, m), 7.72 (1 H, d, J=4.88 Hz), 7.61-7.70 (1 H, m), 7.45 (1 H, d, J=4.58 Hz), 7.32-7.41 (1 H, m), 4.16 (2 H, s). LC/MS(条件B):ret. T = 2.69分, (M+H)+ 347.97。分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 18.83 min, (条件B): >97%, ret. T = 17.29 min, (条件C): >97%, ret. T = 11.24 min, (条件D): >97%, ret. T = 10.35 min.
実施例64
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例64を、90℃で18時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体63A(35.0mg、0.127mmol)、5−ブロモ−4−メチルピリジン(41.2mg、0.238mmol)、炭酸ナトリウム(58.9mg、0.556mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(10mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17.5mg、0.0151mmol)。実施例64を白色固体として単離した(25.1mg、60.7%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて18%溶媒B〜100%溶媒B)によって行い(保持時間=9.2分)、続いてバイオタージシリカゲルクロマトグラフィー(4gトムソン シングル ステップ(登録商標)シリカカートリッジ、100%ヘキサン〜100%(1:1アセトン/ヘキサン)を10倍カラム容量で使用する)によって行った。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 9.27 (1 H, s), 8.68-8.79 (2 H, m), 8.09 (1 H, s), 7.71 (1 H, td, J=8.62, 5.95 Hz), 7.21 (1 H, d, J=4.58 Hz), 7.13 (2 H, td, J=7.86, 5.65 Hz), 2.58 (3 H, s). LC/MS(条件B): ret. T = 3.22分, (M+H)+ 324.13. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 18.26 min, (条件B): >99%, ret. T = 18.09 min, (条件C): >99%, ret. T = 12.33 min, (条件D): >99%, ret. T = 10.15 min.
実施例65
4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピリジン−3−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体65A:4−(アゼチジン−1−イル)−3−ブロモピリジン
Figure 2013534539
16×100mm反応チューブにN下で、3−ブロモ−4−クロロピリジン(320mg、1.663mmol)、炭酸セシウム(1.65g、5.06mmol)および1,2−ジメトキシエタン(3mL)を加えた。該反応混合物を窒素でフラッシュし、次いでアゼチジン(210μL、3.12mmol)で処理した。該反応混合物を密封し、室温で5分間撹拌し、次いで90℃で18時間加熱した。該反応混合物を、小さいセライトプラグを通して重量によってろ過し、ジクロロメタン(30mL)で洗浄し、そして該揮発物を真空下で蒸発して淡黄色固体の標題化合物(350mg、99%)を得た。
実施例65
実施例65を、90℃で18時間加熱することを除いて、下記の物質を使用して実施例1の一般的な製法に従って製造した:中間体63A(50.7mg、0.238mmol)、炭酸ナトリウム(50mg、0.472mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(14mg、0.012mmol)。実施例65を白色固体として単離した(20.8mg、44.7%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて20%溶媒B〜85%溶媒B)によって行った。保持時間=6.9分。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.60 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.22-8.37 (2 H, m), 8.18 (1 H, s), 7.68 (1 H, td, J=8.70, 5.80 Hz), 7.19 (1 H, d, J=4.58 Hz), 7.03-7.14 (2 H, m), 6.49 (1 H, d, J=5.80 Hz), 3.66 (4 H, brs), 2.10-2.30 (2 H, m). LC/MS (条件B): ret. T = 2.39 min, (M+H)+ 364.01. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 20.74 min, (条件B): >99%, ret. T = 22.80 min, (条件C): >99%, ret. T = 7.73 min, (条件D): >99%, ret. T = 8.82 min.
実施例66
4−(4−(アゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体66:4−(アゼチジン−1−イル)−5−ヨードピリミジン
Figure 2013534539
16×100mm反応チューブにN下、4−クロロ−5−ヨードピリミジン(200mg、0.832mmol)、炭酸セシウム(817mg、2.508mmol)および1,2−ジメトキシエタン(5mL)を加えた。該反応混合物を窒素でフラッシュし、次いでアゼチジン(112μL、1.662mmol)で処理した。該反応混合物を密封し、室温で5分間撹拌し、次いで90℃で18時間加熱した。該反応混合物を、小さいセライトプラグを通して重力によってろ過し、ジクロロメタン(70mL)で洗浄し、そして該溶媒を真空下で留去して淡黄色固体の標題化合物(200mg、92%)を得た。
実施例66:
実施例66を、105℃で2.5時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を用いて製造した:中間体63A(35mg、0.127mmmol)中間体66A(65.8mg、0.252mmol)、炭酸ナトリウム(59.9mg、0.565mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(15mg、0.013mmol)。実施例66を、無色フィルムとして単離した(22.5mg、48%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、10%溶媒B〜90%溶媒Bを12分間かけて使用する)によって行った。保持時間=7.5分。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.74 (1 H, s), 8.66 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.31 (1 H, s), 8.23 (1 H, s), 7.63-7.77 (1 H, m), 7.20 (1 H, d, J=4.88 Hz), 7.08-7.16 (2 H, m), 3.85 (4 H, br. s.), 2.27 (2 H, quin, J = 7.7 Hz). LC/MS (条件B): ret. T = 2.31 min, (M+H)+ 365.00. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 18.74 min, (条件B): >99%, ret. T = 21.04 min, (条件C): >99%, ret. T = 7.17 min, (条件D): >99%, ret. T = 8.11 min.
実施例67
5−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
実施例67を、110℃で4.5時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体63A(308mg、1.120mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(297mg、1.707mmol)、炭酸ナトリウム(484mg、4.57mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(5.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(81mg、0.07mmol)。実施例67を、白色固体として単離した(124.2mg、32.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、15%溶媒B〜80%溶媒Bを12分間かけて使用する、保持時間=6.0分)によって行った。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.65 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.51 (1 H, s), 8.37 (1 H, s), 8.28 (1 H, s), 7.77 (1 H, td, J=8.70, 6.10 Hz), 7.60-7.70 (1 H, m), 7.31-7.45 (2 H, m), 6.98 (2 H, br. s.). LC/MS (条件B): ret. T = 1.99 min, (M+H)+ 325.04. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 15.36 min, (条件B): >99%, ret. T = 16.81 min, (条件C): >99%, ret. T = 5.47 min, (条件D): >99%, ret. T = 5.81min.
実施例68
1−(5−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−オール
Figure 2013534539
中間体68A:1−(5−ヨードピリミジン−4−イル)アゼチジン−3−オール
Figure 2013534539
150mL耐圧反応ボトルに、N下、4−クロロ−5−ヨードピリミジン(884mg、3.68mmol)、アゼチジン−3−オールHCl(1.29g、11.8mmol)、炭酸セシウム(8.40g、25.8mmol)および1,2−ジメトキシエタン(19mL)を加えた。該反応混合物を撹拌し、アルゴンで5分間フラッシュし、密封し、そして120℃で2時間加熱した。該反応混合物を小さいセライトプラグを通して重力によってろ過し、ジクロロメタン(125mL)で洗浄し、そして該揮発物を真空下で蒸発して白色固体の標題化合物(950mg、93%)を得た。
実施例68
実施例68を、100℃で8時間加熱することを除いて、下記の物質を使用して製造した:中間体63A(217mg、0.793mmol)、中間体68A(380mg、1.372mmol)、炭酸ナトリウム(350mg、3.30mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(3.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg、0.035mmol)。実施例68を、白色固体として単離した(63mg、20.8%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=5.6分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.64 (1 H, s), 8.61 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.26 (1 H, s), 8.20 (1 H, s), 7.62-7.69 (1 H, m), 7.15 (1 H, d, J=4.88 Hz), 7.02-7.11 (2 H, m), 4.54 (1 H, tt, J=6.60, 4.39 Hz), 3.99 (2 H, brs), 3.65 (2 H, brs). LC/MS (条件B): ret. T = 2.05 min, (M+H)+ 381.00. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 15.91 min, (条件B): >99%, ret. T = 17.76 min, (条件C): >98%, ret. T = 5.65 min, (条件D): >99%, ret. T = 6.05 min.
実施例69
5−(1−(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体69A:4−ヨード−1−(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
15mL耐圧ボトルに、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(710mg、2.83mmol)、(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ヒドラジン(509mg、2.83mmol)および無水NMP(4mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして184℃で2.75時間加熱した。該反応混合物を酢酸エチル(300mL)、水(125mL)および食塩水(50mL)で分配した。該有機層を水(4×40mL)および食塩水(75mL)で洗浄し、そして該水層をあわせて更なる酢酸エチル(300mL)で抽出した。該第2の有機層を水(4×60mL)および食塩水(100mL)で洗浄し、そして該有機層をあわせて硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で蒸発して黄褐色固体の標題化合物(1.16g(定量))を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 3.92 min, (M+H)+ 393.89.
中間体69B:1−(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
48mL耐圧ボトルにN下、中間体69A由来の化合物(1.1g、2.8mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.17g、4.61mmol)、酢酸カリウム(1.15g、11.72mmol)および無水DMSO(8mL)を加えた。アルゴンを該反応混合物に5分間バブルし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(71mg、0.097mmol)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして105℃で75分間加熱した。30mgより多いパラジウム触媒および60mgより多い4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)を加えた後、該反応混合物を115℃油浴中で更に75分間加熱して、目的中間体を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 3.2min, (M+H)+ 312.03.
実施例69
実施例69を、105℃で18時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体69B(871mg、2.8mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(660mg、3.79mmol)、炭酸ナトリウム(1.24g、11.70mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(8.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(50mg、0.043mmol)。実施例69を、黄褐色固体として単離した(33.4mg、3.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=6.6分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.49 (dd, J=4.73, 1.37 Hz, 1 H) 7.76-7.84 (m, 1 H) 8.33 (s, 1 H) 8.44 (s, 1 H) 8.54 (s, 1 H) 8.71 (dd, J=4.73, 1.37 Hz, 1 H). LC/MS (条件B): ret. T = 2.15 min, (M+H)+ 361.03. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 16.00 min, (条件B): >99%, ret. T = 17.36 min, (条件C): >97%, ret. T = 6.52 min, (条件D): >98%, ret. T = 6.99 min.
実施例70
5−(1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体70A:4−ヨード−1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルにN下、(2,3,4−トリフルオロフェニル)ヒドラジン(359mg、2.212mmol)、4−ヨード−2−フルオロ−3−ホルミルピリジン(555.1mg、2.212mmol)および無水NMP(5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃で3時間加熱した。該反応混合物を中間体69Aに記載する製法に従ってワークアップした。該生成物を、バイオタージシリカゲルクロマトグラフィー(25gトムソン シングル ステップ(登録商標)シリカカートリッジを100%ヘキサン〜100%CHClの直線勾配を12倍カラム容量で使用する)によって精製して、黄色固体の標題化合物(162.9mg、20.4%)を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 4.0 min, (M+H)+ 375.93.
中間体70B:1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
48mL耐圧ボトルにN下、中間体70A(169.2mg、0.451mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(217mg、0.855mmol)、酢酸カリウム(206mg、2.099mmol)および無水DMSO(4.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(28.3mg、0.039mmol)で処理した。該反応混合物を再びアルゴンでフラッシュし、密封し、そして85℃で1時間加熱して、目的物への完全な変換を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 3.3min, (M+H)+ 294.03.
実施例70:
実施例70を、105℃で4時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体70B(132mg、0.450mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(131.4mg、0.755mmol)、炭酸ナトリウム(215.1mg、2.03mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(4.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(35.6mg、0.031mmol)。実施例70を、オフホワイト色固体として単離した(33mg、20.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=7.0分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.69 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.53 (1 H, s), 8.35 (1 H, s), 8.31 (1 H, s), 7.53-7.63 (1 H, m), 7.36-7.48 (2 H, m). LC/MS (条件B): ret. T = 2.3min, (M+H)+ 343.04. 分析用HPLC: (条件A): >94%, ret. T = 17.54 min, (条件B): >94%, ret. T = 18.79 min, (条件C): >99%, ret. T = 7.35 min, (条件D): >96%, ret. T = 7.85 min.
実施例71
5−(1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体71A:1−(3−ブロモピリジン−2−イル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルにN下、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(725mg、2.89mmol)、3−ブロモ−2−ヒドラジニルピリジン(543mg、2.89mmol)および無水NMP(容量:4.0mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃まで45分間加熱した。該反応混合物を、中間体69Aに記載する製法に従ってワークアップし、そして該粗生成物をバイオタージ シリカゲルクロマトグラフィー(12gトムソン シングル ステップ(登録商標)シリカゲルカートリッジを使用、100%CHCl〜100%酢酸エチルの直線勾配を11倍カラム容量)によって精製して、黄色固体の標題化合物(867.4mg、74.9%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 8.64 (1 H, dd, J=4.58, 1.53 Hz), 8.09-8.25 (3 H, m), 7.65 (1 H, d, J=4.58 Hz), 7.37 (1 H, dd, J=7.93, 4.58 Hz). LC/MS (条件B): ret. T = 3.2min, (M+H)+ 400.81, 402.81.
実施例71:
実施例71を、反応混合物を105℃で3時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体71A(400mg、0.998mmol)、中間体62A(399mg、2.88mmol)、炭酸ナトリウム(435.3mg、4.11mmol)、脱気EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(10mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(55.2mg、0.048mmol)。実施例71を、白色固体として単離した(12.1mg、3.13%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて0%溶媒B〜45%溶媒B、保持時間=7.37分)、続いてバイオタージシリカゲル精製(4gトムソン シングル ステップ(登録商標)シリカカートリッジを使用、100%CHCl〜100%(15%MeOH/CHCl)の直線勾配を12倍カラム容量)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.62-8.73 (2 H, m), 8.54 (1 H, s), 8.29-8.46 (3 H, m), 7.62 (1 H, dd, J=8.09, 4.73 Hz), 7.47 (1 H, d, J=4.88 Hz). LC/MS (条件B): ret. T = 1.7min, (M+H)+ 367.94, 369.94. 分析用HPLC: (条件A): 90%, ret. T = 12.92 min, (条件B): >98%, ret. T = 12.54 min, (条件C): >90%, ret. T = 3.39 min, (条件D): >90%, ret. T = 3.78 min.
実施例72
5−(1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
実施例72を、オフホワイト色固体として、実施例71から単離した。プレパラティブHPLC(条件A)保持時間=6.41分。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.74 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.62-8.69 (1 H, m), 8.52 (1 H, s), 8.34 (1 H, d, J=0.61 Hz), 8.28 (1 H, s), 8.23 (1 H, dd, J=8.24, 0.61 Hz), 8.03-8.16 (1 H, m), 7.39-7.52 (2 H, m), 6.96 (2 H, br. s.). LC/MS (条件B): ret. T = 1.90 min, (M+H)+ 290.21. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T =12.28 min, (条件B): >99%, ret. T = 12.64 min, (条件C): >95%, ret. T = 3.12 min, (条件D): >99%, ret. T = 3.39 min.
実施例73
5−(1−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体73A:4−ヨード−1−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ(3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルに窒素下、3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イルヒドラジン(499mg、2.82mmol)、4−ヨード−2−フルオロ−3−ホルミルピリジン(706.8mg、2.82mmol)および無水NMP(4.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃まで1.5時間加熱した。該反応混合物を中間体69Aに記載する製法に従って、油状物の標題化合物(982mg、89%)を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 3.4 min, (M+H)+ 390.94.
中間体73B:1−(3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
中間体73A(495mg、1.269mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(569mg、2.241mmol)、酢酸カリウム(571mg、5.82mmol)および無水DMSO(10mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、PdCl(dppf)・CHCl(56mg、0.077mmol)で処理し、そして85℃まで2時間15分間加熱して、目的生成物へ変換した。
LC/MS (条件B): ret. T = 2.5min, (M+H)+ 309.07.
実施例73:
実施例73を、108℃で4時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体73B(391mg、1.269mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(335.5mg、1.928mmol)、炭酸ナトリウム(567mg、5.35mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(10.0mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(52.4mg、0.045mmol)。実施例73を、明黄色固体として単離した(32.6mg、7.1%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて15%溶媒B〜75%溶媒B、保持時間=4.7分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.99 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.57-8.64 (2 H, m), 8.52 (1 H, s), 8.38 (1 H, s), 8.30 (1 H, s), 7.94 (1 H, dd, J=7.78, 4.73 Hz), 7.43 (1 H, d, J=4.88 Hz), 7.01 (2 H, br. s.). LC/MS (条件B): ret. T = 2.21 min, (M+H)+ 358.20. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 13.26 min, (条件B): >99%, ret. T = 15.20 min, (条件C): >96%, ret. T = 4.08 min, (条件D): >99%, ret. T = 4.38 min.
実施例74
5−(1−(2,6−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体74A:1−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b)ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラスボトルにN下、(2,6−ジフルオロフェニル)ヒドラジン(431mg、2.99mmol)、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(750mg、2.99mmol)および無水NMP(4.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃まで1.5時間加熱した。該反応混合物を、中間体69Aに記載する一般的な製法に従ってワークアップして、濃厚な暗色油状物の標題化合物(約50%のヒドラゾン中間体を含む)(1.19g(定量))を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 3.5min, (M+H)+ 357.91.
中間体74B:1−(2,6−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
中間体74A(1.19g、3.24mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(1.35g、13.86mmol)、酢酸カリウム(1.36g、13.86mmol)および無水DMSO(12.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(56mg、0.077mmol)を加えた。該反応混合物を85℃まで1時間加熱し、次いで105℃で1時間加熱して、目的生成物への変換を得た。LC/MS (条件B): ret. T = 2.7min, (M+H)+ 276.01.
実施例74
実施例74を、108℃で4.5時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体74B(892mg、3.24mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(790mg、4.54mmol)、炭酸ナトリウム(1.37g、12.97mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(12.5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(187mg、0.162mmol)。実施例74を、明黄褐色固体として単離した(30.1mg、2.8%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、15%溶媒B〜75%溶媒Bを11分間かけて使用する、保持時間=5.0分)によって行った。
)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.63 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.51 (1 H, s), 8.43 (1 H, s), 8.31 (1 H, s), 7.68-7.81 (1 H, m), 7.41-7.51 (3 H, m), 7.01 (2 H, br. s.). LC/MS (条件B): ret. T = 1.86min, (M+H)+ 325.10. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 13.98 min, (条件B): >99%, ret. T = 15.96 min, (条件C): >98%, ret. T = 4.79 min, (条件D): >99%, ret. T = 5.17 min.
実施例75
5−(1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体75A:1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルにN下、4−ヨード−2−フルオロ−3−ホルミルピリジン(714.6mg、2.85mmol)、(3−クロロ−5−フルオロフェニル)ヒドラジン(457.6mg、2.85mmol)および無水NMP(8.5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃まで1時間45分間加熱した。該反応混合物を、中間体69Aに記載する製法に従ってワークアップして、暗赤色固体の標題化合物(約45%のヒドラゾン中間体を含む)(839mg、76.9%)を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 4.8min, (M+H)+ 373.87.
中間体75B:1−(3−クロロ−5−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
中間体75A(558.6mg、1.46mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(569.2mg、2.24mmol)、酢酸カリウム(584.3mg、5.95mmol)および無水DMSO(11mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、そしてPdCl(dppf)・CHCl(59.1mg、0.081mmol)で処理した。該反応混合物を85℃まで1時間加熱し、次いで105℃で1時間加熱して、目的生成物への変換を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 4.29min, (M+H)+ 291.99, 292.99.
実施例75B:
実施例75を、108℃で4.25時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体75B(426mg、1.46mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(379.5mg、2.18mmol)、炭酸ナトリウム(636.7mg、6.01mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(10mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(83.5mg、0.072mmol)。実施例75を、明黄褐色として単離した(47.2mg、9.1%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて33%溶媒B〜100%溶媒B、保持時間=7.32分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.80 (1 H, t, J = 4.73 Hz), 8.53 (1 H, d, J = 4.58 Hz), 8.46 (1 H, br. s.), 8.25-8.35 (3 H, m), 7.45 (1 H, t, J=4.88 Hz), 7.18 (1 H, d, J=8.24 Hz) LC/MS (条件B): ret. T = 3.00min, (M+H)+ 341.00, 343.00. 分析用HPLC: (条件A): >95%, ret. T = 24.52 min, (条件B): >95%, ret. T = 24.09 min, (条件C): >95%, ret. T = 10.18 min, (条件D): >97%, ret. T = 10.74 min.
実施例76
5−(1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体76A:4−ヨード−1−(2−トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b)ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルにN下、4−ヨード−2−フルオロ−3−ホルミルピリジン(750mg、2.99mmol)、(2−(トリフルオロメチル)フェニル)ヒドラジン(526mg、2.99mmol)、DMAP(200mg、1.637mmol)および無水NMP(4mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃で3.75時間加熱した。該反応混合物を中間体69Aに記載する製法に従ってワークアップして、褐色固体の標題化合物(約88%のヒドラゾン中間体を含む)(535mg、44%)を得た。LC/MS (条件B): ret. T = 4.19min, (M+H)+ 389.90.
中間体76B:1−(2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
中間体76A(535mg、1.32mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(500mg、1.97mmol)、酢酸カリウム(520mg、5.30mmol)、および無水DMSO(10mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、PdCl(dppf)・CHCl(60mg、0.082mmol)で処理し、そして105℃まで1.25時間加熱して目的生成物を得た。
実施例76:
実施例76を、105℃で4時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体76B(350mg、1.14mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(260mg、1.49mmol)、炭酸ナトリウム(500mg、4.72mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(8mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(60mg、0.052mmol)。実施例76を、黄褐色固体として単離した(20.0mg、4.9%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=6.29分)によって行った。
500 MHz 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 7.44 (d, J=4.88 Hz, 1 H) 7.65 (d, J=7.93 Hz, 1 H) 7.83 (t, J=7.63 Hz, 1 H) 7.90 (t, J=7.17 Hz, 1 H) 8.01 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 8.33 (d, J=12.51 Hz, 2 H) 8.54 (s, 1 H) 8.62 (d, J=4.88 Hz, 1 H) LC/MS (条件B): ret. T = 2.13min, (M+H)+ 357.10. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 15.98 min, (条件B): >99%, ret. T = 17.36 min, (条件C): >97%, ret. T = 6.19 min, (条件D): >99%, ret. T = 6.54 min.
実施例77
5−(1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体77A:4−ヨード−1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
15mL耐圧ボトルに、2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(530mg、2.112mmol)、(2,4,6−トリフルオロフェニル)ヒドラジン(359mg、2.215mmol)、DMAP(53mg、0.434mmol)および無水NMP(4mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでフラッシュし、密封し、そして185℃まで1.75時間加熱した。該反応混合物を中間体69Aに記載する製法に従ってワークアップし、そして該生成物をバイオタージ シリカゲルクロマトグラフィー(40gトムソン シングル ステップ(登録商標)シリカカートリッジを100%溶媒B〜100%CHClの直線勾配を14倍カラム容量を使用する)によって精製して、黄色固体の標題化合物(133mg、16.8%)(LC/MS(条件B): ret. T = 3.7min, (M+H)+ 375.90)および淡黄色固体のヒドラゾン中間体(230mg、27.6%)(LC/MS (条件B): ret. T = 3.7min, (M+H)+ 395.90)を得た。
中間体77B:1−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
(E)−2−フルオロ−4−ヨード−3((2−(2,4,6−トリフルオロフェニル)ヒドラジノ)メチル)ピリジン(230mg、0.582mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、中間体77A(133mg、0.355mmol)、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(330mg、1.30mmol)、酢酸カリウム(350mg、3.57mmol)および無水DMSO(8mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、PdCl(dppf)・CHCl(64mg、0.087mmol)で処理し、そして85℃まで1.25時間加熱して目的中間体を得た。
LC/MS (条件B): ret. T = 2.9min, (M+H)+ 294.03。
実施例77
実施例77を、105℃で4時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体77B(272mg、0.93mmol)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(240mg、1.38mmol)、炭酸ナトリウム(400mg、3.77mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(5mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg、0.037mmol)。実施例77を、白色固体として単離した(36.2mg、11.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、11分間かけて12%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=6.16分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.66 (1 H, d, J=4.8 Hz), 8.57 (1 H, s), 8.46 (1 H, s), 8.35 (1 H, br. s.), 7.62 (2 H, t, J=8.70 Hz), 7.45 (1 H, d, J=4.6 Hz), 7.29 (2 H, br. s.) LC/MS (条件B): ret. T = 2.0 min, (M+H)+ 343.06. 分析用HPLC: (条件A): >96%, ret. T = 15.38 min, (条件B): >96%, ret. T = 16.94 min, (条件C): >98%, ret. T = 5.63 min, (条件D): >99%, ret. T = 5.97 min.
実施例78
5−(1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体78A:1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
乾燥15mLケムガラス耐圧ボトルにN下、4−ヨード−2−フルオロ−3−ホルミルピリジン(314mg、1.25mmol)、(2−クロロ−4−フルオロフェニル)ヒドラジン(210mg、1.31mmol)および無水NMP(5mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、185℃で2時間、次いで140℃で36時間加熱した。該反応混合物を、中間体69に記載する製法に従ってワークアップし、そして該粗生成物を、バイオタージ シリカゲルクロマトグラフィー(80gトンプソン シングル ステップ(登録商標)シリカカートリッジを100%ヘキサン〜100%CHClの直線勾配を12倍カラム容量で使用する)によって精製して、淡黄色固体の標題化合物(63.5mg、13.6%)(LC/MS(条件B):保持時間=3.7分、(M+H)+ 373.88, 375.88))、および淡黄色固体のヒドラゾン中間体(149.3mg、30.3%)(LC/MS(条件B):保持時間=4.2分、(M+H)+ 393.90, 395.90))を得た。
中間体78B:1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロン酸
Figure 2013534539
1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(68.5mg、0.183mmol)を含有する48mL耐圧ボトルに、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(81.7mg、0.322mmol)、酢酸カリウム(85.1mg、0.867mmol)、および無水DMSO(1mL)を加えた。該反応混合物をアルゴンでパージし、次いでPdCl(dppf)・CHCl(11.5mg、0.016mmol)で処理した。該反応混合物をアルゴンで再びパージし、密封し、そして85℃まで1時間加熱して目的中間体を得た。LC/MS (条件B): ret. T = 3.0min, (M+H)+ 292.01.
実施例78
実施例78を、105℃で3時間加熱することを除いて実施例1の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体78B(上記の製造由来の全物質)、5−ブロモピリミジン−4−アミン(51.1mg、0.293mmol)、炭酸ナトリウム(78mg、0.733mmol)、EtOH:DME:HO(1.2:2.5:1.0の比率)(1mL)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(14.8mg、0.013mmol)。実施例78を、白色固体として単離した(7.4mg、11.5%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて15%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=6.64分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.23 (1 H, s), 8.86 (1 H, s), 8.72 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.46 (1 H, s), 7.84 (1 H, td, J=8.70, 6.10 Hz), 7.58-7.74 (1 H, m), 7.49 (1 H, d, J=4.58 Hz), 7.26-7.43 (1 H, m), 2.49 (2 H, s). LC/MS (条件B): ret. T = 2.5 min, (M+H)+ 341.13, 343.13. 分析用HPLC: (条件A): >97%, ret. T = 16.23 min, (条件B): >97%, ret. T = 17.57 min, (条件C): >96%, ret. T = 5.64 min, (条件D): >96%, ret. T = 5.98 min.
実施例79
3−(4−(4−アミノピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013534539
実施例79を、105℃で2.25時間加熱することを除いて実施例2の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体1A(50mg、0.084mmol)、4−アミノピリジン−3−イルボロン酸(81mg、0.59mmol)、炭酸ナトリウム(31mg、0.292mmol)、EtOH:DME:H2O(1.2:2.5:1.0の比率)(1.5ml)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(9.65mg、8.35μmol)。実施例79を、黄色固体として単離した(10.2mg、32.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて5%溶媒B〜85%溶媒B、保持時間=5.7分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.93-9.00 (1 H, m), 8.71-8.79 (1 H, m), 8.60-8.67 (1 H, m), 8.22-8.27 (1 H, m), 8.18 (1 H, s), 8.09-8.14 (1 H, m), 7.84-7.93 (1 H, m), 7.69-7.80 (1 H, m), 7.37-7.47 (1 H, m), 6.79-6.92 (1 H, m), LC/MS (条件B): ret. T = 1.75min, (M+H)+ 366.98. 分析用HPLC: (条件A): >97%, ret. T = 13.51 min, (条件B): >97%, ret. T = 15.81 min, (条件C): >99%, ret. T = 4.54 min, (条件D): >97%, ret. T = 4.87 min.
実施例80
3−(4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ(3,4−b)ピリジン−1−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013534539
実施例80を、105℃で4時間、続いて115℃で5.25時間加熱することを除いて実施例2の一般的な製法に従って、下記の物質を使用して製造した:中間体1A(32.8mg、0.189mmol)、炭酸カリウム(149,6mg、1.08mmol)、4−メチルピリジン−5−イルボロン酸塩酸塩(62.8mg、0.362mmol)、NMP(1.1mL)、脱酸素水(100μL)、およびPdCl(dppf)・CHCl(29.7mg、0.036mmol)。実施例80を、オフホワイト色固体として単離した(16.5mg、24.6%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラム、5%溶媒B〜85%溶媒Bを12分間かけて使用する、保持時間=7.04分)によって精製し、続いてプレパラティブHPLC(条件B)(フェノメネックス ルナ 30×100mm S10カラム、15%溶媒B〜100%溶媒Bを12分間かけて使用する、保持時間=7.06分)によって精製することによって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.97-9.02 (1 H, m), 8.80 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.68 (1 H, ddd, J=8.09, 2.14, 1.07 Hz), 8.53-8.61 (2 H, m), 8.17 (1 H, s), 7.87-7.95 (1 H, m), 7.76 (1 H, t, J=7.93 Hz), 7.55 (1 H, d, J=5.19 Hz), 7.38 (1 H, d, J=4.58 Hz), 2.37 (3 H, s)
LC/MS (条件B): ret. T = 2.20 min, (M+H)+ 366.01. 分析用HPLC: (条件A): >98%, ret. T = 18.43 min, (条件B): >98%, ret. T = 16.85 min, (条件C): >97%, ret. T = 5.64 min, (条件D): >98%, ret. T = 5.92 min.
実施例81
1−(3−フルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ(3,4−b)ピリジン
Figure 2013534539
実施例81を、表1中の実施例14〜60について概説した一般的な製法に従って製造し、そして暗色固体として単離した(10.6mg、21.2%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて25%溶媒B〜100%溶媒B、保持時間=8.20分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.71-8.82 (1 H, m), 8.49-8.61 (2 H, m), 8.18-8.29 (2 H, m), 8.08-8.15 (1 H, m), 7.49-7.64 (2 H, m), 7.29-7.40 (1 H, m), 7.04-7.18 (1 H, m), 2.35 (3 H, s). LC/MS (条件B): ret. T = 2.89 min, (M+H)+ 305.08. 分析用HPLC: (条件A): >97%, ret. T = 24.58 min, (条件B): >96%, ret. T = 24.00 min, (条件C): >98%, ret. T = 10.41 min, (条件D): >94%, ret. T = 10.71 min.
実施例82
1−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例82を、表1中の実施例14〜60について概説する一般的な製法に従って製造した。LC/MS* ret. time = 3.09 min, (M+H)+ 339.09.
実施例83
2−(4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−イル)エタノール
Figure 2013534539
実施例83を、表1中の実施例14〜60について概説する一般的な製法に従って製造し、そして黄褐色固体として単離した(8.2mg、14.7%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて0%溶媒B〜65%溶媒B、保持時間=5.08分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.66 (1 H, d, J=4.58 Hz), 8.54 (1 H, d, J=4.88 Hz), 8.50 (1 H, s), 7.92 (1 H, s), 7.52 (1 H, d, J=5.19 Hz), 7.23 (1 H, d, J=4.58 Hz), 4.70 (2 H, t, J=5.65 Hz), 4.08 (2 H, t, J=5.65 Hz), 2.33 (3 H, s) LC/MS (条件B): ret. T = 1.29 min, (M+H)+ 255.16. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 11.18 min, (条件B): >99%, ret. T = 11.58 min, (条件C): >96%, ret. T = 2.44 min, (条件D): >98%, ret. T = 2.55 min.
実施例84
4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾロ(3,4−b)ピリジン
Figure 2013534539
実施例84を、表1中の実施例14〜60について概説する一般的な製法に従って製造し、そして琥珀色ガラス状固体として単離した(23.8mg、40.3%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて10%溶媒B〜80%溶媒B、保持時間=6.69分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, CCl3D) δ ppm 2.40 (s, 3 H), 5.18 (d, J=8.24 Hz, 2 H), 7.14 (d, J=4.58 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=5.19 Hz, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 8.62 (s, 1 H), 8.69 (dd, J=16.17, 4.88 Hz, 2 H). LC/MS (条件A): ret. T = 1.22 min, (M+H)+ 293.08. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 16.66 min, (条件B): >99%, ret. T = 16.45 min, (条件C): >98%, ret. T = 6.57 min, (条件D): >98%, ret. T = 6.57 min.
実施例85
4−(4−メチルピリジン−3−イル)−1−フェニル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例85を、表1中の実施例14〜60について概説する一般的な製法に従って製造し、そして黄褐色フィルムとして単離した(21.6mg、80%)。精製を、プレパラティブHPLC(条件A)(フェノメネックス ルナ アキシア 30×100mm S10カラムを使用、12分間かけて15%溶媒B〜100%溶媒B、保持時間=8.00分)によって行った。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d4) δ ppm 8.72-8.77 (1 H, m), 8.52-8.61 (2 H, m), 8.28 (2 H, d, J=7.63 Hz), 8.06-8.15 (1 H, m), 7.51-7.62 (3 H, m), 7.36-7.45 (1 H, m), 7.28-7.36 (1 H, m), 2.37 (3 H, s). LC/MS (条件A): ret. T = 1.71 min, (M+H)+ 287.11. 分析用HPLC: (条件A): >99%, ret. T = 21.76 min, (条件B): >99%, ret. T = 20.74 min, (条件C): >98%, ret. T = 9.41 min, (条件D): >98%, ret. T = 9.59 min.
実施例86〜88
下記表2中に示す実施例86〜88を、下記の点を除いて、表1中の実施例14〜60について概説するのと同一の一般的な製法を用いて製造した。精製を、シマズプレパラティブHPLCシステム(溶媒A(10%MeOH/90%水/0.1%TFA)および溶媒B(90%MeOH/10%水/0.1%TFA)を使用する;254nMの波長で追跡する;流速=36mL/分)を用いて行った。LC/MS分析(保持時間を含む)は、上記の通りLC/MS(条件B)を用いて行った。
Figure 2013534539
実施例89
N−シクロプロピル−5−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
バイアルを、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmol)、中間体5A(25.7mg、0.100mmol)、酢酸ナトリウム(42.4mg、0.400mmol)および中間体108Aを充填した。該混合物を、N下、室温で10分間撹拌し、次いでDME(比率:2.0、容量:373μL)、EtOH(比率:1.000、容量:187μL)および水(比率:1.000、容量:187μL)を連続して加えた。得られた混合物を90℃で終夜加熱した。13時間後に、該反応混合物を室温まで冷却させ、次いで水でクエンチし、そしてEtOAtで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(3×10mL)で抽出した。該有機層をあわせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して黄色残渣を得た。該粗物質を、プレパラティブLC/MSにより下記の条件で精製した:カラム:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて15〜100%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。実施例89を含有する画分をあわせて、遠心蒸発により乾燥して標題化合物(19mg、53%)を得た。 LC/MS (条件D): 純度 = 99%, ret time = 2.197 min, MS (ES): m/z = 347.1 [M+H]+.
実施例90
5−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
バイアルを、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmol)、中間体63A(27.5mg、0.1mmol)、炭酸ナトリウム(42.4mg、0.400mmol)および中間体107A(30.3mg、0.100mmol)で充填した。該混合物を室温でN下、10分間撹拌し、次いでDME(比率:2.0、容量:373μL)、EtOH(比率:1.000、容量:187μL)、および水(比率:1.000、容量:187μL)を連続で加えた。該得られた混合物を90℃で終夜加熱した。17時間後に、該反応混合物を室温まで冷却させ、次いで水でクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(3×10mL)で抽出した。該有機層をあわせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して褐色残渣を得た。該粗物質を、プレパラティブLC/MSにより下記の条件で精製した:カラム:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて15〜100%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。実施例90を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発により乾燥して標題化合物(5.4mg、12%)を得た。LC/MS (条件D): 純度 = 94%, ret time = 1.77 min, MS (ES): m/z = 407.1 [M+H]+.
実施例91
4−(4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ピリミジン−5−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H―ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体91A:5−ヨード−4−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ピリミジン
Figure 2013534539
THF(2.4mL)中の1H−1,2,3−トリアゾール(63.2mg、0.915mmol)の溶液に、0℃でNaH(39.9mg、0.998mmol)を数回にわけて加えた。撹拌の30分後に、4−クロロ−5−ヨードピリミジン(200mg、0.832mmol)を加え、そして該反応混合物を室温まで昇温させ、LCMSにより完結と判断されるまで撹拌した。このものに飽和NHCl水溶液を加え、そして該混合物を5分間撹拌し、その間に該反応はLC−MSにより完結したと測定した。該反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして2回抽出した。該有機物をあわせて食塩水で洗浄し、そしてNaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。該粗物質を最小量のヘキサン中に溶解し、そしてこのものをシリカゲルカラム上にロードし、続いて該カラムを0〜15%EtOAc/ヘキサンの勾配として溶出した。結果、目的の異性体を位置異性体のトリアゾール付加物から分離した。得られた白色固体(90mg、39.6%)を、1H NMRおよびLC/MSによって目的物質であると測定した。MS (ES): m/z = 274.0 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CCl3D) δ ppm 9.34 (1 H, s), 9.15 (1 H, s), 8.03 (2 H, s).
実施例91
実施例91を、実施例2について記載する製法に従って、中間体63Aよび91Aを使用して製造した。該粗物質を、プレパラティブLC/MSにより下記の条件で精製した:カラム:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5メタノール:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて15〜100%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。該画分をあわせて、そして遠心蒸発により乾燥して標題化合物(1.0mg、2.6%)を得た。LC/MS (条件D): ret time = 1.825 min, MS (ES): m/z = 376.97 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 9.35 (1 H, s), 9.08 (1 H, s), 8.63 (1 H, d, J=4.62 Hz), 7.79-7.84 (2 H, m), 7.72 (1 H, s), 7.59-7.68 (1 H, m), 7.27 (1 H, d, J=4.62 Hz), 7.07-7.20 (2 H, m).
実施例92
5−(3−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体92A:3−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
DMF(容量1mL)中の中間体2A(33.9mg、0.1mmol)の溶液にアルゴン下、室温で、N−クロロスクシンイミド(107mg、0.800mmol)を加えた。該反応混合物を終夜撹拌した。該反応混合物を酢酸エチルで希釈し、っそして10%LiCl(2×15mL)、食塩水(1回)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過しそして濃縮した。該粗生成物を少量のジクロロメタン中に溶解し、そしてこのものを4gシリカゲルカートリッジにチャージし、このものを0%〜100%酢酸エチル/ジクロロメタンの20分間勾配を用いて溶出した。得られた褐色固体(23mg、61.6%)は、H NMRおよびLCMSによって目的物質であると決定した。MS (ES): m/z = 274.0 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CCl3D) δ ppm 8.58-8.60 (1 H, m), 8.24 (1 H, s), 8.14-8.20 (2 H, m), 7.18-7.26 (2 H, m).
中間体92B:メチル 水素 3−クロロ−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イルボロネート
Figure 2013534539
テフロンスクリューキャップを有するシンチレーションバイアルに、中間体92A(0.023g、0.062mmol)、酢酸カリウム(0.026g、0.270mmol)および4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(0.030g、0.117mmol)を加えた。該混合物をDMSO(1mL)中に溶解し、次いでアルゴンでパージし、続いて3回脱気した。このものに、PdCl(dppf)CHCl(5.03g、6.16μmol)を加えて、該混合物をアルゴンで再びパージした。該密封系を90℃まで75分間加熱した。観察されたMSは、モノ−メトキシボロン酸ヘミアセタールのものであった。
実施例92
実施例92を、5−ブロモピリミジン−4−アミンおよび中間体92Bを用いて、実施例2に記載する製法に従って製造した。実施例92を、実施例91について記載する製法にしたがって精製した。集めた画分を蒸発して、標題化合物(3.3mg、15.73%)を得た。LC/MS (条件D): ret time = 1.960 min, MS (ES): m/z = 341.1 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.82 (1 H, d, J=4.62 Hz), 8.63 (1 H, s), 8.23-8.26 (1 H, m), 8.18-8.23 (2 H, m), 7.95 (1 H, s), 7.43-7.50 (2 H, m), 7.40 (1 H, d, J=4.62 Hz).
実施例93
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
実施例93を、実施例2について記載する製法に従って、中間体63Aおよび5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して製造した。実施例93を、実施例91について記載する製法に従って精製した。該集めた画分を蒸発して、標題化合物(15.3mg、40.1%)を得た。MS (ES): m/z = 378.2 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 9.50 (1 H, s), 9.08 (1 H, s), 8.68 (1 H, d, J=4.84 Hz), 8.10 (1 H, s), 7.70 (1 H, td, J=8.36, 5.72 Hz), 7.61 (1 H, s), 7.30 (1 H, d, J=4.62 Hz), 7.10-7.23 (2 H, m). カラム条件Hを用いる保持時間は1.25分であった。
中間体94A〜98A
中間体94A〜98Aを、中間体2Aの製造について記載する一般的な製法によって、適当な市販のヒドラジンまたはヒドラジンHCl塩を使用して、製造および精製した。
Figure 2013534539
中間体94B〜97B
中間体94B〜97Bを、中間体2Aから中間体5Aの製造について記載する一般的な製法によって、中間体94A〜97Aを使用して製造した。
Figure 2013534539
実施例94〜98
実施例94〜97を、実施例2の製造について記載する一般的な製法に従って、中間体94B〜97Bおよび5−ブロモピリミジン−4−アミンを使用して製造した。実施例98を、中間体98Aおよび中間体62Aのカップリングについて記載する一般的な製法に従って製造した。実施例94〜98を、実施例91に記載する一般的な製法によって精製した。
Figure 2013534539
実施例99〜101
実施例99〜101を、実施例2の製造について記載する一般的な製法に従って、中間体5A、95Bおよび97並びに5−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリミジンを使用して製造した。実施例99〜101を、実施例91に記載する一般的な製法によって精製した。
Figure 2013534539
実施例102
4−(4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体102A:4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−5−ヨードピリミジン
Figure 2013534539
THF(容量:10mL)中の水素化ナトリウム(0.062g、1.560mmol)の懸濁液に、3,3−ジフルオロアゼチジン(0.097g、1.040mmol)を加え、結果激しいガスの発生を生じた。室温で15分後、4−クロロ−5−ヨードピリミジン(0.25g、1.040mmol)をTHF溶液として加えた。室温で1時間後に、該反応はわずか約10%だけ進行したようだった。次に、5mLのDMFを加え、そして該反応混合物を室温で終夜撹拌した。水を注意深く加えて、該反応液をクエンチし、続いてEtOAcを加えた。該混合物を水で1回、次いで食塩水で2回洗浄した。次に、該混合物をMgSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して褐色固体を得た。該粗物質を、ISCO機械を使用するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(12gカラム、40mL/分、0〜8%MeOH/CHClを15分間かけて使用する)によって精製して、黄褐色固体の中間体102A(0.25g、0.417mmol、40.1%収率)を得た。
実施例102:
DME(1mL)、エタノール(0.5mL)および水(0.5mL)の混合液中の中間体5A(0.034g、0.1mmol)および中間体102A(0.045g、0.150mmol)の溶液に、NaCO(0.042g、0.400mmol)を加えた。該懸濁液を、Nの気流で10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmol)を加え、続いて10分間脱気した。該チューブを封し、そして90℃で14時間加熱した。該反応混合物を室温まで冷却し、そしてMeOHで希釈した。該チューブの内容物をろ過し、MeOHですすぎ、そして濃縮して褐色固体を得た。該粗物質を、下記の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて35〜75%B、次いで75%Bで15分間保留;流速:20mL/分。該目的生成物を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発によって乾燥した。該物質を更に、下記の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(0.05%TFAを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(0.05%TFAを有する);勾配:25分間かけて5〜40%B、次いで40%Bで15分間保留;流速:20mL/分。目的生成物を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発によって乾燥した。実施例103および104の収量は12.4mgであり、そしてその純度は98%であった。LC/MS (条件C): ret time = 1.50 min, MS (ES): m/z = 383.1 [M+H]+.
実施例103
4−(4−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
DME(1mL)、エタノール(0.5mL)および水(0.5mL)の混合液中の中間体63A(35.7mg、0.1mmol)および中間体102A(44.6mg、0.150mmol)の溶液に、NaCO(0.042g、0.400mmol)を加えた。この懸濁液をNの気流で10分間脱気し、次いでテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmmol)を加え、続いて10分間脱気した。次いで、該チューブを封し、90℃で14時間加熱し、そして室温まで冷却した。該チューブの内容物をMeOHで希釈し、ろ過し、MeOHですすぎ、そして濃縮して褐色スラッジを得た。該粗物質を、下記の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて15〜100%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。該目的生成物を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発によって乾燥した。実施例103の収量は6.0mgであり、そしてその純度は約100%であった。LC/MS (条件C): ret time = 1.52 min, MS (ES): m/z = 401.01 [M+H]+.
実施例104
5−(1−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体104A:1−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
1−(4−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−ヨード−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(0.20g、1.03mmol)および2−フルオロ−4−ヨードニコチンアルデヒド(0.284g、1.13mmol)をN−メチルピロリジノン(3mL)中に溶解し、そして185℃で3時間加熱した。次いで、室温まで冷却後に、該混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、そして水(20mL)で1回および食塩水(20mL)で1回洗浄した。次いで、該有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して褐色固体を得た。該粗物質を、ISCOシステムを用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(12gカラム、40mL/分、0〜25%酢酸エチル/ヘキサンを20分間かけて使用する、rt=13分)によって精製して、白色固体の中間体104A(0.050g、0.122mmol、11.80%収率)を得た。
1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 7.47 (dt, J=3, 8.1 Hz, 1 H); 7.58 - 7.65 (m, 2 H); 7.67 (d, J=4.8 Hz, 1 H); 8.14 (s, 1 H); 8.17 (d, J=5.1 Hz, 1 H).
実施例104:
2ドラムバイアル内のDMSO(1mL)中の酢酸カリウム(0.060g、0.614mmol)の懸濁液に、4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(0.062g、0.246mmol)、続いて実施例104A(0.050g、0.123mmol)を加えた。次いで、この混合物をN2ガスで15分間スパージした。次いで、PdCl(dppf)(8.99mg、0.012mmol)を加え、続いて更に5分間脱気した。該バイアルを封し、次いで85℃で3時間加熱した。該反応混合物を室温まで冷却し、次いでNaCO(0.065g、0.614mmol)を加え、続いてDME(1.0mL)、EtOH(0.5mL)および水(0.5mL)を加えた。次に、5−ブロモピリミジン−4−アミン(0.028g、0.160mmol)を加え、続いてNで10分間脱気した。次いで、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.014g、0.012mmol)を加え、続いて更に5分間脱気した。次いで、該バイアルを封し、そして該混合物を100℃で3時間加熱し、室温まで冷却し、そしてMeOH(5mL)で希釈した。この混合物のろ過および濃縮により、褐色固体の粗生成物を得た。該粗物質を、ISCOシステムを用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(12gカラム、40mL/分、0〜7%MeOH/EtOAcを20分間かけて使用する、rt=11分)によって精製して、オフホワイト色固体の実施例104(23mg、0.061mmol、49.5%収率)を得た。LC/MS (条件C): ret time = 1.39 min, MS (ES): m/z = 375.1 [M+H]+. 1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 6.98 (bs, 2 H); 7.41 (d, J=4.6 Hz, 1 H); 7.75 (dd, J=5.0, 8.8 Hz, 1 H); 7.84 (dt, J=2.9, 9.0 Hz, 1 H); 8.00 (dd, J=2.9, 9 Hz, 1 H); 8.31 (s, 1 H); 8.37 (s, 1 H); 8.53 (s, 1 H); 8.61 (d, J=4.6 Hz, 1 H).
実施例105
4−(5−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン−4−イル)モルホリン
Figure 2013534539
中間体105A:4−(5−ヨードピリミジン−4−イル)モルホリン
Figure 2013534539
DME(1.333mL)中の4−クロロ−5−ヨードピリミジン(0.200g、0.832mmol)を含有するバイアルに、モルホリン(0.291mL、3.33mmol)、続いて炭酸セシウム(0.542g、1.664mmol)を加えた。該バイアルをテフロンカップで封し、そして90℃で80分間加熱し、次いで室温まで冷却させた。該反応混合物を使い捨てフリット漏斗を通してろ過し、そして該ろ過ケーキをCHClで洗浄した。該ろ液を濃縮し、次いで更に高真空下で乾燥した。中間体105A:MS (ESI): m/z = 292.0 [M+H]+ HPLCピーク ret. T = 1.23分は生成物であった。(HPLC条件: カラム:ルナ C18 4.6×30mm 3μ A:10:90 H2O:ACN NH4OAc/B:10:90 H2O:ACN NH4OAc; 2分間で0%-95%B; 4mL/min流速).
中間体105b:1−(4−フルオロフェニル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
バイアルを、ビス(アセトニトリル)パラジウム(ii)クロリド(1.038mg、4.00μmol)、ジシクロヘキシル(2',6'−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(32.8mg、8.00μmol)を中間体2A(0.068g、0.200mmol)で充填した。該バイアルを、ゴムセプタムで封し、次いで留去し、そしてN2で逆充填した(この順序を総計2回実施した)。ジオキサン(0.120mL)を該セプタムを通してシリンジによって加え、続いてトリエチルアミン(0.084mL、0.600mmol)および4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(0.044mL、0.300mmol)を滴下した。次いで、該セプタムをテフロンスクリューバルブで置き代え、そして該バイアルを封した。該反応混合物を110℃で加熱した。14時間後に、該反応混合物を室温まで冷却させた。該反応混合物を使い捨てフリット漏斗を通してろ過し、そして該ろ過ケーキをCHClで洗浄した。該ろ液を濃縮して、黄色固体の標題化合物を得た。
中間体105B: MS (ESI): m/z = 340.2 [M+H]+ HPLCピーク ret. T = 2.00分は生成物であった (HPLC条件: カラム:ルナ C18 4.6×30mm 3μ A:10:90 H2O:ACN NH4OAc/B:10:90 H2O:ACN NH4OAc; 2分間で0%-95%B; 4mL/min流速).
実施例105:
反応フラスコを、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmol)、中間体105B(33.9mg、0.100mmol)、炭酸ナトリウム(42.4mg、0.400mmol)および中間体105A(30.6mg、0.105mmol)で充填した。該混合物を室温でN下、10分間撹拌し、次いでDME(比率:2.0、容量:373μL)、EtOH(比率:1.000、容量:187μL)および水(比率:1.000、容量:187μL)を連続して加えた。該得られた混合物を90℃で終夜加熱した。16時間後に、該反応混合物を室温まで冷却させ、次いで水でクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(3×)で抽出した。該有機層をあわせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して残渣を得た。該粗物質を、下記の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて20〜55%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。実施例105を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発によって乾燥して標題化合物(8.1mg、21%)を得た。LC/MS (条件D): 純度 = 99%, ret time = 2.182 min, MS (ES): m/z = 377.1 [M+H]+.
実施例106
1−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリにジン−5−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
Figure 2013534539
中間体106A:5−ヨード−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリミジン
Figure 2013534539
THF(18.08mL)中の2,2,2−トリフルオロエタノール(0.672mL、9.36mmol)の溶液に、0℃でNaH(0.424g、10.61mmol)を数回にわけて加えた。該反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、4−クロロ−5−ヨードピリミジン(1.5g、6.24mmol)を加え、そして該反応混合物を約1時間還流した。該反応混合物を室温まで冷却させ、次いで飽和NH4Cl水溶液を加えた。該混合物をEtOAcで希釈し、そして層分離した。該水層をEtOAc(2×)で抽出した。該有機物をあわせて食塩水(1×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮して黄色固体の中間体106Aを得た。MS (ESI): m/z = 304.7 [M+H]+ HPLCピーク保持時間 T = 0.88分は生成物であった(HPLC条件: 条件F)。
実施例106:
反応フラスコを、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.78mg、5.00μmol)、中間体105B(33.9mg、0.100mmol)、炭酸ナトリウム(42.4mg、0.400mmol)および中間体106A(31.9mg、0.105mmol)で充填した。該混合物を、室温でN2下、10分間撹拌し、次いでDME(比率:2.0、容量:373μL)、EtOH(比率:1.000、容量:187μL)および水(比率:1.000、容量:187μL)を連続して加えた。得られた混合物を90℃で17時間加熱した。次に、該反応混合物を室温まで冷却させ、水でクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(3×)で抽出した。該有機層をあわせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して残渣を得た。該粗物質を、下記の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて30〜65%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。目的生成物を含有する画分をあわせて、そして遠心蒸発によって乾燥し標題化合物(3.0mg、7%)を得た。LC/MS (条件D); ret time = 2.803 min, MS (ES): m/z = 389.95 [M+H]+。
実施例107
5−(1−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
中間体107A:5−ヨード−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
EtOH(容量:2.080mL)中の4−クロロ−5−ヨードピリミジン(0.250g、1.040mmol)および2,2,2−トリフルオロエタンアミン(0.216g、2.184mmol)の溶液に、ヒューニッヒ塩基(0.200mL、1.144mmol)を加えた。該反応混合物をマイクロ波中、120℃で4時間加熱し、次いで室温まで冷却させた。該溶媒を蒸発した。該粗物質を、クロマトグラフィーするための最少量のCHCl中に溶解した。該粗物質をISCO機械を使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製(24gカラム、35mL/分、0〜90%EtOAc/ヘキサンを25分間かけて使用する、ret. T=12分間)して、黄色残渣の中間体(0.188g、0.614mmol、59.1%収率)を得た。MS (ESI): m/z = 303.9 [M+H]+ HPLCピーク ret. T = 1.26分は生成物であった(HPLC条件: カラム:ルナ C18 4.6×30mm 3μ A:10:90 H2O:ACN NH4OAc/B:10:90 H2O:ACN NH4OAc; 2分間で0%-95%B; 4mL/min流速)。
実施例107:
バイアルを、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11.56mg、10.00μmol)、中間体105B(67.8mg、0.200mmol)、炭酸ナトリウム(85mg、0.800mmol)および中間体107A(63.6、g、0.210mmol)で充填した。該混合物を室温でN下、10分間撹拌し、次いでDME(比率:2.0、容量:746μL)、EtOH(比率:1.000、容量:373μL)および水(比率:2.0、容量:373μL)を連続して加えた。得られた混合物を90℃で17時間加熱した。次に、該反応混合物を室温まで冷却させ、次いで水でクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(3×)で抽出した。該有機層をあわせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して褐色残渣を得た。該粗物質をクロマトグラフィーのための最小量のCHCl中に溶解した。該粗物質を、ISCO機械を使用するシリカゲルクロマトマトグラフィーによって精製(12gカラム、30mL/分、0〜90%EtOAc/へキサンを18分間かけて使用する、ret. T=10分)することにより、約87%純度の生成物を得た。生成物を含有する画分をあわせて、そして該溶媒を蒸発した黄色固体(33mg)を得た。該固体を、最少量のCHCl(アセトンおよびMeOHの数滴を必要とする)中に溶解し、そしてISCO機械を用いるシリカゲルクロマトマトグラフィーによって再精製(12gカラム、30mL/分、0〜30%アセトン/CHClを25分間かけて使用する、ret. T=7分)することにより、黄色固体の実施例107(7mg、0.017mmol、8.74%収率)を得た。ESI MS (M+H)+ = 389.1. HPLCピーク ret. T = 2.665分は生成物であった。純度= 97%.(HPLC条件: YMC S5 ODS カラム, 4.6×50 mm. 4分勾配(0-100% B), 4 mL/min, 40℃ @ 220 nm, 溶媒A: 10% MeOH-90% H2O中に0.2% H3PO4;溶媒B: 90% MeOH-10% H2O中に0.2% H3PO4
実施例108
N−シクロプロピル−5−(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)ピリミジン-4-アミン
Figure 2013534539
中間体108A:N−シクロプロピル−5−ヨードピリミジン−4−アミン
Figure 2013534539
DMF(容量:2.67mL)中の4−クロロ−5−ヨードピリミジン(0.400g、1.664mmol)の溶液を含有するバイアルに、シクロプロパンアミン(0.461mL、6.65mmol)、続いて炭酸セシウム(1.084g、3.33mmol)を加えた。該バイアルをテフロンキャップで封し、そして90℃で3時間加熱し、次いで室温まで放冷した。該反応混合物を使い捨てフリット漏斗を通して
ろ過し、そして該ろ過ケーキをEtOAcで洗浄した。該ろ液をHOで希釈し、そして層分離した。該有機層をHO(2×)で洗浄した。該水層を合わせてEtOAc(3×)で逆抽出した。すべての有機物を合わせて、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して橙色残渣を得た。該粗物質を最少量のCHCl中に溶解して、クロマトグラフィーした。該粗物質をシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO機械(40gカラム、40mL/分、19分間かけて20〜70%EtOAc/ヘキサン、ret. T = 13.5 min)によって精製することにより、黄色固体の中間体108A(348mg、1.320mmol、79%収率)を得た。MS (ESI): m/z = 262.0 [M+H]+ HPLCピーク ret. T = 1.47分は生成物であった(HPLC条件: カラム:ルナ C18 4.6×30mm 3μ A:10:90 H2O:ACN NH4OAc/B:10:90 H2O:ACN NH4OAc; 2分で0%-95%B; 4mL/min流速)。
実施例108
バイアルに、中間体108A(52.2mg、0.200mmol)、炭酸ナトリウム(47.1mg、0.444mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(11.79mg、10.20μmol)を加えた。該バイアルをゴムセプタムでキャップして、次いで排気しそしてNで逆充填した。DMSO(1mL)中の中間体63A(27.5mg、0.100mmol)をセプタムを通してシリンジで加え、続いてDME(比率:2.5、容量:560μL)を加えた。EtOH(比率:1.2、269μL)および水(比率:1.0、容量:224μL)を連続して加えた。該反応混合物をNでスパージし、次いで該セプタムをテフロンスクリューバルブに置き代え、そして該バイアルを封した。得られた混合物を105℃で15時間加熱した。次いで、該反応混合物を室温まで冷却し、次いで水でクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。層分離し、そして該水層をEtOAc(5×)を用いて抽出した。該有機相を合わせて、HO(2×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮して暗褐色残渣を得た。該粗物質を以下の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した。カラム:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて0〜100%B、次いで100%Bで5分間保留;流速:20mL/分。目的生成物を含有する画分を合わせて、遠心分離蒸発によって乾燥した。該物質を更に、以下の条件でプレパラティブLC/MSによって精製した。カラム:Waters XBridge C18, 19×250mm, 5μm 粒子;ガードカラム:Waters XBridge C18, 19×10mm, 5μm 粒子;移動相A:5:95アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);移動相B:95:5アセトニトリル:水(10mM 酢酸アンモニウムを有する);勾配:25分間かけて0〜40%B、次いで40%Bで15分間保留;流速:20mL/分。実施例108を含有する画分をあわせて、そして遠心分離蒸発によって乾燥して、標題化合物(7.1mg、19%)を得た。LC/MS (条件D): 純度 = 99%, ret time = 1.888 min, MS (ES): m/z = 365.1 [M+H]+.
生物学的アッセイ
本願発明の化合物の薬理学的性質は、多数の生物学的アッセイによって確認することができる。以下の例示する生物学的アッセイは、本願発明の化合物および/またはその塩を用いて実施した。
CYP17総SPAアッセイ
該アッセイは、U−ボトム(U-bottom)384−ウェルオプチプレート(optiplate)中で行った。最終的なアッセイ容量は、アッセイ緩衝液(50mMリン酸カリウム pH7.2、10%グリセロール)中で7.5μLのミクロソーム(これは、CYP17を用いて安定的に形質導入したホモジナイズされたHEK2細胞からハイスピードペレットとして調製する)、基質(3H−プレグネノロンおよびNADPH)および被験化合物から調製した15μLとした。該反応は、化合物を含有するウェル中で該ミクロソームおよび基質の組み合わせによって開始した。該反応液を室温で45分間インキュベートし、そして各ウェルに0.2N HClの7.5μLを加えることによって終結した。10分間のインキュベーション期間後に、抗−DHEA−コーティングSPAビーズを該終結させた反応液に加えた。該プレートを封し、そして4℃でふりまぜながら終夜インキュベートした。該ビーズを該プレート中に1時間静置し、そして該プレートをトップカウント(Topcount)(パーキンエルマー社製)プレートリーダーを用いて読んだ。
阻害データは、100%阻害についての非酵素コントロール反応液および0%阻害についてのビヒクルのみの反応液に対する比較することによって算出した。該アッセイにおける試薬の最終濃度は、0.5%トリトンX−100およびDMSO 0.05%中で、NADPH、2mM;3H−プレグネノロン、1μM:ミクロソーム、1.25μg/mLl抗−DHEA−SPAビーズ(0.125mg/ウェル)とした。用量応答曲線を得て、酵素活性の50%を阻害するのに必要とされる濃度(IC50)を決定した。化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中、10mMで溶解し、そして8個の濃度(各々二組)で評価した。IC50値を、非直線回帰分析によって導いた。
以下の表5は、本明細書中で上記の総CYP17 SPAアッセイにおいて測定した本願発明の以下の実施例についてのIC50値を例示する。以下の実施例によって例示する通り、本願発明の化合物は、1μM以下のヒトCYP17 SPA IC50値を示した。
Figure 2013534539
CYP17 リアーゼアッセイ
ヒトCYP17をHEK293細胞中で発現させ、そしてミクロソーマル調製物を調製し、続いて該リアーゼアッセイにおける酵素の供給源として使用した。該反応液は、200nM [3H]−ヒドロキシプレグネノロン(ARC)、200nM 17−ヒドロキシプレグネノロン(シグマ社製)、2mM NADPH(カルバイオケム社製)、およびCYP17−HEK203ミクロソームから構成され、このものをDMSOまたは被験化合物の存在下、室温で20分間インキュベートした。化合物をDMSO中に溶解し、そして連続希釈した。該反応は、0.2N HClを加えることによって停止させ、そして該生成物を、抗−DEHAモノクローナル抗体(Abcam)と接合した抗−マウスYSi SPAビーズ(GE)を用いて補足した。パッカード トップ カウントによって測定されたシグナル強度を用いて、阻害パーセントおよびIC50値を算出した。
CYp17 ヒドロキシラーゼアッセイ
大腸菌を形質転換して、活性ヒトCYP17を発現させ、そして該形質転換大腸菌由来の膜調製物を酵素の供給源として使用した。該反応は、200nM hCYP17膜、25μM プレグネノロン(シグマ社製)、7mM NADPH(カルバイオケム社製)、1μM チトクロームP450レダクターゼ(インビトロゲン社製)、および50mM リン酸ナトリウム緩衝液、pH7.3を含有する50μL最終容量中で行った。100%DMSO中に溶解した化合物のIC50決定を、最終濃度が0.2%DMSOまでの該アッセイ緩衝液中への連続希釈によって行った。該反応液を37℃で120分間インキュベートし、そしてアセトニトリル中0.02N HClの200μLを加えることによって停止させた。次いで、試料を750,000gで遠心し、そして上清液の200μLを分析用の透明チューブに移した。該反応の生成物、17アルファプレグネノロンをLC/MSによって測定した。
Cyp17 HEK293細胞ベースアッセイ
HEK293細胞をヒトCYP17を用いて安定に形質導入し、そして個々のクローンをCyp17 酵素学的アッセイについてLC/MSによって分析した。強い活性を示す単一クローンを選択し、そしてスケールアップした。細胞を96ウェルプレート中に播種し、そしてDMSO中に溶解した化合物の連続希釈物を該細胞に加えた。4時間インキュベート後に、反応液を、トレーサーとしての0.5μMプレグネノロンを含有する200μLのアセトニトリルを加えることによって中和した。プレートを2Kで15分間遠沈させ、そして上清液をシリコンで覆った96ウェルプレートに移した。該反応のDHEAの最終生成物をLC/MSによって分析した。
1日サイノ(Cyno)PK/PD研究プロトコール
動物:動物に関与するすべての操作およびそれらのケアを、ブリストルマイヤーズスクイブ機関アニマルケア(Bristol-Myers Squibb Institutional Animal Care)および使用委員会とのコンプライアンスであるガイドラインに従って行った。完全に成熟した雄性カニクイザル(年齢4年以上:5〜6kg)は、インハウスコロニーからのものであった。使用するすべてのサルは、慢性的にインプラントした大腿静脈アクセスポートを有した。経口研究の場合には、すべての動物を投薬前に終夜絶食させ、そして投薬4時間後に摂食させた。すべての動物が水に自由にアクセスでき、そして研究期間中、意識があった。
薬物:カニクイザルにけるすべての経口薬物動態学的研究の場合に、被験化合物はポリエチレングリコール(PEG400):水(容量比80:20)中で濃度1〜5mg/mLで製剤化した。
薬物処置:被験化合物を、カニクイザルに経口胃管栄養法によって投与した。
サンプリング:血液試料を大腿静脈ポートから15、30および45分、および経口投与の1、2、4、6、8、12、24、30および48時間後に収集した。すべての血液試料をヘパリンナトリウムを含有するシリンジ中に収集した。該血液画分を、直ちに遠心分離(14,000rpm、10分、4℃)によって分離し、ドライアイス上に凍結し、そして資料を分析するまで−20℃で保存した。
被験化合物の分析:血液試料を解凍し、そして内部標準物質を含有する2容量のアセトニトリルを用いて処理した。沈降した蛋白質を除去するために遠心分離後に、上清液のアリコートをLC/MS/MSによって分析した。
ステロイドの分析:血液試料を解凍し、そして以下のキットにおけるパッケージ挿入説明書にしたがってアッセイした。コート−A−カウント 総テストステロン固体相RIAキット、コート−A−カウント総プロゲステロン固相RIAキット、およびコート−A−カウント総コルチゾール固相RIAキット(Diagnostic Product Corp, Siemens Healthcare Diagnostics, Deerfield, IL)
図1は、実施例67を用いるNHPカニクイザルにおける1日 PK/PD研究の結果を示す。実施例67を、80%PEG−400/水中で容量1mL/kgおよび用量1mg/kgで製剤化した。次いで、該製剤を、時間=0時で経口投与し、そして血液試料を24時間にわたって採取して、薬物暴露およびテストステロンレベルについて追跡した。図1に示す通り、テストステロンレベルは実施例67の1回経口投与後に〜30ng/dLにまで低下し、これはCYP17リアーゼのインヒビターと一致した。

Claims (10)

  1. 式(I):
    Figure 2013534539

    [式中、
    Wは、CRまたはNであり;
    は、H、ハロまたは0〜4個のRで置換されるC1−6アルキルであり;
    は、
    (i)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;
    (ii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
    (iii)0〜6個のRで置換されるアリール;
    (iv)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または、
    (v)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
    であり;
    は、
    (i)、ハロ、−CN、−OR、−NRまたは−C(O)OR
    (ii)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;
    (iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
    (iv)0〜6個のRで置換されるアリール;
    (v)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または、
    (vi)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
    であり;
    は、
    (i)H、ハロ、−CN、−OR、−NR、または−C(O)OR
    (ii)0〜4個のRで置換されるC1−6アルキル;または、
    (iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル
    であり;
    各Rは独立して、ハロ、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2フルオロアルコキシ、モルホリニル、および/または0〜5個のRで置換されるフェニルであり;
    各Rは独立して、ハロ、−OH、−CN、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、C1−2フルオロアルコキシ、−NH、−NH(CH)、−NH(CHCF)、−N(CH)、−N(CH)(CHCF)、−C(O)OH、−S(O)(C1−4アルキル)、−S(O)NR、アゼチジン、および/またはピロリジンであり;
    各Rは独立して、ハロ、−CN、−OH、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NH、−NH(CH)、−NH(CHCF)、−N(CH)、−N(CH)(CHCF)、アゼチジン、および/またはピロリジンであるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
    は、
    (i)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;
    (ii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
    (iii)0〜6個のRで置換されるアリール;
    (iv)0〜6個のRで置換されるヘテロ環;または
    (v)0〜6個のRで置換されるヘテロアリール
    から選ばれ;
    各Rは独立して、
    (i)H;
    (ii)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;および/または、
    (iii)0〜4個のRで置換されるC3−6シクロアルキル
    であり;そして、
    各Rは独立して、Hおよび/またはC1−4アルキルであり、但し、
    (i)RがHであり、WがCHであり、そしてRが−CHである場合には、Rは式:
    Figure 2013534539

    ではなく;
    (ii)RがHであり、WがNであり、そしてRがCFである場合には、Rは、式:
    Figure 2013534539

    ではなく;そして、
    (iii)RがHであり、WがNであり、そしてRが−NHである場合には、Rは、式:
    Figure 2013534539

    ではない]
    の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  2. が、H、F、Cl、または−CHであり;
    が、
    (i)0〜4個のRで置換されるC1−4アルキル;
    (ii)0〜2個のRで置換されるC4−6シクロアルキル;
    (iii)0〜6個のRで置換されるフェニルまたはナフタレニル;
    (iv)0〜4個のRで置換される単環ヘテロ環;または、
    (v)0〜4個のRで置換される5−〜6−員または9−〜10−員ヘテロアリール
    であり;
    が、
    (i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NR、または−C(O)OR;
    (ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;
    (iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル;
    (iv)0〜5個のRで置換されるフェニル;
    (v)0〜5個のRで置換される単環ヘテロ環;または
    (vi)0〜3個のRで置換される単環ヘテロアリール
    であり;
    が、
    (i)H、F、Cl、Br、−CN、−OR、−NRまたは−C(O)OR
    (ii)0〜4個のRで置換されるC1−3シクロアルキル;または
    (iii)0〜2個のRで置換されるC3−6シクロアルキル
    であり;
    各Rが独立して、F、Br、−OH、−CN、C3−6シクロアルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−OCHF、モルホリニル、および/または0〜3個のRで置換されるフェニルであり;
    各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−4アルキル、C1−2フルオロアルキル、C1−2アルコキシ、−OCF、−OCHF、−OCHF、−NHおよび/または−S(O)NRであり;
    各Rが独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、C1−2アルキル、C1−2フルオロアルキル、−OCF、−NH、−NH(CH)、および/または−N(CH)であるか、あるいは2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;
    が、C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキルであり;
    各Rが独立して、
    (i)H;
    (ii)C1−2アルキルまたはC1−2フルオロアルキル;および/または
    (iii)C3−6シクロアルキル
    であり;そして、
    各Rは独立して、Hおよび/またはC1−2アルキルである、
    請求項1記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  3. が、HまたはClであり;
    が、
    (i)0〜3個のRで置換されるC1−4アルキル;
    (ii)C4−6シクロアルキル;
    (iii)0〜4個のRで置換されるフェニル;
    (iv)0〜4個のRで置換されるテトラヒドロピランまたはテトラヒドロチオフェニル;または、
    (v)0〜2個のRで各々置換される、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジル、またはベンゾチアゾリル
    であり;
    が、
    (i)H、Cl、−OCH、-OCHCF、−NHR、または−C(O)OCH
    (ii)−CH、−CF、−CHCl、または−CHCN;
    (iii)シクロプロピル;
    (iv)0〜2個のRで各々置換される、オキセタニル、アゼチジニル、またはモルホリニル;
    (v)トリアゾリル
    であり;
    が、Hであり;
    各Rが独立して、−OH、シクロヘキシル、−CF、モルホリニル、および/または0〜2個のRで置換されるフェニルであり;
    各Rが独立して、F、Cl、Br、C1−3アルキル、−CF、C1−2アルコキシ、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHであり;
    各Rが独立して、F、Cl、Br、−CN、−OH、−CH、もしくは−CFであるか、または2個のRが同一原子と結合して=Oを形成し得て;そして、
    が、H、−CHCFまたはシクロプロピルである、
    請求項1記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  4. が、HまたはClであり;
    が、
    (i)ブチルまたはC4−6シクロアルキル;
    (ii)−OH、−CF、シクロへキシル、またはモルホリニルで置換されるC1−2アルキル;
    (iii)F、Cl、Br、C1−3アルキル、C1−2アルコキシ、−CF、−OCF、−C(O)OH、および/または−S(O)NHから独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されるフェニル;
    (iv)F、Cl、および/または−OCHから独立して選ばれる0〜2個の置換基で置換されるベンジル;
    (v)F、Cl、Br、−CH、−CF、および/または−CNから独立して選ばれる0〜2個の置換基で各々置換される、チアゾリル、オキサゾリル、またはピリジル;
    (vi)ベンゾチアゾリル;または、
    (vii)テトラヒドロピラニルまたはテトラメチレンスルホニル
    であり;そして、
    が、H、Cl、−CH、−CF、−CHCl、−CHCN、−OCH、−OCHCF、−NH、−C(O)OCH、−NH(シクロプロピル)、−NH(CHCF)、シクロプロピル、モルホリニル、トリアゾリル、アゼチジニル、ジフルオロアゼチジニル、ヒドロキシアゼチジニル、またはヒドロキシオキセタニルである、
    請求項3に記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  5. WがCHである、請求項4記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  6. WがNである、請求項4記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
  7. 以下の化合物から選ばれる、請求項1記載の化合物またはその医薬的に許容し得る塩:
    3-(4-(4-メトキシピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (1); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (2); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (3); 3-(4-(4-アミノピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (4); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (5); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-メトキシピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (6); 4-(4-シクロプロピルピリミジン-5-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ [3,4-b]ピリジン (7); 5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (8); 3-(3-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリジン-4-イル)オキセタン-3-オール (9); 4-(4-クロロピリジン3-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (10); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(ピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (11); メチル 3-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)イソニコチネート (12); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (13); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (14); 1-(2,5-ジクロロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (15); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (16); 1-(2,5-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (17); 1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (18); 1-(2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (19); 1-(3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (20); 1-tert-ブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (21); 3-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)安息香酸 (22); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (23); 1-(シクロヘキシルメチル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (24); 1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (25); 1-(3-クロロ-2-メチルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (26); 1-シクロヘキシル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (27); 1-イソブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ [3,4-b]ピリジン (28); 1-(4-フルオロベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b] ピリジン (29); 1-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (30); 4-(2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)エチル)モルホリン (31); 1-(5-クロロピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (32); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (33); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール (34); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (35); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2-メチルピリジン-4-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (36); 1-シクロブチル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (37); 1-(6-フルオロピリジン-2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (38); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (39); 2-メチル-5-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)オキサゾール-4-カルボニトリル (40); 1-(3-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (41); 1-(4-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (42); 1-(2-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (43); 1-(3-メトキシベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (44); 1-ベンジル-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (45); 1-(3-ブロモピリジン2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (46); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-o-トリル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (47); 1-(2-メトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (48); 4-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (49); 1-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (50); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (51); 1-(3,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (52); 1-(2-イソプロピルフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (53); 1-(2-エトキシフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (54); 1-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (55); 1-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (56); 1-(2,6-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (57); 1-(5-クロロ-2-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (58); 1-(2-ブロモフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (59); 1-(3-ブロモフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (60); 4-(4-(diクロロメチル)ピリジン-3-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (61); 3-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリジン-4-アミン (62): 2-(3-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリジン-4-イル)アセトニトリル (63); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (64); 4-(4-(アゼチジン-1-イル)ピリジン-3-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (65); 4-(4-(アゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (66); 5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (67); 1-(5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-イル)アゼチジン-3-オール (68); 5-(1-(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (69); 5-(1-(2,3,4-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (70); 5-(1-(3-ブロモピリジン2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (71); 5-(1-(ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (72); 5-(1-(3-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (73); 5-(1-(2,6-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (74); 5-(1-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (75); 5-(1-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (76); 5-(1-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (77); 5-(1-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (78); 3-(4-(4-アミノピリジン3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (79); 3-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)ベンゼンスルホンアミド (80); 1-(3-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (81); 1-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (82); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル)エタノール (83); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (84); 4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1-フェニル-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (85); 1-(5-メチルピリジン-2-イル)-4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (86); 2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b] ピリジン-1-イル)チアゾール (87); 4-メチル-2-(4-(4-メチルピリジン-3-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-1-イル) チアゾール (88); N-シクロプロピル-5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (89); 5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (90); 4-(4-(2H-1,2,3-トリアゾール-2-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (91); 5-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (92); 1-(2,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (93); 5-(1-(2-メトキシフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン−4−イル)-4-ピリミジンアミン (94); 5-(1-(3,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (95); 5-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (96); 5-(1-(2,5-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (97); 5-(1-(2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-4-ピリミジンアミン (98); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (99); 1-(3,4-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (100); 1-(2,5-ジフルオロフェニル)-4-(4-(トリフルオロメチル)-5-ピリミジンイル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (101); 4-(4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (102); 4-(4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)ピリミジン-5-イル)-1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (103); 5-(1-(4-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (104); 4-(5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-イル)モルホリン (105); 1-(4-フルオロフェニル)-4-(4-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリミジン-5-イル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン (106); 5-(1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)-N-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピリミジン-4-アミン (107); およびN-シクロプロピル-5-(1-(2,4-ジフルオロフェニル)-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-4-イル)ピリミジン-4-アミン (108)。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載する化合物またはその医薬的に許容し得る塩および医薬的に許容し得る担体を含有する医薬組成物。
  9. 癌の処置のための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか1つに記載する化合物またはその医薬的に許容し得る塩の使用。
  10. 癌を処置する際の治療における使用のための、請求項1〜7のいずれか1つに記載する化合物またはその医薬的に許容し得る塩。
JP2013519816A 2010-07-15 2011-07-14 アザインダゾール化合物 Withdrawn JP2013534539A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US36458910P 2010-07-15 2010-07-15
US61/364,589 2010-07-15
PCT/US2011/043962 WO2012009510A1 (en) 2010-07-15 2011-07-14 Azaindazole compounds

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013534539A true JP2013534539A (ja) 2013-09-05

Family

ID=44370663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013519816A Withdrawn JP2013534539A (ja) 2010-07-15 2011-07-14 アザインダゾール化合物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8673922B2 (ja)
EP (1) EP2593453B1 (ja)
JP (1) JP2013534539A (ja)
CN (1) CN103140490A (ja)
WO (1) WO2012009510A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9133160B2 (en) 2010-10-01 2015-09-15 Bristol-Meyers Squibb Company Substituted benzimidazole and imidazopyridine compounds useful as CYP17 modulators
EP2638041B1 (en) 2010-11-12 2015-07-22 Bristol-Myers Squibb Company Substituted azaindazole compounds
EA031153B1 (ru) 2011-06-10 2018-11-30 Мерк Патент Гмбх Применение пиримидиновых соединений с btk ингибирующей активностью
EP2760870B1 (en) 2011-09-27 2016-05-04 Bristol-Myers Squibb Company Substituted bicyclic heteroaryl compounds
CN103193718A (zh) * 2013-03-13 2013-07-10 郑州泰基鸿诺药物科技有限公司 一种5-溴嘧啶4位取代衍生物及其制备方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4375467A (en) * 1981-09-28 1983-03-01 Sterling Drug Inc. 5-(Pyridinyl)-1H-pyrazolo[3,4-b] pyridines and their cardiotonic use
WO2003027094A2 (en) 2001-09-26 2003-04-03 Bayer Pharmaceuticals Corporation Substituted 3-pyridyl indoles and indazoles as c17,20 lyase inhibitors
US20040236110A1 (en) * 2001-09-26 2004-11-25 Ladouceur Gaetan H Substituted 3-pyridyl indoles and indazoles as c17,20 lyase inhibitors
US20050119278A1 (en) 2002-05-16 2005-06-02 Che-Ming Teng Anti-angiogenesis methods
CL2004000398A1 (es) 2003-02-27 2005-03-18 Uriach Y Compania S A J Compuestos derivados de pirazolopiridinas, sus sales; procedimiento de preparacion; composicion farmaceutica; y su uso para tratar enfermedades mediadas por quinasas p38, en especial por citocinas, tnf-alfa, il-1, il-6 y/o il-8, tales como enfermedad
US7297709B2 (en) 2003-05-22 2007-11-20 Abbott Laboratories Indazole, benzisoxazole, and benzisothiazole kinase inhibitors
US7378532B2 (en) 2004-03-26 2008-05-27 Yung Shin Pharmaceutical Ind. Co., Ltd. Fused pyrazolyl compound
ATE415400T1 (de) 2004-07-05 2008-12-15 Astellas Pharma Inc Pyrazolopyridinderivate
EP1786813A2 (en) 2004-09-03 2007-05-23 Plexxikon, Inc. Bicyclic heteroaryl pde4b inhibitors
ES2386027T3 (es) 2004-10-29 2012-08-07 Abbott Laboratories Inhibidores de quinasas novedosos
DE102004061288A1 (de) 2004-12-14 2006-06-29 Schering Ag 3-Amino-Pyrazolo[3,4b]pyridine als Inhibitoren von Proteintyrosinkinasen, deren Herstellung und Verwendung als Arzneimittel
FR2880891B1 (fr) * 2005-01-19 2007-02-23 Aventis Pharma Sa Pyrazolo pyridines substituees, compositions les contenant, procede de fabrication et utilisation
CN101437820A (zh) * 2006-03-07 2009-05-20 阿雷生物药品公司 杂二环吡唑化合物和使用方法
JP5255559B2 (ja) 2006-03-31 2013-08-07 アボット・ラボラトリーズ インダゾール化合物
US20110105510A1 (en) 2008-06-17 2011-05-05 Hiroshi Ishikawa Prophylactic/ameliorating or therapeutic agent for non-alcoholic steatohepatitis
CN102282133A (zh) * 2008-10-28 2011-12-14 生物马林药物股份有限公司 十氢-1h-茚并喹啉酮和十氢-3h-环戊并菲啶酮cyp17抑制剂
JP5689069B2 (ja) 2008-11-20 2015-03-25 ジェネンテック, インコーポレイテッド ピラゾロピリジンpi3k阻害剤化合物及び使用方法
EP2452940B1 (en) * 2009-07-10 2014-12-17 Taiho Pharmaceutical Co., Ltd. Azabicyclo compound and salt thereof
EP2638041B1 (en) * 2010-11-12 2015-07-22 Bristol-Myers Squibb Company Substituted azaindazole compounds

Also Published As

Publication number Publication date
CN103140490A (zh) 2013-06-05
EP2593453A1 (en) 2013-05-22
US8673922B2 (en) 2014-03-18
US20130184254A1 (en) 2013-07-18
EP2593453B1 (en) 2014-09-17
WO2012009510A1 (en) 2012-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10183933B2 (en) Isoindolinone inhibitors of phosphatidylinositol 3-kinase
CA3165148A1 (en) Pyrazolyl derivatives useful as anti-cancer agents
IL282103B2 (en) Furinones as ubiquitin-specific protease 1 inhibitors
CA2935867A1 (en) Heteroaryls and uses thereof
KR20030040419A (ko) 단백질 키나아제 억제제인 융합된 피라졸 유도체
KR20210090675A (ko) 암의 치료를 위한 hpk1 억제제로서의 2,3-디히드로-1h-피롤로[3,4-c]피리딘-1-온 유도체
TWI601724B (zh) 咪唑並喹啉類衍生物及其可藥用鹽、其製備方法及其在醫藥上的應用
US9266880B2 (en) Substituted azaindazole compounds
CA3185649A1 (en) Indole compounds as androgen receptor modulators
US8673922B2 (en) Azaindazole compounds
JP2021521142A (ja) Crhr2拮抗薬としての縮合環状尿素誘導体
EP2563792B1 (en) Imidazopyridazinyl compounds and their uses for cancer
US9133160B2 (en) Substituted benzimidazole and imidazopyridine compounds useful as CYP17 modulators
WO2023091726A1 (en) Inhibitors of cyclin‑dependent kinase 12 (cdk12)
US9598436B2 (en) Substituted bicyclic heteroaryl compounds
EP3012259A1 (en) Five-membered heterocyclic pyridine compounds and preparation method and use thereof
EP4387964A1 (en) Jak2 inhibitors and methods of use thereof
US20230348439A1 (en) Indole compounds as androgen receptor modulators
CA3186348A1 (en) Spiro compounds as melanocortin 4 receptor antagonists and uses thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141007