JP2013534131A - 分散性の強化された粉末から飲料を形成するための方法および装置 - Google Patents

分散性の強化された粉末から飲料を形成するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

共粉砕された粉末組成物から飲料の少なくとも一部を形成するための方法および装置が提供される。ある量の共粉砕された粉末組成物を流体と合わせて、飲料の少なくとも一部を生成する。共粉砕された粉末組成物は、分散または溶解が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を、1つまたは複数の分散促進構成成分と一緒に共粉砕して、食品または飲料を形成するときの粉末の分散または溶解を高めるのに有効な共粉砕された粉末を形成することから得られる。

Description

本出願は、粉末から飲料または飲料の一部を形成するための方法および装置、ならびにその粉末を形成する方法に関する。詳細には、本出願は、粉末の分散性を強化するのに有効な方法によって得られる粉末から飲料を形成する方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、2010年7月16日に出願された米国特許仮出願第61/365,267号明細書の利益を主張し、それは本明細書で参照により完全に本明細書に組み込まれる。
粉末にしたまたは乾燥させた食品および飲料の製品または中間体(「粉末」)、例えば飲料ドリンク、インスタントホットチョコレート、チョコレート中間体、フリーズドライおよび噴霧乾燥インスタントコーヒー、ならびに粉末チーズソースなどの粉末ソースは周知である。これらの粉末は、様々な方法によって形成される。例えば、インスタントコーヒーは、周知のローストおよび抽出方法によってコーヒー豆から液状のコーヒー濃縮中間体(コーヒー汁として一般に知られる)を抽出することによって形成することができる。任意選択で、同じく当技術分野で周知のように、抽出されたコーヒー中間体から抜き取られたコーヒー芳香の添加によって、コーヒー濃縮液を芳香化することができる。コーヒー濃縮液は、様々な発泡および乾燥ステップを次に受けて、乾燥した顆粒状の最終製品を生成し、それは熱水の添加によってコーヒー飲料に再構成することができる。食品または飲料を調製する経済的で、速く簡単な方法を提供するので、粉末食品は消費者に人気がある。粉末は、製造工程で中間成分としても用いられ、それらは、流体で水和され、任意選択で他の成分と混合され、さらなる処理を受けて食品および飲料品を形成し、消費者に販売される。
米国特許第7,640,843号明細書
しかし、利用できる多くの粉末はいくつかの欠点を抱えている。現在の粉末食品および粉末飲料の1つの問題点は、それらが熱水などの流体と合わされるときに、それらが互いに塊状化し、流体全体に均一に分散しない傾向があることである。不十分な分散は、決して完全には「濡れない」粉末の非水和領域に加えて、粒子の塊状化をもたらすことがある。例えば、粉末を流体に加えると、粉末はしばしば流体中に分散せずに凝集して流体の上部に浮くか、塊となって底に沈む。
しばしば消費者は、食品または飲料を消費する前に粉末の塊が流体中に十分に分散するのに十分な時間、多くの場合数分間待つことを要求される。あるいは、塊を破壊して粉末を流体全体に分散させるために、消費者が流体を激しく撹拌するか、振盪することが必要になることがある。粉末を分散させるために消費者が十分な時間待ち、および/または流体を振盪もしくは撹拌した後でさえ、粉末は流体に完全に分散しないかもしれず、代わりに流体全体により小さな塊を形成することがある。消費者に、待つこと、または粉末を流体と合わせて形成された溶液を撹拌することを要求することは、望ましくない。さらに、消費者が塊の全てを除去することができるとは限らない状況、特にインスタントコーヒーまたはホットチョコレートなどの飲料の場合、それらの食品または飲料は、消費者に望ましくない劣る一貫性およびざらざらした口あたりの性質を示すかもしれない。
同様に、食品または飲料の製造工程では、そのような欠点は処理を遅らせ、および/または生産系に費用および複雑性を加えることがある追加の混合ステップを必要とするかもしれない。先の粉末の凝集する性向のために、それらは自由に流れない傾向があり、それは製造を困難にすることがある。以前の一般的な解決法は、分散性および流動性を高めるために、デンプン、流動助剤および他の乳化剤を用いることであった。そのような追加の成分は、しばしば望ましくない。
流動性および分散性を増加させることを企図する別の可能な解決法は、粉末の粒径を減少させることであり得る。しかし、多くの種類の粉末の食品および飲料品では、粒径を減少させることは、実際にはこれらの欠点を助長し、塊状化の問題を悪化させる。場合によっては、例えば、粉末の塊状化または凝集は、粉末粒子のサイズの減少に関連して典型的に増加する。多くの場合、小さい粒径、例えばサイズが約100ミクロン以下のD90を有する多くの粉末は、例えば約100ミクロンを超えるより大きな粒径を有する粉末よりも多くの凝集および塊状化を示す。この点に関して、これらの粉末は流体に十分に分散することができないか、粉末を流体に十分に分散させる追加の時間または労力を必要とすることがある。
一手法では、共粉砕された粉末組成物から飲料の少なくとも一部を形成するための方法が本明細書で提供される。ある量の共粉砕された粉末組成物が流体と合わされて、飲料の少なくとも一部を生成する。共粉砕された粉末組成物は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を、約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分と一緒に共粉砕することから得られる。生じた共粉砕された粉末組成物は、約2から約150ミクロンのd90粒径を有することができ、共粉砕された粉末組成物から飲料中に分散された約2から約16%の固形物を有する飲料の一部を生成するのに有効である。驚くべきことに、および予想外に、構成成分を共粉砕せずに、単にそれらを混合することによって形成されるか、または構成成分を別々に粉砕することによって形成される類似した構成成分で形成される粉末と比較して、このように得られる共粉砕された粉末組成物を流体と合わせることは、高められた分散の利点を提供することが見出された。
別の手法では、1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジが共粉砕された粉末組成物を含み、飲料調製機での使用のために提供される。この手法による1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジは、飲料調製機によって飲料の少なくとも一部または飲料全体を形成するために用いられる。1杯分のポッドまたはカートリッジは、共粉砕された粉末組成物を含む大きさに設定された保持空間を含む。ポッドまたはカートリッジは、ポッドまたはカートリッジに形成可能であるか、または既に規定されている、少なくとも1つの入口および少なくとも1つの出口を含む。入口および出口は、流体を保持空間に注入するために、およびポッドまたはカートリッジから少なくとも飲料の一部を分注するために提供される。保持空間内の共粉砕された粉末組成物は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を含む。成分は、約2から約150ミクロンのd90粒径まで一緒に共粉砕され、共粉砕された粉末組成物から飲料中に分散された約2から約16%の固形物を有する少なくとも飲料の一部を生成するのに有効である。驚くべきことに、および予想外に、この手法に記載される共粉砕された粉末組成物を含む1杯分の飲料ポッドは、ポッドまたはカートリッジを通って流れる流体およびカップからの抽出に、高められた分散の利点を提供することが見出された。本明細書に記載の粉末を充填したポッドまたはカートリッジは、粉末の個々の成分を別々にジェット粉砕することによって形成されるか、天然の成分を単に一緒に混合して粉末を形成することによって形成される同じ組成物の粉末を充填したポッドまたはカートリッジよりも優れている、ポッドまたはカートリッジからの抽出を提供する。
さらに別の手法では、流体と混合して飲料の少なくとも一部を形成するためのパッケージされた粉末飲料品が提供される。パッケージされた粉末飲料品は、その中に粉末組成物を有するコンパートメントを画定するパッケージを含む。粉末組成物は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を有する共粉砕された粉末組成物を含む。成分は、約2から約150ミクロンのd90粒径まで一緒に共粉砕され、飲料の一部に分散している共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有する少なくとも飲料の一部を生成するのに有効である。この手法のパッケージされた粉末飲料品は、流体と混合したとき、上記の手法と類似した分散の利点を提供する。
さらに別の手法では、飲料の少なくとも一部を調製することが可能な共粉砕された粉末組成物を調製する方法が提供される。この手法による方法は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を粉砕装置に導入することを含む。この方法は、持続運転で、および同時に、前記少なくとも1つの粉末成分および前記1つまたは複数の分散促進構成成分を共粉砕して、約2から約150ミクロンのd90粒径を有する共粉砕された粉末組成物を形成することも含む。共粉砕された粉末組成物は、共粉砕された粉末組成物を水と接触させたときに、飲料の少なくとも一部を生成するのに有効である。生じた飲料は、その中に分散する共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有する。
さらに別の手法では、粉末飲料品は、分散または溶解が困難な少なくとも1つの部分を有する粉末成分、および少なくとも1つの分散促進構成成分から本質的になる。別の手法では、粉末飲料品は、分散または溶解が困難な少なくとも1つの部分を有する粉末成分、および少なくとも1つの分散促進構成成分からなる。
例示的なジェットミルの略図である。 Helos粒径分布D90に対するミクロン表示の粒径のグラフである。 フリーズドライおよび噴霧乾燥された可溶性コーヒーを形成するための先行技術の方法を例示する流れ図である。 本開示によりフリーズドライ可溶性コーヒー製品を形成するための方法を例示する流れ図である。 図4aの方法の改変を例示する流れ図である。 本開示によりフリーズドライ可溶性コーヒー製品を形成するための別の方法を例示する流れ図である。 図5aの方法の改変を例示する流れ図である。 本開示により噴霧乾燥可溶性コーヒー製品を形成するための方法を例示する流れ図である。 本開示により噴霧乾燥可溶性コーヒー製品を形成するための別の方法を例示する流れ図である。 様々なフリーズドライ可溶性コーヒー製品のLa単位表示のカラーリダクションのグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の糖のレベルが変更される一定の脂肪レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の脂肪のレベルが変更される一定の糖レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた組成物について、抽出された粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の脂肪のレベルが変更される一定の糖レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた組成物について、抽出された粉末組成物の量を示すグラフである。 組成物中の脂肪のレベルが変更される一定の糖レベルのディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示し、共粉砕された、ジェット粉砕されなかった、および別々にジェット粉砕されて合わされた組成物について、抽出された粉末組成物の量を示すグラフである。 共粉砕され、ジェット粉砕されなかった組成物について、ディスクの異なる充填重量における、T−ディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示するグラフである。 共粉砕され、ジェット粉砕されなかった組成物について、ディスクの異なる充填重量における、T−ディスクから抽出された異なる共粉砕された粉末組成物の量を例示するグラフである。 共粉砕され、ジェット粉砕されなかった組成物について、全乳粉末および糖の異なる組成における、T−ディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示するグラフである。 共粉砕された組成物について、全乳粉末および糖の異なる組成における、ポッドから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示するグラフである。 共粉砕され、ジェット粉砕されなかった組成物について、異なる粒径の全乳粉末および糖の異なる組成における、T−ディスクから抽出された共粉砕された粉末組成物の量を例示するグラフである。
流体および他の成分と混合して食品または飲料品を形成するための粉末、ならびに粉末食品を形成する方法および用いる方法が一般に開示される。流体と混合すると、粉末は消費者による消費のための食品または飲料品を形成することができるか、または、粉末は、最終的な食品または飲料品を形成するために追加の処理および成分を必要とする食品または飲料の中間体を形成することができる。一態様では、粉末は、一緒に共粉砕される2つ以上の成分を一般に含む。別の態様では、共粉砕された粉末は、分散または溶解が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分および1つまたは複数の分散または溶解促進構成成分を含む。
そのような共粉砕された粉末が流体と合わされると、本明細書に記載される共粉砕された粉末は、消費者による混合または撹拌を一般にあまり必要とすることなく、比較的短い時間に流体全体に実質的に完全に溶解および/または分散する。1杯分の飲料機のために飲料ポッド、ディスク、カートリッジなどで用いられる場合、粉末はポッドから分散し、実質的に抽出される。一手法により、粉砕は、乾燥粉末を処理するジェットミルなどのような任意の乾燥または非液状の粉砕手法であってよい。
一手法では、共粉砕された粉末組成物から飲料の少なくとも一部を形成するための方法が提供される。この方法は、ある量の共粉砕された粉末組成物を流体と合わせて、飲料の少なくとも一部を生成することを含む。共粉砕された粉末組成物は、その溶解または分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を、一手法では2から90%の1つまたは複数の分散または溶解促進構成成分と、別の手法では約2から約90%の1つまたは複数の分散または溶解促進構成成分と、別の手法では約5から約50%の1つまたは複数の分散または溶解促進構成成分と一緒に共粉砕して、一手法では約2から約150ミクロン、別の手法では2から150ミクロン、別の手法では約5から約80ミクロンのd90粒径を有する共粉砕された粉末組成物を形成することから得られる。この粉末組成物は、その中に分散する共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有する飲料の一部を生成することが可能である。
一手法により、粉末の分散が困難な部分は、流体と合わせたときに流体全体に容易に溶解または分散しない物質を含む。別の手法では、粉末の分散が困難な部分は、ポッド、ディスク、カートリッジまたは他の1杯分の飲料装置からも容易に抽出されない。分散が困難な部分は、塊状化または凝集する傾向があり、全体が容易に濡れない。これらの分散が困難な部分は、それらが微細に磨砕されると分散へのさらなる悪影響を示す。例えば、分散が困難である物質は、水または他の流体に容易に溶解しない固形物を含み、熱い流体に導入されたときに溶融しない。共粉砕される成分の1つの例には、それらに限定されないが、脱脂粉乳粉末(NFDM)、全脂粉乳(WMP)、タンパク質、乳タンパク質、コーヒー粉末、磨砕されたローストコーヒー、ココア粉末、クリーム粉末、食物繊維およびそれらの混合物が含まれる。これらの物質の分散または溶解が困難である部分には、脱脂乳固形物、タンパク質、非可溶性コーヒー固形物、非可溶性ココア固形物およびそれらの混合物を含めることができる。
他方、分散または溶解促進構成成分は、本明細書に記載のように粉末が共粉砕によって調製される場合に、粉末の分散または溶解が困難な部分の分注性、溶解および/または溶解性を強化することを助けるのに有効であるブレンドの構成成分である。分散促進剤は、流体または熱い流体に加えたときの分散性または溶解性を向上させるのに有効である、水溶性の、親水性の、または疎水性でもよい物質である物質および固形物(例えば融点より上に加熱されたときに溶融して流動する脂肪含有物質または分散が困難な部分に水を引き寄せるのを助ける親水性物質)を含むことができる。適する分散促進構成成分の例には、とりわけ糖、塩、食物繊維、脂質、乳脂肪、油、コーヒー油および他の脂肪が含まれる。
一手法では、脂肪含有物質を分散促進剤として用いるときに、それらが、粉砕工程で約150ミクロン以下(場合によっては約100ミクロン以下)の粒径まで、分散が困難な成分を含む他の成分と共粉砕または共磨砕される場合、生じる粉末が約0.5から約40乾燥重量%の間の脂質物質(場合によっては約2から約30乾燥重量%の間の脂質)を含む場合には、熱水溶解性(カップ内分散)の利点が達成される。この分散の利点は、粉末の個々の構成成分が別々に磨砕され、次に磨砕後に合わされる場合には一般に達成されない。別の手法では、本明細書の粉末組成物は、1杯分のオンデマンドの飲料機で使用するために構成されたカートリッジ、ポッド、小袋または他の容器での使用に適し得る。
一手法により、粉末中の脂肪源または脂肪構成成分は、例えばクリーム粉末または粉乳を含有する脂肪の構成成分としての乳脂肪を含む任意の適する植物、動物または他の供給源から得られるか由来する、固形脂肪、液状油、人工脂肪または乳化剤を含む任意の食用の天然または合成の親油性物質を含むことができる。それは、噴霧乾燥ミルク、クリーマーおよびショートニング粉末などで通常見られるように、純粋な形で、または乳化もしくはカプセル化された液滴、固体粒子もしくはそれらの混合物の分散液として存在することができる。好ましくは、脂肪源は、それらに限定されないが果物、野菜、豆類、種子、ナッツ類、穀物およびミルクを含む植物性または動物性供給源から得られるか由来する、トリグリセリド、ジグリセリド、モノグリセリド、脂肪酸、リン脂質またはそれらの混合物を含む。
別の例では、粉末の熱水溶解性の利点は、粉末が他の分散が困難な成分と共粉砕または共磨砕されるときに、糖または糖含有物質を促進剤として単独で、または脂肪と一緒に用いて形成されるときに達成される。脂肪含有成分と同様に、この分散の利点は、粉末の個々の構成成分が別々に磨砕され、次に磨砕後に合わされる場合には一般に実現されない。一例により、糖または糖含有物質には、例えば顆粒状のショ糖などを含む、任意の食用の天然または合成の可溶性糖物質を含めることができる。
一態様により、本明細書の粉末は、選択され、一緒に共粉砕されて所望の組成を有する粉末を形成する、2つ以上の成分から形成される。共粉砕中の粉末の成分の少なくとも1つは、分散が困難な部分であるかそれを含み、共粉砕中の粉末の成分の少なくとも1つは分散促進剤であるかそれを含む。言い換えると、粉末の少なくとも1つの成分は、1つまたは複数の追加の構成成分と共粉砕されるときに、分散の利点を有する粉末をその結果形成する物質である。一手法では、分散促進剤は、脂肪または脂質を含有する物質である。この点に関して、生じる粉末組成物は、約0.5から約40%の間の乳脂肪を含むことができる。別の例では、生じる粉末組成物は、乾燥重量で約2%から約30%の間の脂質物質を含むことができる。場合によっては、生じる粉末組成物は、乾燥重量で約2%から約20%の間の脂質物質を含むことができる。別の手法では、分散促進剤は、糖または糖を含有する構成成分である。この方法では、生じる粉末組成物は、約2から約80乾燥重量%の間の糖または糖含有物質を含むことができる。
理論によって限定されることなく、成分の少なくとも1つは所定レベルの1つまたは複数の分散促進剤であるかそれを含む成分を共粉砕することによって形成される、2つ以上の成分の共粉砕の過程中の粉末中の特定の物質(「分散促進剤」)の混在は、粉末の他の構成成分の粒子と緊密に関連するようになり、および/または粉末の生じる粒子を被覆し、被覆、カバーおよび/または障壁を提供して、流体と合わされると互いに固着、凝集して塊になる粒子の傾向を低減すると考えられている。
驚くべきことに、および予想外に、粉末の1つまたは複数は分散促進構成成分、例えば脂肪または糖を含有する構成成分を含む原粉末を一緒に共粉砕することが、流体全体に速やかに完全に溶解および分散し、そこから食品および飲料品を効果的に形成する粉末を結果的に提供することが見出された。一手法では、他の成分と共粉砕して、飲料を形成するときに分散の利点を達成する粉末組成物を形成するための分散促進剤として、糖および/または脂肪を含有する構成成分が用いられる。多くの場合、これらの粉末組成物は、同じ構成成分を別々にジェット粉砕してそれらを合わせることによって形成される粉末、または天然の構成成分を単に合わせることによって形成される粉末のいずれよりも、劇的に良い分散液(および/または溶解)を達成する。より詳しくは、これらの粉末が熱い流体媒体(脂肪の融点より上の水温の熱水など)に入れられるとき、分散促進剤は、静電効果および表面張力のために粉末中の分散が困難な構成成分の粒子が互いに固着することを妨害および/または阻止するための、粒子(またはその分散が困難な部分)の上の障壁、被覆または粉付きとして作用すると考えられている。
理論によって限定されることを望まないが、分散促進構成成分が脂肪または脂肪を含有する構成成分を含む場合、共粉砕は、被覆を形成する疎水性の脂肪粒子をもたらし、および/または分散が困難な粒子またはその一部の少なくとも外側表面部分と緊密に関連するようになり、分散が困難な粒子の間で障壁、被覆または粉付きを形成すると考えられている。この共粉砕された粉末が次に熱い流体媒体(脂肪の融点を超える)に入れられるとき、脂肪層は溶融して潤滑層を提供し、その結果粒子は溶液に実質的に均一におよび速やかに分散および/または溶解することができる。この目的のため、一手法により、粉末は、少なくとも1つの成分が所定レベルを超える脂肪を含む少なくとも2つの成分から、少なくとも2つの成分を一緒に共粉砕することによって形成される。
他方、分散促進剤が糖または糖を含有する構成成分を含む場合、(理論によって限定されることを望まないが)糖は、分散がより困難な構成成分の粒子または一部の少なくとも外側表面と緊密に関連するようになり、分散がより困難な粒子の間で障壁、被覆または粉付きを同じように形成すると考えられている。糖は、水を引き寄せる親水性の粒子になる傾向があり、溶解または分散が困難な構成成分のより容易な濡れを可能にするために水を引き寄せて接触させる経路を形成することができる。このように、粉末を流体と混合するとき、糖粒子の障壁は、分散が困難な粒子の間で強力な静電力および表面張力が形成されるのを制限し、一般にそれらを互いから離れさせて、分散が困難な粒子の間に水が入りそれらを濡らすための経路を形成し、その結果それらは流体全体に速やかに分散する。
一手法により、および理論によって限定されないが、分散または溶解が困難である構成成分は、溶解または分散が困難な部分の間での引き寄せをもたらす表面特性、例えば増加した表面張力および/または静電効果を有する傾向があると考えられている。分散または溶解促進剤は、この外側の表面張力または静電効果(未粉砕の試料または共粉砕されなかった試料の上の)を改変して、粉末がより容易に全体が濡れ、水和し、熱水などの流体に溶解および/または分散することを可能にするのに有効であり、それを助けることができる。
共粉砕した後に粉末を形成するために、追加の成分を加えることができる。2つを超える成分が合わされて粉末を形成する場合、好ましくは共粉砕の前に任意の追加の成分がそれらの成分と合わされ、成分は共粉砕されて粉末を形成する。より好ましくは、成分を共粉砕する前に全ての成分が合わされ、成分の全ては一緒に共粉砕されて粉末を形成する。このように、成分のいくつかを共粉砕し、その後に後のステップで追加の成分を合わせることに対して、成分のより多くを一緒に共粉砕することは、流体媒体での最終粉末の分散性を高めることが発見された。
別の態様により、生じる共粉砕された粉末は、100ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90を有する。場合によっては、粉末は、約10ミクロンから約80ミクロンの間の粒径分布D90を有する。さらに他の場合には、粉末は、約10ミクロンから約50ミクロンの間の粒径分布D90を有する。粒径分布、脂肪レベルおよび/または成分の同時共粉砕の様々な組合せが、溶液への粒子の高められた分散を提供するのに有効であると考えられている。
さらに別の手法により、前の方法で調製される粉末は、飲料の少なくとも一部を形成するための飲料調製機で用いられる1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジに含まれる。1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジは、共粉砕された粉末組成物を含む大きさに設定される保持空間を含む。例えば、保持空間は、強固および/または弾力的なポッドまたはディスクの強固なハウジングか、弾力的なポッドまたは小袋の内部空間を含むことができる。
一例では、その全内容が本明細書に含まれるかのように本明細書で明示的に参照により本明細書に完全に組み込まれる、2010年1月5日に発行された特許文献1に一般に記載されるように、ポッドまたはカートリッジは、Tassimo Brewpotで使用するためのTassimo T−ディスクを含むことができる。別の例では、ポッドまたはカートリッジは、保持空間を画定しているエンクロージャーを形成する1つまたは複数のパネルを有するコーヒーフィルターによく似ている、弾力的な多孔質材料で形成される多孔性のポッドまたは小袋を含むことができる。
この手法により、1杯分の飲料ディスク、ポッドまたはカートリッジは、ポッドまたはカートリッジで形成可能であるか規定されている少なくとも1つの入口および少なくとも1つの出口を含む。入口は、飲料調製機から保持空間に注入される水または他の流体を受け取るために提供される。出口は、消費者による消費のために、ポッドまたはカートリッジから容器またはカップに最終飲料の少なくとも一部を分注するために提供される。少なくとも1つの入口および/または少なくとも1つの出口は、ポッドまたはカートリッジに前もって形成される開口部、例えばポッドもしくはカートリッジの壁もしくはパネルの開き口、またはポッドを形成するフィルターパネルなど多孔性パネルの小さい孔を含むことができる。入口および/または出口は、カートリッジまたはポッドに現在存在しないが、例えばポッドまたはカートリッジの一部を突き刺すか穴をあけることによって、またはポッドまたはカートリッジの一部を除去してその中に開口部を形成することによってその中に形成可能である開口部を含むこともできる。
ポッドまたはカートリッジは、ポッドの構造、粉末の組成および所望の飲料または飲料の一部の特徴、ポッドまたはカートリッジから形成可能な所望の飲料または飲料の一部の量、ならびにポッドまたはカートリッジの構造およびポッドまたはカートリッジと一緒に用いられることが意図された飲料形成機の構造によって、保持空間内に異なる量の共粉砕された粉末組成物を含むことができる。一例では、ポッドまたはカートリッジは、約6から20グラムの共粉砕された粉末組成物を含むことができる。
前記の共粉砕された粉末組成物と同様に、この手法による共粉砕された粉末組成物は、約2から約150ミクロンのd90粒径まで一緒に共粉砕される、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分および少なくとも1つの分散促進構成成分を含む。共粉砕された粉末組成物は、約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を含むことができる。これらの共粉砕された粉末組成物を含有する本明細書に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジは、カートリッジまたはポッドが飲料または飲料の一部を形成するための飲料調製機で用いられる場合に、有益な抽出および分散の利点を達成する。本明細書に記載の粉末を含むポッドまたはカートリッジは、類似した組成の粉末を含むが、構成成分の原成分を単に一緒に混合することによって形成されたか、または原成分を別々にジェット粉砕し、それらを一緒に混合して粉末を形成することによって形成されたポッドまたはカートリッジと比較して、保持空間からの優れた抽出および分散特性を示す。有益な抽出および分散特性は、ディスクを飲料調製機に通した後にポッドまたはディスクに残っている固形物の量を計量し、カップまたは容器に分注される最終飲料または飲料の一部で粒子分布を観察することによって示された。
さらに、本明細書に記載される粉末および組成物は、共粉砕された粉末組成物が、流体と混合するために粉末の分散性および流動性を増加させるために典型的に用いられるデンプン、流動助剤および乳化剤を実質的に含まないか含まない場合でさえ、強化された分散および抽出特性を提供する。例えば、本明細書に記載される共粉砕された粉末組成物は、セルロース、コーンスターチ、レシチン、加工デンプンおよびそれらの混合物を含む群から選択されるデンプン、流動助剤および乳化剤を実質的に含まなくてもよい。一例では、カートリッジまたはポッドから分注される飲料または飲料の一部は、デンプン、流動助剤、乳化剤およびそれらの混合物の各々を約0.5%未満(他の手法では約0.1%未満、他の手法では約0.05%未満、他の手法ではなし)有する。
別の例では、1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジは、流体が保持空間に注入されてそこから分注されるときに、保持空間からの固形物の少なくとも約30%の抽出をもたらす共粉砕された粉末組成物を含む。別の例では、共粉砕された粉末組成物は、流体が保持空間に注入されてそこから分注されるときに、保持空間からの固形物の少なくとも約50%の抽出をもたらす。さらに別の例では、共粉砕された粉末組成物は、流体が保持空間に注入されてそこから分注されるときに、保持空間からの固形物の少なくとも約50%の抽出をもたらす。
一手法では、上記の方法から、または上記の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジから形成される飲料は、共粉砕された粉末組成物が分散する流体の1グラムにつき特定の量の共粉砕された粉末組成物を含むことができる。一例では、流体の1グラムあたりの共粉砕された粉末組成物の量は、水1グラムにつき約0.05グラムの粉末組成物から水1グラムにつき約0.5グラムの粉末組成物の範囲であり、別の例では、水1グラムにつき約0.05グラムの粉末組成物から水1グラムにつき約0.2グラムの粉末組成物の範囲である。別の例では、上記の方法から、または記載される1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジから形成される飲料は、流体の実質的な撹拌または振盪を必要とせずに、約60秒未満で約80から約90グラムの流体に溶解する少なくとも約2から約16%の固形物を提供するのに有効であり得る。
さらに別の手法では、流体と混合して飲料の少なくとも一部を形成するための粉末飲料品が提供される。パッケージされた粉末飲料品は、コンパートメントを規定するパッケージを含む。粉末組成物はコンパートメントに含まれ、その分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を有する共粉砕された粉末組成物を含む。促進構成成分は、分散が困難な構成成分と一緒に約2から約150ミクロンのd90粒径まで共粉砕される。また、その中に分散する共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有する飲料の少なくとも一部を生成するのに有効である。
一態様により、パッケージされた粉末飲料品は、計量された量の流体と混合されて典型的な大きさの飲料を形成するために提供される、計量された量の共粉砕された粉末組成物を含むことができる。例えば、パッケージされた粉末飲料の粉末は、約0.1から約64流体オンスの間の飲料または飲料の一部の飲料を提供するために、十分な量の共粉砕された粉末組成物を含むことができる。別の例では、パッケージされた粉末飲料の粉末は、約1から約24流体オンスの間の飲料または飲料の一部の飲料を提供するために、十分な量の共粉砕された粉末組成物を含むことができる。一手法では、共粉砕された粉末組成物の計量された量は、約5から約20グラムの間であってよい。
別の態様により、パッケージされた粉末飲料品は、消費者に特定の比率で粉末と流体を混合するように指示するために、パッケージに説明書を含むことができる。一例では、パッケージされた粉末飲料品は、計量された量の共粉砕された粉末組成物を提供し、共粉砕された粉末組成物と計量された量の流体とを合わせるために、計量器を含むことができる。計量された量は、概算測定値を含むことができる。一手法により、説明書および/または計量器は、一例では水1グラムにつき約0.05グラムの共粉砕された粉末組成物から水1グラムにつき約0.5グラムの粉末組成物、または別の例では、水1グラムにつき0.05グラムの共粉砕された粉末組成物から水1グラムにつき約0.2グラムの粉末組成物を混合することを提供することができる。
さらに別の手法では、飲料の少なくとも一部を調製することが可能な共粉砕された粉末組成物を調製する方法が提供される。この手法による方法は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を粉砕装置に導入することを含むことができる。この手法による方法は、持続運転で、および同時に、前記少なくとも1つの粉末成分および前記1つまたは複数の分散促進構成成分を共粉砕して、約2から約150ミクロンのd90粒径を有する共粉砕された粉末組成物を形成することを含む。本明細書の方法によって形成される粉末組成物は、共粉砕された粉末組成物を水と接触させたときに、飲料の少なくとも一部を生成するのに有効である。生じた飲料または飲料の一部は、その中に分散する共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有する。
この手法による方法は、共粉砕するために選択される成分に加えて、粉末の構成成分を一緒に共粉砕するために選択されるジェット粉砕設備およびパラメーターのために、持続的および連続的操作が可能である。この目的のために、実質的な汚損、目詰まりなどを起こさずに連続的および持続的操作が可能なジェットミルが選択される。例えば、Jet−O−Miser(Fluid Energy、Telford、Pennsylvania)ジェットミルは、約80から約110psig、および場合によっては約100psigの圧縮空気供給圧力で用いることができる。空気から水分を除去するために、約−40℃以下(典型的には約−50℃から約−60℃)まで露点を下げるために乾燥システムを利用することもできる。粉末は、周囲条件(約20から約25℃前後)で処理することができる。脂肪レベルの増加による設備の汚損の量を低減するために、より高い脂肪含有量の粉末を共粉砕するために、より低い温度を選択することができる。供給速度は、振動性または他の供給システムを用いて毎分約40から約100グラムの間であってよい。処理の後、共粉砕された粉末は、あらゆる湿気の懸念を最小にするために、環境から隔離してよい。
一例では、ローストおよび磨砕されたコーヒーと可溶性コーヒーとの共磨砕は、分散性の向上につながる。約15%のローストコーヒー(85%可溶性)(約2%の脂肪含有量)から50%ローストコーヒー(50%可溶性コーヒー)(約6%の脂肪含有量)の比の、ローストコーヒー(脂肪含有量12%)と可溶性コーヒーとの共磨砕が適し得る。これらの共磨砕混合物は、低温磨砕方法を用いて同じ粒径まで単独で磨砕されたローストおよび磨砕された物質に対して、熱水で作ったときに非可溶性のローストおよび磨砕された物質の塊状化の減少を示した。全ての場合にあらゆるカップに15%のローストおよび磨砕された物質があるように、磨砕物質と標準の可溶性コーヒーとを乾燥混合することによってメイクアップを標準化した。
別の例では、チョコレート成分の共磨砕は分散性の向上につながる。共磨砕チョコレート粉末の成分には、カカオ豆(脂肪を含む)、糖および粉乳を含めることができる。ココア固形物が全混合物の約6.7%、脂肪含有量が6.7%、ミルク固形物が16.5%、糖が60%を占める割合でこれらがジェットミルで一緒に磨砕される場合、生じた粉末物質は30秒以内に熱水に分散(200mlに5g)したが、同じ粒径まで個々に磨砕され、その後に乾燥混合される場合、固形物の同等の混合物は3分以上で熱水に分散した。
さらに別の例では、粉乳が共磨砕される場合、分散性の向上を示す。比較として、クリーム粉末(40%の脂肪含有量)および脱脂乳固形物は、別々に微細に磨砕される場合、熱水に加えられるとき(200mlの水に5から10gの比)に塊を形成することがあるので、熱水では劣る分散を示す。他方、脱脂乳ミルク固形物を有するクリーマーを共粉砕して、約8〜16%の脂肪含有量の脂肪比率を得る場合、生じた共磨砕物質は、乾燥混合物質が前磨砕されるかまたは原粉末のまま混合されるかにかかわらず、乾燥混合物質の同じ組合せより速やかに分散した。これらの例示的な組成物では、共粉砕はジェットミルまたは他の適する粉砕設備で実施することができる。
そのような例は可能な物質の組合せの網羅的な一覧ではなく、物質を一緒に共磨砕したときにこれらの分散の利点が見られると予想され、物質の少なくとも1つまたは複数はさもなければ劣る分散特性を示し、2から30%の間の磨砕物質の脂肪含有量をその結果有することが理解されよう。
さらに別の態様により、粉末が流体中に分散するように前記の粉末を流体と合わせる方法は、所定の温度まで流体を加熱するステップを含む。このステップにより、流体を約40〜100℃の間の温度まで加熱することができる。好ましくは、流体は、約60℃から100℃の間の温度まで加熱される。より好ましくは、流体は、約75℃から約100℃の間の温度まで加熱される。一手法では、流体は、好ましくは所望の温度まで加熱される水である。
一手法では、本方法は、粉末および流体の所定量を合わせる別のステップを含む。この手法により、粉末および流体の相対量は、流体への粉末の実質的な分散を促進する一方で、消費者に望ましい香りおよび口あたりの性質を提供するために、流体中に粉末の十分な量を提供するように選択される。
文脈によって違う意味が必要とされない限り、この明細書では、用語「ローストコーヒー」は、生のコーヒー豆をローストすることによって生成されたコーヒー物質を意味する。この物質は、ローストコーヒー豆の形であってもよく、または磨砕、カフェイン除去、圧搾などの後の処理ステップによって生成されるなんらかの他の形であってもよい。ローストコーヒーの特定の例には、ローストコーヒー豆、ローストエキスペラーケーク、ローストしてフレークにされたコーヒーが含まれる。
この明細書では、文脈によって違う意味が必要とされない限り、分散するという用語は、粒子が流体媒体全体に分配されることを意味する。溶解するという用語は、特定の粒子が流体に実際に組み込まれて溶液を形成することを意味する。粉末は、溶液に実際に溶解することなく、流体媒体に分散することができる。さらに、粉末中の特定の構成成分は溶液に溶解することができるが、他の成分は流体に分散してその中に懸濁する。
この明細書では、用語「Helos粒径分布D90」は、Sympatec、Clausthal−Zellerfeld、Germanyから入手可能なHelos(商標)レーザー光線回折粒径分析器から得られるような、粒径分布の第90容量百分位数(the 90th percentile figure by volume)を意味する。すなわち、D90は、粒子の90容量%がその値以下の特徴的サイズを有するような、分布に関する値である。この数字は、乾燥試料(「乾燥Helos」と呼ばれる)について、または湿潤試料(「湿潤Helos」と呼ばれる)について、例えば粒子と水を混合した後に得ることができる。値が粒径分布の第50百分位数を表すD50についても同様である。
Helosは、1つの評価方法が0.1μmから8750μmの全測定範囲に適用されるレーザー回折センサーシステムである。この機器は、乾燥試料および湿潤試料、すなわち粉末、懸濁液、乳濁液または噴霧液の粒径分析のために設計されている。
飲料は100℃の水を用いて1.5%の濃度(200mlの水に3gの固形物)に作製され、20から25%の間の光学濃度を目標にキュベット(1000RPMで作動しているPTFEでコーティングされた磁気撹拌機を備える)に滴下される。超音波を用いるときには、チタン製の一体式の超音波処理フィンガーをキュベットまで手動で降ろすことができる。
Helosシステムで粒径を測定するためには3つの選択肢がある:
Figure 2013534131
Sympatec GmbH製のHELOS/KF、R4レンズ、RODOS/M分散システムおよびVIBRIフィーダーを用いて、乾燥粒径分布を測定する。Sympatec GmbH製のHELOS/KF、R3レンズ、キュベット分散システムを用いて、湿潤粒径分布を測定する。
一態様により、前記の特徴を有する粉末を形成する方法は、所定レベルの脂肪または脂質を有する成分を提供するステップを含む。この方法は、粉末の成分を一緒に共粉砕するステップをさらに含む。重要なことに、このステップにより、成分は別々に粉砕されて他の手段によって混合されるのではなく、一緒に共粉砕される。同じく理論によって限定されることなく、成分を同時に共粉砕することは、粉砕機内での粒子の衝突によって粒子の外面に脂肪層を形成させ、水分保護を提供して熱い液体中での粉末の分散を向上させると考えられている。このステップにより、好ましくは成分の少なくとも2つは共粉砕され、より好ましくは成分の全てが共粉砕される。
一手法では、成分前駆体を微粉砕するための粉砕工程は、一般に以下のステップを含む:
a)少なくとも第1の成分前駆体の粒子を粉砕チャンバーに導入するステップ;
b)第2の成分前駆体の粒子を粉砕チャンバーに導入するステップであって、第1の成分前駆体および第2の成分前駆体の少なくとも1つは脂肪または脂質を含むステップ;
c)粉砕チャンバーに気体を噴出して第1および第2の成分前駆体の粒子を流動させるステップ;
d)それによって、第1の成分前駆体および第2の成分前駆体の粒子の自己衝突によって、ならびに粉砕チャンバー内での第1の成分前駆体の粒子と第2の成分前駆体の粒子の衝突によって、第1の成分前駆体および第2の成分前駆体の粒子を微粉砕することによって粉砕および混合された粉末を生成するステップ。
有利なことに、このように第1および第2の成分前駆体を微粉砕することは、以前に出くわした悪影響、例えばコーヒー油またはココアアルコールの放出を起こさせずに、成分の粒径の縮小のための優れた手段を提供することが見出された。理論によって束縛されることを望むことなく、粉砕チャンバーへの成分の粒子の組込みは、脂肪または脂質による被覆をもたらすと理解される。
好ましい場合、追加の微粉砕効果を提供するために、衝撃プレートなどの粉砕チャンバーの追加の衝撃表面に成分を誘導することができる。しかし、そのような衝撃の使用は、本方法に必須でない。
粉砕チャンバーへの導入の前に、成分前駆体の粒子を一緒に混合することができる。例えば、成分を乾燥状態でバッチ混合し、共通のホッパー供給を通して粉砕チャンバーに導入してもよい。
あるいは、成分前駆体の粒子を粉砕チャンバーに別々に導入してもよい。例えば、各成分のための別々のホッパーを提供することができる。
別の可能性は、単一の供給ラインの使用であり、この供給ラインは1つの前駆体を粉砕チャンバーに噴出させるために用いることができ、他の前駆体を流れに飛沫同伴させる作用をするものである。場合によっては、粉砕機器の物理的構成要素(チャンバー壁、供給ラインなど)は、冷却させてはならない。しかし、粉砕工程の間に水分の除去を助けるために、噴出気体を冷やすことが望ましいことがある。冷却された気体は、粉砕機器の多少の冷却をもたらす。しかし、これは低温冷却の間に典型的に生じるよりかなり少ない。能動冷却の不使用(または前記の最小限の冷却の使用)は、粉砕工程に必要とされる機械装置の複雑性を低下させ、工程時間を速くし、工程の粉砕ステップに関連する費用を低減することができる。
一例では、第1の成分はローストコーヒーを含み、第2の成分は可溶性コーヒーを含んで、粉砕および混合されたコーヒー生成物を形成する。磨砕されたローストコーヒーは、約12%の脂肪含有量を有する。可溶性コーヒーは、約6%の脂肪含有量を有する。この例では、ステップd)で生成される、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で10から70%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で30から90%の可溶性コーヒーを含む。より好ましくは、ステップd)で生成される、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で15から50%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で50から85%の可溶性コーヒーを含む。一例では、ステップd)で生成される、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で50%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で50%の可溶性コーヒーを含む。
好ましくは、上記の方法のステップd)において、この例では、微粉砕は、40ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90を有する共粉砕および混合された生成物をもたらす。より好ましくは、ステップd)において、微粉砕は、30ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90を有する、粉砕および混合された生成物をもたらす。
ローストコーヒーの前駆体の粒子は、完全体のローストコーヒー豆、または粗挽きのローストコーヒー豆であってよい。この方法は、簡略化された処理経路を提供する、完全体のローストコーヒー豆に適用される。しかし、所望により、ローストコーヒー豆の最初の粗挽きは、ローストコーヒーが粉砕チャンバーに挿入される前に実行されてよい。同様に、他の成分が用いられる場合、粉砕チャンバーへの挿入より前に成分を最初に粗挽きすることができる。例えば、ココア粉末を形成する場合には、成分前駆体には、完全体のカカオ豆、砕いたカカオ豆、または前磨砕されたカカオ豆もしくは砕いたカカオ豆が含まれてよい。
一例では、可溶性コーヒーの粒子は、噴霧乾燥インスタントコーヒーの粒子、フリーズドライインスタントコーヒーの粒子またはその混合物であってよい。
粉砕および混合されたコーヒー生成物が利用されることになる最終製品のタイプに合う可溶性コーヒーの種類を用いることに、利点があり得る。例えば、粉砕および混合されるコーヒー生成物が最終的にフリーズドライコーヒー生成物に組み込まれることになる場合には、粉砕チャンバーで微粉砕剤として用いられる可溶性コーヒー生成物は、フリーズドライ可溶性コーヒー豆であるように選択されてもよい。しかし、この方法で用いられる種類の可溶性コーヒーは、所望により混合および変更されてよい。
好ましくは、ステップb)で粉砕チャンバーに噴出される気体は、窒素、空気またはその混合物である。
粉砕チャンバーは、ジェットミルの一部を形成することができる。そのようなミルの例には、流動床対向ジェットミル、Jet−O−Mizer(商標)ミル、ボルテックスミル、スパイラルミルなどが含まれる。
粉砕および混合された粉末は、流体と混合するための粉砕および混合された食品または飲料の中間体として用いることができ、他の成分を加えることもできる。あるいは、粉砕および混合された粉末は、後の他の食品または飲料品の生成で用いることができる。さらに、粉砕および混合された粉末は、それ自体で最終製品としてパッケージされ、販売されてもよい。
本開示の一態様では、流体に分散させて食品または飲料の製品または中間体を形成するための、共粉砕および混合された乾燥粉末は、少なくとも1つの成分前駆体はある量の脂肪または脂質を含む2つ以上の成分前駆体を微粉砕することによって生成することができ、ジェットミルなどの粉砕機で成分前駆体を同時または共に共粉砕することによって調製される。適するジェットミルは、Fluid Energy Processing and Equipment Company、Telford、PA、USAから入手可能なJet−O−Mizer(商標)ミルである。別の適するミルは、Hosakawa Micron Ltd、Runcorn、Cheshire、United Kingdomから入手可能である、Hosokawa Alpine流動床対向ジェットミル−AFGである。他の適する粉砕機器には、スパイラルミルおよびボルテックスミルと呼ばれるミルが含まれる。一般に、本方法は、液体、噴霧、融解などの使用を一般に避ける、乾燥粉砕法である。
限定ではなく例として、ジェットミルの作動原理の略図を図1に示す。ミル1は、供給口3、一連のガス入口4、分粒ホイール8および生成物出口5を有する粉砕チャンバー2を備える。
図1の粉砕チャンバー2は、下端に、およびその周囲に間隔をあけて配置されるガス入口4、ならびに上端の近くに位置する生成物出口5を有する、概して円筒体の形をとる。
供給口3は粉砕チャンバー2と連絡して、成分前駆体、例えば完全体もしくは粗挽きのローストコーヒー豆および可溶性コーヒー粒子または砕いたカカオ豆を、チャンバー周辺かその近くの場所で接線方向に粉砕チャンバー2に供給することを可能にする。
分粒ホイール8は粉砕チャンバー2の上端の近くに位置し、チャンバー2から微粉砕された粒子を受け取って、所望の粒子サイズを下回る粒子を生成物出口5に渡すようにできている。
成分前駆体は、要求される比で乾燥バッチ混合され、次に、図1で矢印Aによって図式的に示されるように、供給口3と連絡するホッパーに置かれる。ホッパーから前駆体を取り込んでそれらをチャンバー2へ運ぶために、供給気体の供給が提供されてよい。
圧縮気体は、使用中に複数のガス入口4へ供給される。ガス入口4を通る気体の流れがチャンバー2の中で渦巻状、螺旋状の気流を引き起こすように、ガス入口4はチャンバー2の半径方向に斜め向きに−好ましくはチャンバー2の接線方向に−される。
使用中、成分前駆体を微粉砕するために、前駆体はチャンバー2に入れられて、ガス入口4を通ってチャンバー2に入る気体(さらに、供給口3を通って前駆体と一緒に入る供給気体(用いられる場合))の高速気流によってチャンバー2内で流動化される。
成分前駆体の粒子間での高速衝突によって微粉砕が起こり、成分前駆体の粉砕をもたらす。粒径が小さくなるにしたがい、より小さな粒径がチャンバー2を上昇して分粒ホイール8に入る。分粒ホイール8は、それが受け取る粒子を分類して、所望の粒径未満の粒子を前方の生成物出口5に渡す働きをする。図1で矢印Bによって図式的に示されるように、粒子はミルを出る。より大きな粒子はチャンバー内に保持され、さらなる微粉砕を受ける。したがって、ジェットミルは、生成物出口5を通って排出される粒径を分類するのも助ける。ジェットミルの種類に従い、粉砕チャンバー2、ガス入口4および生成物出口5の向きおよび構成を変更することができる。
ガス入口4へ供給される気体、およびチャンバー2に成分前駆体を運ぶための供給気体は空気でもよいが、好ましくは窒素などの不活性ガスである。供給気体は、水分を除去するのを助けるために、乾燥剤または冷凍乾燥機で除湿されてもよい。
成分前駆体は様々な異なる成分を含むことができ、粉砕する前に100ミクロンを超える粒径を有するように、従来の粉砕工程を用いて粗挽きすることができる。
一手法では、粉末は、典型的に熱い流体と合わされて食品または飲料の製品または中間体を形成する種類の粉末を一般に含むことができる。例としてだけであるが、粉末は、熱い水またはミルクと合わせて、乳製品、ソース、インスタントコーヒー、ホットチョコレート、お茶などの熱い飲料を形成するのに適する。粉末は、熱い流体と合わされてチョコレートバーを形成するココア粉末を含むこともできる。別の例として、粉末は、熱い流体と合わされてソース、例えばKraft Foods,Inc.によって販売されるKraft(登録商標)マカロニおよびチーズ製品のためのチーズソースを作製する成分を含むことができる。他の粉末製品も適当であり得る。
コーヒー粉末を形成する例では、可溶性コーヒーは、噴霧乾燥またはフリーズドライされたインスタントコーヒー製品であってよい。ジェット粉砕の前の可溶性コーヒー製品の粒径は、典型的に噴霧乾燥可溶性コーヒーについては100から350ミクロンの間、フリーズドライ可溶性コーヒーについては0.1から3.5mmの間である。
一部の手法では、ミル1は、粉砕工程の前または間に低温冷却を受けない。むしろ、ミル1は、ミル1が置かれる場所に存在する周囲温度で実質的に操作される。上記のように、供給気体を冷やしてもよいが、それは機器構成要素のわずかな冷却をもたらすことができる。
他の手法では、成分前駆体は、粉砕する前に低温冷却またはいかなる低温前処理も受けない。例えば、ホッパー6に充填されるときのローストコーヒーの前駆体の温度は、5から30℃の範囲であろう。ローストコーヒーの前駆体は、粉砕機器の周囲室温であってよい。
一例では、生成物出口5から得られる粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で20から90%の可溶性コーヒー、および乾燥重量で10から80%の磨砕されたローストコーヒー(場合によっては、30から90%の可溶性および10から70%)を含む。好ましくは、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で50から85%の可溶性コーヒー、および乾燥重量で15から50%の磨砕されたローストコーヒーを含む。より好ましくは、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、乾燥重量で50%の可溶性コーヒー、および乾燥重量で50%の磨砕されたローストコーヒーを含む。
粉砕後、粉砕および混合された粉末は、100ミクロン以下の粒径分布D90を有する。好ましくは、粉末は、約10から約80ミクロンの間の粒径分布D90を有する。より好ましくは、粉末は、約10から約50ミクロンの間の粒径分布D90を有する。一例では、粉砕および混合されたコーヒー生成物は、40ミクロン以下、より好ましくは30ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90による粒径分布を有する。
本明細書に記載される生成物および方法の利点および実施形態は、以下の実施例でさらに例示される。しかし、これらの実施例で挙げられる特定の条件、処理スキーム、物質およびその量、ならびに他の条件および詳細は、この方法を不当に限定するものとみなすべきでない。特に指定しない限り、全ての百分率は重量による。
(実施例1)
図2は、本開示により生成された粉砕および混合されたコーヒー生成物の、存在する磨砕されたローストコーヒーの乾燥重量百分率の関数としての、乾燥Helos粒径分布D90(さらに湿潤Helosの数字)の結果を示す。10から70%の磨砕されたローストコーヒーから見られるように、乾燥Helos粒径分布D90は40ミクロン以下である。70%を超える磨砕されたローストコーヒーでは、乾燥Helos粒径分布D90は有害的に増加する。50%以下の磨砕されたローストコーヒーでは、30ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90が達成できる。
別個の例では、ブラジルおよびコロンビアアラビカ豆のブレンドがローストされ、500ミクロンのD50まで前磨砕された。生じたローストコーヒーの前駆体は、50%のローストコーヒーの前駆体と50%の噴霧乾燥コーヒーの前駆体の比で、アラビカ噴霧乾燥コーヒーと乾燥バッチ混合された。生じたブレンドは、次に様々な供給速度および選別機速度においてHosokawa Alpine流動床対向ジェットミル−AFGで粉砕された。以下の結果が得られた:
Figure 2013534131
有利なことに、各例について見られるように、30ミクロン未満の乾燥Helos粒径分布D90が、一定の範囲の供給速度および選別機速度で得られた。
成分前駆体を共粉砕することによって粉末が形成された後、粉末は追加の処理または成分のさらなる追加を受けることができる。
粉末を形成するための新規な方法は、インスタントコーヒー製品を形成するための例によってここで示される。手順の残りは、可溶性生成物が噴霧乾燥されることになるか、またはフリーズドライされることになるかによって決まる。噴霧乾燥可溶性コーヒーについては、残りの処理ステップは、発泡、濾過および均質化および噴霧乾燥して、噴霧乾燥生成物を生成することを含む。フリーズドライ可溶性コーヒーについては、残りの処理ステップは、発泡および前凍結、凍結、磨砕および篩分け、ならびに減圧乾燥を含む。
本開示により、これらの公知の工程は、一定の百分率の磨砕されたローストコーヒーを含む粉砕および混合されたコーヒー中間体の組込みによって調整される。下記方法の各々において、粉砕および混合されたコーヒー中間体自体は、乾燥重量で10から70%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で30から90%の可溶性コーヒーを含むことができる。好ましくは、粉砕および混合されたコーヒー中間体は、乾燥重量で15から50%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で50から85%の可溶性コーヒーを含む。一実施例では、粉砕および混合されたコーヒー中間体は、乾燥重量で50%の可溶性コーヒー、および乾燥重量で50%の磨砕されたローストコーヒーを含む。
下記の方法のいずれかにおける粉砕および混合されたコーヒー中間体の可溶性コーヒー構成成分は、噴霧乾燥インスタントコーヒー、フリーズドライインスタントコーヒーまたはその混合物に由来することができる。
粉砕および混合されたコーヒー中間体は、好ましくは40ミクロン以下、より好ましくは30ミクロン以下の乾燥Helos粒径分布D90を有する。
下記方法の各々において、最終コーヒー生成物は、乾燥重量で5から30%の磨砕されたローストコーヒー、および乾燥重量で70から95%等量の可溶性コーヒーを含むことができる。(例えば、乾燥重量で15%の磨砕されたローストコーヒーおよび乾燥重量で85%等量の可溶性コーヒーを含む可溶性コーヒー最終生成物は、コーヒー濃縮液と、乾燥重量で50%の磨砕されたローストコーヒーおよび乾燥重量で50%の可溶性コーヒーを有する乾燥粉砕および混合されたコーヒー中間体とを、70:30の濃縮コーヒー中間体と粉砕および混合されたコーヒー中間体との比で混合することによって得ることができる)。
好ましい選択肢では、粉砕および混合されたコーヒー中間体は、図1に関して上で記載した本開示の新規な方法を用いて生成される。しかし、磨砕されたローストコーヒーおよび可溶性コーヒーの要求される百分率を有する粉砕および混合されたコーヒー中間体は、代替手段によって生成される場合でさえも用いることができる。
図4aは、フリーズドライ可溶性コーヒー生成物25を形成するための第1のフリーズドライ法を示す。発泡および前凍結ステップ21の前に高剪断混合機50を用いて、濃縮コーヒー中間体20(芳香化されるか、芳香化されない)は、粉砕および混合されたコーヒー中間体30と混合される。適する混合機には、Silverson Machines Ltd、Chesham、United Kingdomから入手可能な、高剪断バッチ混合機および高剪断インライン混合機が含まれる。次に、混合物はステップ21で発泡および前凍結され、その後さらなる凍結ステップのためにベルトフリーザー22へ送られる。次に、凍結中間体はステップ23で磨砕および篩分けされ、0.3から3.5mm、好ましくは0.3から2.5mm、より好ましくは0.3から1.5mmの粒径範囲を生成する。次に、中間体はステップ24で真空乾燥されて、凍結乾燥可溶性コーヒー生成物25を生成する。次に、生成物は公知の方法で詰めることができる。
図4aの方法の改変を、図4bに示す。この方法は、ステップ22までは、図4aに関して上で記載したとおりである。しかし、ステップ23で、凍結中間体は磨砕され、篩分けされて、1.0から3.5mmのより大きな粒径範囲を生成する。次に、中間体はステップ24で真空乾燥されて、中間体のフリーズドライ可溶性コーヒー生成物25aを生成する。ステップ26で、中間体のフリーズドライ可溶性コーヒー生成物25aは、粒径範囲を0.3から1.5mmまで低減するために二次磨砕を受けて、フリーズドライ可溶性コーヒー生成物25を生成する。次に、生成物は公知の方法で詰めることができる。
図5aは、フリーズドライ可溶性コーヒー生成物25を形成するための第2のフリーズドライ法を示す。この方法は、粉砕および混合されたコーヒー生成物30が発泡および前凍結ステップ21の後に組み込まれることを除いて、図4aに関して上で記載した第1の方法と同じである。同じく、上で記載した種類の高剪断混合機50を用いることができ、他の点では、この方法は第1の方法と同じである。
図5aの方法の改変を図5bに示す。この方法は、ステップ22までは、図5aに関して上で記載したとおりである。しかし、ステップ23で、凍結中間体は磨砕され、篩分けされて、1.0から3.5mmのより大きな粒径範囲を生成する。次に、中間体はステップ24で真空乾燥されて、中間体のフリーズドライ可溶性コーヒー生成物25aを生成する。ステップ26で、中間体のフリーズドライ可溶性コーヒー生成物25aは、粒径範囲を0.3から1.5mmまで低減するために二次磨砕を受けて、フリーズドライ可溶性コーヒー生成物25を生成する。次に、この生成物は公知の方法で詰めることができる。
図4bおよび5bの改変された方法の利点は、真空乾燥の間の粒径が図4aおよび5aの方法の場合より大きいことであり、それは、乾燥中のより少ない生成物の損失につながることが見出された。図4aおよび5aの方法では、潜在的な生成物の損失は、粒子が中間体の蒸発水分とともに運び出されるために、非常に小さな粒径を真空乾燥するときに起こることが分かっている。
本開示の方法のさらなる利点は、凍結乾燥の前により高い濃度の可溶性固形物が生成物に組み込まれることをそれらが可能にすることが分かったことである。公知の凍結乾燥方法では、生成物に事前に含まれる可溶性固形物の量は、最大で約45〜50%となるのが典型的である。これは、コーヒー固形物の水に対する限られた溶解性による。本出願人は、発泡、前凍結および凍結のステップの実行をなお許しつつ、図4a、4b、5aおよび5bの方法が、最高58%の可溶性固形物レベルの達成を可能にすることを見出した。これは、より効率的なエネルギー使用、およびより高いレベルの生成物スループットをもたらす。理論によって束縛されることを望まないが、粉砕および混合されたコーヒー中間体30の組込みが、コーヒー固形物のより高いレベルの溶解性をもたらすと考えられている。
図6は、噴霧乾燥可溶性コーヒー生成物44を形成するための第1の噴霧乾燥法を示す。発泡ステップ41の前に高剪断混合機50を用いて、濃縮コーヒー中間体20(芳香化されるか、芳香化されない)は、粉砕および混合されたコーヒー中間体30と混合される。上で記載した種類の高剪断混合機50を用いることができる。次に、混合物はステップ41で泡立てられ、その後濾過され、任意選択でステップ42で均質化される。次に、中間体はステップ43で噴霧乾燥されて、噴霧乾燥可溶性コーヒー生成物44を生成する。次に、生成物は公知の方法で詰めることができる。
図7は、噴霧乾燥可溶性コーヒー生成物44を形成するための第2の噴霧乾燥法を示す。この方法は、粉砕および混合されたコーヒー生成物30がドライミックスに組み込まれることを除いて、上で記載した第1の噴霧乾燥法と同じである。詳細には、噴霧乾燥機(当技術分野で公知である)は、コーヒー粉末の微粒子を再利用するための微粒子捕集器を含む。ステップ51で、粉砕および混合されたコーヒー中間体30は、微粒子捕集器からの再利用ラインに入れられ、したがって噴霧乾燥ステップの間に生成物に組み込まれる。
ジェット粉砕で形成される粉砕および混合されたコーヒー中間体は、液体(熱水または濃縮コーヒー抽出液など)中で非常に良い分散特性を有することが分かっている。
(実施例4)
粉末構成成分の共粉砕と個別の磨砕を比較するために、様々な試料を作製した。
試料1:100%アラビカ豆をローストし、次に従来の技術を用いて低温磨砕した。乾燥重量で15%の生じた磨砕物を、次に手で85%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーと乾燥混合した−最終組成物は乾燥重量で15%の磨砕されたローストコーヒー、乾燥重量で85%等量の可溶性コーヒー。
試料2:15%のアラビカ豆をローストし、次に85%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーとジェット粉砕した−最終組成物は乾燥重量で15%の磨砕されたローストコーヒー、乾燥重量で85%等量の可溶性コーヒー。
試料3:30%のアラビカ豆をローストし、次に70%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーとジェット粉砕して、混合された中間体を形成した。乾燥重量で50%の混合した中間体を、乾燥重量で50%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーと手で乾燥混合した−最終組成物は乾燥重量で15%の磨砕されたローストコーヒー、乾燥重量で85%等量の可溶性コーヒー。
試料4:50%のアラビカ豆をローストし、次に50%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーとジェット粉砕して、混合された中間体を形成した。乾燥重量で30%の混合した中間体を、乾燥重量で70%のアラビカベースの乾燥可溶性コーヒーと手で乾燥混合した−最終組成物は乾燥重量で15%の磨砕されたローストコーヒー、乾燥重量で85%等量の可溶性コーヒー。
次に試料から飲料を調製し、乾燥および湿潤Helos(超音波ありおよびなしで)粒径分布を測定して以下の結果が得られた:
Figure 2013534131
撹拌された試料の湿潤Helosは最初に作られたときの粒径を表し、細かく磨砕されたローストコーヒー粒子の水での分散が劣る場合はより高く、それによって物質の「塊」を形成する。塊が形成されていることは、超音波測定による湿潤Helosと比較することで判定することができる。超音波は、塊(存在するならば)を崩壊させる働きをする。
結果から分かるように、生成物が試料2から4と同じ磨砕されたローストコーヒーの全含有量を有するとしても、低温磨砕ローストコーヒーで形成された比較試料1は、劣る分散特性およびかなりの塊状化−超音波ありの湿潤Helos数と超音波なしの湿潤Helos数の間の大きな差によって検証される−を有する。比較すると、本開示の試料2および3は非常により良い分散を有し、粉砕および混合されたコーヒー中間体は乾燥重量で15または30%の磨砕されたローストコーヒーを有する。乾燥重量で50%の磨砕されたローストコーヒーを有する試料4は、先行技術の組成物より多少の向上を示すが、試料2および3ほどではない。
(実施例5)
チョコレート中間体の2つの試料が調製され、そこでは、チョコレートレシピの乾燥材料がGVTCジェットミルで共粉砕されて粉末を形成した。試料1では、レシピ中の脂肪は砕いたカカオ豆に由来した。試料2では、その他の材料、例えばココア粉末およびクリーム粉末由来の脂肪が類似した分散結果をもたらすことができるかどうか判定するために、砕いたカカオ豆は排除した。試料の組成は、以下のとおりであった:
Figure 2013534131
10gの各粉末試料を試料カップに入れた。ビーカーを200mLの水で満たし、水を170°Fまで加熱した。粉末を熱水に投入し、粉末が水に完全に分散するまで粉末を観察した。以下の結果が得られた。
Figure 2013534131
クリーム粉末およびココア粉末からの脂肪を利用した試料2に対して、砕いたカカオ豆からの脂肪を使用した試料1が、熱水に加えられたときに優れた分散品質を示したことをデータは例示する。
(実施例6)
GVTCジェットミルを用いて、クリーム粉末、脱脂粉乳(「NFDM」)および糖の異なる組合せおよびレベルを含む10個の試料を、約68°Fで105psiの磨砕空気および35psiのノズル圧を用いて共粉砕した。試料をD90まで粉砕した。試料の組成は以下のとおりであった。
Figure 2013534131
計量された量の各試料を次に計量カップに入れてカバーをした。約170Fの200mLの水を300mLビーカーに注いだ。各カップの内容物をビーカー中の水に撒き、タイマーを始動させた。粉末を観察し、以下の結果が得られた。
2分経過後に粉末が独力で溶液中に分散しなかった場合、溶液を撹拌して、粉末が分散するかどうか判定するために観察した。表は、これらの試験について(「n/a」)と表す。溶液が部分的に水和した場合、粉末が溶液中に分散するのを中止したときの時間を記録し、撹拌した。追加の粉末が溶液中に分散したかどうか判定するために、溶液を観察した。
Figure 2013534131
結果は、各々40%のクリーム粉末を含み、ジェット粉砕された試料5および7が、優れた分散品質を示したことを示す。試料7のNFDMの一部の糖による交換は、分散品質に影響を及ぼさなかった。試料5および7の結果を試料6および8と比較することは、脂肪を含有するクリーム粉末と他の成分を共粉砕することが、試料6および8の場合のように他の手段によって成分を単に合わせることよりも高められた分散品質を提供することを実証する。この例は、100%のクリーム粉末を含み、水に分散しない試料9が示すように、クリーム粉末のレベルを増加させることによって脂肪の量を増加させることが、分散を閾値まで高めることも実証する。
(実施例7)
約68°Fの温度で105psiの磨砕空気および35psiのノズル圧を用いて、GVTCジェットミルでNFDMと糖を共粉砕することによって試料粉末を形成した。約5gの試料粉末を計量カップに計り入れてカバーをした。約200mLの水を約170°Fまで加熱し、300mLビーカーに注いだ。粉末をビーカー内の水の上に撒き、タイマーを始動させた。水中への分散について、粉末を観察した。粉末が部分的に水和した場合、粉末が溶液中に分散するのを中止した時間を記録し、溶液を撹拌してより多くの粉末が溶液中に分散するかどうか判定した。以下の表は、試料の組成および試験結果を提供する。
Figure 2013534131
実施例7の結果と比較して、実施例6の試料から、共粉砕中に特定の量の脂肪を含ませることが、最終粉末の分散品質を向上させることを例示する。NFDMは独力で熱水に溶解しないが、NFDMを糖と共粉砕することは助けになる。しかし、それはなおクリーム粉末(脂肪供給源)と共粉砕されたNDFMほど良くない。約40/60のクリーム/糖の比較ブレンドは、約14秒後に独力で溶解し、それは約50%の糖のバージョンよりも非常に速い。実施例7は糖およびNFDMだけを含み、各試料について、粉末が流体に分散する前に少なくとも3分が経過した。
(実施例8)
脱脂粉乳(NFDM)、クリーム(40%脂肪、噴霧乾燥)および糖の異なる組合せを用いて、試料粉末を形成した。比較方法では、成分は粉砕または磨砕されず、異なる百分率で、それらの元の形または天然の形で単に一緒に混合された(試料は「未粉砕」と識別された)。第2の比較方法では、成分は個々におよび別々にジェット粉砕され、次に一緒に混合された(試料は「混合」と識別された)。本発明の方法では、成分はジェットミルで同時に一緒に共粉砕された(試料は「共粉砕」と識別された)。混合および共粉砕された試料は、一般に同じd90粒径分布を達成するために同じ条件で粉砕された。
粉砕するためには、Jet−O−Miser(Fluid Energy、Telford、Pennsylvania)を、約100psigの圧縮空気供給圧力で用いた。空気から水分を除去するために、約−40℃以下(典型的には−50℃から−60℃)まで露点を下げるために乾燥システムも利用した。これらの実行のために、粉末は、周囲条件(約20から23℃)で処理した。供給速度は、振動供給システムを用いて典型的に毎分約80グラムであった。処理の後、あらゆる湿気の懸念を最小にするために、粉砕された粉末をプラスチック袋に保存した。
全ての試料は新たに処理し、標準のTassimo T−ディスクにパッケージしてホイルふたで密封した。各変数について、処理中の試料変動性を受け入れるために、4つのポッドを調製した。ポッドに約9グラムの粉末を手で加え、密封し、次にポッド間の変動性の説明がつくように個々に計量した。
各試料を、Tassimoブリュワーを用いて、新鮮な水で淹れた(brew)。送られた水温は、約99℃であった。ディスクへ送られた水は、平均で約90グラムであった。全ての試料についてカップへ送られた水の平均(カップで計量された重量に基づき、ポッドから分散した固形物を差し引く)は約87から約88グラムであり、ディスクでの最小限の液滞留量を確認した。各試料について、試料カップははかりの上で風袋を計り、次に試料を「淹れ(brew)」、次に抽出液(水+ポッドから分散した粉末固形物)の重量を記録した。次に試料ディスクのホイルふたを切り開き、折り返し、残りのディスク固形物が乾燥したことを確実にするためにディスクを一晩60℃のオーブン(排気あり)に入れた。各ディスクの最終重量を計量し、分散した固形物を計算した。
異なる組成物のd90粒径は、共粉砕された組成物および混合された組成物の両方についてほぼ同じであった。例えば、80%NFDM、20%脱水クリーム(40%脂肪)、0%糖を含んだ1つの試料は、以下のd90粒径を有した:未粉砕=156ミクロン;共粉砕=21ミクロン;および混合=16ミクロン。80%NFDM、10%脱水クリーム(40%脂肪)、10%糖を含んだ別の試料は、以下のd90粒径を有した:未粉砕=162ミクロン;共粉砕=22ミクロン;および混合=16ミクロン。40%NFDM、40%脱水クリーム(40%脂肪)、20%糖を含んだ別の試料は、以下のd90粒径を有した:未粉砕=356ミクロン;共粉砕=108ミクロン;および混合=121ミクロン。
各粉末の組合せおよび3つの方法(未粉砕、共粉砕、および混合)の各々について実施された4つの試験の各々で、Tassimoポッドから抽出された粉末の量を平均した。各粉末調合品の抽出された粉末の平均量を次にグラフにプロットし、Y軸は、淹れている間にポッドから抽出された粉末の初期量の百分率(ポッドから分散した%として特定される)を示し、X軸は、試験した粉末調合品中の脂肪(図9A〜9H)または糖(図10A〜C)の総量を示す。
図9A〜9Hは、脱脂粉乳、任意選択の糖、および0から36%の間の異なる総脂肪含有量を与える量のクリームを含んだ粉末調合品を例示する。各グラフについて、粉末は、脂肪レベルを一定に保ちつつ、糖の量を増加させて(0、10または20%)形成された。粉末の各々の残りの重量百分率は、NFDMで構成された。記載したように、4つのディスクを各試料から形成し、4つの試験の各々について抽出された粉末の量を平均して、Y軸にプロットした。グラフは、粉末(すなわち、未粉砕、共粉砕、および混合)を形成する3つの方法の各々についてディスクから分散された粉末の量を例示し、これらの粉末処理方法の各々についてポッドから抽出された粉末の量を比較する。したがって、グラフは粉末の各々の糖含有量(すなわち、X軸)を増加させることの効果を例示し、そこで、ポッドから分散する粉末の量に関して脂肪含有量は一定に保たれる。グラフは、脂肪および/または糖を含む共粉砕された粉末が、ディスクからの粉末の劇的に増加する分散性を提供することも実証する。
図10A〜Cは異なるフォーマットで結果を例示し、そこで各グラフは、糖を一定にし、脂肪の総重量百分率を増加させた調合品を示す。これらの図は粉末の各々の脂肪含有量(X軸)を増加させることの効果を例示し、そこで、ポッドから分散する粉末の量に関して糖含有量は一定に保たれる。以前のグラフと同様に、このフォーマットも、粉末分散性を増加させる共粉砕された粉末の劇的な能力を実証する。
より詳細には、および図9Aから9Hおよび図10Aから10Cに示すように、別々にジェット粉砕されて混合された試料(「混合」と表示される)は、粉砕さえ全くされなかった(すなわち、成分はそれらの元の形または天然の形で単に一緒に混合された(「未粉砕」と表示される))試料より悪い抽出特性および分散特性を一般に示す。例えば、および図9Aに示すように、個々に粉砕された粉末構成成分を有する混合試料は、それらの同じ成分がいかなるブレンディングもなしで単に混合された場合よりも悪い分散性能%を実証した。いずれも許容される分散を提供しなかった。
他方、それらの図は、共粉砕することが粉末に提供する意外および予想外の結果も例示する。脱脂粉乳を糖および/または脂肪と共粉砕することによって、比較混合試料と実質的に同じd90粒径まで粉末が共粉砕されるときでも、粉末の分散効率が高められる。例えば、図9Aから9Hで、共粉砕された試料は、比較混合試料より有意に高い抽出効率(すなわち、ディスクからのより高い分散%)を一般に示した。例えば、共粉砕された試料は、概して同じ粒径の混合試料と比較して、少なくとも約30%、場合によっては少なくとも約30から約85%高いディスク抽出効率を提供した。
図9Aおよび9Bに示すように、粉末が0または2%の脂肪を含む場合、糖の量が増加するに従って、共粉砕された粉末は、非粉砕粉末より約20%向上した抽出を提供し、混合粉末より少なくとも約30%向上した抽出を提供する傾向があった。他方、粉末が約4重量%の脂肪から約16重量%の脂肪を含む場合、共粉砕された粉末は、非粉砕粉末より約10から約50%の間向上した抽出を示し、混合粉末より約10から約65%の間の向上した抽出を示す。24%、32%および36%の脂肪を含む試料でさえ、非粉砕試料および混合試料の両方と比較して、共粉砕された粉末は、ポッドからの抽出で少なくとも約10%の向上を典型的に示した。
同様に、図10Aから10Cは、同じデータを例示するが、ポッドから抽出された粉末の百分率に対して、組成物中の脂肪の増加量をプロットする。少なくとも少量の糖または脂肪を含む粉末は、比較の非粉砕試料または混合試料より優れた抽出特性および分散特性を示すことをデータは示す。図10Aは、0重量パーセントの糖でさえ、共粉砕された粉末は、脂肪がわずか1から2重量パーセントの間の脂肪含有量の他の比較粉末のいずれよりも良い分散品質を示すことを示す。一般に、少なくとも少量の糖または脂肪を含む全ての粉末調合品について、共粉砕試料は、非粉砕粉末より分散の約10から50%の向上を示し、混合粉末より約10から約70%の向上を示した。
淹れている間、共粉砕された粉末からの試料が一貫して乳様であり、数時間にわたって沈殿から安定し(例えば、それらはずっと乳状であった)、かなりの泡を有していたことがさらに観察された。全体として、カップ中の生成物は蒸したミルクと一致し、撹拌の必要はなかった。グラフが示すように、全ての試料について、共粉砕された粉末は全ての条件でディスクから有意により多く分散する。糖および/または脂肪は、共粉砕性能を増強する効果的な作用物である。
カップへの総分散固形物の範囲を測定するために、さらなる試料を比較した。同じ飲料プロファイルを用いて、大きなポッドを15から20グラムの範囲の粉末充填で用いた。Tassimoディスク構成の変化なしで、最高13重量%の固形物が達成された。この場合の制限がディスクのサイズであるので(粉末の圧縮を試みない)、他のフォーマットまたは再設計されたポッドについては、固形物のかなりより高い送達が可能であるはずである。
(実施例9)
この実施例は、柔らかい濾紙ポッドに適するTASSIMO(登録商標)マシンおよびコーヒーマシンを含む、1杯分飲料システムで共粉砕された粉末を試験した。TASSIMO(登録商標)マシンでは、製品をプラスチックディスクまたはカートリッジまたは(例えば、T−ディスク)に保持する。濾紙ポッドコーヒーマシンでは、製品は濾紙ポッド中に保持され、1カップ(一般に125ml/適用)または2カップ(一般に250mL/適用)に対する使用者の好みに基づいて水を分注する。ディスクは、約94°Fの約200mLの水で約26秒淹れた。
共粉砕は、実施例8に類似したジェットミル(Fluid Energy、Bethlehem、PA)を用いて実行した。この実施例で報告された粒径は、d90値である。粒径試験は、レーザー回折(Sympatec Helos、Sympatec GmbH、Clausthal−Zellerfeld、Germany)を用いて実行した。
この実施例では、40%クリーム粉末(MELOCREME、脂肪41.7%、Kerry Ingredients & Flavours、Jackson、WI)、30%低温加熱脱脂粉乳(Dairy America、Fresno、CA)、および30%顆粒ショ糖のブレンドをジェットミルで共粉砕して、約33umの粒径の粉末組成物を生成した。共粉砕されたブレンドは、上記の適当なブリュワーマシンを用いて、ディスクおよびポッドの両方に別々に加え、そこから淹れた。このブレンドは、ポッドおよびディスクの両方からよく分散した。両方のデリバリーシステムは、それぞれのハウジング型からカップへの粉末のほとんど完全な抽出を有した。
対照的に、ジェット粉砕されなかった約40%のクリーム粉末、約30%の低温加熱脱脂粉乳、および約30%の糖のブレンドの同じ調合品の試験は、ポッドからの抽出がごくわずかしかなかった。したがって、共粉砕することは、ポッドからの粉末の分散を可能にすることに成功した。
以下の表は、この実施例および以下の実施例10〜18で共粉砕された様々な粉末調合品の重量%を提供する。実施例16および17の各々は、ポッドの中に積層された2つの異なる粉末を含み、そのことは、これらの実施例の成分の総重量百分率が200%に等しい理由を説明する。これらの実施例を、下でさらに説明する。
Figure 2013534131
(実施例10)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。クリーム粉末を顆粒状のショ糖と混ぜ合わせ、実施例9と同じミルを用いて約20umの粒径まで共粉砕した。成分の比は、約60%の糖に対して約40%のクリーム粉末であった(w/w%)。粉末をポッドで試験し、ポッドからの高レベルの抽出があった。ジェット粉砕されず、抽出の後に大部分の粉末がポッドに残されていた同じ調合品と比較すると、共粉砕されたブレンドは抽出のかなりの向上を有した。このブレンドはディスクでも試験され、試料は高レベルの抽出を有した。
(実施例11)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。全脂粉乳またはWMP(30%脂肪、Foster Farms、Modesto、CA)を、60%WMP対40%糖(w/w%)の比で糖と混合した。ブレンドを、約45umの粒径まで共粉砕した。ブレンドをポッドに加え、粉末は適当なブリュワーを用いて抽出した。この実施例では以前のランほど抽出が完全でないのが観察されたが、粉乳ブレンドはポッドから実質的に抽出された。それは、共粉砕された全脂粉乳および糖のブレンドをポッドから抽出することができたことを実証する。
(実施例12)
この比較実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。低温加熱脱脂粉乳(Dairy America、Fresno、CA)を、0.5%の粉末レシチン(Cargill,Inc.、Decatur、IL)と混合した。ブレンドを、約14umの粒径まで共粉砕し、ポッドでブルーした。粉末は良好に抽出されず、大部分の粉末はポッドに残った。小粒径にもかかわらず、ブレンド中の脂質含有量は、共粉砕で見られる分散の利点を達成するのに十分高くなかった。
(実施例13)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。約46%の砕いたカカオ豆を約54%の顆粒状のショ糖と約25umの粒径まで共粉砕することによって、ダークチョコレート粉末を生成した。粉末をポッドおよびディスクに加えた。ポッドを適当な機械で淹れたとき、大部分の粉末は抽出されたが、完全な抽出ではなかった。この実施例では、ディスクを用いて淹れることはより良い結果をもたらし、粉末のほぼ全ては溶解した液体の形でカップに出て行った。この実施例では、ハウジング型および構成の違いは、ポッドまたはディスクから出ることができた粉末の量に影響を及ぼした。
(実施例14)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。約13.4%の砕いたカカオ豆、約59.6%の顆粒状のショ糖、約10.5%の甘いホエー(Leprino Foods、Denver、CO)および約16.4%の脱脂粉乳(Dairy America、Fresno、CA)を約25umの粒径まで共粉砕することによって、ミルクチョコレート粉末を生成した。粉末をディスクに加え、熱水を加えた後に粉末の全ては溶解した。粉末のほぼ全ては溶解した液体の形でカップに出て行った。
(実施例15)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。ジェットミルを用いて、ローストコーヒー豆を噴霧乾燥可溶性コーヒーと50/50%の比で約29umの粒径まで共粉砕した。共粉砕したブレンドをポッドに加えた。約5gのブレンドをポッドの中で用いて、望ましい香りが見出された。これは、市販の磨砕されたローストコーヒーポッドと比較して、ポッドの中に必要な製品の約29.6%の削減を可能にした。このコーヒーブレンドは、約7gの磨砕されたローストコーヒーだけを使用するよりも非常に強いコーヒーのインパクトを与えた。コーヒーブレンド抽出物は、コーヒーカップの上に、市販のポッドが必ずしも示すとは限らないクレマ(crema)も有した点にも注目した。
(実施例16)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。実施例15からのジェット粉砕されたコーヒーブレンド(50%R&G/50%噴霧乾燥可溶性)の同じ試料のさらなる一部を、実施例9に記載のジェット粉砕された粉乳ブレンド(40%クリーム粉末、30%NFDMおよび30%顆粒状ショ糖)のさらなる試料とポッド内に積層した。粉乳は温水に可溶性であるが、初期の実施例では、ポッドからの部分的な分散だけが示された。ポッド中の粉乳ブレンドのより高いレベルの分散を達成することの1つの試みは、粉乳ブレンドの上にコーヒー粉末ブレンドを積層するステップを加えることによって達成された。コーヒーマシンに入れられたとき、ポッドの中のコーヒー粉末は分配ディスクに最も近い側にあった。コーヒー粉末は、下部の粉乳ポッドの中に水を分配する助けをすると考えられている。この積層効果は、粉乳ブレンドの水和を増加させることができる。この実施例では、粉乳の全てがポッドから分散したことを指摘する価値がある。コーヒーが抽出され、粉乳がポッドから分散し、1杯のクリーム入りコーヒーを作製する。上述の組合せは、単一のポッドの中にジェット粉砕された粉末を積層することによって作製された。ポッドを、2ポッドホルダーを用いて淹れた。
単一のポッドの中に両方の粉末を積層することに加えて、各粉末をそれ自身のポッドに保ち、次に個々のポッドを積み重ねることも有益な分散結果を与えることを実証することに成功した。これの成功例は、ジェット粉砕された粉乳ブレンドのポッドを、コーヒーマシンの2ポッドホルダー内のポッド(市販されている磨砕されたローストコーヒーポッド)の上に積み重ねたときに実証された。最高の抽出のために、コーヒーポッドが金属の分配ディスクに最も近いようにポッドを積み重ねる。同様に、コーヒーポッドが水を分散させ、それを拡散させ、第2のまたは粉乳ポッドをより均一に通過することを助けると考えられている。この技術を用いて、粉乳ブレンドの完全な分散が示された。
(実施例17)
この実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例16と同じ一般的な手法を用いた。ジェット粉砕されたコーヒーブレンド(50%R&G/50%噴霧乾燥可溶性)の試料のさらなる一部を、ジェット粉砕されたダークチョコレート粉末のさらなる試料とポッド内に積層して、混合飲料を作製した。チョコレート粉末は温水に可溶性であるが、初期の実施例では、ポッドからの部分的な分散だけが示された。ポッド中のチョコレート粉末ブレンドのより高いレベルの分散を達成することの1つの試みは、チョコレート粉末の上にコーヒー粉末ブレンドを積層するステップを加えることによって達成された。コーヒーマシンに入れられたとき、ポッドの中のコーヒー粉末は分配ディスクに最も近い側にあった。コーヒー粉末は、チョコレートポッドの中に水を分配する助けをすると考えられている。この積層効果は、チョコレート粉末ブレンドの水和を増加させることができる。この実施例では、チョコレート粉末の全てがポッドから分散したことを指摘する価値がある。コーヒーが抽出され、チョコレート粉末がポッドから分散し、人工香料ではなくチョコレート粉末を用いて達成されるモカタイプの飲料を作製する。上述の組合せの全ては、単一のポッドの中にジェット粉砕された粉末を積層することによって作製された。ポッドを、コーヒーマシンの2ポッドホルダーを用いて淹れた。
単一のポッドの中に両方の粉末を積層することに加えて、各粉末をそれ自身のポッドに保ち、次に個々のポッドを積み重ねることが実施例16に類似した有益な分散結果を与えることを実証することに成功した。これの成功例は、ジェット粉砕されたダークチョコレート粉末のポッドを、コーヒーマシンの2ポッドホルダー内のコーヒーポッド(市販されている磨砕されたローストコーヒーポッド)の上に積み重ねたときに実証された。最適な抽出のために、コーヒーポッドが金属の分配ディスクに最も近いようにポッドを積み重ねなければならない。同様に、コーヒーポッドが水を分散させ、それを拡散させ、第2のポッドをより均一に通過することを助けると考えられている。この技術を用いて、ダークチョコレートブレンドの完全な分散が示された。
(実施例18)
この比較実施例は、粉末を調製して試料を採取するために、実施例9と同じ一般的な手法を用いた。乾燥させたハイビスカスの花を約27ミクロンまで磨砕し、ポッドの中で試験した。粉末が溶解した前の実施例と対照的に、粉末にされたハイビスカスの花は溶解しなかった。小粒径にもかかわらず、粉末の最小限の抽出だけが起こった(飲料の観察された浅色によって気づく)。粉末はポッドから脱出することができず、飲料は香りが非常に弱かった。ポッドの中では、粉末は表面が水和されたが、それが粉末全体には浸透しなかった。
(実施例19)
試料粉末は、脂肪26%を含む全脂粉乳(WMP)で形成された。1セットの試料粉末をジェットミルで共粉砕した。比較のためのベンチマークを提供するために、他のセットのWMP試料はジェット粉砕されなかった。様々な異なる充填重量で、試料をTassimo T−ディスクに充填した。Tassimo Brewpotで試料を淹れた。T−ディスクに残っている固形物の量を計量して、T−ディスクから抽出された粉末の百分率を判定した。ジェット粉砕されなかった試料と比較して、全ての充填レベルで、ジェット粉砕された粉末はT−ディスクからの優れた分散および抽出を示した。6.5から9グラムの間のジェット粉砕された試料で充填されたT−ディスクは、約90%の抽出を提供した。ジェット粉砕された試料は、9および9.5gのより高い充填レベルで、ジェット粉砕されなかった試料と比較して最大の抽出利点を示し、そこでそれらは、ジェット粉砕されなかった試料より抽出のほぼ50%の向上を示した。図11は、ジェット粉砕されなかった試料およびジェット粉砕された試料の両方についての、異なる充填重量でT−ディスクから抽出された全固形物の百分率を例示する。
(実施例20)
上の実施例19に類似して、脂肪26%および糖20%を含む80%全脂粉乳(WMP)から、試料粉末を調製した。1セットの試料粉末をジェットミルで共粉砕した。比較のためのベンチマークを提供するために、他のセットのWMP試料はジェット粉砕されなかった。6.5から9.5gの間の異なる充填重量で、試料をTassimo T−ディスクに充填した。Tassimo Brewpotで試料を淹れた。T−ディスクに残っている固形物の量を計量して、T−ディスクから抽出された粉末の百分率を判定した。ジェット粉砕されなかった試料と比較して、全ての充填レベルで、ジェット粉砕された粉末はT−ディスクからの均一に優れた分散および抽出を示し、約95%を超える抽出が達成された。図12は、ジェット粉砕されなかった試料およびジェット粉砕された試料の両方についての、異なる充填重量でT−ディスクから抽出された全固形物の百分率を例示する。
(実施例21)
全脂粉乳および糖の異なる組合せから、試料粉末を調製した。1セットの試料粉末をジェットミルで共粉砕した。比較のためのベンチマークを提供するために、他のセットの試料粉末はジェット粉砕されなかった。6.5gの均一の充填重量で、試料をTassimo T−ディスクに充填した。Tassimo Brewpotで試料を淹れた。T−ディスクに残っている固形物の量を計量して、T−ディスクから抽出された粉末の百分率を判定した。調合品の各々についてジェット粉砕されなかった試料と比較して、ジェット粉砕された粉末はT−ディスクからの均一に優れた分散および抽出を示した(抽出の約10%の増加)。より大きな重量百分率のWMP、したがってより多くの量の脂肪を有する調合品は、より低い脂肪含有量の試料と比較して有益な抽出特性を提供した。下の図13は、ジェット粉砕されなかった試料およびジェット粉砕された試料の両方の異なる調合品についての、T−ディスクから抽出された全固形物の百分率を例示する。
(実施例22)
クリーム粉末および顆粒状のショ糖の異なる組合せから、試料粉末を調製した。試料は、0%、16%および24%のいずれかの脂肪を含んでいた。粉末は、約19から24ミクロンの間の類似したd90粒径まで、ジェットミルで共粉砕された。試料は、均一の充填重量でポッドに充填した。コーヒーマシンで試料を淹れた。ポッドに残っている固形物の量を計量して、ポッドから抽出された粉末の百分率を判定した。より大きな重量百分率のクリーム粉末、したがってより多くの量の脂肪を有する調合品は、より低い脂肪含有量の試料と比較して有益な抽出特性を提供した。図14は、ジェット粉砕されなかった試料およびジェット粉砕された試料の両方の異なる調合品についての、ポッドから抽出された全固形物の百分率を例示する。
(実施例23)
全脂粉乳および顆粒状のショ糖の異なる組合せから、試料粉末を調製した。1セットの試料粉末を、約50ミクロン未満のd90粒径まで、ジェットミルで共粉砕した。他のセットの試料粉末はジェット粉砕されず、d90粒径は約500から700ミクロンの間にあると測定された。6.5gの均一の充填重量で、試料をTassimo T−ディスクに充填した。Tassimo Brewpotで試料を淹れた。T−ディスクに残っている固形物の量を計量して、T−ディスクから抽出された粉末の百分率を判定した。調合品の各々についてジェット粉砕されなかった試料と比較して、ジェット粉砕された粉末はT−ディスクからの均一に優れた分散および抽出を示した。ジェット粉砕された試料の各々は、T−ディスクからの約88%を超える抽出を提供した。ジェット粉砕されなかった試料の各々は、T−ディスクからの88%以下の抽出を示した。図15は、ジェット粉砕されなかった試料およびジェット粉砕された試料の両方の異なる調合品についての、T−ディスクから抽出された全固形物の百分率を例示する。
方法および生じる粉末の性質を説明するために本明細書に記載および例示されている、方法、調合品およびその成分の詳細、材料および配置に、具現化された方法の原理および範囲内で当業者が様々な変更を加えることができることが理解されよう。

Claims (30)

  1. 共粉砕された粉末組成物から飲料の少なくとも一部を形成するための方法であって、ある量の共粉砕された粉末組成物を流体と合わせて飲料の少なくとも一部を生成するステップを含み、前記共粉砕された粉末組成物は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を、約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分と一緒に共粉砕して、約2から約150ミクロンのd90粒径を有し、かつ前記共粉砕された粉末組成物から飲料の一部中に分散された、約2から約16%の固形物を有する前記飲料の一部を生成するのに有効である前記共粉砕された粉末組成物を形成することから得られることを特徴とする、方法。
  2. 前記少なくとも1つの粉末成分は、脱脂粉乳粉末、全脂粉乳、磨砕されたローストコーヒー、ココア粉末、クリーム粉末およびそれらの混合物からなる群から選択され、前記その分散が困難な部分は、脱脂乳固形物、非可溶性ココア固形物、非可溶性コーヒー固形物およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記分散促進構成成分は、脂質、乳脂肪、糖、塩およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記分散促進構成成分として約2から約40%の乳脂肪を含むことを特徴とする、請求項1〜3に記載の方法。
  5. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記分散促進構成成分として約2から約80%の糖を含むことを特徴とする、請求項1〜4に記載の方法。
  6. 前記共粉砕された粉末組成物は、脱脂粉乳粉末、クリーム粉末、および任意選択で糖を含むことを特徴とする、請求項1〜5に記載の方法。
  7. 前記飲料の少なくとも一部は、セルロース、コーンスターチ、レシチン、加工デンプンおよびそれらの混合物を含む群から選択されるデンプン、流動助剤および乳化剤を実質的に含まないことを特徴とする、請求項1〜6に記載の方法。
  8. 前記飲料の少なくとも一部は、前記デンプン、流動助剤、乳化剤およびそれらの混合物の各々を約0.5%未満有することを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 流体の1グラムあたりの共粉砕された粉末組成物の量は、水1グラムにつき約0.05グラムの粉末組成物から水1グラムにつき約0.5グラムの粉末組成物の範囲であることを特徴とする、請求項1〜8に記載の方法。
  10. 前記共粉砕された粉末組成物は、飲料を淹れるためのマシンで用いるための1杯分のポッドまたはカートリッジで提供されることを特徴とする、請求項1〜9に記載の方法。
  11. 共粉砕された粉末組成物をその中に有し、飲料の少なくとも一部を形成するための飲料調製機で用いるための1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジであって、
    前記共粉砕された粉末組成物を含む大きさに設定された保持空間と、
    流体を前記保持空間に注入するための、および前記ポッドまたはカートリッジから少なくとも飲料の一部を分注するための、前記ポッドまたはカートリッジに形成可能であるか前記ポッドまたはカートリッジによって画定される少なくとも1つの入口および少なくとも1つの出口と
    を含み、
    前記共粉砕された粉末組成物は前記保持空間に置かれ、前記共粉砕された粉末組成物は、1つまたは複数の分散促進構成成分と共粉砕された分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を含み、前記分散促進構成成分は前記共粉砕された粉末組成物の約2%から約90%を占め、前記共粉砕された粉末組成物は約2ミクロンから約150ミクロンのd90粒径を有し、かつ前記共粉砕された粉末組成物から少なくとも飲料の一部中に分散された、約2%の固形物から約16%の固形物を有する前記少なくとも飲料の一部を生成するのに有効であることを特徴とする、ポッドまたはカートリッジ。
  12. 前記共粉砕された粉末組成物の約6から約20グラムをさらに含むことを特徴とする、請求項11に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  13. 前記少なくとも1つの粉末成分は、脱脂粉乳粉末、全脂粉乳、磨砕されたローストコーヒー、ココア粉末、クリーム粉末およびそれらの混合物からなる群から選択され、前記のその分散が困難な部分は、脱脂乳固形物、非可溶性ココア固形物、非可溶性コーヒー固形物およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項11〜12に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  14. 前記分散促進構成成分は、脂肪、乳脂肪、糖、塩およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項11〜13に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  15. 前記共粉砕された粉末組成物は、分散促進構成成分として約2から約40%の乳脂肪を含むことを特徴とする、請求項11〜14に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  16. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記分散促進構成成分として約2から約80%の糖を含むことを特徴とする、請求項11〜15に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  17. 前記飲料の少なくとも一部は、セルロース、コーンスターチ、レシチン、加工デンプンおよびそれらの混合物からなる群から選択されるデンプン、流動助剤および乳化剤を実質的に含まないことを特徴とする、請求項11〜16に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  18. 前記飲料の少なくとも一部は、前記デンプン、流動助剤、乳化剤およびそれらの混合物の各々を約0.5%未満有することを特徴とする、請求項17に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  19. 流体の1グラムあたりの共粉砕された粉末組成物の量は、水1グラムにつき約0.05グラムの粉末組成物から水1グラムにつき約0.5グラムの粉末組成物の範囲であることを特徴とする、請求項11〜18に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  20. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記流体が前記保持空間に注入されるときに、前記保持空間からの固形物の少なくとも約30%の抽出をもたらすことを特徴とする、請求項11〜19に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  21. 前記共粉砕された粉末組成物は、流体の実質的な撹拌または振盪を必要とせずに、約60秒未満で約80から約90グラムの前記流体に溶解する少なくとも約2から約16%の固形物を提供するのに有効であることを特徴とする、請求項11〜20に記載の1杯分の飲料ポッドまたはカートリッジ。
  22. 流体と混合して飲料の少なくとも一部を形成するためのパッケージされた粉末飲料品であり、
    コンパートメントを画定するパッケージと、
    前記コンパートメント内にあり、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を含む共粉砕された粉末組成物を含む粉末組成物であって、前記粉末組成物は約2から約90%の共粉砕された粉末組成物を含み、
    前記共粉砕された粉末組成物は、1つまたは複数の分散促進構成成分を有し、該分散促進構成成分は約2から約150ミクロンのd90粒径まで一緒に共粉砕され、かつ、前記共粉砕された粉末組成物から少なくとも飲料の一部中に分散された、約2から約16%の固形物を有する前記少なくとも飲料の一部を生成するのに有効であることを特徴とする、粉末飲料品。
  23. 前記少なくとも1つの粉末成分は、脱脂粉乳粉末、全脂粉乳、磨砕されたローストコーヒー、ココア粉末、クリーム粉末およびそれらの混合物からなる群から選択され、前記その分散が困難な部分は、脱脂乳固形物、非可溶性ココア固形物、非可溶性コーヒー固形物およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項22に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  24. 前記分散促進構成成分は、脂肪、乳脂肪、糖、塩およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする、請求項22〜23に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  25. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記分散促進構成成分として約2から約40%の乳脂肪を含むことを特徴とする、請求項22〜24に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  26. 前記共粉砕された粉末組成物は、前記分散促進構成成分として約2から約80%の糖を含むことを特徴とする、請求項22〜25に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  27. セルロース、コーンスターチ、レシチン、加工デンプンおよびそれらの混合物を含む群から選択されるデンプン、流動助剤および乳化剤を実質的に含まないことを特徴とする、請求項22〜26に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  28. 前記デンプン、流動助剤および乳化剤の各々を約0.5%未満有することを特徴とする、請求項27に記載のパッケージされた粉末飲料品。
  29. 飲料の少なくとも一部を調製することが可能な共粉砕された粉末組成物を調製する方法であり、
    分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分、および約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分を粉砕機器に導入するステップと、
    持続運転で、および同時に、前記少なくとも1つの粉末成分および前記1つまたは複数の分散促進構成成分を共粉砕して、約2から約150ミクロンのd90粒径を有する共粉砕された粉末組成物を形成するステップであって、前記共粉砕された粉末組成物は飲料の少なくとも一部を生成するのに有効であり、前記飲料の少なくとも一部は、前記共粉砕された粉末組成物が水と接触されたときに、前記飲料の少なくとも一部中に分散された前記共粉砕された粉末組成物からの約2から約16%の固形物を有するステップと
    を含むことを特徴とする、方法。
  30. 共粉砕された粉末組成物から食品の少なくとも一部を形成する方法であって、ある量の共粉砕された粉末組成物を流体と合わせて食品の少なくとも一部を生成するステップを含み、前記共粉砕された粉末組成物は、分散が困難な部分を有する少なくとも1つの粉末成分を、約2から約90%の1つまたは複数の分散促進構成成分と一緒に共粉砕して、約2から約150ミクロンのd90粒径を有し、かつ前記共粉砕された粉末組成物から飲料の一部中に分散された約2から約16%の固形物を有する前記飲料の一部を生成するのに有効である前記共粉砕された粉末組成物を形成することから得られることを特徴とする方法。
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