JP2013529670A - 育毛促進用マルビジン - Google Patents

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Abstract

男性および女性の双方にとって毛髪に関する主要な気がかりの1つが抜け毛の心配である。男性の場合、抜け毛の最も明白な徴候は円形脱毛症として知られた男性型禿頭症である。しかしながらまた、脱毛の結果として薄毛になることも男性および女性の双方の懸念となっている。抜け毛に悩む人には見掛けの変化が原因の社会恐怖症、不安および抑鬱のような心理学的障害の経歴がしばしば見られる。本発明はマルビジンまたはその誘導体を含む毛髪手入れまたは経口降圧組成物に関する。本発明はまた、毛髪繊維径の拡大、毛髪成長の刺激、毛髪の維持または抜け毛の抑制、成長期または休止期の毛包成長の刺激、毛髪繊維密度の増加、および、脱毛症の予防または治療のための美容方法に関する。

Description

本発明はマルビジンまたはその誘導体を含む毛髪手入れ組成物に関する。本発明はまた、毛髪繊維径の拡大、毛髪成長の刺激、毛髪の維持または抜け毛の抑制、成長期もしくは休止期の毛包成長の刺激、毛髪繊維密度の増加および脱毛症の予防もしくは治療を目的とした美容方法に関する。
男性および女性の双方にとって毛髪に関する主要な気がかりの1つが抜け毛の心配である。男性の場合、抜け毛の最も明白な徴候は円形脱毛症として知られた男性型禿頭症である。しかしながらまた、脱毛の結果として薄毛になることも男性および女性の双方の懸念となっている。抜け毛に悩む人には見かけの変化が原因の社会恐怖症、不安および抑鬱のような心理学的障害の経歴がしばしば見られる。
これらの問題に取り組む様々な対策が試行されてきた。たとえば、ストレスを減らすことは抜け毛の抑制を助ける(ストレスはしばしば抜け毛期間に関連付けできる)。全く違った方法で作用する数多くの薬剤が広く使用されてきた。たとえば、頭皮に塗布された免疫抑制剤は円形脱毛症を一時的に逆行させることを示したが、この治療法からは重大な副作用が生じ得る。フィナステリドのようなジヒドロテストステロンインヒビターの使用(経口形態)は認可されており、ケトコナゾールのような5−アルファレダクターゼインヒビターも推奨されている。他の薬剤としてはカリウムチャンネル開放化合物および血管拡張化合物、たとえばミノキシジル(2%w/w外用溶液の形態)およびジアゾキシドがある。
ミノキシジルは本来、経口降圧薬(LonitenTM)として製造されたが、増毛効果も有していることが知見された。Messengerらは(Br.J.Dermatol.,150/2,186−194(2004))、外用ミノキシジルが毛髪の成長および径拡大を促し、成長期誘発を喚起し、成長期を期間延長し、したがって毛髪を伸長させることを臨床治験において示した。作用モードに関してはSandersらが(J.Invest.Dermatol.,107/2,229−234(1996))、ミノキシジルはカリウムチャンネルの開放によってNIH3T3線維芽細胞中の細胞増殖を増進し得ることを示した。Messengerらは、他のカリウムチャンネル開放剤が同様の増毛効果を発揮することを示した。Lachgarらは(Br.J.Dermatol.,138/3,407−411(1998))、ミノキシジルが毛髪成長血管形成および毛包サイクリングに重要な役割を果たす血管内皮増殖因子(VEGF)を増加させることを示した。Liらは(J.Invest.Dermatol.,117/6,1594−1600(2001))、真皮乳頭細胞中でミノキシジルがKATPチャンネルのスルホニルウレア受容体SUR2B成分に結合しその結果としてATPが分泌され、このATPがアデノシンに変換され、その結果としてVEGFレベルが上昇することを示した。
ミノキシジルの副作用は頭皮の痒みおよびフケを含み、その原因はしばしば外用配合物に必要なアルコールである。経口ミノキシジルの副作用は、顔および四肢の浮腫、頻脈および不整脈、めまい(lightheadedness)および心臓病変を含む。ノコギリヤシ(saw palmetto)や緑茶の抽出物(いずれも5−アルファレダクターゼインヒビターを含む)およびイチョウ葉エキス(活性血管拡張剤を含む)を用いるハーブ療法も使用されてきた。非侵襲治療はエッセンシャルオイルによる頭皮マッサージを含む。カフェインもin−vitroのヒト毛髪成長の刺激剤であることが同定され、テストステロンに誘発された毛包成長抑制を軽減した。
アミノグリコシド抗生物質の非存在下に低血清状態で細胞有糸分裂生起原を測定することによってカリウムチャンネル開放剤を同定するin−vitroスクリーニングアッセイは先にEP0842427に記載されており、該特許は、多数のカリウムチャンネルブロッカー、より特定的にはKATP特異的アンタゴニストたとえばトルブタミドまたはグリベンクラミドを、テトラエチルアンモニウム(TEA)のような弱い非選択的カリウムチャンネルポアブロッカーと併用することによって有糸分裂誘発効果におけるカリウムチャンネルの関与を確認した。
欧州特許出願公開第0842427号明細書
Messenger,Br.J.Dermatol.,150/2,186−194(2004) Sanders,J.Invest.Dermatol.,107/2,229−234(1996) Lachgar,Br.J.Dermatol.,138/3,407−411(1998) Li,J.Invest.Dermatol.,117/6,1594−1600(2001)
発明の第一の態様においては、上記の抜け毛問題の解決が、シャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ジェル、オイル、クリーム、ワックスおよびローションから成る群から選択される組成物形態中にマルビジンまたはその誘導体を含む毛髪手入れ組成物の形態で提供される。
マルビジンは実験化学式C1715+の自然界に極めて豊富に存在するO−メチル化アントシアニジンである。赤ワインの色の主な原因であり、ブドウ(Vitis vinifera)がその資源の1つである。また、クリンザクラ(Primula polyanthus)に見出される青色顔料の原因となるアントシアニジンの1つである。マルビジンのIUPAC名称は3,5,7−トリヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキシフェニル)クロメニウムであり以下の化学構造を有している。
Figure 2013529670
マルビジンまたはその誘導体は、ブドウ(Vitis vinifera)の果皮、クリンザクラ(Primula polyanthus)の花およびゼニアオイ(Malva sylvestris)の花から成る群のいずれかの水性抽出物の形態でよい。好ましくはマルビジンまたはその誘導体が、組成物の0.00001から30重量%、好ましくは0.0001から15重量%、最も好ましくは0.001から5重量%の重量範囲である。
誘導体は、グルコシドまたはガラクトシドのようなグリコシド、アシルおよびマロニル誘導体を含む。具体的な誘導体としては、マルビジンのジグルコシドであるマルビン、ムラサキブドウの果皮に見出されるマルビジンの3−グルコシドであるオエニン、マルビジンの3−ガラクトシドであるプリムリンがある。マルビンはアオイ属(Malva sylvestris)、サクラソウ属(Primula)およびツツジ属(Rhodoendron)のようなハーブに顔料として見出される。マルビンは、ハツカダイコン、トマト、カブ、ジャガイモ、ピメント、ササゲ、グリンピース、オリーブ(グリーンオリーブ、ブラックオリーブ)、タマネギ、ナス、キャベツ、ニンジン、ビート、アボカド、トウモロコシ、クルミ、カシューナッツ、パプリカ、マスタードシード、シナモン、スイカ、ルバーブ、イチゴ、マルメロ、モモ、ナシ、プラム、イチジク、ブドウ(赤色および緑色)、リンゴ、アンズ、バナナ、ブラックベリー、ブルーベリー、ボイゼンベリー、サクランボ、クランベリー、クロフサスグリ(black currents)、カニの身、アルブミン(牛乳)、チーズ、ヨーグルト、バター、テンサイおよび蜂蜜を非限定的に含む様々な普通の食物中に見出すことができる。
本発明の第二の態様においては、マルビジンもしくはその誘導体と、カチオン性界面活性剤、脂肪材料、懸濁化剤、シリコーン、フケ防止剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双イオン性界面活性剤および香料から成る群から選択された成分とを含む毛髪手入れ組成物が提供される。
本発明の第三態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪成長を刺激する美容方法が提供される。
本発明の第四態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪繊維密度を増加する美容方法が提供される。
本発明の第五態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪繊維径を拡大する美容方法が提供される。
本発明の第六態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪を維持または抜け毛を抑制する美容方法が提供される。
本発明の第七態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、脱毛症を予防または治療する美容方法が提供される。
本発明の第八態様においては、本発明の第一または第二態様たる毛髪手入れ組成物をその必要がある個人の頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、成長期誘発を刺激する美容方法が提供される。
本発明による毛髪手入れ組成物の最終製品形態は適正には、たとえばシャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ジェル、オイル、クリーム、ワックスまたはローションであろう。特に好ましい製品形態はリーブイン製品、特に洗髪後コンディショナー(リーブイン)およびヘアエッセンスのような毛髪トリートメント製品である。
コンディショニング界面活性剤
コンディショナー組成物は通常は、化粧品に許容され毛髪への外用塗布に適した1種以上のコンディショニング界面活性剤を含む。
適切なコンディショニング界面活性剤はカチオン性界面活性剤から選択され、単独使用されるかまたは混用される。
本発明の組成物に有用なカチオン性界面活性剤はアミノまたは第四級アンモニウム親水性部分を含み、本発明の水性組成物中に溶解したときに正電荷を帯びる。
本発明のコンディショナー組成物に最も好ましいカチオン性界面活性剤はC16からC22のアルキル鎖長をもつモノアルキル第四級アンモニウム化合物である。
適切なカチオン性界面活性剤の例は第四級アンモニウム化合物、特にトリメチル第四級化号物を含む。
好ましい第四級アンモニウム化合物は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2オレイルアンモニウムクロリド、および、クロリドがハロゲン(たとえばブロミド)、アセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、ニトレート、スルフェートまたはアルキルスルフェートによって置換されたこれらの塩を含む。別の適切なカチオン性界面活性剤は、クアテルニウム−5、クアテルニウム−31およびクアテルニウム−18というCTFA呼称を有している材料を含む。上記材料のいずれかの混合物も好適であろう。本発明のヘアコンディショナーに使用するための特に有用なカチオン性界面活性剤は、たとえばHoechst Celanese社からGENAMIN CTACとして市販されているセチルトリメチルアンモニウムクロリドである。
第一級、第二級および第三級脂肪アミンの塩も適切なカチオン性界面活性剤である。
本発明のコンディショナー中のカチオン性界面活性剤のレベルは、全組成物の好ましくは0.01から10%w/w、より好ましくは0.05から5%w/w、最も好ましくは0.1から2%w/wである。
脂肪材料
本発明のコンディショナー組成物は好ましくはさらに脂肪材料を含む。「脂肪材料」は脂肪アルコール、アルコキシル化脂肪アルコール、脂肪酸、グリセリド、グリセロール、植物の不鹸化成分またはそれらの混合物を意味する。
代表的な脂肪アルコールは、8から22個、より好ましくは16から22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは典型的には直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例はセチルアルコール、ステアリルアルコールおよびそれらの混合物を含む。これらの材料の使用はまた、組成物の総体的コンディショニング特性に寄与するという点でも有利である。
アルキル鎖に約12から約18個の炭素原子を有しているエトキシル化脂肪アルコールは脂肪アルコール自体に代替または付加して使用できる。適例はエチレングリコールセチルエーテル、ポリオキシエチレン(2)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(4)セチルエーテルおよびそれらの混合物を含む。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベルは、適正には0.01から15%w/w、好ましくは0.1から10%w/w、より好ましくは0.1から5%w/wである。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は適正には10:1から1:10、好ましくは4:1から1:8、最適には1:1から1:7、たとえば1:3である。
懸濁化剤
好ましい実施態様において、毛髪手入れ組成物は、特にシャンプーである場合、さらに0.1から5%w/wの懸濁化剤を含む。
適切な懸濁化剤はポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋コポリマー、ヘテロ多糖ガムおよび結晶質長鎖アシル誘導体およびそれらの混合物から選択される。長鎖アシル誘導体は望ましくはエチレングリコールステアレート、16から22個の炭素原子を有している脂肪酸のアルカノールアミドおよびそれらの混合物から選択される。ポリアクリル酸はCarbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として市販されている。多官能剤で架橋されたアクリル酸のポリマーを使用してもよい。それらはCarbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941およびCarbopol 980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとの適切なコポリマーの一例はCarbopol 1342である。すべてのCarbopol(商標)材料はGoodrichから入手可能である。アクリル酸とアクリレートエステルとの適切な架橋ポリマーはPemulen TR1またはPemulen TR2(いずれもLubrizolから入手可能)である。適切なヘテロ多糖ガムはキサンタンガムである。
シリコーンコンディショニング剤
本発明の毛髪手入れ組成物はコンディショニング性能を強化するためにシリコーンコンディショニング剤の乳化液滴を含有できる。
適切なシリコーンは、ポリジオルガノシロキサン、特にジメチコーンというCTFA呼称を有するポリジメチルシロキサンを含む。ヒドロキシル末端基を有しているポリジメチルシロキサンも発明の組成物(特にシャンプーおよびコンディショナー)に使用するのに適しており、これらはジメチコノールというCTFA呼称を有している。たとえばWO96/31188に記載されているような軽度の架橋を有しているシリコーンガムも発明の組成物に使用するのに適している。
適切な予形成シリコーンエマルジョンの例は、ジメチコノールエマルジョンDC2−1766、DC2−1784、DC−1785、DC−1786およびDC−1788を含み、いずれもDow Corningから入手可能である。DC2−8177およびDC939(Dow Corning製)およびSME253(GE Silicones製)のようなアモジメチコーンエマルジョンも好適である。
本発明のシャンプーおよびコンディショナーに含有させる別の好ましいシリコーンのクラスは少なくとも1つのアミノ官能基を有している。
シリコーンの総量は、好ましくは全組成物の0.01から10%w/w、より好ましくは0.3から5%w/w、最も好ましくは0.5から3%w/wが適正レベルである。
非シリコーン系油性コンディショニング成分
本発明の毛髪手入れ組成物はまた、分散した不揮発性水不溶性の油性コンディショニング剤を含み得る。
「不溶性」は、材料が25℃、0.1%w/wの濃度で水(蒸留水または等価の水)に溶解できないことを意味する。
適切な油性または脂肪材料は炭化水素油、脂肪エステルおよびそれらの混合物から選択される。
補助剤
本発明の毛髪手入れ組成物はまた、毛髪手入れに適した補助剤を含有し得る。一般的にこのような成分は個々に全組成物の2%w/w、好ましくは1%w/wまでのレベルで含まれている。
適切な毛髪手入れ補助剤は、アミノ酸、糖およびセラミドを含む。特に好ましいものはフケ防止剤、特にジンクピリチオン(ZnPTO)のような亜鉛を含むフケ防止剤である。別の好ましい成分はクリンバゾールである。
スタイリングポリマー
ヘアスタイリングポリマーは、存在するならば、好ましくは発明の毛髪手入れ組成物中に0.001から10%w/w、より好ましくは0.1から10%w/w、たとえば1から8%w/wの量で存在する。
ヘアスタイリングポリマーは公知である。適切なヘアスタイリングポリマーは、ポリマーをカチオン性、アニオン性、両性または非イオン性にする部分を内包している市販ポリマーを含む。適切なヘアスタイリングポリマーはたとえばブロックおよびグラフトコポリマーを含む。ポリマーは合成でもよくまたは天然由来でもよい。
界面活性剤
シャンプー組成物は好ましくは、化粧品に許容され毛髪への外用塗布に適した1種以上の洗浄用界面活性剤を含む。乳化剤として界面活性剤がさらに存在してもよい。
適切な洗浄用界面活性剤は、アニオン性、両性および双イオン性の界面活性剤およびそれらの混合物から選択される。洗浄用界面活性剤は乳化剤と同じ界面活性剤でもよく異なるものでもよい。
アニオン性洗浄用界面活性剤
本発明のシャンプー組成物は典型的には、化粧品に許容され毛髪への外用塗布に適した1種以上のアニオン性洗浄用界面活性剤を含むであろう。
適切なアニオン性洗浄用界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルカリールスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレートおよびアルファ−オレフィンスルホネート、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムならびにモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。
本発明のシャンプー組成物に使用するための典型的なアニオン性洗浄用界面活性剤は、オレイルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウムおよびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムを含む。最も好ましいアニオン性界面活性剤はラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(ここにnは1から3の範囲)、ラウリル硫酸アンモニウムおよびラウリルエーテル硫酸アンモニウム(n)EO(ここにnは1から3の範囲)である。
本発明のシャンプー組成物中のアニオン性洗浄用界面活性剤の全量は一般に5から30%w/w、好ましくは6から20%w/w、より好ましくは8から16%w/wである。
補助界面活性剤
シャンプー組成物は場合により補助界面活性剤、好ましくは両性または双イオン性の界面活性剤を含み、これらは0から約8%w/w、好ましくは1から4%w/wの範囲の量で含有させることができる。
両性および双イオン性の界面活性剤の例は、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレートおよびアシルグルタメートを含み、それらのアルキル基およびアシル基は8から19個の炭素原子を有している。本発明のシャンプー組成物に使用するための典型的な両性および双イオン性の界面活性剤は、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、および好ましくはラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインおよびコカンホプロピオン酸ナトリウムを含む。
別の好ましい補助界面活性剤は非イオン性界面活性剤であり、0から8%w/w、好ましくは2から5%w/wの範囲の量で含有させることができる。
たとえば、本発明のシャンプー組成物に含有させ得る代表的な非イオン性界面活性剤は、脂肪族(C8−C18)第一級または第二級、直鎖状または分枝状アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシドとの一般に6から30のエチレンオキシド基を有している縮合生成物を含む。
本発明のシャンプー組成物に含有させ得る別の非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)類である。典型的にはAPGは1つ以上のグリコシル基のブロックに(場合により架橋基を介して)連結されたアルキル基を含むものである。好ましいAPG類は次式:
RO−(G)n
によって定義され、式中のRは分枝鎖状または直鎖状のC5からC20のアルキルまたはアルケニル基であり、Gは糖基であり、nは1から10である。
シャンプー組成物はまた場合により、0.01から10%w/w、より好ましくは0.05から5%w/w、最も好ましくは0.05から2%w/wの範囲の量で含有された1種以上のカチオン性補助界面活性剤を含むことができる。有用なカチオン性界面活性剤はコンディショナー組成物に関連して、本文中に後述する。
本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤(補助界面活性剤および/または乳化剤が存在する場合はそれらも含む)の全量は一般に5から50%w/w、好ましくは5から30%w/w、より好ましくは10から25%w/wである。
カチオン性界面活性剤またはポリマー
カチオン性界面活性剤は本発明の組成物中でコンディショニング性能を強化するために好ましい成分である。
適切なカチオン性コンディショニング界面活性剤は、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロウジメチルアンモニウムクロリド(たとえば、Akzo Nobel社のArquad 2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2オレアンモニウムクロリドと対応するそれらの水酸化物、クアテルニウム−5、クアテルニウム−31、クアテルニウム−18およびそれらの混合物を含む。
単独で使用されるかまたは1種以上の他のカチオン性コンディショニング界面活性剤と混用される適切なカチオン性コンディショニング界面活性剤のクラスの別の例はアミドアミンと酸との組合せである。ここに有用な好ましいアミドアミンは、ステアラミド−プロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン、アラキダミドエチルジエチルアミン、アラキダミドエチルジメチルアミンおよびそれらの混合物を含む。酸は、毛髪手入れ組成物中のアミドアミンをプロトン化することができそれによって第三級アミン塩、実際には非永久的第四級アンモニウムまたは擬似第四級アンモニウムカチオン性界面活性剤を形成できる有機または無機のいかなる酸でもよい。ここに有用な適切な酸は塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸およびそれらの混合物を含む。適正には酸は存在するすべてのアミドアミンをプロトン化するために十分な量で含有される。
カチオン性ポリマーはコンディショニング性能を強化するための好ましい成分である。適切なカチオン性ポリマーは、カチオン性に置換されたホモポリマーでもよくまたは2種以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの重量平均(Mw)分子量は一般には100000から2百万ドルトンの範囲であろう。カチオン性ポリマーは一般には組成物の0.01から5%w/w、好ましくは0.05から1%w/w、より好ましくは0.08から0.5%w/wのレベルでシャンプー組成物中に存在するであろう。適切なカチオン性ポリマーはたとえば、カチオン性多糖ポリマー、カチオン性アミンまたは第四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーと水溶性スペーサーモノマーたとえば(メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトンおよびビニルピロリジンとのコポリマーを含む。アルキルおよびジアルキル置換モノマーは好ましくはC1−C7アルキル基、より好ましくはC1−3アルキル基を有している。他の適切なスペーサーはビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコールを含む。
カチオン性界面活性剤またはポリマーは一般に0.01から5%w/w、好ましくは0.05から1%w/w、より好ましくは0.08から0.5%w/wのレベルで本発明の組成物中に存在するであろう。コンディショニング組成物中の脂肪アルコールとカチオン性界面活性剤との併用は、カチオン性界面活性剤を分散させているラメラ相の形成に導くので特に有利であると考えられている。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は適正には1:1から1:10、好ましくは1:1.5から1:8、最適には1:2から1:5である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比が大きすぎると組成物が眼を刺激することがある。小さすぎると消費者によっては毛髪がきしむと感じる。
任意成分
本発明の毛髪手入れ組成物は、性能および/または消費者の使い心地を高める他の成分を含有し得る。このような成分は、香料、着色料および顔料、pH調整剤、真珠光沢剤または乳白剤、粘度調整剤、保存剤または抗菌剤を含む。これらの各々の成分はその目的を果たすために有効な量で存在するであろう。一般にこれらの任意成分は個々に組成物の5%w/wまでのレベルで含有される。
本発明の毛髪手入れ組成物は当業者に公知の方法を使用して製造される。
[実施例1]
溶液形態の発明の育毛組成物(重量%)
Figure 2013529670
[実施例2]
ローション形態の発明の育毛組成物(重量%)
Figure 2013529670
[実施例3]
マルビジンによるin−vitro線維芽細胞増殖の増進
以下に記載のアッセイは、低栄養環境における細胞増殖の強化に対する活性物質の効果、すなわち、それ自体が有糸分裂誘発性である活性物質の同定に関するものではなく、有糸分裂誘発性である細胞増殖因子に対する活性物質の効果を観察するものである。
塩化マルビジン(Fischer Scientific)を50μLのジメチルスルホキシド(DMSO)に添加し、渦流させて溶解した。2%v/vのウシ胎仔血清(FCS)を含有するダルベッコの最小必須培地(DMEM)に5mLのマルビジン含有DMSOを添加し、10μg/mLのマルビジン溶液とした。上記のようなDMSO/DMEM/FCSを用いて系列希釈物を調製した。1mMのミノキシジルを含有する上記のDMSO/DMEM/FCSを陽性対照として使用した。2%v/vのFCSを含有するDMEM中のDMSO対照も調製した。
NIH3T3D4細胞系の線維芽細胞(European collection of animal cell cultures,Health Protection Agency Porton Down,England)を、抗生物質非存在下のDMEM培地で培養した。0.25%w/wのトリプシンと0.038%w/wのEDTAとを含有する10mLのHank培地を5分間使用して細胞を取り出し、10%v/vのFCSを含有する10mLのDMEMを添加し、細胞を1000rpmで2分間遠心した。培地を除去した後、10%v/vのFCSを含有する10mLのDMEMで細胞を洗浄し、1000rpmで2分間遠心した。次に10%v/vのFCSを含有する10mLのDMEMに細胞を再浮遊させ、細胞計算板を使用して計算した。100μLあたり5000細胞を含有する細胞浮遊液(50,000細胞/ml)を調製し、100μLの細胞浮遊液を96ウェルプレートで平板培養した。空気中に5%v/vのCOを含有する雰囲気下、37℃のインキュベーターで細胞を一夜接着させた。ウェルをDMEM(FCS非含有)で3回洗浄した後、100μLの被験溶液(1mLのDMSO/DMEM/FCSあたり1、0.1および0.01μgのマルビジンを含有)を、単独でまたは10μMのグリベンクラミド(カリウムイオンチャンネルブロッカー)および0.1mMのテトラエチルアンモニウム(TEAはチャンネルに直接結合するカリウムイオンチャンネルブロッカーである)と共に、8個のウェルのおのおのに添加した。マルビジンを含有する新しい培地を5日間毎日添加した。
5日後に被験培地中の細胞数を比色法(Promega CellTiter Reagent,Promega)を使用して測定した。20μLの試薬を各ウェルに添加し、プレートを上記同様に1時間インキュベートした。450nmの吸光度を読取り、結果を表1に示す。
Figure 2013529670
表1からは、マルビジンがカリウムチャンネル開放剤であり、線維芽細胞の増殖に導くことが明らかである。

Claims (11)

  1. シャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ジェル、オイル、クリーム、ワックスおよびローションから成る群から選択される組成物形態中にマルビジンまたはその誘導体を含む毛髪手入れ組成物。
  2. マルビジンもしくはその誘導体と、カチオン性界面活性剤、脂肪材料、懸濁化剤、シリコーン、フケ防止剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双イオン性界面活性剤および香料から成る群から選択された成分とを含む毛髪手入れ組成物。
  3. マルビジンまたはその誘導体が、ブドウ(Vitis vinifera)の果皮、クリンザクラ(Primula polyanthus)の花およびゼニアオイ(Malva sylvestris)の花から成る群のいずれか1種の水性抽出物の形態である請求項1または2に記載の毛髪手入れ組成物。
  4. マルビジンまたはその誘導体が、組成物の0.00001から30重量%、好ましくは0.0001から15重量%、最も好ましくは0.001から5重量%の重量範囲である請求項1から3のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物。
  5. 毛髪手入れ組成物がさらに別の毛髪成長活性物質を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物。
  6. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪成長を刺激する美容方法。
  7. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪繊維密度を増加する美容方法。
  8. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪繊維径を拡大する美容方法。
  9. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、毛髪を維持または抜け毛を抑制する美容方法。
  10. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、脱毛症を予防または治療する美容方法。
  11. マルビジンもしくはその誘導体または請求項1から5のいずれか一項に記載の毛髪手入れ組成物を頭皮または毛髪に塗布する段階を含む、成長期誘発を刺激する美容方法。
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