JP2013529106A - 生体接着剤アプリケーター及びそれを用いた組織穿刺孔の封止方法 - Google Patents

生体接着剤アプリケーター及びそれを用いた組織穿刺孔の封止方法 Download PDF

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Abstract

閉止装置は、送給部材、封止材料アプリケーター、及び膨張可能部材を包含する。送給部材は、組織経路を通して血管穿刺孔へと挿入可能である。封止材料アプリケーターは、一定量の封止材料を送給部材に供給するように構成され、第1及び第2のマルチチャンバー装置及びバルブアセンブリを包含する。第1及び第2のマルチチャンバー装置は、それぞれ封止材料成分を保持し、バルブアセンブリを操作することによって、封止材料アプリケーターを送給装置に接続する前に、成分の少なくとも一部を混合することができる。膨張可能部材は、血管内に配置可能であり、血管内で血管穿刺孔を一時的に封止する。閉止装置は、血管の外側から血管穿刺孔を封止するために、送給部材を通して、組織経路へと、封止材料アプリケーターから封止材料を送給するように操作可能である。

Description

本願は2010年5月12日付け出願の米国仮出願第61/334051号の「生体接着剤アプリケーター」の優先権の効果を主張するものであり、その内容のすべてをここに参照して援用する。
本開示は、一般に、生体接着性材料を取り扱う方法及びシステムに関し、より詳細には、組織穿刺孔の封止に使用する生体接着性材料の保存、混合、及び分注のための方法及びシステムに関する。
通常、さまざまな外科的手術が、血管内または管腔内に施される。例えば、血管疾患(例えば動脈硬化)の治療で、動脈に侵襲して、機器(例えば、バルーンカテーテルまたは他の様式のカテーテル)を挿入することで、血管内の手術を実行するのが一般的である。この種の手術においては、通常、経皮的穿刺を行うことで、挿入用シースを動脈に配置でき、その後、シースを通過させて、機器(例えばカテーテル)を動脈内の手術部位に到達させることができる。血管内及び管腔内の手術には、手術終了後、機器(及び、共に使用されるあらゆる挿入用シース)を取り外した後の、経皮的穿刺孔における出血を止めなければならない、という課題が不可避的に存在する。穿刺部位からの出血は、特に、大腿動脈穿刺孔の場合、通常は、脈管閉止装置(例えば、米国特許第6,179,963号、6,090,130号、及び6,045,569号に記載されるもの)を利用することで止められる。米国特許第6,179,963号、6,090,130号、及び6,045,569号は、その内容のすべてをここに参照して援用する。
このような穿刺孔を閉止するための多様な既知の装置及び技術が存在するものの、主要な課題の一つとして、穿刺孔の完全な封止を確実とすることが挙げられる。ある技術は、生体接着性材料を使用して、穿刺孔を封止する工程を包含する。いくつかの生体接着性材料は、使用の前に活性化させる必要があり、生体接着性材料の早期の活性化がその性能に影響を及ぼさないよう、使用直前に活性化させなければならない。脈管及び他の組織の穿刺閉止装置使用の前後に、生体接着性材料を取り扱い、活性化させることは、多大な困難を有する。
米国特許第6,179,963号明細書 米国特許第6,090,130号明細書 米国特許第6,045,569号明細書
本開示の一つの態様は、血管内で穿刺孔を封止するように操作可能な閉止装置に関する。閉止装置は、送給部材、封止材料アプリケーター及び膨張可能部材を包含する。送給部材は、組織経路を通って血管穿刺孔へと挿入可能である。封止材料アプリケーターは、送給部材に一定量の封止材料を供給するように構成され、第1及び第2のマルチチャンバー装置とバルブアセンブリとを包含する。第1及び第2のマルチチャンバー装置の各チャンバーは、封止材料成分を保持し、バルブアセンブリを操作することで、封止材料アプリケーターを送給部材に接続する前に、成分の少なくとも一部を混合することができる。膨張可能部材は、一時的に血管内で血管穿刺孔を封止するように、血管内に配置することができる。閉止装置は、封止材料を、封止材料アプリケーターから、送給部材を通して組織経路に送給して、血管の外側から血管穿刺孔を封止するように操作可能である。
封止材料アプリケーターは、封止材料アプリケーターを送給部材に接続する前に、封止材料成分の少なくとも一部を隔離した状態で保持することができる。送給部材は、血管穿刺孔まで封止材料が送られる間、成分を混合するように構成してもよい。送給部材は、ハブ、送給管及びガイドシースを包含していてもよく、封止材料アプリケーターはハブに接続可能であり、膨張可能部材及び送出管は血管穿刺孔にガイドシースによって送給され、封止材料は送出管を通して血管穿刺孔に送給される。第1及び第2のマルチチャンバー装置は、少なくとも2つのチャンバーを有するシリンジであってもよい。
本開示の他の態様は、血管内の血管穿刺孔を封止する方法に関する。該方法は、送給部材、封止材料アプリケーター及び膨張可能部材を包含する閉止装置を提供することを含む。封止材料アプリケーターは、第1及び第2の二重チャンバーアプリケーターならびにバルブアセンブリを包含し、第1及び第2の二重チャンバーアプリケーターの各々のチャンバーは、封止材料成分を保持することができる。該方法において、第1と第2の二重チャンバーアプリケーターの間に流路接続ができるようにバルブアセンブリを操作する工程、封止材料アプリケーター中の他の構成成分と隔離された状態で封止材料アプリケーター中の成分の一部を混合する工程、第1の二重チャンバーアプリケーター中で混合された成分を保持する工程、第1の二重チャンバーアプリケーターを送給部材に接続する工程、血管内で膨張可能部材を膨張させて一時的に血管穿刺孔を封止する工程、及び封止材料を送給部材を通して血管穿刺孔に送給して血管の外側から血管の穿刺孔を封止する工程、が包含される。
該方法は、膨張可能部材を収縮させ、封止材料を通して膨張可能部材を引き戻す工程を包含していてもよい。第1の二重チャンバーアプリケーターは、第1成分を有する第1チャンバー及び第2成分を有する第2チャンバーを包含していてもよく、第2の二重チャンバーアプリケーターは、第3成分を有する第3チャンバー及び第4成分を有する第4チャンバーを包含していてもよい。ここで、少なくとも一部の成分を混合する工程は、第1及び第3成分の混合と、第2及び第4成分の混合とを包含する。
該方法は、送給部材を通して封止部材を送給する間に、成分の全てを混合する工程を包含していてもよい。第1及び第3成分は異なる材料を含んでいてもよく、第2及び第4成分は同じ材料を含んでいてもよい。あるいは、第2及び第4成分は、異なる材料を含んでいてもよい。方法は、第1の二重チャンバーアプリケーターを送給部材に接続する前に、バルブアセンブリから第1の二重チャンバーアプリケーターを切り離す工程を包含していてもよい。第1成分は液体状態の第1ポリマーを含んでいてもよく、第2成分は、液体状態の第2成分を含んでいてもよく、第3成分は固体状態の第3ポリマーを含んでいてもよく、第4成分は固体状態の第4ポリマーを含んでいてもよい。固体ポリマーは、液体ポリマー中に混合した場合に混和可能である。液体状態のポリマーの1つは、混和可能なポリマーに代えて、緩衝液としてもよい。あるいは、更に、固体ポリマーの1つに代えて液体ポリマーとしてもよく、第1及び第3成分が同一のまたは異なる液体成分であってもよい。例えば、第1及び第3液体成分は同一の液体ポリマーであるか、または、システムに緩衝液が必要な場合は、同一の緩衝液であってもよい。封止材料を形成する際に、封止材料の性質に応じて、液体及び/または固体の成分のさまざまな組み合わせをとることが可能であることは、明らかである。
本開示の他の態様は、封止材料アプリケーター及び送給装置を包含する封止アセンブリに関する。封止材料アプリケーターは、第1及び第2の二重チャンバーシリンジ及びバルブアセンブリを包含する。第1の二重チャンバーシリンジは、第1の封止材料成分を第1チャンバー内に、第2の封止材料成分を第2チャンバー内に保持するように構成される。第2の二重チャンバーシリンジは、第3の封止材料成分を第3チャンバーに、第4の封止材料成分を第4チャンバーに保持するように構成される。バルブアセンブリは、第1及び第3チャンバー、第2チャンバー及び第4チャンバーの間の流量を制御するように操作可能である。封止材料アプリケーターは、第1及び第3の封止材料成分を混合して第1混合物を形成し、第2及び第4の封止材料成分を混合して第2混合物を形成し、送給装置に第1の二重チャンバーシリンジが接続されるまで、第1混合物と第2混合物とが隔離されるように、第1混合物と第2混合物とを保持するように操作可能である。第1及び第2混合物は送給装置中で混合され、組織の穿刺孔を封止するために、送給装置により組織穿刺孔に送給される。
第1の二重チャンバーシリンジは、バルブアセンブリから着脱可能であってもよく、送給装置に取り付け可能であってもよい。第1及び第3封止材料成分は異なる活性物質を含んでいてもよく、第2及び第4封止材料成分は同一の活性物質を含んでいてもよい。あるいは、第1及び第3封止材料成分は異なる活性物質を含んでいてもよく、第2及び第4封止材料成分は異なる活性物質を含んでいてもよい。第1及び第3封止材料成分は、それぞれ液体状態と固体状態であってもよく、第2封止材料成分は、液体状態であってもよい。
本開示の更なる態様は、組織穿刺孔を封止する方法に関する。該方法は、バルブアセンブリを有する封止材料アプリケーター、第1チャンバーに第1封止材料成分を、第2チャンバーに第2封止材料成分を保持する第1装置、及び第3チャンバーに第3封止材料成分を、第4チャンバーに第4封止材料成分を保持する第2装置の提供を包含する。方法は、第1及び第3チャンバーの間、第2及び第4チャンバーの間で流路接続ができるようにバルブアセンブリを操作する工程、第1及び第3成分を混合して第1混合物を形成する工程、第2及び第4成分を混合して第2混合物を形成する工程、封止材料アプリケーターの一部を送給装置に接続する工程、及び、組織穿刺孔を封止するために、送給装置を用いて第1混合物及び第2混合物を組織穿刺孔に送給する間に第1混合物と第2混合物とを混合する工程、を包含する。
該方法には、混合された第1及び第2混合物が組織穿刺孔に送給される前に、膨張可能部材を用いて内部から組織穿刺孔を一時的に封止する工程が包含されていてもよい。該方法には、膨張可能部材を収縮させる工程、組織穿刺孔を封止した混合された第1及び第2混合物を通して膨張可能部材を引き戻す工程が包含されていてもよい。また、この方法には、第1及び第2混合物を第1の装置に保持させる工程、バルブアセンブリから第1装置を切り離す工程、及び封止材料アプリケーターを送給装置に接続する工程(第1装置を装置に接続する工程を包含する)が包含されてもよい。
本発明の、前述の、及び他の特徴、有用性及び効果は、添付の図に関連して、以下の発明の詳細な説明から明らかである。
発明の詳細な説明
添付の図は、本開示の多様な実施形態を例示するものであり、本発明の一部を示すものである。ここに例示する実施例は、本開示における実施例であって、本発明の範囲を制限するものではない。
本開示における組織穿刺閉止装置の一例を示す。 図1の組織穿刺閉止装置において、膨張可能部材が血管内で組織穿刺孔を一時的に閉止した状態を例示する。 図1の組織穿刺閉止装置において、封止材料を血管穿刺孔に送給する状態を例示する。 図1の組織穿刺閉止装置において、封止材料が硬化し、装置が組織穿刺孔から引き戻すことが可能な状態を例示する。 組織穿刺閉止装置除去後の密封された組織穿刺を例示する。 バルブが閉止位置にある、本開示における封止材料アプリケーターの一例を示す。 バルブが開放位置にある、図6の封止材料アプリケーターを例示する。 バルブが閉止位置にある、本開示における封止材料アプリケーターの他の一例を示す。 バルブが開放位置にある、図8の封止材料アプリケーターを例示する。 封止材料の成分の混合物を保持する、図7のマルチチャンバー封止材料装置の一つを例示する。 バルブが閉止位置にある、本開示における他の封止材料アプリケーターの一例を示す。 バルブが開放位置にある、図11の封止材料アプリケーターを例示する。 封止材料の成分の混合物を保持する、図12のマルチチャンバー封止材料装置の一つを例示する。
図の全体にわたって、同一の参照番号は、対応するが必ずしも同一でない要素を示すものとする。
本明細書において開示されるシステムは、患者の体腔にアクセスするために、患者の体組織を通して形成された経皮的な穿刺孔を閉止または封止するために使用できる。このような経皮的な穿刺孔を通したアクセスにより、医師は、体腔内に、または体腔を通して、検査、手術、処置等の多様な手段を実行することができる。発明の範囲の制限を意図するものではないが、システムは、さまざまな処置のための患者の血管へのアクセスを提供する、経皮的穿刺孔の封止に使用されるよう例示される。体組織を通した体腔内への穿刺孔の封止を要する他の措置、例えば、比較的小規模の切開を用いる腹腔鏡手術や他の顕微的手術等に本システムが適用可能であることはいうまでもない。
本明細書において、「近位」及び「遠位」の用語は、例示される組織穿刺閉止装置10の部材の相対的位置について使用される。本明細書において使用される場合、「近位」とは、相対的に身体の外側に近い位置、または外科医に近い位置を示す。これに対して、「遠位」とは、相対的に外科医から離れた位置または身体の内部に近い位置を示す。
本明細書及び添付の請求の範囲に用いられる場合、「係合する(engage)」及び「係合可能な(engagable)」の用語は、広く、2つの構造体または装置の間の連結、噛み合いまたは接触を意味する。同様に、「離解する(disengage)」または「離解可能な(disengagable)」の用語は、連結、噛み合いまたは接触を除去すること、または除去可能であることを意味する。「管」は、通路を有する細長い装置である。通路は、囲繞されていてもよく、開放されていてもよい(例えばトラフ)。「内腔」は、身体の器官のいかなる空間または空隙をも示す(特に血管)。「包含する(including)」及び「有する(having)」の用語ならびにその派生語は、請求の範囲も含めて本明細書に使用される場合においては、「含む(comprising)」と同様の意味を有する。「生体材料(biomaterial)」または「組成物(composition)」の用語は、身体のあらゆる組織、器官または機能を、好適には、評価し、とりあつかい、または封止する生物学的なシステムの接触部分を意図した材料を示す。「生体材料」は、そのゲル化点に到達したか、またはゲル化点を越えた、完全な材料(前駆体分子に、全ての添加物、塩基、または溶媒、及び、もしあれば生物活性剤を加えたもの)を示す。「組成物」は、そのゲル化点に到達する前の完全な材料を示す。本明細書で使用される「架橋(closs−linking)」の用語は、共有結合の形成を意味する。しかし、それは、イオン結合のような非共有結合の形成、または、共有結合と非共有結合の組み合わせを示すこともできる。「ゲル」の用語は、液体と固体の間の物質の様相を示す。このように、ゲルは、いくらかの液体の特性(すなわち、形状が弾力的で変形可能である)と、いくらかの固体の特性(すなわち、形状は、二次元表面上で三次元の寸法を維持するのに十分な程度に不連続的である)とを有する。
皮膚の切開を通してアクセス可能な内部組織壁の組織穿刺孔を封止するために使用される、組織閉止装置の一般的な構造及び機能は、周知技術である。本願明細書に記載されている原理を実装するそれらの閉止装置の適用は、血管、管、空隙、胆嚢、肝臓、心臓、その他の穿刺孔または切開のような、経皮的穿刺孔または生体を2つの内部部分に切り離す組織切開の封止を包含する。
図1〜図4に例示される、組織穿刺閉止装置10の実施形態は、組織層92と血管94の血管壁96とを通して形成された経皮的穿刺孔90を封止するために使用される。通常は、血管94を、比較的大きな血管の経路または空隙98を有する鼠径部領域の大腿動脈とすることで、血管94の位置決めと、血管壁96を通した、処置を実施するために十分に大きな穿刺孔の形成の改善を容易にする。このような穿刺孔を通して通常実施される医学的手技としては、例えば、血管腔98の内部に、及びこれに沿って、カテーテルや他の様式のプローブを通過させる、血管形成術及び他の手技が挙げられる。
このような手技を実施する際、適応する針による初期の経皮的穿刺孔90を、組織層92と血管壁96を通して、血管腔98内にまで形成する。経皮的穿刺孔90を通してガイドワイヤを導入して、針を除去し、組織穿刺閉止装置10のガイドシース12をガイドワイヤ上に経皮的穿刺孔90内に進行させ、血管94内へのより容易なアクセスを可能とするように穿刺孔を広げる。組織穿刺閉止装置10の他の特徴は、ガイドワイヤ上で進行することといえる。組織穿刺閉止装置10を操作して経皮的穿刺孔90を封止する前に、ガイドワイヤを除去してもよい。
組織穿刺閉止装置10は、ガイドシース12に加えて、一時的な封止成分14、送給管16、ハブ18、及び、経皮的穿刺孔90を封止する封止材料24を担持するマルチチャンバー封止材料装置20を備えることができる。初めに、ガイドシース12は、経皮的穿刺孔90を通って血管腔98、まで到達させることができ、経皮的穿刺孔90を拡大するか、膨張することができる。ガイドシース12は、末端30が経皮的穿刺孔90内で同じ位置にくるまで引き戻してもよく、組織穿刺閉止装置10の他の部材を定位置内に前進させた後、経皮的穿刺90から遠位に引き戻してもよい(図1を参照のこと)。ガイドシース12、送給管16及びハブ18のいずれも、またはいずれの組み合わせも、封止材料24の経皮的穿刺孔90への送給を補助する送給装置、送給部材、または送給システムとして参照することができる。
一回分の封止材料が血管腔98内に配置されるまで、一時的な封止部材14を経皮的穿刺孔90を通して挿入してもよい。一時的な封止部材14としては、遠位チップ34と膨張可能部36が挙げられる。膨張可能部材は、膨張した際に血管壁96の内部表面に接触する(図2、3を参照のこと)。膨張可能部36は、膨張状態(図2、3を参照のこと)と収縮状態(図1、4を参照のこと)との間で変化させることができる。膨張可能部36は、膨張性流体によって膨張させることができる。あるいは、膨張可能部36は、膜でおおわれた機械式構造を使用して膨張させてもよい。一時的な封止部材14は、血管94内で経皮的穿刺孔を一時的に封止するために用いることができる。ある配置において、一時的な封止部材14の除去に応じて、封止材料24内で遠位チップ34を着脱可能とし、一時的な封止材料14除去後にさらに経皮的穿刺孔90を封止してもよい。
送給管16は、経皮的穿刺孔90の範囲内に配置されることができる。ある配置において、一時的な封止部材14は、送給管16を通して進行する。他の態様において、一時的な封止部材14及び送給管16は、ガイドシース12を通して進行し、平行に配置される。マルチチャンバー封止材料装置20によって担持される封止材料24は、送給管16を通して経皮的穿刺孔90に送球してもよい(図3、4を参照のこと)。封止材料24は、一時的な封止部材14の除去後、経皮的穿刺孔90内で、液体状態から固体状態に変化し、封止材料24が残存しやすい状態とすることができる。封止材料24は、経皮的穿刺孔90に流れ込み、その形状をとることで、血液の漏れがより生じにくい経皮的穿刺孔90の封止を提供することができる。
操作中、マルチチャンバー封止材料装置20を、ハブ18の送給ポート42、ガイドシース12、一時的な封止部材14及び送給管16に接続し、経皮的穿刺孔に対して図1に示すように配置する。ある配置において、バルブアセンブリ26を、マルチチャンバー封止材料装置20に接続したままにして、ハブ18とマルチチャンバー封止材料装置20の間に配置して封止材料24の流れを制御する。一時的な封止部材14の膨張可能部36は、図2に示すように一時的に血管94内で経皮的穿刺孔90を封止するように膨張する。
図3に示すように、マルチチャンバー封止材料装置20を、送給管16を通して封止材料24を経皮的穿刺孔90に送給するように操作する。封止材料24は硬化させるか、少なくとも部分的に硬化させることができ、これにより、膨張可能部36を収縮させても、封止材料が血管腔98に流れこまないようにすることができる(図4を参照のこと)。一時的な封止部材14は、封止材料24を通して除去することもできる。遠位チップ34は、一時的な封止部材14の除去によって残された空隙中の封止材料24内に留めることができる。次いで、送給管16及びガイドシース12は、経皮的穿刺孔90から除去することができる。封止材料24は、経皮的穿刺孔90内で膨張し続けるか、流入し続けることで、ガイドシース12、一時的な封止部材14、及び送給管16の除去後に残された空洞または空隙を満たすことができる(図5を参照のこと)。
ここで、図6、7に示すように、マルチチャンバー封止材料装置20は、封止材料アプリケーター80の一部であってもよい。封止材料アプリケーター80は、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22、及びバルブアセンブリ26を包含していてもよい。第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22は、それぞれ、ハウジング44及びプランジャーアセンブリ46を包含してもよい。ハウジング44は、それぞれ、少なくとも第1と第2のチャンバー48、50、第1と第2の出口開口部52、54、及びフランジ56を包含してもよい。ハウジング44は、第1及び第2のチャンバー48、50と一体の部材であってもよい。あるいは、第1及び第2のチャンバー48、50のうちの少なくとも1つは、ハウジング44から着脱可能としてもよい。ある実施例において、ハウジング44は、それぞれが一回分の封止材料を担持する、複数のシリンジ型装置を接続するブラケット部材の役割を果たす。
プランジャーアセンブリ46は、少なくとも第1及び第2のプランジャー部材58、60、第1及び第2のプランジャー部材にそれぞれ連結された封止部62、64、及び加圧アプリケーター66を包含してもよい。第1及び第2のプランジャー部材58、60は、それぞれ、第1及び第2のチャンバー48、50に封止材料24の成分を放出して引き戻すために用いてもよい。第1及び第2のプランジャー部材58、60は、加圧アプリケーター66への軸方向の加圧に応じて、前後に移動することができる。
バルブアセンブリ26は、第1及び第2の作動装置28A,B及び第1及び第2のセットのポート29A、Bを包含する。第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22は、第1及び第2のセットのポート29A、Bに接続する。第1及び第2の作動装置28A、Bは、開放位置と閉止位置の間で操作可能であり、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22の第1チャンバー48と第2チャンバー50の間の流量を制御することが出来る。
バルブアセンブリ26の第1及び第2の作動装置28A、Bは、回転力を利用して作動する、ボール弁または他の構造の弁として構成してもよい。図8、9は、回転力よりむしろ線形力によって作動する作動装置128を有する、他のバルブアセンブリ126を例示する。バルブアセンブリ126は、ポート129A、Bの両方のセットを通る流体の流れを、横向きY方向の単独の線形可動力によって制御する。これに対して、バルブアセンブリ26は、ポート29A、Bのそれぞれのセットを通過する流体の流れを独立して制御する切り離された第1及び第2のアクチュエーター28A、Bを包含する。多数の他の様式のアクチュエーター及びバルブアセンブリを、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22の間の流量制御のために使用することができる。
通常、図6及び8に示すようにバルブアセンブリ26、126が閉じているとき、プランジャーアセンブリ46は、バルブアセンブリ26、126において流体が詰まっているため動かすことができない。しかしながら、図7及び9に示すように、一旦バルブアセンブリ26、126を開くと、プランジャーアセンブリ46は、X、X方向に操作することができ、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22の第1及び第2チャンバー48、50に担持された内容物を混合することができる。
ある実施例において、第1のマルチチャンバー封止材料装置20は、第1及び第2のチャンバーの成分A、Bを包含し(図6を参照のこと)、第2のマルチチャンバー封止材料装置22は、第1及び第2のチャンバー48、50の成分A、Bを包含する。図7に示すようにプランジャーアセンブリ46を作動させ、成分A、Aを混合して第1混合物を形成し、成分B、Bを混合して第2混合物を形成する。図10に示すように、第1及び第2混合物は、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22のうちの1つの第1及び第2のチャンバー48、50に収納することができる。次いで、第1及び第2混合物を担持するマルチチャンバー封止材料装置は、経皮的穿刺孔90に封止材料を提供し、送給するために、組織穿刺閉止装置10に接続することができる。マルチチャンバー封止材料装置を組織穿刺閉止装置10のハブ18に接続するまで、第1及び第2混合物は、隔離された状態で保たれる。ある配置において、マルチチャンバー封止材料装置に担持された第1及び第2混合物は、第1及び第2混合物の送給時まで隔離された状態で保たれ、送給位置では、第1及び第2混合物は、送給管16を通した経皮的穿刺孔90までの送給の間に(または、ハブ18等の組織穿刺閉止装置10内の他の位置で)混合される。
ある実施例において、成分Aは第1ポリマー成分を含み、成分Aは第2ポリマー成分を含み、これらを組み合わせることで、架橋されたポリマーが形成される。成分B、Bの少なくとも1つは、活性化剤または緩衝剤を含んでいてもよく、A、Aの混合物と組み合わせることで、活性化ポリマーとして硬化を開始することができる。通常、A、Aの混合物は、封止材料が経皮的穿刺孔90に送給される直前に活性化される。このように、経皮的穿刺孔90に送給管16を通して封止材料を送給するまで、A、A及びB、Bの混合物を隔離した状態を保つ、マルチチャンバー封止材料装置は、効果を有すると言える。
いくつかの実施例において、成分A、Aは、異なる物理的状態を有する(例えば、Aは分散された活性物質を有する液体またはゲルであり、Aは混合によりA中に分散する固体である)。成分B、Bも、液体、ゲル、または固体といった、異なる物理的性能を有してもよい。好ましくは、A、Aの混合物及びB、Bの混合物のうちの少なくとも1つの成分は、液体またはゲルであり、他の成分の効果的な混合及び分散を促進する。
ここで、図11〜13において、封止材料アプリケーター280の他の例は、成分A、C、及び成分B、Cをそれぞれ含む、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22を包含する。成分A、Bを有する混合物と、成分Cを単独で有する混合物とを含む、封止材料アプリケーター280によって混合物が形成される(図13を参照のこと)。ある配置においては、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22のうち1つが成分Cを含み、他方は成分Cを含まない(すなわち、成分Cを担持するよりは、むしろ空である)。他の態様において、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置20、22の成分Cは、異なる物理的状態(すなわち、液体と固体)であって、同じ活性物質を有してもよい。封止材料アプリケーターによって処理される成分の数、物理的状態、及び様式によって、多数の他のバリエーションが利用可能である。ある配置において、第1及び第2のマルチチャンバー封止材料装置のそれぞれに3つ以上のチャンバーが包含され、各チャンバーに保持される成分様式は、異なるバリエーションをとり得る。
ある実施例において(図6、7を参照のこと)、成分Aは第1ポリマーを液体状態で含んでいてもよく、成分Bは第2ポリマーを液体状態で含んでいてもよく、成分Aは第3ポリマーを固体状態で含んでいてもよく、成分Bは第4ポリマーを固体状態で含んでいてもよい。固体ポリマーは、それが混合された液体ポリマー中において混和可能である。あるいは、液体状態のポリマーのうちの1つは、緩衝液に代えてもよい。あるいは、更に、固体ポリマーのうちの1つは、液体ポリマーに代えてもよく、例えば成分B、Bは、同じ液体成分または異なる液体成分であってもよい。他の実施例において、成分A、AまたはB、Bは、同じ液体ポリマーであってもよく、また、システムが緩衝液を必要とする場合は、同じ緩衝液であってもよい。封止材料の性質によって、封止材料形成の際、液体及び/または固体の成分の多様な組み合わせが可能である。
本願明細書に開示される封止材料及び封止材料アプリケーターは、図1〜4に示される組織穿刺閉止装置10の他に、他方式の組織穿刺閉止装置とともに用いてもよい。封止材料は、血管壁の穿刺孔、血管に続く組織の穿刺孔等の組織穿刺孔の封止以外の用途に用いてもよい。封止材料の血管への流量を制限する必要性は、血管壁の経皮的穿刺孔の封止における新規の挑戦を提供するものである。
上記の説明は、本発明の例示的実施形態を示して言及するためのみに提供されたものである。それは、網羅的であることも、本発明を開示されるいかなる正確な形に制限することも意図するものではない。上記説明の観点から、多くの修正及びバリエーションが可能である。本発明の範囲は、以下の請求項によって定義されることを意図する。
通常、さまざまな外科的手術が、血管内または管腔内に施される。例えば、血管疾患(例えば動脈硬化)の治療で、動脈に侵襲して、機器(例えば、バルーンカテーテルまたは他の様式のカテーテル)を挿入することで、血管内の手術を実行するのが一般的である。この種の手術においては、通常、経皮的穿刺を行うことで、挿入用シースを動脈に配置でき、その後、シースを通過させて、機器(例えばカテーテル)を動脈内の手術部位に到達させることができる。血管内及び管腔内の手術には、手術終了後、機器(及び、共に使用されるあらゆる挿入用シース)を取り外した後の、経皮的穿刺孔における出血を止めなければならない、という課題が不可避的に存在する。穿刺部位からの出血は、特に、大腿動脈穿刺孔の場合、通常は、脈管閉止装置を利用することで止められる。

Claims (20)

  1. 血管内の血管穿刺孔を封止するように操作可能な閉止装置であって、前記閉止装置は:
    血管穿刺孔への組織経路を通して挿入可能な送給部材;
    一定量の封止材料を送給部材に供給するように構成された封止材料アプリケーターであって、第1及び第2のマルチチャンバー装置及びバルブアセンブリを包含し、第1及び第2マルチチャンバー装置は封止材料の成分をそれぞれ保持し、封止材料アプリケーターが送給装置に接続される前にバルブアセンブリの操作により少なくとも一部の成分の混合が可能な、封止材料アプリケーター;
    血管内で血管穿刺孔を一時的に封止するように血管内に配置可能な膨張可能部材;とを含み、
    前記閉止装置は、血管穿刺孔を封止するため、血管の外側から、送給部材を通して組織経路へと封止材料アプリケーターから封止材料を送給するように操作可能である、
    閉止装置。
  2. 封止材料アプリケーターが、封止材料アプリケーターを送給部材に接続する前に、少なくとも一部の成分を隔離した状態で維持する、請求項1記載の閉止装置。
  3. 送給装置が血管穿刺孔への封止材料の送給の間、成分を混合するように構成された、請求項1記載の閉止装置。
  4. 送給装置が、ハブ、送給管、ガイドシースを包含し、封止材料アプリケーターがハブに接続可能であり、膨張可能部材及び送給管は、ガイドシースを通して血管穿刺孔へ送給され、封止材料は送給管を通して血管穿刺孔へ送給される、請求項1記載の閉止装置。
  5. 第1及び第2のマルチチャンバー装置が、少なくとも2つのチャンバーを有するシリンジである、請求項1記載の閉止装置。
  6. 血管内で血管穿刺孔を封止する方法であって:
    送給部材、封止材料アプリケーター及び膨張可能部材を包含する閉止装置であって、封止材料アプリケーターは第1及び第2の二重チャンバーアプリケーターとバルブアセンブリを包含し、第1及び第2の二重チャンバーアプリケーターの各チャンバーは封止材料の成分を保持する、閉止装置を提供する工程;
    第1及び第2の二重チャンバーアプリケーターの間に流路接続を提供するようにバルブアセンブリを操作する工程;
    封止材料アプリケーター中の他の成分を隔離した状態を維持して、封止材料アプリケーター内で一部の成分を混合する工程;
    第1の二重チャンバーアプリケーター中で混合された成分を保持する工程;
    送給部材に第1の二重チャンバーアプリケーターを接続する工程;
    血管内で膨張可能部材を膨張させ、血管穿刺孔を一時的に封止する工程;
    送給部材を通して血管穿刺孔へと封止材料を送給し、血管の外側から血管穿刺孔を封止する工程、を含む方法。
  7. さらに、膨張可能部材を収縮させ、封止材料を通して膨張可能部材を引き戻す工程を含む、請求項6記載の方法。
  8. 第1の二重チャンバーアプリケーターが、第1成分を有する第1チャンバー及び第2成分を有する第2チャンバーを包含し、第2の二重チャンバーアプリケーターが、第3成分を有する第3チャンバー及び第4成分を有する第4チャンバーを包含し、少なくとも一部を混合する工程は、第1及び第3成分の混合と、第2及び第4成分の混合とを包含する、請求項6記載の方法。
  9. さらに、送給部材を通して封止材料を送給する間に、全ての成分を混合する工程を含む、請求項6記載の方法。
  10. 第1成分及び第3成分が異なる材料を含み、第2成分と第4成分が同一の材料を含む、請求項8記載の方法。
  11. さらに、第1の二重チャンバーアプリケーターを送給部材に接続する前に、バルブアセンブリから第1の二重チャンバーアプリケーターを切り離す工程を含む、請求項6記載の方法。
  12. 封止アセンブリであって:
    封止材料アプリケーターであって:
    第1の封止材料成分を第1チャンバーに、第2の封止材料成分を第2チャンバーに保持可能な第1の二重チャンバーシリンジ;
    第3の封止材料成分を第3チャンバーに、第4の封止材料成分を第4チャンバーに保持可能な第2の二重チャンバーシリンジ;及び
    第1及び第3チャンバーの間と、第2及び第4チャンバーの間の流量を制御できるよう操作可能なバルブアセンブリ;を含む封止材料アプリケーター;及び
    送給装置:を含み、
    封止材料アプリケーターは、第1及び第3封止材料成分を混合して第1混合物を形成し、第2及び第4封止材料成分を混合して第2混合物を形成し、第1の二重チャンバーシリンジが送給装置に接続されるまで、第1の二重チャンバーシリンジに第1及び第2混合物が隔離されて保持されるよう操作可能であり、第1及び第2混合物は送給装置内で混合され、送給装置によって組織穿刺孔に送給され、組織穿刺孔を封止する、
    封止アセンブリ。
  13. 第1の二重チャンバーシリンジが、バルブアセンブリから離脱可能であり、送給装置に接続可能である、請求項12記載の封止アセンブリ。
  14. 第1及び第3の封止材料成分が異なる活性物質を含み、第2及び第4の封止材料成分が同一の活性物質を含む、請求項12記載の封止アセンブリ。
  15. 第1及び第3の封止材料成分が異なる活性物質を含み、第2及び第4の封止材料成分が異なる活性物質を含む、請求項12記載の封止アセンブリ。
  16. 第1及び第3の封止材料成分が、それぞれ、液体状態及び固体状態であり、第2の封止材料成分が液体状態である、請求項12記載の封止アセンブリ。
  17. 組織穿刺孔を封止する方法であって:
    バルブアセンブリ、第1の封止材料成分を第1チャンバーに第2の封止材料成分を第2チャンバーに担持する第1の装置、及び第3の封止材料成分を第3チャンバーに第4の封止材料成分を第4チャンバーの担持する第2の装置、を有する封止材料アプリケーターを提供する工程;
    第1及び第3チャンバーの間と、第2及び第4チャンバーの間とに流通経路ができるようにバルブアセンブリを操作する工程;
    第1及び第3成分を混合して第1混合物を形成し、第2及び第4成分を混合して第2混合物を形成する工程;
    封止材料アプリケーターを送給装置に接続する工程;
    組織穿刺孔を封止するために、送給装置を用いて第1及び第2混合物を組織穿刺孔に送球する間に、第1及び第2混合物を混合する工程;を含む、方法。
  18. さらに、混合された第1及び第2混合物を組織穿刺孔に送球する前に、膨張可能部材で組織穿刺孔を内部から一時的に封止する工程を含む、請求項17記載の方法。
  19. さらに、膨張可能部材を収縮させ、組織穿刺孔を封止した第1及び第2混合物を通して膨張可能部材を引き戻す工程を含む、請求項18記載の方法。
  20. さらに、第1及び第2混合物を第1装置に保持する工程、及びバルブアセンブリから第1の装置を切り離す工程を含み、封止材料アプリケーターを送給装置に接続する工程は第1の装置を送給装置に接続する工程を包含する、請求項17記載の方法。
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