JP2013528109A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. ステントを形成するために基材をレーザ加工する方法であって、
   薄壁のポリマー基材を用意するステップと、
   前記壁を通って切削する、所定のパルス幅及び波長を有するレーザビームで、前記薄壁のポリマー基材をレーザ加工し、加工済み縁部表面を有する構造要素を形成するステップであり、前記レーザビームが、前記加工済み縁部表面に隣接する表面領域内で前記基材を改変し、前記改変が、ボイド、ひび割れ、縁部表面からの距離に伴うポリマーの弾性率の変動、又はそれらの組合せを含む、ステップと、
   前記ボイド又はひび割れが深さ２ミクロン以下で存在し、又は前記弾性率が４ミクロン以下で収束するように前記パルス幅及び波長を選択するステップと
   を含む方法。
2. 前記ポリマーがＰＬＬＡ又はＰＬＧＡである、請求項１に記載の方法。
3. 前記ポリマーがＰＬＬＡであり、前記波長が５３２ｎｍであり、前記パルス幅が、１０ｐｓ以下、１ｐｓ以上である、請求項１に記載の方法。
4. 繰返し率が８０〜１００ｋＨｚである、請求項１に記載の方法。
5. 前記レーザビームの前記選択されたパルス幅及び波長が、熱的な切除及び非熱的な切除から生じる、前記加工済み縁部表面に隣接する表面領域に対する損傷を最小限に抑え、
   前記最小限に抑えられる損傷が、非熱的な切除から生じるひび割れ又はボイド、及び熱的な切除から生じる溶融で構成される、請求項１に記載の方法。
6. 前記ポリマーがＰＬＬＡであり、前記波長及び前記パルス幅が、緑色範囲内及び１〜１０ｐｓに調整される、請求項１に記載の方法。
7. 前記レーザビームによって加工される前記基材のある領域で冷却ガスをさらに導く、請求項１に記載の方法。
8. 前記レーザビームが、前記縁部表面からの距離に伴う前記ポリマーの弾性率の変動を引き起こし、前記レーザビームの波長が緑色範囲内である場合に前記弾性率が１０ミクロン未満の距離で収束する、請求項６に記載の方法。
9. 薄壁のＰＬＬＡポリマー基材を、構造要素を形成するように前記壁を通って切削するレーザビームでレーザ加工することによって形成された複数の相互接続された構造要素を備えるポリマーステント本体であって、
   前記構造要素が、加工済み縁部表面に対応する側壁を有し、
   前記側壁に隣接する表面領域が、前記レーザビームの、前記基材との相互作用によって引き起こされた損傷を有する、ポリマーステント本体において、
   前記損傷が、前記縁部表面から深さ２ミクロン以下までの表面領域内で分散されたボイド又はひび割れを含むことを特徴とする、ポリマーステント本体。
10. 前記損傷が、前記縁部表面からの距離に伴う前記ポリマーの弾性率の変動をさらに含み、前記弾性率が５ミクロン未満の距離で収束する、請求項９に記載のポリマーステント本体。