JP2013527925A - 移動中半導体ウエハの検査装置およびその方法 - Google Patents

移動中半導体ウエハの検査装置およびその方法 Download PDF

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Abstract

ウエハの表面の傾斜変動を用いて表面欠陥を検出する部材と、複数の点でウエハの表面によって反射された光の強度変動を用いて表面欠陥を検出する部材と、ウエハの表面によって分散された光強度を検出する部材と、光源と、前記検出部材の上流に接続された検出・分類機構を含む半導体ウエハの欠陥を検査する装置。
【選択図】
図1

Description

本発明は半導体ウエハまたは基板の製造中または製造後、または集積回路製造時に、これを検査および確認する分野に関する。
半導体ウエハ直径が増加する傾向は、それらを極めて注意深く取り扱わなければならないこと、およびそれらが壊れやすくなることを意味する。これに加えて、半導体ウエハ上のパターンエッチングの微細度が増すことにより、ウエハの各構成要素は製造欠陥の影響を受け易くなる。従来、半導体ウエハは作業者によって目視的に検査されている。実際、経験のない観察者にとっては鏡のような外観を持つ半導体ウエハ上の比較的小さな欠陥を、人間の目によって識別することができる。製造の品質が高いほど、人間の目は小さな欠陥を更に識別することができる。高度な微細度へとエッチング技術を開発することは、人間の目が、特にある種の欠陥に対して限界に達することを意味する。
半導体ウエハの目視検査の職務遂行は進みが遅く、単調で厄介である。半導体ウエハが製造されるクリーンルーム内は、主な汚染原因である人間の存在度合いを少なくすべきことが望まれる。一般に、検査装置による遂行は遅く、比較的低い性能であり、作業者に依存するものである(したがって、結果の再現性は低い)。最終的に、目視検査では、プロセスを統計的に監視するため、および欠陥または問題原因を究明するために望まれる十分な統計的データ、特にウエハ面内の位置、欠陥のサイズまたは種類といったデータが得られない。
仏国特許文献第2931295号 米国特許文献第2008/7726 日本国特許文献第10056046号 韓国特許文献第20040024795号 欧州特許文献第1194803号 仏国特許文献第2914422号 欧州特許文献第288763号
本発明はこの状況を改善するものである。
半導体ウエハの欠陥の検査装置は、ウエハ表面の傾斜変動に基づく表面欠陥を検出する部材と、ウエハ表面によって反射された光の強度変動から表面欠陥を検出する部材と、ウエハの表面によって拡散される光の強度を複数の点において検出する部材と、これらの検出部材の下流部に搭載された、いくつかの光源、および検出・分類機構を含む。
第1の共通光源は、ウエハ表面上に投影する部材と、連続的な明縞模様と暗帯を交互に含むパターンを含むことができる。投影部材は、少なくとも300cd/cmの光度を有するスクリーンを含むことができる。この装置は、前記検出部材に共通の画像捕捉検出器を含むことができる。前記画像捕捉部材は、基板によって反射された縞部の変位を検出することができる。反射された光の強度変動に基づく表面欠陥を検出するための部材は、その画像の複数の点での強度を計算し、反射された強度の画像を生成する部材を含むことができる。検出・分類機構は、反射強度の画像において欠陥が可視か否か、およびウエハ表面の傾斜変動の画像において可視か否かに基づいた分類グリッドを含むことができる。検査装置は、少なくとも1つのウエハ支持部材に適合したウエハ輸送アームと、ウエハの対向するエッジ部を離れて保持するように構成された2本のアームを有する固着用クランプであって、実質的な垂直位置と実質的な水平位置の間でウエハを回転可能なようにシャフトに回転可能に搭載されたウエハ固着用クランプと、ウエハを通る平面において対称的にウエハの各々の側に実質的に垂直位置に配置された少なくとも2つの検査システムと、を含む機械の一部分として形成されることができる。検出・分類機構は、前記検査システムからの出力に接続することができ、分類グリッドによって、互いに近接に位置するウエハの2つの面上で欠陥が可視か否かが考慮される。その機械は、検査装置から独立して成ることができる。実際に、検査システムは出力画像を提供し、そこから検出・分類システムが解析を行い、出力として、欠陥を含む領域の画像と共に欠陥の性質、位置および特徴(サイズ、大きさ等)を含む結果ファイルを提供する。この解析は、画像の生成後すぐに、または、得られた画像のファイルが遠隔ステーションに供給された後に行うことができる。このプロセスは、仏国特許文献第2931295号に記述されている。
半導体ウエハ検査装置は、少なくとも1つのウエハ支持部材を備える少なくとも1本のウエハ輸送アームを含むことができる。前記アームは、少なくとも1つの実質的に直線部分を含む軌道に沿って少なくとも1つのウエハを移動するように構成される。少なくとも1つの支持部材は、ウエハを実質的に水平に保持するように支持表面を画定することができる。その装置は、輸送アームの上方に、少なくとも1つの線形時間遅延積分型カメラを含むことができる。そのカメラは、前記軌道の直線部に交差する視界を有することができ、それによって、半導体ウエハの上面が軌道の直線部に沿って動く際に、前記カメラによって半導体ウエハの上面を観察する。その装置は、軌道の上方に、少なくとも1つの線形カメラを含むことができる。その装置は、ウエハの裏面を観察するために、軌道の下方に1つ以上の線形カメラを含むことができ、支持部材は、行き径路上に第1空間、および戻り径路上に第1空間とは異なるまたは第1形状とは異なる形状の第2空間を有し、軌道の直線部分に沿ったウエハの行き径路に沿う一部分および戻り径路途中の補完部分で、検査されるウエハの下面のほとんど全てを検査可能にする。その装置は、支持部材に適合した2本のウエハ輸送アームを含むことができ、第1アームの支持部材は、第2アームの支持部材とは異なる空間または異なる形状を有し、第1アームはウエハを行き方向に移動させるように構成され、第2アームによって戻り方向の移動が行われ、これにより、ウエハの下面において行き径路の途中の一部分および戻り径路の途中の一部分の全てで検査可能にする。そのカメラは、例えば、長さにおいて2000画素以上および幅において48画素以上を有する画素の矩形マトリックス、および半導体ウエハ表面検査時にある幅の画素を合計する合計部材を含むことができる。その単一カメラあるいは複数のカメラは、紫外線照射に対して高い感度を有することができる。その装置は、棒状の電界発光ダイオードを含む光源を含むことができる。
その装置は、照明手段と解析手段を備えたクロマティック(色)共焦点顕微鏡を含む搭載半導体ウエハ検査システムを含むことができる。照明手段は、多色光源、スリット、およびアッベ数が50未満の少なくとも1つの材料から作られたレンズを含む軸方向色分散対物レンズを含むことができる。解析手段は、前記対物レンズ、色フィルタースリット、および光強度センサをその順序で含むことができる。照明手段のスリットおよび解析手段のスリットは、検査中ウエハのエッジ部から実質的に同じ光学距離に配置することができる。検出・分類機構は、搭載検査システムの出力に接続することができる。分類グリッドにより、搭載検査システムによって提供される画像において欠陥が可視か否かを判断する。照明手段のスリットにより、線形化部材を形成することができる。光源は、一組の電界発光ダイオード、および光強度を線形に沿って表示する手段を含むことができる。
半導体ウエハ欠陥を検査するプロセスは以下の工程を含む。:ウエハ表面の傾斜変動が第1の表面欠陥検出部材によって測定され、共通の光源を使って照射されたウエハ表面での反射光の強度変動が同様の部材によって同様の捕捉過程中で測定され、前記検出部材の下流に搭載された検出・分類機構により表面欠陥が分類される。
欠陥および半導体ウエハの検査プロセスは、第1の表面欠陥検出部材によってウエハ表面の傾斜変動が測定される工程と、第2の表面欠陥検出部材において共通の光源を使って照射されたウエハ表面での反射光の強度変動が測定される工程と、前記検出部材の下流に搭載された検出・分類機構により表面欠陥が分類される工程とを含むことができる。
第1表面欠陥検出部材および第2表面欠陥検出部材は、前記ウエハの他の特徴の検査過程中に同時に起動することができる。
輸送アームに取り付けられた少なくとも1つの支持アームに載せられたウエハは、少なくとも1つの直線部を含む軌道中を動くことができる。軌道の直線部の道程中に、少なくとも1つの線形時間遅延積分型カメラは、ウエハの上面の観察を行うことができる。その検査は、静的検査の前および/または後に行うことができる。
以下の工程を提供することができる。:輸送アームに取り付けられた少なくとも1つの支持部材に載せられた半導体ウエハは、少なくとも1つの直線部を含む軌道に沿って移動し、軌道の直線部の道程中に少なくとも1つの線形時間遅延積分型カメラはウエハの上面において観察を行う。
本発明は、例示された多くの実施形態の詳細な説明を読み取ることによってより良好に理解されるであろうが、限定されるものではなく、以下の添付図面によって示される。
半導体ウエハなどの平坦なディスク用の検査機械の概略斜視図である。 枠組みおよびカバー部材を取り除いた図1の機械の前側立面図である。 図1の機械を上部から見た図である。 第1位置におけるクランプの側部からの概略図である。 第2位置におけるクランプの側部からの概略図である。 クランプの1つのアームの横断断面図である。 プロセス中の工程を示すフローチャートである。 プロセス中の工程を示すフローチャートである。 平坦なディスク用の検査機械を上部から見た図である。 欠陥検査組み立て品の概略図である。 欠陥の検査工程のフローチャートである。 半導体ウエハの概略図である。 図12の詳細図である。 搭載半導体ウエハ検査装置の概略図である。 図14の変形図である。 一実施形態による検査装置の概略図である。 処理ユニットの概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 局部的な傾斜による表面欠陥の検出を図示する概略図である。 線形暗視野センサによる欠陥検出を図示する概略図である。 線形暗視野センサによる欠陥検出を図示する概略図である。
一般に、現在の検査機械は、プレート上に載る水平位置での半導体ウエハ用に設計されており、米国特許文献第2008/7726号(US2008/7726)、日本国特許文献第10056046号(JP100 56 046)、および韓国特許文献第2004−0024795号(KR20040024795)を参照されたい。同じことは、複雑な反射屈折式構造が記載されている欧州特許文献第1194803号(EP1 194 803)にも適用される。一般的に導入された解決手法は、測定中ウエハが配置または保持される、測定可能面よりも平坦な参照面を使用することを含む。この参照面は、一般に固体支持体のそれである。その面とウエハ間の接触は、裏面の汚染原因となる。これに加えて、この方法では、表面測定中は裏面が隠される。
本出願人は、静的に垂直位置にあるウエハ検査機械を開発しており、仏国特許文献第2931295号を参照されたい。ウエハ平面に対して垂直方向での欠陥検出において、優れた感度が達成される。
ウエハ平面に対して平行方向での欠陥検出において高速で優れた感度を得るために、本出願人は動的な(on the fly)ウエハ検査機械を設計した。動的検査は、特に上流および下流における隣接プロセスの速度維持を可能にする。検査は同時に行われる。これに加えて、ウエハ平面に対して平行方向での高い感度を追求することにより、ウエハを水平位置で保持可能にする。本出願人は、水平位置での同時検査では、特に読者に参照が推奨される仏国特許文献第2931295号による機械上の既存機械間におけるウエハ移動を可能にさせることに気が付いた。そのウエハは、検査の間実質的に水平位置で移動する。ここで、実質的に垂直とは±1°を意味する。慣例上、ウエハの対向表面は、ウエハが垂直位置にあるときでも、移動中にフォークで支持されるウエハの水平位置を基準に、上部および下部と呼ばれる。
ウエハを支持するように設けられた支持部材は、フォークを形成することができる。したがって、支持部材は、ウエハの下面の一部分を隠し、他の部分は開放状態で、ウエハを水平位置で移動することができる。フォークにより、移動中の試験過程中、半導体ウエハに対して良好な機械的安定性および自らの重さによる許容限度内での変形がもたらされる。輸送アームは、少なくとも2つの連結軸を含むことができる。輸送アームは、タレットによって支持される。タレットは、2本のウエハ輸送アームを支持することができる。タレットは、滑動部上を横方向に移動するように搭載される。2本の輸送アームを有するタレットは、ウエハ貯蔵部と固着クランプ間のウエハ移動を最適化することができる。
その装置は、カメラによる撮像を制御するように構成された制御ユニット、および必要に応じて少なくとも1つの光源を介した照明を含むことができる。制御ユニットは、カメラと光源を同期するように、カメラに接続された少なくとも1つの出力、および対応する光源に接続された少なくとも1つの出力を含むことができる。光源は、棒状の電界発光ダイオードを含むことができる。
各画像は、100ミリ秒〜3秒オーダーの露光時間で撮像される。カメラからの転送時間は、50ミリ秒〜1秒オーダーとすることができる。その装置は、軌道の上方に、少なくとも1つの線形カメラを含むことができる。いくつかのカメラが使用される場合、各カメラは、システムの解像度および欠陥検出感度を向上させるために、表面の各部分を検査するのに用いられる。
その検査は、読者に参照が推奨される仏国特許文献第2914422号による装置を基本として実施されるが、ウエハ表面で反射された光の強度変動に基づく表面欠陥検出部材を追加することによって改良が成される。前記部材は、ウエハ表面の傾斜変動に基づく表面欠陥検出部材を有する共通センサからデータを受け取る計算モジュールを含むことができる。共通センサは、特にCCDタイプのカメラを含むことができる。2つの検出部材に共通の光源は、パターンの放出信号を受け取るビデオスクリーンを含むことができる。
一実施形態では、「時間遅延積分」の頭字語「TDI」でも知られる1つ以上の時間遅延積分型カメラを用いることもできる。この種のカメラは、欧州特許文献第288763号文献に記載されている。TDIカメラは、センサ要素のマトリックス、および露光時間中のウエハ移動に起因した動きを補正するように構成された補正ブロックを含む。センサ要素によって生成された電荷は、事実上同じ速度で移動する。オフセット読み取りレジスタを通してセンサ要素のマトリックスを読み取ることにより、移動が行われる。オフセットは、ウエハの移動速度に基づいて計算される。
この実施形態において、ウエハ表面は、LEDに基づくことのできる強い照明システムによって照射される。照明システムは、TDIカメラとは反対側の領域上に焦点を合わせる。ビームは、表面から直接反射された光がカメラ開口部の外側に位置するように指向される。この場合、カメラは、表面によってまたはその上に存在する要素によって、それらが基板に属するものであるか表面に付着しているものであるかにかかわらず、分散された光だけを検出する。
その装置は、ウエハ下面を観察するために軌道の下方に線形カメラを含むことができる。支持部材は、1つの行き径路に沿った第1ギャップまたは第1形状、および戻り径路に沿って第1空間または第1形状とは異なる第2空間または第2形状を有することができる。ウエハの下面全てを、軌道の直線部に沿うウエハ行き方向へ移動途中の一部分、および戻り方向へ移動途中の少なくとも補完部分で検査することができる。
その装置は、支持部材に適合した2本のウエハ輸送アームを含むことができ、第1アームの支持部材は第2アームの支持部材とは異なる空間を有し、第1アームはウエハを行き方向へ移動させるように構成され、第2アームによって戻り方向への移動が行われ、それにより、ウエハの下面全てを、行き方向へ移動途中の一部分、および戻り方向へ移動途中の一部分において検査可能にする。
その単一のカメラあるいは複数のカメラは、紫外線に対して高い感度を有することができる。カメラは、長さにおいて2000画素以上および幅において100画素の矩形マトリックス、および半導体ウエハ表面検査時にある幅における画素を合計する合計部材を含むことができる。
検査は、特にウエハが静的検査に向かってまたは静的検査から移動する際に、静的検査の前および/または後に行われる。静的検査から移動するときに輸送部材によって隠されるウエハ下面の一部分は、静的検査に向かって移動するときに輸送部材によって隠される部分とは異なる。輸送部材の空間または形状は、行きおよび戻り行程で異なることができる。ウエハの下面と輸送部材の相対位置は、行き方向への移動および戻り方向への移動で異なることができる。
検査装置は、少なくとも1つのウエハ支持部材に適合したウエハ輸送アームと、ウエハの対向するエッジ部を離れて保持するように構成された2本のアームを有する固着用クランプであって、実質的な水平位置と実質的な垂直位置の間でウエハを回転可能とするようにシャフトに回転可能に搭載されたウエハ固着用クランプと、ウエハを通る平面において対称的となるように対抗する両側に配置された少なくとも1つの検査システムと、を含む機械の一部分を形成することができる。各検査システムは、少なくとも1つの光源と、一方の側に配置された少なくとも1つのカメラと、少なくとも1つの光源を含むことができ、対向する各カメラは、ウエハ表面で反射された光を捕捉する位置に各々配置され、各光源は、前記表面に向かって入射ビームを発するように配置される。輸送アームは、少なくとも2つの連結軸を含み、少なくとも1本のウエハ輸送アームを支持するタレットによって支持されることができ、タレットは、滑動部上を横方向に移動するように搭載されている。クランプの各アームは、特に一般的にV字形状の溝を有することができ、もう一方のアームに対向する面に備えられる。少なくとも1本のアームは、前記アーム間で保持されたウエハの平面に実質的に垂直な軸に沿って枢動可能となるように搭載することができる。移動部材は、クランプのアーム間の開口部よりも小さな横方向寸法を有することができる。各光源は、モニター、特にLCDスクリーンを含むことができる。カメラは、光源の上方に配置することができる。制御ユニットは、光源による平行光線の表示を制御するように構成することができる。制御ユニットは、カメラに接続された少なくとも1つの出力と、対応する光源に接続された少なくとも1つの出力とを、カメラと光源を同期させるように含むことができる。制御ユニットは、光源により照明された楕円領域および外側エッジ暗部を制御するように構成することができる。制御ユニットは、光源による異なる色の表示を同時に制御するように構成することができる。制御ユニットは、前記光源による交互照明を制御するように構成することができる。
半導体ウエハ検査時には、検査される半導体ウエハは、輸送アームに取り付けられた少なくとも1つの支持部材によって移送され、クランプの一部分を形成する離れたアーム同士によってウエハの対向するエッジ部を固着し、クランプはシャフトの周りを回転してウエハを実質的な水平位置から実質的な垂直位置に移動させ、ウエハ側に配置された光源および前記ウエハを通る平面に対して対称的なウエハのもう一方の側に配置された光源は、それぞれ各光源に対向するようにウエハの表面に向かって入射ビームを発し、ウエハの一方の側に配置されたカメラおよびもう一方の側に配置されたカメラは、対向するウエハ表面によって反射された光を捕捉する。時間遅延積分線形型カメラは、支持部材の行き方向および戻り方向への輸送工程中に撮像する。
図1〜図3には、カバーが開放状態の検査機械1が示されている。より詳細には、図1では、前面カバーおよび2つの側面カバーが開放されている。図2では、前面カバーが開放されている。図3では、上部カバーが開放されている。もちろん、検査機械1は、稼動状況ではそのカバーは閉じられている。カバーは不透明であり、カメラを妨害する恐れのある寄生光の入光を防止する。これに加えて、図1では、他の部分がより良好に見えるように、2つのスクリーンのうちの1つ、対応するカメラおよびクランプ支持体が省略されている。図2においても、クランプおよびクランプ支持体は省略され、基板は実質的に垂直な検査位置で示されている。
図1〜図5で見られるように、検査機械1は、検査チャンバ3および供給チャンバ4を形成する、例えば機械的に熔接されたタイプであるフレーム2を含み、チャンバは、窓6が空けられた隔壁5によって分離されている。フレーム2は、カバーで覆われる。検査チャンバ3は、図2や図3の中間を通る垂直面において対称的な構造を有する。検査機械1は、層流式の濾過空気給気部8を含み、チャンバ3中に矢印7で示すような下方向の空気移動を発生することが可能である。空気給気部8は、チャンバ3の上壁を形成する。測定チャンバの床部分には、2つのグリッドから成る積層部を含み、グリッドの片方は他方をオフセットしてその開口部から流れ出る空気流を制御するのに用いられ、それにより、測定チャンバ内の過剰な圧力を制御する。
図1および図2で見られるように、検査機械1は、検査機械1の中心を通る、または垂直位置に保持された検査中の基板11を通る垂直面において対称的に搭載された2つのビデオスクリーン9および10を含む。各スクリーン9、10は、例えば関節接合式の支持体12上に着座させ、基板11の平面に実質的に平行な軸、例えば実質的な水平軸にスクリーン9および10を指向させることができ、スクリーン9、10の位置に関しては、測定面に対して横方向への動きを調節できる。スクリーン9および10は、お互い対向するように距離をおいて搭載され、例えば10〜30°の角度で僅かに上向きに指向される。スクリーン9および10は、LCD式とすることができる。スクリーン9、10は、検査される基板の直径の1.6倍以上の高さ、例えば、直径300mmの基板に対して54cm、直径450mmの基板に対して72cmの高さを有する。
照明スクリーンの辺は、従来、高さ、幅と呼ばれる。従来のビデオディスプレイ部を用いたときのスクリーンの指向性を参照して、高さは、スクリーンの表示領域において、より小さな寸法部分を意味する。
また、検査機械は、検査チャンバ3内に配置された2つのカメラ13、14を含む。カメラ13、14は、支持体12によって支持される。1つの支持体12は、スクリーン9または10と、カメラ13または14に共通である。カメラ13は、図1ではフレーム2の直立部によって隠されている。また、カメラ13、14の位置、特に高さ、幅、および長さを調節することができ、長さとは、基板11に対する水平方向の距離に対応している。また、カメラ13および14の角度の指向性を調節することができる。カメラは、CCD(電荷結合素子)型またはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)型とすることができる。スクリーン9およびカメラ13は、第1検査システムを形成する。スクリーン10およびカメラ14は、第2検査システムを形成する。第1および第2検査システムは、対称的なものである。
各スクリーン9、10が、基板11の対応する面11a、11bにそれぞれ到達する入射ビームを発し、カメラ13、14が面11a、11bで反射されたビームを捕捉するように、検査チャンバの一方の側にあるスクリーン9、基板11、およびカメラ13、およびもう一方の側にあるスクリーン10、基板11、およびカメラ14のそれぞれの位置が選択される。面11aおよび11bは平行である。入射ビームは、基板11の全てには到達しない。面11a、11bが十分に照明され、カメラ13および14が面11a、11bの欠陥を示す光信号を検出できるように、相対的な位置が選択される。スクリーン9、10の光度およびコントラストは、カメラ13、14による欠陥検出を促進するように高いレベルに調節される。さらに、チャンバ3の不活性表面は、使用波長で最大の吸収を有する。言い換えれば、検査チャンバ3の不活性表面は黒色である。このようにして、カメラ13、14の阻害が制限される。
カメラ13、14は、表面11a、11bの直角に対して僅かに傾けられ、表面11aの最頂部とカメラの対物レンズの間の距離は表面11aの最下部とカメラ13の対物レンズの間の距離よりも小さくなるようにわずかにねじれている。同じことは、その対向面11bに対するカメラ14にも当てはまる。このため、カメラ13、14は傾斜した対物レンズを含むことができ、焦点面を傾斜することによって、検査される全ての表面領域の明瞭な画像を得ることを可能にする。
検査機械1は、基板11を保持するクランプ15を含む。図1および図3に見られるクランプ15は、図4および図5で詳細に示され、水平受け取り位置および垂直検査位置における基板11をそれぞれ示している。クランプ15は、フレーム2に着座するベース部16、タレット17、および2本のアーム18、19を含む。ベース部16は、矩形体といった一般的な形状を有することができる。タレット17は、ベース部16上で実質的に水平で窓6を通る軸上に関節接合される。タレットは、少なくとも90°回転するように設計されている。180°の回転により基板11を反転させることが可能となり、これはいくつかの用途において有用である。タレット17は、ベース部16に配置された電気機械的駆動システム、例えばステッピングモーターによって回転することが可能となる。
アーム18および19は、基板11がアーム18および19によって運ばれるとき、基板11に対して垂直の面において対称的である。各アーム18、19は、タレット17上に、基板11に垂直でタレット17の旋回軸からオフセットされる自身の軸に対して関節接合される。変形例では、アーム18、19は同軸とすることができる。他の変形例では、アームのうちの1本はタレット17に対して動かない状態であり、もう一方のアームは関節接合される。タレット17は、アーム18、19を駆動する部材、例えば2つのステッピングモーターといった形態、あるいは、1つのステッピングモーターとアーム18および19の角度位置がどうであれ対称的に維持するギアといった形態を含む。アーム18および19は、基板11に接近または離れるのに用いられる開放位置と、基板11の外側エッジ部11cを把持する位置との2つの操作位置の間を旋回することができる。図4および図5は、把持位置を示す。
より詳細には、各アーム18、19は、タレット17の寸法が基板11の直径よりも小さい肘関節形状である。言い換えれば、アーム18、19は回旋形状を有する。アーム18、19の各々は、もう片方のアーム19、18の内面に対向し、基板11の外側エッジ部11cに接触するように設計され内面18a、19aを有する。内面18a、19aは、タレット17の旋回軸に対して平行に走る溝20を有する。図6に見られる溝20は、基板11の外側エッジ部11cと共に都合よく作用するV字形状の横断面、または半円形、またはオジーブ(S字曲線)形状を有することができ、図4に示した基板11の水平位置、および図5に示した垂直位置の両方、および中間位置において、小さな力による保持で基板11の変形、特に検査位置におけるゆがみを無視できる程度まで低減する良好な保持性を与える。
検査機械1は、検査前には基板11をクランプ15に運び、検査後には基板をクランプ15から排出するように設計された基板対処部材21を含む。対処部材21は、供給チャンバ4内に配置される。対処部材21は、隔壁5に備えられた窓6を通ることの可能な操作部材を備えたロボットの形態をとることができる。
検査機械1は、複数の基板11を貯蔵するための2つの可動容器22、23を含む。容器22、23は、内部隔壁5の反対側でチャンバ4の壁によって支持される。容器22、23は、検査機械1から分離されるときには閉じるように自動閉鎖式とすることができる。同様に、対処チャンバ4の壁には容器22、23と対向する窓が設けられ、容器22、23が完全に取り除かれる前に供給チャンバ4を閉じる自動カバーを備える。したがって、塵埃によって基板11および検査機械1のチャンバが汚染されることが制限される。
検査機械1は、基板11用のプリアライメント部材24を含む。プリアライメント部材24は、隔壁5に沿って供給チャンバ4の長手先端部に配置される。これに加えて、検査機械1は、電気引き抜きの形態をとることのできる制御・処理ユニット26を含む。制御ユニット26は、供給チャンバ4の長手先端部に、分離隔壁27を有してプリアライメント部材24に対向して配置される。また、処理ユニット26は、隔壁5に接触することができる。制御ユニット26は、スクリーン9および10、カメラ13および14、クランプ15および対処部材21に接続される。
対処部材21は、隔壁5に平行な軸に沿って、フレーム2に対して横方向に移動可能なタレット28を含む。したがって、対処部材21は、ある位置でプリアライメント部材24に向かって開放部25aに接近し、別の位置で窓6、対向するクランプ15に近づく、または容器22若しくは対向する容器23に近づくことができる。タレット28は、フレーム2と一体の滑動部29に沿って移動可能である。対処部材21は、タレット28によって支持された2つの関節接合軸を有するアーム30、およびタレット28に対向するアーム30の先端によって支持されたフォーク31を含む。アーム30の関節接合軸は、実質的に垂直とすることができる。言い換えれば、アーム30は、互いに平行で、フォーク31上に着座した基板11の平面に対して垂直な2つの関節接合軸を有する。
稼働中、図7に参照されるように、制御ユニット26は、対処部材21、クランプ15、スクリーン9および10、並びにカメラ13および14を制御する。対処部材21は、検査の必要な複数の基板を収容した対向容器22を移動させる。フォーク31は、基板11の下方を通り、基板11を数百ミクロン〜数ミリメートル持ち上げ、容器22から支持する基板11を引き抜く。次いで、取り扱い部材21は、基板11をプリアライメント部材24に移動させ、例えば、放射状動作で駆動される三つ又手段によって基板11が適切に配置されて基板11の外側エッジ部11cと接触することを確実に行う。次いで、フォーク31は基板11を取り上げ、窓6を通過し、それをクランプ15のアーム18と19の間に置く。フォーク31は、基板11がアーム18と19の高さに位置するように、アーム18および19の極僅か下方にある。アーム18および19は、基板11の外側エッジ部11cを締め付ける。フォーク31は、基板11から降下して離れ、基板をアーム18と19の間、詳細には溝20内に保持される。次いで、対処部材21は、フォーク31を、例えば対処チャンバ4内に回収する。
クランプ18と19の間で元来実質的に水平である位置に保持された基板11は1/4回転され、図1に示した実質的に垂直な位置に動かされる。次いで、制御ユニット26は、基板11の表面11aをスクリーン9によって照明するためにクランプ15によって静止させ、適切な検査が始まる。スクリーン9は、実質的に垂直な交互明暗光線を表示し、次いで、実質的に水平な交互(白色または色彩の)明暗光線35を表示し、これをq=1〜20の範囲でq回行う。同時に、カメラ13は、例えば100〜3000ミリ秒の期間、撮像する。カメラ13は、各種光線毎に連続的に撮像することができる。次いで、スクリーン9が消灯され、スクリーン10が基板11の表面11bを照明する。スクリーン10は、図2に参照されるようなスクリーン9と同様の光線、特に垂直光線34を表示する。カメラ14は1つ以上の画像を同時に撮る。カメラ13および14で撮られた画像は、制御ユニット26に伝送され、あらゆる欠陥、特に基板の表面11aおよび11bの平坦度または外観上の欠陥の有無を確証する処理を行う。有利には、この一連の作業は、スクリーン/カメラシステムが上面および下面の検査を独立におよび同時に行う、同時モードに置き換えることができる。
一実施形態において、照明は、スクリーン9および10の全面から提供される。出願人は、基板11の表面11aおよび11bの各スクリーン9および10上への幾何学的な投影に対応するように、スクリーン9および10の楕円領域32への照明を制限することは有用であることを見出した。この場合、垂直光線34、次いで水平光線35が楕円領域32内に表示され、スクリーンの外側エッジ部33は暗いまま残る。検査チャンバ3内で分散する光量は低減され、カメラ13および14の阻害は低減されるので、品質が向上した信号を与えることが可能となる。
続いて、基板11を実質的に垂直な位置に静止させた工程が終了すると、制御ユニット26で制御されるクランプ15のタレット17は、実質的に1/4回転して基板11を実質的に水平な位置に戻す。対処部材21のフォーク31は、基板11へと安全な距離まで、例えば数ミリメートル程度まで進み、次いで基板11の下面11bに近づくまでゆっくりした速度で垂直に上昇する。次いで、アーム18および19は、締め付け位置から開放位置に動き、基板11をフォーク31上に着座させる。
フォーク11は、検査チャンバ3を離れ、供給チャンバ4へ移動して基板11を容器22および23に置く。そして、サイクルが繰り返される。もちろん、検査機械の生産性を高めるために、対処部材21は、クランプ15に前もって移送された基板11をカメラ13および14によって検査する工程の間、ある基板11を取りに行き、プリアライメント部材24に移送するように制御することができる。図7のフローチャートに見られるように、スクリーン9/10による照明およびカメラ13、14による観察の工程は、十分正確なデータが得られるまで繰り返すことができる。サブ工程pの数は1〜10の範囲である。
図9における実施形態では、対処部材21は、各々フォーク31、32を備えた2本のアーム30、33を支持するタレット28に適合することが可能である。次いで、検査機械1の生産性は、図8のフローチャートに沿って向上させることができ、上流フォークとして記載されるフォークのうちの1つをカメラ13および14による検査前の対処工程に専念させ、一方で、下流フォークとして記載される追加のフォークをカメラ13および14による検査後の対処工程に専念させ、検査された基板11をクランプ15から容器22または23へ返却する。
いくつかの工程は、各工程に必要な時間、特にカメラ13および14による検査の時間に応じて同時に行うことができる。より具体的には、上流のフォークは、前の基板がカメラ13および14による検査過程にある間、プリアライメント部材24から基板を取り除き、次いで、上流のフォークは、下流のフォークによって前の基板が取り除かれるまで待機する。下流のフォークが前の基板11を処理チャンバ3から取り出すと直ちに、上流のフォークは次の基板を処理チャンバ3内に挿入することができる。言い換えれば、カメラ13および14による2つの検査工程間の時間が低減され、したがって、性能が向上する。
さらに、上流のフォークは、基板11をプリアライメント部材24へ移送後、基板11をクランプ15へ移送する、2つの実行すべき対処作業を有するが、一方で、下流のフォークは、検査された基板11を下流の容器23に移送する、1つだけの実行すべき対処作業を有する。制御ユニット26は、上流のフォーク31を優先させて、これもサイクル時間を僅かに減らす助けとなる。したがって、下流のフォークは、取り除かれるのを待っている検査済み基板に留まり、一方で、上流のフォークは、他の作業、例えば、基板を容器22から取り出してそれをプリアライメント部材24に移送する、または再び基板11をプリアライメント部材24から取り出す作業を実行する。
さらに、制御ユニット26は、スクリーン9および10を含む光源を同時に稼動するように構成することができる。容器22および23のうちの片方は上流の容器としての、他方は下流の容器としての機能を果たすことが出来る。容器22および23は、互いに作用して、容器22から取り出された基板11を、検査後に、可能であれば同じ位置に戻す。
図10に参照されるように、検査チャンバ40は、上述のように装備された検査機械1を含む。検査部材40は、更にまたは替りに、ウエハ表面の傾斜変動由来の表面欠陥検出用部材45、ウエハ表面で反射された光の強度変動由来の表面欠陥検出用部材41、および前記検出部材の下流に搭載された検出・分類機構42を含む。検出部材45は画像捕捉センサ46を含み、基板で反射された縞を検出する。画像捕捉センサ46は、検出部材41に画像データを提供することができる。画像捕捉センサ46は、「オミッション」型のカメラとすることができる。画像捕捉センサは、Kodak(登録商標)検出器を含むカメラとすることができる。画像捕捉センサは、250ms未満、好ましくは150ms未満の撮像時間で画像を取得することが可能である。画像捕捉検出器46は、基板がその視野内を動く際に10〜14枚の画像を取得できる。したがって、少なくとも時間あたり60枚の基板、好ましくは70または80枚の基板を検査することが可能である。画像捕捉以外の作業、特に伝送が同時に行われる。言い換えれば、画像は、次の画像または反対側の表面画像を取得する間に伝送される。
検出部材41は光源を含む。光源は、特に少なくとも300cd/cm、好ましくは500cd/cm超の光度で光をウエハ11の表面に投影するための例えばビデオスクリーンといった部材、およびビデオスクリーンによって表示されたパターンを備える。パターンは、連続的な明縞模様と暗帯を交互に含む。検出・分類機構42は、検出部材41の下流に搭載される。図10に参照されるように、検査部材40は、時間遅延積分型カメラ44を含むことができる。検査部材40は、半導体ウエハ701のエッジ部検査用のシステムを含むことができる。
検出・分類機構42は、どのような種類の欠陥が、その種類の検査を用いて見出されるか、見出されても良いか、および見出されないかを示す欠陥基準表を含むことができ、以下に参照される。出願人は、与えられた種類の欠陥が、ある検査モードによって検出できたり、検出できなかったり、またはある条件下で検出できたりすることの知見を得た。これは、主に、用いられた技術に関する欠陥のモフォロジーおよび特徴に起因している。起伏のある欠陥は、例えば、ある技術によって可視化する特徴を有するが、表面吸収のみを有する欠陥は、その技術では可視化されない。また、異なる種類のいくつかの欠陥は、ある技術により観察される時には比較可能な特徴を有するが、他の技術では異なる結果を得るということが起こり得る。したがって、技術を組み合わせることにより、各々の技術から得られた結果を比較し、これら欠陥の区別を可能にする。以下の表1は、一実施形態の一例であり、製造の一工程中で転写されなかった領域が反射度の検査、および可能ならば片面トポグラフィー検査によって検出され、横断しないスリップラインが片面のトポグラフィー検査によって検出され、横断するスリップラインが両面トポグラフィー検査によって検出され、薄膜層の堆積中に現れるホットスポットが反射度検査および暗視野時間遅延積分検査によって検出され、剥がれが反射度検査および両面トポグラフィー検査によって検出され、屈折率または厚さの均一性を欠く点または局所的な部分が反射度検査によって検出され、厚さの緩やかな変動に伴うマーブル模様部分が反射度検査によって検出され、切り傷がエッジ検査によって検出され、亀裂がエッジ検査、および可能であれば暗視野時間積分検査によって検出され、数ミクロンの微粒子が暗視野時間積分検査によって検出され、割線が暗視野時間積分検査および反射度検査、片面トポグラフィー検査、両面トポグラフィー検査によって検出され、数十ミクロンの大きな粒子が暗視野時間積分検査および反射度検査によって、および可能であれば片面トポグラフィー検査によって検出され、上昇する装置による接触跡が暗視野時間積分検査および片面トポグラフィー検査によって検出され、細い引っかき傷が暗視野時間積分検査によって検出され、太い引っかき傷が暗視野時間積分検査および反射度検査、および片面トポグラフィー検査によって検出され、供給処理チャンバの保持フィンガーによる跡が片面トポグラフィー検査によって検出される。
エッジ検査
半導体基板101の薄片は、マトリックスまたは線形カメラ型の観察システムの前で、基板を回転させることによって検査される。基板の薄片とは、図12および図13に参照されるように、エッジ部104が、基板の上面および下面、上方斜面または面取り部103、下方斜面または面取り部105、上方エッジ部102に近い領域、および下方エッジ部106に近い領域が実質的に垂直であることを意味する。
抜き取りチェックまたはエッジ面の小領域に制限された領域解析のために、小さな観察視野で高倍率であるような、処理は遅いが非常に高性能の検査システムを用いることができる。遅いシステムのうち、共焦点顕微鏡法を選択することができる。しかしながら、共焦点顕微鏡機器の捕捉速度は、半導体産業で実施されているような大量生産におけるシステム的な検査には使用不可能である。
ここで、出願人は、基板の直径、並びに多数の工程および熱処理の連続による製造プロセスの複雑さが増すと、それらが被る内部の機械的応力を増加させ、結果として、欠陥、例えば基板のエッジ部に存在する微小クラックが伝播する危険性を増加させることを見出した。さらに、収率の増加、すなわち同じ直径において基板当たりのチップ数が増すと、チップがエッジ部近くに配置されることになる。したがって、エッジ検査の関心が高まっている。半導体分野におけるフォトリソグラフィ装置用機器の焦点を制御するために、距離の測定に関してクロマティックコーディング(色符号化)が用いられる。厚さまたは距離を測定するには反射光の色解析が必要となるが、この情報を測定された対象物の幾何学的パラメーターに変換するために行われる。この変換には時間がかかる。
エッジ検査は、共焦点顕微鏡および使用される光学システムの色分散の使用に基づくクロマティック共焦点顕微鏡を使用する。一般に、共焦点顕微鏡は、機械的に光学焦点を再調節し、これによって表面のモフォロジーを推定する。この機械的再調節には時間がかかり、故障しやすい。さらに、移動すると一般的に摩擦を伴い、しばしばこれが粒子の生成源になることが判明し、これはマイクロ電子部品が製造される環境において望ましくない。
本発明の結果、良好に集束された狭い範囲の波長が用いられ、これにより明瞭な画像が生成される。必要であれば、波長の解析によって、共焦クロマティックセンサと解析された対象物の間の距離を求めることが可能になる。アッベ数50未満または35の材料から作られた少なくとも1つのレンズを含む強い色分散を有する光学システムによって、異なる波長に対して異なる焦点が刑成される。したがって、焦点は空間的に広がり、高い被写界深度が存在する。被写界深度は、数ミリメートルを得ることができる。
良好に集束した波長に応じた波長または狭い範囲の波長を維持することによって、光学的な自動焦点システムが得られる。この自動焦点システムでは、機械的な動きを省くことができる。対物レンズが照明手段と解析手段とに同時に属するならば、これは、検査される表面または対象物から同じ光学的距離に配置されたスリットによって達成される。これにより、上述の有利な特徴を有する複数の各点での捕捉が可能となる。照明および解析径路は、照明径路についてはスリットと対物レンズの間、解析径路については対物レンズと色フィルタースリットとの間に置かれた半反射シートによって分離することができる。スリットは、線形化された部材を形成する。
半導体ウエハのエッジ部検査用装置701は、照明径路および解析径路を備えるクロマティック共焦点顕微鏡を含む。照明径路は、多色光源、スリット、および50未満のアッベ数を有する材料から作られた少なくとも1つのレンズを含み色分散するように選択された軸方向色分散対物レンズを含む。解析径路は、同じ対物レンズ、色フィルタースリット、および光強度センサをその順序に含む。照明径路のスリットおよび解析径路のスリットは、検査中ウエハのエッジ部から実質的に同じ光学的距離に配置される。言い換えれば、これらのスリットは、対物レンズのエッジ部から同じ光学的距離に配置することができる。これにより、検査中に半導体ウエハのエッジ部に合焦しない波長は、空間的なフィルターをかけられ、除かれる。
半導体ウエハのエッジ部検査用プロセスは、エッジ部に多色光源が工程中照明され、入射ビームがスロットおよび50未満のアッベ数を有する材料から作られた少なくとも1つのレンズを含み分散を形成する対物レンズを通る工程と、およびその反射ビームが対物レンズを通過し、次いで半導体ウエハのエッジ部上で合焦しない波長に空間的なフィルターをかけて除くように構成された色フィルタースリットを通過した後に、反射ビームを収集する工程を含むことができる。収集は、光強度センサによって行われる。
光源は、一組の、例えば棒状の電界発光ダイオード、および線に沿って光強度を均等化するための部材を含むことができる。装置は、光強度信号を受け取って解析するためのセンサの出力に接続された処理ユニットを含むことができる。複数の光強度センサを提供することで前記エッジ部の複数のファセットを検査することができ、処理ユニットは、光強度センサからの出力データ用アセンブラを含み、その複数のセンサの検査結果ファイルを作りあげる。処理ユニットは、欠陥の種類、位置、反射度、形状または寸法によって分類を行うエッジ部欠陥弁別器を含むことができる。装置は、半導体ウエハのエッジ部により裏面分散された、または反射された光用の、処理ユニットに接続された出力を有するクロマティック解析器を含むことができる。次いで、処理ユニットは、対物レンズと半導体ウエハエッジ部の間の距離データを生成する抽出器を含む。対物レンズは100mm未満の光学直径を有することができ、その小さなサイズのために、制限された環境下でシステムの組み込みを可能にする。
検査される表面は、軸方向色分散の領域内の距離、言い換えれば、最短の焦点長さを有する入射光の波長と最長の焦点長さを有する入射光の波長の間の距離に配置される。装置は、合焦調節機構とは独立して、基板のエッジ部の位置を検査するために用いることができる。基板が回転する際に連続的に部分測定することにより、基板の完全な周辺画像を得ることができる。
検査装置は、センサによって提供される光強度情報を用いて、安価な機器および非常に速い捕捉でグレイスケール画像を提供し、これにより、大量生産に準拠したシステムを構成可能にしている。装置は自動合焦機能を有し、特に従来の画像システムに較べて、特に簡便で信頼性が高く処理が速い。この装置では、同様の倍率を有する従来の画像システムよりも、光学対物レンズとの距離を更に変化できる各点から成る大きな視野での観察を可能にする。
任意に、反射光の色解析によるトポグラフィー測定を、後続の検出された欠陥の解析といった、低速度だがより正確な用途のために実行することができる。また、トポグラフィー測定は、エッジ部の損失や、修復され再研磨される基板にとって特に有用である情報を定量化するのに用いることができる。
検査表面に対する対物レンズの位置は、数ミリメートル〜数センチメートルの距離にすることができる。一般に1つ以上のロボットによって基板を取り扱うのに用いられる、基板に近い空間を遮る程度を減少させる。所定のデジタル開口のために最大光を集めることができるように、いずれにしろ検査表面と対物レンズの間の距離を小さく維持するのが望ましい。
基板の回転速度は、直径300mmの基板で毎分0.1〜10回転、例えば光強度解析で毎分1〜10回転とすることができる。この回転速度は、異なる直径の基板において、同様の線速度、例えば光強度解析で毎秒0.1〜10メートル、より具体的には毎秒1〜10メートルの範囲を維持するように調節すべきであろう。
センサの解像度は、128〜10,000画素の範囲とすることができる。解像度は、求める欠陥のサイズおよび望ましい速度に調節することができる。光源はキセノン型のアークランプ、白熱ランプ、ハロゲンランプまたは電界発光ダイオード光源を含むことができる。電界発光ダイオードは、寿命、低消費電力および低い発熱の点で有利である。
光源によって発生された入射光は、照明システムのスリットを通過して、ビームを線形にする。光源および入射径路上のスリットを含む組み立て体は、線形光源を含む。次いで、入射ビームは、検査表面に到達するために、半反射プレートを通過した後、対物レンズを通過する。検査表面によって反射されたビームは、対物レンズ、半反射シートを通過し、入射径路の軸とは異なる軸に沿って離れていく。
次いで、反射されたビームは、検査表面上で合焦しない波長に空間的なフィルターをかける色フィルタースリットを通過し、これにより、画像の鮮明さを向上させる。色フィルターの下流では、反射されたビームは、合焦した波長または狭い範囲の波長を本質的に含むため、鮮明な画像が提供される。対物レンズの軸方向色分散が大きくなるにつれ、波長差が大きくなり、焦点長さの差が大きくなる。次いで、反射されたビームは光強度センサに到達する。光強度センサからの出力は処理ユニットに接続される。
図14に見られるように、クロマティック共焦点顕微鏡107は、検査中の対象物130、例えば半導体基板のエッジ部を照明する照明径路110、および処理・解析ユニット125に出力信号を提供する解析径路120を含む。照明径路110および解析径路120は共通部分、具体的には半反射プレート114および対物レンズ115を含む。
照明径路110は、光ビームを放射する広域スペクトル光源111、この光ビームを受ける空間フィルタースリット112、1つ以上のレンズを含むコリメーション光学系113、上記の半反射プレート114、および対物レンズ115を含むことができる。半反射プレート114は、コリメーション光学系113から生じた入射ビームを受ける。入射ビームは半反射プレート114を離れ、対物レンズ115方向に向けられる。対物レンズ115は強い軸方向色分散機能を有し、例えば少なくとも1つのレンズが色分散で特徴付けられた50未満のアッベ数を有する材料から作られている。例として、アッベ数を35とすることができる。入射ビームは、対物レンズ115を離れた後に、検査中の対象物130に到達する。光源111は棒状のダイオード111a、ホモジナイザー111b、出力レンズ111cを含むことができる。
解析径路120は、強い軸方向色分散機能を有する対物レンズ115、および半反射プレート114を含み、半反射プレートは、反射されたビームを、入射ビーム用の入り口軸とは異なる軸に沿って、コリメーション光学系113とは反対の機能を有する合焦光学系に向かって光の反転戻りの原理に従って伝送する。また、解析径路120は、合焦光学系121の下流に配置された空間フィルタースリット122を含む。また、スリット122は、検査中の対象物130から離れて配置されるが、これは照明径路110の空間フィルタースリット112と検査中の対象物130の間の距離と同じである。
空間フィルタースリット122の下流では、解析径路120は、反射されたビームの径路上に線形センサ124を含む。線形センサ124は、棒状に配置された一組のセンサ部材の形態をとることができる。センサ部材は、CCDまたはCMOS型とすることができる。センサ124の下流の顕微鏡107からの出力は、図17により詳細に示される処理・解析ユニット125に接続される。空間フィルタースリット112と122の存在、および対物レンズ115の強い軸方向色分散のため、検査中の対象物130の表面上で合焦しない波長はフィルターがかけられ除去されるが、これら波長が合焦した波長に対して空間的に相殺されるためで、この相殺の度合いは、対物レンズ115の軸方向色分散が強いほど大きくなる。フィルターがかけられた反射ビームは、解析径路120の空間フィルタースリット122を離れる時には、実質的に合焦した波長のうちの中心の狭い範囲の波長を含んでおり、その結果として、画像は非常に鮮明で、フィルターがかけられた反射ビームは対象物130の検査表面上の欠陥を表す。
この実施形態において、顕微鏡107は、検査中の対象物130の表面の反射度を測定する。反射度の変動は、検査された表面の欠陥を表す。このことから、欠陥のサイズおよび性質に関する比較的正確な情報を推測することが可能である。図15に示した実施形態において、顕微鏡107の解析径路120は、空間フィルタースリット122とフィルターがかけられた反射ビームの径路上のセンサ124の間に、分散要素123をさらに含む。分散要素123は、波長を空間的に分離する機能を有する。そのようにして得られたスペクトルはセンサ上に投影され、その後、最も強い波長に関する情報が入手可能となり、最適焦点距離の画像が提供されるであろう。分散要素123は回折系とすることができる。次いで、顕微鏡107は、対象物130の検査された表面からの顕微鏡107の局所的な距離を表す信号を出力として提供し、そこから検査された表面のトポグラフィーが推測される。クロマティック情報処理ユニットは、波長を、検査されるウエハのエッジ部とセンサの対物レンズの間の距離に変換する。この実施形態では、比較的処理の困難な信号が提供される。それは、他の手段、例えば、図14の実施形態による、半導体基板用の製造システムに組み込まれ得る顕微鏡107によって検出された欠陥を有する半導体サンプルまたは基板を検査するのに有用であることを示している。
したがって、製造システムに配置され、多数のまたは全ての製造された半導体基板を検査する図14の実施形態による顕微鏡、および前もって検出された欠陥を有する半導体基板を以前よりも2から10倍遅く検査するための、図15の実施形態による顕微鏡を提供することができる。したがって、図4の実施形態による顕微鏡は、製造システムから分離して配置され、そられ欠陥のために選択された半導体基板を受け取る。
図16に示される実施形態において、半導体基板101のエッジ部を検査するために複数の顕微鏡107、137、147が配置される。顕微鏡17、137、147は、図14の実施形態と同様になることが可能である。顕微鏡107は基板101の反対側104に配置される。顕微鏡137は基板101の上方に配置されて、上方斜面103および上方エッジ部102に近い領域を検査する。顕微鏡147は基板101の下方に配置されて、下方斜面105および下方エッジ部106に近い領域を検査する。顕微鏡107、137、147からの出力は、図17から参照されるように、共通の処理・解析ユニットに接続することができる。
処理・解析ユニット125は、複数の、ここでは3個の収集ボードを含む。各収集ボード151、152、153は、クロマティック共焦点顕微鏡107、137、147からの出力に接続される。また、処理・解析ユニット125は、収集ボード151、152、153の出力として提供された画像からある画像を生成するように構成された画像再構築ユニット154を含むことができる。画像再構築ユニットは、側部104の画像の上方エッジ部を上方斜面103の画像の下方先端部と比較し、側部104の画像の下方エッジ部を下方斜面105の画像の上方エッジ部と比較する。画像再構築ユニット154は、比較および組み立ての結果から、あらゆる重複部を検出する。
処理・解析ユニット125は、例えばソフトウェアの形態で1つ以上の画像処理ユニット155を含み、欠陥検出を補助する。画像処理ユニット155は、拡大、縮小、輪郭削り等の作業を行うことができる。これに加えて、画像処理ユニット155は、欠陥のライブラリ、およびライブラリにリストされた既知の欠陥と疑わしい欠陥を比較するための比較器を含むことができる。画像処理ユニット155は、出力として結果のファイルを、特に画像ファイルの形態として生成するように構成される。
他の実施形態において、画像処理は再構築の前に行われ、したがってより小さな画像サイズを有することによってより容易な処理を可能にする。結果の組み合わせにより、結果ファイルを組み合わせることが可能となる。
片面トポグラフィー
図18および図19を参照すると、本発明による装置は、連続的な明縞模様204および暗帯205を交互に含むパターン203を基板202上に投影するための手段201を含んでおり、前記パターン203は図19に示される。
基板202は、図示されない環形状型または例えば直径300mm基板用の3〜4個の支持点を有する形状型の支持体上に配置される。
明縞204および暗帯205は実質的に同じ幅を有するが、明縞204および暗帯205は、任意の幅をそれぞれ有することができる。
投影手段201は、プラズマスクリーンまたは「液晶ディスプレイ」の頭字語のLCDなどのスクリーン206を含み、スクリーンは、例えば基板202の上方に該基板202に対して垂直に近いように位置付けられ、コンピュータ207など可視信号用発光手段に接続され、連続的な明縞204と暗帯205を含む可視信号を受け取る。
50インチ型のLCDスクリーンが用いられるのが好ましい。実際に、LCDスクリーンの画素の均一性は、プラズマスクリーンの画素の場合よりもスリップラインの検出に更に適している。そのようなスクリーン206と直径300mmの基板202の距離は、例えば60cmである。
また、スクリーン206は、投影器によってパターン投影される投影スクリーンに置き換えることができる。全ての状況において、基板全体に渡って均一な解像度を得るために、スクリーン206は光学軸に垂直に配置されるのが好ましい。
パターン203は、スクリーン206の平面における構造化光に相当する。図19に示されたパターン203の実施形態において、縞に垂直な強度I(x)の分布は一般にギザギザとした刻み目があり(図22)、すなわち強度は0〜100%の間を周期的に変動する。
好ましくは、パターン203は、縞に垂直の強度I(x)の分布がほぼ正弦曲線である(図21)平行縞を含む。
正弦曲線の周期がスクリーン206において10程度の画素に相当するとき、強度分布は図22に相当する形態をとる。
この実施形態では、スクリーン206において例えば数十画素に相当する非常に細い縞204を用いるのが好ましい。1000画素のスクリーン206は、基板202で反射される数百本の明縞204と等価である。
これらの投影手段201は、連続的な明縞204および暗帯を交互に含むパターン203を基板上に投影することが可能な他の任意の等価な投影手段によって置き換えることができる。
これらの手段は、例えば、連続的な正弦曲線光源、すなわち非干渉光と、光源と基板間に配置されたグリッドを含むか、または波同士の干渉によって正弦曲線縞を生成する2つの球形波を含む干渉光源を含む。
さらに装置は、少なくとも1つの方向にパターン203と基板202の相対変位の手段を含む。この特定の実施形態において、変位手段は、規則的または不規則的な時間間隔で、明縞204と暗帯205を半画素分、1画素分、または数画素分オフセットするように、スクリーン206に伝送されるビデオ信号処理アルゴリズムを含むのが有利である。実際に、縞の周期は必ずしも画素に比例しない。
好ましくは、パターン203は単一画素で置き換わる。したがって、スクリーン上で十画素のピッチで正弦曲線強度を有する明縞204の場合、10個の異なる画像が記録される。
パターン203は、段階的に、すなわち、小さな変位によって、または連続的に1つ以上の方向に変位することができる。
図18を参照すると、装置は、特に基板202によって反射された縞204の画像およびその変位を記録する目的のセンサ208を含む。このセンサ208は、千百万画素の「電荷結合素子」の頭字語であるCCD型のセンサを有するデジタルカメラを含むのが有利である。カメラは基板202に対して調節され、基板202上で反射されるスクリーンの鏡像ではない。このようなカメラは、150msで画像を捕捉し、次いでデータを約300msでコンピュータに伝送することが可能である。したがって、本発明によるプロセスにより、1秒で、スリップラインを解像できる十分正確な画像が取得される。したがって、10個の連続画像では、データ取得に約10秒かかるであろう。したがって、毎分2または3枚の基板を処理することが可能であり、故に、毎時間100枚以上の基板を処理することが可能である。
このセンサ208は、基板202で反射された画像に関する情報を受け取り処理するためのコンピュータ207に接続される。
センサ208の解像度が高いほど、本発明による装置は基板の小さな表面欠陥をより多く検出する。
さらに、この特定の実施形態において、スクリーン206、基板202、およびセンサ208は、装置がいかなる振動も発生せず、部品間の摩擦に伴う汚染の原因にならず、調節からはずれないように固定される。さらに、装置は振動に対しての感度が低い。
この情報は、パターン203の縞204の変位から基板202の表面の湾曲を求めることによって処理される。
この基板202の表面の湾曲を求める方法は、センサ208によって伝送された信号から基板202の表面上の各点においてパターン203の縞204の位相オフセットを計算し、次いで基板202の表面上のその点で湾曲の半径を推測することのできる、コンピュータ207に記録されたアルゴリズムを含む。
また、装置は、基板表面の傾斜変動由来の基板202上の表面欠陥の有無を求める手段を含む。この表面欠陥の有無を求める手段は、第1アルゴリズムによって計算された位相オフセットから基板の表面上の全ての点で傾斜値を計算することのできる、コンピュータ207に記録された第2アルゴリズムを含む。
特に有利な方法において、装置は、基板202の表面上の欠陥の空間位置を求める手段を含む。この欠陥の空間位置を求める手段は、特定の閾値より大きいかまたは等しい湾曲半径を有する基板202の表面上の各点で基板202の固定参照点に対する横座標および縦座標を計算することのできるアルゴリズムを含む。
可変の実施形態によれば、この欠陥の空間位置を求める手段は、基板202上の他の傾斜分布とは統計的に異なる局所的な傾斜分布を有する基板202の表面上の各点で、基板202上の固定参照点に関する横座標および縦座標を計算することのできるアルゴリズムを含むことができる。
本発明による実施形態において、図20を参照すると、基板202はSOI(「シリコン・オン・インシュレータ」の頭字語)型の半導体基板を含み、その周辺に放射状の切り欠き209を有するディスクの形態を有する。この切り欠き209は、基板202の表面上に検出された欠陥210が位置することのできる正規直交基準座標に対する参照点を形成する。
これに加えて、装置は、各表面欠陥210の大きさ、および/または長さ、および/または形状、および/または配向性を計算し、次いでこれらの値をデータベース内のものと比較することのできる、コンピュータ207に記録されたアルゴリズムを含む表面欠陥の性質を求める手段を含む。
したがって、装置は、いくつかの種類の表面欠陥、特に微小欠陥、例えば基板周辺上のスリップラインなどの結晶の欠陥または基板の中心とエッジ部間の途中にある領域での支持物の衝撃によるものを検出し区別するために使用することができ、その寸法は長さの場合で数百マイクロメートルのオーダー、深さの場合でナノメートルのオーダーである。また、装置は、層を転写する工程と、次いでスマートカット(登録商標)プロセスを用いる剥離工程を含む製造プロセスにおいて出現する「非転写」ゾーン(NTZ)として知られる領域を検出することが可能である。
欠陥210の検出に悪影響を及ぼすことのある基板202上の塵埃堆積および基板202の変形を招きやすい重力ストレスを低減するために、基板202は垂直に配置されるのが有利である。
さらに、装置は、塵埃による基板の汚染を最小化するために、流体の流れ、好ましくは層流を発生する手段を有利に含むことができ、基板202は、流れの内側またはそれに近接および平行に展延するのが好ましい。
ここで、図18〜図21を参照して装置の機能性を説明する。
縞に垂直な軸上でその光強度が正弦曲線分布(図19)を有する縞204を含むパターン203は、前記基板の表面で反射された縞を生成するように、基板202上に1段階で投影される(図11)。
基板によって影響を受けた画像の強度は、以下の形態で書くことができる:
I=I(1+Acos(Φ+x))
ここで、I0、0、Φ、xは未知数であり、それぞれは、その基板202で反射された画像の平均強度、縞204のコントラスト、位相角、および第1の所定方向の空間座標を表す。
反射された画像上の各点でのこれらの値を求めるために、後続の工程で、パターン203および基板202は、基板202上のパターン203の縞204を転移するように少なくとも1つの方向に相対的に転移され、次いで画像各点での反射画像の平均強度I0、コントラストA0、位相Φを求めるために、基板202で反射された縞204の転移がセンサ208の手段によって単一工程で記録される。画像各点での反射画像の平均強度I0、コントラストA0、位相Φを求めるために、連続画像を捕捉することが必要である。連続画像は、3〜10個の画像を含むのが好ましい。
好ましくは、2つの連続画像のために、第1の方向に展延する平行な縞204を含むパターン203を第1の連続画像用に使用し、これらの縞204は第1の連続画像用に縞204の方向に対して直角に転移され、第2の連続画像用にパターン203は第1連続画像の縞204の方向に対して垂直な方向に展延する平行な縞204を含み、これらの縞204は縞204の方向に対して直交して転移される。
特に有利な方法として、連続画像は、縞204が基板202の主結晶軸に対して平行および/または垂直に展延するパターン203を投影することによって得られる。基板のこの結晶軸は、基板202周辺の放射状切り欠き209によって物理的に示され、図20が参照される。したがって、いくつかの連続画像を用いることができ、各連続画像では、その縞204が基板202の主結晶軸の1つに対して平行であるパターン203が用いられる。好ましくは、軸あたり10個の連続画像が記録される。このような配置により、単結晶基板に現れるスリップラインをより効果的に検出することができ、これらのスリップラインはその原子尺度での幅よりも実質的に大きい数百ミクロンオーダーの波長を有し、一般的に基板202の結晶軸に配列される。したがって、以下で分かるように、3つの連続画像は、縞204の転移、次いで基板上の欠陥210の有無および位置を正確に求めるのに十分である。
次いで、基板202の表面の湾曲は、パターン203の縞204の転移から求められる。なお、基板202の表面上の各点での湾曲は、パターン203の縞204の転移から反射画像の位相を測定することにより局所的な傾斜場を決定し、これにより局所的な傾斜場を導き出すことによって計算される。
局所的な傾斜とは、表面に対する局所的な接線を意味し、湾曲とは、湾曲の局所的な半径を意味する。
さらに他の工程において、基板202表面の湾曲変動から前もって計算されるように、少なくとも1つの表面欠陥が基板202上で検出される。
有利には、この少なくとも1つの欠陥を検出する工程は第1工程および第2工程に分割され、第1工程では、特定の閾値以上の湾曲半径を有し、および/または基板202の他の部分の湾曲分布とは統計的に異なる局所的な湾曲分布を有するような基板202表面上の点が決定され、第2工程では、基板202表面の傾斜および/または湾曲変動から欠陥210の空間位置が決定される。
前述のように、欠陥210のこの特定の位置は、基板202上の参照点から決定される。好適例として図20が参照され、基板202は、参照点を形成する放射状の切り欠き209を自身の周辺に有する平坦なディスクを含む。
本発明によるプロセスは、検出された表面欠陥の性質を決定する工程を含むことができ、これは、検出された各表面欠陥の大きさ、および/または長さ、および/または形状、および/または配向性を、特に反射度を測定することにより決定し、続いて幾何学的に周波数フィルターをかけ閾値化し、続いて1つの工程において検出された表面欠陥の性質を決定するために、検出された各表面欠陥の大きさ、および/または長さ、および/または形状、および/または配向性をデータベースと比較することによって得られる。閾値化の後、分類工程を行うことができる。分類工程は、時間積分により撮像された画像から由来する欠陥データを考慮して、エッジ部検査または両面トポグラフィー解析を含むことが可能である。
パターン203と202の相対転移は、直角となる2つの方向で起きる。
本発明によるプロセスおよびプロセスを実施する装置は、特に単結晶基板上の微小欠陥の検出に適しており、特に基板の結晶系に配列された平行な縞204が用いられる。
したがって、これに加えて、スリップラインは、基板202表面の引っかき傷よりも良好に示され、無論これは後者の結晶軸とは独立している。
好ましくは、プロセスは、「全ウエハ」型の単一の連続画像において、基板202自身周辺までの全表面解析を含み、特に時間あたり100枚の基板オーダーのスループットを有する。本プロセスでは、これらの条件下で、浅い欠陥、すなわち数ナノメートルオーダーの深さを有する欠陥を検出するときに、高い解像度を達成することができる。
また、基板の裏面を解析することもできる。この目的のために、装置は、基板の裏面上にパターンを投影する第2スクリーン、および第2センサを含むことができ、基板の両面が同時に解析される。可変の実施形態によれば、装置は、基板を裏返す手段、例えば、基板の周辺を固着するロボット化されたクランプを含むことができ、したがって、基板の両面が連続的に解析される。
線形センサ124の例が、図24および図25に提供される。線形センサ124は、棒の形態を有する。光源111は、発光ダイオードを含む。光源111は、基板101の主要表面に指向される。これは、上面または下面とすることができる。基板101は、矢印の方向に動かされる。光源111と線形センサ124の位置づけとして、線形センサ124が基板101の表面で反射されたビームに隣接するものの、その外側にあるように位置づけられる。線形センサ124は入射ビームの外側に配置されて、基板101の表面上に影が形成されるのを防ぐ。理論的に完全な表面は反射光を発生するが、欠陥を有する実際の表面は反射光と回折光を発生する。線形センサ124は欠陥に相当する回折光を捕捉する。線形センサ124の視野の暗部は、線形センサ124の技術的限界のために、いかなる欠陥も存在しない、または検出されない、基板101表面上の領域に対応している。

Claims (15)

  1. ウエハの表面の傾斜変動から表面欠陥を検出する部材を含む、半導体ウエハの欠陥を検査する装置であって、
    (a)前記ウエハの表面によって複数の点で反射された光の強度変動から表面欠陥を検出する部材と、
    (b)前記ウエハの表面によって分散された光の強度を検出する部材と、
    (c)光源と、
    (d)これらの検出部材の下流に搭載された検出・分類機構と、を含むことを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記光源は、連続的な明縞模様と暗帯を交互に含むパターンを前記ウエハの表面上に投影する部材を含み、前記投影部材は少なくとも300cd/cmの光度を有するスクリーンを含む。
  3. 請求項1または2に記載の装置において、
    前記装置は、前記検出部材各々に共通の画像捕捉センサを含み、前記画像捕捉センサは、前記基板によって反射された縞模様の転移中に局所的な光強度を測定することができ、前記反射された光の強度変動から表面欠陥を検出する前記部材は、複数の画像点で強度を計算して、前記反射された強度の画像を生成する部材を含む。
  4. 前記請求項のいずれか1項に記載の装置において、
    前記検出・分類機構は分類グリッドを含み、それによって、反射された強度の画像において欠陥が可視か否か、また、前記ウエハの表面の傾斜変動の画像において欠陥が可視か否かとなる。
  5. 請求項4に記載の装置において、
    前記検査装置は、ウエハを支持する少なくとも1つの部材を備えたウエハ輸送用のアームと、前記ウエハの対向するエッジ部を保持するように離れて構成された2本のアームを有する前記ウエハ固着用のクランプとを含む機械の一部分を形成し、
    前記クランプは、実質的な水平位置と実質的な垂直位置の間でウエハを回転できるようにシャフト上に回転可能に搭載され、
    少なくとも2つの検査システムは、前記ウエハの両側に、実質的な垂直位置で、前記ウエハを通る平面対称に配置され、
    前記検出・分類機構は、その検査システムの出力に接続され、
    前記分類グリッドにより、前記ウエハの2つの表面上の互いに近い位置で、欠陥が可視か否かが考慮される。
  6. 請求項4または5に記載の装置において、
    少なくとも1つのウエハ支持部材に適合した少なくとも1本のウエハ輸送アームを含み、
    前記アームは、少なくとも1つのプレートを、少なくとも1つの実質的に直線な部分を含む軌道に沿って移動させるように構成され、
    前記支持部材は、前記ウエハを実質的に水平に保持するように実質的に水平な支持表面を形成し、
    前記装置は、前記輸送アームの上方に、少なくとも1つの線形時間遅延積分型カメラを含み、
    前記カメラは、前記軌道の直線部分に沿って移動する際に、半導体ウエハの前記上面を前記カメラによって観察できるように前記軌道の直線部分に広がる視界を有し、
    検出・分類機構は、そのカメラの出力に接続され、
    前記分類グリッドにより、そのカメラによって提供される画像において欠陥が可視か否かが考慮される。
  7. 請求項6に記載の装置において、
    前記軌道の上方に、少なくとも2つの線形カメラを含む。
  8. 請求項6または7に記載の装置において、
    前記ウエハの前記下面を観察するために、前記軌道の下方に少なくとも1つの線形カメラを含み、
    前記支持要素は、行き径路上の第1空間または第1形状、および前記戻り径路上の第1空間とは異なる第2空間または第1形状とは異なる第2形状を有し、
    前記軌道の直線部分に沿う、前記ウエハの行き径路途中の一部分および戻り径路途中の少なくとも補完部分において、前記ウエハの下面全体の検査を可能にする。
  9. 前記3つの請求項のいずれか1項に記載の装置において、
    支持部材に適合した2本のウエハ輸送アームを含み、
    第1アームの前記支持部材は、前記第2アームの支持部材とは異なる空間または形状を有し、
    前記第1アームは、ウエハの行き径路を提供するように構成され、
    前記戻り径路は、前記第2アームによって提供され、
    これにより、部分的に前記行き径路および部分的に前記戻り径路に沿って前記ウエハの下面全体の検査を可能にする。
  10. 前記4つの請求項のいずれか1項に記載の装置において、
    前記カメラは、長さにおいて2000画素を超え、幅において48画素を超える画素矩形マトリックス、および半導体ウエハの表面を検査するときある幅の画素を合計する合計要素を含み、
    前記単一または複数のカメラは、紫外線に対して高感度であり、
    前記装置は、更に、棒状の電界発光ダイオード含む光源を含む。
  11. 請求項4〜10のいずれか1項に記載の装置において、
    半導体ウエハ(701)のエッジ部を検査するためのシステムを含み、
    照明径路(110)および解析径路(120)を備えたクロマティック共焦点顕微鏡(107)を含み、
    前記照明径路(110)は、多色光源(111)、スリット(112)、およびアッベ数が50未満の材料から作られた少なくとも1つのレンズを含む軸方向色分散対物レンズ(115)を含み、
    前記解析径路(120)は、前記対物レンズ、色フィルタースリット(122)、および光強度センサ(124)をその順序に含み、
    前記照明径路のスリットおよび前記解析径路のスリットは、検査中の前記ウエハのエッジ部から実質的に同じ光学距離に配置され、
    前記検出・分類機構は、前記エッジ部検査システムの出力に接続され、
    前記分類グリッドにより、前記エッジ部検査システム(701)によって提供される画像において欠陥が可視か否かが考慮される。
  12. 半導体ウエハの欠陥を検査するためのプロセスであって、
    前記ウエハの表面の傾斜変動が、表面欠陥を検出する第1部材によって測定され、
    前記ウエハの表面によって反射された前記光の強度変動が、表面欠陥を検出する第2部材によって測定され、
    前記ウエハの表面は、光源によって照明され、
    表面欠陥は、前記検出部材の下流に搭載された検出・分類機構によって分類される。
  13. 請求項12に記載のプロセスにおいて、
    前記表面欠陥を検出する第1部材および表面欠陥を検出する第2部材は、前記ウエハの他の性質を検査中、同時に起動される。
  14. 請求項12または13に記載のプロセスにおいて、
    輸送アームに所属する少なくとも1つの支持部材上に着座する半導体ウエハは、少なくとも直線部分を含む軌道に沿って移動され、
    少なくとも1つの線形時間遅延積分型カメラは、前記軌道の直線部分の過程で、前記ウエハの上面の観察を行う。
  15. 請求項14に記載のプロセスにおいて、
    前記検査は静的検査の前および/または後に行われる。
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