JP2013526928A - 非公認スライス防止ボール - Google Patents

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Abstract

非公認ゴルフボールは、所定のディンプルパターンでボールの外表面に形成された複数のディンプルを有し、外表面は、合わせて第1のディンプル容積を有する1以上の第1の領域と、第1のディンプル容積よりも小さいディンプル容積を有する少なくとも1つの第2の領域とを含み、第1の領域と第2の領域とは、優先スピン軸を形成するように構成されている。第2の領域は、小さいディンプル容積を有するかディンプルを有していない赤道の周りの帯域であってもよく、大きなディンプル容積を有する極部分とともに、両極を通る優先スピン軸を創成する。

Description

ここに記載する実施形態は、概してゴルフボールに関し、具体的には所望の飛翔特性を創成するゴルフボールディンプルパターンに関する。
ゴルフボールのディンプルパターンのデザインは、長らく、ボールの飛距離に重要な要因と考えられてきた。ゴルフボールの速度、打ち出し角およびスピン量は、ゴルフクラブとゴルフボールとのインパクトによって決定されるが、インパクトの後のボールの軌道は、重力およびボールの空気力学によって支配される。ゴルフボールのディンプルは、抗力および揚力の両方に影響し、ひいては、ボールがどのように飛翔するかを決定する。
飛翔中にゴルフボールに作用する空気力学的力は、解明されている物理法則に従って決定されるであろう。科学者は、これらの法則を理解してゴルフボールの飛翔を予測するような数学モデルを創成してきた。ゴルフボールの重さ、径並びに揚力係数および抗力係数のようないくつかの既に確定されている値と共に、これらのモデルを使用して、科学者は、これらの空気力学的力を揚力および抗力の直交成分に分解できた。揚力係数は、飛翔中のゴルフボールの経路に直角に作用する空気力学的力の成分に関係するが、抗力係数は、飛翔経路に平行に作用する空気力学的力の成分に関係する。揚力係数および抗力係数は、ゴルフボールのデザインにより変化し、一般にゴルフボールの速度およびスピン量の関数であり、球対称または「公認」ゴルフボールでは、ティー上でのゴルフボールの向きに殆ど依存しない。
飛翔中にゴルフボールが達成する最大高さは、ボールによって生成される揚力に直接関係するが、ゴルフボールが飛ぶ方向、具体的には、ゴルフボールが如何に真っ直ぐ飛ぶかは、スピンおよびゴルフボールの飛翔方向に対するゴルフボールのスピンの軸の向きを含むいくつかの要素に関係する。さらに、スピンおよびスピンの軸は、揚力ベクトルの向きおよび大きさを特定するのに重要である。揚力ベクトルは、ゴルフボールの飛翔経路をx、yおよびz方向に管理する際の主要因である。さらに、飛翔中にゴルフボールの合計揚力は、スピン速度、ボールの周囲の空気に対する速度およびゴルフボールの表面特性を含むいくつかの要素に依存して生成される。しかしながら、表面特性は、回転するゴルフボールの表面の全部が合計揚力の生成に等しく寄与する訳ではない。例として、ボールの表面が球対称なディンプルパターンを有し、スピン軸が両極を通るようにボールが打たれたなら、ゴルフボールの赤道に近い表面部分(つまり、スピン軸に直角な大円)が、極に近い部分よりも揚力の生成に重要である。しかしながら、ティーから真っ直ぐに打ち出されなかったゴルフボールは、線から外れ、意図した軌道から逸れるであろう。これは、ボールを打つときにゴルフボールにスライスまたはフックのスピンを与える娯楽のゴルファーの場合に多い。
フックまたはスライスの欠点を克服するために、あるゴルフボールメーカは、ゴルフボールの構造を、スピン量が少なくなるように変更してきた。それらの変更のいくつかは、堅いツーピースのカバーの利用、および、ゴルフボールの大きな慣性モーメントの使用を含む。他のメーカは、ボールの揚力特性を低減するようにボールの表面を変更することに頼ってきた。これらの変更は、ゴルフボールの揚力および抗力に影響を与えるためのディンプルパターンの変形を含む。
ある従来のゴルフボールは、未熟なゴルファーが確実に真っ直ぐな経路にボールを打ち出せるように、不完全な打撃の作用をずらすために、非公認または非対称のディンプルパターンのデザインがなされている。そのようなボールは、プロゴルフにおいては不正であるが、それらは、ゲームをより楽しく行う娯楽のゴルファーにとって、非常に有用である。そのようなボールの1つが、ネペラらの米国特許第3819190号に記載されている。このボールは、ポララ(Polara:商標)ゴルフボールとしても知られ、ディンプルの数が異なるかディンプルがない部分を有する。球形のボールの周りに延伸する円周帯域は、複数のディンプルを有するが、帯域と反対側の極部分は、少数のディンプルを有するかディンプルがない。この非対称ゴルフボールは、計測された揚力係数および抗力係数が、打たれる前のティー上でのゴルフボールの向きによって強く影響を受ける。これは、ゴルフボールの軌道が、ゴルフボールがティーの上でどのような向きであるかによって強く影響されるという事実から明らかである。このボールが正しく機能するために、ボールは、ティーの上に、ボールの極が意図する飛翔方向を指す平面内にあるように配置される必要がある。この向きにおいて、ボールは、最小の揚力を生成し、それ故フックおよびスライスをし難い。
他のゴルフボールは、ポリウレタン、バラタゴム、イオノマーまたは組み合わせのような高分子材料からなる単層または多層のカバーによってきつく取り囲まれた、ソリッドまたは糸巻きのいずれかの単層または多層のコアからなる。これらのゴルフボールのいくつかは、フックおよびスライスの曲がりを低減するが、この形式のボール構造は、ゴルフボール製造プロセスの追加コストという欠点を有する。
ここで開示するいくつかの実施形態は、フックおよびスライスの曲がりの低減をもたらすディンプルパターンを有するゴルフボールを提供する。
第1の局面において、ゴルフボールは、ボールの周囲の選択された円周帯域において、ディンプル容積を低減またはなくし、ボールの他の部分がより大きなディンプル容積を有するディンプルパターンにデザインされる。これは、ボールを横断して異なる領域に異なる容積のディンプルが配置されることで生じた重量差によって、ボールが「優先」スピン軸を有することをもたらす。これは、ひいては、飛翔中のボールの左右へ(フックおよびスライス)の曲がり傾向を低減する。1つの実施形態において、小さいディンプル容積の円周帯域は、赤道の周りにあって、極部分より小さいディンプル容積を有する。これは、両極を通る優先スピン軸を創成する。1つの実施形態において、ディンプルパターンは、ボールがその優先スピン軸の周りの選択された向きに回転するとき、比較的小さい揚力が呈されるようにもデザインされる。このゴルフボールは、米国ゴルフ協会(USGA)規則において非公認または非対称である。
ゴルフボールの優先または選択されたスピン軸は、ゴルフボールのコアまたは中間層の中の特定の位置に高密度および低密度の材料を配置することによって達成されてもよいが、ゴルフボール製造プロセスにコストおよび複雑さを追加するという欠点を有する。
ディンプル容積が小さいか皆無の円周帯域が赤道付近に設けられ、極部分に大きなディンプル容積が与えられれば、極が水平な(PH)配向と他の配向との間の慣性モーメント(MOI)の差が十分に大きいボールが創成され、そのボールは、該ボールの両極を通る優先的スピン軸を有する。優先スピン軸は、ボールの最も重量が小さい部分を通って延伸する。極部分があれば、優先軸は、極を通って延伸する。ボールがティーの上で、「優先軸」または両極を通る軸が上下を向くように配置(極が上下、または、POP配向)されたなら、打たれるときにPH配向である配置と比較して、フックおよびスライスを修正する効果が低い。
他の局面において、ボールは、赤道(領域)の周りの帯域にディンプルを有せず、極部分に深いディンプルを有する。ディンプルのない領域は、継ぎ目のように狭くてもよく、また、広くても、つまり、赤道の隣の2列以上のディンプルを取り除いたものでもよい。
赤道周りの帯域においてディンプルの容積が小さいディンプルパターンのゴルフボールを創成することにより、および、ディンプル容積の小さい帯域に隣接する極部分からディンプルの容積を取り除くことにより、ボールは、極水平(PH)配向と他の配向との間で慣性モーメント(MOI)が十分に大きいように形成され得る。ボールは、該ボールの両極を通る「優先」スピン軸を有し、この優先スピン軸は、通常の対称デザインのゴルフボールで純粋なバックスピン以外のものを生成するような方法でゴルファーがボールを打ったときに、フックまたはスライスを低減または防止しようとする。換言すると、このボールが、対称または公認ボールにおいて通常フックまたはスライスを引き起こすような方法で打たれたとき、ボールは、選択したスピン軸の周りに回転しようとし、それにより、選択または「優先」スピン軸を有しない対称なボールほどにはフックまたはスライスしない。1つの実施形態において、ディンプルパターンは、PH方向における回転の際には比較的低い揚力を生成するように設計される。得られるゴルフボールは、高いフックおよびスライスを矯正する特性を示す。
小容積のディンプルは、ボールの赤道周りの連続した帯域に配置される必要はない。小容量のディンプルは、大容量ディンプルと共に分散させられてもよく、帯域は、ある部分が他よりも広くてもよく。小容量ディンプルが配置される領域は、ボールの他の領域よりも球面部分(ディンプルがない部分)を多く有してもよい。極部分に配置された大容量ディンプルも、小容量ディンプルと共に分散されてもよく、極部分は、ある地点において他の地点よりも広くてもよい。主たるアイデアは、1つの実施形態において、ボールの表面を横断するディンプルの容積を操作することによって、ボールが回転するときの大きな慣性モーメントを創成することである。このMOIの違いは、ボールが優先スピン軸を有することをもたらす。そして、ゴルフボールは、ボールがフックまたはスライス動作で打たれたときに、ボールが水平な回転軸の周りに回転しようとして、それにより、優先スピン軸を有しない対称なボールがフックまたはスライスする程にはフックまたはスライスしないように、優先スピン軸が略水平になるようにティーの上に配置される。ある実施形態において、優先スピン軸は、PH配向である。
優先スピン軸を創成する他の方法は、ボール表面に2以上の小容量の部分または容量のない部分を配置すること、および、優先スピン軸を形成するように、幾分同一平面にある部分を設けることであろう。例えば、小容量ディンプルの2つの領域が互いにボールの反対側に配置されたなら、ダンベル型の重量配分が存在する。この場合、ボールは、それが「ダンベル領域」を上下に入れ換えるように回転するとき、ボールの向きと等しい優先スピン軸を有する。
ボールは、また、右に約45°傾けた優先スピン軸を有し、ボールがスライスするがフックしないように、ティーの上に配置され得る。ボールが45°左に傾斜していれば、スライスの曲がりは許すが、フックの曲がりを低減または防止する。これは、ボールがフックまたはスライスしがちな未熟なゴルファーには有用であるかもしれない。ティーの上に、優先軸が上下を指すようにボールが配置されたとき(PH配向における優先スピン軸のPOP配向)、ボールは、PH配向に配置されたものと比べて、フックおよびスライスを矯正する効果が小さい。
他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照した後の当業者にはすぐにより明らかとなるであろう。
本実施形態の詳細、構造および動作の両方は、添付の図面の検討によって、ある程度収集され、図面において、同じ参照番号は、同じ部分を参照する。
優先スピン軸を創成するためにデザインされた第1のディンプルパターンのデザインを示す、赤道を通って半分に切断したゴルフボールの第1の実施形態の半球の斜視図であり、対向する半球は同一のディンプルパターンを有する。 第2の異なるディンプルパターンのゴルフボールの第2実施形態を示す図1と同様の斜視図である。 第3のディンプルパターンのゴルフボールの第3実施形態を形成するための圧縮成形キャビティの半球を示す斜視図である。 第4のディンプルパターンのゴルフボールの第4実施形態を示す図1および2と同様の斜視図である。 第5のディンプルパターンのゴルフボールの第5実施形態を示す図1,2および4と同様の斜視図である。 異なるディンプルパターンを有するゴルフボールの第6実施形態を示す図1,2,4および5と同様の斜視図である。 異なるディンプルパターンを有するゴルフボールの第7実施形態を示す図1,2および4から6と同様の斜視図である。 赤道の周りのディンプルの列を取り除いた変更したディンプルパターンを示す図1と同様の斜視図である。 図1から7の実施形態の台形および球形ディンプルの弦深さの間の関係を示す図である。 公知の非公認ポララ(Polara:商標)ボールおよび公知のトップフライトXL(TopFliteXL:商標)ストレートボールのディンプルパターンを有するボールと比較した、図1から7のディンプルパターンおよび図1のパターンの変形のそれぞれを有するボールの、最小配置と最大配置との間の慣性モーメント(MOI)の差に対する平均飛距離および合計曲がりを示すグラフである。 図10と同じボールの最小配置と最大配置との間のMOIの差に対する平均飛距離および合計曲がりを示すグラフである。 それぞれのボールの曲がりを射程距離と共に示す、ロボットスライスショットにおける図1,2および3のボール並びにいくつかの公知のボールの飛翔の平面図を示すグラフである。 各ボールの最大高さを示す図12の飛翔経路の側面図である。 図12および13のグラフの対象と同じボールの、それぞれ異なるボールの向きでの、スピン量3500におけるレイノルズ数に対する揚力係数を示す図である。 図12および13のグラフの対象と同じボールの、それぞれ異なるボールの向きでの、スピン量4500におけるレイノルズ数に対する揚力係数を示す図である。 図12および13のグラフの対象と同じボールの、それぞれ異なるボールの向きでの、スピン量3500におけるレイノルズ数に対する抗力係数を示す図である。 図12および13のグラフの対象と同じボールの、それぞれ異なるボールの向きでの、スピン量4500におけるレイノルズ数に対する抗力係数を示す図である。 他の実施形態に従って構成されているゴルフボールを示す図である。
この説明を読んだ後、当業者には、多様な変形実施例および変形用途における実施形態をどのように実施するかが明かとなるであろう。さらに、多様な実施形態がここで説明されるが、それらの実施形態は、例示の方法としてのみ提示され、限定ではない。そのように、この多様な変形実施形態の詳細な説明は、添付の特許請求の範囲の射程または広さを制限すると解釈してはならない。
図1から8は、以下により詳しく説明するような異なるディンプルパターンを有する非公認または非対称ボールのいくつかの実施形態を示す。それぞれの場合において、赤道を通って半分に切断されたボールの1つの半球(図3にはボールを形成するための金型のキャビティの半球)が図示され、他方の半球は、図示した半球と同一のディンプルパターンを有する。各実施形態において、ディンプルは、第1の領域において大きな合計容積を有し、第2の領域において小さな容積を有する。図示した実施形態において、容積の大きな第1の領域は、ボールの極部分であるが、第2の領域は、赤道の周りの帯域であって、小型ディンプル容積を有し、つまり、ボール表面から除去された材料の容積が小さく、赤道帯域周りの大きな重量によって、ボールの両極を通る優先スピン軸を生成するようにデザインされている。他の実施形態は、スピン軸を水平に配向してボールが打たれたとき(スピン軸が極を通って延伸するとき、PH)にフックおよびスライスの曲がりが低減されるようなボールの優先スピン軸をディンプルパターンが知らせるようにデザインされたディンプルパターンであれば、ボールの複数の異なる領域に小さい容積のディンプル領域を有してもよい。
図1−8の実施形態において、優先スピン軸は、ボールの両極を通る。図1−8のデザインは、優先スピン軸に直角なジャイロ中心平面、つまり、赤道帯域を通り赤道帯域と平行な面を有すると言えることが理解されるであろう。よって、図1−8のデザインは、ジャイロ中心平面の周囲の小容積ディンプルの部分を有すると言える。これらの実施形態において、ジャイロ中心平面は、すべての部分を通らない、つまり、大きなディンプル容積の部分を通らないことが認識されなければならない。
赤道または赤道部分および極は、ジャイロ中心平面に対して定め得ることも理解されなければならない。換言すると、赤道はジャイロ中心平面にあり、優先スピン軸は両極を通る。
図18に示すように、ジャイロ中心平面1801に対してボール10の周囲の約45°の点1803の内側の領域の中により浅いディンプルを形成することは、さらに、以下に説明するボールのPH方向の回転と、極上下に入れ替わる(POP)方向の回転との間のMOIの差を増大させる。逆に、約45°の点1803の内側に深いディンプルを形成すると、ボールのPH方向の回転と極が上下に入れ替わる(POP)方向の回転との間のMOIの差を減少させる。参考のために、優先スピン軸1802も図18に示されている。
図1は、これよりディンプルパターンデザイン28−1または「28−1ボール」と呼ぶ非公認または非対称のゴルフボール10の第1実施形態の1つの半球を示す。このディンプルパターンは、極水平方向と他の方向との間の慣性モーメント(MOI)の差を形成するようにデザインされている。28−1ボールのディンプルパターンは、それぞれの半球においてボールの赤道の周囲に3列の浅い台形ディンプル12を有し、ボールは合計6列の浅い台形ディンプルを有する。極部分は、概して大きく深い球形ディンプル14の第1の組と、大きく深い球形ディンプル14の間に配置された概して小さく深い球形ディンプル15の第2の組とを有する。浅い台形ディンプル12の帯域に近い大きくな球形ディンプルの2列の中には、小型ディンプル15は存在しない。この配置は、ボールの極部分から重量をより取り除き、PH方向のボール回転と極が上下に入れ替わる(POP)方向のボール回転との間のMOIの差を増大させる。
以下の表1に、ボールの1つの半球に28−1ディンプルパターンを形成するための半球状射出成形金型キャビティを形成するためのディンプルの半径、深さおよびディンプル位置情報を示し、もう一方の射出成形キャビティも同一である。表1に示すように、ボールは、合計410(ボールの各半球に205)のディンプルを有する。台形ディンプル12は、それぞれ、同じ半径および台形弦深さを有するが、大小の球形ディンプルは、それぞれ、3つの異なる大きさ(表1において、小型ディンプル1,2および3と大型ディンプル5,6,7)を有する。表1は、台形ディンプルおよびそれぞれの異なる大きさの球形ディンプルの、ボールの1つの半球上の配置を示す。
Figure 2013526928

Figure 2013526928

Figure 2013526928
図1および表1に示すように、先ず、第1の大型球形ディンプル14の組は、3つの異なる半径のディンプル、具体的には、小さな半径(0.067インチ)の8つの第1のディンプル、大きな半径(0.0725インチ)の52の第2のディンプル、および、最大半径(0.075インチ)の16の第3のディンプルを含む。したがって、合計76の大型球形ディンプル14が、それぞれのボール10の半球に存在する。次に、極に近い領域の大型ディンプルの間に配置された小型球形ディンプルの組も、約0.03インチから約0.047インチまでの僅かに大きさが異なる3つがあり、ボールの1つの半球は37の小型球形ディンプルを含む。台形ディンプルは、すべて同じ大きさであり、0.067インチの半径(第1の組の中で最も小型球形ディンプルと同じ)と、0.0039インチの台形弦深ささとを有する。92の台形ディンプルがボールの1つの半球に存在する。すべての球形ディンプル14は、同じ0.0121インチの球形弦深さを有するが、小型球形ディンプル15は、0.008インチの球形弦深さを有する。したがって、台形ディンプルの台形弦深さは、球形ディンプルの球形弦深さよりも十分に小さく、大型球形ディンプル14の深さの約3分の1であって、小型球形ディンプル15の深さの約2分の1である。
このディンプル配置により、十分に多くの材料がボールの極部分から除去されて大きく深い球形ディンプルが形成され、少しの材料が除去されて赤道の周囲に浅い台形ディンプルの帯域を形成する。以下により詳細に説明する図1および表1の28−1ディンプルパターンの試験は、ボールがティーの上に極水平(PH)配向に配置されたなら、曲がりが低減されることが期待されるような、両極を通る優先スピン軸を有するものとして見出される。このボールは、ボールが優先スピン軸周りに回転するとき、比較的低い揚力を発生する。
図2は、これより25−1と呼ばれ、異なるディンプルパターンを有するボール16の第2実施形態の1つの半球を示し、該実施形態は、各半球にボールの赤道の周りの3列の浅い台形ディンプル18と、ボールの極部分の深い球形ディンプル20とを有する。極に近い深いディンプルは、また、大型ディンプルの間に分散された小型ディンプル22を有する。図2の全体的なディンプルパターンは、図1のものと同様であるが、ディンプルの合計の数が少ない(386)。ボール16は、ボール10と同じ数の台形ディンプルを有するが、ボール10の球形ディンプルよりも少ない球形ディンプルを有し、その容積が小さい(下の表2参照)。ボール16の各半球は、92の台形ディンプルと、101の球形ディンプル20および22とを有する。パターン28−1とパターン25−1との間の主な違いは、28−1ディンプルパターンの深いディンプルの間の小型ディンプルの数および容積が25−1ディンプルパターンと比べて大きく、28−1ディンプルパターンの大きく深いディンプルも25−1の大型球形ディンプルパターンと比べて概して大きいので、図1の28−1ボールが極部分からより多くの重量が除去されていることである。ボール16の大型球形ディンプル20は、すべて、28−1ボールの最も小さい大型ディンプルの大きさと等しい同じサイズである。図2の台形ディンプルは、図1の台形ディンプルと同じサイズであり、台形ディンプルの半径は、大型球形ディンプル20と同じサイズである。
表2に、図2の25−1ディンプルパターンを形成するための射出成形金型キャビティを形成するための、ディンプルの半径、深さおよびディンプルの位置情報を示す。
Figure 2013526928

Figure 2013526928
表2に示すように、25−1ボールは、極部分に2つの異なるサイズの小型球形ディンプル22(28−1ボールのディンプル1および2と同じサイズのディンプル1および2)のみと、1サイズの大型球形ディンプル20、つまり、28−1ボールのディンプル5と同じ大きさのディンプル4のみとを有する。したがって、28−1ボールは、同じ球形ディンプル、具体的には、25−1ボールの球形ディンプル20のいずれよりも小さい径の、表1のディンプル6および7を有する。
図3は、異なるディンプルパターンを有し、ディンプルパターンまたは2−9ディンプルパターンまたは2−9ボールとして特定される、ボールの第3実施形態を形成するようにデザインされた圧縮成形金型キャビティ24の一方の半球を有する金型23を示す。キャビティ24は、ボールの赤道の周囲に3列の浅い台形ディンプルを形成するためにデザインされた3列の盛り上がった扁平な隆起25と、ボールの極部分に深い球形ディンプルを形成するために極部分に盛り上がった概略半球状の隆起26とを有する。結果的なディンプルパターンは、ボールのそれぞれの半球に、ボールの赤道の周りの3列の浅い台形ディンプルと、ボールの極部分の深い球形ディンプル2とを有する。図3に図示し、下の表3に示すように、2−9ディンプルパターンには1つの大きさの台形ディンプルおよび1つの大きさの球形ディンプルのみが存在する。台形ディンプルは、下の表3においてディンプル#1で表され、球形ディンプルは、表3においてディンプル#2で表されている。2−9ボールは、28−1ボールおよび25−1ボールの台形ディンプルと同じ大きさの92の台形ディンプルと、25−1ボールの大型球形ディンプルと同じ大きさの76の深い球形ディンプルとを有する合計336のディンプルを有する。したがって、28−1ボール、25−1ボールおよび2−9ボールの赤道の周囲において、略同じディンプル容積が除去されているが、28−1ボールの極部分では、25−1ボールおよび2−9ボールにおけるものよりも大きなディンプル容積が除去されており、2−9ボールは、28−1ボールおよび25−1ボールよりも極部分において除去された容積が小さい。
同様に金型または金型の組が、ここで説明するすべての実施形態に使用され、金型23は、例示の方法としてのみ示されることが理解されるであろう。
Figure 2013526928

Figure 2013526928
Figure 2013526928
下の表4は、28−1ディンプルパターンとよく似ているので別には図示しない、28−2ディンプルパターンのボールにおけるディンプルの形状、寸法、および、座標また配置を列挙する。28−1ディンプルパターンのボールは、表4の番号5,6および7の異なる寸法の3種類の大型球形ディンプルと、番号1,2および3の異なる寸法の3種類の小型球形ディンプルとを有し、これらのディンプルの寸法は、表4の番号4の台形ディンプルの寸法と同様に、表1の28−1ボールの対応するディンプルと同一である。28−2ディンプルパターンは、ボールの2つの半球を分割する継ぎ目が28−2ボールにおいて広く、ディンプルのいくつかの座標が表1と表4とを比較することによって定められるように僅かに異なることを除いて、28−1ディンプルパターンと略同一である。
28−2パターンのディンプルの座標は、下の表4に示される。
Figure 2013526928

Figure 2013526928
図4から6は、異なるディンプルパターンを有する3つの異なるボール30,40および50の半球を示す。ボール30,40および50のディンプルパターンは、これより、ディンプルパターン25−2,25−3および25−2と呼ぶ。25−2,25−3および25−2は、それぞれが有する赤道を取り囲む台形ディンプルの列の数が異なることを除いて基本的に同じデザインを有するとう関係にある。図4から6のディンプルの寸法および位置は、それぞれ、下の表5,6および7に与えられる。
図4のボール30または25−2は、各半球の赤道に隣接する2列の(つまり、完成したボールにおいて合計4列の)浅い台形ディンプル32と、それぞれの極部分に球形ディンプル34とを有する。表5に示すように、2つの異なる大きさの球形ディンプル34および2つの異なる大きさの台形ディンプル32が存在する。
図5のボール40または25−3は、それぞれの赤道に隣接する4列の浅い台形ディンプル42(つまり、完成したボールにおいて赤道の周囲に合計4列の浅い台形のディンプル)と、それぞれの極部分に深い球形ディンプル44とを有する。図5に図示し、テーブル6に示すように、台形ディンプル42は、3つの異なる大きさのものであり、赤道から3列目および4列目(つまり、極部分に近い2列)のディンプル列にのみ配置された最大サイズのディンプル42Aを有する。ボール40は、また、表6に示すように、僅かに半径の異なる複数の球形ディンプルを有する。
図6のボール50または25−4は、それぞれの赤道の両側に浅い台形ディンプル52(つまり、赤道周りの6列のディンプルの周囲帯域)と、それぞれの極部分に深い球形ディンプル54とを有する。ボール50は、表7に示すように、3つの異なる半径の球形ディンプルと、3つの異なる半径の台形ディンプルとを有する。図6に図示し下の表7に示すように、台形ディンプルの第3列、つまり、極部分に隣接する列は、いくつかの大型台形ディンプル52Aであって、表7においてディンプル#5として示された3つの最大の台形ディンプルを有する。隣接する極部分も、図6に示すように、大型台形ディンプルと概略三角形のパターンに配置された、いくつかの大型球形ディンプル54Aを有する。ディンプル54Aは、表7においてディンプル#6として示された3つの最大の球形ディンプルである。表7に示すように、すべてが0.0875インチの半径を有する合計12の大型台形ディンプル#5および合計12の大型球形ディンプル#6が存在する。図6は、3つの大型台形ディンプルと3つの大型球形ディンプルとの1箇所への配置を示す。図6に示したボールの半球の円周の残りに、等間隔の3箇所に、同様の配置が設けられている。
下の表5,6および7に示すように、ボール25−2および25−3は、それぞれ、赤道部分に3つの異なる大きさの台形ディンプルと、極部分に2つの異なる大きさの球形ディンプルとを有するが、ボール25−4は、3つの異なる大きさの台形ディンプルと、3つの異なる大きさの球形ディンプルとを有する。極部分のディンプルは、赤道部分に4列(半球に2列)の台形ディンプルを有するボール25−2において最大であり、赤道部分に4列の台形ディンプルを有するボール25−3において最小である。代案の実施形態において、ボールは、各半球に1列の台形ディンプルを有し、球表面が赤道部分、赤道周りの2列または4列以上のディンプルと等しい幅を有する球表面または帯域においてディンプルを有しないように、或いは、赤道の周囲に位置するディンプルのない球表面領域と交互に位置するディンプルのある部分を有するように、形成されてもよい。
Figure 2013526928

Figure 2013526928
Figure 2013526928
Figure 2013526928
ディンプルパターン25−2,25−3および24−4は、赤道部分の周囲の台形ディンプルと極部分の周囲の深いディンプルとを有する点でパターン2−9と同様であるが、ディンプルパターン25−2,25−3および24−4における台形ディンプルは、パターン28−1,25−1および2−9の台形ディンプルよりも径が大きい。赤道の近くの大型台形ディンプルは、赤道部分から重量をより多く除去することを意味する。他のすべての要因が同じであれば、これは、ボール25−2,25−3および25−4が、ボール28−1,28−2,25−1および2−9よりも、PH配向とPOP配向との間のMOIの差が小さいことを意味する。
図7は、以下の説明においてディンプルパターン28−3として特定される異なるディンプルパターンを有する他の実施形態に係るゴルフボール60の一方の半球を示す。ボール60のディンプルパターン28−3は、赤道の両側に台形ディンプル62の3つの列と、両極に小型球形ディンプル64の領域と、ディンプル64とディンプル62との間の大型で深い球形ディンプル65の領域とを含む。表8は、ゴルフボール60のディンプルのパラメータおよび座標を示す。表8に示すように、ボール38−3は、1つの大きさの台形ディンプルと、4つの大きさの大型球形ディンプル(ディンプル番号2,3,5および6)と、極部分の1つの大きさの小型球形ディンプル(ディンプル番号1)とを有する。
表8および図7に示すように、極の小型球形ディンプル64は、すべて同じ半径であり、13のディンプル64が、各半球の極に中心を合わせた概略正方形パターンに配置されている。0.075インチから0.0825インチまで半径が徐々に増加する4つの異なる大型球形ディンプル65(表8のディンプル番号2から6)がある。また、ディンプルパターン28−3のボールは、各極部分に赤道の周りの赤道帯域よりもディンプルの大きい容積を配置したことで生じた重量の差によって、両極を通る優先軸スピン軸を有する。
28−3ボールの1つの半球を形成するためのディンプルのパターンおよび座標は、下の表8に列挙される。
Figure 2013526928

Figure 2013526928
1つの実施形態において、ボール28−1,28−2および28−3の継ぎ目幅は、合計0.0088インチ(各半球に振り分け)であったが、ボール25−2,25−3および25−4の継ぎ目幅は、0.006インチであり、ボール25−1の継ぎ目幅は、0.030インチであった。
上述し、図1から7に示したそれぞれのディンプルパターンは、赤道の周りの帯域において小さいディンプル容積を有し、極部分において大きいディンプル容積を有する。これらのディンプルパターンを有するボールは、両極を通って延伸する優先スピン軸を有し、ボールがティーの上に優先スピン軸が実質的に水平になるように配置されたならばスライスおよびフックに抵抗する。ティーの上に優先スピン軸が上下を指すように(POP配向)配置されたなら、ボールは、PH配向に配置されたときと比較して、フックおよびスライスを矯正する作用が小さい。必要であれば、ボールは、ティーの上に優先スピン軸が約45°だけ右に傾斜して配向されてもよく、この場合、ボールは、やはりスライスの曲がりを低減するが、フックの曲がりはあまり低減しない。優先スピン軸が左に約45°傾斜していれば、ボールはフックの曲がりを低減するが、スライスの曲がりにはあまり抵抗しない。
図8は、図1のボール28−1と同様のディンプルパターンを有するが、赤道の周囲にディンプルのない広い領域または球面領域72を有するボール70を示す。図8の実施形態において、部分72は、図1のボール10から赤道の両側のそれぞれ2列のディンプルを取り除き、1列の浅い台形ディンプル74を残すことによって形成される。極部分のディンプルは、図1に示され、同じ参照番号が同じディンプルに使用されている。台形ディンプルの列は、赤道の周りのディンプルのない領域または表面領域を残すような同様の方法で、図2から7のいずれのボールから取り除かれてもよい。ある実施形態におけるディンプルのない領域は、幅広の継ぎ目のように狭くてもよく、或いは、赤道に隣接する円台形ディンプルの列の1列、2列またはすべてを取り除くことによって拡げられ、極水平(PH)配向と他の配向との間のMOIの大きな差を生成するようにしてもよい。
図9は、上述のゴルフボールのディンプルパターンに用いられる台形ディンプルと球形ディンプルとの間の弦深さの関係を示す図である。約1.68インチの直径を有するゴルフボールは、高分子の収縮に適応するために内径約1.694インチの金型を使用して成型された。図9は、dの球形弦深さ、および、破線の長さの半分として表される半径Rの球形ディンプル76を有する、ゴルフボールの表面75の一部を示す。台形ディンプルを形成するために、A−A平面に沿って切断がなされて、浅いディンプルが形成される。台形ディンプルは、球形弦深さdよりも小さい台形弦深さdを有する。ディンプルのエッジより上の取り除かれた被覆材の容積は、深さdの破線上の容積V3によって表される。
V1=台形ディンプルの容積であり、
V1+V2=球形ディンプルの容積であり、
V1+V2+V3=球形ディンプルを形成するために取り除かれる被覆材の容積であり、そして、
V1+V3=台形ディンプルを形成するために取り除かれる被覆材の容積である。
同じ半径および球形弦深さに基づくディンプルのために、台形ディンプルを有するボールと円形ディンプルを有するボールとの間の慣性モーメントの差は、球形ディンプルの形成において除去され、台形ディンプルの形成において除去されない、線または平面A−Aの下の容積V2に関係する。ボールの一方が台形ディンプルのみを有し、他方が球形ディンプルのみを有し、他の要素が同じであり、他のすべての要素が同じであるボール台形ディンプルと球形ディンプルとの差が容積V2のみである(つまり他のディンプルのパラメータが同じ)場合、台形ディンプルを有するボールは、ディンプルを形成するために上面からより多くの材料が除去された球形ディンプルを有するボールよりも、重量が大きく、高いMOIを有する。
適切な慣性モーメントは、図1から7および表1から8に示したボール(つまり、ボール2−9,25−1から25−4および28−1から28−3)のそれぞれのために計算できる。1つの実施形態において、これらのパラメータを有するボールは、SolidWorks(商標)によって図面化され、そして、それらのMOIが、公知のポララ(Pplara:商標)ゴルフボールを基準として参照して算出された。SolidWorks(商標)は、0.036413lbs/in^3(ポンド/立方インチ)の均一なソリッド密度を有するボールに基づいてMOIを計算するために使用された。各ボールの他の物理的大きさおよび重さのパラメータは、下の表9に与えられる。
Figure 2013526928
それぞれのボールのMOIは、ディンプルパターンの情報および表9の物理的情報に基づいて計算された。表10は、MOIの計算を示す。
Figure 2013526928
基準であるポララ(Polara:商標)ゴルフボールを用い、各配向の間のMOIの差が、互いに比較されるだけでなく、ポララゴルフボールとも比較された。2つの配向の間の最大の差を、図10では「MOIΔ」と呼ぶ。MOIΔの右の2列は、2つの配向の間のMOIの最大の%差、および、ポララボールのMOIΔに対するMOIΔとして、MOIΔを定量化する。質量およびMOIの計算に使用した密度の値は、ゴルフボールの平均密度よりも小さいので、予測される各ボールの重さおよびMOIは、相対的なものであって、製造し、ロボットで試験し、表10に示したゴルフボールの実際のMOIΔの値と厳密に同じではない。一般に、ゴルフボールの重さは約45.5g−45.9gである。表10のすべてのボールのMOIの値の比較は、最小のMOIの差を有する25−3ボールおよび最大のMOIの差を有する28−2ボールを含む異なるデザインの間のMOIの差の相対的な順位を予測する点において非常に有益である。
表11は、ボールのMOIΔがボールの曲がりのコントロールに強く影響することを示す。一般に、各ボールの相対MOIΔが増加すると、スライスショットのまがり距離が減少する。表11に示した結果は、公知のトップフライトXLストレートボールの試験から得られたデータ、および、後で詳細に検討するような標準実験室条件の下でのロボット試験の間に得られるデータも含む。
Figure 2013526928
表11に示すように、ボール28−3,25−1,28−1および28−2は、すべて、ポララに比べて高いMOIΔを有し、それらのすべては、ポララよりも高い曲がりコントロール性を有する。このMOIの差は、キャロウェイゴルフによって製造されたトップフライトXLストレートの試験データも含む図10および11にも示されている。
飛翔中のゴルフボールに作用する空気力学的力は、3つの力のベクトル:揚力、抗力および重力に分解できる。揚力ベクトルは、製品のスピンおよび速度ベクトルに交差する方向に作用する。抗力ベクトルは、速度ベクトルと反対方向に作用する。より具体的には、ゴルフボールの空気力学的特性は、レイノルズ数(Re)と無次元スピンパラメータ(DSP)の関数である揚力係数および抗力係数によって特徴付けられる。レイノルズ数は、空気中を飛行するゴルフボールに作用する慣性の粘性力に対する比を定量化する無次元量である。無次元スピンパラメータは、ゴルフボールの表面回転速度と空気中の速度との比である。
ゴルフボールの揚力係数および抗力係数は、ニュージャージー州ファーヒルズのUSGAテストセンターのもののような室内テストレンジおよびデンマークのインタラクティブスポーツグループによって造られたトラックマンネットシステム(Trackman Net System)のような屋外システムを含む、いくつかの異なる方法を用いて測定できる。上述の実施形態および比較のためにいくつかの従来のゴルフボールについてトラックマンネットシステムを使用して得られた試験結果を、以下に説明し、図10から17に示す。
右打ちのゴルファー、特にハンディキャップの高いゴルファーにとって、大きな問題は、ボールの「スライス」傾向である。意図しないスライスショットは、2つの意味でゴルファーに不利益である:1)ボールが意図した飛翔経路から右に逸れる、2)ショット飛距離全体を低減する。スライスしたゴルフボールは、ボールのスピン軸が右に傾いているので右に移動する。揚力は、定義上、スピン軸に直角であり、そのため、スライスしたゴルフボールの揚力は、右を向いている。
ゴルフボールのスピン軸は、ボールがその周りに回転する軸であり、通常、ゴルフボールが飛翔する方向に直角である。ゴルフボールのスピン軸が0°、つまり、純粋なバックスピンをも生じる水平スピン軸であれば、ボールはフックまたはスライスせず、0°のスピン軸と組み合わさった高い揚力は、ボールを高く飛翔させるだけである。しかしながら、ボールが0°以上のスピン軸を与えられるような方法で打たれたとき、ボールは、フックし、ボールは、0°未満のスピン軸ではスライスする。スピン軸の傾斜は、揚力を左または右の方向に向かわせ、ボールのフックまたはスライスを引き起こす。ボールの右または左への意図しない飛翔は、キャリー曲がりと呼ばれる。低く飛ぶゴルフボール、つまり、揚力の低いボールは、キャリー曲がりが小さいボールの強い指標である。
フックまたはスライス方向に作用する揚力の大きさは、揚力×sin(スピン軸角度)に等しい。高さ方向に作用する揚力の大きさは、揚力×cos(スピン軸角度)である。
スライスショットの共通原因は、開いたクラブフェースでボールを打つことである。この場合、クラブフェースの開きは、クラブの実効ロフトを増大し、それにより、ボールの合計スピン量を増大する。他のすべての要因を一定に保つと、大きなボールスピン量は、一般に高い揚力を生成し、これが、スライスショットがしばしばストレートショットまたはフックショットよりも高い軌道を有する理由である。
下の表は、約85−105mphの範囲のヘッドスピードを有するゴルファーにより、10.5°のドライバーを使用し、様々な試作ゴルフボールおよび低スピンおよび通常スピンのゴルフボールと考えられる市販のゴルフボールを打った際の、合計ボールスピン量を示す。
Figure 2013526928
図10は、それぞれのデザインについて上述のトラックマンシステムを使用したロボット試験から得られたデータを使用した、最小配向と最大配向と(USGA規則の下で公認または対称ボールであるトップフライトXLはランダム配向)の間のMOIの差の変化に対する平均キャリー曲がりおよび合計曲がりを示す。図10の(および図4から6に示した)ボール25−2,25−3および25−4は、ボール25−2は両側に2列、ボール25−3は4列、ボール25−4は3列と、それぞれ赤道を取り囲むディンプルの列の数が異なることを除いて基本的に同じディンプルパターンを有するので、それらは関連する。図10のデータから得られるボールのそれぞれの最小配向と最大配向との間の%MOIΔは、下の表12に示されている。
Figure 2013526928
図11は、それぞれのディンプルデザインの最小配向と最大配向との間のMOIの差に対する平均キャリーおよび合計飛距離を示す。
下の表13は、ボール25−1,28−1および2−9およびタイトリストProV1およびトップフライトXLストレートボールのスライス試験の結果を示す。ボール25−1,28−1および2−9は、PH配向およびPOP配向の両方について試験した。この表には、キャリー曲がり、キャリー飛距離、合計曲がり、合計飛距離および転がり距離の平均値が示されている。これは、ボール25−1,28−1および2−9が、PH配向においてPOP配向よりも著しく曲がりが小さく、試験した公知の対称ボールであるProV1およびトップフライトよりも曲がりが小さいことを示す。
Figure 2013526928
ゴルフボール25−1,28−1,2−9、ポララ2p4/08、タイトリストProV1およびトップフライトXLストレートは、工業規格の実験室条件下でのいくつかの試験を受けて、ここに記載したディンプルパターンが取得した競合するゴルフボールと比べてよりよい性能を実証する。これらの試験において、ゴルフボール25−1,28−1,2−9の飛翔特性および距離特性を試験して、アクシネット(Acushnet)製タイトリストProV1、キャロウェイゴルフ製トップフライトXLストレート、および、パウンススポーツ社(Pounce Sport LLC)製ポララ2p4/08と比較した。また、ゴルフボール25−1,28−1,2−9、ポララ2p4/08は、極前後(PFB)配向、極上下(POP)配向および極水平(PH)配向にして試験した。ProV1およびトップフライトXLストレートは、USGA公認球であり、そのため、球対称であると知られているため、そのような特定の配向では試験していない(ランダム配向)。ゴルフボール25−1および28−1は、基本的に同じ材料で形成され、デュポン製HPF2000を主とするコアとサーリン(Surlyn:商標)を混合(9150を50%、8150を50%)した被覆とからなる。被覆は、約0.06インチの厚みである。
試験は、ゴルフラボラトリーズ社製ロボットを用い、同一のテーラーメイド(Taylor Made:商標)のドライバーを使用して異なるクラブヘッド速度で行った。テーラーメードドライバーは、10.5°のR9 460クラブヘッドとモトーレ(Motore)65”S”シャフトを有する。ゴルフボールは、無作為の順番で打たれた。さらに、ボールは、約15−25°のスライスをシミュレートする条件、例えば15−25°のネガティブスピンで試験された。
図12および13は、上記試験時のトラックマンネットシステムによる個別のショットの軌道の平面図および側面図の例である。図12および13のトラックマン軌道データは、PH配向のボール28−1,25−1および2−9がより真っ直ぐで(曲がりが少なく)、低く飛んでいる(低い軌道高さ)ことをはっきりと示す。図13における最大高さデータは、各ゴルフボールによって生成される揚力係数(CL)と直接相互に関係する。この結果は、ProV1およびトップフライトXLストレートが、PH配向の28−1,25−1または2−9ボールよりも大きな揚力を生成したことを示す。
[揚力係数および抗力係数試験および結果、CLおよびCD回帰]
図14−17は、25−1,28−1および2−9ディンプルデザイン並びにトップフライトXLストレート、ポララ2pおよびタイトリストProV1のスピン量3500rpmおよび4500rpmのそれぞれにおけるレイノルズ数(Re)に対する揚力係数および抗力係数(CLおよびCD)を示す。各グラフの曲線は、特定の配向における各ボールデザインの複数のストレートショットの回帰分析から生成された。
図14−17の曲線は、2010年1月から4月までの期間に行われた試験の間の、多様なスピンおよびレイノルズ数の条件における多くのショットの回帰分析の結果を示す。図14から17の回帰データを得るために、3つのレーダユニットからなるトラックマンネットシステムが使用されて、多様なゴルフクラブを使用したゴルフラボロボットにより打たれたゴルフボールの軌道を追跡した。ロボットは、多様な初期スピン量および速度のストレートショットを打つように設定された。風速計が、ロボットの位置の近くの20フィートの高さの風速を計測するために使用された。トラックマンネットシステムは、軌道データ(時間に対するx,y,z位置)を測定した。軌道データは、レイノルズ数、ボールスピン量および無次元スピンパラメータを含む計測した経時変化する量の関数として揚力係数(CL)および抗力係数(CD)を計算するために使用される。それぞれのゴルフボールモのデルまたはデザインは、スピン量3000−5000rpmおよびレイノルズ数120000−18000を含む速度およびスピンの条件範囲において試験された。そして、レイノルズ数(Re)および無次元スピン量(W)の関数である揚力係数および抗力係数の5項多変量回帰モデルは、各ボールデザインのデータに合わせた。CLおよびCDの回帰方程式は、
CLRegression=a×Re+a×W+a×Re+a×W+a×ReW+a
CDRegression=b×Re+b×W+b×Re+b×W+b×ReW+b
ここで、a(i=1−6)は、揚力係数のための回帰係数であり、b(i=1−6)は、抗力係数のための回帰係数である。
通常、測定したReおよびWの範囲内で予測(補間)されたCDおよびCLの値は、実測したCDおよびCLの値と略一致した。標準的な相関係数は96−98%である。
下の表14Aおよび14Bは、図14−17に示したそれぞれのボールのための回帰定数である。これらの回帰定数を使用して、スピン量が3000−5000rpmでレイノルズ数が120000−180000の範囲で抗力係数および揚力係数を算出できる。図14から17は、スピンおよびReの条件の非常に限定された(3500または4500rpmでReが120000から180000まで変化する)設定で構成されており、表14Aおよび14Bに示す揚力および抗力のための補間定数に含まれるデータの膨大な値の少しの例を単に提供する。定数は、3000−5000rpmのスピン量、且つ、120000−180000のレイノルズ数の範囲内の如何なる点の揚力係数および抗力係数を示すためにも使用できる。
Figure 2013526928
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図14から17から定められるように、極水平(PH)配向のボール25−1,28−1および2−9の揚力係数は、レイノルズ数(Re)が18000且つスピン量3500rpmにおいて0.10から0.14の間であって、レイノルズ数(Re)12000且つスピン量3500rpmにおいて0.14から0.20の間であり、試験した他の3つのボール(PHおよびPFBのポララ2p4/08、ランダム配向のタイトリストProV1およびトップフライトXLストレート)のCLよりも小さい。PH配向のボール25−1,28−1および2−9のスピン量4500rpmにおける揚力係数またはCLは、図15に示すように、Re180000において0.13から0.16の間であり、Re120000において0.17から0.25の間である。PH配向のボール25−1,28−1および2−9のスピン量3500rpmにおける抗力係数(CD)は、図16に示すように、Re150000において0.23から0.26の間であり、Re120000において0.24から0.27の間である。同じボールのスピン量4500rpmにおけるCD(図17)は、Re120000において0.28から0.29の間であり、Re180000において0.23から0.26の間である。
スピン量3000rpm以上の典型的なスライス条件では、PH配向のボール2−9,25−1,28−1およびPFB配向のポララ2pは、市販のボール:ProV1およびトップフライトXLストレートよりも低い揚力係数を示す。低い揚力係数は、ストレートショットでの低い軌道と、スライスショットでの小さい曲がりを意味する。PH配向のディンプルパターン2−9,25−1,28−1のボールは、スライスショットの特徴的Reおよびスピンの条件下において、ProV1およびトップフライトXLストレートよりも約40%低い揚力係数を有する。
表15−17は、ロボットテストのトラックマンレポートである。ロボットは、約7°のアウトサイド−インのクラブ軌道で、僅かにクラブフェースを開いたスライスショットを打つように設定された。クラブ速度は約98−100mphであり、ボールの構造に応じて約3800−5200rpmの初期ボールスピンで、スピン軸は約13−21°であった。
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少なくとも赤道の周りの部分に沿ったディンプル容積が小さい領域と、極部分のディンプル容積が大きい領域とを含むディンプルパターンを有する上述の非公認ゴルフボールは、極水平配向または最大の配向と他の配向との間に十分に大きい慣性モーメント(MOI)の差を有し、ボールが両極を通って延伸する優先スピン軸を有する。上述のように、この優先スピン軸は、従来の対称デザインのゴルフボールにおいて、通常はフックまたはスライスするような方法でボールを打ったときに、フックまたはスライスの曲がりを防止またはその量を低減することを助ける。この曲がりの低減は、図10の上記実施形態および図12の実施形態のいくつかについて示されている。優先スピン軸は、代案として、ゴルフボールのコアまたは中間層の中の特定の位置の比重の大きい材料および比重の小さい材料によって達成されてもよいが、そのような構造は、ゴルフボール製造プロセスの費用と複雑さと追加する。これに対し、上述の異なるディンプルパターンを有するボールは、例えば2−9ボールについて図3に示すように、半球状の金型キャビティの適切なデザインによって容易に製造できる。
図示した実施形態は、すべて、赤道の周りの帯域において、極部分のディンプル容積と比べて低減されたディンプル容積を有するが、同様の結果を達成する代案実施形態において、優先スピン軸を創成する他のディンプルパターンを使用してもよい。例えば、小さい容積のディンプルが、ボールの赤道の周りの帯域に連続して配置される必要はない。小さい容積のディンプルが、赤道の周りの大きい容積のディンプルの間に配置されてもよく、帯域が、円周のある部分において他よりも広くてもよく、帯域の一部が、円周の一部または全体の周囲においてディンプルを有さなくてもよく、赤道部分の周囲全体にディンプルがなくてもよい。他の実施形態は、ボール表面のディンプル容積が小さいか皆無である1以上の、幾分同一平面にある部分を有するディンプルパターンを含んでもよい。これもまた、優先スピン軸を生成する。1つの実施形態において、ディンプルの容積が小さい2つの部分が互いにボールの反対側に配置されたなら、ダンベル状の重量配分が形成される。これは、「ダンベル」部分を上下に入れ換える回転の際に、ボールの向きに等しい優先スピン軸を有するボールをもたらす。
上述の図1から8に示した実施形態のディンプルは円形ディンプルであるが、ディンプルは、米国特許6409615に記載されたもの、六角形ディンプル、米国特許6290615に記載されたもののような管形格子状ディンプル、および、他の従来のディンプル形状のような、非円形ディンプルを含むディンプルの種類および形状の広範な変形があることが理解されるであろう。また、それらのディンプルのいずれも、ここで説明した実施形態と併せて使用できることが理解されるであろう。本明細書および続く特許請求の範囲において使用した「ディンプル」との用語は、特に示したものでなければ、如何なるディンプルの種類または形状或いはディンプルの構造も含むことを企図する。
開示した実施形態の上の記載は、当業者が本発明を実施または使用できるようにするために提供されている。それらの実施形態の多様な変形は、当業者には自明であって、ここに説明した包括的原理は、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、他の実施形態に適用できる。したがって、ここに提示した説明および図面は、本発明の現時点で好ましい実施形態を提示するものであり、それ故、本発明によって広く予見される主題の典型である。さらに、本発明の範囲が当業者に明らかとなるであろう他の実施形態を完全に包含し、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲以外の何者によっても限定されないことが理解される。

Claims (60)

  1. ゴルフボール金型であって、当該金型を使用して形成されるゴルフボールの外表面に複数のディンプルを形成するように構成された複数の隆起を含む金型表面を有し、前記金型表面は、合わせて第1のディンプル容積を形成する複数の第1の隆起を含む1以上の第1の領域と、前記第1のディンプル容積よりも小さい第2のディンプル容積を形成する少なくとも1つの第2の領域とを含み、前記第1および第2の領域は、前記ゴルフボールの優先スピン軸およびジャイロ中心平面を形成し、前記ジャイロ中心平面がすべての前記領域を通らないように構成されているゴルフボール金型。
  2. 前記第1および第2の領域は、非公認ディンプルパターンを画定する、請求項1のゴルフボール金型。
  3. 前記第2の領域は、前記ゴルフボールの赤道の周りの帯域を含み、前記1以上の第1の領域は、前記ゴルフボールの極部分を含む、請求項1のゴルフボール金型。
  4. 前記帯域は、前記ゴルフボールの前記赤道の面の両側に1列が配置された少なくとも2列の第2のディンプルを画定する第2の隆起を含む、請求項3のゴルフボール金型。
  5. 前記帯域は、第2のディンプルを画定する2列から8列の隆起を含む、請求項3のゴルフボール金型。
  6. 前記少なくとも1つの第2の領域は、前記ジャイロ中心平面に対して45°までの位置にある、請求項1のゴルフボール金型。
  7. 前記1以上の第1の領域は、前記ジャイロ中心平面に対して45°までの位置の外側にある、請求項6のゴルフボール金型。
  8. 前記隆起は、前記第2のディンプルを少なくとも前記第1のディンプルのいくつかよりも容積が小さく画定する、請求項4のゴルフボール金型。
  9. 前記隆起は、球形ディンプルである第1のディンプルと、台形ディンプルである第2のディンプルとを画定する、請求項8のゴルフボール金型。
  10. 前記台形ディンプルの台形弦深さは、前記球形ディンプルの球形弦深さよりも小さい、請求項9のゴルフボール金型。
  11. 前記台形ディンプルは、前記球形ディンプルの少なくともいくつかの半径と等しい半径を有する、請求項10のゴルフボール金型。
  12. 前記台形弦深さは、前記球形弦深さの半分より小さい、請求項11のゴルフボール金型。
  13. それぞれの前記台形ディンプルの前記台形弦深さは、約0.004インチであり、それぞれの前記球形ディンプルの前記球形弦深さは、約0.012インチである、請求項10のゴルフボール金型。
  14. 前記隆起は、台形ディンプルである第1のディンプルおよび第2のディンプルを画定する、請求項8のゴルフボール金型。
  15. 前記隆起は、球形ディンプルである第1のディンプルおよび第2のディンプルを画定する、請求項8のゴルフボール金型。
  16. 前記隆起は、前記極部分において前記ディンプルを少なくとも2つの異なる大きさに画定する、請求項3のゴルフボール金型。
  17. 前記隆起は、前記極部分において前記ディンプルを少なくとも3つの異なる大きさに画定する、請求項16のゴルフボール金型。
  18. 少なくともいくつかの前記隆起は、前記極部分に約0.067インチから約0.0875インチの第1の範囲の半径を有するディンプルを画定する、請求項3のゴルフボール金型。
  19. 前記極部分の前記ディンプルのすべては、前記第1の範囲の半径を有する、請求項18のゴルフボール金型。
  20. 前記隆起は、前記極部分に、第1の範囲の半径を有する球形ディンプルの第1の組と、前記第1の範囲の半径よりも小さい第2の範囲の半径を有する球形ディンプルの第2の組とを含むディンプルを画定する、請求項3のゴルフボール金型。
  21. 前記第2の範囲の半径は、約0.03インチから約0.04インチである、請求項20のゴルフボール金型。
  22. 前記隆起は、前記第2の組の前記球形ディンプルをすべて等しい大きさに画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  23. 前記隆起は、少なくとも2つの異なる大きさのディンプルを含むように、前記球形ディンプルの第2の組を画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  24. 前記隆起は、3つの異なる大きさのディンプルを含むように、前記球形ディンプルの前記第2の組を画定する、請求項23のゴルフボール金型。
  25. 前記隆起は、前記第1の組の前記球形ディンプルをすべて同じ大きさに画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  26. 前記隆起は、少なくとも2つの異なる半径のディンプルを含むように、前記球形ディンプルの前記第1の組を画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  27. 前記隆起は、最小ディンプル半径と最大ディンプル半径との間の複数の異なる半径を有するディンプルを含むように、前記球形ディンプルの前記第1の組を画定する、請求項26のゴルフボール金型。
  28. 前記第1の組のディンプルの大半は、前記最小ディンプル半径と前記最大ディンプル半径との間の半径を有する、請求項27のゴルフボール金型。
  29. 前記最大ディンプル半径の前記ディンプルは、前記最小ディンプル半径の前記ディンプルよりも多い、請求項27のゴルフボール金型。
  30. 前記隆起は、前記極部分の前記ディンプルを同じ大きさに画定する、請求項3のゴルフボール金型。
  31. 前記隆起は、前記第1の組のディンプルの少なくともいくつかの半径の約半分の半径を有するように、前記第2の組の少なくともいくつかのディンプルを画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  32. 前記隆起は、約0.030から0.040インチの範囲の半径を有するように前記第2の組のディンプルを画定し、約0.065から0.075インチの範囲の半径を有するように前記第1の組のディンプルを画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  33. 前記ディンプルの第2の組は、約0.030,0.035および0.040インチの直径を有するディンプルを含み、前記ディンプルの第1の組は、約0.067,0.0725および0.075インチの直径を有するディンプルを含む、請求項31のゴルフボール金型。
  34. 前記第2の組のディンプルは、それぞれ、約0.008インチの球形弦深さを有し、前記第1の組のディンプルは、それぞれ、約0.012インチの球形弦深さを有する、請求項20のゴルフボール金型。
  35. 前記隆起は、前記第1の組のディンプルの少なくともいくつかの間にちりばめられるように、前記第2の組のディンプルを画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  36. 前記隆起は、前記極に近い前記第1の組のディンプルの間にちりばめられるように前記第2の組のディンプルと、前記ボールの周囲に延伸し、前記赤道の周りの帯域に隣接するそれぞれの前記極部分の少なくとも1つの、前記第1の組のディンプルのみを含む領域とを画定する、請求項35のゴルフボール金型。
  37. 前記隆起は、前記極のそれぞれの周囲に配置されるように、前記ディンプルの第2の組を画定し、前記ディンプルの第2の組と前記赤道の周りの容積を減じた前記帯域との間に配置されるように、前記ディンプルの第1の組を画定する、請求項20のゴルフボール金型。
  38. 原文に記載なし。
  39. 前記隆起は、それぞれ、複数の異なる大きさのディンプルを含むように、前記第1のディンプルおよび前記第2のディンプルを画定する、請求項9のゴルフボール金型。
  40. 前記隆起は、ディンプルのない領域を含むように、前記赤道の周りの前記帯域を画定する、請求項3のゴルフボール金型。
  41. 前記隆起は、ディンプルを含まないように、前記赤道の周りの前記帯域を画定する、請求項39のゴルフボール金型。
  42. 前記ディンプルのない領域は、前記赤道の周りに延伸して、前記赤道の面を中心とし、前記隆起は、前記ディンプルのない領域の両側において前記ボールの周りに延伸する少なくとも1列のディンプルの列を含むように前記帯域を画定する、請求項39のゴルフボール金型。
  43. 前記隆起の総数は、336から410の間である、請求項3のゴルフボール金型。
  44. 前記赤道の周りの前記帯域の前記隆起の総数は、184から240の間である、請求項3のゴルフボール金型。
  45. 一方の前記極部分の前記隆起の総数は、48から113の間である、請求項43のゴルフボール金型。
  46. 前記隆起は、前記ディンプルを、前記赤道の周りの前記帯域内において、台形であり、前記極部分の前記ディンプルの少なくともいくつかのものよりも小さい半径を有し、前記極部分の前記ディンプルの球形弦深さの半分以下の台形弦深さとを有するように画定する、請求項9のゴルフボール金型。
  47. 当該金型は、圧縮成形キャビティを含む、請求項1のゴルフボール金型。
  48. 前記金型は、2つの半球を含む、請求項46のゴルフボール金型。
  49. ゴルフボール金型であって、当該金型を使用して形成されるゴルフボールの外表面に形成される複数のディンプルを形成するように構成された複数の隆起を含む金型表面を有し、前記金型表面は、合わせて第1のディンプル容積を形成する複数の第1の隆起を含む1以上の第1の領域と、前記第1のディンプル容積よりも小さい第2のディンプル容積を形成する少なくとも1つの第2の領域とを含み、前記第1および第2の領域は、前記ゴルフボールの優先スピン軸およびジャイロ中心平面を形成し、少なくとも1つの前記第2の領域が前記ジャイロ中心平面の周囲に形成されるように構成されているゴルフボール金型。
  50. ゴルフボール金型であって、当該金型を使用して形成されるゴルフボールの外表面に形成される複数のディンプルを形成するように構成された複数の隆起を含む金型表面を有し、前記金型表面は、合わせて第1のディンプル容積を形成する複数の第1の隆起を含む1以上の第1の領域と、前記第1のディンプル容積よりも小さい第2のディンプル容積を形成する少なくとも1つの第2の領域とを含み、前記第1および第2の領域は、少なくとも0.100パーセントの前記ゴルフボールの慣性モーメント(MOI)の差およびジャイロ中心平面を形成し、前記ジャイロ中心平面がすべての前記領域を通らないように構成されているゴルフボール金型。
  51. 前記隆起は、約0.100から約0.500パーセントの範囲内の前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  52. 前記隆起は、約0.200から約0.500パーセントの範囲内の前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  53. 前記隆起は、約0.250から約0.500パーセントの範囲内の前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  54. 前記隆起は、約0.200パーセントよりも大きい前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  55. 前記隆起は、約0.300パーセントよりも大きい前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  56. 前記隆起は、約0.400パーセントよりも大きい前記MOIの差を形成するように構成されている、請求項49のゴルフボール金型。
  57. 前記MOIの差は、前記ゴルフボールの最大慣性モーメントから最小慣性モーメントを減じ、前記最大慣性モーメントで除して算出される、請求項49のゴルフボール金型。
  58. 前記第1および第2の領域は、前記ゴルフボールに前記優先スピン軸を形成するように構成され、前記最大慣性モーメントは、前記ボールが前記優先スピン軸の周りに回転するように配向されたときに達成される、請求項56のゴルフボール金型。
  59. 前記最小慣性モーメントは、前記ボールが前記優先スピン軸の周りに回転するように配向されていないときに達成される、請求項57のゴルフボール金型。
  60. 前記優先スピン軸の周りに回転を生じる配向は、極水平(PH)配向である、請求項57のゴルフボール金型。
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