JP2013525538A - 断熱用発泡成形品 - Google Patents
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Abstract
本発明は、粒子状発泡性ポリスチレン(EPS)系の断熱用発泡成形品に関する。発明による前記成形品は、EPSに加えて、再利用ポリスチレン粒子を含む。従って、本発明の目的は、出発原料が有用に使用される絶縁材を提供し、また、良好な断熱性能を有する断熱材を提供することである。
Description
本発明は、粒子状発泡性ポリスチレン(EPS)系の断熱用発泡成形品に関する。
このような材料はそれ自体、本出願人によるヨーロッパ特許EP第1,486,530号で既知である。前記ヨーロッパ特許には、微細セル構造を有し低密度の発泡体であって、断熱性を向上させるために、断熱性向上材として、ポリスチレン粒子内に活性炭が存在する発泡体が開示されている。
また、第1段落で述べた成形品は、米国特許第6,465,533号で既知であり、その中では、発泡性ポリスチレン粒子にはアルミニウム粒子が含まれている。
更に、ヨーロッパ特許出願EP第1,587,860号には、発泡性スチレンポリマー粒子で形成された断熱用発泡材であって、10〜90重量%の着色スチレンポリマー粒子と、90〜10重量%の顔料のないスチレンポリマー粒子と、から成る発泡材が開示されている。そこで言及されている顔料の例は、カーボンブラック、金属酸化物、金属粉、染料顔料およびグラファイトなどである。
カナダ特許出願CA第2,171,413号には、再利用ポリスチレン発泡体に難燃材のコーティングを有する耐火性ポリスチレン発泡材の方法が開示されており、このように処理された前記発泡材を予備発泡させたポリスチレンビーズと混合して成形品を得ている。
英国特許出願GB第2,449,353号は、成形後に、DIN4102に準拠したB2試験の要件を満たす発泡性粒子状複合材料に関するものである。該複合材料には、2.0〜15.0重量%のグラファイトが含まれている。
国際特許出願WO第2009/155066号には、発泡促進剤を添加した発泡ポリマーの製造方法が開示されている。例として、スメクタイト粘土、有機粘土およびナノグラファイトから成る群から選択された一次元のナノ・マイクロ材料が言及されている。
表面にコーティング層が塗布されたEPS材料は、EP第0,235,831号で既知である。
HBCDとスチレン樹脂を特定の割合で混合した難燃性スチレンは、JP第2,222,435号で既知である。
US第2010/099782号には、発泡ポリマーの懸濁重合製造プロセスが開示されている。
本発明者らは、包装業界においては、食品および非食品双方に対して、また、建設業界においては、使用される断熱材の厚みと断熱性能の高さとの間で適切な割合を示す断熱材に対して、ニーズがあることを見出した。住宅建設業界では、例えば、パネルが断熱住宅に使用されており、そうした住宅では暖房時、熱は不必要に外部に逃げないであろう。包装業界では、例えば、冷凍食品がその低温を保持できることが望ましい。
高い断熱性能を得るために、断熱パネルの厚みを大きくするように設計することは既知である。こうした解決策の欠点は、住宅の中で断熱材の占める容積が大きくなり、その結果、住宅の実容積が減少することである。
別の可能性としては、断熱材に特定の断熱性向上材を添加することであるが、特に、本出願人によるヨーロッパ特許第1,486,530号に参照されている。
本発明者らはさらに、廃棄物フローの形成を減少させ、またそうした廃棄物フローが発生する場合は、得られる材料を再利用することが益々望まれていることを見出した。従って、製造工程での「廃棄された」材料を再利用し、原材料の総消費にプラスの効果をもたらすことが望まれている。原材料の使用量の減少によって、次には、温室効果の一因とされるCO2の排出量削減に繋がる。
本発明者らは、バージンEPSで製造された断熱用パネルの取付業者が「雪盲」について不平を言うのを日常的に経験してきた。該パネルは白色であり、入射太陽光を大部分反射するため、パネルの取付は大変な作業であり、業者は黒いサングラスをかけなければならない時もある。
従って、本発明の目的は、前述の問題の内の1つまたは複数に対する解決策を与える断熱材を提供することである。
導入段落で言及したように、前記断熱用発泡成形品は、EPSに加えて、該成形品が再利用ポリスチレン粒子を含むという点で特徴付けられる。
本断熱用発泡成形品に再利用ポリスチレン粒子を使用することで、バージンの発泡性ポリスチレン(EPS)の使用量を低減でき、その結果、いわゆる「バージン」の出発原料の消費に対してプラスの効果をもたらすことが分かった。
ここでの「再利用ポリスチレン粒子」とは、例えば建設現場の廃棄材や包装材から得られる物などのように、既に発泡した成形品から得られるポリスチレン粒子を指すものであり、こうした既に発泡した成形品は、小さな破片に破砕された後、本発明に準じて加工される。こうした再利用ポリスチレン粒子中の発泡剤の量は、1重量%未満であり、すなわち、「バージン」の予備発泡EPS中の発泡剤のパーセント、それは予備発泡後で約2〜3重量%であるが、それより少ない。
特定の実施形態では、前述のEPS系出発原料に加えて、該成形品も、好適には、活性炭、膨張黒鉛および微粉炭素の1つまたは複数から選択された1つまたは複数の添加物を有する粒子状発泡性ポリスチレンを含むことが更に望ましい。
本発明によれば、活性炭、膨張黒鉛および微粉炭素は、カーボンブラックあるいは粒子径が1μm超の通常または普通のグラファイトは含まないものと理解されることは明確に注目されるべきである。グラフェンは炭素状の化合物であり、sp2結合炭素原子の一原子層と考えられるが、グラファイトは、グラフェンが多数積層された層で構成されている。本発明者らは、グラフェンと膨張黒鉛の特定の空間構造のために、設定した目的達成のために添加するグラフェンおよびまたは膨張黒鉛の量は、例えばグラファイトまたはカーボンブラックの通常の量より著しく少ないものになる想定する。
活性炭、膨張黒鉛および微粉炭素を使用することによって、成形ステップにおけるEPS粒子の溶融にプラスの効果が得られる。本発明者らは、活性炭、膨張黒鉛およびまたは微粉炭素が予備発泡前のEPS粒子中に存在することによって、実際の予備発泡ステップの間、発泡剤の漏れ量がより少なくなることを見出した。こうした添加剤の1つまたは複数を有する既に予備発泡したEPSの発泡剤の量は約3〜4重量%である。
前述の添加剤の粒径は好適には12μm以下であり、より好適には8μm以下であり、さらにより好適には5μm以下である。
本発明者らは、本明細書で言及するグラフェン材は、粒径が0.1〜0.8μmの膨張黒鉛として理解されるべきであることをさらなる実験から見出した。従って、本明細書でのグラフェンは、粒径が0.1〜0.8μmの膨張黒鉛として理解されるものである。断熱性向上材の添加量を下げれば、元々白色である得られたEPSの色に対してプラスの効果が得られる。言及した添加剤によって、元々白色のEPSはある程度グレー色を帯びる。
本出願で参照された膨張黒鉛は、炭素源を機械的せん断力で処理する、特にグラファイトをそのように処理することによって得られる。こうした処理の一例としては押出法があり、この方法によって、グラファイトは押出機内で大きなせん断力を受けて平坦な炭素プレートレット、特に膨張黒鉛に変化する。ある実施形態では、該炭素源はマスターバッチとして添加されるか、あるいは、請求項で特定されているような所望の粒径を得るために前処理された粉末材として直接添加される。
特別の実施形態では、アスペクト比が10:1以上、特に100:1以上の膨張黒鉛の使用が特に好ましい。こうした層状構造によって、断熱性能向上には特に良好な影響がもたらされるであろう。
カーボン量は、樹脂量に対して1〜15重量%であることが特に望ましく、好適には樹脂量に対して2〜8重量%である。
さらに別の特別の実施形態では、本断熱用発泡成形品はさらに好適には、さらに別の種類のEPS、すなわち、着色EPSとも呼ばれる、いわゆる着色コーティングを有するEPSを含む。こうした着色EPSは、顔料を含んだコーティングを有する粒子状発泡性ポリスチレン粒子であると考えられる。こうしたコーティングは、ポリスチレン粒子の外側に存在しており、顔料がスチレン粒子中に分散しているEP第1,587,860号で使用されている粒子と混同されるべきではない。該特許中の粒子では、顔料は全容積に亘ってランダムに拡散しており、特に、粒子内の特定の場所に蓄積あるいは集中していない。このような着色EPSを使用することによって、雪盲問題が最小化される外部構造を有する発泡成形品が得られる。
本発明による断熱用発泡成形品は、好適には、成形品の合計重量に対して、10〜70重量%の粒子状発泡性ポリスチレン(EPS)と、10〜70重量%の再利用ポリスチレン粒子と、0〜70重量%の1つまたは複数の添加剤を有するEPSと、0〜40重量%の着色コーティングを有するEPSと、から構成される。
特別の実施形態では、成形品の合計重量に対して、粒子状発泡性ポリスチレン(EPS)の量が10〜30重量%、再利用ポリスチレン粒子の量が10〜40重量%、1つまたは複数の添加剤を有するEPSの量が30〜50重量%、着色コーティングを有するEPSの量が5〜15重量%であることが好ましい。
ある実施形態では、本断熱用発泡成形品が、グラファイト、アルミニウム粉、Al(OH)3、Mg(OH)2、Al203、鉄、亜鉛、銅およびこれらの合金から成る群から選択された1つまたは複数の断熱性向上材を、最終発泡成形品に対して10重量%以下含むことが望ましい。
本成形品が特定の耐火性要件を満たすために、ヘキサブロミンシクロドデカン(HBCD)、ジクミルパーオキサイド、臭素化ポリマー化合物および2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタンおよびこれらの組合せの群から選択された1つまたは複数の難燃剤が成形品中に存在することが望ましい。別の適切な難燃剤は、臭素化ポリスチレン化合物由来の化合物群、特に、分子量が好適には10,000〜400,000の、特に120,000〜280,000の臭素化ポリスチレン由来の化合物群であり、該臭素化ポリスチレンタイプの難燃剤の量は、好適には50重量%以下である。特別の実施形態では、臭素化ポリスチレンおよびジクミルパーオキサイドは共力剤として使用され、その量は、スチレンポリマーに対して0.1〜3重量%であり、特に0.5〜2重量%である。
本発明は特に、再利用ポリスチレン粒子の有用な再使用を実現しながら、断熱用発泡成形品の提供に関する。そのような再利用ポリスチレン粒子は少量のペンタンを含んでおり、一般的に蒸気の使用を伴う金型内での最終成形の間、膨張力が小さいであろう。本発明者らは、特に、好適には多くの異なる出発原料で本断熱用発泡成形品を構成することにより、断熱性能を表すA値と機械的特性とが、要求される目的の断熱特性と機械的特性とを実際に満たすように選択できることを見出した。従って、良好な機械的特性と共に、A値が0.031〜0.036W/mKの、好適には0.032〜0.035W/mKの断熱用発泡成形品を構成できることが分かった。
本成形品では、密度の異なる発泡性粒子状ポリスチレン(EPS)の使用も可能であり、該密度は15〜30kg/m3の範囲で変化し、その材料のλ値はそれぞれ約0.040〜0.030W/mKである。1つまたは複数の添加剤を有するEPSでは、密度が10〜30kg/m3のものも使用でき、その材料のλ値はそれぞれ約0.035〜0.030W/mKである。
本発明者らは、本断熱用発泡成形品中の他のEPS系出発原料よりも小さな粒子と大きな密度とを持つ、着色コーティングを有するEPSを本断熱用発泡成形品に含有させることで、成形される成形品の外側にこうした着色EPSが移動し、その結果、成形品の外側にこの着色EPSの蓄積上昇が起こり、外側の特別の場所のために、得られた成形品の外観に支配的な影響を及ぼすであろう、ということをさらに見出した。従って、一般的には好ましくないことがわかっている主に明るい白色を、雪盲の問題を防ぐために変化させている。ここでは、成形品の外側に移動する、着色コーティングを有するEPSについて言及したが、本プロセスで使用される前述の他のEPS系出発原料も、その存在が成形品内の特定の場所に集中するように選択されてもよい。
本断熱用発泡成形品に使用される再利用ポリスチレン粒子が非常に少量のペンタンを含む場合、出発原料が活性炭を含んでいることが望ましい。なぜなら、本発明者らは、この活性炭に関連して、予備発泡ステップ時に使用される発泡剤、特にペンタンは、こうした予備発泡材中に継続して存在して最終成形ステップの間、より膨張し、その結果、より強力な発泡と、出発原料、特にポリスチレン粒子の適切な溶融とが得られることを見出したためである。
本成形品の製造は、予備膨張されていてもよい出発原料が、ポリスチレン粒子をさらに発泡させる所謂蒸気室に入れる方法によって行われる。該予備発泡ステップの間、例えば、バージンEPSが使用される場合には、蒸気を用いて予備処理し、このプロセスの間、EPS顆粒は自由に膨張できる。この処理の後、このように予備発泡したEPSを次の処理、すなわち、特に、このように処理した顆粒を所定の時間、例えば4〜48時間保管することによって熟成させる。最終成形は、該種々の出発原料を金型内で蒸気を用いてさらに処理することにより行われる。前記プロセスの間、該粒子は互いに結合して緊密な構造を形成する。前述の蒸気室あるいは金型に出発原料の組合せを充填する前に、下位クレームで定義される所要の処方で、所望のEPS材料の混合物をまず製造しなければならない。所要の混合物の製造に続いて、特にホッパーから得られた該出発原料を金型キャビティ内に充填し蒸気を流す。蒸気の温度が高いために、中の発泡剤が膨張しようとし、蒸気によってガラス転移温度以上の温度に加熱された結果および金型内の制限されたスペースのために、該EPS粒子が溶融して断熱用発泡成形品となる。このプロセスで使用される金型には、発泡剤と蒸気の出口となる小さな開口部が設けられている。特別の実施形態では、蒸気の代わりに熱風を使用することもできる。こうして発泡した成形品の大きさには原理的には制限がなく、延設業界で使用されるブロックや食品及び非食品用の包装材の製造も可能である。
以下の分析方法を用いて膨張黒鉛の粒子径を測定した。グレーの発泡EPS10gをトルエン28mlに溶解し、このスラリーを分析した。残りはトルエンを添加して超音波で分散させ、ALV測定装置で分析した。Malvern Zetasizerを使用して粒径を測定した。必要な場合は、さらにトルエンで希釈した。Zetasizer GMAは、以下の仕様を有する所謂動的光散乱装置である。
相関器:ALV5000/60X0
外部ゴニオメータ相関器:ALV−125
検知器:Static & Dynamic Enhancer ALV Laser Fiber optics(Cobolt Samba300DPSS Laser)を備えたALV/SO SIPD単光子検知器
波長:532nm
300mW出力温度調節
Static Thermal Bath:Haake F8−C35
特別の規格は使用しなかった。該装置は粒子のブラウン運動を測定するものであり、アインシュタイン−ストークスの式を用いて測定値を粒子径に変換した。ここで、溶媒は水、該粒子は概ね球形であるとする。その半径を測定した。
相関器:ALV5000/60X0
外部ゴニオメータ相関器:ALV−125
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波長:532nm
300mW出力温度調節
Static Thermal Bath:Haake F8−C35
特別の規格は使用しなかった。該装置は粒子のブラウン運動を測定するものであり、アインシュタイン−ストークスの式を用いて測定値を粒子径に変換した。ここで、溶媒は水、該粒子は概ね球形であるとする。その半径を測定した。
Claims (12)
- 粒子状の発泡性ポリスチレン(EPS)系の断熱用発泡成形品であって、前記成形品は、EPSに加えて、再利用ポリスチレン粒子を含むことを特徴とする成形品。
- 前記成形品はさらに、1つまたは複数の添加剤を有することを特徴とする請求項1に記載の成形品。
- 前記1つまたは複数の添加剤は、活性炭、膨張黒鉛および微粉炭素の群から選択されることを特徴とする請求項2に記載の成形品。
- 前記添加剤の粒径は12μm以下であり、特に8μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の成形品。
- 添加剤として膨張黒鉛が使用される場合、その粒径は0.1〜0.8μmであることを特徴とする請求項3に記載の成形品。
- 前記成形品はさらに、着色コーティングを有するEPSを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項または複数項に記載の成形品。
- 前記成形品の合計重量に対して、粒子状の発泡性ポリスチレン(EPS)の量は10〜70重量%であり、再利用ポリスチレン粒子の量は10〜70重量%であり、1つまたは複数の添加剤を有するEPSの量は0〜70重量%であり、着色コーティングを有するEPSの量は0〜40重量%であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項または複数項に記載の成形品。
- 前記成形品の合計重量に対して、粒子状の発泡性ポリスチレン(EPS)の量は10〜30重量%であり、再利用ポリスチレン粒子の量は10〜40重量%であり、1つまたは複数の添加剤を有するEPSの量は30〜50重量%であり、着色コーティングを有するEPSの量は5〜15重量%であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項または複数項に記載の成形品。
- グラファイト、アルミニウム粉、Al(OH)3、Mg(OH)2、Al203、鉄、亜鉛、銅およびこれらの合金から成る群から選択された1つまたは複数の断熱性向上材が前記成形品にさらに存在することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項または複数項に記載の成形品。
- ヘキサブロミンシクロドデカン(HBCD)、ジクミルパーオキサイド、臭素化ポリマー化合物および2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタンおよびこれらの組合せの群から選択された1つまたは複数の難燃剤が前記成形品に存在することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項または複数項に記載の成形品。
- 臭素化ポリスチレン由来の化合物が臭素化ポリマー化合物として使用されることを特徴とする請求項10に記載の成形品。
- ジクミルパーオキサイドが、臭素化ポリスチレンと共に、難燃剤として使用されることを特徴とする請求項10または請求項11のいずれかまたはその両方に記載の成形品。
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