JP2013525499A - 少なくとも1つの微小滴を形成する疎水性剤を含むエアゾールひげ剃り組成物 - Google Patents

少なくとも1つの微小滴を形成する疎水性剤を含むエアゾールひげ剃り組成物 Download PDF

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Abstract

約0.15マイクロメートル〜約10マイクロメートルの粒度を有する微小滴の形態の、シリコン等の疎水性剤を含むエアゾールひげ剃り組成物、好ましくは後発泡性ひげ剃りジェルを製造する方法。

Description

後発泡性ひげ剃りジェルが、現在周知である。例えば、米国特許第5,326,556号及び同第5,500,211号を参照されたい。ひげ剃り組成物の潤滑性を高めるために様々な試みが行われている。パーソナルケア組成物への種々のポリマーの添加が知られている。米国特許出願公開第2007/0207106号;米国特許第5,902,574号、及び同第5,262,154号を参照されたい。更に、場合によっては、ポリエチレンオキシド又はポリビニルピロリドン等の潤滑性水溶性ポリマーが添加されている。米国特許第5,560,859号及び同第5,858,343号を参照されたい。他の場合、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、又はポリアミド(ナイロン)粒子等の水不溶性ポリマー粒子、及び二酸化チタン又はガラスビーズ等の水不溶性無機粒子を含む水不溶性粒子が添加されている。米国特許第5,587,156号及び同第4,155,870号を参照されたい。様々な他のひげ剃りジェルが開示されている。例えば、米国特許出願公開第2006/0257349号、同第2006/0257350号、及び同第2005/0175575号、並びに米国特許第5,500,211号及び同第6,352,689号、並びに国際公開第2010/009989号を参照されたい。
従来のひげ剃りプロセスを改善するために、製造業者は、King of Shavesにより製造されているひげ剃りオイルを含む様々な種類のひげ剃りオイルを提供している。これらひげ剃りオイルは、典型的に、様々な形態のシリコーン又は鉱油を含み、発泡ひげ剃り調製品の代替として、又は発泡ひげ剃り調製品の塗布前若しくは後に使用するためのものであると記載されている。発泡調製品の皮膚の快適性を維持しながら、ひげ剃りオイルの潤滑効果を提供するために、完全に製剤化された後発泡性ジェルにこれらひげ剃りオイルの成分を添加することが望ましいと考えられる。
エアゾール又は後発泡性ジェルに導入するには、0.14マイクロメートル未満の平均粒度を有する特定のポリオルガノシロキサンマイクロエマルションが好適であると報告されている。米国特許第5,523,081号を参照されたい。このような特定の平均粒度が制限されたポリオルガノシロキサンマイクロエマルションを含有する後発泡性ひげ剃りジェルの製剤化は、このような小さな粒子を製造するのに必要とされる厳しい加工上の制約により、製造が困難である場合がある。
米国特許第5,326,556号 米国特許第5,500,211号 米国特許出願公開第2007/0207106号 米国特許第5,902,574号 米国特許第5,262,154号 米国特許第5,560,859号 米国特許第5,858,343号 米国特許第5,587,156号 米国特許第4,155,870号 米国特許出願公開第2006/0257349号 米国特許出願公開第2006/0257350号 米国特許出願公開第2005/0175575号 米国特許第6,352,689号 国際公開第2010/009989号 米国特許第5,523,081号
したがって、商業的規模で十分に製造可能でありながら、潤滑性が強化され、更に皮膚の快適性及び発泡性能を維持することができる新規後発泡性ジェルが依然として必要とされている。本発明は、これら要求のうちの1つ以上に取り組む。
本発明の1つの態様は、エアゾール製品、好ましくは後発泡性ゲル又はシェービングフォームの形態であるパーソナルケア組成物であって、約2%〜約25%の水分散性表面活性剤と、約40%〜約95%の水を含む担体と、約1%〜約6%の揮発性後発泡剤と、約0.01〜約15%の疎水性剤とを含み、前記疎水性剤が、約0.15マイクロメートル〜約10マイクロメートルの粒度を有する少なくとも1つの微小滴を形成するパーソナルケア組成物に関する。
本明細書で使用するとき、用語「脂肪」とは、12〜22個の炭素原子(C12〜22)、好ましくは14〜18個の炭素原子(C14〜18)を有する炭化水素鎖を意味する。前記鎖は、直鎖状であっても分枝状であってもよく、飽和であっても不飽和であってもよい(典型的に、鎖内に1又は2つの二重結合が存在する)。用語「水分散性」とは、本明細書で使用するとき、物質が、水に実質的に分散性又は可溶性のいずれかであることを意味する。
本発明のパーソナルケア組成物は、後発泡性ひげ剃りジェル組成物等の除毛調製品として使用するのに好適である。1つの実施形態では、組成物は、約0.005%〜約3%のカチオン性多糖を含み、前記カチオン性多糖が、水変性され、約2%〜約25%、好ましくは約5%〜約20%の水分散性表面活性剤と、約60%〜約93%又は約70%〜約85%の水等の担体と、潤滑剤とである。潤滑剤は、好ましくは、組成物の約0.01重量%〜約1重量%の潤滑性水溶性ポリマーと、約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の水不溶性粒子と、約0.0005重量%〜約3重量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.5重量%のヒドロジェル形成ポリマーと、を含み得る。好ましくは、組成物は、後発泡性ひげ剃りジェルの形態であり、更に、約1%〜約6%、好ましくは約2%〜約5%の揮発性後発泡剤を含む。
1つの実施形態では、本発明のパーソナルケア組成物は、Hydramotion Viscolite 700モデルVL700s(固体状態挿入粘度計)等の市販のディッププローブレオメータにより測定したとき、約85〜約3000cps、別の実施形態では、約185〜約2500cps、別の実施形態では、約190〜約2000cps、別の実施形態では、約200〜約1900cpsの粘度を有する。本発明において粘度は、試験プローブを200ミリリットルの製剤に沈め、プローブを起動させ、60秒間の安定化時間後に結果を記録することにより測定される。
理論に束縛されるものではないが、粘度の上昇している本発明のパーソナルケア組成物は、高剪断力速度においてより有効であるので、優れた保護を提供すると考えられる。更に、本発明の高粘度は、驚くべきことに、摩擦係数の測定により示すことができる望ましい潤滑効果を実現するとともに生じる。
1つの実施形態では、エアゾールひげ剃り組成物は、その成分の実質的に均質な混合物である。本明細書で定義するとき、均質とは、組成物が全体的に均一な混合物を有し、肉眼では領域を区別することができないことを意味する。当業者は、疎水性剤が微小滴を形成し得ることを理解する。しかし、これら微小滴は、組成物の残りから目に見える相分離を起こしてはならない。重要なことに、本発明は、容器から分配する前にユーザが振盪するか又は別の方法で混合する必要のない単一組成物において、潤滑性が強化され、更に皮膚の快適性及び発泡能を維持することができる、従来のひげ剃り調製品及びひげ剃り前オイル及び他の処理によりもたらされる効果を単一組成物に便利に付与することを可能にすることが見出されている。1つの実施形態では、組成物は、単一区画を有する単一容器に更に収容され得る。
1.疎水性剤
本発明のエアゾールひげ剃り組成物は、疎水性剤を含む。疎水性剤の濃度は、前記エアゾールひげ剃り組成物の約0.01重量%〜約15重量%、好ましくは約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、更により好ましくは約0.5重量%〜約2重量%であり得る。
本発明に従って用いることができる疎水性剤の非限定的な例は、シリコンポリマー、皮膚軟化油、鉱油、水溶性ビタミン(ビタミンE及びビタミンA等)、油溶性芳香剤、油溶性着色剤、及び任意の油溶性感覚剤(sensates)、無水ポリオール、並びにこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む。1つの実施形態では、シリコンポリマーは、オルガノシロキサン、アミノ官能性シロキサン、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つ等のジメチコンファミリーの任意のメンバーを含む。1つの実施形態では、オルガノシロキサンは、ジメチコン、トリメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、シリコーンエラストマー、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む。好適なオルガノシロキサンの例としては、米国特許第6,096,697号、同第5,523,081号、同第4,749,732号、同第4,620,878号、同第5,015,682号に開示されているポリオルガノシロキサン(カルボキシグリコールエーテル及びカルボキシグリコールエステル官能性ポリシロキサンが、並びに欧州特許0268982号(ポリジオルガノシロキサン)及び欧州特許第0514934号に開示されているアミノ官能性ポリジオルガノシロキサンが挙げられる。好適なアミノ官能性シリコーンの1つの非限定的な例は、アクリルアミド(AM)のコポリマーのファミリー及びTRIQUATであるジメチコンである。好適な皮膚軟化油及び鉱油の非限定的な例としては、スキンケア又は化粧品目的のために市販及び使用されている任意のものが挙げられる。
1つの実施形態では、シリコンポリマーは、25℃で約20〜約2m/s(2,000,000センチストークス)、好ましくは約0.001〜約1.8m/s(約1,000〜約1,800,000センチストークス)、好ましくは約0.003〜約1.5m/s(約3,000〜約1,500,000センチストークス)、好ましくは約0.01〜約1m/s(約10,000〜約1,000,000)、好ましくは約0.003〜約0.006m/s(30,000〜約60,000センチストークス)の粘度を有するシリコーンである。粘度は、Dow Corning Corporateの試験方法CTM0004、1970年7月20日に記載の通りガラスキャピラリー粘度計を用いて測定することができる。また、シリコンは、25℃で1m/s(1,000,000センチストークス)未満、好ましくは約5E−6〜1m/s(約5〜1,000,000センチストークス)、より好ましくは約1E−5〜約0.6m/s(約10〜約600,000センチストークス)、より好ましくは約1E−5〜約0.5m/s(約10〜約500,000センチストークス)、最も好ましくは1E−5〜約0.3m/s(約10〜300,000センチストークス)の粘度を有する流動性シリコーン材料であるシリコーン油であってもよい。好適なシリコーン油としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。コンディショニング特性を有する他の不溶性、不揮発性シリコーン流体を用いてもよい。組成物で使用するのに好適なシリコーン油としては、以下の式:
Figure 2013525499
(式中、Rは、脂肪族、好ましくはアルキル若しくはアルケニル、又はアリールであり、Rは、置換されても置換されなくてもよく、xは、1〜約8,000の整数である)に一致するポリアルキル又はポリアリールシロキサンが挙げられる。好適な非置換R基としては、アルコキシ、アリールオキシ、アルカリル、アリールアルキル、アリールアルケニル、アルカミノ、並びにエーテル置換、ヒドロキシ置換、及びハロゲン置換された脂肪族及びアリール基が挙げられる。また、好適なR基としては、カチオン性アミン及び第四級アンモニウム基が挙げられる。シロキサン鎖において置換される脂肪族又はアリール基は、得られるシリコーンが室温で流体のままであり、疎水性であり、毛髪又は皮膚に塗布されたとき刺激性でも毒性でも他の点で有害でもなく、本明細書に記載するパーソナルクレンジング組成物の他の成分と適合し、通常の使用及び保存条件下で化学的に安定であり、本発明の組成物に不溶性であり、且つ毛髪及び皮膚に付着し、毛髪及び皮膚をコンディショニング及び潤滑化することができる限り、任意の構造を有し得る。
1つの実施形態では、疎水性剤の揮発性後発泡剤に対する比は、約1:3〜約3:1、好ましくは約1:2〜約2:1、更により好ましくは約1:1、更により好ましくは約2.5:2.85である。
理論に束縛されるものではないが、本発明の疎水性剤は、2工程のひげ剃り調製品プロセスであるユーザがひげ剃りオイルと従来のひげ剃りフォームとを組み合わせるときに既に観察されている望ましい潤滑効果を提供すると考えられる。微小滴の形態を介する本発明の特定の疎水性剤の添加により、本エアゾールひげ剃りジェル(すなわち、後発泡性ジェル)は、ひげ剃り中に緩衝及び快適性を提供する望ましい発泡マトリクスを維持しながら、ひげ剃りオイルから得られる望ましい潤滑効果を提供することが可能になると考えられる。
好適な疎水性剤の具体例としては、約1E−6m/s(1cs)〜約0.3m/s(300,000cs)の粘度を有するポリジメチルシロキサン(PDMS)、市販のジメチコンのエマルション(約1m/s(100万cs))超の内相(ジメチコン)粘度を有するDow Corning製のHMW 2220等、供給元により予め製造されていてもよい);アミノ及び四官能性シリコーン(約0.01m/s(10000cs)の粘度を有する末端アミノシリコーン、及びEvonik製のAbil T Quatを含み得る);疎水変性シリコーン(広範囲にわたるEO/PO置換を利用可能なシリコーンポリエーテル等)及びMomentive、Dow Corning、及びShin Etsu等の供給元製のジメチコノールが挙げられる。
1つの実施形態では、組成物は、1超の疎水性剤を含む。例えば、組成物は、アミノ官能性シリコーン及び他の親水性官能基を有する四官能性シリコーン、例えば、グリシドール又はPPG基を介して付加される親水性基を有するアミノシリコーン(末端及びペンダント)であるWaro Silicone Quats(Momentive)及びSiLC(Silicone Low Cost)に加えて、Dow Corning及びWackerから入手可能な糖官能性シリコーンを含み得、これらは、一般的に、糖基にシリコーン主鎖を結合させるために更にアミン基を含む。1つの実施形態では、官能化シリコーンは、フェニルシリコーンであってもよい。
2.微小滴
本明細書で定義するとき、微小滴は、本明細書に定義する粒度範囲及び/又は平均粒度を有する流体粒子を意味する。本明細書の背景技術で説明した通り、0.14マイクロメートル未満の平均粒度を有する特定のポリオルガノシロキサンマイクロエマルションを添加することが、エアゾール又は後発泡性ジェルに導入するために望ましいと報告されている。米国特許第5,523,081号を参照されたい。しかし、本発明は、米国特許第5,523,081号の教示にかかわらず、本発明の微小滴が特に望ましいことを見出した。
理論に束縛されるものではないが、米国特許第5,523,081号に開示されている大きさを超えて疎水性剤の大きさを増大させると、本発明のエアゾールひげ剃り組成物の望ましい組成物レオロジー(すなわち、濃さ及び粘度)及び発泡形成性能を維持しながら、更に望ましい潤滑効果を提供すると考えられる。
例えば、一部で考えられていることとは対照的に、本組成物に微小滴を提供することは、他の疎水性成分を含有する最終消費者製品組成物中のポリマー化合物に関連する共通の潜在的な問題、すなわち、粘着性及び曳糸性に関して問題になるとは見出されていない。理論に束縛されるものではないが、微小滴の分散物を提供することにより、疎水性剤は、他の官能性成分(噴射剤、ポリマー、及び石鹸が挙げられるがこれらに限定されない、泡立ち、潤滑、及び/又は延展のために一般的に含まれるもの等)と相互作用する可能性が低くなり、これまで複数工程の複数製品によるひげ剃りプロセスを通してしか得ることができなかった望ましい潤滑及び感覚効果を疎水性剤がもたらすことが可能になると考えられる。重要なことに、現在、ひげ剃り組成物を用いて疎水性剤の効果の一部を提供することができる。
また、疎水性且つ低表面張力材料の大部分は、典型的に、従来の発泡組成物の泡及び気泡形成性能を低下及び低減する。本発明は、望ましい気泡及び泡性能を維持しながら望ましい潤滑効果を提供する。理論に束縛されるものではないが、既に報告されているものよりも微小滴の粒度が大きいにもかかわらず、本発明は、望ましいひげ剃り効果を提供しながら、望ましい組成物の特性を提供することが見出されている。
理論に束縛されるものではないが、本発明の化学的組成及び物理的寸法の疎水性剤を含む組成物は、肉眼で分離相として見えない組成物として存在し得ると考えられる。1つの実施形態では、疎水性剤は、不連続相を形成し、組成物の他の成分は、任意の水性成分と共に連続相を形成し得る。当業者は、顕微鏡等の機器を用いれば個別の粒子を見ることができるが、組成物は、(発泡前の)ジェル状態にあるとき均一な外観の実質的に均質な単一の混合物として現れることを理解する。理論に束縛されるものではないが、本組成物は、ひげ剃り前オイル及び発泡ひげ剃り調製品を用いることによりこれまで得られていた2 in 1型の効果をもたらすことができると考えられる。単一組成物中に複数のひげ剃り効果を提供することにより、ひげ剃りプロセスは、ひげ剃りオイルを塗布する余分な工程の必要性がなくなることにより簡略化され得る。更に、本組成物に疎水性剤を添加することにより、疎水性剤の存在から利益を得ることができ、これは従来のひげ剃り調製品のユーザは、ひげ剃り調製品の塗布前にオイルを塗布する等、余分なひげ剃り前の工程を既に含んでいる。
a.粒度範囲
1つの実施形態では、エアゾールひげ剃りジェル中に存在する疎水性剤は、約0.15マイクロメートル〜約10マイクロメートル、好ましくは約0.5マイクロメートル〜約5マイクロメートル、好ましくは約1.5マイクロメートル〜約3マイクロメートル、より好ましくは約2マイクロメートルの粒度を有する少なくとも1つの微小滴を形成する。
別の実施形態では、微小滴は、約0.5マイクロメートル〜約50マイクロメートル、好ましくは約2マイクロメートル〜約10マイクロメートル、又は約2マイクロメートル〜約5マイクロメートルの粒度を有し得る。微小滴の範囲のこの2番目のセットは、組成物を製造後に保存可能になったときに生じ得ると考えられる。具体的な配合に応じて、特定の量の比較的小さな微小滴を組み合わせて、この段落に記載するもの等の比較的大きな微小滴を形成することができる。理論に束縛されるものではないが、より大きな液滴は、塗布中に皮膚に放出される剤の量を増やすことができるので、より大きな微小滴は、皮膚の保湿等の更なる効果をもたらすことができると考えられる。
b.平均粒度
別の実施形態では、エアゾールひげ剃りジェル中の疎水性剤は、約0.5マイクロメートル〜約3マイクロメートル、好ましくは約1.5〜約2.5マイクロメートル、より好ましくは約1,9マイクロメートル〜約2.4マイクロメートル、更により好ましくは約2マイクロメートルの平均粒度を含む複数の微小滴を形成する。
本明細書で使用するとき、平均粒度は、疎水性剤により形成される粒子の最大外のり線寸法に関し、本明細書で定義する動的光散乱法により求められる。
動的光散乱法:
動的光散乱法は、光散乱データ技術によって層状小胞の平均直径、すなわち強度重み付平均直径を測定する。平均直径を測定するのに好適な機械の1つは、Brookhaven 90Plusナノ粒径分析器である。好適な湿潤剤及び/又は分散剤(すなわち、水)を用いて、濃度0.001%〜1% v/vの試験サンプルの希釈懸濁液を調製する。サンプルの懸濁液10mLをサンプルセルに入れ、測定値を記録して、平均粒度を得る。
c.疎水性剤に溶解する添加剤
「他の補助成分」と題される以下の章に記載する補助成分のうちの1つ以上を、疎水性剤に少なくとも部分的に溶解する添加剤として用いることができる。1つの実施形態では、疎水性剤が微小滴になる前に、添加剤の全てが疎水性剤に溶解し得る。また、当業者は、添加剤が未希釈(neat)の形態であってよく、疎水性剤に溶解しない場合もあることを理解するであろう。1つの実施形態では、疎水性剤に溶解する添加剤は、シリコーン等の疎水性剤に溶解可能な任意の好適なスキンケア組成物である。1つの実施形態では、添加剤は、審美的成分(例えば、芳香剤、色素、及び着色剤)、精油、皮膚感覚剤、賦形剤、及び/又は収斂剤(例えば、丁子油、メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、マンサク留出物、クロベタゾール)である。更なる添加剤を、下記の感覚剤、賦形剤、又は冷却剤から選択してもよい。好適な添加剤の非限定的な例としては、より強力にバーストさせ、放出プロファイルを制御することができる、シリコーンに溶解するメントール、ひげ剃り後一日中香りをもたらし得る、シリコーンに添加される芳香剤、及び組成物に視覚的審美性を付与し得る油溶性染料又は着色剤が挙げられる。
1つの実施形態では、添加剤は、疎水性剤の約1重量%〜約99重量%の濃度で提供され得る。また、添加剤は、疎水性剤を微小滴にするために用いられる任意の加工工程前に疎水性剤に添加してよい。別の実施形態では、添加剤が整然と配置される場合(組成物の主なシャーシに直接添加したとき)、加工中に他の補助成分と共に添加してもよい。理論に束縛されるものではないが、疎水性剤中、及び未希釈の製品形態における添加剤の存在は、より早く冷感を感じさせる、感覚又は芳香を増大させる又は長続きさせる等の効果を提供し得ると考えられる。
3.微小滴プレミックス
本発明の疎水性剤は、好ましくは、エマルションプレミックスを介して微小滴に成形される。微小滴プレミックスは、本明細書で定義するとき、疎水性剤が水等の担体と混合されたものを意味する。1つの実施形態では、微小滴プレミックスは、少なくとも約50%の疎水性剤と、約50%以下の水性物質等の担体とを含む。1つの実施形態では、微小滴プレミックスは、水中油型エマルションである。別の実施形態では、微小滴プレミックスは、油中水型エマルションである。別の実施形態では、担体は、有機共溶媒、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、PEG 4、及びこれらの混合物のうちの1以上を更に含む。
1つの実施形態では、疎水性剤の担体(任意で乳化剤を含む)に対する比は、約99.8:2〜約1:99、好ましくは約50:50〜約95:5である。担体中に比較的大量の疎水性剤を有する微小滴を提供することは、組成物の他の成分に疎水性剤を添加したとき、微小滴を得るために特に好ましいと考えられる。また、担体は、水分散性表面活性剤、水安定化粒子(例えば、ゼオライト)、増粘ポリマー、親水性液体中のナノラテックス、表面張力低減ポリマー(シクロデキストリン等)、pemulen等のミクロジェル、natrosol plus 330、若しくはラウリルジメチコン/コポリオールクロスポリマー等の他のポリマー安定化剤、又はこれらの混合物を含有し得る。
重要なことに、市販のひげ剃りオイルをエアゾールひげ剃りジェル製剤に単に直接添加し、次いで混合した場合、ひげ剃りオイルは、10マイクロメートル以上の範囲の粒度を有するシリコーン粒子を形成することが見出されている。しかし、これら混合物は、試験したときに粘性が低く、所望の発泡体を形成できないので望ましくないことが見出されている。また、粘稠な疎水性剤(油等)を担体(水)に導入して、連続ジェル製剤を形成するために高度の剪断が必要である。これは、水分散性表面活性剤及び噴射剤が、使用中に最終的に泡及び気泡を形成する能力を妨げる場合がある。しかし、本発明のプレミックス工程は、組成物の均質性及び一体性を維持しながら製剤に疎水性剤を穏やかに配合することを可能にする。理論に束縛されるものではないが、微小滴プレミックスが形成できないと、疎水性剤が比較的大きな微小滴を形成したり、石鹸ミセルの内部に捕捉され、毛髪及び皮膚を十分に潤滑化する自由がなくなったりする恐れがあることに加えて、混合物に添加される揮発性発泡剤と相互作用し、それによって使用中にエアゾール缶から分配されるときの製品の粘度に影響を与えると考えられる。
また、微小滴プレミックスは、1つ以上の乳化剤を含み得る。1つの実施形態では、乳化剤は、界面活性剤、水溶性乳化ポリマー、又はこれらの混合物を含む。1つの実施形態では、乳化剤は、少なくとも約500ダルトン、又は少なくとも約3000ダルトン、又は少なくとも約9000ダルトン、又は少なくとも約10,000ダルトンの分子量を有する水溶性乳化ポリマーを含む。上限は、重量が10,000ダルトンを超える場合、担体物質の水溶性が低すぎて、微小滴で満たすことが困難になる恐れがある等、加工性により規定されるが、これは未だ実際に問題として遭遇したことはない。
好適な乳化剤の非限定的な例としては、デシルグルコシド及びラウリルグルコシド等のアルキルグルコシド、ラウレス7、sisterna L70C、ECTD 3NEX、plantaren 2000、スクロースココエート、ポリグリセロール10ラウレート、ラウレス6カルボキシレート、及びこれらの混合物が挙げられる。別の実施形態では、乳化剤は、少なくとも1つの非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーを含む。好適な非アルコキシル化水溶性乳化ポリマーの例は、米国特許出願公開第2005/0031659号、同第2005/0031568号、及び同第2005/0032916号(各Deckner)に記載されている。理論に束縛されるものではないが、微小滴プレミックスの形成において乳化剤を使用することは、微小滴の形成に役立つという点で特に有用であると考えられる。
理論に束縛されるものではないが、高粘度を有する本発明のパーソナルケア組成物は、高剪断力条件下で(例えば、手又は別の塗布器から皮膚に塗るとき)より有効であるので、優れた保護をもたらすと考えられる。更に、本発明の高粘度は、驚くべきことに、本明細書に定義するひげ剃り中潤滑性方法により測定され、改善された潤滑化効果が生じさせながら、発生する。
1つの実施形態では、微小滴プレミックスは、本明細書に記載する微小滴を形成する。1つの実施形態では、微小滴プレミックス中の疎水性剤、及びエアゾールひげ剃り組成物中で少なくとも1つの微小滴を形成する疎水性剤は、微小滴に関して記載するのと同じ粒度範囲及び/又は平均粒度を有する。
1つの実施形態では、微小滴プレミックスは、電解質を含まないか、又は本質的に含まない。本明細書で使用するとき、ある成分を本質的に含まないとは、その成分が組成物中に意図的に組み込まれていないことを意味する。意図的に添加されない限り、残量又は持ち越し量の前記成分が存在してもよく、好ましくは0.01重量%〜0.001重量%である。
別の実施形態では、微小滴プレミックスは、約50:50〜約95:5の比率の疎水性剤と乳化剤とを含む。好ましくは、微小滴プレミックスが形成された後、次にそれを揮発性後発泡剤が発気する前に添加し、ひげ剃りジェル濃縮物(すなわち、残りの成分)に混合し、ジェルを固化させる。
1つの実施形態では、プレミックスは、単一混合工程で形成される。別の実施形態では、プレミックスを複数の工程で形成してもよい。1つの実施形態では、プレミックスの製造方法は、少なくとも3つの工程を含む。1)1つ以上の乳化剤、1つ以上の添加剤、又はこれらの混合物を水と組み合わせて混合することを含み得る、担体の形成。2)次のバッチを添加する前に、穏やかに混合して均一な稠度を得ることにより得られる水相に、疎水性剤の総重量の2〜3%の別個のバッチを順次滴定する。これは、疎水性剤の総重量の約20%が添加されるまで続ける。この時点で、疎水性剤の全てを含む均一なエマルションが得られるまで、残りの油をより早く、そしてより激しく混合しながら連続方式で添加してもよい。3)疎水性剤の大部分、又は少なくとも75%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%、又は実質的に全てが微小滴の形態である均一な稠度が得られるまで混合を続ける。
1つの実施形態では、疎水性剤の別個のバッチを添加している間に担体を形成することができるという点で、工程1及び2を同時に実施してもよい。したがって、担体成分をプレミックスする工程は必ずしも必要ではない。
1つの実施形態では、プレミックスは、疎水性剤を担体、及び任意で乳化剤、添加剤、又はこれらの混合物と混合することにより形成される。このプレミックスを形成する工程は、手で混ぜる又はエマルションを作製することができる従来のミキサ等の低剪断下で実施してもよい。1つの実施形態では、形成工程は、少なくとも5分間、又は約5分間〜約60分間、好ましくは約30分間実施される。
プレミックスを研究室又はベンチ規模で作製する場合、パドルアタッチメントを備えるKitchen Aid(登録商標)Ultra Power Mixer等、中剪断力の従来のミキサを用いることができる。ミキサは、複数の成分が担体中に存在する場合、担体を形成するための任意の設定に設定され得る。疎水性剤を担体に添加するとき、ミキサは、成分の粘度に依存して2、3、又は4の設定で稼働させてよい。望ましいプレミックスが得られるまで混合を実施してよい。プレミックスを形成するための別の好適なミキサとしては、5の設定で稼働し得るCito Unguatorが挙げられる。当業者は、プレミックスが商業規模で形成される場合、他のより工業的なミキサを用いてもよいことを理解する。
また、プレミックスは、約1950のRPM設定のSpeed Mixer DAC 800 FVZを用いることによる等、高剪断力で形成され得る。当業者は、高剪断力を用いる場合、均一な稠度を形成するために必要な時間を短くすることができることを理解する。プレミックスで用いられる成分の粘度及び他の混合条件(温度、バッチ体積、混合時間等)に依存して、様々なレベルの剪断を用いてよい。
微小滴を製造する好適な方法の例は、米国特許出願公開第2005/0032916号(Deckner)の段落37〜50及び実施例(香油エマルションの製造方法について記載)、同第2005/0031659号(Deckner)の段落33及び実施例(濃縮内部油相を有するエマルションの製造方法について記載)、及び同第2005/0031568号(Deckner)の段落32及び実施例(濃縮水中油型エマルションの製造方法について記載)に記載されている。当業者は、上記3つの刊行物に開示されている例の一部は、他の種類の組成物に関するものであるが、同様のエマルション(本明細書にはプレミックスと記載)形成方法を用いることができることを理解する。
1つの実施形態では、プレミックスは、プレミックスの約70重量%、又は約80重量%、又は93重量%超の内部疎水性剤相を含む。
4.水分散性表面活性剤
本発明のパーソナルケア組成物は、1種類以上の表面活性剤を含有する。水分散性又は水溶性表面活性剤は、好ましくは、泡を形成することができるものであり、石鹸、遮断石鹸(interrupted soap)、洗剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、又はこれらの1つ以上の混合物を含んでもよい。水分散性表面活性剤は、約2%〜約15%、好ましくは約3%〜約12%の濃度で存在し得る。1つの実施形態では、疎水性剤の水分散性表面活性剤に対する量は、重量比0.1:1〜約10:1、又は約0.5:1〜約5:1、又は約1:1〜約3:1である。理論に束縛されるものではないが、疎水性剤を微小滴として提供することにより、組成物は、安定であり且つ望ましい潤滑性及びひげ剃りに関連する効果を提供しながら、比較的大量の剤を含むことができると考えられる。
石鹸としては、例えばC12 22、好ましくはC14 18の脂肪酸のナトリウム、カリウム及び低級アルカノールアミン(好ましくはトリエタノールアミン)塩を挙げることができる。典型的な脂肪酸としては、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、及びステアリン酸、並びにこれらの混合物が挙げられる。好ましい脂肪酸は、パルミチン酸及びステアリン酸である。遮断石鹸としては、例えば、N−脂肪族アシルサルコシンのナトリウム、カリウム、及び低級アルカノールアミン(好ましくはトリエタノールアミン)塩を挙げることができ、ここで、脂肪族アシル部分は12個〜22個、好ましくは14個〜18個の炭素原子を有する。典型的なサルコシンとしては、ステアロイルサルコシン、ミリストイルサルコシン、パルミトイルサルコシン、オレオイルサルコシン、ラウロイルサルコシン、ココイルサルコシン、及びこれらの混合物が挙げられる。石鹸及び遮断石鹸は、予め中和された形態で(即ち、ナトリウム、カリウム又はアルカノールアミン塩として)、又は後で水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び/若しくは低級アルカノールアミン(好ましくはトリエタノールアミン)で中和される遊離酸の形態で利用されてよい。いずれにしても、最終組成物は、石鹸成分を中和し又は部分的に中和し、且つpHを所望のレベル(典型的には5〜10、より典型的には6〜9)に調整するのに十分な塩基を含有しているのが好ましい。ひげ剃り組成物は、石鹸(例えば、トリエタノールアミンパルミテート/ステアレート)若しくは遮断石鹸(例えば、トリエタノールアミンステアロイル/ミリストイルサルコシネート)、又はこれらの混合物を含むことが最も好ましい。
水分散性表面活性剤はまた、任意で非イオン性、両性、及び/又はアニオン性界面活性剤を含んでもよい。好適な非イオン性界面活性剤は、典型的に9以上のHLBを有し、例えば、脂肪族アルコール、脂肪酸、及び脂肪酸アミドのポリオキシエチレンエーテル、特に脂肪族部分に10個〜20個、好ましくは12個〜18個の炭素原子を有し、約2個〜60個、好ましくは4個〜30個のエチレンオキシド単位を有するものが挙げられる。これらとしては、例えば、オレス−20、ステアレス−21、セテス−20、ラウレス−4、及びラウレス−23が挙げられる。他の非イオン性界面活性剤としては、ノノキシノール−4及びノノキシノール−20等のアルキル置換フェノールのポリオキシエチレンエーテル、ラウラミドDEA及びコカミドMEA等の脂肪酸アルカノールアミド、ポリソルベート−20等の脂肪酸のポリエトキシ化ソルビタンエステル、ラウリルポリグルコシド、スクロースエステル脂肪酸、スクロースラウレート、並びにポリグリセロール8オレエートが挙げられる。好適な両性界面活性剤としては、例えば、ココアミドプロピルベタイン、ココジメチルカルボキシメチルベンタイン、ラウロアンホ酢酸、ココアミノプロピオン酸、並びにこれらの混合物等のベタイン及びスルタインが挙げられる。その他としては、イソノニルイソノナノエート、ポリヒドロキシステアリン酸、エチルヘキシルイソノナノエート、ナトリウムコカミドプロピルPG−塩化ジモニウム、セテアリルアルコール、コレステロール、及びステアリルアルコールが挙げられる。好適なアニオン性界面活性剤としては、例えば、C8 C22、好ましくはC12 C18のナトリウム、カリウム、アンモニウム及び置換アンモニウム塩(例えばモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩)、アルキルサルフェート(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム)、アルキルスルホネート(例えば、ラウリルスルホン酸アンモニウム)、アルキルベンゼンスルホネート(例えばキシレンスルホン酸アンモニウム)、アシルイセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム)、アシルラクチレート(例えば、ココイルラクチル酸ナトリウム)、アルキルエーテルサルフェート(例えば、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム)、メチルココイルタウリン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、並びにスルホコハク酸ジオクチルナトリウムが挙げられる。
1つの実施形態では、組成物は、石鹸を含まないか又は本質的に含まない。本明細書で使用するとき、ある成分を「本質的に含まない」とは、その成分が組成物中に意図的に組み込まれていないことを意味する。1つの実施形態では、組成物は、米国特許第5500211号に記載の通り、自己発泡石鹸を含まないひげ剃りジェルである。
5.潤滑剤
潤滑性水溶性ポリマーは、一般に、約300,000〜15,000,000ダルトンを超える、好ましくは約100万ダルトンを超える分子量を有し、そのポリマーを水溶性にするのに十分な数の親水性部分又は置換基をポリマー鎖上に含む。ポリマーは、ホモポリマー、コポリマー、又はターポリマーであってもよい。好適な潤滑性水溶性ポリマーの例としては、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、及びポリアクリルアミドが挙げられる。好ましい潤滑性水溶性ポリマーは、ポリエチレンオキシド、より具体的には約500,000〜約5,000,000ダルトンの分子量を有するポリエチレンオキシドを含む。特に好適なポリエチレンオキシドとしては、例えば、
Figure 2013525499
が挙げられる。潤滑性水溶性ポリマーは、一般的に、約0.005重量%〜約3重量%、好ましくは約0.01重量%〜約1重量%の量で後発泡性ジェル組成物中に含まれる。
非水溶性粒子には無機粒子又は有機ポリマー粒子を挙げてもよい。無機粒子の例としては、二酸化チタン、シリカ、シリケート、及びガラスビーズが挙げられ、ガラスビーズが好ましい。有機ポリマー粒子の例としては、ポリテトラフルオロエチレン粒子、ポリエチレン粒子、ポリプロピレン粒子、ポリウレタン粒子、ポリアミド粒子、又はこのような粒子の2つ以上の混合物が挙げられる。また、前述の粒子のいずれかは、粒子をより容易に分散させるため又はその化粧的審美性を改善するために表面処理を含んでもよい。好ましいのはポリテトラフルオロエチレン粒子(例えば、商標名MicroslipとしてMicroPowders,Inc.から入手可能なPTFE粒子)である。好ましくは、水不溶性粒子は、約1μm〜約100μm、より好ましくは約2μm〜約50μm、最も好ましくは約5μm〜約15μmの平均粒度を有する。粒子は、球形ビーズ、細長い繊維、又は不規則な形状を含む任意の望ましい形状であってよく、球形ビーズが好ましい形状である。一般的に、水不溶性粒子は、約0.01重量%〜約5重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の量で後発泡性ジェル組成物中に含まれる。
ヒドロジェル形成性ポリマーは、水中でおよそナノメートルスケールの組織化された3次元ドメインを形成する、親水性の高いポリマーである。ヒドロジェル形成性ポリマーは、一般に、約100万ダルトンよりも大きな分子量を有し(より小さな分子量も可能であるが)、典型的には少なくとも部分的に又は軽く架橋されており、且つ少なくとも部分的に非水溶性であってよいが、ポリマーが相当量の水をポリマーマトリックス内に捕捉し又は結合して、3次元ドメインの形成を可能とするために十分な数の親水性部分を含む。ヒドロジェル形成ポリマーを含むひげ剃りジェル組成物は、改善されたジェル構造及び低減された摩擦係数(すなわち、増加した潤滑性)を有することが見出されている。好適なヒドロジェル形成性ポリマーの例としては、多価アルコールで部分的にエステル化されたポリアクリル酸又はポリメタクリル酸、親水性ポリウレタン、軽架橋ポリエチレンオキシド、軽架橋ポリビニルアルコール、軽架橋ポリアクリルアミド、疎水変性ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシエチルメタクリレート、及び架橋ヒアルロン酸が挙げられる。一般的に、ヒドロジェル形成ポリマーは、約0.0005重量%〜約3重量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.002重量%〜約0.1重量%の量で後発泡性ジェル組成物中に含まれる。
好ましいヒドロジェル形成性ポリマーは、グリセリンで部分的にエステル化された(例えば約40%〜60%、好ましくは約50%エステル化された)ポリアクリル酸を含む。このようなポリマーは、グリセリルアクリレート/アクリル酸ポリマー(MW>100万)を含む。グリセリルアクリレート/アクリル酸コポリマーは、水を保持する包接化合物を形成し、放出時に皮膚に潤滑性及び保湿性をもたらすと考えられる。グリセリルアクリレート/アクリル酸コポリマーの好ましい原料は、ISP Technologies,Inc.(United Guardian Inc.)から商標名Lubrajel(登録商標)として入手可能であり、特に、水性グリセリン(約40%グリセリン)中に約1.0%〜1.3%のグリセリルアクリレート/アクリル酸コポリマーを含有するLubrajel(登録商標)油として知られている形態である。また、Lubrajel(登録商標)油は、約0.6%のPVM/MAコポリマー(メトキシエチレン/無水マレイン酸コポリマーとしても知られている)を含み、これは更にこの原料の潤滑性に寄与し得る。最も好ましくは、後発泡性ジェル組成物は、好ましいレベルの約0.002%〜約0.05%のグリセリルアクリレート/アクリル酸コポリマーを提供するために、約0.25%〜約4%のLubrajel(登録商標)油を含む。また、このLubrajel(登録商標)油の量は、約0.001%〜約0.03%のPVM/MAコポリマーを提供する。
6.後発泡剤
後発泡剤は、後発泡性ジェル組成物中に含まれる場合、皮膚に塗布された時に揮発し、ジェルを発泡させるのに十分な程度低いが、ジェルを時期尚早に発泡させるほど低くはない沸点を有する、任意の揮発性の炭化水素又はハロ炭化水素であってもよい。このような剤の典型的な沸点は、一般的に、−20℃〜40℃の範囲内である。好ましい後発泡剤は、n−ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、n−ブタン、イソブタン、及びこれらの混合物等の4〜6個の炭素原子を有する飽和脂肪族炭化水素から選択される。イソペンタン及びイソブタンの重量比(IP:IB)が約1:1〜約9:1、好ましくは約2:1〜約7:1、最も好ましくは約3:1である混合物が最も好ましい。後発泡剤は、通常、20℃における蒸気圧が約20.7〜約137.9kPa(約3〜約20psig)、好ましくは約34.5〜約103.4kPa(約5〜約15psig)になるように選択される。後発泡剤は、ターンオーバーの十分に早い後発泡性ジェル組成物を提供する量で存在する、すなわち、皮膚と接触したとき、典型的に約2〜約30秒間、好ましくは約5〜約15秒間でジェルから発泡体に変化する。
7.担体
担体は、好ましくは皮膚科学的に許容可能なものである、すなわち、担体が、ケラチン組織への局所塗布に好適であり、良好な審美特性を有し、本発明の活性物質及び任意の他の成分と適合性であり、安全性又は毒性についていかなる問題も引き起こさないことを意味する。1つの実施形態では、後発泡性ジェル組成物は、組成物の約50重量%〜約99.99重量%、好ましくは約60重量%〜約93重量%、より好ましくは約70重量%〜約90重量%、更により好ましくは約80重量%〜約85重量%の担体を含む。1つの実施形態では、担体は水を含む。
8.他の補助剤成分
有用なひげ剃りジェル組成物を形成するために必須ではないが、塗布時の審美性を改善する及び/又は他のひげ剃りの効果を達成するために、他の化粧品成分を有利に添加してもよい。例えば、組成物は、次の成分のうちの1つ以上を含み得る:あごひげ湿潤剤、皮膚コンディショニング剤(例えば、ビタミンA、C、及びE、アロエ、アラントイン、パンテノール、α−ヒドロキシ酸、リン脂質、トリグリセリド、植物油、アミノ酸)、発泡促進剤、皮膚軟化剤、保湿剤(例えば、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール)、芳香剤、着色剤、酸化防止剤、保存剤、有機共溶媒等。好適な有機共溶媒の非限定的な例は、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む。約0.1重量%〜約3重量%、より好ましくは約0.3重量%〜約1重量%の量のグリセリンを本発明のひげ剃りジェル組成物中に含むことが特に好ましい。有機共溶媒は、組成物の皮膚軟化を改善すると考えられる。
典型的に約0.1重量%〜約3重量%、好ましくは約0.3重量%〜約2重量%の量のソルビタン脂肪酸エステル又はスクロース脂肪酸エステルを含むことが有益であり得る。これらの物質は、乳化剤、加湿剤、及び抗刺激剤の複数の機能特性を有する。ソルビタン脂肪酸エステルとしては、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレエート、ソルビタンイソステアレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンジオレエート等が挙げられる。スクロース脂肪酸エステルとしては、スクロースステアレート、スクロースオレエート、スクロースイソステアレート、スクロースココエート、スクロースジステアレート等が挙げられる。ソルビタンエステル及びスクロースエステルは、モノ−、ジ−、及びトリ−エステルの混合物であってもよい。
また、典型的に約0.5重量%〜約5重量%、好ましくは約1重量%〜約4重量%の量の脂肪酸のエステルを含むことが望ましい場合もある。有用な脂肪酸エステルとしては、例えば、グリセリルオレエート及びグリセリルジオレエート等のグリセリル脂肪酸エステル、並びに例えばイソステアリルリノレート、イソセチルオレエート、及びイソステアリルイソステアレート等の脂肪族アルコールエステルが挙げられる。これら物質は、皮膚軟化、潤滑性、及びジェル構造を提供する。
更に、典型的に約0.5重量%〜約5重量%、好ましくは約1重量%〜約3重量%の量のプロポキシル化脂肪酸アミドを含むことが望ましい場合もある。プロポキシル化脂肪酸アミドは、典型的に、ヒドロキシ低級アルキル脂肪酸アミドに結合している1〜3つのプロポキシル基を有する。したがって、好適なプロポキシル化脂肪酸アミドとしては、例えば、PPG−2−ヒドロキシエチルココ/イソステアラミド、PPG−3−ヒドロキシエチルリノレアミド、及びPPG−2−ヒドロキシエチルコカミドが挙げられる。
本発明の組成物は、組成物の好ましくは約0.05重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、更により好ましくは約0.25重量%〜約4重量%の1つ以上の増粘剤を含むことができる。増粘剤の非限定的な分類としては、以下からなる群より選択されるものが挙げられる:カルボン酸ポリマー(アクリル酸、置換アクリル酸、並びにこれらアクリル酸の塩及びエステル、並びに置換アクリル酸に由来する1つ以上のモノマーを含有する架橋化合物であって、該架橋剤が2つ以上の炭素−炭素二重結合を含有し、多価アルコールに由来する架橋化合物);架橋ポリアクリレートポリマー(カチオン性及び非イオン性ポリマーの両方を含む、例えば、米国特許第5,100,660号、同第4,849,484号、同第4,835,206号、同第4,628,078号、同第4,599,379号、及び欧州特許第228,868号に記載されている);ポリマースルホン酸(例えば、アクリロイルジメチルタウレート及びビニルピロリドンのコポリマー)及び疎水変性ポリマースルホン酸(例えば、アクリロイルジメチルタウレート及びベヘネス−25メタクリルアミドのクロスポリマー);ポリアクリルアミドポリマー(例えば、ポリアクリルアミド及びイソパラフィン及びラウレス−7等の置換分岐又は非分岐ポリマーを含む非イオン性ポリアクリルアミドポリマー、並びにアクリルアミド及び置換アクリルアミドとアクリル酸及び置換アクリル酸とのマルチブロックコポリマー);多糖類(多糖類ジェル化剤の非限定的な例としては、以下からなる群より選択されるものが挙げられる:セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース(商標名「Natrosol」として販売)、酢酸セルロースプロピオネートカルボキシレート、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(商標名「Klucel」として販売)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、微結晶セルロース、ナトリウムセルロースサルフェート、及びこれらの混合物);ガム(すなわち、アカシア、寒天、アルギン、アルギン酸、アンモニウムアルギネート、アミロペクチン、カルシウムアルギネート、カルシウムカラギーナン、カルニチン、カラギーナン、デキストリン、ゼラチン、ジェランガム、グアーガム、グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウム、ヘクトライト、ヒアルロン酸、水酸化ケイ素、ヒドロキシプロピルキトサン、ヒドロキシプロピルグアー、カラヤゴム、ケルプ、ローカストビーンガム、納豆ゴム、カリウムアルギネート、カリウムカラギーナン、アルギン酸プロピレングリコール、スクレロチウムガム、ナトリウムカルボキシメチルデキストラン、ナトリウムカラギーナン、トラガカントガム、キサンタンガム、及びこれらの混合物等のガム剤);及び結晶質、ヒドロキシ含有脂肪酸、脂肪酸エステル、又は脂肪族ワックス(例えば、米国特許第6,967,027号(Heuxら);同第5,207,826号(Westlandら);同第4,487,634号(Turbakら);同第4,373,702号(Turbakら)、及び同第4,863,565号(Johnsonら)、米国特許出願公開第2007/0027108号(Yangら)に開示されているような微小繊維細菌セルロース構造)。
1つの実施形態では、補助成分は、皮膚上で使用するのに好適な感覚剤又は賦形剤のうちの1つ以上を含む。これら感覚剤又は賦形剤は、現在市販されている化粧品及びパーソナルケア組成物で一般的に用いられているものであってよい。添加剤はそれぞれ、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、又は約0.1重量%〜約5重量%で提供され得る。好適な添加剤の非限定的な例としては、ビサボロール及び生姜の根;ナトリウムポリエチレングリコール7オリーブ油カルボキシレート;ラウリルp−クレゾールケトキシム、4−(1−フェニルエチル)1,3−ベンゼンジオール、Lupin(Lupinus albus)油&小麦胚芽油鹸化物、加水分解ルピナスタンパク質、L−リジン及びL−アルギニンペプチドの抽出物、油溶性ビタミンC、Evodia rutaecarpaフルーツ抽出物、亜鉛ピドレート及び亜鉛PCA、アルファ−リノール酸、p−チモール、及びこれらの組み合わせから誘導される界面活性剤;シュガーアミン、ビタミンB、レチノイド、ヒドロキノン、ペプチド、ファルネソル、フィトステロール、ジアルカノイルヒドロキシプロリン、ヘキサミジン、サリシル酸、N−アシルアミノ酸化合物、日焼け止め活性剤、水溶性ビタミン、油溶性ビタミン、ヘスペレジン、からし種子抽出物、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、カルノシン、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)及びブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、メンチルアントラニレート、セチルピリジニウムクロリド、テトラヒドロクルミン、バニリン又はその誘導体、エルゴチオネイン、メラノスタチン、ステロールエステル、イデベノン、デヒドロ酢酸、Licohalcone A、クレアチン、クレアチニン、フィーバーフュー抽出物、イースト抽出物(例えば、Pitera(登録商標))、ベータグルカン、アルファグルカン、ジエチルヘキシルシリンギリデンマロネート、エリスリトール、p−サイメン−7−オル、ベンジルフェニルアセテート、4−(4−メトキシフェニル)ブタン−2−オン、エトキシキン、タンニン酸、没食子酸、オクタデセンジオン酸、p−サイメン−5−オル、メチルスルホニルメタン、アベナンスラマイド化合物、脂肪酸(特に、多不飽和脂肪酸)、抗菌剤、チオール化合物(例えば、N−アセチルシステイン、グルタチオン、チオグリコレート)、他のビタミン(ビタミンB 12)、ベータ−カロテン、ユビキノン、アミノ酸、その塩、その誘導体、その前駆体、及び/又はこれらの組み合わせからなる群から選択される皮膚及び/又はヘアケア活性剤;及び皮膚病学的に許容し得るキャリアの1つ以上が挙げられる。これら及び他の潜在的に好適な活性剤は、米国特許出願公開第2008/0069784号、並びに米国特許出願シリアル番号第61/364,932号、及び同第12/984,958号により詳細に記載されている。別の実施形態では、パーソナルケア組成物は、感覚剤を更に含む。好適な感覚剤の非限定的な例は、メチルナフタレニルケトンである。1つの実施形態では、組成物は、約0.001%〜約1%のメチルナフタレニルケトンを含む。メチルナフタレニルケトンは、1−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2ナフタレニル)−エタン−1−オン分子又はその異性体若しくは誘導体であり得る。New YorkのIFFからIso−E−Superとして市販されている。
更に別の実施形態では、パーソナルケア組成物は、約0.001%〜約1%、好ましくは約0.05%〜約0.5%の冷却剤を更に含む。好ましい冷却剤は、これらに限定されるものではないが、メントール、CoolAct 10、メンチルラクテート、及びこれらの組合せである。
The CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,Second Edition(1992)には、スキンケア業界で一般に使用される様々な非限定的な化粧品及び医薬品の成分が記載されており、それらは本発明の組成物への使用に好適である。これら成分の分類としては:研磨剤;吸着剤;芳香剤、顔料、色素/着色剤、精油、皮膚感覚剤、収れん剤などの審美的構成成分(例えば、丁子油、メントール、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、ウィッチヘーゼル留出物);抗ニキビ剤;固化防止剤;消泡剤;抗菌剤(例えば、ヨードプロピルブチルカーバメート);酸化防止剤;結合剤;生物学的添加物;緩衝剤;充填剤;キレート化剤;化学添加物;着色剤;化粧用収れん剤;化粧用殺生剤;変性剤;薬用収れん剤;外用鎮痛剤;例えば、組成物の被膜形成特性及び実体性を補助するためのポリマーなどの被膜形成剤又は物質(例えば、エイコセンのコポリマー及びビニルピロリドン);不透明化剤;pH調整剤;噴射剤;還元剤;封鎖剤;皮膚漂白及び美白剤;皮膚コンディショニング剤;皮膚鎮静剤及び/又は皮膚回復剤及び誘導体;皮膚処置剤;増粘剤;ビタミン;及びこれらの誘導体が挙げられる。追加の好適な皮膚処理活性物質の更なる非限定的な例は、米国特許第2003/0082219号I項(すなわち、ヘキサミジン、酸化亜鉛、及びナイアシンナミド);同第5,665,339号D項(すなわち、冷却剤、皮膚コンディションニング剤、日焼け防止剤及び顔料、並びに薬剤);及び同第2005/0019356号(すなわち、落屑活性物質、抗にきび活性物質、キレート剤、フラボノイド、並びに抗菌及び抗真菌活性物質)に含まれる。好適な乳化剤及び界面活性剤の例は、例えば、米国特許第3,755,560号、同第4,421,769号、及びMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers,North American Edition」,pages 317〜324(1986)に見られる。しかしながら、多くの材料は2つ以上の効果をもたらすことがあること、又は2つ以上の作用機序を介して機能し得ることに留意すべきである。したがって、本明細書の分類は便宜上実施されたものであって、活性物質を、列挙した特定の1つ又は複数の用途に制限することを意図するものではない。他の有用な任意の成分としては、抗皺活性物質及び/又は抗皮膚萎縮活性物質、酸化防止剤及び/又はラジカル掃去剤、抗炎症剤、抗セルライト剤、日焼け防止剤、美白剤、日焼け止め活性剤、水溶性ビタミン、粒子状物質、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
また、組成物は、米国特許出願公開第2006/0257349号、同第2006/0257350号、及び同第2005/0175575号に記載されているもの等の市販の後発泡性ひげ剃りジェルで用いられる、他の一般的に含まれる成分を含んでもよい。
本発明のパーソナルケア組成物は、疎水性置換基及びカチオン性置換基で変性された、疎水変性カチオン性多糖を含み得る。疎水変性カチオン性多糖は、約0.005重量%〜約3重量%、又は約0.01重量%〜約2.0重量%、又は約0.02〜約1重量%、又は約0.025重量%〜約0.5重量%の濃度で使用される。好適な疎水変性カチオン性多糖の非限定的な例は、セルロース、デンプン、及びグアー誘導体、特に、誘導体化ヒドロキシエチルセルロースエーテル(SoftCAT(商標)の商標名で販売されているもの等)を含む。疎水変性四級化ヒドロキシエチルセルロースエーテルの非限定的な例としては、米国特許第2007 0031362 A1号(Union Carbide)に言及されているものが挙げられ、当業者によってSoftCATと呼ばれているものであってもよい。
更に別の実施形態では、本発明のパーソナルケア組成物は、膜形成系を含有する。膜形成系は、少なくとも1つの膜形成物質で構成され得る。特定の実施形態では、1つ以上の膜形成物質が膜形成系を構成するのが有益であり得る。有用な膜形成物質としては、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセルロース、デンプン、ポリビニルアルコール、アルブミン、カチオン性セルロース、キサンタン、カラギーナン、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ナトリウムシリコーン、t−ブチルアクリレート、ポリ(スチレンスルホナート/無水マレイン酸)ナトリウム、ポリ(スチレンスルホナートコアクリル酸)、ポリビニルスルホネート、ポリビニルサルフェート、ポリホスフェート、ポリメタクリレート、デキストラン硫酸ナトリウム、ポリ(エチレンオキシドコスチレンスルホン酸)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、寒天、デキストラン、amphomer、celquat、glucamate DOE−120、Glucamate LT、ポリクアテルニウム(例えば、PQ2、7、10、16、17、18、19、24、27,及び46)、Merquats、四級化PVP、タンパク質及びポリペプチド(例えば、コラーゲン、エラスチン、並びにCROQUAT及びQUAT−Coll)などのこれらの4級誘導体、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンの共重合体、PVP/メタクリレート、Aquaflex(ポリイミド−1)、Gantrez(メチルビニールエーテルと無水マレイン酸の共重合体)、Styleze(ビニルピロリドンとアクリレートとメタクリル酸ラウリルの共重合体)、ペクチン、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。他の膜形成ポリマーは、米国特許出願公開第2010/021409号の段落15〜21に開示されている。
本発明によって提供される例示的なひげ剃り組成物の実施形態は、次の濃度レベルの膜形成物質及び表面活性剤を含む:約0.6%重量%〜約1.2重量%の膜形成物質、及び約20重量%〜約30重量%の表面活性剤;約0.6%重量%〜約1.2重量%の膜形成物質、及び約10重量%〜約20重量%の表面活性剤;約1.2%重量%〜約2重量%の膜形成物質、及び約20重量%〜約30重量%の表面活性剤;並びに約0.6%重量%〜約2重量%の膜形成物質、及び約3重量%〜約10重量%の表面活性剤。
9.製品形態及び使用
本発明のパーソナルケア組成物は、後発泡性ひげ剃りジェル等の除毛調製品に用いることができる。本発明は、エアゾール発泡体又は後発泡性ジェル(これが好ましい形態である)として製剤化し得る。それは、パーソナルケア組成物(ひげ剃り組成物等)を分配するために通常用いられる任意の好適なディスペンサーにパッケージ化することができる。これらとしては、折り畳み式チューブ、ポンプ又は圧搾容器、及びエアゾール型ディスペンサー、特に、放出に必要な噴射剤から後発泡性ジェル組成物を分離するための障壁を有するものが挙げられる。1つの実施形態では、組成物は、単一チャンバに収容されており、これは、疎水性剤と他の成分とがシェルフにおいて物理的に分離されていないことを意味する。1つの実施形態では、組成物の全ての成分は、単一チャンバ内に存在し得る。また、複数のチャンバが組成物内に存在してもよい。チャンバは、同じ組成物、又は異なる組成物を全て収容し得る。
後者のタイプのディスペンサーとしては、(1)製品の充填過程中に膨張し、製品を放出する分配力をもたらす外側弾性スリーブによって、製品を収容している薄壁内袋が取り囲まれている、機械的に加圧されたバッグインスリーブ系(例えば、Exxel Container Co.から市販されているATMOS系);(2)(a)米国特許出願公開第2009/0263174号(Chanら)に記載されているような、ポリマー予備形成物と、ポリマー予備形成物の少なくとも一部を取り囲む弾性的に変形可能なバンドとを含む容器予備形成物;(3)製品を放出するために、ユーザが空気で容器を加圧することができるようにポンプ系が容器に一体化している手動で起動するエアポンプ噴霧装置(例えば、Airspray Internationalから入手可能な「AIRSPRAY」系);(4)容器の側面に封着されるタイトフィッティングピストンにより駆動手段から製品が分離されており、張力下でばねにより、ピストンの製品側に対する真空により、指圧により、ピストンに対する気圧により、又は包装産業で公知の様々な他の手段により駆動され得るピストンバリア系;及び(5)製品が缶内の可撓性バッグに収容されており、缶と可撓性バッグとの間の空間に好適な噴射剤が注入されているバッグインカン(SEPRO)が挙げられる。酸化及び重金属による汚染から組成物を保護することが好ましい。これは、例えば、組成物及び容器を窒素でパージして酸素を除去することにより、及び不活性容器(例えば、プラスチックの瓶又は袋、アルミニウム缶、又はポリマーでコーティング若しくは裏打ちされた缶)を利用することにより実現できる。
本発明の組成物は、限定するものではないが、ひげ剃り(湿式又は乾式ひげ剃り、電気かみそり、再使用可能な又は使い捨ての電動又は手動カミソリ及びこれらの組み合わせ)、脱毛、電気分解、ワックス又は脱毛剤並びに毛髪成長の調節を助けるためのエネルギー送達装置を含む、様々な除毛用途と組み合わせて(前、同時、及び/又は後に)使用可能である。エネルギー送達装置の非限定的な例としては、光、熱、音(超音波及びラジオ周波数を含む)、電気エネルギー、磁気エネルギー、電磁エネルギー(ラジオ周波数の波及びマイクロ波を含む)、及びこれらの組み合わせが挙げられる。前記光エネルギーは、レーザー、ダイオードレーザー、ダイオードレーザーバー、ダイオードレーザーアレイ、フラッシュランプ、超短パルス光(IPL)源、又は、これらの組み合わせなどの装置によって送達することができるが、これらに限らない。例えば、米国特許第2006/0235370A1号を参照されたい。
10.ひげ剃り中の潤滑性試験
本明細書で定義されるひげ剃り中の潤滑性「ISL」試験によって測定するとき、摩擦の減少によって示されるように、本発明のパーソナルケア組成物は、ひげ剃り中の潤滑性の利点を提供することが見出された。高摩擦の皮膚表面が皮膚の膨隆をもたらすため、ひげ剃り中に摩擦を減少させることは重要である。皮膚が膨隆するとき、刃が皮膚と係合する可能性が高く、皮膚を刺激する機会を増加させる。したがって、摩擦を減少させることによって、製品は皮膚を保護する助けとなる。更に、より低い摩擦は、起こり得る刺激の原因にもなり得る皮膚上の抵抗を弱める。この方法は、ひげ剃り調製品の摩擦係数(CoF)の測定を可能にする。
ひげ剃り中の潤滑性試験法:ひげ剃りプロセス中の潤滑性を模倣するよう設計された装置は、摩擦力を測定し(例えば、インストロン型機器)、且つ約1kg〜約100kgのロードセルを収容することができる機器に接続される。すすぎ装置は、1)すすぎ中に手によって毛髪に及ぼされる圧力を模倣するために、約68.9kPa(約10psi)〜約482.6k(約70psi)の圧力を供給するように開閉することができる、空気作動型締め付け装置と、2)締め付け装置の2つの対向する側面に取り付けられる、本明細書に記載の角質組織モデルと、3)シャワー状態を模倣するために、約50mL/分〜約1000mL/分の水流量を供給することができる、1つ以上の噴霧ノズルとを含む。
手順:すすぎ装置を、30kgのロードセルを装備したStable Micro Systems TA XT Plus(商標)テクスチャーアナライザー(TA)の基部に取り付け、締め付け具を中央に揃えるか、又はロードセルに垂直に整列させる。水流量を約200mL/分に、水温を39.4+/−18.9℃(103°F+/−2°F)に調整する。TA締め付け具への空気圧を約206.8kPa(30psi)に設定する。器具測定設定を以下のように設定する:TA設定、張力圧縮、長さ130mmの引っ張りでの試験速度−10.0mm/秒。合計10回のストロークでマクロを設定する。最初の5回のストロークを水なしで実行し、次に、2度目の5回のストロークにおいて、水を2分15秒間手動で出す。試験中、データ(グラム単位の力)は、処理したKTMの上向き引っ張り中にのみ収集され、帰路では収集されない。ピストンの前側及び裏側の両方のパッドを、ポリウレタン皮膚パッド(詳細については、特開2006233367号号を参照のこと)で被覆する。
5.1cm(2インチ)×22.9cm(9インチ)の不織布KTMの一片を、30秒間熱い(約39.4+/−18.9℃)(約103°F+/−2°F))の水道水下で湿らせる。2g+/−0.1gのエアゾールひげ剃りジェル又は1g+/−0.1gのエアゾールひげ剃りフォームを、不織布KTM上に設置し、30秒間静かに泡立たせて手で広げる。余分なフォームを不織布KTMの裏側に擦り込む。不織布KTMをTAの中に装填し、試験マクロを開始する。5回目のストロークが終わった時点で、すすぎ水を出す。1)KTMが取り付けられたロードセルを約10mm/秒の速度で上昇させるよう機器に指示し、2)締め付け具を開放し、3)ロードセルを低下させるよう機器に指示する試験手順を開始する。所定の回数、例えば、10回の手順が実行され得るまで、この手順を繰り返す。各サンプルの合間に、先に行った試験からの任意の可能性のある蓄積を除去するために、ポリウレタン皮膚パッドを、一片の不織布KTM及びアルコールで拭く。乾燥摩擦及びすすぎ摩擦のグラム単位での全体の摩擦力(又は他の好適な力の単位)を計算することによって、どの製品が最も心地良い感触を有すると予想されるかを評価するために、製品を互いに比較してランク付けされ得る。
本明細書で定義される「KTM」とは、角質組織を代表する1つ以上の物理的性質を有し得る、1つ以上の人工基質を指す「角質組織模倣体」を意味する。本願の目的のために用いられるKTMは、Lenzing,Inc.製のTENCELである。他のKTMに関する更なる詳細は、2009年9月4日出願の米国特許出願第61/239908号(Battagliaら)の第I章に開示されている。
11.エアゾールひげ剃り組成物の製造方法
本発明の1つの実施形態は、以下の工程を含むエアゾールひげ剃り組成物の製造方法を提供する:少なくとも約50%の疎水性剤と約50%以下の水を含む担体とを含む微小滴プレミックスを形成する工程と;前記微小滴プレミックスと、水分散性表面活性剤、揮発性後発泡剤、及び水を含む担体を含む第2の供給流とを、混合する工程。1つの実施形態では、前記微小滴プレミックスを形成する工程は、プレミックス成分を十分な高剪断力に供して、本明細書に記載される微小滴を得ることを含む。微小滴プレミックスを形成するための好適な方法の例は、米国特許出願公開第2005/0031659号、同第2005/0031568号、及び同第2005/0032916号(各Deckner)に記載されており、不連続油相が前記疎水性剤により形成される。1つの実施形態では、前記微小滴プレミックスを形成する工程は、約1950のRPM設定のSpeed Mixer DAC 800 FVZを用いて実施することができる。混合は、室温で実施することができるが、高温又は低温も好適である。
次いで、微小滴プレミックスを他のエアゾールひげ剃り組成物成分に添加し、次いで混合し、次いで噴射剤を添加し(すなわち、後発泡剤)、次いで、混合物を固化させて、エアゾールひげ剃り組成物を増粘し、定着させる。
以下の実施例を下記の通り製剤化する。QSは、100重量%に達するのに充分な量を意味する。全ての値は重量パーセントである。
本発明に係るエアゾールひげ剃り組成物の一例は、重量により以下の成分を規定量含む:
・水35〜90%
・疎水性剤(すなわち、ジメチコン)1〜10%
・乳化剤(すなわち、デシルグルコシド)0.1〜5%
・水分散性表面活性剤(すなわち、トリエタノールアミンパルミテート/ステアレート)3〜30%
・揮発性後発泡剤(すなわち、揮発性炭化水素、二酸化炭素、窒素)0〜4%
・ポリマー(すなわち、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン)0.04〜0.25%
・増粘剤/安定剤(すなわち、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン性軟質セルロース)0.1〜0.75
・その他、有機共溶媒等(すなわち、乳化剤、極性アルコール)0.0%〜0.30%
1つの具体例は、以下の処方を用いて製造することができる:
Figure 2013525499
本発明に係るパーソナルケア組成物は、疎水性剤を含まない同様の組成物よりも優れた潤滑性を提供する。微小滴の形態の疎水性剤を含まないサンプルと比較して、抵抗力が約5%〜約50%、又は約20%〜約40%、又は約30%低下することにより潤滑性の上昇を示すことができる。
微小滴の形態の疎水性剤の例:
実施例A:
工程1:プレミックスの形成
界面活性剤の50/50混合物(Plantaren 1200 N UP等)を有機溶媒(グリセリン等)に添加して担体を形成する。次いで、スパチュラを用いて手で撹拌しながら、又は2〜4の任意の設定のKitchen Aid(登録商標)Ultra Power Mixerにより混合しながら、均一な稠度がみられ且つ微小滴が形成されるまで、疎水性剤を少量ずつ担体に添加する。この実施例では、疎水性剤は、Dow Corning Xiameter 0.0003m/s(300,cs)(ジメチコン)である。担体の疎水性剤に対する重量比は、1:1〜1:20又は1:9である。
工程2:パーソナルケア組成物を形成するためのプレミックスの他の成分への添加は、ひげ剃り調製品を製造する従来の手段により、すなわち、350RPMで約30分間、又は実質的に均質な混合物が得られるまでCafarmo Stirrer、モデルBDC1850等の標準的なベンチ又はラボミキサを用いて行うことができる。より大きな又は小さなバッチサイズでは、異なるRPM設定を用いてもよい。
実施例B:この実施例では、既に微小滴の形態であると考えられる市販の疎水性剤を用いてもよい。
工程1:微小滴形態の予め作製されている疎水性剤プレミックス(例えば、Dow Corning Xiameter MEM−1664エマルション(50%ジメチコン)等)を得る。
工程2:パーソナルケア組成物の他の成分と共に疎水性剤を少量ずつ混合チャンバに添加する。混合は、350RPMで室温にて約30分間、又は実質的に均質な混合物が形成されるまで、Cafarmo Stirrer、モデルBDC1850を用いて実施される。予め作製されている疎水性剤プレミックスを少量ずつ添加する工程2を毎回繰り返す(例えば、疎水性剤プレミックスの総量の約1/5〜約1/30又は約1/10〜約1/20等)。疎水性剤プレミックスの量は、2.75重量%であってよい。
実施例C:冷却添加剤を含むプレミックス
工程1:疎水性剤と添加剤との混合
60.8グラムの疎水性剤、例えば、DC Xiameter 0.03m/s(30,000cs)(ジメチコン)と0.1グラムの添加剤、例えば、メントール及び/又は芳香剤とを合わせる。スパチュラを用いて手で、又はメントールが完全に溶解するまで、この混合を実施する。
工程2:プレミックスの形成
工程1)の混合物を9.1グラムの界面活性剤、例えば、Plantaren 1200 N UPと合わせる。スパチュラを用いて手で混合しながら、又は実質的に均質な混合物が形成されるまで、疎水性剤を少量ずつ界面活性剤に添加する。更に少量を添加し、実質的に均質な混合物が形成されるまで混合する。
工程3:パーソナルケア組成物を形成するためのプレミックスの他の成分への添加は、ひげ剃り調製品を製造する従来の手段により、すなわち、350RPMで約15分間、又は実質的に均質な混合物が得られるまでCafarmo Stirrer、モデルBDC1850等の標準的なベンチ又はラボミキサを用いて行うことができる。
実施例D:実施例A〜Cにおいて使用するのに好適な「他の成分」の例。
工程1:15.8グラムの蒸留水と、4.0グラムのPEG及び0.2グラムのFD&C青色染料#1とを溶解するまで手で混合することにより、青色染料を形成する。
工程2:1528.7グラムの蒸留水を19.4グラムのソルビトール(水中70%)に添加し、100RPMでCafarmo Stirrer、モデルBDC1850を用いて混合する。
工程3:9.72グラムのNatrosol 250 HHR(ヒドロキシエチルセルロース)、3.30グラムのPolyox WSR−301(PEG 90M)、0.97グラムのPolyox WSR N−12K(PEG 23M)、及び2.91グラムのMicroslip 519の組み合わせを工程2の混合物にゆっくり添加し、80℃に加熱し、30分間又は実質的に均質な混合物が観察されるまで混合する。
工程4:80℃にて、150.6グラムのパルミチン酸C16(95%)、50.5グラムのステアリン酸(Emersol 132)、及び38.9グラムのMonomuls 90−018(グリセリルオレエート)を添加し、約30分間又は実質的に均質な混合物が観察されるまで混合する。
この混合物は、97.25:2.75又は97.15:2.85(例えば、実施例Cの場合)の重量比でプレミックスに添加してよい。
実施例E:実施例A〜Cにおいて使用するのに好適な「他の成分」の例。
工程1:11.76グラムのトリエタノールアミン(99%)を、80℃の加熱水浴中で、ビーターインペラを備える350RPMのCafarmo Stirrer、モデルBDC1850を用いて混合し得る。RPMは、通気が生じないように調節する。混合は、30分間又は実質的に均質な混合物が観察されるまで行うことができる。
工程2:加熱された水浴を冷水に取り替えて、混合物を約40℃に冷却する。
工程3:16.5グラムの量の芳香剤成分と、3.886グラムのFD&C青色染料#1の1%溶液等の着色剤とをトリエタノールアミンに添加し、10分間又は実質的に均質な混合物が観察されるまで更に混合する。
この混合物は、97.25:2.75又は97.15:2.85(例えば、実施例Cの場合)の重量比でプレミックスに添加してよい。
本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最大数値限定は、それより小さいあらゆる数値限定を、そのような小さい数値限定が本明細書に明示的に記載されたものとして包含すると理解されるべきである。本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最小数値限定は、それより大きいあらゆる数値限定を、そのようなより大きい数値限定が本明細書に明示的に記載されているかのように含む。本明細書全体にわたって記載されるあらゆる数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内にあるあらゆるより狭い数値範囲を、そのようなより狭い数値範囲が本明細書に全て明示的に記載されているかのように含む。
特に指定がない限り、本明細書の明細、実施例、及び請求の範囲における全ての部、比、及び百分率は重量基準であり、全ての数値限定は、当該技術分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
本明細書に開示した寸法及び値は、記述された正確な数値に厳しく限定されるものと理解すべきでない。むしろ、特に言及しない限り、そのようなそれぞれの寸法は、記述された値と、その値の周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」において引用する全ての文献は、その関連部分において参照として本明細書に組み込まれるものであるが、いずれの文献の引用も、こうした引用が本発明の先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献におけるいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいては、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
特に指定のない限り、前置詞の「a」、「an」、及び「the」は「1つ以上」を意味する。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. a.2%〜25%の水分散性表面活性剤と、
    b.40%〜95%の水を含む担体と、
    c.1%〜6%の揮発性後発泡剤と、
    d.0.15マイクロメートル〜10マイクロメートル、好ましくは0.5マイクロメートル〜5マイクロメートルの粒度を有する少なくとも1つの微小滴を形成する、0.01〜15%の疎水性剤と、
    を含むエアゾールひげ剃り組成物。
  2. 前記疎水性剤が、0.5マイクロメートル〜3マイクロメートルの平均粒度を含む複数の微小滴を形成する、請求項1に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  3. 前記エアゾールひげ剃り組成物が、後発泡性ゲルである、請求項1又は2に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  4. 前記疎水性剤が、シリコンポリマー、鉱油、ビタミンE、ビタミンA、無水酸ポリオール、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  5. 前記シリコンポリマーが、オルガノシロキサン、アミノ官能性シロキサン、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項4又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  6. 前記オルガノシロキサンが、ジメチコン、トリメチルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、シリコーンエラストマー、及びこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項5又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  7. 疎水性置換基及びカチオン性置換基で変性された0.005%〜3%の疎水変性カチオン性多糖を更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  8. 潤滑性水溶性ポリマー、水不溶性粒子、ヒドロゲル形成性ポリマー、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む潤滑剤を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  9. 前記潤滑剤が、前記後発泡性ゲル組成物の0.01重量%〜1重量%の潤滑性水溶性ポリマー、0.01重量%〜5重量%の水不溶性粒子、0.0005重量%〜3重量%のヒドロゲル形成性ポリマー、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  10. 前記潤滑性水溶性ポリマーが、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項9又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  11. 前記水不溶性粒子が、無機粒子、有機ポリマー粒子、及びこれらの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項10又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  12. 前記ヒドロゲル形成性ポリマーが、多価アルコールで部分的にエステル化されたポリアクリル酸又はポリメタクリル酸;親水性ポリウレタン;軽架橋ポリエチレンオキシド;軽架橋ポリビニルアルコール;軽架橋ポリアクリルアミド;疎水変性ヒドロキシアルキルセルロース;ヒドロキシエチルメタクリレート;及び架橋ヒアルロン酸のうちの少なくとも1つを含む、請求項10又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  13. 前記ヒドロゲル形成性ポリマーが、グリセリンで部分的にエステル化されたポリアクリル酸を含む、請求項12又はそれが従属している任意の請求項のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  14. 前記水分散性表面活性剤が、アニオン性界面活性剤を含み、任意で石鹸を含まず又は本質的に含まず、任意で非イオン性界面活性剤を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
  15. 前記組成物が、実質的に均質な混合物を形成している、請求項1〜14のいずれか一項に記載のエアゾールひげ剃り組成物。
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