JP2013522453A - ディスプレイパネルを有する光学アセンブリ、並びにその製造及び分解方法 - Google Patents
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Abstract
光学的に透明な接着層には、剪断速度1秒−1で粘度が約20Pa・s未満であり、光学的に透明な接着剤と、揺変性物質とが含まれる。この光学的に透明な接着層は、ヘイズ約2%以下、剪断速度10秒−1で粘度約2〜約30Pa・s、10Paの応力が約2分間印加されたときの転位クリープが約0.2ラジアン以下、並びに、周波数1Hzで約60秒間100μN・mのトルクが印加された後すぐに、周波数1Hzで80μN・mのトルクをかけた後の、35度の差分に達する回復時間が約60秒以下である。この接着層は、光学アセンブリにおいて、実質的に透明な基材にディスプレイパネルを接着するのに使用され得る。この接着層は、ガラス基材間で約15N/mm以下の劈開強度をもたらし、これにより光学アセンブリは、ディスプレイパネル又は基材にほとんど又は全く損傷を与えることなく分解することが可能である。光学アセンブリと、この光学アセンブリを作製する方法も開示される。この光学アセンブリは、携帯用デバイス、テレビ、コンピュータモニタ、ノートブックディスプレイ又はデジタル標示板などの光学デバイスで使用することができる。
【選択図】なし
【選択図】なし
Description
光学アセンブリに使用可能な、光学的に透明な接着層が開示される。この光学アセンブリには、別の光学コンポーネントに光学結合されるディスプレイパネルが含まれ、ディスプレイ装置に使用することが可能である。
光学結合は、光学グレード接着剤を使用して、2つの光学素子同士を接着するのに使用することができる。ディスプレイ用途では、光学結合を使用して、ディスプレイパネル、ガラスプレート、タッチパネル、ディフューザ、剛性補償素子、ヒータ、並びに偏光板及び位相差板のようなフレキシブルフィルムなどの光学素子どうしを接着することができる。ディスプレイの光学的性能は、内部反射面の数量を最小限にすることにより改善することができ、それとともに、ディスプレイの光学素子間のエアギャップ数をなくすか、又は少なくとも最小限にすることが望ましいことがある。
一実施形態において、光学的に透明な接着層には、剪断速度1秒−1で粘度が約20Pa・s未満であり、光学的に透明な接着剤と、揺変性物質とが含まれる。この光学的に透明な接着層は、ヘイズ約2%以下、剪断速度10秒−1で粘度約2〜約30Pa・s、10Paの応力が約2分間印加されたときの転位クリープが約0.2ラジアン以下、並びに、周波数1Hzで約60秒間1000μN・mのトルクが印加された後すぐに、周波数1Hzで80μN・mのトルクをかけた後の、35度の差分に達する回復時間が約60秒以下である。
別の一実施形態において、ディスプレイパネルを含む光学アセンブリが本明細書において開示される。この光学アセンブリは、ディスプレイパネル、実質的に透明な基材、及びこのディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に配置された接着層を含む。
本明細書で開示する光学アセンブリは、例えば、ディスプレイを含む携帯端末、テレビ、コンピュータモニタ、ラップトップディスプレイ又はデジタル標示板(digital sign)を含む光学デバイスで使用することができる。
別の一実施形態において、光学アセンブリの製造方法が開示される。
本発明のこれらの態様及び他の態様について以下の「発明を実施するための形態」に記載する。上記の概要は、いかなる場合にも特許請求される発明の主題を限定するものとして解釈されるべきではなく、発明の主題は本明細書に記載される「特許請求の範囲」によってのみ定義されるものである。
光学材料は、光学アセンブリの光学コンポーネント又は基材の間のギャップを埋めるのに使用することができる。光学基材に結合されたディスプレイパネルを含む光学アセンブリは、これら2つの間のギャップが、パネル及び基材の屈折率に一致又はほぼ一致する光学材料で充填される場合、利点を有し得る。例えば、ディスプレイパネルと外側カバーシートとの間に内在する、太陽光及び周囲光の反射が、これにより低減され得る。ディスプレイパネルのカラー範囲及びコントラストは、周囲条件下で改善することができる。充填されたギャップを有する光学アセンブリは、空気のギャップを有する同じアセンブリに比べ、改善された衝撃抵抗性をも呈し得る。
光学コンポーネント又は基材の間のギャップを充填するのに使用される光学材料は典型的に、接着剤と、さまざまなタイプの硬化したポリマー組成物とを含む。しかしながら、これらの光学材料は、後で、コンポーネントにほとんど又は全く損傷を与えずにアセンブリを分解又は再加工したい場合には、光学アセンブリ製造には有用ではない。コンポーネントは壊れやすく高価であることが多いため、この再加工可能性機能は光学アセンブリに必要とされる。例えば、組み立て中又は組み立て後に傷が観察された場合、あるいは販売後にカバーシートが破損した場合には、カバーシートをディスプレイパネルから取り外す必要性がしばしば生じる。コンポーネントにほとんど又は全く損傷を与えずにディスプレイパネルからカバーシートを除去することにより、アセンブリを再加工するのが望ましい。ディスプレイパネルのサイズ又は利用可能面積は増大し続けているため、再加工可能性はますます重要度を増している。
大きなサイズ又は面積を有する光学アセンブリは、特に効率と厳しい光学的品質が望ましい場合には、製造が難しくなり得る。光学コンポーネント間のギャップは、硬化可能な組成物をこのギャップ内に注ぎ込み又は注入することによって充填した後、その組成物を硬化させることによってコンポーネントを合わせて固着させることができる。しかしながら、これらの一般的に使用されている組成物は流動時間が長く、これが、大きな光学アセンブリの製造方法における非効率性となっている。
本明細書で開示される光学アセンブリは、接着層と光学コンポーネントとを含み、この光学コンポーネントは特に、ディスプレイパネル及び実質的に光透過性の基材である。この接着層は、このコンポーネントにほとんど又は全く損傷を与えずにアセンブリを再加工することを可能にする。この接着層は、ガラス基材間の劈開強度が約15N/mm以下、10N/mm以下、又は6N/mm以下であり、これにより、コンポーネントにほとんど又は全く損傷を与えない再加工可能性が得られる。劈開のための合計エネルギーは、面積1”×1”(2.5cm×2.5cm)当たり約25kg*mm未満であり得る。
この接着層は、光学用途に好適である。例えば、接着層は、460〜720nmの範囲において少なくとも85%の透過率を有し得る。この接着層は、厚さ1ミリメートル当たり、460nmで約85%超の透過率、530nmで約90%超の透過率、及び670nmで約90%超の透過率を有し得る。これらの透過特性により、電磁スペクトルの可視領域全体にわたって均一な光透過率がもたらされ、これは、フルカラーディスプレイで色点を維持するのに重要である。
接着層の透過特性の色部分については、CIE L*a*b*系によって表わされる色座標によって更に画定される。例えば、色のb*要素は約1未満であるべきであり、より好ましくは約0.5未満であるべきである。これらのb*の特性は、低い黄色度指標をもたらし、これはフルカラーディスプレイの色点を維持するのに重要である。
接着層の透明特性のヘイズ部分については、HazeGard Plus(Byk Gardnerから販売)又はUltraScan Pro(Hunter Labsから販売)などのヘイズ計によって測定される、接着層の%ヘイズ値によって更に画定される。例えば、接着層の%ヘイズは、約2%未満であるべきであり、寄り好ましくは約1%未満であるべきである。これらのヘイズ特性は低い光散乱度をもたらし、これはフルカラーディスプレイの出力品質を維持するのに重要である。
上記の理由から、接着層は、ディスプレイパネル及び/又は実質的に透明な基材の屈折率と一致するか又はほぼ一致する屈折率を有するのが好ましい。接着層の屈折率は、接着剤成分を適切に選択することによって制御することができる。例えば屈折率は、芳香族構造をより高い濃度で含むか、又は硫黄若しくはハロゲン(臭素など)を組み込んだ、オリゴマー、希釈剤モノマー、及び同様物を含めることによって、増加させることができる。逆に、脂肪族構造の成分をより高い濃度で含むオリゴマー、希釈剤モノマー、及び同様物を含めることによって、屈折率を低い値に調節することができる。例えば、接着層は約1.4〜約1.7の屈折率を有し得る。
接着層は、オリゴマー、希釈剤モノマー、充填剤、可塑剤、粘着付与樹脂、光開始剤、その他接着剤の全体的な特性に寄与する構成成分などの接着剤構成成分を適切に選択することによって、透明性を維持し得る。具体的には、接着剤成分は互いに相溶性であるべきであり、例えば、硬化の前又は後に、領域の大きさ及び屈折率の差により光散乱及びヘイズが高まるような程度まで相分離を起こすべきではない(ただし光拡散接着剤用途など、ヘイズが望ましい結果である場合は除く)。加えて、接着剤成分中には、接着剤製剤中に溶けず、光を散乱するほどの大きさのためヘイズを生じるような粒子は、含まれるべきではない。光拡散接着剤用途の場合など、ヘイズが望ましい場合は、これは許容され得る。加えて、揺変性物質などのさまざまな充填剤は、光透過性の損失及びヘイズの増大に寄与し得るような相分離又は光散乱に寄与することのないよう、十分に分散されているべきである。ここでも、光拡散接着剤用途の場合など、ヘイズが望ましい場合は、これは許容され得る。これらの接着剤成分はまた、例えば、色を生じたり接着層のb*又は黄色度指標を増加させたりすることによって、透明性の色特性を劣化させるべきではない。
接着層は、ディスプレイパネル、実質的に透明な基材、及びこのディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に配置された接着層とを含む、光学アセンブリ中に使用することができる。接着層は任意の厚さを有し得る。光学アセンブリで採用される特定の厚さは、任意の数の因子から求めることができ、例えば、光学アセンブリを使用する光学デバイスの設計では、ディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に特定のギャップを必要とすることがある。接着層は典型的に、約1μm〜約5mm、約50μm〜約1mm、又は約50μm〜約0.2mmの厚さを有する。
接着層は、揺変性物質と組み合わせて、光学的に透明な接着剤の液体又は液体組成物を使用して製造することができ、液体組成物は、大型の光学アセンブリの効率的製造に適した粘度を有する。大型光学アセンブリは、約15cm2〜約5m2、又は約15cm2〜約1m2の面積を有し得る。例えば、液体組成物は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し得る。この液体組成物はさまざまな製造方法の使用に対応可能である。
接着層には、揺変性物質と組み合わせたときに、剪断速度1〜10秒−1のときに接着層の粘度が30Pa.s以下、約2〜約30Pa・s、特に約5〜約20Pa・sとなるような粘度を有する、任意の光学的に透明な液体接着剤が含まれ得る。この1〜10秒−1という範囲は、例えばステンシル印刷中に使用されたときにスキージ下で接着層が流動でき、これにより接着層がより高速なスキージ速度でもスキージに接着しないようにする接着層の性能を決定する。加えて、この粘度は、気泡を封入することなく、また液体接着剤液で空洞を完全に充填するための流動性が不十分になることなく、液体でステンシル空洞を充填するのに十分な低さである。この1〜10秒−1という範囲は、低速のスキージ下で接着層が流動できる性能を決定する。1秒−1で、接着層は約18〜約140Pa・sの粘度を有する(had)。0.01秒−1で、接着層は少なくとも700Pa.s、少なくとも2,000Pa.s、及び好ましくは少なくとも10,000Pa.sの粘度を有する。0.01秒−1での範囲は、接着層がノンサグ特性を有する場合を規定する。
一実施形態において、接着層において使用される光学的に透明な液体接着剤は、剪断速度1〜10秒−1で約20Pa・s以下の粘度を有する。具体的には、この光学的に透明な液体接着剤は、剪断速度1〜10秒−1で約10Pa・s以下、及び特に約5Pa・s以下の粘度を有する。これらの範囲内で、接着層の粘度は、揺変性物質(thixothrope)が追加されたときに適切な範囲内に収まる。
一実施形態において、接着層には、多官能(メタ)アクリレートオリゴマー、25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む反応性希釈剤、及び可塑剤の、反応生成物が含まれる。一般に、(メタ)アクリレートはアクリレート官能基とメタクリレート官能基の両方を指す。
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーは、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー、多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマー、及び多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーのうち任意の1つ以上のものを含み得る。多官能(メタ)アクリレートオリゴマーは、硬化中の重合に参加する少なくとも2つの(メタ)アクリレート基(例えば2〜4個の(メタ)アクリレート基)を含み得る。接着層は、約15〜約50重量%、約20〜約60重量%、又は約20〜約45重量%の多官能(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。使用される具体的な多官能(メタ)アクリレートオリゴマー、及び使用される量は、さまざまな要素によって異なり得る。例えば、具体的なオリゴマー及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有するよう液体組成物であるように選択され得る。別の例において、具体的なオリゴマー及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し、かつ結果として得られる接着層のショアA硬度が約30未満、約20未満、又は約10未満となるよう選択され得る。更に別の実施形態において、具体的なオリゴマー及び/又はその量は、25℃及び剪断速度0.01秒−1の組成物について、接着剤組成物が18,000cps〜140,000cpsの粘度を有し、25℃及び剪断速度1秒−1の組成物について、700,000cps〜4,200,000cpsの粘度を有する液体組成物となるよう選択され得る。
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーは、硬化中の重合に参加する少なくとも2つの(メタ)アクリレート基(例えば2〜4個の(メタ)アクリレート基)を有する多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。一般に、これらのオリゴマー類は、ポリオールを多官能イソシアネートと反応させた後、ヒドロキシ官能基化(メタ)アクリレートで末端処理した反応生成物を含む。例えば、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、ジカルボン酸(例えばアジピン酸又はマレイン酸)と、脂肪族ジオール(例えば字エチレングリコール又は1,6−ヘキサンジオール)との縮合によって調製された脂肪族ポリエステル又はポリエーテルポリオールから形成され得る。一実施形態において、このポリエステルポリオールには、アジピン酸及びジエチレングリコールが含まれる。多官能イソシアネートには、ジシクロヘキシルイソシアネート又は1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートが含まれ得る。ヒドロキシ官能基化(メタ)アクリレートには、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレート、又はポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなど)が含まれ得る。一実施形態において、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーには、ポリエステルポリオール、メチレンジシクロヘキシルイソシアネート、及びヒドロキシエチルアクリレートの反応生成物が含まれる。
有用な多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマー類には、市販されている製品が挙げられる。例えば、多官能脂肪族ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーには、ウレタンジイソシアネートCN9018、CN3108、及びCN3211(Sartomer,Co.(Exton,PA)から販売)、GENOMER 4188/EHA(GENOMER 4188に2−エチルヘキシルアクリレートを配合したもの)、GENOMER 4188/M22(GENOMER 4188にGENOMER 1122モノマーを配合したもの)、GENOMER 4256、並びにGENOMER 4269/M22(GENOMER 4269及びGENOMER 1122モノマー)(Rahn USA Corp.(Aurora IL)から販売)、U−Pica 8966、8967、8967A及びこれらの組み合わせ(Japan U−Pica Corp.から販売)、並びにポリエーテルウレタンジアクリレートBR−3042、BR−3641AA、BR−3741AB、及びBR−344(Bomar Specialties Co.(Torrington,CT)から販売)が含まれ得る。
一般に、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーは、接着層を形成するのに使用されている他の構成成分、並びに接着層の望ましい特性に応じて、任意の量で使用することができる。接着層は、約15〜約50重量%、約20〜約60重量%、又は約20〜約45重量%の多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーは、多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。有用な多官能ポリエステルアクリレートオリゴマー類には、市販されている製品が挙げられる。例えば、多官能ポリエステルアクリレートには、BE−211(Bomar Specialties Co.から販売)及びCN2255(Sartomer Co.から販売)が含まれ得る。
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーは、多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。有用な多官能ポリエーテルアクリレートオリゴマー類には、市販されている製品が挙げられる。例えば、多官能ポリエーテルアクリレートには、GENOMER 3414(Rahn USA Corp.から販売)が含まれ得る。
接着層を形成する反応生成物は、反応性希釈剤から形成される。反応性希釈剤は、25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む。反応性希釈剤は、1種以上のモノマー、例えば2〜5種の異なるモノマーを含み得る。これらモノマーの例には、イソボルニルアクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレート、アルコキシル化メタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、及びこれらの混合物が挙げられる。例えば、反応性希釈剤には、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートが含まれ得る。別の例として、反応性希釈剤にはアルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレート及びイソボルニルアクリレートが含まれ得る。
一般に、反応性希釈剤は、接着層を形成するのに使用されている他の構成成分、並びに接着層の望ましい特性に応じて、任意の量で使用することができる。接着層は、接着層の総重量に対して、約15〜約50重量%、約30〜約60重量%、又は約40〜約60重量%の反応性希釈剤を含み得る。
使用される具体的な反応性希釈剤、及び使用されるモノマーの量は、さまざまな要素によって異なり得る。例えば、具体的なモノマー及びその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有するよう選択され得る。別の例において、具体的なモノマー及びその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し、かつ結果として得られる接着層のショアA硬度が約30未満、約20未満、又は約10未満となるよう選択され得る。更に別の例において、具体的な希釈剤及び/又はその量は、25℃及び剪断速度0.01秒−1の組成物について、接着剤組成物が18,000cps〜140,000cpsの粘度を有し、かつ25℃及び剪断速度1秒−1の組成物について、700,000cps〜4,200,000cpsの粘度を有する液体組成物となるよう選択され得る。
接着層は、柔らかさ及び可撓性を高める可塑剤を含む。可塑剤は周知であり、典型的には(メタ)アクリレート基の重合には参加しない。可塑剤は1種以上の可塑剤材料を含み得る。可塑剤は油を含み得る。好適な油には、植物油、鉱物油及び大豆油が挙げられる。接着層は、5重量%超〜約20重量%、又は5重量%超〜約15重量%の可塑剤を含み得る。使用される具体的な可塑剤、及びその使用される量は、さまざまな要素によって異なり得る。例えば、具体的な可塑剤及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有するよう選択され得る。別の例において、具体的な可塑剤及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し、かつ結果として得られる接着層のショアA硬度が約30未満、約20未満、又は約10未満となるよう選択され得る。更に別の例において、具体的な可塑剤及び/又はその量は、25℃及び剪断速度0.01秒−1の組成物について、接着剤組成物が18,000cps〜140,000cpsの粘度を有し、かつ25℃及び剪断速度1秒−1の組成物について、700,000cps〜4,200,000cpsの粘度を有する液体組成物となるよう選択され得る。
接着層を形成する反応生成物には更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーが含まれ得る。このアルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーは、1種以上のモノマーを含み得る。アルキレン官能基には、エチレングリコール及びプロピレングリコールが挙げられる。グリコール官能基はいくつかの単位から構成され、このモノマーは1〜10個のアルキレンオキシド単位、1〜8個のアルキレンオキシド単位、又は4〜6個のアルキレンオキシド単位のうち任意のものを有し得る。アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーは、プロピレングリコールモノアクリレート(Cognis Ltd.からBISOMER PPA6として販売)を含み得る。このモノマーは6個のプロピレングリコール単位を有している。アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーは、エチレングリコールモノメタクリレート(Cognis Ltd.からBISOMER MPEG350MAとして販売)を含み得る。このモノマーは平均で7.5個のエチレングリコール単位を有している。
接着層は、アルキレンオキシド基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを、約5〜約30重量%、又は約10〜約20重量%含み得る。使用される具体的なモノマー、及びその使用される量は、さまざまな要素によって異なり得る。例えば、具体的なモノマー及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有するよう選択され得る。別の例において、具体的なモノマー及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し、かつ結果として得られる接着層のショアA硬度が約30未満、約20未満、又は約10未満となるよう選択され得る。更に別の例において、具体的なモノマー及び/又はその量は、25℃及び剪断速度0.01秒−1の組成物について、接着剤組成物が18,000cps〜140,000cpsの粘度を有し、かつ25℃及び剪断速度1秒−1の組成物について、700,000cps〜4,200,000cpsの粘度を有する液体組成物となるよう選択され得る。
この接着層は、上述のように、粘着付与剤をごくわずかしか、又は全く含まない。粘着付与剤は一般に、接着剤の粘着度を増大させるために使用される。使用される具体的な粘着付与剤、及びその使用される量は、さまざまな要素によって異なり得る。粘着付与剤及び/又はその量は、接着層が、約15N/mm以下、10N/mm以下、又は6N/mm以下のガラス基材間の劈開強度を有するように選択され得る。具体的な粘着付与剤及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有するよう選択され得る。別の例において、具体的な粘着付与剤及び/又はその量は、25℃及び1秒−1で組成物の粘度を測定したときに、接着剤組成物が、約100〜140,000cps、約100〜約10,000cps、約100〜約5000cps、約100〜約1000cps、約200〜約700cps、約200〜約500cps、又は約500〜約4000cpsの粘度を有し、かつ結果として得られる接着層のショアA硬度が約30未満、約20未満、又は約10未満となるよう選択され得る。更に別の例において、具体的な粘着付与剤及び/又はその量は、25℃及び剪断速度0.01秒−1の組成物について、接着剤組成物が18,000cps〜140,000cpsの粘度を有し、かつ25℃及び剪断速度1秒−1の組成物について、700,000cps〜4,200,000cpsの粘度を有する液体組成物となるよう選択され得る。
接着層は、約15〜約50重量%の多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、約15〜約50の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約25重量%の可塑剤を含み得る。この反応生成物は更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを約10〜約20重量%含み得る。この接着層は、約15N/mm未満、約10N/mm未満、又は約6N/mm未満の、ガラス対ガラスの劈開力を有し得る。
接着層は、約20〜約60重量%の多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、約30〜約60の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約25重量%の可塑剤を含み得る。この反応生成物は更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを約10〜約20重量%含み得る。この接着層は、約15N/mm未満、約10N/mm未満、又は約6N/mm未満の、ガラス対ガラスの劈開力を有し得る。
接着層は、約25〜約45重量%の多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、約40〜約60の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約15重量%の可塑剤を含み得る。この反応生成物は更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを約10〜約20重量%含み得る。接着層は、約20〜約50重量%の多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、約30〜約60の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約25重量%の可塑剤を含み得る。この反応生成物は更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを約10〜約20重量%含み得る。接着層は、約25〜約45重量%の多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、約40〜約60の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約15重量%の可塑剤を含み得る。この反応生成物は更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを約10〜約20重量%含み得る。接着層は、約30〜約60重量%の多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、約20〜約30重量%の反応性希釈剤との反応生成物、及び5超〜約10重量%の可塑剤、約5〜約10重量%のアルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマー、約2〜約10重量%のヒュームドシリカを含み得る。
光学アセンブリは、ディスプレイパネル、実質的に透明な基材、及びこのディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に配置された接着層とを含み得、この接着層は、多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマー、及び炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーの反応生成物、及び液体ゴムを含み得る。
この多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーは、多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマー、多官能イソプレン(メタ)アクリレートオリゴマー、及びブタジエンとイソプレンのコポリマーを含む多官能(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る(comprising)。多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーは、多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーを含み得る。炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーは、炭素原子8〜20個のペンダント基を含み得る。液体ゴムには、液体イソプレンが含まれ得る。
有用な多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマー類には、二官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーCN307(Sartomer Co.から販売)が挙げられる。有用な多官能ポリイソプレン(メタ)アクリレートオリゴマー類には、メタクリレート化イソプレンオリゴマーUC−102及びUC−203(Kuraray America,Inc.から販売)が挙げられる。
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する有用な単官能(メタ)アクリレートモノマー類には、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、イソデシルアクリレート、及びステアリルアクリレートが挙げられる。
液体ゴムには、LIR−30液体イソプレンゴム及びLIR−390液体ブタジエン/イソプレンコポリマーゴム(Kuraray,Inc.から販売)並びにRICON 130液体ポリブタジエンゴム(Sartomer Co.,Inc.から販売)が含まれ得る。
接着層には更に、上述のように可塑剤が含まれ得る。
接着層には、約20〜約60重量%の多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する約20〜約60重量%の単官能(メタ)アクリレートモノマーとの反応生成物、並びに、5超〜約25重量%の液体ゴムが含まれ得る。
接着層には、約20〜約50重量%の多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する約20〜約50重量%の単官能(メタ)アクリレートモノマーとの反応生成物、並びに、5超〜約25重量%の液体ゴムが含まれ得る。
この接着層は、上述のように、粘着付与剤をごくわずかしか、又は全く含まない。
接着層は、粘着付与剤を含み得る。粘着付与剤は周知であり、接着剤の粘着力又はその他の特性を強化するのに使用される。粘着付与剤にはさまざまは種類があるが、ほぼあらゆる粘着付与剤は、ウッドロジン、ガムロジン、又はトール油ロジンから誘導されるロジン樹脂、石油系原料から製造される炭化水素樹脂、又は木材若しくは特定の果物のテルペン原料から誘導されるテルペン樹脂に分類され得る。接着層は、例えば0.01〜約20重量%、0.01〜約15重量%、0.01〜約10重量%の粘着付与剤を含み得る。接着層は、接着層の総重量に比較して、例えば0.01〜約5重量%、又は約0.01〜約0.5重量%の粘着付与剤を含む、実質的に粘着付与剤を含まない状態であり得る。接着層は粘着付与剤を含まなくともよい。
接着層は柔らかくともよく、例えば接着層は、約30未満、約20未満、又は約10未満のショアA硬度を有し得る。
接着層は、収縮をほとんど呈さないか又は全く呈さなくともよく、例えば約5%未満であり、これは許容される量に依存する。
別の実施形態において、接着剤はシリコーン系であり得る。例えば、接着剤は、水素化ケイ素官能基シリコーンとビニル基又はアリル基シリコーンとの間に追加の硬化化学反応を利用することができる。追加の硬化シリコーン類は当該技術分野において周知であり、しばしば、熱又は紫外線照射によって活性化可能な白金系触媒が組み込まれる。同様に二成分シリコーン液体接着剤又はゲル形成材料が、この揺変性の印刷可能な材料の基盤として使用することができる。これらのタイプのシリコーンは、縮合化学反応に依存しており、硬化メカニズムを促進するために熱が必要である。
一般に接着層は、例えば、接着層の屈折率、又は液体接着組成物の粘度(後述)を改変するために、金属酸化物粒子を含み得る。実質的に透明な金属酸化物粒子を使用することができる。例えば、接着層中にある金属酸化物粒子の厚さ1mmのディスクは、ディスクに入射する光の約15%未満を吸収し得る。金属酸化物粒子の例には、粘土、Al2O3、ZrO2、TiO2、V2O5、ZnO、SnO2、ZnS、SiO2、及びこれらの混合物、並びに他の十分に透明な非酸化物セラミック材料が挙げられる。金属酸化物粒子は、接着層中、並びに層がコーティングされる元となる組成物中での分散性を改善するために、表面処理することができる。この表面処理化学物質の例としては、シラン類、シロキサン類、カルボン酸類、ホスホン酸類、ジルコン酸塩類、チタン酸塩類などが挙げられる。こうした表面処理化学物質を適用する技術は既知である。セルロース、ひまし油ワックス、及びポリアミド含有充填剤などの有機充填剤も使用することができる。
いくつかの実施形態において、接着層はヒュームドシリカを含む。好適なヒュームドシリカには、AEROSIL 200、及びAEROSIL R805(両方ともEvonik Industriesから販売)、CAB−O−SIL TS 610、及びCAB−O−SIL T 5720(両方ともCabot Corp.から販売)、並びにHDK H2ORH(Wacker Chemie AGから販売)が挙げられるがこれらに限定されない。
いくつかの実施形態において、接着層は、例えばAEROXIDE ALU 130(Evonik(Parsippany,NJ)から販売)などのヒュームド酸化アルミニウムを含む。
いくつかの実施形態において、接着層は、例えばGARAMITE 1958(Southern Clay Productsから販売)などの粘土を含む。
金属酸化物粒子は、望ましい効果を生じるのに必要な量で使用することができ、例えば、接着層の総重量を基準として、約2〜約10重量%、約3.5〜約7重量%、約10〜約85重量%、約40〜約85重量%の量で使用することができる。金属酸化物粒子は、望ましくない色、ヘイズ、又は透過特性を付け加えない範囲でのみ、加えることができる。一般に、粒子は約1nm〜約100nmの平均粒径を有し得る。
いくつかの実施形態において、光学的に透明な液体接着剤は、非反応性のオリゴマーレオロジー変性剤を含む。理論に束縛されるものではないが、非反応性のオリゴマーレオロジー変性剤は、水素結合又は他の自己会合メカニズムを介して、低剪断速度での粘度を構築する。非反応性オリゴマーレオロジー変性剤の好適な例には、ポリヒドロキシカルボン酸アミド類(例えばBYK 405、Byk−Chemie GmbH(Wesel,Germany)から販売)、ポリヒドロキシカルボン酸エステル類(例えばBYK R−606、Byk−Chemie GmbH(Wesel,Germany)から販売)、変性尿素(例えばDISPARLON 6100、DISPARLON 6200又はDISPARLON 6500、King Industries(Norwalk,CT)から販売、又はBYK 410、Byk−Chemie GmbH(Wesel,Germany)から販売)、金属スルホン酸塩(例えばK−STAY 501、King Industries(Norwalk,CT)から販売、又はIRCOGEL 903、Lubrizol Advanced Materials(Cleveland,OH)から販売)、アクリレート化オリゴアミン類(例えばGENOMER 5275、Rahn USA Corp(Aurora,IL)から販売)、ポリアクリル酸(例えばCARBOPOL 1620、Lubrizol Advanced Materials(Cleveland,OH)から販売)、変性ウレタン類(例えばK−STAY 740、King Industries(Norwalk,CT)から販売)、又はポリアミド類が挙げられるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態において、非反応性オリゴマーレオロジー変性剤は、相分離を制限しヘイズを最小に抑えるよう、光学的に透明な接着剤と相溶性かつ混和性となるように選択される。
いくつかの実施形態において、接着層は、光学的に透明な揺変性液体接着剤から形成され得る。本明細書で使用されるとき、組成物が剪断薄化(shear thins)する場合、すなわち、組成物が所定の時間にわたって剪断応力に曝されたときに粘度が低下し、その後に剪断応力が低下又は除去されると粘度が回復するか又は一部回復する場合、その組成物は揺変性であると見なされる。そのような接着剤は、ゼロ応力又はほぼゼロの応力条件においては、ほとんど又は全く流動性を呈さない。揺変性の利点は、低剪断速度条件で粘度が急速に低下するため、接着剤を、ニードル分配として処理することにより容易に分配できることである。単なる高粘度に勝る揺変性の性質の主な利点は、高粘度接着剤は分配が困難であり、塗布時に流動しにくいという点である。接着剤組成物は、組成物に粒子を追加することによって、揺変性にすることができる。いくつかの実施形態において、約2〜約10重量%、又は約3.5〜約7重量%のヒュームドシリカを液体接着剤に追加して揺変性が付与される。
いくつかの実施形態において、剪断速度1〜10秒−1で30Pa.s以下、約2〜約30Pa・s、及び特に約5〜約20Pa・sの粘度を有する光学的に透明な液体接着剤は、揺変剤と組み合わせることにより、ステンシル印刷又はスクリーン印刷に好適な、光学的に透明な揺変性液体接着剤を形成することができる。揺変剤の効果及びその光学特性は、光学的に透明な液体接着剤の組成物と、その揺変剤との相互作用とに依存する。例えば、会合性揺変性物質又は親水性シリカの場合、アクリル酸、酸又はヒドロキシル基含有モノマー又はオリゴマーなどの極性の高いモノマーが存在すると、揺変性又は光学的性能を阻害することがある。
いくつかの実施形態において、光学的に透明な液体接着剤の粘度は、2つ以上の異なる剪断速度で制御され得る。一実施形態において、接着層は、25℃及び剪断速度10秒−1において、約2〜約30Pa・s、特に約5〜約20Pa・sの粘度を有する。一実施形態において、接着層は、25℃及び剪断速度0.01秒−10において、約700〜約10,000Pa・s、特に約1,000〜約8,000Pa・sの粘度を有する。一実施形態において、接着層は、25℃及び剪断速度1秒−1において、約18Pa・s〜約140Pa・s、特に約30〜約100Pa・sの粘度を有する。
いくつかの実施形態において、10Paの応力が接着剤に2分間印加されたときに、接着層は、約0.2ラジアン以下の転位クリープを有する。特に、10Paの応力が接着剤に2分間印加されたときに、光学的に透明な液体接着層は、約0.1ラジアン以下の転位クリープを有する。一般に、転位クリープは、AR2000レオメーター(TA Instruments製造)及び直径40mm×1°円錐を25℃で使用して測定される値であり、10Paの応力が接着剤に印加されたときに円錐の回転角度として定義される。転位クリープは、例えば重力及び表面張力などの非常に低い応力条件において、揺変性接着層の、流動又はサグに抵抗する能力に関係する。
いくつかの実施形態において、光学的に透明な液体接着層は、円錐及びプレートレオメーターに1Hzの周波数で80μN・mのトルクがかかった場合、45度以下、具体的には42度以下、具体的には35度以下、より具体的には30度以下の差分を有する。差分は、振動する力(応力)が材料に適用され、結果として転位(ひずみ)が測定されるときの、応力とひずみとの間の位相遅れである。差分の単位は度で表わされる。差分は、非常に低い振動応力で、揺変性接着層の「固体的な」性質、又はそのノンサグ性質に関連する。
接着層はまた、ステンシル印刷用途におけるスキージなどの装置の下を通過してから短時間以内にノンサグ構造を回復する能力をも有する。一実施形態において、この接着層の回復時間は、1Hzの周波数で約1000μN・mのトルクが60秒間印加され、その直後に1Hzの周波数で約80μN・mのトルクが印加された後、約60秒未満、具体的には約30秒未満、より具体的には約10秒未満で、35度の差分に到達する。
光開始剤は、紫外線照射による硬化の場合、液体組成物に使用され得る。フリーラジカル硬化のための光開始剤には、有機過酸化物、アゾ化合物、キニーネ類、ニトロ化合物、アシルハロゲン化物、ヒドラゾン類、メルカプト化合物、ピリリウム化合物、イミダゾール類、クロロトリアジン類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル類、ケトン類、フェノン類、及び同様物が挙げられる。例えば、接着剤組成物には、LUCIRIN TPO−LとしてBASF Corp.から販売されているエチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィネート、又は、IRGACURE 184としてCiba Specialty Chemicalsから販売されている1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンが含まれ得る。光開始剤は、重合性組成物中のオリゴマー及びモノマー材料の重量に対して約0.1〜10重量%又は0.1〜5重量%の濃度でしばしば用いられる。
液体組成物及び接着層は、所望により、例えば連鎖移動剤、酸化防止剤、安定剤、難燃剤、粘度改変剤、消泡剤、静電気防止剤及び湿潤剤などの1つ以上の添加剤を含み得る。光学接着剤に色が必要な場合には、染料及び顔料、蛍光染料及び顔料、燐光染料及び顔料などの着色剤を使用することができる。
上述の接着層は、接着剤組成物又は液体組成物を硬化させることによって形成される。任意の形態の電磁放射線を使用することができ、例えば、液体組成物は紫外線照射及び/又は熱を使用して硬化され得る。電子ビーム照射も使用することができる。上述の液体組成物は同様に、化学線(すなわち、光化学活性の発生をもたらす放射線)を使用して硬化させることができる。例えば、化学線は約250〜約700nmの放射線を含み得る。化学線源には、タングステンハロゲンランプ、キセノン及び水銀アークランプ、白熱灯、殺菌灯、蛍光ランプ、レーザ、及び発光ダイオードが挙げられる。紫外線照射は、例えばFusion UV Systemsから販売されている高強度連続発光システムを用いて供給することができる。
いくつかの実施形態において、化学線は、組成物が部分的に重合するように、液体組成物の層に適用され得る。液体組成物は、ディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に配置されて、部分的に重合し得る。液体組成物は、ディスプレイパネル又は実質的に透明な基材の上に配置され、部分的に重合してから、他のディスプレイパネル及び基材をその部分的に重合した層の上に配置することができる。
いくつかの実施形態において、化学線は、組成物が完全又はほぼ完全に重合するように、液体組成物の層に適用され得る。液体組成物は、ディスプレイパネルと実質的に透明な基材との間に配置されてから、完全又はほぼ完全に重合し得る。液体組成物は、ディスプレイパネル又は実質的に透明な基材の上に配置され、完全又はほぼ完全に重合してから、他のディスプレイパネル及び基材をその重合した層の上に配置することができる。
組み立てプロセスにおいて、一般に、実質的に均一な液体組成物の層を有することが望ましい。2つのコンポーネントは所定の位置に確実に保持される。必要に応じて、アセンブリの上面全体にわたって均一な圧力を加えてよい。必要に応じて、ガスケット、支持棒、シム及び/又はスペーサを使用して、コンポーネントを互いに対して一定の距離に保持することにより、層の厚さを調整してもよい。あふれ出たものからコンポーネントを保護するために、マスキングが必要とされることがある。吸引装置又は他の手段により、封入された空気の空洞を防止するか、又はなくすことができる。次に放射線を照射して、接着層が形成され得る。
2つのコンポーネント間にエアギャップ又はセルを形成し、次いで、液体組成物をこのセル内に配置することにより、光学アセンブリが作製され得る。この方法の例は、米国特許第6,361,389 B1号(Hogueら)に記載されており、周囲に沿ったシールがエアギャップ又はセルを形成するように、コンポーネント同士を周縁部で接着することを含む。接着は、例えば両面感圧接着テープ、ガスケット、RTVシールなどの接着テープなど、この接着が上述の再加工可能性を阻害しない限り、任意のタイプの接着を用いて実施することができる。次に、液体組成物を、周縁の開口部からセル内に注ぎ込む。あるいは、おそらくは注射器などの何らかの加圧注入手段を用いて、液体組成物をセルに注入する。セルが満たされたときに、空気を逃がすことができるようにするために、別の開口が必要である。吸引装置などの排出手段を使用して、そのプロセスを容易にすることができる。次に、上述のように化学線又は熱を照射して、接着層が形成され得る。
米国特許第5,867,241号(Sampicaら)に記載されたようなアセンブリ取付具を使用して光学アセンブリを調製することができる。この方法では、平板を含み、その平板の中にピンを圧入した取付具が提供される。ピンは、ディスプレイパネルとディスプレイパネルに取り付けられるコンポーネントとの寸法に合致するピン領域を形成するように、所定の形状で配置される。ピンは、ディスプレイパネル及び他のコンポーネントがピン領域に降ろされたときに、ディスプレイパネル及び他のコンポーネントの4つの各隅部が、ピンによって所定の位置に保持されるように構成される。取付具は、位置合わせ精度を適切に調整して、光学アセンブリのコンポーネントの組み立て及び位置合わせに寄与する。このアセンブリ方法の他の実施形態は、Sampicaらの特許に記述されている。米国特許第6,388,724 B1号(Campbellら)では、支持棒、シム及び/又はスペーサを使用して、部品を互いに対して一定の距離で保持し得る方法が記述されている。
別の実施形態において、光学的に透明な揺変性液体接着剤は、ステンシル印刷の方法を用いて、組み立てられるコンポーネントの片面又は両面に塗布され得る。ステンシル印刷は、薄い金属、プラスチック又は厚紙から切り抜かれ又は製造されたステンシルの開口部を通して、接着剤をブラシ、スプレー、又はスキージを用いてパターンを転写する方法である。滑らかで均一な厚さの接着剤液体コーティングが得られることから、スキージが望ましい。ステンシルは好ましくは金属、プラスチック又は厚紙で画定された外周又は外縁のみを有し、ステンシルの内側は金属、プラスチック又は厚紙が全くない状のままにする。所望により、ステンシルを強化するため、又は、ステンシルの内側でスキージのサグを防止するために、うね、又は幅狭の金属、プラスチック又は厚紙が、ステンシル内側の片側から反対側へと渡されてもよい。ステンシル材料は好ましくは金属である。
本明細書に開示した光学アセンブリは、典型的には層の形態の更なるコンポーネントを含むことができる。例えば、酸化インジウムスズ又は他の適切な材料の層を含む加熱源をコンポーネントの1つに配置することができる。更なるコンポーネントが、例えば、米国特許出願公開第2008/0007675 A1号(Sanelleら)に記載されている。
ディスプレイパネルは、例えば液晶ディスプレイパネルなどの任意のパネルタイプを含み得る。液晶ディスプレイパネルは周知であり、通常、ガラス又はポリマー基材などの、2枚の実質的に透明な基材間に配置された液晶材料を含む。本明細書で使用されるとき、実質的に透明とは、光学的用途に好適な基材を指し、460〜720nmの範囲で少なくとも85%の透過率を有する。光学的基材は、厚さ1ミリメートル当たり、460nmで約85%超の透過率、530nmで約90%超の透過率、及び670nmで約90%超の透過率を有し得る。実質的に透明な基材の内側面には、電極として機能する透明な導電材料がある。場合によっては、実質的に透明な基材の外側面には、基本的に、ただ1つの偏光状態の光だけを通す偏光フィルムがある。電圧が電極に対して選択的に印加されると、液晶材料は再配向して光の偏光状態を変え、それにより、画像が形成される。液晶ディスプレイパネルにはまた、マトリクスパターンで配置された複数の薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタアレイパネルと、共通電極を有する共通電極パネルとの間に配置された液晶材料が含まれ得る。
ディスプレイパネルには、プラズマディスプレイパネルが含まれ得る。プラズマディスプレイパネルは周知であり、通常、2枚のガラスパネル間に位置する小セル内に配置されたネオン及びキセノンなどの希ガスからなる不活性混合物を含む。制御回路は、パネル内の電極を帯電させて、ガスがイオン化され、プラズマを形成するようにし、次いで、プラズマが蛍光体を励起して発光させる。
ディスプレイパネルには、有機エレクトロルミネセンスパネルが含まれ得る。これらのパネルは本質的に、2枚のガラスパネルの間に配置された有機材料の層である。この有機材料には、有機発光ダイオード(OLED)又はポリマー発光ダイオード(PLED)が含まれ得る。これらのパネルは周知である。
ディスプレイパネルには、電気泳動ディスプレイが含まれ得る。電気泳動ディスプレイは周知であり、典型的に、電子ペーパー又はEペーパーと呼ばれるディスプレイ技術に使用される。電気泳動ディスプレイには、2枚の透明な電極パネルの間に配置された帯電した液体物質が含まれる。帯電した液体物質には、無極性炭化水素中に懸濁したナノ粒子、染料及び帯電剤が含まれ、あるいは、帯電粒子が充填されたマイクロカプセルが炭化水素材料中に懸濁したものが含まれ得る。このマイクロカプセルは更に液体ポリマー層中に懸濁され得る。
光学アセンブリに使用される実質的に透明な基材には、さまざまなタイプ及び材料が含まれ得る。実質的に透明な基材は、光学的用途に好適であり、典型的には460〜720nmの範囲で少なくとも85%の透過率を有する。この実質的に透明な基材は、厚さ1ミリメートル当たり、460nmで約85%超の透過率、530nmで約90%超の透過率、及び670nmで約90%超の透過率を有し得る。
実質的に透明な基材は、ガラス又はポリマーを含むことができる。有用なガラスには、ホウケイ酸、ソーダ石灰、及び保護カバーとしてディスプレイ用途での使用に適した他のガラスがある。使用可能な具体的なガラスには、Corning Inc.から販売されているEAGLE XG及びJADEガラス基材が含まれる。有用なポリマーには、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリカーボネート製フィルム又はプレート、ポリメチルメタクリレートフィルムなどのアクリルフィルム、並びにZEONOX及びZEONOR(Zeon Chemicals L.P.から販売)などのシクロオレフィンポリマーフィルムが挙げられる。実質的に透明な基材は好ましくは、ディスプレイパネル及び/又は接着層の屈折率に近い屈折率を有し、例えば約1.4〜約1.7である。実質的に透明な基材は通常、約0.5mm〜約5mmの厚さを有する。
実質的に透明な基材には、タッチスクリーンが含まれ得る。タッチスクリーンは周知であり、通常、2枚の実質的に透明な基材間に配置された透明な導電層を含む。例えば、タッチスクリーンには、ガラス基材とポリマー基材との間に配置された酸化インジウムスズが含まれ得る。
本明細書に開示されている光学アセンブリは、電話、テレビ、コンピュータモニタ、プロジェクタ又は標示板などの携帯用デバイスを含むがこれらに限定されないさまざまな光学デバイスに使用することができる。光学デバイスには、バックライトが含まれ得る。
以下の諸実施例で使用される材料を表1に記述する。
光学的に透明な液体接着剤の調製
光学的に透明な液体接着剤(LOCA)を含む、比較例1〜2(C1〜C2)及び実施例1〜9(Ex1〜9)の組成物が、表2に従って調製された。所与の組成物について、LOCA成分が黒色の混合容器Max 200(約100cm3)(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売)に入れられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。
光学的に透明な液体接着剤(LOCA)を含む、比較例1〜2(C1〜C2)及び実施例1〜9(Ex1〜9)の組成物が、表2に従って調製された。所与の組成物について、LOCA成分が黒色の混合容器Max 200(約100cm3)(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売)に入れられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。
硬度測定
サンプルパックは、上記のLOCAそれぞれについて4つの空洞成形型を充填することによって作製された。空洞サイズは、アルミプレートから切り抜かれた直径1”×厚さ0.25”(直径2.54cm×厚さ0.64cm)であった。成形型は、ガラス基板、ポリエチレンテレフタレート剥離ライナー、及び空洞を有するアルミプレートの3つのコンポーネントを含んでいた。金型の3つの要素であるガラス基板、剥離ライナー及びアルミ空洞は、クランプで一緒に固定してから、LOCAを充填した。充填された成形型を、紫外線システム(タイプHバルブ及びモデルLC−6コンベアシステムを装備したモデルF300S(すべてFusion UV Systems,Inc(Gaithersburg,Maryland)から販売))にそれぞれ通して紫外線照射に曝露させた。成形型をこのシステムに4”/秒(10.2cm/秒)の速度で5回通した。成形型をひっくり返し、この照射システムに4”/秒(10.2cm/秒)の速度で更に5回通して、部分的に硬化したLOCAをガラスプレート越しに照射し、LOCAを完全に硬化させるようにした。各面が受けたUVA総エネルギー量は、UV Power Puck II(EIT,Inc.(Sterling,Virginia)から販売)を用いた測定により、約2,500mJ/cm2であった。
サンプルパックは、上記のLOCAそれぞれについて4つの空洞成形型を充填することによって作製された。空洞サイズは、アルミプレートから切り抜かれた直径1”×厚さ0.25”(直径2.54cm×厚さ0.64cm)であった。成形型は、ガラス基板、ポリエチレンテレフタレート剥離ライナー、及び空洞を有するアルミプレートの3つのコンポーネントを含んでいた。金型の3つの要素であるガラス基板、剥離ライナー及びアルミ空洞は、クランプで一緒に固定してから、LOCAを充填した。充填された成形型を、紫外線システム(タイプHバルブ及びモデルLC−6コンベアシステムを装備したモデルF300S(すべてFusion UV Systems,Inc(Gaithersburg,Maryland)から販売))にそれぞれ通して紫外線照射に曝露させた。成形型をこのシステムに4”/秒(10.2cm/秒)の速度で5回通した。成形型をひっくり返し、この照射システムに4”/秒(10.2cm/秒)の速度で更に5回通して、部分的に硬化したLOCAをガラスプレート越しに照射し、LOCAを完全に硬化させるようにした。各面が受けたUVA総エネルギー量は、UV Power Puck II(EIT,Inc.(Sterling,Virginia)から販売)を用いた測定により、約2,500mJ/cm2であった。
硬度は、実施例4及び7以外のすべての実施例について、パックを室温に冷ましてからすぐに、Shore A Durometer(Rex Gauge Company,Inc.(Buffalo Grove,Illinois)から販売)で測定された。実施例4及び7については、室温で最低16時間硬化させた。
粘度測定
粘度測定は、40mm、1°ステンレススチール製円錐及びプレートを備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware)から販売)を使用して行われた。周波数0.01〜25秒−1、円錐とプレートとの間のギャップ28μm、25℃で、定常流法を用いて粘度が測定された。粘度は、25℃、剪断速度1秒−1で、組成物について報告される。
粘度測定は、40mm、1°ステンレススチール製円錐及びプレートを備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware)から販売)を使用して行われた。周波数0.01〜25秒−1、円錐とプレートとの間のギャップ28μm、25℃で、定常流法を用いて粘度が測定された。粘度は、25℃、剪断速度1秒−1で、組成物について報告される。
劈開強度と総エネルギー
劈開強度測定は、改変ASTM D 1062−02劈開強度検査方法を使用して行われた。LOCAを、標準の1”×3”(2.54cm×7.62cm)顕微鏡スライドの間に配置した。重なり面積は1in2(6.45cm2)、厚さは5mil(0.13mm)とした(5mil(0.13mm)のセラミック製スペーサービーズを接着剤上に配置してから、2枚のスライドガラスを一緒にラミネートした)。LOCA及びビーズの載った1枚目のスライドの上に、手で2枚目のスライドを乗せ、手で圧力をかけて、ラミネートを形成した。スライドの間のLOCAは、Omnicure 2000高圧Hgスポット硬化源(UVAエネルギー約2500mJ/cm2)(EXFO Photonic Solutions,Inc.(Mississauga,Ontario,Canada)から販売)で10秒間硬化させた。接着されたスライドガラスを次に、ASTM D 1062−02の指定に従い、アルミニウムブロックにずらして接着した。これには3M(商標)Scotch−Weld(商標)Epoxy Adhesive DP100(3M Company(St.Paul,Minnesota)から販売)を使用し、一晩硬化させてから検査を行った。これにより、一部のシリコーンも硬化させた(実施例4及び7)。劈開力は、MTS Insight 30 EL Electromechanical Testing System(Eden Prairie,Minnesota)を用いて測定された。クロスヘッド速度は72°F(22℃)で2インチ/分(5.08センチメートル/分)であった。結果は引き裂き強さ最大値、すなわち劈開強度(N/mm)及び総エネルギー(kg*mm)として報告される。破壊モードは、接着破壊又は凝集破壊のいずれかとして報告される。
劈開強度測定は、改変ASTM D 1062−02劈開強度検査方法を使用して行われた。LOCAを、標準の1”×3”(2.54cm×7.62cm)顕微鏡スライドの間に配置した。重なり面積は1in2(6.45cm2)、厚さは5mil(0.13mm)とした(5mil(0.13mm)のセラミック製スペーサービーズを接着剤上に配置してから、2枚のスライドガラスを一緒にラミネートした)。LOCA及びビーズの載った1枚目のスライドの上に、手で2枚目のスライドを乗せ、手で圧力をかけて、ラミネートを形成した。スライドの間のLOCAは、Omnicure 2000高圧Hgスポット硬化源(UVAエネルギー約2500mJ/cm2)(EXFO Photonic Solutions,Inc.(Mississauga,Ontario,Canada)から販売)で10秒間硬化させた。接着されたスライドガラスを次に、ASTM D 1062−02の指定に従い、アルミニウムブロックにずらして接着した。これには3M(商標)Scotch−Weld(商標)Epoxy Adhesive DP100(3M Company(St.Paul,Minnesota)から販売)を使用し、一晩硬化させてから検査を行った。これにより、一部のシリコーンも硬化させた(実施例4及び7)。劈開力は、MTS Insight 30 EL Electromechanical Testing System(Eden Prairie,Minnesota)を用いて測定された。クロスヘッド速度は72°F(22℃)で2インチ/分(5.08センチメートル/分)であった。結果は引き裂き強さ最大値、すなわち劈開強度(N/mm)及び総エネルギー(kg*mm)として報告される。破壊モードは、接着破壊又は凝集破壊のいずれかとして報告される。
収縮の測定
体積収縮パーセントは、Accupyc II 1340 Pycnometer(Micromeritics Instrument Corporation(Norcross,Georgia)から販売)を使用して測定された。既知質量の未硬化のLOCAサンプルを、比重計の銀製バイアル内に入れた。このバイアルを比重計に入れ、サンプルの体積が測定され、LOCAの密度がサンプルの体積及び質量に基づいて決定された。サンプル重量は約3.5グラムであった。硬化したLOCAサンプルの密度は、未硬化のものと同じ手順に従って測定された。硬化したLOCAサンプルは、硬度測定で記述したのと類似の手順に従って調製されたが、ただし、成形型はテフロン製プレートであり、空洞サイズは厚さ3.27mm、直径13.07mmであった。次に体積収縮が、次の等式から算出された:
{[(1/液体密度平均)−(1/硬化密度平均)]/(1/液体密度平均)}×100%
体積収縮パーセントは、Accupyc II 1340 Pycnometer(Micromeritics Instrument Corporation(Norcross,Georgia)から販売)を使用して測定された。既知質量の未硬化のLOCAサンプルを、比重計の銀製バイアル内に入れた。このバイアルを比重計に入れ、サンプルの体積が測定され、LOCAの密度がサンプルの体積及び質量に基づいて決定された。サンプル重量は約3.5グラムであった。硬化したLOCAサンプルの密度は、未硬化のものと同じ手順に従って測定された。硬化したLOCAサンプルは、硬度測定で記述したのと類似の手順に従って調製されたが、ただし、成形型はテフロン製プレートであり、空洞サイズは厚さ3.27mm、直径13.07mmであった。次に体積収縮が、次の等式から算出された:
{[(1/液体密度平均)−(1/硬化密度平均)]/(1/液体密度平均)}×100%
再加工可能性の測定
スライドガラスからLOCAを剥離する能力(すなわち再加工可能性)の定性的測定が、次の手順で行われた。LOCAを、2”×3”(5.08cm×7.62cm)のスライドガラス上に厚さ1mmで配置した。LOCA厚さは、5mil(0.13mm)に維持した(5mil(0.13mm)のセラミック製スペーサービーズを用い、これを接着剤上に配置してから、2枚のスライドガラスを一緒にラミネートした)。LOCA及びビーズの載った1枚目のスライドの上に、手で2枚目のスライドを乗せ、手で圧力をかけて、ラミネートを形成した。LOCAの硬化は、上述の硬度測定の手順に従った。硬化後、サンプルを室温条件に一晩置いた。再加工可能性は、長さ約1.5”(3.81cm)のかみそり刃エッジを用い、2枚のスライドガラスの間に、2”(5.08cm)の辺側から滑り込ませ、硬化したLOCAの劈開を開始した。かみそりの刃に手で力をかけて、スライドガラスをこじ開けた。力をかけて2枚のスライドガラスを完全に分離させるまでの時間が記録された。加えて、かけた力でスライドガラスが壊れたか否かも記録された。2枚のガラスプレートを剥離させる時間が短いほど、一般に、高い再加工可能性に相関すると考えられる。処置中にスライドガラスが壊れた場合は、反対側のスライドガラス上に付着して残ったガラスを、同様の手順によって除去した。すべてのガラスを除去した合計時間が報告された。2枚のガラスプレートを完全に剥離させる時間が短いほど、一般に、高い再加工可能性に相関すると考えられた。加えて、ガラスが壊れたか否か、壊れた場合はどの程度であったかも、モニターされ報告された。
スライドガラスからLOCAを剥離する能力(すなわち再加工可能性)の定性的測定が、次の手順で行われた。LOCAを、2”×3”(5.08cm×7.62cm)のスライドガラス上に厚さ1mmで配置した。LOCA厚さは、5mil(0.13mm)に維持した(5mil(0.13mm)のセラミック製スペーサービーズを用い、これを接着剤上に配置してから、2枚のスライドガラスを一緒にラミネートした)。LOCA及びビーズの載った1枚目のスライドの上に、手で2枚目のスライドを乗せ、手で圧力をかけて、ラミネートを形成した。LOCAの硬化は、上述の硬度測定の手順に従った。硬化後、サンプルを室温条件に一晩置いた。再加工可能性は、長さ約1.5”(3.81cm)のかみそり刃エッジを用い、2枚のスライドガラスの間に、2”(5.08cm)の辺側から滑り込ませ、硬化したLOCAの劈開を開始した。かみそりの刃に手で力をかけて、スライドガラスをこじ開けた。力をかけて2枚のスライドガラスを完全に分離させるまでの時間が記録された。加えて、かけた力でスライドガラスが壊れたか否かも記録された。2枚のガラスプレートを剥離させる時間が短いほど、一般に、高い再加工可能性に相関すると考えられる。処置中にスライドガラスが壊れた場合は、反対側のスライドガラス上に付着して残ったガラスを、同様の手順によって除去した。すべてのガラスを除去した合計時間が報告された。2枚のガラスプレートを完全に剥離させる時間が短いほど、一般に、高い再加工可能性に相関すると考えられた。加えて、ガラスが壊れたか否か、壊れた場合はどの程度であったかも、モニターされ報告された。
アセンブリの再加工
カバーシート及び/又はLCDパネルの表面上に残る、部分的に硬化したLOCA及び未硬化のLOCAのクリーニングを促進するため、分離したコンポーネントは、適切な硬化条件を用いて完全に硬化させた。硬化したLOCAは、その弾性特性により、延伸解離によって除去することができる。残った硬化LOCAは、カバーシート及びLCDパネルの上に感圧性接着テープを貼ることによって除去できる。残った硬化LOCAは、カバーシート及びLCDパネルの上の残った硬化LOCAの上に円筒形のロッドを置くことによっても除去できる。
カバーシート及び/又はLCDパネルの表面上に残る、部分的に硬化したLOCA及び未硬化のLOCAのクリーニングを促進するため、分離したコンポーネントは、適切な硬化条件を用いて完全に硬化させた。硬化したLOCAは、その弾性特性により、延伸解離によって除去することができる。残った硬化LOCAは、カバーシート及びLCDパネルの上に感圧性接着テープを貼ることによって除去できる。残った硬化LOCAは、カバーシート及びLCDパネルの上の残った硬化LOCAの上に円筒形のロッドを置くことによっても除去できる。
カバーシート及びLCDパネルの完全に硬化したアセンブリは、2枚のコンポーネント間のギャップサイズよりもわずかに小さい直径のワイヤ(例えばステンレススチール、グラスファイバー、又はナイロン)をピンと張って挿入することにより、分離できる。ピンと張ったワイヤは、コンポーネントの一方の側にしっかりと当たるように引っ張ることにより、2つのコンポーネントの間を通過させることができる。これによりワイヤはカバーシートの表面上に沿って圧力をもたらし、これにより2つのコンポーネントの剥離が促進される。ワイヤを通過させた後、2つのコンポーネントは手でねじることにより分離できる。
揺変性LOCA
光学的に透明な揺変性液体接着剤組成物の粘度測定。
粘度測定は、40mm、1°ステンレススチール製円錐及びプレートを備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware)から販売)を使用して行われた。粘度は、周波数0.001〜100秒−1、円錐とプレートとの間のギャップ28μm、25℃で、定常流法を用いて測定された。
光学的に透明な揺変性液体接着剤組成物の粘度測定。
粘度測定は、40mm、1°ステンレススチール製円錐及びプレートを備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware)から販売)を使用して行われた。粘度は、周波数0.001〜100秒−1、円錐とプレートとの間のギャップ28μm、25℃で、定常流法を用いて測定された。
光学的に透明な揺変性液体接着剤組成物の回転クリープ測定。
回転クリープ測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、応力10Paが接着組成物に2分間印加されたときの円錐の回転角がラジアンで記録された。
回転クリープ測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、応力10Paが接着組成物に2分間印加されたときの円錐の回転角がラジアンで記録された。
光学的に透明な揺変性液体接着剤組成物の差分測定。
差分測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、周波数1Hzでトルク80μN・mが60秒間印加されたときの差分が度で記録された。
差分測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、周波数1Hzでトルク80μN・mが60秒間印加されたときの差分が度で記録された。
光学的に透明な揺変性液体接着剤組成物の回復時間測定。
回復時間測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、光学的に透明な液体接着剤に対し、トルク80μN・mの後、周波数1Hzで60秒間トルク1000μN・mが印加された後の、最大値から35度まで減少する差分が、秒単位の時間で記録された。
回復時間測定は、直径40mm、1°の円錐を備えたAR2000レオメーターを用い、25℃で行われ、光学的に透明な液体接着剤に対し、トルク80μN・mの後、周波数1Hzで60秒間トルク1000μN・mが印加された後の、最大値から35度まで減少する差分が、秒単位の時間で記録された。
比較例3(C3)及び実施例10の組成物は、表5に従って調製された。成分は、白色の混合容器Max 300(約500cm3)(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売)に加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。実施例10の場合、容器の側面を掻き落として、すべてのヒュームドシリカが混入されるようにしてから、容器を更に4分間混合した。
実施例10の混合物を、厚さ約200μmで、2”×3”(5.08cm×7.62cm)の顕微鏡スライドの間に挟んだ。%T及びヘイズは、HazeGard Plus(BYK−Gardner USA(Columbia,MD))を用いて測定された。新しいコーティングは%Tが92.9(ガラスの補正なし)、ヘイズが1.49%であった。60℃/85% RHで72時間置いた後、コーティングは%Tが93.0(ガラスの補正なし)、ヘイズが0.91%であった。
比較例3及び実施例10の粘度は、25℃で、40mm、1°のステンレススチール製円錐及びプレート(TA Instruments(New Castle,Delaware))を備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware))上で測定された。剪断速度は0.001秒−1から100秒−1へと増加させた。さまざまな剪断速度での粘度を表6に示す。実施例10のビーズを、注射器/ニードルアセンブリからスライドグラス上に配置したとき、1分後に裸眼で検知可能なサグは見られなかった(ノンサグ)。実施例10は、剪断速度1秒−1で粘度18,000cps〜140,000cps、0.01秒−1で粘度700,000cps〜4,200,000cpsとして本明細書で指定された基準に適合している。しかしながらC3のビーズは、1秒−1で粘度19,000cpsであるにもかかわらず、1分後に裸眼で顕著なサグが見られた。C3は、剪断速度1秒−1で粘度18,000cps〜140,000cpsとして本明細書で指定された基準に適合している。しかしながらC3は剪断速度0.01秒−1で粘度がわずか20,400cpsであり、0.01秒−1で粘度700,000cps〜4,200,000cpsとして本明細書で指定された基準から外れている。
比較例3及び実施例10の転位クリープ値が、25℃で、AR2000レオメーターと、直径40mm、1°の円錐とを用いて測定された。これは、10Paの応力が接着剤に2分間印加されたときのコーンの回転角度として定義される。実施例10は、2分間後に転位クリープ0.021ラジアンであり、これは<0.1ラジアンとして本明細書で指定された基準に適合している。しかしながらC3は、2分後の転位クリープが1.08ラジアンで、この基準には適合していない。
光学的に透明な揺変性液体接着剤は、表7の成分を、白色の混合容器Max 300(約500cm3)(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売)に加え、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで混合することにより調製された。4分間混合した後、容器の側面を掻き落として、すべてのヒュームドシリカが混入されるようにしてから、容器を更に4分間混合した。
比較例4並びに実施例11及び12の粘度は、比較例3及び実施例10の上述されたのと同様に測定された。この結果を表8に示す。揺変性は、剪断速度1秒−1で粘度18Pa.s〜140Pa.sを有し、0.01秒−1で粘度700Pa.s〜4200Pa.sを有する場合、良好であると見なされた。
比較例4並びに実施例11及び12は、厚さ約200μmで、2”×3”(5.08cm×7.62cm)の顕微鏡スライドの間に挟み、300W/インチ(118.1W/cm)のFusion Hバルブ及びUVAエネルギー3000mJ/cm2(UV Power Puck(EIT,Inc.(Sterling,Va.))で測定)を使用して硬化させた。ヘイズは、HazeGard Plus(BYK−Gardner USA(Columbia,MD))を用いて測定された。ヘイズの値は表8に報告されている。硬化した接着剤は、ヘイズが<1%の場合は良好であると見なされた。
重量喪失は、約15gの揺変性物質を容器Max 300(約500cm3)(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売)に入れ、この揺変性物質の容器を25℃で2分間2000Paの減圧にかけて、測定した。減圧処理の前と後の揺変性物質の重量を使用して、重量喪失%を計算した。この値が表8に報告されている。実施例11は、重量喪失が0.033%で、2000Paの圧力で真空ラミネーション中に発泡が生じなかったが、C4は重量喪失が0.177%で、2000Paの圧力で真空ラミネーション中にかなりの発泡が生じた。
揺変性LOCAの組成物は、表9に従って調製された。下記に別に記載のない限り、成分は、白色の混合容器(Max 100カップ(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売))に加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。
比較例C6〜C13については、BYK添加剤が白色混合容器(Max 100カップ(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売))中のLOCAに加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。A200が、この混合カップに加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。
比較例C19〜C21については、混合した成分を100℃で30分間加熱し、揺変性添加剤を組み入れた。加熱後、混合した成分を室温まで冷ましてから、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合した。
比較例C30は、変更されていないLOCA 2312である。
実施例15については、0.26グラムのA100が白色混合容器(Max 60カップ(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売))中にある5グラムのDBA1000に加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。比較例C30は、変更されていないDBA1000である。
SVR1300に基づく揺変性LOCAの比較例の組成物は、表10に従って調製された。下記に別に記載のない限り、成分は、白色の混合容器(Max 100カップ(FlackTek Inc.(Landrum,South Carolina)から販売))に加えられ、Hauschild Speedmixer(商標)DAC 600 FV(FlackTek Inc.から販売)を用いて2200rpmで4分間混合された。比較例C32は、変更されていないSVR1300である。
レオロジー測定
粘度、転位クリープ及び差分測定値は表11に見出すことができる。
粘度、転位クリープ及び差分測定値は表11に見出すことができる。
揺変性LOCAの光学特性
透過率%T及びヘイズは、HazeGard Plus(BYK−Gardner USA(Columbia,MD))を用いて測定された。結果は、各特性の3つの測定値の最小値が表12にまとめられている。
透過率%T及びヘイズは、HazeGard Plus(BYK−Gardner USA(Columbia,MD))を用いて測定された。結果は、各特性の3つの測定値の最小値が表12にまとめられている。
原液1(SS1)は、85.45部のU−Pica 8967A、30.86部のCD611、42.73部のSR506A、28.48部のKE311、213.74部のBisomer PPA6、23.74部の大豆油、及び2.50部のTPO−Lを混合することによって調製された(ここで部は重量比)。
原液2(SS2)は、93.2部のCN9018、80.4部のCD611、64.3部のSRS506A、48.2部のBisomer PPA6、32.2部の大豆油、及び3.22部のTPO−Lを混合することによって調製された。
原液3(SS3)は、185.3部のU−Pica 8967A、73.4部のU−Pica 8967AX、40.6部のCD611、56.2部のSR506A、67.8部のKE311、31.2部のBisomer PPA6、38部のsoybean oil、及び7.5部のTPO−Lを混合することによって調製された。
下記の比較例及び実施例は、表13に従って調製された。
C31〜C37及びE16〜E18の粘度、差分、回転クリープ、及びヘイズは、表14に示されている。
差分最大値から35度へ減少する際の差分の回復時間は表15に記載されている。
比較例C38及びC39は、表16に従って調製された。
比較例C38及びC39の粘度は、25℃で、40mm、1°のステンレススチール製円錐及びプレート(TA Instruments(New Castle,Delaware))を備えたAR2000レオメーター(TA Instruments(New Castle,Delaware))で測定された。剪断速度は0.001秒−1から100秒−1へと増加させた。さまざまな剪断速度での粘度を表17に示す。
実施例19の厚さ150μmのコーティングは、厚さ1mmの顕微鏡用スライドグラスの間に調製され、3000mJ/cm2のUVAエネルギー(EIT Power Puck IIラジオメーターで測定)を照射した。ヘイズ及び%T(Byk Gardner HazeGard Plusで測定)はそれぞれ、91.6%及び3.1%であった。
以上、本発明の多くの実施形態について述べた。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなくさまざまな修正を行えることが理解されよう。したがって、その他の実施形態も、以下の特許請求の範囲の範疇にある。
Claims (77)
- ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイと該実質的に透明な基材との間に配置された接着層と、を含む光学アセンブリであって、該接着層が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマー、及び
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む反応性希釈剤の反応生成物と、
可塑剤と、を含む、光学アセンブリ。 - 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項1に記載の光学アセンブリ。 - 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項1に記載の光学アセンブリ。
- 25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する前記単官能(メタ)アクリレートモノマーが、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートを含む、請求項1に記載の光学アセンブリ。
- 前記テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートが、アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレートを含む、請求項4に記載の光学アセンブリ。
- 前記可塑剤が油を含む、請求項1又は3に記載の光学アセンブリ。
- 前記反応生成物が更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項1又は4に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が、
約20〜約60重量%の前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
約30〜約60重量%の前記反応性希釈剤と、
5超〜約25重量%の前記可塑剤と、の反応生成物を含む、請求項1に記載の光学アセンブリ。 - ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイと該実質的に透明な基材との間に配置された接着層と、を含む光学アセンブリであって、該接着層が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマー、及び、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む、反応性希釈剤との反応生成物を含む、光学アセンブリ。 - 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項9に記載の光学アセンブリ。 - 前記単官能(メタ)アクリレートモノマーが、25℃で約4〜約20cpsの粘度を有し、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートを含み、並びに、該単官能(メタ)アクリレートモノマーが、1〜10個のアルキレンオキシド単位を有するアルキレンオキシド官能基を有する、請求項9に記載の光学アセンブリ。
- 前記テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートが、アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレートを含む、請求項11に記載の光学アセンブリ。
- 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項11に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が、
約20〜約60重量%の前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
約40〜約80重量%の前記反応性希釈剤と、の反応生成物を含む、請求項9に記載の光学アセンブリ。 - ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイと該実質的に透明な基材との間に配置された接着層と、を含む光学アセンブリであって、該接着層が、
多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマー、及び
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーの反応生成物と、
液体ゴムと、を含む、光学アセンブリ。 - 前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能イソプレン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ブタジエン及びイソプレンのコポリマーを含む多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項15に記載の光学アセンブリ。 - 前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項15に記載の光学アセンブリ。
- 前記ペンダントアルキル基が、8〜20個の炭素原子を含む、請求項15に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体ゴムが液体イソプレンを含む、請求項15又は18に記載の光学アセンブリ。
- 可塑剤を更に含む、請求項15又は18に記載の光学アセンブリ。
- 前記可塑剤が油を含む、請求項20に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が、
約20〜約60重量%の前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する、約20〜約60重量%の前記単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
5超〜約25重量%の前記液体ゴムと、の反応生成物を含む、請求項15に記載の光学アセンブリ。 - 前記接着層が実質的に粘着付与剤を含まない、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が更にシリカを含む、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が、ガラス基材間で約15N/mm以下の劈開強度を有する、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記接着層が、約1μm〜約5mmの厚さを有する、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記ディスプレイパネルが液晶ディスプレイパネルを含む、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記実質的に透明な基材がタッチスクリーンを含む、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 約15cm2〜約5m2の面積を有する、請求項1、9及び15のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイパネルと該実質的に透明な基材との間に配置され、25℃及び1秒−1で約100〜約140,000cpsの粘度を有する、液体組成物と、を含む光学アセンブリであって、該液体組成物が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
可塑剤とを含む、光学アセンブリ。 - 25℃及び1秒−1で前記液体組成物の粘度が約100〜10,000cpsである、請求項30に記載の光学アセンブリ。
- 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項30に記載の光学アセンブリ。 - 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項30に記載の光学アセンブリ。
- 25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する前記単官能(メタ)アクリレートモノマーが、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートを含む、請求項30に記載の光学アセンブリ。
- 前記テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートが、アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレートを含む、請求項34に記載の光学アセンブリ。
- 前記可塑剤が油を含む、請求項30又は34に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体組成物が更に、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項30又は35に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体組成物が、
約20〜約60重量%の前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
約30〜約60重量%の前記単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
5超〜約25重量%の前記可塑剤と、を含む、請求項30に記載の光学アセンブリ。 - ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイパネルと該実質的に透明な基材との間に配置され、25℃及び1秒−1で約100〜約140,000cpsの粘度を有する、液体組成物と、を含む光学アセンブリであって、該液体組成物が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーと、を含む、光学アセンブリ。 - 25℃及び1秒−1で前記液体組成物の粘度が約100〜10,000cpsである、請求項39に記載の光学アセンブリ。
- 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエステル(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能ポリエーテル(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項39に記載の光学アセンブリ。 - 前記単官能(メタ)アクリレートモノマーが、25℃で約4〜約20cpsの粘度を有し、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート及びイソボルニル(メタ)アクリレートを含み、並びに、該単官能(メタ)アクリレートモノマーが、1〜10個のアルキレンオキシド単位を有するアルキレンオキシド官能基を有する、請求項40に記載の光学アセンブリ。
- 前記テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートが、アルコキシル化テトラヒドロフルフリルアクリレートを含む、請求項42に記載の光学アセンブリ。
- 前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ウレタン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項43に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体組成物が、
約20〜約60重量%の前記多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
約40〜約80重量%の前記反応性希釈剤と、を含む、請求項40に記載の光学アセンブリ。 - ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイパネルと該実質的に透明な基材との間に配置され、25℃及び1秒−1で約100〜約140,000cpsの粘度を有する、液体組成物と、を含む光学アセンブリであって、該液体組成物が、
多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
液体ゴムと、を含む、光学アセンブリ。 - 25℃及び1秒−1で前記液体組成物の粘度が約100〜10,000cpsである、請求項46に記載の光学アセンブリ。
- 前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーが、
多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
多官能イソプレン(メタ)アクリレートオリゴマーと、
ブタジエン及びイソプレンのコポリマーを含む多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、のうち1つ以上の任意のものを含む、請求項46に記載の光学アセンブリ。 - 前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーが、多官能ポリブタジエン(メタ)アクリレートオリゴマーを含む、請求項46に記載の光学アセンブリ。
- 前記ペンダントアルキル基が、8〜20個の炭素原子を含む、請求項46に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体ゴムが液体イソプレンを含む、請求項46又は50に記載の光学アセンブリ。
- 可塑剤を更に含む、請求項46又は50に記載の光学アセンブリ。
- 前記可塑剤が油を含む、請求項52に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体組成物が、
約20〜約60重量%の前記多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する、約20〜約60重量%の前記単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
5超〜約25重量%の前記液体ゴムと、を含む、請求項46に記載の光学アセンブリ。 - 前記液体組成物が実質的に粘着付与剤を含まない、請求項30、39及び46のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記液体組成物が、約1μm〜約5mmの厚さを有する、請求項30、39及び46のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記ディスプレイパネルが液晶ディスプレイパネルを含む、請求項30、39及び46のうちいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 前記実質的に透明な基材がタッチスクリーンを含む、請求項30、39及び46のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 約15cm2〜約5m2の面積を有する、請求項30、39及び46のいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- ディスプレイパネルを用意する工程と、
実質的に透明な基材を用意する工程と、
液体組成物を該ディスプレイパネル及び該基材の一方の上に配置する工程と、を含み、該液体組成物が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと、
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む反応性希釈剤と、
可塑剤と、を含み、
該ディスプレイパネル及び該基材のもう一方を該液体組成物の上に配置する工程と、
化学線を照射することによって該液体組成物を硬化させる工程と、を含む、光学アセンブリを作製する方法。 - ディスプレイパネルを用意する工程と、
実質的に透明な基材を用意する工程と、
液体組成物を該ディスプレイパネル及び該基材の一方の上に配置する工程と、を含み、該液体組成物が、
多官能(メタ)アクリレートオリゴマーと
25℃で約4〜約20cpsの粘度を有する単官能(メタ)アクリレートモノマー、及び、アルキレンオキシド官能基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーを含む、反応性希釈剤と、を含み、
該ディスプレイパネル及び該基材のもう一方を該液体組成物の上に配置する工程と、
化学線を照射することによって該液体組成物を硬化させる工程と、を含む、光学アセンブリを作製する方法。 - ディスプレイパネルを用意する工程と、
実質的に透明な基材を用意する工程と、
液体組成物を該ディスプレイパネル及び該基材の一方の上に配置する工程と、を含む、光学アセンブリを作製する方法であって、該液体組成物が、
多官能ゴム系(メタ)アクリレートオリゴマーと、
炭素原子4〜20個のペンダントアルキル基を有する単官能(メタ)アクリレートモノマーと、
液体ゴムと、を含む、光学アセンブリを作製する方法。 - ディスプレイパネルを用意する工程と、
実質的に透明な基材を用意する工程と、
約100〜約10,000cpsの粘度を有する重合可能な液体組成物を、該ディスプレイパネル及び該基材の一方の上に配置する工程と、
該ディスプレイパネル及び該基材のもう一方を該重合可能な液体組成物の上に配置する工程と、
化学線を照射することによって該重合可能な液体組成物を硬化させる工程と、を含む、光学アセンブリを作製する方法。 - 約15cm2〜約5m2の面積を有する、請求項60、61、62及び63のいずれか一項に記載の方法。
- ディスプレイパネルと、
実質的に透明な基材と、
該ディスプレイパネルと該実質的に透明な基材との間に配置され、ガラス基材間で約15N/mm以下の劈開強度を有する、接着層と、を含む光学アセンブリを用意する工程と、
該ディスプレイパネルと該基材を互いに分離する工程と、を含む、光学アセンブリを分解する方法。 - 前記光学アセンブリが約15cm2〜約5m2の面積を有する、請求項65に記載の方法。
- 携帯用デバイス、テレビ、コンピュータモニタ、ノートブックディスプレイ又はデジタル標示板を含む、請求項1、9、15、30、39及び46のいずれか一項に記載の光学アセンブリを含む光学デバイス。
- 前記液体組成物が更にシリカを含む、請求項30、39及び46のうちいずれか一項に記載の光学アセンブリ。
- 剪断速度1秒−1で約20Pa・s未満の粘度を有する、光学的に透明な液体接着剤と、
揺変性物質と、を含む光学的に透明な接着層であって、
該光学的に透明な接着層は、約2%未満のヘイズを有し
該光学的に透明な接着層は、剪断速度10秒−1で約2〜約30Pa・sの粘度、剪断速度0.01秒−1で約700〜約10,000Pa・sの粘度を有し、
該光学的に透明な接着層は、10Paの応力が約2分間印加されたときに約0.2ラジアン以下の転位クリープを有し、
該光学的に透明な接着層は、1Hzの周波数で約1000μN・mのトルクが約60秒間印加され、その直後に1Hzの周波数で80μN・mのトルクが印加された後、約60秒以下で35度の差分に到達する回復時間を有する、光学的に透明な接着層。 - 前記光学的に透明な接着層が、1Hzの周波数で80μN・mのトルクが印加されたときに、約42度以下の差分を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な接着層が、剪断速度10秒−1で約5〜約20Pa・sの粘度、剪断速度0.01秒−10で約1,000〜8,000Pa・sの粘度を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な接着層が、剪断速度1秒−1で約17〜約140Pa・sの粘度を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な接着層が、10Paの応力が約2分間印加されたときに約0.1ラジアン以下の転位クリープを有しする、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な液体接着剤が、剪断速度1秒−1で約10Pa・s未満の粘度を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な接着層が、1Hzの周波数で約1000μN・mのトルクが約60秒間印加され、その直後に1Hzの周波数で80μN・mのトルクが印加された後、約30秒以下で35度の差分に到達する回復時間を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記光学的に透明な接着層が、1Hzの周波数で約1000μN・mのトルクが約60秒間印加され、その直後に1Hzの周波数で80μN・mのトルクが印加された後、約10秒以下で35度の差分に到達する回復時間を有する、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
- 前記揺変性物質が、ヒュームドシリカ、ヒュームド酸化アルミニウム、ポリヒドロキシカルボン酸アミド、ポリヒドロキシカルボン酸エステル、変性尿素、金属スルホン酸塩、アクリレート化オリゴアミン、ポリアクリル酸、及び変性ウレタンからなる群から選択される、請求項69に記載の光学的に透明な接着層。
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